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2022-07-03

表現配慮の人たちそろそろ気付いた?趨勢が決まりつつあるよ

別に勝利宣言したいわけではないんだけど、おそらく今回の参院選は今後の〝表現〟に対しての評価が決定的になる分水嶺にはなると思う。
今回の参院選は18歳参政が始まった以降の子たちが本格的に参政できる選挙なわけで、彼ら彼女らは今後の若者文化へ強く影響を与える世代だ。

2006年4月オタク界隈は1つの大きなミーム経験した。いわゆる「ハレ晴レユカイブーム
このハレ晴レユカイの影響度は物凄く、当時の表現を借りて言えば、当時の中高生ネットだけでなくリアルでもサブカルチャーを楽しむという青春を送った。

しかしたら世代が少し上だと信じられないかも知れないけど、昼食時に放送委員好きな音楽を流して良い制度がある中学校高校では昼食時にハレ晴レユカイだけでなく様々なアニソン流れるという激変が起こったんだ。
信じられない?当時なにが起きていたか当時学生だった私が語ろうじゃないか

私よりも世代が上の先輩の皆さんにも友達カラオケに行くというシチュエーションがあったと思う。
もちろん私の世代でも友達カラオケに行ったんだけど、カラオケに行く場合に持ち出していた定番アイテムがあったんだ。
それがSONY PlayStation Portable通称PSP、つまりモバイルゲーム機だね。

2004年に登場したこモバイルゲーム機口コミ学生の間でどんどん普及していった。
当時はiPodなどが登場して注目を浴びていたんだけどiPodになくてPSPにある機能ゲームが好きな男の子だけじゃなくゲームに興味のない女の子にも刺さった。
しかしたら今の時代ゲームに興味のない女の子と口にしたら怒られてしまうかも知れないけど、PSP特殊性ゲームソフトを所有してないのにPSP本体だけは持っているという普通に考えればおかしな状況を生み出してしまたことにある。
ここでいうゲームに興味のない女の子でも持ってるPSPとは、つまりゲームに興味のある女の子だけでなくゲームに興味のない女の子ですらPSPを持っていたということ。
そして何故PSP学生定番アイテム化してしまったのか?と言えば、PSPパソコンから動画を取り込んで再生できる機能があったからなんだ。

このPSPパソコンから動画を取り込んで再生できるという機能学生カラオケ遊びを激変させる。
実はPSPには赤白黄ケーブル(RCAケーブル)が別売されていて、この赤白黄ケーブルカラオケ店のディスプレイ接続することによりDAMJoyサウンド配信されていない楽曲再生カラオケ店で歌うという文化興隆したんだよ。
先輩方の中に学生時代カラオケへよく行ったという思い出がある人ならばPSPのこの機能の衝撃は十分に伝わると思う。

音源をどうするのか?という疑問にも答えよう。
PSPカラオケ活用の前夜、ネット上では1つの文化興隆していたんだ。それが「ねとらじ」と「ニコ生」なんだよね。
ねとらじニコ生では配信者がリアルタイム放送を行うんだけれど、そこで配信者が歌うということがあったんだ。
その影響でニコニコ動画には通称ニコカラ」という歌詞字幕付きオフボーカル音源アップロードするユーザーが多く居て、なおかつ、わざわざニコカラにするのだから既存カラオケサービスでは配信されていない楽曲が多かった。
そんなニコカラをダウンロードPSPに保存してカラオケ店に持っていって歌う、これこそPSPに人気が出た理由であり、ゲームソフトを持ってないのにPSPは持っている状況を生む理由だった。

更に言えばニコカラを検索するとヒットするのは当時のカラオケサービスであまり積極的配信されていないアニソンゲーム音楽、そしてネタ曲、電波ソングが多く、多感な時期の学生はそのぶっ飛んだ曲調や歌詞へ影響を受けた。
しかした多少サブカルチャーに詳しい先輩であるならば同時期に登場する「ボーカロイド」にもアタリを付けているかも知れないけれど、まさにその通りでカラオケサービス配信されていないボカロ曲PSP経由で歌われた。

まだまだあるんだ。
PSP動画を取り込めて再生できるが、更に言えば動画再生機能も秀逸でボタンを押して動画コマ送り・コマ戻し・A-B再生なども出来たんだよね。
この機能ダンス練習する際は振り付け確認で非常に役立つ機能であり、ハレ晴レユカイ学生の中で広まっていく事になる。ここでハレ晴レユカイに繋がるんだ。

私たちサブカルチャーを歌い、そして踊ってきた世代
ネットリアルで「歌ってみた」をして「踊ってみた」をして学生時代を過ごした世代
青春の中にマンガがありアニメがありゲームがある世代

