はてなキーワード: 同棲とは
ホットエントリに入っている増田を読んで、自分の事のように胸が痛くなったので、増田に意見を書く。なぜ君は素直な感情を吐露しただけなのにクソ味噌にマウントをとられるのか。私も若い頃に散々悩んだが、答えはシンプルで、恋愛が「Easy game」だからだ。
パートナーに暴力を振るう人の痛みがわからない人、職場にいる刺激臭のする不潔なおじさん、約束の時間に毎回遅れてくる良い加減な男、ギャンブル狂いで金銭感覚麻痺してるヤツ。第三者が見れば君より外見、内面共に「下等な」タイプの人でさえ、なぜかパートナーがいたり、結婚していたりする。
そんな「Easy game」だから、世間の人はパートナーを見つけられない人のことを、分数がわからなかったり、自転車に乗れない人と同レベルの下等生物と見なしてしまう。君に対してつまらない奴だとか、性欲ギラついていてキモいとかあらんかぎりの罵声を安全地帯から投げるのはそんな見下しからだろう。だけど悲観しなくていい。君の人間性はパートナーがいる人たちに決して劣るものじゃないと私は思う。たった一つの人間心理、「誰か孤独を埋められる存在になれるか」というポイント、もっと言えば、「相手の孤独の定義は何か」ということさえ注意深く観察できればすぐにでもパートナーができると思うのだ。
少し寄り道的な話をしよう。私は技術者として生計を立てており好奇心旺盛な性格だったので、文系の人やお年寄りの「メカやハイテクが怖い」という感情を理解することができなかった。両親に外国人の友人が多く、子供の頃から海外に行ったことがあったので、「外国人が怖い」という感情も理解できない。そう言う世間からの感覚のズレが多々あり、ずいぶんと変人扱いされて苦労した。
人付き合いの距離感でもマジョリティと異なっていた。一人っ子として生まれ、進学で親元を離れ就職後も転勤続きで1人暮らしに慣れていたためか、「孤独でさみしい」という感情がどうやらずれていたのだ。長期休みにに1人で地球の裏側までバックパック1つで旅しても「孤独」とは感じなかったが、大勢の飲み会でパチンコや風俗と言った男性的なゲスい話題で盛り上がっているのに、全然共感できない時の方が「孤独」を感じたのだ。
そんな世間ずれした私に偶然にもパートナーができたのは「孤独」という感情をお互いにピタリと埋めあえる相手が見つかったからだが、「孤独」と一口に言っても捉え方は本当に人それぞれらしい。例えば飲み会のゲスい話題にはイマイチ乗れないけれど、露骨に距離を置いてハブられるのはもっと嫌だという人は、私と価値観が似ているようで全然違う。暴力を振るうパートナーと食事をすることさえ、1人で家で過ごすよりマシだという女性も山ほどいる。そんな些細な違いだが、日常生活を共にする上では居心地の良さに大きく響いてくるものだ。恋愛においてはなおさら「孤独」の捉え方のウェイトが重くなるだろうし、この感覚がマジョリティに近ければ近いほどパートナーは見つかりやすいのだと思う。
個人的な体感だが、「孤独」をどう埋めるかは外見や内面、年収なんかすっ飛ばすくらいの強いファクターだと思ってる。なんていうかゲームのバグ技級の強いファクター。君は大学生になって初めて一人暮らしをするような真面目な女の子、それも「ワキ毛」くらいの単語を聞くだけで顔を赤らめるような子が、留年を繰り返し、半分社会からドロップアウトしてるような遊び人にコロっとやられて、あっと言う間に同棲を初めて気がつけば喜んで男性器を加えこむようになるという、まるでAVかエロゲかというような衝撃的な場面を見聞きしたことは無いだろうか。私はある。
「孤独」への共感はそんな悪夢を現実にしてしまう強力なバグ技なのだ。確信は無いけども、ナンパ師や恋愛工学の技術が非難の声を浴びながらも、時として効果を発揮してしまうのは、意図的に「孤独」を埋めにいっているからだろうし、ろくでなしでもパートナーを見つけられているのは、「孤独」の感覚がマジョリティ側なので、努力せずとも共感出来る相手の母数が多いからなのだろう。多くの人がMサイズのTシャツを着るのに努力を要しないのと同じように。
さて、いろいろ話が脱線して長くなってしまったが、私が言いたいことは2つ。
あなたは決して外見、内面共に劣る存在ではない。そして、あなたは努力が出来る人だと思うので、パートナーにしたい女性の「孤独」を埋めるにはどうすれば良いかをよく観察して、自分の無理のない範囲で合わせられれば問題なくパートナーができるはず。必要以上に悩まなくても良いと思う。(最後に余談だが無理のない範囲で合わせるというのは本当に重要。これを無視するとパートナーシップは長続きしない。)
実家に帰ってきて親のいない茶の間で水ようかんを食べていたら、この家でこんなにしずかな時間を過ごすのは久しぶりだと気づいた。
それは両親が旅行(といっても彼らも私も都民なので県をまたいだ移動をするのは悩ましく、近場のホテルをとって普段よりすこし贅沢みたいなことをしている)で不在にしているのはもちろん、私が人との同棲・結婚・離婚を経てひさびさにひとりになったからというのもある。
10代後半から20代前半にかけては、親の不在期間はそのまま、好きな男の子を家にこっそり連れ込むためのタイミングだった。
いま、ひどいときには収入が5ケタになるような弱小フリーランスの私とはちがい、両親は当時から地に足のついた仕事をしており、なおかつ良くも悪くもバブル世代的な人たちだった。10年ほど前、実家の駐車スペースには黒くでかいベンツと流線形の銀色の外車が並んで置かれていて、家族である私から見てもそれらは笑ってしまうほど「金持ちの象徴」然としていたので、落書きやいたずらの被害によく遭った。
カイジの第一話がそんなシーンで始まるよと人から聞かされて笑ったのは大人になってからだったが、ベンツという車は本当によくエンブレムを折られる被害に遭う。
私は両親の車に対して特に思い入れがなく、そういったことがあったと両親が警察に相談しているのを見るたびに、ひどいな、お母さんを困らせないでよ、とかるく憤ったくらいだった。
というか正直にいえば、自分はまっとうに企業に就職できる気もしないし、両親のような裕福で明るい人たちには一生かかってもなれないのだという予感が10代のときにはすでにあったから、どちらかといえば感情移入してしまうのはベンツのマークを折ることでしかストレスを解消できない人たちのほうだったような気もする。いずれにせよ、両親には申し訳ないけれど、免許証も持っていない自分には、その被害はあまり関係ないできごとだと思っていた。
が、ちがった。私がある日高校から帰ってくると、玄関には見覚えのないスニーカーと業者の人のものらしきカバンがあり、母がニコニコと「うちの前に防犯カメラつけるからね」と言った。
そうかそれで車の被害が防げるならいいよな、私も部活帰りの夜道が怖いと思ったことあったしな、と考えながら洗面所に向かい、はっとする。
あさって、彼氏をこっそりうちに呼ぶつもりだったじゃないか! どうしよう!
両親は2日後に旅行にいく予定で、私はそのあいだ留守番をすると約束していた。「夜は駐車場のライトつけといてね、夜のあいだだけカメラの録画しとくから、なにかあったら再生できるようになってるからね」と母に言われ、一瞬で血の気が引いた。
その日の晩、母が夕食の買いもので家を開けた瞬間から、私は業者が置いていった防犯カメラの説明書を鬼のような速さで読んだ。
くもんで速読やっててよかった、生まれて初めて役に立った、お母さんありがとうと母につよく感謝した。
もちろんうしろめたくもあったが、思春期、初めて心から好きな彼氏ができたばかりの私にはどうしても千載一遇のチャンスを逃したくない気持ちのほうが大きかった。私は2日後のためにポトフとコーンスープのレシピを必死で覚え、産毛処理かみそりをソニープラザで買い、メガネからコンタクトに変えたばかりだった。
説明書を読みこむと、この防犯カメラは3つの角度から射程内を映せるということがわかった。1階がまるまる駐車スペースになっており、玄関が階段を上がった2階部分にある構造の私の実家の場合は、①駐車スペースの真正面、②駐車スペース右脇の私道、③駐車スペース左脇の公道〜家の階段 がその3つにあたる。
実際にカメラのボタンをカチカチといじってみると、たしかにその3か所がよく見える。リアルタイムで家の前を通る人たちの顔立ちや背丈もはっきりわかった。もし夜中にこっそりベンツのエンブレムを折りにくる不届き者がいたり、私が彼氏と浮かれながら家の階段を上がったりしたらすぐにわかるだろう。クソッ!
母はたぶん買いものから20分ほどで帰ってきてしまうし、父も仕事が早く終わったらいつ帰ってくるかわからない。焦りと、操作をもし間違えて業者に連絡が行ってしまったりしたらどうしようという不安のなかで泣きそうになりながら、私は必死で防犯カメラの死角を探した。
家の正面は鮮明に映ってしまうからぜったいに通れない。家の裏にある公園の柵を越えて敷地内に入ればカメラに映らなそうだ。でも、夜中に公園の柵を男の子とふたりで越えているのをもし近所の人に見られたらどうなる?
うちは商店街の中ほどにあるから、東京にしては近所付き合いがさかんだ。公園の管理者さんの顔も、そのさらに奥の住宅に住んでいる家族の顔ももちろん知っているしなんなら毎週回覧板を回しにいっている。見られたらおしまいだ。クソッ!
