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はてなキーワード: 専任とは

2019-11-28

anond:20191128072749

特別高等警察反社会的勢力ではないですよ

国家組織根本を危うくする行為を除去するための警察作用

大逆事件を受け1911年明治44年)に、それまで高等警察事務の一部であった危険思想取締りのため、内務省が枢要地に特に専任警部を配置することを勅令で決定された組織

1922年日本共産党が結成されると、1922年から1926年にかけて、北海道神奈川長野愛知京都兵庫山口福岡長崎など主要府県の警察部にも特別高等課が設けられ、1925年には治安維持法が制定され取締まり法的根拠が整備された

ある意味特別高等警察」は「日本共産党」に対抗する国家組織だったとも考えることができるだろ

2019-11-19

https://anond.hatelabo.jp/20191119163958

専任講師であることを「非常勤講師」の条件にするならそうなるでしょ。そういう規制をしたら今、非常勤で働いている人がどうなるか考えないかね。「派遣規制すれば、企業正社員にするはずだ」と言う馬鹿と同じ。

anond:20191117140606

非常勤講師をやれるのは、他大学専任講師だけにすればいいんだよね。

anond:20191117140606

実際問題として大学非常勤講師報酬給与相場は、ここで言われている額からかけ離れたものではない(月2.7万は安い方だとは思うが)。

いやいや、月2.7万は「安い方」じゃなくて「良い方」だよ。月給制のとこと回数制のところが有るけど、交通費を除く半期の支給総額が15万を切るくらいが相場12万くらいのところもある。

ある大学専任教員が別の大学非常勤講師をやるというケースはいまだに少なくない。ポスドクと違ってどういう動機で引き受けているのかわからない

いろんなケースがあるんだけれども、教職系とかだとすでに実績ある人じゃないと文科からOK降りなかったりするので、本務校で多忙なところを拝み倒して来てもらう、義理人情で引き受けるみたいなパターンもある。

2019-11-18

それなら「報酬=目の前に出される金額」でないだけじゃん

専任になるためには教員経験必要で、その履歴を獲得するというのも報酬から

目の前の金銭部分の報酬が少ないだけじゃん。

専任になれる可能性が高まる=将来の稼ぎが増える可能性が高まる、でしょ。

準備などの必要労働時間を考えた時給が法定の最低賃金より下回るといった問題

が出てくるならそこは目の前の金銭部分も重要だけど、報酬として侮辱的か

といった話なら履歴書に書ける経験という部分がメインなんでは。



anond:20191117140606

anond:20191117140606

専任教員が他大の非常勤を引き受ける動機不明であるかのように書かれていますが、これも足元見られています

まり有名でない地方大学専任教員ですが、都会の有名大学の非常勤講師を交通費抜きで引き受けたことあります理由簡単、将来、より上位の大学転職しようとする時に、「こんな有名大からも引く手がありましたよ!」という実績になるからです。教員個人でなく所属している非有名地方大学にとっても、都会の有名大学で教えることは大学宣伝になるので、特段の理由がない限りノーとは言われません。

また、理系では、大学以外の研究機関に勤める研究者の大半は、常勤だが任期付きで、給与常勤と同じだけ出るが年限切れたらさようなら、という立場です。なので、大学専任教員への転職目指すなら、交通費などが楽に支払えるだけの給与を頂いている間に、自腹で交通費負担してでも教育歴つけたいニーズが強くありますね。

2019-11-17

anond:20191117140606

ある大学専任教員が別の大学非常勤講師をやるというケースはいまだに少なくない。ポスドクと違ってどういう動機で引き受けているのかわからないが

皮肉が効いている。

貨幣限界効用一定とする仮定にはそれなりに現実妥当性があるんだなあ……とか。

本務校に隠して非常勤に行ってる先生とか時々いるよね。本務校のコマより多いコマ非常勤で持っている先生とかもいるなあ。

そういえば、某私立大学では所属教員非常勤に出るのを禁止しているとか聞いたことがあるな。

残念ながら大学非常勤講師報酬額が安いのは「侮辱」ではない

侮辱的な報酬額の大学講師仕事依頼がやってきた。その額なんと月2.7万円

https://cpplover.blogspot.com/2019/11/blog-post_17.html

https://ezoeryou.github.io/blog/article/2019-11-17-insulting-job-offer.html

(元記事の人はわかってて書いているのだと思うが、一応業界事情を補足しておく。)

