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はてなキーワード: PDとは

2018-04-18

https://anond.hatelabo.jp/20141012111937

学振PDなの?

他人の援助できる余裕があるのはマジで羨ましい

生きていくので精一杯だよ

ミレニアム問題に関連する問題を5,6年で解けるようになるほどの天才ならそのくらい貰えるのかな

しろそのくらい片手間で業績残せる人間じゃないと学者なんてなるべきじゃないのか

死にたい

2018-02-19

anond:20180218204936

業績については「研究者としての実績」に絞ってとりあげた。ただ文系若手研究者増田とは、「研究」の捉え方自体が随分違うようだな。

理系研究者を名乗るには必ず「まだ誰もやっていない新しいこと」を研究する必要がある。

文系でも同じですが。研究という営みの本質文系理系も変わらんでしょ。お作法がかけ離れているか相互理解が難しい局面があるだけで。一部の理系研究者の「お前ら文系研究とは何なのか正しく理解していないのかもしれないが~」みたいなナチュラル上から目線はほんと何なの?(あと、仮に百歩譲って理系文系で「研究」の本質がまるで違っていたとして、なんで問答無用理系の方が標準的であり正しいものなのだと思えるの?)

もちろん理系でもレビューや著書を書く人もいるが、それを皆がありがたく読むのはその人が最前線研究をしていることが前提だ。

いや、レビューオリジナル研究業績じゃないってのはその通りだけど、著書はオリジナル研究業績(でありうる)っしょ? 何度も言うけど三浦瑠麗論文や著書は読んでないので、どのくらいオリジナリティがあるのかは知らない。ただ文系では研究書は立派なオリジナル研究成果だ。博士論文書籍化なんてその典型。もちろん一般向けの本とかを書くひともいて、一般向けと専門向けの中間みたいなレーベル典型的には講談社選書メチエみたいなやつね。パンピー向けの概説書とガチオリジナル研究成果が混在してる)もあるから、そこにはグラデーションがあるわけだけど、著書がオリジナル研究成果じゃないというのは不当な言いがかりでは。

ひょっとして文系研究書とか見たことなくてどんなことが書いてあるかイメージ湧かない?(いや別に異分野の研究書を読んだことないのは悪いことじゃないけど、実物を知りもせずにイメージだけで語っていいんですかね、「理系」ってのはずいぶんと気楽なもんだ、と嫌味のひとつも言いたくなる)

理系から視線として、博論を除けば日本語レビュー啓蒙しか書いていない三浦瑠麗は「最先端研究者」とは見られない。

から、私そこは否定してないよね? 三浦瑠麗個人研究者としての資質をあげつらうならどうぞご自由に。私だって彼女政治学者として素晴らしいなんて微塵も思ってないし、私の知ってる(まっとうな)政治学者彼女学者として評価してる人なんて見たことない。でも和文は業績じゃないかのように扱うのはやめてね、っていうのが私の指摘の趣旨ですよ。彼女雑誌に書いた文章が全部レビューだってのは、ブコメでkyo_juさんが指摘したことであって、元増田最初和文しかない」ことを問題にしていたよね? そう言われたらそりゃ「和文でも立派な業績になりうる」と反論するに決まってるでしょ。「言語を問わずレビューしか書いてないなんて研究者はいえない!」という主張ならなんの異議もなかったよ。

いずれにせよテレビ研究者枠にはもっと実績積んでバリバリ研究している(あるいは過去にした)人を呼んだらどうかという話にはなる。

そこに関しても私はまったく否定してないよね。和文論文研究業績であり、また共著が研究業績としてカウントされないことは不当である、と言ったけど、三浦瑠麗の業績が学振PD東大講師、あるいはテレビ出演者にふさわしい立派なものである、とは一言も言ってない。あんなのを東大講師にするなら私の先輩たちに職を用意してやってくれよ、と思うし、テレビに出ずっぱりの「学者」がマトモな学者だった試しなんて滅多にないよね、とも思うけど、そんなの私や「文系」あるいは「政治学者」に言われても知らんわ。東大の人事は東大問題だし、テレビがロクに論文書いてない若手を連れてきて「社会学者」や「政治学者」としてチヤホヤするのはテレビ問題言論人として活動してる人を肩書だけ見て研究者と誤認するのは視聴者リテラシー問題でしょ。理系学位肩書がそういう怪しげなショーバイに一切利用されてないってんならともかく、現実には医学博士号を利用してニセ科学撒き散らしてるひととかいるよね。アカデミアが自由開放的性格を維持していく上では、アカデミアのハクを利用してそういうことをする人たちが出てくるのはどうしても避けられないんじゃね、って私は思うけど(まあ、アカデミアでは全然相手にされてませんよ、と表明する責務くらいはあるかもしれないけど、それはもう色んなひとがやってるよね)。

文系増田日本研究者日本語論文が読まれないことの解決策として日本語論文の良さを英語論文内の引用アピールするという案を提案しているが、理系から見たら不効率まりない。一つの研究分野に標準言語がいっぱいあったら世界中学者言語習得に苦労するだろう。

うんだから文系研究者が色んな外国語勉強してるのはそういう事情があるわけ。たとえば西洋古代史を研究するんなら、まあ英語に加えてフランス語ドイツ語研究文献を読めないと話にならんわなぁ。一つの研究分野に標準言語がいくつかあるのは文系だと割と普通で(古代中世に関する研究だと権威ある学術言語がいくつもあってどれかひとつに決められなかったりするし、複数国にまたがる地域や事例を対象にしている場合なんかは一意に定めることが不可能なのは流石にわかってくれるよね?)、その中で日本語地位が低いことをどう捉えるか、だよねぇ。

これに関して、日本語を諦めて別の言語で書くべきだ派と、日本語地位を高めていくべきだ派と、日本アカデミアを最優先に考える派(これが実のところ多数派だろうねえ)がいるんだなと私はぼんやり思ってる。私が見ている範囲では、現代日本文系研究者多様性は、アメリカイギリスほどじゃないにせよフランスドイツロシアとは肩を並べられる水準にあるんじゃないかな。日本史英文学からアフリカ人類学オセアニアの少数言語中央アジア歴史、とあちこちの分野に手を伸ばしていて、アメリカ人フランス人ドイツ人がそうできるように、自分たち言語でそれらの分野の最先端研究成果を手にすることができる。東アジア中央アジアからは、自国のことを研究するために日本に来て日本語博論を書いて自国教授になるひともいるんだよ。これは、欧米人が読めない・読もうとしないってだけで捨て去るには勿体無い環境だと私は思うけども。

もちろん、日本研究を専門としていない欧米人日本語をわざわざ読ませるのは難しいだろうけど、たとえば日本論文につけられた欧文要旨なら彼らは読めるし、和文で書いたもの翻訳して欧米人にも読めるようにしている研究者だっている。どうやら俺らには読めないがチェックすべき先行研究日本にはたくさんあるようだ、と彼らが認知すれば、いずれ彼らの側から、じゃあ日本語読めるやつに翻訳してもらおうとか、そういう話が出てくるかもしれないし、せめて「読んでないけどこういう先行研究があるらしい」と書かれるようになるかもしれない(これは重要なことだよ。「気づかれない」と「読まれない」はぜんぜん違うんだから。この辺はウンベルト・エーコが書いてたな)。地位向上って、そういう積み重ねの上に成り立つものだと思うんだよね。

こういうプロセスって、文系だけじゃなくて理系にもあるよね。たとえば、優れた魚類学の論文アメリカ人日本語翻訳してまで読みたがったとか、和文論文をチェックしなかったせいでアメリカ人が大損こいたとか(http://shinka3.exblog.jp/8059554/)。それに英語が標準言語になったのは、せいぜいがここ半世紀程度の流れにすぎない。その前はドイツ語とかフランス語とかロシア語とかも有力言語だったけど(たとえば、ちょっと前にサザエの新種記載がされたときは、18世紀フランス語の本が引用されてたよね→https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id468.html)、英語頭角を現してきて残りの言語は標準言語とは見なされなくなっただけで、別にからずっと英語が標準言語だと決まっているわけじゃないし、今後もそうなるとは誰にもいえない(数十年したら欧米人中国語で作文するようになるかもね。そうなったら英文業績しかない人が「中文論文を書いてないなんて!」と馬鹿にされたりするのかな)。日本産動物種の研究だと英語論文和文論文引用されてるのもちょくちょく見るし(網羅的にたくさん読んでるわけじゃないので、私の錯覚だったらごめん)、標準言語統一されてないとダメだ! というのは近視眼的見方だと思うけどなぁ。

いくら書いても読まれないんじゃ意味がない、という元増田感覚はわかるんだよ。というかそれは文系研究者にとっても当然のことだと思う(そりゃ全員が意識高いわけじゃないけど、それは文理問わずだよね)。繰り返すけど最近の若手研究者には外国語積極的に発信しているひとが大勢いる。ただ、日本国民1億人が最先端研究成果を自分たち言語で読めて、どんな地域研究だって自分たち言語遂行できる、という環境が、無意味なこととは私は思えない。増田は、日本にまつわるテーマなら標準言語日本語でもいいんじゃないか、と言った(これは良い感覚だと思うので大事にしてほしい)。でもたとえば、ツキノワグマ研究ホッキョクグマやマレーグマの研究と繋がっているよね。日本史研究する上で西洋史探究されてきた研究モデル概念意味を持つことだってある。国文学だって世界文学の中に位置づけられる必要があるだろう。外国政治についてなんの情報もなしに、自国政治改革ができるだろうか? 外国の失敗や成功についてしっかり学ぶためのツール必要なんじゃないか? ジャーナリスト政治家欧州統合アフリカ経済アメリカ大統領選について勉強しようと思ったときに、日本EU研究者アフリカ研究者アメリカ政治研究者がみんな英語論文を書いていて、日本語にはあっさりした概説書しかない、というんじゃ、不便じゃないのかな。そういう意味で、日本語による研究発表は、世界で読まれていないのだとしても、社会貢献としての意義はけして小さくない、と私は信じてるよ。

