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2021-02-12

必読書コピペマジレスしてみる・海外文学編(2)

(1)はこちら。anond:20210212080317

キャロル不思議の国のアリス

好き。ただし、当時の人にしかからないパロディジョークが多く、というかこの本を通じてしか残っていないのもあるので、純粋に笑えるかどうかはわからない。とはいえ、わからないなりにナンセンスさは楽しく(「ぽっぺん先生シリーズにも引き継がれている)、トーベ・ヤンソンなどいろいろな人の挿絵も楽しめるし、こじらせ文学少年文学少女とも仲良くなれるかもしれない。大学時代読書サークルは楽しかったなあ。

ドストエフスキー悪霊

ドストエフスキー小説基本的に頭がおかしい。ドストエフスキー自身ギャンブル依存症ユダヤ人嫌いのヤバいやつだし。

登場人物基本的自己主張が激しくて感情に溺れやすく、数段落数ページにまたがって独白する。プライド無駄に高くて空想癖がひどく、思い込みが激しくて人の話を聞いちゃおらず、愛されていないのに愛を語る。そしてそんな奴らが大好きだ。

ぜひとも増田ロシア文学沼に落としたいのだが、いかんせん「悪霊」を含む五大長編から挑戦するのはハードルがあまりにも高いので、「永遠の夫」か「賭博者」か「地下室の手記」か「白夜からおすすめロシア文学はいいぞ。

ところで、高校時代の友人曰く「ドストエフスキーにはまるのは自己愛自己嫌悪の衝突を必死プライドで支える人間、言い換えるとモテない」とのこと。ひどい。

チェーホフ桜の園

こっちはスマートなほうのロシア文学一家が没落して家や土地を売らないといけないのに、家の経済状態をわかっておらず(認めず)すぐに物乞い金貨を上げちゃう現実の見えていないお母さんのキャラが強烈。ギトギト描写するドストエフスキーに対し、勘所をびしりと抑えるチェーホフ

実家のお母さんと(特にお金関係で)うまくいっていない人におすすめ

チェスタトンブラウン神父童心

未読。怪作「木曜日だった男」は読んだんだが。ミステリはあまり読んでいないのでそのうち読む。

プルースト失われた時を求めて

誰もが冒頭のマドレーヌの香りから想起されるママンとの思い出についてしか語らず、たぶんみんなちゃんと読んでないかなのだが、実は無職マザコン自分の性の目覚め(野外オナニーを含む)やソープ通いや失恋の思い出について延々と語っている話で、何度語り手に向かって「働け!」と言いたくなったことか。

しかし、実のところ登場人物の九割がLGBTという当時としては非常に先進的な小説で、さらに当時炎上していたドレフュス事件という両陣営を真っ二つに分断した冤罪事件ネタにもしているので(今でいえばMeTooやBLMに相当する)、実は差別反差別についていろいろ語っている増田たちにすごく刺さる内容だと思う。俺差別してないし~、あいつは〇〇人だけどいいやつだよ~、的な態度もぐさりとやられている。最高でしかない。

ちなみに、金に苦労しないボンボンがうだうだ恋愛で悩む小説が好きになったのはこの本のせい。「アレクサンドリア四重奏」とかね。

カフカ審判

不条理ギャグすれすれで訳もわからずひどい目に合う小説。いきなりこの小説チャレンジするのはしんどいので、まずは「変身」か岩波文庫短編集を読んで、カフカのノリが気に入ったら読むといいんじゃないかな。

読んでいるとカフカがお父さんのことめちゃくちゃ苦手だったってのがびりびり伝わってきて気の毒(カフカは線の細い文学青年、父は叩き上げビジネスマン想像できるでしょ?)。お父さんとの関係がこじれている人におすすめ

魯迅『阿Q正伝』

最高のダメ人間小説精神勝利法なることばはどこかで聞いたことがあるんじゃないだろうか。作者は当時の中国人意識の低さを批判したつもりらしいが、万人に刺さる内容。

ちなみに自分ダメ人間、情けないやつ、どうしようもないやつが大好きなので「指輪物語」のゴクリ(ゴラム)だとか、「沈黙」のキチジローだとかが大好きです。

ジョイスユリシーズ

さえないおっさんが妻の浮気を知りながら一日中ダブリンの町をウロウロするだけの寝取られ小説で(途中で女の子スカートをのぞいて野外オナニーもする)、このリストの前に出てきた「オデュッセイア」のパロディでもある。

これだけだと何が面白いのかよくわからないのだが、実は当時の反英的な機運の高まっているアイルランド空気活写している。それだけではなく小説の様々な実験手法の見本市みたいになっており、和訳もすごい。たとえばある章では英文学の様々な文体歴史順に真似て英文学の発展をパロるのだけれど、和訳ではその章は祝詞に始まって漢文になり、漱石芥川文体を経て現代小説になるという離れ業で訳している。これがもっと無茶苦茶になると「フィネガンズウェイク」になるのだけれど、すでに言語の体をなしていないのでまだ読めてない。

上記説明ドン引きしないでください。「ダブリン市民」をお勧めします。

トーマス・マン魔の山

結核療養サナトリウム小説北杜夫ファンの間で有名な「ねーんげん的」の元ネタ。あらゆる知識を山のサナトリウムで吸収した主人公運命いかに! 「ノルウェイの森」で主人公京都山中精神病院にこの本を持っていくのは村上春樹なりのジョークか。

ただし、やっぱり長いので美少年萌えな「ヴェニスに死す」か陰キャの悲哀「トニオ・クレーゲル」にまずチャレンジするのがおすすめ

はまったら「ブッデンブローク家の人々」や「ファウストゥス博士」を読もう。

ザミャーミン『われら』

洗脳エンドのディストピア小説なんだけど、増田で「一九八四年」が古いと言われてしまうんだったらこれはどうなるんだろ。読むんだったら他の「すばらしい新世界」とか「ハーモニー」とかと読み比べて、ディストピア概念現実社会の変化に合わせてどんな風に発展してきたからを考えながら読むと面白いのかも。

ムージル特性のない男』

未読。長すぎる。

セリーヌ『夜の果ての旅』

未読。

フォークナーアブサロム、アブサロム!

文学サークルの友人に勧められて読んだんだけど、とんでもない小説だった。あらすじとしては、野望に取りつかれた南部人種差別主義者自分帝国を作るために理想女性結婚するが、その女性黒人の血が混じっていたために離婚して別の女性結婚することから始まる、二つの家系因縁なのだが、時系列しっちゃかめっちゃかなのでとにかくその男の妄念とその子孫の不幸ばかりがじりじりと迫ってくる。あまりにもすごかったのでフォークナーの他の作品は読めておらず、黒人差別を扱った小説も怖くて読めていない。

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』

未読。

サルトル嘔吐

読んだがよくわからなかった。うつ状態ときには時間の経過さえも苦痛で、それを救ってくれるのは音楽だけだ、的な話だったか。とにかく本を読み漁っていたころ、新潮文庫サルトル短篇集を意味も分からず読んでいたのを思い出す。わけもわからないままヌーベルヴァーグを観ていた頃だ。さっき出てきた高校時代の友人曰く「フランス映画のあらすじはセックスして車で逃げて殺されるだけだ」とのことだが、起承転結還元できない小説を楽しむようになったのはこの頃からだった。

ジュネ『泥棒日記

未読。

ベケットゴドーを待ちながら

短いのですぐ読める。ゴドーはいまだに再臨しないキリストアレゴリーだという説もあるが、実際のところはよくわからない。意味の分からない話だけど、僕らの人生結構意味不明だよね、みたいな感じか。

