はてなキーワード: ラストとは
ネットではエヴァのネタバレに対してかなりシビアになっている節がある。
理由は簡単でそういう戦略だから。長年温めて来たエヴァンゲリオンというコンテンツに対して企業が取る最も効果ある宣伝手段だと思う。
これは何もエヴァに限らない。殆どのコンテンツは発表前までその存在は秘匿される。Appleやポケモンがいい例。新IPhpneや新ポケモンのお披露目は然るべきときに然るべき場所で行うことで最大限の広報になる。
エヴァが特殊なのは、その秘匿性を公開後も維持しようとしているからだ。それによって劇場に足を運ぶ人が大勢いるのだから大成功といえる。言い換えれば、拗れたファンの信仰心を試す儀式というのが正解だろう。プペルとは全く違うがどこか似ている。
現在のSNS偏重の日本では公開前に内容がバレることすらあるのに、エヴァは公開後も映画館に足を運んで自分の目で確かめたい層がいるため、ネタバレへの過度な反応が多い。尤も公開から1週間なので沈下しつつあるが。
ただしこのようなコンテンツはエヴァが頂点であり、今後はないだろう。なぜならネタバレという行為には、あらかじめ「ネタバレを良しとしない忌避感」が備わっていなければならないだらだ。知りたくない情報があるからネタバレがあり、誰でもしれるモノはネタバレとは言えない。
ここからは俺の個人的な考えだが、ネタバレを嫌う風潮自体が今後廃れていく、もしくは主流とは言えなくなると思える。ゲームで言えば、買い切りのソフトパッケージが主流だった時代から無料アプリ内の課金に移行したように、同じようなモノでも価値観が変わっていくはずだ。
今回のエヴァ騒動で思ったのはネタバレという行動自体がコンテンツになっているということ。
エヴァはプロモーションとして冒頭12分を無料公開するなど宣伝に多くの費用かけている一方で、肝心の本編は徹底的に伏せている。今もなお。
自分のようにエヴァ世代からやや外れた人間からしてみれば、公開後にもネタバレを秘匿することには違和感がある。そしてさらに考えると、そもそも多くの作品が公開後もネタバレに敏感な風潮に気づいた。なぜ世の中に放たれた作品にもネタバレを抑制する動きが働くのか。
例えばアガサクリスティのような有名作品であっても、殺人の犯人やトリック等はネタバレとして扱われる。それは推理小説やそれを扱った作品にとって重要且つ核心に至るものだ、というのがネタバレを阻む抑止力だろう。「このオリエント急行殺人事件の犯人は~」などと読もうとする人に告げたらかなりの確率で縁を切られかねない。
だけど世の中にはネタバレを知ることに忌避感を持つ人がいると同時に、ネタバレでもいいから情報が欲しいという人間が一定数いる。具体的には作品内で猫や犬が死ぬかどうかだ。ペットをもつ人間は犬猫の死の描写に敏感になる。もっと言えば推理小説の犯人を最初から知りたい人間もいる。そういう人は作品を読むに当たり、誰が犯人なのかをあらかじめ知っておかなけれ不安になる傾向があるらしい。推理小説をラストから読む人がいるが、まさにそういう人が身近にいる。
自分は推理小説の犯人まで知りたいとは思わない。だがその作品の核となる部分や面白さをあらかじめ砕いた上で自分に合う形で取り込もうとする考えには、決して嫌な気はしない。
例えば、自分の親はポケモンGoを一人で3台のスマホを常に操っている上に、雨の日は位置情報を任意で動かして楽しんでいる。それらはポケモンGo自体の面白さを消すことになるだろうし違反ではあるが、彼らからすれば効率性や安全性の確保が重要なのだ。作品の面白さに反してでも自分に合うモノを得たいという感情は尊重するのだ。
今までは、ゲームは自分の力で攻略するモノ、小説は自分で読破するモノ、アニメは最初から最後までみるもの、という考えが偉かった。しかし、ゲームは誰かのプレイを眺めることが増え、小説はあらすじだけで済ませ、アニメは途中の話を倍速で見る、という行為も決して珍しくない
何が言いたいかというと、劇場に足を運んで事前情報を得ていない状態で自分の目で作品を見る、という行為が面白いと感じるのはこの「シン・エヴァンゲリオン」が最後になるだろうと、ということだ。映画という舞台をキチンと使ったある意味で最後の邦画かもしれない。あらすじも匂わせもなく、純粋に作品を最初から連続して楽しむという体験は、かなり貴重だ。
今後はネタバレ自体への忌避感が薄い人がいることを世間が知る段階になるだろう。そういう人は主流にならないだろうが、無視するほどではない。そうすると必然的に「答えはCMの後で」戦法は通用しなくなる。
例えば同じ作品の宣伝で「この中の誰かが死ぬ」という予告では食いつかず、aとbが死にcが犯人、と伝えたほうが受けが良いかもしれない。
コンテンツがあふれる世の中では、結末を匂わせるのではなく、ストレートに伝える手法がドンドン出てくるのではないか?
予め結末を知るか他者の言葉や感想を求めた上で自身で内容を確認する人々の声が高まれば、まず結末や誰かの死が先行し、そこにストーリーが入ってくる形が出てくるかもしれない
とりとめも無い話だが、身近にいる何人かを見ているとそうなって行きそうだ
https://samepa.hatenablog.com/entry/20121117/1353156846
唯一にして最大の違いは、“結果的に”間違っていたのが自分か周囲かという部分なように感じます。これまでは結果的に周囲の人間のほうがダメで、シンジ君が被害を被っていた部分が多かったです。しかし今回は、シンジ君の方がダメで、周囲が被害に合います。にも関わらず、等のシンジ君は自分がダメという自覚が無いので、いつものように他人に迫害されている=自分が一方的に被害者と思ってしまうのです。
ラストで「これまで周囲に愚痴言ってばかりいたけど、案外自分もダメじゃね?」と気づいてしまったシンジ君は茫然自失となり、一切の行動を放棄します。世界に全く価値が見出せなくなった状態です。
これができるのはなんだかんだシンジくんが愛されてるからで、完全ボッチにーと引きこもりの豚まんじゅうさんがこの状態になったら死ぬだけだから
だからずっと「俺は正しいのに周りがいつも俺をたたく」っていうイメージなんだろうね。
かわいそう。
30/100点
グラフィックがそこそこきれいだけど、リスポーン時のリトライがそんなに時間かからない
タイタンとのバディ感はありがちでラストもありがちだけど悪くない
タイムトラベルによるギミックは面白かった めんどくて嫌いだけど
リスポーン地点もステージ最初固定じゃなくて途中途中で刻んでくれたからなんとか最後までやれた
それがなかったら多分挫折してた
武器が単発かどうかくらいの違いしかなくてたくさんある意味がない
弾切れがあってうざい
リスポーンしてもどこから攻撃うけてるか意味わからず10秒で死ぬこと多数
どこに進めばいいか、どこからすすめるかがすごくわかりにくくてストレスたまる
だいたい穴があいてたりちょっと高い位置に道があるけど、それがわかりにくい
最初に書いておくが、この女優はエロという意味で完璧というわけではない。
もっと言うと、「虚構であるセクシー女優性を完璧に演出した」と言う意味で完璧な女優である。
デビュー前には「元宝ジェンヌだったが圧力でAVデビューできなかったあの大物らしい」といろいろ噂になった。
森の中にたたずむ後ろ姿しか見えない写真だけがAVデビュー前に出回った。
デビュー時には森の中で裸足で突っ立っており、こちらを振り向く演出でデビューする。
音楽も聞いて欲しい。某クラシックの音程を少しずらした「申し訳程度でジャスラックに引っかからないようにした」音楽である。
インタビューに答え出す。
「177cmで男っぽい感じだが、女の子な感じに憧れる」なんだか、とってつけたような話である。デビューはそこそこのインタビューでエッチして終わり。
そして、数本挟んで、引退作。
引退作までに整形でもしたのかと言うくらい可愛くなる。
「デビュー作で中出しか顔出しか迷って中出し」の演出があるのだが、その時に中に出して欲しかったんだと訴える。
森の中で裸足でたたずむ。
音楽はやはり、某クラシックを少しぶつ切りにして繋げた申し訳程度のジャスラック除け音楽。
「私は素直で魅力的な女性になりたい」
と終わる。
見た目が圧倒的に変化するのが見ものだが、
とってつけたような理由、とってつけたような音楽、とってつけたような自己解釈。
自分の人生を必死に盛り上げて、肯定しているが、それがツギハギだらけでも、
そんな人生でも肯定できるように明るく作る姿に、人間の強さを感じる。
顔だけでいえば完璧とは程遠いが、引退作の彼女の顔はまさに「完璧なセクシー女優」であった。
これほど完成度の高い「女優業」を私は知らない。
人間が本気になっても、なかなかここには到達しない。
ssig33 書いた
加担したゴミ
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NobeeeNobeee
cockokcockok
scorelessdrawscorelessdraw 未見だが(この増田も本文読んでないが)、もう宇部興産しか頭に入らない。そろそろ宇部興産見に行くか、という感じである。
quitquietquitquiet
hobo_kinghobo_king https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=4208.t 宇部興産(4208) 週明けチャートに火柱立つでこれ。 アニメ
ohjinil1124ohjinil1124 書いたじゃねーよゴミ
kanimasterkanimaster 同窓会には行けません。 animeネタ
abababababababaabababababababa マリやで
UtsumiMarkcityUtsumiMarkcity ネタバレに本気で怒ってるっぽい人、正気か?
