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2019-11-01

図書館で静かにしなければならない理由がわからない

紙なんて音に敏感なわけないのに、静かにする意味がわからない。

古文書級のが保存されてるならわかるが、街の図書館開架図書なんてたいした本ないし。

それより、あの受付印とか蔵書印とかやめてくんないかな?

明治大正時代の本や小冊子とかに無造作に印を押されてるとマジ萎えるわ。

あの時代カラー印刷なんか、浮世絵職人仕事にあぶれて作った工芸品だぞ。

お前は乾隆帝かよ。

軽々しく判子押しちゃうような連中に、静かにしろとか唾飛ばすなとか言われたくないわ。

2019-09-28

古書店が開けるほどの「本の山」

https://togetter.com/li/1409562

こちらのたくさん本があったという話について、古本界隈で働いていたので書いておこうと思います

別に隠れて投稿することもないかと思いましたが、業界の裏話的な内容なのでこちらにしました。

まず図書館への寄贈は、よほどの希少本でない限り基本的に断られます

同様に病院や養護施設などへの寄贈も受け付けてないことが多く、内容についても精査されるので難しいです。

そして古本屋、こちらが本命かと思いますので細かく書きます

これまでの経験からひとりで保管できる最大がだいたい1万冊なので、ここでは仮に1万冊持っていたとします。

それを古本屋が買い取るとなると、トラックなどで往復する手間とそれなりの人手が必要です。

複雑な戸建てや高層階のマンションなどは運び出すだけでも数日かかりますのでここで数万円、場合によっては10万くらいの費用が発生しています

そして商品になるかどうかの品定めを行います

価値があるかどうか、破れていないかペンなどの書き込みがないかをチェックしながら、販売用と転売用と廃棄用に分けていきます

販売用とは自分販売するという意味で、最も価値がある本ということです。

もちろん全部売れるわけではないので、利益が確定しているわけではありません。

転売用とは自分では売らないが他の同業他社が扱っているものです。

この基準は各店舗で異なりますが、例えばあるジャンルは扱ってないとか、破れやシミなどがあるものは扱わないとか、単価の安いものは扱わないとか、それぞれ独自基準を持っていますので、自分が売らなくても他店で取り扱っているのであればそちらに回します。

廃棄用は文字通り廃棄処分です。

破れていたりコーヒーがかかっていたりと商品としての価値がなくなったものこちらです。

その他電話帳のような元々価値がないものや、販売が困難なものこちらに入ることが多いです。

もったいないなと思う代表格に同人誌があります

専門店でないと取り扱いが難しく、またそのような専門店転売しようと思っても、それぞれに価値があるのかどうかの判断時間がかかったりと、色々と手間がかかるのでそのまま廃棄処分となることが多いです。

廃棄処分方法地域によって違いますが、トイレットペーパーと交換したり、1kgいくらかで古紙業者に買い取ってもらったりします。

なおこれらの選別作業を買い取るときにその場で行う業者もあれば、冊数や重さなどで買い取る業者など色々です。

私のいた店ではその場でだいたいの価値を算出して買い取っていましたので、かなり高値で買い取っていたと思います

コレクションの内容や保管状態によってバラバラですが、割合としては、販売が60%、転売10%、廃棄が30%くらいだと思ってください。

過去には数万冊の本を買い取ったのに、あまりに汚いということで持ち帰ってすぐに全部廃棄処分したこともあります

見た目が綺麗でも裏表紙蔵書印が押されていたり、ネットカフェ経由の本はほとんど売れません。

ネットカフェのような乱雑に扱われることを想定している場合は、表紙が糊付けされていたり、ページが抜けないように本全体をタコ糸などで補強していることが多く商品としての価値がありません。

