「人工妊娠中絶」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 人工妊娠中絶とは

2024-11-11

格差インフレリベラル敗北の原因という聞こえの良い話

Xの論客さん達が「リベラル格差インフレを見てなかった。だからトランプに負けたんだ」と主張しだしているようだ。

そもそもこの意見も周回遅れな感じが否めないが(前回前々回の選挙で言われてた事だし)、ぶっちゃけこれすらももう聞こえの良い敗北理由であり、リベラルにとってもっと絶望的な敗北理由可能から目を背けちゃいないか

それは、リベラル推し進めてきた「男女平等」 「移民LGBT権利保護」 「人工妊娠中絶権利」 と言った理念が、選挙結果を左右するレベルで大多数のアメリカ人から拒絶されているという可能であるトランプ支持層を見れば、マチズモで、黒人アジア人差別主義者で、pro-Life派で、と言った人間が目立つわけだが、実はそういう人たちがリベラルが思うほど過激な少数派というわけでもなく、アメリカ国民の半数が根本的にそういう思想賛同してるという可能である

格差インフレが原因というのは、リベラル側は上記絶望的な可能性を受け入れずに済む理由付けだし、トランプ支持者側もそういうことを公言するのを躊躇しない一部の過激派を除き、極めて表に出しやす理由だ。 「本当は女性移民差別したくてしたくて仕方がないかトランプ支持をしたが、公言はできないし、格差インフレのせいにしておこう」 そういう人達が実はもうとんでもなく多くなってるんじゃないかという気がしてならない。

2024-11-10

anond:20241110232349

敗戦中絶違法で、強姦の子供等を闇医者中絶バタバタ亡くなったり、子供が一斉にできて食糧不足が起こったり、当時急務だった中絶合法化に、無理やり障害者弾圧盛り込んだのは保守政党おっさん

時代背景として、1945年敗戦以降、外地からの引き上げや出生数の増加によって国内人口が急増し、食糧不足などの問題が深刻になっていたことがあります。「人口抑制」が国としての大きな課題だったのです。

そんな中、旧優生保護法が担った役割の一つが「中絶合法化」でした。日本では明治以来「堕胎罪」によって中絶禁止していますが、「妊娠出産を繰り返すことで母体健康を損ねる場合」や、「暴行されて妊娠した場合」などは、「人工妊娠中絶を行うことができる」と定めたのです。

一方で、人口抑制することにより、病気障害のある人の割合が増えてしまうのではないか、と危惧する人たちがいました。優生保護法の制定をリードした谷口弥三郎参議院議員もその1人です。谷口議員は、旧優生保護法提案説明で、「人口抑制政策を行うと、比較的優秀な人々が産児制限を行い、自覚のない人や知的障害のある人は行わないため、民族の“逆淘汰”が起きるおそれがある」と述べています

この考えが、「不良な子孫の出生を防止する」という、旧優生保護法目的につながっていったのです。

https://heart-net.nhk.or.jp/heart/theme/20/20_1/#:~:text=%E5%84%AA%E7%94%9F%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E6%B3%95%E3%81%AE%E5%88%B6%E5%AE%9A,%E3%82%82%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%91%E4%BA%BA%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

谷口 弥三郎(たにぐち やさぶろう、1883年明治16年)8月13日 - 1963年昭和36年8月19日)は、日本の政治家、産婦人科医師医学者。熊本県医学専門学校(現熊本大学教授久留米大学長。日本医師会会長、参議院議員(3期)。「不良な子孫の出生を防止する」として、太田典礼加藤シヅエに一時提携をもちかけながらその影響を排除しつつ、福田昌子らと共に優生保護法の成立に深く関わった。また、熊本県におけるハンセン病患者隔離政策の中心人物である[1]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%8F%A3%E5%BC%A5%E4%B8%89%E9%83%8E

2024-09-09

シングルマザーモテるって戯言を聞いて思ったんだが

初産婦では35歳以上、経産婦では40歳以上が高齢出産定義されていることを考えると

35-40までのシングルマザーが未経産シングルよりモテるというか評価されるのは裏付けがあるよなぁと

それから中絶や早期流産場合や中期を経た経妊婦場合はどうなのか

流産経験者の次回流産率が相対的に高いことは知っているが、妊娠率も高くなるは知らなかったし

極端な話、若い時の人工妊娠中絶高齢出産に利するというのは中々皮肉が効いてる

2024-09-06

トランス女性の方が宗教右派だよね

トランスアライは女性スペース守りたい女に宗教右派レッテル貼りまくって叩きまくっているが

トランス女性当事者ツイート見てたらこっちのがよっぽど宗教右派

https://x.com/flower_image/status/1749637176344859087?t=w-AtIJP2QgUTQWD9sKtAiQ&s=19

子供を作らない女はトランス女性とどう違う?

女も50過ぎたらトランス女性と同じだろ

自らの特権義務放棄する女にこそ少子化責任がある

出産は女の使命、義務

また人工妊娠中絶こそ最悪の大罪人権侵害ジェノサイド

中絶を推進するフェミニズム悪魔思想

現代人は大罪への神罰覚悟すべし

2024-07-05

選挙に出たばっかりに、レギュラー番組降板し、文春砲ターゲットになった松山三四郎www

一部の報道機関より出馬の動向が報じられると、レギュラー番組放送していたテレビ局番組を終了しホームページ等もすべて削除した。ラジオ局松山降板させて4月から新番組パーソナリティを一ヵ月前倒しで後任にした。

3月21日松山は会見で出馬表明し、「信州を誇れる場所にしたい」と決意を語った[17][18]。


同年6月22日、第26回参議院議員通常選挙公示される。コンサートツアー最中であった松山千春は三四六応援に駆け付け、ビッグハット前で「大空と大地の中で」の一節を歌った。その後、松本駅前の街頭演説でも歌を披露し、喝采を浴びた[31]。松山千春の歌の披露公職選挙法違反の疑いがあることが、新聞各紙および週刊文春[31]、各種スポーツ紙によって報じられた。また、22日の公示日は、妻の網浜直子大学生の息子2人[32][33]が東京から駆けつけ、演説会後には、女性を中心とする松山ファンらが一家を囲んで握手攻めとなった[10]。

この辺りから各社の多くは「杉尾と松山が横一線」と報道松山が抜け出す勢いがあった。演説会場には、陣営チームカラーにしていた黄色の衣類を身につけた人が多く集まった。大半が三四六ファンで、1日に100件ほどの電話をかけることも厭わなかった[12]。網浜は公示日以後は松山と分かれて県内支援者を回り、選対幹部は「家族の絆から応援の熱伝導が起きている」と手応えを口にした[10]。勝機と見た党本部大物議員を続々と投入した[2]。7月4日には岸田文雄首相長野入りし「日本明日を切り拓くことができるのは、自公政権松山三四六しかいない」と街宣車から訴えた[34]。


同年7月6日週刊文春電子版「文春オンライン」が松山女性問題を報じ、週刊新潮電子版「デイリー新潮」が松山金銭トラブルを報じた。それぞれの記事の内容は下記のとおり。

2誌の記事により一気に潮流が変わった。7月6日夜、松本市内で個人演説会が開かれ、演説会の終了後、記者松山質問。2誌の報道内容については事実と認めたが、「今は選挙に集中させていただきたい。すみません」と答えた。同日23時過ぎ、松山ツイッター更新し「この度の報道に関しまして、選挙後の然るべきタイミング取材対応したいと考えております」と書いた[37]。杉尾の応援演説のため、7日に佐久市を訪れた立憲民主党代表代行逢坂誠二は「選挙というのは人を選ぶその評価なのだから、今ここでそのことを明確にしてもらわなかったら、逃げだ。卑怯だ」と批判した[38]。そのほかでも、松山コメントに対する風当たりは強かった[2]。





与野党激戦区の応援で全国を回っていた安倍晋三は、7月8日夕方長野駅前で街頭演説をする予定であった[39][注 3]。自民党週刊誌報道を受け、7日、安倍長野入りを取り止め、遊説先を長野から奈良に急遽変更した[39][41][42][43]。同日12時50分頃、自民党奈良支部連合会は、奈良県警察にその旨を伝えた[44][45]。同日午後、9日の岸田の長野来援もキャンセルされた[2]。

同年7月8日1131分頃、奈良市在住の男が大和西大寺駅前で安倍を銃で撃った。

2024-06-28

anond:20240628141105

ん?母体保護のために人工妊娠中絶するんやないの?