父が帰ってくるまでの15分ほどで、私は持たせてもらったばかりのガラケーで防犯カメラの画面の写真を撮りまくり、背景に映っている観葉植物やアパートの窓の高さを彼氏の身長に頭のなかで換算し、カメラからは見えない範囲を必死に予測した。
彼氏は素直な人だったから、私が事情を説明し、「申し訳ないけど、近所の人に見られてしまうから駅からは別行動でお願いします。うちの裏についたらこの公園の脇を抜けて、奥の家の窓から見えないように、ものすごく低くしゃがみながらこのルートを猛ダッシュしてほしい。階段は這うように上って、ドアを開ける際には音を立てないでほしい」とめちゃくちゃなことを言っても「うん、おけ」とうなずいてくれた。
2日後の晩、防犯カメラの画面をにらみながら彼氏を待っていた5分間以上に長い時間を私はいまだに知らない。夏がはじまる前のすずしい日だったのに汗だくの彼氏が玄関のドアを開け、「さっきアリが靴んなか入った」と笑いながら倒れ込んだときの気持ちをきのうのことのように思い出す。彼氏がコンビニで買ってきてくれたロールケーキは潰れ、ビニール袋が破けて中身が出ていた。
けっきょく旅行のあいだ両親のベンツはまったく無事で、帰ってきた両親は別にいちども防犯カメラを見返したりなんてしなかった。
けれど、彼氏を連れ込んだのはあっさりばれた。旅行から帰ってきた翌日、母が食器棚を開けて「あんたひとりだったのにお皿はぜんぶ2枚ずつ使ったのね?」と言ったのだ。使い終わった皿の位置! 私はそのとき自分のことを本当にばかだと思った。
さっき、誰もいない実家でひとりぶんの食事を適当につくろうと食器棚を開け、その前面に並んでいるのが湯呑みやひとまわり小さいサイズの茶碗ばかりに変わっているのを見たときに、急に昔のことを思い出してこれを書いた。
家の前のライトを消しておけば防犯カメラにはなにも映らないと気づいたのはハタチを越えてからで、でも結婚していたここ数年はそんなふうに人を家に入れる必要もなく、いま防犯カメラは防犯カメラとしての役割だけを担ってくれている。家の車もいつの間にか音の小さい国産車に変わっていた。この10年、一瞬だった。
この人とずっと一緒に過ごせたらいいなと思ったのが同棲したい要因の一つだったが、正直に言うと一番大きかったのは通勤時間の長さだった。
私の家から今の職場までは、片道約1時間半かかる。家から駅まで歩いて10分かからないほど、そこから約40分電車に乗り、乗り換えてまた20分電車に揺られ、そこから10分以上歩いてようやく職場に着く。
朝はまだいい。通勤ラッシュに合わせてすんなり電車がやってくるから。だが帰りは都合のいいように電車が来なくて、酷いときだと20分以上の乗り換え待ちが発生する。
加えて、私のいる職場は毎月必ず繁忙期が1週間ほどあって、退社が22時になることもざらにある。(その分、フレックス制度を使って別の日には16時に退社できたりするので、その点に関しての不満は特にない)
毎日必ず定時に帰れるならまだしも、22時に退社すると帰宅は日付の変わるギリギリ前だったりする。そうするともうお風呂に入って寝るくらいしかHPは残されていない。翌日もまた9時に出社するべく6時半には起きなければいけないのだから。
そんな生活をしていれば、実家を出たいと思うのは至極当然だった。
それなら、女が都会で一人暮らしをするよりかは、防犯的にも金銭的にも彼氏と同棲した方がより良いだろう、と考えて私たちは同棲を決めた。
彼氏の存在は、母にしか伝えていなかった。母に、「父に言うと面倒臭いから」と止められていたからだ。
母は「知らない。父に聞けば?」と答えた。
次に勇気を出して父に同棲したい旨を打ち明けた。たしか今年の2月頃だったと思う。「反対だ」と返ってきた。
「会ったこともないやつとなんか認められない」と言うので、「じゃあ連れてくる」と言ったら「絶対会わない」と言った。そんなん詰みじゃん。その時はそこで終わった。
やがてコロナが流行し、1度落ち着きだした5月頃、彼氏が「まだ同棲できないのか」とせっついてきた。
「早く両親に許可を得てくれ」と。会う度に言われるようになってきた。
私も私で相変わらず通勤は辛いし、都会から田舎の我が家へコロナを持ち帰るリスクを考えると、私がこの家を出て都会で暮らした方が良いと考えたので、両親が揃った時に「定期が切れる10月を目処に同棲を考えている」と伝えた。父は何も言わなかった。母は、父が許すならというスタンスだった。
その際父に改めて「会いますか」と尋ねた。
父はまた、「絶対会わない」と言った。
そうか、父は会いたくないのか。まあまだ結婚というわけでもないしな。母もその後何も言わなかったし、じゃあ会わずに話を進めていいのか。そのときの私はそう考えた。
彼氏に一連のことを伝え、やっと同棲ができると喜んで不動産屋に出掛けた。同棲を伝えてから3日後のことだ。
するとかなり条件の良い物件があったので、その日のうちに決めてしまった。(今思うとこれは突っ走りすぎたと反省している)
家に帰って母に伝える。「早すぎる」とめちゃくちゃ怒られ、喧嘩になった。
「お父さんはああやって会わないって言ったけど、連れてきて挨拶してから同棲するのが筋じゃないのか」
いやいや、「会わない」って言われて拒否されてるところに連れてこないでしょ、普通。
こんなクソ田舎まで連れてきて追い返されたらどうすんの?
大体、だったらあの場でとか、その直後にこっそりだとか、とにかく私に言うべきだったんじゃないのか?
親に対する不信感が募る。
そこから紆余曲折して、結局彼氏にはうちに挨拶に来てもらった。
父が確実にいる日を聞き出し、この日に彼氏に来てもらうからね、と予告した。
彼氏が来て、父は言った。「順番が違うんじゃないの?」
曰く、「会わない」と言われようがいつ家に居るか分からなかろうが押し掛けていって挨拶するのが筋なんだと。事前にいつ来るかの予告も、いついるかの確認もするもんじゃないんだと。
ばーーーーーっかじゃねえの????
アポ無し訪問が一番非常識だと私は思う。来ていなかったら彼はどうするんだ?父は適当な部屋着で客に会うのか?
常識で考えたら、先方が「会わない」というなら行けないだろう。察してちゃんかよ。言えよ。バカなのかうちの親は?
これが、うちが友達を招くのを歓迎してるような家であれば、たしかに彼氏を一度家に呼んだりとかするのは自然だと思う。
でもうちは友達さえ家に呼んだことがない。親に呼ぶなと言われていたから。
そんな家で何をどうやって彼がうちに来ることがある?
彼氏はひたすら謝っていた。何も悪くないのに。心から申し訳ない気持ちになった。
その他、父は二人暮らしは大変だとか、貯金しないといけないだとか、俺なら通勤時間が長くても実家の楽さを取るけどなとか、あれやこれや言っていたけどその全てが気に障った。喧しい、お前が言えたことかよ、と。
実を言うと、私は母の連れ子である。私がまだ未就学児の頃に再婚して、今の家にやってきた。この家は父の実家で、祖父母と同居であった。(もっとも祖父は昨年亡くなったが)
この家にやってきた日のことをよく覚えている。
父の車に荷物を積み込み母の実家からやってきたのだが、なんと私たちの居住スペースになると想定されていた2階は、父の一人部屋のままだった。その日起きたままの父のシングルベッドが未だに記憶の中にある。
そんな感じで父は今までの人生、実家から少しも出たことがない。
その証拠に私は今日に至るまで、一人娘なのに一人部屋を貰えないままだった。2部屋しかない2階は、私たちの世帯の居間のような部屋と、寝室という分け方だ。
その寝室の端の方に布団を敷き、その周辺を自分のテリトリーにしただけで、夜になれば同じ部屋に無遠慮に父がやってきて眠る。プライバシーの欠片もない。夜に友達と通話することさえままならなかった。
幼い頃から何度も一人部屋が欲しいと訴えたが、聞く耳を持たなかった。母からは「気に入らないなら母方の祖母の家に行け」と言われただけ。二人ともこの、2世帯が住むにはあまりに狭い家から引っ越そうとも考えなかった。
そう考えると、我が家はそういった常識的な部分がかなり欠けているように思う。どこがどう、とはなかなか言葉にできないが、他の家のように「正常」な家庭とは言えない。そんな家の人が、何を常識だの筋だの語っているのか、意味がわからない。
貯金にしたって、私はこの家の家計事情を知らないながらも、決して貯金なんてしていないことは分かっている。いい歳して、私の大学の入学金さえ捻り出せなかったのだから。
その割に父は欲しいものはぽんぽん買うし、母も母で毎日のようにコンビニで買い物をするし、金を貯めようという気配は全くない。
こんな人たちより遥かに私と彼の二人暮らしのほうが貯金できるんじゃないか。なんて思ったりもする。
父の話を聞きながら、私は心の底から早くこの家を出て行きたいと思った。
自分たちを棚に上げて、意味のわからない「筋」を主張して、そんな人たちに心底嫌気が差した。
新しい家が決まっていて本当によかった、と思った。
今までの生活を思い返して、育ててもらった恩こそあるが、この人たちとはあまり付き合いたくないと思った。
疎遠にしよう。一人娘だけど。薄情だけど。
「喧嘩して帰って来たら笑ってやる」と父は言った。
もっと気軽に結婚もといセックスの相性確かめられるようにすべきだと思うわ
ハードル高すぎなんだよなあ
もっと気軽におためし同棲とかやれるとこがあってもいいと思うわ
ただでさえ社会人なんて忙しくて大変なのにまずはお茶から~とかアホの極み
クズ以下ですわ
幼馴染がつい先日、婚姻届を結婚指輪共にinstagramに投稿していた。
