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2016-06-08

結婚したい。

今更ながらに思うには、当方40代までカウントダウンな30代昭和おっさん

今日スーパーで買い物しながら思った。

もう10歳くらいの子供がいてもおかしくない年齢なんだよなぁ。

20代後半で結婚していれば、そういう可能性もあったろう。しかし、現実には20代後半は大学出てふらふらしてた時期であって、結婚どころか仕事も辞めていた。一度だけできた彼女は「小中高大と自分の願いと生活の質を考えて、計画的にいまの会社に入り、今までやってきた」と言っていた。僕は、小中高大と何も考えず、楽しいこと、楽なことだけに流れてきた。どこで間違ったかを考えても仕方ないし、この手の振り返りの結論は、生まれないほうが良かったという仏教的な答えにしかならない。

アニメメイドカフェ楽しいのだが、リアルな付き合いが欲しくなってきた。リアルというのは、画面の向こうか否かという問題ではなく、また職務上云々というのでもない。相手とこちらのリアル感性を育む異性との関係がほしいのだ。

結婚するには相手に信頼されなくてはならないが、残念ながら信頼されるに足る人生肩書も内容もない。灼眼のシャナでいえばトーチのような存在である婚活のような競争的な場に出ていく服もなければ体力もない。ついでに金もない。幸い田舎にある実家土地、畳一畳分くらいは親の死後、自分のものになると予想している。だから、最悪、土地持ちホームレスになることくらいは許されているだろう。でも、これでは結婚などは夢のまた夢かもしれない。

容姿は、太っている。性格ちょっと捻くれていると思う。となると、やはり自分のようなおっさんに待っているのは2008年のあのコピペ二次元に恋し、喪のまま結婚する事無く八十数才になった俺」のような未来だろうか。梅雨の晴れ間に、何とも言えない気持ちになった。誰か、30代女性で、僕と付き合ってもよいという方はいませんか。

[追記]

 なんかコメントたくさんもらったので書いておく。痩せる努力はしてる。まだ標準には遠いけどね。

 あとアピールできることがなぁ、ほんとにないんだよなぁ。2009年以降の深夜アニメには詳しいな。あと人文学を少し嗜んでいる。

 他には何もないな…。言われる通り、たしかに一人で完結してる気もするが、どうだろうな。

 あと田舎土地は、相当金になる。いま祖父母が持ってるけど、祖父、この十数年寝てるだけだが、年収は一千万を超えてる。

 もっと自分としては、ホームレスが寝ていても撤去排除されないための一畳分って意味だ。

 ということで、30代または40代前半くらいまでの女性で付き合ってもよいという人、いればよろしくお願いします。

 でも、増田ってどうやって個人連絡するもんなんだろうか。

 コメント、閲覧ありがとね。皆、よい人生を送ってくれ。

2016-06-05

二次元女の子結婚する方法

冥婚習俗

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%A5%E5%A9%9A

✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞

習俗としての冥婚(めいこん)は、中国を始めとする東アジアと、東南アジアに古くから見られる、結婚死生観に関わる習俗の一つ ✞

死者を弔う際、その魂がまだこの世にあるうちに、それと見立てた異性と婚礼を挙げさせ、夫婦としたのち、死の世界仏教で言うあの世など)に送り出すものである

対象となる死者は基本的に未婚男性であるが、ときに既婚男性や未婚女性場合もある ✞

(✞中略✞)

その性格上、最も過激な形としては、結婚相手は命を奪われ、夫婦として共に埋葬される ✞

しかし、そのような辛辣ものばかりがこの風習の全てではない ✞

同時期に亡くなった未婚女性結婚させて共に葬る場合もあれば、人間女性見立て花嫁人形遺体と共に柩(ひつぎ)に納める場合もある ✞

✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞ ✞

✞ 若くして亡くなれば本人の同意無しでお嫁さんにできるみたいだね ✞

2016-05-24

http://anond.hatelabo.jp/20160524225912

本当にゴミ文章だった。

>たとえば仏教人生は苦しみであると説きます

人生とは~~~ゆえに苦しみであるという~~~を獲得するのを助けるのに文学ほど有用学問はないと確信しています

>これは論理実験では決してうまらない人間人間たる存在問題

学生の時に追求した私は~~~だからであるの幼い文脈すら仕事一言に置き換わってしまます

しかしそんな何のために働くかわからなくなった名もなき乾いた砂粒のような人間にこそ文学必要なのですよ。

適当にひどい文を引っ張ってきた。最後の文はそこまで変ではないけど、これが文学文学言っている人の文章とは思えなかったから引っ張ってきた。

文学文学言うのなら、もう少しまともな文章書いて下さいな…。

文学部について書きたいのか、文系について書きたいのか、はっきりして下さいな…。

文学部価値とは何か

京大卒、東大卒文学部の方々の文章を読んだ。どちらも有意義文章だが社会において文系価値が軽視されがちになってきている趨勢を感じるこの時代に書き残しておきたいことがあります

何のために学問をおさめるのか、主婦になるのは大学教育必要ない?東大卒プライドを捨てなければ自己肯定できないのか?

どちらも境遇が違うのですが共通して言えることがあるので増田に書いてみたいと思います文学部存在する大きな意味ひとつに「無限文脈」を得るためということがあるでしょう。

たとえば仏教人生は苦しみであると説きますしか人生は苦しみであるという言葉だけではなにをもって人生が苦しみなのかわからないので人生とは~~~ゆえに苦しみであるという~~~を獲得するのを助けるのに文学ほど有用学問はないと確信しています。これは論理実験では決してうまらない人間人間たる存在問題であるのでバッチリこれが答えだなんて言いいきれるものではありません。それが理系文系の決定的な違いなのではと思うのです。文系学問経済学社会学政治学などを含めて全て勉強すればするほどに断定的な物言いが難しくなる側面があります文系は人文系とも呼ばれますがまさに文学人間混沌理解するため、ではなくどう見つめるかのその過程を追求するためにあるのではないでしょうか。

から社会的実益を生むわけではないので文学は時に軽視されることになりますしかし自らの人生を追及するために文学ほど役にたつもの存在しないのです。それは一般的労働従事するかぎりにおいてはほとんど役にも立ちませんがそれでも個人の人生という物語形成する重要な要素にはなるのです。

おそらくそれが京大文学部を出て主婦になった方が感じる最も根幹に感じる違和感の正体ではないのでしょうか?大学を出て社会的な成果を出さないとは何事かと人は言います。けれど文学人間の外面ではなく内面をどう料理するかを学ぶ学問なのですから主婦になろうがどうしようがそんな社会的なことは甚だどうでもいいものしかないのです。むしろその京大で学んだ文学的素養を発揮するのに主婦子育てほど適した職はないとも私は思っています

文学価値というのは学生の時には傾倒し教授と談義にふけったりそれはそれはとても面白いものですが社会に出れば時に忙殺されてしまます。実務に追われ気づけば学生の時に追求した私は~~~だからであるの幼い文脈すら仕事一言に置き換わってしまます。それは理系文系京大Fラン高卒関係なくです。しかしそんな何のために働くかわからなくなった名もなき乾いた砂粒のような人間にこそ文学必要なのですよ。

​多宗教対談番組「三宗教相談所」を作ったワケ

この宗教相談の始まりについて。

誤解を恐れずにいえば、もともと「宗教」に疑問を抱いている立場でした。

ただでさえ触れる機会が少ない上に、

お葬式でお坊さんが「…という話をTVで見まして…」なんて、

TVで知った、ちょっといい話説教連続して聞く体験に遭遇しました。

残念を通り越して、

「大切な人の死の前で、何をこんな話に有り難がるのか。」

という完全な不信感でした。

オウム事件日本人宗教関係は50年分後進した」と言われている通り、

事件きっかけに、多くの日本人は「宗教」を忌避するようになったと感じます

しかし、世界では宗教帰依していない人の割合は半分以下、すなわちマイノリティなのです。

私達日本人宗教から遠ざかったままで、

宗教について知らないままで、いいのだろうか。

例えば、ISテロ問題宗教法人税、トランプ氏の排他的発言

それらがどんな宗教的思想に基づいているのか、

知らないでは済まないのではないだろうかという思い。

例えば、以前TED京都のお坊さんが「日本人宗教観」について話された際、

クリスマスを祝い、除夜の鐘を聞き、神社初詣をする日本人宗教観は、

 しばしば世界から疑問視されるが、

 この日本人の寛容性こそが宗教本質をとらえており、

 宗教上の問題で争いが絶えない世界に対し、我々の宗教観を発信していく必要性がある』

と語り、世界が見直すべき価値観だと喝采を浴びたという記事

これらを通して、

キリスト教仏教、そして何よりイスラム教を知ってみたい、

車座で三者が談笑してもらいながら相違点を理解したい、と思い、

日本からこそできる企画はないだろうかと考え始めました。

別に勉強ではありません。

あくまで初めて知るためのビギナー用のプログラム

へぇ!そうだったのかぁ!?」とトリビア的喜びを感じて欲しい。

先の収録ではお墓に関する相談に対して、

キリスト教仏教イスラム経ともに、

本来、死んだ後のお骨に関しては所詮物質

 葬儀を盛大に、は元々やらなかった事。

 結局、葬儀屋が考えた事なのです。」と喝破されました。

宗教によって違う事や、宗教は違えど同じ事に驚き…楽しかった。

そんな話を、お悩みのお答えと共に繰り広げる…。

・・・なんて、真摯なご説明しましたけど、 

とにかく、宗教家のみなさんは面白がって下さり、

「禁断のお話」をバンバンしてくれてます

https://www.youtube.com/watch?v=8zCMrao66EY

そんなプログラム…是非お楽しみあれ。

2016-05-23

マスターキートン5-6話 砂漠のかーリマ

マスターキートンの中でも印象に残っていると言う人が多いであろう砂漠のかーリマンの話。

新疆ウイグル自治区、崑崘山脈から流れ出る2つの大河に挟まれ水の豊かなコータン紀元前からシルクロード佐伯何度のオアシス国家として栄えていた。こーたん近くタクラマカン砂漠の下には東西交流の後を示すオアシス遺跡が数多く眠っている。その降誕北方110キロにある車は累積ここが舞台になっている。

