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はてなキーワード: 公共図書館とは

2019-11-05

anond:20191105172012

 いま公共図書館で「チャタレイ夫人の恋人」を置いていないところはないと思うが、

https://calil.jp/search?q=%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%82%A4%E5%A4%AB%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%81%8B%E4%BA%BA&page=1#info_bar

7000軒中6970軒くらいは置いてないよw

自由戦士ってのは相変わらずITに弱いし頭わるいんだなあ

電書で青空文庫よめばすむのにw

anond:20191104210051

何が相応しいか相応しくないか、何の規準もしめせないのでは意味がない議論だ。

エロ」はダメ、が理由か? いま公共図書館で「チャタレイ夫人の恋人」を置いていないところはないと思うが、かつてこの作品問答無用に「超弩級エロさ」(法廷発言ママ)を指弾されて発禁処分をくらった作品だ。数々の文豪達の発禁作品も、全集には入っているからたいてい図書館にはある。「エロ」いもの図書館にない、というのは端的に言ってあなた図書館のことをよく知らないだけだ。エロいか否かは公共図書館収集規準ではない。「ポルノグラフィ」の多くは、経年的な価値が低いからと判断されて図書館収集されないことは考えられる。要は、生鮮食品から博物館に置く物ではない、という判断だ。限りある予算で、すぐ腐る物を買って誰も利用しないのでは意味がない。規準かあるとしたらそれだけだ。

公共図書館ではエロものダメなのです」というのは、要するにただの妄想だ。

もちろん、現下の法律ただちに規制される猥褻物であれば、それは「明らかにダメ」だ。では、件のポスターは? まったく「猥褻物」ではない。「男性性的興味をひく」という意味では、AKBを使ったポスターと何一つ変わらない。(まさか男性がろくな芸もないアイドルに興味を示す理由が「性的」ではない、とか言い出さないだろうな。)前者のみを排し後者を許容することに、一体どのような規準正当性があるのかを示してくれ。

2019-07-16

本屋めぐり

といっても、モルタル店舗書店めぐりじゃなくて、ネットでの本の私的買い方のご披露

🐢

まず最初に、最大手(だよね?)の某「A」サイトで目指す本を検索する(1店目)。大概はヒットするので、おもむろに検索結果を開いて先ず確認するのは出版年月、定価、古書の有無。ここで古書の取扱があって、(送料+価格)が定価以下、品物の評価が「良い」以上、加えて取り扱いの古書店が既に買ったことのある自分的に実績のあるところか、取り扱い点数が万以上で「悪い」評価が1%以下のところであれば注文する。知らない業者場合プロフィール確認して、住所からストリートビューで現地を確認、実店舗があるなら安心材料となる。まあ、最近ネット専業の古書店が増えてて、ストリートビューで見つけると閉店した仏具店だったりして、う〜んとか唸っちゃうようなことが増えてるけど。

「A」サイトでの古書の取り扱いで適当ものが見つからないときには、「日本の古本屋」へ直行(2店目)。検索して、1店目と同じような条件での取り扱いがあるなら注文。知らない業者ときは、やはり実店舗があるなら安心材料となる。「日本の古本屋」では取引の手順ひとつずつが専用のメッセージシステムでやり取りできるので、古書店主との「膝突き合わせて感覚」があって安心感がある。

さて、「日本の古本屋」での取り扱いが無いときには、残念ながら古書での購入を断念。再び「A」に戻って(3店目)新品での購入となる。ただしここで気をつけないといけないのは、ときどき外部業者による取り扱いが優先表示されたりすることだ。発送元と送料を確認「A」サイトの発送なら安心できるが、発送元が外部業者で、送料がかかっているときには手を触れないようにする。ひどいところになると、千数百円の本に800円も送料とったりするからね。新聞書評欄やテレビ番組で紹介されたりすると新品が欠品、それと同時に在庫を確保している外部業者が乗り込んできてるみたい。

「A」サイト古書も新品も買えないときには「紀伊国屋ウェブストア」に向かう(4店目)。取扱量が多くてお客が沢山集まる所為で欠品となりやす「A」サイトとは違って、こちらには在庫が余裕であったりする(規模の経済の“明るい陰”の部分、とでも云うのか)。ということで、欲しい本は大概この4店目までで入手できる。

🐢

公共図書館とか大学図書館という手もあるし、どちらも近所に揃ってるから使わない手はない――とは思うんだけど、手許に本があるかどうかというのは重要なんだよね、きっと。読みたいときにすぐに読めるかどうか、配架しなおしながら背表紙を眺めて考え事をするとか、そういうのはやはり自宅の本棚じゃないとできないから。

場所とるし、重たいし、お金かかるし、埃がたまるけど、やっぱり手に取れる物理本が好きだ。

2018-09-16

「気にならない」「自主性に任せるべき」

県外に旅行に行っていて、今はバスに乗って帰るところだ

目的バス停に着くまで3時間ほどかかる

疲れているのだが、後ろの席に座っている女性二人組がけっこうな声でずっと喋っている

前に座っている男性二人組も喋っている

きっと到着まで喋り続けるのだろう

しかし、俺は周囲の音が気にならないタイプなのでまったくイライラしないし寝ようと思えば余裕で寝られる

ファミレス子どもが大騒ぎしていても別に気にならない

ギョピピピピーーーー!!!!と奇声を上げながら走り回る襟足の長い子どもがいても何も思わない

自分には関係がないか


ところで俺は小学生くらいの子どもに関わる仕事をしているのだが

仕事中は子どもの話し声や物音が気になっていつもイライラしてしょうがない

どんなにうるさい子ども簡単出禁にできない以上一刻も早く真人間になっていただくしかいか

かに過ごしたいおとなしい子どもを守るためにうるさい子どもを注意しなきゃいけないか

それが仕事から

思いやりのない大人になって犯罪者にならないように今のうちに躾けなきゃいけないか

注意しないと注意しないことを上司咎められるかもしれないか

本当はこいつらの将来なんてどうでもいいから走り回って滑って転んで頭が割れたり、持っている鉛筆を通りかかった子に突き刺してしまっても別にいいんだけど

走っている子どもを注意しない近くの大人責任がーー!と言われてしまうかもしれないか

増田だって子どもの頃、大人ってうるせえなあ、ほっといてくれよ、って思っていただろう

こっちだって本当はお前らのことなんてどうでもいいんだよ

自分関係ないところでは好きにすればいい

でも自分関係あるから必死に叱るんだよ

から買い与えられたスマホ10の子どもがハードAV見たりpixivのR18-Gタグ特殊性エロ見てたってどうでもいいし好きにすればいい

小学生とは思えないムッチムチの体型でシャツビリビリに破れて腹と下乳見えててスカートめくれてパンツ見えそうで縦笛とランドセル持った女の子が表紙のラノベだって自分の小遣いで買って自分の家の本棚に並べるなら構わん

ただ、それを公費で買って小学生向けの本として棚に置けるわけがないだろう

バカなのか?

若い職員自分で読む分にはいいんじゃねーって思ってても

公共図書館児童書コーナー、小中学校図書室、児童館本棚小児科の待合室に

置ける!わけが!ないだろう!

小学校1年生の子どもやその親や還暦間際のジジババ職員萌えエロ絵が並ぶ棚を見せていいと思ってるのか?

クレームが来た時糾弾されるのは誰だと思ってるんだ

本を読む自由、読みたい本を選ぶ自由はあります純文学だってエロ描写あるのにそれが許されてラノベNGおかしい!ドスケベ表紙のラノベ小学生に届けるために職を失おうとも戦います

そんな奴の方がよっぽど頭おかしいだろ


子どもに任せて放っておくべき、自由にさせるべき、なんていうのは

お前らが子どもになーんにも関係ないところにいるからだろ

自分子どもを叱ろうなんて一切思わない、子どもに優しくできる、かつての自分みたいな根暗そうな子に優しくしてやるんだ、自由にさせてあげよう、抑圧された子どもたちに救いを、なんて考えてる奴

そういう奴ほどいざ子どもと関わったら俺みたいになるから

2018-08-18

[]高知県立大焚書記事問題を元大学図書館の人視点から

https://anond.hatelabo.jp/20180818141643

http://www.u-kochi.ac.jp/soshiki/7/oshirase.html

高知県立大学図書館からリリースでたけど焼却処分理由言及されてないので

勝手に勘ぐり追記

本を燃やす理由勝手な推測)

個人情報流出を恐れたのかな?と。

図書館の貸出システムコンピュータ化する前、館内設置の図書目録カード

図書貼付けしてある貸出カードで貸出状況を管理していた。

公共図書館では貸出カード利用者氏名が残らないブラウン方式だったけど

学校図書館では生徒の利用状況を把握するために敢えて利用者氏名が残るニューアーク方式採用してきた。

そのため、20世紀に購入した図書には当時の利用者氏名一覧が記載された貸出カードが表紙裏ポケットに入ってる。

図書館システムコンピュータ化と個人情報保護法上記管理方法絶滅してくれれば良かったのだけど

研究室所蔵図書学科独自運営している図書室など、図書館システムを介さな図書貸借を管理する大学の一部では現役で生き残っていたりする。

そしてキャンパス再編や研究室廃止時に図書館所蔵に組み込まれたりする。

さて、上記のような「大学名・学部学科・氏名・借りた書籍」がバッチリわかり、さらに「卒業年数・年齢」が推測できるような

貸出カード譲渡・売却図書などを通じて学外に流出してしまったら現在日本ではどうなるのか。

そのため、譲渡・売却する場合は一冊一冊貸出カードを確実に抜く必要があるのだけど、カードポケットに入っていなくてページ間に挟まっていたり

DATE DUEの方に氏名が書いてあったりと除去作業が非常に煩雑。一枚でも見逃したら大事故発生リスク

自分実体験上、図書館新設(移設)の超繁忙期に上記作業をやる余裕はないので燃やすことにしたのかなと勝手に推測。

廃棄分量について

報道では蔵書3万8000冊(単行本新書などの図書2万5432冊、雑誌1万2700冊)を3年で13回に分けて除却したとある

1回あたり平均して3000冊程度の除却リスト作成ならそんなに特別感はない。しっかり計画的に無理なくやってるなという印象。

ラーニングコモンズ

千葉大図書館成功ブコメにもある通り、図書館職員教員の長期に及ぶ熱意と努力と実行力によって実現しているので

形だけ真似たところで同じように成功するわけがない。

ラーニングコモンズをまともに運営するのは並大抵のことではない。

しかったけどね。

なお、「図書館のファレミス化」はグループ学習エリアカードゲームやスマホゲーで盛り上がったりする学生とそれを見つめるだけの図書館職員揶揄した表現でした。

グループ作業プレゼンする授業のために図書館グループ学習エリア使用するのは正しい利用方法ですので今後も是非活用してください。

高知県立大焚書記事問題を元大学図書館の人視点から

高知新聞記事見出しを見たときツタヤ図書館的なことを

大学図書館がやるなんて世も末だなと衝撃受けたけど

記事読んだら通常業務してるだけじゃねーか!と二度びっくりしたので

図書館私立大学)の中の人として補足を書くことにした。

蔵書を廃棄するまで

図書館書架が有限である以上、図書は買った分だけ捨てないと書架に収まらない。

購入・整備と同じように廃棄も定常業務ひとつ

購入→開架閉架検討→廃棄

通常、図書を購入して廃棄するまでは上記の流れを辿る。

  1. 購入図書は新着図書コーナーを経て開架配架
  2. 開架配架されている図書のうち一定期間(うちは3年)貸出利用されていない図書閉架に移動。
  3. 閉架配架された図書で閲覧申請があったもの開架に戻す。
  4. 閉架配架された図書さら一定期間(うちは5年~20年)閲覧申請がない図書図書館職員が廃棄リスト作成※。
  5. 大学図書館委員会(各学科図書担当教員)に廃棄リストを提出し承認を得る。
  6. 研究室に廃棄リストを配布し、欲しい本があれば研究室譲渡
  7. 廃棄。

