はてなキーワード: 創業とは
一刻も早くパイロット、セーラー、プラチナは中華企業に買収されてほしい。台湾のツイスビーでも化。
まぁ別に欧米の企業でもいいけど、欧米の筆記具メーカーも軒なみ経営きつそうだしな。エリカ様の「別に…」発言のあった映画でフィーチャーされてたデルタっていうイタリアの筆記具メーカーがこの間つぶれた。
それに漢字文化圏の万年筆は質が高いし、中華系企業ならその辺の重要性もわかってくれるはずだ。
まぁ好みは人それぞれだから、デザインについてあれこれ言うことはしたくないけど、国産万年筆メーカー3社の絶望的なダサさはデザインじゃなくてコンセプトにある。
それは、「3社のフラッグシップモデルが全部モンブランのパクリ」ということだ。特にプラチナ万年筆な。本家モンブランのマイスターシュテュック(一般的な万年筆を思い浮かべてくれればそれでいい)は、ペン先に「モンブラン」という山の標高4810が刻印されているんだが、プラチナの万年筆にも#3776って富士山の標高が刻印されてるのよ。
これはダサい。マジでダサい。やめてくれと懇願したくなるほどにダサい。
いや、ダサいというよりは、本当にみっともない。恥ずかしい。
創業当時にモンブランをパクったのはわかる。それは仕方ないことだ。
しかし各社創業100年とかいっていて、いまだにそのみっともない万年筆をフラッグシップに据えてるのはどうなのよ。
3社とも、バカみたいに黒金のいわゆる「仏壇万年筆」をいまだに推してるってどうなのよ。マジでみっともないから早くやめてくれと思う。
パイロットは、比較的頑張ってる。キャップレスとか海外でも大人気だし、これこそフラッグシップに据える価値のある技術とコンセプトだろう。キャップレス螺鈿かっこいいし。しかしカスタム、これはダメだ。モンブランのパクリのやつな。パクってるだけならまだいい。しかしこのカスタムのコンセプトは「持ち主に合った万年筆を」だろ。だからカスタム、と言う名前をつけて、豊富なペン先をラインナップしているはずだ。しかし、肝心の軸が選べない。判を押したように黒!代り映え、無し!素晴らしいペン先にクソダサデザインの黒軸。テンション下がるわ。もっと色を選ばせろ。白とかスケルトンとか選ばせろ!フォルカンやウェーバリーにもっと選択肢をよこせ。
セーラーな。ここはギリギリで何とか一応崖っぷちで足のつま先で引っ掛かっていると最大限好意的に見れば言えなくもないような気がふんわりとしてくる雰囲気がある。が、ダメだ。キャップの先にイカリマークつけて他のパクリ万年筆に差をつけてるが、本家モンブランにもキャップ先にホワイトスターがついてるからな。残念ながら、コンセプトは完全にパクリだ。むしろカスタムやセンチュリーよりもパクリ濃度は高いくらいだ。セーラーもペン先は素晴らしい。しかしデザインコンセプトの貧困さがやばい。パイロットのキャップレスのような挑戦的コンセプトの万年筆がない。クロスニブなどすさまじいものはあるが、それを支える軸がまたしてもパクリの黒だ。かろうじてバルカロールが息をしている程度だ。しかしそれも黒。そして公式サイトが00年代の作り。そして死にたいのは、「ふでDEまんねん」という小林製薬も重篤な病に侵されるほどのクソダサネーミングの万年筆。フォントもクッソダサい。中華がパクって「美工筆」という名前で各種万年筆を出しているが、正直クッソうらやましい。美工筆という字面すごい。そしてこの美工筆はいろんな万年筆に対応している。聞いてるかパイロット。
プラチナは最も罪深い。まず適当にプラチナ万年筆の公式サイトいって製品ラインナップを見てほしい。クソが映り込むはずだ。いや、さすがにそれは失礼だが、やはり映り込むのは黒軸のモンブランパクリ万年筆の山。そしてプラチナはパクリデザインの万年筆しか作ってない。「お、これいいじゃん」と思ったらクソ高いor限定品。高い山の標高をペン先に掲げるという罪と合わせて、残念ながらプラチナ万年筆が地獄の最下層いきだ。とはいえセンチュリーの書き味は素晴らしい。無双といって差し支えない。1万円でマイスターシュテュックに迫るペンを持てることは全世界の希望だろう。しかし、ダメ。パクリを積み重ねても3776mにしか到れない。4810mには達することはできない。
むしろ国産3社は他のメーカーにニブ(ペン先)を売る存在になってくれればそれでいい。早く中華企業の傘下に入ってくれ。中華万年筆はガチパクリが多いといっても、パクリ先が豊富で飽きないからな。国産みたいにモンブランしかパクリ先がないのとはワケが違う。凄みを感じる無節操さが熱い。それに、ついに独自デザインの万年筆も打ち出してきた。Moonmanとか。手のひらに収まる万年筆とか、美しいアイドロッパーを追及したり、コンセプトも素晴らしい。
743フォルカンとプロギアとセンチュリー使ってるけど最高だよなこれ。モンブランも素晴らしいけど全く使ってないほどだ。
それゆえにコンセプト丸パクリなのがマジでダサいしみっともないし許せないんで、さっさと中華企業の傘下に入るか、フラッグシップモデルの再考をお願いしたい。
アメリカで、万年筆あんま知らない人の前でセンチュリー使ってて、「それモンブラン?素敵よね!私も旦那にプレゼントしたのよ!」って言われたときのいたたまれなさったらなかったぞ。
まぁその旦那さんが「センチュリーは最高だよ」って力説してくれたから助かったけど。
「あっ、アジア特有のパチモンね…」で終わるぞ。まじやべーよ。
万年筆好きだからモンブランとの細かい違いも分かるし、クソダサ黒軸も大好きになってるけど、これそろそろやばいでしょ。
ペンである以上、似るのは仕方ないけど、似すぎな製品を「フラッグシップでござい」っていうのはもう限界だろ。
ただでさえ「昔ながらの価値観に染まるのが大人の証」なんていう価値観が通じなくなってる時代だぞ。
いつまで「わかる人はわかってくれる」なんていう中学生男子式ゴミ恋愛観に支配されてるつもりだ。それで日本は30年を失い、未来を失ってる最中だぞ。
台湾のツイスビーとかすげぇだろ。VAPEに間違われるんだぞ?それ自体が次世代の証拠だろ。うらやましくて仕方ないわ。ECOかっこいいし、プランジャー式を再定義したのはすげぇ。コンセプトで完全に日本を抜いてるわ。
プレピーいいよ!殺したりなんかしないよ!
