はてなキーワード: 2012年とは
221年~245年:魏 (植民地)
1126年~1234年:金 (属国)
1392年~1637年:明 (属国)
1897年:下関条約により清の属国から解放される←←←←←←ココ重要
1903年:ロシア朝鮮半島を南下。日本の尽力によりロシアの属国化を回避
1945年~1948年:アメリカ(非独立)←←←←←←ココも重要
1948年:大韓民国成立(アメリカ軍による朝鮮統治によって国家基盤が形成され成立)
1993年:初の文民政権誕生←←←←←←韓国は民主化してまだ20年しかたっていない
1997年:アジア通貨危機・国家財政崩壊によりIMFに土下座
2012年:米韓FTA可決、事実を知った国民は火病デモをするも後の祭り
日清戦争の講和条約は第一条から「朝鮮は独立国と認めて朝鮮から清への貢物は廃止する」。
日清戦争の清国側の宣戦詔勅にはっきり 『朝鮮ハ我大清ノ藩屛タルコト二百余年…』(和訳)と謳った上で 戦闘状態に入った上での馬関条約第一条。
どこに書いてある
→第2回デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実に関する研究会 平成24年(2012年)3月
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/digital/02ryutsu05_03000035.html
実施義務が課される放送事業者 | 目標 | 目標達成年度 |
---|---|---|
中央地上波放送事業者(KBS、EBS、MBC、SBS) | 字幕放送:100% 画面解説放送:10% 手話放送:5% | 2013年度 (画面解説放送については2014年) |
地域地上波放送事業者 | (上に同じ) | 2015年 |
報道及び総合編成チャンネル使用事業者 | (上に同じ) | 2016年 |
有料放送事業者のうち、告示指定された事業者 | 字幕放送:70% 画面解説放送:5~7% 手話放送:3~4% | 2016年 |
…はてな記法でcolspan rowspanできないの?
2012年12月、私は21歳だった。私は失恋して、一人でクリスマス休暇中にニューヨークに来た。ギザギザした気持ちで、寒い街をくまなく歩く。人はきっとこれを傷心旅行と呼ぶんだろうな、と思った。
バラク・オバマ大統領が再選が確定して、世の中はひと段落し、クリスマス休暇で街中がウキウキしていたのをよく覚えている。
ニューヨークはその年暖冬だった。街に雪は降っておらず、大学のトレーナーと、ZARAのダッフルコート、リーバイスのジーパンを履いて街をうろうろしていた。それで十分な寒さで、ニューヨーカーに良い時に来たね、と言われた。
ニューヨーカーはみんな洗練して見えた。少し、日本に似ている。少なくとも私が長くいたカルフォルニアよりずっと。太っている人が少ない気がする、とタクシーの運転手と話した。みんな歩くからね、と彼は話す。ニューヨークは交通の便が良いようで悪いから。
MoMAにムンクの絵が来ていた。それから、グッゲンハイム美術館にはビカソ。芸術の面では世界で一番恵まれた街の一つだろう。美術館には少しドレスアップして行かないといけないのに、私はトレーナーできて少しばつの悪い思いをした。ダッフルコートがあったら、少しましだっただろうに、クロークに預けてしまった。MoMAのゴッホの絵は、荒々しい筆致でところどころに筆の毛が油絵の波の中にまじっていた。本でしか見たことのない絵に私は興奮したけれど、元恋人と一緒に見た気のする絵だったので寂しくなる。横にいるはずの人の不在が私を虚しくした。
本当は、彼と一緒に来るはずだった。私はその気持ちを振りきってにピカソの白黒の絵の前を通り過ぎる。グッゲンハイム美術館は、らせん状の作りになっていて、ピカソのデッサンや下書きばかり仰々しく飾ってあって私は不満に思った。
夜は一人でホットドッグを食べた。一人旅なのだから、無理してお洒落な店に入る必要もないし、お腹を少し満たせるならそれで良かった。一緒にいる人がいないと、人は自分を粗末にする。夜のニューヨークは一際しんと、寒かった。眠らない街と言うけれど、意外と夜は静かだった。
翌日も、前日と同じくらいの気温だった。メトロポリタンミュージアムの前で、イタリア系の画家と少し話した。絵を書いてるんだ、僕のアトリエに来ないかい。私は頷いた。マンハッタンを出て、クイーンズに行く。私の英語が訛っているのをからかわれた。あまり綺麗な英語を使えている自信はない。アトリエは沢山の絵があった。マチスに影響を受けていると彼は話す。家と隣接していて、君の絵を書きたいなと言われたけど私はかぶりを振る。あまり長く、ニューヨークにはいない。彼はそれでも私を椅子に座らせて、素早くスケッチをした。彼のノートの上に寂しそうな顔をした私の顔がのっている。似てる、と笑ったら、君を描いたからね、と真剣に答えられて辟易した。