そんな私たち大人になった。
大人になった私たちには参政権がある。私の青春を守るための投票が出来る。

の子たちは配信者っぽいYoutuberとかボカロっぽいVtuberに夢中みたいなので私は当時を思い出して今の子たちの青春も守りたい。

表現配慮の人たち、趨勢が決まりつつあるよ。

2022-07-02

レドマツ叩きは選挙を諦めた左派暇つぶし

ネット左派は前回、あんだけ政権交代とか大口叩いときながらボロクソに負けてちょっと現実を見たのか

今回はもう選挙で勝つこと諦めてるよね。まぁ岸田はどう考えても前回より隙が無いしな。

ネットで騒いだところで大局に影響がないことが確定してしまい、自然投票で負けるなら仕方がないと応援すること自体を諦めてる。

で、やることがないけど影響があるフリはしないといけないから、やりだしたのがレドマツの落選運動ってわけ。

大局に影響がないどころか勘違いさせるカス集団でも、ネット選挙だけなら影響力があるだろうと考えて唯一できることが新人ネット選挙候補ネガキャンをすること。

なんか悲しくなっちゃうよね。選挙趨勢を決めると思いこんで勢いがよかった左派たちの限界が1議席左右できるかどうかも怪しい弱小な勢力だったなんて…

2022-06-11

anond:20220610233702

趨勢が決したのだから、他の方向に伸びる可能性は当然低くなる。

んなこたーない

需要問題供給問題と取り違えるな

需要がないから伸びないんだよ

anond:20220610234451

元増田の主張のコアは「キズナアイの時点で最初から中の人ありき」の部分なんだよ。分人の件知ってる?ってのはその主張の補強に過ぎないんだよ。

中の人ありき」が確定的になったのは、「分人の件」があってからだろう。

時系列をさかのぼって「最初から」というのは、さすがにずるい。

次に、分人の話を枝葉だと言うには少々ミスリードが過ぎる。

それだったら、分人の話は別の段落に分けるべきだった。VTuber語りを削ってそちらに割けば、別の二つの話題として扱った。

本当にあの語りの部分は恥ずかしくてまともに読むことを脳が拒否するんだ。勘弁してほしい。本当に意味解釈を阻害する恥ずかしさだった。

で、「知っている」の意味だが、

増田解釈は間違いで、本当に誕生当初から知っているという意味だ。

有り体に言えば、そこそこ追いかけていた。

からこそ、「分人」という可能性には期待した。結果は増田が書くとおり「中の人ありきでないとだめ」だった。

からこういう返事になる。

知っている。だからこそ、安易ミニ宗教に集まって金の方向を向く、金を払うことに意義を求めている流れになったのを残念に思っている。



ANYCOLORが悪者なのではなく、もう方向は決定づけられたので、どうしようもないということを書いている。

可能性が閉じる」というのは、言葉意味収束するという意味で、決して悪い意味ではない。

それを悪意があると受け取るならどうしようもない。「おまえがそう思うならそうなんだろう~」ってやつだ。

可能性が閉じる」というほどではないにしても、趨勢が決してしまたことを残念に思っている人は少なくない。

増田ブックマークコメント欄にもそう書いている人は何人かいるだろう。

意見が合わないだけの話だ。こちらの意見を変えさせようとするな。

あと、にじさんじ存在否定したいわけでは決してない。

VTuberという言葉意味方向性が生じたことを残念に思っているだけで、

(あえて呼び分けるが)バーチャルアイドルというジャンルに関しては可能性を感じているので、そちらはいいぞもっとやれくらいのスタンスだ。

言葉一つで悪意があるように取り過ぎだ。他のVTuberニュースにも比較好意的コメントをつけているつもりだ。

2022-06-10

anond:20220610232251

最初から存在しなかったもの勝手に期待して勝手失望しましたってだけの話じゃん

存在しないかどうかは、それこそまだ全然からないとおもうが?

勝手に終わらせないでほしい。

最初から存在しなかった可能性をANYCOLORが閉じたといってる時点でそれはただのイチャモン

わかりやす収益化の形を示してしまえば、多勢はそちらをむく。

趨勢が決したのだから、他の方向に伸びる可能性は当然低くなる。

当たり前のことをかいているだけ。「イチャモン」でもなんでもない。

舵取りの権利をANYCOLORが勝ち取ったというだけだ。

都合は悪い部分は「そんな話はしていない」とか言って逃げてるし

可能性の幅の話をしているのに、VTuberの良さの話をされても「関係ない」って言うだろ。

全部の行に懇切丁寧に回答しないと「逃げた」と言う馬鹿は本当に始末に負えない。

イチャモン」つけてるのはオマエの方だ。

指摘受けても「もう書いている自分で考えろ」逃げ回るだけ

自分で書いてて矛盾に気づかないか?「もう書いている」だ。

説明してあるから読めって意味だ。わかるか?

逃げてない。回答済。さすがにここまでレベルが低いとため息が出る。

元のブコメでは「「Vtuber可能性を閉じてしまった」と書いてあるのを『「可能性が閉じた」と書いただけでにじさんじ否定してない』って主張は無理あるぞ

じゃあなにか?「Vtuber」ってことばは「にじさんじ」とイコールなのか?

VTuberという語の可能性が閉じてしまった」というのは、詳しく言うとこうだ。

「今のVTuberのあり方に引っ張られて方向が定まってしまった。VTuberって言われたら、誰もが2Dアバターをまず思い浮かべるだろ?もちろんそれ以外も思い浮かべるが、2Dアバターを思い浮かべる確率は格段に高くなる。それはつまり、人の発想の幅がある程度狭まって方向がついてしまったということだ」

どうだ?にじさんじ否定しているか

「ANYCOLORのやったことは大変な苦労の先にあることだし、そのこと自体賞賛されるべきものである

という意見と同時に成立できない言葉か?ちがうだろ?

から否定していないと言っているんだ。ここまでかみ砕かないとだめか?離乳食か?

多少なら調べればわかるレベルの話をそれもせずに書き込んでいるという話と

調べるまでもなく知っていると書いているんだが、おまえは最初の方で話だ話題を次の話までに忘れるタイプ人間か?知ってる前提の話をしてただろ?人の話の前提をころころ変えるなよ。

2022-05-29

ベース電源」という言葉を忘れてしまった結果www

ざっくり言うと

クソみたいな制度設計のせいで日本はもう安定供給ができる国じゃなくなりつつあるよ

この項目で言っていないこと

再エネの開発は不要

主力電源化する再エネ

 以前三菱商事系が洋上風力を総取りした件で軽く騒ぎになっていたが、日本で主力電源化しつつある太陽光、風力はコストが低下し、新規の開発案件日本だけでも目白押しとなっている。ただ、この中長期的なベース電源という言葉を忘れてしまって再エネ大正義の「限界費用ベースの電力市場趨勢のために、今まで2回(オイルショック東日本大震災しかたことのなかった電力使用制限令常態化してしまレベル日本の電力環境が本当にめちゃくちゃになりつつある現状は知られていない。太陽光、風力(まとめて変動性再エネ、以下VREと呼ぶ)の3つの特徴を踏まえた議論をしてみたい。

