はてなキーワード: DC1とは
世の中には飛び級で修士や博士を取る猛者もいるけど、研究のペースなんて人それぞれなんだから、自分のペースで納得いく研究をした方がいいよ。
私の周囲には、ボスが厳しくて5年在籍して博士号がやっと取れた人や、妊娠出産などライフイベントがあって4年で取得した人、定期的にメンタルがやられて4年で出た人、などなど3年以上在籍で博士号取った人がたくさんいるので、在籍年数はさほど大きな問題ではないと思ってるよ。
増田のように、研究の遅れに加えて経済的な事情もあって、1年休学して翌年に取得した人もいる。1年働いてお金を貯めて、休学中に論文書いていた。多少の実験であれば、ボスのはからいで許されていたらしい。国立だったので休学中の学費は免除されていた。
研究計画性が最も重視される研究機関(理研とか)に就職したいのでないなら、在籍年数よりも研究の内容を大事にしよう。アカポスの面接は研究者なんだから、研究内容の面白さを重視する人が多い。だからこそ論文は在籍年数よりも優先順位が高い。
私の周囲にも、ボスが放任過ぎて、博士課程に6年在籍したのに博士号取れなかった人がいる。彼はうちのラボに来てテクニカルスタッフやってたけど、再就職もうまくいって今は他大学でベンチャーの職員をしているよ。
アカポス以外の道もたくさんあるよ。DC1取ったけど、その後にアカポス行けなくて、弁理士の資格取って働いている人もいるし、アカデミアは肌に合わないから数年でやめて、ラボの共同研究先に就職した人もいるよ。
才能がある人が多い世界ではあるけど、凡才だけど研究が楽しいから続けてる人もいるよ。あと一部の突出した才能の持ち主以外、アカポスにつけるかどうかは運。
今、増田は疲れがピークに来ているから、人生について悲観しちゃうと思うの。1週間でも1か月でも休んで、疲れをとってくれ~~
年収で殴り合う記事が増えてきたのでそろそろ低めの目線から殴っていこう
自分はコンピュータサイエンス関係の研究室に在籍していて,日本学術振興会の特別研究員(DC2)に採択された博士後期課程の学生.
特別研究員は優秀だとされる学生に国が給与と研究費を与える制度であり,その給与額がボーナスなし月20万.なので年収は240万となります.
博士後期課程1年からもらえるDC1と呼ばれるプログラムと2年からもらえるDC2があり,倍率はどちらもだいたい5倍です.
5倍という難易度を高いとみるか低いとみるかは諸説ありますが,覚悟決まった人しか応募しないのでそれなりに難しいと思います.
自分はDC1には落ちてDC2には受かっているので,まあ特別優秀というわけではないけど業績はあるくらいの人間です.
手取りは色々引かれて月15万.さらにそこから授業を受けていないのに授業料を払う必要があります.不思議ですね.
国公立の場合申請すると半額免除になりますが,それでも年に約26万を払う必要があるのは大変です.
また,普通の会社員とは異なり特別研究員は国に雇用されているわけではないので,社会保険料は全額負担になります.それも手取りに響いてきます.
だいたい都内在住が多いので,みんな月5, 6万くらいの家賃の部屋に住んでギリギリの生活をしている人が多い印象です.
「ちょっとした予定外の出費を気兼ねなくできる」のが年収1000万の生活らしいですが,240万はそうなると詰んでしまいます.
自分の場合一番多いのが,友人の結婚のご祝儀で数万円が飛んでいくパターンでした.
あと病気にかかると厳しいので,心身を健康に保つ必要があります.博士課程の場合特に一定期間中にノルマ以上の業績を上げる必要があるので,
プレッシャーからうつ病になる人が少なくありません.その場合医療費もかさんでいくので,
メンタルをコントロールするための手段(例えば他に趣味を作っておくなど)を持っていたほうがいいと思います.
まあそういう変な出費や事故さえなければ,貯金はできないが生きていくことはできるくらいの生活をすることはできます.
自分はそこまで物欲がなく事故もなかったので,2年間で100万くらいは貯めることができました.
それを元手に50万ビットコインに投資したのですが,一気に1/3に下落してしまいました.ビットコインはカス
自由度の高い研究はできるんですけど,最近はCS関係は企業でも自由に研究ができる風土ができつつあるので,どちらが恵まれているかはちょっとわからないですね
飼えない.
規定により不可能.昔はインターンでも金を返す必要があったが,最近は返さなくても良くなった
周りを見ている限り取れるんだったら学生のうちに取っておいたほうがいい
将来のキャリアにプラスだと考えたから(希少性が高い,海外で働きやすい,ビザを取りやすい,など)
うるせーーーーーーーーーーーーーーーーー
うるせーーーーーーーーーーーーーーーーー
これは言うべきかどうか悩んでいたのですが、この際なので言います。去年何人かの人に「VTuberというものを観ています」と話した時に、「え、無理かもw」「あー…そういうのなんですね」みたいな反応を割と露骨にする人たちがいました。しかもその人達は日頃「対話は大事だ」と主張する人達でした。
https://twitter.com/Ricoeur1913/status/1493438804283199490
山野 弘樹 / Hiroki YAMANO@Ricoeur1913哲学を研究しております(東京大学大学院/日本学術振興会特別研究員DC1/東京大学RA(UTCP) )。哲学の知識やイベントに関する情報を発信しています。2022年からVTuber研究を始める予定です。実績一覧→http://researchmap.jp/HirokiYamano/ お仕事のご依頼はDMにてお願いいたします。
頭を使うより体を動かすほうが好きなので、ウェットのバイオ系研究室に入った
3回生までの学生実習は楽しかったけど、研究室で何やるかまだ分かっていない
スペが入ったのはテイオー研でした
配役はこれ
研究所所属のメジロマックイーン教授の話をよくしてくるので勝手に会ったことないマックイーン先生に親しみが湧いている
トウカイテイオー教授の夢いっぱいなヴィジョンを現実的に進められる実務能力を持つ教授の片腕が務まるのはエアグルーヴ
研究進めてみるといつもトウカイテイオーの見ているものが正しくて驚く
物静かだけど理路整然としていて、それでいて行動力を持つのが助教エイシンフラシュ
なんか心向くままに研究やってて、一般企業に就職もしたくないままいい結果出してきて助教になったナカヤマフェスタ
クッソ頑張るしギラギラしてて尊敬できる先輩なんだけど、なんかいつも怖い
でも機嫌いい時は色々面倒見てくれる
無理しすぎてるから、たまに寝坊していない日はついに死んだのかと思う
ちょっと話しづらいけどめっちゃ知識が幅広いので、セミナーで質問してくると一番嫌なのがゼンノロブロイ先輩
最近、トウカイテイオーに国際学会に連れてってもらって張り切っている
DC1取っていて、マイペースで実験するからあまり話さない先輩
でも自分がセミナーすると、たまに楽し気に、ほう、とか言ってくれるからちょっと嬉しい
なんか頑張ってるのに結果が出ないのでいつも難しい顔してイライラしている
「ドクターは何も考えずに行くところじゃない」といつも言ってくるのが怖い
研究室対抗ソフトボール大会で優勝経験がある研究室だから、という理由でテイオー研に入った
