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はてなキーワード: オウム真理教事件とは

2023-11-21

維新オウムより沢山殺してる

オウム真理教事件犠牲者数26人

大阪府コロナウイルス感染症の死者数は8500人

維新犠牲者オウムの30倍以上だ

ちなみにこの数は大阪より人口の多い東京都をも上回っており維新による意図的殺戮であることは明か

地下鉄サリンをばらまいたオウムより大阪全体にコロナをまき散らした維新の方が遙かに凶悪で残忍

自分は問いたい

なぜ維新は野放しなの

なぜこんなテロ組織国会議席を持っているのか

解散命令請求が成されるべきは統一教会より維新では無いのか

なぜ橋下徹吉村洋文松井一郎死刑にならないのか

なぜマスコミ吉村洋文という暴君を持てはやすのか

なぜ大阪府民は自分たちを虐殺しているテロ集団を依然として支持し続けるのか

はっきり言ってこの国は異常だ

2023-07-08

宗教法人守られすぎ。

せめて問題があったら各種非課税措置をなくすくらいはしてほしいね


wikipediaより

宗教法人法(しゅうきょうほうじんほう、昭和26年法律第126号)は、信教の自由尊重する目的で、宗教団体法人格を与えることに関する日本法律(第4条)。所管官庁文化庁

オウム真理教事件

:

一部の宗教団体改正に反対したが、同法としては大きな改正がなされ、1996年平成8年9月改正法が施行された。

2023-06-02

anond:20230530151516

1990年代後半の日本は、バブル崩壊の影響で日本経済が低迷し、社会全体に暗い影を落とした時期でした。この時期には、失業率の上昇や貧困の増加など、さまざまな社会問題が起こりました。また、地下鉄サリン事件オウム真理教事件などのテロ事件も発生し、人々の不安感を高めました。

このような社会情勢の中で、アニメゲームなどのエンターテインメントにも、暗い雰囲気作品が多く登場しました。たとえば、1995年放送されたアニメ新世紀エヴァンゲリオン」は、人類使徒との戦いを描いた作品で、その暗い世界観が多くの若者共感を呼びました。また、1997年に発売されたゲームファイナルファンタジーVII」は、環境破壊戦争などの社会問題テーマにした作品で、当時の社会情勢を反映した作品として高い評価を得ました。

1990年代後半の「暗さ」は、バブル崩壊の影響によるものですが、それだけではありません。冷戦終結阪神・淡路大震災などの大きな出来事も、この時期の社会情勢に影響を与えました。これらの出来事によって、人々は将来への希望を見失い、社会全体に暗い影を落としたのです。

ここでは、1990年代後半の日本社会の暗さを象徴する作品をいくつか挙げてみたいと思います

アニメ新世紀エヴァンゲリオン

ゲームファイナルファンタジーVII

映画鉄道員ぽっぽや)」

小説ノルウェイの森

漫画ベルセルク

これらの作品は、いずれもバブル崩壊後の社会の暗さを反映した作品です。登場人物たちは、失業貧困孤独などの問題に直面し、苦悩していますしかし、これらの作品は、ただ暗いだけではありません。登場人物たちは、困難に立ち向かいながら、希望を見出そうとしています

1990年代後半の日本社会は、暗い時代でした。しかし、この時代は、人々が希望を見出そうと努力した時代でもありました。これらの作品は、その時代を生きる人々の姿を映し出しています

2023-06-01

anond:20230530225640

定義上のバブル崩壊は91年から93年ですが、現実社会情勢として大きな景気後退を招いたのは97年から98年にかけての大手金融機関経営破綻です。バブル崩壊現実不景気として大衆に押し寄せたタイミングと言ってもいいでしょう。就職氷河期が深刻化するのもこの辺りからです。

はっきり言って阪神大震災オウム真理教事件が立て続けに起こる95年までは景気のピークは過ぎつつも社会情勢は全く暗くないですし、後追いで教科書的な定義だけ見ても当時の情勢は理解できないと思いますよ。97年に書籍雑誌CD等の売上のピークがあったことを他の人が言及していますが、言い換えれば97年からピークアウトしているという意味で、完全に上向きのベクトルを失ったタイミングがここなわけです。

2022-09-09

anond:20220909114304

安倍さん祖父岸信介が、統一教会をつくった文鮮明と仲良しこよしで、日本での布教を促しちゃった。オウム真理教事件の後、警察は次のターゲット統一教会にしようとしていたようだが、自民党議員捜査を止めるよう圧力をかけたと言われている。

2022-08-06

anond:20220806103755

文句あるなら統一教会裁判に訴えて不当だと訴えろって話だろ?

97年はオウム真理教事件に近かったかたまたまそのとき前川が宗務課長にいて、拒否したって話だった。公安統一協会を潰すって噂もあったはずだったがなぜかなくなった。

からでも統一教会宗教法人格は剥奪するべきだな。

2021-08-28

anond:20210828093313

オウム真理教事件を一切察知できなかったor察知していたけど怖かったか放置していた

2021-08-22

オタクの中でもテロリストが素直に嫌われるようになってきたのを感じる(体制礼賛化ではない)

5chとかふたばとかTwitterでの作品語りを見てると、昔に比べてテロリストが嫌われるようになってるのを感じる。

いわゆるテロリストキャラじゃなくても、正義っぽい、たとえば反乱軍とかレジスタンスとか独立武装集団とかが主役の場合、「こいつら結局テロリストじゃん」みたいなツッコミが入る。

そのツッコミが出ること自体は良いんだが、確かにテロリストからあんまり褒められないよな、みたいな空気が漂いやすい。

もちろん面白い作品であれば結局作品人気は出るし主人公たちは好かれるわけだが、その場合でも「ある種のテロではあるけど」みたいな但し書きを念頭においとかないといけない感じ。

愚連隊体制破壊側の魅力に素朴に乗っかるのは非難されやすい。


この空気の変化は、最近作品というよりも、知名度を保ってる昔の作品リメイクへの評の変化を見ると特に分かりやすい。

ガンダムであれば、0083スターダストメモリージオン残党デラーズフリートなどは敵側ではあるものの明らかに格好良く書かれていて、かつてはジオン好きやデラーズ好きのオタクを沢山作ったが、最近は「いややっぱクズでしょ」みたいに言われることが多い。(ついでに作品自体もかつての人気っぷりから凋落していると思う)

FF7なんかもそうで、バレットティファ虐殺してるじゃんみたいに言われる。FF7について語る時は、彼らのテロリスト性を踏まえた感想にしなきゃな、という感じがある。


関連して思うんだが、社会問題についてのネットバトルで、対立陣営への非難として、「やってることがテロリストだ」という表現を見ることが非常に増えた気がする。

たとえばフェミニストインセルのバトルで、お互いにテロリストと言いあっているのを目にしたことがあるだろう。

ゼロ年代では、オウム真理教事件や、アメリカ同時多発テロで「テロとの戦争」が盛んに使われていたが、ネットユーザたちの会話ではそこまでテロリズムの危険性や悪さみたいなもの意識されていなかった気がする。