むしろそういうユーザー層を広げる施策をとってるくせに行き着く先はパクリ黒軸、と言うクソダサコンセプトを何とかしていただきたい。
あとプラチナならプロシオンもいい。かもしれない。なんかもうよくわからんくなってきた。俺はただ、選択肢が欲しいんだ…。
「今更かよ」とか「お前知ったかぶりしてるやろ?」とか、まぁそれはいいけどさ…。
あんたらは「国産万年筆がダサい、みっともない、コンセプトの丸パクリは恥ずかしい」っていう話に真剣に向き合ってきたのかよ、という話だよな…。
2014年から今にいたるまでイエメンではずっと内戦をしています。この内戦にはサウジアラビア、UAE、イランが関与しており、現在の中東情勢を理解するためにはこの内戦の概要を掴む必要があります。なのでその話をします。
です。大まかにいって国土の北西地帯をフーシ派が、南部と東部をハディ派が支配しています。イエメンは部族社会という色が濃く、各部族はそれぞれに思惑をもって活動しており、フーシ派にもハディ派にも属さないという地域も増えてきています。
内戦の背景について理解する必要はあまりありません。部族の利害や宗派の違いといったものから発生する、正直いってしまえばよくあるアレです。ではそのよくある内戦がなぜ泥沼化しているのか、そして何故誰も知らない戦争になっているのかを簡単に説明したいと思います。
内戦のきっかけはフーシがイエメンの首都を占拠しクーデターに成功したことです。これにより当時大統領を務めていたハディは首都を追われ、サウジアラビアに亡命しました。サウジアラビアはこれに危機感を抱きました。なぜならサウジアラビアはスンニ派勢力の事実上の盟主であり、イラン以下のシーア派勢力と敵対しているからです。イエメンはサウジアラビアと国境を接しており、ここに親イラン勢力が根を張ることはサウジの安全保証を根本的に脅かすと懸念されたわけです。そして実際その懸念は現実のものになります。
サウジはUAEと連合しハディ元大統領の支援に乗り出します。サウジとUAEは優勢な空軍力を活用しフーシ派から南部の要衝アデンを奪回することに成功します。そしてここにハディ大統領を傀儡として送り込み、フーシ派討伐に乗り出します。これが 2015 年 7 月までの流れ。
しかしサウジの勢いがよかったのはここまでの話で、以後内戦は泥沼化の一途を辿ることになります。泥沼化の理由として以下の要因が挙げられます
まずハディ派やサウジ空軍が弱いという問題についてです。一般にいってアラブの軍隊は非常に弱いのです。それはなぜかというと、クーデターを恐れるあまりにまともな訓練をつめておらず、特に大隊以上の連携の訓練などはろくにおこなわれていません。
例えば、空軍力を適切に発揮するためには地上の部隊との高度な連携が必要です。地上の部隊が空爆の目標地点を捜索し、適切に爆撃機を誘導してやらなければ効果的な爆撃はできません。また、航空偵察の成果を総合的に検討して情勢を判断する高度な情報組織も求められます。そういった高度な機能はサウジ空軍には備わっていません。では、サウジアラビアはこの問題をどのように解決していたかというと、大量の物量を投入して無差別爆撃を繰り返すという方法で解決をしようとしました。これには二つの問題があります。まずは人道上の問題です。実際サウジはこの問題で 2018 年ごろから大きな非難をうけるようになり以後無差別爆撃を封印しています。そしてこちらの方がより実践的な問題なのですが、コストパフォーマンスが極度に悪いという問題があります。いくらサウジが油田をもち金満国家だからといって爆弾をあまりにも大量に無駄弾にしていれば負担になります。あまり知られていないことですが、実際サウジアラビアは中国について世界三位の軍事費支出大国になっています。これは上記のような非効率な作戦が原因で、サウジアラビアの財政は痛みつつあります(そうしたサウジの苦境を悪用しているのが孫正義というわけです)。
ハディ派の弱さについては、元々弱いとかそもそもサウジの傀儡でありそこまでやる気がないとかそういったこともありますが、また別の事情もあります。その別の事情というのは「フーシ派は強い」という問題と裏返しでもあるのです。
それはつまりどういうことか。フーシ派はあくまでも奪う側であり、ハディ派は守る側であるということです。ハディ派はもともとの正統政府ですから、イエメンの国土や財産を防衛する戦いを展開する必要があります。一方フーシ派の根本は地方の小さな民兵組織ですから「守るべき既存のリソースや権益」を持っていません。なので彼等はハディ派と戦うにあたって都市がどれだけ破壊されようが民間人にどれだけ死者がでようが一切考慮することがありません(宗派も違いますし)。こうした姿勢の違いは戦闘力の違いに直結し、地上戦闘でハディ派がフーシ派を圧倒するという局面は初期におけるアデン奪還作戦以外で殆ど見られません。
ハディ派は強いフーシ派を攻撃するにあたって、地元の部族を懐柔しフーシ派を攻撃させるといった戦法をとることがありますが、フーシ派はこうした敵対部族を容赦なく殲滅してしまいます。
また、フーシ派が山岳民族的な性質をもつという点も重要です。一般に山岳民族というのは強いものです。グルカ兵などの事例にもある通りです。また、山岳民族である彼等は平地民との価値観をあまり共有しておらず、そうした点も彼等の強く残酷な戦い方を支えているだろうと思います。
次にUAEの背信という問題についてです。サウジ国内ではこの点がかなり問題視されているようです。UAEは内戦介入開始当初からイエメン侵略を目論んでいました。ハディ派首都のアデンでもUAEの特殊部隊がうろついているだとか、イエメン南部の離島ソコトラ島をUAEが侵略し領土に事実上組み込んでいるといった話があります。UAEのこうした態度は情勢を著しく混乱させ内戦を長引かせる要因になっています。またサウジ内では「UAEが漁夫の利を得るために内戦の泥沼化を積極的に目論んでいる」といった観測もあるようです。
そしてイラン革命防衛隊の介入という問題ですが、上記の通り内戦の初期においてイランと革命防衛隊はあまりイエメン内戦に興味をもっていませんでした。しかしサウジとUAEによる介入が頓挫すると革命防衛隊による介入が本格化しはじめます。すなわち、フーシ派の占領地域を拠点にしてサウジアラビア領土への直接攻撃を企図しはじめたのです。このことの背景を理解するためには、イランの革命防衛隊という組織の成り立ちを理解する必要があります。先述の通りアラブではクーデーターを抑えるために軍を弱くするのが普通の統治法です。これには例外がいくつかあり、たとえばエジプトでは軍が国家を統治しているのでクーデーターの心配は少ないので精強な軍を維持することができています。イランも例外の一つで、イランはかなり独創的な方法でクーデーターを防止しながら軍を強化することに成功しました。それはすなわち
