はてなキーワード: ケアとは
ADHDと自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)の診断がついてカウンセリングを受けることになった。
不注意、衝動に多動まで残ってる割と強烈なADHDに相手の状況や気持ちがわからなくて、謎のこだわりが多い広汎性発達障害のおまけ付き。うーむ……。
心理士から、普段の生活で困っている点について教えてくださいと言われたけど、その場ではパッと思いつかなかったので次回に向けてまとめておく。
全体的に
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冷静に見つめ直すと、仕事・家庭の両方が既に崩壊しかかっているギリギリの状態という印象。
いつ何をきっかけに崩壊してもおかしくない感じで、かなり不安感が強い。
自分で見ててもこれを無傷で切り抜けることは不可能だと考えているが、何をどこまであきらめるべきかの判断ができない。
何が手遅れで、何ならまだ間に合うのかがわからないので、対策の方針を立てづらい。
家庭の状況
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妻は基本的に
「私はもうそこまでして一緒にいたいほど好きなわけでもないし、むしろカサンドラ的な症状で自分の心身の不調でいっぱいいっぱいだし、それでも一緒にいたいならあなたが変わって。」
というスタンスであり、私からはあまり協力を頼めない状況に陥っているように思う。
カサンドラ症候群的な状態になっているのかどうかの判定をするかどうかは別として、少なくとも既に心身症で病院にかかっていることは確かなので、妻のケアも併行して進める必要がある。
また、現実的に家計が火の車なのでその間なんとか生活を回していく必要があり、何かアクションを起こすために貯蓄を作っていく必要もある。(貯金ゼロ)
妻は現時点で私との内面的な部分についての対話を諦めてしまっており、
何か不満があることは私にも(たまに)わかるが、何が不満なのかが私にはどうにもわからない。
妻の気持ちや考え、理屈が説明されず理解できないので、妻は静かに涙を流し、私はパニックになってオタオタするばかりだ。
また、私がおそらく妻の気持ちがわかっていないであろうことを伝えて、まずは理解を試みるべく説明を求めて解決策や対応策を検討してみても、
「あなたが文字にして書かないとわからない人なのはわかるけど、私はうまく考えを書けないし書きたくない」
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【就寝】1:00~5:00
決まった時間に寝られない。
・寝ようとしたタイミングで救急車や消防車、うるさいバイクなどが通ると、目が覚めてしまってそのまま朝方まで眠れなくなることがよくある。
・仕事からの帰宅時間がまちまちで、0時を超えるような場合もあり、
そういう日は仕事モードからの切り替えができずなかなか寝付けない。また、翌日の遅刻・欠勤率が高い。
考えても仕方のないことや、結論がすぐには出ないことを考えてしまったり、情報収集をしないと落ち着かなくなって寝付けなくなる。
・ゲームや漫画、読書などのやりたい事や思いついたことが気になって、やらないと落ち着かない状態になってしまい眠れなくなる。
やらずに我慢して横になっていても、気になってソワソワしてしまって寝付くのに数時間かかったり、
一度眠れた場合でも、短時間で目が覚めて、結局触ってしまうことが多い。
・夜10時を超えると元気になり始める体内サイクルが出来上がってしまっている感じがする。
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【起床】7:30~8:30ぐらい
起きられない。
・目覚ましはセットしているが聞こえない。起きてからスヌーズを止めるだけの存在になってる。
・私の目覚ましが鳴っても一緒に寝ている妻だけが起きて、私はまったく起きずに寝ている。
・妻が妻の仕事に間に合う時間(8:00~8:25)に起きて準備する気配で起きたり、声をかけてもらって起きたりするが、
9:00に出社するには8:20くらいには家を出る必要があるが、起きた時点で既に私が家を出ないといけない時間よりも遅いことが多い。
起きた後にも
・しばらくボーっとしてしまってどうにも動けない日
・立つとフラついたり、体を動かすと気持ち悪くなり吐き気が出る日
・偏頭痛の発作が出て窓すら開けられない日
などが、かわるがわる現れて、すぐに動ける好調な日が少ない。
妻は、私の就寝状況などから自己責任であると考えているので、早く寝ないせいだと言われる。寝ようとしても寝られないのだということは共感してもらえない。
自分の仕事に必要な以上に早起きしてまで私を起こす義理はないと考えている。まあ普通そうだ。
以前起こす際に寝ぼけた私に殴られた?蹴られた?ことがあったらしく(記憶なし)、私を起こすこと自体にかなり消極的になっている。
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遅刻・遅延出勤が多い。
フレックスタイム制なので10:00までに出社すれば遅刻にならないことになっているが、
「原則9:00出社、遅れる場合は電話連絡」というルールの為、頻繁に電話連絡をしていて、当然ながらあまりいい印象を持たれていない様子。
直近1ヵ月半の勤務日35日のうち、9時に出社できているのがわずか6日(17%)であり、
10:00にも間に合わなかった遅刻が3回、体調不良や二度寝からの寝坊で13:00にも間に合わず、結局全日欠勤になったのが4回。
有給休暇を使い切ってしまっている為、補填ができず始末書なども書かされており、解雇に向けた準備が着々と進行している気配を感じる。
また、ギリギリを保てているのも妻が自分の仕事に出る前に声をかけてくれたりしているためなので、
一人であればとっくに遅刻・無断欠勤(寝坊)まみれで解雇されていてもおかしくないレベル。
また、「次の電車を逃すと9時または10時に間に合わなくなる」という、
駅まで走ってギリギリのタイミングでないと意識に隙が生まれてしまうらしく、半端な時間に家を出たときには、
いつもと違う道を衝動的に選んでしまって時間を読み間違えたり、
景色を楽しみながらゆっくり歩きすぎたりして、電車に乗り遅れることが多い。
そういうことをやるとマズいと経験上わかっているのに気が付いたら思いつきに流されてやってしまっている。
結果的に「余裕をもって家を出ると遅刻する」みたいな謎の現象が頻発するので、なるべく避けるようにしている。
そのためいつもギリギリのタイミングなので、走り出してから足の調子が悪いとやっぱり乗り遅れる。
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【出社】9:00~10:00
会社でのことは後述。
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【帰宅】18:30~1:00
夕食、録画番組の消化、入浴(ちょいちょいサボる)などを済ませて【就寝】へ。
「自分の時間」が多くても2時間くらいしか確保できていないため、やりたい事が就寝時まで残りやすい傾向がある。
また、帰宅後の時間の使い方について妻が不満を持っているようだが、一緒に食事・録画番組を見ながら話すなど、
夫婦の時間を優先的に確保しているつもりなので、どういった点が不満なのかがイマイチわかっていない。
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仕事について
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遅延出勤や作業の遅れをカバーするために長時間労働が常態化している。
休職をはさんで社内的に作業負荷の軽いとされている部署に移ったが、
