はてなキーワード: スーツとは
グロい体型にされてエロ以外の価値をなくしてほしい。仮に復帰しても、発情させまくりだったり、歩くr18状態、愛液の過剰分泌による汚染で惨めに周りに迷惑をかけながら暮らしたい。スーツを着ても見えてしまうおっぱいとグロ長乳首、歩くだけで絶頂。話す言葉が全てみさくら語。最高や。近くの子連れは私から離れる。でも、私は改造された被害者ヅラができるので、そういう不幸な子供を大量に作ることができる。私はそれを見て絶望することができる。エッチなことに汚染され、仕事はまともにできない。社長は辞めさせられない。罪悪感の中私はイクことしかできない。おばあちゃんになったらもっと最悪。グロさが倍増してオナニーしかできないキモい何かになる。信頼される大人も経験できない。ただキモい何か。求められてないみさくら語を喋る性欲ババア。嫌でおかしくなりそうだ。
384 :風と木の名無しさん:2008/10/24(金) 15:07:49 ID:MXnt0AGL0
隠れない変態が嫌がられるのはどうしようもないことだしね
385 :風と木の名無しさん:2008/10/24(金) 22:46:50 ID:xloYPlQa0
困った時は適当に2ちゃんで聞き覚えたことを並べて疑問を訂しましょう。
ポエムのように論理的に文脈がどうつながるのかわからずどうとでもとれるように
都合の悪いスレが停滞すればよいのです。
めざとく見つけられないように必ず下げで書きましょう。
もう一度「嘘も百回つけば真実になる」という言葉を思いだしてください。
貴女の子宮感覚を生かして、生理が命ずるまま自由に表現してください。
86 :陽気な名無しさん [↓] :2008/10/24(金) 21:40:01 ID:TM6pJDBa0
ゲイの大半も
87 :陽気な名無しさん [↓] :2008/10/24(金) 21:42:52 ID:TM6pJDBa0
でもおかしいわね
386 :風と木の名無しさん:2008/10/24(金) 23:16:10 ID:Y3Z25kjA0
一部のバカ全開の生厨を腐女子の全てみたいに書くのはやめろってば
387 :風と木の名無しさん:2008/10/25(土) 01:24:59 ID:gDGlMvht0
「私はそんなことしないわよ!一緒にしないで!」とはっきり言う
89 :風と木の名無しさん:2008/10/25(土) 08:21:34 ID:Xg+0W9SA0
半ばネタスレとしてここをエンジョイできてる自分は腐女子としては間違ってるんだろうか・・・?
【今日の仲良しテク】を書いてみたさにわざわざ痛いレス探しに行こうかと思ったくらいだ・・・
でもそう思って探すとビミョーなのしか見つけらんないよ・・・orz
なにがしたくてここ見てたんだかわかんなくなってきたw
390 :風と木の名無しさん:2008/10/25(土) 08:40:01 ID:L2yBDBkuO
386
でも腐女子はそういうの多いよね。
某スレで調べてるんだけど、
まぁまぁまぁまぁ公共の場所で腐臭漂わせても罪悪感を感じない腐女子の多い事。
オマケに殆どの腐女子がリアル同性愛がキモい・美形ならOK・BLとホモは同じと言っておきながら
という訳のわからない事を言ってるよね。
391 :風と木の名無しさん:2008/10/25(土) 09:51:32 ID:Ih/DiuVZ0
386
そうやって「アテクシは関係ありません」って態度が余計ムカつくんだよ
392 :風と木の名無しさん:2008/10/25(土) 11:20:50 ID:Id5BWa1m0
391
チェックできるわけないじゃん、ヴォケ
393 :風と木の名無しさん:2008/10/25(土) 21:36:00 ID:NT3DOMIo0
貴女は女性を代表して質問しているのですからなにを聞いても恥ずかしいことでは
ありません。貴女の質問は性に飢えた女性全体の切実な問題であるという自負と
自信を持ちましょう。
どうせ相手は人間以下のゲイなんですし、なに書いたって腐女子に仕返しされるこ
とはありません。801板へ来たら、それは801板の腐女子じゃないからと言い張っ
て追い返せば良いのです。
256 :禁断の名無しさん:2008/10/20(月) 20:43:41 ID:SPH1YVCB
男の潮吹きってどんなの?
後テクでトコロテンさせれる人ってネコのちんちんは最初は触ったりはするの?
394 :風と木の名無しさん:2008/10/26(日) 00:08:24 ID:MdQojG4d0
なんだよ?男の潮吹きって?
どこでそんなわけわからんガセを聞きかじってくるんだかw
処女以外そんなガセには騙されん
395 :風と木の名無しさん:2008/10/26(日) 00:37:27 ID:KK9uM5jKO
女も同じで、膣からでるのではありません
端から見ると放尿に近いです
396 :風と木の名無しさん:2008/10/27(月) 10:20:54 ID:WFnnexQu0
392
自分以外は「一部の厨」
それをみんなにわかってもらう
397 :風と木の名無しさん:2008/10/27(月) 15:13:35 ID:nBcaPmln0
395
401 :風と木の名無しさん:2008/10/28(火) 12:17:59 ID:/rlCI1NM0
703 名無しさんの次レスにご期待下さい sage New! 2008/10/28(火) 11:10:32 ID:HCie3GCu0
そして
402 :風と木の名無しさん:2008/10/29(水) 08:52:31 ID:/BV04MnB0
401
バカ?