実験中にトレーニング理論話してくるのがよくわからんけど先輩だから聞くしかない
ヲタクでこわい
優秀だよ、と聞くけど正直よくわからない
セミナーでヲタクっぽい絵を挿入してくるのでエアグルーヴ先生がよく怒る
めっちゃ面倒見てくれる優しい先輩
3人兄妹の真ん中で生まれた私はたぶん、軽度の虐待を受けて育った。
兄からずっといじめられていたのに、誰もかばってくれなかった。
両親からの直接的な暴力こそほとんどなかったものの、私だけ誕生日を祝ってもらえなかったり、サンタクロースからのプレゼントがなかったりした。
決して貧乏な家じゃなかったとおもう。世帯年収で1500万円ぐらいあったらしいし。
こどものころは「そういうものかー」と思っていたけど、高校生のときに、私だけご飯が出なくなってから異常であることに気づいた。
未成年に住むところを貸してくれる会社もなければ借りられるお金もない。
教科書を買うお金もない。理系だったから (?) なおさら教科書が高かったように思う。
奨学金も借りられない。一般的な日本学生支援機構の奨学金は親の収入証明が必要になる。
親に収入証明を出してもらおうとお願いし、土下座までしたが蹴り飛ばされて終わった。
今までで一番ひどい暴力だったが、痛みよりも呆然とした気持ちでいっぱいだった。
なんとか、友人の家や先輩の家に転がり込んで、生活費を稼ごうと居酒屋でバイトした。
まかないは好きなだけ食べて良いお店だったから、食べるのは1日1食でなんとかしのいだ。店長が理解してくれる人で、余り物をもらって持ち帰ったりもした。
ずるずると4年生になって、研究室に配属された。
その頃にはバイトでなんとかお金を貯めることができて、家も借りられた。家賃1.5万円の築40年以上経過してる、寝るためだけの場所。
研究は、目の前のことに集中していればいいから楽だった。まわりは大変そうだったけど、私にとっては現実逃避のようなものだった。
ふと冷静になると、友人や同級生は家族に支えられながら、心配されながら暮らしているのに、私はなんてみじめなんだろうと感じた。
そういうのを感じたくないから年末年始もお盆もただただ研究してた。
別に楽しいとか好奇心とかはなく、逃げるために研究してたのかもしれない。
ラボのスタッフには褒められてうれしかったけど、どこまでもみじめだと思ってた。
就活もしたかったけどお金がなくてできなかった。地方大で就活する場合、一般的に30万円ほど必要になるらしい。
例年、4年生の9割近くは大学院修士課程に進学する大学で、同級生は当たり前のように進学を希望していて、もちろん親に援助してもらっていて、なお一層つらくなった。
就活するにも進学するにもお金が必要で、でも親の協力を得られないとなんにもできない日本が嫌になった。
ここまで生きるのを頑張ってきて、必死でやってきたことを無駄にしたくなかったから、理解してくれた知人を尋ね回って進学する資金を集めた。
そのまま修士課程も必死に頑張り続けて、ようやく修士論文提出の直前まで来た。
ただ、やっぱりふとした瞬間に、どこまでもみじめで、どうしようもないやるせなさに襲われる。
来年度からDC1に採択されてきっと生活は楽になるけど、ここまでで350万円も奨学金以外の借金を背負ってしまった。
確かに奨学金は親の収入が少ない学生には配慮しているけれど、私のような親との関係性が悪い学生のことは考慮してくれないのだろう。
つくづく日本という国のシステムが嫌になる。他国がどうなってるかは知らないけど。
理系の博士課程1人を育てるために、1億円近い税金が投入されているらしい。
そりゃ確かに1 mLで10万円もする試薬もざらにあるし、多分本当にそのくらいかかっているんだろう。
一方で私が払った学費はたかだか500万円にも満たないものだ。
でも、どうしても日本という国が好きになれない。もっと人間らしい生活を送りたかった。もっと大学生らしいことをしたかった。
服だって新しい服を買いたいと思ったし、趣味にお金を使うこともしたかった。旅行にいける友人がうらやましかった。
私の青春はきっと、来ないままで終わるんだろうなって思うと無性に悔しくなる。
ちょっと前までは全部親が悪い、日本が悪いと思いこんでやり過ごせていたけれど、最近はすべてなにかに責任を押し付けようとしてそれらしい理由を探しているんじゃないかと思ってきた。
何が正しいのかはわからないけど。
どうすれば正解だったんだろうなぁ。一般に楽しくて自由な期間は全て終わってしまった。私にはモラトリアム期間はなかったんだろう。明日も明後日も漫然と研究して、過ごすんだろうなぁ。
今後もずっと親と国を憎みながら、過ごすんだろうなって想像できる。
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1/22 追記
はじめて投稿してみましたが、予想以上の方々に反応していただきありがとうございました。
賛同・同情してくださった意見や批判してくださった意見のどちらも、ありがたく受け止めさせていただきます。
また、本文中で触れていませんでしたが、私の大学生活を支えてくれた祖父母・知人には、当然ですが心から感謝しています。
(引用) 本人に貸与されるタイプは親のいらないし そもそも働けばいいのでは?
前半部分について、本人に貸与されるタイプでも親のサイン・判子は必要になると思います。最も一般的な日本学生支援機構の第一種、第二種奨学金でも、機関保証を用いている場合だとしても親・もしくは後見人の同意確認が必要でした。そのため、私は借りることができませんでした。企業や財団法人からの奨学金に関しては、すべてをチェックしているわけではないので100%ないとは言えませんが、ご存知でしたら後学のためにおしえていただきたいです。
また、後半部分についてですが、これはそのとおりだと思います。大学に行きたいというのは私のわがままであることは自覚しています (言い訳としては、大学入学時には祖父母が健在だったため、途中で、資金が大きく不足することを予定していませんでした) 。その上でですが、50%は大学進学しないというご指摘いただいたように、言い返せば50%が大学進学できる日本で、親の援助が受けられないという理由だけで大学進学ができなくなるとしたら、それは大きな問題であると思います。借金を背負ってでも大学で勉強したいという意思がある場合には、最低限人間らしい暮らしの中で、勉学に集中できる程度の援助が受けられる体制があれば良いなと思っています。とはいえ、国が憎いというのは確かに過剰な表現でした。申し訳ありませんでした。
(引用) 親が貧乏なケースよりも、親が金持ち(年収1000万超とかで色々な支援がなくなる)だけど非協力的な方が詰むケース多いよね。
(引用) 自分だけメシがない、っていうのは平等にメシがないより辛いよね
私が一番強く言いたかったのはこれです。簡潔にまとめてくださりありがとうございます。
はじめて自分の経験を文章にして、自分の考えがまとまったようでスッキリしました。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
https://anond.hatelabo.jp/20190519190721 の続き