新規に担当になった作業が、既存の古いプログラムの不具合を調査・修正するという業務内容で、
これまで扱ったことのない古い技術や知識が必要になるが、それを習得するのに十分な環境が整備されておらず、常に手探り状態になっていてハードルが高い。
さらに、遠回りをしながら実際に個々のパターンを体験して習得しないと要領が掴めず身につかないタイプなので、
不具合の内容ごとに対応方法が異なる現在の作業では、毎回ほぼまっさらな状況から作業しているような形になっていて、
先輩社員にお手本を見せてもらってトレースする形でないと作業がほぼ自力では進められない(一人では何もできない)状況になっている。
調査作業は単調な作業も多く、気が付いたら眠ってしまっていたり、
理解できていないことの壁を前に立ち尽くしてしまってなかなか着手できないことが多い。
また、直すべき不具合の存在そのものを見落として直ったと勘違いしてしまうなどの問題も起こっている。
こうした状況は上司もある程度認識しているが、上司世代では知っていて当然という技術や知識であるため、
頼みの綱のマニュアルに出てくる用語の意味がほとんどわからず、前提となる知識が全く備わっていないので、
基盤となっている技術については前提知識扱いで記述されていないマニュアルから情報を読みとること自体に苦戦しているということが理解してもらえず、
上司が上司なりに余裕を持って組んだ(私には到底無謀に見える)スケジュールよりも常に時間がかかっている。
以前にやっていた作業の方がこれまでの学習や蓄積したノウハウが使えるためおそらく適性はあったが、
現在社内で走っているプロジェクトは大規模大人数のものであり、そのフロアを歩くだけで人酔いしたり、話し声で注意力が散漫になってほとんど仕事にならない。
また、その他のプロジェクトからは私の体調面を考慮して受け入れを拒否されたりしていて、既に社内には他に居場所がない状態になっている。
勤続7年目だが、これまで問題が起こらなかったのはたまたま2年目で配属されたプロジェクトが5年ほど続いて、
そこでは比較的少人数で、さらに自分の担当箇所が独立した一部分であったことから他の人との連携なども最小限であり、
また担当箇所に対する相応の裁量を与えられて、やり方も含めて自由に動けたため、たまたま自分にとって非常に仕事のしやすい環境だったのだと思われる。
残念ながら、同じような仕事は今の社内にはなく、プロジェクトの終了に伴って大規模プロジェクトに入った直後から、
仕事の進め方が変わって対応しきれなくなり、周囲の喧騒で集中力不足が顕著になって仕事が滞ることが増え、
因果関係は不明だが配属後1ヵ月ほどでパニック障害を発症してロクに会社に行けなくなり、休職する流れになった。
また、在籍し続けたとしてもこのままでは給与が右肩下がりであることを示唆されている。
「今回は薬で治るものだったからよかった、生まれつきのものが原因だったりして根本的に治ることがない場合はウチの会社に居続けるのは無理だからねー」
と言われており、思いがけず発達障害にクギを刺された形になっている。
部長個人というよりは、会社上層部全体の見解のようで、発達障害について会社の誰かにバレてしまった場合、自動的に退職に追い込まれそうな雰囲気があり、とてもではないが言えそうにない。
長時間労働が必要な働き方や職場自体が、自分の能力とマッチしていないという印象がある。
(長時間労働→自分の時間減→寝坊・遅刻 という悪いループにハマっている。)
これ以上、外の世界で役に立たないレガシーな技術に振り回されているより、早く見切りをつけて転職するしかないか?
(それにしても技術力が思いっきり錆びているので準備期間が必要そうだ……)という思いと、
仮に転職しても、遅刻癖が無くならないとどこに勤めてもフルタイムでの勤務はやっていけないのではないか?という思いがあり、将来に対する強い不安を抱きながら生活している状態。
毎日、いつ退職勧奨されるかわからないという気持ちでいるため、精神衛生上かなり悪影響が出ている気がする。
うーん、結構色々困ってた。キッツイなあ……。
【追記】
増田を鏡に使ってる感じで少し申し訳ない感じもするのですが、ブコメを読んでて気付いたこととかもあって大変ありがたいです。ありがとうございます。
医者曰く、今までなんとかなってきてるので発達障害の程度としては軽いらしいです。
薬なしでひとまず頑張ってねって言われました。
手帳がーとか自立支援がーとかいう話も一切出なかったので、カウンセリングとかだけでなんとかなるレベルという判断のようです。
知能検査の結果は、知能は平均よりちょっと高いけど苦手なことがとことん苦手で差がやたら大きいそうで、言語理解と作動記憶では50ポイント近く差がありました。
特に短期記憶の聴覚的な情報の処理が、ワーキングメモリが職場放棄してるレベルでダメだったみたいです。
心理士からは、家でずっと歩き回ってたり揺れたり踊ったりしてても、奥さんが我慢できないとかでなければ別に問題ないんですよ、と言われたのがちょっと目から鱗でした。
夜なかなか寝れてないとかは医者はまだ知らないので、言えば睡眠薬とかも出てくるのかもしれないです。
よく聞く、効きすぎて昼間も眠いみたいなことになって会社でも今以上に寝てしまったらどうしようとビクつきますが……。
とりあえず、耳栓試してみてダメだったら医師に相談してみましょう。熱いタオルは妻に用意してもらう必要があるので当面保留ですかね。
というか、会社に遅刻したり休んだりしていること自体、特に聞かれないから医者に言ってなかったんですが、
そもそも会社に行けなくなったところから受診し始めたんだから、もしかして言わなきゃいけなかったのかなあ、と今これを書いていて思い至りました。
診断をもらったのも今週の話なので、書いてることの半分くらいは外部の視点を持ち込んで自分の意識を変えるとか、
何かしら工夫するとかで時間かけて訓練すればなんかうまいこと回避可能だったりごまかしたりできるんじゃないかなー?と割と楽観的に思ってますが、
一部には前々から何度もやらかしてその度になんとかしようとしてきたけど、気が付いたらまたやらかして「ああ、またか」って思ってるよなあ…ということもあって、
そういうのは何かしらうまい仕組みを考え付かないと、単純な対処方法では厳しいのかもしれないと思っています。
とにかく一旦情報を羅列していって問題点を何度も見返して認識できる形にしておかないと、じっくり自分ひとりで考えることもできないので、
いつも何かしら出力するのですが、毎回ものすごい量の自分語りみたいになってしまって、自分でもウヘェ…と思います。
また、情報共有のつもりでここに書いたようなことを妻に伝えようとすると、妻がうんざりしているような感じが確かにあったような気がします。
うんざり…なるほど、アレはうんざりしていたのか。自分でもウヘェって思うことを全部垂れ流していたら、うんざりしても不思議ではないですね。
しかも垂れ流してる時点では解決策はまだ検討してないわけですし。改善の余地がありそうです。
今後は、最初からドバっと渡さないで、自分や心理士のレイヤーで解決できたものは取り除いて、
妻の協力が必要そうなものだけ対策プランとセットで提示するように心がけるのがいいのかもしれません。
会社はあと2か月ほど休職すると自動的に解雇になる仕組みらしいので、半年くらい休職=退職だったりしてちょっと覚悟がいります。
ただ、いよいよとなったらそうした方が自己都合退職して退職金が半額くらいしか出なくて、失業保険もなかなか出なくて、
敏感肌をターゲットにした脱毛クリームのいいところは、やはり費用面と安全性、プラス効果が長い間継続することだと感じます。シンプルに言うと、脱毛と剃毛両方の働きをするというように感じます。
脱毛エステはムダ毛を無くすのは勿論のこと、あなたの肌を傷つけることなく対策を施すことを目論んでいます。そういった背景からエステをやってもらうと同時に、別途ハッピーな結果が見られることがあると言われています。