遺跡の発掘と保険とは味切な関係がある。発掘参加者の紹介保険の丘後から発掘品の盗難破壊保険をかける場合もある当然発掘されたもの保険契約内容にふさわしい考古学価値を持つか否かを鑑定する必要も生じてくる。故に保健委員仕事も大いに関わってくる。

ウィグルと呼ばれる人々はトルコ系の遊牧騎馬民族8世紀には中国北西部支配する大帝国形成したしか9世紀後半キルギス人により滅亡現在中国北西部の各州の民族自治区に分かれて生活をしているウィグル族は15世紀以降イスラム化した会長はいちにち誤解目回の礼拝を欠かさない。

我々をイーグル足の上に立つの新の神のみであるだがかつてオアシスが水を持つ者が支配者だった私のように小作人として生を受けたものは様子吉田吉田の拍子に告示され続けた私はこの地にとどまった子後はマホメットに最も近い伝説の英雄さリコの生地とされていたからだ私が毛沢東軍隊のために戦ったのも我々老いぼれ側の信仰自由のためだ英雄サーディクのように。

われわれはついにあれを発見した。あれこそが1000年の昔この砂漠で戦ったauサービックの聖なる量の上に立った礼拝所の後だ。中央の壁の凹みは聖なる印だ。

「よくわからん世界中にはよそ者がつかつか踏み込んでけない場所がたくさんあるってことです最近日本人は平気で工夫を壊しちゃいますけれどもね。」

タクラマカンウイグル語では生きて帰れんの砂漠と言う意味

第6話では 太一サバイバル知識が本段に発揮される。

まず日中そこに下差し込まない東西方向に穴を掘って直射日光を避けるもちろんそれだけで脱水症状しているわけではなくこの時点でミスターハニーがほぼ助からない状態になる。

まず日中そこに下差し込まない東西方向に穴を掘って直射日光を避けるもちろんそれだけで脱水症状しているわけではなくこの時点でミスターハニーがほぼ助からない状態になる。

次に石をしゃぶったり音を掘り出して水を吸ったりと言う行動とる。

われわれは全員おそらく体重10%位の水分は既に失っています。昼の朝から考えて後5パーセントでも水分をしなれれば我々みんな死んでしまますまず水できれば塩分が確保できるまではここを動くべきではない。

それから天文学の知識を使って方角の確認

我々の現在地およそ北緯37度50分タクラマカン中央よりもずっと南にいます佐伯何度まで少なくとも60キロ2万はかかります北半球の北緯10度位北では北極星コードから現在地が分かるまず本滝ノ町2開けた何お守りのついた糸を垂らすそして北極星を除く人が分度器で示した角度90度から引くと北極星の行動=色となる言時がない場合は指でも代用可能である

さらに花を用意してねずみ男捕まえネズミ血液を飲んでなんとか生きる。

さらに小便を濾過して水を用意する。

人間の体は脱水症状が進むほど帰って頻繁に名が出るもんなんですよ。

砂漠に穴を掘りその上をビニール嘔吐太陽熱で、ビニール布の下の空気は温められ血中の水分が蒸発し水滴となる。水滴は、穴の中央ビニール袋に落ちてた。。つまりこれは1種の天然蒸留である

10世紀のサーディクの物語

彼は新の教えを伝えるために多くの仏教と戦い開始を迫ったが、女子供だけは決して傷つける事はなかった。しか仏教徒にはとの戦いで彼の部下が誤ってこども園12処刑してしまったことがあった彼は自ら新の裁きを受けるために腰6-101砂漠の中に身を置いた。生きて砂漠から戻れるか田舎上に撮ったのだそして4日後彼は生還した砂漠帰りマンとして。

彼は新の教えを伝えるために多くの仏教と戦い開始を迫ったが、女子供だけは決して傷つける事はなかった。しか仏教徒にはとの戦いで彼の部下が誤ってこども園12処刑してしまったことがあった彼は自ら新の裁きを受けるために腰6-101砂漠の中に身を置いた。生きて砂漠から戻れるか田舎上に撮ったのだそして4日後彼は生還した砂漠帰りマンとして。

水をやれ。水を飲ませてやれあいつわかり万だ。

2016-05-21

怒りのエネルギーは生きるのに大切だなと感じた

一時期、小池龍之介和尚の本から原始仏教にハマって、ひたすら怒りのエネルギーをなくそうと瞑想やら何やらにふけっていた。

しかメンタル調子はすこぶる良くなったのだが、どうも何をするにもやる気が起きなくなって困っていた。

次第に瞑想する気力すら起きず、いつのまにやら何ヶ月も瞑想サボるようになっていた。

ふと先日、とてつもなく怒りを感じる出来事が起こった。しばらくぶりの感覚だった。

ただ、そのときはその怒りを直接対象に向けるのではなく、何か生産的な方向に向けてみようという気持ちになった。

非常にイライラしながら掃除洗濯、その他今までやろうとしてやっていなかった事柄を次から次に片付けていった。

その後、これまた久しぶりに爽快な感覚を覚えた。

そのとき何か悟ったような気がする。ああ、怒りのエネルギーは前向きに生きていくには必要不可欠だな、と。

確かに怒りの感情が薄らいでいけば、現実の辛さを受け止める力は強くなると思う。

一方で、やるべきことから目を背け、より問題をこじらせる方向に向いがちなのも事実だ。

悪く言えば、怒りの感情から距離を置くことは、人生から逃げることにも似ている。

小池和尚は怒りは良くないものだとおっしゃっていたけれども、自分自身としては、むしろ怒りと刃物は使いようだと感じる。

包丁だって凶器になれば人を悲しませるけど、料理に使えば他人を喜ばせることもできる。

怒りの膨大なエネルギー制御して、何か生産的で前向きな方向に費やしていく。

そうすることができれば、仏教理想とは全く違う意味で、私達は人生をより良くしていくことができるんだろう。

2016-05-13

MTRL編集部で働いていた元インターン生へ

株式会社MTRLの社長佐野 恭平さんの記事話題だ。

■ インターンを雇って失敗した話 | MTRL BLOG.TOKYO

多くから批判を浴びたのに対して、社員の一人yutaishikawaさんという人物が社長擁護する記事を書いて、火消しに失敗しているという。

■ 「インターン」ですがなにか? | MTRL BLOG.TOKYO

二人の記事の要旨は、インターンとして雇った学生が戦力として使い物にならなかった、金が無駄になった、彼らは批判をされて当然であり、今後インターンを雇わないのも今回のインターンのせいだ、というもの


有為学生企業経営者が公開リンチ

読んでたまらなく嫌な気分になった。そして、学生の心情を思い、ため息が出た。


この会社で働いていた学生さんへ。

あなたを励まそうと思って、この記事を書いた。「MTRL」「インターン」というキーワードあなたネット検索することがあれば、この記事がいつか、あなたの目に留まるかもしれないと思いながら。

どうか、自分を過度に責めることがないように。


まず、あなたの元ボスは、かなり特殊だという認識を持ってほしい。

日本には約260万の企業がある。それだけありながら、元社員インターネットという公共の場で悪しざまにののし企業はたまにしか出てこない。さらに言うならば、その中でインターン採用している企業は4600社ほどになるのだが、インターンシップ制度趣旨をわきまえていれば、いくらインターン生に不満を持っていようと、それを公言する事はまず無い。

まり佐野 恭平さんという人物が、一般的社会通念を犯しているということ。

何十人とインターンを雇う企業社長が、その年のインターン生をまとめて批判するのとはわけが違う。その場合匿名性が守られるからだが、MTRLという企業ではたった二人しかインターン採用していないというじゃないかインターンには多くの人が関わっている。親、斡旋業者大学などなど。そのすべての人が、この学生の「評価」を知ることになる。経営者として社会的地位もあり、信用される人物が、社会人となる前の一個人を、公共の場で口を極めておとしめた場合危険性を、長年マスコミで働きながら知らないはずがない。