オプション

 ※図書館職員の廃棄選定基準

  複本、新訂版有無、電子版有無、利用頻度、連携図書館国立国会図書館所蔵有無

図書価値を決めるもの

 大学にもよるだろうけど、本当の貴重書・重要度の高い図書図書館にはなく研究室にあったりする。

 特定専門分野の第一人者定年退職し、後任研究者がいないと研究室所蔵図書価値がわかる人がいなくなり、あえなく廃棄処分になるケースも何回か経験してきた。

 大学図書館にとって図書価値基準教育研究対象関連であるか否かである程度決まってくる。 

大学図書館役割はなにか

 そもそも大学図書館図書館法下の図書館ではなく、学校教育法下の図書館である

 大学図書館役割第一研究者学生のための図書雑誌等を所蔵し供与することであり今後も変わらないだろう。

 郷土資料の保存や収集公立図書館博物館役割で、県立であっても大学図書館が担う必要はないように思う。

 ただ、郷土資料を大量に廃棄するときは、公立図書館博物館に一声かけ配慮はあってよかったようには思う。

大学図書館収蔵能力減少の原因

 最近は偉大なる文科省中教審様の御宣託であったり千葉大成功事例であったりで大学図書館

 「主体的学修を支える図書館の充実や開館時間の延長、学生による協働学修の場の充実」を求められるようになった。

 以降、大学図書館を新設・改修するとラーニングコモンズとしてグループ学習設備内装予算とスペースが割かれるようになった。

 既存改修で閉架書架を潰してグループ学習室設置した大学図書館もある。

 余談だけど、千葉大西千葉猿真似ラーニングコモンズ作ってる多くの大学図書館ファミレス化してて残念な気持ちになる。

蛇足:一部のネットdeワイドショーな方へ

 ただただ自分信条感想を断言してスター稼ぐ前に、ご自身周辺情報をある程度把握をした上でコメントしませんか。

 ネット検索しても周辺情報に辿り着けない場合は最寄りの公共図書館にご相談ください。

 司書レファレンスサービス提供しています

大学図書館の破棄問題

もちろん、大前提としては可能な限り多くの蔵書を持つべきではあるんだろうけど、

大学図書館基本的には大学教育研究のための図書を保管しておくべき場所であって、

予算的に使わないのにおいておく余裕が無いものまで際限なく保管とかは機能に含まれないと思うんだが。

その大学校風やら学科やらの関係上、一般的公共図書館ならあって当然な書籍でもそもそも買わなかったりとか普通に有りだと思うし、

大学機能関係ない書籍の集積は公共図書館とかが担うものなのでは?って思ってしまう。

結局、きちんと公共図書館予算をつけて、公共図書館以外の図書館に本来機能押し付けるようなことをなくしていくことが必要だと思うんだが。

2018-01-19

小学校司書をしています

小学生10歳までに読みたい名作シリーズの本が読みたくて図書室に行ったら先生に断られた』→その理由あなた11歳だからダメ

https://togetter.com/li/1191269


ざっくりと説明

学校司書学校司書をしている人。基本司書資格を持っている人が採用になります必須ではないので持っていなくても場合によっては採用になります。配属先は選べないので公共図書館で勤務したかったのに小学校に配属になってこんなはずじゃなかったという思いをしている人もいるか

司書教諭教員かつ司書教諭資格を持っている人。学校司書サポート役だったり、他の先生学校司書の橋渡し役等をしてくれる先生、のはずですが担任を持っていたりすると忙しくて図書館業務全然関われないという場合も……

その他、地域によっては司書資格も何もないボランティアの方が司書の代わりをしているという話を聞きます

ツイート元の方の言う学校司書がどれに該当するかによって話が少し変わってきそうです


発端のツイートのように、「この本は借りてはいけない」

または「この本は購入しない」「この本は戸棚の中や倉庫に隠す」というのはウチの学校や他の学校でもあります

フェイクのためどれが自校でどれが他校の話かは伏せさせてもらいます

また、それらのルールについては司書意思の他に「司書教諭の命で仕方なく実行している」「学校方針」「前々々々任の司書が決めたルールで、変える機会がなくずっと続いている」などさまざまなケースがあります

図鑑百科事典は貸し出し禁止。これらの本は授業で使う機会が定期的にあり、いざという時図書館にないと困るから。また、飛び出す絵本など貸し出ししたら即ボロボロ破壊されそうな本も貸し出し禁止。禁帯出マークの赤いシールを貼って見分けられるようにしている。

・本は3冊借りることができるが、かいけつゾロリのみ例外で1冊までしか借りられない。子どもたちには「ゾロリはとても人気だから、1人が1冊までなのよ」と説明しているが本当は「字が大きくて漫画じみて幼稚な内容のゾロリはあまり借りて欲しくないから」。ゾロリを一斉に廃棄処分にして0冊にした学校

強制ではないが、高学年はあまりゾロリは借りないようにすること。6年生にもなってゾロリばかり読んでいるなんて恥ずかしいから。低学年向けの絵本や○○のひみつシリーズもなるべく借りてほしくない

あさのあつこNo.6教科書に紹介されているのだが、だんだんBL描写が激しくなっていくので購入するのは1巻のみ。公共図書館から取り寄せたいという時だけ対応する(自校の図書館にない本を公共図書館リクエストして配達してもらうというシステムがある)

公共図書館から取り寄せてほしいとリクエストがあった本でも、漫画ノベライズ版、オカルト本などこれはちょっと……というものは「こういうのは駄目よ」「近場の公共図書館になくて……(嘘)」などと言って諦めてもらう

・保健体育系の本は、性器などの写真がモロに載っていてそれを見て騒ぐ子がいるので普段は戸棚の中に隠していて、勉強必要になった時だけ出す。何回注意してもやめない、もし一人が注意を受け入れて騒ぐのをやめても別の子が騒いでまたその子を何回も注意して……と大変疲れるので隠した方が早いし楽

・「表紙がキラキラしててかっこいい!」「表紙にドラゴンが載っててかっけー!」などの理由で、漢字どころかカタカナもまともに読めないような小さい子が、挿絵もルビもない重厚ファンタジー小説を借りようとすることがあるが「借りても全然読めないでしょ」と説得して貸し出しをやめさせる


思い出せないだけでもっとあるかもしれませんがこんな感じです

低学年向けに購入した新しい本を高学年が いの一番にごっそり借りていくと、うーん……とは思いますが口には出さないですね

あと、1年生から6年生まで各学年向けの本を並べたコーナーを作っています自分の学年じゃない本を借りてもOKです

今回、ツイート主の親戚の子が年齢を理由に貸し出しを禁止された本は

赤毛のアン」「西遊記」など児童書としてはド定番作品ばかりで

学研出版している「10歳までに読みたい世界名作名探偵シャーロック・ホームズ」は11歳になったら借りちゃ駄目だけど

講談社が出してる青い鳥文庫の「新装名探偵ホームズ」はOK!みたいな感じになってるんでしょうか

大なり小なりどこもローカルルールがあると思うので「誰でもどんな本を好きなだけ借りられるようにするべき!反対するなら教育委員会に言いつけるぞ!!」という流れになるのはちょっと困りますがさすがに今回は理不尽すぎるので炎上もやむなし