生理の数日間は、あなたの肌が相当敏感になっているはずですから、ムダ毛処理でトラブルが生じやすくなっています。肌の具合に自信がないという時は、その間は避けて処理するほうがいいと思います。
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繊細な場所ということで、VIO脱毛ならどう考えても脱毛サロンでやった方が良いでしょうけど、始める前に脱毛専用サイトで、レビューや評価などを調べることも忘れてはいけません。
実効性のある医薬品として認可された脱毛クリームも、美容外科あるいは皮膚科などでの診察と担当医が指示する処方箋をもらうことができれば、買い入れることができちゃいます。
ひ弱なポイントのレーザー脱毛は、声が出てしまいそうなくらい痛いと言われます。VIO脱毛をやるなら、可能な限り痛みが抑えられる脱毛サロンにて脱毛する方が、途中でドロップアウトすることもなくなるでしょう。
元手も時間も必要なく、効果を発揮するムダ毛ケア商品として注目を集めているのが、脱毛クリームだと言われます。ムダ毛が生えている身体部分に脱毛クリームを塗布して、ムダ毛の除去を進めるものですね。
ほぼすべての脱毛クリームには、保湿成分が含まれているなど、スキンケア成分も贅沢に包含されていますので、自身の表皮に差し障りが出ることはないと考えてもいいでしょう。
脱毛効果をより強くしようと意図して、脱毛器の照射水準を上げ過ぎると、皮膚にダメージが齎されることも想定可能です。脱毛器の照射度合が抑制可能な製品をチョイスしないといけません。
以下引用
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20150522/p2
・・・たぶんWW2以降の世界的な社会民主主義の流れで、冷戦、対共産主義のために資本主義、自由主義陣営側が、再分配を強化していく流れがあったと思うのです。なんで、弱者による圧政と専制みたいな感じで、人権などのロジックを使って、これまで虐げられてきたり抑圧されていた層が権益を獲得していく時代だったと思うんです。
けれども、アメリカのアファーマティヴアクションが経た流れと同じで、これを進め過ぎた結果、逆差別が起こってくるようになってきたんですね。
弱者というロジックを使って既得権益の化け物と化して、リソースをフリーライドする方法が社会に蔓延る様になってきた。
また、それでも高度成長などの社会のパイが極端に倍々ゲームで増えていく時期には、それでも問題が多い隠されたので特に問題はなかったんです。けれども、成長がマイナスか、現状維持になって、かつ人口がマイナスに転じてくる時点で、リソースの配分は、正しくフェアでなければいけないという風になってきたんですね。
わかると思いますが、アファーマティブアクションは明確なる逆差別なので、そもそもフェアではありません。アメリカにおける黒人差別を例にとるとわかりやすいのですが、歴史の長きにわたって黒人が差別されたので、現在は黒人を優遇しようということです。けれど、そうすると、黒人以外の層、、、現代の白人、特にプアホワイトなどといわれる貧困層は、逆差別を受けるわけです。
その人たちからするとひどい話で、過去のご先祖様のやったことを、現代の人が責任を取らされているわけです。これ、自分がその立場になったら、やり切れないですよね?。仮に、歴史的に考えれば、それが妥当で正しくても。いやでも、白人が黒人を虐げてきたのは歴史的な事実だから、いま責任を取るのはフェアだ、といったとします。まぁ、これはある一定の妥当性があるので、アメリカ社会でも受け入れられてアファーマティヴアクションが続いているわけです。。。。
しかしね、、、これで何が起こったかというと、プアホワイトや白人層が、軒並み宗教や右翼にシフトしたんですよね。特に中産階級を形成していなかった貧困層の右翼への転び方は、すごかった、イラクやアフガニスタン戦争を遂行したブッシュ大統領の共和党の支持層は、まさにここですね。
えっと、何が言いたいのかというと、(1)勝利至上主義で、ちゃんと現実と闘って頑張った人が報われるべき!というのは、一つ目の正しさです。けれども、そうすると、(2)負けてしまった人々やそもそもマクロ的に頑張れない層が、才能の差によってもたらされたものをケアしろ!といってきます。これは、2つ目の正しさです。
そうして、(1)で頑張った人の努力を奪って再分配を(2)にするとします。そうすると、(2)の層は、その再分配を糧に、頑張る人と、何もしない人が出ます。ようは、(2)が、(1)に転じる人が出てくるんですね。そうなると、(2)で頑張らずに努力しなかった人へ、強い批判が集まります。特に、(2)から脱出した人が、凄い批判社になります、たいてい。これがスパイラルで何周回もしていきます。
ということをしていくと、社会的に不公平感が生まれてきて、特に頑張った層の中でも、それほど恵まれていない層が、右翼化するんですね。なんで、こんなにがんばっているのに、(2)の何もしない奴らに譲歩しなきゃならないんだ!!!って。さらに、(2)のなかでも、頑張らなかった層の中には、がんば『れなかった』人もいるわけです、社会マクロ的な要因や才能の差にしても、、、、そうすると、なんでできるやつにおれが責められなければいけないんだ!と怒り狂う。そんで、この人がルサンチマン化した左翼化になるようなんですね。あっ、ちなみに右翼化して、外国人や移民排斥などの、さらに弱者を探して叩くケースもよくあります。ちなみに、どちらかというと、ヨーロッパをみていると、現代の全地球的な傾向は、移民排斥をベースとした右翼の台頭が、基本のトレンドです。
弱者男性がひとたび嘆けば「どうせ女性をあてがってケアして欲しいんでしょ」「女性はあなたのママじゃない!」「仮に女性に生まれ変わっても生きていけないと思う」
もういっそ殺してくれ。
書き込みをちゃんと読んでほしいけどそもそも結果を出すことを求めてないわけよ。
「有能な働き者になれ」じゃなくて「有能な働き者を目指せ」だ。
最初っから社会にタダ乗りしようとする考えを否定してるんだよ。
結果としてそうなってしまった人が生活保護を受けるのはもちろん当然の権利だけど、かといって最初から生活保護を目指して生きる人間ばかりなら社会が成り立たんでしょ?
元増田は結果それが可能かどうかは別にしても「有能な働き者」を目指すべきだった。
実際に加担したか否かを問わず、全員を加害者に仕立て上げてしまっていたこと。
これが白日の下に晒されたという点で、やはり今回の弱者男性問題は、フェミの敗北であったと言っているんだ。
今回の件では、フェミが、差別に加担した男性としなかった男性を区別する何かしらの用語を持っていれば、とりあえず正義の体裁は保てた。
これが「弱者男性」であろうとなかろうと、たとえば「中立男性」などといった形で、何かしらの区別を行っていれば良かったんだ。
それができていれば「中立男性については最大限ケアしていきたいと思うが、弱者男性はただ弱者というだけではフェミがケアする対象にはならない」
でも(少なくともコンセンサスを得られるほどのものとして)そういった語彙はフェミにはなかった。
つまり、誰が差別したかなど関係なく、男全体を悪者としてきたわけだ。
増田から端を発する弱者男性側の主張が、数多くのツッコミを経た後、某キリンさんのエントリに至って
「ぼくたちの女災社会論(フェミ=権利を主張する女だけに矛先を限定した偏見や糾弾、バックラッシュが延々。が、何一つ筆者自身の具体的な“自分ごと”が示されない机上の空論)」
↓
「ぼくたちは男性優位社会からとにかく何も恩恵は受けてない! 無辜の被害者だ! イジメないでくれ! ほっといてくれ! それだけの話だ!」
と急激にイノセントな響きに様変わりしてて新鮮な驚きを覚えてる。
「それだけの話しだ!」というならそれこそ
【なら、何で苦しみの原因である男社会や男性優位システムを回す強者男性には頑として無視を決め込み不満を言わず、女性だけを選んで八つ当たりするの?】