妊娠継続した方が母体危険が伴うと思ってたけど違うんか

産科医療について誤解があったり誤解を招きそうなので

anond:20240627202914

 

2019年の時点では掻爬法のみ23.5%、(電動/手動)吸引法+掻爬法が40.3%、(電動/手動)吸引法のみが36%となっている。(厚生労働省)

https://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/keikaku_kanshi/siryo/pdf/ka4-3-4.pdf

吸引法と掻爬法を併用するのは子宮内に胎児の一部が残留するのを防ぐ目的がある。

ただ古い医師は掻爬法に慣れた医師が多いせいで吸引法にのみできないのは技術問題がある可能性もあると私は個人的には思う。

また胎児が大きめの場合は、吸引法のみでは対応できないため掻爬法が併用されるのが通常のよう。

 

WHOが言う通り、吸引法より掻爬法は全体での子宮穿孔や子宮胎児(の一部)残留危険はたしかに高いが、

熟練した医師ならば掻爬法でも安全性が高いので、掻爬法だからといって必ずしも倫理観がない医師とはならないと思う。

また昔はそうではなかったかもしれないが、いまは中絶の際に麻酔が出来る医院ほとんどなのでは?そうすると懲罰的とは言えない。

 

世界的には時代遅れの掻爬法が日本では併用含めるとメジャーになっているのは、人工妊娠中絶タブーとなっていた歴史から(たとえば10万件あたりの事故率※を見た際に)許容できるほど安全であれば方法までは話し合われなかったのではないか

また中絶を多く手掛ける医師は、出産を手掛ける医師より地位が低く見られてた経緯が関係あるかもしれない。と産科医は語っている。(NHK)

https://heart-net.nhk.or.jp/heart/contents/14_1/index.html

 

現在は掻爬法は吸引法より医院の得られる収入が少なく、今後はゆっくりではあるが掻爬法のみの医院は減ると思われる。

 

中絶薬については、認可していないのは国なので産科医の問題というわけではないが

選択肢が増えるのが大事なので薬は認可されるべきと私は思っている。

ただ薬が認可された場合不正出血危険があるため経過観察が必要なのと、人工的に陣痛引き起こして(痛い)子宮内の胎児を出す必要があるので入院必要になる可能性がある。

上記NHKで語っている医師は、これはこれで痛く、(麻酔有りの場合の掻爬法や吸引法と比べてだと思う)苦痛が大きいのではと話している。また仕事をしている女性は気軽に入院できない。

※掻爬法や吸引法は調べたら日帰りばかりヒットした。検索した限りでは掻爬法でも併用でも吸引法でも通常麻酔は使う医院が多い様子。

 

 

※掻爬法、吸引法、併用の10万件あたりの事故率について。

“医会実態調査における妊娠 12 週未満の妊娠(中絶場合) 10万851 件のうち子宮穿孔件数は搔爬法 12 件、併用法6件、吸引法1件だった。”

“同様に遺残件数(胎児の体の一部などが子宮に残る)は搔爬法 166 件、併用法 107 件、吸引 法 20 件”

“大量出血数についても搔爬法6件、併用法 9 件、吸引法 2 件 ”p88

https://www.jstage.jst.go.jp/article/wsj/28/0/28_79/_pdf

 

上記色々書いたが私にも問題だと思っている点がある。

堕胎手術の値段の高さだ。たぶん中絶薬が認可されたとしてもかなり高額になるだろう。

コンドーム避妊したとしても方法を間違えれば妊娠可能性は上がる(つまり男にかかっている)。緊急避妊薬もまだ土日含め気軽に入手できるとは言えない。というか低容量ピル含め値段が高い。

少なくとも義務教育避妊方法をきちんと教えないのであれば、避妊薬、緊急避妊薬や、堕胎手術保険適用にすべきだと思っている。

2024-01-25

悲報トランス女性さん、極右カルトだった

https://twitter.com/flower_image/status/1749637176344859087

子供を作らない女はトランス女性とどう違う?

女も50過ぎたらトランス女性と同じだろ

自らの特権義務放棄する女にこそ少子化責任がある

出産は女の使命、義務

また人工妊娠中絶こそ最悪の大罪人権侵害ジェノサイド

中絶を推進するフェミニズム悪魔思想

現代人は大罪への神罰覚悟すべし

完全に宗教右派やん

2023-12-17

[] 別にIT屋か建築業電気工事看護師公務員やればいいだけじゃん

自身情熱能力に基づいて進む道を選ぶことは重要ですが、その選択給与水準の差や社会的格差正当化するものではありません』

本気でそう思ってるけど、自身情熱能力に基づいて職業を選んだ結果が本当にその職でしたの?

 

介護などの福祉分野、運送業農業などの一次産業なら、社会必要職業なので、『もっと国が賃金なんとかしろ』に非常に大いに共感するけど、

それ以外の職をやってグダグダ抜かしてんの、単純事務員やウェイターの仕事にして、『低賃金おかしい』ってボヤいてるのと大差ないと思います

 

人生はいろんな面があって仕事だけじゃないのでそれらを選択することはべつに悪いことじゃないし、

人間関係を重視するとかも素晴らしいことだとは思うけど、

プライベートを重視しているならプライベートを重視したなりの人生を歩めばいいのでは?

 

まれ育った家よりも低い生活レベルで過ごすことは多くの人には出来ない(大抵は親やパトロンに援助してもらう)のは

よくよく存じておりますけども、生活必要な額以上の保証、単に自分が欲しい・贅沢したいだけのお金保証って、国の責任じゃないので

恥を知った方がいい 

 

あと先進国なら、生活保護あるし、低所得世帯に限って大学無料だし、残念ながら英語オンリーですけど無償MBACS(コンピュータサイエンス)の学位が取れるオンライン大学存在しま

先進国であれば IN が少なくても認知能力問題が無ければ(メンヘラじゃなきゃ)子どもを育てられます

なので先進国移民した一世が IN が少なくても子ども作るのは至極当然の話なんですね

 

IN が少ないが為に、子ども面白くない思いをさせることも時にあるかもしれないが、

安全で頑張っただけ未来が開ける、"人権" という概念のある先進国国籍を子に与えることが出来た移民一世は、自分自身のことを誇りに思っています

移民一世は、母国では、ホワイトカラーだったり、友達親族と楽しく仲良く暮らしてたりしますが、

子どもの"人権" と未来のために、すべて投げ捨てました

 

 

一方で日本メンヘラ親こと毒親候補どもが何をしているかというと、

子どもたちも見ることが出来る Twitter子育て辛い・子育てのせいで遊ぶ時間がない・生きるの辛いとわめきちらしアドバイス罪とかほざきながら子育て助けて!!!

仕事バリバリやらず、プライベート優先してたのなら、プライベート優先してるなりに生活サイズダウンすればいいだけなのに、

 

金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ金をよこせ

 

胸に深く刻んでほしいのは、先進国貧乏に耐えられないのは子じゃなくて親だということ

何度でも繰り返すが先進国において貧乏子どもは困窮しない。生活保護も各種支援もあるので

年収が少ないから困窮するのではなく親がメンヘラ無責任から困窮する

そして、貧乏に耐えられない>< この生活に耐えられない>< とか年がら年中やってんのは子どもじゃなくて"親" 

 

無理して子ども作らんでいいぞ。どうせ安易子ども作る行為をするなって言ったってする人はしますし

 

衛生行政報告例 / 令和4年度衛生行政報告例 統計表 人工妊娠中絶件数
年度総数20歳未満202425~29歳30~34歳35~39歳40~44歳45~49歳50歳以上不詳
平成30年度(2018)16174113588404083143731481288871450813881331
令和元年度(2019)15642912677398073139029404281291358814001123
令和2年度(2020)1414331027135438286112655926018132031319104
令和3年度(2021)126174909330882260872338623435120181252192
令和4年度(2022年度)122725956930544261532228721947110791127811

 

anond:20231216152452 anond:20230903130008 anond:20230904104148

2023-10-25

anond:20231025081419

優生手術の被害者は約2万5000人

人工妊娠中絶被害者は約5万9000人

あの悪しき優生保護法を中心になって推し進めたのは、当時の日本社会党

多くの日本人は、当時優生手術を支持してました。

https://onl.sc/RWggFLp

  