とか書いてる間に追記を読みましたがそんなギチギチにルールのある図書館なのに他の先生が把握してないって色んな意味問題ですね

私の周りだと司書立場が弱すぎて先生たちにNOと言えなくて……という悩みは山ほど出てくるんですが司書独裁国家築いてるパターンとは


関係ないですがオオカミ王ロボ小学生の時から大好きなので元ツイの子が無事に借りられることを願っています。ロボはイケメン

2016-09-10

http://anond.hatelabo.jp/20160909220339

公共図書館嘱託職員はほぼ最低賃金なので社会保険に入ってるということはほぼほぼフルタイムかと思われます

根拠plz

底辺バサンは文面から見て地方在住だろ?37歳嘱託バサンは一応東京在住だから給与水準は違うぞ。

残業代ごまかされた、というより給料20時間までしかでない、とか名ばかり裁量労働制給料でなかったんじゃないですかね。

あとこれくらいのプチ贅沢もできない生活って何よ。病人は寝てろってか。

うつは金があれば治るなんていう話も冗談であるくらいなので労働してこれくらいの生活なんて贅沢のうちにははいらない。

残業定額も名ばかり管理職違法だ。それこそ訴えれば良い。

病人は寝てろではなく、必要な金払ってから遊べだ。事実分不相応な金と時間の使い方で人生が詰んでるじゃねぇか。

年収5000万の人間が月に小遣い100万使っても遊びの範疇だが、年収200万の人間が月に小遣い5万使うのは実家ぐらし寄生虫かアホといいます

アホだから人生が詰む、金の使い方がおかしいから詰む、時間の使い方がおかしいから詰む。コメするなら増田タイトルくらい読め。

とりあえずこの人が男であるとしていうけど、うつでぶっ倒れていつ動けなくなるかわからない、夜中にうなされて大声をだすかもしれない

ひどいときには幻覚を見ておびえられるかもしれない、そしてうつでは後遺症的にも性欲が落ちるのでセックス苦痛拒否されるかもしれない女と

年収200万の余裕ない状態結婚できる?そもそもそんな年収で2人くらしできる家借りれる?実家居候でもうつやってる神経の細い女が男の実家

元気でいられるとは到底思えないけど男のほうが女の実家居候とかできますかね、

女側に帰って言えば必死こいて200万に家事が1人分貧乏ならちゃんとした介護が使えないか自分の親にプラスで舅姑の介護がドカンとのっかってくる

精神的細い人に他人介護はムリ。



田舎在住ババア自分語りはいらん。

37歳嘱託女はお前みたいなメンヘラ病人じゃないみたいだぞ。インタビュー普通に答えてるし、通院も服薬もしてないからな。

共働き400万で借りれない家ってなんだ?家賃20万くらいの所にでも住みたいのか?東京でも場所を選べば家賃5万以下の所なんていくらでも有る。

そして37歳嘱託東京在住。実家と切れて介護必要ない男なんていくらでも居るわ。

お前とは違うからな。

学芸員は私も悪手だと思う、この人がとるべき資格簿記2級(3級でも可は可)一択

会社経営してますが、簿記2~3級の未経験40前女なんて絶対お断りです。

どう見ても地雷です。田舎バサンみたいなメンヘラです。

医療事務も無理。そもそも40前の未経験女を事務で雇うのって、経営者愛人くらいだぞ。


最後

田舎住まいババアの苦悩なんて俺は知らん。

金も稼げず田舎からも出れず、無能のクセに自己評価高すぎで結婚もマトモな就職も出来ず、未来に怯えるバカの事など知らん。

地方在住なら月に50万も稼げばほぼ悩みは解決するのに何やってんの?東京だと5~10必要だが、やってる人間はいくらでも居るぞ。

クソ親がウザイなら切れ。切れないなら自分無能から諦めろ。

金が稼げないなら死ぬ気で働け。働けないなら諦めろ。

出来ない理由ばかり並べて、自分カード勝負する気も無いクセに、自己正当化だけは必死

お前みたいなヤツ、例え18~22歳新卒で来ても絶対断るわ。エチゾラムでも飲んで寝てろ。

2016-09-09

メンヘラ底辺正社員のおばさんが突っ込んでみるよ。

http://anond.hatelabo.jp/20160908174756

>さて、この37歳嘱託司書さんですが、年収204万円、月の手取り133,442円だそうです。

一見収入にも見えますが、嘱託司書は月14日勤務で実働6時間だそうです。

>という事は休憩1時間として拘束時間は1ヶ月98時間です。ちなみに8時間勤務休憩1時間22日勤務で拘束時間は198時間

>すなわち、他人の半分しか働かずに貧困だと言ってる状態ですね。

>1ヶ月は8時間睡眠としても480時間有るのですが、2割働いて8割サボリって、それ働いてるって言いますかね?

公共図書館嘱託職員はほぼ最低賃金なので社会保険に入ってるということはほぼほぼフルタイムかと思われます


>まずこの女性新卒入社の時からおかしい。

>1ヶ月100時間残業をしながら、手取りはたった25万円。これ、残業代を誤魔化されているか自分残業時間も数えられないかのどちらかじゃないですかね?

>そして体を壊して実家に帰り、図書館嘱託職員になったそうですね。

実家から図書館に勤めていた頃は、手取り12万円の貧乏だった。

貧乏ながら好きな本を買う、買い物する、友達と遊ぶ、休日問題意識のある障害者分野のボランティアに行く、ということはできた。

残業代ごまかされた、というより給料20時間までしかでない、とか名ばかり裁量労働制給料でなかったんじゃないですかね。

あとこれくらいのプチ贅沢もできない生活って何よ。病人は寝てろってか。

うつは金があれば治るなんていう話も冗談であるくらいなので労働してこれくらいの生活なんて贅沢のうちにははいらない。


>そしてこんな事も言う

>「結婚すれば、生活が変わるみたいなことはよく言われていますが、非正規で低収入自分にまったく自信がないし、誰かが見初めてくれるとはとても思えない。

>やっぱり結婚とか出産は、普通以上の収入がある人の特権というか、自分にかかわることとはとても思えないです」

>まず「見初めてくれる」という感覚がオカシイ。お前が行けよ。塔に閉じ込められてるお姫様じゃねーんだぞ、お前は37歳の世間的には「オバサン」だ。

>僕ならむしろ結婚するしか無いんじゃね?」としか思わない。

>この人、決定的に稼ぐ能力時間軸を把握して積み上げていく能力が欠けている。

>ならば、真面目だけが取り柄のブサメンキモメングロメンでも我慢して、又は年上と結婚して、2人で年収200万×2をやれば良い。

>30後半~40以上である程度金持ってて未婚の人間は、間違いなく人間的に問題が有るので、貧乏人狙い以外はダメだろうからね。

年収200万でも2人で働けば400万。

>30後半で栄養状態も悪そうだから、もう出産は望み薄だろう。運良く?子宝に恵まれたとしても、世帯年収400万有れば1人なら育てられる。

結婚はある程度ギャンブルにはなるが、一人では詰んでいる状態なので贅沢は言えない。

>ここまで詰まれ自分が悪いのだから、そのへんは何とかするしかない。



とりあえずこの人が男であるとしていうけど、うつでぶっ倒れていつ動けなくなるかわからない、夜中にうなされて大声をだすかもしれない

ひどいときには幻覚を見ておびえられるかもしれない、そしてうつでは後遺症的にも性欲が落ちるのでセックス苦痛拒否されるかもしれない女と

年収200万の余裕ない状態結婚できる?そもそもそんな年収で2人くらしできる家借りれる?実家居候でもうつやってる神経の細い女が男の実家

元気でいられるとは到底思えないけど男のほうが女の実家居候とかできますかね、

女側に帰って言えば必死こいて200万に家事が1人分貧乏ならちゃんとした介護が使えないか自分の親にプラスで舅姑の介護がドカンとのっかってくる

精神的細い人に他人介護はムリ。



>金が多少なりとも有る間はボランティアで浪費して、無くなればボランティアをやめてボーっとしてるだけ。

学芸員資格を取った所で40歳前では意味が無い。

>このオバサンがこの先生きていく為には、真面目で体が丈夫な男を捕まえて共働きするしか無い。


学芸員は私も悪手だと思う、この人がとるべき資格簿記2級(3級でも可は可)一択

この手の人の場合警戒心がものすごい高くて男を見る目がない年収か低ければ余計に男の支配欲を刺激してろくな目に合わないので

同じ年収200万なら女性ルームシェアのほうが安心です。女は総じて自分の親の介護家事もやる気でいるからね。

>僕はお断りですね。司書切られたら居酒屋バイトして、それも務まらなくなったら皿洗いやトイレ掃除でもすれば良い。

>または、実家帰ってどこかに勤めれば良い。今は人手不足から職業選ばなきゃ月手取り10数万くらいは取れるだろ。

>アンタの居るそこ、そこがお前のデッドエンドだ。

文句わずに余生を過ごせ。まぁ文句言う資格は元々無いけどな。


だーかーらーうつやった奴に居酒屋バイトとか皿洗いとかスピードと体力を要求する仕事は無理だって

うつ病真っ盛りでガストランチに入って一週間で朝一の掃除に回されたけど1か月でやめた話します?

37歳の女性(既往歴あり)の体力なら零細企業中小企業経理事務のおばちゃんが給料金額的にはほぼ一緒ですが

雇止めがない分安定しています。(だから日商簿記2級もしくは3級)つかほぼこれ一択。あとは医療事務だな。

介護販売も神経細い体力ない人には無理だから


>ちなみに100時間残業で心が病んだという指摘は的外れだ。実家に帰って仕事とは別にボランティアして遊ぶほど元気だったのだからな。

貧乏から抜け出したいなら、せめて1ヶ月22日8時間労働はやれよ。一般的収入取って生活している労働者は、ほぼ全員がそうしている。



100時間残業ってうつどころかふつう過労死レベルなんだけど…

この人たぶん年間120日休日1日8時間残業なしデスクワークなら普通に非正規でも正社員でも仕事できるレベルだとおもう。

ブコメにも書いたけど精神科通院中で1か月22日(繁忙期に至っては24日とかある)中小企業営業事務正社員で1年半ほど働いてますけど

正直5年働ける気がしない。正社員ナチュラル残業があるんだよ…。副業なんて無理だ。

朝とか発注時間に追われるから腕力使わない飲食みたいな状態血圧MAX

残業も月40時間とか1時間かけて帰ったら寝るしかないしまともな生活するなんて無理、幸い実家サポートがあるから何とか健康体でいられてるだけ。

正直何のために生きてるかわかんない。

金もストレスすごいとなんだかんだ菓子とか休みの日にパフェドカ食いとかして無駄遣いしてたまらない。

繁忙期の診察であまりのヤバさに医者入院しましょうか?って言って来たり頓服リスパダールが手放せなかったり

貧乏ヤダ!生き延びるんだ!グラフィック扱えるいいPCがほしい!贅沢がしたい!って頑張ってるけど

親の介護考えたりすると目が暗くなる。正直ぎりっぎりだ。

給料だって貧乏ヤダって言ってるけど中小企業から派遣並み賞与ほぼなし!一人暮らししたらたぶん記事の人と生活変わらないレベルだぜ?

残業時間考えたら残業なしの派遣のほうがQOL高くね?って思う時がある。

結婚なんてただのうつと違うからブチギレて裸で飛び出したり暴れてわめいて人曰く殺意を抱くレベルの鋭い罵倒とか

赤の他人迷惑かけるかと思うととてもとても無理だし。

普通の人にも大変なんだから、大変はあたりまえ、だとは思うけど

精神的に)飢えて貧乏死ぬかすり減らして健康を損ねて(社会的にもしくは肉体的に)死ぬかどちらか選べ、

みたいな状況は普通の人にも過酷な状況だと思うのだ。

自分の状況にことさらに呪うつもりも嘆くつもりもないが

余生どころかあと5年生きてられるかもわかんねえ不安でびくびくしてる年齢的には働き盛りのやつらがゴロゴロしてる世の中、やっぱりおかしいだろ。

2016-03-19

日本公共図書館って(TSUTAYA or つながる図書館

図書館指定管理業界で働いている男。

賛否あれどTSUTAYA図書館が全国で急増しているが、ふと思う。

これってアメリカ人からしたらブロックバスター行政と組んで新しい公立図書館をやってます!みたいなことでしょ。

この文化感・・。素朴にどうなのって思うよね。

公序良俗とか言うつもりないけど、AVかめっちゃレンタルしてるとこだよね。AV扱ってて、生涯学習とか児童サービスできるの?って感じ。

中小レポートなりなんなり積み重ねてきた公共図書館足跡帰結が「CCC」or「つながる図書館」の2択という貧しい現状。あえてTのことは触れないけど笑

2015-11-19

電子図書館についての提言

全ての本を電子化して、電子データ国立電子図書館管理して、ネット経由で貸し出せばいい。

データ形式pdfDRMはかけない。(図書館で借りた本をコピーできないなんて事は無いわけだし)

未返却と除籍、汚損・破損

未返却のまま除籍される図書館の本は全国でものすごい量に登る。そんな未返却問題が一斉に解決する。

図書館員の憂鬱仕事の一つにその督促業務がある。それも一切無くなる。

また、本が破損したとか、汚れたとか、そういうことが一切起きない。

児童書ボロボロなのを見たことある人もいるだろう。

それを補修するのも図書館員仕事だが、これ一切無くなる。

またそれに伴い、貴重な閉架図書もガンガン貸し出せるし、高額な本も余裕で貸し出しOKとなる。

利用者の利便

図書館の大きな役割の一つに、知を広く市民に広めるというものがある。

だが、図書館は基本日しか開いていない。サラリーマンは土日しか知に触れられない。

多くの図書館月曜日が定休だ。月曜日市民は知に触れられない。

人気のある本は何百人も貸出を待っている。待っている間はその本には触れられない。

図書館が遠くにある人は、図書館までわざわざ出向かないと知に触れられない。

運転免許が無かったら? 怪我をしていたら? 悪天候だったら?