というだけの話だし、彼らの主張する【何もしなかったから無罪】論こそが女性の拒絶と無関心を物語るものでしかないのではと。
昔から現在進行形で、女性役割に苦しみ人間としての関係性を求めてきた女性達を横目で眺めても「自分は男であんたは女だから」関係ない。知らぬ存ぜぬ。
人間同士の関係性は男同士だけで結構、性の対象として、あるいは藁人形役の幻想として以外の女は徹底排除します。だって女は怖い、理解も協調もしたくない。「自分は男で他のみんなも男でここは男社会だから」それで許される。
いわれなき被害者を気取るその全てが「女を同じ人間だということ」を頭から排除してきた証左だし、そういう社会の中では「女の階級に落ちずに済んでいること」自体が多大な恩恵になる。
無意識であれ男性優位主義者達の女性支配に同化することで、幻想であれ多大な優越感と安心感を得られるシステムの中にいたのだ。
そして、フェミニストが批判するのはそのシステムであって、男性そのものではない。元々「同じ人間として」協調できる存在なのだ……というのは何百ぺん繰り返された説明だが、おそらく「弱者男性」を自認する人達は何故か聞いても認識を拒んでいたのだろうと思う。
もし「弱者男性」の苦しみが今あるのだとしたら、イジメっ子側の差別にずっと無批判で安全圏から見て見ぬふりの傍観者ながらいじめられっ子側の人達のヒエラルキーに落ちないよう何だかんだで被害者達を拒絶してきたツケを支払う時がきたという話だけど、
フェミニスト(女性のみ)に「気がつけばイジメっ子の使い走りになっていた。その気はないのにあなた達を殴ってしまう。でも、リターンはない(そんな事はない点は上述)。これで加害者扱いされるのは人権侵害だ。あなた達がイジメからの脱却を望むならあなた達にぼくたちを救済する責任がある!」という言い分は
ツケを踏み倒すどころかよりによって現在進行形で殴られてるいじめられっ子側に支払わせようとしてるのと同じではないか。どこのヤクザ世界にもこんな理不尽な恐喝はない。
「傲慢」とか「盗人猛々しい」とか通り越して、殴られた側はもちろんイジメ主犯格の強者男性層にまで同情してしまうレベル。
結局、どんな形であれ「男」として「女」の優位に立ちたいし、人間として見るつもりはさらさらないと宣言しているのと同じだ。
この部分だけなら、確かに考慮に値するかもしれない。社会の頂点にイジメっ子が君臨するなら、いきなりの状況打開は難しいかも知れないが、同じ弱者達と結託して原因となるシステムを標的と見定める事で抵抗の余地が見えてくるかもしれない。
現に「ネット上に蔓延る『男性差別』というワードは基本的に醜悪なバックラッシュだが、男性多数がこんな風にしか発想できなくなるようなまともな教育やシステムが機能しない事こそ本当の『男性差別』ではないか」と考えている男性を知っている。
彼は決して社会の強者ではないのかも知れないが、要は誰かに与えられたシステムと価値観から精神的に距離を置いて無意識から脱する事が肝心で、それなら現状のしがらみに関係なく誰でもできる。
それこそが唯一、ツケを精算して余りある【みんなの利益】に繋がるものだと思う。
でも、その後の行動と論理
【ぼくたちにそのつもりは無いけどあなたを殴ってしまうんです!あなた方にはそんなぼくたちの被害を察してケアする責任があります!と自身が殴った側に迫って、自身が払うべきツケまで相手に押し付ける】
だいいち「救済」って具体的に何だ?
弱者男性に決して加害者意識を与えないため一切自己主張せず、全肯定して黙って養い、男としての優位を永劫供給し続ける有能奴隷になれとでもいうのか。
弱者男性の主張って
「別に女性に対して悪いこと(もいいことも)する気ないんだからとにかくほっといてくれ、十把一絡げに男性扱いして敵視しないでくれ」ってこと?
それに対するフェミの主張って
「行動上は何もしてないかもしれないけど女性を弱者に位置づけようとする価値観を内面化してないかどうかは一応考えてほしいんだけど」
「考えてくれないなら敵視する範囲に入っちゃうのは仕方がないんだけど」
「とにかく敵視されるのは不満で指摘するにしてももっとお母さんみたいに言ってくれないとイヤだって?なんでケアまでこっちがせなあかんねん……」
てことなの?
日本の父権的社会ってもう1000年単位で続いてきたわけですよ。家長制度、長男継承とかそう言うのね。現存する男性はそう言う利益を受けて生活しているわけです。ですからフェミニズム的には男性はすべて不当に受益しているわけですよ。たとえば資産数千億で広大な土地やグループ企業をもつ政治家の家系ってのがあったとして(げんにあるわけですけど)彼らのその資産ってのは、100年単位の女性搾取で(妻女の人権の犠牲の上で)形成されたと考えることが出来る。だからその分を返してくれ、と。
で、この「返してくれ」という運動を簡単に「男性ひとりあたま50万円かえしてくれればいいよ」ってものに置き換えてみたとしますよね。そうした場合、前述の政治家さん(いわば強い強者男子)はお小遣いで「どーぞどーぞ、フェミ賛成。女性の権利素晴らしい!」っていえちゃうんですが(もうすでに十分金持ってるから)、いまの日本には弱者男性もたくさんいるわけで「なんでおれら受益もしてないのにそこまで憎まれなきゃならんの? 家長制度とかなん? わい遺産も受け取られへんし、っていうか親の介護で鬱なんやけど……」ってなるわけですよね。
もちろんこれは極端なカリカチュアなんですが、フェミニズムのいう「父権的社会による男性優遇の歴史」みたいなのが実感レベルで死んでいる。優遇どころか、男性でいることで不遇がある。弱者男性ってのはその実感があって、そのうえで「男性は優遇されている」というフェミニズムの主張自体がすでにして自分への攻撃に感じていると。
横だけども、別増田が言ってるように主夫は出産が出来ないと言うのが大きな理由の一つ。
まともな主夫希望の男性が殆どいないから最初から諦めてると言うのがもう一つ、だろうね。
「主夫になりたい」と言う男性で、まともに「ケア役割を担いたい」と言う意味で言っている人なんて見た事がないもの。
そもそも「主婦/夫」に対する認識が男性と女性とで食い違っているしね。
男性は主婦/夫を「働きもせず毎日遊んでいる存在」と思っている。
女性は主婦/夫を「毎日無賃で家事労働(育児・介護なども含む)を行っている存在」と思っている。
(主語でかめ論であり、全ての男性/女性がそうではない、と言うのは承知)
だから「専業主夫志望の男性」と「専業主婦志望の女性」では本人の認識も食い違う。
後者は家事労働をする気があるのに対し、前者は働きもせず毎日遊びたいだけ。
だから女ですら主夫ではなく主婦が欲しい、と言うわけだ。家事労働をする存在は欲しくても、働きもせず毎日遊ぶ存在は要らないから。
何故男性の多くが家事労働を労働として認めないのか、その認知の歪みが謎。
家事労働は明らかに労働だし、それを他人にやらせれば賃金を払う必要が生じるのに、妻なり母なり姉妹なり身内の女がやっていれば「労働ではない」「遊んでいる」扱い。
「専業主婦として家事をやっても『働いていない』と言われるのに、他人の家に行って同じ事をすると『働いている』事になって賃金を貰えるのは矛盾してないか?」
ってのは、女性の多くが一度は考えた事がある事ではないかと。
「夫の親の介護の為に退職して専業主婦やってたら『働きもしないで食えているのは誰のお陰だと思ってるんだ』と夫が言うので
介護施設に就職して離婚届置いて家出してそこの寮に入った。同じ事をやっても給料も休日も貰えて以前と比べたら天国過ぎる。
夫は要介護の親抱えて出勤出来ず仕事首になりそうらしい。ザマァwwww」
と言う2ch創作を以前読んだけども、実際に介護離婚としていくらでもありそうな話だ。
→の記事なんだけどかなり醜い状況になってる。 http://d.hatena.ne.jp/font-da/20150526/1432612495