よくあるワンシーン。よくある話。
27歳の僕と、26歳のキミ。
まさに適齢期の幸福なキミと、せわしなく仕事に追われる失楽園の僕。。
ナナ(と呼ぶことにしよう)は一個下だったのだけど、
学年で一番と噂されるほどには可愛かった。
30人3クラス、全校生徒90人。
とはいえ高校に上がってもそのモテランキングはトップクラスを維持していたそうだ。
一応僕も高校では「顔は学年一だけど性格は学年一悪い」という非常に類いまれな称号を
僕はナナに対して少なからぬ恋心を抱いていたことがあることを否定できない。
今までの僕はずっと、バランスを取っていたんだろう。
少し気が楽になったような気持ちと、少し寂しいような、、
複雑な気持ちだ。
もし僕がそのことを言ってしまったとしたら、
今ナナはどうなっていただろうか。
幸せな家庭を築くことができただろうか、
あるいはまるで関係なかったのだろうか。
僕たちには姉がいた。その姉同士が友達だった。
次第にお互いの家を行き来するようになった。
そんな感じで仲良くなっていったもんだから、
だけどそのよそよそしい距離感にお互いニヤニヤしながら、
そんな関係だった。
僕に教えてくれたのはナナだった。
ナナが付き合い始めた男のうちの一人は
学年で一番足が速くて
僕が一番仲良くしている男だった。
だけどその彼のすぐ次に付き合ったのは
ど真ん中に「我関せず」といった素振りをしていた僕に
相談役が回ってきた、という感じだ。
僕はピュアに一途だったので、初恋の女の子のことはロクに話したこともないのに
2年間の片思いを続けていたり(これはあとで両思いだったことが発覚するのだけど、別の話)
2個下の女の子に一目惚れをして学校中(これは大袈裟ではなく)からロリコン扱いされているといった
強靭なプラトニック精神があったから、都合がよかったんだろう。
そういう相談ごとに乗ってあげるお目付役でありながら、
僕の恋愛も一番に聞いてくれる
僕たちの中学では付き合っては別れて、みたいなことをみんなが繰り返していたから
同級生の中には「めぼしい同級生とは全員と付き合ったことがある」ような子もいる状態で
当時の僕は「どうせ結婚もしない相手と付き合ったところで、その人のことを思いやれているの?」
ということを説法しては、煙たがられた。
ナナはそんな僕の一途なところを信頼してくれていた。
ナナのいいところは偏見がないところだった。
僕は学校ではとかく問題児だったから、多少嫌われる部分があったけど
それでも僕の正義をしっかりと聞いて
「リュウくんは間違ってないよ」ってしっかり言ってくれた。
当時の僕たちは、そんなお互いの価値観や嗜好性を語り合っては、
どういう関係として歩み寄っていくべきか、
そんなことを話すような間柄だったのだ。
高校生のある冬の夜。
中学校の目の前にあるナナの家の前で、
いつものように塀の上によじ登って
お互いに話し合っていると、
断ったんだけど、いいからっていうことで
今までは部屋に入ることはあまりなかったんだけど
今回初めてナナのベッドの中に入ることになった。
するとナナの姉が部屋に入ってくるや否や
修学旅行で買ってきた沖縄のコンドームを部屋の机の上にばらまいて
「ヤるならしっかりとゴムしなよ」と言った。
その時の僕は正直、なんて返事をしたのか覚えてない。
そしてその時のナナの様子も覚えていない。
鮮明に記憶に残っている。
僕たちがそれを使うことはなかったし、
僕がナナに触れることはなかった。
もしかしたら、ナナはそれを期待していたのかもしれないけど。
そんな時に「私の働いているパン屋においでよ。パン、もらえるよ」
といってくれたのがナナだった。
僕は潔くお邪魔することにした。
おそらくパンを食べなかった日はないだろう。
こっそりパンをとっていることを知っていながらも
過酷な浪人生活で、自分で食材を買って料理する手間を減らしながら、
食費を節約することができた。
ぶっちゃけて言えば、ナナは恩人だ。
ひねくれた。
そんな状態でも、僕がいつかやり切ることをナナだけは知っているかのようだった。
僕が無事に大学生になって、疎遠になっている中でも、
お互いの誕生日にはかならず「おめでとう」の連絡を
欠かさずに行っていた。ナナがそうしてくれていたから
僕もそうしていたし、
なんでかわからないけど、誕生日プレゼントを買いあったりもしていた。
そんな関係であることを「学年で一番足が速いやつ」は知っていて
「ナナが好きなのって、実はリュウなんじゃないの?」
と言われた。
まさか。
と思っていた矢先、「相談したいことがある」
と連絡がきた。
二人で久々にご飯を食べていて。
その理由は「同棲中、寂しかったから犬を飼い始めたら彼氏に怒られた」
だったらしく、犬と共に去りぬ。という状況だった。
ナナは彼氏と別れるたびに、僕に必ず連絡をくれる。
そして必ず、「好きだよ」と言ってくれる。
僕がお金持ちにならなくても、ずっと。
もし僕に、彼女がいなかったらよかったのだろうか。
それとも、僕の方に受け入れるだけの覚悟がなかったのだろうか。
婚約前夜、池袋のバルで、「このまま本当に結婚してもいいのかわからない」
という相談をされた時、僕が「そんな男と別れて、俺と結婚したら」
と言ったら、キミはどう思ったんだろう。
と同時に、「なんか話したいことあんだな」
と思う。
と言った。
お兄ちゃんかあ。
ずるくない?
まあいっか。
結婚、おめでとう。
頑張ってね。
晴れそうで雨降りそうな
深い愛と、濁った恋
笑ってるの怒ってる?
ああ、楽しい。ああ、少し好き。
華奢で、シンプルなニットやタイトスカートを高校のうちから着こなして、大学では大学院まで行って英語を学んで海外で仕事をしたいと語る、耳で綺麗に揃えられたショートヘアの彼女は、私の自慢の友人だった。
高校を卒業して大学に入っても、彼女とは頻繁に連絡を取り合っていたし、お酒を飲めるようになってから月に一度は私たちには少し敷居の高いお洒落なお店で近況報告をした。ふたりで丸一日ディズニーランドで過ごすことなんて何度もあったし、初めての海外旅行は彼女とだった。つまり、かなり仲が良い女友達だったのだ。
本気で好きになった人に秒でやり捨てされた大学1年の夏、男がダメなら女と付き合うことにしたと言っていた(私はその日初めて彼女がバイだったことを知った)翌月、親のために結婚をしたいと言われ振られたと泣いていた2年の春。
もはや自暴自棄になった彼女が手を出したのは出会い系アプリだった。
そこで出会った10個上の男性は、彼女曰く「完璧な人」だったらしく、彼女はわかりやすくその男性にのめり込んでいったし、あっという間に付き合うことになった。
それはおめでたいと飲み会を取り付け、肉を焼きながら話を聞くのだが何かがおかしい。
「家が2つあるらしくて、ひとつの家にはお邪魔させてもらったけどもう一つの家には社員さんとルームシェアしてるから行けない」
「付き合って3ヶ月経つけど、未だにおうちデート以外したことがないし、写真も撮らないでねって言われてる。そういえば苗字も知らない」
「あと、完璧主義で私にもそれを要求してくるんだけど、それは全部私のためになることなんだって。」
………いやいやいや。いやいやいやいやいや。
どう考えてもおかしい。麻雀のことはよくわからないけど、「役満」ってたぶんこういうことだろう。ダメ男役満。どう考えても奥さんか、それか本命の女と一緒に住んでるオチだろうし、完全に遊び相手にされてるだろ。喉まででかかった言葉を飲み込んで、
と一番突っ込みやすそうな部分を笑い混じりで指摘してみたところ、彼女の顔色が変わった。
「でもね、彼と私は、今のままの私じゃ釣り合わないんだって。だから彼は強く言ってくれるし、私が気づかないような部分まで指摘してくれるの。伝えてくれたところを頑張って直すと、自分がとてもいい女になった気がするの」
「それよりね、こないだ彼と〜」
あれ、彼女、こんな子だったっけ?
最初に抱いた違和感はそこだった。一瞬言葉に詰まったのを覚えている。
無我夢中で彼の「いいところ」を並べ立てる彼女は、可愛らしいというより少し不気味だった。
そんな別人のような友達と喋ることが辛くなり、その日は早めにお開きにした。
それからは恋は盲目、あばたもえくぼ、そんな自分に気づかない彼女は周りを蹴散らしてどんどん彼に猪突猛進。そんな状態が続いた。
「ベッドに長い髪の毛が落ちていた。でも大丈夫。私は彼を信じているから。」
「彼の通知画面に出会い系アプリの通知があった。でも大丈夫。私は最後には幸せになるから。」
「彼には何年も付き合っている彼女がいて、その人と同棲していた。でも大丈夫。私が一番愛されているから」
私はそのたび彼の矛盾している部分を何度も何度も指摘したが、私の言葉は彼女には何も届いていないようだった。
友達が出会い系アプリで彼と出会ってから、もう一年半が経とうとしていた。
私は就活をしながら、めっきり会う頻度が減った彼女の裏アカウントのツイートを眺めていた。いつのまにかラインもしなくなった私たちが、お互いの近況を知るためのツールはツイッターとインスタグラムだけだった。
基本的には、彼のどんなところが好きだとか、自分には何が足りないのかとか、そんなことを綴っていた裏アカウントに、衝撃の言葉が綴られていた。
「彼の会社に就職することにした♡面白そうだし、楽しみだなあ。」
頭がくらくらした。たしか、彼の会社はベンチャー企業で少なくとも海外で働けるような環境ではない。
いやお前、、、あのさあ、、、
海外で働く夢は?進学予定だった大学院は?その夢を応援してくれていたご両親は、、??