だがここ10年弱くらいで、作品語りにおいても、ネットレスバにおいても、テロリスト的な存在危険視されるようになったなと感じる。


anond:20210820215935


追記

ハサウェイ等はどうなんだという意見が多いが、テロリスト主役が絶対売れないとまでは言っていない。

また、テロリストであるヤバさや暗さみたいな面が、作中or作外で最初から強調されてるなら、ダークヒーロー枠になり受け入れられやすいとも思う。

FF7原作被害者バレットの苦悩描写はあったが、今に比べるとゲーム全体のテキスト量が少なくディテール掘り下げに限りがあるので、素朴なかっこよさの方が強い。


追記

主人公公的組織所属しているが、組織の腐敗も描かれる作品最近は多いじゃん、という指摘が多い。

そういう空気は確かに感じる。

でも、体制の腐敗を描くってことと、テロリスト忌避されることって矛盾しないよね。

無条件な体制礼賛描写は嫌がられるが、テロリスト正義として描くのも嫌がられやすいって感じだ。

まり体制側も反体制テロリスト側もどちらも胡散臭いけど、体制側の方が善人主人公立場としてはまだマシだと思う、という感覚が今の読者のトレンドのような気がする。

2021-04-30

方程式もそうだけど、どっかで聞いたような歌詞コピペしても響かないんだよなあ

まあ、歌詞なんて大した意味はない派でもあるんだけど、

最近スーパーで流れてた、いかにも最近ネットから登場したような曲は、

自分存在理由が分からないとか、なんかそんな感じでぐだぐだした歌詞で、

ただ売れてる、聴かれてる、若い世代にウケてるというのだろうから、だとしたら刺さってるんだろうけど、

自分は、何で自分は生きてるんだろうとか、自分存在する理由なんて考えたり悩んだことがそもそもないので、

オウム真理教事件ときにもあんまり共感できなかったんだよね

というか、オウム真理教事件でよくインテリほど騙されやすいみたいな話で、

それをアルカイダだのビンラディンだのに重ねる話もよくあるし、そういうこともあるんだろうけど、

オウム真理教にかぎって言うなら、あんまり大義みたいなのを感じなかった

オウム真理教で感じたのは、大義より義憤というか、この社会を恨んでいるような感情を感じた

日本医療科学技術のあり方に疑問を感じたからといって、だったらエコでもロハスでもスピでも勝手にやればいいし、

そうやって生きている人たちだっているわけで、まあ、それがオウム真理教予備軍っぽくもありはする

でも、予備軍は予備軍であって、暴走しなければ人畜無害しかない

小林よしのり氏でさえ今はコロナ風邪とか老人はポアしろとかオウム真理教みたいなことを言ってる

言ってるけど、これも自分オウム真理教に感じたのと同じで、どこか「私怨」を感じる

そう、あなたは色々御託を並べてるけど、結局はそれって「私怨」だよね?という感じがある

それからオウム真理教事件犯人って意外とそんなにインテリは多くないんだよね

上層部をなんだかんだインテリで固めてるのが社会の鏡写しみたいで皮肉さえ感じるのだけど、

実行犯とかはインテリではない、武闘派とか呼ばれる信者高卒、中卒がメインで、

寧ろ社会階層が低いことから日本社会を恨んでいる方が望ましいと思われていたのではないか

話を戻すと、そのオウム真理教なりの「私怨」とそれを隠す「御託」みたいなもので、

スーパーで聴いた歌詞も、最近話題になったうっせぇわだのみたいな歌詞も、なんか自分には刺さらなくて、

それはどっかから持ってきた歌詞過去リスペクトかもしれないし、

過去楽曲を聴いてるうちに意図せず学習したのかもしれないけど、

私怨」と「御託」で言うなら、やっぱり「御託」で隠してる、綺麗に見せてるように思える

端的に言えばナルシストでもあるんだろうけど、他人言葉拝借して重武装しているだけに思える、

ネットから文章コピペ切り貼りしているんだけど、切り貼りの跡が見えるみたいな、

そんな感じがするんだよな、だから、尚更聴いててウンザリするんだと思う

難しいボキャブラリーを駆使した表現より、素朴な言葉で、

ほんとうのこえをきかせてくれよ

だと自分は思うんだけど、そうでないものが売れるのはそれはそれで分かる気はする

自分歌詞なんて楽器の音と同じであって、特に意味があるとは思っていないところもあるから

でも、なんか強烈な歌詞インパクトを与えたいんだな、と思うことはあって、

そういう意図があるんだったら、もっと余計なこと考えないでタックルしてみたら?

みたいに思うことがよくあってモヤモヤするんだけど老害なだけなんだろうなあ

2019-04-29

から抗拒不能はそういう意味じゃねえって言ってんだろ

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20190428-00124121/

あかん絶望的に勘違いが解けてない人が多すぎる……

捜査に不備があったら事実関係なく無罪、というのなら納得できるが、だったら「無罪理由捜査の不備です」って前面に押し出して言うべきだよね。「抵抗できたはずだから」なんて妄言吐くから批判されるんで。

すごい良い記事と思う。けどそれとは別に、抗拒不能ではなかったと判断した裁判官に、司法絶対納得がいかない。強く言えない性格の人は犯されても泣き寝入りしてくださいねってどう考えても厳しすぎるだろ

嫌がっていた、同意してなかった事を立証するために、被害回避できていた事例や時期を証拠として挙げたら、それに基づいて「必ずしも断れなかったわけではない」と判断されるの、やる方に有利すぎでは。

抗拒不能ってそういう意味じゃねえから

みんな絶対、「抗拒不能」と「抵抗できなかった」を混同してるでしょ!

あなたたちが言ってるのは、強制性交罪の「暴行又は脅迫」にあたるかどうかって話だよね?

第177条

十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。

今回父親から振るわれた暴力は、当たり前だけどここで言われる「暴行又は脅迫」に該当しますよ。

しか被害者は性的虐待を嫌がって逃げようとしていた。これは確実な有罪証拠になるでしょう。もしも強制性交罪で起訴されていたなら、ね。

でも今回、検察は準強制性交罪で起訴したわけですよ。

第178条

(省略)

人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、性交等をした者は、前条の例による。

ここでの「抗拒不能」って意味わかります? 「心神喪失」とセットになってるのがポイントね。

要するに、この条文は、「お酒でぐでんぐでんになってる」「睡眠薬で眠りこけてる」「心の病気でまともな判断能力がない」状態の人をレイプする罪なわけ。

そういう状態が「抗拒不能」ってこと。

じゃあ「抗拒不能ではない状態」ってどんな状態

意識がはっきりしている状態、正常な判断能力がある状態に決まっているじゃないですか。

日常用語の「抵抗できない」とは全然意味が違うの、わかります

「でも嫌がって逃げようとしてたじゃん!」って反応はおかしいわけですよ。逃げようとしたってことは、意識ははっきりしてたんでしょ? じゃあ「抗拒不能」じゃないよね、ってだけの話。

じゃあレイプし放題ってこと? もちろんそんなわけはない! だって意識が正常な人をレイプした人は、強制性交罪に問われるわけですからね。

その場合は、「殴られた」「脅迫された」という事実でもって「なるほどこれは日常用語でいうところの抵抗はできなかったですね。有罪」ってことになるはず。

でも、検察は今回「意識がはっきりしてない人をレイプした罪」である強制性交罪で起訴したわけ。

とすると、強制性交罪にあたっては有罪証拠になるはずの「嫌がっていた」「殴られていた」という事実は、どれも無罪証拠になりうる

なぜなら、それは全部、「抗拒不能ではなかった」=「意識ははっきりしていた」ことの証明になるから

意識がはっきりしていない人をレイプした罪」で起訴された以上、被害者の意識がはっきりしていることがわかったなら無罪にすべきでしょう。

あんパンを盗んだ罪で起訴された男が盗んだのは実はジャムパンだった」みたいなものです。あんパンを盗んだ罪で起訴されてしまった以上は無罪を言い渡すしかない。

繰り返すけど、意識がはっきりしている人をレイプする罪は別にあります。だから、これで性犯罪し放題とか言ってるコメントはまったくもっておかしい。

被告人が盗んだのはジャムパンだったから『あんパンを盗んだ罪』に関しては無罪」という判決に「あんパンなら盗んでいいのか!」「パンが盗み放題になるじゃないか!」って言ってるようなもの的外れにもほどがある。そりゃ、こんなこと言ってたら専門家から呆れられますわな。

こういうときはどうすればいいか? 訴因変更という手続きがあります(これは控訴せずとも一審の途中とかでもできます)。

要するに、検察側が、「ごめんごめん、起訴するときあんパンって言ってたけどやっぱりジャムパンだったわ。『ジャムパンを盗んだ罪』に変更します」と言えばいい。

なので、上訴審では訴因変更する可能性もあるんじゃないでしょうか。というか、控訴した以上はそうすると思う。

じゃあなんで検察最初に準強制性交罪で起訴たかっていうと、これは江川さんの記事にもある通り「長いあいだ親に支配されていてまともな判断能力がなかった」という点をもって「抗拒不能」と主張したかったんだろうなあと思います

酒やら睡眠薬やらの影響じゃなくても、正常な判断能力が壊れている、あるいは壊されている場合というのはありうるので、それに該当すると言いたかったんじゃないかと。

ところが今回の被害者さんは、親から逃げようと準備するとか、そういうまっとうな判断力が残されていたわけですね。

とすると、「まともな判断能力がない」という、罪を成り立たせる前提が疑わしいわけですよ。前提に疑いが生じたのなら無罪にするほかないでしょう。

どんな極悪人でも、起訴状に書いていないこと、検察官が主張していないことに基づいて有罪判決が下されるべきではない。

私も、今回の被害者さんの振る舞いを見る限り、彼女にはまともな判断能力はあったし、レイプを続けた父親は本当にクソ野郎だなと思うわけですが、からこそ、この事案は無罪にしないといけないんですよ。

なぜなら、父親は「まともな判断能力のない人をレイプした罪」で起訴されてしまたから。

レイプされた被害者にまともな判断能力があることが明らかにされたなら、「まともな判断能力のない人をレイプした罪」に問うことはできない。

当たり前ですね?

検察は『まともな判断能力がある人をレイプした罪』で起訴しろよ」うんうん、その通り。

そもそもなんでその2つの罪を分けてるんだろ。どっちもレイプだろ」お説ごもっとも。

裁判長おかしい! こいつを有罪しろ!」いやそのりくつはおかしい。

何度も言うけど、この件は無罪になるべきなんです。

だって嫌でしょ? そんな世界は。

裁判官が「起訴事実は多少不正確だけど、こいつ悪いやつだから有罪」なんて言う世界は嫌でしょ?