当事者である弱者男性不在でフェミがいつもの手口で中傷的な人物像を作り問題を書き換えて、しかもフェミ仲間がケアとか処方とか言ってホルホルしとる。
あのなあ、お前らのやってることはカルト宗教が救済と言って信仰を押して付けるのと変わらんからな。
いや、カルト宗教を悪く言いすぎか。救済を目的とした宗教なら少なくともネット上で見えない相手を糾弾するようなことはしない。リアルに会って悩みを聞いたりする。
そもそも弱者男性がはてなにいる可能性は低いだろうに、そこで論じても被疑者不在で魔女裁判してるという状況にしかならない。
それから、間違ってほしくないんで言うけど、フェミは弱者男性を救えると思わない方が良い。
フェミは女性の救済のために男性社会と戦う教義とか理論武装を磨いてきたんだから、それに侵された頭で弱者男性の問題を扱えばどうなることか。
弱者像がフェミの教義によって陳腐化されたり別の物へすり替えられたり存在しないことにされる。フェミ脳では弱者男性を救えない。
そして今回のように無自覚に傲慢な正義を振り回して反感を買う。
差別問題界隈にも言えることなんだけど、自分たちの教義を振りかざして精神分析まがいのことまでして対象を裁いても意味ないどころか逆効果だと思うよ。
ファンには痛快だと喜ばれるだろうが、同時に醜いリンチを見せられた多くの人の信頼を失うことになる。
それとジェンダーフリーの理想に共感してフェミを応援してきた男は可哀想だけど残念ながら騙されたいうことで、他の方法を考えるしかないね。
反論の機会のためのコール→元記事著者id:font-da 、ケアの人id:c_shiika 、処方の人id:sofa220
この記事の存在を教えたものの、自分は文章書くのが苦手だし根比べをする気もないんで、反論書かれてもよほどのことじゃない限り放置すると思ってほしい。
http://d.hatena.ne.jp/font-da/20150526/1432612495
以上のようなことを考えていると、「弱者男性」が欲しいものは「甘えられる女性」なのではないかという疑問が浮上する。すなわち自分を「ケアしてくれる女性」である。
以後この憶測が高い蓋然性を持つものとして論が進んでいくんだけど、例えばこれを
以上のようなことを考えていると、いちいちフェミニズムにつっかかってくる自称「弱者男性」が欲しいものは「甘えられる女性」なのではないかという疑問が浮上する。すなわち自分を「ケアしてくれる女性」である。
ってするだけで「ああよかった自分のことじゃない」と安心する男性弱者は多いと思うのよ。というかよ?例えこの推測は割と妥当で、6割の弱者男性がそうだったとするよ?それでも4割は違うのよ。10000人の弱者♂がいたとしたら、4000人も違うのよ。4000人に「自分はそんなこと考えてない!」ってわざわざ恨み買わなくてもよくない?ってお話でさ。
font-daさんはブコメで「いじめないで」とか「関わらないで」っていってる人たちの相手はしていないつもりだろうけど、これそういう本人の意向の問題じゃないのよね。「弱者男性」って言葉を選んだときに発生している言葉の選択の問題なのよ。
http://d.hatena.ne.jp/font-da/20150526/1432612495
「弱者男性」の不満は「自分がケアを分担できないこと」ではなく、「ケア役割」の女性が自分に配分されないことのように見える。それも、上で想定されているような生活上のケアだけではなく、金銭的な援助も含む。それも無賃で親密性の中で与えられたいというのだ。
この「女性」、「ケア役割」を無賃でこなしながら「金」も持って来てくれる女性って、まさしく「『古き良き時代』の『嫁』だよなあ」と思った。
「弱者男性」の中には、実際にそういう「嫁」が多数存在した時代を知っていて、そういう要求をしているのも居そう。
実際に母親や周囲の年配の女性がそういう女性である、と言う環境で育った人も居るだろうと思う。
彼ら(だけじゃないけど、ネットの「若者」は)は大抵老人も嫌いで、「老人と比べたら俺らは損している」とやたら言いたがるけど(この「老人」は男性限定だろう)
「老人世代は低収入キモメンだろうが何だろうが『家事も育児も介護も仕事も全部やってくれて稼ぎは全部夫に渡してくれる女性』を手に入れる事が出来たのに
自分はそういう女性を手に入れられないのはフェミニストのせいだ」と思ってるんじゃないかな。
そしてそれは事実だろうとも思う。そんな境遇から女性を解放したのはフェミニストの功績だ。
しかし勿論それは不当な事ではない。女性をそういう境遇に追いやっていた事こそが、不当だったんだ。
彼らの一部は、それが不当な事だと認めず「今どきの女は我儘だ、『嫁』の役割を果たそうとしない」と文句を言い、
(「高収入女性は弱者男性と結婚して専業主夫にすべき」と言うのは「高収入女性は『嫁』になれ」と同義であり、
女の専業主婦のように「ケア役割」を自分が担う気なんぞ無いのは明らかだ)
また別の一部は、流石にそれが不当な事だと分かりつつも「老人と比べて俺らは損している」と言う思いが消えないんだろう。
でもどっちにしてもそんな時代にはもう戻らない。
http://shibacow.hatenablog.com/entry/2015/05/24/202444
フェミニズムと弱者男性を語る場合、次の2つのことはよく出てくる。 ・強者女性と、女性一般の話の混乱 ・何故、弱者男性は、フェミニストにその境遇を語るのか? 議論を先取りしてしまうと、フェミニズムには、「自分が強者になった後」の理論が弱い。そして弱者男性がフェミニズムに向けて、何らかのケアを要求するのは、将に「それがかって彼女たちがやったから」だ。
まずフェミニズムで述べらている「男性」や「女性」は個人としての男性や女性をささずに、集団としての男性や女性をさす。つまり、「みずからが女性で大企業の社長」であったとしても、「そのあとに何をすべきか」をフェミニズムは直接にはもたらさない。
ただ、フェミニズムを信じているならば、「男性が窮状に陥っていたとしてもなんらかの対応をするのが誠実だ」という主張があるかもしれない。ある原因から一部の男性と一部の女性が窮状に陥っていたとすると、現状では女性の方が、男性よりも大変な状況にあることが多い。フェミニストのターゲットの優先順位から言えば、その場合は、その一部の女性の窮状改善を訴えることになるだろう。しかし、その窮状改善を訴える際には、通常一部の男性と女性の両者をその窮状に陥れている社会的な機序をフェミニストは変革しようとするだろう。それゆえ、フェミニストの運動が功を奏せば、窮状に陥っている一部男性の状況も改善する可能性が高い。
つまり、女性の地位が向上し、逆に非正規雇用や長期の不況のより正社員になれず身分の不安定な男性が多くなった。
では、女性は非正規雇用や長期の不況により正社員になれない、ということはなく、多くの男性より高い職についているのだろうか?答えはノーである。全体として見れば、依然として男性の方がよい職に就き、女性の方がよい職につきにくい状況は依然としてある。
例えば、女性大学教員年収800万)が、男性非正規雇用(年収300万)に対して、差別撤廃に尽力すべしと言う。本来社会的な地位があるのは、女性教員の方であるが、何故は彼女たちは自分自身が権力を持つと自省しない
著者の図には、中卒非正規採用以下に女性が描かれている。一体彼女たちはどこに行ってしまったのだろうか?なぜ、「女性の地位が向上した」にもかかわらず、「中卒非正規採用の男性」以下に描かれている女性がいるのだろうか。彼女たちはいったい何をしているのだろうか。同じ学歴にもかかわらず、女性であるという理由で、一部の女性が「中卒非正規採用の男性」以下におかれている状況は、社会的に許されていいのだろうか?そうした「差別」は撤廃されるべきではないのだろうか?その状況について、女性大学教員(年収800万円)が、「これはジェンダーの問題であり、さまざまな人びとが取り組むべき問題だ」と主張することに何の問題があるのだろうか?
