「バックラッシュ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: バックラッシュとは

2019-07-16

anond:20190716210743

資料みてくれるのか、ありがとう書いた甲斐があったよ。男子校出身者が必ずしも女性差別者じゃないように、女子校出身者が男性差別者じゃないとも理解してほしい。特にお茶大はジェンダー資料いから、進学先としては候補にあがるしな。

あと、信じられないかもしれないが、女子大の意義として「女に学問なんか必要ないがまあお嬢様学校だったらハクがつくので許可」って親もいて、勉強したい女子の受け皿だったりするんだ。今は奨学金とかも充実して親の許可とらずとも大学いきやすくなったけど、この作者の世代だとまだ結構いたみたいな話をきいた。

レッドピル映画日本で広まってないのが残念でならないが、近々バックラッシュが来て議論されると信じたいな。

2019-06-15

それでもリンチはやめたい

安全ピンで攻撃された鍼灸師警察相談した

女も加害者だと増田metooで怒りを表明した

ツイッターでもフェミニスト気持ち悪い呼ばわりされた人がmetoo的な怒りを表明した

しばらく女性男性キモいと言ったことや容姿や振る舞いで嫌がらせされたことへのmetooがでるだろう

それをジェンダー学者界隈では価値を認めるのかバックラッシュ批判するのか

2019-05-13

バックラッシュ!』という本のなかで、上野千鶴子オタクについてこんなことを書いている。

 ギャルゲーでヌキながら、性犯罪を犯さずに、平和に滅びていってくれればいい。そうすれば、ノイズ嫌いでめんどうくさがりやの男を、再生産しないですみますから

 ただし、そうなった場合、彼らの老後が不良債権化するかもしれませんね。ところが、彼らが間違って子どもをつくったらたいへんです。子どもって、コントロールできないノイズからノイズ嫌いの親のもとに生まれてきた子どもにとっては受難ですよ。そう考えてみると、少子化はぜんぜんOKだと思います

元の文意が上手く伝わってない気がする・・・

2019-04-15

anond:20190414195240

日本人男性

主語が小さい。

欧米諸国にもincelやMGTOWムーブメント存在するし、

韓国だって行き過ぎたメガリアへのバックラッシュも起きてる。

上記の連中のように実社会武力行使に訴えず、アニメゲーム

AVニコニコ満足してる日本人男性はむしろ健全な部類だ。

これ、要は世界中先進国在住の男性に起きてること。

現代仮想空間に擬似恋愛セックスが氾濫してて

気軽に誰でもほぼ無料で即座にアクセスできる状態

地上の楽園のような仮想空間が発達し過ぎて自分が置かれてる

現実との落差に耐えられない男性大勢出てきたよ、ってだけ。

目先の欲求ポルノですぐ代替できるこの状況がよくない。

ポルノ麻薬アルコールと変わらん。

その場しのぎの快楽で頭を騙してるだけで本質的問題解決にはなんら貢献しない。

無料原材料なし・労力なしですぐに麻薬アルコール

生成できる機械(スマホのことね)を皆が持ち歩いてるようなもの

こんなもんが人口膾炙してんだからみんなおかしくなるに決まってるよ。

2019-04-11

anond:20190411112240

どっちが本物の業界人でもいいけど、最近の売れ行きとか教えてくれんか?

何年も前に「バックラッシュ」が宮台真司フォロワーまわりでちょっと売れた気がするけど、その後で何が良かったとか、なにもいいのは無かったとか、そういうの知らないというか。

2019-02-28

anond:20190228110615

そういう社会にされるくらいなら、盛大にバックラッシュ起こして逆に足蹴にしてやるよ

2019-01-27

日本アニメプレゼンスは、なぜ下がってしまったんだろう?