2018-02-18

そもそも文系アカデミズムの泊付けを批判している

理系元増田博士)より

https://anond.hatelabo.jp/20180217012945

個人攻撃で人を撃ってるんじゃない。自分問題点に感じたところを撃っているのだから、流れ弾上等。

結果として大学ポストで過剰な印象付けを与えている例として三浦瑠麗批判になっているわけでもあるが(メディア・読者・視聴者の過度な期待が悪いという説もあり)。

業績については「研究者としての実績」に絞ってとりあげた。ただ文系若手研究者増田とは、「研究」の捉え方自体が随分違うようだな。

理系研究者を名乗るには必ず「まだ誰もやっていない新しいこと」を研究する必要がある。もちろん理系でもレビューや著書を書く人もいるが、それを皆がありがたく読むのはその人が最前線研究をしていることが前提だ。海外には教育専門の人もいるらしいがそれはまた別の評価軸になる。

理系から視線として、博論を除けば日本語レビュー啓蒙しか書いていない三浦瑠麗は「最先端研究者」とは見られない。DC2は博論として完成を見ているのだろうが、学振PD研究論文にならなければその研究費はどうなったのかという話になる(まだ気の早い話かもしれないし、研究には失敗がつきものなのでちゃんと取り組んだ上で成果なしであればそれは責められない)。いずれにせよテレビ研究者枠にはもっと実績積んでバリバリ研究している(あるいは過去にした)人を呼んだらどうかという話にはなる。


最先端研究をしたならそれは世界に向けて発表すべきだ。発表しないのは論外。研究者仕事個人修養ではない。理系では一部の例外分野を除き発表のための言語統一されていてそれは英語になる。中東研究ではフランス語も標準になっているというならそれもいいだろう。もちろん国文学日本史日本法学では日本語が標準だろうから日本語論文だけで構わないし、海外研究者日本語論文を書くべきだ。

国際政治学日本語でもレベルが高い研究はあるという反論の何が駄目かというとそれが国際的研究分野であろうと考えられるのに世界からまれない点。読まれないのであれば例えばアメリカ学者に全く同じアイディア研究されてそれを新規研究として英語発表されても責められない。日本学者がそれに文句を言ってそれが認められる力があればいいんだがどうもそうは見えない。日本語論文はその「レベルの高さ」に関わらず学問の潮流からすれば全くの無駄になるだろう。辛辣になるがそんな研究には国から研究費を交付すべきではない。


文系増田日本研究者日本語論文が読まれないことの解決策として日本語論文の良さを英語論文内の引用アピールするという案を提案しているが、理系から見たら不効率まりない。一つの研究分野に標準言語がいっぱいあったら世界中学者言語習得に苦労するだろう。英語圏に勢い負けてることが確定した分野では英語論文を書け。自分で書けないなら金払ってでも誰かに訳してもらえ。雑誌国内研究者交流用じゃなくて世界トップジャーナルなりたければさっさと丸ごと英語に移行しろ欧米学者には必要ない手間に研究費が使われるのは悔しいだろうが、国際的学問の流れの中で研究した一切合切無駄になるのと比べればよほどいい。世界から孤立して「日本式国際政治学」や「国際政治学者(日本国内向け)」を名乗るのなら構わんが、それを正直に言わないなら国民を騙していると言われても仕方がない。

2018-02-17

特定研究者を叩くのはいいけど他の研究者への流れ弾はやめてほしい

当方文系若手研究者

https://anond.hatelabo.jp/20180215032409

英語論文出してない「国際政治学者」って大丈夫か?

それとも日本で言うところの国際政治学ってやつはあくま国内政治の一研究分野なのか?

国際分野なのに英語論文発表してないことが最大の違和感。必ずしも三浦瑠麗を叩きたいわけじゃなくて、日本国際政治学全体のレベルが低い?あるいは政治学者仕事世界に向けた学術研究発表よりも国内政治ご意見番をすることのほうが重要っていう認識業界一般的になってるならそれも受け入れる。

著書「シビリアンの戦争」は博論出版したものって理解でよいか文系博論は分厚くて書くのが大変とは聞く。でもグローバルな表題なのに世界では通用しない研究(少なくとも英語でないので読んでもらえない)って考えると悲しい。


こういうの勘弁してほしい。三浦瑠麗を叩くならどんどんやればいいと思うしやってほしいけど、叩く対象限定してくれ。

文系では和文でも立派な研究業績になる。最近の若手研究者積極的外国語論文書くようになってるし、私だって欧文論文の1本や2本あるけど、仮に査読論文和文しかなくても質が高いものを書いていて博士号もらってれば立派な西洋史研究者英文学者/アメリカ政治研究者etc.だよ。そういう世界なんだ……。

「ちゃんとした雑誌に載せてる論文が3つしかない」っていうのもどうかと思う。業績リスト見たら、まあ新書2冊はおいといて、それなりに専門的っぽい本を分担執筆してるよね。その本を読んでないから何ともいえないけど、雑誌じゃなくて本(アカデミック論文集)の1章として学術論文を発表することはあるし、それはふつう業績としてカウントするよな。繰り返すけど中身は見てない。中身はメチャクチャレベルが低いのかもしれないし、その場合「この程度の論文しか書いてないじゃないか!」っていう批判は正当だと思う。けど共著を業績にカウントせずに「業績が3本しかない!」っていうのはやめてあげて。

私も、さすがに学振PD持ってて日本Ph.D.獲ってるのにこの業績数はショボいだろ……と思うけど、博士号取得に際して論文数の要件がなければ(少なくとも私の出身大学院では存在しない)、とりあえず雑誌投稿とかしないでひたすら博論執筆するっていう研究スタイルもアリだと思うし、一概にそれが駄目とはいえない(単に茨の道ってだけで、制度不可能ではない)。あと一部の国では「博論に既発表論文を大幅に組み込むのは禁止(=博論は書き下ろせ。既発表論文切り貼りは不可)」っていうルールがあったりするから、そういう国に留学してた人は博士課程のあいだに出した論文数がどうしても少なくなっちゃう。

和文で書いてればレベルが低いっていうのは誤解。そりゃレベル低い和文論文もたくさんあるだろうけど、質の高い研究はたくさんある。もう15年以上前のことだけど、日本西洋史研究者研究対象の国のひとたちと論文集を出した時は、日本参加者レベルの高さが評価されたりしてたし(https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/39022/1/50-013.pdf)、それらは「外国研究者から読んでもらえない」かもしれないけど「レベルが低い」わけじゃない。

何が言いたいかっていうと、三浦瑠麗の言説の酷さは都度指摘すればいいし、彼女研究問題があるなら存分に批判すればいいと思うんだけど、業績リストだけを見て和文しかないとか批判しだすのは他の文系研究者に流れ弾あたってるからやめやがれください。ていうかやめて(自分の業績リストを泣きながら握りしめる)

『シビリアンの戦争』は、彼女博論タイトルそのまんまだから博論書籍化という理解でいいと思う(https://ci.nii.ac.jp/naid/500000550395)。私はどちらも読んでないので違ってたらごめん。博論書いてそれを本として出版するのは、文系研究者としてはよくあること。

せっかく質が高い研究してても読んでもらえないのは悲しいってのはその通りで、日本語文献が読むべき先行研究として通用してる分野は日本東アジアにかかわる研究くらいかアメリカ人でも前近代中国史やってたら日本語読むことを要求されると思う。中東研究する日本人フランス語要求されるみたいな感じで)。これの解決は難しいけど、欧文で和文文献のレビューをするとか、欧文で良い論文書いてその中で和文文献引用しまくるとかして、「日本では面白そうな研究をやってるんだなぁ」と認知してもらうことがまず必要なんじゃないかと思ってるんだけどこれは三浦瑠麗とは関係ないので措いておく。

ていうか、欧米日本学だって英語仏語独語日本についての博論書いてるんだから日本人イギリスフランスドイツに関する研究日本語で発表してもいいよね。日本だけじゃなくて、ある程度歴史と規模のあるアカデミアがある国では、文系博論論文自分らの言葉で書くことは結構あると思うんだ。

あとこれな。

https://twitter.com/chutoislam/status/963834829723729920

https://twitter.com/chutoislam/status/963834833360248832

これも、一般人デイリーメールを端から信用しないのは処世術としてはいいんだろうけど、時にはそういうソース依拠することが必要なこともある研究者もいるんだから、「デイリーメール引用してる」って理由だけで叩くのはやめて、って話だと私は理解した。余計なところに流れ弾を飛ばされると「それは違うでしょ」と三浦瑠麗弁護みたいな立ち位置にならざるを得なくなるというか。私だってこんな記事書いたけど三浦瑠麗学者としての資質は相当疑っている。ただ流れ弾を撒き散らさないでほしいだけなんだ……

追記

vkgofboston 査読の有無は和文英文に関わらず業績として見なす上で肝だと思うが、それに関しての考えを聞きたいね

三浦瑠麗が書いた雑誌のうち、『レヴァイアサン』は知らないけど『年報戦略研究』は査読あるよ→http://jsss.sakura.ne.jp/PDF/jsss-1507-tokokiteiyoko.pdf(当時もあったのかは知らん。『国家学会雑誌』はどうなんだろ。あってもなくても不思議じゃない。でもあそこ連載論文とか載せるからないのかなぁ)。ていうか和文の主要な研究雑誌にもそりゃ査読はあるし、だれも査読重要性は否定してないんですけど……(ただ、査読がなくても良い論文なら業績として扱っていいんじゃない、とは思う。査読つきの良い業績を積み上げてる人が一番評価されるべきなのは当然として、いちおう査読はされてるけどクソつまら研究と、査読されてないけど面白い研究だったら、一概に前者の方が業績として立派とはいえないんじゃない? 当たり前だけど公募では業績を提出させるわけで。まあわたし査読無しの媒体にはあまり書きたくないけどね)。

2018-02-15

三浦瑠麗の業績が思った以上にショボい

山猫日記」これまで割りと楽しく読んでたんだが、最近炎上してる例の発言の釈明に使った引用デイリーメールだった件が気になって調べてみた。発言のものについてはここでは議論しない。

http://pari.u-tokyo.ac.jp/people/596/Lully_Miura/

東京大学政策ビジョン研究センター講師肩書政治学者を名乗っているんだが、ちゃんとした雑誌に載せてる論文が3つしかない。しか英語論文ゼロ

英語論文出してない「国際政治学者」って大丈夫か?

それとも日本で言うところの国際政治学ってやつはあくま国内政治の一研究分野なのか?