役職者になる女性は増えており、そのため強者女性も増えていることが伺える。その中にフェミニストも居るだろう。彼女たちは応答義務はないのかというのが1の主張だと思う。だから、女性一般や弱者女性を例に出すのは、すり替えだろう。
社会的地位が高いものには社会的な問題に対して応答責任がある。フェミニストはさまざまな社会問題に対して問題を主張してきた。現在は、社会的地位が高いフェミニストが、以前に比べればいる。ところが彼らは、現在ある社会問題、特に男性非正規雇用の問題などについて論じていない。それゆえ、彼らは道徳的に間違っている。
以上が著者の推論の流れであろう。
まず、個々人には対応できる問題の量がある。筆者はフェミニストが、「さまざまな問題」に対して「声を上げない(といわれている)」ことについて、「知っていて、対応可能なのにもかかわらず、無視している。それゆえ問題である」と主張している。しかし視点を変えてみれば、フェミニストがジェンダーの問題で手いっぱいだとすれば、フェミニストの反応が少ないことは当然の帰結であろう。「フェミニストは昔から忙しい」のである。
事実の上では、「非正規雇用」、とくに女性の非正規雇用化は1990年代から問題にされており、非正規用の問題に気付き論じているフェミニストはたくさんいる(はずである)。
また、単純に社会的地位が高いものには応答責任があるのだとすれば、「女性で大学教授」よりも上にいる男性たちの責任はどうなっているのだろうか?彼らこそ、ジェンダー問題で手いっぱいのフェミニストよりも、「知っていて、対応可能なのにもかかわらず、無視しており、それゆえ問題である」のではないだろうか?
http://anond.hatelabo.jp/20150523131716
大元の増田とあわさってどこから突っ込んでいいのか分からないくらいひどいこと言ってるなと思います。
「女性の富や政治権力の増大」は日本全体の拡大というより、男性から女性への移転という形で
富と政治権力を握中に収めた強者女性=フェミという構図からして謎です。
すごくせまくフェミニズムに限定しても、そもそも「男性による女性の支配構造」を問題として告発してきたという大前提がまずあって。
このフェミニズムの最大の発見/功績を否定するというならまずそこからしっかり立論して頂きたいのだけれど。修辞的な話ではなく。
きわめて極一部の女性を例に挙げて、「オンナはもはや富と権力を手に入れた、だから世の中は男女平等だ」といかいう認識でいるならそれは間違ってます。
男女間賃金格差というのは常に存在し続けてきたけど無視されてきました。日本の場合それはとくに女性の非正規雇用という形で現れてきています。
いまだなお非正規雇用の問題の中心は女性であり、労働市場から排除され続けています。M字型カーブは必然とか、パート問題を矮小化しないでくださいね。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002k8ag-att/2r9852000002k8f7.pdf
http://www.stat.go.jp/data/roudou/pdf/point16.pdf
「権力」という多義的な言葉をこれだという形に当てはめるのはちょっと抵抗があります。富も権力の源泉だったりしますしね、でもとりあえず政治権力とみなしそのもっとも中心的なアクターの議員に限ってみても、
確認するまでも泣く議員の男女人数比は女性のほうが少ないですね。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/san60/s60_shiryou/giinsuu_danjo.htm
いやそれでも一部の「強者女性」がいて、そいつらには「弱者男性」を救う(少なくとも道義的な)義務があるとか言うんでしょう。
「強者女性」「弱者男性」とかっこをつけてみました。どちらも内実が曖昧で誰のことを指してるのか分かりませんね。
フェミニストは強者女性なんでしょうか。確かに戦う意志と言葉を持っているという点では「強い」ですね。
でも彼女ら、あえて彼女「ら」と集団として想定するならばですが、一体そのうちどれだけが富を手にしているんですか。
白人中産階級女性フェミニストへの有色人種フェミニストや労働者階級フェミニストからの批判というのはフェミニズム内部での「健全」な批判であって
「フェミニスト」がふんぞり返っているという像の証左ではないですよ。
あるいはそのうちどれだけが「権力」を手にしているというのですか。先ほど議席数を例に出してみました。
最新の数字だと女性議員数は五分の一以下です。これは権力を手にしてる状態なんですか。しかもこの女性議員のなかにフェミニストがどれだけいるんですか。
「男性による女性の支配構造」の話をしました。強者のフェミニストであってもこの構造の被害からは逃れられません。
さて、ブログの方に移ってみましょう
議論を先取りしてしまうと、フェミニズムには、「自分が強者になった後」の理論が弱い。そして弱者男性がフェミニズムに向けて、何らかのケアを要求するのは、将に「それがかって彼女たちがやったから」だ。
「強者」になるってどういう状態ですか。「何らかのケアを要求するのは、将に『それがかって彼女たちがやったから』だ」ってどういうことですか。
先ほども書いたとおり、非正規雇用とは数的にも歴史的にも女性の問題でした。これを男性非正規雇用が、たかだかこの15年で増えたということを殊更に問題視するかのような言説が
女性の置かれてきた位置、状況への配慮のなさ傲慢さが反発を生んでるんじゃないんですか?
「男」が「男」というだけで得られていた特権的地位から転げ落ち、「弱者」になって、それを「女」に向かって救えと要求する構図がまさしく非難/批判の対象なのですよ。
多くの場合において女性は経済的弱者であり、(政治)権力的弱者であり、ジェンダー関係における弱者なのにもかかわらず。
その根本的認識を欠いて「お前らは最早強者だ」というのはすごく控えめに言って、間違ってます。
ここまで書いて力尽きたので本丸の「男性による女性の(象徴的)支配構造」やジェンダー関係の非対称さ、その権力関係についてはそのうち書きたいと思います。
id:mizu2014 : 第一波フェミニズムからカウントすれば100年近い歴史と蓄積のある運動ですが、これって長続きしてる部類には入らないんですか?
回答ありがとうございます。
Q1…実際にキモくて金のないオバサンと関わる機会があるがキモいからとか金が無いからダメとかじゃなくて
向こうも相当に捻くれてしまっているので性格的に一緒にやっていくのが無理だと思うことが多い
■大変直裁で現実的なお答えを頂きました。個人的には胸が痛む気持ちにもなります。
ご自身と同じ境遇の相手の心情を思い測れる、思慮深さがある優しい方なのではと思います。
Q2…機会があっても無能は活かせないから最終的にはあんまり変わらんと思う 保障はしたほうがいい。現状は格差が行き過ぎている。
Q2ex…平等でいいと思う。ただここを市場原理に任せると「かわいそうな女性」という消費対象として優れているカテゴリーの女性側が有利になると思う。
■こちらの回答も大変現実的ですね。そして冷静に現実を変える戦略も考えている。金銭的な不自由さはあまり感じておられないようです。
個人的には「かわいそうな女性」市場は、ポスト資本主義化の労働環境における、特に若い人に不利な富の偏在という大きな問題が根底にあるなかでの
30年ぐらい前までは、女性には生存のための現実的な選択肢が、事実上一つ(結婚)しかありませんでした。
同様な状態に「社会的に下層な男性」が置かれているのだと考えると、とても辛いですね。私も、救われる方法を市場に求めるのは反対です。
政治的な解決方法も考えるべきでしょうし、同時に内的な自発的な気付きも必要だと考えています。
Q3…思いつく。家族や親族のケアやそれらによる成功体験による自信が違う。