今回の事件は、どちらにせよ非常に胸くそ悪い事案で、有罪だろうが無罪だろうがこの被告人極悪人であることに変わりはない。

でも、だからといってこれで有罪にすることを認めてしまったらどうなるか?

もっと微妙な事案で、事件の成立の有無を分けるようなディテールの部分で、「うーん、細かいところはよくわかんないけど有罪!」になってしまうかもしれない。

そんな世界、望ましくないでしょ? え? 望ましい? そんな馬鹿な。

あなた本人が、あなたの親兄弟恋人が、テキトー事実認定有罪にされても同じことが言えますか。

繰り返すけど、文句を言う相手検察立法です。「準強制性交罪じゃなくて強制性交罪で起訴しろよ」「そもそもその2つの罪がなんで別なんだよ。統合しろよ」そういう主張は正当だし支持します。

でも、裁判官おかしい! 裁判官性教育を! なんて、矛先を間違えた主張にはまったくもって賛同できません。そういうの魔女狩りって言うと思うんですが。正しい判決を下しただけなのに訴追請求しろとまで言われてるの気の毒すぎるでしょ。

ということで何が言いたいかというと、

ってことです。

ぶこめ

学習性無気力症」は正常な判断がある状態と言えるか問題じゃね? 洗脳と言い換えてもいい。そりゃ酩酊昏睡ではないが、かと言って。

そういう理路で批判するなら理解できるんですが(検察もそういう判断から強制性交罪で起訴に踏み切ったんだと思いますし、無茶な考えというわけではないと思う)、明らかに「抗拒不能」の意味を「抵抗できない」って意味だと勘違いしてる人多すぎなんですよね。この増田はそういう勘違いへのカウンターなので、「抗拒不能」を正しく理解した上で文句を言うならご自由にどうぞと思います(でもその文句、つける意味あります? 準強制性交罪でも強制性交罪でも法定刑は同じなのに)。

過去継続的暴力、脅しは認定できても、「その」性交に向けた直接の暴行脅迫裏付けられないからこそじゃん?学部生なら努力賞だな。これに喜びを隠さない半可通ども↓は人間だったら反省しろ

補足。起訴された2性交事務所ラブホ記録で特定可能だった件)に対する直接の暴行脅迫はなく「暴行又は脅迫を用いて」の要件を満たさない。177条なら有罪になったはずとの増田の論は誤り。

そういう懸念はありえるところだと思います検察が準強制性交罪を適用したのもそういう懸念があるからかも)。ただ、滝本太郎弁護士が紹介されていた判例https://sky.ap.teacup.com/takitaro/2545.html)によれば、強制性交罪も成立しそうに思えます

リンク先の内容を簡単に紹介すると、「2周間前に脅迫された女性が、脅迫してきた男に自分から連絡して性交した」という事例で、男は強姦罪有罪になっています。とすると脅迫暴行時間的に近接していなくとも構わないという理解になり、以前に暴力を振るわれていたから怖くて抵抗できなかった、もじゅうぶんに177条が成立しそうな気がするのですが、いかがでしょうか。

よくわかった。けど、準強制ウンタラ罪が適用できるケースってものすごく少なくなりそうだなとも。

強い酒飲ませて泥酔させたとか、飲み物睡眠薬仕込んで眠らせたとか、そういう事例はたまに聞きますが、軒並み準強制性交罪が適用されます

それは別にして、今回のケースでも法律が必ずしも犯罪に至るまでの過程までは拾えてないんだ。ってことで、これからはどうしようね。って話をしてる人も多いと思うんですけど。

ちょっと前に性犯罪関係法律が変わって、強姦罪強制性交罪になり、監護者等性交罪が新設されたので、けっこう拾えるようになっているのでは? 少なくとも、現在において18歳未満の娘と性交した父親はそれだけで罪に問われます

今回の件は、18歳未満での性交があったのは法改正前だから新法が適用されず、18歳以降の性交のみに絞って起訴するほかなかったというだけです。でも、これは性犯罪だろうが他の犯罪だろうが変わらない、近代社会大原則ですよね。

正直、今回の騒動ビックリしたのが、まるで性犯罪関係では司法はちっとも変わってないみたいな主張をしている人の存在です。2017年刑法改正性犯罪に関して議論を経て改正がなされたのは、性犯罪に多少なりとも興味があればジョーシキでしょ、って思ってました。まだ改革が足りない、という主張は賛否は別として理解できるんですが(不同意性交罪を作ろう、という議論はこれですよね)、これまで行われてきた改革を知らずに発言してるっぽい人はいったい何なの、と思います……好意的解釈すると2年前は性犯罪特に関心がなかったってことなんでしょうね。

やっぱ「逃げる」をどう処理すりゃいいんだという暗い気持ちがわく。多種多様暴力から逃げようと必死なのを、今は未来からひっ捕まえて正常だねと呼ぶしかない。背後に増田の威を借りてマウント連中が通る中で

逃げようと思えるくらいにはマトモな判断力が生きていた人を無理やり犯したのだから、上訴して強制性交罪に訴因変更して有罪判決を出してもらえばそれでよいのでは。

ただ、検察捜査方法がマズかったという話も出ているので、仮に訴因変更しても無罪判決になる可能性はありますね。それはもうどう考えても検察が悪いので仕方ない。今回の検察は録画・録音していたという点で相対的にいえばかなりマトモな部類に入ると思いますが、そんな人たちでも調書の捏造とかやっちゃうんだ……と慄然としました。じゃあマトモじゃない警察検察に捕まったらいったいどんな調書を作られちゃうの? 怖すぎでしょ。

正直、誰がどう考えても悪いやつだけど警察検察捜査過程で色々やらかしている、という案件については、積極的無罪を出していくべきだと思っています。これって冤罪なんじゃ……? というケースで無罪判決が出るのは当然だと思われてしまますが、どう考えても真犯人でひどい犯行をしている、という人が捜査手法理由無罪になるような案件が続けば危機感も生まれるでしょう。まあ、これは本題とは関係のない余談ですが。

増田の言うことは最も。どっちの罪に該当するか微妙とき横領窃盗とか)で、検察がどっちの罪に該当するかを間違えたら無罪ってのは制度瑕疵じゃないかと思う。裁判官責任ではないけど。

から予備的訴因というものが認められているし、必要なら訴因変更もできるわけですよね。別に一発勝負というわけではないので被告人人権侵害しない範囲で訴因を変更するなり追加するなりすればよいのでは(むちゃくちゃな訴因変更もありますけどね。過去冤罪事件だと、おいおいそりゃないだろ、というのが結構あります……最近だとオウム真理教事件菊地直子さんの裁判なんかがそれ)。

法律解釈的にはそうかもしれないし、大衆法律わかってないのもそうなんだが、「法治国家」が法をすり抜ける悪や、被害者の理不尽な敗北がまかり通る世界であってはいけないし、法の正当性が揺らぐと思う。

高校生とき冤罪問題を知って以来、「十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜を罰するなかれ」が法治国家原則であり法の理念だと強く信じています。私は、私が無実の罪で裁判にかけられたときに、圧倒的な力を持つ検察からなるべく守られる社会の方がいい。たとえそのために、真犯人無罪放免になったとしても。

知識解説はありがたいし司法役割冤罪問題は最もだが、暴力行為があったことは明らかな事件解説で「10人の真犯人を逃すとも」と持ち出すのは心ない言葉に思える。支持はできない。

何をおっしゃっているのかよくわからなかったんですが、ひょっとしてこの事件被告人が「一人の無辜」だと思ってます? そのフレーズは「一人の無辜有罪にしないためには十人の真犯人無罪になる仕組みであってもやむを得ない」という意味なんですが……

暴力根絶と冤罪防止はトレードオフではないぞ~

犯罪者の必罰と冤罪防止はトレードオフですね。裁判官を訴追しろとか無罪判決さないとか言ってる皆様は性犯罪者は必罰にせよって言ってるんでしょ? それは冤罪防止と矛盾します。

んで、準強制性行罪は無罪なのはわかった、疑わしきは被告人の有利にもわかった。んで被害者の人権はだれが、どうやって守るんだ?身の回りで同じ事がら起きたら自分はどうすればいいかわからん

じゃあなんで検察リスキーな準強制性交罪を使ったのかと、そういう状況でいったいどうやって被害女性を助ければよかったのか。

刑事裁判は「被害者の人権を守る場」でも「被害者を救済する場」でもないので……「被告人有罪にするかどうか決める場」であって、対決の構図は「圧倒的有利な国家権力である検察官vs.無力な一般人である被告人」なので……被害者の人権を守ったり救済したりするのはシェルターとか医療とか警察の早期介入とかなので……

「まともな判断力がない」「まともな判断力があるが死ぬ気で抵抗した」場合は罪に問えるけど、まともな判断力をもって抵抗を諦めた場合は罪に問えないのかしら/検察に厳しい立証責任が課せられてるのは分かった