それから今の政策ビジョン研究センターセンター長が三浦大学院指導教授藤原帰一

アカデミック界でのコネが必ずしも悪いとは言わんが、こういう場合肩書がそのまま実力を意味しないって見られても仕方ないと思う。

もし同じ分野に所属してる増田がいたら、学会での評判なんかを教えてほしい。



[追記]

前提として増田理系

国際分野なのに英語論文発表してないことが最大の違和感。必ずしも三浦瑠麗を叩きたいわけじゃなくて、日本国際政治学全体のレベルが低い?あるいは政治学者仕事世界に向けた学術研究発表よりも国内政治ご意見番をすることのほうが重要っていう認識業界一般的になってるならそれも受け入れる。

ブコメにいくつか反応しておく。

学振DC2とPDは強力な教授の推薦状があるとかなり通りやすいらしいからな。これは審査員全員が顔見知りみたいな狭い領域一般で言われることだけど。藤原帰一教授から信頼されてるってことはわかるが。PD2015年まででここでの成果を論文にしなきゃいかんと思うんだが文系論文通るの遅いらしいからまだってことなのか。

講義はキレッキレだったのか。教員としては悪くないのか?そもそも講師地位がどの程度なのかわからん

[追記2]

国内論文3つについてブコメで指摘があったので確認した。自分研究発表メインの論文は1本もなくて全部レビューなのか?

著書「シビリアンの戦争」は博論出版したものって理解でよいか文系博論は分厚くて書くのが大変とは聞く。でもグローバルな表題なのに世界では通用しない研究(少なくとも英語でないので読んでもらえない)って考えると悲しい。

2018-02-08

LDって

LDってどこに消えたの?

MDともどもNDじゃね?

俺、ODしてPDなっちゃいそう。

2017-11-30

anond:20171130225248

PDCAフィードバック系が含まれているのがあると思う。

PDは考えてやってみる過程で、CAはチェックしてフィードバックすることだと思ってる。

2017-11-10

anond:20171110224346

しかに。

あれだ、1週目は合ってるけど2週目以降はPDがなくてPDCACACACACA…になってるパターンが多いかモヤモヤしてたんだ。

単に「改善を続ける」って意味になってる気がするんだ。

別に厳密なPDCAにすべきとは思わないけど。

anond:20171110224153

PDCA

PD(やってみて)

C(どこが悪かったのか確かめて)

A(治す)

からあってるよ。

P偏重で動きが重かったり、

どこが悪かったのか見ない=CAのにPDCAとか言ってたりするケースあるけどな。

2017-10-30

バニラリミコンエントリー一覧

https://qzin.jp/contest/#entrylist

No.タイトルニックネームYouTube
1お金超大好き!!REMIXETIA.youtu.be/TeOIIfjQCxs
2メンズバニラテーマソング-Rock Arrange-からとPyoutu.be/0XD8bRlLlBM
3高速求人日大儲けREMIXピアノyoutu.be/UShUbQCbV9o
4イヴREMIXピアノyoutu.be/_9v8luBMO_s
5Laur RemixLauryoutu.be/2d2iPWiPhlw
6---
7Melodous Trap remixさのyoutu.be/tOatROapKjg
8`89 Acid House MixKe1tyyoutu.be/mQifw4UBujs
9全日本レッサーパンダ愛好会 Remix全日本レッサーパンダ愛好会youtu.be/1JPIXq9Hjm4
10HARDCORE RECRUITぽむ a.k.a DJ ALUCARDyoutu.be/Lmm4E3Xy_j0
11Vanilla StyleRoot*M*a.k.a.XenoizEyoutu.be/5UpIueCpDQk
12バニラ音頭ピアノyoutu.be/-FrT_dm4Gn0
13DJKurara's Hardtek Short RemixDJKurarayoutu.be/atjhkcmuxi0
14---
15Banana Brain RemixHAЯKDistortionyoutu.be/NpcUaZAO5cc
16GOYANG FUNKOT RMX高野政所youtu.be/v_0_M8e8sFs
17Handz Up! Remixdenebyoutu.be/KvYem6x1rL4
18VANILLA DESTROYER蝉時雨ミーミーゼミyoutu.be/e8p1pMcJDeE
19EpicOrchRemix穂高youtu.be/W-QZc91pdLE
20siqlo's Big Room House Remixsiqloyoutu.be/wYSrvCNwIKY
21Short Lounge MIXmatsudanateyoutu.be/B99aaMflcJI
22Four-TRANCE-REMIX邪王youtu.be/YBBW11YL8cU
23Oyama's Kusoikore RemixOyamayoutu.be/LkPDH8yfvfw
24熟女グループPRESENTS時は来たREADY GO!REMIX豊中熟男(熟女グループWEB事業部youtu.be/uxVixTHHpxg
25remix by tensai tamoritensai tamoriyoutu.be/l2Tt87lG4zE
26Nan-Chatte Trance Remix4㍑youtu.be/FwNEzX7O134
27VanillakinaRoot*M*a.k.a.XenoizEyoutu.be/KG6pYsZbCmA
28Future Basssanoyoutu.be/17TBUUE3M-8
29-HYPER TECHNO MIX-Beat Chargeryoutu.be/vjBkyrZYhkE
30GABBER VANILLA!!!kamikazeさんyoutu.be/CvwZ2ErXui8
31TONKAP 160 RAVEWORK JUNGLE MIXTonkapyoutu.be/93jY1X4KN7A
32バニラテーマソング(L1A PSY Remix)Luuc1Ayoutu.be/cXJOP9nT0uk
33こんなバニラトラックから聞こえたら良いな☆RemixNo.305youtu.be/9MmpvWbaEQw
34DIRTY TRAP REMIX$TRELΛBEAT$youtu.be/jtNGDZBjgnk
35VANILLA FROM HELLにせものyoutu.be/2PnHgjxI5_k
36Chill EDM mix(short edit)dyboyoutu.be/Oip5kQyphOk
37Uplifting Trance 2000s mix(short edit)dyboyoutu.be/_97V_KMGJwo
38バニラテーマソング バンドアレンジ八神八神youtu.be/-oX0LNTp9a0
39音ゲー風「Vanilla GAME RemixCapchiiyoutu.be/y6o5Gg5KU5o
40---
41DUBSTEP ReMixぬぬぬぬyoutu.be/GOiCdO0IzFw
42Dubstep Remix3dNOWyoutu.be/spZffskO5hU
43Nurecha Hardstyle Remix濡茶youtu.be/uWZC7DyJGDw
44VANILLA HARDSTYLE RemixDJtagosakuyoutu.be/EXVbXg9osF8
45Vanilla(Kalede Remix)カルデyoutu.be/FxVzp2vj7oM
46Vanilla's Theme Song(KaKi Hard Trance RMX)KaKiyoutu.be/7rroXlRBesA
47VANILLA METALCOREがんばれまさしげyoutu.be/hAGNfOv8boA
48-dj MASTER UNDERGROUND RAVE Remix-dj MASTERyoutu.be/XjDz38xwxic
49kas_0120 Electro Swing Remixkas_0120youtu.be/Bt-rEc5E95A
50バニラテーマソング SchranzDub REMIXスネ次郎youtu.be/YS8WnZoCnEE
51---
52---
53TechnoHouseDanceMixそういうことにしておいてほしいyoutu.be/yZMCFqk5g00
54Acid Snow Flake MixCapgras Delusionyoutu.be/bvim-dQBT-o
55関西最大イメクラグループ:YOBAIグループYOBAIグループyoutu.be/E2EkqAEy3r0
56★★★大阪最高のデリヘルホテヘル高級店グループ:S級グループ★★★S級グループyoutu.be/KPt9086YS9Y
57-Fores-T Hyper BubblyRemix-Fores-Tyoutu.be/CEwHovsvGpk
58kRM Samba Remix!!!kRMyoutu.be/XHQf1suVexI
59バニラあんせむ☆Hardstyle RMXいましぃyoutu.be/WI58aFl9V-4
60さんぐつmixさんぐつyoutu.be/AIf6ABNPY9M
61Hi-TECH PSYTRANCE RemixAftershockyoutu.be/pd-Sk1oIPl4
62scytheleg Rotterdam Versionscythelegyoutu.be/S0W7PT1btrA
63バニラテーマソング REMIX by chocoxinachocoxinayoutu.be/v0Iyd_jOgGM
64バニラテーマソング [メロディックスピードメタルRemix]youtu.be/T4Is-Nw1ETw
65MENSもBounce mixdyboyoutu.be/2ik_JRNm_Hg
66Deep House mix(short edit)dyboyoutu.be/2ILVNzmTOXk
67バニラテーマソング (J-CORE Remix)AIR-Gyoutu.be/sjQY0o7c5Ic
68Vanilla remix フィルターハウス編 DJ TakeshiDJ Takeshiyoutu.be/SupZUYmuKUk
69HYBRID TRAP REMIXrejectionyoutu.be/E4M2oGSbfnE
70YAVANILLA RMXhu-zinyoutu.be/Cmbf1Ow-d7Y
71Vanilla Industrial Ragga MIXXXDJ souchouyoutu.be/ev-_wvRRdBo
72バニラテーマソング (求神 remix) REMIXED by SPYKEYSPYKEYyoutu.be/rkj92T9FyKE
73メンズバニラテーマソング -HYPER SPACE REMIX-KentoSyoutu.be/hSM41QmOJTE
74バニラテーマソングMA$AKI's "サタデナイト高収入MIX&quoMA$AKIyoutu.be/mh8URSyptE8
75バニラテーマソング (最近流行りのヒューチャーベースremix)N-Driveryoutu.be/shs18npI0vU
76バニラスコアしゅうへいyoutu.be/vk4VYtpPsrQ
77バニラテーマソング バンドアレンジ第二弾【八神八神youtu.be/4bPCDfXYWdw
78バニラテーマソング(DJ OttOn Remix)DJ OttOnyoutu.be/Dy8ow8fCzIw
79新宿人魚姫〜まさに求人MIX〜(バニラテーマソングJille.youtu.be/fWQLc3YdlOE
80バニラ求人 ゴミックスアメリカンバッドボーイyoutu.be/U9n-iBYcjN0
812000年代初期ぐらいのトランスを当時日本風アレンジした完成形のやつをそれっぽく以下略ドドドyoutu.be/twUyLJC2QTs
82バニラテーマソング (HOUJIROU Remix)HOUJIROUyoutu.be/ymdw8ughD7U
83バニラテーマソング tomodati nishitama ghetto mixtomodatiyoutu.be/-7kOBY_TVaY
84VANILLA ThemeSong (Get-O-Rave Remix) バニラテーマソング.exemiruatodeyoutu.be/1Lp7kvGpQ0w
85バニラ物語 -8bit game sound remix-masashiyoutu.be/oMmBWiUmshU
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89Shoegazer remixHoQ-10youtu.be/yE9OVIW5oy4
90バニラテーマソング (ジュリアナテクノ リミックス)しおはるyoutu.be/Cj4CYMr6SFg
91Glitch and Noise versionIKEyoutu.be/ZN3hP2Wm8dE
92バニラテーマソング -バニニRemix-髭姫youtu.be/K_J9hddRpNU
93出稼ぎver Dirty Electro mix(short edit)dyboyoutu.be/MCE7K9soIKI
94Future Bass mix体験入店(short edit)dyboyoutu.be/jFgApCnidSw
95Tech House mixdyboyoutu.be/gbE_qMZZ8LM
96大体テクノアレンジailuroadyoutu.be/wcSrntnuqRc
97バニラテーマソング(Kunixxx RemixKunixxxyoutu.be/mia7UDcJrug
98バニラ求人 - バニラテーマソング(VLADLAMDA REMIX)VLADLAMDAyoutu.be/ts_MHmoD8Jc
99/4^/!114大久保雅基youtu.be/jJyeiVY-Uhk
100mens vanilla rmx - バニラテーマソングakndyoutu.be/TtUsxop-lQI
101dekasegi vanilla rmx - バニラテーマソングakndyoutu.be/CW6qh5iZfb4
102sokujitsu vanilla rmx - バニラテーマソングakndyoutu.be/PkDqtRoXnxo
103GAMEBOYバニラチップチューンREMIX【8bit】ひやけyoutu.be/1fX0suESONU
104バニラテーマソング(DJ YOGAFIRE EDM REMIX)YOGA FIRE!!!youtu.be/sWm3N0n2DqQ
105バニラテーマソング (NAGI Remix)NAGIyoutu.be/S3DdU8Wzv3Y
106Full On Psytrance Remixドドドyoutu.be/GZJN7I9yft4
107vanilla rmx - バニラテーマソングakndyoutu.be/v4F1fC7zBsI
108バニラテーマソングHouse remix楸也2youtu.be/X9UPFhVIEPc
109りっきーのテーマりっきーyoutu.be/pxXJsTJtwzY
110Vanilla Song (Electro Disco Remix)PagumaSceneyoutu.be/xLy0lvZBmho
111バニラ求人 (hiKariakechi 150 jersey edit)カズハックyoutu.be/N79238pNCTk
112バニラテーマソング(Kimichang Remix)Kimichangyoutu.be/t3xrMghRBCI