みんな忘れてしまったのだろうか。あの祝祭的な季節を。

ぼくは覚えている。それは90年代半ばに始まった。

海外アニメが人気だと新聞に報じられ、日本アニメ国際的競争力を持ったコンテンツだと、盛んに論じられた。

エヴァブーム村上隆アートもそれを後押しした。あるいは岡田斗司夫の各種書籍も貢献していたかもしれない。

アニメ幼児的だとバカにされているが、実はそのローカル性こそが世界では面白がられるんだ。あるいはアニメこそが作家主義を貫いて深いドラマを作れるんだ、とかも言われていたっけ。

まぁ、要するに文学邦画なんてまったくダメで、アニメこそが日本の誇るべき文化なんだ、という論調が一気に広がった。社会学者文芸評論家もこぞってアニメを語るようになった。

国もそれに同調して、「クールジャパン戦略」を唱えるようになった。アニメを輸出して日本文化プレゼンスをあげようとした。これ自体音楽戦略的に輸出したイギリスクールブリタニカ戦略猿真似だったけど、実際にやったことは誉めてやっていいだろう。石原慎太郎が「ほしのこえ」を絶賛していたんだぜ。

そうやってゼロ年代半ばにはクールジャパン論はピークに達していた……しかし、その後の惨状はどうだろう。

まずクールジャパン戦略は無惨にも失敗に終わった。これ自体は今でも施策が続いているが、アニメの姿はなりを潜めて、ゆるキャラや各地の名産品を押し出すようになっている。各国にあるクールジャパンショップも同様だ。

アニメこそがすごい文化なんだ、という論調も次第に静かになっていった。アニメを持ち上げる人が、どんどんいなくなっていった。

それはアニメ自体流行の変化にも原因があるだろう。攻殻機動隊エヴァンゲリオン、カウボーイビバップといった「大人向けアニメ」はあまり作られなくなり、キャラクターのかわいさを押し出す「萌えアニメ」が主流となっていた。

それはまだいい。致命的なのは萌え」が語るべき言葉を持っていなかったことだ。

ゼロ年代にはまだ「萌え」こそが思想的に新しくて最先端の消費行為なのだと言い切ることもできた。「萌え」の言葉意味や、それのなにが新しいのかを語ることができた。

しかし、個別作品を語るとなると、「このキャラかわいい」で終わってしまう。これが決定的にまずかった。

なぜなら、それはクチコミで広がらないことを意味している。エヴァはこういう作品で、ここが面白いんだよ、と説明できる。しかし、萌えにはそれができない。言語化できないってことは、海外にも紹介できないってわけだ。

さらには社会的な風潮の変化も、アニメには打撃を与えているあろう。90年代はまだ表現の自由がどこまでも広がっていくという幻想があった。あれも表現してOK、これも表現してOK村上隆オタクアートはその幻想を土台にして成り立っていた。

しかし、その後にやってきた現実は、大きなバックラッシュだった。ポリティカル・コレクトネスが席巻し、あれもダメ、これもダメ、という世界がやってきている(かつて政治的な正しさは「生真面目なやつらがくだらない批判をしているぜ」とお笑い草にされていた。そのとき空気は、『政治的に正しいおとぎ話シリーズで感じ取ることができる)。

これはアニメにとってとてつもない逆風だ。なぜなら、アニメにおいては奇形であることがクリエティティ証明だったからだ。たとえば、ゼロ年代は「エロゲー」をベースにした諸作品が注目を集めたが、これは今ではとてもじゃないが取り上げられなくなってしまっている。

アニメは今ではかつて(90年代半ば以前)のように「省みられない」存在に戻ってしまった。

日本コンテンツ話題になるのは、コンマリやテラスハウスだ。まだ宮崎駿新海誠はがんばっているけど、かつてのように「アニメというジャンル自体に優位性があるんだ」という勢いはない。みんな忘れているけど、「すべての映画アニメになる」なんて言われていたんだぜ。

今ではアニメ話題になるといったら、アニメーターの待遇がどうだ、といった就労問題ぐらいだ。

しかし、この残念な現実を見るに、なんでこうなってしまったんだろうと首をひねってしまう。あれは幻想だったのだろうか。いったいどこで道を間違えてしまったのだろう。みんなあのころのことはどう思っているんだろう。忘れてしまったのだろうか。あるいはまた盛り上がることがあるんだろうか。日本未来は、これからどうなってしまうんだろう。

2019-01-21

anond:20190121104121

夢想を求め過ぎて男が割りを食わされてるのが現代社会

これが言いたいのは良く分かった。

まあそういう面はあるかもしれんな。だからバックラッシュとかなる。

嘗ても女は割りなんて食ってない。

これは言い過ぎ。

2019-01-17

昨今のジェンダー関連の話10年以上前バックラッシュの時に社会学者に向けて指摘されていた瑕疵が一斉に噴出しているだけだよなあとつくづく思う。

そのとき批判していた人たちは逆の立場に立っていたりするが。

2019-01-16

荻上チキさんの思い出

荻上チキさんの名前を見たなかで一番印象的だったのは、社会学者古市憲寿さんが直々に『絶望の国の幸福な若者たち』のなかで言及したときのことだ。内容については触れない。ぜひ入手して読んで欲しい。