首尾よくそこの院生を紹介してもらえたら、教員には聞きづらい研究室生活のリアルを存分に聞こう。就活で「残業」について聞くと嫌われるらしいが、研究室見学でこの手のことを聞いても印象が悪くなることはまずないと思う。むしろ、心象を悪くしているようだったら、今すぐ、そこから逃げた方がよい・・・。
具体的には次のようなことを聞けばどういう生活になるのか、見当がつくだろう。
(i) 教員とのやりとり
「指導教員とはどれくらいの頻度でディスカッションをしていますか」
研究室によっては完全放置というであることがあるため、自分に合ったペースで面談をしているのかを確認しよう。個人的には、二週に一度個別の面談、半期に一度くらいに研究室メンバー全員への進捗報告があるとペースがよく感じる。ただし、分野、研究内容、個人の性格で変わる部分なので、どの程度がよいペースなのはその人次第だ。まだ研究のペースについてよくわからなければ、「それくらいでちょうどいいですか?まだその辺りよくわかっていないので」と先輩に聞いてしまえばいい。
(ii) 研究の決め方
指導教員からかなりトップダウンで降りてくる場合もあるし、ある程度裁量がある場合もあるだろう。これに関しては何が正解というわけではない。私の経験したパターンは後者で「まず自分が知りたいことを見つけてこい」と放り出されたところから始まった。あなたにとって納得できる方針であるかを確認しよう。これは教員本人にも聞いた方がよい。
(iii) 労働時間
「平均して何時頃に来て、何時頃に帰っていますか」
「土日はどれくらいの頻度で来ていますか」
「ラボにコアタイム (必ずいなくてはいけない時間) はありますか」
働きすぎは人生の毒だ。必ず確認しよう。コアタイムが長い (例えば8時間) 研究室であれば、警戒した方がよい。
ただし、8時間研究室にいること自体は不思議であるとは思わないし、実験が佳境であったり学会前にはそれ以上いることだってざらだ。大学院生になる以上、それは覚悟しておく必要がある。あくまで懸念事項は、「平常時から8時間を強要している」という点にある。私が知っているケースだと、就職活動でコアタイム中これなくなったことに苦言を呈されるという事態を見たことがある。これはいくら何でも無茶苦茶だ。
どれだけ長く滞在しているのかを誇っている様子だと、やや注意した方がよい。もちろんあなたが、大学院に入ったら研究以外全てを投げ打って働きたいというのなら、それはそれで構わない。しかし、多くの人間にとって研究は人生の一部であるが人生ではない。「これは奴隷の鎖自慢なのでは?」と一歩引いた目で見るようにしておいてほしい。
博士学生やポスドクがいたら、自分よりはるかにノウハウがある先輩がいるわけなので、入学後大きな助けになる可能性がある。いる場合、「博士学生やポスドクとは議論したり、一緒に研究をしたりしていますか」と聞いてみるとよいだろう。
信じられないことに、自費で海外学会に行かせる研究室もあるのだ。博士で学振研究員に採択されているのならともかく、多くの学生にとっては経済的にこれはかなりきつい。
人件費をどれだけ重視しているのかは教員によってかなり落差があるので、聞いておいた方がよい。
「学位の取得状況はどうですか (博士号は3年で概ね取れているのか)」
「隠れた要件はあるのか (要綱には書いてないが、実質的に要求されること)」
これまた信じられないことに、博士号を頑なに出さない教員というのは実在する。理由は様々だが、中には目を覆うような酷い話もある。だが、理由など知らなくてよい。あなたがすべきなのは、人生を棒に振らないためにも、学位取得状況は早い段階で知っておくことだ。これは教員本人にも聞いておくとよい。「その人次第」としか返ってこなかったら、黄色信号だ。その人次第な部分が大きいのはその通りなのだが、これでは答えになっていないからだ。
上記にあげた質問に、先輩の博士院生や教員が明快に回答できなかったら、要注意だ。
「学生間の仲はどうですか」
「研究室でのduty (研究以外での義務、例えば掃除) はどれくらいありますか」
快適に研究室ライフを過ごせるかどうかはこの辺にかなり左右される。ただしdutyがあること自体は普通なので「あるからダメ」と言いたいわけではない。あなたにとって適切な量と内容なのかが重要なのだ。
見学して好感度が高い場合、具体的に院試を受ける際の助言も聞いておいた方がよい。どの教科書を使って勉強するのか、講義の資料、院試の過去問はもらえるかといった点だ。
さて、首尾よく研究室見学ができたとする。「もうここしかない」と思うかもしれないし、決めかねて迷っているしれない。が、どちらの場合にせよ、即決するのは性急だ。最終決定するにはまだまだやることがある。
一つだけ見て、そこに決めるのは危険だ。できれば複数の研究室を見学しよう。
複数の研究室を比較することで「実はあそこは環境が悪い/良い」ということに改めて気付けるかもしれない。
劣悪な環境で研究している院生は、本人たちは「大学院はこういうもの」と思い込んでいることが多い。奴隷はいつしか、自身を縛る鎖に安心感を抱くものなのだ。そうならないためにも、早い段階で多様な研究者と話すことで、研究に対する価値観を養生していった方がよい。
「授業を受けていた」程度の間柄でも構わない。「大学院進学をしたくて、○○研究室を考えています」と言えば、よほど酷い人格の持ち主でない限りは何らかの返答はしてくれるだろう。「そこは素晴らしい」だとか、逆に「正直お勧めしない」だとか。もちろん、研究者も人間なので、その人一個人の見解だ。なので、全て鵜呑みにする必要はない。例えば、私は知り合いの研究者に「君、そこに進むと厳しいよ?」と諌められたが、(今のところは) 生き延びている。あくまで、考える材料として聞いてみるとよい。
研究には金がかかる。指導教員が研究費を取れているのかは、自身の学び、研究の質、量、そこから生じる心理的な幸福全てに絶大な影響を及ぼす。どのようなテーマで資金を獲得しているのかは、研究室のウェブページに書いてあることもあるし、そうでなくても調べようはある。
このウェブページには、 日本学術振興会が提供する科学研究費補助金 (科研費) の採択リストが載ってある。研究室の教員の名前を打ち込めば、その人がキャリアを通じて獲得した科研費を全て知ることができる。もちろん、科研費に限定なので民間の助成金は載っていないが、大きい額の研究資金は概ね科研費なので、これを見ておけば大体の資金獲得状況はわかるだろう。
Researchmap
これは、雑に例えると「研究者のFacebook」だ。研究費の獲得歴を記載してある人が多い。自分の興味のある教員の名前を打ち込んでみよう。
資金が自分の入学時も継続している場合は、どのようなテーマで教員が資金を得ているのかが、自分の研究テーマにも直結するため、必ずチェックしよう。
・博士号取得者のその後
その研究室で学位を取った人のその後のキャリアを追ってみよう。人によっては研究室のウェブページに掲載している。そうでなくとも、博士取得したであろう過去の院生の名前で検索したり、その後の業績を追いかけるとよい。著者名での論文の調べ方がわからなければ、「Google Scholar 著者名」で検索してみよう。
学振DC、あるいは学振PDとは、日本学術振興会特別研究員という制度だ。簡単に言えば博士課程や、その後のポスドクでもらえる給料と研究費制度だ。博士課程を希望していてこれを知らないのはもったいないので、知らなければすぐに調べたらよい。
