「人工妊娠中絶」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 人工妊娠中絶とは

2022-06-25

anond:20220625091309

染色体異常の胎児については北欧などヨーロッパリベラル主義の国々で、出生前診断人工妊娠中絶制度化されている。

ほぼ100%中絶されているところもある。

https://b.hatena.ne.jp/entry/yurukuyaru.com/archives/72228956.html

母親による「いのち選択」を至上命題とするリベラル思想には、どうしてもナチズム的な優生思想との親和性が出てきてしまう。

リベラルナチズムの融合を批判し、障害理由とした中絶を止めるのは保守仕事になるんだと思う。

アメリカでは障害児の出生を守ろうとする人権団体共和党議員提携してたりするね。

アメリカ、って感じだよな

最高裁人工妊娠中絶禁止合法やで(にっこり)

ディズニーメタなど大企業→それならウチらは州外で中絶するとき交通費負担するやで

テイラー・スウィフト白人カントリーポップの歌手。「保守女神」と言われるほど保守派に人気がある)→ミシェルオバマツイート引用する形で最高裁を強く批判するやで〜

日本企業はこんなことできないだろうし、テイラー・スウィフト日本人アーティストだったら批判を恐れてこんなこと言えてないだろうし、そもそも最高裁裁判官自体日本人だったらこんな判決は出せてない

うーん、アメリカ

アメリカ連邦憲法日本国憲法より改正が難しい

アメリカ連邦憲法連邦下院上院3分の2だけじゃなくて、各州議会の4分の3の賛成がないと改正できないので、日本国憲法なんか目じゃないほど硬性。だから人工妊娠中絶などの党派対立が強烈な問題最高裁人権的に後退すると、回復が困難なんだよね。考えうる対策としては、

1. 慣習による最高裁9人定員を無視してリベラル判事を追加で4人送りこむ

2. 連邦法で、人工妊娠中絶権利を各州が保証することを予算に紐付けして州に圧力をかける

3. 人工妊娠中絶犯罪化した州のいくつかで共和党州議会選挙民主党に負けたり、国政選挙でも負けることが続いて共和党全国的に考え方(作戦)を改めて、中絶を多くの州で限定的にでも認めるようになる

1つ目はさすがに政治的に困難そうで(1人2人でも難しいのに、4人となると……)、民主党が当分連邦上院で多数を占め続ける公算がない限り、すぐやり返される恐れがあり、そうすると事態悪化する。

2つ目はまだありえそうだけど、民主党下院上院で多数を占め続ける必要があり、最高裁邪魔してくる可能性もある。

3つ目がまだありそうと思いたいけど、そもそも民主党大統領下で景気が悪化していくことが予想されるので、民主党の大勝ちは望めない。共和党支持率がそこまで一方的でない州のいくつかで共和民主の支持が逆転してその州では人工妊娠中絶合法化されることはありえるかもしれないけど、これも希望的観測(願望)にすぎない。

2022-05-24

anond:20220524082710

母体保護法に定められた適応条件―

母体保護法 第三章 母性保護

十四条 都道府県区域単位として設立された公益社団法人たる医師会の指

定する医師(以下「指定医師」という。)は、次の各号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。

一 妊娠継続または分娩が身体的または経済的理由により母体健康を著し

く害するおそれのあるもの

二 暴行若しくは脅迫によってまたは抵抗若しくは拒絶することができない間

姦淫されて妊娠したもの

2 前項の同意は,配偶者が知れないとき若しくはその意志を表示することがで

きないとき又は妊娠後に配偶者がなくなったときには本人の意思だけで足りる。

「二」でレイプによる妊娠中絶認められてますやん。

なんで嘘つくの?

2022-05-06

中絶禁止の流れへの反論への反論の何がおかしいのか

おい増田、要所要所に嘘を混ぜるのはやめろ。地金が出るぞ。

プロライフ派は強姦中絶禁止を本意としていない」という嘘



とはいえ強姦の結果としての妊娠出産まで強制するのはプロライフ派の大多数にとっても本意ではない

ローvsウェイドの司法判断が覆された場合保守的な22州で、速やかに中絶禁止州法法律化される見込みだ。そして、そのうち半数の11州ではレイプ近親相姦例外的許可する緊急避難条項が含まれていない。レイプだろうと近親相姦だろうと、6週目以後の中絶犯罪になるだろう。「強姦の結果としての妊娠出産まで強制すること」がプロライフ派の大多数にとって「本意でない」なら、そんなことになるわけがない。

そもそも増田の主張からすれば、「レイプによって生まれる子だったら中絶してもよいのだ」という結論は到底導けないはずだ。

①男女双方が妊娠出産に到る可能性についても含め合意のもとでなされた性交による妊娠

妊娠を望んではいなかったが合意のもとでなされた性交による妊娠

レイプ(forcible rape)による妊娠

この3つのパターンで、妊娠した胎児人権にどう差が付くというのか? 親が誰だろうと、妊娠に到る経緯がどうであろうと、子の人権多寡軽重には何ら関係がない。とにかく生んでもらって社会的ケアすべきだ、ということに当然なるはずだ。だが、この件についてだけは「性的被害記憶と結果が多大な負担と共に長期化し、心身ともに女性生存レベル危険に追い込むことに他ならない」という、母親の心身の危機への配慮みたいな話が持ち出され、しかも母の「心身の生存レベルでの危険」なる抽象概念保護が、子の生存権を上回るかのように設定される。場当たり的で卑怯な取り繕いだ。

米国キリスト教右派福音派右派南部バプテスト派など)はそんな姑息な誤魔化しは使わず、堂々と「強姦でも中絶禁止だ」と主張している。だから22州のうち半数が、強姦に関する緊急避難条項を盛り込んでいない。

ちなみに米国プロライフ推進派の内輪で、中絶禁止倫理的指針をめぐって議論になることが多いのは、レイプよりもむしろ近親相姦のほうだ。(彼らの聖書理解においては)レイプ聖書に反しないが、近親相姦は(中絶と同じく)聖書に反するからだ。つまり堕胎近親相姦聖書教義同士の衝突だから議論が紛糾するのだ。このことひとつ取っても、プロライフが「人権原理」を重視する人々ではなく宗教右派によって駆動されている運動だということがわかる。

「より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつある」という嘘



>私は、強姦案件での中絶合法、それ以外は違法、とするのが妥当だと思うが、その妥当な落としどころが「女性身体権の絶対性」主張派とは築くことが出来なかったがために、より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつあるのが現状である、と言う認識である