荻上さんの名前を知ったのははてなダイアリーだ。『バックラッシュ』は買った。表紙には上野千鶴子先生名前を筆頭に、たくさんの論者の名前が書かれている。その一番最後荻上さんの名前が書かれている。いまでもその本は捨てずに本棚に置いてある。

はてなには、よく分からないことを言うひとも多かったし、いまでは名前も思い出せないひとも多い。そのなかで荻上さんははっきりと名前を覚えたひとりだ。ジェンダーフリーについてのサイト煽りまくっていたのを覚えている。

僕は、はてないたことを忘れないために一番輝いていた荻上さんのことを書いておく。

2019-01-09

anond:20190109234705

君みたいな歴史修正主義者と違って、歴史的漸次支持を広めてきた事実を知ってるからね。

たまたま現在バックラッシュがあっても、それはかつてもコミュニティ経験してきたことで今更驚くことでもない。

2019-01-01

2019新春に「はてリベ」の未来を考える

1

まずこれはちょっとどうかと思ったよね。

原宿 竹下通り 車が暴走 歩行者はね8人けが うち6人重傷か | NHKニュース

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20190101/k10011764661000.html

自己責任論の行き着く先は自爆テロからね、無敵の人の母数がどんどん増えていく

2019/01/01 リンク Add Starwisboot129mrescape

まりにも軽々に我田引水しすぎ。

自分の望むストーリー押し付けすぎ。

そしてあまりに迂闊に犯人犯行共感を寄せすぎ。


厳密に言えばそういう解釈や読みは事件から何年か経っても難しいのに

第一報でこれは蛮勇過ぎるでしょう。


それで案の定というか

続報で犯人の「オウム死刑に抗議する」とかい

イカレポンチな供述が出てきて困ってしまって以下略


ついでに言うと現在加藤の乱の時に比べれば相当な上向きの景気であって

どこだって人手不足犯人ぐらいの年齢の若者就職なんか売り手市場もいいとこだから

自己責任論の行き着く先は自爆テロからね、無敵の人の母数がどんどん増えていく 」

これは単体でもやや滑稽味のあるコメントなっちゃってる。


また

今よりずっと先の見えない長い不況当時でも加藤一しか起きなかったことを考えれば

自爆テロがどんどん起きる」というのは予測ではなく願望、もっと酷い言い方をすれば遠吠えになる。


リベラルはこんなんではだめだろう。

augsUK 最近ブコメは、初報でとにかく自分の主張とする底辺の反乱説をひたすら主張し、続報で動機が違うとわかるとそれで「真実」底辺からだと叫ぶ。

2019/01/01 リンク Add Star

ほんとこれ。


2

リベラル思想リベラルな人の存在意義ますます重要になっていくものだし、

はてなリベラル気風もむしろ頼もしく感じる。

はてなネットでの存在意義ってもう「リベラルホーム」ってとこだけだと個人的には思うし)。


けどなんか最近はてなリベラル言論見てると

思考挙措が雑というか簡単に好ましい結論に飛びついちゃうような

知性的堕落や疲れのようなものを感じる。

「昔からそんなもん」とか「はてなに期待するな」とかそういうのはいいから。


考えてほしいけれども

世界的にリベラルバックラッシュを受け始めてる現実もあるし

日本ネットだとリベラルってはてなtwitterしか場所がないし

twitterは大声で攻撃的なヘイターほど目立ってイニシアチブ取っちゃう地獄から

穏健で理知的な賢いリベラルを輩出できるのってはてなだけだ。


はてなは外部の口さがない手合いからは「反日左翼が多い」等と言われてるが

韓国ウヨク日本ヘイトレイシストしかないはてサとそれ以外のリベラルのことは分けて考えるべきだし、

リベラルの皮かぶって日本ヘイトしてたはてサ勢が盛大に自爆して退潮してる今こそ

ヘイトナショナリズムの混入していないはてなリベラル勃興の元年になると思う。


からこそテロ待望論や革命待望論のような雑な感情自重してほしいと思う。

それは容易にあほな人とか対日レイシストとかを寄せ付けてしまう。

そうするとまた堕落が進行するだけだし。

社会は良くならないし。

2018-12-28

攻め一辺倒で敵を四方八方に作ってると反撃されて守勢に回ると火消しも大変なことになる

全てを悪意の反撃、バックラッシュで片付けてたら先鋭化だ

2018-11-29

anond:20181128180140

いわゆる「公」が破壊されて「私」が台頭した、という話か。

 