ロブ=グリエ嫉妬

未読。「消しゴム」は数年前に読んだが理解できなかった。

デュラス『モデラートカンタービレ

未読。「愛人」は読んだが記憶のかなた。まだ幼くて没落する富裕層とその爛れた愛を十分に楽しめなかった。

どうでもいいが自分が年上萌えに目覚めたのは「海辺のカフカ」のおねショタシーンです。

レム『ソラリスの陽のもとに』

レムの作品の中では一番好き。たとえ出てくる科学技術描写が古くなっても(SFだとこういうことはよくある)、理解できない対象として立ちふさがるソラリスという惑星描写は古びない。

SFは考えうるあらゆる可能性を検討し、人類の達成しうることや宇宙の中での意味について想像力の境界をどこまでも遠くまで広げていく文学だ。中には人類がろくでもない理由で滅亡してしまったり、人間など取るに足りないという悲観的なヴィジョンに至ってしまったりするものであるが、それでさえ美しい。なぜなら、想像力がヒトという種の肉体に縛られまいと羽ばたいた結果なのだから

最近SFをろくに読んでいないが、元気が出たらまた読みたいものだ。

ガルシアマルケス百年の孤独

初めて読んだラテンアメリカ文学。起こりえないことが起こり、名前がややこしいので誰が誰だかすぐに混同され、しかもそのすべてが意図的である。混乱してもとにかく読み進めてほしい。目の前で起きる不可解な出来事をまずは楽しもう。

慣れてきたら、これが不条理しか言いようのない南米歴史の縮図だとかそんなことを考えてみるのもいいかもしれない。この本のおかげでボルヘスに、バルガスリョサに、ドノソに出会うことができた。

一説によるとこの本が文庫化されるとき世界の終末が近づくという本の一つ(未確認情報)。新潮社がなぜか頑なにハードカバーしかさない。ちなみに「薔薇の名前」にもそうした風説がある。

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

インド独立の瞬間に生まれ子供たちが全員テレパシーの使い手だった! こんな話があの岩波文庫に収録されるんだから世の中わからない。

主人公は裕福な家で育つが、じつはそれは出産時の取り違えによるものであり、誤って貧しいほうで育ってしまった子供復讐にやってくる。それも、真夜中の子どもたち全員を巻き込む恐ろしい方法で。

インドパキスタンの分裂、人口抑制政策、そういったインド歴史ちょっと頭の隅っこに入れておくと面白いが、昼ドラ的な入れ替わりの悲劇の要素のあるSFとして娯楽的に読める。権力を持った強い女性に対する嫌悪感がほんのりあるのが難点か。

ちなみに、「悪魔の詩」も読んだが、(亡くなった訳者には本当に申し訳ないが)こっちのほうが面白かった。あれは当時のイギリスポップカルチャーがわかっていないと理解が難しい。

ブレイクブレイク詩集

独自神話的なヴィジョンで有名らしいんだが、邦訳あったっけ?

ベルダーリンヘルダーリン詩集

未読。

ボードレール悪の華

卒業旅行パリに持って行った。たぶん時期的には最高だったと思う。とにかく血だとか死だとか堕落だとか退廃だとかそういうのに惹かれる人生の時期というのがあり、まさにそのときに読めたのは幸せだった。もっとも、所詮自分はそれらを安全から眺めていただけだったが。

ランボーランボー詩集

同じく卒業旅行パリに持って行った。残念ながらフランス語はわからないのだが、フランスサンドイッチは最高だった。当時はまだピュアだったのでキャバレーフレンチカンカンは見に行っていない。

エリオット荒地

未読。

マヤコフスキーマヤコフスキー詩集

未読。

ツェランツェラン詩集

未読。詩をあまり読んでいなくて申し訳ない。

バフチンドストエフスキー詩学

ドストエフスキー作品カーニバル的、つまり一斉にいろんな出来事が起きてしっちゃかめっちゃかになって、日常価値観が転倒する、みたいな内容。確かにドストエフスキー作品爆弾抱えた人間が一か所に集まってその爆弾が一斉に大爆発、的な内容が多い。

ただ、これ以上のことは覚えていない。実はあまり文芸批評は読まない。

ブランショ文学空間

未読。

以上

疲れたので続編をやるかは不明日本文学哲学思想海外文学ほど読んでないし。まとめてみて、遠ざかっていた文学に久しぶりに手を伸ばしたくなった。

皆様も良い読書ライフを。

2021-01-04

anond:20210104080455

頭悪そうな文章ワロタ。絵ばかり描いて国語やらないから成績も悪いしバカなんだよ。

ゲーム止めるんだったらちょっと本ぐらい読め。あ、ラノベとか漫画絵のついた本じゃないぞ。

ハードカバー漢字が載ってる本を読め。

2020-10-13

anond:20201012223833

一時期しおり集めが趣味で、旅先や本屋でよく買っていた。

のしおり

持っている中で一番よく使うのは金のしおり。薄い金属きれいなやつ。金のしおりとググると出てくる。昔はマットな感じの黒いしおりも売っていたけれど今は分からない。

大きさと厚みが文庫本にちょうどよく紐がしっかりしていて、本から落ちにくい気がする。(たまに落ちるけど)

貰い物なので当時の値段は分からないが今楽天で見たら440円くらいから買える。

種類によって大きさが違うので自分が挟む予定の本をイメージして買ったほうがいい。ミュシャデザインデカかった。自分の持っている気球デザイン文庫にちょうどよい。

紙に跡が付くのは気になったことがない。

そこら辺の本屋文房具屋で売っている。

トラバにある平等院鳳凰堂しおりは多分これと同じところが作っている。

金属のしおり

金属パート2。土産物屋でよく売っている、長方形オーソドックス型でなんかステンドグラスのもの

地域の有名なものが描かれていて、その名前が下にローマ字で書かれている。「kokeshi」とか。

多分色々な観光地で同じしおりが売っている。可愛いからオッケー。

学生時代友達からのしおりをお土産で貰った。私のしおり好きはここが原点である

とても気に入って使っていたがなくしてしまった。数年後に本の間から発掘されたが劣化してメッキがハゲてきていたので泣く泣く捨てた。

その後似たようなしおり自分でも買ったしおみやげでも貰ったのだが、どうもしっくりこない。大きさや紐の長さによって使い勝手が変わる。

のしおり

ありとあらゆる観光地で売っている薄くて細長い竹に絵が描いてあるもの。紐は2色のピロピロしたものが付いている。

ひこにゃん箱根かまぼこ柄を持っている。絵以外は全部同じ作り。

観光地土産物屋でしおりを探すと大抵これが売っている。ひとつ持っていれば充分だと思われる。

私は本から紐が長く出るのが嫌なタイプなので、文庫本には使わぬ。もっぱら漫画ハードカバーに使う。少し大きめサイズ漫画にはちょうどいい。ハードカバーは本に紐が付いているものあるので、紐があれば紐を使う。

のしおり

青森土産屋で買った。薄い木できていてリンゴの形がくりぬかれている。装飾はそれだけで木の優しさと紐の赤さが可愛いくてよい。買った当初は木のいい香りがした。

文庫本にちょうどいいサイズ

私は本を並行で数冊読むタイプで、自分の中で3番目くらいの立ち位置。3冊目にこれを使うくらいの感じ。

のしおり

高村光太郎記念館で買った。

革なので厚みがあり、挟んだまま数日放置すると跡がつかないか気になるので長期間使用や持ち歩きの本には向かない。

光の文字が箔押ししてある。

この文字は光太郎が住んでいたオンボロ小屋にある便所の扉の明かり取りとしてくり抜いたもの

便所に書かれた文字を使った珍しいしおり

華鬘しおり

中尊寺で買った。けまんという仏具?の形をしたありがたいしおり

文庫本に挟んで紐が出ないくらいの大きさ。小さめ。

紐が軟弱。仏具っぽい装飾が綺麗だが、そのぶん頼りない感じで、本から落ちやすい気がする。

仏具としても使えます、と書いてあったので仏具が欲しい人にもおすすめ

トラピスチヌ修道院で買った紙製のしおり

いい感じの紙にいい感じの言葉といい感じの花が印刷してあるものが8枚セットで売っていたので買った。

本屋でくれるしおりを太らせたくらいの大きさ。紙のしおりが好きな人には良さそう。

セット売りからかるとおり、紙のしおりは消耗品である

食品サンプルのしおり

スカイツリーなんかにある食品サンプルの店に売っている。ベーコン生ハムスライスチーズなどがある。

https://www.ganso-sample.com/item/

オリジナル小物の項目を横にピョコピョコすると見られる)

