先日、火事の跡の解体現場に通りかかった。火事の時は近所一帯も大騒ぎだったんだけど、収まってからは初めて通りかかったものだからまじまじと眺めて歩いてたんだ。ちなみに人は亡くなってない。
二階が焼けたみたいで屋根はないけど建物の形はしっかりしていて、周りに鉄パイプで足場?が組まれ始めていたところだったんだけど、トラックの影から現れた作業員さんと目が合った。中東系?の彫りの深い顔のおじさんで、にっこり笑いかけてくれる。人懐っこい人だなと思ったら私の抱いている8ヶ月の娘に笑いかけていたらしい。赤ちゃんが好きなんだろう、にこにこして自分の頬を指して娘のほっぺたの膨らみについて何か言っているぽい。ぷくぷくだねぇー的な何かだろう。
その間にもおじさんは指示する役割らしく他の作業員さんに外国語で何か言っていたんだけど、ほどなくして他の作業員さん2人が現れた。若い優しそうなお兄さんと少し離れた場所から見下ろしてるイケメンお兄さん。この現場はこの外国人3人で全員らしい。おじさんが娘について笑顔で2人に何か言っている。英語ではないんだけど何語かさっぱりわからない。
そんなこんなで解体するのかと日本語で聞いてみたら、おじさんはさっぱり日本語が話せないらしく、優しそうなお兄さんが「こわしマス」と片言で答えてくれた。彼もほとんど話せないみたいで会話にはならず、ギャルノ、ギョルノ、みたいな単語を何度も言っていたのは火事とか解体とかの意味だったんだろうか??危ないから気をつけてね、と言って別れた。(キケン、は伝わってた。)おじさんがずっとにこにこと娘を眺めていたので終始ほんわかしてた。
帰宅してから、彼らの話していた言語を翻訳ソフトや人に聞いて調べたのだけどわからなかった。全員外国人の現場なんてあるのか、と驚いたのだけど最近よくあることなんだろうか、家族も他で見かけたと言っていた。
おじさんが日本で学んで創業したのかな?と思ったけれどあの日本語では受注できないよね、元締めがいる??そこでは日本語を話せなくても日本式の解体を学べるのかな?それともあれは日本式の解体じゃない??…もしかして、発注者も外国人なのかな??
住み込みの解体業には外国人労働者も結構居るよ。 社長は日本人。安くてよく働くし単純作業を任せられる。