仕事の量と質に見合った金額ではないという主張には同意するが、実際問題として大学非常勤講師報酬給与相場は、ここで言われている額からかけ離れたものではない(月2.7万は安い方だとは思うが)。それゆえ、オファーした側は特別侮辱的」な額を提示しているわけではないし、失礼な依頼だとも思ってないだろう。

なぜ非常勤講師給与報酬額が(常識的感覚からすれば)極端に少ないかは、制度歴史的な経緯で説明されることが多い。本来非常勤講師は、自校の教員だけではカバーできないような幅広い教育学生が受けられるように、主に他校の専任教員を招待して講義してもらうという制度だったようだ。招待される教員自身所属する大学から十分な給与をもらっており、また自分のところの大学でも同じように他校の教員非常勤講師をお願いするという関係上、わずかな額面であってもオファーを受けたのだろう。そうやって制度が回っていた時代があった。

しか現在では事情が違っている。いまでは他大学専任教員よりもむしろ、いわゆるポスドク専任の職を得るまでのつなぎとして非常勤講師をすることが多い。専任になれなければ、そのまま一生非常勤講師の掛け持ちをして生活したり、可能なら別の職種に就いたりする。

別の定職がないかぎり安い額面だと当然辛いのだが、非常勤講師のなり手が減ることはない。なぜかと言うと、専任教員に応募するための要件として「大学での教育歴」が求められるのが普通からだ。要するに、専任教員を目指すポスドクが足元を見られて買い叩かれる構造になっている。

そういうわけで、待遇が悪くても供給量が減らず、結果として給与報酬も上がらない。この問題アカデミア業界関係者全員が理解しているだろうが、供給から、つまりポスドク万年非常勤講師の側から変えていくのは難しいだろう(個人的な考えでは、どれだけ足元を見られようとも酷い条件の仕事はすべて断れと思うが)。オファーを引き受ける人間が「まともでない」わけでも「山師」なわけでもない。わかりやす搾取構造が出来上がっているのだ。

非常勤講師待遇の悪さの責任大学運営側にある。だが、財政難理由に何も改善しようとしていないのがほとんどの大学の現状だろう。少子化文科省の悪政が言い訳として持ち出されるのが通例だが、例えば、非常勤講師に比べれば圧倒的に高給取りである常勤教員給与退職金カットして非常勤講師給与報酬に充てるといった対策検討されることはまずない。多少の良識があれば、財政難は極端な待遇格差があることの正当な理由にはならないということがわかるはずだが、大半の常勤教員理事はこの問題について見て見ぬふりをしている。

ついでに言えば、ある大学専任教員が別の大学非常勤講師をやるというケースはいまだに少なくない。ポスドクと違ってどういう動機で引き受けているのかわからないが、純粋供給量を押し上げているという意味でこの買い叩き構造実質的寄与している。「労働力不当廉売」としてまず非難すべきは、ポスドク万年非常勤講師ではなくこちらだろう。