議論ゼロ年代で止まってる上に長い。

この話だったら今は、その後は公のバックラッシュ貧困層ナショナリズムの台頭で、みたいな話しないとだめだろ。もっといろいろ新しい本とか読んでいこうぜ。

2018-11-18

anond:20181115184127

その時代の流れってやつ、ハリウッドから流れてきたやつなんだけど、ハリウッドではもう極端化とバックラッシュが始まってるんで。

ジェームズ・ガン降板とか、みんなおかしいと思ってるだろ。

日本もなろうアニメの件あったしね。

流れは変わらざるをえないし、変えたいだろう。

2018-11-17

今年のアカデミー賞作品賞にひっかかりそうな映画たち

自分ブログにでも書こうかなと思ったけど、だいたい https://www.metacritic.com/pictures/oscar-best-picture-contenders-for-2019?ref=hp からパクリだしそんなに力いれて調べてないので増田に放流します。

本命は『スター誕生』、『BlacKkKlansman』、『グリーンブック』あたりか。ノミネーションだけなら『ファースト・マン』や『女王陛下のお気に入り』も。


BlacKkKlansmanスパイク・リー監督

今年のカンヌで『万引き家族』の次点グランプリを獲得した、黒人映画永遠トップランナーの最新作。

黒人なのにKKKにもぐりこんでしまった潜入捜査官の実話を描く。

スパイク・リー監督作のなかでは『ドゥ・ザ・ライトシング』や『マルコムX』をも凌ぐ評価を獲得している(そして興行的にもここ十年で自己最高)。

公開時期が夏季であることと、ややコメディよりのタッチノミネーションに不利に働くかもしれないが、トランプ政権下において「ブラックリブス・マター」運動はまだまだ意気軒昂。「黒人映画」枠競争を勝ち抜くポテンシャルは十分だ。


ブラックパンサー(ライアン・クーグラー監督

解説不要だろう。今年米国内で最高興収をあげた作品にして、マーベル映画史上でも最も支持された傑作ヒーロー映画

アメリカ国内外黒人問題歴史的視点にめくばせしてオスカー好みの社会性もばっちり備えているものの、やはり「アメコミ映画」のレッテルがネック。

まだまだ白人男性・おじいちゃん大勢を占めるオスカー会員にあっては弱い。ギリギリノミネーションがあるかどうか、といったポジションだろう。

余談だが一時期新設されそうだった「ポピュラー映画賞」部門ブラックパンサーを受賞させるために作られるのだという噂だった。裏返せば、作品賞本選に選ばれる格ではない、と会員からみなされているのだろう。


Can You Ever Forgive Me?(マリエルヘラ監督

落ち目ライター有名人手紙文章捏造して高値で売る詐欺に手を出し、それが嵩じて博物館から実物を盗みだそうと企む実録犯罪コメディ

日本ではあまり知られていないけれど主演のメリッサ・マッカーシーアメリカで今いちばんアツいコメディアンのひとり。

夫のポール・フェイグと組んで『ブライズメイズ』、『SPY』、『ゴーストバスターズ(リメイク版)』などの陽性の笑いでヒット作を飛ばしてきた。

そんなマッカーシーが一転してシリアスブラックコメディに挑戦し、見事大成功。本年度の主演女優賞ノミネートが確実されている。

演出したヘラ監督の手腕も高く評価されており、初の監督ノミネート、さらには作品賞も夢ではない。


Eighth Grade(ボー・バーナム監督

インディーからまれた今年最大のダークホース

とある気難しい現代っ子少女中学生最後の一週間を描いた青春コメディ

中学生版『レディ・バード』にもたとえられる(中二病的な意味で)痛々しくも切ない、みずみずしくもどんよりとしたフレッシュローティーンライフ描写が広範な支持を集めている。