また多少のページの折れはいいのですが、変な形に曲がってしまってる本は全く価値がありません。

保管するときはブックエンドを使ってまっすぐ立てるか横にまっすぐ寝かせてください。

ベッドの隅でねじ曲がって置かれていた漫画など論外です。

こうして販売用として残った本を販売できるようにする作業に入ります

まず価値があるかどうかの品定めを厳密に行います

過去販売履歴などから想定される価値計算し、販売に値するか判断します。

ここで単価が安すぎるものや回転率が悪く自分の店で販売するには在庫リスクが高すぎるという場合は他店への転売に回したりします。

小説実用書はそのままクリーニングにまわしますが、漫画場合シリーズがそろっているかチェックします。

本が少ないときはいいのですが、3000冊を超えると神経衰弱みたいで気が狂いそうになります

10巻完結の漫画で1冊でも足りないとバラ売りになってしまます

バラ売りとセット売りでは1~5割くらい価値が変わります

最近の本であれば自分で買ってきて足せばいいのですが、数十年も前の本は簡単に買い足せません。

単巻で価値があるものはそのまま売りますが、揃わなかった多くの本は他店にまわします。

あと1冊でコンプリートするのに、という状態長編漫画が山積みというのは業界的によるある話です。

また1巻は色んな古本屋で売っているが最終巻はどこにもない、ということはよくあります

友達の家で読んだとか、途中で面白くなくなったとかの理由で最終巻を買わず中途半端状態で売る人が多いです。

まり出回ってない漫画ちゃんと全巻揃えて売ると、価格があがったりしますので参考にしてください。

この段階で脱落するかどうかはジャンルによって差があります

揃っている漫画ほとんどが販売されますが、雑誌ライトノベルほとんど販売されません。

雑誌価値があるのは特定アイドル写真掲載されているとか、特別理由があります

私も学生時代にあるアイドル掲載された1ページが欲しくて古本屋で汚い雑誌抱き合わせの束を買ったことがあります

ライトノベルほとんど売れません。

この購買層は古本をあまり買いません。

激安にすれば売れるのですがそれでは商売になりませんので基本的に他店に転売します。

通常の小説でも単行本販売される確率文庫本の半分くらいですが、高値のつく確率が高めです。

単行本コレクター要素があるので、本棚に飾りたいという需要もあるようです。

私も村上春樹の本を棚に並べていたりしますが別に読み返すことはありません。

ただ映えるという理由だけです。

多くの実用書は時代の流れで価値を失いますが、一部ジャンル実用書は著者によっては下がるどころか価値が上がるものもあります

たとえば囲碁将棋麻雀が該当します。また一部の経済本も価値が下がりません。

そのようないわゆるレア本は表紙がなくても高値で売れたりします。

この段階で半分以上の本が脱落します。

本というのは本棚などに長年置かれているため埃やシミなどが付いているのでクリーニング必要です。

まずおおざっぱにタオルなどで埃を取ってから、専用の洗剤を付けた布でゴシゴシ磨いていきます

場合によっては本にその液体をぶっかけます

その結果、力を入れすぎて表紙が破れたり、シミが取れなかったり、逆に洗剤によってシミが付いたもの廃棄処分となります

汚れが取れたら見た目の体裁を整えていきます

ブック〇フのシールが貼られているような本は売れませんのでシール剥しを使って剥していきます

人気のある本は5枚くらい貼られているのでイライラしながら剥します。

外に貼られているもの簡単ですが、中にシールが貼られている場合は手間がかかり、場合によっては剥すときに傷がついてまた廃棄処分となります

そしてページが折れているものは全てのページを元に戻します。

特に多いのが漫画の表紙の内側が小さく折れているものです。

なぜか多いんですよね、これ。

所有者によって本の扱い方に個性があるので、表紙が1冊折れていたら30冊あると思え、が標語です。

具体的には本を丸めて読む癖があると表紙が折れます

本はまっすぐ開いてください。もちろん開きすぎて開き癖が付いてもいけません。

また表紙がずれるのが嫌で表紙をテープで止める人けっこういますおすすめしません。

経年劣化したテープはシミになってしまいまい本の価値が激減します。

こうしてクリーニング突破できなかった10パーセントくらいの本が脱落します。

このような工程を経て実際に自分の店で販売されるのは買い取った全体の10%くらいになります

他店に転売したときに多少の現金は入りますが、単純計算で1冊10円で買い取ったとしても1冊100円の購入経費がかかっていることになります

また上記の選別作業クリーニングに1冊2分くらいかかりますので、見えないところで人件費がかなりかかっています

それらを考慮するとブック〇フのように100円で売っていたのでは儲けが出ないどころか赤字なのです。

ただ私のいた店では売りに出せばほとんど売れるという厳しい基準販売していたため、他店ではもっと販売に回していると思います

