2021-03-10

[]庵野が「俺が責任取る」ていいながら承認印押し続けた映画

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||観てきた。

感想タイトルの通り。

庵野さんが「とにかく俺が責任取るから、終わらせるから」って

いいながら色んなスタッフが引っ張ってきた設定集みたいなもの

承認印を押して、公式化していくフローを観ていくような映画だったな。

特に後半。

あんまりちゃんとした文章にしたくもないので、箇条書きで。

・前半は良かった。パリ市街戦〜村での暮らし

特に村での暮らしファンサービス満点で、大人になった同級生

 慰められるあたりは結構感動した。

保守的と言われようとも、大人になることをきちんと丁寧に描いていた。

とはいえ新劇アスカレイキャラが旧劇と違い過ぎていて、

 ずっと違和感が拭えなかった。シンでも結局……

アスカPTSD少年の口に無理やりレイション捻り込んだり、そっくりさん死ぬのを

 黙ってみてたりとか、ツンデレじゃなくて単に非人道的なだけでは……

アヤナミ:どのアヤナミも「知能にハンディキャップがある方」になっていて

 受入れがたかった。母の面影を持つミステリアス少女はどこに……

・それでも村の生活で復活していくシンジ君は良かった。

 保守的結論であっても、丁寧に人間を描こうとする意思を感じた。

(たとえそれがテンプレであってもある個人が確固たる意思を持って

 それを描写するのは価値があることだろう)

問題は後半の決戦編に突入したあたりから

・「けじめをつける」「責任を取る」のセリフ多くなってくる。

・「ヤマト作戦」死んで責任取るやつやん。

・Qでの投槍回収タイム始まる。

 何故、アスカが壁殴ったか

 何故、ミサトがシンジをはぶったか

 何故、ニアサー起きたか

 何故、ニアサーの原因シンジくんにされてるのか(みんなのやりきれない思い

 何故、ゲンドウは……

 何故、梶さんは……

 何故、……

 何故、……

 何故、……

 NAZE、……

 なぜ、NAZE、何故……独白で全部説明……まじっすか

・でも、こっちとしてはそもそも庵野さんがQで投槍したからじゃねえっすかみたいな。

 あらゆる説明シラーとなってしまった。

・ここにきて「俺が責任取るから」って言われても、まあ、そりゃそうでしょとしか

最後シンジ君が真のパイロットになって世界からエヴァを無くすEND。

最後まどかちゃんが真の魔法少女になって世界から魔女を無くすENDを

 10年前に見た俺らとしてはよ……?

真希波 ENDってやばくね?DQ5公式嫁がデボラに書き直されたのと等しい。

 まあ、でも前記の通り、アスカレイも酷いからなー新劇

アニメーション映画としてやっちゃいけなかったのでは?という箇所多し。

シンクロ率パーセント言葉説明(見た目は破のエヴァ初号機のママ

ラストの2機によるカチコミがほぼパリ市街戦の焼き直し

デカアヤナミCGドラッグオンドラグーン

→などなど

・「もうエヴァ待たなくていい」「庵野さん本当にお疲れさまでした」「これで終われる」「ありがとう」

という気持ちが溢れてきたのは確か。

・でもそれってどうなの?まず「面白かった!」かどうかが大事なのでは?普通に考えて。

とはいえ60歳の色々と背負っているおじさまに30歳後半の大人が、様々なものを仮託するのも

 もう色々ときついし、無茶だし、適当ではないので、とにかく「お疲れ様でした」という感じ。

・そう考えると、あの年齢であそこまでエロティック物語君の名は」を作った宮崎駿を凄いなあと。

 精神的な欲望ヤバイ。心のちんちんロンギヌスの槍だよな。

追記宮崎駿風立ちぬ」だったわ!

  • 「君の名は。」は新海誠(48)だぞ

  • ・特に村での暮らしはファンサービス満点で、大人になった同級生に  慰められるあたりは結構感動した。 気持ち悪くて冗長なだけだったよ   ・保守的と言われようとも、大人に...

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