面白い可愛いけれど厚みがありでこぼこしているので実用的かと言われるとあまり……。しかしつい人に自慢したくなる一品

主張が激しく挟んだページがすぐに分かるので、例えば漫画など、すぐに続きを読む際に使うのに適している。逆に挟んだまま本棚しまう等すると跡がつくと思う。

お土産生ハムを貰って使っていた。生ハムが好きなので見ているだけで笑顔になるしおりだった。しかし紛失した。多分本に挟んだまま古本屋に売り払ってしまった。

しかったのでスカイツリーに行って焼きベーコンを買い直した。ちなみに焼いていないベーコンも売っている。

ひっかける感じの金属製や紐のブックマーカー

使ったことがない。板状のものを挟みたい派です。

凝りすぎた形、大きさが使いづらいものは持っていても使わなくなる。

色々なしおりを使って思うのは、その人の使い方や好みによっておすすめのしおりは本当に違ってくる。私は紐が出ない方が好きだけど、出る方が好きな人ももちろんいる。

自分がよく読むサイズの本を想定して、どんな使いかたをするのかをシミュレートして買うと失敗が少ない。

A5のワイドサイズ漫画なんかに使うなら大きめがいいし、文庫に使うなら文庫と同じ長さみたいなのはちょいと使いづらい。

ちょっと挟んでトイレに行くくらいなら厚いほうが挟んだページが分かりやすくて使いやすい。挟んだまま数日持ち歩くようならそんなに厚みがないほうがいい。

好きなシーンに付箋をはりつけたまま数年放置したら貼ったところがペタペタになったので、付箋を栞代わりにする場合、数日で剥がし放置はやめたほうがいい。

旅先で買うのもおすすめ。かさばるものでもないので持ち帰りがしやす自分へのお土産によい。

ちなみに文庫本の持ち歩きについて。

布製のブックカバーを買ったことがあるが、表紙を守れてもサイドがノーガードなので汚れる。鞄の中でページの間にペットボトルが挟まって開き癖がついたり、ペットボトルに付いた水滴が小口なんかについたり、あまりよくなかった。

厚みを調節できないカバーも持っていたが、表紙と裏表紙カバー差し込むのが下手くそで、やはり本を傷めた。

結局本屋で貰える紙のカバーが一番使い勝手がよい。

CDショップで貰ったフライヤーに折り線が書いてあり、そのとおりに折るとCDジャケット柄の紙の文庫カバーになるものがあって、おしゃれで気に入っていた。使い回すうちにボロになってしまったので世の中のフライヤーすべてが文庫カバー仕様になればいいのにと思っていた。

今はCDショップCDを買ったりフライヤーをもらう時代ではなくなってしまった。

本の持ち歩きには文庫ケースのようなものを使っている。

10数年くらい前に角川文庫で2冊買って応募すると文庫ポーチをが必ず送られてくるキャンペーンがあった。

文庫ぴったりサイズで上に紐が付いていて巾着みたいなものシャカシャカした素材で、生地生地の間に綿?が入っているのか、ちょっとふんわりしていて本の持ち歩きにはとても良かった。

しか10年くらい使い続けてへたってしまい、今はファスナーで閉じられる文庫カバーAmazonで600円くらいで買った)を文庫ケースがわりに使っている。カバーとしては使わず、紙のカバーをつけた本を包む道具として優秀。

角川のキャンペーンはまたやってほしいが多分普段のフェアよりお金がかかりすぎるのか、あれ以来見たことがない。

以上、ブコメでは入りきらなかったのでトラバに書きました。🔖

しおりが好きなのでブコメトラバを読むのが楽しい

2020-10-10

文庫本の値段のインフレが止まらない

最近文庫本の値段がもはやかつての文庫本ではない。

文庫本は1000円以内で買えて、1000円を超すのは大判単行本。5年前くらいまではこんな認識だった。

では、令和2年の市場に出回っている文庫本の値段はどうだろうか。

高い。いかんせん高い。1000円を優に超える“文庫本”なんでザラなのだ


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おかしい。2000円出せば文庫本を3冊買えるという感覚だったのに。今は2冊でも予算オーバーではないか

ネットで読みたい本を探し当てても、値段を見て絶望する。税込ではなく、税抜で1000円オーバーだったときのショックさは説明できない。

増税出版不況、紙の価格の高騰、電子書籍の台頭等、紙の本の価格インフレが起きる理由何となく想像できるし、本の値上がりは現在社会において不可逆的で、受け止めなければならない現実であることは分かっている。

しかし、それならばページ数と装丁の豪華さが価格と比例していない状況はどう説明すればいいのだろうか。

とある上下構成ミステリー小説書店で購入した。1冊1100円ずつ、合計2200円だった。両方とも400ページも無く、ページ数としては特別多いわけではない。

コニーウィリスの小説上下巻セットで購入したときも同じくらい取られたけれど、こちらは上巻だけで600ページ超。これだけ厚ければ仕方ないよねと諦めがつく。

ちなみに半沢直樹の1巻は同じくらいのページ数で、800円出してお釣りが返ってくる。

こうして他の本と比べると、高い買い物しちゃったなあと後悔するとともに、やり場のない怒りが込み上げてくる。

どうして、どうして(比較的)薄い本にこの値段を払わねばならないのかと。

加えて、件のミステリー小説本文の紙は、お世辞にも良質な紙とはいえなかった。読書中にシミのようなものを見つけ、自分で汚したのかと思ったら紙の汚れだった、ということが何度もあった。

そもそも文庫本って、「単行本廉価版」として売り出されているものではなかったのだろうか。

ハードカバーの本は劣化しにくく長期保管に適している。それに、なによりも本らしさを実感できるのはハードカバーだと私は思う。ハードカバーでなくても、講談社BOXやハヤカワポケミスのように変わった装丁がウリのシリーズもある。そして、単行本場所を代わりに文字が大きかったり紙が明るかったりするので、読みやすい。

今挙げたような単行本長所が発揮されない代価として、安価で買えるというのが文庫本長所ではないのか。

もはや文庫本単行本の値段に近づきつつある。ここまできたら文庫という形態にする必要がないのではと私は考える。


長くなってしまったが、紙の本が好きなので、最近の謎の価格設定に余計に納得がいかないのだ。

不平不満を言いながら割高な文庫本を購入する私のような消費者出版社にとって立派なカモなのだろうが、ここまで強気の値段を連発されると、じきに購買意欲が無くなるだろう。古本屋フリマサイトでいいやとなる(図書館は返却期限があるのでイヤ)。

お気に入りレーベルを見つける程度には現在進行形で読書に没頭しているので、出版業界は衰退して欲しくない。

から、世の中の需要喚起するためにも、私のためにも文庫本を安くしてほしい。

価格インフレメカニズム完全に理解したところで、私が本の値段を下げられるわけではないから。

安ければ違う本を何冊も買って、結局は浪費するアホな顧客のままでいるから!!

あと、文庫と銘打っているのに1500円とかいう超・強気価格設定は本当に勘弁してくれ!!!