403 :風と木の名無しさん:2008/11/03(月) 07:47:39 ID:b+Fb6Ttr0
↓
1 :陽気な名無しさん [] :2008/11/03(月) 02:37:55 ID:HUAIoDpN0
こういう感じのほうが萌える↓
・高身長で細い 八頭身
・頭が良くて高学歴
・色が白くて肌が綺麗
・指が長くて手が綺麗
・ちょっとV系入ってる 片目だけ真っ赤なカラコンでオッドアイにしてる
・猫が好き 黒猫に懐かれる
・悲壮な生い立ちを持ってる
・カラオケではまったく歌わないが、ヒトカラで歌うと超絶上手い
・読書が好き 文学や哲学にも詳しい 好きな小説はカミュの『異邦人』
・好きなアーティストはガゼット、ディル、ムック、Plastic Treeなど(V系全般に詳しい)
・体が弱くてよく風邪をひく
・少食で一日一食 肉をまったく食べない
・鬱気味だけど薬飲みながら頑張ってる
・グロ耐性がある
・プライドが高い
404 :風と木の名無しさん:2008/11/03(月) 07:48:14 ID:b+Fb6Ttr0
・プライドが高い
・滅多にしゃべらないけど、超絶美声
・飲み会が苦手
・超絶イケメンなのにギャルやスイーツ(笑)やDQNとはつるまない 地味な子が好き
・オナニーしない
・下ネタが嫌い
2 :陽気な名無しさん [↓] :2008/11/03(月) 02:45:05 ID:qqD/36+i0
405 :風と木の名無しさん:2008/11/03(月) 15:19:00 ID:Rt3NBreAO
404
んな男なんか居ないwww
406 :風と木の名無しさん:2008/11/03(月) 22:39:53 ID:h3lfiXnp0
て、言うかオバちゃんがヨン様なんかの寒流スターに求めてるイメージぽくてキモイ・・・
801がじょじょにオバン臭いものになっていってるのも否めないのだがw
407 :風と木の名無しさん:2008/11/03(月) 22:52:46 ID:SW2XPtHd0
408 :風と木の名無しさん:2008/11/04(火) 01:23:45 ID:UAura0sW0
409 :風と木の名無しさん:2008/11/04(火) 20:03:30 ID:h1C4RhAuO
408
まず図書館や本屋が堺市の図書館みたいにBL本の扱い方を改める事から始めるべき。
438 :風と木の名無しさん:2008/12/10(水) 13:13:09 ID:5Py8mFPY0
忠告しようがしまいが、腐れマンコの書き込みって分かってしまうもの
文章から立ち上ってくる腐マンコ臭までは隠せない・・・可哀相にそれでも書き込むんだろうけどね
445 :風と木の名無しさん:2008/12/24(水) 07:22:17 ID:OvZdsEz1O
108:助けて!名無しさん! 2008/12/23(火) 12:51:26 ID:l/8iCv7Y[sage]
板 違 い な ん だ よ 腐 女 子
109:助けて!名無しさん! 2008/12/23(火) 20:05:37 ID:EjEYTpxN[sage]
446 :風と木の名無しさん:2008/12/26(金) 15:07:55 ID:/sYcPX1w0
腐男子をスケープゴートにする腐女子って最低455 :風と木の名無しさん:2009/01/08(木) 18:18:28 ID:lzvZnP3/0
456 :風と木の名無しさん:2009/01/09(金) 03:51:50 ID:T6z+1njP0
少女漫画板でもスレネタ化したり、荒らしにも腐女子最強と言われるくらいw
変に被害妄想っぽいのがいるんだけどいつから余裕がなくなったんだろ
457 :風と木の名無しさん:2009/01/09(金) 16:04:59 ID:K/YQ+LsV0
こういう自覚のない腐が一番怖いわ
「気をつけてたのに腐臭出してた」ならまだしもオープンで居たい腐って
458 :風と木の名無しさん:2009/01/10(土) 00:49:37 ID:yxFD4Lp40
腐女子本とか出てるし
459 :風と木の名無しさん:2009/01/10(土) 01:14:02 ID:vEEeUm8H0
風木とか読んでヤオイにはまった層と今のBLヲタって明らかに違うね
腐女子が全部そうじゃないんだろうけどなんか変な風に依怙地なのがいる
460 :風と木の名無しさん:2009/01/11(日) 02:15:26 ID:ONsVHabp0
という恐ろしい腐女子が居ると知った
461 :風と木の名無しさん:2009/01/11(日) 18:31:36 ID:NzVCQXE+0
456
少女漫画板だけじゃなくてアニメや漫画やゲーム全般の板で腐女子を降臨させないように神経質になってる
ニコ動では放送用語に引っかかる腐女子のコメントを注意すると逆切れする腐女子が多くなってきてる
ほんとにどうしたらいいんだろ?
たまに腐関係なしの萌え話もしたいんだけど2ちゃんでは無理だわ
464 :風と木の名無しさん:2009/01/11(日) 22:32:19 ID:sQxqiL9W0
459
10代前半の正しい性知識がない頃から、腐仲間に囲まれて延々とBLばっか読み続け
変に意固地なのは、単なる娯楽を超えてしまって、半ば宗教化してるからじゃないかな。
傍から見たら厨や荒らしにしか見えなくても、本人達にとってはジハードなのかもしれない。
465 :風と木の名無しさん:2009/01/11(日) 22:59:02 ID:6SIuNffq0
主婦でもBLにはまってるやついるけど
466 :風と木の名無しさん:2009/01/11(日) 23:47:44 ID:m7uQMg/O0
作品スレで腐臭撒き散らしてるのは若い二次同人の子ってイメージあったけど
こういう子達もBLって読んでるの?
BLは24年組好きな主婦や同人引退してる人達が読んでるのかなあと思ってた
後者の方がドップリ浸かってる感じだけど
467 :風と木の名無しさん:2009/01/12(月) 00:17:35 ID:0FckSCfs0
465
上下の文がつながってないような
主婦は年齢的にも落ち着いてるから暴れてるのは若い子…と言いたいが
鬼女板に常駐してそうなのが痛い言動したりを見たことあるからなー
かなり年行って独身でさらに処女っぽい人は多分高確率でヤバイ人469 :風と木の名無しさん:2009/01/12(月) 19:08:28 ID:FFEtqR9+0
461
切れる若者が増えてるって言われてるみたいだし世の中を表してるのかねぇ
鋼とかのアニメで腐女子がブレイク、商業化されて年齢層が下がり
470 :風と木の名無しさん:2009/01/13(火) 00:48:30 ID:OP13Cr0y0
イベントのルールを教えてもらったという話をよく聞いたんだけど
今みたいに本屋に堂々とそういう本は置いてなかったし
腐女子のノリもこっそりやるのを楽しむって感じで、
私も隠すのが当然だと思ってたよ
471 :風と木の名無しさん:2009/01/13(火) 01:13:38 ID:uNDU+3GT0
オヤジの下ネタも場の雰囲気なごませる人とマジでキモイ人いるから
逆ギレする腐女子は冗談が通じないやつらだと怒ってるキモオヤジと同じか
472 :風と木の名無しさん:2009/01/13(火) 06:28:45 ID:j3NQBn370
つっか、腐女子のカキコってコミュニケーションツールになってない独り言みたいのが多い
473 :風と木の名無しさん:2009/01/13(火) 08:47:38 ID:24wX85L+O
821:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/13(火) 00:18:19 ID:ZnaqFKQM[sage]
822:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/13(火) 00:46:28 ID:3rk3mJPa[sage]
ヴォルギン「オセロット…こんな所で何をしている?部屋で待っていたのだぞ?」
オセロット「こんなヤリ方…、納得できまアッー!!大佐のナニは、レボリューアッー!!」
と、こういうワケですか
823:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/13(火) 00:53:59 ID:ASse/eJ6
でもオセロット少佐はエヴァのおっぱい2回も触ってたから、いわゆるバイセクシャルだと思います。
824:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/13(火) 01:13:22 ID:YQOuBJ8S[sage]
じゃあBIGBOSSの子であるスネークにもつきまとっていたのは恋慕に似た感情?
825:名無しさん@お腹いっぱい。 2009/01/13(火) 01:40:59 ID:ASse/eJ6[sage]
だろうね~
1では「私は奴を愛してしまった」「かわがってやりたい」とかホモっけを匂わす発言してるからなー(笑)
こんな下衆な会話オヤジでもしねーよ
487 :風と木の名無しさん:2009/01/19(月) 15:54:18 ID:BGODQbTj0
456
少女漫画板でもスレネタ化したり、荒らしにも腐女子最強と言われるくらいw
488 :風と木の名無しさん:2009/01/20(火) 00:20:58 ID:g8hplThQ0
489 :風と木の名無しさん:2009/01/20(火) 01:30:06 ID:pqUMtMFI0
487
荒らすつもりがネタにされたとか?受け責め攻撃でも食らったんじゃないのw
490 :風と木の名無しさん:2009/01/20(火) 10:41:15 ID:LyIygsbT0
489
どんだけ幸せなオツムしてんの?
