絵も描いて同人誌も売ってる私の最推しジャンルが、最後のまとめとして画集みたいなものを出した
画集発売に告知もかねて、某SNS上で絵やコスプレ写真など、ファン活動を募集していた。
TLを眺めると、絵が載って喜んでいる人が少なからずいる。
私は、それが喜ばしいと同時に凄く嫌に感じている。
載っている全員は確認していないけれど、ずっとこのジャンルで描いてきた人もいるだろうし、
好きだったけど募集期間中に忙しくて描けなかった人もいるだろう
考えてみて欲しい。
絵も描かないし、コスプレもしないけど、ずっとイベント運営をやってきた人を知っている。
その人たちの努力は、どこへいくのだろうか。
2次創作をする人から、ただの購入者まで、誰もが平等にこのジャンルが好きだったはずだ
好きは人と比べられないし、比べるものではない。
公式が公式と銘打った本の中に、そこそこお高く、ハードカバーでクソ重くて
でも私は本当は、それがただの表面上の良い訳で、ただの妬みだと言う事を知っている。
私は絵が好きだった。
でも私は、絵が下手だった。
先生には才能がないと言われ、睡眠時間を惜しんで描いても一切評価はされなかった。
才能がある人は落書きでも巧いと言われ、辛かった。
理性ではわかっているけれど、心の中ではそれを否定しきれなかった。
親戚も、みんな描くことは好きなのに、誰も決して巧くはなかった。
一時は描くことを諦めた。と言うより描けなくなった。
でも、今私がいるジャンルのおかげで
私はまた描く気力を取り戻し、絵を描いている。
今のジャンルでたくさん同人誌を描いた。おかげでかなり絵も上達したと思う。
でも、今回の事で知ってしまった。
どんなに上達しようとも、私は、やはり、絵が下手なのだと。
画集に載らなかったなんて、普通の人からしたらたいした出来事ではないのだろう。
載ってる人よりも載らなかった人の方が多いし、私より巧いように見えるのに載らなかった人もいる。
だから多分これは、自分が自分に課している呪いか重しか、その手の類なのだ。
劣等感は今も残り続けているのだと。
この画集が出た事で、唐突に私は忘れたかった事を思い出してしまった。
だから、こんな事に負けないでほしい。
下手でもいい。絵はずっと描いていたい。
画集は受け入れづらくとも、作品自体を嫌いになったわけじゃない
よく感想や評価がないと描けないとか言う人たちがいる。私にはそれがない。
だって評価が欲しかった時は、描いても描いても評価されなかったんだ。
公式が何だ、こちとら幼稚園から絵本をパロって紙芝居作ってた生まれながらの二次創作屋だ
だから、高かったし、仲のいい人も載ってるけど、
巻末のファン投稿コーナーはカバーつけるのに巻き込んで一生開かない事にします。
結局のところ、これはやっぱり妬みとかそういう救いがない感情で
一生消える事はないのかもしれないけれど、
それでも私は私が元気に絵を描いていく為に書き捨てました。