戦争もそうですが歴史を見てもリベラル暴走すると、日本って危険なことが起こりますね。

どうせ、今回の毒ワクチン自分達で選んだにも関わらず「自民党のせい」とか言うんでしょうね。

自民党任意を貫いたというのに。

2022-10-25

anond:20221025110912

出産ダメージは男の労働2年分」とかいう、前後文脈を欠いた不親切かつ不明瞭な文章で読解の手間を増やさないでほしいんだけどな、

まず、セックスという二者間の行為の結果を女性のみが引き受ける非対称性を抱えた妊娠出産の死亡リスクと、

劣悪な労働環境によって引き起こされる労災死亡事故リスクを同列に語るな。

労災が起きる現場で働いてるのは男が多いから」って主張らしいけど、じゃあその過酷労働環境をつくってるのもおおむね男性だろ。男性中心社会男性を殺してるんだよ。

次に、子供を生み育てるという、多くの場合は喜ばしく望ましい営みの最初の試練である出産と、

妊娠前の状態に戻る(マイナスゼロにする)ために、身体危険晒す人工妊娠中絶を一緒くたにするな。

中絶経験した人は罪悪感や恥や苦悩を長い間引きずるんだよ。

それを「男性労働リスクで穴埋めできるかな?」じゃねえんだよマジで成功すれば金が手に入るくせに何を言ってんだ。

空虚なんだよ。思考のすべてが空虚

関係ない統計同士の数字を足したり引いたりして、何か見出した気になってるだけ。

数字をこねてる間に、その向こうにある人間人生のことは忘れてるだろ。

たぶん、他人自分意思のないコマみたいにしか感じてないんじゃない?生きてる実感とかある?そう思わざるを得ない思考回路だよ。

幼児砂場で泥を盛り上げて、立派なお城をつくった気分にひたってるような、そういう雑さと幼稚さ。

こういう人間になってしまったのって本人のせいだけではないんだろうな。でも、悪いこと言わないからもう生身の人間と関わろうとしない方がいいよ。

オナホを伴侶に自然でも愛でて生きていきなさい。人間を物のようにしか語れない人間にはエラストマーがお似合いだよ。

2022-10-04

TERF のせいでミソジニストになってしまった

正直こう言う負の想念を吐き出さないとやって行けそうになくなったので書く。

あとこの記事は色々とグチグチ書いてて話が長いんで、ヒマがあれば読むぐらいでいい。


追記:


いから三行で、と言われたので三行にまとめると、この話は、



と言うのが要点。その他のことはあれこれとグチグチ文句を言っているに過ぎない。

あと追加で言っておくと、私の中のミソジニー特に女性安全を守る」と言う文脈で強く出てきて、

それ以外の場面では「これだから女は……」と言う女性嫌悪をあまり持ったりはしない。

そもそもかに嫌悪は向けたくないし、だいたい私が恋慕を抱くのって女性なんだよな……。

なんでトランス排除を掲げる連中のせいでミソジニー内面化してしまたことに対しては恨みしかないし、

あれがあそこまで調子に乗らなければ「女性安全を守る」と言う話の流れで嫌悪惹起されることもなかった。

そしてこれが他責的であったとしても、その原因を作ったのはお前らトランス排除主義者だ。どうしてくれる。と言うのが今回の話です。

追記ここまで。これ以上は文字数関係追記できない

まず前提として私は性別違和当事者で、出生時には男性として産まれ人間である

そして今まで性別違和ごまかして生活していたけど、もうそろそろ行動を起こしたい、とも考えている。

次に「TERF のせいで」ミソジニストになってしまった、とタイトルで書いたけど、

実際のところあの手の人間フェミニストでもなんでもなく、単なる トランス排除を掲げる女性(の安全)至上主義である

と私は考えている。なんでこの時点でミソジニーが若干混ざってる気がするが、話の前提としてこれは重要なのでここで述べておく。

それでなぜ「トランス排除を掲げる女性(の安全)至上主義のせいでミソジニストになってしまった」と確信たか

と言うと、これは NHKネットニュースで緊急避妊薬関連を見た時に、

おお、ようやく緊急避妊薬を薬局で買えるかどうかの話が一歩進んだのか。確かにそれは良い傾向だ。

で、このニュース肯定的に見る女はどれくらいトランス排除主義者なんだ?



と言う感情がスッっと出てきて、「あ、これミソジニーじゃね?」と思ったのが正直なところだ。

ちなみに NHKネットニュースリンクはこれな:



NHKニュースでは緊急避妊薬云々の意見募集が始まった、と言うだけだから

これがどう転ぶにしろ、緊急避妊薬が薬局で廉価に買え、女性に過度の負担を掛けず、

意図しない妊娠を防げる様になれば良い、とは確かに私でも思う。

なぜなら女性自身意図しない妊娠は、経済的事情や年齢的なものを含め、

場合によっては女性やその周囲の人間人生破壊しかねないし、

なにより女性意思蔑ろにしている、と言う点でよろしくない。

また緊急避妊薬が手軽に入手できる様になり、妊娠最初期、つまり受精卵の段階で避妊が出来る様になれば、

人工妊娠中絶に対する倫理的問題も薄まり(受精卵は出来た時点では単なる細胞しかない)、

女性精神的・身体的な負荷を掛ける人工妊娠中絶をしなくても済む。

なのでそう言った意味では、「緊急避妊薬が薬局で買える様になる」と言うのは、

避妊と言う文脈では倫理的ベター選択である、と私は考えている。

しかし。しかしだ。確かに私はこう言った文脈で「緊急避妊薬が薬局で買える様になる」と言う話について、

かなり肯定的に捉えている。なにせ女性自己決定権と、心身の健康を守るための行動が容易になるからだ。

そう言った意味ではこのニュース否定的に捉える必要性はまったくないし、それ以外の文脈を混ぜる話でもない。

だと言うのに、私の中には、

で、このニュース肯定的に見る女はどれくらいトランス排除主義者なんだ?

と言う感情がスッっと出てきた。正直なところ、何も考えずにごく自然にこう言う感情が湧いた。

そしてこう言う感情が出てきた事の意味をひっくり返せば、私は、

このニュースをよろこぶ連中の何割かはトランス排除主義者だろうなークソが

と思っている事に他ならない。

そしてこれは別に 緊急避妊薬を求める女性はふしだらである、と言う話ではない

緊急避妊薬は女性女性尊厳を守るために必要ものであって、それ以上でも以下でもない。

だと言うのに、このニュースに私は 女性尊厳を守る」とかほざいてトランス女性迫害する連中を見い出してしまう。

まり私には女性尊厳を守る」と言う文脈には常にトランス排除主義者がいて、こいつらはこう言うニュースで余計に調子に乗る

と言う偏見蔑視があり、これこそ本物のミソジニーじゃないかと思ったのが、今回の話の要点である

そしてこう言う感情を抱かる原因を自分の中で探ってみたが、

これは確実に(TERF などに代表される)トランス排除を掲げる女性(の安全)至上主義しか思い浮ばなかった。

と言うかコイツらさえ居なければ、私は別に女性尊厳擁護疑念を抱くことすら無かっただろうと考えている。

はっきり言うが、トランス排除を掲げる女性至高主義者たちは「女性安全を守る」とほざき、

挙句自身差別的思想が広まったことを「私たち TERF への理解が進んだ」とかのたまうが、

実際に進んだのはトランス女性への無理解偏見嘲笑蔑視を含むトランス女性被差別対象だけだ。

そして連中はトランス女性全般女性への脅威と見なし、トランス排除こそ女性安全を守る手段だ!と勘違いしているが、

トランス女性をあらゆる場、なんなら一人残らず虐殺して綺麗サッパリ存在しなくさせても、別に女性安全は確保されない。

なぜなら老若男女、性加害を行なうのはおおよそ男が多いかである。なんでトランス女性を徹底的に排除したところで防犯率は大して上がらないだろう。

だいたい本気でトランス女性性別移行をするためにホルモン療法をしている場合女性ホルモン摂取すればするほどチンコタマタマは縮む。

そして女性ホルモンの影響で筋力は落ちているし、第一大多数がギャーギャー言っているトイレに入る理由なんて、単純に用を足すだけだ。

さらトランス女性女性トイレトラブルを起こすと不審者扱いされるので、女性トイレに慣れない限り、かなり慎重にトイレを利用しているのが現実だ。

しかし連中はトランスへの理解を進める法案などを通すと「トランス女性だと言い張る(下心のある小汚い)オッサン女性トイレ等に突っ込んでくる」、

と言う様な陰謀論かつ一部の一般男性に対する偏見的な考えに基き、女性用スペースに突っ込んで性加害をする人間責任トランス女性に擦り付けてくるが、

女性用スペースに突っ込んで性加害を起こす人間責任は、その行動を起こしたそいつにある。決して同一性現実の行動を「女性」に一致させた無害なトランス女性にはない

だいたいちょっとは頭を働かせれば分かると思うが、こと日本の政治勢力において「トランス女性女性です。だから無条件に女性として扱え」

みたいな急進的な考えを押し通せる勢力は恐らく存在しない。偏見で物を言うが、そう言った思想に感化されるのはせいぜいが立憲民主とか共産党とかの内、

特に急進的な考えを持ってる政治家だけだ。 で、そう言う政治家が、圧倒的多数を誇る自民党自分達以外の与党寄りの勢力を説得し切れるかと言えば、おそらく非現実的だとしか言えないだろう。