ここまで一回も出てきていない「ヨーロッパ」という言葉が(あたか中絶禁止先進国の潮流であることを印象づけるかのように)唐突に顔を出すが、EU27ヵ国のうち中絶を法的に禁止しているのはマルタポーランドだけだ。

https://ifura.net/abortion-in-europe/

マルタでは国民の98%近くがカトリックと言われ、2011年まで離婚する事は違法でした。ヨーロッパ人口妊娠中絶に最も厳格であるマルタでは、例え母親生命健康状態危険が及ぶ可能性があったり、胎児異常の可能性が高い場合近親相姦、望まない妊娠強姦など)他であっても一切の例外は無く、中絶をした本人や補助をした人(医師など)は、最長3年の懲役が科される(マルタ共和国刑法第241条他)があります

ポーランドでは2020年10月22日憲法裁判所が下した、「胎児異常でも、中絶する事は違憲」との判決により、実質的にほぼ全ての人工妊娠中絶禁止されていますポーランドでは強姦近親相姦母親生命及び健康リスクがある場合のみ、人口妊娠中絶が認められます



まり宗教保守が圧倒的に強い国での旧弊法制と、近年になって右傾化保守回帰が進んだ国での反動的法制化だ。米国もまた〈点〉としてのリベラルな都会を、広大な〈面〉としてのコンサバティブ田舎が取り巻く二重国家だ。そして、後者田舎保守回帰と反リベラルが進んだ結果としての、プロライフの再炎上なのだ

こういう事実をわかっていて(増田はわかっているはずだ)、どうして「より人権原理的な立法措置が、アメリカヨーロッパでも徐々に取られつつあるのが現状である、と言う認識」に到るのか。本気で書いてるなら増田は相当頭がおかしいが、本心ではないのだろう。とりあえず読み手を騙せればいいと思って、適当書き飛ばしている。

アメリカでも欧州一部国家でも、プロライフを推進しているのは主に宗教保守派(福音派南部バプテスト派保守的カトリックなど)と、必ずしも宗教的背景を持たないが宗教保守連携する保守的政治勢力(トランピスト・銃規制反対派・反連邦主義者白人優越主義者・ネオナチなど)だ。彼らの大多数は「リベラルによる社会破壊陰謀」を食い止めるための象徴問題として中絶マターを扱っている。

米国プロライフ派の中にはConsistent life ethic派という比較中道的な宗教運動もあり、ここはとにかく人命尊重という倫理を徹底し、死刑反対・暴力反対・安楽死反対・薬物濫用反対・戦争反対難民救済・人種差別反対・マスク着用推奨など、「人が死なない」ことを基本原理とした運動を展開する中で中絶反対という立場を取っているが、上記に列挙した方針を見ての通り、「人命尊重」を追求した結果リベラル的な色合いも強くなってくるため、プロライフの主軸である宗教右派とは折り合いが悪く、プロライフ運動の中ではほとんど力を持っていない。

もし本当に「人権原理」を重視する層がプロライフを推進しているなら、彼らは同時にLGBT人権なども容認擁護していてもおかしくないはずだが、実際にはプロライフ推進派の大多数は、苛烈LGBT批判し、セラピーで「回心」(reparative therapy)させ、時には法的に禁止しようとすらしている。BLM運動についても、当然批判側に立っている。だからこういう皮肉めいたコラム(「あれれ〜? プロライフ人達黒人人権について無関心だったりBLMを陰謀論扱いするのって何かおかしいよね?」)↓が成り立つ。

https://loyolamaroon.com/10029377/oped/pro-life-means-supporting-the-black-lives-matter-movement/

ちなみに米国には、中絶実施する医療機関医師に対して暴力テロ行為を行うArmy of God(神の軍隊)というクリスチャン団体があり、中絶実施するクリニックを爆破したり、炭疽菌だと言って粉末を送り付けたり、医師誘拐殺害したりしている。

https://en.wikipedia.org/wiki/Army_of_God_(United_States)

こんなことは、望まない妊娠中絶に対して賛否どの立場を取るかに関わらず、プロライフプロチョイス議論の初歩であって、米国での中絶禁止について解説しようとする増田が知らないはずがないのだ。知ってることをあえて書かず、嘘も交えて、事実とは違う印象を与えようとするのは本当に良くない。中絶禁止擁護するのはいいが、真正からやれ。

https://anond.hatelabo.jp/20220503215621

2021-12-24

anond:20211224152950

ただ生存中の胎児を殺す為だけにある薬ではないんだよそれ。胎児が死んでしまって、母体から出てこないという場合や、胎児に致命的な病気があって生きていくのは絶望的という場合にも使うの。だから薬そのものの値段を高くしたらダメなの。

あと、人工妊娠中絶はすでにビジネス化している。出生前診断とセットでね。そういう事して稼いでる医者とかその他関係者にとっては、高い中絶はいいエサ以外の何物でもない。彼ら中絶薬が効くまでに時間がかかるのにかこつけて、入院管理料と薬処方代両方取ろうとする。そういう儲け方は防いだ方がいいだろ。

2021-12-02

日野智貴さんのはてなブログみたら「日本SRGM連盟代表日本アニマルライツ連盟理事日本優生思想研究所研究員」って書いてた。

あとついでにヴィーガン堕胎反対派で

https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2021/12/01/232816

満貫ドラ2くらいの感じがしてすごい

得にすごいと思ったのはこの記事とある科学のレールガンがヒットした理由についてこういう分析をしている。

https://bousouwakoudo.hatenablog.com/entry/2021/02/01/111215

 日本優生思想研究所の所長で「いのちを守る親の会」理事長の大熊良樹先生によると、現在空前の大ヒットをしている『鬼滅の刃』でも、登場人物胎児の形になって最期を迎える場面があるそうです。これにも「集合的無意識」の作用があるのでしょう。

 「科学万能主義」の教師たちが「赤ちゃん」を殺そうとする構図――私には、それが「唯物論教育」「生命軽視の教育」が人工妊娠中絶を増やして「堕胎天国」と呼ばれるようになった、戦後日本象徴しているように感じます

まじで立憲民主党何考えてんのw

2021-10-29

NHK中絶報道をみて

「掻爬法による手術」「安全中絶

うわぁ、またはじまったよ... これ、医者が悪いみたいな論調形成したいのでしょ?