彼の家でお菓子をごちそうになる。甘いチョコレートケーキだった。赤いソファに腰かけた。ピカソの絵の赤いソファは、安らぎを意味する、という話をした。ふと、彼が急に怒りだした。君は今、君の元彼氏のことを考えているんだろう。私は、違うと言おうとしたけれど、止めた。
赤ワインを飲んで、私は彼と別れた。駅まで送ってもらった。また来てね、と言われて私は手を振る。携帯番号を教えたけれど、多分きっと、彼にもう会うことはない。
マンハッタンのホテルに戻って、倒れこむように寝た。思ったより疲れていた。
翌日はふらふらとミュージカルを見に行った。タイムズスクェアは騒々しく、買えたチケットはミュージカル版スパイダーマンだった。一人で見る、とチケットブースのおばさんに行ったら、一人なら良い席があると言われて、格安でその席のチケットを買うことができた。開幕まで時間があったので、トイザラスの2階のガラス窓に寄りかかってタイムズスクェアを眺めていた。クリスマスが近いからか、トイザラスは人でごった返していた。
手元の携帯のプリペイドが、もう少しできれてしまう。私は更新しようと思ったけれど、やっぱりやめた。どうせなら買い直して、新しい番号にしようと思った。ミュージカル版のスパイダーマンは思ったより良かった。
翌日、私はニューヨークを去った。ロサンゼルスで熱を出して、ボーっとした頭のまま、ニューヨークにいた時間のことを考えた。携帯は鳴らず、最後に母に電話して、ゴミ箱に捨てた。
経済界における日本のLGBT市場はもう何年も前から注目されていた。
今年の4月には、電通ダイバーシティ・ラボが「LGBT調査2015」を実施し、LGBT層に該当する人は7.6%(前回2012年調査時は5.2%)と発表した。
そしてその直後にAKBグループの女性アイドルが、テレビで「女の子ともつきあえる」と発言したそうだ。
なんだけども、実際これで釣られるセクマイはそんなにいるのだろうか?(アイドルのファンが、アイドルに男性の影を想像しないですむための発言、という見方もあるのかもしれないが)
最近はレズビアン、バイセクシャルを公表している芸能人もめずらしくない。
だが、そこには「女性同士は綺麗」みたいな感想が出てきてもおかしくないような、綺麗目な容姿の女性タレントしかいない。
実際のゲイがテレビに出てくるオネエキャラだけではけっしてないように、レズビアンもそれに限らない。
ここで私はアイドルのカミングアウトに、「鳥居みゆきメソッド」をオススメしたい。
鳥居みゆきは、テレビで、結婚するまで女性と交際しており、相手の方は(元サッカー選手の)松木安太郎さんに似ていたと発言していた。
これはテレビ業界が作り出そうとしてる?「百合は眼福」みたいな結局多様性を認めていない世界へのアンチテーゼになる。(あと若干最近のフジョシは可愛い的な痛さを感じてしまうんだよな…)
私はこんなアイドルがいたらきっと釣られて動向を追うようになるだろう。
アイドル業界とテレビ業界の更なる成熟と発展を祈りつつ、終わり。
追記
ブクマついてるの気がつかなかった。
俺のはてな歴はおよそ4年ちょい。だいたい2010年の11月~2011年の1月あたりから始めた。2010年頃の冬場だったのはなんとなく覚えてる。
俺は最初の1年ははてなのアカウントもつくらず、只々ホットエントリを眺めて(ホントにリンク先を眺めるだけのROM専期間)いるだけだった。
1年後、ようやくはてなアカウントを作ってブックマークをちゃんと登録するようになり、
それから半年後、ようやくブコメにスターをつけることの楽しさに気づいた。
んでもって、まともにブコメを書いてスターをもらえることの喜びを知ったのはここ半年。今年に入ってからだ。
どうでもいい前置きが長くなった。
ブログの作者:脱サラしたコンビニ経営者(脱サラしたという部分は記憶が定かでないが、コンビニ経営者であることは確実)
コンテンツの内容:コンビニの経営について。確か、商店街の中でコンビニを経営していて、商店街の店主達の怠慢に怒ってた気がする。そして、コンビニやスーパーの経営努力について書いてる
印象的なブログエントリ:嫁さんから「あなたは発生したトラブルに対してはなんだかんだ言って対処するが、事前に準備しておけばタスクに忙殺されずに住むんだよ」って怒らるエントリが確かあった。
ホットエントリに入ってた期間:恐らく、俺がはてなを始めた2010年11月~2012年12月頃?