博士に進む場合は、学振に採用されることはかなり重要だ。色々問題ある制度であることは否めないが、例えばDC1に採択されれば少なくとも3年間の生活が保障されるので、狙わない手はない。
学振に通る研究室は、大体固定化される傾向にある。「結局は知名度」と言われる意見も散見されるが、私はそうは思わない。学振に毎年のように通る研究室は、先輩が後輩の申請書を添削したり、後輩が採択された先輩の申請書を丹念に分析して執筆しているものだ。
従って、進学先の研究室の先輩が学振に採択されているのかはしっかりと見ておいた方がよい。学振に通っているのかは、研究室のウェブページに掲載されていることが多い。そうでなくても、学振のウェブページに採択者一覧が載っているので、教員の名前で調べるとよいだろう。
https://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_saiyoichiran.html
学振に通らなくても研究者として成功している人が大勢いるので、学振に通ることと研究者として成功することはイコールの関係ではない。だが、ある程度博士課程学生がいるのに、誰一人通ってない研究室というのは、やや危険かもしれない。個人的にはやめておいた方がよいと思う。学振が通っている研究室は、申請書を見せ合う文化がある。往々にしてそのような環境の方が、平時から学生同士が活発に議論したり、お互い批判的に語りあえる仲であることが多い。
少なくとも、学振が全く通っていない研究室では、質の良い申請書を書くノウハウを指導してもらえることはあまり期待できないだろう。
覚書を兼ね増田に書く。
我々素寒貧大学院生業界において最初の関門の一つに日本学術振興会による特別研究員制度がある。
これは事実上の給料を月20万プラス研究費が頂け、かつ実績として記述も出来るというとんでもなく有り難い制度であるが、合格率20%ほどのかなり狭き門である。
先日、その合否の発表がされ、来年の春にその申請のチャンスが来る修士2年(医学部途中編入の阿呆の場合)の僕も身の回りの申請を出された先輩にそれとなく聞いてみた。
残念ながら身の回りにいるたった3人の先輩は残念ながら駄目であったようだ…
この制度は、超優秀、優秀、平均、駄目の4つに分類がなされるらしい。
しかし普通は申請者の大体半分くらいまでに優秀と平均の人はトーキヨーへ呼び出され極僅かな時間プレゼンをする機会を与えられ、自らはこんなに優秀である、よってお金くださいと言いに行く。
そのうちまた上半分が優秀とされ採用、もう下半分の平均が不採用となる。
残念なことに僕の先輩方はトーキヨーに呼ばれなかったらしい。
ポスター発表やファーストではないにしろいくつかの論文も乗っかっているにもかかわらずにだ。
今回話題としているDCという区分は比較的そういった業績にある程度目を瞑り、将来性で判断して頂けるまたとない大チャンス。(勿論超優秀な方々はインパクトある論文を既に書いているのだが)
僕は途中編入してからの2年間、お恥ずかしい話だが全く業績が無い。
今から来年度が大変不安になった。と言うか全く採用される気がしない。
業績もポスターくらいはなんとか発表したい。
そこで増田に聞きたいのだが、やはり僕のように業績素寒貧で採用された方は果たしてホントにおられるのだろうか?
人文系の文献の取り扱いとか業績についてちょっとだけ - dlitの殴り書き
確かに異分野の事情をお互いにわかっていたほうがみんな幸せになりますよね。パーマネントや学振の採用とか。
素粒子分野は大きく分けて
に分かれています。これらの間には超えられない壁がありまして全てをまとめるのはちょっと難しいのですがなんとか書いてみます。
間違いを見つけたら教えてください。
素粒子の論文は全て英語で書かれます。国内雑誌としてはPTEP(旧PTP)がありますがこちらも英文です。当然どれも査読があります。
業績リストの論文(査読なし)には国際会議や研究会の proceeding を載せたりします。
素粒子分野には論文投稿前に arXiv に載せる慣習があります。
これは投稿前に業界の人たちに意見をもらい論文を修正するためです。accept 後に査読済みの論文に差し替えます。
arXiv に載っているのは基本的に 投稿前/査読中/査読済み の論文及び国際会議の proceeding です。
特に素晴らしい研究は Physical Review Letters (Phys. Rev. Lett) に投稿されます。IF8.839 です。
Nature や Science に投稿することはまずありません。
おそらくは [ 業界の人数 ] x [ 1年間に発表する論文数 ] に依存するはずです。まあ人数の少ない分野は引用数も少なくなるでしょうね。
同じ素粒子業界でもその専門ごとにかなり違うはずですが、とりあえず Inspires によると以下のように分類されています。
# of citations | |
---|---|
Renowned papers | 500+ |
Famous papers | 250-499 |
Very well-known papers | 100-249 |
Well-known papers | 50-99 |
Known papers | 10-49 |
Less known papers | 1-9 |
Unknown papers | 0 |
自分で確認したい人は Inspires で fin a s Masukawa などと打ってみてください。
素粒子実験、特に高エネルギー方面ではなかなか論文が出せないことがあります。
理由は簡単で実験計画から結果が出るまで多数の歳月がかかるからです。
例えばLHCは計画からヒッグス発見まで20年弱かかりました。論文の著者数は5000人を超えました。
このような事情なので「博士課程単位取得満期退学後に研究を続けて論文を出すと同時に博士を得る」というような方がたまにいらっしゃいます。
博士号をもっていない素粒子実験の人に出会っても決してバカにしてはいけません。
まず 場の量子論/超対称性理論/群論・リー代数 あたりは三分野共通で勉強すると思います。
加えてそれぞれの分野の専門的教科書、例えば弦理論なら String Theory (Polchinski) 格子なら Lattice Gauge Theories (Rothe) など。
分野によっては位相幾何学、微分幾何学を勉強しなければなりません。共形場理論もですね。
この辺りでようやく基礎ができてきましてこのあと30年分くらいの論文を読みます。
研究に入るまでの勉強に時間がかかるので修論はレビューになることが多いです。
当然学振は出せない・・はずだったのですが最近どうも事情が変わってきたようです。
学生の方が学振(DC1)に固執して勉強も途中に研究を始めてしまう、勉強途中のM1に研究できることなんてたかが知れているので
必然的にあまり重要ではない研究に貴重な時間を費やしてしまう、というような話をぼちぼち聞くようになりました。
学振についての考え方は人によるとは思うのですが、ちょっと危うい傾向だなと私は思うことがあります。
そこでちょっとお願いなのですが
「学振は研究者の登竜門!取れなかったらやめよう!」などとblogに書いて煽るのをやめていただけないでしょうか?