2017-09-21

anond:20170921090948

鍵屋さんってすごいよね。

知らない業界からよくわからないけど、あんな精密なキーを外せるテクニックすばらしい。

24時間対応鍵屋にかかわらず、その手のレスキュー文句言う人の文言をいつも見て思うけど、レスキューされる内容の相場とかしかみてなくて、夜中に人呼び出して、さらには実態がなにかわからない状態からスタートして、んで時間もかかるのは仕方ないことだと思うのに、それを全スルーしてお金が高い。

自己管理できてない人の極みよね。

いつもここにしまってるから大丈夫とか、いつもできてるんだから大丈夫とか。

PDCAじゃなくてPDで終わってるよね、そういう人。

チェック、再学習、再認識もなけりゃやりっぱなしばっかり。

2017-05-08

http://anond.hatelabo.jp/20170508175651

アレッ,ちゃんと要項見ないで書いてるけど,D3から学振もらい始めて学位とったのでPDに切り替え,みたいな制度なかったっけ?

あなた学振出す資格無いようには見えないんだけど.

D2にして学振申請資格が無くなった話

季節の風物詩ですね。私の失態を後輩の皆さん他山の石としてください。

M2:未申請大学院学部めっちゃ違う分野来て研究テーマすら曖昧しか決まってなかったので

D1:未申請メンタル病んで1ヶ月ほど大学こなかったらいつの間に期限過ぎてた

D2(1回目):未申請内臓疾患系の開腹手術とかして4ヶ月ほど休学しててそもそもそれどころじゃなかった

今ここ->D2(2回目):未申請。「D2(1回目)のときは休学届出してたし在学期間からさっ引かれるからDC2出せるよね??」って思って要項調べたら「6ヶ月未満の休学期間は考慮しない」という無情な一文が…

じゃあ実質D3みたいなもんだからPD出せよ、って思われそうだけど、今年からPD学位とった人じゃないと申請出来ないようになったので㍉

そもそもM2で出せなかったのが最大の敗因なんだけど、「学振 "転科"」でぐぐっていまだに3番目に自分の書いた増田が出てくる有様だし途中で分野変えた人に厳しい仕組みの制度からね、仕方ないね

学部1年から1つの分野しか見てこなかった視野狭窄学振パーソンの皆さんはどうかそのまま頑張ってください。転科しても普通に通った物理屋の人はマジで尊敬します。

2017-04-17

学振はどうやったら受かるのか,微妙に考えた.

今年もそんな季節ですよね

なんかちょっと人の申請書をたくさん見る機会があったので(もちろん審査じゃない),その時感じたことを書こうかなと思いました

自分DCPDと両方通りました

専門は理論系とだけ

正直,業績とかよりもテーマ設定が大事だと思う

業績がすごい人が普通に落ちたり,逆に「なんでこれで?」みたいな人が普通に通ってたりする

自分後者

で,これじゃ落ちちゃうかもな,と思ったテーマ設定の方向性が次の3パターン

1.前提に飛躍があるパターン

例えば「AにおけるB-C概念の生成と展開について」みたいなテーマがあるとして

この「A」っていうのが前提になるはずなんだけど,

それがそもそも無理やり絞り出された問題だったり,思い込みみたいなものだったりする感じ

「すべての人間死ぬアリストテレス人間であるアリストテレス死ぬ」って論理展開自然だと思うのだけど,

いざ申請書を書き起こしてみると「アリストテレス死ぬ,だから全ての人間死ぬ」みたいにごちゃっとしてることがある

で,意外とそういう飛躍って「これまでの研究」で作ってしまった固定観念だったりするから

ちょっと冷静にみて,これは違うだろって思ったら容赦なく切り落としたほうがいい

論理になっていない部分を汲んでくれる審査員はそんなにいない気がする

2.明らかにつまらないテーマ

申請書の書き方が悪くて面白さが伝わってないパターンと,テーマ設定がどうしてもつまらないパターンがある

競争的外部資金なんだから,知り合いのなにも知らない人に話してもちょっとは興味を持ってもらえるテーマにしたほうがいい

自分問題意識と違う」となることもあるかもしれないけど

まず面白そうなテーマを決めて,そこから自分問題意識ラインをどう引けるかとかを考えてもいいか

あとスケール

申請書を読む人がその研究精通しているわけではないから,スケールを小さめにとると価値呈示しづらい

実際の作業は小さかったとしても,設定するスケールは大きめにとっといて問題ないんじゃないだろうか

あくまで間口は大きくするつもりで

申請書は間口

3.価値がわかりづらい

そのまま

お金をもらうのだから,「なんで他のテーマじゃなくてこのテーマ投資するべきか」みたいなのは意識すべき

他にもありそうな気がするけど,ひとまずこれで

とにかく申請書に向かう前に,自分が一番自由に考えられる状態テーマについてのイマジネーションの幅を広げたほうがいい

それとどういう価値があるのか

あと「超域」とか「国際」とか「学際」みたいなことは一応視野に入れて,必要ならアピールすべき

とにかくあらゆる文脈自分テーマが持ちうる意味を考えてみたほうがいいんじゃないかなと思います

なんかあえて書くような内容じゃなかったか

2017-03-23

http://anond.hatelabo.jp/20170323162129

研究教育を切り離せという意見がありますが、研究していないと教育できない(特に上位の大学では)ので、研究教育を切り離すのは難しいです。

ただ、事務職員でもできるような仕事教員がやっているというのは確かにそうで、一員としても謎なままやらされています試験監督はその最たるもの

文章作成したり校正したりという作業は、事務職員の基礎学力があって、文章推敲ができるレベルならよいのですがそうでない大学では事務職員ができないか教員がやらないといけないのかもと思ったりもします(短大で教えたことがある方はわかると思いますが、短大には日本語がままならない方もおり、でもそういう方が「エクセルができます」とか言って大学職員採用されたりする。)文科省に出す書類は分厚く大量なので、文章の読み書きになれた文系教員でないと作成したり誤字脱字を修正したりというのが難しいようです。教員が見て初めて修正された部分がいくつもありました。

事務教員パワーバランス問題もあります。私がいたところでは、事務職員が「忙しくてできない(実際は能力が低くてさばききれない)」と投げ出した仕事教員がやらざるを得ない状態でした。やらないと管理職に「あの教員が働かないから辞めさせろ」と言いに行くのです。

比較偏差値の高い大学で、大学事務職員が卒業生だと基礎学力モラルも愛校心もあり、それほど大きな問題は起きないのですが、いろいろな大学があり事務職員も多様なので、事務能力や意欲の問題からできない(やらない)で教員やらせている仕事結構あるように思います

プログラムとかで短期教員事務職員を雇用してという形で予算が出るので、教員予算をとるための書類書きや事務仕事に追われます事務職員もいろいろな人が雇われるので質もばらつきが出ます文科省予算のつけ方を変えるのが一つの解決策なのでは。

===

コメントが付いたので追記です。

一時私立大で非常勤をし、ある国立大学学位を取り、ある国立大学プログラムで働いていた者の意見です。

東大は~」という意見がありますが、東大とは前提として違うところがいろいろあり、こちらも東大の状況をよく知らないので何とも言えないところがあります。ただ、東大の~研究所でも学部生の授業を持っていたり、院生指導をしていたり学振PDを受け入れたりというのを結構聞きます独立行政法人研究所バイトしていた時もありましたが、そこは研究だけしていたら良いようでいて、意外と他の大学非常勤に行っている人が多かった。教えることを通して学ぶこともあるので、研究だけ、教育だけと分けなければいけない、というものでもないのではと思います教育研究を両方やるのは別に普通だけれど、教員事務仕事生活指導のような雑務を異様に多くやるのが問題なのではと私は思います