2019-10-24

anond:20191024114611

かに会社が悪いとは思うけど、

こうなった時にどういう証拠を元に話せば良いのか思いつかないよね。

私はこのペースでしか仕事できませんって示すのが一番早いし、

一人でこなすのは無理ですって突っぱねて上司判断させるのが正しいと思う。

自分仕事だってある訳だし。

ただ、上司も今いる人員でできないか考えて、ダメなら外部や別部署を頼って、それもダメなら中止…みたいに考えないといけない。

それに、仕事を他の人に回せるなら分配して、専任させる判断だって必要になる。

もちろん、引き継ぎに上司が立ち会って状況は把握するんだろうけど、

マニュアル化すれば同じ時間作業ができるか、引き継ぎながら仕事を覚えれば並走できるかは話を聞いただけじゃ判断できない。

多分、こう言うめんどくさいことを考えだすと、

自分が頑張ればって思って、自体が悪くなったんだと思う。

2019-08-20

父娘誘拐誤認事件解決方法を考えた

成人したら保育園幼稚園での6ヶ月の勤務を義務付ける(期間は考慮余地あり)。

徴兵制の保育バージョンです。

例の誤認事件根本原因は「イヤイヤ期への無理解」なのかなと思って。

大勢の子供を預かる保育園幼稚園だと厄介なタイプのイヤイヤ期を迎えた子が1人や2人いると思うんだよね。

その状況を目の当たりにしたことあるかないか全然違うと思うんだ。

これを経験しておくと、結婚子育てをしてない人も、

子育てしたけどたまたま厄介なタイプのイヤイヤ期が来なかった親御さんも、

公共の場で愚図る子を見ても「あー、あるある」と思えるんじゃないかな。

もちろん義務期間の従事プロではないからできることは限られるけど、

保育現場人手不足も少しは補えるかもしれない。

専任の人の手を余計に煩わせない範囲でお手伝いできればなと。

いかがでしょうか。

2019-08-12

https://anond.hatelabo.jp/20190810170536

1)

いや、専門家批評・論評も、素人の「このアニメつまんね」の一言も、どちらも作品に対する評価だよね、というだけの話で。

もちろん議論していただくのは構いませんし、一方で別に議論しなければならないわけでもない、プリミティブな感想で済ますだってアリでしょう?と。



2)

teebeeteeさんは「手法」「技術」「様式」あるいは「文化」のような言葉妥当である様に仰いますが、「いつものやり方」といった意味を持たせたい場合、(「手法」ではなく)「風習」という語彙の選択は、それほど無茶苦茶な事でもないでしょう。また、例えば「慣習」であればteebeeteeさん的にOKだったのだろうか?という事も気になります辞書的には、あまり意味の差はないようですが。



それと、嫌韓の人たちが使っている言葉なので、「かの国」は問題のある言葉である…の様な考え方は、とても真っ当な思考だとは言えません。完全に順序が逆転しています

恐らく、貞本氏のツイートには『“かの国のプロパガンダ風習”っておかしいよね』の意味が含まれているとは思いますが、では例えば『A氏のスキップって変ちくりんだよね』と言った時、それはA氏という人物全てを否定した事になるのでしょうか?と。



敵愾心について。その内容、またはもたらす影響力の大きさによって、思想表現が「絶対悪」にされる事こそが「価値観自由競争市場)」に反する、正に「表現不自由」ですよね。『「表現」はどの様な「影響」を与えてもよい』というのは最早、前提レベルです。

teebeeteeさんがその様にお考えかどうかは分かりませんが、『「とある表現」は悪影響がある』みたいな考え方の時点で、思考が捻転してると気付くべきです。それを「悪」と設定するのも、「別のとある思想」以上のものではないのですから。せめて『私にとって都合が悪い影響がある』と言うべきでしょう。

もちろん、あくまでteebeeteeさんの中では「悪い事」だ、という限りにおいては、特に言う事はありませんが。同様に、人道なんてものも(ぶっちゃけ武士道だの騎士道だのみたいな存在ですし)、普遍的規範として掲げず、teebeeteeさん個人それとしているに留まるならば、やはり特にこちから言う事はありません。



3)

まず貞本氏の『現代アートに求められるのは、面白さ!美しさ!驚き!心地よさ!だ』という考え方があり、それに対してブコメで『貞本氏は現代アートへの理解が浅い』といった様な批判がある、というのを踏まえての話です。


まり(teebeeteeさんも貞本氏の「現代アートに求められる」の事をあまり一般的ではない、と仰っていたが)、『「もっとアートに親しんでほしい」的なイベント』としては、むしろ貞本氏の様な理解こそが本流であって、「不自由展」のようなものの方が異端ではないの?という話です(別に異端から即、展覧会から排除せよという話ではない…もちろん不人気ゆえに淘汰される事はあると思うが)。



4)

という事は、例えば「このアニメつまんね。もっとxxxな感じだったらよかったのに。」といったものは「独善」だ、という事ですか?だとしたら、それはやはり極々正当な「独善」ですよね。