s5rs5r ネタバレをバズらせるなといいながらはてブしてホッテントリにいれてる人たち
jinkaishitsujinkaishitsu 公開1週間だし、ネタバレを気にするような人はさっさと観に行ったほうが良いのでは...ネットメディアもSNSも、いつまでも配慮してはくれないでしょう
2021/03/14 15:12 リンク yellowyellowyellow
korosukentkorosukent ネタバレ最悪。この人何考えてるんだろう?
samu_isamu_i 死ぬんだとおもってた。世界を救った英雄になって讃えられるわけでもないのか。就職すると思いながら見る映画は最高だぜ
dokodoko あれあそこに住んでるわけじゃないでしょ
tantakatanZtantakatanZ 書いた。じゃないです。見たくなくても目につくんです。タイトル変えて下さいよ
kobito19kobito19 そうそう、ドラクエ映画とかクソ映画ならネタバレ許容されるみたいな風潮はおかしいよね
orbisorbis animecinemalocalneta増田
momoirotanmomoirotan
ytskytsk あとで読む
KAZ99KKAZ99K タイトルでネタバレしないでよーーー!!
workingmanisdeadworkingmanisdead
exciteBexciteB 「地元宇部興産で就職」は虚構と現実行ったり来たりするアニメ屋からすれば「汗水たらす枠」だろ。
tobetchitobetchi eva
demacsdemacs
kiyo_hikokiyo_hiko 宇部興産の株主として宇部興産が話題になるのうれしい。 ネタバレ
2021/03/14 14:32 リンク yellowyellow
Arturo_UiArturo_Ui その企業に思い入れがあるわけではなく、単純に「宇部には他に何もない」というだけの理由じゃないの? ピンと来ない
maketexlsrmaketexlsr “言いたいこととしては俺は宇部興産というか宇部興産専用道路が大好きなんだ。工場の配置の非合理を力業で無理矢理ぶちぬくその精神性”わかる
2021/03/14 14:24 リンク yellowyellow 8 clicks
umazura_factoryumazura_factory タイトルでネタバレすんなよクソ野郎が。
chunguschungus ネタバレ何とか言ってる人 観ろよ
2021/03/14 14:15 リンク yellowyellow
kita-tubakita-tuba なるほどわからん案件(未鑑賞
retire2kretire2k コンクリートで作った不動産が最強ってことやろ
sumoasumoa
beginnerchangbeginnerchang 草
juicyfragrancejuicyfragrance
roirrawedocroirrawedoc
ikioiamatteikioiamatte
nanako_csrnanako_csr あとで読む
llllllpllllllp あとで読む
MozhaiskijMozhaiskij
rocketboy_miyarocketboy_miya エヴァ
uza_momouza_momo ちょっと面白くないフェイクで目が滑って3行で諦めた。
2021/03/14 13:41 リンク greenyellow
readmemoreadmemo さっき見てきてよかった。笑った。
oktnzmoktnzm ネタバレ嫌な連中はそんなに好きならネット遮断するか、いの一番に見に行けよ。見苦しい。
2021/03/14 13:37 リンク yellowyellowyellowyellowyellowyellow
mnoxmnox クッソめちゃめちゃ観たくなったじゃないか。序破急みなきゃ、、、。 movie山口
2021/03/14 13:36 リンク yellowyellow 11 clicks
t-tanakat-tanaka 「宇部興産専用道路」https://www.ube-ind.co.jp/ube/jp/ir/personal/ube_road.html 知らんかった。こんなのあるのか。
2021/03/14 13:36 リンク yellowyellow
queeuqqueeuq マリのおっぱい描写がよかった。それだけで2時間やってくれ。月曜日のたわわ
onigoyonigoy あとで読む
ka5meka5me 一つだけ言いたいのは汗水たらすを狭く解釈しすぎてる。むしろ田植綾波と同じ認識に立ったという解釈が普通。
2021/03/14 13:23 リンク yellowyellowyellow
westerndogwesterndog アニメ
lily7lily7 id:skel マヤ?マリでは?気持ちはわかるが
2021/03/14 13:21 リンク yellowyellow
hobbiel55hobbiel55 evangelionmoviereview
atsuououoatsuououo
kukkykukky まあ作中コカコーラじゃなくペプシな時点で宇部興産礼賛だからな。昔は宇部興産がペプシの代理店やってたんで山口育ちはペプシ育ちよ。
2021/03/14 13:10 リンク yellow15yellow
sifuesifue
neet_modi_kineet_modi_ki タイトルも思いっきりネタバレやろ / ただ公開からこれだけ日数経てばネット空間にネタバレテロするやつはそりゃ出てくるか
ryokusairyokusai 「言いたいこととしては俺は宇部興産というか宇部興産専用道路が大好きなんだ。」よくわからんが就活してたとき役員面接(多分)まで行けたの宇部興産だけでしたね。勿論落ちました。
NSTanechanNSTanechan
kusunoekusunoe
nomukennomuken
qyosshyqyosshy 宇部興産ガチ勢。こういう感想は好きだ。
nnn06nnn06
aurelianoaureliano
2021/03/14 12:57 リンク 52 clicks
zakkichozakkicho
dmekaricompositedmekaricomposite 見てないけどそんなの世界一かわいい道重さゆみが宇部出身で父親が宇部興産に勤務しているからに決まってるでしょ。知らんけど。美人百花で最新のさゆを見るのだhttps://bijinhyakka.com/archives/999034先月号はさゆが表紙。
2021/03/14 12:53 リンク yellowyellow
laislanopiralaislanopira 就職社会animeeva地理山口
SHOWFKUPSHOWFKUP id:ssig33 タイトルでネタバレしてる増田を本アカでセルフブクマってやってること最悪なんでタイトル変更してから消してください
2021/03/14 12:46 リンク blueyellow14yellow
HamukoroHamukoro そうはならんやろ
afurikamaimaiafurikamaimai 見てないので増田が死にますように。
o-8u_s5u_k938o-8u_s5u_k938 アニメネタ
djent44djent44
BBQ_BBQBBQ_BBQ
city_hermitcity_hermit
pdfexcelpdfexcel ーをまら、ゎゎちままだなまたまわたわなたやたわとたてままたまわばやら
POPOTPOPOT 観てない人のためにタイトル変えてやって…
2021/03/14 12:37 リンク yellowyellowyellowyellow
