はてなキーワード: マーケティングとは
http://yoppymodel.hatenablog.com/entry/2016/11/10/111014
老害高広とか自称ジャーナリスト気取りの藤代とか老害レベルがドヤってるけど、はっきり言って彼らは終わってる人間。
玉川っつーじいさんに至ってはまったく無名、あんた誰状態。老害がガタガタ言ってんなって感じ。
あ、ちなみに自分はJIAA加盟社の人間で広告PF関係者だけど、あのハンドブックが読みにくい文章なのは事実だろ。
あと現役のWeb広告屋でマクルーハンがーとかいう馬鹿はいない。この業界長い方だけど、正直聞いたことねーし。
保身のためなのか既得権を守りたいのか知らんけど、古いってだけで上から目線で語る老害は消えろ。
「広告・マーケティング業界って、どんどんレベルが低くなってきてる感じがするわ。」
って高広が言ってるけど、正直お前には言われたく無えよ。
頭いいというか、勘がいいというか。
だいたい、アメリカの大統領選なんて、投票率6割切ってて、しかも接戦になるし例の「選挙人総取り」の仕組みがあるから、
うまいこと大票田の州をねらいつつ、ざっと、全有権者の3割弱くらいを熱狂させれば大統領になれちゃうでしょ?
ましてや、今回の敵は嫌われものでおなじみの、あの人だったし。
日本だって、無作為に10人あつめれば、2~3人くらいは、「在日うぜえ」とか
「沖縄の基地出てけって叫んでんの、どうせパヨクとプロ市民だろ? 沖縄の地主は基地の地代でけっこうな金もらってんだろ?」とか
「ユニクロとかが安い中国製品売りまくるから日本不景気なんだよ、ふざけんな」とか
内心で思っている人はいるでしょ?
まあ、真っ当社会人としては、あまり口にだしていえることじゃないけれど。
あと、大企業とマスコミと電通と公務員だけがおいしい思いをしている(アメリカでいえばヒラリーに象徴されるような層がそんな風に見られているんだろう)
と思っている人も合わせれば、3割は余裕で超えそう。
トランプ支持って、アメリカでいうところの、そういう感じの人たちをうまいこと結集したんだろうと思う。
たとえば、トランプが「日本はアメリカの牛肉に30%超える関税をかけてる。日本車にも同じくらい関税かけてやれ」とかいうと、
したり顔のコメンテーターが「今は日本車の大半はアメリカの現地法人で生産しているから、そんなことをしても意味ないし、
むしろ日本車が売れなくなるとアメリカの雇用を奪う。トランプはそんなこともわからないのか?」みたいなことを言うんだけど、
本当にわかってないのかな?
トランプ自身はわかっているけど、そういうことをいうと支持が集まるからいってるだけじゃないか?という気がするんだけど。
目的はとにかく国民の3割を結集して自分に投票させ、大統領になることなんだから、「それが真実かどうか」なんて関係ないんだろう。
目体が明確にあって、それに向けて行動して、結果が出てるんだから、ビジネスマンとしちゃあ超優秀だ。
で、大統領ってのは、当選してしまえば、まあ4年間は身分が保証されるわけだし、
で、メディアや他の国々は「なってみたら、事前の不安ほどひどいことにならなかったこと」に安心し、
投票した人は「結局、偉大なアメリカを取り戻せなかったし、メキシコとの間に壁もできなかったこと」に失望するのかもしれないが、
まあ、4年たって「元大統領」の肩書きさえ手に入れられれば、トランプ的には大成功なんじゃないだろうか?
よくわからないが、アメリカでこれほど強い肩書きは、そうはないんだと思う。
ビジネス(とくに不動産業みたいなの)には存分に生かせそうだ。
いや、本当に頭がいい。さすが大富豪になるだけはある。
普通、大手企業の出資でないアニメ映画の場合、旬のタレント、俳優、お笑い芸人を声優に起用して、ワイドショーやバラエティ番組に出演することで宣伝する。
この映画の場合、旬を過ぎたスキャンダル女優を声優に起用して、週刊誌やネットメディア(まとめサイト)で炎上記事を書いてもらうことで宣伝する。
担当者「フィンテック、エデュテック、ヘルステックってどれが一番伸びていくんでしょうね?」
俺「何だかんだでフィンテックじゃないですか?ても、アドテクもうんたらかんたら」
つまらない会話をしている途中に
と秋空の下で思った今日この頃。
テンション上がっちゃった人達が発生してたので、わざわざ予告見に行っちゃった。
https://www.youtube.com/watch?v=kczb7IJJg0g
こんな見栄えがしない映画、君の名は。と同列に宣伝出来る訳ないだろw
【偏向報道】高評価のアニメ映画『この世界の片隅に』がマスコミからの圧力工作で潰される
http://togetter.com/li/1041183
この映画な、予告編だけで見る気が失せるんだわ。こんな暗い映画見たくない。
昭和の戦争は悲惨でした、昭和の人は人情深くて偉かったです、昔を思い出してまっとうに生きましょうってか?
説教臭すぎてヘドが出る。ジジババの自己正当化は聞き飽きたんだよ。
戦争の話が聞きたければ中東やアフリカの人呼んで、現代のリアルな話聞けばいいだろ。
もう二度と再現されない、過去の総力戦を振り返って、一般人にどんな良い事が有るんだ?
くっさい自己満足とジジババに媚びて金もらう能無しが作った映画なんて見たくない。
ジジババが昔を懐かしんで見るのを止めはしないが、宣伝する価値が無いと感じたから宣伝されないんだよ。
そのくらいわかれよ。
君の名は。の予告PVも貼っとくから、ちっとは見比べてから言えや。
https://www.youtube.com/watch?v=k4xGqY5IDBE
追記
何かブコメで原作ファンと思われる人たちがテンション上がっちゃってるけど。
まずさ、予告編だけで判断するな本編見てから言えって人、本当のバカなの?
ナメクジ並の脳みそなのはお前だよ?予告編って何の為に有るのか考えろよ。
本編を見たくなるように作るのが予告編なの。その程度もわからないって頭沸いてるの?