先に述べた通り、貞本氏のツイートに「潰す(中止・撤回させる)」といった意味は見受けられません。また「運動」(抗議活動)によって中止・撤回させよう!…といったものでもありません(そもそも現時点でそれをする意味はないが)。


自分の興味や許容範囲芸術祭押し付けていいのは、正規専任された芸術監督だけ”というのもおかしいです。むしろ逆に、すべての人が正当な需要の発露として“押し付け”てよいはずです。


北海道物産展別に北海道じゃなくてもいいけど)のラインナップは、確かにバイヤーさんが「キュレーション」したものかもしれませんが、だからといって客や客予備軍が『あの店は良かったし、あの店はイマイチだった、もっとこんな感じの展になって欲しい』『この程度の品揃えでは行きたくならない、xxxとかあればいいのに』と、その需要を発露してはならないなんて事はないでしょう?まぁ、あれらの場合もっとダイレクトに売上が物語ってしまますけれども。

またそれが、店頭で、あるいはSNS等で「この店は相応しくない!閉店すべし!」といった抗議活動を行う事とも全く違う、という話も理解できますよね?



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後、納得したというより、やはり「風習」の解釈は考えすぎだと思うが、teebeeteeさんが「風習」という言葉にそのような意味見出したため、そう感じる事になったという事については、あくまでteebeeteeさんの内側の話であり、こちから文句を言う筋合いはない、teebeeteeさんの勝手である、という話ですね。

これは、最初ブコメから一貫してそうです。

一方で、これはteebeeteeさんに向かって言うわけではないのですが、感想が「事実化」する、という現象には気を付けたほうがよいでしょう。



例えば、『貞本義行差別主義者だ(と思う)』という自身の内側で熟成された感想しかなかったものが、https://b.hatena.ne.jp/entry/4672773449994362818では既にいくつかのコメントにおいて「事実化」しており、『差別主義者が言い訳している』という見方しか出来なくなっている様子が観測できます



また、

などは、もやは「ゲスパー」としか言い様がありません。




貞本義行氏の件のツイートのどこに悪意を感じるか

貞本さんのツイートBBC特集話題の「犬笛」表現に加え、女性蔑視ルッキズムやI have black friends論法も同時に使ってるので、差別主義者の典型表現がふんだんに詰まった文章になってるんですよね。2019/08/10 06:36

も紛うことなき「事実化」ですが、まずこの「犬笛」判定が「エスパー」と紙一重である事には注意された方がよいですし、また「犬笛」か「エスパーかに関わらず、記述されていないそれを責めるという事は、つまり内心への糾弾である…という事くらいは認識された方が賢明でしょう。

2019-07-29

anond:20190729161744

いいこと教えてやるよ

自分表計算ソフト専任にするか表計算ソフト業務を減らすか選べと迫れ

手が回らなくなりつつあると伝えろ

もう少し我慢してくれと言われたら本来業務を未完遂にさせろ

そしたらマジでどっちか選んでもらえるようになるぞ

2019-07-17

人や政党じゃなくて政策投票させてほしい

人的リソースは限られてるんだからマニフェストいっぱい挙げて実現されるか期待するより、政策専任で全力で取り掛かってもらいたいわ

2019-07-12

anond:20190712212042

回答ありがとう

専任仕事は用意できそう。

怖いのは自分の持ってる技術でなんとかしようとしてとんでもない技術負債を抱えちゃうこと。出来ればメンターが欲しいって言ってはいるんだけど。

ウチはXP現役だから他人事じゃないなあ。

anond:20190712211706


1.

すでに使える手持ちの技術内でなんとかする

もしくは時間を決めて技術調査をする

2.

なんでも兼業していると時間がなくなるから

専任のしごとを作ること

3.