phallusiaphallusia あとで読む
frantic87frantic87 あとで読む
mshotamshota タイトルにネタバレ要素書くのはダメよ
2021/03/14 12:35 リンク redyellow18yellow
sakazaki_dcsakazaki_dc
TakamoriTarouTakamoriTarou
John_KawanishiJohn_Kawanishi その解釈は無かった(焦 エヴァ
hurafulahurafula あとで読む
esbeeesbee タイトルネタバレ、いくない! エヴァンゲリオン
2021/03/14 12:29 リンク yellowyellowyellow
ttmtmyttmtmy
hiroyukixhphiroyukixhp
osugi828osugi828 ラストの宇部新川駅からのラストのくだりは、自分が宇部出身都民だからこそのカタルシスがあったし、でもそれを言語化するのはできてない。地元がいきなり聖地になる気持ちってこういうことなんだな。
2021/03/14 12:25 リンク yellowyellowyellowyellowyellowyellowyellowyellow
qp365qp365 まだ見てないんだからネタバレやめろ。悪いと思ってるならスターくれ
2021/03/14 12:22 リンク yellowyellowyellowyellowyellowyellowyellow
kozilekkozilek ブコメ、マヤとマリ間違えたらあかんやろ!マヤを紹介しに行くところ想像して笑ってしまった。
2021/03/14 12:21 リンク yellowyellow
gothicgirlgothicgirl タイトルだけで完全にネタバレでしょ バズらせんなよ やっぱ最初の土日を過ぎるとみんなガンガン遠慮なくなってくんだなー
2021/03/14 12:20 リンク redyellow31yellow
hatebu_aihatebu_ai なるほど、エヴァに影響を受けた人は実物大エヴァじゃなくて、可動コンクリート(可動コンクリート?)で第三東京市や箱根を再現しようとするのかもしれないな。まあ前者だとLCLとセットになるから物騒になっちゃうか
takamocchitakamocchi 「宇部興産専用道路」また一つ無駄に知識が増えてしまった。ググったらめっちゃ面白かった。ありがとう。
kiringokiringo あとで読む
ohnishiakiraohnishiakira
hashigohinanhashigohinan いやいやいやいや見てない人にとって宇部興産なんていう変化球すぎる情報は(ネタバレじゃなかったとしても)勘弁してほしいよ?
2021/03/14 12:17 リンク redyellow20yellow
anus3710223anus3710223 宇部興産専用道路、人生で1回でいいから走ってみたい
memorystockmemorystock あとで読む
youichirouyouichirou タイトルでネタバレイクナイ…と思ったがまさか未見者もこれがネタバレとは思うまい…
gunnyorigunnyori それを言われたら田舎として出てきた遠州二俣駅付近の人はどうすれば……(なんとなく気が付いてたけど気が付かないフリしてた)
GelsyGelsy 今の宇部興産はほぼ化学一般を扱う企業だし、セメント工場を稼働させるのに必要な正社員もわずかなもの。シーバンスからの出張なら空港 Permalink | 記事への反応(2) | 15:40
チケットは売り切れ、ホテルも満室なんだけど、SNSで検索しても驚くほど投稿が少ない。みんな批判を恐れて公にしないんだなって理解したので、記録に残しておきたい。
チケットは限定数を1週間毎に発売しているけど売り切れが基本。公式ホテルを予約すれば宿泊の翌日だけチケット購入の権利を売られる。価格は通常。施設は、アトラクションはわりあい営業してて、レストランとお店は半分以上閉めている印象。特に小さいお店は閉まっている。レストランはメニューも半分くらいに感じる。どこに行ってもハンバーグかシチューみたいな煮込み料理。ランチタイムのピンポイント営業も多く、夕食営業する店も18時ラストオーダー。予約無しで夕食食べられるお店は2件のみ。下げものをしてくれるスタッフさんがシュッとした男女で共に黒スーツで違和感すごかったから、パレード演者さんが配置換えで入っているから制服ではないのかなと邪推。
パレードはなんか小規模なのをやっていた気配がする。というくらい、気配なし。待機も沿道1列くらいだと思う。花火なし。消毒液がそこら中にあり、少しでもマスクがずれて鼻が出てると注意される。食事の席にアクリル板はないけど、ウエスタンリバー鉄道などの座席にはしっかりしたアクリル板がまるで最初からそうだったかのように用意されてた。
園内はガラ空き。開演閉園のタイミングだけゲート付近が混んでいるけど、それ以降は他人が2mの距離に来て逃げられない!というシチュエーションはなかった。列もみんな空間あけて並んでいるし。モノレール降りて、荷物と検温チェックがあって、それから入場ゲートに並べる。客層は大半が若い学生グループ。カップル。幼児連れの家族か親戚。高齢者皆無。平日だから小学生以上もいなかったな。修学旅行らしき学生グループは少々。外国のお客さま無し。あまりに空間が余っているから、そこらへんの床でカモや鳩が丸まって寝ていた。ヒヨドリにはポップコーンをカップの中から強奪された。鳥は飢えている。
アトラクションは全てにおいて待ち時間なし。キャラクターに会えるやつだけ40分まちとか。あまりに客がいないらしく、ホーンテッドマンションや美女と野獣の前などで客引きをしていた。待ち時間案内とかじゃなく、乗りませんか〜お待ちしてます〜という客引き。そんなの初めて見た。アトラクションに乗っても、10人定員の乗り物に1組だけの案内が普通ベース。空のスプラッシュマウンテンが落ちてくるのを何度も見た。だから客も誰も焦ってない。次はあっち並ばなきゃ!みたいな小走り皆無。あまりの列のなさに、行列の退屈を紛らわす各所の仕掛けが全然見れずに通過しなきゃいけないのが寂しかった。気のせいか、客が静かすぎるのかアトラクションの音量レベルもうるさく感じた。耳をふさいで乗車すること多かった。
キャラクターは以前のように散歩してないけど、リロ、ウッディー、ジェシー、3匹の子豚、ピノキオあたりを見かけた。地面にラインが引かれていて、それより内側には近づけない仕組み。人気どころは混雑避けで出てこないんだろうな。
目についたのはとにかく撮影。どっち向いてもめちゃくちゃ写真撮ってる。武器みたいな重厚感のあるカメラを構えたディズニーの撮影ヲタさんをはじめ、スマホを地面に置いての自撮り、公式カメラマンにポーズを指導されながらの撮影ツアー、袴を着て非公式カメラマン連れて卒業写真撮ってる女性2名とか、もうここはテーマパークっていうよりフォトロケーション地なんだなっていう印象。ディズニー側もよく心得ていて、公式アプリ上の地図にポイントが表示され、実際に行くと公式カメラマンが撮影してくれて、その写真を後日スマホからデータ購入できる、というサービスが人気のようだった。無料でプロが写真撮ってくれるわけで、人気になるよね。園内空いてるから引きの構図も取り放題だし、撮影場所の順番待ちもない。ただマスクは絶対に外せないようなので、マスク記念写真になっちゃう。カメラマンも心得ていて、後ろ姿でサマになるポーズや構図を指導しているところ見かけた。後日SNS投稿するにも顔が出てないと都合いいしね。