この質問はステマではない。ただただそのコンビニ店主のブログを読みたいんだ。(そのブログを読んでいた当時、ブクマしていなかったのが本当に悔やまれる)
つーか、そもそも俺の記憶ではそのブログには、少なくとも当時は広告もアフィリンクもなかった筈なんだ(多分)
乾物屋を商った東北出身の父は婿養子で、ただ寡黙に働くために生まれてきたような男だった[1]。男ばかり3人兄弟の長男[1]。初孫だったために粋人の祖父に溺愛され、小学生のころから浅草で酒の味や映画、演芸の享楽を仕込まれた[1]。
早稲田大学第一文学部[2]在学中は映画監督を志し、「稲門シナリオ研究会」に入った[1]。大学卒業後、主に子供向けソノシート制作などを手がけていた音楽出版社・勁文社に入社。1971年12月、自ら編集を手がけ発行した「原色怪獣怪人大百科」がこの当時の第二次怪獣ブームを受け、53万部を完売する[3]という当時としては画期的なベストセラーになった[1]が、労組を結成したため1年半で解雇された[1]。その後、フリーに転身[1]。
1997年(平成9年)、民俗学者宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』により第28回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2009年(平成21年)、『甘粕正彦 乱心の曠野』により第31回講談社ノンフィクション賞受賞。
2003年から2012年まで、開高健ノンフィクション賞選考委員を務めていたが、週刊朝日による橋下徹特集記事問題で辞任した。
この橋下事件をきっかけに、佐野による数々の剽窃行為が明るみに出され、溝口敦・荒井香織『ノンフィクションの「巨人」佐野眞一が殺したジャーナリズム 大手出版社が沈黙しつづける盗用・剽窃問題の真相』(2013年、宝島社)の中で盗用問題の詳細が検証された。溝口はまた、佐野からの直筆の詫び状をインターネットで公開している[4]。
2013年7月31日、著作権を侵害されたとして日隈威徳から訴訟を起こされた[5]が、2014年10月16日に和解が成立した[6]。
2015年2月18日、大阪地裁における裁判で、大阪維新の会総支部長の橋下徹に対して、「タイトルをはじめ記事全体が差別的で、深くおわびする」との「おわび文」を渡し、解決金を支払うことで、和解が成立した[7]。
以上パクリ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E9%87%8E%E7%9C%9E%E4%B8%80
国際労働機関(こくさいろうどうきかん、英語: International Labour Organization、略称:ILO)は、1919年に創設された世界の労働者の労働条件と生活水準の改善を目的とする国連最初の専門機関。本部はジュネーヴ。
加盟国は185ヶ国(2012年6月現在)。 日本は常任理事国であるが、労働者保護に関わる重要な条約(1号条約(一日8時間・週48時間制)、47号(週40時間制)、132号(年次有給休暇)、140号(有給教育休暇)など)が未批准である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8A%B4%E5%83%8D%E6%A9%9F%E9%96%A2
だが新刊書籍はまず買わない。
人文科学系のマニアックな専門書も、初版が4桁に届かないような本も所蔵されているので困らない。
人気図書(東野圭吾、宮部みゆき、村上春樹、三浦しをん等)は長いこと予約待ちを強いられるが、借りられないわけではない。
図書館にない本、時々手にとって参照するような本はAmazonのマーケットプレイスで中古を買う。
新品、Kindle版より安い。
状態も良く、帯まで付いていることが珍しくない。"新品"だった不良在庫を買い叩いたものだろう。
読み終わってBOOKOFFへ売る時も、綺麗だから悪くない値段(100~200円)で買い取ってもらえる。10~20円で召し上げられることは少ない。
ただ、雑誌のような「広く浅い情報」を扱う媒体は存在意義そのものが危うい。
インターネット普及期、真っ先に廃刊したのはコンピューター関連の雑誌であった。ITリテラシーの高い者がまず最初に雑誌を買わなくなった。
もうこうなると新刊書籍はダイエット本と宗教の本しか売れないのではないか。
それと、いち早く話題にキャッチアップしたい人が買うような本(足の早いタレント本とか)
あるいは荒俣宏先生のようなビブリオマニア、美装本や書棚に並ぶ背表紙を見て満足するような御仁なら"新品"にこだわるかも分からない。でもそんな人ほとんどいないよね。
しかしどういうわけかAmazonにも書店にも新刊書籍はある。いったい誰が買うのだろうか。
「1200円損したわ!」ってブチ切れる心配がないから、冒険できるのね。
YES!
ピース又吉「呼んだ? ちげぇ、読んだ?」
あと、図書館で本読むのは無理。
暇なオッサンとホームレスの溜まり場になってる。今頃だと夏休み中のガキがうるさい。
・図書館を占拠するホームレスにブチ切れている話 http://anond.hatelabo.jp/20150727174606
立花隆や宮崎哲弥みたいに、何件もマンション買って書庫代わりにすると便利(無理)
新刊買い逃がすと、古本屋やマケプレで高騰した既刊買うハメになるんだよな。
海外の出版社から取り寄せたり、大学図書館で大量の論文コピーしたり。
イノベーター(横文字)
ネズミの国のおかげで、浦安市立図書館は蔵書が充実しているらしい。
大学図書館は最強だよな。
賢明。
それな。
「この本ダメだな……」と思ったら、すぐ読むのをやめる。
分かる。
BOOKOFFはせどらーにかっさらわれていて、品揃えがショボイ。
もっぱら売りに行く場所だね、あそこは。
ダウト。
日本の図書館 蔵書数ランキング TOP100(2012年) http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-231.html
※訂正とお詫び
図書『館』密度のことか。すまん。
分かる。
でも税金納めてるし、カネがない人はある程度文化的献金を免除されても良いと思うんだ。ほら、貧困層に無料でオペラ開放してたのと同じだよ。
ネットで10、20冊予約してカウンターでまとめて借りる。書店で買うより楽だし速い。
……え? そんな人いるの?
待っている間に他の本読んだり、別のタスクをこなせば良いかと。
どうしても早く読みたいなら買えば良いと思う。
完全に盲点だったわ。
Kindle PaperwhiteのUXには絶望した。
・絶望した! Kindle Paperwhiteの出来の悪さに絶望した! http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20140722235006
他方、液晶タイプ(FireとiOS,Android,Windows,MacのKindleアプリ)は目が疲れる。
品揃え圧倒的だし、本の評判チェックできるし、検索かければ一発で本見つかるし、まとめて借りられる(買える)し。
所有欲理解できない。
本そのものはただの紙とインクの染みじゃないか。
潰れた本屋の在庫、書店から返本された在庫の一部はいきなり"中古本"になりますね……
2週間で読めないの?
期限決まってるとノルマ課せられたような気分になって、否が応でも読まない?