要望書は「母体保護法によると、レイプによって妊娠した被害者中絶場合は、本人の同意要件だ」と指摘。医師会に対し、▽加害者同意必要ないことを医師に周知徹底する▽加害者同意がないことを理由に手術を拒否する病院実態を全国調査する--などの対応を求めている。

https://mainichi.jp/articles/20200703/k00/00m/040/362000c

まーた、法律系の連中が中絶について語り始めたよ。こういう主張は、医師助産師看護師薬剤師医療人の考え方を伝えないよな。日本出産世界でもトップレベル安全になりつつあるし、アメリカとかと比較しても悪くないぞ。

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/11/dl/s1120-11n_0002.pdf

日本において人工妊娠中絶病気でなく、自由診療相場は15万円前後であるため、

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E4%B8%AD%E7%B5%B6

Wikipedia中絶を調べたら、コストが 15万なんやろ?だったら、中絶できる海外病院弁護士会提携して中絶したい人をマッチングしてくれ。

勘弁してくれ。なんで、人を救うためにい者になって、中絶しないといけないのか。

2021-08-24

anond:20210824190030

「選別」できるならしたいけど、働かなくて済むように資産形成してFIREたから、経済的理由での人工妊娠中絶ができないんだよね。

貧乏人は中絶できてうらやましいな

2021-08-05

書け書けと言われたので(2)

anond:20210805095803 の続きです)

社会的コンセンサス」について


rag_enさんはこの「社会的コンセンサス」についても言及されていたので、少し補足します。上の社会的コンセンサスというのは、あくまで「現在社会において」そうなっていると考えられているだけであって、時代の変化、社会情勢の変化とともに変容していく可能性は十分にあります(それがrag_enさんの期待している方向に進むかどうかは別ですけど)。本多議員の件で話題になった「性交同意年齢の引き上げ」という政策議論も、社会的コンセンサスの変化を受けつつ、議論を通じて再帰的にそれに影響を与えていくものだと言えるでしょう。

別の分野で言えば、たとえば夫婦別姓制度に関する議論でも、与党の一部議員やその他の反対派は「国民的なコンセンサスが醸成されていないから認めるべきでない」と言っています。これは裏を返せば、夫婦別姓制度に反対する人々も、世論の盛り上がりによって「国民コンセンサスが醸成された」と認めざるを得ない状況に到れば、それに応じた立法措置を取ることはやぶさかでない、ということですよね。ですから、rag_enさんの以下の文章

問題は、真っ当な理屈がないにも関わらず、それがさも普遍で不変の常識(≒“社会的コンセンサス”)であるかの様に鎮座する事であって、まさにその問題点そのもの


の中で、「普遍で不変の常識(≒“社会的コンセンサス”)」という風に普遍で不変の常識〉と〈社会的コンセンサスニアリーイコール記号で結ばれているのは、とても奇異なことに感じます。ここで再確認したいのですが、rag_enさんにとって「コンセンサス」というのは「普遍で不変の常識」のことなんでしょうか。でしたら、私達が日常的に使う「コンセンサスを取る」とか「コンセンサスが醸成される」というのはどういう意味だとお考えなんでしょうか。自分は、社会的合意形成というのは社会環境や集団意識の変化を受けて継続的に進んでゆく動的なプロセスだと思っていますが、rag_enさんにとっては、それは一度確定したら揺らぐことのない、普遍的で変化しない常識なんでしょうか。

さすがにそんなはずはないよな、と思って繰り返し考えていたのですが、もしかしてrag_enさん、先の増田をお読みになったときに、「コンセンサス」を「コモンセンス」と読み違えられていたのではないですか?(それなら話の辻褄が合いますので。)もしそういう単純な読み違いだったのなら、本件についてはこれ以上書きませんので、そうおっしゃってください。

未成年の「中絶に到る妊娠」の突出した多さについて

自分は元の増田で:

そして妊娠。多くの未成年女子が正しい避妊知識を持っておらず、また力関係的に性行為の場で避妊を求めることができず、その結果として性的交際により妊娠しています未成年人工妊娠中絶数は、2014年厚労省データで約18,000件/年です。https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/19/news017.html このように未成年中絶に到る妊娠が突出して多いのは、妊娠リスクに関する未成年判断力の未熟さの傍証だといえるでしょう。


と書きました。それに対してrag_enさんは、厚労省資料の「人工中絶件数及び実施率の年次推移」を引用しつつ、以下のように書かれています

中絶に関して言えば以下の通りで(表)成人の方が圧倒的に多いですよね、と。『中絶判断力の無さ』という基準採用するなら、成人の方が判断力が無いという結論になりますよね、と。更に言うと、約1万ウン千件の中絶未成年と言っても、そのうち18・19歳が2014年で6割強、2017年で7割弱、15歳未満なんて約1.5%なわけです。

件数で言えば、未成年のそれはおおよそ40~44歳と同程度です。実施率では未成年の方が多くなりますが、19歳を抜けば(つまり18歳以下)40~44歳とやはり同程度です(2017年)。“未成年中絶に到る妊娠が突出して多い”とはいったい…?


rag_enさんが引用された資料は、その年齢コホート女性人口全体における中絶件数中絶率を示していますね。そして、その数字が「成人の方が圧倒的に多い」「件数で言えば、未成年のそれはおおよそ40~44歳と同程度」と仰っています。ところでrag_enさんは、自分元増田で「中絶が突出して多い」ではなく「中絶に到る妊娠が突出して多い」と書いた理由がおわかりになりますでしょうか。元増田では、リンク記事を読めば当然理解できることだと思って逐一引用しませんでしたが、上記記述裏付けになるのは、リンク記事の以下の部分です。

厚生労働省衛生行政報告例 2014」によれば、2014年10代の人工妊娠中絶件数は1万7854件。一方、10代の出生数は1万3011人(うち43人は14歳以下の母からの出生)である。つまり、陽の目を見ずに死んでしまう子の方が、陽の目を見る子より約5000人も多い。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/19/news017_2.html

自然流産などを除いて「出生」と「中絶」だけの比率で考えれば、10代の妊娠のうち57.8%が、出生ではなく人工妊娠中絶を選んでいるということです。自分はこの部分を指して「未成年中絶に到る妊娠が突出して多い」と言っています

一方、rag_enさんは先ほどの表を用いて「件数」の比較をされていますが、これはあくまで年齢人口あたりの人工中絶件数実施率のデータなので、それぞれの年齢コホートで性行為経験している人の比率も、性行為の頻度も、妊娠数も、出生数も、わかりません。「中絶に到る妊娠」が全ての妊娠のうちどれぐらいの割合を占めているのかも、それが20代未満と20代以上でどちらの方が多いのかも、わかりません。ですので、rag_enさんがお示しになったデータは、「未成年中絶に到る妊娠が突出して多い」という自分記述への反証にはなっていないと思います