491 :風と木の名無しさん:2009/01/20(火) 11:06:57 ID:YNuQdEi30
489
執着(笑)
この体験を経て、私はある理解を得た。「正しい戦略は、その時々の環境、文脈、空気によって異なる」ということだ。世の中にはいろんなルールや常識、慣習があるけれども、それらをストレートに適用すべき場合もあるし、必要ならばかなぐり捨てないといけないこともある。
アブラハム・マズロー(欲求の五段階ピラミッドの人)の『完全なる経営』にこんなことが書いてある。
‟彼らの心理学によると、最善の思考や最善の問題解決ができるかどうかは、問題を含んだ状況を、期待や予想、憶測などを交えることなく、この上なく客観的な態度――先入観や恐怖、願望、個人的な利害などを交えない、神のような態度――で見ることができるかどうかにかかっている。…(中略)…解決すべき問題とは目の前に存在する問題であって、経験によって頭の中に蓄えられた問題ではない。頭の中に蓄えられた問題は、昨日の問題であって今日の問題ではなく、また、両者は必ずしも一致するものではない‟ p.129-130
‟さらに範囲を広げれば、家庭生活、すなわち妻や夫や友人たちとの関係についても、この方法を当てはめることができる。各状況における最善の管理方法とは、各状況において最もよく機能する管理方法のことだ。どの方法が最善であるかを見きわめるためには、予断や宗教的な期待を排した、完全な客観性が求められる。現実的な知覚は現実的に行動するための必要条件であり、現実的な行動は望ましい結果を生むための必要条件なのだ。‟ p.132
マズローは、物事をありのままに見つめて、現実的に考え、行動することが成功への鍵だと言っている――と私は解釈した。
イケメン先輩は結局、条件付きの免職処分になった。黒服が嬢と付き合った場合の店への罰金50万円と、Tちゃんの彼氏への慰謝料として50万円、計100万円を返済したら辞めるという処分だ。店長は、翌日のミーティングの席において、みんなの前でイケメンに公言した。「約束を破ったら組に売る」と。店に対する裏切り行為は許さないという態度を明白にしたのだった。
これと、上の引用文がどう関係あるのかというと……この後すぐ、私と同学年のアルバイトの子が、S店の備品を盗んでいたのが判明した(立命館大学に通っていたので、以下リッツとする)。定期的に、ヘネシーなどの高級酒(そのうち廃棄される飲みかけ。キッチンに置いてある)や、午後の紅茶や炭酸水やチーズその他をくすねていたらしい。その犯行を見つけたのは、皮肉にもイケメン先輩だった。
そのリッツは、イケメン先輩の時と同じく、閉店後に一番奥の席につかされた。最初の数分は、あの時と一緒だった。坦々とした、もの静かな事情聴取だ。その近くにM主任が座っていたのも同じだ。
違ったのは、私も主任と一緒に丸椅子に腰かけていたことだ。リッツの普段の行動に関する参考意見を述べることになっていた。
別にリッツは、良くも悪くもない、普通の奴だった。口数は少なかったけど、まあ真面目かなという印象だった。サボっている様子はないし、店の女の子に声をかけるなどの御法度もないし、当日遅刻や欠勤もなかった。
でも、人間とはそういうものなのだ。裏で何をしているかわからない。人間は言葉ではなく行動で判断すべきという金言があるが、それでも不十分だ。どんな人間にも裏がある。
10分ちょっとが経過した。私の供述も上の通り述べていた。その間、盗んだ物の確認と弁償代の話をしていたように思う。お店で無くなったとわかっているものが時価8万円相当(私の個人的計算では3万円~4万円相当)とされて、ほかにも盗まれた物があると仮定して、倍額の16万円を1か月以内に弁償すれば警察に被害届は出さないという内容で決着した。
最後に店長は言った。「リッツ君。今日が最後の勤務日だ。もう来なくていい。けど、ほかのお店に情報共有とかしないから、働きたかったら別のキャバで働いてもいいよ。今回は残念だったけど、また成長したあなたの姿を見たい。それで、いつかまたお客さんとしてうちに来てくれたら嬉しい」という言葉でお開きになった。
当時の私は、「おかしいのではないか!?」と思った。当時のS店の黒服に課せられる罰金額は、記憶の限りでは以下のとおりだ。
・当日遅刻 5,000円
・当日欠勤 10,000円
・店の売上に影響するトラブルを起こした場合 時価(これが上記の慰謝料)
リッツは規定どおりの罰金を科されなかった。被害額のみだ。しかし、イケメン先輩は規定どおりの罰金のうえボコボコにされている。
当時の私は腑に落ちなかった。後に推測したことだが、店長には以下のような思考順序があったのではないか。
①リッツを殴って、25万円+16万円を請求したうえで脅す(イケメンと同じ対応)
②リッツが立命館大学の学生課もしくは先輩もしくは親に相談する
④罰金は減殺される可能性が高い。警察に通報されたら逮捕リスクあり。
上記①~④が成り立つならば、リッツに対して甘い対応をするのが正しい。そう読んだのではないか。
店長は、自他の権益に対してストレートな人だった。取れるモノはきっちり取っていく。悪く言えばがめつくて、善く言えば組織のことを考えている。
今回の件だと、警察に被害届を出してもS店には一銭も入らないし、リッツが問題行動を起こしたことをほかの店に情報共有するメリットはないし、彼がほかの店で問題を起こしても当店には関係がないし、リッツが負い目を感じていれば社会人になってからS店でお金を使うかもしれない。
※社会人になった今では、このような考え方は極めて短期的かつ自己本位的なものだと感じる。木屋町で風俗営業を行うすべての店の利益を考えれば、リッツは警察に突き出すべきだったし、他店にも情報を共有すべきだった。こうした当たり前のことができないほどに、風俗業界というのは生存が厳しい世界なのだ。
憶測だが、店長には過去に痛い経験があったのかもしれない。16万円でも十分に得をしているからそれで済ませる。そういうことだ。
一方で、イケメン先輩は、いわゆる「身分がない」タイプの社会人だった。だから、ルールに則った対応を採る(暴力のうえ正規の罰金を課す)のが正しかった。
私は今、地元の広島で地方公務員をしている。この仕事は、公平とか中立とか平等が叫ばれる業界ではあるが、確かに、市民や企業を公平に扱わないことが正しいケースがあるのだ。例えば、地元を盛り上げる活動をする部署が大きいイベントを開催する折には、成功のキーパーソン及びその所属団体に対して相応の便宜を図る。近年の例だと、「全国菓子大博覧会」や「広島てっぱんグランプリ」といったものだ。
上記の「成功のキーパーソン及びその所属団体」について、関係者を良好な立地に出店させたり、相応の額の契約を用意したり、行政内組織で要職に就けたりする(教育委員など)。
一般市民や企業を不公平に扱いたいからやっているのではない。公平に扱うのが長期的には一番正しい戦略なのはわかっている。これは、組織目的を達成するために必要不可欠な過程であると上の人間も下の人間も判断したからそうなっている。
反対に、戸籍課や税務課や医療課などの住民対応を行う部署においては、「融通が利かない」などのクレームをどれだけ食らっても、ひらすらに法律や要領に従って仕事をやり続けるのが正しい戦略ということになる。特定の人をひいきしても自治体にとってのメリットは薄いし、逆に訴訟リスクがあるからだ。
キャバクラでの仕事は正直キツかった。嫌なお客さんには絡まれるし、たまに一気飲みを要求されるし、人が殴られるのを見ることがあるし、ホールに立ちっぱなしで足の裏が痛いし、キッチンはものすごく忙しいうえに鼠とゴキブリだらけだ。
