はてなキーワード: 甚平とは
最近、天敵が少なくなったからよく釣れるようになったよと釣具屋の親父から聞く
夕暮れごろの神社の境内に、赤い提灯を仕掛けておくのが狙い目だとのこと
参道には姿は見えないが先客がちらほらいるらしい
世代の古いお面やら、角のつぶれた玩具の箱やら、尾びれの股が分かれすぎた出目金やら、的屋の場所借りした仕掛けから、狛犬の首に巻いた赤い布や、灯篭の根元に置かれたきんちゃく袋みたいな古典的な仕掛けまで
太公望気取りを刺激するのも、糸が絡むのも嫌なので、目立たぬ方に歩みを進めて、自然とついた路地裏に陣取って、電柱に赤ちょうちんを仕掛けて、日が沈むのを待った
その辺の店の神棚からかっぱらってきたお神酒と、地べたに盛られた塩を肴にしょうもない時間を過ごし、時折寄ってくる野良猫を追っ払う
火に脂のはじける音がして、草履や法被が参道に喧騒を連れてくる
人込みは屋台に気をとられたかと思うと、鳥居をくぐって、音頭のなる方へと流れていく
どうも本通りを外れた提灯には見向きもされず、私の仕掛けは間抜けな明かりで地べたを照らすのみだ
しばらくするとひゅうんと音がして、人々の視線が空へと浮かび、的屋は客の視線を戻そうと声と身振りを大げさにしていく
夜の帳が降りたころが釣りの幕開けなのが粋で、空に火薬の花が開いたら帰る合図だと諦めの早い太公望が通りすがりに声をかけてくる
ますます見向きもされない仕掛けを前に、空からの破裂音がむなしく響いた
そろそろ潮時かと片付けの準備をしかけたころ、赤提灯の下に小さな影が丸い眼をしてやってきた
年の頃は5、6歳の童が水色の甚平を着て、綿菓子の袋を大事そうに抱えている
坊ちゃん、迷子か、こっちだよと優しい声音で引き寄せて、童の腰のあたりまで提灯を垂らした
ゆらゆら揺れて降りてきた灯りを不思議そうに触る甚平の袖に針をひっかける
ほれきたと当たりを喜び、竿をひき、糸を手繰り寄せ、本日の釣果を胸に抱く
小柄だが朝餉くらいにはなるかとバケツに放り込むと、童は体に見合ぬ大声で泣きさけび始めた
空に打ち出される火薬玉よりも、音頭を鳴らし続ける太鼓の音よりも、酔っぱらいを運ぶ救急車のサイレンなんかよりも、一等大きな声が母を求め、窮地を嘆き、バケツの中で暴れ狂う
遠くから童を呼ぶ女の声がして、共鳴しあうように童が声を張り上げると、女の声もさらに大きくなり、だんだんと路地裏へと近づいてくる
面倒だからさっさと帰ろうとしたところ、バケツから生臭の匂いがした
童が勢い余って小便を垂れた上に、懐に入れていた金魚袋を振り回したすえ、紐の握りを緩めて手放したらしい
バケツの底のたたきつけられた金魚とお小水とで、興ざめし、路地の隅に童を返して、その場を去った
兄弟に空のバケツを見られ、神社にボウズになりに行ったのかい?とからかわれたので
ちげえよ、ナツマを釣りに行ったんだと返した
最近、ずっと前から欲しかった可愛いぬいぐるみを買った。ので、洋裁を始めようと思った。
裁縫は高校生以来だが、誰よりも針の進みが遅かったのと、ミシンの扱い方を何回やっても覚えられずダメだったことから、教室に頼ろうとネット検索した。
だがしかし、私が想像するより遥かに高く、そしてどこも満席だった。
勿論、私も違う分野のクリエイターの端くれなので、技術を売ることを下に見ているわけでもなければ高くて当然であることは理解している。それに満席と言うことは腕や教え方も上手いのだろうし、プロフィールを見ても"服飾学校卒業"や"ファッション業界で○年経験し"という文字が並んでいた。そんな人たちに直接教えてもらうと考えれば、逆に安くも感じる。
ただ現実問題、私の大学初任給以下の薄給ではどうしても定期的に払えるわけもなく、泣く泣く諦めて本を買うことにした。