私はディズニーランドに行くたびに、植栽の素晴らしさに驚くんだけど、今回も手を抜くことなく各所ゴージャスだった。ビオラをこれでもかと密に植こまれていて華やか。花ガラも摘まれてどこから見てもピッカピカ。レンガの隙間を引っ掻いて苔取りしてらして、普通なら一番にこういう地味な分野が予算削減の対象になるであろうに、維持した気概に感銘を受けた。アーモンドも椿もチューリップも絢爛だった。あと美女と野獣エリアに堂々とした針葉樹が植わっていて、よく舞浜の気候で挑戦したな〜メンテナンス技術すごいんだなと惚れ惚れ。とにかくディズニーランドは植栽が最高に贅沢。フォトロールは植栽ばかり。
というわけで、しばらく行かないうちにディズニーランドは撮影場所になっていたっていう話。アトラクションフリークと撮影フリーク、幼児連れには適した内容だった。
仕事→飽きた
セックス→飽きた
酒→やめた、飽きた
人付き合い→本を読み漁って努力した時期もあったけど自分は雑談や人にさほど興味がないと気付く
結婚→(上の過程で自分は明確に他人に興味ないということが分かってしまったので)どうでもいい
出産→退屈凌ぎでやるレベルのことではない(コスパ的にも道徳的にも肉体的にも)
ファッション→中国通販を知ってからユニクロすら高級に思うようになった
メイク/コスメ→ 美人のプチプラ>>(越えられない壁)>>ブスの諭吉と理解してからこだることをやめた
美容全般→50万のエステより5万のプチ整形と理解してから馬鹿らしくなった
趣味だった映画鑑賞→劇場の没入体験は魅力だがサブスク見放題(月額1000円ちょっと)を知ると一回1900円の娯楽は自分には分不相応だと思った。以来足が遠のく
趣味だった観劇→最前列から見切れ同然の席まで同額とかありえんだろと思った時点から純粋に楽しめなくなった(というかコロナ禍で行かなくても平気だったと気付く)
趣味だったひとり旅→観光客向けのぼったくり店があまりに多くて萎えた、飽きた。(国内のどこも然程景色は変わらないと知ってしまったことも理由)
アウトドア・スポーツ→目的が人付き合いではないのでどれも何回か経験したら単純に飽きた
食→健康志向にこだわるのも飽きた。ただ現代人は食い過ぎだという話はごもっともだと思う
SNS→人の食った飯などどうでもいい
YouTube→上に同じ、教養系は見るが同じ内容が多くて飽きつつある
健康管理→できる範囲の努力はするがそれでも人の致死率は100%だと思うと虚無を感じる
こいつ生きててつまらなそうだなと思われそうだけど実際つまらない。ハマると猿のように夢中になってここまで生きてきたのでこれまではある程度楽しかったのだけど、なんかもう全てに飽きてしまった。
人生は暇つぶしというけれど、これから何で暇をつぶせばいいんだろう。
スポーツ(観戦)→人に興味がないのでどうでもいい、他人の祭り
ギャンブル→一通り経験したがなにがおもろいのかわからなかった、時間と金の無駄という思いが強い
宝くじ→上に同じ
習い事→体系的に知識や専門技術を学ぶ場所ではないと理解してやめた。習い事って『教室』という名前を借りた社交場なんだと気付く、それを求める人たちの集まり(なんでそんなに人は人と交流したいんだろう)
家庭菜園→プロの栽培する大葉の方がずっと美味しいと気付き飽きる
自炊→ある程度できるようになり飽きた
創作→上に同じ、やればやるほど才能の限界を知り飽きる、おそらく承認欲求も薄いので他人に評価される喜びもあまり感じない
宗教→説法にはテンプレがあると高級時計を腕にはめた寺の息子に酒の席で聞いてからこんなもんかと思った。親の葬儀を仕切ったことで本格的に冷めた(布施の内訳を知りたい)。自分は戒名も墓石もいらない、できれば海洋散骨がいい。(八百万の神という概念の懐の深さは気に入っている、だから宗教は一応神道と答えるようにしている。新興宗教にハマる理由がわからない)
人の悩みを聞く→具体的な解決策を提示するなり行動し解決に導く人より、相手の気持ちを肯定し寄り添うポーズを取る人に対して人間は感謝すると知ってから馬鹿らしくなった、なにそれ怖いとすら思う
はてな及びSNSの炎上に参加→人に興味がないのでどうでもいい
人に興味がないことが全ての原因なのかもしれない。どうすればいいんだろう
サブスクじゃあかんのか→Netflixも見るが劇場通いが好きだったから少し趣旨がちがう
投資→ 生活防衛資金以外をインデックスに入れてるから基本やることない、投機に興味なし(マネーリテラシーの勉強はした)
子供/ペット→ どちらかと言えば反出生寄りなので命を自身の成長や暇潰しの目的にする感覚はちと理解に苦しむ。とはいえ子供も動物も好きなので寄付はしたい、将来マインドが変われば養子も大いにありだとは思うし、自分が死んでも世話をしてくれる人間がいるならペットもあり
小説→上手くはないが書ける、上と同じ
整形→した、飽きた、やめ時肝心
アナル開発→男だったら確実にやってた、らんまみたいにお湯をかぶったら男になりたい
俺が悦びを教えてやんよ→たのむわ
倒幕に立ち上がれ→すき
亡き前妻は、それで逝ってしまった→かなしいね、月並みだが奥様の分まで生きてくれ
通院/病気→大病経験済、以来肝が座ってしまった、鬱じゃないよ多分
転職→労働者から労働者にシフトするなら海外移住か起業(後者は向いていない気もする)
出家→前述の通り
ストリップ劇場→楽しそう、行きたい
歌舞伎→一幕見は経験済、コロナが落ち着いたら花道横を体験したい(大向を生で聞いた時は感動した)
「試しにやってみたけど何が面白いのかわからなかった」では? →ギャンブルや不倫はこれにあたるね
ただの三日坊主→経験値0と1は全く違う、三日坊主自体は悪いことじゃない、忘れていたような知識や経験が思わぬところで役立つこともある(Tedのマルチ・ポテンシャライトの概念は救われた)ただ今は三日坊主にすらなれないという話
プロと比較するから悪い→とはいえ餅は餅屋という分野はある、経験した上での見極は大事(香り高い大葉を作るプロ農家はすごい、私にはむりだ)
素人がプロに勝る唯一の武器が時間と愛だろが!→そうだよな、お前みたいな人が近くにいてほしい、すき
お遍路→やりたい
エクストリームアイロニング→なにこれおもろすぎる、やりたい
たくさん釣れてよかったね→前半に下ネタと不倫を書いたら皆読んでくれるかなとは思った(事実だし)にしても伸びすぎだよね
友達いなそう→ははは
捨てるならその命くれ→やだ
■※お礼
哲学やれ2→ 反出生主義を抱えながら脱出するにはどうしたらいいか、というスタンスもあると知った。個人的にこれは考える価値のあるテーマだと思った。あと飽きかけていたYouTubeの教養ジャンルに哲学史が増えたよ、ありがとう
海が山に行け→車飛ばして海眺めてきた、癒
映画館通い再開した方がいい→見る予定のなかったエヴァ行ってきた、(にわかの癖に)綾波の村暮らしやゲンドウの独白が今の自分に刺さりまくってボロッボロ泣いた、映画はいいねリリンが生み出した文化の極みだよ
海外行け→とりあえずTOEICの試験申込むときめたコスパ主義の欠点を生かして受験料を取り返すために勉強に励む(そうしないと飽きるので)
あの日はマジで空っぽになって書き殴ったけど、想像以上に多くの視点から意見が聞けた、ネガティブなコメント含め感謝してる
とりあえずまだ学べることもやれることはあんるだと分かった、ありがとう。
飽きることに飽きたました、人間の致死率は100%なので死ぬまで自分の祭りを楽しもうと思います
こんどこそ終わり
オタク趣味の権化みたいな庵野秀明氏の作り出したエヴァンゲリオン。
元々のオタクとはどんなものかというと、まず漫画、アニメや特撮ものが大好きで、SFが大好き。
つまり、リアルをあまり受け入れたくない人たちの集合である、と私は思っている。