もう、私が知っている彼女はどこにもいないのだとその時痛いほど突きつけられた。私が大好きだった彼女は、出会い系で出会った32歳の男性によって全て塗り替えられて、まったくの別人になってしまったのだ。
大体、出会い系で20歳の女の子を引っ掛けて会社にまで入れちゃう30代社長って何?最初から最後まで地雷物件じゃねえか。
そんな気持ちで裏アカウントのフォローも外さず、監視を続けていくと(わかっているとは思うが、私の性格は全然良くない。)、彼女の様子はどんどんおかしくなっていった。
「仕事が辛い。けど、頑張らなきゃ。」「大学辞めたい。仕事に集中したい。」「仕事に集中したいのにゼミの人たちが邪魔をしてくる。」
「こんなの、やりたい仕事じゃない。」
うーん、このままだと、大学中退の就活未経験のフリーターが出来上がってしまうのかな。それとも先に鬱になっちゃうのかな。でもまあしょうがないか。もはやエンターテインメントのひとつとしてしか彼女を見ていなかったが、それも長くは続かなかった。
彼女が裏アカウントを消してしまったのだ。理由は確か、仕事の愚痴をここに吐いてしまって甘えてしまうとかだった気がする。
これで完全に彼女との深い友人としてのつながりは切れてしまったと思った。あとはうわべだけのインスタグラムしか残っていない。インスタグラムのストーリーで、彼がついに本命女と別れて、彼女とちゃんとした同棲を始めたことを知った。(ふつうにすごい。健気さと執念と若さの勝利だと思った。)(本命女は30前半だったらしい。)
ただ、すでに私の中で、心からおめでとうと言える段階ではなかった。
私は高校時代から大好きだった友人があっという間に変わっていくのが悲しかったのかもしれない。私の話も聞かずに彼のことばかりを上の空で話し続ける彼女から目を逸らしたくて、連絡する頻度も少なくなっていったのかもしれない。ただ、今となってはそんなことはどうでも良くて、彼女は私にとって「どこからどうみても地雷の男に溺れて忠告も聞かず自分との友情を切った女」でしかなかった。そんな女を今でも大好きな親友♡と思えるほど、私はお人好しではない。
彼女が同棲を始めて少し経った時くらいだろうか、彼女から急にインスタグラムのDMが来た。(驚きすぎて、その日の夜は彼女と社長の彼と私の3人で遊ぶ夢を見た。悪夢だった。)
2日間ほどぽつぽつとやりとりをしていると、送られてきたのは「彼が浮気していて辛い。自分の思い描いてた幸せはこんなものじゃなかったのかもしれない」というメッセージだった。
「今更気づいたのか」以外の感情が沸かなかった。ていうか彼との関係が不安定になってきたから私に擦り寄っているようにしか見えないんですけど…。
ねえ、私たちってまだ友達なのかな。私がもっと優しい人だったら、今でもあなたの悩みに寄り添えるのかなあ。そう思いながら、興味本位で話を聞き続けた。彼女はいつのまにかポエマー気質になっていて、文章はとても読みづらかった。(彼も清水翔〇の書く歌詞のようなLINEをすると話していたことを思い出した。やっぱり彼氏彼女は似るのかと思ったし、良くないところばっかり似る気がする。勘弁して欲しい。)
ついきのう、彼にもう無理かと思ってると言われた、辛いけど離れようと思うと彼女から連絡が来た。これを伝えるためにライン1スクロール分くらい使って送ってきた。
ねえ、もう大学四年生の冬になるよ。失ったのは、たぶん彼に費やした時間だけじゃないんじゃないかな。学校での信頼とか、ご両親の信頼とか、私との友情とか。あなたはこれから、どうやって過ごしていくの?
あ、お願いだから、私にだけは頼ってこないでね。
そんなふうに思いながら自分の心の整理のためにメモ帳のアプリに書き起こしてみたら、想像以上に大長編になってしまった。とりあえず残しておこうと思う。
〜後日談〜
結局彼女はのこのこ彼と復縁をして、また頑張ってみると抜かしやがった。2時間電話して別れたのは正解だったよとテープレコーダーのように繰り返し声をかけ続けた私の虚しさを返してほしい。
怒り半分、悲しさ半分。この時の気持ちは、同じ経験をした人にしか分からない気がするが、ここまで読んでくれた人にはちょっとでも共感してもらえたらいいなとも思う。
気付いたら「なんでもいいけど彼の言うことしか聞けないならもう私に連絡してこないでね」とラインしていた。完全に友達を失ってしまった瞬間だった。(何度でも言うが、私は性格が良くない。)
えー、初めまして。年齢はそこそこ。結婚する気はない人種です。
まず最初に、今ある仕事をやめて視野を広げたいと言うので、こちらにきてはどうかと提案しました。彼女は地方で私はどちらかといえば都会の方です。
1回目の面接を落ち、2回目の面接で見事就職が決まりました。さて、住む場所をどうしよう?私は(今となっては最大な誤算であったが)彼女は気配りもでき、年上の私をリスペクト(同じブランドの服を買ったりなど)してくれる子でしたので、彼女を我が家にすまわせる事にしました。
我が家は1LDK、はっきりと言って家賃としては高いです。そして彼女は就職前にこちらへ引越し、無職の間は私が家賃、光熱費等を全て負担いたしました。
ここで引越しの件。もしあなたが自分の愛娘を他所様のお家に預けるとして、一体何をするでしょうか?私であれば菓子折など、もしくは夕飯を御馳走したりなど、少しでも感謝を伝えたいと思います。
そしてそれは一切ありませんでした。彼女は私のベッドで寝て、引越しを手伝った父親は来客用の布団で寝、私はソファーで寝ました。
そして彼女がやっと仕事を始め、家賃として渡されたのは総額の3分の1でした。
それは構わないです。それぞれ給料が違いますから、でも何も相談なしに3分の1はおかしいと思いました。私であれば半分は行かずとも、4割は払いたいと思います。だってすまわせて貰っている状況ですから。
さておき、ここから彼女の態度が一変していきます。まず家に帰れば部屋が真っ暗で寝室を占拠している。
休みは別なので、私は土曜、それこそ家事に勤しみました。掃除機をかけたりトイレ掃除など、しかし共通の休みである日曜日、彼女はまだ寝室を占拠。
彼女曰く、私が10であるならば己は2であるとのこと。納得いかないままも、私は元気が有り余っているので笑 それでいいと承諾しました。
体調が悪い時はポカリなどを買って帰り、簡易湯たんぽなどを作り彼女を解放したこともあります。
逆に私が生理痛で布団に横になっているとき、30分ほど経ってようやく小さな湯たんぽを投げてきました。
そして半年が過ぎ。我が家のヒエラルキーは彼女が握っていました。
私は給料が不安定な職業でしたので、彼女に4割を負担してくれないかと頼みました。そして給料日、彼女が渡してきたのは3割でした。「いや、4割だって言ったよね」と言うと彼女は渋々残りを渡してきました。
そしてその月に私は自分のスニーカーが少しボロボロになっていたので、ネットショッピングで割引になっていたものを注文しました(ナ●キです)
元々厳つめのハイカットが好きな上に、セール価格で買えて有頂天の私に彼女は言いました「増やした家賃で靴を買ったように思える」
いや、それ関係ねーから。そもそも私が多く負担しているの気づいていますでしょうか?水道代、電気代、NHKの支払い。その他もろもろ。
そして体調が安定したのか、彼女は毎晩モンスターをハンターするゲームに夢中でした。私もそれを買っていたため、一緒にやりたいと言っても四人集まっているから無理。まれに参加できても、その防具でよく行こうと思ったね。など、ライトユーザーを無碍にしました。
そうしたら彼女と、共通の友人である二人から責められました。何がしたいのかわからない。
私はただ、これ以上面倒な事になるなら、卒業すればいいと思ったための行動でした。
そして共通の友人(Aとしておきましょう)は酷く怒り、私の弁解を聞く気もなく。Aとは10年の付き合いです。さすがに勿体ない、と思い彼女に仲裁を頼む事にしました。
そして仲裁を実行されたのが彼女がAの家に泊まりに行った時です。どう考えても公平ではない。人間、側にいるものに対してそちら側に夜のは当たり前です。
そうして私は10年友人であったAと切れました。
そして「側にいるもの〜」に対して友人に指摘した時彼女は「私は中立である。そうできている」と言いました。いやいやおかしーだろうがよ笑
これから彼女の行動はエスカレートしていきます。毎日ゲームをし、それこそ大声でボイスチャットです。家主の私は静かにダイニングテーブルでイヤホンを挿し、youtubeなどを聞いて過ごしました。
たまに、同じ趣味であるバラエティを一緒に観よう?と誘ってみてもゲームやるから観ない。とのこと。
そしてようやく彼女が新居を見つけたと言う時、引越し前だと言うのにやはり大声でゲームをしていました。
(余談ですが、彼女の具合が悪い時や寝ている時は部屋を暗くし、イヤホンでゲームなどをしていましたが、逆に私の具合が悪い時、彼女は大声で2時まで電話をしたり明かりをつけっぱなしで遊んでいました)
私はSwitchを買ったと言う距離の離れた友達と、やっとあつ森ができると言うので、ラインで会話をしながら久しぶりだね!などと話していました。そうすると友人は立ち上がり、うるさいと述べ、イヤホンをしろと要求してきました。
友達はそれに遺憾し怒っていましたが、仕方なくイヤホンをし、二人で島生活を楽しみました。
この時点でヒエラルキーの頂点は彼女です。周りは私が優しいばかりに…と慰めてくれました。付け上がらせる要因があったのは仕方ないと思っています。
そして彼女が家を出て行った後。(なぜか大量の燃えるゴミを処分させられたのは言うまでもありませんが、甘えんなよ)