禿同。
本屋一軒に対して1冊ない計算になる。ネット経由の販売加味するとさらに減る。
しかも1万部のうち大半は図書館に納品されてるから、本屋の取り扱いはもっと少ない。
ちなみに文芸誌の主な読者層は『小説家になりたいなぁと思っている専業主婦』
文芸誌以外の書籍? 想像するだに恐ろしいわ。数万部でも『よく売れた』とか言われる業界だからな……
私も一部の本は読み返す。
でもせいぜい三ヶ月、半年程度のスパンで読むだけだから、その都度借りれば良い。
週一とかで読むの? 暇なの?
一度読めば内容理解できるでしょ……
それともスルメ本のこと言ってるの?
「頼まれる」と言っても何から何までやるわけじゃなくて、どのような調査をすればいいかアドバイスしたり、調査結果を統計分析したりするところ。
世間的に安倍内閣も自民党も完全に見放されているように思えるかもしれないけど、実態はまだ全然そんなことないんですよね。
2005の郵政ブーム、2009の政権交代ブーム、その反動の2012自民党ブーム、そんで今は安保反対ブーム。流行に乗ってるだけの人達。ブームな人達。
別にそういう人の意見は世論に反映するべきじゃないとか言って無い。でも昼間に働いてる普通の人達はこんなに考えが極端には振れないんですよね。3年スパンで自民党と民主党への支持がコロコロ変わる人なんてあんまりいないわけです。でも世論調査ではそういうデータが出ちゃう。何故か。
だいたいこういう世論調査は平日と土日のどちらも含めることが多い。
よくあるパターンが金土日の3日間とか金土の2日、これが黄金パターン。
でね、「固定電話」を持ってる人ってどういう層なのよという話なんですよ。
実は私も持っていません。30ちょい過ぎの独身。持ってても意味が無いので大学生で独り暮らし始めてから一度も契約した事が無い。
単身者で持っている人は約5割と言われていますが、これ結構調査がいい加減で、ネット回線を契約する為に便宜上与えられた番号を含んでる場合があるんです。なので実態はもっと少ないだろうというのが業界の常識なんですが、諸々の理由で正確なデータが出てこないです。これはまたいつか機会があれば増田に書きたい。
さらに「平日の昼間」に固定電話を取れる人。つまり主婦や高齢者。凄く特殊な層です。
何が特殊かというと、こういう人達は総じて知識レベルが低いわけです。高齢者は全部が全部とは言いませんが主婦は残念ながら低い。だから政治を自分の脳みそで判断できるだけの知識レベルに達していない。そうするとどうなるかというと、電話かけても「わかりません」って言う人と、その場その場の雰囲気に飲まれて感情的にYesNoと言うだけの人が大半なの。つまり先述したブームな人達。
ちなみに「わかりません・決めていません」っていう項目、あれどっちか迷ってると思ってる人いませんか?それ全くの誤解で「質問の意味がわからない」と考えてください。最近は原発とかわかりやすいイシューが多いけど、例えばTPPについてどう思うかなんて聞いたって主婦や高齢者が理解できるわけがありません。TPPが何か知らないし、TPPの成立・不成立で日本がどうなるかなんてわかるわけが無いです。だから「わかりません」って答えるの。これ読んでる人も今TPPの交渉がどうなってるかちゃんと説明できる人いますか?あんまりいないと思います。「TPP交渉におけるNZの態度についてどう思うか」なんて調査しようとした〜新聞さん、それ無茶ですよ。
話逸れたね。ここからが本題。
左派メディアの調査は時の保守系政権与党に対して厳しい調査結果が出て、読売NHKはもうちょっとマシで、産経フジは好意的、みたいな傾向がありますけど、なぜこうなっちゃうのか?よく質問文が調査元によって違うからというのがありますけど、実はこれはあんまり関係無くて、平日の昼間にどのくらい調査サンプルの量を割くかで決まるんです。
さきほど言ったように平日の自宅で固定電話を取れる人はその時々の雰囲気に極めて流されやすい傾向にあります。それを最大限利用するんです。実例を挙げた方がわかりやすいですかね。例えばこんなシチュエーション。
保守系メディア→自民への追い風を演出したい。空気はすでに自民寄りに傾いているの流されやすい平日昼間層をしっかり調査に反映させるべく金曜日のサンプルを増やしまくる。
左派・リベラルメディア→反安倍・反自民の調査結果を望むので平日サンプルを増やして土日は少なめにする
保守系メディア→左派系と真逆の願望があるので、平日サンプルは少なくして土日を多めにする
おわかりいただけましたでしょうか。こんな馬鹿げた方法がまかり通っちゃう固定電話調査は実態とかけ離れていると言わざるをえまえん。大半の働き手にリーチできない固定電話を使った調査で世論を測るのは大変危険な気がします。でも滅びると僕の食い扶持が無くなるので辛い。悩ましい。
http://anond.hatelabo.jp/20150810113730
>図書館に必要なことは、今では入手困難となった古い本が読めること。
>すなわち、
>2012年4月に『仕事に使えるExcelの便利ワザがマスターできる本』「Excel2003/2002/2000対応」が置かれているからこそ価値がある。
https://www.jla.or.jp/portals/0/html/yunesuko.htm
>質の高い、地域の要求や状況に対応できるものであることが基本的要件である
だよ。武雄市市民が、「Excel2003/2002/2000対応」の書籍を欲しい、といっていたのであれば、そりゃその通りだが、
図書館に必要なことは、今では入手困難となった古い本が読めること。
