2020-07-07

昨日は母親乳癌の知らせメールを受ける。朝5:23夢を見て起きる。不思議な夢。友達の住んでるアメリカの家に遊びに行く夢。友達高校同級生ちょっといいなと思った女の子。高2で留学してイギリスに行った。僕は留学試験に落ちた。それだけの関係彼女にはお姉さんはいないはずだけど夢ではいて、お姉さんとその彼氏シェアハウスしていた。彼女彼氏同棲してるみたいだった。僕は話をしたかったけど朝帰りで疲れてるから寝るって言ってお姉さんの部屋追い出される。シェアハウスは広くて、2005年アメリカ留学ときに感じた雰囲気。独特の空気感。少し煤けた香りが漂っている。チルアウト休みの日の気怠さ。知らない奴がいて興味を持ったら声をかける。面白い物を探す貪欲メンタリティコミュニケーションの嵐。みんなlooserに見られたくない。僕は彼らが羨ましくて、でも会話のプロトコルがわからない。常に気後れして相手に合わせてしまう。1人の男の子から、例の女の子彼氏雰囲気が似てるなとか言われて、別の人がそういう事言うのはダメだろとか言ってる。他の家に住んでる人もここでダラダラしてるみたいだ。机に並んだケーキ彼女たちが作ったものっぽい。横にいた日本人声かけられる。洋服がなんとか。かっこいいけど色がいまいちだなとか。僕は懐かしい服を着てる。古着からしょうがないよ、みたいな事を言ってごまかす。面倒な話も自分で切り抜けないといけない。僕は自分がどうしたいのか分からなくなる。ケーキの隣に置いてある珍しい楽器を手に取る。楽器ならわりと出来る。他のやつが話しかけてくる。自分アピールが下手だ。自分のペースを守ることが昔から苦手だった。緊張感と居心地の悪さ。目が覚める。

目を開けると今自分がどこにいるのか分からなくなる。あたまでは理解できているが見えてる景色リンクしない。一瞬みんな元気かなとか思ったけど全員夢の中の奴らだと気づく。あの女の子Facebookで繋がってそれっきり10年以上かな。今自分はどこにいるんだ。あの世界、あの雰囲気匂い。全てが懐かしい。羨ましい。あっちの世界で生きて見たかった。

留学の準備も目標意識も低かった。留学中なんとか生きていくのが精一杯だった。1年間ギリギリ乗り切って帰国後はあまり思い出したくないと少し感じていた。胸を張れなかった。あの時自分は、引かれたレールをそれなりに上手く走る事しか知らなかった。自分世界を切り開く能力経験がなかった。それを今ならわかる。

今はちょっと懐かしい。この感情さえ腹が立つ。自分で選んで捨てた道のはず。アメリカ幻想を持たないと決めた。経歴のアドバンテージを使って仕事をしてきた。頭が混乱している。帰国して15年以上。後悔から目の前のことを一緒懸命にやってきたけど、相変わらず長期ビジョンがなくてトップの人には引き離されていく。落ちこぼれでもないけど理想のために必要努力量は自分の体力精神力では満足できない。足りない。looserだ。

夢のせいで頭が20代前半に戻ってしまった。全てをチャレンジに全振りできたあの頃が懐かしい。もうすぐ朝が来たら現実生活に戻れるだろうか。また仕事出来るだろうか。

現実世界ではまた海外に赴任をしている。英語は使わない国。3年経つとやり方が少しずつ分かってくる。過去経験が役に立っているのかわからない。シェアハウスは当然ない。妻は日本仕事をしている。寂しい。子供もいない。作れない。赴任が決まる直前に妻と一緒に選んで買った家は最近売った。全て前向きに受け入れてきたし、前向きな選択をしてきた事だけど、僕は何一つ理想的なものを手に入れられてない気分になっている。

とても不安な気分。これが20代前半を思い出させたのか。あるいはまだ慣れない硬いベッドと音のうるさいエアコン間取りの不便な家が、アメリカでの居候感を思い出させるのか。先日模様替えをしたリビング改善された居心地が日本の家とリンクして、懐古の感情を掘り起こしたのか。突然メールで届いた母の手術の連絡が、2005年の父の手術とリンクするのか。今の状況下で帰国できない。俺は今何がしたいのか分からない。

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