私はふと、家賃で靴を買ったと言うことを他の誰にも言わないように、と思いました。
何分、誰しもそんなことを言われればかなり腹が立ちます。私は言われた時に聞こえていないフリをしましたが、もし他人であれば大喧嘩になること間違いない上に、彼女の質さえ下げない言葉です。
今思えばこの考えは浅はかだったかもしれません。
その旨をラインで送り、帰ってきた言葉は論点がずれている、だの物事を歪曲されて捕らえられるの嫌なの、など。
まずこの時点で私の忠告を聞く気がないのがわかりました。私は冷静に説明をしますが、彼女はバーサーカーモードで一切こちらの話を聞きません。
私の善意はただのお節介だったようで、全く響かず、向こうが先にこんな事に時間を割いてられないと放棄しました。
(ちなみに、心療内科の先生に見せたところ、向こうの論点が外れまくっているとのことでした)
こちらの話も聞かない。忠告を忠告と受け取らない。何か言えば屁理屈で帰ってくる。そもそも会話が成り立たない。
と、言うわけで、私は彼女に最終宣告をしました。お前とは一緒に酒を飲むような仲になっても不快だよ。と
いや〜〜〜すっきりしました。その後Twitterで「人の話を曲解しまくって悲劇ヒロインぶって最後には同族しか残らない」
好意でパスタソースを引越し前に渡したら「私もいらないパスタソースでただのゴミ」といっていたそうです。私はともかく食べ物にゴミはねえだろ。
半年以上、彼女に気を配り少しでも楽になればと手助けしていた私の好意は一瞬で無駄になりました。
はい、と言うわけで、猫被りちゃんが同棲してみたらクソ野郎だった話でした。
(ちなみに、友人からはそれDVだよ。と言われ…これがDVかあ…と、DV処女を卒業した事に気づいたのはそれから少し経ってのことでした笑)
「旦那」という言葉の語源を理由に夫婦関係を表すのに相応しくないというけど、言葉の意味は変化するってことにも目を向けてほしい。
丁稚奉公がほぼなくなった現代では「旦那」って言葉はシンプルに「配偶者」を指す言葉に変化している。
女性が「うちの旦那がさぁ・・」みたいに話しているからといって、うちの家庭は男尊女卑です、みたいなニュアンスは全くない。
「パートナー」は現代でも夫婦関係以外に使える場面が多すぎるから「配偶者」を分かりやすく示す言葉としては向かないし、
むしろそれを使うことで「男女は平等であるべき」という思想が会話に乗ってしまう。色々な意味で使いづらいと思う。
話はちょっと変わるけどさ
欧米で「パートナー」という言葉が男女関係を指すようになった当初は、「事実婚しているカップル」とか「同棲をしているが性関係はない男女」とか、そういう「結婚」という枠ではくくれない関係を指していたらしいじゃん。
2人がどういう関係か他人に説明したくない時に使う「隠語」のようなものだったから、多義的なニュアンスがむしろ相応しかったんだろうね
それなのに「夫婦は対等であるべき」という思想を持つ人たちが後付けで「夫婦=パートナー」という風に使いだしちゃったもんだから、わりと本末転倒感があるんだよね・・・思想がまず先に来て、言葉の使いやすさは二の次というか・・・
「旦那」を叩くのに語源を理由にするなら、むしろ俺は「パートナー」という語のここ最近の歴史的経緯を鑑みつつそっちを叩かせてもらうよ。
この話はフィクションで、俺もこんな職場も存在しないし、出てくる人たちも存在しなくて、これを読んでる君もどこにもいないです。
今から5、6年ほど前に、俺はとある大型事務センターで派遣社員をしていた。
就職できなかったというより、仕事が出来ない無能な上に人中りして人間関係が酷く疲れる気質なので、新卒を短期間で蹴って逃げた俺は正社員として働きたくなかった。あんな思いをしながら生きるぐらいなら、いっその事死んだ方がマシだと真剣に思えた。phaや中島義道や斎藤環の本を布団の中でずっと読んでる様な、そんな時期だった。こんな社会不適合者にとって、ひたすらキーバンチャ―をするだけの派遣社員のこの仕事はまさに天職で、社会に出てからはじめて「俺は生きてても良いんだ。」と思えた。仕事帰りに出かける精神的余裕ができたのもこの時期だったと思う。社会不適合者にとって社会は厳しいけれども、俺でも受け入れてくれるぐらいには懐が広い。そう気づけた。
こういう誰でも出来て、なおかつ多くの人力を必要とする楽な仕事には、時給1000円そこらにも関わらず多くの人間が集まる。
主婦、他に働き口のない年配者、皮膚病がある人、身体障害がある人、精神疾患がある人、売れないバンドマン、社会生活を諦めた人。
みんな彼らを奇異な目で見る事も見られる事もない。若い女の子にちょっかいかけて迷惑がられる中年のオヤジもいたが、主婦層が若い女の子が嫌な目に合わないように囲ってオヤジを寄せ付けないように庇うシーンなんかも観た。
生涯非正規雇用でしか働いたことのない年輩者。漫画や映画のサブカルチャーに異様な詳しさを見せる30後半の男性。キャバクラに費やして借金を500万程背負って自己破産した躁鬱の中年。ネトゲ経由で女子高生と付き合って会うたびにセックスに興じてる話を嬉しそうにする20代半ばの日焼けしてない小太りの男。通信大学で勉強をすることだけを生きがいにしてる勉強好きな人。顔色の悪いその日ぐらしのデイトレーダー。リーマンショックで会社が潰れてからずっと派遣社員をしているこっちが心配になるぐらい優しくて人が良い男性。派遣をしながらアートの勉強をしていたが仕事に結びつかずそのまま派遣を続けてる女性。HSP気質が強すぎて大きな音を聞くだけで目に見えて動揺する女性。借金を抱えている上に子宮筋腫の手術を控えていて頭を抱えながらこれからの先を涙ながらに悲観する中年女性。本当にいろんな人がいた。当欠してもお咎めなし、生産性求められず、社交性無くてもウェルカム!この気楽さと中島らものような門戸と懐の広さに「派遣社員の制度は福祉」だとさえ感じた。もちろん突然消える人も多かった。
そんな中、俺が今でも一番印象に残っているのが派遣社員同士の一組のカップルだった。
彼らとは別の部署で直接接点はなかったが、休み時間に休憩室で勉強しているときに向かいに座っていたカップルの会話が耳に入ってきた。
どうやら二人は同棲しているようで、そろそろベランダのミニトマトが食べれそうだの、そんな話をしていた。
穏やかな口調で静かに話す30前半ぐらい思われるスピッツの草野マサムネに似た男性と、化粧一つしてない新興宗教リトルぺブルのクララさんに似た20後半ぐらいの女性だった。
二人とも素朴な感じで、見栄とか恨みとか憎しみとか、そういうものとは無縁のような、表現は悪いが人畜無害そうな、植物の様な、そんな印象を受けた。二人の間には確かに静かな時間が流れていて、誰も傷つけず、誰にも傷つけられないような、そんな二人が纏う空気が俺はとても好きだった。もしも俺の半径内で彼らに危害を加える人間が居たら全力で守りたい。そんな庇護欲にさえ駆られた。
時給千円だと二人の手取りを合わせて月の可処分所得はおおよそ28万円ぐらいになる。交通費は支給されない。二人が広げる手作りのお弁当を眺めながら、一体、どんな部屋に住んでいて、どんな生活をしているんだろう。と好奇心が湧いた。(が、最後まで接点はなかった。)
何も身につかない職場(しいて言うなら相手の眼を見れば躁鬱かどうかがわかるスキルは身についた。薬のせいか病気のせいか理屈はわからないが、躁鬱疾患者の目には特有のギラつきがある)で過ごし20代の貴重な数年を棒に振った俺は、月の半分が休みのような仕事に正社員として採用されたので、天職だと言えた派遣の職場を去った。
派遣の時代に比べれば可処分所得は倍以上になったが、忙しさや疲労度は増した。仕事帰りに出かける気力もなくなってきた。休みの日が多くなったが、寝ている時間も増えた。LINEは新卒時代に消したままだ。外部との連絡手段はgmailのみ。SNS嫌いの俺にはそれが心地よかった。友人の誘いを断ることが多くなり、連絡も途絶えるようになった。
職場にいるキラキラとした女性たちやイケイケでエネルギーに溢れる男性を目にすると、その表裏を帯びた見栄や世間体を感じてしまい、とても息苦しくなってしまう。息がつまりそうになる。ドッと疲れる。どうしても派遣時代の、良くも悪くも何事に対しても無関心な、山野一の漫画の世界をマイルドにした様なあの雰囲気が恋しくなってしまうのだ。
上司に「お前彼女はいるのか?」と聞かれた。素直に「いないです。」と答えた。
「若いうちに良い女をみつけとけ、ここはキレイどころ多いだろ、金持ってる女も多いしな」と上司は笑った。
もしもここで交際相手を見つけるなら俺は自分をひん曲げてでも人格や気質を変えていく必要がある。しかし、自分をひん曲げてまで彼女が欲しいと思える程のエネルギーは無かった。負け惜しみとかではなくて素直に交際相手が欲しいとは思えなかった。静かに寝ていたかった。
そういう時に、いつも派遣時代のあのカップルを思い出してしまう。
昇給もなく、雇用も切られやすい派遣社員同士で生活していくのは将来不安なことだろう。両親からの容認も難しいだろう。友人からの理解も難しいだろう。きっと「将来どうするの?」とか水を差されたりするんだろう。男性は「もっと甲斐性を持て。給料もらえる仕事につけ。非正規とかやべえぞ」と尻を叩かれ、女性は「そんな将来性のない男と一緒にいるの辞めたほうが良いよ先が無いよ」と窘められるのだろう。それでも二人は一緒にいる事を選んだのだ。そこには見栄も、経済的な豊かさも、時間に追われる事も、仕事のストレスもない。二人でのんびりと過ごせる、二人で居られる時間を選んだのだ。今の職場で働き出して、ようやくそれに気づいた。