辛い

Windows10への移行を考えると嫌になって逃げ出した

2019-07-06

7payのセキュリティ審査って何をやってたんだろうか

ここ連日騒がれている7pay。

パスワードリセットリンク送付先のメールアドレスに対して設計上の問題脆弱性が発覚して大変な事態に発展しています

昨日の会見では社長ITリテラシ不足が露呈したり、サービス継続が表明されたりして、いわゆる「祭」の様相を呈しています

また、会見内で「セキュリティ審査実施した」と明言がされました。

https://www.asahi.com/articles/ASM745HHHM74ULFA01Y.html

セキュリティ審査実施していたにも関わらず、何故今回の問題が見逃されたのか。

非常に稚拙な推測ですが個人的に考えられる可能性をまとめてみようかなと思います

セキュリティ審査とは

その名の通り、サービスローンチ前に実施する、脆弱性問題がないか審査の事・・・だと解釈しました。

審査」というとISMS辺りを連想しちゃいますね。

一般的には脆弱性診断とかセキュリティ検査とも呼ばれています。私はこちらの呼び方の方がしっくりきます

以後脆弱性診断と記載していきます

実施した」とはいっても、どういった内容を実施たかはわかりません。

ただ、7payは「一般に公開する」「お金を扱うサービス」になるため、ガチガチ脆弱性診断を実施すべきでしょうし、実際に実施したのではないかと思います

通常、脆弱性診断というと、以下のような項目があげられると思います

抜け漏れあると思うけど、大体どこのセキュリティベンダーでも上記のような項目を診断しているんじゃないかなあと思います

詳しくは各ベンダの診断内容のページを見てみると更に詳しく載っています

LAC、CyberDefence、NRIセキュア、ブロードバンドセキュリティスプラウトなど。

ただ、今回の脆弱性診断が外部ベンダ実施されたのか、内部で実施されたのかはわかりません。

以下、推測をつらつら書いていきます

外部ベンダ発注したが、コスト削減のために対象を削りまくった

脆弱性診断はモノによりますが、診断内容をマシマシにするとエラい額が掛かります

Webサービス診断は見積もり方法が各社違ったり、ツールを使うか手動とするかによって金額も大きく変わってきます

また、数量計算ベンダによってまちまちです。ページ単位であったり、画面遷移単位であったり、SPAであればAPI単位であったり、複合での計算だったりします。

お願いすれば見積もり時にステージング環境で動いているWebサービスクロールして、各ページの評価を付けてくれるベンダもあります

規模と見積もり内容にもよりますが、100~200万といったところでしょうか。

スマホアプリ診断は一本幾らという場合が多いような気がしますね。相場としては50万~100万程度でしょうか。

プラットフォーム診断も内容によるとは思いますが、大体100万くらいかなあと思います

これ以外にWebSocketを使っていたり、別のサービス連携していたりするとその辺りの通信も含まれてくるのでまた金額は上がる可能性もあります

Webサービス200万、スマホアプリ(iOSAndroid)100万*2、プラットフォーム100万とすると、500万円掛かるわけですね。

脆弱性診断をするだけでこれだけのお金が吹っ飛んでしまうわけです。

そしてこれをそのまま発注するかと言われると、多分しないでしょう。

セキュリティお金が掛かる割にリターンが少なく、目に見える結果が必ず出てくるとも限りません。

経営層は中々首を縦には振らないでしょう。

会見でも明らかになったことですが、社長ITリテラシはあまり高そうにありません。

こうなると脆弱性診断の稟議を通すのは中々容易ではなかった可能性もありそうです。

また7月1日に間に合わせたようなところもあるっぽい(?)ので、開発側に資金を全振りしていた可能性もあり、診断に費用を掛けられなかったのかもしれません。

いずれにせよ、全く実施しないのはまずいし重要そうな部分だけピックアップして実施しましょうという話にはなるでしょう。

削れるものをあげていってみましょう。

例えば、iOSスマホアプリ実施しなくても良いかもしれません。iOS上で動くアプリは確かサンドボックス構造になっているはずで、ローカルに何かしらのデータを持っていても外部からアクセスは基本不可であるためです。確か。

そもそもスマホアプリ自体不要かもしれません。7payのサービスへのアクセスインターフェイスとしてのアプリしか提供していないのであれば、取り扱うデータほとんどないと考えられるためです。そのため、スマホアプリAndroidのみ、もしくは両方実施しなくても大きな問題は発生しないのではないかと思います