いや書いてもいいのですが主語を書いてください。「情報系では」「生物では」とかね。
「博士号は足の裏のご飯粒」と言われて久しいですが、弦理論では博士号を取るのはまだまだ難しいと思います。
まあとったところで「足の裏のご飯粒」なんですけれどもね・・・
放置していてすみません。まさか今頃上がるとは思っていませんでした。
new3 言いたいことはわかるけど、普通は「ヒッグス発見」を博論のテーマにせずもうちょっと控え目な研究に留めるものでは?日本でもJ-PARCからSuper-Kにニュートリノ撃てるんだし10年に1本はさすがに少ないと思う。
どうもありがとうございます。文章を少し修正いたしました。他にも間違ったところがありましたら教えてください。
niaoz 懐かしい。補足するとストリングやるなら一般相対論がベースの重力理論も必要/場の理論は確かに簡単じゃないけど楽しい。量子力学と特殊相対論(電磁気学含む)を修めたらやってみるとよいです。
monopole 素粒子理論分野では修士で論文書きにくいけどDC1の枠はあるので、採用者は実績によらずほぼランダムだったり有名研究室に偏ったりする。まあ論文なしでも通る可能性あるから学振は気合い入れて書け
kowa 素粒子系は知性の墓場だと感じてる。優秀な人材があまりに何もできなくて、消えている。魅力はわかるが、1/5000のcontributionだかでいいのだろうか
春からは奨学金 と 授業料免除(まだどちらも確定していないが) で生活をやりくりしていかないといけない。
もちろん、奨学金だけでは生活費を賄えないからバイトして不足分を賄わないといけない。1週間に2日ほど研究のための時間が労働の時間に充てがわれる。
平日は授業があるため、(僅かな時間ではあるが)研究の時間が授業に充てられる。
いくつかの企業では、夏のインターンの募集が始まっていたりもする。
研究者になりたいと思って大学院に入学したはいいが、大学院入学時までに特筆する成果がない人間は、今の時点で就職か進学かを選択させられる。
DC1に通れば進学後の(一定の)生活は保証されるものの、それに通りそうか通らなさそうか見通しがつくのがいつなのか分からない。
となるとこの時期からインターンに応募しないといけない、という焦りが生まれる。
2年になったら就活が本格的に開始し、研究の時間が更に減る。今いる研究室のM2だって最近は半分しか研究室に来ない。
結局このまま修了時までどれも中途半端になるかもしれないと思うとこのまま過ごすのが本当に辛くなるが、かといってどちらかに振り切るための勇気も自信も、またそれが正しい選択だと言い切れる根拠もない。
家族からは修士を卒業したら就職しろ、と何度も言われている。その話を聞くたびに目の前が真っ暗になるような感覚がする。
何故こんなに生きづらい世の中に生まれたのか。早めに死んでおけばよかった。余計なことに惑わされずに2年くらい研究していたい。
古市憲寿は社会学、落合陽一は学際情報学で分野は確かに違う。だが、古市憲寿を使うほとんどの場面で、落合陽一の方が良い仕事をすると思う。
「『博士課程行くの?』と聞かれたと仮定して、絶対行かないよって決めてる人はその理由を一旦紙に書けるだけ書いてみる。そして最後に質問を『なんで修士課程行くの?』に変えて、紙をじっと見る」という遊びは危険なので、該当する人はくれぐれも院試勉強中などにやらないように
というつぶやきがあったのでやる.
行かない理由の結論としては研究するモチベーションもインセンティブもないことである.
依然として僕の価値観としては, 修士に行って博士に行かないことは妥当だと思えた.
- 本当に研究したいことなどない (解決したい問題はあるが, それは小学生が宇宙飛行士に憧れるのに似ている)
- このネタで論文をかけるかどうかしか考えていないことに嫌気がさす
- 常に研究のことが頭から離れない3年間(B4, M1, 2)につかれた
- さらに3年間は長すぎる
- 労働環境が劣悪
- とても月20万(DC1, 2, etc.)だけでやろうとは思わない
- 日本の大学機関は衰退していくであろうという僕の想像 (大学教員という職業は狭き門であるし, そもそも魅力的ではない)
- 就活でアピールできるものは「勉強頑張りました」しかなかった
- 業績を稼いでそれをアピールしようと思った
- 1 on 1で飲みに行く友人は片手で数えられる
- 彼女などいなかった
- バイトなどはしていない
- 平日は大学と家の往復
- 土日は引きこもる
業績は修士としては十分すぎるほど稼いだ.課程博士の審査基準をすでに満たしている.
業績だけみると, 僕の分野の修士では日本においてはトップレベルだと思っている.
己の魂を論文に変えて戦う現代の魔法使い研究者(リサーチャー)が存在する世界で、その養成課程である博士課程に通っている少年黒鉄一輝。しかし、彼は研究者としての能力値が低すぎて学位が取れずに留年してしまい、周囲の人間からは落第博士(オーバードクター)と呼ばれていた。
新年度が始まる直前に研究室に戻ろうとした所、十年に一人の逸材である学生Aランク博士(学振DC1)で科研費の皇女と呼ばれる入学直前の異国の皇女ステラ・ヴァーミリオンと鉢合わせしてしまい、結果的に一輝は討論を挑まれて勝利してしまう。一輝は論文の代わりに討論を極めた異端の実力者だったのだ。
互いに切磋琢磨し、強さを高めあううちに惹かれてゆく一輝とステラ。そして博士課程学生の頂点を争う戦いの中、落第博士は学生の頂点の候補の一人、業績皆無の学生(ペーパーワン)としてすべての博士課程学生から注目されるようになってゆく。
この記事は博士課程 Advent Calendar 2015 - Adventarの5日目のエントリです。前回はid:kybernetesさんのこの世界への関心を諦めない人に博士課程はオススメ - 表道具でした。
(今年は無事に退学せず済みそうなので、退学 Advent Calendar 2015 - Adventarじゃなくてこちらに参加します。)
http://anond.hatelabo.jp/20141201200815]から大幅にテンプレート拝借。
Q1. 博士課程ってなんですか
A1. 大学院入試の面接で「進学するつもりはある?」って聞かれるあれ
たいていの理系人生において、ここに進むか否かで修士課程終了後の幸せ曲線が大幅に変わるともっぱらのうわさ。(私はまだ実感してないんですが、この手の話聞くたびおっかない)
Q2. なんで博士課程に進学するんですか
A2. 高校中退したあと某高専に潜り込んでたんですが、「高専の新卒」という最強就職カードをかなぐり捨てて大学編入しちゃったので毒食わば皿まで、ではないですがやるとこまでやったろう!というのがひとつ。
高専時代に言われた「好きなことを仕事にすると長続きしないよ」とかいうもっともらしいアドバイスを真に受けて転科する!って編入した先があろうことか原子力系で、在学中の3/11以降いろいろ考え修士課程でまたしても転科したので、たった2年じゃやるとこまでやれん!というのがふたつ。すごくいきあたりばったりですが特に2つ目はこればっかりはしょうがない。
Q3. 普段どんな生活してんのさ
A3. 後述のRAが勤怠とられるので、普通に9時5時で他の職員さんと同じような勤務体系です。
理論系だし実験と比べて体力的に楽かなーと思いきや、週末もけっきょく自宅で作業してしまうので気分的には週休ゼロ日っぽい
研究で頭ハチハチしてると朝の民放テレビとかマジで情報の洪水、うるさすぎてたまんないのでNHK教育ではなかっぱとか見て心を浄化してから出勤してます。
あとは平日休日問わず、メンタルのために趣味のゲームしたりピアノ弾いたり、こういうのがすごく大事な時間です。
A4. 某国研のRAで学費とか税金年金もろもろ賄ってるのと、実家暮らしで家にお金入れてるわけでもないので(お父さんお母さんごめんなさい!)あんまり気にしたことはないです。
一人暮らししたら学費免除通りやすくなるのかな…在学中に結婚したら学費全額免除もらえたとか、配偶者に養ってもらいながら(3号被保険者として)生活してたとか、聞くけどどこでみなさん恋人とか見つけてくるんですかね???
Q5. 学振について
A5. 私は修士課程から新しい分野に来ていまだに業績ほとんどないから全然無理無理、って思って出してないんだけど、情報系とかみたいに早くからぽんぽん査読つき学会だの論文だの出せる分野だと申請書も見栄えするんだろうなぁ、って勝手に思ってます。物理の人もそんなみんな修士課程からポンポンPhysics Review うんちゃらみたいなのにポンポン載せてるんですかね…
Q6. インターンについて
A6. 来年に行く予定があるんだけど、大陸ヨーロッパなので日常生活で英語通じるのか?っていうのと最近はテロがちょっと心配。
他の人とか分野の事情まったく知らないんだけど、大学とか受け入れ先から予算が出るなら是非とも行っておいたほうがいいのでは。
Q7. 楽しいこと3つ
A7.