すなわち、
2012年4月に『仕事に使えるExcelの便利ワザがマスターできる本』「Excel2003/2002/2000対応」が置かれているからこそ価値がある。
イギリスの新聞「ガーディアン」に、反五輪の会のインタビューが掲載されました。
The troubled history of Zaha Hadid’s Tokyo Olympic stadium project
(“The Guardian”,Oliver Wainwright,Friday 17 July 2015 14.27 BST)
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問題だらけのザハ・ハディド作東京五輪新国立競技場プロジェクトの沿革
東京都心の明治公園に、それはそれは巨大な銀河系自転車ヘルメットのような格好で、白いアーチを描きながら、低層の環境に覆いかぶさってそそり立つように現れる予定だった。このザハ・ハディドのデザインによる2020年夏季オリンピックの競技場は、今や叶わないものとなった。2520億円(13億ポンドまたは20億ドル)までのぼった建設費は、計画当初の予算のほぼ倍に達している。近代における競技場の中でも一番高く、このなんとも過大なアリーナの計画はついに中止された。
多くの人は、今回決定した白紙撤回は2年遅れでやってきたと感じている。2013年の計画発表当時から、あらゆる方向から厳しい批判を受けてきたこのデザインは最初からボツになる運命にあったようなものだ。発表直後から日本でも最も著名な建築家陣がこぞってシンポジウムを開き、反対署名を集め、抵抗心丸出しでこの計画を叩いた。彼らは「周辺の住宅地等の環境と完全に不釣り合いな怪物」と述べている。
彼らは、競技場の予定地は、建築物の高さ20メートルの制限がある歴史のある場所であり、ハディドのデザインによるとこの場所に高さ70メートルにものぼる競技場が明治神宮を上から眺めるような形で建てられることになる、という点を強調した。プリツカー賞受賞者の槇文彦をはじめ、伊東豊雄、隈研吾、藤本壮介といった建築家が名前を連ねた反対署名は、8万人もの署名を集めた。この数は予定されていた大競技場の収容人数とちょうど同じ数だ。
署名活動に加えて、バルセロナ五輪の競技場を担当した磯崎新による猛烈な攻撃が続いた。磯崎はハディドのデザインを「歴史的な誤謬」と呼び、「後世に恥をさらすことになる」と警告した。2020五輪の企画を担当する日本スポーツ振興センターへの長い公開状のなかで、彼は「歪んだ」建設計画が「列島の水没を待つ亀のような鈍重な姿」と述べた。
「東京は世界で最初の例を実現するチャンスがあるのにもかかわらず」と記し、この建設計画はオープニング・セレモニーのための無駄な装飾品を造るという欲によってのみ動かされていることを指摘した。磯崎はさらに、いかに競技場の規模の縮小が可能になるかを詳細にわたって提案したが、オープニング・セレモニーにおいては、皇居のそばに規模の小さな臨時特別会場を建て、江戸城の外壁を使ってドラマチックな背景にすることなどを挙げた。しかしこのライトで低コストな気の利いた提案はすべて政府側に無視された。
それにもましてハディドは、自分の建築デザインを批判する者に対し「彼らにとっての恥だ」と述べながら素早く反撃した。「これは彼らの街に建つものです」と理解をただよわせながら、「でもこの競技場をあの場所に建てることに反対するのなら、初めから五輪開催地候補になんてなるべきではなかった。ただの偽善者だ。新競技場計画がつぶれた原因は彼らの問題だ。国立競技場を外国人建築家に作らせることを拒んでいるが、日本人は世界中で起業しているではないか。」と話した。
しかし、反対派の主張は建築界や専門家の内部抗争などの領域をはるかに超えたところで展開されている。地元の反対派グループは、新競技場がもたらす影響により都心でも数少ない自然の残されている場所を破壊することになる、と腹を立てている。この地域は1900年代初頭に孤立した島国日本を近代化に導いた明治天皇を偲んで植えられた銀杏の木や庭園が多くある場所である。
神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会共同代表の清水伸子は「ここはオアシスのような場所です。」と話す。「ここは散歩したり、おしゃべりしたり、ピクニックのできる場所。新競技場ができたら、こんな公園と緑が失われてしまう。ありえないことです。」
環境問題はさておき、さらに地域の怒りをもたらしたのは、ハディドの新競技場計画にしたがい、周辺の都営霞ヶ丘アパートから約300戸もの住民が強制退去を強いられたことだ。退去令はアパート住民に限らず、公園内で寝泊まりするホームレスの人々にも襲いかかった。「年配の方々がたくさん住むこの場所で、新たな住居への移動によるストレスは大変なものです。」五輪に圧力をかける反五輪の会メンバーの小川てつオはこう話す。「霞ヶ丘の住民のあいだには、実に強いコミュニティー感覚がある。でも強制移住によってこれが壊されてしまいます。」
実際のところは、現状よりもはるかに低コストで周辺への影響も小さい代替案も存在していたのである。旧競技場は1964年オリンピックの会場でもあり、54000人収容できる。1936年ベルリン五輪や1932年と1984年のロサンゼルス五輪で成功した例があるように、実在する競技場を改築または再利用して開催する手もあったのだ。