事務事務が専門で、教員教育研究が専門なのだから教員事務仕事をやるのはおかしいというのは確かに最もで、本来はそうあるべき(かつてはそうだった)のかもしれません。ただ、現実として、試験監督文科省に提出するプログラム運営必要な分厚い書類を若手が作らされるというのはあり、それを拒否することはできません。他大ではもしかするとそのあたりの事務仕事事務の方がやっているのかもしれませんが、私がいたプログラムでは事務仕事は大量にあり、だれも逃れられない状態にありました。事務の専門を尊重してというのはやってきましたが、その事務専門性も危うく(日本語が危ういとか仕事に対する意識の低い職員が少なからずいる)教員教員の専門を尊重されることはほとんどなかった。若手の教員は次々に変わっていき、「代わりはいくらでもいるんだ」という態度を管理職から事務からもとられていて、すべてを受け入れないといられない状態でした。若手研究者が過多で足元を見られて酷使されるというのはポスドク問題とも関係してくる問題なので、文科省競争させてプログラムお金をつけるという方針であることだけに起因するものではなく、複合的に生じた問題のように思います

2016-03-28

絶対に受かるとは思わない学振申請書の書き方

ぼちぼち学振申請書の季節が近づいてきましたね。

LaTeXで書けばいいのか悩んだり、ワードで書くと名前欄が無駄に改ページされたりしていらつくやつ。

で、なんかせっかくだから、「学振申請書の書き方」ってやつをちょっと考えてみたんですよ。

なんかそういうのいっぱいあるじゃないですか。

自分もね、学振通ったことあるんです。二回。DCPD。落ちたことないの。

といっても、特定地域とか特定文化とか、ある種の「受かりやすい」テーマってわけでもなく、大分地味なテーマです。

から以前はよく後輩や先輩や同輩の申請書の相談に乗ったり添削したりしてました。

「ここ、もっとわかりやすく」とか「ここ、もっと強調したら?」とか「フォント変えてこの部分は箇条書きにしなよ」とか。

今日ネットで「学振 申請書 書き方」とかで検索すると百回くらい書かれているようなテクニックを参考にしてね。

自分申請書を書く時、その手のやつを参考にしたし。

大体自分だったら、ここらへん気をつけるかなー、みたいなことを考えたりしながらね。

アドバイスしても結構みんな落ちちゃうんですけどね。

それでどうせ増田だし、面と向かって「アドバイスして」って言われた時に言いづらいことを書いてみます


まずがテーマいまいちっていうパターン

落ちるやつって、なんかテーマがつまらないんですよね。

専門的なのはわかるし、テーマご近所さん自分が仲間としてみると「ほほう、興味深いねそれ!」って感じなんですけど、赤の他人が聞いてもワンダー感じそうにないようなやつ。

でも別にテーマを変えろ」ってわけじゃないんです。

例えば「AにおけるBーCの関係について」みたいなテーマがあるとするじゃないですか。

その時にそのまんまそれを書くんじゃなくて、そこで一捻りいれたら?ってことなんですよ。

なんていうか、メインディッシュテーマがあるとして、みなさんいきなりメインを出し過ぎなんです。

タイトルでも、申請書本文でも。

じゃなくて、「このテーマを別の角度から見ると、こういうテーマにもなるぞ」っていう観察をしてから、もう一回テーマ設定しなおしてみませんか?みたいな。

あるいは前菜になるような前置きとか問題提起をいくつか用意して、そこから入れるようにしたほうが、読み易くない?みたいな。

この点について具体的に言うなら、最初に「これまでの研究」って書くじゃないですか。

いきなり「研究」を書きすぎなんです。いきなり専門的すぎるんです。

やっぱり読む側は申請書を書く人間にも、そのテーマにも興味をもっていくれるわけじゃないんですから、読む側にも納得できそうな問題提起を明示して、そこから「これまでの研究」と「現在の状況」をつなげていくのがいいんじゃないかな、って。


あと「見通し・インパクト」が尻窄みだったり滑ってるのも多いですよね。

文系界隈だと書きづらいのはわかるんですけどね。

なんかもっと偉いこと書いてもいいような気がします。

テーマ局所だけの「この分野ではこれこういうインパクト」っていうのももちろん大切なんですけど、なんかもっとワールドワイドに、時事ネタとかもしっかり見たほうがいいんじゃないかな。

でも荒唐無稽になると困るんですけど、ぎりぎりそこは頑張ってって感じで。

「アリの目と鷹の目を使い分けて」とか言われたことがありまして。小さい所も遠い所も両方見ておけってことらしいです。

とりあえず申請書のフレームは忘れて、一度自分研究関係ない人を捕まえて、ちょっと研究の話をじっくりさせてもらったらどうだろう。

そうすると鷹の目になったり…しませんかね。


それと申請書全体にストーリーラインがまったくないのはどうかと思います

学振申請書には質問がしっかり書かれているんだから、それを読んで答えよう」みたいによく言うじゃないですか。

それを意識してるのか知らないけど、一問一答みたいになっちゃうやつ。

申請書って一問一答形式ではなくて、全体を通して読んだ時に「どういう問題意識があって」「それにはどういう意義があって」「そのために何が必要で」「自分はなにをやるんだ」っていうのが明確に示されてないとダメな気がするんですよ。気がするだけね。

申請書の質問内容にしっかり答えるのは大切だと思うんですけど、まず脳内で大雑把なラインを作っとけばいいような気がします。


業績の問題については議論がつきないところがありますよね。自分もよくわかりません。

でも観測範囲で、そこまで業績で殴りあう感じに最近なっていないように思うんですけども。

がっつり業績ある人が落ちたり、いまいちな自分が通ったりしてるんで。

スタートダッシュで業績つけなきゃ、みたいに考えた時期はあったけど、正直レベルが低い中身のない論文を量産してもなんにもならないし。

地球に厳しいだけだし。

それよりも堂々と抜き刷り渡せるようなギュッと詰まった論文をじっくり書き上げたほうが素敵ですよね。

あ、でもPDでさすがに業績欄真っ白はきついと思います。ある程度のラインみたいなものはあるような気がする。思ったよりもそのラインが高くないだけで。どこなんだろう、それ。


そんな感じで、書き出すとあまりたいしたことなかったですね。

あとこんなの書いて難ですが、「いろんな人に添削してもらう」って副作用もあるので注意したほうがいいです。

人のアドバイスって結構拘束能力が高かったりして。あんまり従って整理しきれなかったパターンもみたことがあります

どちらかというと一貫したライン大事なので、相談したりしてガタガタになるよりも、「ストーリーが通っているか」「わかりやすいか」の確認程度に見てもらう程度に抑えたほうがいいんじゃないかな、って。

自分あんまり人に相談して申請書を書いたりはしなかったんですよね。

というわけで。

2016-03-15

セディールの良い体験談を書いておきたかった

セディールという、精神科系のお薬がある。

一般名はタンスピロクエン酸塩で、1996年に発売された大日本住友製薬抗不安薬である

このセディールはggったらわかるのだけれども、びっくりするほど評判が悪い。

探しに探したけど、ほとんど見つからない。

効果が実感しづらいのが主な原因らしい。

私はセディールに丸2年ちかく、1日3回世話になり続けた。

途中何度か油断して断薬したりもしたが、

その度に「やっぱりセディールがないとだめなんだ」と反省して飲み直した。

どれくらい飲んだんだろう。700日間飲んだとしたら2100錠だから、21箱?

私はセディールが好きだ。人生を救ってくれたと思っている。とても感謝している。

大日本住友製薬ファンレターを書きたいくらいだ。

できれば1日3回の用法煩雑なので徐放とか開発してくれないかと思っているのだが、

まりモテない薬では難しいか。薬価高いしね。

というわけで、ネットセディール万歳記事が見当たらないと悔しいので、

大海に砂粒を投じたい気持ちだけでこの記事を書くことにした。

どうせこの記事も埋もれるんだろうけど、それでも書きたい。自己満足です。

長くなるけど自己満足っていうことで許してほしい。


セディールの話をしているからには、私は抗不安薬を飲まなくちゃいけないような人間だ。

いわゆる鬱病PDではないが、生き辛いアスペさんである

幼い頃はADHDクラスメイトとセットで爪弾きにされて、彼女の失禁の面倒ばかりみていた。

その後不登校になって自殺未遂して、……まあ波乱万丈に鬱々と生きてきた。

学生時代の話でちょっと自慢できることなんて、

受験生ときに、駿台模試数学偏差値103とったことがあるくらい。

他人にはほぼ無関心を貫いていた私も、さすがに驚いた。

「こんなに簡単な問題を解けない人がいるらしい」という方向に。

……ちょっと話がずれたかな。

別に数学自慢をしたい訳ではなく、抗不安薬の薬効を褒めるに当たって

どういったバックグラウンド患者であるかを説明したいのだが、

自分語りというのは難しい。冗長申し訳ない。

数学ができそうなことを書いてみたが、私は基本的テストが苦手だ。

知らない場所へ行くのも大嫌いで、場所が変わったらただ硬直するだけの人になる。

たまたま前述の模試は知っている予備校の知っている部屋で開催されただけで、

別の部屋で開催していたら多分偏差値なんて40とかその程度に落ちていたと思う。

スケジュールノイズが入るのも苦手だった。

たとえば「月末に試験がある」とか、いつもと違う予定になってしまったら

もう月末まで機能不全に陥るのは確定事項のようなものだ。

食事も食べられないし、部屋の片隅でずっと猫のように丸まっている。

障害がわかる前から私が非常に神経質なのは判明していた。

両親はいつも「私に物事意識させない」ように気遣ってくれていた。

幸か不幸か、観察眼もないし日付や時間もよくわからない人間だったので

騙し騙し手を引けば、何にも気付かずいつも通りに過ごしていた。

明日テストだよ」なんていう特別っぽいことを言わず

今日は一緒に出掛けよう」←よくあること

「この席に座って問題を解いてね」←よくあること

で、誤魔化すことが可能だった。

子供だましのようだが、子供だましが看破できないからASDなので仕方がない。

しかし、そんな風に一から十まで他人に面倒を見させる訳にもいかないだろう。

大学受験の段階で、かなりムリがあったと思う。

それでも幸いにして大学に入ることはできた。薬学部だった。

どうして薬学部だったのか自分はさっぱり覚えていないのだが

(そもそも薬学部なんて受験したっけ? 状態だ)