そしてあの予告編は三丁目の夕日感アリアリだろ。「そういう層」を取り込もうとしているスケベ心すら感じられるわ。
特定の層にウケるかもしれない事は否定しないが、興行成績では君の名は。は当然の事、聲の形すら抜けないよ。
映画館であの予告流れるの見て、誰が見に行きたいと思うよ?少なくとも僕は説教臭いから見る気ゼロになるわ。
ちなみにこうの史代は夕凪の街を途中まで読んで投げた。劣化サザエさんみたいな作風が合わない。
少なくとも、この作品が一般ウケしない事はメディアの人には明らかで、だからこそ宣伝されないのだろうと腑に落ちる予告編だったよ。
特定の限られたサークル内で楽しむのは勝手だけど、陰謀論とかやめてくれませんかね。
原作ファンもエンターテイメント性の低さは自覚している様子で何よりです。
この映画が宣伝されない理由は、予告編のつまらなさと、内容の古臭さや説教臭さ、そして一般ウケ皆無な内容によるものです。
興行収入的には失敗に終わるでしょうから、マスコミの皆さんは無視した訳ですよ。
追記の追記
そもそもこのエントリーも、僕の個人的な意見ですから、僕の勝手であるのと同じようにね。
陰謀論を述べる人達が居て、そこまでのものなのか?と疑問に思ったのがはじまり。
その後予告編を見て、昭和をテーマにした古臭い映画だと感じた事をそのまま書きました。
「この作品は面白い、批判する者はクソ雑魚ナメクジだ、マスコミは宣伝するべきだ」というようなファンがついている作品だとわかって有用でした。
メジャー作品ならともかく、ドマイナー作品でこの調子では、内容も推して知るべしでしょう。
個人的に楽しむのは勝手だし、クラウドファンディングでお金集めて作るのも勝手だし、僕のエントリーに文句言うのも勝手ですけど
マスコミに宣伝するべきまで言っちゃうのはイッちゃってる感アリアリですよ。
熱心なファンの方々は、ブコメでも少しいらっしゃる大人の対応を学んだ方が良いんじゃないですかね?
原作好きだし、作者のファンだし、この映画も応援してるけど、エンターテイメント性が『君の名は。』と比べて低いことは認める。ただ説教臭さはないし、昭和賛美でもないし、トラウマ系でもないので安心してほしい。
もしもこのブコメみたいな意見が大半なら、僕は見に行ったと思うんですよね。
人ってそういうものでしょ。
11/15追記
何か別の増田のブコメで言及されてたけど、あれは僕じゃないです。
マーケティング予算が尽きて、匿名の釣り記事に頼るようになっちゃったのでしょうか?
予想通り初登場低位置スタートでこのまま消えていきそうですね。
iTunesの配信も2500円とかアホな価格つけてるの、本当にマーケティング担当が居ないのだなと思います。
あまりに初動が悪いので、回収を焦った誰かが居るのでしょうね。
上映中に配信するくらいなら、ガンダムUC方式で劇場でもDVDやBlu-ray売ればいいのですよ。まぁそんな予算無いでしょうけど。
極狭いマニアの間で、せいぜい盛り上がって下さい。
年明けには誰も話題にすらしなくなっている事でしょう。
出勤と仕事の違いがわかりますか?ってきくと、たいていの人はバカにすんなみたいな感じで説明する。でも実態としては、なぜか出勤を仕事と捉えてるような人が多い。出勤している=仕事している、というような認識の人だ。会社に居さえすれば仕事したことになると考えている人は周りにいくらでも見つかるだろう。
そういう人でも冒頭の質問にはきちんと答えられる。出勤は職場に到着すること、タイムカードを押すこと、仕事は事務なら事務、営業なら営業として業務をまっとうすることだと。
例えばコンビニの店員のように、出勤しなければ仕事のしようがない職業もあるけれど、仕事は必ずしも出勤とイコールではない。直行直帰が明確に許可されている営業のような職種でなくとも、出勤せずにできる仕事は世の中には多い。出勤したからといってそれが仕事の一部になっているようなことはあまり多くないとも言える。
その仕事は何のためにやっているかというと、商売を回すためだ。電化製品を開発して売る、という商売を考えたとき、開発する、製品を売り込む、伝票管理や法的書類の作成などの事務作業を行う、といったことをやらなければいけなくなる。そのために開発部、営業部、経理部といった部署を設けて、その中で働いてもらう人を雇用し、開発部所属なら開発という仕事をしてもらうわけだ。
その人にやってもらいたいことは開発という仕事であり、備品の使用のために出勤してもらう必要はあるかもしれないが、出勤それ自体に価値はない。会社としても、法的にはともかく心情としては、対価を払いたいのは仕事に対してであり、出勤に対してではないだろう。
会社においては商売が至上命題としてまずあり、その実現のために必要な作業が仕事として腑分けされ、それを実施してもらう人を雇用する。職場でなければできない作業であれば出勤してもらう。これが大原則だ。
ところが、その肝心の商売を忘れて仕事しか見えてない人が居る。悪くすると出勤しか見えてない人すらいる。それが別に経営者ではなく雇用されたいち労働者であるのなら非難されるいわれはない。労働者は開発や営業は事務の仕事をするために居るのであって、経営をするために雇われてはいない。会社の商売について考えるのは経営者の役目であり、それが経営者の仕事である。
さて、では仕事ができる人は高給取りになれるだろうか。また、そうであるべきだろうか。
給料は会社の儲けから支払われる。儲かっていない会社が高給を出し続けるのは難しいだろう。いくら仕事のできる人がいても儲かっていなければ意味がない。完璧な書類仕事を迅速に行える経理や、高性能で安価で安全な電化製品を実現できる開発者がいたところで、営業がいなければ売上は上がらず、つまり儲からない。営業がいても、その製品を欲しがる顧客が圧倒的に少なければやはり儲からない。潜在顧客は見た目がダサいとか巨大すぎて部屋に置けないとか消費電力が多すぎるとかいった様々な要因で減っていくので、もっとも費用対効果の高い施策となるのは何かを見極め、例えば見た目が最重要で他の欠点は当面無視できると裁定するようなマーケティング部の働きによってようやく商売が軌道に乗る。その儲けをどの部の誰にどのように分配するかを考えるために人事評価を行う必要がある。
10年ほど経ってすっかり大所帯となると、各部署の人間は自分の仕事にだけ邁進しても回るようなシステムになっている。開発者は突然の電話対応に邪魔されずに開発に専念できるし、経理も必要に応じて外注やクラウドサービスを使っていて引き継ぎも簡単になっている。このころには人事評価で考慮すべき事柄の膨大さが人智の及ぶレベルではなくなっており、公正さは失われ、社内には不満が溜まっている。会社はより明確で納得感のある評価を行うため、誰にでもわかるようなことを重点的に採点するようになる。いわく、遅刻はたとえ1秒であっても減点評価となる、などだ。
仕事の内容が評価されず(評価されていないと感じて)、バカでも指摘できるところだけが給料に直結し始めると、仕事のできる人はとっとと辞めていくだろう。1秒も遅れずに出勤することを自分の強みにしたいなどと、仕事ができる人なら思わないからだ。
商売の良し悪しとはあまり関係ない勤怠のようなものを重視していれば、勤怠は優秀だが業績には貢献しない人が出世ないし昇給していくことになる。業務の出来不出来は二の次だ。その波が経営者すら飲み込んだとき、自身の仕事、すなわち商売について考えることを放棄して、社員全員が皆勤賞を取るにはどうすればいいのかといったことばかり考えるようになるだろう。
ラノベ業界最大手企業の社長・川上量生氏が垂れ流したラノベに関する偏見・虚偽・流言について
http://kazenotori.hatenablog.com/entry/2016/09/29/212207
http://tsundoku-diary.scriptlife.jp/entry/2016/09/30/225449
最近のラノベのトレンドはむしろ「努力をする物語」だと知らない人
http://anond.hatelabo.jp/20161001123657
単純に素朴な疑問なんだけど、努力描写あってもいいよ!って言ってる人たちって、
そもそもラノベマーケティングのターゲット年齢層に入ってるの?