インターン生の成長を願って記事を書いたと、この社長言い訳するかもしれない。だが、動機が正しければ過失責任すべて免れるわけではない。


子供虐待する親は、「子供のため」「しつけのため」「わが子の成長のため」と言って虐待する。

教師が生徒を虐待する場合も、「教育指導の一環としてやった」と言い訳する。それが許されるかどうか、考えればわかるだろう。


コンプライアンスをわきまえた普通企業では、個人を特定できる形でここまでその能力人格を毀損することはしない。

ブレストがろくにできたことは一度もない」

アウトプットを形にすることができなかった」

「口だけであり行動が伴わなかった」

「とにかく自分に甘い性格だった」

仕事なんてたいして任せてもないのに、目の前のことにいっぱいいっぱいになり過呼吸になる」

給料はどの外注さんよりも高額」

「黙って座っているだけで5000円」

「『ファッション鬱』を着飾って」


社長社員がよってたかって、教育の失敗、ジョブトレーニングの失敗を棚に上げて、元インターンだった人間を、ここまでくそみそによくぞけなすもんだ。


この記事を書いた社長は、主婦と生活社月刊誌JUNON(ジュノン)』に連載も持っているという。

日本全国に流通するメディア寄稿している人間が、「社会常識を知らなかった」では済まされまい。


yutaishikawaさんは、「あいつら機能してないと思うんで、早々に切ってください」と社長に進言したという。まともな会社常識のある先輩ならば、半人前の学生を育てようとしても、その芽をつぶすようなことはしない。大学中退たか社会常識がない? そんなことはあるまい。こんなことを公の場で口にしたらいけないくらいはわかりそうなものだ。社長にしてもこの社員にしても、人間尊厳人権をなんと思っているのだろう?


日本では、人権がともすると軽んじられがちだ。キリスト教の「神の前ではすべての人間平等で、等しく神から愛されている」という確信をもとに西洋では人権思想根付いたが、日本にはその土壌がないからだろうか。本来ならば、仏教の「一切衆生悉有仏性」という思想人権思想接ぎ木しなければならなかったのに、明治維新神道重視のため、日本思想の根幹にある仏教人権サポートできなかったのが原因だろうか。


戦後70年で、人権思想が大きく根を張り花を咲かせつつある。しかしながらときおり、大企業社長労働基準法を守らず土日も忘れて働くべきだと放言したり、新卒採用した人物を過労死させながら反省しなかった人物が議員として選ばれることがある。残念なことだと思う。こうした日本人権軽視が、ブラック企業を生み出す遠因となっている。


精神疾患を訴えるまでに追い込まれながら、会社ぐるみ中傷されて傷ついたあなた方へ。


初めての社会経験から、そこでいろいろなことを言われたかもしれない。その通りだと思って、今、自分を強く、強く責めてしまっているかもしれない。それは大きな誤りだ。


もしも一生懸命に頑張ってもうまくいかなかったとしたら、その場所あなたに合わなかっただけだと、まずは思ってほしい。無能だとののしられていても、職を変えたことで大きな成果を上げて、人生好転した人を私は何人も知っている。正しい場所にいなければ成功することはないのだ。もしもスティーブ・ジョブズラジオ局で働いていたとしたら、あのように成功しただろうか、と考えてほしい。こうした思考実験を重ねてほしい。


無知に付け込む人間は、

「ここで結果を出せない人間成功することはない」

などと追い込むが、それに騙されないでほしい。


そして、一人で悩むのではなく、こうした問題に詳しい人に悩みを打ち明けてみてほしい。そうすれば、心が軽くなるかもしれない。


たとえば、b:id:dennou-kurage氏は『脱社畜ブログ』というブログを書いていて、ブラック企業全般について詳しい。あなた会社の中でどのように扱われたのかを、情報提供してみてはどうだろうか。


また、「はてな」には多くの論者がいる。彼らの意見に触れて、洗脳を解いてほしい。たとえば、常に弱者目線に立ち、日ごろ感じる憤りを長年ブログに書き続けているkyoumoe氏の『今日も得る物なしZ』や、揉め事に詳しいhagex氏の『Hagex-day info』という著名ブログ、様々な難問を冷静に斬ることで有名な女性ブロガーtopisyu氏の『斗比主閲子の姑日記』などをのぞいてみるのもお勧めだ。彼らの正論の中で、常識を取り戻してほしいと願ってやまない。


それにしても問題は『JUNON』という雑誌である。次代を担うべき、貴重で弱い学生を数か月で精神疾患寸前まで追い込み、辞めた後も侮辱するような人間執筆の場を与えるということは、彼の行動を支援するということに他ならない。「主婦と生活社」はどうお考えなのだろう? 


こんな雑誌広告を載せている企業もまたしかりだ。現在の号や次号に広告を載せている企業には(時間的に)責任はなかろうが、次の次の号に広告を載せた企業は、今回の社長の行動を黙認していると考えて間違いなかろう。それはどういう企業なのか、機会があれば追ってみたいと思う。

2016-05-10

http://anond.hatelabo.jp/20160510015409

戒律を守る人々同士のコミュニティは強化される

そして、他と差別化される

刺青とかコミュニティ帰属するか否かの分かりやすスティグマ

ソレ以外の人から見ると、それだけで忌避するに足る

戒律コミュニティが大きくなると複雑化し戒律専門家必要となる

司祭のような職業宗教家誕生

その反動として、既存宗教家を廃して新しい信仰に流れるのもまたいつものことで

由緒正しい神社仏閣をパワースポットと称する文脈無視フリーライド精神

エルサレムユダヤ教キリスト教イスラム教共通聖地となる過程を追体験しているかのよう

宗教の成り立ちにおいて、教義よりも宗教的聖地の方が先に存在するのだ

廃仏毀釈が一番激しかったのは鹿児島だそうで、寺がかなり迫害されたが

墓も墓参りの習慣も残っている

日本は、仏教儒教神道ちゃんぽん言うなれば日本教信者

そこから逸脱した言動をするものものすごい勢いで排斥されるのに

その教義不文律でその場の空気を読むしか無いという

結構無理ゲーをなんとかこなしているように見える

ちゃうって、宗教は死に対する言い訳から

死の恐怖に立ち向かうための言い訳

キリストブッダは違うかもしれないが宗教として崇めだした人間たちが求めるのは

死の恐怖からの開放

そのためのロジックが欲しいだけ

物を入れたいか箪笥を買う、移動したいかクルマを買う

死の恐怖に傘が欲しいか仏教学ぶ

何ら変わりない

ただの商品でありコンテンツ

から資本主義社会になっても生き残ってるだろ?

もし個人で宗教を作り出すとしたら否定しきれない余地の入らないような

論理性のあるコンテンツとして1から作らなければならない

そのコストを支払えない、支払いたくない人間宗教勉強し入門する

愛も同じで苦しみから逃れるために愛を求めだす

最終的に最大の苦しみの死の恐怖から逃れたいためにそうする

 

そういうこと

宗教とはなんなのか

宗教とはなんなのかというか、信仰とはなんなのだろうかよくわからない

私は無神論者であるとも言い切れないし、日本人的にいろんなものに神は宿る気がするし占い適当に信じたり信じなかったり

スピリチュアルとかは面白半分で話を聞く程度

旅行の日の天気が悪かったり、何かツイてないこととかがあれば「日頃の行いが悪いからかも」とか思ったりもする

欧米映画とか見ていると日常的な考えにキリスト教的考えが含まれていてなるほどと思う

多分日本の文化や習慣にも仏教とかの考えに基づいた習慣というものがあるのだろうし、

クリスマスとかそもそもキリスト誕生日だし、ごちゃまぜになってるし

そこから信仰けがすっぽり抜けてしまっているという気がするので、なんなんだ?と思うんだろうな

そもそも国家自体共同幻想の上に成り立っているものだと思うし宗教もそんなものなんだろうか

宗教信仰するというのは、共同幻想の上にルール付け、国で言うところの法律のような決まり事=戒律を作って

そのルールの中で生きていることを課している人々だと思っているけど

まり国民として守らないといけない決まり法律の他に

自らの宗教においての決まり戒律を守って暮らさないといけなくなるよね

ルールが二重に課されてしまうってことだ

法律は破ったら逮捕なり何なりわかりやす罰則があるけど

戒律を破ったか死ぬわけではないじゃない、心の問題しか無いのになぜ守ろうと思えるのか

神の素晴らしさを知れば違うんですかね

でも道徳に置き換えて考えればまぁルールを破った時、道徳的問題を犯した時に心の居心地の悪さというものはあるし

例えば食事をする前にいただきますと言うけど、

一般的に言う「作ってくれた人や農家の人とか命を与えてくれた動物たちに対する感謝気持ちを込めてやっている」

という事は説明できるけれど、別にいつも意識して言っているわけでもないし形骸化しているとも思うわけで、

宗教的食事の前のお祈りだとか断食だとかそういうものに対して特定の”神様”に向けての感情というやつがよくわからないという事なんだと思うけど

想像できないこともないけど、どういうものなのかいまいちピンと来ない

私は無宗教から祈る対象はその時々によって変わるけど、何がしか信仰がある人はそれがすべて同じ神様に向けられるものなんだな

親の代からとか先祖代々とか同じ宗派というならそのままの流れで入信しててもおかしくはないけど

自分意志宗教にハマる人はどういう心理なんだろう

神を信じるために生きて行くうえでのルールまで変わるとはどういうことなんだ?