監督は若干28歳のコメディアンで、なんとユーチューバー出身アメリカ映画界における新世代の台頭を予感させる一本。すでに数多くの映画祭や映画賞にピックアップされている

オスカーコメディ敬遠する一方で、サプライズ的なインディー作品を好む傾向にあるが、はたしてこの作品の出目は吉とでるか凶と出るか。最悪でも脚本賞ノミネートは固いか


女王陛下のお気に入りヨルゴス・ランティモス監督

ロブスター』、『聖なる鹿殺し』と強烈かつキテレツ作風で知られるランティモス監督最新作にして初の時代劇

アン女王を演じるオリヴィア・コールマンを巡る二人の家臣(レイチェル・ワイツとエマ・ストーン)のバトルを描く百合時代劇……たぶん百合だとおもう。

すでに巨匠地位確立したランティモス監督過去作のなかでも群を抜いて評価が高く、今年のベネツィア国際映画祭でも第二位にあたる審査員賞を勝ち取った。オスカー前哨戦となる各種賞レースももちろん名前を連ねている。

今年の本命作のひとつとも目されるが、ランティモス特有変態さ加減が(今回は脚本までは書いてないとはいえ)どこまでお上品なオスカー会員たちに受け入れられるか……。


ファースト・マンデイミアン・チャゼル監督

ラ・ラ・ランド』で幻の作品賞受賞というなんともかわいそうな結果に終わった(それでも本人は史上最年少で監督賞を獲っているが)デイミアン・チャゼルライアン・ゴズリング

そんな彼らのリベンジマッチが実録宇宙開発物語ファースト・マン』だ。人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング船長スポットライトを当て、彼の視点からドラマを描く。

企画段階から作品ノミネートは当然、という空気のなかでプレッシャーを跳ねのけて見事高評価を集めた。ノミネーションはほぼ確実といっていいのではないだろうか。反面、今度こそ受賞なるかというと、今ひとつパンチがきいてないようで不安が残る。


グリーン・ブック(ピーター・ファレリー監督

オスカー前哨戦の最も重要とされるトロント国際映画祭で観客賞に輝いた作品。ここ十年で同賞を得た作品オスカー本選にノミネートされなかった例はたった一回しかないのだ。

黒人差別が法的に是認されていた時代アメリカで、自分ちょっとレイシスト入っている用心棒白人男が南部コンサートを開きに来た黒人ピアニストを送迎する仕事を命じられる。最初は「黒人のくせに上等なスーツを着てお上品にピアノなんぞひきやがって……」と反感を抱く用心棒だったが、行く先々で差別待遇を受けるピアニストに対してだんだんシンパシーが湧いてきて……という内容。

ほろ苦くもユーモアメッセージ性に満ちた内容はまさしくオスカー好み。「分断されたアメリカ」というテーマタイムリーさもある。ちなみに監督は『メリーに首ったけ』などのロマコメで知られるファレリー兄弟の兄。このところは過去のヒットコメディリメイクなどで仕事に恵まれなかったが、もともと潜在的に持っていた社会派なセンスが一挙に花開いた。


If Beale Street Could Talkバリージェンキンス監督

ムーンライト』で一昨年の作品賞を獲得したジェンキンスの最新長編。今度こそはチャゼルにかっさらわれた監督賞もいただいて完全制覇を目論む。

原作は今年日本でもドキュメンタリー映画私はあなたのニグロではない』が公開された、黒人小説家ジェームズボールドウィンによる短篇濡れ衣をきせられて収監された夫を助け出すために奮闘する若き妊婦お話

テーマ重厚さも話題性も十分だが、公開が当初予定していた11月から12月にのたことが若干きがかり。クリスマス狙いのブロックバスター大作のなかで埋もれてしまう恐れがある。


Mary Queen of Scots(ジョージィ・ルーク監督

互いにイングランド王位をかけてあらそったスコットランド女王メアリーイングランド女王エリザベス一世を、それぞれシアーシャ・ローナンマーゴット・ロビーという旬な女優が演じる。

脚本担当したのは『ハウス・オブ・カード』や『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』などの現代政治劇の名手、ボー・ウィリモン。