ライトノベルの主人公は努力しちゃダメなんです。読む側が自分を投影できなくなるからです。ヒロインは都合よく向こうからやってくる。超能力などの能力は、いつのまにか勝手に身についている。今のライトノベルの多くが、そういう設定で書かれていますよ。
――恋人や能力を努力して勝ち取るのではなく、何もしなくても、いつの間にか恋人と能力を手に入れているという設定でないと売れないということですか。その努力の過程こそが、今までは物語の根幹だったはずなのに。
そうです。今は努力できる立派な人物が主人公だと、読む側が気後れして感情移入できないんですよ。主人公は読者と同じ等身大の人間。そして、主人公に都合のいい物語を求める傾向が進んできた。文学の世界でもそうなってきていると思います。
http://www.yomiuri.co.jp/yolon/ichiran/20160923-OYT8T50010.html
カドカワのトップのくせして、この理解はまじで浅すぎやしませんか?
本当にいい作品を送り出す気があるのかと、100回は問いたくなる適当な物言いにイラッと来た。
そもそも、最初からチートを持って最強になることを「俺tueee」と揶揄されていたりするのはここ数年だけで、ジャンプなら北斗の拳やるろうに剣心、バスタードにBOY、過去の作品をあげればきりがない。みんな大好きガンダムのアムロ君だって、最初からワンランク上の人種だったわけですよ(あぁ、若い子的にはコーディネイターのキラ・ヤマト君の方が)。最強主人公が昔から愛され続けているのは明らかだ。
「努力に対して気後れする」というのは、どう考えても浅すぎる考えなので、ただのサラリーマンのオタクである俺が、超主観的にけれどkawangoよりはまともに、「最近のラノベ」っていうのを推論してやろうと思う。
ちなみに、全て根拠のない仮説だから、定量データ大好きなコンサルマンは読まなくていいぞ。己の中のロジックで書き殴っているだけだ。
正直こんなことすること自体、市場に対しての傲慢であることは理解したうえでだが、「カドカワのトップの発言」に怒りしか沸かないため、久しぶりに筆を取る。
努力云々が拒否されているかは正直わからん。少なくとも言えるのは、将棋の天才が努力する「りゅうおうのおしごと!」は最近のラノベではピカイチで面白いってことだ。そして、幼少期からガチで人生を変えようと努力を重ねて、家族を守るために死にものぐるいになる「無職転生」もまた名作であることを俺は支持する。
俺が言いたいのは、自己投影は「努力できる立派な人物」にしづらいのではなく、「異世界転生」にしやすい、ということである。しやすいなんて言葉も生ぬるいくらいに「ファンタジーに自己投影出来る現代最強の装置」と言っても過言ではない。
ファンタジーという題材自体、本来は自己投影には不向きなものだ。なぜなら、今の自分と照らし合わせて「そこにいる」ことを想像することが難しいから、ということは理解できるだろう。
我々が住んでいる現代、つまり「高層ビルが屹立し、夜も煌々と電気の光が輝き、インターネットで交流を重ねる世界」と「石畳を馬車が走り、騎士団が剣を振りかざし、魔法が世界の理である世界」では、あまりにも違いが大きすぎる。そこで生まれ育った主人公に感情移入するのは、本来はしづらいもののはずだ。
ただし「異世界転生」は違う。
自分が今いる現代、と、異世界であるファンタジー世界が、まずつながるところからスタートする。たったこれだけ、これだけで高水準の自己投影を得ることが出来る。
それは突然足元に現れる魔法陣か、はたまた気づいたら目の前に迫りくるトラックなのか。きっかけはどちらでも良い。今の自分が、異世界に行けるという想像力をカジュアルに補間してくれるのが「異世界転生」である。
何故か。
第一に、主人公がまんま現代に存在してそうな、ふつ~~うな人物であることが重要だ。もちろん最初から古武術をマスターして、スキルを盗む能力を授かるような人外主人公もいたりするが、基本は自分を重ね合わせられる主人公である。高校生、帰宅部で友人は少ないが仲の良い親友もいる。進学はどうしようと悩む2年生。趣味はラノベ。ほら、想像しやすいだろう。
第二に、異世界転生ってほんとにあるかもしれないだろ?という、諧謔が含まれるちょっとした夢である。死後の世界なんて誰もわからんし、宇宙にある元素だってまだわからん。もしかしたらマナを利用した魔法陣は発生するかもしれないし、事故で死亡したあとには神様がスキルを選ばせてくれるかもしれない。
「異世界転生」なんてねーよ、と鼻で笑うことは可能だが、誰もそれを証明することは出来ないのである。だからこそ、現代と異世界のつながりを、「ないな」と思いつつも受け入れることが出来ているのだと、俺は考えている。
重要なことだからもう一度言うけど、「現代」と「異世界」をカジュアルにつなげる「異世界転生」は紛うことなき物語の発明である。最初にトラック走らせた人には3,000ガバスあげたい。
「異世界転生」がすごいものであることは説明した通りだ。かくいう俺も、毎日仕事帰りにはブックマーク登録しているなろう作品を消化しつつ、健気にスコップしたりもしている。本屋の棚にならぶラノベも、以前よりも増えたなと感じることはある。実数はしらん。マーケティング大好きくん調べてください。けれども、これは現代の若者云々のような下らない推論なんかによるものではなく、あくまでブームの1つだと俺は考えている。
ところで、俺は30代前半のおっさんだったりするわけだが、中学生にはじめてブギーポップを読んでこの世界に足を踏み入れた。かどちんの作品は今でも全部読んでいるけど、ハートレスレッドが俺は大好きなんだ。あの頃は「セカイ系」なるものが流行っていて、なんだか薄暗いイメージの作品が人気を集めていた。細かいこたぁいいんだよ!と言わんばかりに、世界観設定などをあえて曖昧にして、読者に考えを委ねるような作品だ。正直俺はTVアニメ版エヴァンゲリオンが嫌いである。新劇場版は好きだぞ。
まぁつまり、今とは確実に違った主流だったと考えてよいだろう。
オタクの狭い世界でいうとその後に泣きゲーがメインストリームを走り、鍵と葉をプレイしないオタクはオタクに非ず、と総括しはじめるオタクもいたハードな時代だった。その後はいわゆる「新伝奇(この言葉あんまり好きじゃないんだけどな)」と呼ばれる作品がにわかに注目を集め、PCゲーでは月姫・Fate、ラノベでは戯言シリーズ、禁書、シャナが生まれていった。まだ少し薄暗さやきな臭さみたいなものが世界に漂いつつも「物語を曖昧にしない設定」が練られた作品が多かったイメージだ。そんな中、生まれでたゼロの使い魔は最先端だったんだろう、異世界転生の走りだった。お悔やみ申し上げます。
物語のムーブメントはここでもまた変わっていたわけだ。時代時代においてムーブメントはあり、「異世界転生」もその系譜の1つであると考えても不自然ではないだろう。美味しいものがあれば、それを食べ続けたいと思うのは至極当然の話しだ。最高の自己投影が出来る「異世界転生」をひたすらむさぼるのも、ただの欲求の発露だろう。