本を読んでみた、が、やはり分からない。服は何着も持っているはずなのに、何故わからないのだろう。そういえば、私は昔から立体物の理解や展開図が苦手だった。
そもそも服の単価は非常に安いと聞くが、こんなに複雑な工程を経て作られた服が二束三文で叩き売られることに衝撃を受けた。生地がペラいのだから安いのはわかるけど、高いブランドだろうと安いブランドだろうと、私より遥かに服飾について専門的な知識のある誰かがミシンをダーーっと動かして作ったのは間違いないのに。
私の祖母は副業で洋裁の仕事をしていたらしく、幼い頃はワンピースや甚平をよく送ってくれた。偶に会うと採寸を取り直したりしてくれて、そして少し経つと今度は新しい服が贈られてくる。
私は中でも、水色のクシャクシャとした生地のワンピースがお気に入りだった。ゴムが入っていてとても着やすく、しかも袖が丸かったのだが、私が「こういう袖が良い!」と祖母に話したからだった。私にとっては今も思い出せるくらい特別な一枚だった。
ある日母に何気なく服の所在を尋ねたところ「とっくの昔に捨てた」と言う。驚き何故かと尋ねたら、理由は"小学生になった(私)が周りの子が既製品の服ばかりで急に自分の服が恥ずかしくなり、母に頼んで祖母にもう作らないで欲しいと言ってくれ、既製品の服を買ってくれと頼んだから、いらなくなったから捨てた"んだそうだ。
幼い頃とはいえ、なんて事を言ってしまったんだ…と非常に後悔した。これを聞いた祖母は何を思ったのだろう。そして実母の作った服を捨てる母は何なんだ…。
けれども、もう過去のことは過ぎてしまったので仕方がないし、祖母ももう居ないので謝るに謝れない。だから考えても無駄だ、とついこの間までは思っていた。
洋裁は本当にめっっちゃ難しい……。
ぬいぐるみの服を作るために縫い物の勉強を始めたけど、一生覚えられる気がしない。針が手に当たって痛い。というか、ミシンが高い上に置く場所がなくて買えない。布もパーツも拘るほど材料費が嵩んでいく。趣味のつもりが修行みたいになってる。
改めて考えてみれば、祖母は誰からも教わらず独学で洋裁を始め、それがいつしか人に売れるまで極めた人だ。しかも本業の合間に作った洋服を。そんな祖母に作ってもらった服を私は無知とはいえ蔑ろにし、あまつさえ『ありがとう』も言えなかったのか。
何とも言えない気持ちが腹の中でぐるぐるして、なんて言ったら良いか分からないけど、とにかく悔しかった。後もう少し長く生きていてくれたら、洋服作ってくれてありがとうって言えたのかな。水色のワンピース大好きだったんだよとか、型紙の見方がわからないから教えてとか、どうして洋服を作るようになったのとか、まだまだ言いたいことあったのにな。
個人的に思うのは、私が大人になるのが遅すぎた。祖母が亡くなる最後の方に何故か謎の思春期が爆発して、あまり会わなかった。でも会ってたら今より少しはまだ言いたいこと言えてたような気はする。
あと最近は晩婚化傾向にあるらしいけど、やっぱり祖父母が早くに亡くなると寂しい。友達とかから最近の祖父母のエピソードを聞くと笑って相槌を打つけど、心の中では良いなーって思ってる。まあ交流を早々に断ちたいクソ野郎だったら良いのかも知れないけどね。
とりあえず、洋裁の方はまだまだ始めたばかりなので頑張ります。さすがに祖母のように売れるまではいかないとは思うけど、でも今年中に一つは完成させたい。
正確には金曜の夜に着きましたが割とどうでもいいですわ!
大阪と言えば海遊館ですわ!海の遊郭的なところに違いありませんわ!
嘘ですわ!水族館ですわ!ジンベイザメのいる水族館ですわ!甚平って少し鬼滅コラボっぽくありませんの?