VREの特徴

1. 限界費用が0

2. 出力が不随意に変動する

3. 同期発電機を利用しないインバーター電源である

1. 限界費用が0

 VRE限界費用が0なので市場には0.01円で入札されており(この理論FITがある現状では額面通り受け取れないものの、概ねこの通りである理解していただいて構わない)、実際日本でも晴れた日の昼には約定価格が0.01円となっている。これはまさに燃料の投入が必要ないVRE恩恵と言え、この時間にはスポット市場では火力の電気コスト面で負けるため落札しない。しかし当然VREには発電しない時間がある(設備利用率は太陽光で最大15%、風力で20−30%出典)ため、夕方以降は火力が落札され、現在では資源価格の高騰もあり、15-20円/kWh程度での落札となっている。再エネ関連のトピックでは風力と太陽光は補完関係にあるという言葉ミスリードされることがよくあるが、蓄電ソリューションバックアップ電源なしでのVREのみでは設備稼働率の低さと稼働時間が集中しがちになるため電力を100%保証することは絶対にできない。そのため現在の電力システムへのVRE導入は火力による調整が前提になっている(蓄電池などによる蓄電ソリューションについては当然後で言及するが、少なくとも今の電力システムではあてにできない)。

 しかしながら昼間には火力の電気落札しないため、当然止めることになる。結果として火力発電設備利用率が低下するため、採算が悪化する。そのため、効率の悪い火力発電所は環境的側面というよりは経済的要請から廃止されていく。すなわち、現状のやり方でのVREの導入は火力の調整が前提なのに、VREのものによって火力が市場から追いやられているのである。 加えて、現在電源の大部分を所有する旧一般電気事業者JERA関西電力など大手地域電力系発電事業者のこと)は「自主的取り組み」として限界費用での玉出しを強制されているため、この傾向は当面続くと思われる。

 加えて言及しておかなければならないのが火力発電の燃料確保(主にLNG)における問題である。燃料には長期契約及びスポット調達の二つがある。長期契約比較長期間(およそ10単位LNGを買い続け、価格についても変動が大きくない。これは一見いいことに聞こえるが、LNG価格が低下したとき契約通りの値段で支払う必要があるため、近い将来VREの導入が多くなりLNG火力が落札せずにLNGを余らせた場合LNG転売することになる。しかしその場合(余るのだから安くしか売れないため)差損が発生することになるため、発電事業者としては長期で需要が見通せる場合のみ契約しようとするのは明白である。一方でLNGスポット依存すると、当然高騰した場合でも安定供給のためには買い続ける必要がある上に、いつも買えるとは限らないため、LNGスポットへの依存の増加が電力市場の高騰に結びつく。JERAカタールとの長期契約の終了のニュース記憶に新しい(JERA社長、カタールとの大型LNG契約は更新せず-年末に終了へ - Bloomberg)が、現状の電力市場取引システムは発電事業者スポットへの依存を招く構造になっているため、日本LNGの長期契約が次々と失われている現状がある。これは欧州の脱ロシアの流れの中においてはLNGの安定供給を危うくすると同時に余計な国富流出を招くため、政府として対処すべき問題である付言しておく(参考:https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shigen_nenryo/sekiyu_gas/pdf/018_03_00.pdf)。

 なお、火力発電設備撤廃に伴う電源不足という現在課題は既に共有されており、2024年から容量市場が導入され、電源容量(kW)に価値をつけて取引ができるようになった。発電側としては資金回収の目処がつくため発電所の新設のハードルが下がる、と思われていたが、新電力配慮したい政治的思惑もあって現在の水準は既設発電所の維持はできるが新設は難しい水準となってしまっている。加えて全く語られないので言及しておくが、九州電力管内においては初年度の2024年から既に不調な結果に終わり、供給信頼度が低い結果となっている(ざっくりいうと、九州電力管内は非落札電源はないので「物理的に」電源が不足する)。一体どうするのだろうか?2025年以降の電源容量の不足は全国的に波及しそうで、中長期的に日本国内での電源は決定的に不足している(参考:https://www.occto.or.jp/iinkai/youryou/kentoukai/2020/files/youryou_kentoukai_29_04.pdf)。

2. 出力が不随意に変動する

 これは広く知られていると思うが、稼働できる時間帯の中でも風はいつも吹かないし、太陽は雲に隠れたりする。ただ、その変動にもスケールがあり、数分ー数時間程度の短期間の変動から気候の季節変化に伴う数ヶ月程度の長期間の変動がある(冬に電力が不足しつつある現状を思い出してほしい)。短期間の変動はご存じのとおり蓄電池解決策になる上に、スポット価格が高くなる他のVREが発電しない時間帯に売電のタイミングをずらせるため、発電事業者には収入の増加も見込めるメリットがある。加えて蓄電池VREでも既に価格競争力を持ちつつあり、詳しくは言及しないが今年から始まったFIP制度がそれのインセンティブになりうると期待されており、要注目であるのだが、今のシステム設計では、あえて蓄電池コスト負担しようとする者はいないだろう。

 一方、である長期間の変動は一体どうするのであろうか?残念ながら蓄電池などの既存の蓄電ソリューションでは対応できない上に、将来的にも難しいため、やはり火力発電によるバックアップ必要かつ前提になるのであるが、既に言及したようにこの有様なのでどうしようもないのである。残念。再エネで作った水素火力発電、という声も聞こえてきそうだが、電気で作った水素を燃やして電気をつくるというこの二度手間、つまり現状の火力発電の熱効率が高くても40%程度(高位発熱基準)で電気分解で90%とするなら35%程度のエネルギーしか利用できないことを考えると発電に使うより車を走らせるべきでコスト面やエネルギー効率観点からで圧倒的に不利になる。それならブルー水素の方が良い気もするが、再エネで水素を作れる時代になればわざわざ褐炭だの天然ガスだのの採掘ファイナンスがつくわけないので非現実的。ということで詰んでいます。現状の解決策はありません。どうするんでしょう。再エネのコストが低下しつつあるのは間違いないのだが、それはあくまで発電事業者にとってのコストであり、VREを主電源化するにあたっては社会全体で追加で負担しなければならないコストが発生することはよく理解していただきたい。