というものです。一つ目の対策については軍の指揮権を天皇に直属させた大日本帝国軍とほぼ同様のものと言えます。故に、日本軍と同様のデメリットが生じることにもなりました。創業の功臣と君主が存命の時代は彼等のバランス感覚によって軍を適切に維持することができたのですが、君主が交代し創業の世代もいなくなると軍を誰も統制できなくなってしまったのです。ようするにホメイニが明治天皇、ハメネイが昭和天皇と理解すればよいわけです。
二つ目の対策について、革命防衛隊をつくるにあたって「イラン防衛ではなくイスラム革命の防衛と革命の輸出」を任務と定めてしまったことが問題になりました。彼等は事実上の外征軍となり、中東各所で怪しげなテロを繰り返す組織になってしまったわけです。さらにタチが悪いのが革命防衛隊が軍の能力を流用し建設会社や物流企業を多数直接経営しているという点です。これにより、彼らは財源や物資の点でも政府への依存が殆どなくなり極めて独立性の高い組織になっています。イラン政府の財源はかなりの部分石油に負っていますから政府は本質的には戦争を回避しようとします。一方建設業により資金を得る革命防衛隊にしてみれば石油産業が停止したところで知った話ではないので積極的に「革命の輸出」を手掛けるというわけです。
こうした性質をもつ革命防衛隊がイエメンに介入を開始すると積極策を採用することになるのは自明のことでした。イエメンに派遣された革命防衛隊はほとんど中央の統制を受けていないと見られており、これは要するに日本軍における関東軍に匹敵します。
こうした情勢のなかでイエメン内戦を象徴する戦いであるホデイダ攻防戦がはじまります。ホデイダはイエメン有数の港湾都市で外部からの物資の輸入をほとんどひきうけています。この都市を占拠することはすなわち外国の物資を全てコントロールするということでフーシ派もハディ派もこの都市の攻防に全力を投入することになります。内戦当初からこの都市はフーシ派が支配しており、ハディ派はサウジアラビアの支援のもとなんとかこの都市を奪還しようと試みました。ホデイダの攻防が本格化したのは 2017 年ごろからで、以後ホデイダは激しい戦火に見舞われ物資の輸入は途絶えイエメンでは難民が大量に発生することになります。
先述のとおりハディ派は弱く、サウジアラビア軍は動くものはなんでも爆撃する式の粗雑な無差別爆撃を加えることでなんとかフーシ派に対抗するといった情勢が続きました。こうしたフーシ派有利の情勢をみたイラン革命防衛隊は2017年末ごろより弾道ミサイルをフーシ派に供与(といっても操作する人員も革命防衛隊から派遣していたことでしょう)しサウジアラビア国土への直接攻撃を開始します。
こうした事態に至って危機感を表わにしたサウジ軍は 2018 年にはいってさらに爆撃を強化しますが成果はあがりません。そして彼らはついに致命的な誤爆事件をおこします。サウジ軍はスクールバスを誤爆し何十人もの子供を死亡させてしまうという事件をおこしてしまったのです。これにはさすがに各国からの非難が止まず以後サウジ軍は爆撃の対象を前線ではなく後方のフーシ派の基地に切り替えることになりますが、これによりホデイダ攻防におけるフーシ派の勝利が事実上確定しました。
2018年末ごろより国連によるホデイダ停戦工作が開始されます。停戦の調停中にも激しい戦闘の応酬が続きますがフーシ派有利という情勢は変化せず、国連の監視団は「フーシ派の勝利」という現状を事実上認める形の停戦を成立させました。これが去年末から今年4月ごろの話。
こうした状況のなかで革命防衛隊はあらゆる手段でサウジアラビア国土への直接攻撃を続けていました。その攻撃の主力となったのが弾道ミサイルとドローンによる空爆です。弾道ミサイルによる空爆はサウジアラビアの首都リヤドにも降り注ぎ100人以上の民間人が犠牲になっていると報じられています。ドローンについては、クアッドコプターのようなものではなくジェットエンジンを積んだ比較的大型の爆撃機で500kg程度の爆弾を積載し 300km の半径を攻撃できるとされています。これによる精密爆撃はイエメン内部でも利用され、ハディ派側の軍幹部がドローン爆撃によって多数殺害されるといった事件も起きています。
そしてホデイダにおけるフーシ派の勝利が確定すると、フーシ派は国連との合意にもとづきホデイダから兵力の引き抜きを開始します。少数の警備兵力を「憲兵」と偽ってホデイダに残置するとフーシ派は主力をサウジアラビア侵攻にふりわけます。これが今年の 4 月から今にかけての話で、フーシ派とイラン革命防衛隊の猛攻をうけてサウジアラビア/イエメン国境の要衝都市ナジュラーンが陥落寸前であると報じられています。またサウジアラビア空爆にあたってあらたに巡航ミサイルによる爆撃も開始され、先日のサウジ南部空港爆撃ではインド人など外国人にも負傷者がでています。
ではこのような酷いことになっている内戦がなぜあまり知られていないかというと、田舎の内戦など誰も興味がないという問題もあるのですが、サウジの劣勢というのもその原因です。というのもサウジアラビアは北朝鮮以上の独裁国家、統制国家なので自国がイラン勢力との戦争で敗北しつつあるという事実を隠蔽しているわけです。「イランの爆撃により100人以上の犠牲者がでている」という事実も最近になってようやくサウジ政府系メディアによって報じられました。以前は「イランのミサイルを迎撃した」だとか「フーシ派に猛爆撃を加えて戦果をあげた」だとかいった威勢のいい情報が散発的に報じられているだけでした。今少しづつですが苦境の真実をサウジアラビア側が報じるようになってきています。それだけ事態の悪化を隠せなくなったということでもあり、また危機感を醸成しようという思惑もあるのでしょう。
更に加えてですがサウジアラビアには「事態をこれ以上大事にしたくない」という思惑があるようにも見えます。現在おきていることは事実上「サウジアラビアとイラン革命防衛隊の総力戦」なのですが、サウジとしてそれを認めてしまうとイラン本土とも戦わなくなければなります。「イエメンのフーシ派という軍閥との小さな戦い」というフレームを維持することでなんとか大事にせずどうにかしてフーシ派だけを倒したいという希望が、事態を矮小化させ報道を管制するインセンティンブになっているように思われます。
