2018-03-24

さな宗教戦争テロは再発するのか?

地下鉄サリン事件から23年が過ぎた。

23年という事は、言ってしまえば、今時の大学生以下の世代地下鉄サリン事件を知らないという事だ。
それは、オウム真理教事件も知らないという事。

先週の土曜日3月17日東京で「地下鉄サリン事件23年目の会」という会が開かれた。
オウム真理教事件被害者地下鉄サリン事件被害者及び、その親族家族が集まる会。そこに、麻原彰晃の娘・・・三女の松本麗華が来ていたらしい。
入り口には「オウム真理教及び、その後継団体関係者は入らないで下さい」と書かれていたにも関わらずいたらしい。
松本麗華は、数年前よりオウム真理教の後継団体の一つ「アレフ」と争っているという。争っている理由については非常に複雑で、この増田で書くには文字数が多くなる。
松本麗華にとっては、オウム真理教事件被害者オウム真理教及びその後継団体アレフ」の敵=「アレフ」の敵である自分の味方という考えでの参加だったのだろう。
だが、松本麗華のTwitter上での主張には明らかに麻原彰晃を正しいと思っている節が見られる。
以下に、その主張の一部や最近の行動等をまとめたサイトリンクを貼っておく。

麻原彰晃の三女、松本麗華の主張

これらの主張より、松本麗華は

と言える。
そんな中、ある「ひかりの輪」の脱会者が、「ひかりの輪」の代表である上祐について、こう証言していた

ひかりの輪脱会者の証言

さな宗教戦争

このツイートをした人物は、「アレフ」や松本麗華を擁護する様なツイートをしている。
アレフ」も「ひかりの輪」も「松本麗華」も、やっている事はスケールの小さな宗教戦争なのだろう。

教祖である麻原彰晃存在し、その麻原彰晃逮捕された事で彼らの中で神格化された。
そして・・・
麻原彰晃は無実なのに国の陰謀死刑判決を下された」と考える松本麗華派
「表面上は麻原彰晃否定しつつ、麻原彰晃教義尊重し、麻原彰晃の息子を新たな教祖にしたい」と考える「アレフ
オウム真理教を脱退した一部の幹部が脱・麻原彰晃を謳い文句に金儲けをしたい」と作った「ひかりの輪

そして、「アレフ」を脱会した信者の中には「ひかりの輪」の教義に傾倒する者もいれば、「ひかりの輪」を脱退した者の中には松本麗華や「アレフ」の教義に傾倒する者もいる。

泥沼だ、スケールの小さい宗教戦争なのに泥沼だ。
どの派閥も「麻原彰晃教義」が第一に有り、それを肯定するか否定するかで成り立っている。

きっと、原初時代キリスト教ユダヤ教イスラム教も、元々は一つだったのがこの様に分かれて今の状態にあるのだろう。
からキリスト教イスラム教ユダヤ教エルサレム聖地としているのかも知れない。

このスケールの小さな宗教戦争に、麻原彰晃オウム真理教事件の確定死刑囚死刑執行はどういう波紋を呼ぶのだろうか?

地下鉄サリン事件から23年、今年の4月東京メトロ(旧・営団地下鉄)に入社する4年生大学卒業した新入社員は、
地下鉄サリン事件の起こった年に生まれ人達だ。
地下鉄サリン事件を知らない世代が、地下鉄サリン事件の有った会社入社した時・・・果たして、同様のテロが起こった時に防げるのだろうか?
オウム真理教事件の確定死刑囚死刑が近付いていると感じられる今、「あの事件は何だったのか」もう一度考える時期に来ているのではないだろうか?

P.S 本日17時半からTBSニュースでは、麻原彰晃の娘、松本麗華に取材した内容を流すそうです。是非、ご覧になって皆さんも「あの事件は何だったのか」を考えて欲しいと思います

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