でも、勉強になった。夜の歓楽街での仕事が、今の地方公務員としての自分の糧になっている。あの時、求人情報誌を開いてよかったと今では思える。
この春から時給は1,800円になった。昇給の際、店長からは、「お前以上の時間給をもらっている大学生は木屋町にも祇園にもいない。お前を評価している。就職活動中もシフトに入ってくれ」と言われた。※多分これが目的で時給を上げたのだと思う。これまでと違い、昨年比で増えた仕事もないからだ。
この辺りから、シフトに入ることが少なくなった。これまでは、週に4日、たまに5日という具合だった。でも、公務員試験の勉強もしないといけないので週に3日の勤務になっていた。
時間はあっという間に過ぎていって、夏が終わる頃に内定を得た私は、「自由だあああぁぁ!」とばかり、夜の街で遊びまわるようになった。
私には小さい名誉があった。木屋町や先斗町のいろんなバーに行ったが、S店で黒服をしています、付け回しの仕事を任されていますと言うと、大抵の店員さんや夜の街の常連の顔つきが変わるのだ。「こいつはやばい奴だ」という顔をする人もいれば、軽蔑した視線を向ける人もいれば、逆にすり寄ってくる人もいた。
バーにはよく行ったが、キャバクラにはほとんど行かなかった。S店で働いているとわかったら追い出されるリスクがあったからだ。それに、私はKFJ(京都風俗情報掲示板)のお水板において、当時木屋町で№1とされていたS店で何年も働いている。お客さんに「おごってやるから来いよ」と誘われて他店に行ったことはあるが、なかなか満足がいかなかった。S店の子に接客されたことはないが、それでもわかる。歴然とした『差』があった。
今思えば、承認欲求というやつが足りていなかったのだろう。シロクマさんの本で言うと、「認められたい」というやつだ。当時は、自分をスゴい奴なんだと思いたかった。実際はぜんぜんそうではなかったし、逆に、本当にスゴい奴ほど自分を大きく見せたがらない。
そういう人は飽きているのだ。ちやほやされることに。褒められることに。子どもの頃から、自分のパフォーマンスの高さを周りに認められるのが当たり前だった。だから、調子に乗ったり、偉ぶったりしない。それだけのことだ。
11月になった頃だった。M主任が退職することになった。時期は来年の3月。田舎に帰るらしい。
トラブルを起こしたわけではない。円満退職だ。夜の業界で7年も働けば、体はボロボロになる。普通は3年もてばいい方だが、M主任はそこまで働いて、十分すぎるほどの結果を出していた。私は「今までありがとうございました」と、お店の終わりに2人だけになったところで伝えた。
この時のM主任の言葉は脳裏に刻んであるし、忘れた時のために日記にも取っている。重ねて言うが、この記事でところどころの描写がやたらと詳細なのは、大学生当時の日記をベースにしていることによる。
「おう。〇〇ちゃん、お前もな、元気でな。ええけ?(※方言が入っている。いいか?の意味)〇〇ちゃん、仕事ができる奴になれよ。仕事ができんかったらな、人間は終わりやぞ。どこに行っても生きてかれんようになる。仕事だけはな、ちゃんとやって一流になれよ。お前もこの店で何人も見てきたんやないけ、どうしようもない根性なしの連中を。ええけ? お前は悪い奴じゃない。でもな、どっか気が抜けて、間抜けなところがある。そこが好きなんやけどな。とにかく、仕事ができるって言われるようになれ。俺からお前に言えるんはそれだけや」
呑みに行きましょう、と誘うつもりだった。でも、誘えなかった。私の中で、M主任はそれだけ偉大な存在だった。神だった。神を呑みに誘うことはできないのだ。
その翌日。営業時間中の夜10時くらいだったか。店長ともう1人、灰色のスーツを来た人が紙袋を携えてS店にやってきた。「ちょっと今時間あるか」と、上の階にある事務所に連れて行かれ、その人から名刺を渡された。
このS店の母体である芸能事務所の人だった。取締役ナントカ部長だった。ソファに座らされてからの話の内容は端的で、「私を社員として採用したい」という話だった。
部長の話には説得力があった。説得力の要諦とは、ロジックにあるのではない。本人が持つ、その考えや判断への自信や信仰、そして意見を伝える際の胆力や粘りの強さが、本人の口を通して迫力となり、相手に伝わることで説得力が生まれる。
・公務員はこれから厳しい時代になる。お金の問題ではない。本質的な意味で割に合わなくなる。
・あなたが就職する自治体の初任給は16万円だ。うちは基本給だけで26万円出す。
・S店での働き次第では本社に来てもらう
・日本の芸能界を盛り上げる一員になってほしい。それだけの才がある。
・お客さんも仲間もあなたを支持している
今思えば典型的なリップトークだ。なぜかといえば、上の内容の半分以上は私をほかの人に置き換えても、ちょっと修正するだけで通用するからだ。
でも、当時の私は大学生だった。この時すっかり、S店で働こうか、それとも地元で公務員になろうか迷い始めていた。もし、これが公務員試験を志す前であれば、この会社で働いていたかもしれない。
特に最後にやつ。あれにはやられた。部長はソファの脇に置いていた紙袋から手紙を取り出した。十枚ほどの。小封筒に入った、そのひとつひとつを私の前にゆっくり差し出すと、それが――すべて嬢からの手紙であることがわかった。
「〇〇君。試しにひとつ開けてみて」
ある嬢からの簡潔なメッセージが入っていた。「これからも〇〇さんと働きたい」「〇〇さんに店長になってほしい」「卒業してもいなくならないで」。こんな言葉が認められていた。
「もうわかるね。〇〇君はみんなに慕われている。社会があなたを認めている。こんな大学生、ほかにいないよ」
『雇用契約書』とあった。裏面には雇用条件的なものが書いてある。これを片手に取って私は、ボールペンを握りしめた。
右上に日付を書いて、ずっと下の方にある住所欄に個人情報を書き始めようとする。ボールペンをあてどなく前後に振って、書くのを静止しようとする脳と、書くのをやめたがらない右手が小さいラリーを繰り返していた。
私は思い切って、ボールペンを紙面に押し付けた。そして、インクが紙に付いた途端――心臓から流れ出た血が、冷たい何かとともに押し戻されて、再び心臓へと逆流するのを感じた。私の指先は動くのをやめた。
その場で立ち上がって私は、「残りを読んでから決めます」と告げて、手紙を抱きかかえてS店に帰ろうとしていた。事務所の扉を開けて出る時、舌打ちのような音が響いた。
手紙のほとんどはテンプレートだった。ひな形がきっとあって、嬢はそれらを真似ている。そういう罠だった。手紙はぜんぶで11枚あって、その中でテンプレでないのは3通だった。そのうちひとつを挙げると、ヘタクソな文章で、私のこれまで4年間の行動や仕草がつらつらと書いてあった。
私に対するポジティブな言葉も、ネガティブな言葉もあったけど、この3通の手紙には共通していることがあった。「地元に帰っても頑張って」。そんな内容だったかな……? 初めに読んだ1通はTちゃんからだった。
彼女はハーフで、日本語がそこまで上手くはないのだが、それでも一生懸命な筆跡だった。何度かミスって修正液で消した跡があった。Tちゃんらしくて、不器用だけど愛が籠った手紙だった。
一昨日それを読み返した時、ふいに涙が零れた。
あの部長の姑息な手を見抜いてから一週間後、私は2月末でS店を辞める旨を店長に告げた。残念そうにしていたけど、これは当然の結果なのだ。