信仰とはどこからまれてくるんだろう

どこぞの宗教の勧誘勧誘されたとして信仰は生まれものなのか?

よくわからいからバーっと書いただけでオチはないです

■2016/05/11 9:35追記

思いのほかたくさん反応があってびっくりです。

こういったことを追及する学問があるだろうけどどういうジャンルになるのかいまいちよくわからず、

うまく調べられなかったのでとりあえず書いてみたんですが、ブコメなどに記載されていた本など読んでみようと思います

ありがとうございました。

2016-04-30

大学同級生新興宗教にはまってしまった

のめり込んでいる程度はわからない。

ある日、現在地方に住む同級生から東京に行く用事があるので会わないか」と連絡があった。

特に用事もなかったので「いいよ」と答えた。待ち合わせ場所としてとある駅を指定された。

都内ではあるが、あまりカフェなどがあるような場所ではなく、交通の便もそれほどよくない駅をしていされたので、

不思議に思ったが、「美術館になるカフェ」があり、落ち着いて話ができるから、ということだったので、

彼女のいうとおり、そこに決めた。

当日、待ち合わせの時間を15分ほど遅れて彼女は到着した。あってすぐに違和感を感じた。

まず、まったく化粧っ気がない、髪も伸びっぱなしで、服もかなり地味でおばさんくさくなっている。

彼女とはもう10年以上の付き合いだが、前はもっと普通服装をしていたし、地味だと感じることはなかった。

その時は、地方生活に慣れてあまりそういうことに気を遣わなくなったのかな、程度にしか思わなかった。

そして、その「美術館カフェ」なるところに案内された。

しかし、そこはまったく美術館ではなく、外見はただのビル。中に入ると、そこは仏教系の新興宗教道場のような場所だった。

中はかなり静かで、きれいな内装。靴を脱いであがるようになっており、広い廊下の端では信者の方が車座になってすわり、

何事かを熱心に語り合っていた。

そのビルの上のほうにオープンテラスカフェがあり、そこで話をすることになった。

久しぶりに会ったので、お互いの近況を話たあと、その団体についての説明が始まった。

勧誘ではない、と前置きしながらも、ウェブサイトスマホで見せながら説明をされたが、

仏教系の団体であり由緒ただしいこと(新興宗教ではないこと)京都のお寺が元締めだということ、

はわかったが、それらの具体的なことが全然からない、抽象的な話に終始したので、

よくわからないのでまた調べておく、といって話を終わらせた。

まり長居したくなったので、もう帰る、というと、別の場所に案内したいという。

一応ついていくと、金ぴかの仏像のようなものがおかれた部屋に案内され、説明を受けたが、

これまた抽象的な話でよくわからなかった。

最後、出口でパンフレットのようなものを渡され、そのまま解散となった。

後で調べると、かなり高額なお金を巻き上げるような仕組みの団体らしく、

おそらくそ彼女もかなりお金を払っているのだと思う。

それがゆえに、服装や見た目にお金をかけられなくなっていると想像される。

また、おそらくそ団体内で地位をあげていくには、信者勧誘ノルマとなっているようで、

そのために今回、自分に声がかかったのだろう。

具体的には勧誘はされなかったのだが、深入りはしたくないので、パンフレットは捨てて帰った。

もう彼女と連絡をとることはないだろう。

2016-04-28

http://anond.hatelabo.jp/20160427222840

オススメというかたぶん唯一の解決策は宗教だよ。

多くの人は家族子供子育て)、または生活のもの信仰する宗教を持つことで精神を保っているよ。

信仰対象はなんでもいいよ。現存するキリスト教仏教などのいわゆる宗教ももちろんいいよ。

とにかく、根拠とか論理とかを全無視してそれが絶対的に正しいと対象を信じこむことがポイントだよ。

価値判断を外部化して絶対化するんだ。

2016-04-24

http://anond.hatelabo.jp/20160424014139

そしてもう少し経験積めば、

やがて「0=1である」ということに気づくことができる可能性もあるよ。

仏教で言うところの「色即是空空即是色」だね。

気づかずに一生を終える場合もあるから気をつけよう。

ちなみにおれは中2の夏に気づいてたけど。

2016-04-22

カルト総本山洗脳されかけた話

5,6年前のこと、母は頭がおかしかった。

「こうするだけで体の痛みがなくなるの」と、自身の膝に手を近づけてブツブツと念じていた。Mr.マリック画像検索するとたくさん出てくるまさに画像通りのポーズ

Mr.マリックさんは多分関与していません)

ある日「ちょっと参加するだけでいいから。じゃないと今月のお小遣いナシよ」と脅迫され半ば強引に車に乗せられた。

(当時高校生バイトはできずお小遣いけが生きる糧でした。)

向かったのは、母がその素晴らしいパワーを授かったという新興カルト総本山。中のホールには老若男女100人以上がいた。

このイベント信者家族、知人をとにかく1人連れてこさせる、新規信者勧誘セミナーだった。信者候補生は会場前段、信者が後段にそれぞれ50人ずつ席を用意されていた。この時、母の友人のおばさん(Aさん)と知り合った。共通の友人に連れられたと言い、隣で「ほんとにそんなすごい事あるのかしらね~」と笑っていた。

壇上にキャリアウーマン風のオバサンが現れた。このオバサンこそが教祖様だった。

そして長々とした挨拶が始まった。「私どもは、宗教でもカルトでも御座いません。ただみなさんにこの力を手にして頂いて、西洋医術に頼ることないより良い生活を送って頂きたいだけなんです。」

から知ったが、力を得るには講習料70万ほどが必要

とある地域療養所を作る計画が御座いましたが、地域住民の方々に『カルトは来るな!』と反対され計画は頓挫しました。」

絶対に笑ってはいけないカルト教団24時か。

そして宇宙の真理やらキリスト教ユダヤ教ヒンドゥー教仏教の神々の話やら、やたら広大な話が始まった。宇宙の真理という単語を持ち出す奴にロクな奴はいないと断言できる。

次に、信者の喜びの声発表会となった。

信者10人ほど壇上に上がり、一人ずつ素晴らしいエピソードを語っていった。生まれつきのアトピーが完治したと涙ながらに語る中年男性。神経性脱毛症が緩和された女子中学生腰痛から救われ、人生も明るくなったと言う母。周りの信者候補生たちの表情も変わり始めていた。

その後は治癒体験会が行われ、信者信者候補生が二人でペアを組んだ。

「皆さん今から始めてください!痛みを吹き飛ばしてください!」と言われ、母がどこか痛いところはない?とルンルンで聞いてきた。ただ、自分は至極健康体でケガも無く、仕方なく「肩が痛いかも」と言っておいた。クソ真面目な顔でパワーを送る母と、何も起きない肩。

仕方なく「治った気がする」と苦笑いした。

全員が一通り治療し終わると

「じゃあ、こちらの列の方から良くなった!という人は手をあげてくださいね」と言われた。まさかと思ったが、喜びの挙手がつぎつぎと起こり列の全員が手を挙げた。また次の列も、その次の列も笑顔で挙手している。それを見て心底ゾッとした。

もう全員洗脳されてしまったのか。自分異端になるのが怖くて恐る恐る手を挙げた。

この場の99%という圧倒的マジョリティに対してなす術がなかった。

周り全員が敵になってしまった。おかしいのは自分なのかと気が狂いそうになり、いっそのことマジョリティになってしまえば楽になれる気がした。

そのとき自分を救ったのは尿意だったかもしれない。

全部で3時間ほどセミナーが続き、その間1度も休憩がなく会場に閉じ込められており、尿意マックスに達していた。

自分異端だと責める思いと、尿意脳内でせめぎ合い、結果として尿意が勝った。

とりあえずトイレ行かせろやアホ!と強気になることができた。

セミナー終了時には、信者候補生からスタンディングオベーションが起こった。Aさんも「感動したわ~すごいわねぇ」と笑顔になっていた。

終了後、即トイレに向かった。

帰宅して小遣いをゲットし、「あんもの信じてるなんてキチガイか」と大口論に発展した。現在母にそのカルトの事を尋ねるととぼけるようになった。

今は水素水ねずみ講にハマっている。

尿意 is GOD.