サウジのこの失態をみて「イエメンはサウジのベトナム」と評する人もいます。ただベトナムのように「やらなくていい戦争で消耗している」というよりは「強力なイラン革命防衛隊とフーシ派の前になんとか国土を防衛しようとしている」というのが実態としては近いのではないでしょうか。
人はだれしも許容できることと許容できないことがあって、許容できないことはそう言っていいんだよ。
ただ、怒りに任せてそれを伝えたところでうまくいかない。
相手が自分の話を聞きやすい場を選び、聞きやすい言い方で言わないといけないし、もともと他人なんだからいくら言葉を尽くして説明しても共感してもらえなくても仕方がないってところはある。
もしかして、増田には、支配と従属という関係しかなかったりしないかなと。
対等な関係として対話して、お互いの納得できる点を探すということはできなかったのかな。
https://mainichi.jp/articles/20190517/mog/00m/040/008000c
見城徹は紀伊国屋パブラインのヘビーユーザーだから、他社の出版物の売上がわかることも当たり前で、実売数はオープンデータだと思っているんじゃないだろうか。
全国各地の拠点に店舗を出している紀伊國屋さんの前日のデータが翌日に見られる、こんなすごいことはない。また、私以上に見城もそう思ったものですから、とにかく、PubLine データに日々かじりつくことになりました。回収した売行きデータよりも、PubLine を見て判断をしていく、というように変わったと思います。慌ただしかった月曜日がなくなり、楽になったと思っていたのですが、それはある意味試練の始まりでもありました。毎朝出社と同時に見城から会社に電話がかかってくるので、1 点 1 点売上の状況を説明するために、頭をクリアにして臨まねばならない。
また、先ほども長渕さんがおっしゃっていたように、他社のデータを見られるという機能がありますので、それも頭にいれておかねばならない。他社が真剣に売っている本を全く把握していないではないか、とよく朝からボコボコに怒られていました。
さらに、当時の PubLine は設置型の端末だったので、会社に行かないと数字が見ることができない。土日も、当時上司だった米原(一穂)と会社に行って、朝一で見城の電話を待つという日々でした。それがさらに盆、暮、正月となってくると、さすがにきつくなってきたので、その後は PubLine 当番なるものを設けて、営業部員で交代して対応していました。そこでまた少し楽になったというのもつかの間、今度は PubLine が web サービスになってパソコンがあればどこからでも見られるようになり、さらにリアルタイムでデータが見られるということになりました。今は、朝の 8 時から夜中の 12 時まで常に緊張の日々です。おかげさまで創業当初は週に 1 度の重版会議を行っていましたが、今は 365 日毎日です。とにかくスピード感をもって判断できるので、私たち幻冬舎は PubLine という装置を大変重宝させてもらっています。
https://publine.kinokuniya.co.jp/publine/pages/contents/publine_seminar_2015.pdf
この講演録に幻冬舎の新刊企画書が載っているが、「PL実数」という欄がある。パブラインの実売数を記入するのだ。
パブラインの数字を見ることで、その著者が過去に(他の出版社から)出していた本の実売数は筒抜けで、「あの作家は売れない」ということが分かってしまい、新たな本の企画が却下されるという話は幻冬舎に限らず他の出版社でも聞く。
それでも編集者の熱意や出版人としての判断で刊行に踏み切ることも当然ある。津原泰水氏の本が実際に出版されているわけで、見城徹が「編集担当者がどれだけの情熱で会社を説得し、出版に漕ぎ着けているか〜」と書いたのもまた事実なのだ。
「日本国紀」を攻撃されて文庫化を中止した経緯から出た発言ではあるが、「あの作家は売れない」という情報を、機密ではなく攻撃でもないと考えていた可能性は高い。
↓
「角川ホールディングス」の子会社として「角川書店」を設立して出版事業を譲渡
↓
「角川ホールディングス」が「角川グループホールディングス」に社名変更
↓
「角川書店」が「角川グループパブリッシング」に社名変更
「角川グループホールディングス」の子会社として「角川書店」を設立して出版事業を譲渡
↓
「角川グループホールディングス」が「角川グループパブリッシング」を吸収
↓
「角川グループホールディングス」が「KADOKAWA」に社名変更
↓
↓
「KADOKAWA」と「ドワンゴ」が経営統合して「KADOKAWA・DWANGO」を設立
「KADOKAWA」と「ドワンゴ」は「KADOKAWA・DWANGO」の子会社となる
↓
↓
「アダルトグッズ会社MSDは創業20年!お客様の安心安全を守り続けている実績があります!」
まあここまではいい
「お届けの際は社名を増田株式会社、品名をパソコン部品と記載します」
これ
20年間も「増田株式会社 パソコン部品」で送ってたら配達員も覚えちゃうんじゃないのか
すげーー嫌だ
お前らはすぐお前のことなんか誰も見てない覚えてないって言うけど田舎だから人をジロジロ見ていちいち記憶するジジイババアばっかりだから誰にもバレたくない
配達員の人とも顔合わせたくない
いつも同じ人だから
箱が大きければ自転車の荷台に乗らないかもしれないし乗っても田舎のデコボコ道を数十分
あ~~~~
家族は人の荷物を勝手に開封するタイプではないから自分が不在の時に代わりに受け取ってもらえたら配達員と会話しなくて済むが
箱が破れたりしたら配達員がその場で中身を開けて無事かどうか受取人と確認することもあると聞く
そうなったら最悪なんてもんじゃない
あと箱こそ開けないものの母親は中身を詮索して詰問してくる可能性がある
「パソコン部品って何!?HDDなら使ってないのあげるって言ったでしょ!?お金の無駄!!!!」「もしかしてヘッドホン買ったの!?○○で買ったらポイントが付いたのにぃぃ!!」とか
あ~~~~~~~~もう社名のバリエーション100個くらい作っててくれ
当社は、2011年(平成23年)2月創業、2014年(平成26年)7月に法人改組。睡眠サポート器具『ナステント』、カーボン製ゴルフシャフトなどの販売を行うほか、世界初の全自動衣類折り畳み機『laundroid』(ランドロイド)の開発を手がけ、大手企業と共同開発を開始し、2017年度の一般販売を目指していた。