私は地元で公務員として働く道を選んだし、芸能事務所だって私が本当に欲しかったわけではなく、おそらくはM主任の代わりとしてだった。もし本気ならば、大学4年生の春までには声をかけている。
最後の勤務日は静かだった。普通の職場だと、辞める人には花束贈呈とかがあるんだろうけど、S店にそういった慣習はない。ただ普通に、最後の客が帰って、照明の光度を上げて、ホールとキッチンを片付け始めて、嬢がみんな帰って……。
最後に、このS店に初めて来た時に見た、この分厚い扉を閉める際に、「お疲れ様です」と小さく呟いた。私は、夜が明けてほんのりと水色の空が見える河原町通りへと歩みを進めていった。
(次が最後です)
今の夫が彼氏だった頃に住んでいた街。突然の転勤で関東に来た夫は、家を決める猶予をほとんど与えられず、適当にネットで調べて決めたそう。関西の果てから、見知らぬ土地にやってきて、成り行きで決めた街。その後すぐに知り合い、付き合うようになってから、よく遊びに行った。
なんというわけではない街だった。駅前には大きめのスーパーとドラッグストア、少し歩けばドン・キホーテがあったので生活には事足りた。ドンキの98円の低脂肪乳は飲んではならない。無の味がするから。ファミレスはデニーズとサイゼリヤがあった。デニーズで良く寝起きのままクロックス履いてパンケーキ食べた。車は、屋根のない駐車場に止められていたが、おかげで少し遠いロイホやショッピングモールにも行けた。お洒落なカフェなんて全然なく、駅前のドトールでミルクレープか、ランチはコーヒー飲み放題の床の軋む喫茶店で野菜カレーを食べた。
適当に決めた家は広いとは言えなかったが、そう悪くはなかった。上の階が大学生らしくたまに大パーティーを繰り広げてたけど。あと、目の前がかなり古びたラブホだったけど。平成も終盤だったのに、テレビがコイン式という噂だった。よく昼間にセーラー服の女とスーツの男が入っているのを見かけていたがあれってイメクラ的なやつだったのかな。そういうことにしとこ。
結婚してその家は離れて、都心に来た。壁ドンもされないし、最低料金が毎日提示されててその看板も褪せてる風俗もないし、遮るものがなくて暑すぎるから遊びに行く時いつも駅前のコンビニで買ったアイスをかじりながら歩いた道もない。どう考えても今の方がいい環境なんだけど、たまに無性に懐かしくなるんだなあ。
最近公共の場でマスクをすることが常識となりました。一般常識は社会の情勢に沿って変わっていくものです。新型コロナの猛威が衰えを見せない現状では、マスクにまつわる常識も変わってまいります。
そこで皆さんに覚えておいて欲しいことは、冠・婚・葬・祭といった公共の正装が必要な場の、マスクのマナーについて。
何色のマスクをつけるべきか、ご存知でしょうか? 「マスクは白色が当たり前。だから白」と無意識に考えていませんか?
残念ながら、それはバツです! 大間違いです! いわゆる礼装(れいそう)を求められる場でのマスクの色は「黒」です。特に男性と、女性であっても葬儀の場合は、黒一択となります。
冒頭で「一般常識は社会の情勢に沿って変わっていく」とお伝えしました。コロナ禍以前ならば、白いマスクしか世の中に流通していませんでしたから、公式な場であっても、風邪気味の時は白いマスクをつけるしかありませんでした。
いえ、それには語弊があります。
皆さんの昔の記憶には、冠婚葬祭の場にマスクをしていた人はいないのではないでしょうか。
なぜなら、正装が求められる場では、たとえ多少咳が出ていても、「マスクをしないこと」が正解だったからです。
冠婚葬祭の場は、清浄であるべきなので、他人に風邪を感染させる可能性があるならば、出席を遠慮するのが「常識」でした。
欧米でマスクをつけることを大勢の人々が拒絶し、嫌悪反応を見せたのも、人権意識の強い欧米では、(マスクをつけるような)病人は休むべきであって、外に出るべきではない、というのが常識だったからです。
ところが時代が変わりました。新型コロナの蔓延による影響で、今は健康な人が感染予防のために、マスクをするのが当たり前です。マスクが病人の証明ではなくなりました。
その結果、マスクはあくまで、服装の一部となったのです。人々の嗜好に合わせて、様々な色や形のマスクも市場に出回っています。白色以外の色を人々が自由に選べるようになったのです。
マスクが「病人の証明」から「誰でもするもの」「ファッションの一部」へと大きく意味を転換させた現代。
冠婚葬祭の場やフォーマルな場では、マスクに別の意味を与えねばならなくなったのをお分かりでしょうか。
それは「病気ではないこと」「病気を持ち込まないこと」を逆に証明しなければならなくなったのです。
つまり、自分がつけているマスクは、「病人の呼気に含まれる病原菌を感染させないため」に使用している本来的なマスクではありませんよ、私は病人ではないですよ、病原菌をこの神聖な場に持ち込むことはありませんよ、という意思表示をする必要がある、ということです。
病院や療養の場で、汚れを目立ちやすくして取り替えやすくするために白にしているマスクは、病人や治療者の象徴でもあります。
危険な現場と切り離された安全な場でなければならない、フォーマルな場には、白いマスクを持ち込んではならなのです。
結婚式に友人として出席する女性ならば、カラフルなドレスを着るでしょうから、ドレスに合わせれば良いのです。しかし男性ならば、フォーマルな場では黒のスーツや黒の燕尾服で臨むのが当然。
となれば、その場での礼装としてのマスクは、スーツに合わせた黒一択となるのは、お分かりいただけたのではないでしょうか。
清浄で有るべき場に、ケガレ(病気等)を連想させるものを持ち込まないこと。そう心がければ、当然の結論ではないでしょうか。
最近はバイデン大統領が、よく、黒のマスクをつけていらっしゃいますよね。さすが世界一の政治家。マナーを心得ていらっしゃいます。
ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨雲レーダーを見ていた。
広い門の下には、この男のほか誰もいない。ただ所々ペンキの剥げた、大きな円柱にドローンが一機突き刺さっている。
羅生門が朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみを待つSIerやプログラマーがもう二三人はありそうなものである。
それが、この男のほかには誰もいない。
何故かと云うと、この二三年、京都には地震とかDDoS攻撃とかEMPとかドローン攻撃とか云う災がつづいて起こった。
そこで洛中のさびれ方は一通りではない。旧記によると、サーバーやEVを打ち砕いて、その貴金属が使われたり充電池がそのままだったりする金属の塊を建築資材として売っていたと云う事である。
洛中がその始末であるから、羅生門の修理などは元より誰も捨てて顧る者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にして、
営業職が棲む、意地悪な顧客が棲む。とうとうしまいには、引き取り手のないSEを、この門へ持って来て棄てて行くと云う習慣さえ出来た。
そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪がってこの門の近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである。
その代わりまたドローンがどこからか、たくさん集まって来た。昼間見ると、そのドローンが何機となく輪を描いて、高い電波塔のまわりを