2016-04-12

http://anond.hatelabo.jp/20160411235011

仏教系だか儒教系だか、詳しくはないんだけどそういう方面の事のはずだよ。

北枕ダメとか畳のヘリを踏むなとか、理由がわからない禁止事項ってあるじゃん。ああいうのと根っこはたぶん同じ。まあ元をたどればちゃんと理由はあるんだけど、いずれにせよ宗教系の決まり事だね。

から国によっては普通に死者の悪口を言ってると思う。

というわけで、この国にはその古い決まり事に縛られてる人とそうでない人がいる。で、縛られてる人の前でそのルールを破っちゃうと、もちろん法律違反なんかじゃないけどすごいイメージダウンになるよ、という程度のこと。

「去った者の事を悪く言うな」っていう漠然とした雰囲気?も、むしろこの「死者は仏様」ルールから派生したもののような気がする。

2016-04-11

http://anond.hatelabo.jp/20160411194424

まあマジレスすると、「死んだ人は仏様になる」という思想があるからですな。

しかし実際に死人が仏様になっているかというと、まあ、なっていない。

当たり前だけど、なっていると思っているのはその思想を持っている人だけ。多くは中高年以上の人達だけど、家に仏壇があったり、仏教イベントに抵抗なく参加している人らがそうである確率が高い。

から厳密にはその人らの前でだけ、死人の悪口は言わないようにすればよろしい。

判別が難しいと思ったら、基本的には誰の前でも言わないようにすればよろしい。

2016-04-10

[]ガンダムシリーズ

 今日自身モデルにした数々の戦争映画が作られた「ヒトミ・イトウ」と「シズカ・メタバーナ」のカップル、あの宇宙世紀ロミオとジュリエットに直接話を聞いた。

 こんにちは

ヒトミ「れんPOW!」

シズカ「Gオン!」

ヒトミ・シズカ「「ラーブラブ!」」

 突然始まりましたけど、なんですか?

ヒトミ「これは今度やる一年戦争記念館を応援する番組連邦ジオンラブラブレイディオ』の挨拶です」

シズカ「ラーブラブ!」

 は?

ヒトミ「ええとですね、宇宙世紀の前、西暦時代子供向けのアニメーションに声を当てていた、声優と呼ばれる職業の方々やっていたアニラジという文化がありまして」

 は、はあ。

ヒトミ「そのアニラジでは、番組独自挨拶を作っていたんですよ」

 そうですか、どうでもいいですね。

シズカ「どうでもやくないやい!」

 すいません。

ヒトミ「『連邦ジオンラブラブレイディオ』は、サイド3FMで、一年戦争を知らない子供からラプラス事件を生で見た老人まで、幅広い年齢層に向けてお送りしています

 サイド3FM!?!?

シズカ「提供スジャータだよ」

ヒトミ「地球の人たちには、日本地方FM番組ムラサメ研究所のムラムラしない夜はコレを聞け! 』のスポンサーでお馴染みの、スジャータさんです」

 えー、スジャータ凄すぎない?

ヒトミ「スジャータさんは、仏教を通じてニュータイプ思想解釈していて、かの第二次ネオジオン戦争では、スジャータさんがインドで開催した「ニュータイプ修行ツアー」でニュータイプ覚醒した、少女が巨大MA活躍したって噂があるぐらい、地球にいながらも、アースノイドニュータイプに詳しいんですよ」

 本当っぽいけど嘘ですよね?

シズカ「嘘じゃないよ! あの百式とか作ったナガノ博士が「俺の嫁のクェスって子がね」って言ってたもん!」

 お前その理屈だと、ベルトーチカもナガノ博士の嫁になるじゃねえか、この記事はマフティーの動乱が起こってるらしきことを最後示唆して終わるんだからベルトーチカチルドレンと繋がらなくなるネタフリ辞めろや。

シズカ「急にメタ視点!」

 はい、仕切り直しです。

ヒトミ「すいません」

シズカ「ごめんね、ごめんねー」

 まず、お二人が何故「宇宙世紀ロミオとジュリエット」と呼ばれているのか?

 当然、自覚はありますよね。

ヒトミ「まあ、なんか再現映画とか作られましたからねえ」

シズカ「あの映画のヒトミちゃん可愛かった! けど、本物のヒトミちゃんの方が可愛い!」

ヒトミ「もーシズカーも、本物の方が可愛いよ」

 あれ、今気づきましたけど、この再現映画って設定、ジレ暗殺計画と被ってますね。

 しかも、あれも宇宙世紀100年頃の話だし。

ヒトミ「あのごめんなさい、いちゃつかないのでメタネタ辞めてください」

 わかりました。

 では、お二人の出会いについて教えてください。

ヒトミ「えーっと、83年の11月のことです」

 えーっと、あれですねデラーズ紛争と呼ばれる、ジオン軍の残党がコンペイトウで行われていた観艦式を襲撃した戦闘

ヒトミ「はい、あの現場に私はいました」

シズカ「シズカもでーす!」

 えー! そうなんですか? 映画だとお二人の出会いグリプス戦役だと描写されていたんですが?

ヒトミ「あれ、地球だとまだあのガンダムの話って禁句なんですか?」

シズカ「持たず、作らず、持ち込ませず」

 ガンダムちょっとよくわからないですが、その戦争でお二人は出会うんですよね。

ヒトミ「はい、私は観艦式の護衛として、ジム・ガードカスタムに搭乗していました。索敵任務中でした」

シズカ「シズカはドガッシャ戦艦攻撃してた!」

 ええと、モビルスーツ名前が色々出ましたが、ジム・ガードカスタムは、ジムカスタマイズ機ですよね?

ヒトミ「そうですね、当時も色々とジムカスタマイズ機は生産されてたんですが、私みたいなのに回ってくるのは、一年戦争当時の残り物でした。

ガードカスタムという名の通り、体が隠れるぐらいの大きいシールドが特徴的ですね」

 それは、やはり女性という立場から、そのような被弾しても問題ない丈夫なジムを振られた?

ヒトミ「いやー、関係ないでしょ。さっきのニュータイプ女の子の話じゃないけど、モビルスーツ操作技術性差関係ないと思いますよ」

 でも、歴代エースパイロットほとんどが男性ですよね。

ヒトミ「エース(笑)

シズカ「エース(笑)

 は?

ヒトミ「ごめんなさい」

シズカ「ごめんちゃい」

 で、シズカさんが乗っていたのが、ドガッシャ

シズカ「ドガー! シャア!」

 どんなモビルスーツなんですか?

シズカ「ハンマー!」

 なにそれこわい

ヒトミ「ガッシャっていう、水中専用MS宇宙対応したものなんだよね」

シズカ「そなの?」

 それで、連邦軍ジオン残党という、敵同士の関係がお二人のファーストインプレッションだったんですね。

 具体的にはそれぞれどう感じました? よく戦争映画では「このプレッシャー…… あいつか?」みたいな、やり取りが描かれますが。

ヒトミ「戦闘中のことは覚えてません」

シズカ「おなじくー」

 えー。

ヒトミ「しょうがないでしょ、お仕事中なんだから

シズカ「おなじくー」

 それもそうですね。

 そして、その戦闘でシズカさんを鹵獲したヒトミさん、お二人の恋はそれから始まるんですよね。

 何故、捕虜であるシズカさんのことを好きになったんですか?

ヒトミ「可愛かったから?」

シズカ「ぐへへー、かわいいーって言われたー」

 顔が?

ヒトミ「顔がですね」

シズカ「ぐへへー、顔かわいいー」

 ただその、シズカさんは所謂デザインベビーで、いわば作られた美なわけですよね。

 その点や、そういうった少女戦争の道具に使うジオンへの嫌悪感などはなかったんですか?

ヒトミ「ないなあ」

 そういうもんですか?

ヒトミ「そういうもんでしょ。デザインベビーっていう、生命に人の手が入る事への嫌悪感とか言い出したら、そもそもこうして地球から離れて宇宙で暮らす事自体おかしいでしょ」

 うーむ。

ヒトミ「所謂ありのまま』とか『自然が良い』みたいな思想アースノイドだけじゃなく、スペースノイドの人にもいます

ただそれって、アースノイドとかスペースノイドとか関係なく、地球を知ってる人の意見なんですよね」

 知っているとは?

ヒトミ「ようするに、地球にお世話してもらってた人ってことかなあ」

 お世話とはまた過激言葉を使いますね。

ヒトミ「酸素であるとか、水であるとか、そういうものをお世話してもらってるのは事実でしょ。宇宙じゃ全部自分でやらないと」

シズカ「食べ物もねー」

 ああ、なるほど。

 つまりアースノイドよりもスペースノイドの方が優れていると?