人間は成功体験にもとづき、欲望を繰り返し続ける生き物らしい。ソーシャルゲームの初期ガチャでURが引けるのは、その辺の心理をゲームに応用している可能性があるから気をつけるといいぞ。俺はFGOに毎月1万円課金している微課金兵だから、安心していい。
1つ面白いものを引き当ててしまったら、次に何かが来るまで、同じ成功体験を求めて同じものを摂取する。それは俺が辿ってきたオタク人生を照らし合わせてみても、超主観的に正しいと主張させていただく。
正直「異世界転生」は飽きてきたんだけどな。
最後にこれも超主観的な仮説だ。
エロゲisコンテンツの頂点。SF小説isオタクの原書。ラノベis心のフレンド。最高の1冊は「天冥の標」と豪語する俺だが、最近はコンテンツの摂取にカロリーが高すぎて億劫になってきてしまった。
昔のエロゲと言えば、長いプレイ時間を経て没入感が高まり、最高のカタルシスを最後の最後にぶちかまされる、そんな作品に90点が付いたものである。ゲームもそうだ。長時間プレイするRPGは食指が伸びない、仮に触れたとしても10時間でギブアップ。本気でコンテンツと向き合うのに気力が必要なのだ。
なぜかと考えてみると、コンテンツとの向き合い方が昔と大きく変わってきてしまったことに気づく。
例えば、インターネット。不覚にも、kawangoのdwagnoが作り上げた「ニコニコ動画」は短尺でコンテンツを楽しめる世界観を作り上げた。1本5分~15分程度のユーザークリエイティブな動画が数多く投稿され、それをつまみ食いする時代が2007年くらいから始まった。当時はアイマスのXBOX版プレイ動画をただただ見ていた記憶がある。その後に初音ミクや東方、まぁニコ動周りは色々とブームが起こっただろう。id3万番台の古参だからたくさん見てきたけど、今はたまにはてブに上がる動画を見るだけである。
アニメでいえば10分尺が増えてきた。ややもすれば5分。手軽に見れる極致と言って良いだろう。あいまいみーの作品構成は完璧だった。神アニメと言って良い。
デバイスはスマホ利用がメインユースである。スキマ時間にいじって、Twitterを見たり、ソシャゲのスタミナ消費したり(最近スタミナ系減ったね)、もちろんニコ動やYoutubeで商品宣伝見たりするのも楽しいだろう。若い子ならsnowとかsnapchatとかもあるな。comicoのリライフが地味に好きだから、毎週土曜日の更新が楽しみだったりするよ。
それが気づくとスキマ時間だけじゃなく、家に帰っても弄っていたりする。これを読んでいる皆もそういうことが何度もあったはずだ。
そうやって俺たちは、気づけば「カジュアルに消費できるコンテンツ」ばかりを楽しみ、それに慣れてしまった。「うわ、これ疲れそう」なんて言いながら積んでいるコンテンツ、皆はないだろうか?俺はある。たくさんある。以前は何を差し置いても、翌日の仕事に差し支えたとしても、徹夜してでも、読む。プレイする。そんなコンテンツが、いまや時間のある時に消費するかと積み積み。
もちろん時間があればいい。気力を振り絞って得られるカタルシスが最高であれば、なお良しだ。ラノベ読んでてよかった、エロゲやっててよかった、この年になっても年1くらいで感じる瞬間だ。
でも、その時間はいつの間にか、生活を縛るカジュアルコンテンツに侵食されてしまっているのが現実である。カロリー計算をした瞬間に、さすがにラーメン二郎は無理、と避けてしまうのは年を取ったからではなく、現代の生活をカジュアルコンテンツに束縛されているからだと俺は考えている。
そんな中、最近のライトノベルやなろう小説には、カロリーに優しいコンテンツが多い。それが「安定して人気の出る作品」であるというのが持論である。(爆発的ヒットではなく、一定数さばけるという意味である)
ポイントは2点である。「期待値を裏切らない」「スキマ時間に読める」
小説はそもそもコンテンツとして消費にかかる時間が長い。ハズレを引いてしまった時の時間的損失は読み手にとってつきまとう課題である。それを解決しているのが、昨今のラノベのパッケージであると理解している。
表紙、タイトル、帯、あらすじで、中身を想像出来る。そしてそれが期待値とずれないことが重要である。大ドンデン返しみたいな疲れるものはいらない。想像した快楽を得られ、時間というコストに対して最大限のパフォーマンスを出したいのだから。なろうの作品を読む前にタグをチェックして「ハーレム」を探しているそこの君。君だよ君。
そして、ここまで何度も述べているように、カジュアルに読み進められるパッケージとして、なろうの形式は最適化されている。1話あたり5,000~10,000文字の文量は便所でうんこしながらでも読めるだろう。通勤中であれば、2,3話読むことも出来る。区切りもつけやすい。はてブで糞みたいなエントリーを読むのと同じユーザー体験で、自分が好む小説を摂取できるのだ。そりゃあ楽な方楽な方に行きたくなるのが人というものだ。
kawangoの話はラノベのくだりだけはまじで許せなかったが、大筋同意できる意見も書かれている。
つまり、ユーザーが自分の好むメディア、自分に都合のよい物語を選び始めているということです。もちろん昔から、人々は基本的に自分にとって心地よいメディアを選んできたわけですが、まだ選択肢が少なかった。ところが今は、どんどんパーソナライズ化が進んできて、自分が信じたい情報、接したい情報だけが集まってくるようにするということが、ネットを通じてできるようになったということです。
心地よい作品を得たい、これは今に始まった話ではなく昔からそうだ。それを加速したのはネットであり、生活リズムによるものだと俺は考えている。
ジョブスのせいでエロゲをまともに出来なくなったから、あいつは地獄に行けばいいと思う。まぁiPhone7は買ったけどな。
そうは言っても、先にも述べた通り、コンテンツのムーブメントはいつか終わりがくると俺は思っている。あれだけ若いオタクの間で跳梁跋扈した東方ですら空気になりかけ、俺が大好きだったKeyだっていたるんが退社するんだ。時代は流れていく。それはもう人の手では止められるものではない。
ブギーポップではじめて感じたライトノベルという時代の到来。雫、痕、ToHeartからはじまったビジュアルノベルの胎動。なろうで形作られた異世界への特異点。
生まれ、壊され、生まれ、壊され。その繰り返しの中で、コンテンツは洗練されて進化を続けてきたのだから、今を変えていくのは強烈な快感を与える新しいコンテンツでしかない。
オタクコンテンツのトップランナーであるカドカワもといKADOKAWAが、それを担わずして誰が全うするというのか。「努力できる立派な人物が主人公だと、読む側が気後れする」だって?まじで言ってんのかあんたは?