https://kigyotv.jp/interview/sevendreamers/
2014年1月から、現地のベンチャーキャピタル3社を、向こうで回りました。最初にナステントというヘルスケアデバイスの説明をしたら、いきなり高く評価してもらいました。
当時10億円の資金調達をしようと思っており、バリュエーション50億ぐらいで認めてもらおうと思っていましたが、向こうから「これ、すごいね。FDAの認可がとれたら、5,000万から1億ドルぐらいはバリュエーションつくよ」と言われたので、「あ、なんだ。ちょろいもんだ」と1社目で思いました。
しかし次に「こんな技術もある」と話をした瞬間に、彼らから「もう帰ってくれ」と言われてしまい、2社目、3社目とも同じ反応でした。
3社目のときに「これ以上、他の会社を回っても同じことしか言われないよ。なぜなら、シリコンバレーはベンチャーの厳しさも富も一番見てきた街で、歴史が物語っている。一つのピカピカの製品に対して、ピカピカの天才経営者、とんでもない才能を持った幹部社員たちが、一点突破で全身全霊それに打ち込んでも、1パーセントにも満たない会社しか上にあがっていけない。そんな世界の中で、君たちみたいな経験のないやつらが、三つの事業を同時にやって、うまくいくわけがない」と言われました。
その後、ヨーロッパのVCでも同じ反応され、日本を軸に資金調達を始める。
5年間勤めた前職を退職したのは自分にとってはどうしようもなかったからだ。
元々アフィリエイトの軍資金を稼ぐためだけに「半年くらい入れればいいや」と思って入った会社だったが
そこの創業者社長が面白い人だったのでついつい長くいてしまった。
こんな伝説がある。
まだ創業して間もない頃、ある営業がお客様を怒らせてしまったことがある。
お客様は電話越しに「お前じゃ話にならん!社長をだせ!」と息を巻いたそうだ。
そこで素直に社長に電話を取り次いだのだが、しばらくしたら「最初のやつに戻してくれ」と言われて結局最初の営業が対応したという。
年齢は若く、右翼的な思想の持ち主で、他の従業員には恐れらていた社長だったが、どこか愛嬌というかいい加減なところがあり
失敗しない人間より失敗する人間を評価する気質があったせいか居心地がよく、また会社も順調に成長していった。
退任の理由はいろいろと聞かされたが簡単にいうと「飽きた」というのが本音なのだと思う。
どこのベンチャー企業もそうだが、会社が成長するというのは一方的にいいことばかりではない。
顧客や従業員が増えれば厳密な資産運用も事業計画も必要になるし、そのためにはより優秀な従業員をいれなくてはいけない。
しかし創業メンバーの全てが組織の巨大化に耐えられるわけは決してない。
20人規模の会社のエースが必ずしも100人の従業員を抱える会社の取締役として勤まるとは限らない。
またオーナー社長独特の孤独さがそれに拍車をかけたのかも知れない。
結局会社は類似事業を展開する大手企業に全株売却による子会社化という形になった。社長は即退任したかったようだが
1年はいてくれと言われ、結果形だけ在籍してるが実際はほとんど会社にこなくなった。
その後社長職はNo2の役員が昇格する形で引き継がれたが、オーナーだった前社長とは違い100%子会社のサラリーマン社長である。
その後2年ほど在籍したが、やはり前社長に対する面白さで続けていた身としては「大手子会社の従業員」に変わることができなかった。
手続きが多くなり、前社長のようなリーダーシップが発揮される場面も少なくなり、安定の代わりに面白みがなくなってしまった。
また全株式売却以前からいた従業員に比べ、それ以降に入った従業員は良かれ悪しかれ「良い子」であり、そういう意味でも
世代交代の空気を感じてしまい、それが退職のきっかけとなった。
前社長は育てた会社を売却してお金と自由を手に入れ。その怖い前社長に必死についていった幹部たちは大手グループの幹部社員という肩書を手に入れ、
食い詰め浪人のような古参社員たちも収益と経営基盤の安定を手に入れ、新世代の従業員たちは大手グループ企業の従業員として相応しいキャリアや学歴をもつ若手社員たちだ。
そういうのに耐えられなかった。何の目的があるでもないが「良い子」として振る舞うことができなかった。
水清ければ魚住まずではないが、会社の創業期や発展期の勢いを楽しんでしまうと安定期というのはどこか白々しく「劇の終わり」を感じざるを得なかった。
先日、火事の跡の解体現場に通りかかった。火事の時は近所一帯も大騒ぎだったんだけど、収まってからは初めて通りかかったものだからまじまじと眺めて歩いてたんだ。ちなみに人は亡くなってない。
二階が焼けたみたいで屋根はないけど建物の形はしっかりしていて、周りに鉄パイプで足場?が組まれ始めていたところだったんだけど、トラックの影から現れた作業員さんと目が合った。中東系?の彫りの深い顔のおじさんで、にっこり笑いかけてくれる。人懐っこい人だなと思ったら私の抱いている8ヶ月の娘に笑いかけていたらしい。赤ちゃんが好きなんだろう、にこにこして自分の頬を指して娘のほっぺたの膨らみについて何か言っているぽい。ぷくぷくだねぇー的な何かだろう。
その間にもおじさんは指示する役割らしく他の作業員さんに外国語で何か言っていたんだけど、ほどなくして他の作業員さん2人が現れた。若い優しそうなお兄さんと少し離れた場所から見下ろしてるイケメンお兄さん。この現場はこの外国人3人で全員らしい。おじさんが娘について笑顔で2人に何か言っている。英語ではないんだけど何語かさっぱりわからない。
そんなこんなで解体するのかと日本語で聞いてみたら、おじさんはさっぱり日本語が話せないらしく、優しそうなお兄さんが「こわしマス」と片言で答えてくれた。彼もほとんど話せないみたいで会話にはならず、ギャルノ、ギョルノ、みたいな単語を何度も言っていたのは火事とか解体とかの意味だったんだろうか??危ないから気をつけてね、と言って別れた。(キケン、は伝わってた。)おじさんがずっとにこにこと娘を眺めていたので終始ほんわかしてた。
帰宅してから、彼らの話していた言語を翻訳ソフトや人に聞いて調べたのだけどわからなかった。全員外国人の現場なんてあるのか、と驚いたのだけど最近よくあることなんだろうか、家族も他で見かけたと言っていた。
おじさんが日本で学んで創業したのかな?と思ったけれどあの日本語では受注できないよね、元締めがいる??そこでは日本語を話せなくても日本式の解体を学べるのかな?それともあれは日本式の解体じゃない??…もしかして、発注者も外国人なのかな??