ヒトミ「それはないでしょ。お世話してもらえるならお世話してもらえばいい、苦労しないにこしたことはないよ」

 ええ!? なんかちゃぶ台返された感じが。

シズカ「私もヒトミちゃんにお世話してもらってるー」

ヒトミ「うん、それといっしょで、役割分担が違うだけなんですよね。アースノイドにはアースノイドの、スペースノイドにはスペースノイド長所短所があるんですから

 でも、ジオンスペースノイドの方が優位だと掲げていましたよね。

ヒトミ「私は思想家でも政治家でもなくて、ただのジオン軍人結婚した連邦軍人で、しかももう軍を辞めてて、責任を追わなくていい立場から、好きに言っちゃうけど、

例えば、ハマーンカーンアクシズで暗黒の世界に居るのが嫌だったのは、彼女アクシズ暮らし始めたのが、自分の選択じゃないからだと、思うんだよね」

 それは、棄民政策スペースコロニーという宇宙での暮らし強制された、初期の宇宙移民たち、つまりジオンズムダイクンにも通じると?

ヒトミ「そうだね。自分環境が変化したとき、それが自分の選択によるものじゃないとき、人はその変化に反発消化しないといけないんだよ」

 変化に反発?

ヒトミ「そう、変化。サイド3政治家の娘として暮らしていたが、突如アクシズ寒い宇宙に放り出されたハマーンカーンも、首総の息子であったために内紛に巻き込まれキャスバルも、それが受け入れられない変化だから反発したんだと、私は思ってる」

シズカ「ミネバちゃん」

 ミネバ? 確かにザビ家の遺児でありながら、先の戦争彼女ネオジオン側についていなかったようですね。

ヒトミ「そう、それは彼女物心いたこから、あの立場だったからじゃないかなあ。彼女にとって、ハマーンが耐えられない暗黒の世界は、日常だったんだよ」

 なんとなくわかってきました。

ヒトミ「宇宙世紀になって、人が宇宙で住み始めてもう100年です。

冒頭で少し話しした『アニラジ』が存在した時代では、

こうして私たちみたいな『女同士のカップル』が異常だ、マイノリティだ、と騒がれていたんです」

 え!?!?

 なぜ? 今じゃあ至って普通のことですよね?

ヒトミ「ね、何故? って思うでしょ」

シズカ「ふつうなのにねー」

ヒトミ「それは、人間生殖以外の目的を持っても良いぐらい豊になったからかもしれないし、科学進歩により同姓でも子供が作られるようになったからもしれないし、他者への寛容が進化たからかもしれないし、その逆に無関心なだけかもしれないし」

 アースノイドスペースノイドの争いも、そんな過去になると?

ヒトミ「どんどんコロニーが広がって行って、いつか地球のことを知りもしない子供たちが増えて、もう別の太陽系で暮らすようになったら、

きっと、また別の理由を見つけて争いが始まるんじゃないかなあ」

 争い自体は無くならないと、思っているわけですね。

ヒトミ「理屈は何にもでもくっつくからね、女同士の恋愛異端であることも、普通であることも、どっちにも理屈はくっつく。正しいか正しくないかは別として。

事実、こうしてサイド3では戦争が終わってウン十年を祝ってるのに、

地球じゃ特権階級もつ政治家を粛正しようと、マフティーなんてテロリストが暴れてる。

そして、何年先になるかはわからないけど、きっとまた独立を掲げるコロニーは出てくる。

もちろん中には、もう地球を見捨てて、コロニーだけで暮らして行く人たちも出てくる。

うそれすらも嫌になって、別の太陽系を目指す人も居るんだと思う。

でね、私はそんな苦労を、レコンギスタし続けることを、辞められないんです」

シズカ「辞めたくないよねー」

 それは何故?

ヒトミ「地球って重力があるからオッパイが垂れるんですって」

シズカ「ヒトミちゃんはオッパイ大きいから重力の影響も大きい。シズカは小さいから良いけど、ヒトミちゃんは死活問題40代特有の肉の付きやすさもあるし」

 下ネタ!?

ヒトミ「歌とセックスは、人間の最古の娯楽なんですよ」

 ヤックデカルチャー

シズカ「メタいよー」



 いやあ、面白いお話が聞けました。

 一年戦争という、人類の種としての存続が危ぶまれるような戦争を経て、人間がどう変わっていくのか、どこが変わらなくてもよいのか。

 そんな「人らしさ」を強く感じられるインタビューだったと思います

 それじゃあ、最後に何かあればどうぞ。

ヒトミ「えー『連邦ジオンラブラブレイディオ』以外にもラジオを中心に活動しています。詳しくは、Twitterを見てください」

シズカ「シズカはいつもヒトミちゃんと一緒だから、同じところを見てくださーい」

ヒトミ・シズカ「「明日がお陽さまの一日でありますように」」

2016-04-09

http://anond.hatelabo.jp/20160409095949

仏教世界では、

死んで生まれ変わるために生きることを繰り返す。これを輪廻と言います

そして、永遠に続く輪廻の輪から抜け出すことを解脱(げだつ)と呼び、

真の自由が得られるために不可欠な行為位置付けられています

お金を使うために稼ぐことの繰り返しか解脱することを目指しましょう。

2016-04-02

DIY葬儀は無理、と言うあなたに、お寺に相談や、行政の規格葬儀の勧め

http://anond.hatelabo.jp/20160331150720

お坊さんをお呼びした家族葬(D.I.Y.葬)が総額42,360円で完璧に出来たお話

人によっては非常に役立つ、と言う話の一方で、批判もあるこの記事

人の生き死にについては宗教観が付いてくるのでそれをどうこう言うつもりはないけれど、ブコメには「すごいけど、できそうにない」という声が多いみたい。

そこで、おじさんを2人看取ることになった田舎貧乏農家長男の俺がどうやって費用を抑えたか書こうと思う。

こちらの方が、比較的やりやすいのではないかなと思う。

具体的に書かないと意味が無いので具体的に書く。表ブログの読者の方は誰だかわかるかもしれないけど、できたら黙っていてくれるとうれしい。

前提条件

親父は8人兄弟で、そのうち3人は田舎にいるが、残りは都会に出て行った。

そのうち1人は早々になくなり、もう一人は癌で死亡、その時点で存命は6人、1人のおじさんは生涯独身を貫き、もう1人のおじさんは子どももいないままに早いうちに奥さんを亡くして、独り身だった。

俺の親父は次男だったが長男が都会に出てしまったので跡継ぎである。ただ長男が継ぐつもりだったので結婚が遅く、自分の歳の割には高齢だ。さらに俺はその長男なので、跡継ぎである。と言うことで、小さい頃から「親戚が困ったら、本家のうちが助けてやるんだぞ」と言われて育った。

育ったが、本家と言っても、昔なら山を守ってそこから得られる富で支える事ができたのだろうが、今となってはただのワーキングプア貧乏農家であって、お金がない。

それでも、宗教観にあった葬儀をしたかった。

それで、あまり会葬者がいない葬儀を出費としては38万円ちょっとで上げた話をする。これには振る舞いや精進落としを含み、真夏エアコンのない我が家特に必要になったドライアイス代等も含まれるので、そこを省くとたぶん20万円ぐらいでできる。香典を入れると、収支はプラマイゼロでできた。

ポイントはは、お寺との関係だと思う。

上の叔父の時の話。

死亡するまで

上の叔父の時は、叔父から突然「病院からどうしても親類の人に一緒に来てくれと言われた。申し訳ないが、来てくれないか」というのが始まりだった。が、すでに70を超えた親だけをいかせるわけにはいかず、同行、距離にして400キロほど運転して駆けつけると、記憶にあるよりずいぶんとやせた叔父がおり、医師の話を聞くと、やはり癌だった。ステージIII。

叔父はだいたい想像が付いていたようで気丈に振る舞っていたが、こちらは正直、当時22歳だった俺は何のことだかわからない状態だった。

叔父の「今まで1人で暮らしてきたんだから大丈夫」という言葉があったが、ほっとけるわけもなく、とりあえず手術をすることに。手術は後、病理検査が出たのだが、家族だけ医師に呼ばれ話を聞きに行くと、医師曰く、非常に悪性が高く、見えるところは取り切ったはずだが、砂のような癌ですぐに戻ってくる可能性が高いという。本人は癌と闘う気があるので、抗がん剤をやるが聞きづらい可能性もあると言うこと。

みてやりたいという意思はあったが、抗がん剤は周りの支えがカギ、と言うことは一番上の叔母が癌になったことがあったので知っていた。

支える事は、400キロも離れていると難しい。叔父現在の在所に住み込むような金ははっきり言ってない。畜産はやってないにしても仕事はあまりほっとけるわけではない。

持病を持っていた叔父保険にも加入できてなかった。蓄えはあったが、まとまった金と言うほとではなかった。

幸いにして発覚したのが農閑期ではあったのだが…そこで親父と医師相談し、ありのままを告知して、その上で、最後田舎に帰ってこないか、と言う話をした。

それで、最後叔父地元病院で息を引き取った。

葬儀 お寺に相談

このような形で、叔父人生ほとんどを過ごしてきた街ではなく、子ども時代を過ごしたとはいえ、あまり縁のある人のいない田舎でなくなった。そのため、会葬者などはおそらく家関係義理しかかないだろうと想定された。