そんな下らない仮説を振りかざして、閉じたコンテンツの世界を作り上げるのがあんたらのやりたかったことなのか?違うだろう?
今のライトノベルには面白い作品がたくさんあるぞ。エイルン・ラストコード読んだか?ライトノベルで熱血ロボットとか新しすぎだろ。最高にアガる作品だぞ。正直アニメは微妙だったけど、天鏡のアルデラミンも読んでて震えるわ。風呂敷たたみ始めるの早すぎてちょっとおっちゃん心配だけどな。
あんたの会社の社員はめっちゃチャレンジしてるんだぞ。わかってんのか?
にも関わらず、トップのあんたがその斜に構えた態度でいるとか、作り手とユーザー舐めすぎだろう。看板背負っていることを、どうか自覚してほしい。一度御社のラインナップを洗ってみて、いかに自分の認識がおぽんちなのかを理解してくれ。ラノベは多様性があって素晴らしいものだぞ。
俺はあんたが作ったニコニコ動画という世界にはじめて触れた時、新しい時代の到来を感じたんだ。実際に、2000年台後半はニコ動の時代だった。コンテンツのあり方を変えた1つの要因だったことは確かだろう。
サービスでもいい、コンテンツでもいい、もう一度それを作り出すくらいの気概を俺たちユーザーに見せ続けて欲しい。閉じこもった推論だけ振りかざしていたら、そこに未来はなくなってしまうんだから。
どうか。期待しています。
息してるだけで月6万円かかる女を降りたい
http://nyaaat.hatenablog.com/entry/2016/09/25/190034
トイアンナさんは勝手に「平均予想」とやらを想像しているようですけど、
例えば
クロス・マーケティングが、平成23年に日本と韓国の女性(20代〜40代)を対象に実施した調査によれば、日本人の女性が美容にかける費用は月額に換算して約6,348円
みたいな。多くのアンケートがやや差はあれどこの程度のものが多いみたい。中央値はもう少し下でしょう。
だから女が息してるだけでかかる金額はせいぜい月6000円程度であり、間違っても「月6万円」でも「節約型16809円、平均38701円」ではない、と言い切っていいと思います。
こういうこと言う人たちが女を生きにくくしてると思うんだよね。
月6000円程度の人がこの記事見るじゃん。「女は息してるだけで6万円かかる」。そうなんだ、私は全然美容費にかけてない、もっといろいろやった方がいいのかなって思うかもしれないじゃん。
男性の目を気にしてっていうよりも同性から恥ずかしいと思われないための方が大きいと思うんだよね。ネイルだってするし、まつエクだってするようになる。周りがやれば自分もやらなきゃと思うようになる。
で、結果として男からは「女は美容費に6万円もかけてるのか、バカじゃないのか。ネイルとかあんなののどこがいいんだ」と思われるようになる。
女性の月の美容費なんて実は大してかかってない、まつエクとかネイルとかやるとこんなにお金かかるけど、実際にお金かけてる人は少数派なんですって宣伝する方が女性もそんなにお金かける必要ないやって思うし、男性も「なんだやってない方が普通なんだ、お金かけてる人は趣味か」って思うようになるんじゃないの?
トイアンナさんには
・電通はデジタル広告を扱う代理店の中では最も先進的な取り組みをやっている
これは一面が正しくて、一面が間違っている。
まず、いわゆる現在主流のWEB広告の分野においては、電通は遅れている。なにしろ本格参入が遅かった。トップクラスの運用能力を持っていたオプトも切り離してしまったこともあり、サイバーエージェントやそのオプトに対して運用分野ではスピード感もクオリティも負けている。そもそも、電通でデジタル広告回してるのは、大量に出稿してきている子会社や提携会社の人。つまり丸投げってことだ。(聞くところによると、トヨタ問題の発端も出向社員だとか。)
ただ、電通が進んでいるのは、プラットフォーム側、つまりGoogleやFacebook、Twitterなど、WEBのメガプラットフォーマーと組んで様々な取り組みや、専売商品を次々作っていること。あるいは、データ分析の分野ではその分野に強い会社と提携してサービスをどんどんリリースしている(電通のニュースリリースを見るといい)。そういった、「次のWEB広告」あるいは「マーケティングのデジタル化」については、サイバーエージェントやオプトよりかなり先を行っている。
これからの電通はWEB広告でもマス広告同様の勝者となる準備が整ってきた。事実、デジタルコンサルを中心業務とする電通デジタルができたばかり。そこにこの問題。電通のエラい人はさぞかし頭を抱えているだろう。(競合としてはざまあみろだ)
マスの広告はカンタンだった。なにしろ効果が明確に測定できない。なので調査をして効果を報告するとか、あるいはそもそも調査なんてしないことだって多かったそうだ。その一方でデジタルは結果が明確に出てしまう。さらにスピード感も圧倒的に早い。にも関わらず、リーチの問題によって金額は圧倒的にマスよりも安い。もちろんデジタル管理して出しているので、マス広告よりも楽に出せる側面はあるけれど、大量に出稿する場合はとんでもない作業量になってしまう。
今までより圧倒的にシビアに結果が出て、さらに毎日トラッキングして、必要があれば文章や画像を差し替えて、それを多種多様なメディアを選んでPDCAを回しながら調整しなければならない。これだけ大変なのに給料は安い。これは電通が悪いとかそういう問題じゃなくて、インターネット広告の値付けの問題だ。俺は毎日思ってる。誰がこの広告枠の値段決めたんだ?って。マス広告に比べてあまりに枠が安すぎる。この問題に大きく関わっているのは、ネット広告に遅れる弱い総合代理店をしり目に価格で勝利してきた、サイバーエージェント、オプトなどのWEB広告代理店。
彼らの安売りにより、給料は安くなり、しかしタスクは減らないので毎日深夜までビルは明るい。てっぺん超えるんなんて当たり前だ。しかも結果がシビアに出てるので、クライアントからのプレッシャーも厳しく精神的にも苦しい。数年で転職、退職する人も多いので、穴埋めのための人事異動が激しく、プロフェッショナルが育ちにくいのも問題だ。
はっきり言おう。同じような問題がポロポロ出てくるだろう(博報堂や、WEB広告代理店がまともなら)。