1社しか残っていないということはほかの99.99%のランプ製造会社は廃業したということであるから、印鑑屋は自分がその1社になれるかわからないならおじいさんのように現状にしがみつきたくなるよね
業界団体を作ってロビイングするのは大変だけど、それで延命できるならやれることはやるだろう
ちなみに(たぶん輸入の)安いランプなら3,000円台からある模様
「おじいさんのランプ」に出てきそうなランタンも上では2万円以上だが下の店では5,500円だった
技術責任者だかエンジニアマネージャだかしらんけどおまえクソコードしか書けねーだろ。
つかほぼコード書いてないじゃん。そのくせ基盤部分とかアーキテクチャ設計に入りたがる。
そして飽きたら社員に任せて自分はドロン。基盤の設計がクソだから誰も触りたがらないしメンテコストがヤバいのよ。
自分でコード書けないのは自覚してるらしいけど、そんならそのポジション空けろよ。
おまえがそこにいられる理由はただひとつ。創業メンバーだから。
そのくせ知識だけはいっちょ前にひけらかしてくるからまたウザイ。
おまえネットベンチャーでちょこっとエンジニアやってた経歴しかないじゃん。
勉強会とかセミナーとか起業コンテストとか行きまくってるミーハー野郎じゃん。
技術選定のポリシーも何もなくて流行り物を選ぶだけ。技術力ちゃんと身についてます?
その技術によって採用のやりやすさだったり、外注エンジニアの単価が決まること理解できてる?もっと会社のこと考えろよ。
「この会社でエンジニアとして成長して市場価値を高めよう」とか言っちゃってるのもう笑えない。
何度も言うけどおまえコード書けねーじゃん。なんでそんな上から目線なの?自分のキャリアは自分で決められるから。
いや、別にそういう制度があっても全然いいのよ。会社として用意してるのは素晴らしい。
でもコード書けないやつが考えるキャリアアップなんてクソみたいなもんでしょ。
プログラマとしてクソみたいな実力しか無いのにトップに立ってるつもりなのやめろよ。
うちの会社はエンジニア職以外の人間にとっては人間関係がよくて適度にゆるくて時間の融通が利いて
給与の低さに目をつむることができる人間にはかなりいい職場だと思う
事実前職で激務高給の専門職を辞めて自分はここに転職してきたクチだ
前職の年収を言うととびのいて驚かれるほど現職では年収が下がった
しかし引く手あまたのエンジニア勢にとってはもっと面白そうで刺激的でしかも給与が高い会社が山ほどある
もう何人も見送ってきたがよく言われるているとおり優秀な人からいなくなる
創業時からいるメンバーなど愛着を持っていて残ってくれている優秀な人もいるが時間の問題のような気がする
ベンチャーの失敗はよくある話だしツイッターでもよく見かけるが、実際に自分の目の前でベンチャーが死んでいく様子を見た。
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僕が働いていたその会社は、入社当時は社員数は数十人くらいの規模、創業してまだ数年ほどのいわゆるベンチャー企業だった。
数年前からのとあるブームの波に乗り「最先端領域のベンチャー」というラベルが付いた会社だった。
僕の入社当時は非常に勢いがあった時で、仕事の引き合いも多くきていたし、市場の成長と共に会社が伸びていっている空気を感じていた。
そんな勢いに乗っていた状況だったが、社長を始めメンバーのほとんどはエンジニアで、ビジネスをつくれるセンスと能力のある人がいないことが課題だった。当時の会社の経営状況がどんなだったか詳細は知らないが、潤沢に利益があるわけではなかったと思う。VCから調達した資金を消費しながらムーンショットを狙っているような感じだった。
そしてある日、某大手コンサルティングファーム出身の人が入社するということを知った。ビジネスに課題があることは分かっていたし、上場を目指してもいたので、それを実現するために獲得したであろう人というのはすぐに分かった。
僕自身はいわゆる本物の経営コンサルタントという人と人生で一度も関わったことがなかったので、新しく入った彼がコンサルタントとしてどうなのかは全くわからなかったが、自信に満ち溢れたオーラが出ていることは感じた。
そしてその彼は入社後すぐにある重要なプロジェクトを成功させ大きな成果を出したらしい。
気づけば役員となって経営全体を指揮するようになっていた。もちろんそういう役割の前提で獲得した人なわけなので、実力を認められた上で登用されたということだ。
それはそれでいいとして、そのあたりから仕事のプロセスが急に堅苦しくなった。
分かりやすいところだと、基本的にお金がかかることは全て詳細を説明して許可を得なければいけなくなった。ただ1ステップ増えるだけならまだ許せるが、その彼に却下されることが明らかに増えた。他にもちゃんとした組織図を書いてそれぞれの部署やポジションに仰々しい名前を付けていった。自分の名刺の見た目や肩書きにはとてもこだわっていたらしい。
お金がかからない事については大いに自由にやってくれという感じだったし、そもそも明らかに無関心だった。
それらの変化に伴って会社の空気が全く変わってしまった。以前は何でも自由にやらせてくれる空気があったがそれは消え、何となく殺伐とした雰囲気を感じようになった。
いつからか正確には知らないが、そのコンサルは会社の代表権を持つようになったらしいという噂を聞いた。
この頃になってようやく気づいたが、この時点でもう会社を完全に乗っ取られていたのだ。
当然ながら優秀なメンバーから辞めていき、気づけばピーク時の半分まで人が減っているらしい。かくいう僕ももう辞めているからいまの状況は知らないが、キーマンといえる人はもう誰も残っていない。
かつて僕が面白さと未来を感じて入社したベンチャー企業が「死んだ」と感じた瞬間だった。もちろん僕が間違っている可能性は十分にあるし、これからその会社は大成功するのかもしれない。
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さて、最後になぜ会社がそんなにいとも簡単にコンサル野郎に乗っ取られてしまったのか?について少しだけお気持ちを残しておく。
これまでの書きっぷりだと昔は良い会社だったかのように感じるかもしれないが、全くそんなことはなかった。
会社が何を目指して何を解決しているかは全く分からなかったし、社長とそれを話しても的を得た回答はなく、すごく遠い未来の理想の話ばかりだったように思える。社長はとにかく大企業と実験的な仕事をすることしか考えていなかった。
社長の中にあるビジョンはおそらく、大企業や国にかかわる機関など大きな権力を持つ組織と対等に話したい、みたいな事だったんだと思う。何かの課題を解決したいわけではなく、権力を持つ人に対して自分が意見をして相手の行動に影響を与えている状態になりたいのだ。