伊藤豊雄は代替案まで提案したが、これはもし国立競技場が解体されてさえいなければ、実現したかもしれなかった。結局、ハディド作の宇宙船の着陸帯をもうけるために、国立競技場は今年の5月には瓦礫の山へと化していた。
東京のテンプル大学のジェフ・キングストンは、「ホワイトエレファントになるのを待っているような状態だった」と話している。「東京のわずかな緑地帯を損なってまで建てても、ここまで巨大な競技場が必要になるようなイベントはほとんど存在しない。多少の費用で古い競技場を改築すれば、新競技場よりはその後の管理もずっと少なくて済んでいたはず。税金を納める人にとって、これは迷惑にしかならない贈答品をもらうようなものです。」
ザハ・ハディド建築事務所のスポークスマンは、予算が急騰したのはデザインのせいにされるべきではない、と話す。しかし同事務所は今後も競技場に関する仕事を続ける予定だと述べている。
「先の予算上昇はデザインに原因がある、と言われていますがこれは事実と異なります。このデザインは、基準どおりの資材を使い、建設業者の技術範囲と日本スポーツ振興センターの予算内に収まるように設計されています。」とハディド事務所は声明のなかで述べている。加えて、「新競技場の実際の課題は、東京の建築業界の年間費用上昇、そして定められた期限に対応した予算を打ち出す、という点でした。」と述べた。
これは2012年ロンドン五輪委員会がメイン競技場の配備において避けようとした問題だ。当時は相当な批判を浴びたにもかかわらず、通常行われる国際競合を廃止した上、時間と予算の削減を考慮して、建築業者のリードする企業連合によってすすめられた。
時間通り完成はしたものの、ロンドン競技場の建設費もまた収拾がつかなくなるほどに跳ね上がった。当初の予算だった2億8千万ポンド(約535億円)から、4億9600ポンド(約948億円)にまで昇った。解体される計画だったが結局のところまだ残されており、今はサッカー競技場にするために改築中だ。この改築費も含めた総工費予算は7億ポンド(約1339億円)にまで上がってしまった。
もともとは「コンパクトなオリンピック」と称されていたが、東京の開催委員会もスリムな理想像に沿った制御をするために、ロンドンと似たような道を辿っている。ハディドの過剰なデザインが、いま拡大しているこの高価な試みに対する不満分子の中心だ。安倍晋三首相の支持率は最近になり新たな降下をみせているが、政府関係者によると五輪に対する世論の悪化が原因のひとつだという。五輪開催までわずか5年となった今、五輪推進派は、まだ旧競技場が残っているうちに自国の建築家たちの必死の警告を受け止め、彼らの極めて思慮深いアドバイスに耳を傾けるべきだった、と後悔しているのではないか。
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2015.7.31(金) The Economist
中国の沿岸警備隊はほぼ10日ごとに、日本の外相が昼食時までに中国外相に正式な抗議を申し入れるのに間に合うよう、午前8時に現地に到着する。週末に現れることは、あまりない。最近、これはちょっとした儀式になっている。
中国の艦船は、中国が領有権を主張し、釣魚島と呼ぶ日本の尖閣諸島から12カイリの領海線内に侵入する。
そして、中国船が国の名誉が満たされたと判断し、領海内から立ち去るまで、日本の海上保安庁の小型船が中国艦船を用心深く追尾するのだ。
このちょっとしたダンスを改善と呼ぶといい。何しろ2012年には、反日熱が最高潮に達し、尖閣諸島の海域への攻撃的な侵入が、中国が無人の岩礁を巡って隣国・日本に戦争まで仕掛けるのではないかというリスクを浮き彫りにしていたからだ。
こうしたダンスを繰り広げているのが、白く塗られ、最小限の武器しか持たない沿岸警備隊の艦船であるために、双方は比較的簡単に撤退できる。だが、暗灰色の軍艦が近くでうろついている。中国がここ数カ月手を緩めている1つの理由は、水平線のすぐ向こうに日本の海上自衛隊の確かな存在があることだ。
そして、両国が尖閣を巡って衝突するようなことになれば、米国は、日本の援護に駆けつけることを明確にしている(米国は領有権問題に関する見解を一切主張していないが、戦後の日本占領時代には爆撃訓練のために尖閣諸島を使っていた)。
東アジアで抵抗に遭った中国は、もう少し簡単な標的に目を向けた。南シナ海の島嶼、岩礁、環礁である。これらの島嶼や岩礁は長い間、沿岸諸国、特にフィリピンとベトナムが関与する領有権問題の対象になってきた。だが、中国はこの1年、急激に緊張を高めている。
今回の競技場の件。大体はJSC(日本スポーツ振興協会)の「新国立競技場設置本部」あたりの組織担当者を追いかけてみると実務面での責任者は見えてくるんじゃないかな、というのが私のような素人の考え。
ただ、もともとJSCはスポーツ振興団体であり、巨大建築物の施工・設計を管理できる能力はなかったと思う。土木・建築とはまるで畑違いなのは、役員一覧を見てもわかる。
http://www.jpnsport.go.jp/corp/koukai/tabid/67/Default.aspx
で、そういう団体に、新国立競技場を仕切らせたのは当時の政権担当だった党で、「スポーツ施設なんだからスポーツ関係者に任せる」という単純発想だったんだろう。(当時の政権担当の、「官僚や経済人の意見を聴く能力のなさ」による失敗は、原発事故・尖閣国有化・沖縄基地問題などでも端的に現れているが、これもそれに通じるのかもしれない。)