「だから彼らは幸せ」というのは些か短絡的ではある。そもそも俺には二人のパーソナル的なものは何一つわからない。ひょっとしたら二人とも重度の精神疾患を患っていて共依存の様な関係なのかもしれない。それでも、様々な障害を差し置いても二人で居られる時間を二人で選べた彼らを、俺は心の底から羨ましく感じた。もしかしたら俺は二人の関係がずっとずっと羨ましかったのかもしれない。どれだけ金を詰もうが、どれだけ自分磨きをしようが、二人の様な関係性は簡単に築けるものではない。少なくとも彼らの人生における彼らの関係性はとても豊かな物だと、俺は思う。
今あの二人がどうしてるのかわからないけど、出来るなら今でも二人で幸せに暮らしていて欲しいと、時々ふと思う。上手くすべてが続いていけばいい。
別に仲が悪いという訳ではないのだけど、テレビや音楽の趣味が全く合わない。
うちは2LDKの部屋で、リビングと寝室に1台ずつテレビがある。
相手は夕飯を食べ終わると同時に寝室に移動して動画サイトをテレビで見る。
相手が見たいテレビをつけている時は一緒に見たりするのだけど、その逆が無い。
ひどい時には自分がテレビを見てる時相手はスマホで動画サイトを見てたりする。
お互いに別々の部屋でお互いにイヤホンをしながら全然違う音楽を聞いてる事もよくある。
一緒にお出かけしてる時、何か良い感じの雲だなーと思うと写真を撮り始める。
自分は休みの日でも早く起きる。相手は休みの日は昼まで寝てる。
出かけたくても早く起きたくないと言われあまり遠くまで行けない。
先日、自宅の浴室乾燥機が動かなくなった。
管理会社に連絡し、直接家に来て修理してもらうことになった。
筆者は彼氏と同棲しているアラサーの女である。昨今流行りのウィルスの影響で、数ヶ月前から在宅ワークをしている。彼氏の方は、最近仕事を辞めたばかりで家にいるので、当日業者が来た時の対応を任せていた。
当日朝10時、インターホンが鳴り、約束通り彼氏が対応をしてくれていた。
この家は、居間に入らずトイレや浴室に行ける構造なので、業者の方と私は1度も顔を合わせていなかった。
彼氏は、最初に少し状況の説明をしてからはもう任せっきりという感じで、すぐに私が仕事をしている居間に戻ってきていた。
実はこの日の私は、朝起きた時から仕事を始めるまでに2回もトイレに行くほど、お腹の調子が悪かった。
元々便秘がちな体質で、何度もトイレに行かないと出し切れない上に、出し切るまでに何度も腹痛がある、ということがしばしばあった。
そこで、予想していた事態が起きる。
お腹が痛い…。
今すぐトイレに行きたい。
今行ったとして、長期戦になることは間違いないだろう。豪快な音が鳴ってしまう可能性はある。ブツが水面に入る時の音だって絶対に聞える。トイレットペーパーをガラガラして拭きまくっている音だって。しかも、今の私の格好、彼氏が大昔着ていたであろうサッカーのユニフォームに、太腿のサイドにクッションの付いたゴールキーパー用の短パン。
無理である。
アラサーとはいえ、私は女。謎の乙女心が邪魔をして、中々トイレに行く決心が付けられずに痛みに悶えながら仕事をしていた(仕事になってないが)。
いやいや、すぐ終わる修理かもしれないじゃないか…もう少しだけ待とう…。
そう思って耐えていると、彼氏に「人いるからって我慢してたってしょうがないじゃん、トイレ行きなよ」と催促される。
そんなことは分かっている。私にはアラサー女なりの葛藤があるんだ、少し黙っていてはくれないか???
しかし、あまりの正論にそんな言い訳も言えず、黙るのは私の方であった。
痛みには波がある。
数秒間の痛みがあり、引いてしばらくしてまた痛みが来る、の繰り返し。
なんとかその場をやり過ごしていたのだが、業者が呼ぶ声が聞える。彼氏が対応してくれる。どうやら、車に道具を取りに行くのか、部屋を出入りするのでインターホンを鳴らしたら開けて欲しいとのことだった。
これだ。早く行ってくれ。その間に用を足してやる。
それから少しして、玄関のドアが開く音が聞こえた。今しかない!
私はトイレに駆け込み、速攻で用を足し仕事に戻った。その後、家のインターホンが鳴り、彼氏がオートロックを解除する。
完璧だ。勝ったのだ。そう思っていた、この時は。
暫くして、また痛みが来る。戦いは終わっていなかった。便秘特有なのかもしれないが、すごい量のソレが溜まっているので、少し排泄しただけでは治まらず、何度も痛みと便意が来るのだ。そう、出し切るまで。地獄でしかない…。
また痛みに耐える時間が始まり、私はトイレに行くタイミングを見計らっていた。早く修理終わってくれ、どんだけ時間かかるんだ…。実際何分の修理だったか覚えていないが、腹痛に苦しむ私の体感では、2時間はあった。
仕事も進まないし最悪だ、早く終わってくれ、そう思っていたその時、なんと再び玄関のドアが開く音がしたのだ。聞き間違いではない!今だ!!私はトイレに駆け込んだ。
強烈な腹痛であったにも関わらず、排泄のためにはしばらく気張っていないといけない。暫くすると、出た。だが、様子がおかしい…。
歯切れの悪いコロコロのアレであった。仕方ない、とにかく出し切るまで頑張ろう、と力を入れていたのだが、集中が途切れたその瞬間、隣の浴室から音が聞こえたのである。
嘘だ!ドアの音は聞き間違いだったとでも言うのか?!勘弁してくれ!
浴室の音に集中していると、しばらくして音は止み、トイレの前を人が通っていくような気配がした。
もしや、終わったのか!?なら丁度いい、早くこの家から出ていってくれ!
そう思っていたが、何も起こらない。
残酷な事実に気がつくまでは一瞬だった。そう、業者はトイレに入っている私のことを、彼氏だと思っているのだ。1度も顔を合わせていないので、私の存在を知らないのである…。
終わった…。
ウサギさんなので、うんちがリズミカルかつ勢いよく、元気に水を弾く音を立てる。
ガラガラとトイレットペーパーを引く。おしりが綺麗になるまで、何度も何度も。
どう考えても全て聞こえている。
もうどうにでもな~れ。
全てが済んで、私はトイレを出た。
玄関の方をなるべく見ないように居間に戻るが、そこで小さめに声を掛けられる。
「あの、いらっしゃいますか?」
見覚えのないおじさんが立っていた。
無心でそう答えた。
長い戦いが、終わった――。
こんなことは始めてである。
痛みに耐えるのは容易なことではない。
私はやれるだけのことをやったのだ。
きっと、それだけで十分だ。
お疲れさま、私。
~完~
※特定を避けるためにかなりフェイクをいれています。そのため一部話がおかしい箇所があるかもしれません。
※夢女子に理解のない方が読んでも頭がおかしい人間だとしか思えない内容になりますので読むことをおすすめしませんが、夢女子の方が読んでも頭がおかしい人間だとしか思えない内容ですのでおすすめしません。
※複数キャラの夢女子は良くないことだとは一言も書いていません。現実の誰かに迷惑をかけていないのであれば別にいいのではとは思っています。
私はいわゆるキャラ×自分というタイプの夢女子である。キャラ×女主人公という男女カプも昔から大好きで、それにたいしては自分はモブキャラやその辺の壁という立ち位置で現在も創作をしているオタクでもある。
昔から夢女子気質はあったとは思うものの、はっきりと自分から夢女子と名乗ったのは数年前で、最近までずっとそのキャラの夢女子だった。過去形なのは他のキャラを好きになってしまったからだ。
最近まで好きだったキャラをA、最近好きになってしまったキャラをBとする。
Aとの出会いは一目惚れだった。ソシャゲでAの顔を見た瞬間に全身に衝撃が走った。好き以外の言葉が見つからなかった。友人にすすめられて始めたソシャゲだった為ろくにキャラ紹介を見ておらず、慌てて確認しに行くと性格も声も好みだった。一人で運命を感じてしまった。
当時の私はオタクになりたてで二次創作も夢女子という言葉も知らず、数年ほど完全に一人で妄想だけで生活していた。その辺の色んな物に話しかけて脳内で会話をするという、どう考えてもやばいであろう癖があったので一人で困ることもなかった。色んなところにAと二人ででかけたし、つらいこともAと励まし合って乗り越えた。おそらくAがいなければ私は今頃生きていなかったかもしれない。
Aを好きになって数年経ったある日、別のソシャゲを通して二次創作というものを知った。リアルでオタクの話をする人がいなかった私はすぐにそれ用のアカウントを作り、同じものが好きな者同士で話すことの楽しさを覚えた。そのうち二次創作をするようになり、即売会でキャラ×女主人公の本を出すなど楽しい日々を過ごしていた。
しかしそんな日々は急に終わってしまった。詳細は伏せるがある日Aは炎上してしまった。かなり悪意のあるもので、私は精神的に参ってしまった。十分な睡眠を取ることが出来なくなり仕事にも支障が出始め、これ以上は無理だと思いAから距離を取るためにソシャゲから離れ、作品は全て非公開にした。しかし更に追討ちをかけるように運営のボロが出てしまい、ソシャゲ自体も嫌になってしまった。Aを見ると楽しい思い出より嫌な思い出の方が浮かんでしまい何も手につかなくなり、他人の二次創作を見るのも耐えきれなくなった私はアカウントを削除した。
そんな精神的にボロボロの時に出会ったのがBだった。Bはたまたま広告で見かけて何となくインストールしたソシャゲのキャラの一人で、最初は別にそこまで興味はなかった。しかしゲームを進めていくに連れてストーリーの良さもあり次第にBの性格に惹かれていき、Bがメインのストーリーで号泣した。ゲーム自体大変良いもので、誰かと語り合いたい、私以外の人のストーリーの感想を見たいと思った私は再びアカウントを作り現在進行形で楽しい日々を過ごしている。