そんな問題も一気に解決だ。

そして何より、「借りたいと思っていた本が図書館にない」なんてことがなくなる。

借りたい本が具体的に決まってるなら、他のどこよりも、この国立電子図書館にある確率が高い。

当然、借りたいと思い立ったらすぐに借りられる。

文化や知識の保存

図書館の大きな役割の一つに、文化や知識の保存というものがある。

この役割に大きな足かせとなっている問題が二点。

まず一点目は図書購入予算。二点目は図書館物理空間だ。

電子図書館ができれば、全国の図書館で同じ本を買う必要がなくなる。ここでまず購入予算が大幅に浮く。

そして、物理的な空間も一切不要となる。棚も不要。そもそも図書館という建物不要になる。

全国にある公共図書館は3200以上。これらのほとんどがいらなくなるのだ。司書も大いに減らせる。

都道府県に一つ中央図書館くらいは残しておくべきだとは思うが)

ただ、これまで日本全国で図書館に使われていた予算のうち相当な部分が浮くことになるのは間違いない。

そのお金で、世界中の本、地方の零細出版社の本、昔の本などをガンガン電子化していこう。

知識の森はどんどん豊かになる。

メディア

CDDVD(やBD)も、一部は図書館にあり、貸し出されている。

少ししかない理由は図書購入予算円盤は高い。

だがそんな制約ももう無くなる。全国に一つだけの国立電子図書館で購入すればいいからだ。

これでまた知識の森が豊かになる。

レファレンス

図書館司書が大量に余る。

が、これで彼ら彼女らは本来業務レファレンスサービスだけに特化できるようになる。

pdfデータOCRしておけば検索が極めて楽になる。

Yahoo!知恵袋みたいな形でレファレンス履歴を蓄積していけば、優秀な司書も分かるようになるだろう。

そのうち、利用者レファレンス履歴検索すれば望む本にたどり着けることも多くなるはず。

本来レファレンス業務がぜんぜんできない」などと嘆いている司書の皆様には、

是非競争原理のなかで切磋琢磨して生き残りを目指していただきたい。

その他

書店死ぬ出版社死ぬ、そして著者が死ぬ問題

この文章は、「図書館役割を究極的に考えた場合」の思考実験なので、このあたりはスルー

公共貸与権を設けるなり、一年猶予を設けるなり、対策必要だろう。

2015-10-11

http://anond.hatelabo.jp/20151010192408

そもそもの議論の大枠ですが、誘致しようと考える側は、

「来場者数は4倍に増えた、貸出数も2倍に増えた、だから我が町にも!」

かと思います

いやいや、癒着があるからだ!みたいな嫌儲の人たちの意見無視して、行政サービスにとって利用者数って売上かそれ以上に意味があるものなので。

だれから税金という形で前払いしてもらってるのに、一部の人間だけ享受できるではいけないわけで、広く全ての人が享受できないといけない。

そうなると、指標はどうしたって利用者数や貸出数、来館者アンケートになる。

そう考えると、あの来場者数や貸出数の増は魅力的で、来館者アンケートもいいときてる。

経費がかさんでも、そりゃ任せたくもなるでしょうよ。

それに対して、「○○が破壊される」「○○が失われる」というのは「利用者数や貸出数では測れないものがある!」と言うのと同じなんです。

一番簡単なのは利用者数でも利用者満足ではなく、「アーカイバとしての価値重要!」という主張ですが、どうやらそうでもない。

だったら、今までの成果を、こんなことをしてきた、こういう成果があった、それがこう失われた、そうやって示さなければならない。

たぶん、端を発したTカード問題から来てるのでしょうけど、個人情報問題はごもっとも、考えなければいけないけれど、嫌儲の話はややこしくするだけ。

市としては、来場者数や貸出数の増は魅力的で、それによってCCCが儲けるかどうかは関係ない。

公共事業で儲けることが悪というなら、土建屋はどうなるんだということで。

反論の仕方はいろいろあるでしょうよ。

例えば大学等なら、

「整理されたライブラリーが用意されることで、研究捗る。貸出数があろうがなかろうが、ライブラリーは常に揃えておく必要がある。」

といった具合に。

公共図書館のあり方に置き換えて、同じように反論すればいい。

それが出来てない。

「取りづらい!」「分類が悪い!」みたいなことを言ったところで、

「でも来館者は増えてるよね?満足度アンケートもいいよね?しょうがないよ。HAHAHA」

になるのは当然かと。

2015-05-16

図書館とはどうあるべきか

【日本の議論】悪い図書館「究極の寄贈図書館は東京拘置所」…市民にとって“気持ちいい図書館”が本当に良いのか(1/4ページ) - 産経ニュース

最初は、

「本はタダで読むもの」との認識が広がった

という主張はどうかな、と思ったが、あながち間違いでもなさそうだ。

b:id:wackunnpapa ところで佐藤義亮は新潮社を立ち上げた後,角館町公共図書館に自社の出版物をせっせと寄贈していたはずですが,自社の歴史に泥を塗るつもりかい石井さんとやらは。

b:id:tamasuji 世の中には買いたい本と借りて済ませばいい本があり、買いたいと思える本は少ない。

スーパー試食コーナーでタダで食べられるから、売り物もタダだろみたいな理論賛同が集まる。かと思えば、買いたいと思うほどじゃないから違法ダウンロードしてもいいだろ、みたいな意見もある。なるほど、程度が低い。

出版社が主張したこと

さて新潮社石井氏は、図書館に対して

せめて増刷されそうな本については6カ月、図書館での貸し出しを猶予してもらえないか

しか(少なくとも記事中では)要望していない。それが図書館にとって受け入れ難いものだろうか。あるいは文化的な何かが衰退することに繋がるだろうか。

出版社とは元来(当然ではあるが)利益を追求する。そう言った意味で、図書館古本屋を目の敵にしてもある程度は理解できる(しか賛同はしない)。コメントでも

b:id:bogus-simotukare 新潮社のアホは本が売れないのを図書館のせいにすんじゃねえっての。そのうち「ブックオフの営業を規制して欲しい」と言いそうな勢いだな。

b:id:kako817v002子供たちを読書に誘う為の手段」とは考えないんですか、そうですか。

b:id:meshupecialshi1 自分達だけが儲かろうとするあまり、頭の悪い偏見肩書きで権威付けて押し通そうとする(よくある)例。しかしこういうのが本当に大手を振ってまかりとおるようになってきましたね。

と、先入観というか決め付けを書き込んでいる人がいたが、今回の主張はそこまで過激ではない。図書館目的に照らしても、速報性のない資料をすぐに貸し出せるようにする必要はないし、スタートダッシュを決めたいという戦略ならば、理解可能な折衷案である図書館あるいは一利用者側としても、一過性のもの費用を充てるより、落ち着いて良書を買ってもらった方がよい。そういう意味で、出版社側の思惑とは関係なく、この提案が実現することを望んでいる。

結論が正しいからと言って前提が正しいわけではない

無論、大抵の人たちが噛みついたのは「図書館のせいで我々の売り上げが落ちた」とする出版社側のイイワケだ。

b:id:shag ついに図書館にまでケチをつけるとは...。

b:id:saki_n 図書館のせいで「本はタダで読むもの」の認識が広がったと言いつつ、8割の人は来てないとか言ってみたり。結局図書館のせいではないと分かってるじゃないか。

b:id:The-Globe 返本率が4割近い、って需要予測ガバガバ過ぎるわ、ドイツ10%とは言わんから20%まで下げろ。日本の本需要は高い方だし物流は早いし図書館が極端に多いわけでもない、外部に問題を探す前に企業努力しろ

b:id:mugi-yama 複本の件はよくわからないんだけど「初版部数の9割が売れれば採算が取れるような価格設定」これがそもそもオカシイような気が…

結局、自分不振理由を分かりやすそうな所に求めているあたりは他と大差がない。外野から見れば、お前らが目を逸らしている問題を解決する方が先だろ、と思ったりするわけだ。しかしだからと言ってそういう輩に攻撃的になるのもナンセンスだ。その内絶滅するので「仇敵である図書館を打倒だ」とか叫ばない限り「おじいさん、ご飯は昨日食べたでしょ」といなすのが吉である

図書館のあり方

老害はさておき、図書館とはどうあるべきか、というのは重要問題である

b:id:xuggbo まぁ娯楽作品は1個ずつしか入荷しないとかい制限必要だと思うけどな。

b:id:ssids かと言って「先生が読ませたい本」ばっかり揃って閑古鳥が泣くタイプ学校図書館みたいなことになっても無駄なわけで。

b:id:nowa_s 時間はあっても金はない人(子供や老人、主婦)が主な利用者だよね。被告人も確かにそうだ。図書館がなく新刊も買えないなら、本が読めなくなるだけ/古い本(古典絶版本)も新しい本(流行本)もあるのが図書館のいいとこ

b:id:teebeetee 利用の指標として貸出冊数を使うのはしょうがないとして、複本は所蔵数で割るようには出来ないのかな。/ところで「図書館も人気ある本の需要に答えて当たり前」みたいなのって意見としては読んだことないんだよな。

b:id:yuki_chika 佐藤優氏が図書館の味方のような書かれ方だが、以前から図書館商業出版を圧迫してると批判していた/書物が「商品」なのか地域・個人にとっての受け継がれるべきナレッジベースなのかは明確な解がない難しい問題

2014-05-07

http://anond.hatelabo.jp/20140507124125

2013-08-24

なぜ武雄市図書館はすごいのか - 見えてるものをちゃんと見よう

武雄市図書館について、慶應大学総合政策学部教授上山信一氏が非常に興味深い考察記事を公開されている。

なぜ武雄市図書館はすごいのか――ツタヤスタバとのコラボ(下)

http://www.actiblog.com/ueyama/304221

樋渡市長図書館職員、運営受託者のCCC(カルチュアコンビニエンスクラブ)へのインタビュー取材で得たことをもとに、武雄市図書館がなぜすごいのかが分析されている。

しかし、上山信一氏は、見えないものを見ようとするあまり武雄市図書館の本当のすごさが伝えきれていないと感じた。

僭越ではあるが、見えていることをもとに上山信一氏の記事を補足し、この武雄市図書館プロジェクトの意義を考えたい。

CCCと共同で投資



最初プロジェクトの内容を確認したい。これは武雄市CCCとの共同事業である

武雄市は、リニューアルを機に、入り口のすぐ横にあった蘭学館と称する歴史資料館のスペースと、同じく入り口近くにあった子供向け読み聞かせコーナー及び子供トイレ授乳室のスペースを、CCCの営業スペースとして貸し出した。