あと連中は学校などでトランス女性の生徒に女性用スペースを使わせると女子生徒が(トランス女子生徒に)性加害される、みたいな事も言っているし、

トランス医療肯定すると、今度は無理矢理トランスジェンダー化される子供達が出てくる、ともほざいている。

どうせ責任も何も感じてないだろうが、そう言った大人非情な悪意が原因でトランス未成年自死しかねない事をどう考えているんだろうか

まぁ、確かにトランス医療に関連してデトランス(トランスした性別から出生時の性別に戻ること)が発生したり、

親に無理矢理トランスジェンダー化される子供達が出てくる、と言う面があるのは否定しない。

おそらくトランス医療があることで、そう言った負の側面が出て来ること自体はおそらく否定できない。

とは言え、私からしてみればデトランスに関してはトランス医療の「精神的」ケアが不足した結果だと考えているし、

「親が無理矢理……」に関しては、単なる親による医学を使った虐待だとしか考えられない。

そしてトランス医療の負の側面(特にトランス)は、真っ当なトランス医療へのアクセスに乏しいことが原因だろうと考えている。

どうせこの手の話で無頓着にギャーギャー言っている連中は知らないんだろうが、

こと日本において トランス医療へ容易にアクセスできる医院都市周辺にしか無い

特に私みたいに地方に住んでいる人間だと、その医院へ通うために新幹線で数時間とかそう言うのがザラだ。

さらにこれについて私はマジで困ってるんだが、まず地方在住だとトランス医療へのアクセス云々の前に、

トランス当事者会へ参加して他の当事者から情報を得る、みたいな事へのアクセス性がかなり低い

さらに今のコロナ禍の中では当事者会が中止されたり、会場への足の都合が付かない場所に移ってる、とかそう言う事があった。

なんでトランス医療害悪ガーとかトランス排除主義者はほざてるが、日本の実状としては、

トランス医療必要とする人間トランス医療自体が足りてない。そして数も無いか選択自体がほぼ無い

その上でトランス排除主義者トランス医療害悪だ!潰せ!みたいな言動は、私みたいなのからしたら完全な外敵なんだよ。

で、ここまで言った話で上っ面しか読まない様な連中は、「これだからトランス女性男性(笑)」とか「しかトランス女性とか言いつつ実態はミソオス(笑)」とか

そう言うクソみたいな考え方をするんじゃないかと思ってるが、そう言うミソジニーを抱かせた原因はお前らの言動にある。

と言うより、お前らが存在しなければ、だって女性安全尊厳を守る」みたいな文脈ミソジニー惹起することは無かった

と言うかだ。私が内面化してしまった「お前たちは女性安全尊厳を守る』と言う文脈トランス排除を徹底して宣伝するんだろう。クソが」と言うミソジニーは、

そっくりそのまま女性安全尊厳を守るためにトランス女性を徹底して排除しようね!」と言うお前たちトランス排除主義者の行動が基になっている。

まり「身の安全を守る」と言った重要文脈で私のミソジニー惹起されてしまうのは、そのままお前達の行動の鏡写しにしか過ぎない。

正直なところ、私はこう言う「女性安全尊厳を守る」と言う文脈ミソジニー惹起させることなんてしたくなかったし、

特に安全尊厳」と言う重要文脈ミソジニーなんか持ちたくなかった。でも実際にはお前たちトランス排除を掲げる女性安全至上主義者のせいで、

女性安全尊厳を守る」と言う文脈女性に対する警戒とミソジニー自然と出てくる様になった。なってしまった。どうしてくれるんだよ。

私としてもトランスして「女性」へ性別移行するかどうか、みたいな悩みを抱える上で「女性安全尊厳を守る」と言うのが移行後に重要な事案となってくるし、

現実問題として「女性」として生活する様なったとしたら、その辺りの防犯対策や行動の改善なんかもしなければならないだろう、ってのは頭では分かる。

しかし「女性安全尊厳トランス女性排除して守ろうね!」なんてギャーギャー言われたら、流石に「お前らの都合なんて知るか。勝手しろ」としか思えない。

で、こう言う事を言っていると「これだからこじらせた女性もどき(笑)他責指向(笑)」とか言うんだろうが、何度も言う様に、

私が内面化してしまったミソジニーは、お前達トランス排除を掲げる女性安全至上主義者たちの行動からの写し身でしかない。

なんで自分達がミソジニストを生み出す原因を作っておいて、実際に発生したら「それ見たことか」と言うのはただのマッチポンプしかない。

正直なところ、お前たちトランス排除を掲げる女性安全至上主義者が Twitter で最悪な光景 (Twitter で「トランス女性 女性トイレ」などで検索すれば分かる) を生み出しさえしなければ、

ここまで「女性安全尊厳を守る」云々の文脈で、そう言う主張そのものや、そう言う主張のアカウントを警戒する必要なんて無かった。

しかTwitter で最悪な光景を見てしまった以上、私は「女性安全尊厳を守る」と言う類の話全般を警戒せずに見ることは出来なくなってしまった。

そしてそう言う「『女性安全尊厳を守る』と言う類の話全般を警戒せずに見ることは出来なくなった」と言う事実悪化して、

これが色々な考えを経て「こう言う事になった原因を作ったのは女性安全至上主義者たちの行動が原因だ」となり、

私の中でこれがミソジニーに化けた、と言うのが今回の話である。正直どうしてくれる、と言う感情しかない。

正直なところ、女性安全至上主義者たちやその賛同者に対し、今の私は憎しみや怒りを持っていない。

と言うのも彼女たちには嫌悪感情しかなく、ただひたすらに関わり合いになりたくないし、

そもそも視界にも入れたくない。何故かと言えば少し発言を目にするだけで猛烈な嫌悪の念が出てくるからだ。

ただしそうは言っても恨みつらみは持っている。なぜかと言えばあいつらのせいで「女性」に取って最重要な事案である

「身の安全尊厳の確保」と言う文脈ミソジニーが出る様になってしまたからだ。なのでこれが解決しない限り、

あの手の手合をインターネット汚物として見る目は無くならないだろうし、自分の中から消せないと思っている。

最期蛇足として。あるアルファアカウントトランス排除主義者へ。


お前と同じく緊急避妊薬の市販化を求め、迷いを抱きながらツイ消しをし、

最期尊敬していたお前に直談判した後アカウントが消えた彼女の事案について、

お前が彼女の中でアカウントごと消える、と言う事を選ぶ最期の引き金を引いた事を、私は忘れないからな。

あとお前は、性表現の自由を敵視したり、性産業従事する女性達の生活の糧を奪うことに繋がる廃娼運動を行なう勢力と、

女性を守るため」と称して連帯を表明した事についても、私は忘れないし、それが彼女アカ消しに繋がった、

とも考えているんで、お前を容認することは決してない。と言うかそう言う行動は周辺化された女性の敵だ。

お前が「女性を守る」と言いつつ周辺化された女性たちを追い詰める勢力肯定的接触した事自体

女性を守る」と言う意味では矛盾している。しかそもそもあの連中は性表現の自由否定した過去のある連中だ。

だと言うのにお前はその連中とつるんだ上で「女性を守る」とか「表現の自由」を主張するのか。恥を知れ。以上だ。

2022-06-25

anond:20220625091309

染色体異常の胎児については北欧などヨーロッパリベラル主義の国々で、出生前診断人工妊娠中絶制度化されている。

ほぼ100%中絶されているところもある。

https://b.hatena.ne.jp/entry/yurukuyaru.com/archives/72228956.html

母親による「いのち選択」を至上命題とするリベラル思想には、どうしてもナチズム的な優生思想との親和性が出てきてしまう。

リベラルナチズムの融合を批判し、障害理由とした中絶を止めるのは保守仕事になるんだと思う。

アメリカでは障害児の出生を守ろうとする人権団体共和党議員提携してたりするね。

アメリカ、って感じだよな

最高裁人工妊娠中絶禁止合法やで(にっこり)