Q4…モテようと思ったことがない
Q5…金に関してはそうは思わないが、名誉や承認が不足しどこへ行ってもゴミクズ扱いなのが生きづらい要因だと感じる
■ご自身が抱えておられる生きづらさの原因に向き合える勇気をお持ちですし、ご自身がもっと積極的にモテようと思えばモテる(モテをどのように定義するかにはよりますが)方に行ける気もします。
ご家族との関係があまり良くないのでは推察します。実は私もかなり家族には恵まれていません だからこういうアンケートを取ったりしてしまうのかもしれませんが笑
成功体験は年を取ってから自力で獲得することもできますし、自力で獲得した成功体験は、生与のものよりもずっと尊いし自分を生きさせる力になると、私は信じています
Q6…個別に考えるべきことなので「女は」では括れないと思う。例えば逆境でも金を稼いで這い上がって逆転したいと思うような負けん気やバイタリティのある人はするのも有りだと思うけど
それは女全員に勧めるられるべきことではない。
■こちらもとても現実的であり、かつ理性的なお答えだと思います。理性的であることに無理をされている様子も見られません。
ご自身で思っている自己評価よりも、市場価値(嫌な言葉ですが)は高いのではと感じます。
自己評価の低さの理由は、ご家族との関係やその他(回答だけでは、ご自分をキモい方にカテゴライズする必要はないように感じますので)があるのかと思います。
それを払しょくできる日が来ることを、画面の向こうから心より願っています。あんた、すごくいい人だよ。自分が思ってるよりずっと立派だよ。
ジョルジュ・サルマナザールはフランス生まれの白人だったが、ウィリアム・イネスという牧師の協力を得て「キリスト教に改宗した台湾人」になりすました。「台湾人の先祖は日本人である」「香草をまぶした生肉を食べている」などデタラメな風習を広め、独自の「台湾語」まで作りだした。当時のヨーロッパでは台湾のことなど全く知られていなかったので、サルマナザールは25年ものあいだ台湾の専門家と見なされ、彼が執筆した『台湾誌』は知識人からも信頼されていた。しかし、ハレー彗星で知られるエドモンド・ハレーが、『台湾誌』に掲載された星図などから矛盾を見つけ出して突きつけたため、彼はついに自らの虚偽を告白した。
数学教授ロデリックと図書館司書エックハルトは、横柄な態度のヨハン・ベリンガーに腹を立て、悪質ないたずらを仕掛けることにした。二人は石灰岩に細工をして、カエルやミミズの化石、彗星や太陽の形をした化石、「ヤハウェ」という文字が刻まれた化石などを作り出し、ベリンガーが化石を採集していた山に埋めておいた。当時は化石が生まれる原因が分かっておらず、神秘的な力によって形成されると考えられていたので、いま見ると明らかにおかしな化石でも、ベリンガーは本物だと信じこみ、図版を収録した書籍まで出版してしまった。話が大きくなって慌てた犯人の二人は偽造であることを明かしたが、ベリンガーはそれを中傷だと考えてまったく取り合わなかったという。
コック・レーンにあるリチャード・パーソンズの家に、ウィリアム・ケントとファニーという夫妻が下宿していた。しばらくしてファニーは天然痘で亡くなったが、それ以来、パーソンズの家では何かを叩くような音や引っかくような音がたびたび聞こえるようになり、パーソンズは「ファニーの幽霊に取り憑かれた」と主張した。ファニーの幽霊は、自分がケントに毒殺されたことを訴えているのだとされた。幽霊のことはロンドン中の話題になり、見物客が連日のように集まってコック・レーンを歩けないほどだった。しかし調査の結果、パーソンズが自分の娘を使って、木の板を叩いたり引っかいたりさせていたのだということが分かり、彼は有罪となった。
ヴォルフガング・フォン・ケンペレンは「トルコ人」という名の人形を完成させた。それは完全な機械仕掛けでチェスを指し、しかもほとんどの人間より強いというものだった。「トルコ人」はヨーロッパ中を旅してチェスを指し、その中にはベンジャミン・フランクリンやナポレオン・ボナパルトなどの名だたる人物がいた。多くの人間がその秘密を暴こうとしたが果たせなかった。ヴォルフガングの死後、「トルコ人」はヨハン・メルツェルのもとに渡り、ふたたびアメリカなどで大金を稼いだが、1854年に火事によって焼失した。その後、最後の持ち主の息子が明らかにしたところでは、やはりチェス盤のあるキャビネットの中に人が入っていたのであった。
宝石商シャルル・ベーマーは、自身が持つ高額な首飾りを王妃マリー・アントワネットに売りたいと思い、王妃の友人だと吹聴していたラ・モット伯爵夫人に仲介を依頼した。伯爵夫人は、王妃に渡すと言って受け取った首飾りを、ばらばらにして売りさばいてしまった。その後、ベーマーが代金を取り立てようとしたことから事件が発覚し、伯爵夫人は逮捕された。しかし「王妃と伯爵夫人は同性愛関係にあった」「本当は王妃の陰謀だった」といった事実無根の噂が流れ、マリー・アントワネットの評判は貶められた。ちなみに、かの有名なカリオストロ伯爵も巻き添えで逮捕され、のちに無罪となっている。
19歳のウィリアム・ヘンリー・アイアランドは、父親を喜ばせるためにシェイクスピアの手紙や文書を偽造するようになった。多くの専門家がそれを本物だと鑑定し、ジェイムズ・ボズウェルなどは「我らが詩人の聖遺物を生きて見られたことに感謝する」と祝杯を上げたほどだった。ついにウィリアムは戯曲の偽作まで行うようになったが、その戯曲「ヴォーティガンとロウィーナ」はあまりにも悲惨な出来栄えだった。また、その頃にはエドモンド・マローンによる批判も広まっていた。ウィリアムは罪を自白したが、世間はそれをウィリアムの父親が息子に言わせているものだと受け取った。当の父親も、無能な息子がそんなものを書けるわけがないと、死ぬまで贋作であることを信じなかった。
イギリスで異国の言葉を話す身元不明の女性が保護された。ある船乗りが「言葉が分かる」というので通訳となった。船乗りによれば、彼女はインド洋の島国の王女カラブーであり、海賊に囚われていたが逃げ出してきたのだということだった。彼女は地元の有力者たちのあいだで人気となり、またその肖像画は新聞に掲載されて広まった。しかし、その新聞を見た人から通報があり、彼女はメアリー・ベイカーという家政婦で、架空の言語を作り出して、カラブー王女のふりをしていただけだということが判明した。
イギリス軍人グレガー・マクレガーは、中南米で実際に功績を上げたのち、イギリスに戻って「ポヤイス国」への移住者を募集した。ポヤイス国は南米の美しい楽園で、土地は肥沃であり、砂金が採れると喧伝された。ポヤイス国の土地や役職、通貨などが高額で売りに出された。それを購入した二百七十人の移住者グループが船で現地へ向かったが、そこにポヤイス国など存在しなかった。荒れ地に放り出された移住者たちは次々に死んでいった。マクレガーはフランスに高飛びし、そこで同じ詐欺を働こうとして失敗した。さらにベネズエラへと逃げて、そこで英雄的な軍人として死んだ。
アメリカの冒険家だったジョシュア・ヒルは、ハワイへ移住しようとして失敗した後、タヒチ島からピトケアン島へと渡った。ピトケアン島は、イギリスからタヒチまで航海したのちに水兵たちが反乱を起こしたという「バウンティ号」の生き残りと、その子孫たちが暮らす絶海の孤島だった。ヒルは、自分はイギリス政府から派遣された要人だと嘘をつき、独裁者として君臨した。逆らう者には容赦なく鞭を振るい、恐怖で島を支配した。それから6年後、通りすがりのイギリス海軍の船に島民たちが助けを求めたことで、ついにヒルは島から追放された。