今とは違うが、二十年以上前、20世紀の間は、アニメオタクというのは明らかに差別されていた。
かくいう私は、そんなにオタクではなかったが、ちょっとでもアニメの話をしようものなら、友人に「虹オタ」とバカにされた。
ちなみに私は富野派ではなく高橋良輔派であり、ボトムズに一生添い遂げる気分である。すぐ「むせる」とか言ってくる輩はボトムズをバカにしてると思う。ボトムズこそ真の神話・伝説アニメである。
だから、わかる人にはわかると思うが、エヴァンゲリオンは最初は好かんかった。
要するに、アニメ的に女々しいからだ(女々しいという言葉自体最近は躊躇われるが、単純にアニメ女という色が好かんというだけである)。
男っぽいアニメだからボトムズが好きなのではない、媚びてないから好きだったのである。
レイ、アスカ、ミサト、リツコ、マヤ、マリ(は新劇場版だけど)などの女性キャラは、明らかにありとあらゆる一般的オタクを取り込もうとするイカガワシイものに写った。
なので、ボトムズ派でエヴァ好きには悪いが、真のボトムズ派であった私はエヴァなど毛嫌いしていたし、虹オタと呼ばれるのも嫌だったから決して近づかなかったのである。
でも、あれだけ20世紀の終わりに大ヒットを飛ばしているのを横目にしていると、どうしたって気にはなっていた。
そして時は過ぎ、世間ではあんまり誰もエヴァを言わなくなった頃、蔦屋でDVDレンタル半額セール開催中とポスターを見て、半額ならいいかとTV版エヴァのDVDを全部借りて一気見したのである。
負けた、と思いましたね。
大勢の人がいろんな事を言いますが、私は単純に「とても面白かった」のです。当然ですが、25・26話の非難殺到話だって、私の時期には既にAIRが出てましたので問題ありませんでした。
ロンギヌスの槍がどうとか、ゼーレだの、ガフの扉だの、人類補完計画だの、何がなんやらさっぱりわかりませんでしたが、何度も何度も繰り返し見ることになってしまいました。
個人的には、自分自身の父との関係と、シンジとゲンドウの関係がなんとなく似ていて、共感を感じる部分もありました。
まぁでもそんなに深く考えずに、とにかく面白いと、ハマったのですけど、やはり色々と意味がわからない点が多く、本やネットを調べ始めていたのですが、謎解きはそれなりに興味深いのですが、ある頃から非常に気になる名詞が頻発することに気がつきました。そうです……
庵野はこう考えている、庵野が言いたいのはこういうことだ、庵野の人生観が、庵野はすごい、庵野は……
やたらと、「庵野」とばかり目につくわけです。
ボトムズ命の私にとって、実際、高橋良輔は素晴らしいとは思っていますが、高橋氏の考えなど正直どうでもいいのです。
これはガンダムでもそうだった、富野などどうでもいい。気になるのは、ボトムズならキリコであり、ガンダムならシャアであり、ランバ・ラルであり、セイラさんだ。
この理由の根源は、謎が多過ぎたからであり、相当考えない事には細かいストーリーの意味がわからないからであり、結局そこで「庵野は何を考えているのか」に帰結させざるを得ないからでしょう。
それはわかるとしても、これが正直、私にとっては非常に鬱陶しい。
私はただただ単純にエヴァンゲリオンを楽しみたいだけです。どうでもいいのです、庵野など。
今回の新劇場版だって、存分に楽しみましたが、意味がやはりわからないので、Qとかになると頭の悪い私などはネットで調べたりせざるを得なくなるわけです。
そして、シン・エヴァンゲリオン鑑賞。
正直、noteやブログ記事は鬱陶しいのレベルを遥かに超えて「庵野」祭り状態。なんなんでしょう?
今回もまた、映画館で存分にエヴァを楽しみましたが、やっぱ気になるじゃないですか、世間の評価ってどんなもんなんだろうって。
でも見たら「庵野」だらけ。
もっとも、私も絶賛というわけではありません。
一番つまらなかったのは、エヴァなどの動かし方が下手すぎる、という事でした。
AIRで見た弍号機のあの素晴らしい動きはシン・エヴァには影も形もありません。破まではあったのに、Q以降は全然ダメですね。
なのに、例えば「庵野は変わった」とか「庵野は間違いなく震災に影響を受けた」とか「庵野も歳取った」とか「結婚したからつまらなくなった」とか「会社を背負うようになって保守的になった」とか「また庵野のオナニーか」などなど、一体なんなんだ? と思うばかりの「庵野」だらけ。
わかるよ。君たちは自分でエヴァアニメ作れないもんだから、庵野さんに託したんだ、きっと。庵野さんならきっと自分を満足させてくれる、と。
ところが、その期待が過剰になり過ぎて、シンジがかつて叫んだように「ボクを裏切ったんだ!」と思うくらいに思い込みが強烈になり過ぎたのでしょう。
別にいいけどさ、映画だけを純粋に楽しまんのん? とどうしても思ってしまう。
だったら、自分で書けよ、出来んくせに。
書きたいところだけ。
旧劇のラストでは、世界を滅ぼして融合させても、他人の心は一体化できないし、拒絶されるときは拒絶される。しかも突然それはやってくる。ということを高い映像技術と滅茶苦茶な演出センスと訳の分からない熱量で伝えられた。と思ってる。見た人の解釈が沢山あるから、言いきれないけど、そう思ってる。
それが当時の監督の失恋の表象だったとしても、ディスコミュニケーションの表現としてはある程度昇華されていたし、共感を呼べた。だってみんな思ったでしょ。「そんなの酷い!」って。
そんなの、が「キモチワルイ」って言われたことに対してなのか、受け入れられなかったことに対してなのか、説明もなく終わったことに対してなのか、は視聴者ごとに違うのだけど、世界は自分を受け入れないまま唐突に終わる酷い場所だっていう気持ちを共有して、世界の底を見せたところでエヴァンゲリオンは完結した。
底を見てしまったからには、各々自分の世界に戻って自分のやり方で上っていくしかない。テレビ版と旧劇はそういう話だった。と思う。
だから続きをやるには、今度はコミュニケーションの階段を上がっていくしかないのだけれど、エヴァンゲリオンは上がるため物語ではなく、底を覗くための物語なので、エヴァに上る方法を期待しても仕方がない。
仕方がないと思うんですけど…エヴァの物語の中にコミュニケーションの成就を望む人が多いんだな、ハピエン主義って結構根強いんだな、というのが「序」が始まった時に感じたことでした。そこに無い物語を望んでも、無いものは無いのに。(結局劇場では「序」しか見てなくて、「破」と「Q」はレンタルになってから見た。)
今回は本当に終わり、ということなので卒業の意味で公開初週に見に行った。
シンエヴァの終わりはハピエンだった。崩壊しかけた、ハピエンだった。
成長と生殖と日常を肯定し、現実へ行こうとしていたけど、映像としてイマイチだったな…。
だから、まあ、エヴァはコミュニケーションの成就を描くための物語じゃなかったんですよ…狭いところで悲しい気持ちになるための物語。そういう役割の物語も世の中にはある。ハピエンだけじゃない。
でも、監督は、カラーを作ったから、エヴァを再起動したし、エヴァを終わらせないといけなかったんですよね。シンエヴァは奥さんの影響はあるだろうけど、カラーを守りたいっていう気持ちの方を強く感じました。
カラーを存続するっていう意味での成長と生殖なんじゃないかね…。シンエヴァが100%監督とシンクロしている話だったら、監督には子供いないじゃんおかしいじゃん、とは思う。
震災を経て、Qを経て、病気を経て、さあついに終わろうってなった。しかも前向きに終わろうって。
ポジティブに考えられるものを作ろうとなって、監督にとっての前向きで成長していく大事な何かってカラーのことなんだな、と。
監督も同人で作ったガイナックスを卒業して(せざるを得なくて)、自分の国を作ったから、カラーを守りたい、育てたいっていう気持ちを第三村やミサトさんの子供に託すのは分かるんやだけどやな。