(rag_enさんはクラミジア感染率に言及した箇所で「未成年妊婦感染率の高さについては、恐らく成人と未成年とでは妊婦絶対数に差がある、つまり『分母』の差があるだろうという事を考慮すべきです」とおっしゃっていて、この「分母」の圧倒的な差についてはご理解されているはずなので、中絶件数の部分で「分母」の話をされずに絶対数の話だけをしているのは何だか変な感じがしますが、まあそれはよしとしましょう)

では、どうすれば10代において「中絶に到る妊娠が突出して多い」かどうかを検討できるでしょうか。衛生行政報告例の「母体保護」の項目でわからない出生数は、人口動態統計を見ると確認できます。以下、最新の人口動態統計の「第4表 母の年齢(5歳階級)・出生順位別にみた出生数」を見ると、2019年には母親が19歳以下の出生数は7782人、母親20〜29歳の出生数は293725人でした。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei19/dl/08_h4.pdf

これを、rag_enさんも引用されている衛生行政報告例の最新版突合してみます2019年には、母親が19歳以下の中絶件数は12678件、母親20〜29歳の中絶件数は71197件でした。それぞれの年齢コホート中絶数を、「分母」(出生数+中絶数)で除してざっとの「中絶率」を計算すると、母親が19歳以下の中絶率は62.0%、母親20〜29歳の中絶率は19.5%と、実に3倍以上が中絶をしています。この方法だと自然流産のように「人工妊娠中絶でも出生でもない数」が抜けてしまますが、全体的な傾向を掴むにはこれで十分でしょう。データの読み違えがないよう、同じ2019年衛生行政報告例を元にした、日本家族計画協会ソースを以下に示します。

厚生労働省2月18日公表した令和元年度衛生行政報告例によると、人工妊娠中絶件数は15万6430件で前年度比5311件、3.3%減であった。45〜49歳を除く年齢階級で減少が見られた。人工妊娠中絶実施率(15〜49歳女子人口千対)は6.2で、前年度から0.2低下し、過去最低を更新。19歳以下では4.7から4.5に低下した。

出生数に中絶数を加えた妊娠数中の中絶割合は、15.3%(前年度15.0%)となり、なかでも14歳以下は82.3%、15〜19歳は61.7%、45〜49歳は46.8%と高い割合を示した(令和元年人口動態統計、令和元年度衛生行政報告例をもとに算出)。

https://www.jfpa.or.jp/kazokutokenko/topics/001066.html

自分計算と同じく、10代未満は60%を超える中絶割合を示しています。これを踏まえれば、「未成年中絶に到る妊娠が突出して多いのは、妊娠リスクに関する未成年判断力の未熟さの傍証」の、少なくとも前半部分については、ご納得いただけるのではないでしょうか。もしrag_enさんに、後半部分について「妊娠リスクに関する未成年判断力の未熟さ」以外の要因によるものだ、というご主張があるなら、それは傾聴したいと思いますし、その要因が先のパターナリズム論理によって保護すべき問題かどうかという点も、自分の気が向けばご一緒に考えてみたいと思います

他にも細かいことはいくつかありますが、上の3点に比べれば枝葉末節の類だと思いますので、これぐらいにします。それではまた。

追記

タイトルこう書いちゃいましたが、実際は「書け書け」とは言われてはいませんでした。正確にはこんな感じでしたね。

それ(いっぱい書けましたね!というmuchonovのコメント)は「もう反論できません」「私(muchonovさん)の主張が全面的に間違いでした」という宣言なのですか?その事実さえ明確にして頂ければもう結構なので。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4706376774348735330/comment/rag_en

という言われまして、当方blogで書かれたのならコメント欄で返答するのがいいかなあと思って

どちらでもないですよ。コメント機能ONなら気が向けば何か書くかも。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4706377186128935426/comment/muchonov

とお返事したところ:

ブログでもお得意(?)の増田でも好きな所で書けばよいのでは?別に強制しませんが。少なくとも今はmuchonovさんの主張が間違いだという事実があるだけなので。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4706379101148530466/comment/rag_en

と言われたので、増田に書きました。「少なくとも今はmuchonovさんの主張が間違いだという事実があるだけなので」という表現は、正直意味がよくわかりませんけども、「反論を書かないなら主張が全面的に間違いだということを認めるのですね、それが事実として確定しますよ」と、何らかの形で反論を促すニュアンスなのかなと思いました。よく考えてみると、rag_enさんの中でそれが確定することで自分が何か困るというわけでもないんですが、もしかしてパターナリズム」や「社会的コンセンサス」などについてrag_enさん側に誤認や取り違えがあったのであれば、そこは老婆心ながらお伝えして誤解を解いたほうがrag_enさんにとってもプラスかもしれないし、自分の側に何か見落としや理解不足の点があるならそこはご指摘いただくのも悪くないということで、つらつら書かせていただきました。

書け書けと言われたので

これはid:muchonovによる、id:rag_enさんのエントリ muchonovさんの提示した「判断力が未熟だから」論法では、年齢による“パターナリズム”を肯定するのは無理があるよという話と、あとリテラシー - Click Game. への返信です。

引用されている増田テクスト位置づけについて

まず、rag_enさんがご引用くださっている、自分増田で書いた文章子供の権利は制限されているし、性行為に伴うリスクを判断できない」の位置づけなんですが、これはmuchonovが何か新しい提案をしたぞとか、今からそういう社会を作るぞ、という内容ではありません。このスレッドの親増田の「なぜ、子供が性を売ってはいけないのか」という疑問への応答として、今の社会がそういう風になっている理由として、法律的社会的にこのような背景がありますよ、と説明するものです。言い換えると、これは〈べき論〉ではなく〈である論〉のつもりで書いたものです。このことは、ここから先の話とも繋がってますので、ひとまずスタート地点としてご認識ください。

パターナリズムについて

rag_enさんは以下のように、「『社会コンセンサスがあるから』という理由でのパターナリズム肯定」や(判断力が未熟な当事者保護する)「手段としてのパターナリズム自体を強く批判されています

未成年に対しては愚行権を含む自由権一定の制約を課すべきだという社会コンセンサスがあるからです。未成年に対しては人権を制約するレベルパターナリズム保護者的統制主義当事者能力リソースの不足を社会保護者として補い、庇護する)をとってもよいし、分野・状況によっては積極的にそうしなければいけない

いやもうこれ、『社会コンセンサスがあるから』なんていう、ふにゃふにゃな理由での“パターナリズム”を肯定してしまっているの、控えめに言っても完全に思考が狂ってますよね。

そもそも『「判断力」によって峻別すべき』だと仰るならば、「ペーパーテストして免許制にでもすれば?」でほぼほぼ終了する話なわけです。『「判断力」によって峻別すべき』ならば、その「判断力」をテストする、というのはどう見ても最も正道な手段なのですから。“パターナリズム”などという手段を用いる必要は全くありません。


ここを読んでいて、最初「ん?」と混乱してしまったのですが、もしかしてrag_enさんには、「パターナリズム」という概念について重大な誤認がありませんか。rag_enさんが「“パターナリズム”などという手段を用いる必要は全くありません」という主張とともに、代案として展開されている判断力によって(ある問題についての当事者能力責任能力の有無を)峻別する」、そして、判断力がないとみなした対象自由権を(当人保護のために)何らかの形で制限する…という考え方は、まさに『パターナリズム』そのものではないですか? 