勉強だけできて、勉強以外なにもできない私が、

一般企業で働くのは無理だと気づいて、手に職をつけさせようとしたのだと思う。

という訳で、向不安薬の存在をはじめて意識したのは、大学教科書の上だった。

そのとき、私はまだ精神科心療内科の世話になったことはなかったのだが

セディールが、セロトニン5-HT1A自己受容体に部分アゴニストとして作用するとか、

受容体が脱感作してダウンレギュレーションを起こすことは何となく印象に残った。

他の多くの抗不安薬はGABAa受容体Cl-透過性をどうの、という作用点なので

「あー全然違うのが混ざってる、へー」程度だったと思うが。

実際にそれらに世話になったのは、社会に出る時である

あいろいろあって、職場を追い出され、実家でもちょっとトラブルが起き

元々神経過敏であった私は、あっという間に鬱っぽくなった。

あくまで「鬱っぽく」だ。

適応障害と言われたが、私の問題適応障害云々とは別のところにあった。

そりゃ何もなくても泣き出したりしたりしたけど。

ご存知の方もたくさんいらっしゃると思うが、

まず発達障害ストレス状態が悪い方向に傾くことが多い。

物音も人間の気配も何もかもが耐えられなくて、

外出してみたものの、机の下に隠れて出られなくなるような有様だった。

強迫行動などはあまりなかったはずなのだが、

コントロール方法が急にわからなくなって暴走した。

ちなみに、この時点でカウンセリングテストを受けて、ASD正式に発覚した。

また、これもよく知られていることだが、

ASDADHDに、薬に感受性が高すぎるタイプがいる。

私もその系統で、鬱や適応障害に投与される抗不安薬がほぼ使い物にならなかった。

たとえば、メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)という薬がある。

成人なら1回2mgで1日1回服用の、長時間作用型の穏やかな抗不安薬だ。

高齢者などで1mgで投与されることもある。

1mg飲んだところ、2日間に渡って朦朧状態、ほぼ40時間ぶっ通しで爆睡した。

メイラックス比較コントロールできるので今も世話になることがあるが

初日に0.5mg(1mg錠を半分に割る)、以降1日おきに0.25mg(1/4に割る)。

この使い方は、自分体感を頼りに半減期などを考慮して自分計算して決めたものなので、

他の薬の感受性が高い人が同じ容量で効果を得られることなどを保証するものではない。

他の抗不安薬も概ね似たようなもので、

飲んだら千鳥足から爆睡半日以上目が覚めない、そればっかりで、

とてもじゃないけれども、外に出ることを前提に使えたものではなかった。

なお、三環系や四環系、SSRISNRIなどは未経験である

で、それらの事情から、私の状態は非常に悪かった。

かろうじて大学だけは卒業したものの、卒業したところで私は立ち止まった。

そのまま部屋の外に出られなくて引きこもって終わる可能性も覚悟した。

そんな時に処方されたのがセディールだった。

効果は薄いかもしれないけれど、と抑肝散と共に処方されたそれを見て、

「あー、学校で習ったあの変な作用機序の薬かー」と、思った。

そして、こいつに即効性はないはずだ、と引きこもりの頭で考えた。

受容体の脱感作にどれくれい時間がかかるんだろう。

知らない。知らないけど、俗に作用発現に2週間と言われているということは、

とりあえず長く見積もって1ヶ月、高コンプライアンスを維持しよう。

とかなんとか。

目標は抗不安効果ではなく、セロトニン受容体を殴ることだと割り切り、

効果体感がほぼない分、服薬忘れに細心の注意を払ったと思う。

で、2ヶ月くらい飲んだ頃、正直、「あんまり効果ないな」と思った。

依然として不調な時は不調だったし、

爆睡前提でベンゾジアゼピン薬を使うしかないこともあった。

そこで面倒になった私は、薬のなくなるタイミング勝手断薬した。

適当なことをするなよ薬剤師、と思われそうだが、

断薬で変なことは起きないと自分で調べて自己責任で辞めた。

2週間くらい放ったらかして、何だかイライラする頻度が増した。

落ち着かない感じというのだろうか。

その時にはすっかり忘れていた強迫行動がぶり返した気がした。

ベンゾジアゼピン薬の消費が増えかけたので、

まさか……と思いながらセディールを飲み直した。

その時即効性を感じた訳ではないが、数日後にぴたりと強迫行動は止まった。

おかしいと思った私は即座にカレンダーメモした。

日付感覚がないので、カレンダーメモする癖がついていたせいだ。

そして、しばらくして十分に安定した頃合いに、

今度は故意セディールを飲み忘れてみた。

その直後はなんともないのだが、

数日するとまた覚えのある強迫行動がぶり返す。

この現象を、私は副作用や退薬症状ではないと判断した。

タンスピロンという薬の構造をよく観察してそう考えたし、

退薬症状でいきなり強迫行動のような特徴的なものが発現したら、

もっと話題になるのではないかと思ったからだ。

何度か間をあけて飲んでは止め、を繰り返し、

たまに本気で飲み忘れる日も挟んで

カレンダーに出来上がった記録を見て、思った。

セディールめっちゃめちゃ効果あるやん!」

たまたま私は卒業研究で、

薬の効果は、信じるとより大きくなる(プラセボの増幅効果

なんていう内容をやっていたので、熱心に信じることにした。

バイトを始めて、そのバイトは続いた。

同僚ときちんと会話しているし、電話応対や来客応対もできる。

たまにベンゾジアゼピン系の抗不安薬必要になったが、

頻度は減り続け、今では月に1度も必要ない。

そのうち周囲の環境が変化してよくなったこともあってか、

セディールを中断しても強迫行動が出なくなった。

こだわりも飛躍的に軽減した。

もちろん、今日も私は時計が読めないし、日付はよくわからない。

試験とか言われると倒れそうにはなる。

喧騒がある場所では会話できなくて困ることもある。

数字が大好きで、統計データを眺めてひとりでテンションを上げている。

でも、もしかして……?と思うことがある。


何となく、とても漠然としていて申し訳ないのだが、

今日は晴れている」とか、外へ意識が向かう頻度が

数年前より格段に増えた気がする。

時計を見ると17:12と表示されているのだが、

その意味がいまひとつピンと来なかったとしても

「今は『じゅうしちすなわちごじじゅうにふんという時間』なんだなあ〜」と素直に受け入れて、

気にせずスルーすることができるようになった。


思えば、私はずっと怖かったのかもしれない。

歩く時は地面しか見ていなかった。

ものがたくさんあって動いているのが嫌だったからだ。

理解できない時間なる単位に急かされるのが苦手だった。

気づいたら増えていて、気づいたら減っている変なものによって

他人に叱られたり、待たされたりするものからだ。

から見なかったし、感心を払わなかった。

そんなものよりも数字とか、生物学とか、化学構造式とか、

機械っぽいものとかが好きだった。怖くないから

難しいストーリーアニメは嫌いだったから、

何歳になってもずっとポケモンを見ていた。

ポケモンは、30分の中でいつも自己紹介からはじまって、

主人公は死んだり折れたりしないし、敵にも真の悪人もいない。

必ずわかり合って、平和になって終わるから怖くなかった。

私はたいへん臆病だったのだ。

ところが、その恐怖心が、なんだかこの数年でスーッと、静かに

砂の山がいつの間にか溶けてなくなっているような感じで、小さくなっていた。


全てセディールのおかげかもしれないとまでは言わない。

ASDだって大人になるし、変化する環境の中で生きている。

私が単純に成長しただけかもしれない。図太くなったのかもしれない。

それでも、セディールを忘れるとなんとなくそわそわする、

世の中に怖いものが増える、という感覚はやっぱり戻ってくると思う。

最近の私が服薬を忘れる時というのは、何かに熱中している時だ。

だいたい、とっても楽しい気分の時に、薬の存在ごと忘れる。

そして、楽しい気分であるにも関わらず、

慣れ親しんだ恐怖心が平行するように顔を覗かせるのだ。

もし、薬効が100%気のせいであるなら、

楽しい気分の時に忘れた時なんて、完全に意識の外へゆくはずだ。

でもそうじゃない。

ということは薬効は100%気のせいではないのではないか、と思う。


私はASDで、薬物過敏だし、普通抗不安薬で昏倒する体質なので、

ベンゾジアゼピン薬を飲んでも普通に起きていられる人には、セディールは弱すぎるのかもしれない。

でも別に薬物過敏の人は、世界に私ひとりではないと思う。

セディールは、私のような誰かにとって救世主になり得る良い薬だ。


というわけで、この気持ちをどこかに書き残しておきたかった。

読んでくれた人がいる気がしないが、もしここまでスクロールしてくださった方が

いたのだとしたら、ありがとうございます


大日本住友製薬さん大好きだよ。

2016-01-14

http://anond.hatelabo.jp/20160114175932

それは横

縦が軒並み酷い、忘れたとこは語呂合わせサイトから転用

つーかサイトのも全部酷いな、今から考えたらこプリント配った学校凄い

エッチリッチな彼とルビーせしめてフランス

1族 H Li NaK Rb Cs Fr

ふたりでベッドにもぐって彼女とすればバラ色

2族 Be Mg Ca Sr BaRa

スカイラーク

3族 Sc Y La.Ac.