ディズニーメタなど大企業→それならウチらは州外で中絶するとき交通費負担するやで

テイラー・スウィフト白人カントリーポップの歌手。「保守女神」と言われるほど保守派に人気がある)→ミシェルオバマツイート引用する形で最高裁を強く批判するやで〜

日本企業はこんなことできないだろうし、テイラー・スウィフト日本人アーティストだったら批判を恐れてこんなこと言えてないだろうし、そもそも最高裁裁判官自体日本人だったらこんな判決は出せてない

うーん、アメリカ

アメリカ連邦憲法日本国憲法より改正が難しい

アメリカ連邦憲法連邦下院上院3分の2だけじゃなくて、各州議会の4分の3の賛成がないと改正できないので、日本国憲法なんか目じゃないほど硬性。だから人工妊娠中絶などの党派対立が強烈な問題最高裁人権的に後退すると、回復が困難なんだよね。考えうる対策としては、

1. 慣習による最高裁9人定員を無視してリベラル判事を追加で4人送りこむ

2. 連邦法で、人工妊娠中絶権利を各州が保証することを予算に紐付けして州に圧力をかける

3. 人工妊娠中絶犯罪化した州のいくつかで共和党州議会選挙民主党に負けたり、国政選挙でも負けることが続いて共和党全国的に考え方(作戦)を改めて、中絶を多くの州で限定的にでも認めるようになる

1つ目はさすがに政治的に困難そうで(1人2人でも難しいのに、4人となると……)、民主党が当分連邦上院で多数を占め続ける公算がない限り、すぐやり返される恐れがあり、そうすると事態悪化する。

2つ目はまだありえそうだけど、民主党下院上院で多数を占め続ける必要があり、最高裁邪魔してくる可能性もある。

3つ目がまだありそうと思いたいけど、そもそも民主党大統領下で景気が悪化していくことが予想されるので、民主党の大勝ちは望めない。共和党支持率がそこまで一方的でない州のいくつかで共和民主の支持が逆転してその州では人工妊娠中絶合法化されることはありえるかもしれないけど、これも希望的観測(願望)にすぎない。

2022-05-24

anond:20220524082710

母体保護法に定められた適応条件―

母体保護法 第三章 母性保護

十四条 都道府県区域単位として設立された公益社団法人たる医師会の指

定する医師(以下「指定医師」という。)は、次の各号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。

一 妊娠継続または分娩が身体的または経済的理由により母体健康を著し

く害するおそれのあるもの

二 暴行若しくは脅迫によってまたは抵抗若しくは拒絶することができない間

姦淫されて妊娠したもの

2 前項の同意は,配偶者が知れないとき若しくはその意志を表示することがで

きないとき又は妊娠後に配偶者がなくなったときには本人の意思だけで足りる。

「二」でレイプによる妊娠中絶認められてますやん。

なんで嘘つくの?

2022-05-06

中絶禁止の流れへの反論への反論の何がおかしいのか

おい増田、要所要所に嘘を混ぜるのはやめろ。地金が出るぞ。

プロライフ派は強姦中絶禁止を本意としていない」という嘘



とはいえ強姦の結果としての妊娠出産まで強制するのはプロライフ派の大多数にとっても本意ではない

ローvsウェイドの司法判断が覆された場合保守的な22州で、速やかに中絶禁止州法法律化される見込みだ。そして、そのうち半数の11州ではレイプ近親相姦例外的許可する緊急避難条項が含まれていない。レイプだろうと近親相姦だろうと、6週目以後の中絶犯罪になるだろう。「強姦の結果としての妊娠出産まで強制すること」がプロライフ派の大多数にとって「本意でない」なら、そんなことになるわけがない。

そもそも増田の主張からすれば、「レイプによって生まれる子だったら中絶してもよいのだ」という結論は到底導けないはずだ。

①男女双方が妊娠出産に到る可能性についても含め合意のもとでなされた性交による妊娠

妊娠を望んではいなかったが合意のもとでなされた性交による妊娠

レイプ(forcible rape)による妊娠

この3つのパターンで、妊娠した胎児人権にどう差が付くというのか? 親が誰だろうと、妊娠に到る経緯がどうであろうと、子の人権多寡軽重には何ら関係がない。とにかく生んでもらって社会的ケアすべきだ、ということに当然なるはずだ。だが、この件についてだけは「性的被害記憶と結果が多大な負担と共に長期化し、心身ともに女性生存レベル危険に追い込むことに他ならない」という、母親の心身の危機への配慮みたいな話が持ち出され、しかも母の「心身の生存レベルでの危険」なる抽象概念保護が、子の生存権を上回るかのように設定される。場当たり的で卑怯な取り繕いだ。

米国キリスト教右派福音派右派南部バプテスト派など)はそんな姑息な誤魔化しは使わず、堂々と「強姦でも中絶禁止だ」と主張している。だから22州のうち半数が、強姦に関する緊急避難条項を盛り込んでいない。

ちなみに米国プロライフ推進派の内輪で、中絶禁止倫理的指針をめぐって議論になることが多いのは、レイプよりもむしろ近親相姦のほうだ。(彼らの聖書理解においては)レイプ聖書に反しないが、近親相姦は(中絶と同じく)聖書に反するからだ。つまり堕胎近親相姦聖書教義同士の衝突だから議論が紛糾するのだ。このことひとつ取っても、プロライフが「人権原理」を重視する人々ではなく宗教右派によって駆動されている運動だということがわかる。

「より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつある」という嘘



>私は、強姦案件での中絶合法、それ以外は違法、とするのが妥当だと思うが、その妥当な落としどころが「女性身体権の絶対性」主張派とは築くことが出来なかったがために、より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつあるのが現状である、と言う認識である

ここまで一回も出てきていない「ヨーロッパ」という言葉が(あたか中絶禁止先進国の潮流であることを印象づけるかのように)唐突に顔を出すが、EU27ヵ国のうち中絶を法的に禁止しているのはマルタポーランドだけだ。

https://ifura.net/abortion-in-europe/

マルタでは国民の98%近くがカトリックと言われ、2011年まで離婚する事は違法でした。ヨーロッパ人口妊娠中絶に最も厳格であるマルタでは、例え母親生命健康状態危険が及ぶ可能性があったり、胎児異常の可能性が高い場合近親相姦、望まない妊娠強姦など)他であっても一切の例外は無く、中絶をした本人や補助をした人(医師など)は、最長3年の懲役が科される(マルタ共和国刑法第241条他)があります

ポーランドでは2020年10月22日憲法裁判所が下した、「胎児異常でも、中絶する事は違憲」との判決により、実質的にほぼ全ての人工妊娠中絶禁止されていますポーランドでは強姦近親相姦母親生命及び健康リスクがある場合のみ、人口妊娠中絶が認められます



まり宗教保守が圧倒的に強い国での旧弊法制と、近年になって右傾化保守回帰が進んだ国での反動的法制化だ。米国もまた〈点〉としてのリベラルな都会を、広大な〈面〉としてのコンサバティブ田舎が取り巻く二重国家だ。そして、後者田舎保守回帰と反リベラルが進んだ結果としての、プロライフの再炎上なのだ

こういう事実をわかっていて(増田はわかっているはずだ)、どうして「より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつあるのが現状である、と言う認識」に到るのか。本気で書いてるなら増田は相当頭がおかしいが、本心ではないのだろう。とりあえず読み手を騙せればいいと思って、適当書き飛ばしている。

アメリカでも欧州一部国家でも、プロライフを推進しているのは主に宗教保守派(福音派南部バプテスト派保守的カトリックなど)と、必ずしも宗教的背景を持たないが宗教保守連携する保守的政治勢力(トランピスト・銃規制反対派・反連邦主義者白人優越主義者・ネオナチなど)だ。彼らの大多数は「リベラルによる社会破壊陰謀」を食い止めるための象徴問題として中絶マターを扱っている。

米国プロライフ派の中にはConsistent life ethic派という比較中道的な宗教運動もあり、ここはとにかく人命尊重という倫理を徹底し、死刑反対・暴力反対・安楽死反対・薬物濫用反対・戦争反対難民救済・人種差別反対・マスク着用推奨など、「人が死なない」ことを基本原理とした運動を展開する中で中絶反対という立場を取っているが、上記に列挙した方針を見ての通り、「人命尊重」を追求した結果リベラル的な色合いも強くなってくるため、プロライフの主軸である宗教右派とは折り合いが悪く、プロライフ運動の中ではほとんど力を持っていない。