現行の日本法律が、年齢によってその人物判断能力推認し、それが十分でないとされた年齢に属する児童保護するために彼らの自由権を一部制約するのも、別の方法判断能力吟味裁定し(たとえば精神的な障害を持つ人や依存症に苦しむ人や認知症患者などを、家裁判断によって成年被後見人とすることなど)、彼らを保護するために彼らの自由権を一部制約するのも、どちらも法学の分野でいう「弱いパターナリズム」だと思います

憲法学世界で「パターナリズム」といえば、まず未成年者の人権制約の場面が思い浮かぶ。すなわち、十分な判断能力のない未成年者については、親が子に干渉するようなやり方で、国が未成年者の人権を制約することが認められると考えるアプローチである(1)。たとえば佐藤幸治は、未成年者の人権制約について、未成年者が「成熟した判断を欠く行動の結果、長期的にみて未成年自身目的達成諸能力を重大かつ永続的に弱化せしめる見込みのある場合に限って正当化される」とし、これを限定されたパターナリスティックな制約としている(2)。このようなパターナリズムは、個人判断能力の不十分さを補うために後見措置を行うことから、弱いパターナリズムと呼ばれる(3)。

https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:0RwE-rfojV4J:https://core.ac.uk/download/97063334.pdf+&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp

そして、未成年や年齢が低い児童判断能力が不十分とみなされる理由は、法学世界では、彼らの判断が、それ以上の年齢層による判断に比べ、①知識情報を得た上での判断・②適切な理解に基づく判断・③強要なき自律的判断・④実質上も自発的判断ではない可能性が高く、それによって、当事者自身が想定しない結果や不利益をもたらすリスク懸念されているからです。[^1]

[^1]性的自己決定に関しては、古い調査ですが、10代の人工妊娠中絶についてのアンケート結果(https://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/MEMBERS/TANPA/H15/030217.htm)を読む限り、確かにそのリスク存在しているといえます10代の妊娠中絶経験者の68.1%妊娠して「困った」と回答しており、その多くが①②膣外射精安全日など誤った避妊方法を選んだり(情報理解力の不足した判断)、③相手避妊をしなかったり(強要された判断)、④経済的事情などを踏まえれば出産育児不可能なのに妊娠する可能性のある行為をしてしまう(実質的には非自発的判断)など、当人判断能力の不足によって、望まない妊娠人工妊娠中絶に到っています

この前提において、当事者自由権を法と社会が一部制約することが正当化されています。これはmuchonovが勝手に言ってることじゃなくて、法学におけるパターナリズム議論の中で整理されている話です。

ソフト(弱い)パターナリズム」が自由への介入を正当化できるのは、人の行為が以下の何れかに因って判断された場合です。

1. 実際に情報を知らされないで判断した場合(not factually informed)、

2. 適切に理解していないで判断した場合(not adequately understood)、

3. 強要されて判断した場合(coerced)、または

4. その他、実質的自主的にではなく判断した場合(oterwise not substantially voluntary)。

http://www.fps.chuo-u.ac.jp/~cyberian/personal_responsibility.html

そして、未成年者や特定年齢に満たない児童に対する「弱いパターナリズム」に基づく人権制約は、日本を含め、大半の近代国家法制度に含まれています性交同意年齢という概念もそうですし、制限行為能力者という概念もそうですし、ある面では責任無能力者という概念もそれに関わっています。そのような、未成年者や児童人権を明らかに制約する仕組みが各国の法制度に組み込まれているのは、当然、その国家議会立法などの民主主義手続きを経てその法律を定めた結果であり、『社会コンセンサス』の賜物でしょう。

から先ほどのrag_enさんの、「『社会コンセンサスがあるから』なんていう、ふにゃふにゃな理由での“パターナリズム”を肯定してしまっているの、控えめに言っても完全に思考が狂ってますよね」とか、「muchonovさんの提示した「判断力が未熟だから論法では、年齢による“パターナリズム”を肯定するのは無理がある」という指摘は、日本だけでなく、性交同意年齢や制限行為能力などの概念法制度に組み込んでいる全ての国家社会に対して「完全に思考が狂ってますよね」「論法に無理がある」と非難していることになりませんか

現在日本では、性交同意年齢(13歳)未満の男女と「性交等」をすることは法律で禁じられており、もしそうした場合、それが13歳未満の側の当事者主体的判断によるものであっても、相手強制性交等罪(非親告罪)で処罰されます。13歳未満の側の当事者には、必ずしも性交に関して正しく判断する能力が備わっておらず、その能力の不足による誤った判断不利益から彼らを保護しなければならない、とみなされているからです。これも「完全に思考が狂っている」「無理がある」論法でしょうか。

私はrag_enさんがそういうチャレンジングな主張を展開されるのは別に構わないと思っていますし、繰り返しそう申し上げてもいますが、だったらその主張はmuchonovという個人に向けて言うべきことじゃなくて、そうした法制度を運用している国家やそれを是認している国民に対して言うべきことなんじゃないかな、と思います。だから自分は、再三「rag_enさんのお考えを、広く世間に問えばいいと思います」と申し上げているんですけども。

あと、これはこちらの邪推ですけど、おそらくここでrag_enさんが問うべきだったのは、「性的自己決定権をめぐるパターナリズム的な人権制約の適用対象を決める上で、年齢という指標を用いて一律に決める(現在法制度に組み込まれている)方法と、ペーパーテストを行って免許付与するという(rag_enさんが提唱する)方法の、どちらが制度設計として筋がよいか」ということだったのではないでしょうか。そうではなく「パターナリズムという手段ではなくペーパーテスト免許制という手段を使えばいい」と主張されている姿勢から、rag_enさんのパターナリズムについての認識は、一般的用法とズレがあるように感じました。もし「そうではない」ということなら、そうおっしゃってください。