いずれもオスカーノミネーション歴を有した名前ぞろいでクオリティ保証されている。同じくイギリス舞台にした時代劇である女王陛下のお気に入り』がライバルか。


ROMA(アルフォンソ・キュアロン監督

世界的に見れば今年最も評価の高い映画といっても過言ではない。ベネツィア国際映画祭の最高賞。

1970年メキシコ・シティで家政婦として働く女性とその一家ドラマモノクロで撮る。

評価の高さと『ゼロ・グラビティ』でオスカーを獲ったキュアロン知名度があれば当然作品賞も……となりそうなものだが、障害は多い。

まずスペイン語映画であること。長いオスカー歴史のなかでこれまで十作品外国語映画作品賞にノミネートされてきたが、受賞にいたったものは一つとしてない。

次に Netflix 映画であること。カンヌみたいに公に締め出すことはしないにしても、アカデミー会員のなかでも動画配信サービス勢に対する反感は根強い。一昨年の『最後の追跡』やドキュメンタリー作品例外として、『ビースト・オブ・ノー・ネーション』『マッドバウンド』といった作品たちもその年最高クラスの称賛を受けながらもオスカーノミネートには至らなかった。

いちおうネトフリも『ROMA』については配信に先駆けて劇場公開を行うなどの「オスカー対策」をやっているが、はたしてどうなることやら。

ちなみに Netflix でも来月に配信される。驚くべき時代になったものだ。


アリ― スター誕生ブラッドリー・クーパー監督

ショービズ映画古典リメイク。この八十年で三回目の映画化です。

本年度大本命に数えられる一本。批評家・観客からの圧倒的な支持率もさることながら、商業面でも大ヒット(現時点で世界興収三億ドル突破)を飛ばした。主演のブラッドリー・クーパーレディ・ガガの演技もさることながら、これがイーストウッド降板を受けての初監督となったブラッドリー・クーパー演出にも嬉しい驚きが満ちているとかなんとか。

監督役者脚本、成績と四方に隙のない完璧映画に見える。

だが、一昨年の『ラ・ラ・ランド』、昨年の『スリー・ビルボード』と「早すぎる大本命」はかならずバックラッシュに晒されるのがオスカーという場。12月以降に猛然と差してくるであろう後続期待作たちを振り切れるかどうか。


Widows(スティーブ・マックイーン監督

2013年アカデミー作品賞を獲得した『それでも夜はあける』のスティーブ・マックイーン最新作。オスカー獲得後の第一作でもある。

シカゴでヘマをやらかして死んでしまった強盗たちの四人の未亡人ヴィオラ・デイヴィスエリザベス・デビッキミシェル・ロドリゲスシンシア・エリヴォ)が亡夫の後を継ぎ女だけの強盗団を結成するちょっと変わった犯罪映画

マックイーンとヴィオラ・デイヴィスというアカデミー賞受賞コンビ鉄板の出来。

そのパワーでジャンルムービーを嫌うオスカーノミネーションを勝ち取れるかが見どころだ。


Boy Erased(ジョエル・エドガートン監督

厳格なキリスト教である両親のもとで育ったゲイ少年ルーカス・ヘッジス)が教会同性愛矯正プログラム(いわゆるコンバージョンセラピー)に放り込まれセラピストとバトルする青春ドラマ

近年では『ダラスバイヤーズ・クラブ』のジャレド・レトがそうだったように、LGBTもの俳優にとってオスカー像への近道だ(スカーレット・ヨハンソンみたいに非LGBT俳優LGBTの役を演じることに倫理的非難が高まりつつあるにしても)。

批評家から評価的には作品賞には届かないかもしれないが、演技賞ではノミネートが有望視されている。

トランプ政権下でLGBTに対する抑圧が増しつつあるだけに、時事性も捉えているかもしれない。


Vice(アダム・マッケイ監督

GWブッシュ政権下で「史上最悪の副大統領」とも呼ばれたディック・チェイニー副大統領クリスチャン・ベール激太り(何度目だ)+ハゲという負の肉体改造で演じたブラックコメディ政治劇。

他にも妻リン・チェイニー役にエイミー・アダムスラムズフェルド国防長官役にスティーヴ・カレルGWブッシュ役にサム・ロックウェルなどアカデミー賞級の芸達者がずらりと並んでいる。