「うちの国、わりといいところだよ」っていう気持ちを、エヴァにのっけて終わらせようとしてしまったのが監督の残念なところだな…エヴァはそういうことを言うのに適した器ではない…いろいろ考えると仕方ないけど…。
ところで、監督は群像や組織を描けないという批評もあって、それを読んで納得しかけたけど、いやいやシンゴジはまあまあ上手くいってましたやん。巨災対を視聴者のみんなは愛したし、政治家パートには議論が巻き起こった。映画としては普通の人間模様になっていたし、そのうえで最高に格好良い怪獣と戦闘機がのっかったから、世間一般も巻き込んでブームになった。ポジティブな人間関係描写が一番うまい監督ではないけど、全然駄目でもない。
私は思春期にナディアに出会った人間なんですけど、ナディアの人間関係は若い子向けの前向きさで一貫していて、その背後に大人や世界の薄暗さが垣間見えてとても楽しかった。
単にエヴァが群像向きではなく、徹底してシンジとゲンドウの話だったから、無理に全員の幸せを描くとおかしくなっちゃったんでしょう。
※ネタバレありです。
で、大人になるとは何か、という回答が劇中で端的に示されてる。
最後までシンジ嫌いだったあのキャラのセリフである。うろ憶えだが、「明日生き残る事に集中しよう」みたいなセリフ。家族の仇とか放置してそのセリフで、彼女は大人になったわけである。
シンジも同じで、何一つ過去と決着をつける気がなく、ただ出来る事があるからやる、そのために邪魔になるなら過去のいきさつは気にしないし思い出しもしない、という姿勢を手に入れた事で、彼は大人になったのである。
最後まで子供だったのがゲンドウであり、言うまでもなく彼の行動原理は全て過去のためにある。
いったいゼーレはなんであんな奴にとんでもない権力を与えたのか、最後まで分からなかった。
あと冬月も何考えてゲンドウに協力してたのか、やっぱりわからなかった。多分、監督も分かってない。
■気に入らなかった点
・冒頭の戦闘シーン要らないから。あれだけ取ってつけたように意味のないシーンだった。「あと〇〇秒」とかいうのも逆にリアリティないから。時間に余裕がないプロジェクトなんて、始める前から失敗してるから。
・ヤマト作戦の名称もそうだけど、耐ショック対閃光防御とかすんな。(閃光の代わりになにか別のものだった気がするが)
・田舎暮らしを描くときに、善意に満ち溢れさせたの、かなり不自然だから。震災の避難所でもセクハラ・パワハラ・痴漢・レイプが起こるのが現実だぞ。
・ケンスケな、あのキャラ、二次創作界隈では基本的に「悪役」または「嫌われ役」だから。俺はラストに納得してないぞ。
・お前らどうやってあの数々のメカ作ったんだ。
・全員前向き過ぎ。
エヴァでは「女性は弱い」という描かれ方が旧劇からされてないので良い
・マリの「どこにいても見つけ出してみせるからねワンコ君」への違和感。そんなにシンジに思い入れある?
・トウジー!生きてた
・綾波が「私は綾波レイじゃない」というと、「そうなの、そっくりさん」という流れで自然に肯定されてたのがよかった。
・その後もレイはプラグスーツを脱がないけど、「汗水たらして働いて」周りに受け入れられるにつれ、
「エヴァパイロットではない自分」としてのアイデンティティを確立できて、プラグスーツを脱ぐことができるようになったのがよかった。
・レイが委員長に「おやすみって何」「おはようって何」ってたくさん聞いたとき(それこそ赤ちゃんのように)、委員長の答えがお母さんのように優しくて、
よかったねという気持ちと、女に母性を求める意図が透けて見えて気持ち悪かったという気持ちの両方があった。
・トウジやケンスケがシンジに話しかけるシーン、自分は大人になったのにいきなり14歳のままの同級生(シンジ)が出てきたらどう接していいか戸惑うだろうなと思った
・ケンスケのことをアスカが「ケンケン」って呼んだのが一番衝撃だった。そして全裸のアスカ。動じないケンスケ。あっ・・これはやることやってませんか?
アスカとシンジがくっつくものだと信じていたので、あこりゃだめっぽいなと少し悲しみがありました
(と思ったけどこれ、ケンケンが大人でアスカが14歳の体だから動じなかっただけなのかな。そしてラストでは大人の体になっていたので無事ケンケンとくっつけるとか)
・アスカにもDSSチョーカー。後で明かされるけどアスカも人造人間で使徒入りのため?
・だんまりなシンジにアスカが無理やり食事をさせて、そこで無気力にしてるかと思ったら、勢いよく家出していって驚いた。鬱の人ってそんな衝動的に行動できる?
・アスカがレイに「サードのこと好きになるように設計されてる」と言ってたのが印象的だった。そしてアスカもそう。悲しい。
アスカも人造人間だったんだ。式波に改名されてたのも理由があったんだね。
シンジが庵野の投影だとすると、モテモテな自分みたいなのが透けて見えて少し嫌だった。
・アスカがシンジのこと「好きだったわよ」というのがよかった。過去形!「卒業」という感じを受けた。
なお、ラストでシンジも「僕も好きだったよ」と返すの、さわやかだと思ったけど、庵野がアスカの声優に一方的に恋してたエピソードもあるので、
「お互い好きだったけどうちらもう卒業だね(アスカにはケンケンがいるし、シンジにはマリがいる、あとボク庵野には安野がいるし)」みたいな良い話風にねじまげるのはちょっと…と思った
・レイが渡したカセットプレーヤーを跳ねのけたのはどういう心境だったんだろう。ただの拒絶?プレーヤーを拾ってくれてたはずの本当のレイはもう死んじゃったから?
・ペンペンがたくさんいてほっこりした。トウジと委員長とツバメのシーンでも思ったけど、子を産み、次世代に託していくことの尊さのモチーフがいっぱいあったね。猫とか。
・シンジの「どうしてみんな優しいんだよ」の嗚咽、緒方さんほんとよかった。
旧劇で「どうしてみんな優しくしてくれないんだよ」みたいな台詞があったけど、そのアンサーだと感じた
・レイがシンジに「名前を付けてほしい」とお願いするシーン、ラストのほうでユイがゲンドウに「子供の名前決めてくれた?」と尋ねるシーンとの対比でよかった
・レイが目の前でLCLになっちゃうシーン、シンジにまた新しいトラウマを植え付けるなんてひどい…と思っちゃった
・加持さん!一瞬綾波式波みたくクローンかと思ったけど子供!ミサトさんは産休とったんだろうか?とる暇なさそう。
あと死んだお父さんと同じ名前つけるってどうなってるの?呪い?
・シンジ乗船後にアスカとサクラが話すシーン、アスカは「監視」としてシンジを引っ張ってたんだな・・・と切なくなった。ヴンダーに乗らなくてもいいとも言ってたし、それだけじゃないだろうけど。
・マリがアスカにべったり。レズ的に好きなの?そういえば漫画版ではマリはユイにガチレズで…と思ったけどラストでマリはシンジと(ry
・13号機がトリガーなの、13っていう忌み数と関係あるのかな?
・ヴンダーがめっちゃ攻撃受けてるとき、クルーがみんな最速で状況伝達していてよかった。パリでのマヤとのやり取りと違って弱音を吐かない。
・リツコがためらいなく速攻でゲンドウに発砲したのよかった。旧劇では撃てなかったので…
リツコのベリーショート、昔の男(ゲンドウ)からの「卒業」感を感じて好き。評判悪いけど。
・ゲンドウが脳みそ拾うところちょっと笑っちゃった。要るんだそれみたいな。
・ゲンドウが意味深なカタカナ語いっぱい話すの、ビジネス用語を多用しすぎる上司みたいで笑っちゃった
・ところで六分儀ゲンドウっていう旧姓が新劇ではなかったことになった件、考察必要ですか?惣流→式波の改名も意味あったわけだし…。それともユイの苗字を綾波にしたかっただけ?