※ここでもし自分がrag_enさんを先回りして擁護するとしたら、「rag_enさんの言うペーパーテスト免許制という提案は、パターナリズム的な観点判断力が未熟な当事者保護するため)に基づくものではなく、その行為による他者危害リスクなどを鑑みて、本来無許可では行ってはいけない諸行為に対し、当事者能力知識技術総合的に認証したうえで特別アクセス権を付与するもの、つまり自動車免許医師免許に相当するものであるからパターナリズムにはあたらない」という立場は、かろうじて取りうると思います未成年児童が関わる性行為について、当事者不利益よりも他者危害リスクを先に考慮しなければいけない状況というのは自分には俄には思いつきませんが、まあそこはよしとしましょう。

しかし、そのような制度---国家国民の性行為に関わる知識判断能力ペーパーテスト弁別し、それが当局の定めた水準を満たしているかどうかによって、セックス権利を与えたり奪ったりする制度---というのは、自分国家による生-権力的介入・管理アプローチとしていささか度が過ぎていると思います。というか、「規律化による〈従順身体〉の構築」というフーコーテーゼをそのまま戯画的に具現化したような感じすらします。

また、自動車免許社会実装コストについてのrag_enさんの記述を踏まえると、rag_enさんは、その「セックス免許」の仕組みを社会実装するコストも、免許取得費用として「受験者」から徴収して賄えばいい、とお考えのように見えますセックスへのアクセス権を求める市民自身から試験料を徴収して、セックス免許センター受験者にテストを行って、合格者に免許を発行する。もしそういう制度運用イメージされて仰っているのなら、この構想が現行の法制度にある「年齢によるパターナリズム保護」の仕組みよりもメリットが多くデメリットが少ない現実的提案だと感じる方は、あんまりいないんじゃないでしょうか。もちろん、rag_enさんのような考え方の人たちが社会運動などを通してそのアイディアを人々に受け入れさせて、社会コンセンサスを変えていくことができれば、その状況も変化する可能性はあると思いますが。

https://anond.hatelabo.jp/20210805095853 に続きます

2021-07-09

anond:20210709072220

それなら人工妊娠中絶制限するのが先

人口減少を食い止めるのと、女性自己決定権トレードオフ

どちらかに全振りするのは全体主義だよ

2021-03-26

数日前に「女性差別なんて甘っちょろい」と障害者が言った件で炎上していたけど

特にフェミニズムなんか人工妊娠中絶に関する議論を中心にして障害者差別急先鋒みたいなところがあるし

障害者から見たら疎外感強くなるのも仕方ないと思うよ

2021-02-27

人工妊娠中絶殺人じゃない!」

と言ったそばから中絶させた男を殺人罪に問え!」

と言っている人がいるんだがどういう理路なのか。

2021-02-13

不妊だと思っていた

人生で初めて妊娠した。

不妊だと思っていた人が自然妊娠した、というとなんだか幸せそうな話のようだが、全くそういう話ではない。幸せな話を求めて来た人には申し訳ない。

冷静に考えて自分の面倒すらまともに見ることのできない私が子供を育てることなどできるはずがないので、人工妊娠中絶という選択肢しかなかった。

自分自身がまだまだ子なのだ

でも、そのときは冷静になれなかった。なんと言ったって自分の腹の中にまだ不完全ながらも人間がいるのだ。冷静になれるわけがない。

日に日に悪化する体調と混乱する頭。悩む時間はなかった。

というか、なにより現実味がなかった。今でもあまりない。

不妊定義は、1年間通常の性交を行っても自然妊娠しないことらしいので、これまで1年以上自然妊娠しなかった自分定義不妊になる。

自分には不妊である自覚もつ十分な理由があったので、それをさして不思議に思わなかったし、避妊をすることはなかった。

子供を授かりたいと考える人、授かりたくないと考える人、両方がいると思う。どちらの考えも理解できる。

自分は両親のことを尊敬しているし、生んでもらえてよかったと思っている。でも自分が我が子を幸せにできる自信はない。

自分の血の繋がった子供というものに対するぼんやりとした憧れと、それに付随するあまりに重すぎる責任を天秤にかけ、自分にはそれを選択することができないと思っていた。

から自分の体が妊娠できない体だと感じたときも、悩むことがひとつ減ったくらいにしか感じなかった。前々から薄々感じていたので悲壮感もなかった。

そんな自分妊娠したことはやはり何度考えても実感が湧かない。

今でも夢だったのではないかと思うくらいだが、体の痛みが夢ではないと訴えてくる。

結局今回のことがまぐれで自分の体は不妊なのか、あるいは妊娠できる体になったのかすらわからない。

もし今回のことが奇跡だったとしたら、いつか中絶したことを後悔する日が来るのかもしれない。

結論から言うと、悩むまもなく中絶手術を行ったので、もう私の体の中に生命はない。体の痛みも日に日に薄れていく。

今はそれが、辛い。

手術までの時間は短く、ただただつわりと闘い続ける日々だったし、手術も一瞬で終わったから、むしろ術後の今になって大きすぎる感情が押し寄せてくる。

人工妊娠中絶による身体的・精神負担なんていう話を、よく聞く話、大変そう、くらいの気持ち他人事に眺めていた過去自分への憎しみの気持ちでいっぱいだ。

本当にこれでよかったのか、誰かに相談するべきではなかったのか、どうしてこんなことになったんだ、考えが甘すぎたのではないか、これから自分はどんな顔をして生きていけばいいんだ……

誰かを責めたいが、悪いのは他の誰でもなく自分自身なのだ

まだ、このことは誰にも伝えられていない。

それが苦しすぎてなのか恥ずかしくてなのか情けなくてなのか、自分でもわからない。

薄れていく体の痛みに相反して、心の痛みは日に日に増していくようだ。

今は、あの耐え難かった痛みすら恋しい。

いつか、誰かにこのことを伝える日が来るのだろうか。

あるいは、新しい命を授かる日が来るのだろうか。

今はどちらも想像できない。

ただひたすらに苦しみ続ける未来しか見えない。

今はただ、溢れて止まない感情を、ここに置いておかせてほしい。

2021-01-28

anond:20210128164059

個人倫理観について尋ねてるならお腹に宿ったら中絶殺人だと思うよ。

でも法の下に従うのが公平なルールではある、と考える。

妊娠22週を越えた中絶社会的にはNGという立場だ。

人工妊娠中絶手術が受けられるのは妊娠22週未満(21週6日)までですが、妊娠初期(12週未満)と、それ以降とでは手術方法が異なります

妊娠初期(12週未満)には子宮内容除去術として掻爬法(そうは法、内容をかきだす方法)または吸引法(器械で吸い出す方法)が行われます

2021-01-02

子供も産める反出生主

反出生主義者の意見とは「子供に生(の苦しみ)を強要するな、それを強制させる原因と責任は両親にある」というものである

この点について、ちょっと確認したいことがあるので、小話を考えてみる。


小話

ここに、ある「半-反出生主義者」の夫婦がいたとする。(半-反出生主義者とはなにかは後述する。)