(1) 高専卒で就職した同期とかの話聞くと、「仕事の内容はいいんだけど人間関係が辛い」(脳筋DQNか体育会系みたいなのが多い、の意)というのを割りと聞くので、そういうのが理学系だとないなーっていうのが人間関係に恵まれてていいなって思います。高専の特に機械科とかほんと脳筋DQNのすくつだったしね。
(2) RAも実際のところ普通のホワイトカラーと違ってあんまり時間には厳しく言われないので、朝が弱いマンにとっては大変助かる。
(3) 本人はいつも自分には研究向いてない…辞めたい…って思ってるのに、親しい人とか親戚がすごく買いかぶってくれてるとこ。自己肯定感が全力で慰撫されますね。
Q8. つらいこと3つ
A8.
(1) 当たり前ですが自分の頭で考えて自分なりの意見を主張していかなきゃならないこと
いまだに自分の意見をいうのが怖い、いつもいつもフルボッコにされるんだろうなーって怯えながら進捗報告する日々。
(2) 将来への見通しが無い
(3) どうせいずれ死んでしまうのにこんな研究やってて何の意味があるんだ…
Q9. 現時点で後悔していること
A9.
(1) 高専から大学に編入するときに専攻を変えてしまったこと
高専から大学編入して学振DC1通ってる人とかけっこういるじゃないですか、彼らは高専時代からずっと自分の専門分野に一途だったんでしょう。
まさに「転がる石に苔つかず」で、転がってばかりだと成すものも成せなくなるんだなあ。
安定は、希望です | 参院選に挑む | 公明党みたいな人は博士課程に進学しちゃダメ!ゼッタイ。
(3) 人間関係を軽視しすぎたこと
いろんな人の話し聞いてると、高校や学部時代の人脈があとあと強い意味を帯びてくる、みたいなのあるじゃないですか。
高専で人脈とかまぁ無理にしても、学部時代に引きこもったりしなければ、留年したりしなければよかったな。
A10.
(1) 「正しさ」をめぐって駆動される権力の力学に無頓着な人
これだけで政治哲学上のひとつのトピックになりそうだし私が簡単にどうこう言えるものではないけど、教員側でもそういうのに無頓着な人がいますしね。本人の名誉のため名前は伏せますが
教員:「何でも良い、言え!」
なんていう地獄絵図はまったく想定していませんでした。
みたいなブログも見つけまして、大変脱力してます。一歩大学の外に出れば↑みたいなのがむしろ普通なのにね。そういう環境に適応してきた学生だけ一方的に責めるのはどうなの?
(2) 命令・指揮系統が崩壊している末期戦みたいな前線でも気にせず自分勝手に動ける・動きたい人
A8(1)と関係しますが、上から命令が降ってくるわけじゃないので、【北朝鮮】最高司令官同志、命令だけ下してくれ! - YouTubeみたいなのは決定的にダメですね。
(かの国における首領・党・人民の三位一体による有機的政治生命体、っていうのはたぶん研究職と相性悪いと思う。)
(3) 聞き分けのいい素直なお利口坊や/お嬢ちゃんじゃなかった人
高専の同期のDQNが「ああぁぁん?てンめぇナマいってんじゃねえよぶっ殺すゾ!!おおおぉぉぉん??(どうでもいいけどなんでこういう威嚇する声ってだいたいプロソディーが短調ぎみなんだろう?)」って言っててもあんなん慣れりゃ自分に直接は害が振らないから別にいいけど、自分の今後に生殺与奪を握ってる偉い人相手には「相手の意のままに動かなきゃ、自分から敢えてケンカ売るようなマネは…」というのが適応戦略としては普通なので。そういうまともな感覚が無い人のほうが博士課程向いてるんじゃない?
後半が「博士課程もう辞めたいこんなん嫌や!!」って思いながら書き溜めたやつで、前半がちょっと最近持ち直してきたときにかいたやつなのでニュアンスが違いますが
阪大卒の私がきましたよ。
十年ほど前のことだけど、うちの学科のトップだったやつの話をしよう。
彼も、受験で東大受かるレベルだったそうだけど、ずっと阪大と思っていたし地元だったので、
そのまま阪大を受けたそうだ。
まあ、一番優秀でしたよ。
でも、そいつに匹敵するくらい優秀なやつも、30 人弱のクラスの中にもう 1 人いたけどね。
で、当たり前のようにそいつは主席卒業、学振も DC1 とってドクターに残り、ばりばりと研究の日々。
それで結局、そいつが今何をしてるかというと東大の先生ですわ。
阪大なんて馬鹿にされがちだけど、学科のトップ数人は東大に受かるやつが入ってて当たり前。
そしてそういうやつは大概、素晴らしいポジションについていくもの。
アカデミックに残らなくても、企業にいったってそうなんじゃないかな。
ちなみに俺は F ラン大の先生ですよ。
あ、そうそう、いま思い出したけど、おじちゃん東大行きたかったんだけど、センター後ヒヨって阪大に変えたんだった。
担任は変えずに東大受けろって言ったけど、たぶん受けてたら落ちてたと思うなあ。
それを踏まえてアドバイスをすると、
・受かるレベルの成績だからって、実際に受かるとは限らない (もちろん、A ついてる阪大だって落ちる可能性がある)
・あとから経歴を見れば、阪大卒より東大卒のほうが格好がいいので、可能なら東大がいいのは当たり前
・本当に優秀なやつは、どこの大学出たって最終的に行き着くポジションは同じ
博士課程 Advent Calendar 2014(http://www.adventar.org/calendars/548)のエントリーです。
1回目のテンプレ(http://anond.hatelabo.jp/20141201200815)をお借りしました。
大学での研究生活の後半 (学部4年の1年間 + 大学院修士の2年間 + 大学院博士の3+年間)。
ワンピースでたとえるなら新世界みたいな感じ。人によっては前半の研究生活を「楽園《パラダイス》」と呼ぶとか呼ばないとか。
人によってはキャリアパスのためという理由もあると思うけど、個人的には、研究が楽しい/研究を自由にやりたいから。
スラムダンクでたとえるなら「リサーチャーになっちまったのさ…」(まだなってないけど)
調子が良い時の例:
調子が悪い時の例:
調子が最悪の時の例:
学振DC1をもらってますので月20万(マイナス 税・学費など)をもらってます。
学費は、(大学によって学振受給者の使いが違うようですが)自分は半額免除もらいましたので年間26.8万円(2.2万/月くらい)払ってます。
徒歩20~30分くらいのところに5.9万のワンルームのアパート(都内23区)を借りて、気分転換と運動を兼ねて徒歩で通学してます。
今のところほぼ完全に自炊をしていて食費は月2万くらいです。
初年度は税金等がないのもあって、±ゼロ ~ +3万(黒字)くらいの家計でやりくりしています。
修士2年5月の時に、国内会議1本+国際会議1本+国内論文誌1本+学内賞 で学振DC1に応募して面接免除で採用になりました。
その後、いろいろあって研究室を変えることになり、採用内定後に指導教員の変更届を学振に提出しました。
博士に入ってからはまだどこにも行けていないのですが、修士1年の終わりくらいに海外の研究所で4か月ほどインターンをしました。
インターン先で研究してから、ますます研究が面白くなったり、博士にいってもやっていけそうという自信がつきました。
学部4年になった時から博士神学は考えていましたが、最終的に博士進学の決心が固まったのはインターンから帰ってきたとき(修士2年の始め)です。