2020-10-09

その他の宇宙学習装置

夢を見た。

大学エントランスのようなところに特設コーナーがあり、そこで本が売られている。

そこで売られている本は卒論集や大学の記念本、学生卒論の一環で作った本がほとんどだった。

その中に一冊だけ普通に出版されたような本があり、それが『その他の宇宙学習装置』だった。

タイトルが気になったので手に取りレジに持っていくと、店主のおじさん(40代〜50代くらい)が興奮した様子で「この本は何冊も持ってるよ。ペパーバック、ハードカバー文庫本...あと空港でも買い直したことあったなぁ」と話しかけてきた。よほど思い入れの本らしい。

夢はこの辺りで終わった。

朝起きてすぐタイトルでググって見たけど、当然ながら見からない。

どんな本だったんだろう。

2020-09-26

BOOK・OFFで見かけた印象に残るひと

中学生くらいの男の子が100円コーナーでハードカバー銀河鉄道999全集を指差して「これ、本当に100円なんですか?!」と店員質問して「そうですよ」と言われたので全巻買っていった。

2020-08-25

円城塔がめちゃくちゃ嫌いだ。評価されてほしくない

後藤さんのこと」を読んでめちゃくちゃ面白いと思ったのがおよそ10年前。大学生の頃だった。

この短編集は今でもかなりの名作だと思っているし、ハードカバーを買って大事に持っている。(小説絶対文庫版で買うという決意を持っているこの俺が、だ)

どの短編もこれまでに読んだことのない新鮮な後味で、何度でも読み返した。

この人の小説もっと読みたいと思った。

そこで読書メーターレビューサイトを見ると、「数学物理を使って書かれた純文学」みたいな書評が目についた(ちゃんとした表現は覚えていない)。

そうかな。と思った。

作者・円城塔理系出身者らしい。

なるほど。確かに、「さかしま」「考速」「ガベージコレクション」あたりには、理系的なモチーフがふんだんに埋め込まれていたし、その中には確かに数学物理単語もあった。

どちらかというと情報系分野の香りの方が強く感じたけど。まあ情報数学の一部だしな。

でもなんか、「数学物理を使って書かれた純文学」みたいな批評にはなんとなく頷けない感覚があった。

言い忘れてたけど、自分は一応ちゃんとした大学数学出身であるので、数学物理単語を言われたらそれが何のことかはわかるし、学問においてどういう立ち位置だったりどう使われるか、はおよそ知ってる(あんまり高度なのは無理だけど)。

からこれらの話はすごく面白く感じた。理系用語が雑に使われてたから引っ掛かったとか、そういうことじゃない。むしろ日本語としてこれ以上ない適切な位置にそれらの単語は置かれていたのではと思う。

次に「バナナ剥きには最適の日々」を買った。これも素直に面白いと思った。

equal」には妙な居心地の悪さを感じたけど、「捧ぐ緑」は今考えても円城塔最高傑作なのではと思えるくらいだ。

なので最初違和感がはっきりと形になったのは、その次に買って読んだ、「Self-Reference ENGINE」ということになる。

全ての可能文字列。全ての本はその中に含まれている。

しかしとても残念なことながら、あなたの望む本がその中に見つかると言う保証は全くのところ存在しない。これがあなたの望んだ本です、という活字の並びは存在しうる。今こうして存在しているように。そして勿論、それはあなたの望んだ本ではない。

皆はこの小説をどのように楽しむのだろう。

言っていることは理解できるし、示唆的ではある。人に何かを「考えさせる」文章でもある。しかしそれは「考えさせる」だけで、後に何も残さな文章しかなかった。

ストーリーもあってないような状態。各章の繋がりもバラバラだし、場面は突然切り替わるし、急に新キャラが出てきて急に退場するし、何もかも説明が不十分で、衒学的な、鼻につく文章けが延々と続く。

端的に言って、「最初から最後まで何も言っていない」。文字無駄に消費しているだけの、中途半端文字列らしき何かだと思った。

そして「エピローグ」を買った。

これでもう俺の円城塔嫌いが確立されたと言っていい。

何故って彼はエージェントで、エージェントとは人間よりも器用にチューリングテストクリアすることのできるスマート・クリーチャにしてオーバーチューリング・クリーチャだからだ。

人間理解できるのはせいぜい、N文字を利用して作成可能な全ての文章であるにすぎない。Nはある程度の大きさのところに留まり、そこには有限個の文章しかない。

「敵艦影、三。天頂方向より接近。ダミー放出。並列存在を開始。複雑性迷彩が起動しました。オーバーチューリングテスト実行。成功成功。失敗。失敗。失敗。当該宙域には、法則69805f9944ed4298311d0cdaa75da2629d6f3bb3756455d504243fla6c565f75が適用されていません。」

はあ。これでやっとわかった。

彼は詩を書いているんであって、小説なんか最初から書く気が無いのだ。

円城塔の紡ぐ文字列の並びは確かになんとなく美しいと思う。なんか感性に訴えかけてくる。なんか良いこと言われているような気にさせられる。

しかしその実、中身が全くない。その点に限って言えば詩としても程度が低いように思う。詩にも訴えたい内容とかあるからね。

そしてそれに「ていよく」使われているのが、SFだったり、数学物理言葉だったりする。

数学SFが、詩を美しく紡ぐための新しい言語の代わりにさせられている。これがなんとなく違和感を覚えた原因だったのだ。

まりこれを「詩集」ですと言われて手に取ったら、「おお、面白い詩だね」といえるんだけど、「小説です」と言われたから、「小説か??」となってしまう。

苛々するのは、読書メーター書評サイトレビューたちだ。

軒並み、「なんだかわからないけどすごい」「深淵」「自分には理解できない新境地と感じる」「文系殺し」といった単語が並ぶ。

お前らホンマに頭で物考えて言ってるんか??????

端的に口をそろえて「理解できませんでした」と言ってるだけだろうが。理解できないものを、適当に高評価するんじゃないよ。ボーッと生きてるにもほどがあるでしょ。

詩の材料にされている数学物理言葉がわからないものから、その意味不明さに脳が酩酊させられてるだけだよ、それ。酒飲みみたいにその酩酊を楽しみたいなら、いいんだけどさ。

自分文系から知識がないから、それらの語彙が入ってこないだけで、ちゃんと語彙力があったらそこに何か深い意味が込められているんじゃないかと思った?

なかったよ、なんにも!!

さらに頭にくるのはそのやり口で芥川賞なんか取っちまったところだよ!

選考委員も、軒並み騙されてんじゃないか。誰か一人でも意味わかってたんか?「道化師の蝶」のモチーフとなっているという、自己言及プログラムを一人でも書いてみたんか??

俺は、この世に理系人間文系人間とやらがいるとはあんまり思ってないけど、もし芥川賞選考委員がそういったSF数学物理に疎い人で構成されているんなら、円城塔作品はまさしくそ脆弱性を突いたクラッキングだよ。

以下が「道化師の蝶」受賞時に高評価をつけていた選考委員コメントだ。高評価だぞ?低評価じゃない。よく読んでほしい。

『二回読んで、二回とも眠くなるなら、睡眠薬の代わりにもなる。』

完全に酔っぱらってるじゃねえか。

あと、円城塔は、いい加減に繋がっているようで繋がっていない短編の寄せ集めを長編と言い張るのをやめて、最初から最後まで一貫して繋がった長編を書くべきだ。詩集から無理か。

2020-07-18

質問タイム

ふと、ハードカバーの本を全然持ってないことに気づいた。

根拠はないけれど人類もっとハードカバーの本を買うべきだろう。

さて、みんなの本棚にはハードカバーの本はあるかな

なにかオススメがあったらカキコしてみよう!