3. インバーター電源である

 インバーターとは直流交流に変換する素子のこと。VRE交流発電機は直接利用せず一旦直流で発電してから交流に変えたのちに電力網に乗せるため、従来の電源(火力、水力、原子力)で利用される同期発電機という一定の回転数で稼働させる発電機は利用しない。昼間に晴れた時間帯には以前太陽光の出力制御が行われた四国電力管内の例で言うと6割程度がこのインバータ電源が占めていた。実はこの際に語られないが非常に大きな問題が発生する。と言うのも、インバーター電源には「慣性力が存在しない」のである。?となった方もいると思うので、大縄跳びに喩えてみよう。大縄跳びを飛ぶときは紐に合わせるのではなく、一般に人の声にタイミングを合わせて跳ぶ。このうち、同期発電機は声を出している人、インバータ電源はその声を聞いて飛ぶタイミングを合わせている人である。縄跳びがちょうど周波数に相当し、声が慣性力に相当すると考えてもらって良い。先ほどの晴れた昼間の例で言うならば、昼間は火力が系統から退出してしまっているので、声だしのできる人が減ってしまっている。そのため、仮に残った数少ない声だしのできる人が急に捻挫を起こして縄跳びから退出してしまった場合、声でタイミングを合わせていたインバータ電源は急に声が聞こえなくなるのでジャンプタイミングがわからなくなり、大縄跳びが成立しなくなる(周波数の乱れが起こり、UFRの作動による停電)。お分かりいただけるだろうか。すなわち系統を維持するためには一定割合の同期発電機や同期調相機といった慣性力確保のための仕組みが必要なのだが、現状のVREの導入の仕方では不可能なのである(よく話題になる太陽光発電の出力抑制もこのインバーター電源の割合を抑える目的も持っている)。以前の3/18の地震の際に火力発電所の停止の影響で関東に大規模な停電が起こったが、あれは仮に昼間であった場合、脱落しているのはほとんど火力発電=同期発電機だったため、インバータ電源だらけになってしま周波数の乱れが深刻になり、停電する地域がより拡大していた可能性が高い。復旧の際には系統投入は同期発電機から順に行っていくが、VREほとんどは分散型電源のため司令所で気軽にオンオフもできないため、逆に復旧にかなり時間を要する可能性も高い。つまり野放図なVREの導入はその分散型電源としてのイメージとは裏腹に電力系統災害時のレジリエンスをも低下させてしまうのである。昼間に地震が起こらないことを祈るばかりである

 この対策としては、慣性力をもつインバーターがまだ技術的に開発されていない上に、すでに導入されている太陽光発電の規模を考慮すれば、現実的選択肢としてはフライホイールや同期調相機としての同期発電機タービンのから回しなどなのであるが、このような施策を行えるのは大手電力のみであり、自由化で体力を奪われている彼らに期待するのは難しいだろう。このままでは晴れた日は出力抑制が続出するのに曇れば火力がフル稼働というあまりにも不健全な電力構成となってしまう。なお、送電線の強化は出力抑制問題と絡めて語られるが、この問題対策としてはあまりコスパが良くない。と言うのもJEPXスポット市場をご覧になればわかるが、例えば東京電力管内で晴れている時には隣の東北電力管内でも晴れている場合が多く、その場合にはどちらの場合でもインバータ電源の割合が高いため相互接続しても同期発電機の脱落に備えると言う観点からは(もちろん役立つこともあるが、)役立たないことも多く、この問題解決策として優先度は低い。ちなみに、この件に関しては日本風力開発傘下のエネルギー戦略研究所安田陽氏のコラムNo.275 慣性問題の基礎知識と最新動向 - 京都大学大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座)やこれ が参考になる。

コスト負担制度設計

 VREは確かに素晴らしい特性を持つが、裏腹にその主電源化には発電事業者ではなく電力系統大手電力会社の側で新たな投資必要となる。そのため、発電事業者から見たコスト(発電コスト)は「安い(≦10\/kWh)」のだが、電力系統全体で負担するコスト統合コスト)は「高い(~20\/kWh)」(ちなみにこれは電力卸市場VRE大規模導入をおこなっている国はどこでも直面している問題であり、Death Spiralなどの言葉検索していただくと良いと思う)。以前統合コストを論じたエントリ太陽光に火力のコストが含まれていることを批判するブコメが多くみられた(例えば、これ)が、この増田で納得いただけただろうか。筆者自身としてVREの導入は避けられないと思っているし、また賛成でもあるが、責任ある立場の人々からこれらの問題解決しようという風潮があまり見られないので非常に心配している。また、そもそもで言うならばこれらの問題の根源はVREではなく制度設計であり、限界費用の考え方のみで、VREの導入と電力市場の安定を両立させようとするのはどう考えても最初から無理だったと思う。(現在の最もあり得る)結果として安定供給担保されなくなることと燃料費高騰という二つのツケを消費者負担させるようでは現在の小売システムや脱炭素理解を得るのは難しくなるだろう。しか最も高い代償を払うのはエネルギー支出割合が大きくなり、家に太陽光パネルを設置できない低所得者層であるSDGsとは一体何だったのか(「10. 人や国の不平等をなくそう」ってあるんだが)。 再エネ議連の皆様には猛省をうながしたいところである

まとめ

2022-04-14

anond:20220414213604

そういや趨勢を全く見ずに「表現の自由戦士だんまりwww」って印象操作しようとするやつ絶対出ると思ってたんだけど

意外と来ないな

2022-04-06

炎上アクセス数稼ぎを見ると、お金取って価値ある情報出すって健全やったな

炎上していて明確に非難できる物を取り上げて、アクセス数から広告収入得るってのは歪んでんなーって見える。

そもそも黙殺でいいのを取り上げるのね。趨勢がわかっていればリスクがない。

トカゲの尻尾切りもやりやすい。初めから関係ない人だったら一方的に稼げる。


ネットがなくて紙だけの時も、良いものばかりじゃなかったけど、まだマシでは。

2022-04-03

ロシアが負けるって言ってたやつはどこのどいつだーい?

趨勢がかなり決まってきて、東部制圧で当初の目的達成

戦勝パレードまで決まってるってよ

ロシアが負けるって言ってたよね?

言ってたよね?

経済制裁ロシアめちゃくちゃになるんでしょ?