もし本当に「人権原理」を重視する層がプロライフを推進しているなら、彼らは同時にLGBT人権なども容認擁護していてもおかしくないはずだが、実際にはプロライフ推進派の大多数は、苛烈LGBT批判し、セラピーで「回心」(reparative therapy)させ、時には法的に禁止しようとすらしている。BLM運動についても、当然批判側に立っている。だからこういう皮肉めいたコラム(「あれれ〜? プロライフ人達黒人人権について無関心だったりBLMを陰謀論扱いするのって何かおかしいよね?」)↓が成り立つ。

https://loyolamaroon.com/10029377/oped/pro-life-means-supporting-the-black-lives-matter-movement/

ちなみに米国には、中絶実施する医療機関医師に対して暴力テロ行為を行うArmy of God(神の軍隊)というクリスチャン団体があり、中絶実施するクリニックを爆破したり、炭疽菌だと言って粉末を送り付けたり、医師誘拐殺害したりしている。

https://en.wikipedia.org/wiki/Army_of_God_(United_States)

こんなことは、望まない妊娠中絶に対して賛否どの立場を取るかに関わらず、プロライフプロチョイス議論の初歩であって、米国での中絶禁止について解説しようとする増田が知らないはずがないのだ。知ってることをあえて書かず、嘘も交えて、事実とは違う印象を与えようとするのは本当に良くない。中絶禁止擁護するのはいいが、真正からやれ。

https://anond.hatelabo.jp/20220503215621

2021-12-24

anond:20211224152950

ただ生存中の胎児を殺す為だけにある薬ではないんだよそれ。胎児が死んでしまって、母体から出てこないという場合や、胎児に致命的な病気があって生きていくのは絶望的という場合にも使うの。だから薬そのものの値段を高くしたらダメなの。

あと、人工妊娠中絶はすでにビジネス化している。出生前診断とセットでね。そういう事して稼いでる医者とかその他関係者にとっては、高い中絶はいいエサ以外の何物でもない。彼ら中絶薬が効くまでに時間がかかるのにかこつけて、入院管理料と薬処方代両方取ろうとする。そういう儲け方は防いだ方がいいだろ。

2021-12-02

日野智貴さんのはてなブログみたら「日本SRGM連盟代表日本アニマルライツ連盟理事日本優生思想研究所研究員」って書いてた。

あとついでにヴィーガン堕胎反対派で

https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2021/12/01/232816

満貫ドラ2くらいの感じがしてすごい

得にすごいと思ったのはこの記事とある科学のレールガンがヒットした理由についてこういう分析をしている。

https://bousouwakoudo.hatenablog.com/entry/2021/02/01/111215

 日本優生思想研究所の所長で「いのちを守る親の会」理事長の大熊良樹先生によると、現在空前の大ヒットをしている『鬼滅の刃』でも、登場人物胎児の形になって最期を迎える場面があるそうです。これにも「集合的無意識」の作用があるのでしょう。

 「科学万能主義」の教師たちが「赤ちゃん」を殺そうとする構図――私には、それが「唯物論教育」「生命軽視の教育」が人工妊娠中絶を増やして「堕胎天国」と呼ばれるようになった、戦後日本象徴しているように感じます

まじで立憲民主党何考えてんのw

2021-10-29

NHK中絶報道をみて

「掻爬法による手術」「安全中絶

うわぁ、またはじまったよ... これ、医者が悪いみたいな論調形成したいのでしょ?

要望書は「母体保護法によると、レイプによって妊娠した被害者中絶場合は、本人の同意要件だ」と指摘。医師会に対し、▽加害者同意必要ないことを医師に周知徹底する▽加害者同意がないことを理由に手術を拒否する病院実態を全国調査する--などの対応を求めている。

https://mainichi.jp/articles/20200703/k00/00m/040/362000c

まーた、法律系の連中が中絶について語り始めたよ。こういう主張は、医師助産師看護師薬剤師医療人の考え方を伝えないよな。日本出産世界でもトップレベル安全になりつつあるし、アメリカとかと比較しても悪くないぞ。

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/11/dl/s1120-11n_0002.pdf

日本において人工妊娠中絶病気でなく、自由診療相場は15万円前後であるため、

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E4%B8%AD%E7%B5%B6

Wikipedia中絶を調べたら、コストが 15万なんやろ?だったら、中絶できる海外病院弁護士会提携して中絶したい人をマッチングしてくれ。

勘弁してくれ。なんで、人を救うためにい者になって、中絶しないといけないのか。

2021-08-24

anond:20210824190030

「選別」できるならしたいけど、働かなくて済むように資産形成してFIREたから、経済的理由での人工妊娠中絶ができないんだよね。

貧乏人は中絶できてうらやましいな

2021-08-05

書け書けと言われたので(2)

anond:20210805095803 の続きです)

社会的コンセンサス」について


rag_enさんはこの「社会的コンセンサス」についても言及されていたので、少し補足します。上の社会的コンセンサスというのは、あくまで「現在社会において」そうなっていると考えられているだけであって、時代の変化、社会情勢の変化とともに変容していく可能性は十分にあります(それがrag_enさんの期待している方向に進むかどうかは別ですけど)。本多議員の件で話題になった「性交同意年齢の引き上げ」という政策議論も、社会的コンセンサスの変化を受けつつ、議論を通じて再帰的にそれに影響を与えていくものだと言えるでしょう。

別の分野で言えば、たとえば夫婦別姓制度に関する議論でも、与党の一部議員やその他の反対派は「国民的なコンセンサスが醸成されていないから認めるべきでない」と言っています。これは裏を返せば、夫婦別姓制度に反対する人々も、世論の盛り上がりによって「国民コンセンサスが醸成された」と認めざるを得ない状況に到れば、それに応じた立法措置を取ることはやぶさかでない、ということですよね。ですから、rag_enさんの以下の文章

問題は、真っ当な理屈がないにも関わらず、それがさも普遍で不変の常識(≒“社会的コンセンサス”)であるかの様に鎮座する事であって、まさにその問題点そのもの


の中で、「普遍で不変の常識(≒“社会的コンセンサス”)」という風に普遍で不変の常識〉と〈社会的コンセンサスニアリーイコール記号で結ばれているのは、とても奇異なことに感じます。ここで再確認したいのですが、rag_enさんにとって「コンセンサス」というのは「普遍で不変の常識」のことなんでしょうか。でしたら、私達が日常的に使う「コンセンサスを取る」とか「コンセンサスが醸成される」というのはどういう意味だとお考えなんでしょうか。自分は、社会的合意形成というのは社会環境や集団意識の変化を受けて継続的に進んでゆく動的なプロセスだと思っていますが、rag_enさんにとっては、それは一度確定したら揺らぐことのない、普遍的で変化しない常識なんでしょうか。

さすがにそんなはずはないよな、と思って繰り返し考えていたのですが、もしかしてrag_enさん、先の増田をお読みになったときに、「コンセンサス」を「コモンセンス」と読み違えられていたのではないですか?(それなら話の辻褄が合いますので。)もしそういう単純な読み違いだったのなら、本件についてはこれ以上書きませんので、そうおっしゃってください。

未成年の「中絶に到る妊娠」の突出した多さについて

自分は元の増田で:

そして妊娠。多くの未成年女子が正しい避妊知識を持っておらず、また力関係的に性行為の場で避妊を求めることができず、その結果として性的交際により妊娠しています未成年人工妊娠中絶数は、2014年厚労省データで約18,000件/年です。https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/19/news017.html このように未成年中絶に到る妊娠が突出して多いのは、妊娠リスクに関する未成年判断力の未熟さの傍証だといえるでしょう。


と書きました。それに対してrag_enさんは、厚労省資料の「人工中絶件数及び実施率の年次推移」を引用しつつ、以下のように書かれています

中絶に関して言えば以下の通りで(表)成人の方が圧倒的に多いですよね、と。『中絶判断力の無さ』という基準採用するなら、成人の方が判断力が無いという結論になりますよね、と。更に言うと、約1万ウン千件の中絶未成年と言っても、そのうち18・19歳が2014年で6割強、2017年で7割弱、15歳未満なんて約1.5%なわけです。

件数で言えば、未成年のそれはおおよそ40~44歳と同程度です。実施率では未成年の方が多くなりますが、19歳を抜けば(つまり18歳以下)40~44歳とやはり同程度です(2017年)。“未成年中絶に到る妊娠が突出して多い”とはいったい…?