2020-06-23

私と信仰

深夜に変なスピリチュアル広告読んでゲラゲラ笑った後に、ちょっと思うことがあったから思いついたから書いただけなんだ。

乱雑だし、プロット作りも推敲も何もしていない。ただずっと抱えていたものを吐き出す場が欲しかっただけなので、とりわけ目立つものもない。

これを書いている私は、いま地方大で歴史を学ぶ大学院生だ。ストレート大学院まで上がった位の年齢だと思ってほしい。

私の専門は歴史だが、そこから興味が広がって宗教や、それに関連する文化の話も好きだ。本来専門ではないけれど、色々本を読んでみたりしている。

そこで思うことがあった。宗教信仰は本当に人の暮らしに密接に関わっていると実感した。そして、勉強を続けたからこそ気付く事や、それまで抱えていた自分気持ちに整理をつけることができた。

この記事はそんな私の20ちょっと人生で触れてきた宗教に関する思い出の覚書だ。

私の家の目の前には、カトリック教会があって、附属幼稚園教会のすぐ隣にある。ミッション系というやつだろう。

からすぐということもあって、私と妹はそこの幼稚園に通っていた。

幼稚園に来たら、シスターたちに挨拶をし、玄関マリア像の前で十字を切る。朝礼やお昼のお弁当を食べる前には「主の祈り(天におられる私たちの父よ~のやつだ)」を唱えたし、クリスマスの時期になれば、年長クラスの子たちがキリストの聖誕劇をやるために練習をしていた。

ああそう、あとメダイちゃんともらっていた。確か聖母子像か、聖母マリアのものだったはずだが、年に数回会うおじいちゃん(どう考えても教会神父だ。園長って呼んでいたけど)から新年度になるたびに名札につけてもらっていた。

そんな幼稚園キリスト教に触れる生活を送っていた幼少期。年長クラスクリスマスに聖誕劇をしていたけど、年中クラスや年少クラだって讃美歌を歌ったり、合奏をしていたので、どこの幼稚園もこういう歌を覚えているものだと思っていた。

卒園式のお祝いには、聖書を分かりやすくまとめた絵本をもらった。絵本といっても結構文字が書いてあるし、ハードカバーの大型絵本だった。聖書の教えも何度か聞いていたはずだが、私がきちんと聖書物語に触れたのはあの卒園式の日だったに違いない。

既に本の虫だった私は、それなりに漢字も読める方の子どもだった。だからその絵本も気になって、天地創造から長い時間をかけて読み通した。

当時6歳の私は、意味はあまり分かっていなかったけど、ところどころの挿絵インパクトは強烈だった。

洪水翻弄されるノアの方舟モーセが海を割るシーン、キリストが茨の冠を被せられ、鞭うたれるシーン。幼い私は、もうそれはそれはびっくりしたのだ。

それから数年経って、小学校卒業して中二病が芽生えるような年になった頃、私はイキってまた聖書に関心を持ってみた。

西洋美術が分かるやつはかっこいいし、その元ネタが分かるとなおかっこいいと思っていた。恥ずかしい話だが。

そこでもう一度聖書ストーリー絵本(今度は妹がもらってきたやつだ。まったく同じ絵本だが)を読んでおさらいし、やっぱり意味理解しないままミルトンの『失楽園』とかを読んでいた。

この後、ぼんやり興味を薄く抱き続けたまま、今一度大学院に入ってからちゃん勉強をしようと思い、現在に至っている。世界史とかは大事な要素だしね。

こうしてみると私はクリスチャンのように見えるのだが、家には仏壇があるし、今の興味の原点がある幼稚園時代にはその仏壇で「まんまんちゃんあん(関西仏壇やお墓でお参りをするときに言う幼児語)」をしていた。祖母は今でも毎朝、犬の散歩から帰ると仏壇の前でお経を上げる。

父方の祖母と同居しているのだが、祖父は私が生まれる1年ほど前に亡くなっている。祖母は幼いころの私の面倒を、共働きの両親に代わって見てくれていたから、幼稚園から帰ると「おじいちゃんにまんまんちゃんあんして、ただいま言うんやで」と言われるがまま、お鈴を叩いて手を合わせていた。今でも何か報告(たとえば大学に受かった時や、卒業認定をされた時)があるとき仏壇の前に座ることがある。

お盆お彼岸には、お墓参りはできるだけしようと思っているし、昨年京都に行ったときは私の家の宗派本山のお寺にもお参りした。これは本当になんとなくだったけれど、行ってよかったなとは思っている。

から私は、今のところは仏教徒で、ごく一般的日本人宗教なのだけど、困ったことに、私はとある宗教3世にあたる血筋でもある。

名前を出すのは少しはばかられるので婉曲的な表現をするが、先述のように私の家は仏壇のある仏教徒の家だ。宗派を言えば浄土真宗

ただ母方は宗派が違い、日蓮宗なのだ。分かりやすく言えば父方の祖母は「南無阿弥陀仏」と唱えるけれど、母方の祖母は「南無妙法蓮華経」と唱える。

この時点で察しの良い方はお分かりかもしれない。母方の祖母はいわゆる「学会員」だ。

から、母方の祖母の家に遊びに行くと某新聞が置いてあったし、本棚を見れば某氏著作が置いてあった。

自身学会員ではない(嫁いでいるし)し、母の姉夫婦もそうでないのは知っている。私自身会員ではない。

から3世を名乗る立場ではないのだが、私は学会員としての祖母の姿を見て、ああいった宗教に対する疑問を抱くようになった。

実際あの学会について「おや?」と思ったのは、私を可愛がっていた母方の祖父が亡くなった数年後だった。

祖父が亡くなった後、葬儀四十九日法要に関しては違和感を感じることはなかった。後になり、伯父がかなり骨を折ったことを知ったのだが。

違和感をはっきりと感じたのは母方の伯母夫婦、大叔母、そして私たち家族祖母が参加した七回忌の法要だ。

いわゆる法事から自分認識では「お坊さんを呼んで、お経を読んでもらって、そのあと親族食事をする」というものだった。事実父方の祖父法事はお坊さんを呼んでいる。

だが、母方の祖父の七回忌法要は様子が違った。

まず、お坊さんを呼んでいなかったのだ。黒スーツに黒いネクタイを締めた見知らぬ男性(見た感じ祖母とそれほど歳は変わらない人だった)が居て、私の知らない親戚かと思っていた。最初は。

いつになったらお坊さんが来るのだろうと思ったら、法事が始まるから仏壇の部屋に来いと言われた。言われるがまま妹の隣に座り、数珠を持っているとその男性が仏壇の前に座って、読経を始めた。

「は?」と思った。なんでこのオッサンがお経読んでるねん。お坊さん来られへんかったん?違和感しかなかった。

どうやら件の学会ではその地区で一番偉い学会員法要読経をするということを知ったのは、さらそれから2年ほど経った頃だ。

ただ法事の時に、伯父が「僕はちゃんとした日蓮宗のお寺に骨を埋めてもらうように言っている」と若干怒気をはらんだ口調で言っていた理由が、理解できた。

母方の伯母夫婦とは、その七回忌の法要以降会っていない。いや、何度か伯母とは会ったが、伯父とはそれ以来もう何年も会っていない。

昔はよく祖母の家にお盆正月の折に触れて来てくれていたのだけど、仕事関係で来れない、と言うのが聞いている理由だ。でも、多分彼はきっと、学会員である祖母宅周辺の人に会いたくないのだろう。少しだけ言い合いになっていたし、伯父が祖父葬儀に口出ししたことで何かがあったのだろう。

同時に、祖母が熱心に読経を一日に何度も行う理由祖母の家にあった新聞書籍がなんだったか、芋づる式に分かってちょっとだけ嫌気がさした。

祖母よりも熱心だったのは大叔母(祖父の姉)で、会合(というのがあるらしいが、この辺りは詳しく知らない)にも熱心に参加していたみたいだ。

別にこの記事批判をしたいわけじゃない。けれど、どうしても伯父の言葉がずっと心に引っかかっているのだ。

「お義父さんの事も、ちゃんとお弔いしたいのにそれが出来ないのはほんまに悔しい」という伯父の言葉が。

いま色々な宗教の事を学び、宗教社会に与える影響の強さを知った上で、私は伯父の言葉同意したい。

信仰自由だ。それはこの日本で認められた権利だ。けれど、大好きだった祖父のことを、あんジジイの安い読経で弔いたくはないのだ。

そしてああ言った新興宗教団体が、親族との軋轢を産んでいることを伯母夫婦の一件で身に染みて実感したのだ。

母方の祖母我が家の仲はいい。祖母はい一人暮らしだし、私も長生きしてほしいと思っている。

けど、少しだけわがままを言うなら学会と縁は切ってほしいかな、と思わなくはない。

少し愚痴っぽくなったが、最後にその新興宗教がらみの話をちょっとだけ聞いてほしい。

大学進学以降そうした新興宗教がらみのトラブルエピソードは少なからずあると知った。友人も巻き込まれたことがあったらしい。

大学の最寄駅前には某証人人達が冊子を配るために立っているし、家にも何回かチラシがポスティングされたり、勧誘そもそも来たりした。迷惑から帰れ、と総スルーかましたが。