たのむから    にほんごを    よんでください

どうやればこの増田から前段のような理解が出てくるのかマジで理解不能ですわ。 Permalink | 記事への反応(24) | 10:22

2018-11-17

景気とオタク関係

あらすじ

「景気が良いときほど暗いアニメ流行り、景気が悪いときには明るいアニメ流行る」

といった話を耳にするが、

果たして本当に景気とオタクは連動しているのだろうか。

そのような疑問を抱いた私は、

1985年から景気動向指数CI・一致指数・各年の12月の数値を採用)と、

私が独断偏見で選んだ「その年に人気だったテレビアニメ」を、

並べて比較してみることにしたのだった。

年表

CIテレビアニメその他備考
198593.6タッチ
小公女セーラ
ゲゲゲの鬼太郎
ハイスクール!奇面組
機動戦士Ζガンダム
スーパーマリオブラザーズ
おニャン子クラブ
プラザ合意
198692.0ドラゴンボール
聖闘士星矢
機動戦士ガンダムΖΖ
ドラゴンクエスト
天空の城ラピュタ
円高不況
1987103.7陽あたり良好!
シティーハンター
ファイナルファンタジーバブル景気開始
1988112.6おそ松くん
キテレツ大百科
ひみつのアッコちゃん
鎧伝サムライトルーパー
ドラゴンクエストIII
となりのトトロ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
宮崎勤事件逮捕は翌年)
1989117.2平成天才バカボン
らんま1/2
機動警察パトレイバー
ゲームボーイ
リトル・マーメイドディズニールネサンス開始)
平成元年
手塚治虫死去
仮面ライダーシリーズ中断
1990119.9ちびまる子ちゃん
三つ目がとおる
まじかるタルるーとくん
ふしぎの海のナディア
勇者エクスカイザー
スーパーファミコン
1991109.9きんぎょ注意報!
炎の闘球児 ドッジ弾平
ストリートファイターIIアーケードバブル景気終了
199293.3クレヨンしんちゃん
幽☆遊☆白書
美少女戦士セーラームーン
ツヨシしっかりしなさい
角川お家騒動
199387.6SLAM DUNK
忍たま乱太郎
GS美神
機動戦士Vガンダム
Jリーグ就職氷河期開始
カンフル景気開始
199495.2機動武闘伝Gガンダム
マクロス7
PlayStation
ときめきメモリアル
199597.8新世紀エヴァンゲリオン
NINKU -忍空-
新機動戦記ガンダムW
スレイヤーズ
天地無用!
Windows 95
トイ・ストーリー
ゴジラvsデストロイア
ガメラ 大怪獣空中決戦
阪神淡路大震災
オウム真理教事件
1996105.7名探偵コナン
こちら葛飾区亀有公園前派出所
るろうに剣心
爆走兄弟レッツ&ゴー!!
機動新世紀ガンダムX
機動戦艦ナデシコ
セイバーマリオネットJ
NG騎士ラムネ&40
ポケットモンスター
たまごっち
ウルトラマンティガ
サクラ大戦
1997102.7ポケットモンスター
金田一少年の事件簿
もののけ姫
新世紀エヴァンゲリオン劇場版
ファイナルファンタジーVII
デジタルモンスター
To Heart
カンフル景気終了
週刊少年マガジン発行部数週刊少年ジャンプを抜く
199893.9カードキャプターさくら
カウボーイビバップ
モーニング娘。メタルヒーローシリーズ終了
CDバブル絶頂
深夜アニメへの移行が本格化
1999100.3ONE PIECE
GTO
おジャ魔女どれみ
∀ガンダム
ゾイド -ZOIDS-
ハリー・ポッターと賢者の石
遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム
Kanon
i-mode
2ちゃんねる
ITバブル開始
2000108.7犬夜叉
ラブひな
とっとこハム太郎
PlayStation2
仮面ライダークウガ
200194.0テニスの王子様
シャーマンキング
ヒカルの碁
フルーツバスケット
千と千尋の神隠しITバブル終了
エニックスお家騒動
セガゲーム機事業から撤退
2002101.0あたしンち
NARUTO
機動戦士ガンダムSEED
攻殻機動隊 S.A.C.
ファイナルファンタジーXI
ほしのこえ
いざなみ景気開始
2003109.2鋼の錬金術師
真月譚 月姫
はてなダイアリースクウェア・エニックス合併
2004112.7ブラック・ジャック
BLEACH
ふたりはプリキュア
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ラブライブ!サンシャイン!!
刀剣乱舞
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シン・ゴジラ
2017119.0けものフレンズNintendo Switch

結論

景気とオタク関係ないと思う。

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2018-09-21

90年代に起こった事件

重大な事件が起こっているというけれど、歴史に残るのってオウム真理教事件くらいじゃないのか。

こんな感じ。ほかにもっと大きな事件があったら追加してください。

http://www.geocities.jp/sakakibarakingdom/

2018-08-23

オタクレイシズムゼノフォビア親和性が強いというネット見解

これ、インターネット老人会から通用する見解だった。

オタク害悪だって見解は、今の10代には見事に存在しない。

しろ「はあ? 何いってんの?」ってぐらいに鼻で笑われる。

そもそもオタク文化」という概念すら怪しい。そこにある面白いものでみんなやってる、ってぐらいのノリ。

おそらく「オタクは日陰者、キモい」というのの残り香なんだろう。

しろネットの面倒くさい政治論壇のほうがオタクバッシングしてる気配が強く残ってて、若い人間リアルタイム学生にはそういう匂いがまったくない。

インターネット老人会ぐらいしか、今の日本オタク差別主義者になるんだとか言ってるやつ居ない。

30~50代ぐらいのサブカルブームオウム真理教事件あたりの記憶が残ってる人たち、エヴァ直撃世代ぐらい。

塾の夏期講習に来たおしゃれ女子が「先生コミケって面白いですかー。FGOの本買ってきたら見せてください」とか、そんなノリ。

金髪校則違反ステイタスにしてる少年が、ラブライブサンシャイン国木田花丸Tシャツ着てLVに参加し、「現地行くんでバイトしたい」

とか言う時代になってた。

つの間に……。俺はいつの間にインターネット老人会に参加してしまったのか。謎だ。

2018-07-18

[] 2018年7月6日オウム事件が完全に幕を閉じた

麻原彰晃教祖死刑になった。

2018年7月6日をもって、麻原彰晃自身が起こした事件の罪償いは、全てが終了した。

 

日本法律では、刑罰を受けた人には、もうそれ以上罪を問うことはできない。

死んで灰になった人間に、さらに罪償いをさせることは不可能であることは言うまでもない。(肉体がないので、謝罪賠償もやりようがない)

 

「まだ償いは終わってない」と文句を言ってる人は、生前に本人へ直接言っておくべきだった。

死んだ後にいくら騒いでも、もう遅い。

 

長かったオウム真理教事件は、平成に始まり平成で終わった。(完)

2018-07-13

[] 冷静さを失っている滝本弁護士

同僚の坂本弁護士オウム真理教に殺された滝本弁護士が、敵討ちのため、残党を解散させたい気持ちは分かるような気がします。

しかし、怒りで興奮しすぎて、冷静さを失ってますね?

 

他の関係者の動向

オウム真理教事件に携わってきた関係者たちは、死刑執行によって長年の裁判にやっと決着がついたと見ているのでしょう。

滝本弁護士は、裁判だけでなく、教団の解散をゴールと考えているので、死刑だけでは不十分と見ているのでしょう。

滝本弁護士と他の著名人温度差は、そこに起因しているのではないでしょうか?

現状、オウム問題で騒いでいるのは滝本弁護士だけで、他の著名人は動向を見守っています

 

事後対応問題

麻原の遺骨を散骨するなら、事後報告にしておけば、余計な手間を取らずに、スムーズに事が運べたはずです。

滝本弁護士は、記者会見を開いて大々的に散骨宣伝した後、信者に襲撃されるかもしれないので危険だ、国が支援して散骨すべきだ、と主張しています

江川紹子さんは、わざわざ荒波を立てる前に、密かに散骨を済ませた方が良かったのでは?と苦言を呈していました。

 

https://twitter.com/amneris84/status/1016995236797542402

事前に記者会見する意味がよく分からない →四女側「遺骨、太平洋に」=警備など国に支援要請―オウム松本死刑囚(時事通信) - goo ニュース

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-180711X380.html

 

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-180711X380.html

四女側「遺骨、太平洋に」=警備など国に支援要請―オウム松本死刑囚(時事通信)

「こんなに危なっかしいことを私と四女にさせるのか。助けてください」などと訴え、テロ対策の一環として国に支援を求めた。

 

四女が遺骨を受け取った後、密かに海へ散骨して、部外者に対しては保管場所秘密にしておけば済む話だったのでは?(保管場所太平洋の海底)

 

政府の介入

日本法律では、刑罰を受けた者は、それ以上の罪を問われることはありません。

麻原も死刑執行されたので、法律上は、これ以上罪を問うことができないのです。

その上で、さら散骨を国が実施すれば、単なる法律問題を超えて、宗教問題政治問題に発展する可能性があります

 

滝本弁護士が騒いで、散骨に国が介入すれば、下手すると政治問題に発展する要因を残すでしょう。

 

まだ6人の死刑囚が残っている中で、死刑執行以降のプロセス(遺骨の扱いなど)に国が介入すれば、恣意的だと批判されてしまます

このような混乱や遺恨を残さないためには、有識者などの第三者も交えて、関係者が今後の対応策について協議するべきでしょう。

 

オウム残党の解散

滝本弁護士希望は、オウム残党の解散です。

遺骨を散骨したぐらいで、残っている信者解散するとは考えにくいです。

(その程度で解散する連中なら、もっと前に解散していてもおかしくないのでは?)