人生最後引っ越しをしてもらうなど蓄えもほとんど使ってしまっており、実は叔父からは通帳一式預かったのだが、ほとんどお金はなかった。

そこで、親と相談して、お世話になっている菩提寺相談をした。

菩提寺僧侶曰く

  • ここ(お寺)を使って葬儀をすればいい。祭壇は本堂の祭壇をそのまま使いなさい。高い葬儀のものを使う必要は無い。
  • そのようなご事情では、ここへの御布施は最小限で、書き物(卒塔婆や位牌など)等の実費程度でかまいません。他のお寺に頼む伴奏僧侶には出していただきたい。ですが、ここは近隣の若い修行中の僧に依頼しましょう。
  • 地元に済んでいたわけではないので、組合迷惑をかけるのは心苦しいというのはわかるが、彼が幼い頃を知っている年齢の人たちには個別にお願いしても良いのではないか。お手伝いを頼めば葬儀からは最小限で済む

葬儀社は地元農協系を、和尚から依頼をしていただいた。

結果

お寺の場所代
5000円(これは御布施ではなく、総代会の規定で支払う。お寺は和尚さんの持ち物ではなくて、檀家の持ち物)これで祭壇も含まれた。
布施
お寺には10万円。伴奏には3万円2人。若い僧侶で。地元相場だと、本来は寺に30万、伴奏に5万×4人で50万だそう。
お棺など
9万円。本来はかかるが、事情を話して最小限にとどめてもらった。結構かかったのは、真夏ドライアイス代金が3万円近くかかったことが大きい。
遺体搬送
2万円。病院から自宅、自宅から霊柩車も含む。
精進落とし料理その他
10万円
火葬
5万円だが、補助がでて実質無償。(本来は補助がでても1.5万だが、所得が少ないと補助率が上がる)

合計37.5万円。

実際には告知することもなく小さくやったので、あまり人が来ないと思っていたら、叔父と幼い頃一緒だった同窓生などが、どこから知ったのか来てくれたりもした。また、葬儀場が当たり前になっていて、お寺で葬儀を行うことがなくなっていた(お寺はそもそもそんなに大きくないので)のだが、やはり雰囲気が非常に良く、お金がないなりにそれなりにできたと思う。

組合の方々は香典を持ってきてくれたし、また叔父叔母もお金を出してくれたので、当家の出費はほとんど無かった…と言うか、実は少しだがプラスになってしまった。

それはこの後の法事に回す事にした

ポイント 最初にお寺に相談して金がないと率直に言う

実は病院で死亡宣告を受けた後、最初相談したのは葬儀社ではなくお寺だった。地元では葬儀社を手配しても、葬儀からまずお寺のスケジュールを抑えてくれと依頼されるので、先に葬儀社ではなくお寺に連絡をすることが常識だと言われていた。

今まで全部親がやっていたので、自分がかけるのは初めてだった。このとき借金をする覚悟を決めていて値切るつもりはなかったのだが、そのときに率直に「今からお金を借りに行ってくるが、今日日曜日なんで」と言う話をしたら、お寺の方からアドバイスをいただいて、こういう形になった。

これは特別対応なのかと思いきや

最近はお困りの方が非常に多い。実は珍しい話ではない。家族葬という形で小規模にやると後で悔いが残ることや大変なことも多い。なにより、現世との区切りが上手くできない。

これは、仏様にとっても大変だが、後になって自宅にお線香を上げに来る方が絶えず来て困るという事になってしまうので、現世に残された者のためにもこういう形を勧めている」という事だった。

これは、ほぼ同じやり方を下の叔父の時にもやったし、そう言うつもりで注意をしていると、あちこちのお寺でこういう小規模な葬儀をやっている事に気づいた。

余所土地でもできるかどうかはわからないが、宗教家というのは基本的には(あるいは、建前的には、と言ってもいいかもしれないが)困っている人をほっといたりしないので、相談するべきだと思う。

下の叔父の時の話。

死んでから、迎えに行くまで

下の叔父は突然死だった。突然病院のコーディネータという人から電話があって、外出先で倒れて運ばれたが死んだと言う。

叔父も300キロぐらい離れた別の所にいる。が、なさけないこと最初に頭をよぎったのは、300キロ搬送したらどれだけ金がかかるのか、と言うことだった。調べたら下手をすると数十万単位お金がかかるという。当然だがそんな金はない。

とりあえず親を公共交通機関で送り出しつつ、考えた。

実は元増田と同じようにレンタカーを考えたのだが、レンタカー屋になんとなく効いたところ「そのような用途は断っている」とのこと。他にもあるかと聞いたら「まず遺体搬送を許しているレンタカーは無いでしょう」と言うことだった。曰く、遺体を直接禁止しているものではなくても、輸送特別規制があり許可必要ものは断るという規定になっている場合ほとんどではないかと。

きっと元増田のように選択肢が多い都会ならばもう少しなんとかなったかもしれないけれど、やむを得ない。ただ、レンタカー屋の担当の方は「ただし、知らない場合にはお断りしません」と暗に黙認してくれるようなフォローをしてくれてはいたのだが。

そこで、どうしたかというと、自前のトラックで迎えに行った。普段作業に使っているものだ。まず、お寺に連絡をした後、先にお棺を出してもらって、それを荷台に載せ、動かないように詰め物で色々と詰め込んで、緑色カバーを掛けて、トラックで迎えに行った。おじさん、すいません。

から相談したところ、最後の手段として、赤帽的な小規模運送業者を手配するという方法もあると言うことだった。組織としてはリスクがあるので断ることがあるが、個人事業主が多いので、受けてくれる業者もあるらしい。ただその場合でも、荷主が診断書をもって同乗するというイレギュラー対応になる。

故に頼み込むと専門業者場合は数十万円かかるのが常識距離でも、数万円で受けてくれることもあるらしい。ただこの場合は必ず心付けを渡すことを忘れないほうがいいと思う。人間として。

葬儀について

このときも、お寺で上の叔父と同じように葬儀を行った。

ただ、御布施については、前回余ったという事、それからこちらの叔父病気療養でお金を使っていたわけでもなく多少はあると思われたので(確かめ時間はなかったが)、多めに出すことにした。

ただし、このとき叔父が長年暮らしていた家の周辺の人々に何も通知していなかったことが失敗だった。

最終的に叔父の家に片付けに行ったとき、近所の方に声をかけていただき、話をしたら、叔父はきちんと近所づきあいなどもしていたようだった。また、引退して気楽な一人暮らしだ、と言っていたのだが、実は在籍していた会社からちょくちょくアルバイト仕事を受けていたらしく、そちらの方もあった。

その後、暮らしていた街で親しくしていた方や、近所の方、元の会社の部下の方などが遠い距離墓参りに来てくれたりもした。葬式というのは、故人や親戚のためだけにやるものではなく、むしろ周りの人間と現世と区切りをつけるためにやるものだ、と言うことを実感した。

それ以外の方法について「規格葬」という考え方

今回は利用しなかったが、自治体には大抵簡易な葬式のやり方を規格化して、「規格葬儀」あるいは「自治体葬儀」という形で定型化し、安価パッケージにしてあることがある。それを利用すると言う手がある。

この場合自治体相談すれば基本的に利用できる。それが利用できる葬儀社の一覧があるので、そこで申し込みをする。どういった場合でも広く利用でき、規格化されているので交渉も必要が無い。檀家になっている寺院が無い場合ネットでいきなり検索して怪しげな所を選ぶよりは、これの方がいいのではないかと思う。地域性も加味されているし。

ただし多くの場合

地元では遺体搬送が別で28万円。実際には10万円ぐらいでできるさらに簡易なプランもある場合があるらしかった。地元だと、28万のプランは表に出ていたが、10万円のプランについては一般には示していなくて、基本的生活困窮者のためで葬儀社はほとんどボランティアになる、と言うことだった。

エンゼルケア、について

元増田にはエンゼルケア、と言うのが出てくるが、最後病院で亡くなったため、病院側のターミナルケアに含まれていたので、追加でお金がかかることはなかった。

増田自分でやったという事なんだけど、介護保険にはターミナルケア加算制度というのがある。これはいわゆる緩和ケアのことではなくて、患者が亡くなった後の遺体ケア家族フォロー一式の作業のこと。

おそらく施設の人に任せても施設ターミナルケア加算を受けられることもあって、追加で高額なお金を払うことなくやってくれたのではないだろうか。

これが死亡後に施す特別な化粧のことだったら話は違うけれど。

以上、何かの参考になれば幸いです。

【追記】2016年4月3日

反響いただいてどうもありがとう

地域性家族宗教観を大切に そのまま適用しようとしないで!