チンチン じゅるり ハフハフ リッチフェラチオ

4族Ti Zr Hf Rf

ゾーンにおう単なるデブ

5族 V Nb Ta Db

苦労も わかるがしごきすぎ

6族Cr Mo W Sg

マンテクレインボー

7族 Mn Tc Re Bh

増えるオスの変態性欲

8族Fe Ru Os Hs

子供と、老人入れて待つ

9族Co Rh Ir Mt

汁を2回ペニスでピュッと出す

10Ni Pd Pt Ds

いいねキュートな味わいキンタマレントゲン写真

11Cu Ag Au Rg

全部 カツラハゲ

12族Zn Cd Hg

バストはあるが、陰毛足りない。

13族 B Al Ga In Tl

しこしこ しすぎて げっそり すん な

14族C Si Ge Sn Pb

日活ポルノ明日サービス

15族N P As Sb Bi

おおすげー世界はてんでポルノだぜ

16族O S Se TePo

ふっくらブラジャー愛の後

17族 F Cl Br I At

変なねぇちゃんアルコールくらって奇声乱発

18族He Ne Ar Kr Xe Rn

2015-11-17

http://anond.hatelabo.jp/20151117094206

元増田さん、真鍋さん(本人かどうかわからないけど実務上問題なし)のこれに対して、使用許可を明示してやってください (匿名なのでpublic domain宣言か、無制限使用許可か---匿名ダイアリに「書き込みPDになる」とか約款ありましたっけ? それなら問題ないんですが、ちょっと探しただけでは見当たらないので。)

「そびえ立つクソの山」のような言葉使いの問題よりも、「そこに改善できる材料があるのに使用条件が不明確で使えないこと」の方がはるかに重大な問題だと思います

私は汚い言葉使いは好みませんが、結果として成果物の質が向上することが重要なのであって、誰が賢いとか賢くないとか、誰が謙虚だとかそうでないとか、そんなことは心底どうでも良い話です。

2015-10-04

http://anond.hatelabo.jp/20151004003044

どの部分で「医者は死んで欲しい」になるのかよく分からないが、

救急車を遠慮してマイカーで運んで入院・診察を拒否されて帰ってきて翌日自宅で死亡

ここか?

「診察を拒否され」ってのがよく分からないぞ。病院に行ったら不調が消えたから「症状が出たらまた来てください」って言われた、って感じか。

でもって、パーキンソン病で突然の呼吸器の異常を発症して死亡、と。

パーキンソン病における突然死については、まだ、研究

PDパーキンソン病患者211例のなかで死因を解析した結果,突然死が15%に認められ,PDの突然死は稀ではないことが明らかになった。

https://kaken.nii.ac.jp/d/p/15659206.en.html

とか言ってるレベルだぞ?

現代医学万能とか思わないで、医師だってできる限界があるってことは認めてやってくれ。「明らかに許し難いミス」とかでなければ医者を責めるな。無駄責任を追及して医者モチベーションが下げれば、結局社会全体が不利益を被るのだからあなたの納めがたい情動は、もう少し社会にとって有益な何かを生み出すために使ってくれ。

2015-09-04

審査について

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150903/k10010215341000.html]

この機会に見えにくいものに触れてみます

審査の流れ

募集審査内定(→変更→再審査)→発表というのが一般的かと思います

また、応募者とやり取りをするのは事務局(今回は組織委員会担当部署)です。上記の最初審査で見られた問題点場合によっては、応募者からの変更願における問題点)を応募者に伝えます。その問題点をどう変えるかというのは応募者ですので、そこまで指示しては意味がありません。もちろん内定のまま進んだほうがいいに決まっていますので、うまいこと進むよう少し詳しく応募者に知らせることはあります

審査委員と応募者が審査過程において仲良くやることは、審査というもの性質上、よいことではないと思います事務局もそうではあるのですが、応募者に対してそこを取り持つ役割が求められます。今回、取り消されはしましたし彼のこれまでの活動の中でやったことで悪いことがあったことも事実ですが、裏でしっかりフォローしてあげていることを願います

こういったことためにはカウンシル組織がいい意味独立していることが重要なのではないかと思いますが、文化系事業ではPDクラスのいい人材が不足していることが浮き彫りになったと思います

よろしくないこと

審査委員に進捗が知らされていなかったこと。これはありえません。事務局として失格です。

また、再審査資料が発表1週間前にきたら、検討してどうにかする時間はありません。どうせすぐに上がってくるわけがないのだから、急かさないとダメです。悪い用法として執行するためのゴリ押し手段として用いられるのだから、そうした下衆の勘ぐりの誘発を防ぐためにもです。ただし、今回は規模が規模なのでそれだとは言えません。

加えて、あの理由で取り下げたことや一連の流れにおいては、組織委員会側は何かしら責任をとる姿や通すべき筋を通したという姿を見せるべきです。

新しい公募について

広く公募して広く審査する方式は望みません。

門戸を開くことは悪いことではありませんが、これに合致しているかといえば疑問符がつきます特にはいたずらが行われる恐れがありますし、永井発言妥当です。「そんなことされて当然だ」という思考蔓延っている界隈のおもちゃになるでしょう。こちらには既にレプリカおもちゃがあるので、オリジナルおもちゃを与える必要性は皆無です。下読みに代表される一次審査経験者ならばこの危うさはご理解いただけるのではないでしょうか。

それに、今回のもの理解されないのは当然としても、多数のみんなに選んでもらいましたで終わらせることの危険性も大きなものです。これは理想であり、人類アップデート後に行ってください。

理解が得られない」ではなく、理解させるのがデザイナー仕事であり、各委員会メンバー仕事です。特に委員会クリエイターを守るために全うしてください。

2015-05-28

モラルハラスメント被害者パーソナリティ障害者の勝手な言い分を切り分けて、パーソナリティ障害者をきちんと教育しよう

PDについてはこちらを参照:http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_personality.html

有名なのは境界性人格障害自己愛性人格障害、いわゆるサイコパスといわれる反社会性人格障害あたりだが、ある程度は治療と投薬によって行動や認識の歪みが改善されるといわれている。

最初は,問題患者自身にあるということをわからせるよう努力すべきある。もう1つの原則として,人格障害治療には長い時間がかかるということが挙げられる。通常,長期の精神療法または同じような人々とのエンカウンターによって繰り返し直面化を行うことで,自身防衛,信念,および不適応的な行動パターンを本人に気づかせることが必要である

(中略)

対人関係上の問題,すなわち依存性,不信感,傲慢操作的態度などを変えるには通常1年以上を要する。対人関係の変化をもたらすかなめは個人精神療法で,これは患者自身の対人関係における問題の原因を理解するのに役立つ。セラピスト患者思考と行動パターンの望ましくない結果を繰り返し指摘する必要があり,ときには患者の行動に制限を設ける必要がある。このような療法は演技性,依存性,受動-攻撃人格障害患者にとって不可欠である一部の人格障害(例,自己愛性や強迫性タイプ)では,態度,予想,信念が精神的にどのように体系化されているかということが関係しており,このような患者に対しては,通常3年以上の精神分析が勧められる。

引用http://merckmanual.jp/mmpej/sec15/ch201/ch201a.html

要は彼らの出してくるストロークに反応せず、犬や猫をしつけるように「だめ」「よくない」と突っぱねることが大事だ。もともと対人関係コントロールは下手でないはずなので、ある程度行動が矯正され、認識の歪みが是正されれば彼らはさして害のある人ではない。メンヘラには絶対接触するなみたいなことがネットではよくいわれているが、そういう分断処理をするくらいならおかしいことにはNGと出していったほうがよほど建設的だ。そしてそういうことをする人がいないまま年月ばかり重ねると、ますますパターンが硬直化するので手が付けられなくなる。

なのだが、PDの人々だってもちろん人間だし、目の前の箱だって使えるので、人の同情を引く方法については常に研究を重ねている。彼らにとって今一番「アツい」ツールモラルハラスメント被害者という立場らしい。

本当のモラルハラスメント被害者モラルハラスメント被害者を装う人格障害者の違いは

というあたりで判別が付けられる。

例としてこれを見ることにする。

http://anond.hatelabo.jp/20150527070630

魚拓はこちら:http://megalodon.jp/2015-0527-1210-33/anond.hatelabo.jp/20150527070630

話の内容をまとめると


嘘や矛盾

SAS無呼吸症候群)は寝ている本人はわからないので基本的家族パートナーに対しても問診をおこなって、疑いがある場合検査をする。ただし検査は自宅で寝ている時に呼吸などのチェックを行うものであり、この増田が言うとおりいびきの音が録音されていて無呼吸と思われるなら、入院して同じように睡眠時のデータを取る。問診で録音があるにも関わらずSASではないといわれたなら単にいびきがうるさいだけ。いびき改善マウスピースを使用することはあるが、別にデータ改竄をする必要はない。また他の病院マウスピースを作らせるというのも意味不明。おそらくこれはなにかを隠したいための嘘と思われる

  • メンタルがやばかったので内見契約などは相手に全て任せ、相手が入居してから一ヶ月後に引っ越し
  • 同棲の解消は安定したときにすべき(?)だし金がないと言ったら親のところに帰れと怒鳴られた

メンタルやばいのに同棲は開始し、しか自分仕事をやめたが、安定していないので同棲は解消できないというのはおかしい。自分勝手理論である

自分以外の人間の心情を理解できない

どういう成り行きで同棲することになったかは知らないが、ただでなくても面倒な引っ越し以外のもろもろ(特に同棲場合契約も面倒だし)を丸投げされたら普通は嫌になる。そこでやっぱり同棲はやめましょうと本来相手はいうべきだが…

また夜勤明けの休みの日にわざわざ引っ越し日を設定すればそれは機嫌が悪くなるだろう。夜勤がある仕事なら日中いない日もあるわけだが増田がわざわざそれを選ばずに最悪な日を選択したのは、他者感情を持っていることを理解できていないためだと思われる。面接の準備もして実家に帰っているのでさして緊急事態ではないようだから、二時過ぎに親の家に帰るというのはわりと非常識である。親子だから許されるというのもあるが…

また、

自分母親最近再婚して、同棲前に顔合わせしたんだけど、その時も借りてきた猫のように相手がおとなしく、相手の紹介や両親との会話にまったく積極性が感じられなかった。

出会って一ヶ月の彼女母親再婚相手に対して積極的に行く理由特にない。

またこの他全体を通して、「母親に対していい顔をしたい」「自分が怖いのでやりたくない」「相手が可哀想自分迷惑をかけられたくない」「迷惑をかけそう=自分が恥をかきそう」と言い換えられるところを見ても、この人の世界には自分母親しかいないと思われる。

激しい被害妄想
  • 謝れといわれたので謝ったが、態度がわるいといわれた。腕を掴まれたらトラウマ(?)が発動したので警察を呼ぶといったら、相手から同棲の解消を求められた
  • 怖かったので夜中に母親の家に帰った
  • 相手がストーカ化して殺人事件に発展しそうで怖い