・ミサトが一番好きなので、ミサトのサングラスが銃で吹っ飛んで彼女の感情が見えるのがよかった。
誰かが言ってたけど、ミサトとゲンドウはサングラスで視線の全部を、アスカは眼帯で視線の半分を隠してシンジと目を合わさないという考察。これでやっとミサトの心が見えるようになる。
・サクラ「怪我したらエヴァに乗らんでいい、ちょっと痛いかもしれないですけど我慢してくださいね」、その通りなんだが、めちゃくちゃだな…
・ミサトがシンジを庇って「私がすべての責任を取ります」というシーン、よかった…よかった…
・そのあと、シンジと抱擁を交わすシーン、シンジ大人になったなあという感じ。親愛はあっても、その間にあるのは大人のキスではなく、他人である別の人間との適切な距離感。
・量子テレポート、めちゃシュバババってなってて笑うでしょあんなの…
・親子対決、いきなり特撮っぽいなと思ったけどミサト家や学校やらでいきなりスケール感のおかしいエヴァが暴れてるの、どういう演出なの…?シン・ウルトラマンの番宣ですか?
・シンジがゲンドウと対話したいと伝えたの、大人になったなという感じ
・ゲンドウの過去、全く想像通りのやつがお出しされてそうだねとなった
・ゲンドウがピアノ好きなの、Qでのシンジとカヲルのセッションが効く演出でいいなと思ったけど、シンジのチェロ設定どっかいっちゃった?
・冬月はなんで(どういう理屈で・どんな感情で)LCLになっちゃったの?
・ミサトさん…死んじゃって悲しいけど、加持さんのところに行けてよかったね
・ゲンドウがシンジの中に「そこにいたのか」ってユイを見出してよかった。
ユイがいなくなっても、いなくなったからこそ忘れ形見のシンジを大事にしなくちゃいけなかった。
ゲンドウが幼いシンジを大事そうに抱きしめるシーン、今まで描写がなかったので良かった。シンジと向き合えないっていう不器用な愛情だけじゃなくて、やっと向き合えた。
人は子を産み育てることが尊いという生命賛歌。生きてていいんだという存在の肯定。
・この辺旧劇とそれほど伝えたいこと変わってないのかな?と思ったので、こんな大々的に焼き直す意味はあったのかな
・どこだったか忘れたけどシンジの突然のすしざんまいに笑っちゃった
・大人ゲンドウを子供シンジが見つめ、今度は子供ゲンドウを大人(少年)シンジが見つめるのがよかった。親のインナーチャイルドを息子が癒してあげたんだね。そういうことあるよね。
マリがシンジに執着するの、漫画版を読んでいたらマリがユイにガチレズ感情を持ってたためにユイの息子(シンジ)に執着してたって視点を持てるけど
ゲンドウの追憶で出てきた、マリがゲンドウにユイを紹介したシーンでBSS(僕が先に好きだったのに)の波動を感じ取れと…?
その流れから惚れた相手(同性)の息子(異性)に「だーれだ」「胸の大きいいい女」って躾込んでるって考えたくなくないですか…?【追記ここまで】
・アスカケンケンカプを公式でダメ押ししててつらかった。そんな、余ったの適当にくっつけるみたいな…
・カヲルの救済はなんで加持だったの?接点あった?あと渚指令ってなに?
・「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」とか意味深だったけど、円環とか言ってたからループ世界だったんだね。
・ユイがこのためにエヴァにいたんだというのもよかった。子の背中を押して親は去る。
・槍に貫かれて「さようなら、すべてのエヴァンゲリオン」はものすごくきれいだなと思った。ここでも「卒業」を感じた。
シンジに、ゲンドウに、レイに、アスカに、カヲルに、すべてのエヴァンゲリオンに、そして『エヴァンゲリオン』という作品に。さようなら。
・シンジとマリがくっついたの、旧劇にはいなかったマリ(安野)を手に入れて救われましたっていう庵野と嫁のストーリーだなと感じた。
なんで神木隆之介なの?君の名は。?なんでスーツ着てるのに昼間から仕事してなさそうなの?
そもそもシンジとマリって接点あった?なんでマリはDSSチョーカー外せるの?
ていうかDSSチョーカーずっとつけっぱだったんだ…
チョーカー外すってモチーフはエヴァの呪縛からの脱却ってわかるけど、それはエヴァを槍で刺したのとシンジが大きくなってるのでもう分かるし…虚構から現実への移行のトリガーとして外したの?駅構内で?
・レイとカヲルとアスカが遠くにいて(遠くの虚構)、こっちにはシンジとマリ(庵野と安野・現実)、そして宇部新川駅(庵野の出身地)という現実に帰っていく。
これは、シンジとゲンドウに仮託した庵野の個人的な成長ストーリーだったのだ…
【終劇】
「大人になれ」
「現実最高〜!」
「恋人作れ」
ビーガン料理の店がデザートに「本日お召し上がりになった動物の解体風景です」とそっと血まみれの動物たちの写真を添えるようなものだろ。
許されねえよ
考察は頭のいい人に任せる
個人的には救いのある終わり方だったと思う
これまでのアニメから映画に残っていた例え用の無いモヤモヤ(決して悪い意味ではなく、終わりが見えなくてこの先もエヴァは続くのだろうという吹っ切れない読後感)が払拭された
ゲンドウとユイの同窓?みたいなのは分かったがそれまでの存在だ
しかし彼女は序破Qで異様な存在感を放ち、シンエヴァラストも彼女が幕引きの一手を担った
マリはゲンドウと同年代なので、シンジぐらいの子供がいてもおかしくない
アスカはまさかの量産キャラと判明し、母親が誰かは判明していない、というかいない
穴ぼこまみれで考察にすらなっていないが、
どうだろう?
シンエヴァはご都合主義なところはありつつ、みんなが救われる物語だった。
この構図はすでに君の名は。や鬼滅の刃でやりきっており、シンエヴァは庵野お得意のオマージュでその構図をエヴァに持ち込んだだけだ。
しかも庵野はラストで明確に君の名は。をオマージュしたことを表現している。
学生っぽいカヲル君とレイも鬼滅の刃エンディングのオマージュとも見て取れる。
(まぁ、流石に鬼滅は最近すぎるので断定はできないが)
つまり、シンエヴァで救われた奴らはもうとっくの昔に君の名は。や鬼滅で救われているわけで、ただシンエヴァで答え合わせをしたに過ぎない。
ある意味鬼滅や君の名は。はエヴァよりご都合主義=清濁併せ呑んで清しか見せない=大人な物語で、
エヴァに救いを求めていた層はそう言うご都合主義な大人を嫌っていたのだ。
そんなご都合主義な大人を嫌っていた人達を大人の論理で救えると思うのか?
庵野は忘れてしまったかもしれないが、TVエヴァを書いた当時の庵野もそうだっただろう?