CCCは、歴史資料館だったスペースにはレンタルDVD店を、子供読み聞かせコーナーだったスペースにはカフェ(スターバックスコーヒー)を開設した。

歴史資料館は会議室転用したスペースに、子供読み聞かせスペースは館内の最も奥に設置し、子供トイレ及び授乳室は入り口すぐの1箇所に集約された。

CCC武雄市に営業スペースの賃料を年間600万円(月額50万円)支払うことになるが、同時に図書館指定管理者となることで、向こう5年間の間、年間1.1億円(月920万円)を受け取ることができる。


リニューアルに際しては、市は4.5億円を、CCCは約3億円を投資した。

市の投資額4.5億円には、一般財源から1億7500万円、合併特例債から2億7500万円があてられている。

合併特例債の70%にあたる2億円は国から交付される仕組みのため、武雄市の実質負担額は4.5億円のうち2.5億円で、残りの2億円は国が負担する形となっている。

CCC投資額は約3億円とされているが、武雄市から「新図書館空間創出業務委託料」として約1.3億を受け取っているほか、営業エリア商品仕入れ代金などの流動資産を含まれるとされているため、実質的投資額は抑えられている。

図書館スタッフは市の職員が3人、CCCが16人(館長1名、司書15人)である。直営時代司書は引き続きCCC契約社員として継続雇用し、書店部分の選書POP作成などの業務も兼務している。

このように、武雄市CCCが手を取り、両者の費用負担を軽減するためのモデルを共創しているといえよう。

官民提携の成果



成果は顕著だ。蔵書数は19万冊と変わらないが、高さ3m以上の高層本棚を利用して全面開架としたことで、すべての本をただ遠目に眺めることはできるようになった。

もちろん、手の届かない所にある本も司書に依頼すれば5分~15分ほどで取り出してもらえる。

公共図書館予算の制約から雑誌の品揃えに苦労しているが、ここではCCC店頭にある雑誌の最新号が自由に読める。もちろん欲しくなったら買って帰れる。雑誌バックナンバーは蔵書しないが、必要な際には他の図書館より相互貸借を受ければよい。

開館時間は4時間も伸びて午前9時から午後9時までとなった。閉館日がなくなり、年中無休となった。午後6時に閉店するDVDレンタル店は論外であるが、仕事帰りにレンタルDVDを利用する層を考えると、午後9時の閉店でも早すぎる。他のCCC店舗同様に、深夜0時までの延長が期待される。

カフェは、楽しい、人と会い、語れるという雰囲気をかもし出し、若者子連れ母親達が集まるようになった。

コーヒーを飲みながら、ワイワイガヤガヤと語らっていても、館内に流れる大きめのBGMで打ち消すことで、気にならないよう工夫されている。

また、公共図書館に良く見られる、持ち込み学習をしている学生も全く見当たらない。それもそのはず、学生は2階に設けられた学習室を利用している。これは図書館が定めたものではなく、地元学校が自主的に定めたというルールにより実現されている。学習はいささか手狭ではあるが、1階のカフェコーヒーを購入すればカフェ席を利用することもでき問題ないであろう。

結果的に、これまでも決して少なくはなかった入館者数は今年のリニューアル後、激増している。

これまで、スターバックス佐賀県には4店舗しかなく、しかも2店舗高速道路サービスエリア内のため容易にアクセスできなかった。

武雄市図書館におけるスターバックス集客力は高いと言わざるを得ないであろう。

財政面では、市はCCCに年間1.1億円の委託料を払うが、これは従来よりも年間1億円の経費削減となると見込んでいる。

武雄市は、現在武雄市図書館相当の運営を直営でおこなった場合、年間2億円を超える費用がかかると試算。これをCCCは年間1.1億円で行うことができることから、少なくとも、年間1億円の「経費削減効果」が見込めると見積ったのである

市長は、毎年1億円の「経費削減効果」があるのだから、4.5億円の初期投資を行っても、5年間の指定管理期間中に取り戻せると説明。それを武雄市議会承認したわけである

しかしこれは、あくまでも、構想時点の見積である

武雄市図書館が開館した今、改めて雇用者数や書店部分を含めた蔵書数、レンタルDVDなどの品揃え、武雄市宣伝効果等などの経済波及効果考慮すると、私の見立てでは直営で運営した場合費用は、年間2億どころか、年間60億はくだらないであろう。

これをCCCは年間1.1億円で実現しているのだから武雄市は年間59億円の「経費削減効果」を得ることができ、5年間では約300億円の「経費削減効果」となる。

武雄市長は就任時400億円あった借金を7年で90億削減した。

今回のCCCへの指定管理で生まれた「経費削減効果」300億円を借金返済に当てることにより、残り5年で武雄市借金ゼロにできるであろう。武雄市議会承認するはずだ。

イノベーション本質



表面的な効果は以上のとおりだが、本件は官民連携の先駆事例の意義を秘めている。

第1に社会教育施設としての本来の使命を果たしている点である

本離れ、特に若者のそれはどこでも大きな問題だ。それは図書館にとっても課題だし、書店にとっては死活問題だ。本件はそれに対して図書館書店書店カフェさら書店レンタルDVDを組み合わせることで対処した。

全てを同じ場所にまとめ、多様な選択肢を用意する。そのことで市民の興味と関心を喚起し、集客成功した。

書店カフェレンタルDVDで客を呼び寄せ、図書館の入館者数としてカウントしたことがすごい。

こうすれば図書館の入館者数を飛躍的に増やすことができ、社会教育施設としての図書館の使命を果たせていると示すことができる。

ここまで踏み込んだ意義はきわめて大きい。

第2に利便性の飛躍的な向上である

もとはごくごく普通図書館だった。多くの公立館と同様に、書籍数は限られ、来訪者も限られ、開館時間も短い。それでいて運営費はかさんでいた。また広い面積を事務スペースが占めていた。

リニューアルでは、スペースを営利部分の顧客のために最大活用することにした。顧客ニーズ真剣に突き詰めた結果、カフェの併設やレンタルDVD店と書店の併設という"ワンストップサービス"化のアイディアに至った。

顧客志向の発想は開架の本の並べ方を従来の10進法の図書館分類(哲学などが入り口に来る)から営利部分利用者利便性を考えた順番に配列する工夫にもつながった。(市長の著書が入り口近所に平積みされるなど)。

第3に生産性改善財政効果である

営利事業との並存は、スペースの生産性向上だけでなく、来館者数の拡大、賃料収入をもたらした。また、指定管理者市役所から収入だけでなく営利収入も使ってサービスの充実が図れる。最低限の運営費用は指定管理料として支払われるため、営利収入利益率は高い。店も併設しているから、普通の指定管理だとありえない数のスタッフしか図書館部分には確保されていない。

第4に武雄市を有名にした。

文化教育を重視し、改革に挑んでいるという姿勢が全国に伝わり、武雄市の知名度とイメージ向上に寄与した。

武雄市長は率先して武雄市図書館をアピールした。

マスコミ積極的露出する一方で、ソーシャルメディアを通じて寄せられた感想意見は「ゴミのような意見」「君はゴキブリ以下」と一蹴するなど、武雄市イメージ形成には今や欠かせない存在である

また、実名意見を寄せた人物に対し、職場上司国会議員を通じて圧力をかけたり、勤務先の企業名連呼し不買を公言したりするなど、ソーシャルメディア特性を十二分に活かした、武雄市の知名度向上策を実践している。

全国へのインパクト



今の時代インターネットの普及で図書館はもちろん、紙の書籍存在意義すら問われている。

また、CCC運営する店舗は全国に約1500店舗あり、スターバックスも約1000店舗ある。

今やTSUTAYAスターバックスも、ほとんどの人が簡単にアクセスできる時代である

レンタルインターネットで頼めば自宅のポストに届き、淹れたてのコーヒーコンビニ店頭で買うことができる時代になった。

ファミマの隣にファミマができる時代である。今後はレンタルDVD店も淘汰されていくから企業も新たな業態を見つける必要があるだろう。

そういう時代であるにも関わらず、武雄市図書館は、書店レンタル店とカフェを併設し、それらの利用者図書館利用者としてカウントした。

武雄の例は全国の公立図書館にショックを与えている。

武雄市図書館は数多くの問題点が指摘されている。

だが、武雄市武雄市図書館擁護する人々は、図書館法や司書制度既得権益で、既得権益者が「いかがなものか」と批判していると言う。

しかし、指定管理制度を含めた民間活用全体に関する否定的意見は、武雄市図書館に関しては見当たらない。

批判の多くは、議会を含めた武雄市政が行った決定プロセスや、指定管理者であるCCCに固有のものである

特にインターネットでやりとりされる、単純な感想や素朴な疑問に対する、武雄市長を含めた武雄市の過剰なまでの反応と、その対応のまずさが、批判の声をより大きくしていることは否定出来ない。

既得権益者が騒いでいるという武雄市や識者の批判はあたらない。

武雄市の事例に刺激を受けて、全国の公立図書館の見直しが始まることを願う。

2013-04-03

公共図書館必要なのか

散々語られている議題だと思うがあえて書いてみる。

大学図書館など、学校系の図書館必要だろう。一般書籍から専門書籍まで揃っているし、外国語書籍論文も見ることができる。入る時に身分証明必要なので身元の怪しい人は入ることが出来ず、怪しい連中に読書学習を阻害されるリスクは低い。

一方、一般図書館はどうだろう。一般書籍が申し訳程度にあるくらい。専門書籍は無いに等しい。なんで存在しているのか分からない。

NHKの「NEWSWEB」で以前古市がぼやいていたように、今の図書館は本が売れない元凶の1つとなっている。また、利便性を上げるためにインターネットで使える検索システム提供したらLibrahack騒動が起きた。これはベンダーもバカであるが。他にも色々批判は多い。民間委託してみただけで大騒動だ。

そこまであちこちから批判されまくっているのに、一般図書館を運営していく価値はどこにあるのだろうか。今や司書天下り雇用確保ツール、かつ身元不明者の雨宿り建物しか無くなっているのではないだろうか。

2012-03-01

今月の出版状況クロニクル批評

■冒頭文

この著者はいつも「欧米出版物の発行額が減ってないのに、日本だけ減ってる! 日本は異常!」と言ってるが、本当にそうか疑問がある。

日本大衆にまで出版文化が広まった数少ない国であり、その移り気な大衆が今インターネットに移行しているというだけの話ではないだろうか。

一方の欧米ではそもそも日本ほど一般大衆にまで出版文化が拡がっていない。

人口あたりの出版物発行額を見れば一目瞭然で、つまり日本80年代00年代出版バブルだったというだけの話である

バブルが弾けて、書店が潰れ、発行額が減る。当たり前の話だ。

それをこの著者は「失われた○年」などと大仰に語る。

著者が地場中小書店立場でのポジショントークに堕しているとしか思えない。

■1:出版科研の売上推移

単なるバブルの崩壊の図だ。「表出している出版危機」などではない。

■2:コミックの売上推移

月刊誌週刊誌は半減しているが、コミック自体は健闘している。ブックオフなどがなければもっと良かったんじゃね?