ブンブン言いながら飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けであかくなる時には、それがゴマをまいたようにハッキリ見えた。
ドローンはもちろん、門の上にいるSEをせっつきに来るのである。_______もっとも今日はあまり仕事がないのか一機も見えない。
ただ、所々崩れかかった、そうしてその崩れ目に長い草のはえた石段の上に、墜落したドローンの残骸が落ちているのが見える。
下人は七段ある石段の一番上の段に、何日も洗っていないスーツの尻を据えて、右の頬に出来た大きな人面瘡を気にしながら、ぼんやり雨のふるのを眺めていた。
作者はさっき「下人が雨雲レーダーを見ていた」と書いた。しかし、下人は雨雲がどうでも格別どうしようと云う事はない。ふだんなら、
もちろん会社へ帰る可き筈である。ところがその会社からは、四五日前に暇を出された。前にも書いたように、当時京都の町は一通り
ならず衰微していた。今この下人が永年、使われていた会社から暇を出されたのも、実はこの衰微の小さな余波にほかならない。
だから「下人が雨雲レーダーを見ていた」と云うよりも「雨に降りこめられた下人が、行き所がなくて途方にくれていた」と云うほうが適当である。その上、今日の空模様も少なからず、この平安朝の下人のSentimentalismに影響した。
申の刻下がり(16時以後)からふり出した雨は、いまだに上がるけしきがない。そこで下人は、何をおいても差当り明日の暮らしをどうにかしようとして____云わばどうにもならない事を、どうにかしようとして、とりとめもない考えを辿りながら、さっきから朱雀大路にふる雨の音を聞くともなく聞いていたのである。
雨は、羅生門をつつんで、遠くからざあっと云う音をあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると門の屋根が、斜に突き出した甍の先に、重たくうす暗い雲を支えている。
どうにもならない事をどうにかするためには、手段を選んでいる遑(いとま)はない。選んでいれば、高架の下か道端のベンチの上で、餓死するばかりである。選ばないとすれば____下人の考えは、何度も同じ道を低徊(ていかい)した挙げ句に、やっとこの局所へ逢着(ほうちゃく)した。しかしこの「すれば」は、いつまで経っても結局「すれば」であった。下人は手段を選ばないという事を肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、その後に来る可き「転売屋になるほかに仕方がない」と云う事を、積極的に肯定するだけの勇気が出ずにいたのである。
下人は、大きなくしゃみをして、それから大儀そうに立ち上がった。夕冷えのする京都は、もうカイロが欲しいほどの寒さである。風は門の柱という柱の間を、夕闇と共に遠慮なく吹き抜ける。円柱に突き刺さっていたドローンも、もうどこかへ吹き飛ばされてしまった。
下人は頸(くび)を縮めながら、カッターシャツに重ねたヨレヨレのジャケットの肩を高くして門のまわりを見まわした。雨風の患(うれえ)のない、人目にかかる惧(おそれ)のない、一晩楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも夜を明かそうと思ったからである。
すると、幸い門の上の楼へ上る、幅の狭い、点検用の梯子が眼についた。上なら、人がいたにしてもどうせ疲れ果てて寝ているSEばかりである。下人はそこで、腰にさげた特殊警棒が伸びないように気をつけながら、便所サンダルをはいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。
それから、何分かの後である。羅生門の楼の上へ出る、幅の狭い梯子の中段に、一人の男が猫のように身を縮めて、息を殺しながら上の様子を窺っていた。楼の上からさす白色光が、かすかに、その男の右の頬をぬらしている。短い髭の中に、赤く膿を持った人面瘡のある頬である。下人は初めから、この上にいる者は寝ているSEとばかり高を括っていた。それが、梯子を二三段上って見ると、上では誰かがスマホライトをとぼして、しかもその灯りをそこここと動かしているらしい。これはその濁った、白い光が隅々に蜘蛛の巣をかけた天井裏に揺れながら映ったので、すぐにそれと知れたのである。この雨の夜に、この羅生門の上で灯をともしているからは、どうせただの者ではない。
下人はヤモリのように足音をぬすんで、やっと急な梯子を一番上の段まで這うようにして上りつめた。そうして体をできるだけ平らにしながら、頸をできるだけ前へ出して、恐る恐る楼の中を覗いて見た。
見ると楼の内には、噂に聞いていた通り何人かのSEが無造作に寝ているが、ライトの光の及ぶ範囲が思ったより狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら知れるのは、その中に手ぶらの者とPCを持っている者があるという事である。もちろん、中には女も男もまじっているらしい。そうして、そのSEは皆、それがかつて労働意欲に燃えていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土をこねて造った人形のように、口を開けたり手を延ばしたりして、死んだように床にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの高くなっている部分に、ぼんやりした光をうけて、低くなっている部分の影を一層暗くしながら、永久に唖(おし)の如く黙っていた。
下人は、それらのSEの様子に思わず眼を覆った。しかしその手は、次の瞬間にはもう眼を覆うことを忘れていた。ある強い感情が、ほとんどことごとく男の視界を奪ってしまったからだ。
下人の眼は、その時はじめてそのSEの中にうずくまっている人間を見た。桧皮色のジャージを着た、背の低い、痩せた、白髪頭の猿のような老婆である。その老婆は、右の手にライトを灯したスマホを持って、そのSEの一人のPCを覗き込むように眺めていた。腕に抱いている所を見ると、多分ノートパソコンであろう。
下人は、六分の恐怖と四分の好奇心に動かされて、暫時は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記の記者の語を借りれば、「えぐいって」と感じたのである。すると老婆は精密ドライバーを取り出して、それから今まで眺めていたノートパソコンに手をかけると、ちょうど猿の親が猿の子のシラミをとるように、そのノートパソコンを分解しはじめた。かなり手慣れているらしい。
電子部品が一個ずつ抜けるのに従って、下人の心からは、恐怖が少しずつ消えていった。そうして、それと同時に、この老婆に対する激しい憎悪が少しずつ動いて来た。____いや、この老婆に対すると云っては語弊があるかも知れない。むしろ、あらゆる悪に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。この時、誰かがこの下人にさっき門の下でこの男が考えていた、餓死をするか転売屋になるかと云う問題を改めて持ち出したら、おそらく下人は何の未練もなく、餓死を選んだ事であろう。それほどこの男の悪を憎む心は、指数関数的に勢いよく燃え上がり出していたのである。
下人には、なぜ老婆がSEのノートパソコンを分解するかわからなかった。従って、合理的には、それを悪であると一方的に決めることが出来なかった。しかし下人にとっては、この雨の夜に、この羅生門の上で、SE自前のノートパソコンを分解すると云う事が、それだけで既に許すべからざる悪であった。勿論、下人は、さっきまで自分が転売屋になる気でいた事なぞは、とうに忘れていたのである。