本当お前ら物事の見る目ないな

おおばかものの集まりじゃねーか

2022-03-26

anond:20220326145126

2%達成しそうな趨勢だけど、達成したらすぐ金融引締の大合唱が始まっちゃうんだよな。

2022-03-02

クレジットカード会社による表現制限に対抗するには、

クレジットカード会社による表現制限に対抗するには、

クレカ以外の決済手段の普及を進める(その手段の一つにBlockChainがある)

クレカ会社幹部理解者を送り込む。幹部オタクにする。

クレカ会社自分で作る。

などが考えられるのかな

https://twitter.com/nalgami/status/1498953048856887297

背景を説明すると、クレジットカード会社による一部オタクコンテンツへの経済制裁が行われている事例が過去に実際あるし今後もあり得る。決済手段だけでなく販売サイトによる制裁も多数あるわけで。その範囲でやりくりしなきゃならないので表現する側は自主規制したりする。だからオタクとしては、親オタクな決済や取引プラットフォームが欲しくなる。のびのび表現してほしいから。かくいう私もオタクなのでそれは分かるしそのほうがいい。

でもこれって見方の角度を変えると、「戦争による経済制裁回避を試みる手段」とニアリーイコールなのでは・・・悪用されかねない、つまり経済制裁された側がダメージを弱める方策の一覧」になもなりえるかも知れない。じっさいBitCoinが爆上がりしてるのもルーブルを換金しまくってる噂が。

諸刃の剣なんですよね。

延長線上には繋がる話だとは思うんですが、大袈裟ですかね?

いや、言っておいてなんですがそれは「悪用」と呼べるのか?は、よくわからないですね・・・。今の経済制裁する側の論理趨勢は「指導者を憎んで国民を憎まず」なのだけど、でも制裁単位は国単位・国の通貨単位でやるしかないので結局国民も影響うけるんですけど、その影響を弱める事は悪なのかどうかは、ちょっと難しいです。間接的・二次的なので。

たとえば前澤さんは攻撃を受けている側の国への支援を、兵器にはお金が使われないように、人道支援限定してお金を出していたりします。

経済支援経済制裁も、自身行使可能経済的影響力を自分の好きなようにやる行為なので、それをやる人の考え方次第なんですよね。閑話休題の「クレジットカード会社が気にくわないオタクコンテンツに対してウチの決済使わせてやらん」も同じわけですね。

からブロックチェーンを使ったなんらかのオタクコインみたいなものが作られたとしたら、それは転用されてゲリラ戦コインみたいに使われてしまうのかも知れない。と言う漠然とした危惧

あれから1週間が過ぎ、攻撃側が全世界から総スカンを食らって、貨幣・決済、経済スポーツ大会、あらゆる分野からハブられている状況ですが。さすがにそこまでは行かないにせよ、オタクコンテンツ帰納して言うと"表現の自由")も一部からは未だ鼻つまみ者にされているわけでして。昔よりは理解者が国内世界に増えたのは確かですが、根強い無理解者も居続けるわけで、オタクと言う壁で分断されている状況ではあります

2022-03-01

anond:20220301190448

開戦初日に確かテレ朝の「グッドモーニング」が放送してたプーチン演説とゼレンスキー演説では同時通訳のような淡々とした口調の吹き替えになってて「ああ~本当に戦争になるとエンタメ化は不謹慎から声優使わないんだな」って関心したものだったが、世論趨勢が決まったらすぐにいつもの声優使ったエンタメ吹き替えに戻っちゃったね

2022-02-27

anond:20220227212908

まだ趨勢は断言できんけど、SWIFT追放食らって、中国国内取り付け騒ぎ金融危機ハイパーインフレが食らって国内がそれどころじゃなくなるって未来が見えたな。

2022-02-26

リメンバーイラク戦争

いまから20年前、アメリカ率いる多国籍軍イラクに侵攻し、たった数週間で首都バクダットを陥落させ、時の元首ダムフセイン処刑した。

この戦争の発端はアメリカでっち上げであり、何の正義もなかったこはいまや歴史的事実だ。

しかアメリカはいまだに国際社会に対して何の責任果たしていない。

今、ロシアによるウクライナ侵攻が世界を騒がせている。

これは(ロシアを除く)誰がどう見ても侵略であり、何の正義もないことは火を見るより明らかだろう。

国際社会ロシアにツケを支払わせるのは当然だ。

だがここで先ほどのイラク戦争が頭をよぎる。

アメリカが何の責も負わなかったように、ロシアも逃げきるのではないか

結局、最後には「正しさ」よりも経済力軍事力世界趨勢を決めるのではないか

そんなことを思わずはいられない。

2022-02-23

anond:20220223205745

MMT理解としては正しいが、危険金利上昇、ハイパーインフレがなぜ起こるかについてが全く考えられてないか批判としては的外れだな。まあ、よくある議論だと思うが。

危険金利上昇は外貨借金金利の上昇だ。だから、経常黒字を維持して、外貨借金が増えない状態では問題ない。

もっとも、国内金利が上昇すれば比較金利の安い海外から金を借りて外貨借金が増えるという問題があるから、非基軸通貨国で経常赤字国では危険というもんだいはあるな。むしろ日本のほうが金利が安い今では問題ないだろう。

ハイパーインフレはもっぱら供給破綻起因でしょ。そのうちの一つに外貨借金が増えすぎて輸入という供給破綻するという問題もある。他にも経済制裁中東が一手に石油供給を担ってた上での戦争戦争による自国焦土化もあるがな。

もっとMMTは正しいと思うが、海外インフレ円安となってきた以上、自国財政出動でが原因ではないが、「財政出動してインフレに導く」はもう終わり気味で「インフレとなって、次は合致する供給設備研究投資して増やす」というフェーズになったと思ってる。

金融もまだ緩和気味に進めないとならないし、特に産業趨勢支配するような蓄電池みたいなのは政府設備研究投資支援をしないと勝てないと思ってるから財政出動必要フェーズはまだ変わらない。

そのうえで、間違った緊縮財政誘導や誤った危険金利上昇を批判するためにもMMTの「問題となるのは外貨借金自国通貨建て国債問題ではない」という考えはまだ必要だな。

2022-02-19

anond:20220219123429

交通事故は減少の一途。

道路整備事情もあるが、海外と比べて制限速度は遅い方。

なので、日本でも近年は制限速度を徐々に緩める方向にあるのが今の趨勢

なぜそう思った?