という分析は正しい。

まあ、80年代からずっと売れ筋コミック書店を支える構図はあったから今さらではあるが。

■3:ナショナルチェーンの地方への大型店出店

この項目はひどい。

大型店が地方に出て商店街シャッター通りになるなんて事例は山ほどある。その書店版が起こっているだけという話。

品揃えも悪く、不便で、綺麗でもない店が潰れるのは単なる淘汰の結果であって、当たり前のこと。

むしろ消費者にとっては歓迎すべき事柄である

しかしこの著者は「大型店はいかん!」と言うばかり。著者がひいきにしてる中小書店は潰れるかもしれないが、それは健全競争の結果でしかない。

また、「大型店が出来て小商店を潰すと全体の売上が減る」というトンデモ理論を展開している。

イオンが出来るとその地域食品需要が減るか。減らない。

大型書店ができても、その地域出版需要は減らない。

出版物発行額が減少してる問題と、この問題は全くリンクなどしていない。

■4:新文化座談会

中嶋の「定価10%増・書店マージン6%増」という提案は書店の苦境を救うにはいい提案だと思う。(ナショナルチェーンが更に元気になる結果となり、中小書店が増えるわけではないが)

あとは再販制が崩れた際に、大型店に対抗する形で、コンビニ型の「やや高いけど近くにあって品揃えも新鮮で綺麗で明るい小さな書店」という業態が成り立つ可能性はあるかも知れない。片岡の言う「生活圏の書店」というのはそういう方向になるだろう。

■5:あずまんが日経に書いた文

書店の知の機能」などという、現状が全く見えていない論点ボケボケの文章なのでスルー

このクロニクルの著者もあずまんの文の内容については完全スルーしているところが可笑しい。

■6:東京都書店商業組合の提案

もういいから時限再販・買切にしちゃえば、って話。

もちろん時限再販・買切の世界がやってきたら、このクロニクルの著者が肩入れしてる中小地場書店はより激しくなる競争に勝ち残れずに潰れるけどね☆

ただ、提案の3にある付録の件は地味に意味があると思うし、4については新古書店問題も絡めて警察連携して取り組むべきだとは思う。

■7:取次の立場

日販社長なら2/12の話なんてどうでも良くて、2/23日経の「買切を増やす」って話の方が100倍も重要だろうに。

なんでそっちはスルーして2/12の話を書いてるんだろう?

2/23日販社長から示された

 (1)書店売上総利益率を35%と約10ポイント高くする代わりに、返品する場合の返金額は仕入れ代金より低くする

 (2)一定期間がたてば書店が小売価格を決められる(時限再販)一方、その後は返品を認めない

 (3)書店の取り分を厚くして、完全買い切りにする

あたりの提案についてこのクロニクルの著者は言及すべきだった。

■8:『スティーブ・ジョブズ

紙の部数に比べて電子書籍は4%ってのはまあ現状妥当数字

ただ、個々の書籍の事例は別にして、大勢としては今後この数字が上がることはあっても下がることはないという点が重要

電子書籍の割合が増えれば書店も取次もどんどん縮小する。

電子書籍価格破壊が発生したら出版社も縮小する。

ま、どっちも起きるだろうけど。

■9:出版デジタル機構

これはつまり電子書籍規格の乱立によるamazon一人勝ち状態を防ぐというのと、上記の価格破壊を起こさないようにするためのもの

■10:JPO経済産業省から補助金ゲット

ここは著者の妄想が素晴らしい。

出版デジタル機構出版社を代行し、取次や書店電子書籍卸売りする」とか。アホかと。そんなお花畑みたいなこと考えてるのかとがっかりする。

電子書籍は取次や書店不要にするもの。当たり前。

編集者さえいれば、出版社不要だと思う著者すら多い。

ただ、著者の言う「出版の魅力は許認可でないその自由、民間の知と力によって生じるもの経産省など官の下とかちゃんちゃらおかしい」という主張には心の底から同意

■11:MARC

公共図書館理念なき膨張が書店を潰した」という著者の主張にも同意

あと図書館図書館員図書館担当に異動してきたただの公務員を、貸出数で評価するのはやめるべき。

MARCはどうでもいいが、デファクトスタンダードになってるTRCに統一すればいいと思う。官が税金を使ってJAPAN/MARCごり押しするとかマジ勘弁。

■12:佐藤優司書育成についての文

司書の問題もあるが、上記の通り司書図書館担当公務員を評価するシステムの問題が根本

■13:出版業界スキャンダル

どうでもいい。

■14:月刊誌囲碁』が休刊

雑誌とともに形成されてきた、多くの近代の「趣味共同体」そのものが消えていきつつある」などと著者は書いているが、単にその共同体ネット上に移動しただけの話。

むしろ、雑誌編集してきた人のような囲碁界周辺の「囲碁を見る側のプロ」が減るのが問題だ。ネット集合知代替できる気もするけど。

■15:エロ付録

クロニクルの著者は「何となく楽しい」などとボケ感想を書いて終えているが、これは重要な話題。

出版物の流通経路が、他の流通経路と比べて圧倒的に効率的(返品を抑えられる場合であるという面を見逃してはいけない。

小売価格の70%近くが販売者に入る流通って他にはほとんど無いのだ。

まり、見る者が見れば、出版流通は美味しい経路だと言うこと。これは今後更に利用してくる会社が出てくるだろう。

これは書店が生き残る道の一つかもしれない。

■16:著者の宣伝

過去出版業界について記す人はいてもいいと思うので、まあご自由に活動なさって下さい。

自分自分の書いた文章を「啓蒙的」と言えるセンスは今時貴重です。

http://d.hatena.ne.jp/OdaMitsuo/20120301/1330527651

2011-02-27

そんなに無駄を省きたかったらこのくらい考えろ

無駄なものリスト

1、受験勉強

2、コンビニ店員

3、警備員

4、運転免許・運転手

5、過疎が進む地方都市

6、天下り

7、電子化していない公共図書館

8、貯蓄があるくせに使わない老人

9、大半の大学

10、大半の高校

11、一戸建て

12、紙のレシート

13、鍵

14、個人が100億以上預金すること

15、フィルタリング

16、P2P規制

17、TPPに反対している人間全員

18、移民反対運動

19、日本英語教育

20、「働かざる者食うべからず

21、伝統行事

22、優越感

23、格差是正

24、雇用創出

25、死刑制度

26、ドラッグ規制

27、冠婚葬祭

28、職場

29、「生まれた家で死にたい

30、ダイエット

31、投資

32、美容整形

33、飲み会

34、年末年始にやること

35、自殺幇助の罪

36、結婚すること

37、電波時計以外の時計

38、新型ゲーム機の発売日前日から店の前に並ぶこと

39、肉体

40、生きること

41、はてな匿名ダイアリー投稿すること

2010-10-22

水道水500mlに100円も出すとかバカだろ」

みたいな事を言ってるとある英文記事が面白かったので訳してみた。

********************

http://www.cracked.com/article_18817_5-reasons-future-will-be-ruled-by-b.s..html

未来がハッタリによって支配される5つの理由

理想未来を思い浮かべてみよう。いや、地球最期の男になった自分ゾンビの群れを蹴散らす妄想じゃなくて、社会から見た理想未来を。エネルギークリーンで無尽蔵、品物は豊富で汚い仕事機械が全てやってくれる。みんな幸せでしょ?

でも実は、この未来は既に色んな意味で実現している。そしてこの未来を表す言葉は「屁」だ。

とりあえず説明しようか。

#5.

スタートレック風のユートピアは既に実現してる……っぽい

まず最初ポルノと死んだ赤ちゃんの話をしよう。

もし俺がお前に「予算ゼロで可能な限りのポルノネットから持ってきてくれ」と言ったら、どれだけのエロ画像エロ動画を持ってくる?

多分答えは「全部」じゃないだろうか。

これがちょっと面白い話につながる。ここ数十年、発展途上国では汚染された乳児用粉ミルクで何千もの赤ん坊が死んでいる。あれ、面白いって言っちゃった?ごめん、使う単語を間違えた。とにかく、何が起きてるかって言うと、衛生環境が悪いため母親は粉ミルクを汚染された水で溶かしている。んじゃ何で自分の身体からタダでミルクが作れるのに、わざわざ毒の粉ミルク赤ん坊に与えるのか?それは粉ミルクの製造社であるネスレがそうしろと言ってるからだ。

企業はタダで手に入れられるものに対してお金を出すよう説得する……みんなが知りたかった未来の姿がこれだ。

みんな俺がファイル共有やデジタル著作権や、腹黒なレコード会社の話をするんじゃないかと思うだろうけど、あんなのはこれから来る未来のほんの一片にすぎない。世界は変わった。生まれた時から俺達の頭に叩き込まれた社会ルールはひっくり返されようとしている。

未来学者やSF作家はよく「欠乏のない社会」――スタートレックのように、物質複製機やフュージョンアクターが全ての欠乏を終わらせた社会について口にする。確かに物凄く無茶な妄想に聞こえなくもないけど、俺たちの生活の中では、これが既に実現してる部分が沢山ある。エロなんかそう。今ポルノ空気よりも豊富だ。空気は有限だけど、今人類宇宙燃え尽きるまでエネルギーおっぱいのJPG画像に変換する機械を手にしている。今やおっぱいは無尽蔵なのだ。

さて、ツイスターゲームすら出来ないような狭い部屋でも、そこで過ごす時間のほぼ全てをネットサーフィンネットゲームに使うんだから構わないっていう人がどれだけいるか。彼らは別にプール付きの二階建ての一軒家が欲しい訳じゃない。300ドルネットブックと月額20ドルネット接続があれば、友人、出会い、娯楽、趣味、そして家族や同僚との連絡全てが可能になる。家で仕事をする事すら可能になる。

マズローの欲求段階の多くがデジタルのみで満たされる事が可能なのが今の時代だ。

俺たちネット住民はゲームデジタル著作権等についてぎゃーぎゃー騒いでるだけで、事のスケールの大きさに全く気が付いていない。まるで生まれた時からずっとフェンスの中に閉じ込められた犬が、嵐でフェンスが吹き飛ばされて、周りを見渡して「すげぇ、庭だ!」ってはしゃいでるようだ。

違うぞハチ公。目の前に広がってるのは庭じゃなく、世界そのものだ。

#4.

ビジネスは、生き延びるために無尽蔵な製品が有限であるフリをしなければならない。

というわけで……理想郷が実現した!人類の勝利だ!もうこんな記事読むのやめてパーティでも始めようぜ!