去年なんか、右翼おっさん一般人に絡んで暴行しかけた事件証言を、某会の勧誘をしていた女性二人がしていて「情報量が多い!」と内心ツッコミを入れた現場を目撃した。

彼らも、それを信仰するのは自由だけど、私のように嫌悪するまでもないがもやを抱えた人間を周りに産んでいるのではないかな、と時折思わなくない。

スピリチュアル系のトンデモ科学に関するツイートTwitterなどでも話題になりがちだが、そういうのを見ても「ああ、なんというか、かわいそうだな」と思ってしまう。

思ってしまうだけで、それを思いっきネタにして笑い飛ばしているあたり、私はかなり嫌な人物だなと自戒しなくもないが。

何度も言うが、批判する意図はない。あなたがもしここまでに挙げた何かの信者であっても、私は知らない。

ただ、ひとりの学生が格好をつけて、自分は何を信仰しているのだろうな、と思い返すための文章から、大した感想も求めていないのだ。

ここまで読んでくれた奇特な方には、こんな感じで生活を送ってきた学生が一人居るというのを知ってもらえれば幸いだ。

2020-05-02

ハードカバーの鉄と病原菌の本の読者が出てこない

コロナウイルスで大騒ぎなのに連中はいないふりをしている

星5評価した奴はコロナ収束するのが義務なのに

2020-03-25

[]3月25日

ご飯

朝食:ビジホ朝食。昼食:ステーキ。夕食:豚カレー

調子

地獄がまたやってきた。

心がざわついててシンドイ。

挙動不審変なおじさんになってると思う。

何にもしたくない。家に帰りたい。

あと二日もある……

家に帰りたくて泣けてきた。もう嫌だ。

帰ったら何か楽しいものを買おう。本がいいな。市川哲也文庫待ちしてるのハードカバーで買おう、あと天帝の人のタイムトラベルのやつ。

○本格スマホRPG

ガチャピン20連で虹なし。スクラッチは汁。

2020-03-01

大学受験を終えたばかりの増田

まずはお疲れ様でした。

もう合格発表済みの人も、発表待ちの人もいると思うけれど、この増田プラスになるのであれば幸いです。

※この時点でもう一年頑張ると決めてる人はスルーしてくれ!

1. 「受験」という価値観に染まっているのであればさっさと卒業しよう

受験なんてしょせん入口通過儀礼に過ぎないんだから、終わったらさっさと脱皮しましょう。

週刊朝日サンデー毎日合格ランキングハァハァ言ってるオッサンをたまに見るけど、あん中年になってはいけない(戒め)

もちろん自分目標を設定してそこに至るまでのプロセスを追求したり、自発的に机に向かう習慣を身に付けられるといった点はプラス効能だとは思う。

2. 読書習慣は身につけておこう(若いうちに)

ダルビッシュ本田圭佑のような現役アスリートですら、引退後を見据えてビジネス書を読んでいるのは有名な話である

もし仮に君の周りに誰もメンター役となる存在を見つけられなかったとしても、読書なら時間場所を選ばず可能だ。

勝間和代はこのように著している。

なぜ読書をする事で本質にたどり着きやすくなるのか?

(勝間和代効率10倍アップする新・知的生産術 - 自分グーグル化する方法』、ダイヤモンド社)

最近だとKindleオーディオブックも充実しているので、わざわざ分厚いハードカバーを持ち歩かなくとも良い。

ただ佐伯泰英のように人気作家でもほとんど電子書籍化されていないケースも多いので、そこはあらかじめ調べておこう。

自分の専門だの関係なく、出来るだけ脳味噌の柔らかいうちに読書を習慣レベルに落とし込んでおけば、その知識の蓄積が後々役に立つかもしれない。少なくとも就活エントリーシートで「好きな本・作家」の欄は埋められる。

年配者のよく言う「若いうちにもう少し本を読んでおけばよかった」となってからでは遅いのである

3. 海外に行って来よう(できるだけ若いうちに!)

前述の通り、読書自分視野価値観を広げる手助けになってくれるだろう。

ただ読書というのは一般じわじわ効いてくる場合が多い。即効性を期待してはいけない。ではたかだか数日で劇的にライフハックを起こすにはどうしたら良いか

とりあえず、海外旅行に行って現地の人と異文化交流でもして来ることをお勧めする。それもできるだけ若いうちにだ。

理由としては30歳を過ぎると自分人格というものは9割方固定化してしまうだろうし、何より社会人になったり家庭を持つようになると生活仕事家族中心となりがちで、まとまった休みを取るのが難しくなるからだ。

金銭面を理由に躊躇する人もいるだろうが、韓国台湾だったら時期によってはLCC沖縄よりも安く行けるだろうし(その分日本から距離的に近すぎるので日本語が通じてしまうのはある意味ネック)、

数万や数十万程度なんて半年バイトでもすれば稼げるだろう。加えて君はどうせ数年後社会人になるのだから(修士博士志望の人は例外)、1020代のうちにお金で買えない人生経験を得られると思えば実に安いものである

自分場合学生時代インドに1か月滞在したのだが、現地民と出会う中で良くも悪くも「豊かな国のツーリスト」にしか思われていないんだなあ、と痛感する毎日だった(もちろん出会ったインド人が全員、という訳ではなかったけれど)。

この経験は今でもプラスになっているし、日本にいる限りは味わえなかった感覚なのだろう。

以上、参考程度に。

よく学び、よく遊び、実りある学生生活を!

2020-02-29

本ってクソすぎない?

引っ越し作業してて昔の漫画本や参考書雑誌が大量に出てきた

なんでこんな嵩張るもの情報を詰めて、後生ありがたがって保存してるんだ

そこでようやく常識という魔法が解けたような気がする

 

まあハードカバーとかはまだわかる

漫画小説も許せる

雑誌が許せない

あれ全部読む人いないだろ

2020-02-09

電子書籍自炊のための断裁が辛すぎた

こんなに精神的にキツいとは思わなかった。

きっかけは思いつきだった。

引越しを予定していて、物を減らしたいなと思ったんだ。

DMMいろいろレンタル」というサービスで、断裁機とスキャナーのレンタル予約をした。

レンタルした断裁機は費用対効果に優れた製品だが、能力限界はあって

まりに硬いモノは切れないし、厚いものも切れない。

から

ハードカバーをとる

②厚い本はカッター等で分割する

ことくらいはやらなけりゃあいけなかった。

これがキツかった。

厚い本を分割するために本を逆方向に折るんだ。

そんときさ、バキバキバキ」って言うの。

殆ど小動物背骨を折っている気分だった。

で、そのあとカッターで分割するの。

でも結構硬くて何度も何度もカッターで切りつけるの。

最後 バツン!」 つって断ち切れるんだけど。

何かの首を切ったような錯覚に陥ったよね。

いや、思わなかったんだ。

こんなに、本の殺害行為っぽいものだって思わなかった。

「(誤解しないでほしい。)」

頭の中で、誰かに言い訳している自分がいる。

「(良いことをするつもりだった。)」

「(こうすれば、君(本)のことをもっと読んでもっとよく知れると思った。)」

「(ただ殺したんじゃない、生まれ変わるんだ。)」

「(こうすれば、君とずっと一緒にいられる。)」

「(それになんていったってコンパクトだろう?)」

犯罪者がするような言い訳を重ねても本の無残な姿は変わらない。

まらカバーで分割された本を覆った。

これで見た目元どおり。読もうと思えば読める。

ああでも、実は死んでいるのだ。壊れているのだ。

まともなように見えていても。

僕は気分が落ち込んだ。何が自炊だ。

凄く非倫理的な行いだ。本を殺して腑分けする行為だ。猟奇的だ。

こんなに気分の悪くなるもの自炊なんて言葉で誤魔化すな。

そこまで考えがいたって、気付くことがあった。

なんだって動物を殺して腑分けしている本当の自炊がよくて、本を殺すのがダメなんだ?