 

オウム事件の関係者は、滝本弁護士支援して、円満解決を図れるように協力してください。

2018-07-06

死刑廃止派の一法曹としての意見

松本智津夫オウム真理教事件の確定死刑囚死刑執行された。

 私は死刑制度自体に反対の立場ですが、なぜそう思っているのかについて簡単に書いておきたい。およそ日本の今の状況で、松本らの死刑執行タイミングほど、死刑制度についての関心が高まることはないと考えるからです。

有罪であるという確証が持てない時に、多くの裁判官はどういう行動を取るのだろうか

 司法制度では疑わしきは罰せず、という原則があるのは、ほとんどの人が知っていることだと思いますしか現実裁判官がそのように行動しているかというと、そういうわけでもないようです。先日twitterである弁護士が、下級審簡裁だったかな)の判決書きで、若干の疑いがあるからちょっと罪を軽くしとくね、というような文面を書いてしまったため、控訴審でそれが棄却された、というものが流れてきました。これは判決書きに書いてしまったおバカな事例ですが、上級審であっても同じような運用がされていないわけではないようです。元裁判官で、刑法学者植松正は「無期懲役誤判の吹き溜まりである」と言いました。事実認定に若干の疑いがあるが、情状は極めて悪く、真に犯人であるのならば、死刑にするしかないというような場合無期懲役にすることが多い、というのです。これは裁判原則に反しています。実際には、情状に関わらず、事実認定合理的な疑いが残るのであれば、無罪とせねばなりません。なぜそれができないのでしょうか。裁判官人間ですから世論はまちがいなく気にしています世間を騒がせた大きな犯罪である場合裁判官のうち一人に合理的な疑いが残っていたとしても、合議の中で、簡単無罪判決を出せるものではないでしょう。つまり裏を返せば、合理的な疑いが残っていたとしても、死刑をいう選択をされてしま可能性は0ではないということです。死刑という刑罰存在する以上、確実に、100%、全くの疑いの余地なく、死刑に値する、と考えられない場合にも死刑選択してしまう例が存在するということです。

死刑制度問題は究極的には被疑者被告人人権問題に帰する

 死刑に値する犯罪を、まさか自分が行うはずはない、とほとんどの人は思っていると思います。ゆえに、とんでもない罪を犯した人間は、死刑でも仕方ないし、死刑が速やかに実行されるべきだ、という考えを持っている人が多いのではないでしょうか。被疑者被告人人権よりも、被害者の応報感情の充足が優先されるべきだ、と考える人も多いでしょう。しか100人死刑囚の中には、1人の無辜人間がいるとしたらどうでしょうか。その人を国家権力が殺す、という不正義をあなたは許容できるでしょうか。99人の”真実犯罪者”の被害者の応報感情社会要請としての死刑制度は、そのリスクを甘受するべきだと考えるでしょうか。

 では自分痴漢として裁判にかけられるかもしれない、と思う人はどれほどいるでしょうか。自分痴漢をやっていないことは天地神明に誓えるけれども、なんの証拠もない。被害者は、あなた痴漢されたと言っている。裁判所はあなたの訴えを合理的な疑いが残るとして認めてくれるでしょうか。捜査機関は、被害者の主張を、合理的な疑いが残らないように、矛盾をなくした形で、調書を作成するプロです。また裁判所は一応独立機関であるとされていますが、かつては判検交流と呼ばれる制度もあり、基本的裁判官検察官親和性の高い人たちですし、基本的検察提示証拠を信用して事実認定をすることが多い組織です。あなたの主張は認められず、あなた有罪判決を受けるかもしれない。あなたはそのリスクを甘受するでしょうか。疑いがかけられた以上は、痴漢という、卑劣犯罪行為に対して、その犯行を認めようとしない犯人であるあなたには、何の反省も見られない、と言われるかもしれません。

 裁判人間が行うものである以上、無謬ではありえません。痴漢冤罪場合、たとえ有罪であっても、人権上の制約は小さいと言えますし(むしろ冤罪であったとしても認めてしまった方が人権は制約をされないという残念な状況にある)、もし防犯カメラなどから無罪証明できた場合名誉回復され、損害賠償請求できる場合もある。しか死刑場合においては、それは究極の人権制約なのです。

団藤重光は以下のように論じています

例えば懲役刑などにしても、長いこと刑務所に入って、後で無実だということがわかって出されても、失われた時間、失われた青春は再び戻ってこないという意味では、これも確かに取り返しのつかないものです。しかし、そういう利益はいくら重要な、しか人格的、その意味主体的利益であろうとも、人間自分の持ち物として持っている利益ですが、生命はすべての利益帰属する主体存在のものです。もちろんこのことと、前述の人間尊厳が人命の上位にあるということとを混同してはなりません。死刑はすべての利益帰属主体のもの存在を滅却するものですから、同じ取り返しがつかないと言っても、本質的に全く違うのであります

 痴漢冤罪による被害を最小化するために、真犯人を含む、すべての被疑者被告人人権を守りましょう、被疑者実名報道はやめましょう、無意味身体拘束をやめましょう、という主張に対して賛成できる人は、死刑存置を考える人よりも多いのではないかと思いますいかがでしょうか。

 本質的には、これは死刑冤罪による被害をなくすために、真犯人を含む、すべての被疑者被告人に対する、究極の人権侵害である死刑廃止しましょう、という主張は私には同じものに思えるのです。しか死刑廃止するべきだ、という人はずっとずっと少ないのです。

被害者(周辺を含む)の応報感情を軽く考えるべきではない

 痴漢で捕まった人が、周囲に実は自分自白させられただけで、無罪なんだ、と主張することはよくあると思いますが、特に妻子持ちの人に多いのですが、私の経験上、やってないと強く主張していた人であっても、ここで認めても家族に知らされることはない、ということを教えると、スルッと実はやったんだ、という人が結構ます。ですから冤罪を主張する人たちの中に、罪を逃れるためにそう主張している人が多くいることも事実でしょう。しかし実際に痴漢冤罪によって人生が狂ってしまった、という人は確実に存在します。死刑においても同様のことが起きていないとは、誰にも言えないのではないでしょうか。

 しかし多くの人は、死刑に値するような重大な犯罪で、自分冤罪当事者になることな想像もしないでしょう。それに比べれば、自分たちの周りの大切な人たちが傷つけられたということへの怒りはとても身近で、応報感情に流されてしまいがちです。これは非難されるようなことでありません。前述の団藤は、父ブッシュとデュカキスとの討論で、妻を強姦され、殺害されても、死刑に反対するのか、という質問に、淡々と「それでも死刑には反対だ」と主張したデュカキスに対し、世論は非常に強く反発したと書いています。これがデュカキスの敗因ではないと思いますが、死刑廃止を訴える人に対し、「お前の家族を殺されても、死刑に反対だと言えるのか」という主張はよく向けられます殺害される、などという、およそ通常経験しないことを経験した人たちが、犯人を自ら殺してやりたい、あるいは国家によって同じような目に合わせて欲しい、という感情自然ものであると思いますしかし、当事者でない我々が、そう思うのは当然だ、とその応報感情正当化をする必要は必ずしもないとも思うし、死刑廃止論者であった人が、実際にそのような目にあったときに考えを変えたとしても、それはごく自然な話であると思うのです。その感情否定はできませんが、団藤が述べているように法の論理は、もう一段上の次元で考えるべきはないかと思うのです。

自分は無実なのだと内心で叫びながら絞首台に向かう人の存在を許容できるか

 私は貝になりたい、の主人公床屋は無実ではありませんが、死刑に値する罪を犯しているか、と考えるとそうではないと思います。あの絶望を持って、死刑にされる人間がいる、という不正義を許容できるかどうか、結局はその価値判断なのだと私は思います

 私はその価値判断において、死刑廃止して欲しいと考えていますが、それゆえに、死刑の存置を訴える人の価値判断尊重したいと考えていますしかしその上で問いたいのです。あなたは、たとえわずかな確率であっても、あなたあなたの大切な人が、冤罪死刑になってしまうことを許容できますか、と。

2018-03-24

さな宗教戦争テロは再発するのか?