また、インターンに行ったことで、研究に対しても、キャリアプランに対しても、自分なりに視野を大きく広げることができて、本当にいい経験になりました。
D1のとき(今年)インターンにいけなかったこと (後悔というより残念なこと)。
博士課程 Advent Calendar です(http://www.adventar.org/calendars/548)。これ書きました http://anond.hatelabo.jp/20141201200815
いくつかトラックバックが付いていたので、それに関してコメントを。
・モチベーションの保ち方について
博士課程の学生はみんな三度の飯より研究大好きモチベーション維持できないやつは進学する資格なし!!!!と言われたりしますが、それは多分あまり正確な話ではないです(ちなみに私は三度の飯のほうがよっぽど好き)。モチベーションを含め、自分をちゃんとコントロールするのは難しいので、それを三年間で身につけたら良いのかなぁと思っています。
まず、多分人間誰しもモチベーションが下がるときはあります(そうならない人は才能だと思うので大事にしてください)。そういう時に無理して研究しようとすると、研究は進まないし時間は浪費するし、かなり精神的にクるので、やめた方がいいです。私の場合は、事務的に出来る作業をやるとか、諦めて遊んだりします。
ではモチベーションを下げないようにするにはどうしたらいいか、という話ですが、2つ実践していることがあります。
1つは、短期的・中期的・長期的な目標を自分で立てること。で、ちゃんとできたかできなかったかフィードバックをして計画を立て直します。
例えば長期的な目標(= grand goal)を、◯◯という論文誌 or 国際会議に投稿する、という月単位の目標として設定したとすると、中期的な目標は、いつまでに手法を考え、実験をし、論文の初稿を仕上げるか、という週単位の目標として、短期的な目標は、この論文を今日は理解する、とかこのコードを今日は書き上げるとかという日単位の目標になるかと思います。((もちろんもっと長いスケールでも目標は建てます))
で、大事なのは、長期的な目標ほど死守する、ということだと思います。ケツカッチンだと取捨選択がちゃんとできて個人的には良いです。逆にいつまでもグダグダと手法を考えたり論文を読んだりするのは得策ではありません。諦め(=取捨選択)が肝心です。
もう1つは、先に述べたことと関連していますが、研究テーマにあまりこだわりすぎないことです。一つの分野で何十年も研究を重ねるのが素晴らしくて、ころころ研究分野を変えるのはあまり好ましくないという先入観が(私には)ありますが、その美徳を全員に押し付けるのは酷なことだと思います。何十年も同じ研究分野で研究をできるのは才能だと思うので、それができない人は、諦めましょう。面白い研究分野に移りましょう(このように吹っ切れたのは最近のことで、チューリング賞授賞者と懇談会をしたときに、飽きたら研究分野変えたらいいじゃんアホかお前は、みたいなことを言われたのでそれに後押しされたのが大きいです)。ただ、移るだけ移って勉強をして終わりではあまりコスパが良くなくて、移ったからには何本か論文書くぞ、という気概を持つのが大事だと思います。
基本的にはいつでもどこでも研究ができるので、研究室に長時間いるということはありません。その点は情報系の利点だと思います(生の実験があるところだと、実験装置のスケジューリングがあって、夜中に実験するはめになったりするらしいですね、つらい)。あと私の場合は、一日のうちで集中できる時間が限られているので、特に研究時間が少ないと思います。ヘタすると4時間くらい集中してやって終わり、ということもあります。長時間集中すると、翌日廃人になるので、継続的に良いパフォーマンスで研究をしようと思うと、このくらいの時間がよいのかなと思って今はその生活リズムで生活しています。
研究時間の話は人それぞれなので、自分の特性をきちんと把握するとよいと思います。長時間研究室にいる=すごい、短時間しかいない=クソ、という図式は、人間の多様性を無視しているので捨てたほうがいいです。自分の特性を把握して、ベストパフォーマンスを出せるように生活したらよいのです。諦めが肝心です。
24時間の使い方を自分の裁量で決められるので、趣味の時間とか取れていいですよ。このような生活を維持したいです。
・学振貰ってる場合、バイトは一切禁止。インターンとかもってのほか。通報しますた。
バイト、禁止です。TA・RAは頑張っても月数十時間くらいしかできないのも仰るとおりです。
実はインターンシップは、自分の研究計画に資する研究を行う場合ならば、いくつか条件を満たせば参加可能なのです(http://www.jsps.go.jp/j-pd/data/tebiki/h26_tebiki.pdf の p.33)。
ただし手続きはちょっと面倒臭いです。海外インターンの場合は、まず学内でインターン参加の許可を得る&海外長期滞在の許可を取る必要があります。うちの大学だと研究科レベルの教授会にかける必要があるので、ヘタしたら数ヶ月待つ必要があります。学内の許可を取ったあとは、それを学振に伝えてさらに学振側からも許可を取ります。こうして晴れて堂々とインターンに参加することができるようになります。このような手続きを踏んでいるので、少なくとも今回私が参加したインターンはlegalというわけ。
ちなみにインターンで給料をもらうと自分で確定申告しなければならないので、それもちょっと面倒です。外貨で給料もらった場合どうしたらいいのかわからんぜ...。
考えている進路はあるのですが、あまりそれを書いても面白く無いので、一般論を書きます。ただし、私はまだ仕事を経験していないので、だいたいは噂・妄想です。
進路はアカポスか企業かに分かれると思います。アカポス志望の場合は、だいたいD3の夏過ぎ頃から助教やポスドクの公募がでて、それに応募して次の4月から採用、というスケジュールが一般的なようです。また学振からお金を貰うポスドクの場合には学振と同じようにD3の4月だか5月に申請し、11月/12月に結果が出る(面接の場合はさらに遅い)ようです。優秀な方はポスドクを経ずに助教になるみたいですが、学振PDはかなり自由なので、これと迷う方もいらっしゃるようです。企業志望の場合は、一般的な企業の採用プロセスに則って就活をすることが多いようです。ちなみに、国外の場合も、時期は日本と半年ずれたりしますが、アカポスの場合は公募がメーリングリストで回ってきますし、企業の場合も公募の形を取っているものが多いようです。国内の場合は、学会などで顔を売りやすいので、就活はしやすいかと思いますが、海外の場合はなかなか大変なようです。馬鹿正直に公募に応募しても、書類審査落ちすることが多いとか。なので、中の知り合いを作るのがよい、というのを聞いたことがあります。
次にそれぞれの利点欠点を考えます。アカポスの利点は、自分の裁量が大きいということかなと。自分で研究テーマを決めて予算を取ることができます。共同研究とか自由にできます。企業だとそこまでの自由はないっぽいです。ただし、アカポスは任期があったり、ポスト数が企業と比べると圧倒的に少なかったりします。なので、多分プレッシャーは大きいです。あと引っ越しとか多そうです(良さげなポストが空いていれば全国どこへでも引っ越す可能性がある?)。また大学と企業ではアクセスできるリソースに違いがあると思います。アカポスだと好きな機器を買えたり、好きなシステムを作れたりしそうですが、全部一から作る必要がありそうな気がします。企業だと、例えばニュース配信アプリを作ってるようなベンチャーだと、たくさんのユーザにアクセス可能な環境がすでに整っていたりします。