内部監査をすれば絶対に見つかることは断言する。ネット広告の現場にいれば、ヒューマンエラーが起きないなんて誰も言えないはずだ。なぜ今まで明るみに出なかったか?それは、ネット広告は掲載確認が難しいから。例えば新聞広告なら、その日の新聞を見れば一発で載ってるか載ってないかわかる。しかしネット広告はわからない。アドネットワーク(皆さんが普段何気なく見ているWEBサイトに載っているバナーなどがそれ)はどこに出てるか分かりにくいし、さらにネット広告は年齢や性別、あるいは趣味嗜好までターゲティングするので、自分がそのターゲットに入ってなければそもそも「出ない」。
そりゃみんなちょっと間違っても隠す。何しろバレにくいんだからね。
元増田が書くようにクライアントがデジタルに明るくない場合も多いことが拍車をかけている。ネット広告の世界はマス広告より圧倒的に複雑なので、リテラシーがなかなか育たないのだ。もちろん、電通の今回の問題は、ただ間違ってただけでなく、間違いを理解した上で不正に請求してるのでただの詐欺。論外。とはいえ、多くのWEB広告代理店の数字に関するプレッシャーを見ていたら、自分の会社がやっていないとは正直言えない。忙しすぎて朦朧としている人、あまりのプレッシャーにクライアントを憎んでいる人、上司におびえている人。様々な人がいて、みんな疲弊してる。そんな同僚がミスを隠して不正請求していないと言えるか・・・俺は言えない。
デジタル広告がこんなに不健全なのは、おそらくマス広告も不健全で、不透明だった名残なのだろう。業界の特性だ。皆さんも覚えている通り、運用型広告ではなく、記事広告(ネイティブ広告)の世界ではサイバーエージェントを筆頭に不正が大々的にまかり通っていたこともあった。はてなでは話題になってないが、つい昨日はFacebookが動画視聴時間について多く見積もって報告していたことが分かった。(Facebookの動画広告を売る際に、Facebookでの動画視聴時間の長さが他のSNSに比べて多いと言って打った俺は詐欺師となったわけだ)
業界全体が腐っている。
しかしこうなったからには、業界全体がしっかりと監査していく仕組みを作らなきゃだめだ。
電通さん、デカいんだからさ。旗振りぐらいやってなんとかしてくれよ。
俺は正直、このニュースを見て安心した。やっとこの業界がオカシイことが世に出た。早くなんとかしてくれないと、ほんとにみんなが潰れてしまう。
長くなってすんません。
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追記
続きを書きました。
私はグラフィックデザイナーなんだけど、一緒に働いているマーケティングチームがひどすぎる。
おまけにデザイナーがチェックして納品した後で勝手に文言を変えたり、色やフォントを変えられて品質を担保できなくなっている。
ブランドの価値を高めるために品質を維持したいのに、それができなくて腹が立つ。
マーケティングってそういうことって1番大事にすると思うんだけど、どうなのかな。
もともと認知されているブランドだからなんでも露出すれば売れるとは思うけど、毎回期待を裏切り続けるとブランドに対するお客様のイメージも下がって長期的には良くないとは思うのよ。いつか資源が尽きてしまうんじゃないのか。
これをちゃんと証明してチームに浸透させるいい方法はないものか。
多分、ていうか間違いなくどうでもいいし、こんなことを長い間気にしている私が悪いのであろうが、でも誰かに相槌を打って欲しくてここにきた。だから痴呆のおじいちゃんの話を聞く気持ちで読み流してほしい。
高校の時、ある女子アイドルが好きな友達が居た。その子はセーラームーンやCCさくら、おジャ魔女どれみなんかも好きで、漫画もたくさん読んでたから普通の女オタクがたまたま特定のアイドルも好きだったって感じなんだと思う。
その頃の私はびっくりするほど無趣味で、好きな友達と学校が離れたことからすごく塞ぎ込んでいた。今思うとなんで友達になったんだろうってぐらい暗かった。何にも楽しいことがない日々を憂鬱に過ごしていた。
ある日、話の流れでその友達が好きなアイドルの話になった。テレビで見たことはあったから「楽しそうでいいよね」って言った。別に嘘ではなかったけど社交辞令みたいなもので、特段そのアイドルに思い入れはなかったけど友達が好きな人達ではあったから褒めておいた。ら、異様に食いつかれて物凄い勢いでダイレクトマーケティングされた。次の日には「いつ返してくれてもいいから!」ってDVDを2本渡された。
正直引いた。引いたってかびびった。怖かった。
それでも、毎日暇だったしせっかく友達が貸してくれたんだからと思って見た。
結果、どハマりした。正直言うと後半は泣きながら見た。
見た次の日にその子に報告しに言った。そのアイドルたちがどんなに素敵で美しくてかっこよくてかわいいか教えてくれてありがとうの気持ちでいっぱいだった。近くに同じアイドルを応援するファンがいなかったらしい友達はハマったことをとても喜んでくれて、分かち合える人がいてくれて嬉しい、一緒にコンサートに行こうね!って言ってくれた。私も嬉しかった。
毎日ぶすったれてたのが自然と笑顔になった。そのグループが出る番組は調べて全部予約してた。推しが出ててレンタルできるDVDは全部借りた。最寄りのツタヤにあったやつはほぼ見たと思う。結果、生きるのが楽しくなった。推しが同じ世界にいる、それだけで幸せになった。
そうしたら、いろんなところに良い影響が出た。
ニコニコしてるだけで友達は増えたし、いろんなことが上手く回るようになった。アイドルとその友達に感謝した。、
そうして1年ほど経った頃、アイドルの繋がりで出来た友達から「そういう雰囲気が好きならこのアイドルもどう?」とまた別のアイドルグループを紹介された。名前は言わないけど、ジャニーズのあるグループだった。
その女子アイドルも変わらず好きだったけど、このグループも魅力的で素敵だった。
そしてある日、軽い気持ちでその子に話した。進級してクラスは違ったけど、廊下で会えば雑談をする仲だったし、アイドルの話もかわらずよくしていた。今、このグループも好きになってきてるんだよね、と。
ドン引きされた。
「ジャニーズ?」って言われた。「私、そんな男の人に興味ないから…」って軽蔑しきった目で言われた。
彼女はその女子アイドルの妹分にも手を出していたから、別に他のアイドルが嫌いなわけではないのだと思っていた。
だから、ハマってくれるとまでは行かなくても話ぐらい聞いてくれると思ってた。
変な間が空いたから、男の子のアイドルの何がいけないか分かんなかったけど、ごめんって言った。