地下鉄サリン事件から23年が過ぎた。

23年という事は、言ってしまえば、今時の大学生以下の世代地下鉄サリン事件を知らないという事だ。
それは、オウム真理教事件も知らないという事。

先週の土曜日3月17日東京で「地下鉄サリン事件23年目の会」という会が開かれた。
オウム真理教事件被害者地下鉄サリン事件被害者及び、その親族家族が集まる会。そこに、麻原彰晃の娘・・・三女の松本麗華が来ていたらしい。
入り口には「オウム真理教及び、その後継団体関係者は入らないで下さい」と書かれていたにも関わらずいたらしい。
松本麗華は、数年前よりオウム真理教の後継団体の一つ「アレフ」と争っているという。争っている理由については非常に複雑で、この増田で書くには文字数が多くなる。
松本麗華にとっては、オウム真理教事件被害者オウム真理教及びその後継団体アレフ」の敵=「アレフ」の敵である自分の味方という考えでの参加だったのだろう。
だが、松本麗華のTwitter上での主張には明らかに麻原彰晃を正しいと思っている節が見られる。
以下に、その主張の一部や最近の行動等をまとめたサイトリンクを貼っておく。

麻原彰晃の三女、松本麗華の主張

これらの主張より、松本麗華は

と言える。
そんな中、ある「ひかりの輪」の脱会者が、「ひかりの輪」の代表である上祐について、こう証言していた

ひかりの輪脱会者の証言

さな宗教戦争

このツイートをした人物は、「アレフ」や松本麗華を擁護する様なツイートをしている。
アレフ」も「ひかりの輪」も「松本麗華」も、やっている事はスケールの小さな宗教戦争なのだろう。

教祖である麻原彰晃存在し、その麻原彰晃逮捕された事で彼らの中で神格化された。
そして・・・
麻原彰晃は無実なのに国の陰謀死刑判決を下された」と考える松本麗華派
「表面上は麻原彰晃否定しつつ、麻原彰晃教義尊重し、麻原彰晃の息子を新たな教祖にしたい」と考える「アレフ
オウム真理教を脱退した一部の幹部が脱・麻原彰晃を謳い文句に金儲けをしたい」と作った「ひかりの輪

そして、「アレフ」を脱会した信者の中には「ひかりの輪」の教義に傾倒する者もいれば、「ひかりの輪」を脱退した者の中には松本麗華や「アレフ」の教義に傾倒する者もいる。

泥沼だ、スケールの小さい宗教戦争なのに泥沼だ。
どの派閥も「麻原彰晃教義」が第一に有り、それを肯定するか否定するかで成り立っている。

きっと、原初時代キリスト教ユダヤ教イスラム教も、元々は一つだったのがこの様に分かれて今の状態にあるのだろう。
からキリスト教イスラム教ユダヤ教エルサレム聖地としているのかも知れない。

このスケールの小さな宗教戦争に、麻原彰晃オウム真理教事件の確定死刑囚死刑執行はどういう波紋を呼ぶのだろうか?

地下鉄サリン事件から23年、今年の4月東京メトロ(旧・営団地下鉄)に入社する4年生大学卒業した新入社員は、
地下鉄サリン事件の起こった年に生まれ人達だ。
地下鉄サリン事件を知らない世代が、地下鉄サリン事件の有った会社入社した時・・・果たして、同様のテロが起こった時に防げるのだろうか?
オウム真理教事件の確定死刑囚死刑が近付いていると感じられる今、「あの事件は何だったのか」もう一度考える時期に来ているのではないだろうか?

P.S 本日17時半からTBSニュースでは、麻原彰晃の娘、松本麗華に取材した内容を流すそうです。是非、ご覧になって皆さんも「あの事件は何だったのか」を考えて欲しいと思います

2017-05-13

[]誰が何のために共謀罪を作ろうとしてるか

国会ウォッチャーです。

http://anond.hatelabo.jp/20170512175648

質問どうもありがとう

私にこたえられる質問の類ではないので、あくまで私の私感にすぎないことはご承知おきを。

共謀罪関連の法改正運動の初出は1996年法制

 こういった法改正欲求がどういったところにあるのか、というのは、いろいろな修正を受ける前の、粗削りな段階が一番わかりやすいと思うので、それを調べます国会で初めて議論されたのは、1982年IBM産業スパイ事件で、IBMの新商品情報を手に入れようとした日本企業社員日立富士通)を、それと承知の上で、要は盗品と知った上での輸送共謀をしたということで、国際捜査共助に基づいて、アメリカから日本在住の社員12人の身柄引き渡しを求められた事件。これで日本には共謀段階での処罰規定はないから、引き渡しには応じられないのではないか、という野党側に対し、日本12人が、それぞれ個別日本アメリカでともに犯罪とされることをやっていないかを調べてからでないと、引き渡し出来るともできないとも言えない、みたいな議論はされています。結局身柄の引き渡しは行われませんでしたが、このIBM産業スパイ事件以降、激化して来る日米貿易摩擦の中で、この件を嚆矢とした共謀罪の制定要求アメリカからあったとしてもおかしくないと思いますが、この際は具体的な動きはありません。

 その次に国会共謀罪議論されるのは2002年に、新聞記事で、TOC条約議論に向けて日本でも共謀罪を制定する、という新聞報道があったことを質した坂上議員の質疑ですが、この際は、法務省報道を完全否定する形で質疑はほとんどされていません。しかし実はこの前に、長尾立子法務大臣橋本内閣)が法制審に諮問しているのです。きっかけはおそらくですが、オウム真理教事件です。

共謀段階での処罰ではなく、共謀合理的疑いを持った段階での通信傍受がことの端緒

 

 この法制審に提出された組織的犯罪刑事法整備参考試案及び事務当局説明要旨には、

一 諮問の背景

 近年、暴力団等による薬物、銃器等の取引やこれらの組織不正権益の獲得・維持を目的とした各種の犯罪のほか、いわゆるオウム真理教事件のような 大規模な組織的凶悪事犯、会社などの法人組織を利用した悪徳商法等の大型経済犯罪など、組織的犯罪平穏市民生活を脅かすとともに、健全社会経済の維持、発展に悪影響を及ぽしかねない状況にある。

と書かれており、オウム真理教の一連のテロ事件対応するための議論であったことがわかります。これは、当時の報道記憶されている人だったならばわかると思いますが、坂本堤弁護士一家殺害事件や、公証役場事務逮捕監禁致死事件で、オウム犯罪に関する情報複数得ていながら地下鉄サリン事件を防げなかったという強い批判があったので、その批判をかわす目的で、組織的犯罪に関する刑事法の整備が不十分であることを論拠にしようとしているのだと、私としては考えます

 この文書には、組織的犯罪への加重量刑犯罪収益の取り締まりなどとともに、章立てて「令状による通信の傍受」という項があります。ここに、数人による共謀存在疎明されたときに、令状を取得し、盗聴を可能とすることについての意見を求めています。この段階で対象となっているのは、殺人誘拐などのいわゆる重大犯罪と、麻薬取引等のいわゆるやくざ案件です。その中では以下のように諮問されています

1 令状による傍受の要件

 (1) 検察官又は司法警察員は、次の各号のいずれかに該当する場合において、犯人により犯罪を実行し又は実行することに関連する通信電話又はファクシミリによる通信コンピュータ通信その他の電気通信であって、その全部又は一部が有線によって行われるものをいう。以下同じ。)が行われると疑うに足りる状況があり、かつ、犯人特定し又は犯行の状況若しくは内容を明らかにするため他に適当方法がないと認められるときは、通信当事者のいずれの同意もない場合であっても、裁判官の発する令状により、犯罪を実行し又は実行することに関連すると思料される通信を傍受することができるものとすること。

 ア 死刑無期懲役若しくは無期禁錮の定めのある罪又は別表5に掲げる罪が犯されたと疑うに足りる充分な理由がある場合において、当該犯罪が数人の共謀によるものであると疑うに足りる状況があるとき

 イ アに記載する犯罪が行われ、かつ、更に継続して行われると疑うに足りる充分な理由がある場合において、数人の共謀によるものであると疑うに足りる状況があるとき

 ウ ある犯罪がアに記載する犯罪の実行のために必要行為として行われ、当該アに記載する犯罪が行われると疑うに足りる充分な理由がある場合において、当該アに記載する犯罪が数人の共謀によるものであると疑うに足りる状況があるとき