ある日、この半-反出生主義の夫婦の間に、なんと子供が出来ていたことが発覚する。

(彼らは反セックス主義者ではない。また、何事も完璧ということは無い。)


真-反出生主義者の夫婦であったならば、即座に人工妊娠中絶の予約を入れるところだろう。

しかし、彼らは半-反出生主義者である

半-反出生主義者とは、反出生主思想共感しつつも、実は心のどこかで子供が欲しいと感じている人々のことである。(造語)


自身の中に矛盾を抱えたこ夫婦産婦人科相談しにいくと、

「ええ、半-反出生主夫婦のためのピッタリなお薬があります!」と医者に言われる。

それは中絶のための薬ではない。

それは「生まれてくる子供哲学的ゾンビにする薬」である


哲学的ゾンビとは、人間物理的/行動的には全く同様であるにもかかわらず、主観的意識を一切持たない、(人間のような)存在である

(哲学的ゾンビは、広い意味では人間ではない。特に反出生主義的な意味では人間ではない。)


半-反出生主夫婦懸念点は、「生まれてくる子供が、想定外悲惨な生にさらされてしまうかもしれない。」という点である

であれば、子供主観的苦しみのない状態、つまり哲学的ゾンビにさせてしまえばよい。

これこそ半-反出生主夫婦に最もふさわしい薬である

子供が欲しいという願望も叶えられ、しかもその生の責任は両親には無い!

この夫婦は即座にその薬を処方してもらうよう依頼した。


彼らは薬を使用し、その後"それ"を出産した。"それ"は半-反出生主夫婦大事に育てられた。

"それ"はすくすく育ち、快活に動き、喋り、感情を示し、両親を愛しているかのように振る舞った。

そして時々(半-反出生主夫婦が事前に想定していた通り)、想定外の不幸な出来事も起こり、"それ"が悲惨な目(?)にあうこともあった。

しかし、半-反出生主夫婦は一向に動じなかった。

"それ"は苦痛ある生を生きる人間ではないことを知っているかである

そして夫婦は、"それ"に対して「人生は苦しい時もある」「誠実であれば人生は必ず好転する」などと説いて聞かせ、我慢を学ぶよう伝えた。


またあるときは、夫婦が"それ"を愛しており、かつ"それ"が愛するそぶりをする関係であるにもかかわらず、

二種間の対立において、夫婦が実質-暴力的手段選択することもあった。(それは肉体的暴力ではなく、その時は最も非苦痛的な対話だったと考えていたが、後になってそれもなんらかの苦痛を伴う暴力的手段だったと気付くタイプ方法だった。暴力に関する議論は日々更新されるため、こういうことも時々起きるのであった。)

その事実に気づいたときも、やっぱり半-反出生主夫婦は全く動じなかった。

"それ"はやはり、苦痛ある生を生きる人間ではないことを知っていたかである


また別のある日、"それ"は、学校の小テストで100点を取ってきたことを自慢げに報告した。"それ"は誇らしげである

夫婦は大喜びする振る舞いをしてみせたが、どこか冷めた調子だった。

"それ"はやはり、苦痛等を生きる人間ではないことを知っていたかである。また、反出生主夫婦的には、喜びの有無自体は大した問題ではなかったためでもあった。


質問

ところで、現実の反出生主義者は、この"子供"(私はこの夫婦が産み育てた対象を"子供"と呼びたい)を、

「かわいそう、両親に利用されるだけの道具にされてしまった哀れな人間」と感じるのだろうか。

私の理解では、反出生主義者はこの"子供"に同情するはずがない、という認識である

なぜなら、反出生主義者の主張は「生まれてくる子供に(不幸になるかもしれない)生を強制するのは親の責任である」という点であるはずだから

自分たちが産む"子供"から生を(つまり主観的世界を)取り除いてしまえば、

反出生主義者のいう強制された生はその"子供"には無いはずだからである


もしも反出生主義者が、子供から生を取り除くこと自体悲惨行為である、というのならば、それは自己矛盾に陥るのではないのだろうか?

(つまり夫婦が産むと決めた対象に対して、(生を取り除かずに)生きていてほしいのか?それとも生きていてほしくないのか(生を取り除くべきだったのか)?)

(そもそも産むな、は回答になっていない。なぜなら、産んではいけない理由回避している出産についての議論なのだから。)


なんにせよ、正直に言うと、

反出生主義者とは言えない私にとっては、この"子供"は、生きることを両親に奪われた、本当に哀れな人間であるように感じられる。

このような「哀れみ」は、反出生主義者とは分かち合えない感情なのだろうか?もしかしたらそうかもしれない

(もし反出生主義者がこの"子供"を「哀れむ」のだとするなら、何を哀れむのか?)

しかし、本当にそうなのだろうか?と思った。

2020-11-08

anond:20201108004137

パラレルワールドから書いてるのか母体保護法になってから勘違いしてるのか。

法律目的自体

第一条 この法律は、優生上の見地から不良な子孫の出生を防止するとともに、母性生命健康保護することを目的とする。

女性保護と同時に障害者が生まれないようにすることを目指していたし、

第三条 医師は、左の各号の一に該当する者に対して、本人の同意並びに配偶者(届出をしないが事実上婚姻関係と同様な事情にある者を含む。以下同じ。)があるときはその同意を得て、任意に、優生手術を行うことができる。但し、未成年者、精神病者又は精神薄弱者については、この限りでない。

 一 本人又は配偶者遺伝性精神変質症、遺伝性病的性格遺伝性身体疾患又は遺伝性奇形を有しているもの

 二 本人又は配偶者の四親等以内の血族関係にある者が、遺伝性精神病、遺伝性精神薄弱遺伝性精神変質症、遺伝性病的性格遺伝性身体疾患又は遺伝性奇形を有し、且つ、子孫にこれが遺伝する虞れのあるもの