現実で起きていたことと言えば結局は一過性のブームによって期待値が膨れ上がった中で、景気の良い大企業の余剰資金が一部流れ込んで来ただけに過ぎなかった。「最先端領域のベンチャー」というラベルがあるだけで世間は注目してくれた。
実際に僕が辞める頃にはブームも徐々に陰りが見えていて、新規事業の予算の使い道に困った顧客からの引き合いしか来ていなかったと思う。
改めて振り返ると「死んだ」のではなく、初めから「生きていなかった」んだと感じる。
社長はカリスマ性のある人柄で、何を言ってるかわからないが何かをやってくれそう、と感じさせる生れながらの才能を持っている。そこにたまたま張っていたポジション (実際には大企業の顔を立てるためにたまたまその技術をやっていた) の価値が一時的に上がったことで社長を含めて多くの人が勘違いする羽目になった。
一方で、経営コンサルタントをしている人にはありがちな悩みらしいが、自分が事業をやったことがないというのをマイナスに感じるものらしい。コンサル野郎にとっては自分で事業をやったといえる実績が手に入れば、これまで突かれると痛かったロジックの穴を埋めることができ、全人類に対して完全にマウントを取ることができるわけだ。
そんなラッキーマンとコンサル野郎の組み合わせは、もはやお互いにとって相互補完となる幸せな関係なのかもしれない。ラッキーマンは実務は全てコンサル野郎が面倒みてくれると思っているし、コンサル野郎は社長を自分の盾として置いておくだけで充分でなるべく空っぽの方が好都合だからだ。
そして本来ならそういう暴走と悪循環を止める機能をしてほしい経営陣たちでも誰も止めることはできなかったようだ。それぞれの言い訳を並べているようにしか見えなかった。
決して社長のワンマンという感じではなかったが、要は彼らもまた「ボードメンバー」というラベルが欲しかっただけなのかもしれない。
こんなことを書いている自分自身もまた「最先端領域のベンチャーで働いている」というラベルが欲しかっただけなのかもしれない。
世の中にはきっとこんな会社が星の数ほどあるんじゃないかと思う。
僕は早々に損切りしてしまったが、そんな喜劇を目の前で見れただけでとてもお得だったと思える。
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それぞれに思うところはあると思うが、あくまで末端の当事者意識の低い人間が現実を知らずに愚痴っていると捉えてもらえればいいと思う。
ちなみに、当時の会社のバーンレートを考慮してもあと2年以上は生きられるキャッシュはあったらしいよ。
事業を収益化できていなかったのはあるだろうが、そもそも何を事業としていてどんなビジネスモデルでなぜ勝てる理由があるかを会社の誰も答えられないくらいだったからな。
会社である以上金を稼ぐというのは大前提であり、人間で言えば息をするとか心臓を動かすとか血液の循環とかのようなものだ。それをなくしてカルチャーだの働きやすさだのやりたいことだのとほざいても何にもならない。
今回の件はそういう当たり前のことに気づいたいい経験だった。
12月末が最後の出社日で今は有給休暇消化中です。ここに退職理由を書いていきます。転職先は残念ながらGAFAではないです。
年俸 / 13が月給で、月給をさらに2で割ったものに色をつけたものがボーナスとして年二回支給されることになっている。
しかし、業績悪化に伴い1回のボーナスの基準の金額は月給 / 2 x 0.9となっており、月給 / 2 x 0.9しかもらえない人が大多数。
がんばったところで月給 / 2 x 1.0。
年俸通りの額はなかなかもらえない。
もちろん、これは部署にもよる。
社員総会で創業20周年記念プロジェクトの内いくつかがピックアップされて紹介された。
そのうちの一つが「大きな声で挨拶をしよう」というもので完全にだめだった。
発表も、複数の発表者が「みなさん、こんにちは!」と大声で言いまくり、会場にコールアンドレスポンスを求めるところからスタートするもので「これは小学校の学芸会なのか?」とかんじた。
トップダウンの場で発信する話ではない。体育会系の営業のノリを社員総会に持ち込むのをやめろ。エンジニア的にはかなりしんどい。
しかし、slackでは、この内容に迎合する内容のコメントで溢れかえっていた。それがもう気持ち悪くて耐えられなかった。
家賃補助をなくさないといけないくらい業績がまずいのに、こんなことに工数をつかわないでくれ。
株主総会で同じことができるのか、心に手を当てて考えてほしい。
他の創業20周年記念プロジェクトにも言いたいことはたくさんあったが、これがヤバすぎて他は忘れてしまった。
12月末が最後の出社日で今は有給休暇消化中です。ここに退職理由を書いていきます。転職先は残念ながらGAFAではないです。
年俸 / 13が月給で、月給をさらに2で割ったものに色をつけたものがボーナスとして年二回支給されることになっている。
しかし、業績悪化に伴い1回のボーナスの基準の金額は月給 / 2 x 0.9となっており、月給 / 2 x 0.9しかもらえない人が大多数。
がんばったところで月給 / 2 x 1.0。
年俸通りの額はなかなかもらえない。
もちろん、これは部署にもよる。
社員総会で創業20周年記念プロジェクトの内いくつかがピックアップされて紹介された。
そのうちの一つが「大きな声で挨拶をしよう」というもので完全にだめだった。
発表も、複数の発表者が「みなさん、こんにちは!」と大声で言いまくり、会場にコールアンドレスポンスを求めるところからスタートするもので「これは小学校の学芸会なのか?」とかんじた。
トップダウンの場で発信する話ではない。体育会系の営業のノリを社員総会に持ち込むのをやめろ。エンジニア的にはかなりしんどい。
しかし、slackでは、この内容に迎合する内容のコメントで溢れかえっていた。それがもう気持ち悪くて耐えられなかった。
家賃補助をなくさないといけないくらい業績がまずいのに、こんなことに工数をつかわないでくれ。
株主総会で同じことができるのか、心に手を当てて考えてほしい。
他の創業20周年記念プロジェクトにも言いたいことはたくさんあったが、これがヤバすぎて他は忘れてしまった。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/net-koukoku/article/article_02.html
で言及されたSpeee社に所属した事がありその時の所感を述べてゆきたい。(そこそこ長くなったので時間がない人は総括だけ読んでほしい)