このウがいわゆる共謀罪に当たるものですが、共謀罪として最初から出てきたわけではなく、共謀段階での捜査ということになっています動機はやはりこのあたりなのではないかと私は考えています。現状民進党などが指摘している、内心だけの初犯の犯罪共謀をどうやって探知するんだ、という指摘が実はクリティカルで、政府の答弁では、監視目的でない、としていっているのですが、出てきた背景を考えると、令状実務を考えて警察が調べたいと思った電話メールSNSなどの情報開示を手軽に行いたい、ということが、ことの端緒を考えるとどう考えても本丸だと思うのです。この流れは結局犯罪捜査のための通信傍受に関する法律平成11年)にも同時につながっていますし、昨年対象犯罪が拡大したところです。この法律ができた時の騒ぎに比べて、対象犯罪の拡大は実にあっさりと通過しましたが、このテロ等準備罪が通信傍受対象犯罪となれば、当初の目的が達成されることになるのだと思います

TOC条約は、対象犯罪の拡大に利用されているだけ

 この法制審の議論をしているような段階で、TOC条約が出てきたので、これ幸いとばかりに対象を4年以上としましょうといって600、700と広げていったのが小泉政権時代の案でした。その後、平岡秀夫議員保坂展人議員などの質疑に応じる形で対象犯罪の数はかなりテロ組織的犯罪にしぼられて百数十としましょうとなったのが00年代中盤の議論、そして安倍政権では小泉政権時代の案に先祖返りしてから出発して、対象犯罪を277とした、ということです。TOC条約などは私がなんども書いている通り、異議が出ようが出まいが、条約2条等を留保することで締結自体可能です。その後留保の取り下げについて議論してもいいわけです。それをやらないというのはこれを錦の御旗として、できるだけ範囲を広げていきたいという欲求があるからだと思います。私も、これを転び公妨のように、反対運動等や労働運動を取り締まることを主目的とはしていないだろうとは思いますあくまで、「それにも使えるな」という程度の認識だと思います

 警察捜査上の人権侵害についてきわめていい加減に考えていることは明らかなので、結構単純に、「あやしいっておもったやつをもっと簡単に調べられるようにしてほしい」という動機がほぼすべてなんだと思いますよ。そしておそらく現在安倍さんたちのような保守派政治家たち自身は、「自分たち濫用するつもりはない」と結構本気で思っているとも思います。でも法律の立てつけとしてどうとでもできるよね、という話で、このあたりの未来への想像力人権侵害重要性というものは、彼らにいつもいつも軽視しているので、「ごちゃごちゃうるせーな」という態度なんだと思っています

 これは全部あくまで私の私感の話です。

2016-01-18

35年勉めて幹部もやった会社を辞めることになったので、愚痴る。

結局何が悪かったのかわかるようでわからんようで、まだ正直気持ちの整理もできていないが、落ち着かせる意味増田に書かせてもらう。

今度、35年つとめた会社退職することになった。いや、正確には一応は役員になっているから、解任か。

解任理由は簡単、

会社人生はいろいろやった。自分なりに会社に貢献してきたつもりだったし、事実、苦しいときには俺がやった事業会社の新しい展開をやれたとは思う。

ただ、その事実のものを、専務の奴は気にくわなかったんだと思う。

もういい加減、愛想が尽きた。今は、あん会社は徐々に腐っていけばいいと思う。

入社したころ

入社したときは、企画職でも営業でもなく事務職だった。ただ、ちょうどその頃会社はその頃の看板商品が大ヒットしていて、人手が足りなくなってた。

そこで、他の部署に応援に回される事になって、いろいろな部署の応援をやった。

人海戦術DM発送、苦情受け付けに倉庫整理、制服の繕い物、展示会の売り子から営業の補助まで、何でもやったよ。その中で、最終的にある製品企画プロジェクトに回された事が転機になった。

そのプロジェクト全然注目されて無くて、一応商品化は済ませていたものの、社長専務の覚えも悪く全然売れてなかった。

ただ会社の景気だけは良かったからお取りつぶしにされる事無く済んでいた。

こんな、他にもいくつかあったプロジェクトの一つだった。一応は責任者という立場だったが部下はいなかった。

プロジェクトに関わってから

会社はどこまで行っても同族企業で、その上社長や専務が強力なコネクションを持って仕事を取ってくるような所があった。

から社長専務の覚えがめでたけりゃ予算をもらえてそれだけである程度売れる。

ただ、そういう所はひたすら専務の言うことを聞いてなきゃだめ、言いなりになってないと駄目と言う感じだった。

一方で、そうではないところは完全に日陰。だから俺がやる事になった所は、商売としてはさっぱりだったが、その代わり注目もされないので専務に横やりを入れられることもなく、自由にやる事ができた。とにかく当時は看板商品が売れに売れてお取りつぶしにするような手間すら惜しかったのだろ。

どうせつぶれるのだろうし、いろいろな場所でいろいろな手伝いをして歩いてずっと考えてたビジネスプランを実行してみることにした。

それが、当たった。ビジネスプランには自信が無いわけじゃないが、時代に当たった運もある。

もちろん、始めはいろいろと難しかったけど、取り組み初めて数年で軌道に乗り始めた。

プロジェクト成功と、時代の流れと、看板商品廃止

ちょうど時代は、昭和という時代が終わり数年たったころ。

バブルの残り香が消え始め、酔いが覚めるように人々はだんだんともうバブルは終わったんだと言う空気感になり始めた頃。そんな時代が切り替わるタイミングというのはいろいろと古い商売と新しい商売が入れ替わっていく。

そんなタイミングにあっても、出た芽は小さくて、昔から商売をしている人にすれば、たまに生まれてすぐに消えるようなものに見えていたと思う。だからそう言う新しいことをやろうとしている人は、今の商売でうまくいっている人々に相手にされていなかった。

そこに俺は、今の商売でうまくっている所の看板を使って乗り込むことで、一気に市場存在感を出すことができた。今流で言うと社内ベンチャーということになるのだろうか。最初は小さかった商売だんだんとうまく行き始めた。

ただ、うまくいきすぎた。いや、違うか、本当に時代が変わっていた。これは悪い事に、これは看板商品の方がだんだん時代に通用しなくなってきたことも意味してた。前の看板商品だんだんと売れ行きが鈍っていく。一方で俺の商品は売れていく。

そうして、あるとき有力な取引先が3つも相次いで路線変更をし、うちの商品のそれまでの看板製品の扱いを大幅に絞った。その代わり採用されたのが俺がやってた路線商品

うれしいと思うよりも、もう必死だったよ。気楽にやってたのにいつの間にか主流の落ちた売上を俺が支えなきゃならない立場になってしまった。必死必死会社を守るために働いた。幸いにして努力は報われてどんどん売上は伸びたが、主流派商品はどんどん駄目になっていった。

そして…主流派商品がついに販売できなくなった。

よく覚えている、阪神淡路大震災があり、オウム真理教事件があった頃だ。

専務が関わっていた主流派の方は、既存設備が無理がたたって主力品が販売できなくなった。

一方で、同系統代替品を用意はしていたが、売れない。それはそうだ。時代の変化について行けなくなったから。前と全く同じ商品だったから売れていただけで、時代に合わない違う新製品を出しても売れなくなっていた。

会社は支える事ができた、ただ、それが…

一方で俺の方の商品は順調に売れていた。そこで、俺はよかれと思って、俺の方の商品に、主流派商品をセット販売を少しずつ始めていた。どうも専務たちはそれを本当はやりたくないような雰囲気が合ったが、当時は完全に俺の商品以外は赤字になっていたからだ。

また、この新しい商品ノウハウは社内にも公開した。当然だ、秘密にする理由がない。

これで、だんだんと社内の方にも広まり始めた。

これによって主流の方のラインだんだんと復帰し始めた。

ただ、ここまで来ても俺がやっていた方のラインは、メインのラインと完全に交わることはなかった。ただ、スタッフ交流は行われていたし、現場レベルでは別に完全に分離されているわけじゃなかった。

社長専務が主流の方に力を入れていて、こちらに何も言ってこないのは以前からだったし、何よりもそう言う体制があったからこそ、時代の流れの変化に会社として対応ができたから、それはそれで好ましいと思って、特に気にしなかったんだ。

ただ、今思うと、だんだんとひずみが蓄積していったのだと思う。

新しい時代の変化と、決定的な出来事

いくつか時代象徴する出来事というのがあるが、オウム真理教事件が以前の時代の節目を象徴したものなら、俺にとってのその次は、リーマンショックだったと思う。

この頃から市場環境が再び大きく変化し始めた。商売環境が再び変化し、90年代確立しつつあったやり方が再び通用しなくなった。顧客予算配分が大幅に変わり、そもそも市場が縮小し始めた。これにより売上が頭打ちになり始めた。当然手は打っている。手を打ったから大幅な売上減少にまでは至らなかったが、このままではじり貧なのは間違いが無い。

そして時代が回るうちに、うちの会社で主流派社長専務がやってきていた古いスタイルが再び受けるようになってきた。主流派は、こちらが作り上げ、提供したやり方と、80年代からやっている古いやり方両方を知っているため、堅調に伸び続けた。