ジンベイザメは解りやすく言うとデカイサメ、解りにくく言うとテンジクザメ目ジンベエザメ科に属する唯一のサメですわ!バキのトーナメント風に言うと、デカーい!!!説明不要!現生魚類の最大の種、ジンベイザメが海遊館から参戦だ!!!みたいな感じでいいんですの?喧嘩商売風に言うと、ダイオウイカ、ジンベイザメ、シロナガスクジラ、ミズダコ、トド、タカアシガニ……今現在最大の生物は……シロナガスクジラに決まっていましてよ!
とにかく海遊館と言えばジンベイザメですわ!またジンベイザメの入っている水槽がバカデカいのも海遊館の特徴ですわ!ジンベイザメのサイズに圧倒されて見落としがちですけど水槽のサイズにも注目ですわ!
その他にもイルカやペンギンやマンボウやエトピリカなど色々いますわ!ショーはありませんがいろんな生き物がいらっしゃいますわ!ちなみにわたくしは最近鯖を探すのを止めましたわ!
その後近くでとんかつを食べましたわ!かつ庵というところで沖縄県産旅琉香豚のロースカツとカキフライを頂きましたわ。銘柄豚はよくわかりませんが美味しゅうございましたわ!ただカラシがマスタードだったのが残念でしたわ!
その後通天閣に登り初音ミクのポスターを買い天王寺動物園に行きましたわ!
天王寺動物園にはマーラと亀が同居する卑猥な場所がありますわ!ここら辺でカメラが壊れていて動画以外はまともに撮れていないことに気づきますわ!あとコウモリがめちゃかわいいですわ!
ホッキョクグマは前に来たときは子育て中でしたが今は子供もすっかり大きくなって別居っぽかったですわ!あとコウモリがめちゃかわいいですわ!
朝起きて和服代わりの甚平を羽織り扇子を持って座布団に座るところから私の在宅勤務は始まる
珈琲を飲みながらいつものようにネット将棋サイトに接続すると、数日前に連敗した因縁の相手を見つけたので早速対局を申し込んだ
前回の対局では3密だの防菌だのといちゃもんをつけられた挙句に敗戦したので、今回は序盤から細心の注意を払って玉を囲う
相手は前回同様四間飛車に振ってきたのでこちらは舟囲いで対抗することにした
舟囲いであれば玉周りのソーシャルディスタンスは確保されているし角道を開けたことで通気性の問題もない
これならばケチの付けようがなかろうと鷹揚に構えていたところ、「船はクラスターが発生しますよ 大丈夫ですか」と指摘された
なるほど、確かに船上は陸上と違って逃げ場がない 現に横浜や長崎では客船内での集団感染が起きている
私は自らの迂闊さを呪うと共にすぐさま投了し、そしてすぐに再戦を申し込んだ
一局目で事前研究をあっさりと咎められてしまった私は「先後同型ならば文句も云えまい」と考え先手番の相手に合わせて飛車先を突きあったところ、そのまま急戦となり一気に攻め潰された
受け一方となりストレスが溜まる展開をぐっと堪えながら「居飛車も指すんですね」と尋ねたところ「言いがかり(相掛かり)は得意ですから」と返された
甚平とか着ていくとどうなるんだろうな
基本着物や和服ってお祭りとか成人式みたいなイベントごとがあったときしか着ないじゃない?
甚平とか半纏くらいなら着る人もいるだろうけどまあ部屋着だし。
漫画やアニメだと普段から和服しか着ないヒロインなんかもよく見るけど、まあ現代のリアル日本じゃなかなか見ないよね。
もしかすると奇抜な人が集まる東京なんかにはいるのかもしれないけど。
そういうんじゃなくて、もっと気楽に、私服として皆が和服着れるようになったらいいなーって思う。
京都とかだと千恋万花みたいに和服の人が集まる地区とかあったらそれだけで景観がより綺麗になりそうだし
外国人観光客とかも喜びそうだし、何より浴衣とか着てる女の子って可愛いし、
これって割りとマジで案いいと思いませんか?