参考までに、JSCが競技場のコンペを開催し、最終候補が決まったのが2012年10月、ザハ案に決まったのは11月、当時はまさに、野田内閣が消費税増税を決めて、国民から決定的に支持を落としていた時期だった。結局、翌月12月の総選挙で政権を現政権に譲ったのだが、ザハ案への決定にあたっては、当時、不人気で苦しんでいたその政権担当の思惑もあったのではないだろうか。
JSCは、任命されたら任命されたで、自分の担当する不慣れな任務に対して、「自分に能力がない」ことすら当初は分からなかっただろう(担当者にソツなく仕事を投げればそれで済むと思っていたはず)から、どうやっても間に合わなくなる今年4月まで文科省に本音を言えなかったのは多分、本当だと思う。その意味では文科相も被害者だと言える。
安藤氏は引っ込んでしまったが、それも仕方がない。侠気を出して「俺は東京の後世に残るランドマークを作るためには1千億の負担増なんか全然、許容範囲内だと思ってる」と言ったとたん、マスコミの徹底的な袋叩きに合うし、それは彼の友人や家族にも累が及ぶだろう。一部の著名人が言うような「今回の件では責任をもって進める人が見えない」というのは、「俺らが名指しで人格攻撃できる相手が欲しい」という意味だし、某政治家の「安藤氏はもっと発言を」というのは「俺ばっかり攻撃を受けるのは理不尽だ」と言っているのに等しい。「失敗を認めたら死んてしまう病」は何も官僚だけに限らない。某新聞や記者が記事の捏造を認めたら、その家族や再就職先にまで理不尽な攻撃が浴びせられるように、この国では組織や体制よりは個人を人格攻撃するのが正しく、それを避けるためには何かか問題が起きたら「ひたすら頭を低くして嵐が通りすぎるをの待つ」のが正しい処世術なのだから。
この「真犯人探し」をふくめて、こういう政権や社会やマスコミを育てた、日本国民全員が責任者なんじゃないかと思いました。(小並感)
でも、まぁなんだかんだで2千億円なんて、この国の官僚の手腕にかかれば、実はそんなに大したことなく誤魔化せるんじゃないかな、とも思っている。例えば東京湾アクアラインは、1兆円かけて作られて、今の単体の料金収入では、建設資金の利子ですら賄えない状況なのだが、官僚は数年かけて、プール制から、日本高速道路保有・債務返済機構への合算に持ち込んで、個々の採算を隠して誤魔化すことに成功してしまった。今やみな、本来ではありえない低利用料金で楽しく木更津のアウトレットモールに出かけて買い物を楽しんでいる。
今回の競技場は、北京やロンドンのような郊外ではなく、山手線の内側、東京のど真ん中にできる。東京と政府の官僚が一体になって、国立競技場の運営会社に、周辺の商業施設の管理などもさせるようなスキームを整えたら、案外、採算を合わせることができるのではないだろうか。
ただ、この設立されるであろう、新国立競技場の運営管理会社の出資者として、願わくば、文科相や安藤氏を含め、いわゆる「責任者」はその個人財産を投げうって出資して欲しいと思う。それがもっとも素直な「責任のとり方」ではないだろうか。
攻撃相手を見いだせないマスコミは、増加した建設費で何が他の買えるか、という話で盛り上がっているが、この国の原発が稼働したら数日で稼ぎ出せる金額だし、上海株式市場のこの一ヶ月の株価下落で失われた資産の数千分の一にすぎない。お金の価値は多角的な見方が必要で、卑近な例を持ちだして「このお金で何が買えた」というのはいささか卑怯な言い方だと思う。どの分野にどのくらいお金を出さなければいけない、というのは様々な思惑と政治力の関係によって決まるもので、この建設資金をどうやって手当するか、について影響を及ぼしたいのならば、ブログで騒ぐのではなく政治で働きかけるしかないのではないだろうか。
面白いから回答してみよう。せっかく増田が見出しをつけてくれたんで、それぞれにツッコミながら
五輪当初、開催計画書に記載されていたコンセプト「環境対策」「世界一コンパクトな大会」「1964年東京五輪の施設の再利用」からだいぶずれているのが気になる。
これがIOCに提出されたのが2009年。新国立競技場の計画が現在の形になった2012年までの間に何かがあったのだろう
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E7%AB%B6%E6%8A%80%E5%A0%B4
[参考]
増田がなぜかドルベースで予算を計算しているが、為替が重要なのは費用の大部分を海外から調達した場合のみ
多くの費用が人件費みたいな国内要素だったりすると想像されるので、2012年からの為替変動は無視してもいいんじゃないかと考える。
いや費用のほとんどは材料費で、これが大部分海外から調達だよみたいな話だったら再考する
ザハがアンビルドの女王という呼称で呼ばれ始めたのは1983年の香港の高級クラブの仕事あたりかららしいので
新国立競技場のコンペの時点では相当アンビルドで有名だったはず。
コンペの要件に「まともに建設できること」を加えてなかったことが原因。
ではなぜそんなことになったのか。
「旧国立競技場は、たぶん経年劣化で使えない(取り壊しは恐らく不可避)」
この情報は初耳。ただ、前段の議論で「1964年東京五輪の施設の再利用」みたいなコンセプトは一旦否定されたと見ていいので、
取り壊さずに使うにはどうすればいいかの調査予算すら立てられていなかったと想定される。
増田には現場に近い建築家の権限が弱いことが特筆すべきことのように書かれているけど
コンセプトやら要件定義の段階でいきなり建築家の意見を聞くことはなく、要件が固まってから適切な専門家を選び出すのが普通なんでこれは仕方ないように思える
ここまで考えると、責任者は本当に限られた予算内で作れるものを作ろうと考えていたのかすら怪しくなってくる。