・・・この辺り私の勘違いというか、「最優先でやるべきだろjk」といった考えがあれば指摘ください。

プラットフォームも、ベンダによります実施しなくとも良いとも思います

ベンダ説明でも、主にポートスキャンをして、空いているポートに対してtelnetで色々したりするといった説明がなされたと思います

Webサービスなら443と、空いていても80くらいしか外部には公開していないので、これは実施しないという選択をしても不思議ではないと思います

サーバコンフィグも、DocumentRootがおかしいとか致命的な設定ミスをしていない限りは見てもらう必要はないでしょう。

そもそも構築手順等はノウハウもあるでしょうし、わざわざ見てもらう必要性はほとんどないわけです。

ワイドショーでは「不正海外IPからで、国外からアクセス許可していた」事が取り上げられていましたが、例えプラットフォーム診断をしていても、この辺りは指摘されなかった可能性があります

実施していればもしかしたら備考レベルでの注意や、口頭で「国内のみに留めておいた方がいいかも」といったことは伝えられたかもしれませんが、「利便性」という観点から実行されることはなかったんじゃないかなと思います

Webサービスですが、ログインログアウト処理は必須でしょう。また、新規登録情報変更、退会処理も重要です。

パスワードリセットどうでしょうか。正直これも重要です。なので、ベンダに依頼するにあたってはここも診断対象としていたはずです。

ところで今回の件では協力会社について様々な憶測が飛んでいますが、NRI説が結構人気みたいです。

ただ、NRIにはNRIセキュアというセキュリティに特化した子会社存在しています

もし脆弱性診断をするとなった場合、そこを使わないという手はあまり考えられません。そもそも発注時にそれを見越して診断費も開発の見積もりに含まれているのではないかと思います

ただし、セブン側が「脆弱性診断はこちら側で発注します」と言っていれば話は別です。

NRIセキュアは診断費用が高いらしいので、コストダウンするために別ベンダに診断部分のみ発注する可能性はあります

別のベンダ発注したことで、抜け落ちた可能性はゼロではないかもしれません。

また、NRIセキュアが実施する場合においても、「ここは抑えておいた方が良い」という機能毎やページ毎にランク付けした資料セブン側に提出することと思われますが、どこを実施してどこを削るかの最終的な判断セブンに委ねられます

考えられる事としてはパスワードリセットの処理を診断対象外としたことですが・・・そうする理由もわからないので、うーん・・・

ただ、こうして対象を削りまくることで100万程度、もしくはそれ以下まで診断費用を抑えることができます

特定ベンダと、ツールを用いた定期診断を実施してもらう契約をしていた

この可能性もあるのかなと思います

使ったことはありませんが、SecurityBlanket 365というサービス自動での定期診断が可能なようです。

ライセンスやどういった動き方をするのかはいまいちわかりませんが、ベンダ逐次依頼する脆弱性診断よりかは安く済むはずです。

ただ、自動診断となると設計上の不備やそれに伴う問題は検出できないはずです。

ツールの手が届く範囲での、XSSPoC、ヘッダの有無など、ごく一般的脆弱性診断になると考えられます

でも手軽そうで安価っぽいなので、これで済ませていても不思議ではないです。

セブン内部でツールを用いた診断を実施していた

脆弱性診断ツールOSSのものもあればベンダ販売していたり、SaaS提供しているものもあります

OSSならOWASP ZAPやw3afがWebサービスの診断が可能です。また、phpcs-security-auditなど、ソースコードを解析し脆弱な箇所がないかを診断するものもあります