rag_enさんが引用された資料は、その年齢コホート女性人口全体における中絶件数中絶率を示していますね。そして、その数字が「成人の方が圧倒的に多い」「件数で言えば、未成年のそれはおおよそ40~44歳と同程度」と仰っています。ところでrag_enさんは、自分元増田で「中絶が突出して多い」ではなく「中絶に到る妊娠が突出して多い」と書いた理由がおわかりになりますでしょうか。元増田では、リンク記事を読めば当然理解できることだと思って逐一引用しませんでしたが、上記記述裏付けになるのは、リンク記事の以下の部分です。

厚生労働省衛生行政報告例 2014」によれば、2014年10代の人工妊娠中絶件数は1万7854件。一方、10代の出生数は1万3011人(うち43人は14歳以下の母からの出生)である。つまり、陽の目を見ずに死んでしまう子の方が、陽の目を見る子より約5000人も多い。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/19/news017_2.html

自然流産などを除いて「出生」と「中絶」だけの比率で考えれば、10代の妊娠のうち57.8%が、出生ではなく人工妊娠中絶を選んでいるということです。自分はこの部分を指して「未成年中絶に到る妊娠が突出して多い」と言っています

一方、rag_enさんは先ほどの表を用いて「件数」の比較をされていますが、これはあくまで年齢人口あたりの人工中絶件数実施率のデータなので、それぞれの年齢コホートで性行為経験している人の比率も、性行為の頻度も、妊娠数も、出生数も、わかりません。「中絶に到る妊娠」が全ての妊娠のうちどれぐらいの割合を占めているのかも、それが20代未満と20代以上でどちらの方が多いのかも、わかりません。ですので、rag_enさんがお示しになったデータは、「未成年中絶に到る妊娠が突出して多い」という自分記述への反証にはなっていないと思います

(rag_enさんはクラミジア感染率に言及した箇所で「未成年妊婦感染率の高さについては、恐らく成人と未成年とでは妊婦絶対数に差がある、つまり『分母』の差があるだろうという事を考慮すべきです」とおっしゃっていて、この「分母」の圧倒的な差についてはご理解されているはずなので、中絶件数の部分で「分母」の話をされずに絶対数の話だけをしているのは何だか変な感じがしますが、まあそれはよしとしましょう)

では、どうすれば10代において「中絶に到る妊娠が突出して多い」かどうかを検討できるでしょうか。衛生行政報告例の「母体保護」の項目でわからない出生数は、人口動態統計を見ると確認できます。以下、最新の人口動態統計の「第4表 母の年齢(5歳階級)・出生順位別にみた出生数」を見ると、2019年には母親が19歳以下の出生数は7782人、母親20〜29歳の出生数は293725人でした。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei19/dl/08_h4.pdf

これを、rag_enさんも引用されている衛生行政報告例の最新版突合してみます2019年には、母親が19歳以下の中絶件数は12678件、母親20〜29歳の中絶件数は71197件でした。それぞれの年齢コホート中絶数を、「分母」(出生数+中絶数)で除してざっとの「中絶率」を計算すると、母親が19歳以下の中絶率は62.0%、母親20〜29歳の中絶率は19.5%と、実に3倍以上が中絶をしています。この方法だと自然流産のように「人工妊娠中絶でも出生でもない数」が抜けてしまますが、全体的な傾向を掴むにはこれで十分でしょう。データの読み違えがないよう、同じ2019年衛生行政報告例を元にした、日本家族計画協会ソースを以下に示します。

厚生労働省2月18日公表した令和元年度衛生行政報告例によると、人工妊娠中絶件数は15万6430件で前年度比5311件、3.3%減であった。45〜49歳を除く年齢階級で減少が見られた。人工妊娠中絶実施率(15〜49歳女子人口千対)は6.2で、前年度から0.2低下し、過去最低を更新。19歳以下では4.7から4.5に低下した。

出生数に中絶数を加えた妊娠数中の中絶割合は、15.3%(前年度15.0%)となり、なかでも14歳以下は82.3%、15〜19歳は61.7%、45〜49歳は46.8%と高い割合を示した(令和元年人口動態統計、令和元年度衛生行政報告例をもとに算出)。

https://www.jfpa.or.jp/kazokutokenko/topics/001066.html

自分計算と同じく、10代未満は60%を超える中絶割合を示しています。これを踏まえれば、「未成年中絶に到る妊娠が突出して多いのは、妊娠リスクに関する未成年判断力の未熟さの傍証」の、少なくとも前半部分については、ご納得いただけるのではないでしょうか。もしrag_enさんに、後半部分について「妊娠リスクに関する未成年判断力の未熟さ」以外の要因によるものだ、というご主張があるなら、それは傾聴したいと思いますし、その要因が先のパターナリズム論理によって保護すべき問題かどうかという点も、自分の気が向けばご一緒に考えてみたいと思います

他にも細かいことはいくつかありますが、上の3点に比べれば枝葉末節の類だと思いますので、これぐらいにします。それではまた。

追記

タイトルこう書いちゃいましたが、実際は「書け書け」とは言われてはいませんでした。正確にはこんな感じでしたね。

それ(いっぱい書けましたね!というmuchonovのコメント)は「もう反論できません」「私(muchonovさん)の主張が全面的に間違いでした」という宣言なのですか?その事実さえ明確にして頂ければもう結構なので。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4706376774348735330/comment/rag_en

という言われまして、当方blogで書かれたのならコメント欄で返答するのがいいかなあと思って

どちらでもないですよ。コメント機能ONなら気が向けば何か書くかも。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4706377186128935426/comment/muchonov

とお返事したところ:

ブログでもお得意(?)の増田でも好きな所で書けばよいのでは?別に強制しませんが。少なくとも今はmuchonovさんの主張が間違いだという事実があるだけなので。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4706379101148530466/comment/rag_en

と言われたので、増田に書きました。「少なくとも今はmuchonovさんの主張が間違いだという事実があるだけなので」という表現は、正直意味がよくわかりませんけども、「反論を書かないなら主張が全面的に間違いだということを認めるのですね、それが事実として確定しますよ」と、何らかの形で反論を促すニュアンスなのかなと思いました。よく考えてみると、rag_enさんの中でそれが確定することで自分が何か困るというわけでもないんですが、もしかしてパターナリズム」や「社会的コンセンサス」などについてrag_enさん側に誤認や取り違えがあったのであれば、そこは老婆心ながらお伝えして誤解を解いたほうがrag_enさんにとってもプラスかもしれないし、自分の側に何か見落としや理解不足の点があるならそこはご指摘いただくのも悪くないということで、つらつら書かせていただきました。

書け書けと言われたので

これはid:muchonovによる、id:rag_enさんのエントリ muchonovさんの提示した「判断力が未熟だから」論法では、年齢による“パターナリズム”を肯定するのは無理があるよという話と、あとリテラシー - Click Game. への返信です。

引用されている増田テクスト位置づけについて

まず、rag_enさんがご引用くださっている、自分増田で書いた文章子供の権利は制限されているし、性行為に伴うリスクを判断できない」の位置づけなんですが、これはmuchonovが何か新しい提案をしたぞとか、今からそういう社会を作るぞ、という内容ではありません。このスレッドの親増田の「なぜ、子供が性を売ってはいけないのか」という疑問への応答として、今の社会がそういう風になっている理由として、法律的社会的にこのような背景がありますよ、と説明するものです。言い換えると、これは〈べき論〉ではなく〈である論〉のつもりで書いたものです。このことは、ここから先の話とも繋がってますので、ひとまずスタート地点としてご認識ください。

パターナリズムについて

rag_enさんは以下のように、「『社会コンセンサスがあるから』という理由でのパターナリズム肯定」や(判断力が未熟な当事者保護する)「手段としてのパターナリズム自体を強く批判されています

未成年に対しては愚行権を含む自由権一定の制約を課すべきだという社会コンセンサスがあるからです。未成年に対しては人権を制約するレベルパターナリズム保護者的統制主義当事者能力リソースの不足を社会保護者として補い、庇護する)をとってもよいし、分野・状況によっては積極的にそうしなければいけない

いやもうこれ、『社会コンセンサスがあるから』なんていう、ふにゃふにゃな理由での“パターナリズム”を肯定してしまっているの、控えめに言っても完全に思考が狂ってますよね。

そもそも『「判断力」によって峻別すべき』だと仰るならば、「ペーパーテストして免許制にでもすれば?」でほぼほぼ終了する話なわけです。『「判断力」によって峻別すべき』ならば、その「判断力」をテストする、というのはどう見ても最も正道な手段なのですから。“パターナリズム”などという手段を用いる必要は全くありません。


ここを読んでいて、最初「ん?」と混乱してしまったのですが、もしかしてrag_enさんには、「パターナリズム」という概念について重大な誤認がありませんか。rag_enさんが「“パターナリズム”などという手段を用いる必要は全くありません」という主張とともに、代案として展開されている判断力によって(ある問題についての当事者能力責任能力の有無を)峻別する」、そして、判断力がないとみなした対象自由権を(当人保護のために)何らかの形で制限する…という考え方は、まさに『パターナリズム』そのものではないですか? 