おそらく犯人というか問題点は、2009年から2012年の間に「コンパクト」から「重厚長大」にコンセプトが変化したことだと思う。
多分契機は震災とアベノミクス。震災復興で強制的に予算を注ぎ込んだら思った以上に景気がよくなったんで、
政治のトップの方で緊縮財政派の立場が弱くなって公共事業で景気回復の流れになったんだろう。ここがアベノミクス施行に至る流れで、五輪コンセプトの変化の遠因になったと推理する。
要は新国立競技場は古代エジプトのピラミッドだ。最初から目的は派手にカネを使うことにあったんだと思う。
となると今の方向は特に意図していないものではないということになるんだけど、問題は納税者に何も知らせずに勝手にコンセプトを変更したこと。当初の予算1300億円も黙ってコンセプト変えるための目眩ましにしか見えない。
今一番怒られてるのは多分ここで、有識者は「金ばら撒くなら独断でピラミッド建設業界にばら撒くな。俺らにもよこせ」と主張してる。
フーダニットが好きだ、ハウダニットが好きだ、ホワイダニットが好きだ。
クローズド・サークルが好きだ、と延々と続けてもいいが、このへんにしよう。ヒラコーすげえな。
さあ、犯人探しをしよう。
ある程度物語が進むと、大抵はワトスン役が事件のあらましを振り返る。
新しい日本というシンボルであり、世界一の場所であり、オリンピックに対する日本という国の象徴を込めようとした。
字面そのままの国威発揚であり、ランドマークでもって日本の存在感を示す、土建の極北でもあった。
まず、当時とのドルベースでの日本円は、1.56倍となっている。(78円→122円)
1300億円を1.56倍すると、2028億円となる。
これが、ザハ当初案では3000億円規模と言われていた。ドルベースでも1.5倍。
国家を上げての景気向上と、建築難易度と、見込み違いのダブルアップで2.3倍程度に膨らんだ。
さて、3000億円、規模縮小圧縮しての2520億円の目眩ましが見事なミスディレクションとなっている。
1300億円でスタジアムを一つ作るというのは、適切な金額だっただろうか?
1300億円の予算を組んだ首謀者は、誰だっただろうか?
ザハ・ハディッドは、第一級の建築家だ。脱構築主義建築家としての。
ザハが実力で現在の地位を勝ち取ったことは留意する必要がある。
つまり、コンペでのザハ案は魅力的に見えることが多いということだ。
ザハの案は、脱構築主義建築と呼ばれる枠組みの中では、一級品と言える。
さて、国威を示すために、世界一のナニカをつくろうと決めたのは、誰だろうか?
日本的な何か、機能美的な何かではなく、建築物の美しさを求めたのは、誰だったろうか?
実は、建築関係者が諦めとともに眺めているのには、3つ理由がある。
1964年の東京オリンピック時に、国立競技場こと国立霞ヶ丘陸上競技場はかなりの突貫で作られている。
当時の施工技術と環境を考えると、延命措置は結構無理があると想像できる。
また、コスパ最優先の「機能仕様を満たした競技場」とは、全く違う建築物だろうというのも想像できる。
なので、ザハ以外のどの案が選ばれたとしても、1500億円を下回ることは無かっただろう。
そして、「これ建築難易度高いと思うが」と言う地べたに近い建築家の意見が「アドバイザー」扱いされるコンペだ。
優先順位は明確であり、そうしたコンペはそれほど珍しくはない。
さて、「一番いいデザインを頼む」と言われた建築家が、ドリームデザインを選ぶのは、必然だ。
ラグビーワールドカップ向けの良いヤツを!オリンピックに恥ずかしくない良いヤツを!
そうした、「新国立競技場を決める参加者」の、誰のデメリットにもならないという、不気味な状況になっている。
本来、大学入学祝いに好きなの選んでいいぞって言って息子がベンツCクラスを指さした時には殴るのが親父の努めなハズだ。
例えば、キミが富士鷹ジュビロじゃなかった藤田和日郎のファンで、アニメ化をアレコレ言う立場になったとしよう。
様々な候補の中から、やはり「うしおととら」だと決定した所で、ではどう削るか、という話になったとしよう。
いくらなんでもアニメ化するのにメインである白面の者との戦いは削れない。
前半のクライマックスであるうしおの髪を櫛ですく盛り上がりの為には、各地の少女のエピソードは削れない。
藤田和日郎の連載作家ならではの回り道しがちな癖が絶妙なバランスで拮抗しているが故に、どのエピソードも削り難い。
で、予算が青天井で、必要なエピソードを必要なだけ盛り込む係だとしたら、削る理由がない。
でも、本来は予算配分を考えてリソースを誰かが管理すべきなのだ。
どうやってもこの尺では入らないと、誰かがハサミを入れないと、作品はまとまらないのだ。
押井守みたいに、与えられた予算と期限内で作品を上げるために容赦無く切っていく監督というはむしろ例外的なのだ。
さて、ここからは挑戦状だ。
「新国立競技場基本構想国際デザイン競技」と呼ばれるコンペは、何を目的にし、何に対して責任があるだろうか。
「新国立競技場の建築予算」に対して、予算配分を決めたのは誰で、何に対して責任があるだろうか。
文科相やコンペ審査委員長にスポットライトが当たる中、隠れているのは誰だろうか?
ザハ案が膨らんだ時点で「拒否すべきだった担当」は、どこの誰だっただろうか?
問題点を切り分けるための、簡単なヒントを挙げておこう。
それぞれ明確な責任者が居るが、キミに見つけられるだろうか?
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