ちなみにWebサービスに対する診断を「DAST」、ソースコードに対する診断を「SAST」と言ったりします。

有償のものとなると、DASTは先程のSecurityBlanket、AppScan、Nessus、Vex、VAddyが挙げられると思います

SASTになると、RIPS TECH、Contrast Securityなどでしょうか。

上記のようなツールを用いて、セブン内で脆弱性診断を実施することでセキュリティの知見を高めたり、内部で完結させるための動きを取っていたかもしれません。

こういった動きは結構色んな組織で見受けられます。外部の手を借りずに診断ができれば、関係者間の調整も楽ですし、それと比べると費用も安く済みますからね。

ただし、社内のエンジニアに任せる事になるため、片手間になってしま可能性があります

また、ツール使用方法についてのノウハウは溜まるかもしれませんが、それとセキュリティの知見が溜まるかどうかは別の問題としてあると思います

・・・とは言ってもセブンにはCSIRT部隊ちゃんとあるんですよね。

https://www.nca.gr.jp/member/7icsirt.html

『7&i CSIRT は、7&i グループCSIRT として設置され、グループ企業に対してサービス提供しています。』と記載があります

また、『7&i CSIRT は、7&i HLDGS. の組織内に専任要員を以て設置され、インシデント発生時の対応だけでなく、インシデント発生の未然防止にも注力しています

グループ企業情報システム部門と連携し、7&i グループ内で発生するインシデントに対する未然防止のための調査分析リスク情報の共有、ならびにインシデント対応活動を行なっています。』

という記載もあるため、今回の7payも、7&i CSIRTが動いてセキュリティ関連のチェックをしていたのではないかと思います。「情報システム部門」とはありますが。

組織図上にはありませんが、デジタル推進戦略本部の下か、リスクマネジメント委員会情報管理委員会のどこかに所属しているんじゃないかと思われます

日本CSIRT協議会にも名を連ねているわけですし、CSIRTメンバー専任要因ともありますし、セキュリティ関連の技術知識は十二分にあると思うんですよね。

なので、内部でツールを使って実施していたからといって、こんな重大な不備を見逃すというのはちょっと考え辛いなあ・・・と思います

会見内で言われた二段階認証検討事項に上がらなかったのかなあ・・・と。

まあ、今でも機能しているのであれば、の話ではありますが。

で、これを書いている最中に気付いたのですが以下のようなリリースが出ていたんですね。

https://www.7pay.co.jp/news/news_20190705_01.pdf

これを見ると内部のCSIRT機能していなかったか力不足判断されたかどちらかになるのかな・・・と。

実際はどうだかわかりませんけど・・・

診断を実施したがどこかで抜け落ちた

これも有り得る話かなあ・・・と。

関係者が多いと情報共有にも一苦労です。

開発やベンダCSIRT部隊情報共有したとしても、POが忘れていたとか、伝えたつもりが曖昧表現で伝わっていなかったとか・・・

ベンダ実施して指摘事項として伝えていたけど、いつの間にやら抜け落ちていてそのままサービスイン・・・というのもシナリオとしては考えられますね。

問題認識していたが上申しなかった/できなかった

7payは社内的にも一大プロジェクトだったはずで、スケジュールも決まっている場合、余計なことを物申すと手戻りや対応時間を取られることになります

そういった事を許さな空気が出来上がっていると、まあ中々上には上がってきづらいです。

これも十分にありえる話ですかね。ないといいんですけど。

セキュリティ審査自体が、情報セキュリティ基本方針個人情報保護方針に沿った内容かどうかを確かめただけだった

どうしても『審査』という言葉に引っかかっています。『検査』ならまだわかるんですが。

そこで思ったのですが、情報セキュリティ基本方針個人情報保護方針を元にしたチェックリストのようなものセブン内にあって、それを埋めた・・・みたいなことを「セキュリティ審査」と言っていたりするのかなと思ってしまったんですね。