そこで下人は、両足に力を入れて、いきなり梯子から上へ飛び上がった。そうして特殊警棒に手をかけながら、大股に老婆の前へ歩み寄った。老婆はマイコンで自作した監視カメラで、事前に下人の動きを見ていたのだが、想定外の行動に飛び上がった。
「どこ行くんじゃワレ!」
下人は、老婆が寝ているSEにつまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行く手を塞いで、こう罵った。老婆は、それでも下人をつきのけて行こうとする。下人はまた、それを行かすまいとして、押し戻す。二人はSEの浅い寝息の中で、しばらく無言のまま、つかみ合った。しかし勝敗は初めから分かっている。下人はとうとう老婆の腕をつかんで、無理にそこへねじ倒した。ちょうどケンタッキーフライドチキンの骨のような腕である。
「何しとったんじゃ!云え。云わんとこれやど」
下人は老婆をつき放すと、いきなり特殊警棒を伸ばして、黒くて硬くて長いものをその眼の前へつきつけた。けれども、老婆は黙っている。両手をわなわな震わせて、肩で息を切りながら、眼を、眼球がまぶたの外へ出そうになるほど見開いて、唖のように執拗(しゅうね)く黙っている。これを見ると、下人は初めて明白にこの老婆の生殺与奪の権を自分が握っていると云う事を意識した。そしてこの意識は、今まで煮え滾っていた憎悪の心を、いつの間にか冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、ある仕事をしてそれが納期に間に合った時の、安らかな得意と満足があるばかりである。そこで下人は、老婆を見下しながら、少し声を和らげてこう云った。
「ワシはマッポでもSECOMでもない。今し方この門の下を通りかかった暇なヤツや。せやからお前に縄かけてどうこうしようっちゅう事もない。ただ、今時分この門の上で何をしとったんか、それをワシに話しさえすればええんや」
すると老婆は、見開いていた眼を一層大きくして、じっとその下人の顔を見守った。まぶたの赤くなった二階幹事長のような、鋭い眼で見たのである。それから皺でほとんど鼻と一つになった唇を、何か物でも噛んでいるように動かした。細い喉で、尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉からカエルの鳴くような声が、喘ぎ喘ぎ、下人の耳へ伝わって来た。
「このパソコンのCPUを抜いてな、型番とコア数を偽装してな、転売しようと思うたのじゃ」
下人は、老婆の答が存外平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷ややかな侮蔑とともに心の中へ入って来た。するとその気色が先方へも通じたのであろう。老婆は片手にまだ抜き取ったCPUを(素手で)持ったなり、蟇(ひき)のつぶやくような声で、口ごもりながらこんな事を云った。
「なるほどな。SEからPCを奪うという事は、何ぼう悪いことかも知れぬ。じゃが、ここにいるSE達は皆、そのくらいな事をされてもいい人間ばかりだぞよ。現にわしが今、CPUを奪った女などはな、コメントも無いし改行もない滅茶苦茶なコードを、仕様通りに動けばよいと言って書いておったわ。それもよ、この女の書くコードは早いし安いし仕様通りに動くと云うて、ケチな経営者どもが買っていたそうな。ワシは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば餓死をするのじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事をよく知っているこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ」
老婆は大体こんな意味の事を云った。CPUを盗られた女は、よほど疲れているのかこんな騒ぎでもノートパソコンを抱いたまま、全く起きる気配がない。
下人は、特殊警棒を畳んで、その柄を左の手で握りながら、冷然としてこの話を聞いていた。勿論、右の手では、赤く頬に膿を持った大きな人面瘡を気にしながら、聞いているのである。しかし、これを聞いている中に、下人の心にはある勇気が生まれて来た。それはさっき門の下で、この男には欠けていた勇気である。そうして、またさっきこの門の上へ上ってこの老婆を捕まえた時の勇気とは、全然、反対な方向へ動こうとする勇気である。下人は、餓死をするか転売屋になるかに迷わなかったばかりではない。その時のこの男の心持ちから云えば、餓死などという事は、ほとんど考える事さえ出来ないほど、意識の外へ追い出されていた。
「ほーん、そうか」
老婆の話が終わると、下人は嘲るような声で念を押した。そうして、一足前へ出ると、不意に右の手を人面瘡から離して、老婆の襟上をつかみながら、噛み付くようにこう云った。
「ほな、ワシが転売をしようと恨むまいな。ワシもそうしなければ、餓死をする体なのだ」
下人はすばやく、老婆からCPUを奪い取った。それから、足にしがみつこうとする老婆をジャイアントスイングで投げ飛ばした。梯子の口までは、僅かに五歩を数えるばかりである。下人は剥ぎ取ったCPUを胸ポケットに入れ、床に置いてあった老婆の精密ドライバーセットも手に持ってまたたく間に稲妻のごとく急な梯子を夜の底へとかけ降りた。
しばらく死んだように倒れていた老婆が体を起こしたのは、それから間もなくの事である。老婆はつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだライトがついているスマホの光を頼りに、梯子の口まで這って行った。そうして、そこから短い白髪をさかさまにして、門の下を覗き込んだ。外には、ただ黒洞々たる夜があるばかりである。
ゲームをしてると昔の知り合いのプロになった人達の顔がチラチラ浮かぶんだよ
ちゃみやちょもすのTwitterを見てるとなんであいつはって思うわけ
勝てたからというのもあるけど勝てなくても楽しかった。向上心もあった。ファミレスで知り合いと朝までデッキとプレイングについて語り合った。
どうして差がついたんだ。どうしてプロゲーマーはゲームを楽しめて1円も金をもらっていない(なんなら払っている)俺はこんなに苦しいんだ?
底辺みたいな仕事。行き交うスーツを着たホワイトカラーの人達に蔑んだ目で見られながら業務をこなす。母親に連れられて歩くガキンチョにも頭が上がらない。必死になって得た少ない賃金から高い税金が引かれる。
なぁ、ちょもすもこちら側だっただろ?置いていかないでくれよ。
気がつけばTwitterももう俺より若い人だらけ。その人達もどんどん結婚して家を建ててる。
疲れて帰ってきてゲームをする。あれ?こんなにつまらなかったっけ?
こうやって大人になるんだろうな、もう折り返し地点は過ぎ去ったけれど
俺がもう少しゲームが上手ければ……俺もコスプレイヤーやグラビアアイドルとSEXしてみたいとまでは言わないけれど、一度でいいから一般女性とお付き合いしてみたかったな。
2021/7/19、22時頃追記
https://twitter.com/chomosh/status/1417066928888193028?s=21
ちょもすが有料noteを出しはじめた。俺は便所の落書き以下の場所で編集記事を書いている。
この違いは一体なんなんだ???なんで俺は生きているんだ?