 三 本人又は配偶者が、癩疾患に罹り、且つ子孫にこれが伝染する虞れのあるもの

 四 妊娠又は分娩が、母体生命危険を及ぼす虞れのあるもの

 五 現に数人の子を有し、且つ、分娩ごとに、母体健康度を著しく低下する虞れのあるもの

ってのがある上に、

別 表

 一 遺伝性精神

精神分裂病

躁鬱病

真性癲癇

二 遺伝性精神薄弱

白痴

痴愚

魯鈍

三 強度且つ悪質な遺伝性精神変質症

著しい性欲異常

兇悪な常習性犯罪者

四 強度且つ悪質な遺伝性病的性格

分裂病

循環病質

癲癇病質

五 強度且つ悪質な遺伝性身体疾患

遺伝性進行性舞踏病

遺伝性脊髄運動失調症

遺伝性小脳運動失調症

筋萎縮性側索硬化症

脊髄性進行性筋萎縮症

神経性進行性筋萎縮症

進行性筋性筋栄養障碍症

筋緊張病

筋痙攣性癲癇

遺伝性震顫症

家族性小児四肢麻痺

痙攣性脊髄麻痺

強直性筋萎縮症

先天性筋緊張消失

先天性軟骨発育障碍

多発性軟骨性外骨腫

白児

魚鱗癬

多発性軟性神経繊維腫

結節性硬化症

色素性乾皮症

先天性表皮水疱症

先天性ポルフイリン尿症

先天性手掌足蹠角化

遺伝性視神経萎縮

網膜色素変性

黄斑部変性

網膜膠腫

先天性白内障

色盲

牛眼

黒内障性白痴

先天性眼球震盪

青色鞏膜

先天性聾

遺伝性難聴

血友病

六 強度な遺伝性奇型

裂手、裂足

指趾部分的肥大

顔面披裂

先天性無眼球症

嚢性脊髄披裂

先天性骨欠損症

先天性四肢欠損症

小頭症

 その他厚生大臣指定するもの

に該当する場合は、

四条 医師は、診断の結果、別表に掲げる疾患に罹つていることを確認した場合において、その者に対し、その疾患の遺伝を防止するため優生手術を行うことが公益必要であると認めるときは、前条の同意を得なくとも、都道府県優生保護委員会優生手術を行うことの適否に関する審査申請することができる。

医者勝手に手術出来たんだが。

はてなフェミが言ってるような性欲の強い男は去勢しろみたいなのもほんとに実現してた法律やぞ。

第十二条 都道府県区域単位として設立せられた社団法人たる医師会の指定する医師(以下指定医師という。)は、第三条第一第一から第四号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者同意を得て、任意に、人工妊娠中絶を行うことができる。

ってのがあるからもちろん中絶の条件でもあったんだが一体何を見て言ってんだ?

2020-10-26

生命倫理を専門の一部とする人には三種類しかいない。

人工妊娠中絶禁止したい父権主義者

老人を殺して政府財政負担と金持ちの税金)を減らしたい姥捨て山系

本物の異常者である反出生主義者

2020-10-04

anond:20201004142232

国家単位では優生思想と決別した欧米でも、高級精子バンクの利用や選択人工妊娠中絶は盛んにおこなわれているしね。

2020-09-29

まだ彼女すらいない未婚だけど、医学勉強してると自分の子どもがダウン症だったら怖いなって思った。

素直に子どもとして愛せないと思う。

話もちゃんと通じないし将来の期待もないしお金もかかるしみんな似たような特殊な顔になるし周囲の目もいいものじゃないと思う。そのわりに他のトリソミーなどと違って結構長生きしたりする。

人工妊娠中絶経済的な―を理由として闇でやってるらしいけど、それはそれで生んでくれる奥さんには負担だし、もし実際そんなことしたら絶対一生引きずると思う。

子どもがそう生まれちゃったときに、自分がどうなってしまうのか本当に怖い。

2020-09-26

リベラルとしても支持できる後任人事

トランプ氏、後任の最高裁判事に48歳女性指名へ 人工中絶反対の保守派

https://www.bbc.com/japanese/54306061

リベラルから批判され続けるトランプ氏も、今回ばかりはルースベイダーギンズバーグ判事の遺志を引き継ぐことにしたようだ。

女性地位向上に努めたギンズバーグ判事の後任に、まさに母親としてのみならず法曹としても活躍する女性を選ぶことにした。

さら

夫はインディアナ州の元連邦検事で、7人の子供がいる。そのうち2人はハイチ出身養子。夫妻の間に生まれた一番下の子供は、ダウン症候群を患う。

出身地の面でもステップファミリーという面でもダイバーシティ体現する家族を持つ。

女性以外のマイノリティに対してもフェアな姿勢を示してくれるだろう。

自身の子の疾患のこともあり、アメリカをはじめとする先進国蔓延する新優生思想と正面から戦い、人工妊娠中絶に反対する姿勢にも共感できる。

当事者団体などダイバーシティ尊重する立場から中絶に反対するリベラル派の支持も得ることができるだろう。

2020-09-18

anond:20200918124734

見知らぬおっさんに殴られて流産しても「胎児は命じゃないか殺人じゃない」って思えるのかお前はって話だよ

  いや、そういう話(俺がそう思えるかどうかという話)ではないだろう。そうではなくて、日本社会(主に法律)ではそう扱われるかという話だろ。

  で、現実問題として、今の日本では法律的には「胎児は命じゃないか殺人じゃない」という扱いになっている。

  なお、これは、胎児ダウン症かどうかとは関係ない。胎児ダウン症だろうがなかろうが、この点に関しては同じ扱い。

ついでに付け加えると、日本ではダウン症などの先天的障害の無い胎児に対しても毎年何十万件かの人工妊娠中絶が行われている。これは出生前診断一般化する以前からそうだった。(というか、むしろ以前の方が多かった)

四十歳くらいで第三子あたりを妊娠すると三人も育てるなんて大変とか言って無条件に中絶する人も多いとか。

2020-07-30

anond:20200729210834

女性自己決定権はすでに相当程度尊重されている。

自己決定権1=望まない性交をしない権利(これが侵害された場合レイプ夫婦間であってもレイプが成立する場合があるというのも浸透してきている)

自己決定権2=性交時に避妊をする権利相手にしてもらう権利

自己決定権3=望まない妊娠をした場合人工妊娠中絶をする権利相手方の同意必要レイプ場合必要なくなる方向)

自己決定権4=出産したもの育児を望まない場合特別養子等に委ねる権利

自己決定権5=養子に出した子を、やっぱり育てたくなったと言って取り戻して児童手当をもらう権利

アフターピル上記2と3の間に、さらにもう一つの自己決定権要求するもの

しかも親や彼氏内緒で。

どんだけあれば気が済むんだよ。

2020-06-29

anond:20200628153324

胎児人権は無いし、当然人間と見なすべきではない。

なので人工妊娠中絶殺人ではないし、妊婦自殺してお腹の中の胎児が一緒に死んでも殺人にはならない。

では胎児とは一体何なのかと定義するとすると、母親の所有物ということになる。

所有物をどうしようと、母親中絶には父親同意必要なので両親)が自由に扱っていいことになる。

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