創業者のH氏からして名古屋大の物理学部であり、理系高学歴が立ち上げた企業だった。H氏は理系卒だが営業経験があり20代前半でSpeee社を起業した非常に優秀な人間であった。
ざっと思い出すだけで、東工大、早稲田、慶應、京大と言った世間一般でも高学歴と呼ばれる人間が中心に構成されていた。
基本は学歴不問で高卒叩き上げみたいな人もいたが高学歴者が中心であった。
開発部には、商用コンパイラ作成経験があるという本当に優秀な人もいたし、高学歴で優秀な人が多かった。
また、人柄も多くは世間的には「いいヤツ」と呼ばれるような前向きで、気さくで親切な人が多かった。
ただ、私の在職中に敏腕営業マネージャーのパワハラが発覚し、飛ばされかけた事件もあったことにはあったので、演じることがうまい人も多かったのかもしれないが。
まぁ聞いた話によるとSpeee社は一度派閥争いにより乗っ取られかけたことがあるので、人柄重視の採用をしていたらしい。
私が在職中のSpeee社の事業の柱はSEOだった。当時はまだページランクが存在していて、それをあげるに被リンクが有効だった。
なので何をするかというとお客さんのページにリンクするためにブログなどにツールを使ってリンクを貼りまくるという結構グレーというか、
今なら完全にブラックな事をしていた。
他にもページランクが高いドメインが売られていると自動的に購入するツールや、
意味のないワードサラダまみれのサイトを自動生成しそこからお客さんのページにリンクするツールなどを作成していた。
ほかにもお客さんのページの検索順位を記録するために、グーグルの検索結果をDBに保存するため、レコード数は数十億とあった。そのため大量レコードを捌くノウハウみたいなのは結構蓄積されていた。
私が所属していたのは開発部だったので、ここらへんのツールの作成やメンテを行っていた。
当時のSpeeeの中心は営業部であった。前述したように創業者のH氏からして営業出身であり、創業に必要な資金を貯めれるくらいには優秀な営業であった。
そのため、営業部はH氏のお目にかなう優秀な営業部員で構成されており放送局など大手企業からの案件を受注していた。
Speee社の営業部には他のWebやSIerにはない特異な風習があった。
それは大手案件を受注した営業がオフィスの中心で受注報告を行い、それを全社員が聞き拍手喝采を行うというものだった。
おそらく営業になろうという人間は他の部署の人間に比べて目立ちたがり屋が多いのでこの風習は麻薬的にモチベーションを爆上げしたものだと思われる。(もしこれを読んでいて営業成績に悩んでいる経営者とかいたら参考にしてほしい)
あと、SEOを分析する部署もあり、この部署には東工大数学科出身の人間などがおり、コンサルティングと数値分析を行っていた。
このように営業部的な雰囲気が私に合わなかったが、基本的には働くには良い会社だったと思う。業務が倫理的にグレーな事を除けば。
当時の事を総括すると高学歴かつ優秀で人柄もいい人たちが、情弱を騙すような倫理的にグレーな事をして結構な利益を上げていた。
その有様はスタンフォード監獄実験のようだった。
これが資本主義で金を稼ぐという事がどういう事なのかを実感できた。
WELQ事件などを通してグーグルの検索結果はゴミばかりと認知されてきたが、Speeeでの経験はそれを予想するには十分であったし、個人的にはそれほど踊ろなかった。
そして、ネットの理想とか良心は資本主義の前には、あっさり敗北するものだと認識できた。
昨今、官への働きかけに余念のないベネッセコーポレーション。文部科学省に絶大な影響力を持つ慶應義塾元塾長・安西氏との癒着関係や、元文部科学省事務次官の天下り受入れ(役員待遇)について指摘が相次いでいる。最近では、文部科学省が招聘した外国の有識者の旅費と報酬を肩代わりしたという報道も記憶に新しい(不正無しと文部科学省が結論)。
一方、そのような文部科学省との強い関係により、ベネッセは十分な果実を得ているように見受けられる。全小中学校で全生徒を対象に行われる「全国学力・学習状況調査」を受注したり、大学入試センター試験の後継となる新試験(2021年導入)においてベネッセが実施する英語試験「GTEC」の結果利用が認められたりと。だからといって不正とは限らない。法令に反しない範囲で行っていることであろう。しかし、このような濃厚すぎる蜜月は、「国民の見えないところで取引が行われている」という疑惑をかきたてたままだ。
新宿に「株式会社 学力評価研究機構」という会社がある。なんともいかめしい研究機関のような名前であるが、通常の株式会社であるようだ。名前だけからすると、ベネッセとの関わりは見いだせない。
https://www.crlea.co.jp/company.html
2017年創業の新しい会社である。ウェブサイトには従業員数や取引先など詳しいことは何も書かれていない。あたかもペーパーカンパニーのように見えるが、そうではない。事実として、設立直後から文部科学省関係の事業を次々と落札し、受注しているのである。
https://www.crlea.co.jp/company.html
代表取締役社長とされる服部氏は、プロフィールも何も書いていないので同一人物とは断定はできないが、ベネッセ社員に同姓同名の者がいたことがわかる。
本社所在地住所は、ベネッセ東京本部新宿オフィスや、多くのベネッセグループ会社が居を構えるところとまったく同一。仮に上の者が独立・起業したにしては不自然である。
以上から、同社はベネッセの子会社、あるいは子会社相当のグループ関連会社であると強く推測できる。重要なのは、容易に推測できるにもかかわらず、それをウェブサイト上どこにも明らかにしていないことである。一見、ベネッセとは無関係の社名であるというだけ。不正の要素はどこにもなく、今後疑惑を投げかけられたとしても、「隠していない」として逃げる準備はできているということだ。
文部科学省側としては、「すでに社会の批判を受けている以上、なんでもかんでも業務をベネッセに丸投げするわけにはいかない。一方で、信頼関係・利害関係のあるベネッセに仕事をお願いしたい。中身はベネッセで、看板だけ別という会社などないだろうか」
ベネッセとしては、「文部科学省とより強い関係を築くためには、合法ならば手段を選ばない。別会社をひとつ作るくらいは造作もない」
……そんなところだろうか。
この推測が現実に当てはまるか否かは増田読者諸兄の判断にゆだねたい。しかし、頭皮はともかく考えていただきたいのは、近年の文部科学省とベネッセの激しく緊密な官民関係を良しとするか、ということである。本件のふしぎなベネッセ関連会社も、すでに、確実に、その強化へ連なっているのだ。