2022-02-16

anond:20220216191752

ネットで接する「一部の意見」を、さも「世の趨勢」みたいにとらえがち、ってだけじゃないの?

酷いことを言う奴はいつの世にもいて、その都度懲らしめればいいだけのような気がしますが。

2021-12-27

anond:20211215131503

そんなに知識ある人なの?この人って。

こいつ、つまんねえこと書いてるなあっていうのだけ理解してほとんど読み飛ばしてるからよくわかんないだけど。

こんな正確かどうかわからない細かな知識武装したところでハリボテだと思うんだけどねえ。

それよりは広く世界史とかから状況を引っ張ってくるほうがこの辺の歴史理解やすくなるのでない?

例えば仮に明智光秀近畿圏管轄する軍団長のような人であったという研究を是とするじゃない?

その場合には本能寺の変というのはローマ帝国首都ローマで突発的に皇帝暗殺してしまった親衛隊長とかと立場的には同様のもの類推出来るのでは?

とか考えることが出来るじゃない。そこでさ、そういう人たちは結局どういうふうな状況へと追い込まれていったかって言ったらさ、ほとんどの謀反は成功してないんだよ。

つーかそもそも主殺しなんて大技が決まるのは、主の権勢を臣下のほうが上回った場合のみだよ。

それもコソーリと人から注目集めないようにやっちゃうか、あるいは大義名分がしっかりとある場合に派手にやるかだよ。

光秀みたいに何の根拠もなくいきなり主を殺して、それで上手く立ち回って何とかなるほど世の中甘くないだろ。

この辺の感覚架空戦記好きの人らと俺とでは異なる部分なんだよなあ。

俺はあくま現実に生きた人としての信長とか光秀を乏しい想像力ながら頑張って考えようとするんだけど

この人らのはどうやっても物語とかゲーム世界から抜け出さないんだよ。

からどれだけ話しても意見がかみ合わないんだよなあ。

できるだけ噛み砕いて一番わかりやす桶狭間という例題を出して

いかに昔の合戦趨勢現代から予測できないものかを想像してみてよ、

といってるのに、桶狭間は例題として不適当だ、だろ。

じゃあ、なんだったらいいんだよ。

長篠の戦い?正確に予測できるの?信長勝利って。

関ヶ原の戦い徳川軍大勝利って予測になるの?

なんかねえ。

あいいや。もうすぐ休みからちょっとこのへんことはあらためて書くよ。

なんとか架空戦記の人とも話が通じるように頑張ってみる。

2021-11-01

anond:20211101143852

この件に限った話じゃないが立憲は独自世論調査してないんだよな。

自民党は定期的に相応の費用使ってリサーチ企業世論調査を依頼している。何かあったとき自民党内の首相を降ろそうと言う動きはだいたいこの辺の数字を見て起きてるわけで。

そういう世論の動きを大局的に察知する仕組みが何故か立憲には無い。だから身近にいる熱心で声が大きくて暇を持て余してる人達の影響をもろに受けるし、それが世論趨勢だと判断を誤ってしまう。

2021-10-19

anond:20211019183359

そりゃ中央集権を目指してたからやないかな?

それが当時の世界趨勢であって、近代化とはそういうものだと考えてたから。

徳川連合政府を目指してたんやろうね。

薩長が目指したのは藩という集団が途中にあるのやなくて、人民1人1人が直接天皇奉仕するという体制

実際のところは薩長藩閥があったわけやが

2021-10-02

今の自分EVを買わない

今後の世界趨勢はともかく、今の自分にとっては何もありがたくない。

一戸建て駐車場に充電器付けて、ついでに屋根ソーラーパネル設置できるような家はそりゃメリットありまくるだろうよ。マンション住まい駐車場借りてるような立場だと何のメリットもない。

将来的に市場EVしかなくなったとしても、月極駐車場に充電器が付くとは思えない。結局ガソリンスタンドの代わりに充電スタンドに通うことになるだけ。ガソリン車が禁止されるようなご時世になったらEV補助金もいずれ無くなって、高くて重たくて航続距離の短いクルマしか選べないクソみたいな世の中になってしまうんだろう。

2021-10-01

anond:20211001032731

これ系の記事を上げてるの、オタクというよりアンチオタクが多そうなんだけど

VTuber統一協会関係を上げつらった所で、最終的に彼らはどうしたいわけ?

 

フェミニスト議連への署名無効化して、今回の騒動をなかったことにしたい

→もう無理だろ。集まった6万の署名が全部統一協会組織票だと判明したら覆るかもしれんが

 事態趨勢は「公的の場にVTuberのような格好はふさわしいか」という話にうつってきた

https://www.youtube.com/watch?v=hfgyjctQThw

 こんな感じでまとめられつつある

 「実は統一協会陰謀なんです!」でこの流れを止めれるのか?

 

・次に繋げるためにおぎのやら何やら政界に繋がるオタク議員排除したい

→奴らが統一協会教義に従い表現の自由規制しようとしたら、その時改めて排除する

 もしくは俺自身霊感商法を薦めてきたら直接のつきあいはやめる(そんなつきあいはないが)

 そうじゃなきゃ個人で壷買おうが合同で結婚しようがそれこそ自由なのでは

 

まあ俺個人としては統一協会嫌いだからお近付きにはなりなくないけど

それと世の中で萌え絵が恥かしくないものとして広めていきたいという要望とは別のものなんで

宗教排除するとしても粛々と宇崎ちゃんやらVTuberやらの活動拡大に務めるわ

 

・単に敵対勢力にミソをつけて娯楽として楽しみたい

→好きにどうぞ

2021-09-25

枝野幸男の言う「現実的外交政策」は何なのか?