すっかりBにハマってしまった私は毎日TwitterでBの話をするようになっていった。でもAのこと自体が嫌いになった訳ではなく、かといってもう他人とAの話をする気にはなれなかった為Aの話はFF0の鍵垢でするようにした。そして少し前にTwitterで友人から写真付きでリプがきた。
写真に写っていたのはBだった。
この人は私が夢女子であることを知っていてかつ理解してくれていて、私の絵や小説をいつも褒めてくれる優しい友人だった。もちろんその友人は私がAの夢女子であることは当然知っているし、二次用のアカウントでは相互で以前は同じような文面でAの写真を送ってきてくれた。驚いた私はBの夢女子じゃないよ! と送ると、「違うの!? あんなにBくんのこと大好きって感じのツイートしてるのに!?」という感じの内容の返信がきた。いやそんなわけ……と思いつつも普段しない自分のツイートを振り返るということをしてみた。どう見てもBのことが好きなアカウントでしかなかった。いつの間にかBのことが好きになっていたことに気が付いてしまった。そしてこれは大問題だった。Aを見ると嫌な思い出は浮かんでしまうけれどAのことは好きで、今でも私はAの夢女子だとずっと思っていた。だからAとも別れていなかった。それなのに無意識のうちに私は浮気をしてしまっていた。最低最悪な女だった。
世の中に複数キャラの夢女子が存在していることは知っているし、違う世界線の私だから問題ないというものも見かける。しかし私の場合、私と同じ現実世界で同じ時間を過ごしている(という設定な)のである。友人に彼氏が二人いるなんて聞いたらおそらく大半の方が嫌悪感を抱くと思う。少なくとも私個人は内心ドン引きする。(これは個人の意見で世間の意見を代表するものではありません)
妄想なのに何言ってるの……と思う方もいるかもしれないが、私は現実で一緒に過ごしている(と思い込んで生活している)のでそういうわけにはいかない。Bと今後一緒に過ごすのならAと別れなくてはならないし、Aとこれからも一緒に過ごしていくのならBとの関係は全て切った上でAに謝罪をしなければならない。Bと私はまだ知り合ったばかり(という設定)なので、私がAの夢女子だということは知らない。Twitterの相互には夢女子の方が複数名いるのだが、その方々はおそらく私はBの夢女子だと思っている。最近の私の妄想ツイートにBくんといつ式をあげるのかという内容のリプまでいただいてしまったし、こういうシチュエーションはどうですかというマシュマロもいただいている。それがめちゃくちゃ良くて日々頭を抱えている。そしてAは何も言わないだけで多分全部知っている。胃が痛い。ここ最近ガスター10が手放せない。
現在進行形で今も悩んでいることなので本当に最低な人間だと思う。流石に同じ現実世界で同じ時間を過ごしている(という設定な)のは誰にも言っていないので、誰も私がこんな悩みを抱えているなんて思ってもいないと思う。どっちにしろAを傷付けてしまうことに変わりはないので、慎重に言葉を選んで今までのお礼を伝えようと思う。全部私の心変わりが悪いのだから罵倒を浴びせた上で私を振るぐらいのことをしてもいいのに、Aはそんなことをするような人じゃないのがつらい。そして現実に存在していない人との関係で頭を悩ませている私はやっぱり頭がおかしいと思うし、多分私は一生現実の彼氏も結婚も出来ないのだろうと日々思う。
余談にはなるが、現実で一緒に生活している(と思い込みながら生活する)のは大変楽しいので、メンタルに自信のある夢女子の方にはお勧めしたいが、それでメンタルが参っても私は責任を取ることが出来ないので自己責任でやって欲しい。
彼の服をクローゼットに一緒にしまっておいたり、ペアのコップや彼用のスマートフォンを用意するのもすごく楽しい。部屋に余裕があるなら一室丸々彼の部屋にしてしまうのも現実味が出て楽しかった。ただし人を家に招く際同棲相手がいると確実に思われるので、実行する場合は家に誰も招かない方がいい。
1年半前に夫が亡くなり、まだ喪中なのに息子が結婚すると言い出し、私は反対しました。しかし反対を押し切り入籍してしまいました。当日息子は25歳、現在27歳です。
妊娠したわけでもないのに何故入籍を急ぐのか、同棲しているのだから喪があけるまで待てばよいのでは、と何度も言いましたが
わかってくれませんでした。
そして、私は縁を切られてしまいました。。
なにがいけなかったのでしょう?
昨日は夜に母親からメールがあり乳癌の告知を受けた。朝5:23夢から目を覚ます。不思議な夢だった。アメリカに住んでいる友達の家に遊びに行く夢。高校の同級生だった友達。ちょっといいなと思っていた女の子。高2でイギリスに留学してしまって、僕は同じ留学試験に落ちた。
彼女は一人っ子だったはずだけど夢ではお姉さんとその彼氏と同じシェアハウスに住んでいた。同級生の彼氏も同棲してる雰囲気。見知らぬ土地で心細かったけど、朝帰りのお姉さんは部屋に閉じこもってしまって、同級生はどこかへ行ってしまった。
シェアハウスは広くて、共同のリビングがあり、僕がアメリカ留学のときに感じた独特の雰囲気が漂っていた。少し煤けた香りが漂っていて気怠さと緊張感がある。知らない奴がチルアウト。知らない奴でも興味を持ったら声をかける。面白い物を探す貪欲なメンタリティ。オープンマインドと敷居の低いコミュニケーション。
いや、みんなlooserに見られたくないだけかも。それでも僕は彼らが羨ましかった。常に気後れして相手に合わせる事しか出来なかった。会話のプロトコルがわからなかった。
途中、リビングにいた奴から声をかけられて、同級生の彼氏に雰囲気が似てるなとか言われたが、すぐ別の人がそれは言っちゃダメだろとかフォローしてた。同級生への好意を見抜かれていた。他の家に住んでる人もここでダラダラしてるみたいだった。机にケーキが並んでいてみんなが持ってくるみたいだった。ケーキの隣に置いてある珍しい楽器を手に取る。楽器ならわりと出来て注目されるかなとか考えていた。
日本人が他にも数人いて声をかけられる。着ている服がかっこいいけど色がいまいちだなとか。僕は古着だから、みたいな事を言って面倒な話も自分で切り抜けた。
でも見知らぬ土地にいる事で会話を終わらせた自分を不安にさせる。
どうしたいのか分からなくなる。自分はアピールが下手だ。自分のペースを守ることは昔から苦手だった。留学中も何度も感じた緊張感と居心地の悪さ。懐かしさで目が覚める。
目を開けると今自分がどこにいるのか一瞬分からなくなる。脳味噌は留学中のドミトリーを期待していたみたいだった。見えてる景色と現実がリンクしはじめてから、みんな元気かなとか思ったけど全員夢の中の奴らだと気づく。同級生の女の子も10年くらい前にFacebookで繋がってそれっきりかな。
あれ自分もやりたいなと思いつつ、なんだか恥ずかしいのでできず、機を逃した。なのでここに書き捨てさせてもらおうと思う。
早いね。
当時まだ10代で、高校を中退して、塾通いさせてもらいつつも半分引きこもりのような、甘ったれた生活をしてた。
当時の自分にとっては死にたくなるくらい辛かったはずなのだが。
やめたって別にスッキリしなくて、むしろ罪悪感でぐるぐる巻きになって身動きができなかった。
そのあと奇跡的に大学受験はなんとかなり、なんだかんだで実家から離れた大学に進学させてもらったけど、大学も行ったり行かなかったりで単位を落としまくり、虫の湧くような汚部屋でかろうじて息をして、カップラーメンだけ食べるような、昼は引きこもり、夜中になってから少しだけ外に出るような、そんな生活だった。
バイトは多少したし、サークルなどにも入ったし、たまには授業も行ったが、部屋の中で漫画を読みあさって現実逃避する時間が1番長かった。
一番仲のよかった友達に、ゴミ部屋から引きずり出してもらってギリギリ4年で大学を卒業した。
働き始めてからその友達と同棲し、そこから5年ほど経って、こないだ結婚した。
学生時代の一人暮らしでは全く身につかなかった家事も身につき、部屋は清潔な状態が保たれるようになった。料理も毎日食べるものに困らない程度にはするようになった。
趣味もいくつかある。ゲームや、(今は新型コロナが流行っているから行けないが)好きなアーティストのライブに行ったり、バイクに乗って出かけたり。
そうでなければ回復できなかった。
腐っていた時期が長かったからか、大人になってからの方が断然人生楽しい。
ただただ人に恵まれ、運がよかったんだと思う。
ここから先仮に落ちていくだけだとしても、仕方ないし、そうなったらきっと苦しんだり何かを呪ったりするだろう。
少なくとも今は、そう思う。
そろそろ付き合って1年になるらしい。おめでとう。
私たちの趣味はべらぼうに金がかかるが、本気でお金に困っているのを今までに見たことがなかった。
ところが、ホストの彼氏と付き合いだして彼の店に行くようになってからまず趣味をやめた。
(アイドルの追っかけのようなことをしていたので、いわば担降りだ)
さらに毎月の給料だけでは足りないようで、レンタル彼女のアルバイトも始めた。
レンタル彼女のバイトで指名客からもらったプレゼントをもって彼氏の元へ出向き、
そのプレゼントに対して彼氏がやきもちを焼くという地獄のムーブを繰り広げている。
「この前喧嘩したの聞いて~」というので聞いた。
「通常100万円~しか実施していないシャンパンタワーをキャンペーン価格の50万円でミニサイズのタワーができるから入れてほしい」
もっと怒るとこあるだろう。
私は結構正直に言った。
・ホストとかそういうことを抜きにしても、彼女に50万のものを買ってというのはおかしい
・そもそもなぜ店にいくのか?