殆ど笑いたいような、泣きたいような、変な気分だった。

この倫理観は壊れてる。

それでも腹は減るしメシは食う。

本は破るし、断裁はする。

2020-01-26

anond:20200126003726

あの、来週(もう今週っていうの?)が学位審査公聴会だしその翌週は教員公募面接がたてつづけでスケジュールがマジヤバいんすよ

2月中旬以降なら博士論文ハードカバー製本版も出し終わってるはずだし、いちおう毎日飯塚幸三さまを忘れ続けることもできると思う

アカポスだめなら民間就活を突貫でやらなきゃいけないからそれも微妙だけど…

2020-01-16

本屋ってAmazonのせいにしているけどさ

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc122400.html

ネット通販の利用率見ても4人に1人はパソコン音痴が居る計算だし、子供の本とかは当人の気分とかがあるから店舗での購入が多いよね。だから実際の客入りの減少は半分くらいだと思うんだわ

もちろん薄利多売の書店業界で客数半減は危機的だと思うけど、正直言うほど密集してないし、この数年である程度減ったとも思える。本屋が減って客が残った店に行ってバランスは戻った

Amazon以上に問題なのはそもそもの本の値段の上昇が問題だと思う。消費税等の理由は仕方がないが、結局ついで買いする余裕が無くなってしまい、結果買うものが決まっている→ならAmazonで良いやって後押しになっていると思う

本屋がやるべきなのは、糞みたいな自社通販作ることではなく、より安価書籍形態の構築だと思う。既に電子書籍存在するが、正直あれはついで買いする事は少なく、そもそも本屋に行く客は紙の本を愛しているので力を入れたところで本屋に旨味は無い。ハードカバー写真集等はともかく、雑誌ムック生活系の書籍小説は紙や装飾を見直してより安く提供すべきだと思う

2020-01-12

anond:20200112073113

ライトノベルというのは作風問題をふくんでいるし、実際ハードカバーライトノベルなんかもでてる。

ケータイ小説という呼ばれ方をする場合は、ケータイサイトではやった主にライトノベルを中心とした文学のことをさす場合が多いとおもう。

2019-12-14

ハードカバーの本がどのくらいハードか

滑り止め付き軍手でもって振り下ろすだけでコンクリブロック一個を粉砕できる

2019-11-27

結婚式写真を上手く取る方法

写真歴15年。あくまアマチュア

過去に何度か結婚式写真を頼まれたので、その知見を共有。

ただし、最初に断っておくことは絶対に安請け合いしないこと。

失敗すると一生言われるから

こればっかりは金額問題ではないのでほぼボランティアのつもりでやったほうがいい。

お金いりません。いやいやそこまでいうのなら。」のてい。

1.ロケハン

何はなくともロケハン。つまり事前の式場チェック。最低一回は式場に事前に足を運んでおくこと。

おおよその照度、照明の種類、会場の広さ、大体の撮影ポイントなんかが把握できるのことも大事だけど、それ以上に何よりまずスタッフの人とコミュニケーションが取れる。

やってみて意外だったのは、式場カメラマン以外冷たい対応されるかな?って思ってたけど、流石にあちらもサービス業スペシャリストだけあってゲストゲストにはとても親切。

あくまで招待客の1人だけどカメラマンを頼まれたっていう前提だからかもしれない。

もちろんこちらも事前にしっかりと好印象を与えておくことは大事

これをやるとやらないとでは、当日の段取りが全く変わってくる。

当日いきなりスタッフさんとかに挨拶しても、向こうは忙しいわこちらは時間ないわでめちゃくちゃ。無理ゲー

事前に挨拶しておくと、次はどういうシーンなのであの辺にいるといいですよ。とか教えてもらえることもある。

2.撮影禁止時間立入禁止箇所の確認神父さんへのご挨拶

教会風の結婚式ならお祈り時間シャッター厳禁。ステージ上も立ち入り禁止

そこまではお決まりなんだけど、決まってるけど敢えてそれを神父さんに確認する。

そうすると神父さんからみて、このカメラマン禁止事項を理解しているという風に見られるので、神父さんは安心して式に集中できるようになる。

これを怠ると要所要所で神父さんから冷たい視線が送られてきて、それが入っている写真は全て没になるので注意。

ただし、式場カメラマンには基本的NGがない。これは式場カメラマン撮影を依頼する一番大きな理由といってもいいくらい。

多分彼らは特別洗礼でも受けているに違いない。

そうじゃない自分たちは制約が多すぎて基本的に不利。

それを無視して式が中断になることはさすがにないけど、雰囲気台無しにするようなメンタル自分にはありません。

3.機材の準備

会場の広さ、照度に合わせてレンズを用意する。

大抵は室内なのでF2以下の明るいレンズ

アットホーム距離感なら40~80mmくらいの明るい単焦点

会場が広い、新郎新婦に近づけない作りなら200mmくらいの望遠。

EF70-200mm F2.8L USMなら14万くらいだな。

標準レンズが一番中途半端F4通しならまだしもテレ端F5.6は役に立たない。

つぎにスピードライト。いわゆるストロボフラッシュ

バウンスできないならディフューザー必須

ロケハンときに実際の照明に近づけてもらって、テスト撮影してWB確認しておくこと。

それに合わせて必要なだけストロボカラーフィルターを持っていく。

レンズを付け替えている暇なんてないので、広角側はコンデジスマホ。どうせボケは得られないから。

3脚に28-70mmくらいを取り付けたミラーレスを構えておいてもすぐにビデオ撮影とかできて便利。

4.親族挨拶

どちらの親族にもまずはご挨拶カメラマンやります!って伝えておく。

そうじゃないといきなりカメラを向けられると人間はキョドるから

できるだけ好印象。一度その時点で集合写真とか撮っても面白い

裏方写真はなかなかプロは撮ってくれないから。

ついでにいうと、式場への入場前後撮影しておくと良い。

中にいる人には見ることのできない景色から

5.撮影

親族挨拶

挙式

披露宴~各種催し物

見送り

この辺のスケジュールを大体把握しておいて、事前に装備を切り替えておく。

ケーキカットとか出遅れたら終わるので、基本は新郎新婦席の近くに待機。

この辺でスタッフさんとの事前コミュニケーションが試される。

大体の式場も披露宴会場も照明が暗いシーンなら望遠は諦める。とにかく足で稼ぐ。

食事は諦める。酔ったら終わり。

少なくともご祝儀の元なんてとってる暇ないです。

6.現像

大体平均して2~3000枚の中から絞り込む。

特に失敗が許されない環境下では連射が増える。

ファーストバイトとかシャッター音なりっぱなしが当たり前。

この辺はカメラの連射性能や動体追尾が求められるので、いわゆるハイアマチュア向けのモデル必要になってくる。

現像していてどちらも捨てがたい似たようなシーンがあった場合は心を鬼にしてどちらか1枚に選ぶ。

どんだけ捨てがたい写真でも、消してしまえば新郎新婦はその写真存在なんて知らないままだから大丈夫

そうやって絞り込んでから今度は一枚一枚を絵作りする。

特に目まぐるしく照明状況が変わる披露宴なんかは現像設定のコピーが使えない場合ほとんど。

1枚1枚WBをあわせて、露出雰囲気の調整をする。

いい忘れていたけど基本的ミックス光、低照度の式場ではRAW撮影が基本。JPEGなんてもってのほか

撮影時はややアンダーで手ブレ被写体ブレを回避してRAWの力で掘り起こすのがコツ。

それともしかしたらあまり知られてないテクニックを1つ。

プロユースの現像ソフトだとブラシで加工できるので、照明があたっている箇所ごとに色温度を調整すると全体が自然に仕上がります

例えば手前側はスピードライト天井照明のミックス光、背景は天井照明、ドレスの一部はスポットライトみたいなときとか、場所ごとにブラシを使ってWBを設定してあげればいいよってこと。