いや、ちょっと待て。粉ミルクの件を忘れてないか?

ここから話が色々とトチ狂ってくる訳で。例えば、公共の図書館は過去500年もの間本を無償で貸し出してきた。出版社は、図書館が本を買っているからこれを良しとしているし、人気のある本なら一度に何冊も貸し出せるよう複数冊購入してくれる。そして何度も読まれると本はボロボロになるから、数年置きに買い換えてもくれる。

そこで、出版社はより優れた本を作り出した。電子書籍と言う、100億回読まれても傷一つつかない不滅の本だ。このとんでもない代物を生産するのに幾らかかるかって言うと、これが1円もかからない。出版社に何も支払わなくても、読者は自分で本の複製品を「生産」して自分パソコンに保存する事もできる。この本もまた「無尽蔵」だ。

なので、出版社にとって次のステップは単純明確だった:本が自滅する仕様にする事。

図書館に売られた電子書籍は1年後、もしくは特定の回数だけ貸し出された後に自動削除されるようになった。これは出版社公共図書館の間でとんでもない論争の種になった。何せどちらも社会の構造をバラバラにするような「ほつれ」を見つけてしまったのだから。考えてもみよう:

A. 自然劣化しないのなら、客に必要な分だけの電子書籍を買い集めて永久に保存する事も出来るんじゃないの?

B. ちょっと待てよ。ただの電子ファイルだろ?じゃ1冊だけ買って、後は読みたいって言う客に対してコピペしてあげればいいんじゃないの?

C. ちょっと待てよ。そもそも図書館なんて必要か?出版社から買って自分で友達にコピーしたものを“貸して”やればいいんじゃないの?

D. ちょっと待てよ。印刷製本も必要ないのなら、そもそも出版社なんているの?作者から直接買えばいいんじゃないの?

E. ちょーーーっと待てよ。作者が作った1冊を用意すれば、あとはみんなそれをタダでもらっちゃえばいいんじゃないの?

ここで何が消滅したかをちょっと考えてみよう。出版会社社員が詰まった高層ビル、本が詰まった倉庫本屋図書館印刷機が並んだ工場、製紙工場、作者が印税で買ったいろんな物。これら全てが消滅。

これら全てを何とか維持していく為、出版社はFARTSと呼ばれるものを利用している。FARTSとはForced ARTificial Scarcityの略で、直訳すると「強制人工欠乏」という意味だ。いや、こう呼んでるのは俺なんだけど、俺くらいのネーミングセンスが連中にもあればみんなこう呼んでるはず(訳注:FARTS=「屁」。以降はこれを「屁」と訳す)。

みんなよく聞け:未来はFARTSに支配される。

みんなソニーマトリックスみたいな近未来バーチャル世界「Playstation Home」がデビューした時を覚えてるか?その時なんとも衝撃的な事件があった。人気ウェブ漫画Penny Arcadeの連中がバーチャルボーリング場にログインして、レーンが開くのを待つため並んでいたボーリング場なんて本当は存在しないはずのバーチャル空間で、だ。全てがサーバ上で0と1で作られてる世界なら、レーンなんて実質的無限に用意できるはずだ。誰でもいつでも使えるレーンが何千も用意されててもおかしくはないのに、俺らに用意されたのは「屁」だ。

#3.

曖昧製品制限が未来の姿

娯楽やコミュニケーションから仕事をするのに必要なソフトまで、あらゆるデジタル製品に言える事だが、俺たちの経済の大半は「屁」によって機能しているのが現状だ。そして時間が過ぎれば過ぎるほど、日常的に利用しているもの全てがその見えない雲に覆われていく。

凄いだろ?でもまぁ、お前さんは上の連中の言われた通りの事なんてしないだろう。企業が何もしなくても手に入るようなものに対して好き勝手に値札をつけるような未来、許すはずもない。これじゃあまるで……うーん……女性自分の体液を使えば済むような事で大量のお金を使ってしまうようなもんじゃないか。

俺だってそう思ったよ。俺は情報強者なんだぜっつって。んで、机の周りを見渡してみた。

俺の隣にはAquafina天然水のペットボトルがある。何故かというと:1990年代ペプシ社とコカコーラ社がペプシコーラの売り上げが伸びない事に気付いて、実質無限にあるはずの水道水を買って、ボトルに詰めて、山の絵が印刷させたラベルをつけて、値段を200倍にして、そんで俺がそいつを買った、という訳。

水の隣には頭痛薬のExcedrinがある。そりゃあ店がローカルで出してる銘柄だって分子構造レベルまで一緒だろうけど、俺は倍の金を出してこっちを買った。だってExcedrinだぜ?キャッチフレーズが「ザ・頭痛薬」なんだぜ?んでその下にあるのがローン支払いの明細書で、「手数料:$5.00」と書かれている。

俺のパソコンなんてもっとやばいぞ。Windows 7インストールしてあるんだけど、新品のHDDだったんで入れたのは200ドルのフルインストール版だ。アップグレード版は100ドルなんだけど、ちなみにどっちもディスクの中に入ってるデータは実は全くの一緒。安い方はただ前のバージョンインストールされてるかどうかが分かる機能があって、無ければインストールさせてくれない仕様なだけ。

パソコンを新調する事になったら、今インテルテストマーケティングしてる新しいプロセッサを入れるかもしれない。で、そのプロセッサ、一部の機能が事前に意図的にブロックされてる。何故かと言うと、そのブロックされた機能が使えるようになる「アップグレードカード」を50ドルで売りつけるためだ。

連中は俺達を虚無に対して金を支払うよう教育してて、俺達はずっとそれに従ってきた。お前の机の上にだって「屁」があるだろ?

#2.

未来世界では俺達全員がラーズ・ウルリッヒとなる

さっき電子書籍を例に出したのは理由がある。俺は機会がある度に本を出してる事を宣伝してる(内容は怪物とチ○コのお話。今はペーパーバック版が10ドルくらいで出てる。書くのに5年かかった。けど現実は、もしアンタが電子コピー版を入手しようと思ったら、それが可能だって事。お前に金を出させるための「欠乏性」は俺達の妄想の産物にすぎない。John Dies at the Endは350ページ分の「屁」だ。

Amazon.comと大手出版会社の議論の原点はそこにある。誰も値段をいくらにすればいいのか分からない。何となーく適当に決めなきゃいけない。どうせ最初の一部を作ってしまえば後は生産費はかからないんだから。

その一方、俺と俺の家族と俺が賃貸と車のローンを借りてる銀行とIRSと俺が飯を買ってるスーパーは、みんな少し手を伸ばせば俺の本のコピーがすぐにタダで手に入れられてしまう事に気付かないという共通の期待を抱いている。やがて世界中が同じ期待を抱くようになるだろう。

で、その問題を何とかするのが、知的財産権侵害する人間に対して、誰であろうと鉄槌を下す世界規模の条約b>ACTAだ。ネットの住民はみんなこいつを嫌ってる。何故なら①みんなのHDDを覗き見出来るレベルプライバシー侵害が出来ないと実施出来ない事と、②無意味だからだ。まるで沈んでいる船が海に大砲を向けて威嚇しているようなものだ。

何でこんな事をするのか?大企業レコード会社アクティビジョン利益を守るためか?メタリカの反海賊版活動家(笑)ラーズ・ウルリッヒが純金じゃなくプラチナで出来た飛行機を買うためか?どっかのライターサルオートバイの乗り方を教えるためか?ふざけんな!

でも犬とフェンスの話を忘れちゃいけない。世界は変わった。全員にとって。俺もラーズ・ウルリッヒと同じ状況になったし、お前だってそうなんだ。

ラーズは音楽を売って飯を食って、お前は自分労働力を売って飯を食ってる。いずれは氏の音楽と動揺、お前の人としての労働力電子化されて低コストで代用が効くようになり、お前の技術は完全に無価値になる。

どっかのゲーム屋さんで働いてるって?次の世代のゲーム機ゲームを直接ダウンロード出来る仕様になるからゲーム屋なんていらなくなる。ビデオ屋だって同じだ。ブルーレイは多分俺達が最後に目にする物理的なメディアだろう。レジバイトセルフレジ仕事が取られるどころの話じゃないぞ。将来的にはRFIDシステムを導入して、買い物品を持ったままセンサーを通りすぎれば自動的に口座から引き落とすシステムになる。スターバックス?お前のやってる仕事の何が機械で出来ないって言うんだ?郵便局?あそこで働いてる奴は実質人間スパム配信機でしかないだろ。郵便物の半数以上は真っ先にゴミ箱行きになる不用品だ。メール社会となった今、郵便局にとって利益が得られる客はダイレクトメール業者しか残っていない

ちなみに俺がサービス業ばかり挙げているのは、お前らの中の殆どが製造業で働いてるはずが無いからだ。そういう仕事の殆どはもうロボットアウトソーシングされてる。

技術力の発展のお陰で、雇い主にとって労働の殆どはお前らにとってのネットポルノと同じ「欠乏のない」ものになる。連中にとってコイツはポルノと同じくらい勃起させてくれるものだ。

ACTAやMPAARIAAをどれだけ憎もうが、お前の給料は既に「屁」で支払われている。

#1.

文明を救うのは「ハッタリ」

こうして俺らは貪欲な企業どもに金を支払わなくても大抵のものはタダで手に入る事を喜んでるが、それは同時に企業どもが俺らに金を支払う必要もなくなってるって事だ。どちら側も、将来人々は特に理由もなく「“支払う”事を選択する」事を期待している。ゲーム屋さんなら、店員も会社も客が唐突ゲームに対して対価を払う事を選択し、それを人から受け取る事を選択してくれるようにと願っている。

「良い仕事をすれば社会はそれに対して喜んで対価を支払う」みたいな屁理屈はいらない。ネットの住人の俺は、その理屈がどうなってきたか見てきた。サーバが落ちるくらいトラフィックが多い人気サイトが、PayPal募金口座で閑古鳥が鳴くばかりという理由で閉鎖に追い込まれるなんて何度見てきたことか。もしその仕事に対しての生来価値に見合った対価を支払うのが人間なのなら、Achewoodが「お金ください」とお願いする事もなかった。

自分で払う対価を決める」という制度は最終的には募金だ。そして人は特定の気分にいるか、余分なお金を持っている時にしか募金をしない。商業の代わりには成り得無い。

別に給料の話に限って言ってる訳じゃない。人間社会ってのは、人が作ったものを人が必要としてるから成り立っている。総合的なニーズが人を集結させ、リソースを共有させ、そうやって最初集落が生まれていった。人はモノが必要で、他人が俺らに必要なモノを与えてくれるためにも、俺らが作ったモノを他人が必要としてくれなくちゃいけない。これが何千年も続いてきた人間社会歯車だ。そして今その歯車が止まろうとしている。

という訳で、社会を救うためにも、今まで何度も人類を救ってきた見えないチカラに頼らないといけないようだ。俺はこいつを「ハッタリ」と呼びたい。

ハッタリは次の成長産業だ。ペットボトルの中の水が山の天然水だと、汚染された粉ミルクは乳児に命を吹き込むと俺らや教育を受けていない母親達に信じさせてきたアイツらは、将来的には外科医よりも重宝される事になる。

文明の発展と同時に、彼ら「屁」の守護者達は俺達が無から作れるものに対して、「良い人であるために」みたいな曖昧価値観を元に、対価を支払う文化を形成するだろう。丁度Appleロゴが、既に安価で出回ってるものと同価値のものに対して2倍の金を出させる洗脳効果があるのと同じように。

そしてやがて常温核融合炉やナノテク生産人間一人につき100GB/秒のWi-Fi接続で電子コンタクトレンズに色々とダウンロードできる技術が実現化した時代になっても、ハッタリ師達は「古き伝統」を守り続けているだろう。3セントで複製機が吐き出してくる靴よりも、80ドルの靴を買えと。何せこっちは「手作り」なんだから。

「支払のための支払」を新時代のモラルとするかもしれない。それか「屁」を中心とした新興宗教か……

少なくとも俺らが他の方法を思いつくまでは。

2010-10-04

毎日jpさん 正しい日本語を使ってね

日本語の乱れを云々言う前に、新聞屋さんが正しい日本語使わないとね。

毎日.jp日本語の乱れ

http://mainichi.jp/contents/edu/01.html

利用料金を気にせずお使いいただけます。

利用料金を気にせず、使ってもらえます・・・って、誰にモノを言っているの?