相手がどんな調子で詰ったのかはわからないし、実際怖かったのかもしれないが、増田も怒鳴り返しているようだし、電話したり翌日の準備をして出る程度の余裕はあるらしい。とはいえここは相手の様子がなんとも言えないので実際にかなり恐ろしかった可能性はある。が、その後のストーカー化して殺人事件に発展しそうというのは飛躍である

全体を読めばわかるが、引っ越しの丸投げ、夜勤明け日を知っていながらの引っ越し同棲するにもかかわらず勝手仕事をやめ解消には応じない、自分病院に行かないが相手のいびきに関しては病院に行く、夜中に蹴飛ばす(これはわりとお互いさま)、などなど散々相手を煽っていくスタイルである適当なところで手を切らない相手も相手だが、過労寝不足の状態で声を荒らげずにいられたら、相当の聖人である

この増田場合、妙に母親の顔色を伺うところがあるのでおそらく母子問題があるのだろうが、それはそれとしてこれのブコメのようにモラハラ被害者かわいそうというスタンスをとると、この手の増田増長してますます人格障害がひどくなる。たとえブコメであっても、むしろネットからこそ、しっかりと矛盾点を指摘していったほうが、同情を寄せるより本人のためだと思う。

2014-12-13

バッタ

博士課程 Advent Calendar です(http://www.adventar.org/calendars/548)。これ書きました http://anond.hatelabo.jp/20141201200815

いくつかトラックバックが付いていたので、それに関してコメントを。


モチベーションの保ち方について

博士課程の学生はみんな三度の飯より研究大好きモチベーション維持できないやつは進学する資格なし!!!!と言われたりしますが、それは多分あまり正確な話ではないです(ちなみに私は三度の飯のほうがよっぽど好き)。モチベーションを含め、自分をちゃんとコントロールするのは難しいので、それを三年間で身につけたら良いのかなぁと思っています

まず、多分人間誰しもモチベーションが下がるときはあります(そうならない人は才能だと思うので大事にしてください)。そういう時に無理して研究しようとすると、研究は進まないし時間は浪費するし、かなり精神的にクるので、やめた方がいいです。私の場合は、事務的に出来る作業をやるとか、諦めて遊んだします。

ではモチベーションを下げないようにするにはどうしたらいいか、という話ですが、2つ実践していることがあります

1つは、短期的・中期的・長期的な目標自分で立てること。で、ちゃんとできたかできなかったかフィードバックをして計画を立て直します。

例えば長期的な目標(= grand goal)を、◯◯という論文誌 or 国際会議投稿する、という月単位目標として設定したとすると、中期的な目標は、いつまでに手法を考え、実験をし、論文の初稿を仕上げるか、という週単位目標として、短期的な目標は、この論文今日理解する、とかこのコード今日は書き上げるとかという日単位目標になるかと思います。((もちろんもっと長いスケールでも目標は建てます))

で、大事なのは、長期的な目標ほど死守する、ということだと思いますケツカッチンだと取捨選択がちゃんとできて個人的には良いです。逆にいつまでもグダグダ手法を考えたり論文を読んだりするのは得策ではありません。諦め(=取捨選択)が肝心です。

もう1つは、先に述べたことと関連していますが、研究テーマにあまりこだわりすぎないことです。一つの分野で何十年も研究を重ねるのが素晴らしくて、ころころ研究分野を変えるのはあまり好ましくないという先入観が(私には)ありますが、その美徳を全員に押し付けるのは酷なことだと思います。何十年も同じ研究分野で研究をできるのは才能だと思うので、それができない人は、諦めましょう。面白い研究分野に移りましょう(このように吹っ切れたのは最近のことで、チューリング賞授賞者と懇談会をしたときに、飽きたら研究分野変えたらいいじゃんアホかお前は、みたいなことを言われたのでそれに後押しされたのが大きいです)。ただ、移るだけ移って勉強をして終わりではあまりコスパが良くなくて、移ったからには何本か論文書くぞ、という気概を持つの大事だと思います


研究時間が少ない

基本的はいつでもどこでも研究ができるので、研究室に長時間いるということはありません。その点は情報系の利点だと思います(生の実験があるところだと、実験装置スケジューリングがあって、夜中に実験するはめになったりするらしいですね、つらい)。あと私の場合は、一日のうちで集中できる時間が限られているので、特に研究時間が少ないと思います。ヘタすると4時間くらい集中してやって終わり、ということもあります。長時間集中すると、翌日廃人になるので、継続的に良いパフォーマンス研究をしようと思うと、このくらいの時間がよいのかなと思って今はその生活リズム生活しています

研究時間の話は人それぞれなので、自分特性をきちんと把握するとよいと思います。長時間研究室にいる=すごい、短時間しかいない=クソ、という図式は、人間多様性無視しているので捨てたほうがいいです。自分特性を把握して、ベストパフォーマンスを出せるように生活したらよいのです。諦めが肝心です。


モラトリアムm9(^Д^)プギャー

24時間の使い方を自分裁量で決められるので、趣味時間とか取れていいですよ。このような生活を維持したいです。


学振貰ってる場合バイトは一切禁止。インターンとかもってのほか通報しますた

バイト、禁止です。TARAは頑張っても月数十時間くらいしかできないのも仰るとおりです。

実はインターンシップは、自分研究計画に資する研究を行う場合ならば、いくつか条件を満たせば参加可能なのです(http://www.jsps.go.jp/j-pd/data/tebiki/h26_tebiki.pdf の p.33)。

ただし手続きちょっと面倒臭いです。海外インターン場合は、まず学内インターン参加の許可を得る&海外長期滞在の許可を取る必要があります。うちの大学だと研究科レベル教授会にかける必要があるので、ヘタしたら数ヶ月待つ必要があります学内の許可を取ったあとは、それを学振に伝えてさら学振からも許可を取ります。こうして晴れて堂々とインターンに参加することができるようになります。このような手続きを踏んでいるので、少なくとも今回私が参加したインターンはlegalというわけ。

ちなみにインターン給料をもらうと自分確定申告しなければならないので、それもちょっと面倒です。外貨給料もらった場合どうしたらいいのかわからんぜ...。


博士課程修了後の予定はありますか?

考えている進路はあるのですが、あまりそれを書いても面白く無いので、一般論を書きます。ただし、私はまだ仕事経験していないので、だいたいは噂・妄想です。

進路はアカポス企業かに分かれると思いますアカポス志望の場合は、だいたいD3の夏過ぎ頃から助教ポスドク公募がでて、それに応募して次の4月から採用、というスケジュール一般的なようです。また学振からお金を貰うポスドク場合には学振と同じようにD34月だか5月に申請し、11月/12月に結果が出る(面接場合さらに遅い)ようです。優秀な方はポスドクを経ずに助教なるみたいですが、学振PDはかなり自由なので、これと迷う方もいらっしゃるようです。企業志望の場合は、一般的企業採用プロセスに則って就活をすることが多いようです。ちなみに、国外場合も、時期は日本半年ずれたりしますが、アカポス場合公募メーリングリストで回ってきますし、企業場合公募の形を取っているものが多いようです。国内場合は、学会などで顔を売りやすいので、就活はしやすいかと思いますが、海外場合はなかなか大変なようです。馬鹿正直に公募に応募しても、書類審査落ちすることが多いとか。なので、中の知り合いを作るのがよい、というのを聞いたことがあります

次にそれぞれの利点欠点を考えますアカポスの利点は、自分裁量が大きいということかなと。自分研究テーマを決めて予算を取ることができます。共同研究とか自由にできます企業だとそこまでの自由はないっぽいです。ただし、アカポス任期があったり、ポスト数が企業と比べると圧倒的に少なかったりします。なので、多分プレッシャーは大きいです。あと引っ越しとか多そうです(良さげなポストが空いていれば全国どこへでも引っ越す可能性がある?)。また大学企業ではアクセスできるリソースに違いがあると思いますアカポスだと好きな機器を買えたり、好きなシステムを作れたりしそうですが、全部一から作る必要がありそうな気がします。企業だと、例えばニュース配信アプリを作ってるようなベンチャーだと、たくさんのユーザアクセス可能な環境がすでに整っていたりします。

どちらが良い・悪いという話ではなく、どちらが自分に向いているか・向いていないかという話なのであしからず


情報系は金回り有利そう

他の分野は知りませんが、インターンとかあるし、就職の幅もそれなりにあるので野垂れ死ぬ可能性は低そうです。生の実験とかをすることがないので、研究予算がそんなになくても最低限研究できるのもいいところだなと思います


DC1は明らかに学校もしくは研究室名前で合否が決まる

DC1がよく通っている研究室は、そういう指導体制スケジューリングうまいんだと思います。申請書を先生や先輩がちゃんとアドバイスできたり、先生学振を見越して学生のケツを叩いてくれたり。通った人と知り合いになって、通った申請書を見せてもらったり、あわよくばアドバイスを貰ったりすると良いと思います。通ったらその分後輩の面倒を見て恩返しをしましょう。


情報系において民間ではなく大学からこその強みってなんでしょうか

このあたりはあまり自分でも結論が出ていないのですが、大学はカネにならないことをやってもいいところなので、そういうことを堂々とできるのが強みだと思います。例えば、理論研究を行って最終的に会社が儲かるというストーリーを考えるのは難しいので、それを仕事として行うのは難しいと思いますが(企業利益に全くつながらないことをやってる人間給料研究費はあげられないですよね)、大学だと論文を書いたりすれば良いので、堂々と理論研究できると思います。また、夢を語る系の研究(こんなことができたらいいよね、こんな世界になったら良いよね)というのも、企業よりは大学のほうが気兼ねなくできるのかなと思います


社会人ドクターってどう思います

特にポジティブネガティブ感情はなく、単純に大変そうだなと思います会社の業務に追われながら博士論文を書いたり大学博士課程学生に割り振られている仕事をこなしたりするみたいなので。ただ、博士号を取るパス博士課程に正規で入学するパスだけになってしまうのはなんとなく健全ではないような気がするので、そういうオプションを後世に残すためにも頑張ってください。

またなにかあれば。

2014-07-22

増田

生き遅れPD臭いがぷんぷんするな

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