最低でも県外」を掲げて政権を取った鳩山由紀夫米国を動かすことはできなかった。

当たり前である交渉には「日本の言い分を聞けば、米国に斯々然々の『利益』を与える。言い分を聞かなければ斯々然々の『不利益』を与える」と言う必要がある。鳩山政権には何も無かった。アイデア覚悟も無かった。

上で「米国を動かすことはできなかった」と書いたが「そもそも沖縄米軍基地負担を減らすために本気で行動するつもりは、最初から鳩山由紀夫には無かった」と書くべきだろう。大手タイヤメーカー株主として多大な利益を得ている人間が、石油産業趨勢を左右する米国に逆らうはずが無いかである

そのことに枝野幸男が気づいていなかったならば、彼は愚か者だし、気づいていて黙っていたならば彼は卑怯である

愚か者卑怯者のいずれであろうと、そんな人間の言う「現実的外交政策」など、絵に描いた餅でしかない。せいぜい「沖縄県の負担を減らすために九州離島負担押し付けます」と言うのが関の山だろう。

2021-09-19

公助は削って、福祉家族による相互扶助を基本とする』に対して、そんなことしたら社会貧困化するよという主張が感想レベルからダメですかそうですか。そもそも自助互助貧困は防ぎきれず、その貧困への対策が共助、公助なわけなんだけども。こんなことは常識範疇と思っていたよ。

例えばこれは東京大学名誉教授大森彌によるもの

この自助・共助・公助という3分論は、自民党綱領平成22(2010)年)で政策基本的な考え方として採用されている。「自助自立する個人尊重し、その条件を整えるとともに、共助・公助する仕組みを充実する」とある。菅氏の発言自民党員として、党の綱領に忠実であったともいえる。また、社会保障制度改革推進法の第2条には、「社会保障制度改革は、次に掲げる事項を基本として行われるものとする。一 自助、共助及び公助が最も適切に組み合わされるよう留意しつつ、国民が自立した生活を営むことができるよう、家族相互及び国民相互助け合いの仕組みを通じてその実現を支援していくこと。」とあり、法律文言にもなっている。

総理大臣になった菅氏が、この社会像としての3分論を具体的な政策の中でどのように生かしていくのかは分からないが、これまで、介護保険制度の創設と運用にかかわり、自助互助・共助・公助という4分論を唱えてきた筆者としては、共助の主体地域とともに家族が含まれていることと、地域以外に共助の主体が想定されていないことに若干のコメントをしておきたい。

われわれは、人生の途中で、老化に伴う日常生活上の困難や思いがけない病気事故災害など、さまざまなリスクに直面する。このように何か問題が生じて解決を迫られたときに、まず、本人が自助努力対処する。しかし、それでは無理なときは、本人の身近にいる家族・友人・隣人などが手を差し伸べる。これがインフォーマル支援、すなわち互助である自助互助ではカバーしきれない場合にはシステム化された地域・職域の自治組織支援する(共助)。この共助システムではなお解決しえない場合行政支援する(公助)。この4分論も、いわゆる補完性の原則に基づく社会形成の考え方であるが、自助と共助の間に互助を考え、共助としては地域以外にも社会保険を想定している。

個人が直面するリスクを、その本人の自助努力だけで克服せよというのは無理な話で、社会は、何らかの形で共同してリスクを分担する仕組みを備えていなければならない。自助から出発するにしても、自助の次に互助を想定せず、家族の支えを「共助」に包摂してしまうと、例えば、いつまでたっても家族を老親介護責任から解放できないのではないか家族大事だが、それに頼りすぎては家族が参ってしまう。

互助は、自発性ゆとりと思いやりに基づく支え合い活動であって、その活動範囲支援能力限定的である。それは、家族・友人・隣人が無償で行う支援活動であるからであるしかし、自助のすぐそばに、この互助が息づいていることが自助の励みになるのである老いて心身が弱っても、自分生活に関することは自分判断し、できるだけ自分で行おうとする個人自助努力尊重し励まし支援する、それが互助の意義である自然災害ときにも、真っ先に頼りになるのは自助互助の結びつきである。新型コロナ禍の困難の中でも自助に寄り添う家族・友人・隣人の親身な支援こそが大事である

わが国にはシステム化された地域自治組織として、自治会・町内会があり、近年は地域運営組織が台頭し、これらは市区町村行政相互関係をもって活動している。この地域が共助の主体として期待されている。ただし、同じ共助のなかにリスクを共有するもの同士で助け合う社会保険制度存在し、国と自治体の行政公助)が関わっているから、共助の主体地域だけではない。共助システムである医療介護社会保険制度は、経費の約半分を国と自治体の公費租税)で賄っているし、介護保険では保険者市区町村にしているから、この共助システムは共助と公助の混合型といえる。それだけに、公費負担をしている国からシステム運用を通ずる効率圧力が絶えず加えられる結果、公助から共助へ、共助から自助へとリスク負担を逆流させようとする動きが出てきやすい。要注意である

https://www.zck.or.jp/site/column-article/20702.html



共助、公助の成り立ちと役割については、このリンク先の厚生労働省白書に良くまとまっている。https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/12/dl/1-01.pdf

工業化に伴う人々の労働者化により、血縁地縁機能希薄化した)

産業資本主義社会では、企業が潰れたり、解雇されれば失業してしまい、また、けが病気などで働けなくなった場合労働者所得を得られなくなる。その一方で、労働者血縁地縁関係から一定程度独立した結果、それら血縁地縁で結ばれた人間関係を基礎とする支え合いの機能は、近代以前の社会と比べて希薄化しているため、個人にとって、生活が立ちゆかなくなってしまリスクは大きなものとなる面があった。また、産業資本主義社会では、労働力商品化の結果、モノやサービス生産が「使用者労働者」の関係を軸に展開するようになる。近代以前の社会と異なり、労働者自己労働力以外に機械原材料などの生産手段を持たない。生産手段は使用者資本)によって所有され、労働者はそれを借用しながら自己労働力提供する。この関係の下では、自ずと労使の力の差が生じる。使用者に比べて力の弱い労働者は、低賃金長時間労働という劣悪な労働条件を強いられ、解雇リスクさらされるようになる。過酷貧困生活を送る労働者は増え、労働問題が大きな社会問題になっていった。労働者たちは、同業者の間で相互扶助組織を設けるなどして生活上のリスク対応してきたが、これらの組織に加入できたのは、経済的に多少の余裕のある熟練労働者などに限られ、多数の非熟練労働者などは、それらの組織に加入することができなかった。