7.フォトブック

これが結構喜ばれる。

写真データ個別印刷ももちろんだけど、ある程度レイアウトしてあげて製本

そこまでアイデアが回らない人が多いから。

安いサービスいっぱいあるけど、こればっかりは記念品なのでハードカバーで1冊5~6000円が望ましい。

新郎新婦、各ご両親合わせて3冊くらい。

大体こんな感じ。

途中専門的な話がでてきたと思うのだけど、式場で撮影するならその辺の知識レベルは最低限必要という意味でご理解下さい。

マウントを取りたいわけじゃなくて、これが理解できないとほぼ間違いなく失敗する。それくらい式場での撮影シビア

労力的にもおそらくこの辺が最低ライン。(フォトブックは別として)

これだけのことを2~3万で引き受けるなら、むしろお金はもらわないほうがいい。

もしくは事後評価

かに式場カメラマン定形に収まりがちだけど、そうでもしないと失敗が量産されるので仕方ないかなって思うし、それが嫌なら事前にどれだけリクエストできるかってことかかってくると思います

結論

結婚式写真を頼まれたら絶対に断る。それが費用を要因とするものなら尚更。

式場カメラマンの料金なんて残りの人生を後悔で終わることと比べればタダ同然。

その上で書いてあることをできる範囲実践して、出来上がった写真を渡す。

何も期待されていない中で、期待以上の写真を渡すのが一番幸せだと思います

頼む側の人も相手のこうした技術的な部分を見極めようともせずに、お金ケチりたいだけで依頼しようとすればやけどして当然。

SNSなんて下手な鉄砲を当たるまで撃ってる人が大半な世界で、アップされている上手く撮れた写真だけを見て判断するのがそもそもの間違い。

写真なんて機材用意してシャッター押すだけのものだと思っている人同士が出会うとその結末はいつも凄惨だ。

2019-10-21

忘れていたものを思い出したけどゴリ押しで忘れる話

絵も描いて同人誌も売ってる私の最推しジャンルが、最後のまとめとして画集みたいなものを出した

画集発売に告知もかねて、某SNS上で絵やコスプレ写真など、ファン活動募集していた。

選ばれた作品画集に載せるとの事で、事実、載った。


TLを眺めると、絵が載って喜んでいる人が少なからずいる。

一生の思い出になっただの、公式絵師だの、etc 


私は、それが喜ばしいと同時に凄く嫌に感じている。


載っている全員は確認していないけれど、ずっとこのジャンルで描いてきた人もいるだろうし、

企画やってるからと言う理由でぽっと描いた人もいるだろう。

好きだったけど募集間中に忙しくて描けなかった人もいるだろう


考えてみて欲しい。

絵を描くことが、コスプレをする事だけがファンだろうか。


絵も描かないし、コスプレもしないけど、ずっとイベント運営をやってきた人を知っている。

その人たちの努力は、どこへいくのだろうか。


2次創作をする人から、ただの購入者まで、誰もが平等にこのジャンルが好きだったはずだ

好きは人と比べられないし、比べるものではない。


公式公式と銘打った本の中に、そこそこお高く、ハードカバーでクソ重くて

一生残りそうな本の中に、選ばれたファン作品けが載る。


公式勝手ファンを選んだようで、本当に心底嫌だった。



でも私は本当は、それがただの表面上の良い訳で、ただの妬みだと言う事を知っている。


私は絵が好きだった。

でも私は、絵が下手だった。


それでも好きだったか芸大に入ったけど、

先生には才能がないと言われ、睡眠時間を惜しんで描いても一切評価はされなかった。

才能がある人は落書きでも巧いと言われ、辛かった。

才能の有無なんて個人勝手に決めるものではない。

そもそも、才能がないから何だと言うのだ

理性ではわかっているけれど、心の中ではそれを否定しきれなかった。

親戚も、みんな描くことは好きなのに、誰も決して巧くはなかった。


一時は描くことを諦めた。と言うより描けなくなった。


でも、今私がいるジャンルのおかげで

私はまた描く気力を取り戻し、絵を描いている。

評価に関わらず、描く事自体が好きだとわかったか


今のジャンルでたくさん同人誌を描いた。おかげでかなり絵も上達したと思う。



でも、今回の事で知ってしまった。

どんなに上達しようとも、私は、やはり、絵が下手なのだと。


画集に載らなかったなんて、普通の人からしたらたいした出来事ではないのだろう。

載ってる人よりも載らなかった人の方が多いし、私より巧いように見えるのに載らなかった人もいる。


から多分これは、自分自分に課している呪いか重しか、その手の類なのだ


評価されなくても描き続けられる私はいるけど

大学時代に描いても描いても描いても評価されなかった

劣等感は今も残り続けているのだと。


この画集が出た事で、唐突に私は忘れたかった事を思い出してしまった。


私は私に言いたい。絵は趣味だ。だから下手でもいい。

から、こんな事に負けないでほしい。


まだこのジャンルで描きたいものはいっぱいある。

下手でもいい。絵はずっと描いていたい。

画集は受け入れづらくとも、作品自体を嫌いになったわけじゃない


よく感想評価がないと描けないとか言う人たちがいる。私にはそれがない。

だって評価が欲しかった時は、描いても描いても評価されなかったんだ。

私はそれでも描く事自体が好きだと知っているか


から、こんな事で気を落とさないで欲しい。


公式が何だ、こちとら幼稚園から絵本をパロって紙芝居作ってた生まれながらの二次創作屋だ

公式が何だ、中の人たかだか人間だ。

公式が何だ、お前らが勝手ファンを選ぶな。


この作品を買い続けている人達全員がファンだ上も下もない。

もう一度言う。お前らが勝手ファンを選ぶな。


から、高かったし、仲のいい人も載ってるけど、

巻末のファン投稿コーナーはカバーつけるのに巻き込んで一生開かない事にします。


結局のところ、これはやっぱり妬みとかそういう救いがない感情

一生消える事はないのかもしれないけれど、

それでも私は私が元気に絵を描いていく為に書き捨てました。


最後まで読んでくれる人がいたらここまで読んで貰ってありがとうございました。

2019-10-05

1500円以上するハードカバー新書サイズ小説を昔は高いと思っていた。

ただ、一通り読むのに大体4時間以上はかかり、かつ一度買えばいつでも読み返せる点を考慮したら映画よりコスパが良いことに最近気付いた。

「本をたくさん買うと場所が取られる」「デカイ本は外で読みにくい」という問題も、今は電子書籍解決している。

これらの点から本を買うことに躊躇がなくなった自分は少し大人になった気がする。社会人になって散財屋になっただけかもしれない。

2019-08-18

anond:20190817144136

ハードカバー電子版と、文庫版の電子版で値段が違うのがモヤモヤする

一定期間たつとハードカバー電子版は売られなくなることもあるが

一体何に金払ってるかわからなくなる、ので買わない

2019-08-17

anond:20190817144136

ハードカバーのほうが日持ちする。

まぁ、文庫本安価に仕上げる為に安い材料を使ってるからなんだけど。

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