自分が新入社員の頃に買ったビジネスマナー本(2007年発行)を読むと、相手の会社を訪問した際、部屋の扉を開けるときはノックする、とは書いてあるが、ノックの回数までは記載がない。
就活用ではなく新入社員用の本ではあるが、2回ノックは失礼なんてどこにも書いていない。就活のときもずっと2回でやってきたし、就活マナー講習みたいなのでも別に何も言われなかった。
その後もずっと2回ノックでやってきて誰にも注意されたことはないが、今の就活では2回のノックはトイレと同じで失礼なので3回ノックがマナーだと聞いた。
ついでに言うと、リクルートスーツも今は黒無地がベターでグレーのスーツなんかはカジュアルなので就活では失礼らしい。
父親は結構マナーにうるさい人ではあったが、いつも着ているスーツ(スーツではなく背広と呼んでいた)は鼠色か紺で、黒いスーツは喪服以外持っていなかったように思う。
黒無地は喪服のイメージが強いので個人的にはあんまり好きではない。(喪服の黒とは黒さが違うけれど)
知らないうちに知らないマナーが増えている。
マナー講師によるものだとは思うんだが、一体いつからノック2回はトイレが浸透したんだろうか。
そもそもトイレでノックすることはほぼない。よっぽど空いているのか人が入っているのか分からないトイレならするけど、きょうびそんなトイレも少ない。
前職で上司からパワハラにあい、鬱を患い退職した。数年の通院や療養を経て、今では普通に働けている。
ただ、前職の駅は通りたくないし(山手線なので遠回りできる)、上司と似た服装(スーツにビジネス用リュック)の人を街中で見かけると身構えてしまう。
こんなささいなもんでもトラウマと言って良いのだろうか。
生命保険に入っているのだが、毎年この時期になると契約の確認がある。
わざわざ営業が出向いてきて、現在の契約状況の説明や新しい契約の提案など一般的な営業を受けるわけだ。
長年使ってきて人生の節目で契約内容の切り替え、個人年金や学資保険などお世話になっている。
こっちとしては毎年確認や説明が入り、売りっぱなしの放置されているような感じではないため安心できていたのだが、突然今までの担当とは違う営業が電話をかけてきて現在の契約状況の説明を直接したいと連絡があり、自宅に招いて例年通りの打ち合わせをして終わったのが先月の中ごろ。
きちんとしたスーツではなく普段着のような恰好で現れて良くしゃべり、色々な商品を強めにゴリ押しする営業でイマイチな印象だった。そもそも今まで担当してくれていた人の話が全くないところにモヤモヤしてとても信頼していいような雰囲気では無かった。
そんなおり、今までお世話になっていた担当の営業が例年の契約状況の確認をしたいので家に伺いたいと電話を受けた。
なんじゃそりゃ。
その直後に先日家に招いたゴリ押しの営業が、前回話をした商品の事をお話ししたいとぬけぬけと電話してきたので、頭にきて一喝した。
「なぜ私は違う営業に同じ話を伺わなければならないのか?それは客の私にも営業的にも時間的ロスなのでは?」
「今までの営業とはどういう話をしているのか?きちんと引き継がれているのか?」
「私の担当者はいったい誰なのか?コロコロと変えているのか?」
「私に何かがあった時は誰が責任を持って対応してくれているのか?」
こちらも冷静に問いただしてみたが合理的な回答は得られなかったのでダメな営業と見切りをつけた。
自動車ディーラーの営業ですら担当から外れる時は直接本人かその上司などから話をきりだされ、後任の挨拶まできちんとあるのに、生命保険会社の営業がこんな顧客に対して杜撰なやり方をしていることに憤りを感じた。
直接対面で毎年契約内容の確認をするのは保険会社と被保険者の信頼関係を強くするためという風に聞いていて、わざわざ時間を合わせて自分の妻も同席させて契約内容を確認していたのは、万が一自分が何かあった時に顔見知りの営業が事後処理を責任もってやってもらう方が家族にとっても安心だろうとの為だった。
はっきり言って「対面で契約内容を確認する」という手段を用いて新規契約を獲得するために割り込んできたとしか思えないのである。
自分にではなく妻本人の保険をしつこく薦めてきたのが何よりもの証拠と判断した次第だ。
とてもじゃないが短絡的な営業成績優先な上に違う営業所に所属する営業同士が共食いをしているようにしか見えない。
俺が保険に入った時はこんな感じじゃなかったんだけどなぁ・・・。
正直こんな保険会社ならネット保険でポチるだけで十分だったが、すでに社会人になってから信頼してきた付き合いでもあるので今更感が否めない。
もちろん担当営業とは来週に会うのでぶっとい五寸釘を刺してやるつもり。
マジで客なめんな。
麻生は嫌いだけど嘘をついたり論理を捻じ曲げてまで批判する気はない人間が、横から思った感想です。
「麻生の言ってることは現状認識として正しい」が判断基準なら、10万人当たりの死亡率を先進国で比べておしまいだと思います。
元増田がそれ以外の数値の議論をしているのは、元増田自身にも上の数値だけで「最もうまくいっている」と言い切ることに躊躇を感じているのではないでしょうか。
私は元増田の取り上げている議論自体を見ていないのですが、蛇足だと思いつつ付け加えさせてもらうと、
こういうわかりやすい断定と楽観は、人気商売の政治家としては受けるのかもしれませんが、閣僚にふさわしい態度だとは思えません。
※以下、「エンジニア」と書かれている場合には「ITエンジニア」と読み替えてください
社員数1000人超のユーザ系SIer→Web系事業会社に転職して半年が経過したので所感を残しとく。いわゆる転職エントリってやつ。
Web系エンジニアの転職エントリって大体つよつよエンジニアの情報しか出てこなくてウッってなったから、自分のようなクソザコエンジニアの事例をネットの海に放流しとこうと思った。
みんなブログだと当たり障りのないことや技術的に意識の高い内容しか書かないからさ、パンピーの本音ベースでの不満や転職活動の内容ってなかなか見つからんのよね。
文章の感じとかで分かると思うけど、ほんとに意識もスペックも低い人間です あと一定以上の長さの文章書くの苦手だから箇条書き多いけどゆるして
入社して1か月はコンプラ研修とかビジネスマナー研修とか受けてた。
そのあと3か月くらいF士通のプログラミング講師みたいな人からIT研修を受けた。教科書に書いてある通りにLinuxのコマンドポチポチしたりJavaのコードを写経するだけだった記憶
研修が終わり晴れてインフラ系の開発運用を行う部署に配属されたんだけど、やっていたことは下記の通り。
業務ではコードを書くこともターミナルでコマンドを打つことも全くなかった。ひたすら溜まっていくユーザーや開発側からの問い合わせへのメールを返信する存在だった。
配属された部署がたまたまそういう場所だったというわけでもなくて、同期の話を聞く限りアプリ部門だろうがQA部門だろうが似たような感じぽかった。
これってITエンジニアの仕事なんか?事務職とかに近くね?という疑問を抱きながら1年半くらい過ごしてた。
自分のイメージしてたITエンジニアっていうのは、スタバで私服でようわからん真っ黒な画面に向かってプログラミングしたりサーバやNWをいじってる人のことであって、ワードパワポエクセルとにらめっこしながらスーツのおっさんとおしゃべりして一日を終える人じゃなかった。(多方面に怒られそうな表現だけど...)
あとは、
全体的に、仕事と関係ないクソどうでもいいことにこだわらないといけないのが嫌だった。「もっと技術にコミットしたい」みたいな、エンジニアとして正しいであろうモチベはあんまりなかった
別に自分にはソフトウェアエンジニアリングを通して実現したい目標があるわけじゃない。三度の飯よりプログラミングが好きってわけでもない。
SIer、っていうか古き良き日本の大企業でエンカウントする嫌なことから距離を取りたい、というモチベだけで行動した結果Web系エンジニアになってた。
ただ、どうもWeb系エンジニアっていうのは技術が好きで好きでしょうがない人間がつく仕事っていうパブリックイメージがある気がするんだよね。なんでだろう?
そんなに技術好きじゃなくても、Web業界の成長のおこぼれにあずかる程度のエンジニアになることは難しくないと思う。あんま知らんけどエンジニア数十万人単位で足りてないんでしょ?
俺はほんとクソザコだし、はてなに常駐するようなつよつよエンジニア達からみたら関わり合いになりたくないタイプの人間であることは自覚しているけど、表に出ないだけで俺みたいな人結構いるんじゃねって思ってる。