どちらが良い・悪いという話ではなく、どちらが自分に向いているか・向いていないかという話なのであしからず。
・情報系は金回り有利そう
他の分野は知りませんが、インターンとかあるし、就職の幅もそれなりにあるので野垂れ死ぬ可能性は低そうです。生の実験とかをすることがないので、研究予算がそんなになくても最低限研究できるのもいいところだなと思います。
DC1がよく通っている研究室は、そういう指導体制・スケジューリングがうまいんだと思います。申請書を先生や先輩がちゃんとアドバイスできたり、先生が学振を見越して学生のケツを叩いてくれたり。通った人と知り合いになって、通った申請書を見せてもらったり、あわよくばアドバイスを貰ったりすると良いと思います。通ったらその分後輩の面倒を見て恩返しをしましょう。
・情報系において民間ではなく大学だからこその強みってなんでしょうか
このあたりはあまり自分でも結論が出ていないのですが、大学はカネにならないことをやってもいいところなので、そういうことを堂々とできるのが強みだと思います。例えば、理論研究を行って最終的に会社が儲かるというストーリーを考えるのは難しいので、それを仕事として行うのは難しいと思いますが(企業の利益に全くつながらないことをやってる人間に給料や研究費はあげられないですよね)、大学だと論文を書いたりすれば良いので、堂々と理論研究できると思います。また、夢を語る系の研究(こんなことができたらいいよね、こんな世界になったら良いよね)というのも、企業よりは大学のほうが気兼ねなくできるのかなと思います。
特にポジティブ・ネガティブな感情はなく、単純に大変そうだなと思います。会社の業務に追われながら博士論文を書いたり大学で博士課程学生に割り振られている仕事をこなしたりするみたいなので。ただ、博士号を取るパスが博士課程に正規で入学するパスだけになってしまうのはなんとなく健全ではないような気がするので、そういうオプションを後世に残すためにも頑張ってください。
またなにかあれば。
Q1. 博士課程ってなんですか
A1. 博士後期課程の略。学部4年、修士課程2年過ごしたあとに、さらに(通常)3年間大学に在籍して研究を行う。
Q2. なんで博士課程に進学するんですか
私の場合、M1の初めはD進も考慮しつつ、夏頃には就職する気マンマンだったが、12月下旬にふとD進しようと思い立ったのでD進した。
Q3. 普段どんな生活してんのさ
A3. 朝7時前後起床、眠かったら二度寝。早ければ9時ごろ大学に行き、勉強 or 研究 or 事務作業。
混むのが嫌なので11時半すぎに昼食(半分くらいはぼっち飯)、18時〜19時ころ大学を出る、という生活の繰り返し。
気が向かなかったら平日休んだり、気が向いたら休日も大学に行ったりとフレキシブルな生活がおくれる!
多くは一人飯なので、好きな時間に好きなものを食べられる!!!
A4. 学費はだいたい国立の場合年60万円くらいかかります。
学振という制度を使うと、額面月20万円がお給料として貰える+最大年100万円研究費が貰える。
基本的には博士課程学生は年収240万円が上限なのだが、お給料貰えるインターンシップに参加すると学振の給料を止めてインターンシップ先から給料を貰うことができるので、さらなる高みを目指すことが可能。
学振を取れなかった場合でも、先生によっては毎月RA代(学振と同額支給する先生も!)を出してくれるので、そういう先生を選ぶことで金銭問題はあまり問題とならない。
Q5. 学振について
A5. 日本学術振興会特別研究員。DC1とDC2の二つがある。
DC1は修士2年生の時に申請して、通れば博士1年から三年間上記の給料+研究費が貰える制度、
DC2は博士1年 or 2年の時に申請して、通れば博士1年から二年間上記の給料+研究費が貰える制度。
給料がもらえるのはありがたいし、何より先生から自立できるのが一番大きい。先生に気を使わずに色々買えるし色々旅できる。
おおまかに言って、研究計画、業績、研究者としての資質の三軸で評価されるらしい。
しばしば、DC1は業績あれば通ると言われるがそれはおそらく嘘で、一つでも大きく欠けてしまうと通らないっぽい(有利なのは確かだが)。
また、研究計画は盛ればいい、というのもおそらく嘘で、所定の年数で博士課程学生が一人でできそうな研究計画(×(1+ε))くらいでいいっぽい。
Q6. インターンについて
A6. 博士課程では数ヶ月研究関係のインターンシップに参加する人がぼちぼちいます。特にD2の夏休みくらいがベストシーズンのようです。
どのようにインターンを探すのかについて、3通りくらいある。
1つめは、メンターになって欲しい研究者に直接コンタクトを取る方法。やったことないけど、効果は一応あるっぽい?
2つめは、会社や研究所のインターン募集サイトから自分で申し込む方法。このパスはあまり有効でなかったりするらしいので、中に知り合い/メンターになってほしい研究者がいればその人に頼む方が確実だとかそうでないとか。
3つめは、先生経由で紹介してもらう方法。誰かいい人いませんかメールが他の研究者や採用人間からくることがあるらしいので、それに紹介してもらう。
インターンで何をやるのかは場合によって大きく異なるらしいので、打ち合わせが必須。特に研究をやりにいったのに論文にできない/ならないような仕事をやって帰ってくるとか、準備不足で行って時間が足りずに終了となる場合もあると思うので、打ち合わせは念入りにしておくと後々楽だと思います。
また海外インターン、準備とか後片付けとかとても面倒くさいのですが、年取ると多分もっとめんどくさくなるので、博士課程にいるうちに一発覚悟をキメてやってみると後々の就職活動の幅が広がっていいのかなと思いました。もう少し歳を取ってから初海外生活となると多分キツイ。
Q7. 楽しいこと3つ
A7.
(1) 平日の昼間に遊ぶことができる
(2) かなり多くの時間をやりたいことに費やせる
(3) 学会で色々なところに行ける
Q8. つらいこと3つ
A8.
(1) 論文通らない
(4) 学部・修士で卒業した人たちと違う世界にいる気がする(みんな働いてて偉い!)
(5) 「今何やってるの〜?」「学生」の気まずい瞬間
Q9. 現時点で後悔していること
A9.
研究業界で名の知れた研究室や、研究業界の主導権を握っているような研究室の人と仲良くなるのは大事なような気がしますが、やっぱり学生の頃からそういう環境に身をおいてみたかった。
D2の頃に三ヶ月の海外インターンに参加してとても楽しかったので、D1の時も参加できたらよかったなぁと。一つ応募していたのは落ちてしまったのですが、複数応募しておけばと思います。
・じっくり勉強をすること
業績を稼ぐのに焦っていて、じっくり勉強する時間が少なかったような気がします。じっくり考えましょう。
A10.
自発的に動ける、かつ、困ったら人に助けを求められる人。
なんか書いてほしいことあったらコメントにお願いします。もう一回くらいアドベントカレンダーで書くかも。