概ね9割が売れていましたので、売れ残った本が山積みになっている街の古本屋想像してもらえれば、経営方針の違いがよく分かるでしょう。

色々と厳しい基準を書いていますが近年のお客さんはとても目が厳しいのです。

私の若い頃(それなりに年です)は古本屋の本といえば埃みまれだったりソースがかかって汚れていたり破れていたり雨に濡れてシワシワだったりと酷いものでした。

しかし今は新品同様の本を激安で求めています

ですので新品同様になるように手入れをして、新品同様にならないものは売らないのです。

この流れはブック〇フが作ったといっても過言ではありません。

綺麗な古本を安く提供する。

一度これに慣れてしまったら汚い古本屋など商売になりません。

そして安く提供することで経営悪化したブック〇フは単価を上げてきました。

なんということでしょう

2018-08-18

高知県立大焚書記事問題を元大学図書館の人視点から

高知新聞記事見出しを見たときツタヤ図書館的なことを

大学図書館がやるなんて世も末だなと衝撃受けたけど

記事読んだら通常業務してるだけじゃねーか!と二度びっくりしたので

図書館私立大学)の中の人として補足を書くことにした。

蔵書を廃棄するまで

図書館書架が有限である以上、図書は買った分だけ捨てないと書架に収まらない。

購入・整備と同じように廃棄も定常業務ひとつ

購入→開架閉架検討→廃棄

通常、図書を購入して廃棄するまでは上記の流れを辿る。

  1. 購入図書は新着図書コーナーを経て開架配架
  2. 開架配架されている図書のうち一定期間(うちは3年)貸出利用されていない図書閉架に移動。
  3. 閉架配架された図書で閲覧申請があったもの開架に戻す。
  4. 閉架配架された図書さら一定期間(うちは5年~20年)閲覧申請がない図書図書館職員が廃棄リスト作成※。
  5. 大学図書館委員会(各学科図書担当教員)に廃棄リストを提出し承認を得る。
  6. 研究室に廃棄リストを配布し、欲しい本があれば研究室譲渡
  7. 廃棄。

オプション

 ※図書館職員の廃棄選定基準

  複本、新訂版有無、電子版有無、利用頻度、連携図書館国立国会図書館所蔵有無

図書価値を決めるもの

 大学にもよるだろうけど、本当の貴重書・重要度の高い図書図書館にはなく研究室にあったりする。

 特定専門分野の第一人者定年退職し、後任研究者がいないと研究室所蔵図書価値がわかる人がいなくなり、あえなく廃棄処分になるケースも何回か経験してきた。

 大学図書館にとって図書価値基準教育研究対象関連であるか否かである程度決まってくる。 

大学図書館役割はなにか

 そもそも大学図書館図書館法下の図書館ではなく、学校教育法下の図書館である

 大学図書館役割第一研究者学生のための図書雑誌等を所蔵し供与することであり今後も変わらないだろう。

 郷土資料の保存や収集公立図書館博物館役割で、県立であっても大学図書館が担う必要はないように思う。

 ただ、郷土資料を大量に廃棄するときは、公立図書館博物館に一声かけ配慮はあってよかったようには思う。

大学図書館収蔵能力減少の原因

 最近は偉大なる文科省中教審様の御宣託であったり千葉大成功事例であったりで大学図書館

 「主体的学修を支える図書館の充実や開館時間の延長、学生による協働学修の場の充実」を求められるようになった。

 以降、大学図書館を新設・改修するとラーニングコモンズとしてグループ学習設備内装予算とスペースが割かれるようになった。

 既存改修で閉架書架を潰してグループ学習室設置した大学図書館もある。

 余談だけど、千葉大西千葉猿真似ラーニングコモンズ作ってる多くの大学図書館ファミレス化してて残念な気持ちになる。

蛇足:一部のネットdeワイドショーな方へ

 ただただ自分信条感想を断言してスター稼ぐ前に、ご自身周辺情報をある程度把握をした上でコメントしませんか。

 ネット検索しても周辺情報に辿り着けない場合は最寄りの公共図書館にご相談ください。

 司書レファレンスサービス提供しています

2015-09-12

図書館って

武雄のTSUTAYA図書館の話とか聞いても思うんだけどそもそも図書館ってこんなに必要ですかね?

私は毎朝都心を抜ける地下鉄通勤してるんだけど50代60代くらいのサラリーマン

蔵書印のついた推理小説とか歴史小説をよく読んでいる。

そんなの買えばよくない?

図書館は重くて1万円以上するような、本屋ではなかなか売れないけど残したい本でも所蔵して、

あと本当にお金がない人達文化的生活学習サポートするための絵本児童書とか、

何十年経っても色あせない文学書だけ置いておけばよいのでは。

500万円以上もらっているであろう正社員サラリーマン金もわずくだらない娯楽小説を読み

最近若いモンはスマホばかりいじって」とか言ってるの見るとなんなんだろうと思う。

図書館存在意義を教えて下さい。

 
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