葬式はすごく地域性が強いはずなので、そのまま適用しようとしないでください。普遍的に言えることは、何事もそうだけど立場的に中立的発言が可能な人に相談すること。

例えば葬儀社に依頼したら、葬儀社の方は立場上、よほどのことが無い限り「うちは高所得者向けの商売から辞めた方がいい」とか言えないので…。

僧侶宗教家の人、自治体担当者や、病院にはコーディネータとか、コミュニケータという患者患者家族フォローを専門にしている人がいるので、そう言う人にお願いするという方法があります

お寺様とのかんけいについて

お寺との関係が肝かな。
http://b.hatena.ne.jp/entry/283953281/comment/aoi-sora

ポイントは、お寺との関係だと思う。」ここで討ち死にのはてなー多そうだな。
http://b.hatena.ne.jp/entry/283953281/comment/atoh

想像の通り、うちではお金がないのはお金がないなりに、お寺様との関係はつないでいるというのはあるとおもいます。総代会には入っていて、負担金は払っているし、施餓鬼など季節によってある行事には必ず参加しているし、何回忌といったものも、和尚様の言われるようにやっています

これは大変じゃないかと思われるかもしれないけど、まずそれが一つの宗教観からというのもあります

ただそれを置いといて言えることは、実はあんまり費用はかかっていません。これは地域ごとの相場があるけれど、施餓鬼料は5000円で、総代会は年間5000円程度。一年で1万点程度。実は毎年必要になるお金はこの程度です。ただし、これは我が家が腐っても本家なので、実際には施餓鬼、総代会の年間負担金は3000円が普通だそうです。これ以外に法事を行う年や、寺院の大規模改装なんかが必要になると色々とありますが…。

ではそれがずいぶん疎遠になっている場合はどうなのか、と言う場合ですが、お寺には過去帳という者があって全部記録があるので疎遠になっていても相談する価値はあるのではないか、と思います。あるいは、うちには菩提寺がない、わからない、と言うケースですが、こういうときはそもそも葬儀などから遠くなっていると思うので、まずは自分だけでやろうとせず誰かに相談した方がいいのではないかな…。ネットでは情報が出てきにくいけど、人は必ず死にますし、逆縁になっていなければ多くの子どもは親を2人見送るから絶対経験談を話してくれる人がいるはずです。

結局寺に負担かけるのな
http://b.hatena.ne.jp/entry/283953281/comment/kvx

もうめんどくさいから適当に書くけど、ちゃんと金払わない屑増やすようなことを次々に書くな。寺に負担かけるのは結局他の檀家負担かけてることに他ならない。http://b.hatena.ne.jp/entry/283953281/comment/dadabreton

これには言い訳のしようがありません。お寺様には大変感謝しています。でも、無い袖は振れないと言うのが正直な所で…。親とかの分はきちんと積み立ててはいるのですが、突発的な事態には借金するぐらいしか手がありませんでした。

そこで手をさしのべてくれたおっさまには本当に感謝しています。ただ、2回目の時は御布施は始めよりはたくさん払っています相場よりは安いですが…。

葬儀社の方について

葬儀屋諸悪の根源なんだろうかな。そっちの言い分も聞きた
http://b.hatena.ne.jp/entry/283953281/comment/hiruhikoando

葬儀社の方がどう動いてくれたかが書いてなかったので追記をします。

葬儀社の方はこんな最小限の動きでも、きちんと葬祭ディレクターの方が付いてくれました。また葬儀当日は、お手伝いとしてお一人女性の方が付いてくれました。また、料理なども葬儀から依頼しています

からない仕事申し訳ない、と葬祭屋さんには言いましたが、少なくとも問題は無いと言ってくださいました。まぁ和尚様に紹介してもらったので、断れないというのも、あるとは思うのですが。でも、費用は全部葬儀社に払っているので、赤字ではないのではないかと…。

個人的感覚では、非常に公共性が高い仕事ですし、最短2日で葬祭道具から返礼品、料理まで全部そろえる態勢にはお金がかかると思うので、それほど暴利とも思ってはいません。

もっと安くするには、宗教無し、散骨なしバージョン

http://anond.hatelabo.jp/20160403011302

まず、宗教を軽視して「ステマ」とか言うのはやめましょうよ。

主語自分にだけおいてください。「私はいらない」だけにして「他人も捨てろ」とか言うのはやめましょう。自分がそうだからといって他人自分と同じだと決めつけるのはやめていただきたいです。多様な価値観があります

その上で、

死亡→診断書死体処理→搬送→保管→火葬散骨

最短距離として、今回私が取れば一番シンプルに済んだのは、病院から連絡があったとき「引き取れません」と断るという方法があります。すると後は行政無縁仏の処理のラインにそって公金で処理がされるはず。

正直、自分もそう言う選択肢が頭をよぎらなかった、といえば嘘になります

宗教を壊そうとしているのでは?

最初記事では行動しない奴らが多くて、日本の寺、仏教日本人精神的な拠り所の1つ)を潰せないな。しょうがねー、もっと簡単なのも紹介しておくか」 「日本人精神を潰すのは楽しいな、生きがいだぜ!」
http://b.hatena.ne.jp/entry/283953281/comment/hayato1999a

煽りマジレスするのもなんなのですが、和尚様がこういう安いやり方で葬儀提案してくださったのは、宗教を壊すとかではなく、全く逆ではないかなと思いますよ…。

私も、葬儀きっかけに、その後のお寺の集まりのなかで、掃除とか Permalink | 記事への反応(3) | 18:54

2016-03-26

[] 印相

印相(いんそう、いんぞう)は、ヒンドゥー教及び仏教用語で、両手で示すジェスチャーによって、ある意味象徴的に

表現するものである。印契(いんげい)、あるいは単に印(いん)とも。

サンスクリット語ムドラー(मुद्रा、mudraa)の漢訳であり、本来は「封印」「印章」などを意味する。

主に仏像が両手で示す象徴的なジェスチャーのことを指す。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B0%E7%9B%B8

2016-03-21

クソ共が

この一年、ずっと怒りがおさまらない。日々、募っていくばかりだ。この怒りの原因を全て社会的物理的に滅ぼしたいのだが現実的にそんな事は出来ないわけで(犯罪者になりたいわけではないので)ではどうすればいいのか、という話だ。頭では仏教的な境地に至ればいい事くらいは理解しているのだが、それでは私の腹の虫が収まらない。うーむ、参った。もうこの精神状態になってしまったら、あとは身の破滅を待つしか他に術はないのではないか…?

2016-03-16

http://anond.hatelabo.jp/20160316163720

仏教学者中村元先生によると、仏教女性差別は3つの理由があるらしい。

1. 発祥地北インド東南アジア戦争飢饉の影響で「比丘尼女性信者)」コミュニティ崩壊してしまった。

(愛欲を否定するため、基本的男性男性女性女性コミュニティ修行するため、女性信者がいなくなってしまう)

2. 伝来元の中国大陸でだいぶ男尊女卑の傾向が強まった。← ここが最も影響が強い

3. 日本仏教コミュニティは、基本的貴族皇族の次男以降の男性によって継承されてきた。

日本の尼僧は基本的鎌倉仏教以降に、女性成仏できるという発祥が生まれから登場したと考えられています

鎌倉仏教は男女どころか、植物や石ころのような無機物ですら「ブッダの素質」を持っていると考えるので。

ある意味日本鎌倉仏教世界最速で男女平等を達成した思想といえるかもしれません。

結婚できなかったフェミブスの遠吠え

リアルだと「こじらせちゃってるのねw」で終わる話

 

結婚願望のデータでも20代女性は8割以上、30代からかなり下がる「劣化して諦めたから」

男は30代のオバサンなんか眼中にないからどうでもいいんだけど

20代のマトモな女性も引き摺り下ろしたいんだろう

 

そもそもフェミの本当の目的って「不幸な自分と同じになれ!」だしねw

 

もちろん99,9%自覚できてないだろうけど

 

なぜ世間一般の男女の感覚真逆を言って、それを支持するオバサンが多いのか不思議

 

リアルで言ったら馬鹿にされるだけ。

まりリアルとの関わりの少ない底辺婆が多いってことだろう

ブス女子会はてな村だけでしか通用しないのに

はてなより下に見られて馬鹿にされてる2ch、ガルちゃんや小町ですら

 

こんな意見多数派になることは絶対にない

 

保育園問題コメント数とその後の共産党での流用などを見ても

はてなって共産党婦人部が動員かけてる場所なの?

 

 

結婚っていうのは男性のための制度だったのが最近非婚化でよくわかったよね

これが人気コメント・・・

それ、はてな村しか見てないんじゃないの?

笑いを超えて「怖い」レベル

 

婚活してる人数比を無視してるんだよな

草食系男子が7割とか8割ってのも無視

 

明らかに脳に障害がある

 

キリスト教仏教も女を汚らわしいものとして扱ってたのがわかる

こんなキチガイどもに人権を与えちゃダメだろ

 

 

結婚できなかったフェミブスの遠吠え

http://anond.hatelabo.jp/20160315191938

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