「ううん、いいのいいの…でもあたし、芸能人の男の人に興味ないから」って言われてそうなんだって相槌を打ちながらショックを受けた。これって軽蔑される趣味だったんだなと思った。
結局、私はそのジャニーズのアイドルを好きなことをもっと近しい友達や親友と家族にしかしないまま高校を卒業した。
春のコンサートが決まっていたから、どこの公演に行く?って聞いてみたんだと思う。
そしたら「もう会員期限切れちゃったからチケット取ってない!あ、余ってたら呼んでね!」って返された。
寂しかった。でも、この人にはもっと楽しいことができてしまったんだなあ…と感じただけだった。
嘘です。
バカみたいに金かけてたファンクラブのダッセェグッズどうすんだろうなコイツ…今回の倍率知ってんのかお前…と思ってました。
事実私の3倍以上はかけてたと思う。言っても、私も高校生にしては結構頑張ってた方だと思うから金額は察して。
んで、大学へ進学したのが去年の春。
大学進学を機にリアルでもツイッターを始めたら、彼女からフォローが来た。別段フォロリクを拒否する必要もないので許可した。
ら、
若手俳優オタになってた。
ズゴーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんなん?!?!なんなんお前?!?!「芸能人の男の人に興味ないから…」ってあの女オタクにありがちなアピールはなんだったんだ!!!!!!!!傷ついた私の気持ち!!!!!!!!!!!!うおーーーーーい!!!!!!!!!!!!Hey,Siri!!!!教えて彼女の考えの変化!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
めちゃくちゃ脱力した。しかもその子が応援してる俳優さんはほぼほぼ2.5次元舞台にしか出ていないらしい。四捨五入したら30近いんじゃないかその人。今その段階で大丈夫なの?まあ私の知ったこっちゃねえし私に言われたくもないだろうけどよ!!!!
「男」を応援した私をバカにした彼女は今、その若手俳優さんにほぼリア恋っぽい。
なんでそんなことがわかるかというとツイートから多々恋心がにじみ出ているからである。特定されないようにそれについては記述を避けるが、その他にも「出待ちしちゃった…(><)」「今日は学校休んで当日券狙う!」とか大変香ばしいツイートを垂れ流している。
正直めっっっっっっっっちゃ面白い。ヤラカシ、自ジャンルにいたら最悪だけど他ジャンルにいたら超面白いんだな。
どう考えても、自担の方がその若手俳優さんよりファンいるしお金持ってるし権力も持ってるし演技力もビジュアルも歌唱力もあると確信できるぐらいに成長しているから、こんなにうじうじする必要はないんだと思う。それに彼女が降りてからの女子アイドルはメキメキ成長して見違えるようであり、それをもったいないとすら思う。
なんでこんなにモヤモヤしてるかって、女として見下されたからなんだろうと思う。
ジャニーズを応援するなんて、バカな女だ、と彼女の瞳は物語っていた、
自担が貶められ気がしたし、私の株もドトーンと下がった気がした。けどそんなことない。
相手がジャニーズだろうと若手俳優だろうと女子アイドルだろうと応援する気持ちに序列はない。良いも悪いもクソもねえよ。
男だろが女だろうが応援したいと思える人が素敵なことに変わりはないんだから、別にそれをバカにするのはおかしい。
その人が大切にしているものをバカにするってことはその人の完成をバカにしてるのと一緒だって早く気づいた方がいいよ。
あと、その出待ちとか絶対にその好きな人に迷惑かけてるからやめなよ。学校は好きにしたらいいけど。金払ってるのお前の親だし。
めんどくさくてしつこいオタクだなあとは思うけど、いじめられっ子の執念深さに免じて許してほしい。
つーかアイドルだろうと俳優だろうとなんだろうとファンになったら負けだよ!その人に感情も財布も握られてんだから!
なんか長い文章になってしまった。ここまでウンウンしてくれた人がいたらありがとう。
それでは、彼女から定期的にくる「東京おいでよ!時間が合えば一緒に舞台でも見ない?」って言うラインに「ごめんね、今月は忙しくて…」って返信しながら昨日のMステを編集します。あーあ、早くコンサート決まらないかな。
会社が潰れようとしている。
あと2年ももたないだろう。
敗因は色々あるだろうけど、責任を誰も取らなかったことにあると思う。
今まで噂のLIGHT通信(仮)みたいな営業力だけで勝負してきた会社だ。
ターゲットの認識もみんなバラバラで、個々にサービスの改善を提案しても、誰をを向いてやっていたのかという状態。
何もかもバラバラ。
新しいことにチャレンジしてもチャレンジしていることを共有されることもほとんどなく、評価もされない。
サービス残業も凄い。
稟議を上げても決裁まで遠く時間がかかる。少人数の会社なのに。
先日、おそらく、会社設立以来初の競合調査を休日に行ってみた。
どうやら業界全体でマーケティングに力を入れだしたのは最近らしい。
がむしゃらながらも突き進んで来たけど、勝負すると勝てそうな領域があったが、それを実行するにはターゲットを絞り込みとサービスの強みを大々的に謳っていく必要を感じた。
パンフレットもチラシも、ホームページもリニューアルして会社が一丸となって取り組むくらいじゃないと挽回はできなさそう。
でも、しっかりと競合調査や市場調査をしても、提案が通るかわからないし、そこまで責任をとってやるほど会社に愛着がない。
みんなも僕も責任をもって仕事をするのが嫌で、ここまでズルズル来たんだなぁとしみじみ感じている。
とか文句を心のなかでつぶやきながらも少しずつだけど改善の戦略を作ってる。
稟議を潰されたくないからちゃんと動く前から上司や役員への対策も取っちゃったよ。
協力者も数名獲得した。
ああ、でもめんどくさいなあ。大変だなあ。
その2はコチラ http://anond.hatelabo.jp/20160905104520
お金も底をついてきたので、いっちょ何か書いて面白がってくれた方からマネーを頂戴したくネカフェでカタカタしております。
それにしても最近のネカフェは安いですねえ。何と12時間1000円ですよ、1000円。
さて、何を書いたら皆さんに楽しんでもらえるのかなあ。
朝。
そこは高速道路が20メートル上空ぐらいを走ってる場所でもありまして、雨よけもバッチリ。
3日に2日ぐらいの割合で夜釣り人が付近にやってくるのが問題といえば問題なのですが、お互い無関心な感じでいけてます。