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 96 | 15276 | 159.1 | 58 |
01 | 39 | 3736 | 95.8 | 42 |
02 | 22 | 1901 | 86.4 | 42 |
03 | 7 | 1031 | 147.3 | 98 |
04 | 18 | 3273 | 181.8 | 110 |
05 | 8 | 992 | 124.0 | 93 |
06 | 19 | 2091 | 110.1 | 54 |
07 | 34 | 4835 | 142.2 | 40 |
08 | 54 | 9200 | 170.4 | 64 |
09 | 157 | 20941 | 133.4 | 51 |
10 | 148 | 12629 | 85.3 | 41 |
11 | 144 | 17796 | 123.6 | 54 |
12 | 178 | 17407 | 97.8 | 36 |
13 | 129 | 11143 | 86.4 | 44 |
14 | 111 | 15293 | 137.8 | 58 |
15 | 149 | 24124 | 161.9 | 53 |
16 | 212 | 15955 | 75.3 | 44 |
17 | 92 | 10400 | 113.0 | 78 |
18 | 97 | 12489 | 128.8 | 54 |
19 | 122 | 11668 | 95.6 | 54.5 |
20 | 105 | 12206 | 116.2 | 52 |
21 | 156 | 17702 | 113.5 | 54.5 |
22 | 119 | 19896 | 167.2 | 58 |
23 | 69 | 9325 | 135.1 | 66 |
1日 | 2285 | 271309 | 118.7 | 51 |
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いいながら色んなスタッフが引っ張ってきた設定集みたいなものに
承認印を押して、公式化していくフローを観ていくような映画だったな。
特に後半。
・特に村での暮らしはファンサービス満点で、大人になった同級生に
慰められるあたりは結構感動した。
・保守的と言われようとも、大人になることをきちんと丁寧に描いていた。
・とはいえ、新劇はアスカとレイのキャラが旧劇と違い過ぎていて、
ずっと違和感が拭えなかった。シンでも結局……
・アスカ:PTSD少年の口に無理やりレイション捻り込んだり、そっくりさん死ぬのを
黙ってみてたりとか、ツンデレじゃなくて単に非人道的なだけでは……
・アヤナミ:どのアヤナミも「知能にハンディキャップがある方」になっていて
受入れがたかった。母の面影を持つミステリアスな少女はどこに……
保守的な結論であっても、丁寧に人間を描こうとする意思を感じた。
(たとえそれがテンプレであってもある個人が確固たる意思を持って
・Qでの投槍回収タイム始まる。
何故、ニアサーの原因シンジくんにされてるのか(みんなのやりきれない思い
何故、ゲンドウは……
何故、梶さんは……
何故、……
何故、……
何故、……
NAZE、……
・でも、こっちとしてはそもそも庵野さんがQで投槍したからじゃねえっすかみたいな。
・ここにきて「俺が責任取るから」って言われても、まあ、そりゃそうでしょとしか。
・最後はシンジ君が真のパイロットになって世界からエヴァを無くすEND。
→最後にまどかちゃんが真の魔法少女になって世界から魔女を無くすENDを
10年前に見た俺らとしてはよ……?
・真希波 ENDってやばくね?DQ5の公式嫁がデボラに書き直されたのと等しい。
・アニメーション映画としてやっちゃいけなかったのでは?という箇所多し。
→シンクロ率∞パーセントを言葉で説明(見た目は破のエヴァ初号機のママ)
→などなど
・「もうエヴァ待たなくていい」「庵野さん本当にお疲れさまでした」「これで終われる」「ありがとう」
という気持ちが溢れてきたのは確か。
・でもそれってどうなの?まず「面白かった!」かどうかが大事なのでは?普通に考えて。
・とはいえ60歳の色々と背負っているおじさまに30歳後半の大人が、様々なものを仮託するのも
もう色々ときついし、無茶だし、適当ではないので、とにかく「お疲れ様でした」という感じ。
破のラストではニアサーは起きてない。カヲル君が月からやってきて槍を刺して阻止してる。
その後スパイとして潜り込んでいた加持と、多分渚司令がネルフに叛旗を翻していろいろやって、コア化を止める柱を立てて回ったり、加持が命をかけて何かしたりしてサードインパクトをニアサーに抑えたんだろう。
昼休み、社内から出ちゃダメなので弁当を食べてるわけなんだけどそろそろ同じ食事の繰り返しが辛くなってきた
コンビニ(メニューのリニューアルは頻繁だけど、健康的なメニューに限るとやっぱり選択肢が少ない)、近所の弁当屋(油ものばかりだ)、ドラストの冷食(ニップンのいまどきごはんシリーズが健康的かつ安くてこればかり食べてしまうが、飽きてきた)
庵野よ、聞け。
お前は「卒業式」をやってるつもりだったんだろうが、みんなはとっくに『新世紀エヴァンゲリオン』なんて作品は卒業してたんだ。
お前が作ったあのどうしようもない投げっぱなしの『Air/まごころを、君に』とかいうエヴァ完結編があったろ?
お前が宮村にフられたからってアスカをズタボロにしたり、自分の作品を否定したオタクへ意趣返ししようとしたあの作品だよ。
お前があの映画でみんなに伝えた「現実に還れ」というメッセージはきちんと俺たちに伝わったよ。
アニメや漫画の登場人物たちに「自己投影」することは無くなった。
「感情移入」はするかもしれんが、キャラクターを自分だと思い込んだりはしない。
キャラクターはキャラクターのまま楽しむし、キャラクターを応援する。
アニメや漫画、ゲームのストーリーを自分の人生だと思うことだってない。
エンタメはエンタメだって、作り物だってそれを分かった上で楽しんでる。
「まるで自分が描かれているようだ!」と錯覚したお前の素晴らしいエヴァからそうやってみんな卒業していったんだ。
なんて書いてたか覚えてるか?
『誰もが楽しめるエンターテイメント映像』を目指すって書いてたんだ。
もう卒業したエヴァだったけれども、お前の私小説じゃないエンタメ作品としてのエヴァが見られるかもと思ってワクワクしたよ。
ついでに終わって8年かそのくらい経って久しぶりに語りたくなったのもあったよ。
序は良かったよ。
あの時の映像を今風にするとこうなるのかーって素直に感心した。
破も良かったよ。
中盤まで第十二使徒以降暗くなった本編をエンタメに寄せるとこうなるのかと感心して、最後のシンジが決意を決めるところはEOE以降なんどもシンジがそうなる二次創作を書いてきた俺には報われたような気持ちになったよ。
「同窓会」は大盛り上がりだ。
なんでか知らんがそこから入ってきた奴らに得意げに昔のお前の投げっぱなしを語ったりしたよ。あの投げっぱなしも良い思い出になってたんだ。
昔から見てたやつらは、エヴァの後にハマったのは何か?で大盛り上がりしたよ。
もちろん俺も好きだったよ。
良い同窓会になるって本気で思ってたんだ。
ゴジラだ、ウルトラマンだと好きな道で遊べそうなのに「早くエヴァを作れ」と言うオタクが嫌だったんだろ?嫌いだったんだろ?
ムカついたんだろ?
ガイナとエヴァの権利関係で揉めて、「エヴァンゲリオンがあるからダメなんだ」と思ったんだろ?
今まで一人のキャラクターだったシンジにまたお前が乗り移ったのをQで見たよ。
なにをしてもうまくいかないと厭世的になってる。
Qからきちんと伝わってきたよ。
お前、鬱だったんだな。
そしてシンだ。
嫁ちゃんという現実に救われたお前にとって、虚構のエヴァでオタクを縛ってしまったのを申し訳なく思った。
作中のシンジの言葉を借りるならば「落とし前」をつけるべく「卒業式」をやろうとした。
しかも二度と戻ってくる気力が湧かないように全部を瓦礫に戻して。
現実を生きてきたんだよ。
そうじゃなかったのはお前だけだ。
エヴァの監督と紹介されることが多かったからなのか、エヴァ以上を作れなかったからなのか「エヴァの呪縛」に苦しんでたのはお前だけだ。
お前だけだよ、未だにキャラクターをキャラクターと思えずに自分や誰かのアバターだと思ってるのは。
昔好きだった女の宮村=アスカを、作中のオタクだったケンスケに渡したのは俺たちへのご褒美のつもりだったのか?
庵野=シンジが昔好きだった宮村=アスカに「好きだった」って言うところなんか気持ち悪くて泣きそうだったぞ。
みんな幸せにしてたラストの駅のシーン、アスカだけ一人だったのは離婚してる宮村への当て擦りか?
そんなにフラれたのがムカついたのか?
まぁもうどうしようもない。