イギリスの名門ティッチボーン家の長男ロジャーは、1854年に南アメリカ沖で海難事故に遭って亡くなっていたが、その10年後にオーストラリアで肉屋を営む男が「自分がロジャーである」と名乗り出た。翌年、ロジャーの母である未亡人と「ロジャー」はパリで面会した。華奢だったロジャーとは違い、「ロジャー」は体重100kgを超える粗野な男だったが、未亡人は彼こそがロジャーだと認めた。貴族を名乗りつつも労働者であった彼は、イギリスの庶民からも大いに人気を集めた。しかし未亡人が亡くなった後、裁判において彼は偽者であるとの裁決が下され、14年の懲役刑を課されることになった。
ジョージ・ハルは進化論を支持する無神論者だったが、聖書に登場する巨人の実在について口論となり、それがきっかけで巨人の化石を捏造することを思いついた。石膏を巧みに加工し、毛穴まで彫り込んで、いかにも偶然発見したかのように装って大々的に発表した。専門家たちはすぐに偽物であることを見抜いたが、キリスト教原理主義者の一部は進化論への反証としてこれを支持し、また全米から多くの見物客がやってきた。フィニアス・テイラー・バーナムが同様に巨人の化石を見世物にしはじめたことで、ハルはバーナムを訴えるが、その裁判を取材していた新聞記者がハルの雇った石工を突き止めて自白させたため、ハルも観念して偽造を認めてしまった。
ドイツの靴職人ヴィルヘルム・フォークトは、古着屋で軍服や軍刀などを購入し、「プロイセン陸軍の大尉」に変装した。彼は大通りで立哨勤務をしていた近衛兵に声をかけ、十数名の兵士を集めさせると、ケーペニック市庁舎に踏み込んだ。フォークトは、市長や秘書らを逮捕し、また市の予算から4000マルクほどを押収すると、兵士たちにこのまま市庁舎を占拠するよう言いつけ、自分は悠々と駅に向かい、新聞記者からの取材に応じた後、列車に乗り込んで姿を消した。彼はすぐに逮捕されたが、ドイツ全土で人気者となり、時の皇帝によって特赦を受けた。
イギリスのピルトダウンでチャールズ・ドーソンによって発見された化石は、脳は現代人のように大きいが、下顎は類人猿に似ている頭蓋骨だった。ドーソンはこれをアーサー・スミス・ウッドワードと共同で研究し、人類の最古の祖先として「ピルトダウン人」と名付けて発表した。当時は大英帝国の繁栄期であり、人類発祥の地がイギリスであるという説は強く関心を持たれた。しかし1949年、フッ素年代測定により、ピルトダウン人の化石が捏造されたものだと断定された。捏造の犯人は未だに分かっておらず、『シャーロック・ホームズ』の作者であるアーサー・コナン・ドイルが真犯人だという説まである。
後に作家となるヴァージニア・ウルフを含む6人の大学生たちは、外務次官の名義でイギリス艦隊司令長官に「エチオピアの皇帝が艦隊を見学するので国賓として応対せよ」と電報を打ってから、変装をして戦艦ドレッドノートが停泊するウェイマス港に向かった。ぞんざいな変装だったにもかかわらず正体がバレることはなく、イギリス海軍から歓待を受けた。彼らはラテン語やギリシア語を交えたでたらめな言葉を話し、適当なものを指して「ブンガ!ブンガ!」と叫んだりした。ロンドンに帰った彼らは新聞社に手紙を送って種明かしをし、イギリス海軍の面目は丸潰れとなった。
ドイツの曲芸師オットー・ヴィッテは、アルバニア公国の独立の際に「スルタンの甥」のふりをしてアルバニアへ赴き、嘘がバレるまでの五日間だけ国王として即位した、と吹聴した。そのような記録はアルバニアにもなく、当時からオットーの証言は疑わしいものとされていたが、オットーはドイツ国内でよく知られ、新聞などで人気を博していた。オットーが亡くなったとき、その訃報には「元アルバニア王オットー1世」と書かれた。
コティングリー村に住む少女、フランシス・グリフィスとエルシー・ライトは、日頃から「森で妖精たちと遊んでいる」と話していた。ある日、二人が撮影してきた写真に小さな妖精が写っていたことに驚いた父親は、作家のアーサー・コナン・ドイルに鑑定を依頼した。そしてドイルが「本物の妖精」とのお墨付きを与えて雑誌に発表したため、大騒動となった。50年後、老婆となったエルシーは、絵本から切り抜いた妖精を草むらにピンで止めて撮影したと告白した。しかし、フランシスもエルシーも「写真は偽物だが妖精を見たのは本当だ」と最後まで主張していた。
オーストラリアの現代詩誌『アングリー・ペンギンズ』に、25歳で亡くなったという青年アーン・マレーの詩が、彼の姉であるエセルから送られてきた。『アングリー・ペンギンズ』誌はこれを大きく取り上げて天才と称賛した。しかし、これは保守派の詩人であるジェームズ・マコーリーとハロルド・スチュワートが、現代詩を貶めるためにつくったデタラメなものだった。この事件によりオーストラリアの現代詩壇は大きな損害を蒙ったが、1970年代に入るとアーン・マレーの作品はシュルレアリスム詩として称賛されるようになり、以降の芸術家に大きな影響を与えるようになった。
フィリピンのミンダナオ島で、文明から孤立したまま原始的な暮らしを続けてきたという「タサダイ族」が発見された。彼らの言語には「武器」「戦争」「敵」といった言葉がなかったため「愛の部族」として世界的な話題になった。彼らを保護するため、世界中から多額の寄付が集まり、居住区への立ち入りは禁止された。しかし15年後、保護地区に潜入したジャーナリストは、タサダイ族が家に住み、タバコを吸い、オートバイに乗っているのを目撃した。全ては当時のフィリピンの環境大臣マヌエル・エリザルデJr.による募金目当てのでっちあげだったとされた。
評論雑誌『ソーシャル・テキスト』は、「サイエンス・ウォーズ」と題したポストモダニズム批判への反論の特集に、アラン・ソーカルから寄せられた『境界を侵犯すること 量子重力の変換解釈学に向けて』という論文を掲載した。しかしそれは、ソーカルがのちに明かしたとおり、きちんと読めば明らかにおかしいと分かるような意味不明の疑似論文であり、ソーカルはそうしたでたらめをきちんと見抜けるかを試したのだった。それはポストモダンの哲学者たちが科学用語を濫用かつ誤用している状況に対する痛烈な批判だった。
サロン脱毛は3年やっても成果がいまいちだし、値段は3倍だけど期間は1/3だからクリニック脱毛のほうが個人的にはいいと思う。
サロン脱毛も初回割引を最大限使えばかなり安いのはあるが、ワキ+ビキニラインが500円!とか以降はそれこそクリニックの1/3の値段になるので。
エステサロンと病院では使える機器の光の強さが全然違うからこういうことが起きるんだけど、サロン脱毛やった人で不満が残るほとんどの人はその後クリニックに以降するか、または自分でケアに逆戻りするので、金銭的には本当は最初からクリニックに行ったほうがいい。まぁサロン脱毛も経験だけど。
俺は怒らんよ。でもそれは、正直お前みたいなのに怒ってもそうやって不満持たれるだけだし、どうして悪いのか説明しても理解できないか聞いてないし、ケアもサボるから無駄だから怒らないんだよ。
それに、「言うこと聞いてほしいならどうして怒るんだ、涙ながらに訴えてくれたら聞いてやってもいいのに」なんて言われて、それをするほどお前に思い入れがあってお前のことを思ってくれる人なんてカーチャン以外いねえよ。
普段から自分できっちり歯磨きするのが一番大事だから、お前の意識が変わらなきゃ歯医者にできることも限りがあるし。
その歯医者さんは俺より親切で、俺より赤の他人のお前にも思いやりがあって、でも何十人も患者抱えてるから、時間的にも心の余裕的にもよってそれらひとりひとりのカーチャンのようにはなれねーんだろうよ。
俺仕事でこういうクレーム対応よくやってるんだが、こういうの見る度に「はあ〜〜〜〜まーた長文マンコだ〜〜めんどくせ〜〜〜」とか思うわ。
なんでお前らまんこの書く文章ってどれもこれも似たりよったりなんだろうね。
舞台やシチュエーションが違うだけで、登場人物の役割も言うセリフもほとんど一緒。ボリウッド映画かよ。
そういうのをコーヒーを飲みながら、定型文1「コノタビハマコトニモウシワケアリマセンデシタ」を選択して送信。
むしろ教えて欲しいわ。なぜ上みたいに6行で完結しそうな内容をここまで壮大に書き上げることができるのか。
うちで働いてみる?(笑)