で、朝なんですが、ダイソーで買った100円の目覚まし時計が5時に鳴ります。
「あー、寝たなー」とか「朝の川って綺麗ねー」とかぼやーっと考えながらアラームを止めて、そこから軽く30分ぐらい二度寝。
5時を過ぎると川沿いウォーキングおじさん達が出没するので本当は5時に起きたいのですが、一向に通報される様子もないので舐めきって二度寝しちゃうマン、ここに参上。
でまあ5時半ぐらいに今度こそ起きて、パパっと身支度を整えます。
パジャマ代わりのパーカーと長ズボンを脱ぎ、Tシャツとパンツを洗ってあるものと換え、短パンを穿きます。
いわゆる夏のTシャツ短パンスタイルです。ぶっちゃけ早朝にこのカッコはわりと寒い。
それから寝床であるビニールシート&薄手の毛布をヒラヒラさせて土を払って原付のメットインにしまいます。
そうこうしているうちに、かるーく便意をもよおしてくるので近場のコンビニにレッツゴー。
コンビニには、タオルを一枚首に巻いて入店します。体を拭くためです。
いかにも「ランニング中にトイレに行きたくなりましてね」風を装ってはいるのですが、原付でやってきてるので装えてはいない気がします。
まあ気にせずトイレに入り、手洗い場でタオルを濡らし、体をゴシゴシと拭きます。
週に2回のペースで銭湯に行ってはいるのですが、ゆーても週2でしかお風呂に入らない人なので念入りにそこはやっております。
あ、便意も解消しとかないと。うん、今日もよく出たなあオイ。(何故かリアルタイム風)
そのあとは、朝7時に食料館があくイオンまで行き、原付を停めます。
6時ごろには結構な数の自転車やバイクが停まっているので、あまり悪目立ちしてないといいなーと思っています。
まあリュックと大きめのショルダーバックがギチギチに足置き場にネットで固定されてる原付なんて目立ってしょうがない気はするのですが。
で、そのまま原付を放置して、8時ぐらいまでラジオ片手に近所をブラブラします。
「生島ヒロシさん今日もテンション高いなー」とか「お、今日は晴れるのかー洗濯日和だなー」とか「武田鉄矢さん相変わらず空回ってるな(真顔)」とか、そんな感じで。
朝からイラっとしたい人、「武田鉄也 今朝の3枚おろし」まじオススメです。
んでまあ、8時頃にイオンに入店し(7時ジャストに入ると悪目立ちしそうだから)、豆腐を一丁購入。「あ、お箸つけてください」の一言も忘れずに。
ここでショルダーバックから取り出しますは緬つゆ。緬つゆでございます。
僕は無類の緬つゆ好きでして、大体何でも緬つゆつけて食ってさえいれば幸せな人間なのです。
豆腐、パックご飯と納豆に緬つゆドバー。ちょっと贅沢したいときにはイオン内にあるお寿司屋さんの鯖の煮付け弁当(お昼の2時にいけば値引きで300円)を食べる。
大体こんな感じの食生活で回しております。弁当に入ってるだしまき玉子、マジ味わい深いんだよなあ。でも今の僕にはちょいと高嶺の花なんだよなあ。
また食べたいので皆さんお金ください(ダイレクトマーケティング)
天才・横山雄二の「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」が始まるのです。
この生活を始めるまで、こんなに「いっちゃってる」人の存在を知らなかったとは迂闊の一言であります。
びっくりして調べてみると、深夜ラジオの帝王・伊集院光さんも受賞したことがあるギャラクシー賞(ラジオ界で最も権威のある賞)を獲ってたり何だかんだと有名な方みたいで。
平成ラヂオバラエティごぜん様さま、本当にマジおすすめです。今朝の3枚おろしとは真逆の意味で。
で、そんな天才横山の軽快過ぎるトークを聴きながら洗濯をします。
3枚のTシャツとトランクスを着まわしているので二日に一回洗濯をしなければならないのです。
最初は「3枚だから三日にいっぺん洗濯してるんだな」と思っていたのですが、どうも妙に洗濯する回数が多いので日記をつけたら二日に一回してました。
それぐらいのアホの子です。よろしくお願いします。おいといて。
洗濯は近くの公園でしてます。石鹸と洗い物をビニール袋に入れてテクテクと歩いていきます。
みんなのトイレ(スペースのでかい例のトイレ)を少しお借りして、手洗い場にシャツとパンツと石鹸をほおりこんでジャブジャブと洗います。
何回か水を替え、まあいいかと思ったらすすいでギュッと絞ってハイ終了です。
あとは公園の近くにある秘密の干し場所にゴー。そして図書館が閉まるまで放置プレイです。
そう、洗濯が終わってしばらく天才横山の声を聴いていると、図書館が開く10時になるのです。
あとはイヤホンしたままマンガ読んだり雑誌読んだりネット借りたり(一回30分)して、図書館が閉まる5時を待ちます。
んで5時になったら洗濯もの回収してー、イオンの電子レンジでパックご飯チンして納豆ご飯食べてー、あ、納豆はイオンの冷蔵ロッカーにしまっております。
一日で納豆3パックを食べるのは中々大変なので、1、2パックは持ち帰り、つまり翌日まで常温保存になってしまうのですが気にせず次の日も食べております。
で、納豆ご飯を食べて余は満足じゃ、したあとはイオン内の古本屋さんにいって座り読みします。
野宿生活をするにあたって重視しているのは、いかに疲れないか、の一点にありまして。
なので出来るだけ座りたいですし、バックパッカーのように荷物を持ち歩きたくもありません。
最初は普通にリュックを背負ってショルダーバックを肩にかけて移動していたのですが、「アカン、これ疲れるやつや!」と気付いたときから荷物は原付に縛って放置がデフォになりました。
まあこれが盗まれない盗まれない。ニホンチアンイイクニ、コレホントウ。
そして話は戻りまして、9時前になったら古本屋さんのスピーカーから蛍の光が流れてきますので、じゃあぼちぼち帰るか、と原付で川沿いの土手の寝床に戻って、一日終了でございます。
どんなもんでしたでしょうか。
少しでも面白がって頂けたなら幸いなのですが、うーん、どうなんですかねえ。
もしお金を頂けたなら、週に一回月曜日、こんな感じで野宿生活のレポートをしていきたいと思います。
ここに「その2」へのリンクを貼りますので、チェックしていただけたらなーと。
まあ誰にも読まれずに野垂れ死にしてる可能性が遥かに高いのですが。
それでは一応振り込み先を。ではでは、できればまた。
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