・今の状態はただの仲のいいお客さんと変わらない
・付き合って半年以上たつのに体の関係がないのも疑った方がいい
・確かに彼女はあなただけかもしれないが、他に何かしらの女は絶対にいる
だいたいこんな感じで、女友達に言うにしては結構バッサリ、きついことも言ったと思う。
でも彼女の回答は「でも彼のことが好きだから信じたい、私も頑張りたい」
頑張るってなにを?知らんおっさんに股開くことを?
一番最初に「ホストと付き合うってどう思う?」と聞かれたときに、友達の年齢のことも考えて、
「結婚願望とかなくて、今が楽しくていいって思うなら別にいいと思う。ただし将来のことは絶対に考えない方がいい」と答えた。彼女も「結婚とかは考えてないよ!」と笑っていた。
ところが今では「早く彼と結婚したい、他の女と絡んでるの嫌だからホストもやめてほしい」と嘆く毎日である。1年前自分言ったこと思い出してくれ?
彼は九州の出身で母子家庭。お母さんの体調が思わしくなく、妹の学費や母の治療費を風がなければならず、当時勤めていた不動産仲介の会社を辞め夜の世界に転職したそうだ。
本当だったら失礼なのでなにも言っていないが、なんだかよく聞く話だなと思った。
このホストをやっている理由が、私が彼に対する不信感を募らせている大きな理由だ。
友達は彼と同棲したいとかいう話をしていて、ホストをやめてほしいという話もしているらしい。
彼は、ホストをやめるならナンバーワンをとってから辞めたいといったらしい。ふーん。
コロナ禍で彼の店がどのように営業していたかは知らないが。5月6月とめでたくナンバーワンを獲得したらしい。おめでとう。
まだホストをやめる気配ぜんぜんないけど。
ロバート・キャンベルさんが同棲のをパートナーを「夫」と呼ぶツイートがあったのをご存知だろうか。
母はそれを見て「じゃあロバートさんが妻なのね、夫さんは主夫ということ?」とたずねてきたので「どっちも働いてるんじゃない?」と答えると理解に苦しんでいた。
「この前見た、昨日何食べたと同じようなことだよ」と伝えてみたところ、「あれは女性っぽい話かたしてるほうが妻でしょ?もう1人は弁護士でしっかり働いてたし」とのこと。
いろいろ質問してみたが、単純に理解できなくて混乱していた。男女の夫婦に置き換えて質問しなおすと、そりゃ当然でしょ!という表情で返答してくる。
悪意がないのが怖いが、「夫」と「妻」がなければ「家族」を認識できないらしい。
タイトル通りです
私はこの人生の大半をスポーツに捧げてきました。小学校から大学まで何かしらの部活に入り、熱中し、成績はそこまで残せなかったけれど(よくて地区大会2位とか)楽しい生活を送っていました。
そして社会人になり、ふと気づいたのは全く恋愛をしてこなかった、ということ。仲の良い男友達はいるけれど、そういった関係になりそうな事はなかった。(厳密にはあったが、お互いにそうじゃないよねと友人関係を続けている)
思い返せば、歳を取るにつれて恋愛の話は多くなった。私はその度に関係ない話だなぁと相槌を打つばかりだった。
「〇〇にも彼氏できるって!」
そう言われても興味のないものはない。だから、そうだねと言って知らないフリをしていた。
社会人になり、仲の良い友人はだいたい彼氏持ちかつ同棲してるから誘い辛くなった。そもそも私から遊びに誘うことがないから、だんだんと疎遠になっていくのを感じた。そのときにふと、こういうときに恋人がいれば寂しくないんじゃないかと思うことがある。
ちなみに私は全く恋愛経験がない(一度だけお付き合いしたことはある)が、恋人は男でも女でもいいなぁと思っている。ただ、今回はタイトルの通り男の人の事について書こうと思う。
と、ここまで前置きが長かったが、私のこれまでの人生で別に男の人と関わることが少ないわけではなかった。男女混合の部活だったから当然のように男の人と関わるし、好意を寄せたことも何回かある。
ただ、そこから私が動けないのは完成に容姿にコンプレックスを抱えているからだ。
まずは、170超えの高身長。高身長がモテないわけではないが、どうせなら小さいかわいい女の子に憧れる。私の周りの友人がみんな小さくて可愛いからかもしれない。
そして、特徴のない顔。これといった特徴がないからメイクで化ける、なんて事もなく。せめて目が二重だったらとアイプチをしたら余計にバランスが悪くなる。辛いね。
容姿に自信がないと、「こんな私が好意を寄せてるって知られたら」と被害妄想が爆裂するわけだ。そしてひっそりと眺めるだけの片思いが終わる。
そんな感じで生きていたからこそ、もっと容姿を努力でどうにかならないかと今は試行錯誤を繰り返している。社会人になって覚えたメイクもちょっとずつ良くなっていってるし、服装も前よりも似合う格好がわかってきている。
だから、いつか「かわいいね」なんて言われたらすぐに好きになってしまうと思う。例え浮気されてても、私の事を召使だと思っていても、その「かわいい」の一言で許せてしまう。そんな気がする。だからそんなダメ男に釣られないように、恋愛はしたくない。
昨日は母親の乳癌の知らせメールを受ける。朝5:23夢を見て起きる。不思議な夢。友達の住んでるアメリカの家に遊びに行く夢。友達は高校の同級生。ちょっといいなと思った女の子。高2で留学してイギリスに行った。僕は留学試験に落ちた。それだけの関係。彼女にはお姉さんはいないはずだけど夢ではいて、お姉さんとその彼氏とシェアハウスしていた。彼女の彼氏も同棲してるみたいだった。僕は話をしたかったけど朝帰りで疲れてるから寝るって言ってお姉さんの部屋追い出される。シェアハウスは広くて、2005年アメリカ留学のときに感じた雰囲気。独特の空気感。少し煤けた香りが漂っている。チルアウト。休みの日の気怠さ。知らない奴がいて興味を持ったら声をかける。面白い物を探す貪欲なメンタリティ。コミュニケーションの嵐。みんなlooserに見られたくない。僕は彼らが羨ましくて、でも会話のプロトコルがわからない。常に気後れして相手に合わせてしまう。1人の男の子から、例の女の子の彼氏に雰囲気が似てるなとか言われて、別の人がそういう事言うのはダメだろとか言ってる。他の家に住んでる人もここでダラダラしてるみたいだ。机に並んだケーキは彼女たちが作ったものっぽい。横にいた日本人に声かけられる。洋服がなんとか。かっこいいけど色がいまいちだなとか。僕は懐かしい服を着てる。古着だからしょうがないよ、みたいな事を言ってごまかす。面倒な話も自分で切り抜けないといけない。僕は自分がどうしたいのか分からなくなる。ケーキの隣に置いてある珍しい楽器を手に取る。楽器ならわりと出来る。他のやつが話しかけてくる。自分はアピールが下手だ。自分のペースを守ることが昔から苦手だった。緊張感と居心地の悪さ。目が覚める。
目を開けると今自分がどこにいるのか分からなくなる。あたまでは理解できているが見えてる景色とリンクしない。一瞬みんな元気かなとか思ったけど全員夢の中の奴らだと気づく。あの女の子もFacebookで繋がってそれっきり10年以上かな。今自分はどこにいるんだ。あの世界、あの雰囲気、匂い。全てが懐かしい。羨ましい。あっちの世界で生きて見たかった。
留学の準備も目標も意識も低かった。留学中なんとか生きていくのが精一杯だった。1年間ギリギリ乗り切って帰国後はあまり思い出したくないと少し感じていた。胸を張れなかった。あの時自分は、引かれたレールをそれなりに上手く走る事しか知らなかった。自分で世界を切り開く能力も経験がなかった。それを今ならわかる。
今はちょっと懐かしい。この感情さえ腹が立つ。自分で選んで捨てた道のはず。アメリカに幻想を持たないと決めた。経歴のアドバンテージを使って仕事をしてきた。頭が混乱している。帰国して15年以上。後悔から目の前のことを一緒懸命にやってきたけど、相変わらず長期ビジョンがなくてトップの人には引き離されていく。落ちこぼれでもないけど理想のために必要な努力量は自分の体力精神力では満足できない。足りない。looserだ。
夢のせいで頭が20代前半に戻ってしまった。全てをチャレンジに全振りできたあの頃が懐かしい。もうすぐ朝が来たら現実の生活に戻れるだろうか。また仕事出来るだろうか。
現実の世界ではまた海外に赴任をしている。英語は使わない国。3年経つとやり方が少しずつ分かってくる。過去の経験が役に立っているのかわからない。シェアハウスは当然ない。妻は日本で仕事をしている。寂しい。子供もいない。作れない。赴任が決まる直前に妻と一緒に選んで買った家は最近売った。全て前向きに受け入れてきたし、前向きな選択をしてきた事だけど、僕は何一つ理想的なものを手に入れられてない気分になっている。
とても不安な気分。これが20代前半を思い出させたのか。あるいはまだ慣れない硬いベッドと音のうるさいエアコンと間取りの不便な家が、アメリカでの居候感を思い出させるのか。先日模様替えをしたリビングの改善された居心地が日本の家とリンクして、懐古の感情を掘り起こしたのか。突然メールで届いた母の手術の連絡が、2005年の父の手術とリンクするのか。今の状況下で帰国できない。俺は今何がしたいのか分からない。