近代的な社会保障制度の創設はドイツからまり欧州各国に広がっていった)

近代的な社会保障制度世界最初に創設されたのは、大陸ヨーロッパドイツであった。ドイツでは、19世紀終盤に、帝国宰相地位にあったビスマルク(Otto von

Bismarck, 1815-98)により、法律上の制度として世界で始めての社会保険制度(疾病保険法1883年)、労災保険法1884年)、老齢・障害保険法1889年))が制定された*3。社会保険制度は、事業主負担と併せて被保険者労働者等)自ら保険料負担拠出)することにより給付権利を獲得するという関係があるため市場整合であるとして、多くの工業国で社会保障手法として第一義的に選好される傾向が強いものとなっていった。そして社会保険による給付は、市場経済的権利関係裏付けを欠くために、社会負担、あるいは自助能力を欠く者との差別偏見から逃れられず、受給スティグマ汚名)が伴っていた恩恵的・救済的福祉給付とは異なっていた*4。また、あらかじめ生活リスクに備える点で、それまでヨーロッパ各国で主流であった事後的な「救貧」施策から事前の「防貧」施策への第一歩を踏み出した点でも大きく評価された。

(略)

社会保障は、個人生活上のリスク社会的に対応する仕組みとして求められるようになり、産業資本主義社会国民国家の発展を支えていった)

このように、産業資本主義が発展する中で、血縁地縁がそれまで果たしてきた人々の生活保障する機能限定的ものとなっていった。それらの機能代替するため、傷病、老齢、失業などのリスク公助又は共助という形で社会的に対応する仕組みが必要となり、現在に通じるような社会保障制度が求められるようになったといえる。

そして、社会保障血縁地縁機能代替*8することにより、人々は経済活動に注力することができるようになったという意味で、社会保障産業資本主義社会国民国家の発展を支えていったともいえる。

世界恐慌から第二次世界大戦までの間に、戦後社会保障の構想が練られていった)

1929年には、アメリカニューヨーク証券取引所での株価の大暴落きっかけに世界恐慌が発生した。その影響は大変大きなもので、1930年代には各国で多くの企業倒産し、街は大量の失業者で溢れ、社会不安ますます増大した。

(略)

ケインズ理論によって完全雇用に近づければ、失業給付を激減させ、なお残る失業者に手厚い給付ができ、また、社会保障によって全国民に最低限度の生活保障すれば、有効需要が増え、さら失業者が減る。このように、ベヴァリッジケインズの考えは互いに補強しあう関係にあった。これは「ケインズベヴァリッジ主義体制)」、「福祉国家の合意」などと呼ばれる。その後、ベヴァリッジは、第2次世界大戦中の1942年に、いわゆるベヴァリッジ報告(『社会保険および関連サービス』)を英国政府に提出し、「ゆりかごから墓場まで(Fromthe Cradle to the Grave)」のスローガンの下、新しい生活保障の体系*10を打ち立てた。このベヴァリッジ報告の影響を大きく受け、第二次世界大戦後には世界の多くの資本主義諸国で、経済の安定成長と完全雇用11国民福祉の充実を目指す「福祉国家」の潮流が広がっていった*12

戦後、どの先進諸国にとっても社会保障は不可欠なものになった)

1970年代オイルショック後の経済成長の鈍化等により、社会保障福祉国家批判は大きな潮流になった)

1980年代新自由主義的な政策採用され、社会保障福祉国家の「見直し」が行われた)

新自由主義的な政策は、経済グローバル化趨勢とも親和的だった)

社会保障福祉国家の「見直し」がもたらした弊害は大きなものだった)

(当初の「見直し」という目的が実際に達成されたかについても、見方は分かれる)

1990年代以降、社会保障重要性が再認識され、過去に指摘された問題点に応える努力をしながら、社会保障福祉国家を再編成する時期に入っている)

今日では、社会保障は様々な機能を持っており、私たち経済社会に欠かせない重要な仕組みである

今日では社会保障は、個人視点からみれば、傷病、失業高齢など自活するための前提が損なわれたとき生活の安定を図り、安心をもたらすことを目的とした「社会セーフティネット社会安全装置)」という機能果たしている。また、それを社会全体としてみれば、所得個人世帯の間で移転させることにより貧富の格差を縮小したり、低所得者生活の安定を図る「所得再分配」や、「自立した個人」の力のみでは対応できない事態社会全体で備える「リスク分散」という機能果たしているといえる。

さら社会保障は、必ずしも恵まれない人たちにも社会の一員としての帰属意識を共有してもらうことで社会的な統合を促進させる。また、消費性向が高い低所得の人たちに所得移転購買力を高めることで個人消費を促進したり、医療介護、保育などの社会保障関連産業における雇用の創出を通じて経済成長にも寄与する。こうした「社会の安定及び経済の安定と成長」といった機能果たしている*20

このように、社会保障私たち経済社会にとって欠かせない重要な仕組みとなっている。だからこそ、支え手である現役世代(働く世代)の人口が減る少子高齢社会において、どのようにして持続可能制度を構築していくか、若年者等の失業問題社会的弱者が孤立を深める状況(社会的排除)を改善するためにどのように社会保障制度機能させていくべきか、経済グローバル化に伴う国際競争の激化が雇用の柔軟性や流動性要求する状況など社会保障が前提としてきた雇用基盤の変化や経済の低成長が続く中で、どのような所得再分配や雇用政策が適切なのかといった点は、先進諸国にとって、重要政策課題となっている。



社会貧困化するの件が感想しかないので、感想に対する反論などありません残念でした

感想を論だと思ってる時点で問題あり

もっと勉強しましょう

からでも大学行ってみては?

人生に遅いということはないよ

anond:20210919030225

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