現行の日本法律が、年齢によってその人物判断能力推認し、それが十分でないとされた年齢に属する児童保護するために彼らの自由権を一部制約するのも、別の方法判断能力吟味裁定し(たとえば精神的な障害を持つ人や依存症に苦しむ人や認知症患者などを、家裁判断によって成年被後見人とすることなど)、彼らを保護するために彼らの自由権を一部制約するのも、どちらも法学の分野でいう「弱いパターナリズム」だと思います

憲法学世界で「パターナリズム」といえば、まず未成年者の人権制約の場面が思い浮かぶ。すなわち、十分な判断能力のない未成年者については、親が子に干渉するようなやり方で、国が未成年者の人権を制約することが認められると考えるアプローチである(1)。たとえば佐藤幸治は、未成年者の人権制約について、未成年者が「成熟した判断を欠く行動の結果、長期的にみて未成年自身目的達成諸能力を重大かつ永続的に弱化せしめる見込みのある場合に限って正当化される」とし、これを限定されたパターナリスティックな制約としている(2)。このようなパターナリズムは、個人判断能力の不十分さを補うために後見措置を行うことから、弱いパターナリズムと呼ばれる(3)。

https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:0RwE-rfojV4J:https://core.ac.uk/download/97063334.pdf+&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp

そして、未成年や年齢が低い児童判断能力が不十分とみなされる理由は、法学世界では、彼らの判断が、それ以上の年齢層による判断に比べ、①知識情報を得た上での判断・②適切な理解に基づく判断・③強要なき自律的判断・④実質上も自発的判断ではない可能性が高く、それによって、当事者自身が想定しない結果や不利益をもたらすリスク懸念されているからです。[^1]

[^1]性的自己決定に関しては、古い調査ですが、10代の人工妊娠中絶についてのアンケート結果(https://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/MEMBERS/TANPA/H15/030217.htm)を読む限り、確かにそのリスク存在しているといえます10代の妊娠中絶経験者の68.1%妊娠して「困った」と回答しており、その多くが①②膣外射精安全日など誤った避妊方法を選んだり(情報理解力の不足した判断)、③相手避妊をしなかったり(強要された判断)、④経済的事情などを踏まえれば出産育児不可能なのに妊娠する可能性のある行為をしてしまう(実質的には非自発的判断)など、当人判断能力の不足によって、望まない妊娠人工妊娠中絶に到っています

この前提において、当事者自由権を法と社会が一部制約することが正当化されています。これはmuchonovが勝手に言ってることじゃなくて、法学におけるパターナリズム議論の中で整理されている話です。

ソフト(弱い)パターナリズム」が自由への介入を正当化できるのは、人の行為が以下の何れかに因って判断された場合です。

1. 実際に情報を知らされないで判断した場合(not factually informed)、

2. 適切に理解していないで判断した場合(not adequately understood)、

3. 強要されて判断した場合(coerced)、または

4. その他、実質的自主的にではなく判断した場合(oterwise not substantially voluntary)。

http://www.fps.chuo-u.ac.jp/~cyberian/personal_responsibility.html

そして、未成年者や特定年齢に満たない児童に対する「弱いパターナリズム」に基づく人権制約は、日本を含め、大半の近代国家法制度に含まれています性交同意年齢という概念もそうですし、制限行為能力者という概念もそうですし、ある面では責任無能力者という概念もそれに関わっています。そのような、未成年者や児童人権を明らかに制約する仕組みが各国の法制度に組み込まれているのは、当然、その国家議会立法などの民主主義手続きを経てその法律を定めた結果であり、『社会コンセンサス』の賜物でしょう。

から先ほどのrag_enさんの、「『社会コンセンサスがあるから』なんていう、ふにゃふにゃな理由での“パターナリズム”を肯定してしまっているの、控えめに言っても完全に思考が狂ってますよね」とか、「muchonovさんの提示した「判断力が未熟だから論法では、年齢による“パターナリズム”を肯定するのは無理がある」という指摘は、日本だけでなく、性交同意年齢や制限行為能力などの概念法制度に組み込んでいる全ての国家社会に対して「完全に思考が狂ってますよね」「論法に無理がある」と非難していることになりませんか

現在日本では、性交同意年齢(13歳)未満の男女と「性交等」をすることは法律で禁じられており、もしそうした場合、それが13歳未満の側の当事者主体的判断によるものであっても、相手強制性交等罪(非親告罪)で処罰されます。13歳未満の側の当事者には、必ずしも性交に関して正しく判断する能力が備わっておらず、その能力の不足による誤った判断不利益から彼らを保護しなければならない、とみなされているからです。これも「完全に思考が狂っている」「無理がある」論法でしょうか。

私はrag_enさんがそういうチャレンジングな主張を展開されるのは別に構わないと思っていますし、繰り返しそう申し上げてもいますが、だったらその主張はmuchonovという個人に向けて言うべきことじゃなくて、そうした法制度を運用している国家やそれを是認している国民に対して言うべきことなんじゃないかな、と思います。だから自分は、再三「rag_enさんのお考えを、広く世間に問えばいいと思います」と申し上げているんですけども。

あと、これはこちらの邪推ですけど、おそらくここでrag_enさんが問うべきだったのは、「性的自己決定権をめぐるパターナリズム的な人権制約の適用対象を決める上で、年齢という指標を用いて一律に決める(現在法制度に組み込まれている)方法と、ペーパーテストを行って免許付与するという(rag_enさんが提唱する)方法の、どちらが制度設計として筋がよいか」ということだったのではないでしょうか。そうではなく「パターナリズムという手段ではなくペーパーテスト免許制という手段を使えばいい」と主張されている姿勢から、rag_enさんのパターナリズムについての認識は、一般的用法とズレがあるように感じました。もし「そうではない」ということなら、そうおっしゃってください。

※ここでもし自分がrag_enさんを先回りして擁護するとしたら、「rag_enさんの言うペーパーテスト免許制という提案は、パターナリズム的な観点判断力が未熟な当事者保護するため)に基づくものではなく、その行為による他者危害リスクなどを鑑みて、本来無許可では行ってはいけない諸行為に対し、当事者能力知識技術総合的に認証したうえで特別アクセス権を付与するもの、つまり自動車免許医師免許に相当するものであるからパターナリズムにはあたらない」という立場は、かろうじて取りうると思います未成年児童が関わる性行為について、当事者不利益よりも他者危害リスクを先に考慮しなければいけない状況というのは自分には俄には思いつきませんが、まあそこはよしとしましょう。

しかし、そのような制度---国家国民の性行為に関わる知識判断能力ペーパーテスト弁別し、それが当局の定めた水準を満たしているかどうかによって、セックス権利を与えたり奪ったりする制度---というのは、自分国家による生-権力的介入・管理アプローチとしていささか度が過ぎていると思います。というか、「規律化による〈従順身体〉の構築」というフーコーテーゼをそのまま戯画的に具現化したような感じすらします。

また、自動車免許社会実装コストについてのrag_enさんの記述を踏まえると、rag_enさんは、その「セックス免許」の仕組みを社会実装するコストも、免許取得費用として「受験者」から徴収して賄えばいい、とお考えのように見えますセックスへのアクセス権を求める市民自身から試験料を徴収して、セックス免許センター受験者にテストを行って、合格者に免許を発行する。もしそういう制度運用イメージされて仰っているのなら、この構想が現行の法制度にある「年齢によるパターナリズム保護」の仕組みよりもメリットが多くデメリットが少ない現実的提案だと感じる方は、あんまりいないんじゃないでしょうか。もちろん、rag_enさんのような考え方の人たちが社会運動などを通してそのアイディアを人々に受け入れさせて、社会コンセンサスを変えていくことができれば、その状況も変化する可能性はあると思いますが。

https://anond.hatelabo.jp/20210805095853 に続きます

2021-07-09

anond:20210709072220

それなら人工妊娠中絶制限するのが先

人口減少を食い止めるのと、女性自己決定権トレードオフ

どちらかに全振りするのは全体主義だよ

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