題材としてはなかなかトリッキーだがマッケイ監督の前作『マネーショート』がそうだったように、ツボにはまれば一挙にアカデミーノミネートまで行ける。

同じく政治ネタでライバルだった『フロントランナー』(ジェイソン・ライトマン監督)の評判がいまひとつ芳しくないのも本作にとっては好材料


The Old Man and the Gun Now(デイヴィッド・ロウリー監督

名優にして名監督ロバート・レッドフォード引退作。15才で逮捕されたときから人生を通じて強盗を繰り返してきた70才の犯罪者(レッドフォード)と彼を追う刑事ケイシー・アフレック)、そして彼に惹かれていく女性シシー・スペイセク)を描く実話犯罪コメディ

作品ノミネートは微妙なところだが、レッドフォードはまず間違いなく主演男優賞候補入りするだろう。

ちなみにデイヴィッド・ロウリーの前作であるゴースト・ラブストーリー『A GHOST STORY』は今日から封切り。観に行け。

一方で、実話犯罪・老人・名監督にして名俳優共通する要素の多い作品としてクリント・イーストウッド監督の『The Mule』にも注目しておきたい。こちらは80才の麻薬の運び屋をイーストウッドが演じる。映画祭などでもまだ未公開なため、どう転ぶかはまだわからないが、近年のイーストウッド作品に対するアメリカ人の冷め方からすると賞レース的な意味での期待はあまりできなさそう。



その他有望そうな作品

メリー・ポピンズ リターンズロブ・マーシャル監督

シカゴ』でアカデミー作品賞をさらったミュージカルの名手ロブ・マーシャルディズニー伝説的名作の続編を制作

エミリー・ブラントベン・ウィショーこりん・ファース、ジュリー・ウォルターズといった英国の名優たちでがっちり固めつつ、リン=マニュエル・ミランダメリル・ストリープといったミュージカル定評のある俳優陣をフィーチャーし、万全のこのエントリーをはてなブックマークに追加ツイートシェア

2018-11-13

anond:20181113085217

それはオタクにとって主語でか案件迫害歴史のものからだよ。

犯罪がおきるたびに、こいつはオタクから、と言われ続けてきた。

一方フェミニストは、自分自身主語デカ対象とすることで、女性すべてが自分のみかたであるかのようにみてきた。

そして、当の女性から反発をうけてバックラッシュが起きた。

どちらにも納得のいく理由があることだな。

2018-10-28

anond:20181028044709

西欧的な価値観でいくと、「困ってる人はひとまず助ける(その後、嘘など発覚したら粛々と処罰)」ってことになると思う。

日本もその路線でいこうとしてたけど、最近バックラッシュがひどい(他の先進国もそういう傾向ある)。

 

これ元に戻んのかな〜?

そういう考えから脱している人も少しいるけど、だいたいこの流れに飲まれている。

2018-10-21

anond:20181020203658

世界中で起きているイスラム教宗教右派によるバックラッシュイスラム国家群の悪行の数々に目をつぶってテロリストだけとか言ってる奴が

イスラム教ちょっと理解されてきているとか言う事こそ大間違いだわ

ヴィーガンなんかイスラム教に比べたらまだマシってレベルだろうに

2018-10-14

anond:20181014072906

悪いが増田よ、文章を読むとだいぶメンタルが弱っている感がある。

早急に心療内科にかかるのをお勧めする。

 

ちなみにわいは、家族問題は重すぎる(というか、誰も手をつけられないような状態だった)ので、可能な限り距離をとって、割とのんびりとやっている。

たまに怒りと悲しみのバックラッシュが湧いてくるが、だいぶマシになった。

(あ、ちなみにこれは、弱った状態でやると死にそうになるので、病院で様子を見つつが良い)

2018-09-26

anond:20180926133136

保護対象じゃない人間権利を訴えてるだけなのにバックラッシュってレッテルを貼るの自体がすでにアレなんだが

ポリコレ=建前

もともとポリティカルコレクトネスって単なる建前論じゃなかったのかな。

本心は別だとしても、公の場では表向きポリコレで振舞いましょうってやつ。

でも昨今は本心ポリコレ信仰してたり、他人内面までポリコレ押し付けようとしてきたりで異端尋問みたいな人も増えてきたし、ミサンドリストフェミ人権屋なんかも便乗してきたし、そりゃバックラッシュも起こるだろうよと。

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