当然、我々も後を追おうと考えた。

しかし、ここで、2つの決定的な出来事が起きた。

  1. こちらから流派側に協力を求めたが、拒否された。
  2. 再び来た時代の節目に、打とうと考えた新たな手を禁止してきた。

この二つのうち、どちらかを認めてくれるのならば、まだ耐えられた。ただ、両方とも封じられてしまったら、もう手も足も出ずに、座して沈んでいくのを待つしか無い。

しかし、もう問題は俺だけの問題でも、俺の部下だけの問題でもなく、供給責任として商品を届ける取引先や、それに連なる経済生態系に対して責任が及ぶようになってしまった。

そこで俺は、ここへ来て明確な指示への違反をした。いろいろと問題にならないように配慮をしつつ、せめて影響が小さくなるように、できる限りの手配をし、できる限りの手を打った。

専務からは何度も話は合った。そのたびにできる限り社の方針に従いながらも、しか責任は果たすように新しい方向に舵を切っていった。

とどめとなった「うわさ」

専務からの締付は強くなってきてはいたが、専務はそもそも会社愛が非常に強い人間でもある。ある程度の自制は効いていたのか、俺や幹部には強く当たるが、実際に決まった業務に影響が出るようなことはなかった。関係性は冷え込んで、それは取引先にまでしれるような状況になっていたが。

均衡状態が一気に動いたのは、ある噂だった。

それは俺が、独立するというものだった。

タイミングとしては最悪だった。社長専務はもう高齢で、後継者の話がでて、専務の娘が会社に入り、次期社長に決まっていた。そこでいろいろな整理が始まっていた頃だった。

もちろん、俺にはそんな気は全くなかった。弁解もした。ただ、これが「とどめ」になった。

専務からの指示はどんどん強くなっていった。それは俺に言うだけではなく、従来は現場レベルではある程度協業できていた末端の業務にも影響が出始めた。

そして去年の1月専務に呼び出された。慌てて向かうとそこには専務の他に取引先の人間と、会社顧問弁護士がいた。専務取引先の人間に、独立する気も社長の座をねらってもいないと直接説明するように求めた。

俺は求められたように、何度も繰り返していた同じ話をした。そんなつもりは全くない、これからもやっていくつもりだと。事実として、社長専務戦後直後から作り上げた偉大なブランド力と、会社の巨大なシステムがなければ商売は続けられないし、それを辞めるメリットはどこにもなかった。冷静になれば誰にでもわかることだ。

ただ、専務はその取引先がいる席上で、そういった説明だけではなく、俺がやっている商品がいかに駄目か、いくらやっても会社の主流は専務商品であり、劣った亜流であるかを演説し始めた。顧客まで馬鹿にするような発言。はっきり言って事実じゃない。そうして言ったのだ。主流になっているラインと、俺がやっているラインが分かれて摩擦がある事そのもの存在せず、もし存在しているとしたら刃を向けているのと同じだから、辞めてもらうと。

話はあっという間に広まった。

言い分。

わかっている。いくらやっても主流になれないことは。

だが、会社問題になったときに、古いやり方に固執して市場変化に対応できず、それでも売ろうとして製品を壊してしまったの誰なのか、収益を上げて会社を支えたのは誰なのか、それぐらいは人気視していると思っていた。

専務後生大事に掲げる理想ははっきり言って利益になってない。それは我々が作り上げた売れ筋の土壌の上にしか存在できないものだ。それを認めろとは言わないが、否定するということはどういうことなのか。

主流になりたいと思ったことがないと言ったら事実ではないが、主流にしてくれと言ったことはないではないか。それでも何故、敵視してくるのか。

専務の言い分、それがすべてでたらめとは言わない。もっともな指摘はあるだろう。古い伝統理想を掲げることは大事だ。

しかし、古い理想を古いやり方が再び流行が回るように時代の流れになったからと言って、それは合っていたとは言わない。

止まっている時計は必ず一日に一度は正確な時間を示す、しかしそれは時を動かしているものいるからだ。止まっていることと動いている事は全く違う。

正直愛想が尽きた。

今、会社は手足、足かせをして新しい手法を認めていない。

この方針は続けることになるだろう。少なくとも社長専務がいる限りは。その娘がいる限りは。ただ、誰の目にもその方針でいつかは行き詰まることはわかりきっている。消えてしまうことはないだろうが、市場は大幅に縮小することになるだろう。

専務取引先がいる席上でこう言った。「辞めろ」と。本流と一緒にやろうとしたとき、それを拒否し壁を決定的にした本人が、摩擦が存在するならば、辞めろと。ならば辞めてやろうと思う。

今後について

ただ、そう決めたからと言って、いきなり出社しないとかではなく、いなくなっても問題が無くなるまで引き継ぎをするあたり、結局俺は小物なのだと思う。

あいつが勝手に辞めたか会社が駄目になったとか言われるのも癪に触る。部下が困るのも本意では無い。結局一年かかってしまった。

希望を言うならば、ただ、進行の遅い癌のようにじわじわ会社をむしばんでいって、最後どうにもならなくなった時に、あのときあいつが残っていれば違ったのだろうなと言わせたいと言う程度の希望はある。(これは呪いでもある)

金なら十分すぎるほどあるし、仕事しかしてこなかったから養わなきゃならん家族もいない。これからは気楽にやろうと思っている。

悩み事としては、俺が辞めるではなく独立して新しい会社を興そうと考えてると勘違いして、ついて行きますと言ってる部下をなだめるのに苦労している。

俺も、それなりに人望はあると思ったが、そこまでとは、正直感動した。

感動したが、部下たちもあん会社でそんなことを言ったら会社での立場が完全に駄目になることはわかりきっているのに言ってしまった。だからといって本当に会社を興してうまくいくとは思っていないので彼らを拾うこともできない。

もう噂になっていると言う所で頭が痛いが、最後奉公だと思って(会社はどうでもいいが、部下や取引先は大切だ)各方面にこの下げなれた軽い頭を下げに行ってくるつもりだ。

(この話はフィクションです。現実団体、そのほかとは関係がありません。よく似ているものがあっても、無関係です。)

2009-08-31

政治について一から知りたいのに、誰の話も信用できない。

来年成人するから選挙の機会もあるだろうし、いい加減ちゃんと政治に関して知っておきたい。
 けれども政治についての知識を例えばネットから得ようとしても、正直言ってどれを信じていいかがわからないから困っている。

 例えば民主党自民党か選べって言われたとして。
 民主党を選ぼうとすると「政策にどうやら問題があるらしい」みたいな声が聞こえて、逆に自民党だと「政策実行力に欠ける」とかそんなイメージがわく。で、どっちが正しいかを判断しきれる情報が見つからない。というより、仮に民主党問題点が列挙されたとしても「自民党支持者が書いた詭弁」に見えてしまうし、その逆もまたそうなのだ。自分で政策を見極める頭もないし、特定の政治団体に偏らずにそれを会得する方法も浮かばない。本でも読む? では何の本を? ロック、それともケインズ? むしろいっそアリストテレス? ああもうぐるぐるしてくる。

 問題なのは、誰のどの情報も信頼できない状態なんだと思う。特に「団体」の構成員からの意見がどうしても信用できない。政治に限らず。
 ものすごく真剣になってる人のなりふり構わない感じがどうしても気持ち悪くて、それは多分小さい頃にオウム真理教事件とかの報道を見たり同時多発テロ以後のお祭り騒ぎに流れてったからだとも思うんだけど、ともかく誰かが自分に必死になればなるほど冷めてしまう。懐疑的になってしまう。ドン引きしてしまう。感情的にこうなりたくないって思ってしまう。
 そういえば、中学の時に通っていた塾が「合宿」と称して自己啓発セミナーまがいのことをやっていたっけ。当時好きだった女の子が涙流しながら「頑張るぞー」って絶叫してた。宗教としか思えなかった。その子はたまに手首を切りながら難関進学校合格し、けれども志望大学には行けなかったらしい。集団でイデオロギープールに浸かることに、ものすごい抵抗を覚える原因はここなのかもしれない。
 僕の政治団体に対するイメージはたぶんこんなのだ。偏見ですよね、気を付けます。
 とにかく自分で判断したいとは常々思っている。投票に関しても、所詮は自己満足であり一票にそれほど価値が無くとも、政治に関わる以上は見極めて一票を投じたい。けれども特に政治の話を誰かから聞く場合、その人の支持政党とかそんな情報まで入ってきてしまう。で、このとき聞き手は話し手に説得されただけになってしまい、じゃあ彼と同じ政党を……ってなるのはすごくいやだ。自分で選んでないから。潔癖症かな。中二病だな。

 本当にもう、政治を見極める視野ってどうすれば身に付くんだろう。
 ていうか皆さんはどうやって投票されたんですか?
 まずどこでどんな知識から入れていったんでしょうか?
 テレビネットも人も信用できないんです。
 メディアリテラシー教育するメディアって、何がもっともふさわしいんですかね?
 所詮は『程度の差こそあれ、全ての教育洗脳である』とは言えども。

 
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