記事をいち早くご覧いただけます。

記事をいち早く、見てもらえます・・・って、事業者目線ですか。「記事をいち早く見られます」と言ってほしいです。

公共図書館お客様は館外からはご利用になれません。

なんだ、正しい日本語を使えるじゃないか。

「利用する」の尊敬語は「ご利用になる」が正解。

「利用できない」の尊敬語は「ご利用になれない」が正解。

関連記事

読売新聞 : http://anond.hatelabo.jp/20100929023255

朝日新聞 : http://anond.hatelabo.jp/20100517152439

ヤマト運輸http://anond.hatelabo.jp/20100505212836

アイロボット : http://anond.hatelabo.jp/20100501232624

ソニー生命http://anond.hatelabo.jp/20100509003029

2010-07-20

岡崎市中央図書館問題で

私は図書館関係者でもなくIT関係者でもないのだが普段図書館をよく使うので色々考えさせられた。

図書館本業司書の配置もままならず派遣に置き換えるところもある中で技術者を常駐するのは困難で、システムの見直しも5〜8年ごとにならざるを得ない現実。この程度のアクセスでダウンする図書館側にも問題ありという正論も世知辛い世の中の現実を前にするとなんとも。背景には財政問題もありか。

http://twitter.com/suzukimasatomo/status/18733818471

図書館システムって払った価格に見合った内容になってるんだろうか?

私のよく使う図書館もいくらで発注したのか知らないが、半角文字を受け付けてくれなかったり、AND検索尋常じゃなく遅かったり、素人にも分かる手抜き感に満ちあふれている。

(資料ごとのパーマリンクだとかよりよい使い勝手を要求するなんて夢のまた夢。それ以前の問題で頭が痛い……)

どうせ下請け中抜きバンバンやってるんだろうなあと思ってるのだがどうだろうか。

(※追記:件の図書館三菱だったそうだが、例にあげた私のよく使う図書館NECである。)

たぶん図書館をよく使ってる人は多かれ少なかれ自分の使う図書館システムについて不満を持ってると思うんだが、公共図書館なんて各自治体で縦割りだろうし、自治体によって規模も予算も違うし、

意見を集約してより良い共通のシステムを作るなんて言うのは無理な話なのかなー。

それにしてもあの手のシステムってどう評価して価格を付けるのかしらん。例えば前述のAND検索が異常に遅いとか半角を受け付けないとか、普段あまりコンピューターインターネットを使わない人は欠陥と思わずに使うんだろうし。

決定権のある図書館のお偉いさん?とかに使い勝手のいいシステム仕様やらよく分かってる人はいるのかな。

2010-01-29

a. ただいま

b. おかえりなさい。

a. 今日ニュースサリンジャーが亡くなったって言ってたな。

b. そうね、でも、いいのよ、 そんな、 お ・ は ・ な ・ し は。 ちゅっ。

   どうだった、お仕事は?

a. ばか、サリンジャーが亡くなったんだぞ。

b. うん、そうね、 でも、 ね。 お風呂にする? それともお食事? それとも・・・

a. サリンジャーはなあ、 あの偉大な・・・

b. わかってるわよ、 そう、 そんなに そんなお話がしたいの?

  そうね、 その前に服を脱いで着替えてからにしたら?

a. 『ライ麦畑で』は良かったなあ、 『ナインストリー』も、

b. でも、はい。

  着替え、ここに置いておくね。 私も着替えよかな。

a. でも、なぜあんなに偏屈になっちゃったのかな。 どう思う?

b. うん。 もう、 は ・ や ・ く  着替えてって。

a. 結婚して子供も生まれてるし、なのに塀で家の周りを囲んでじゃって

  その中だけで生活するって。

b. へー、 そうなの。

  はーーあ あ あ。 ちょっと、疲れちゃったは、わ ・ た ・ し。

a. それからが謎なんだよなあ、作品、残してるのかな?

b. えっ、何? えっ、 あっ、 そんなことしないでっ もう。

a. 何言ってるんだよ、たぶん残してないだろうな。

  残してても案外、くだらないものばっかりだと神話が崩れちゃうしな。

b. 神話って、昔話しみたい。 イヤ、どうしちゃったの? そんなお話しばかり、

  わたしのことキライになっちゃった? どう、この下着。 いいでしょ。

a. 一度、行ってみたかったよな。サリンジャーが隠棲してたって言う、ニューハンプシャー田舎に。

b. 下着が邪魔なのかな? そしたら、脱いじゃおうかな? いい?

a. 誰か、何か書いてるかな、

サリンジャー氏は1974年に20年近くの沈黙を破ってニューヨーク・タイムズNew York Times)紙の電話インタビューに応じ、次のように語った。「作品を出版しないでいれば、驚くほど平和な毎日だ。何かを出版すれば私の個人的な生活がひどく脅かされることになる。私は書くのが好きだ。書くことを愛している。でも今は自分自身のため、自分の喜びのために書いているだけだ」

http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2553970/3647218

だからビートルズファン、ジョン・レノンファンにとっても、サリンジャーはちょっと特別な存在だ。その死のニュースを目にしたときは、やっぱりある種の感慨があった。けれど、そうか、まだ生きていたかというキモチも正直あったり。

 この人、ノルマンディーユタ・ビーチに上陸してるんだよねぇ。歴史だなぁ。今晩、家に帰ったら、ひさしぶりに「プライベート・ライアン」でも見るかなぁ。

http://d.hatena.ne.jp/curragh/20100129/p1

91歳。世界でいちばん好きな本の作者が死んだ。偉大な人がまたこの世から去っていった。このニュースを知ったとき、なんとなくヴォネガットの死を思い起こした。彼が亡くなったときはもう読めなくなるのか…という感じがあった。だけど、サリンジャーの場合、亡くなってからのほうが、隠遁生活後も書いていたらしいモノを読めるんじゃないかと思ったりする。

http://d.hatena.ne.jp/miexpo/20100129/1264767180

あらためて思いますけど、サリンジャー言葉選びのセンスが抜群なんですよね。ちょっとした短い文章の中に、読む者の心をグッと惹きつける魅力がある。コピーライティングの技法にも通じる彼の文体は、今後も「クールな文体」の手本として永遠に生き続けることでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/marukoshi-an/20100129/p1

今週のNewYorker誌は、まるでサリンジャー追悼号のようだ。

http://d.hatena.ne.jp/platycerus/20100129/p1

120 : ゆで卵(石川県) :2010/01/29(金) 03:31:04.20 ID:AnGQMgQs

ライ麦は話自体は別に大したことはないが、

その大したことない話を口語たっぷり社会からの

疎外者の視点で語りつくすという方法論は素晴らしい。

アメリカ保守的地域ではいまだに禁書扱いだったりするしな

38. Posted by 以下、ゴールデン名無し がお送りします。 2010年 01月29日 12:31

去年はレヴィ・ストロース、今年はサリンジャーかぁ、

サリンジャーはもっと長生きするかと思ったのだがな。

著名な文学大御所レヴィ・ストロース哲学者でもあり文学者でも有名)が二人も亡くなったな。

冥福をお祈りいたします。

http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51427492.html

たとえば教師のタッパーの話した時もやな、お前の目普通ちゃうで。人殺すときみたいにぎらぎらしすぎや。光りすぎや。あいつが教室に来る前にトイレ行って髪の毛わざとばさばさのぼさぼさにしてくるゆうあの話。そら全部お前がゆうたとおり間違いないと思うけどさ、でもそんなもんお前に関係なくないか?あいつが自分の髪の毛をどうしたこうしたってええやんけ、あいつなにを気取ってんねん、ププ、ダサイやつやなー思てたら済む話やんけ。悲壮美なんですねーゆうてそんなもんいちいち演出しなあかんほど自信ないんやなあゆうて、同情したったらええんとちやうの。そやのにお前は、ええか、これだけはゆうとくけどおちょくってるんやないで。お前が喋ってんの聞いとっら、あいつの髪の毛自体が、なんかお前の仇みたいになってて、それはちゃうやろ。んでお前がそれをわかってるっちゅうのがもっと気に入らんわ。

http://www.mieko.jp/blog/2010/01/post-4885.html

ニューヨーク公共図書館(NYPL)のウェブサイトに、2010年1月27日に91歳で死去した作家サリンジャー(J.D. Salinger)氏を悼む文章が掲載されています。

The NYPL Says Goodbye To J.D. Salinger(2010/1/28付けNYPLのNews

http://nypl.org/press/press-release/2010/01/28/passing-author-jd-salinger-resonates-throughout-nypl

J・D・サリンジャー氏死去 米作家(2010/1/29付け47Newsの記事)

http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012901000109.html

A Farewell to J.D. Salinger from the New York Public Library(2010/1/28付けResourceShelfの記事)

http://www.resourceshelf.com/2010/01/28/a-farewell-to-j-d-salinger-from-the-new-york-public-library/

http://current.ndl.go.jp/node/15711

b. どう、これで満足したの、 は ・ や ・ く  こっちへ 来て、

 

 

2009-09-15

http://anond.hatelabo.jp/20090915120744

元増田公共図書館員と勝手に仮定するけど、図書館員としては優秀かもしれないが揚げ足を取られるような文章を書いちゃう時点で公務員としてはいただけないと苦言を呈してみる。文末がほとんど「思う」で結ぶのもいまいち。断言できないのだね。

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