でもこれはセブンペイの社長個人情報保護管理責任者ということで、ISMSPMS等で慣れ親しんだ単語である審査』を使っただけかもしれません。

そもそもそれで終わらせるなんて事ないでしょう。セブン程の企業・・・

そもそもやってない

大穴ですね。いやこれはないと思いますよ。あったら大問題じゃないですか・・・

というわけで、なんとなく「こうだったりして・・・」みたいな事をつらつら書いてみました。

そういえばomni7で以下のお知らせが上がっていましたね。

https://www.omni7.jp/general/static/info190705

『定期的にパスワードを変更いただきますようお願い申し上げます。』とのことです。CSIRTはもしかしたらもう機能していないのかもしれないですね。

もしくはわかりやす対策提示しろと言われたのかもしれません。それなら仕方ないんですけど。

パスワード定期変更を推奨する因習はいつ消えるんでしょうか。

以上。

以下追記 2019-09-08

一部typoとか指摘事項を修正しました(役不足力不足 etc)。

ついでに時間経ってるけど追記します。もう誰も見ないでしょうけど。

所詮「人のつくりしもの」だよ

監査なんて取り揃えた書類通りになっているかどうかなので、監査受けているかセキュリティ的に大丈夫ってことじゃないよ

そんなに監査が万能なら監査できるくらいの人が作り出せば完璧になるはずだろ

ちゃんと読んでいただけましたか?全文通して私の主張が「監査をしっかりやれば防げた」という意味と捉えられているのでしょうか。そんなに分かりづらい文章を書いた覚えもないのですが・・・

一番上でも記載していますが、私は今回の7payの「セキュリティ審査」は、「脆弱性問題がないか審査の事」、つまり脆弱性診断」を指していると仮定して本エントリを書いています

そういう意味で、ここで私が指している「審査」と貴方が指している「監査」は似て非なるものです。字面は少し似ていますがね。

監査貴方記載する通り「ある事象対象に関し、遵守すべき法令社内規程などの規準に照らして、業務成果物がそれらに則っているかどうかの証拠収集し、その証拠に基づいて、監査対象有効性を利害関係者に合理的保証すること」です。

貴方の言う「監査」に近いことは「セキュリティ審査自体が、情報セキュリティ基本方針個人情報保護方針に沿った内容かどうかを確かめただけだった」の見出し部分で触れていますが、それで終わらせているわ Permalink | 記事への反応(2) | 05:48

臓器移植における3重チェックは必要か?臓器移植とコーディネーター

発端はhttps://www.yomiuri.co.jp/national/20190622-OYT1T50157/  

日本の臓器あっせんはJOTが行っている。

t*JOTの臓器あっせんにおける手続き。  

社団は、2014年11月2015年3月あっせん誤りを起こしており、新体制を再発防止と信頼回復に努めてまいりましたが、その一環として取り組んでいた移植希望選択に関する新システムの導入に当たって新たな誤りが発生いたしました。

んで対策がここhttps://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000179378.pdf  

  

調べて見る限りこの手順からE-VS系とJNOS系の作業が分けられているようだ。  

  

  1. Excel 選定リストレシピエント選定グループ専任職員の手作業による順位付けリスト作成。現行において、当該選定リストを主と位置付けてあっせん優先順位付け作業実施している。
  2. E-VAS 選定リスト:現行レシピエント選定システム機能を利用した順位付けリスト作成。当該選定リストは副と位置付けて、Excel 選定リストとみ合わせて確認している。
  3. JNOS 選定リスト:旧レシピエント選定システム機能活用した順位付けリスト作成。当該選定リストは副と位置付けて、Excel 選定リストと読み合わせて確認している。

  

E-VASとJNOSというシステムはどこが作成したのか? 

特に拡張性がなく欠陥品にしか思えない旧JNOSというシステムをどこが作ったのか知りたかった。

これが調べてみてもよくわからない。

  現在この合計3つのリスト職員で手分けして読み合わせを行い、順位差異が生じていないか確認作業を行った上で、候補者への意思確認を行っている 

  

運用として、臓器移植のような生命にかかわる業務ミスは許されないのはわかる。  

ここは信仰問題なので、命にかかわることにかかる労力はいくらかかっても構わないという意見理解できる。

だが、どの程度手間をかけるかというとそれもまた、命にかかわることなのだ。

    

t*移植コーディネーターの待遇について。

移植コーディネーターのタイムスケジュールこち

https://www.jotnw.or.jp/d-coordinator/index2.html

一見して業務は多岐にわたる。  

社内で翌朝までドナー情報対応というものから、社内での事務作業ドナーファミリーへの訪問まで幅広いスキルが求められる。

ドナーファミリーへの精神ケアというのは、カウンセラーが行うべきではないだろうか?(募集案件ではカウンセラー資格項目は無かった。) 

  

じゃあそんなコーディネーターの待遇はというとこち

社団給与規程による。月給制。学歴経験等を考慮して決定。

例)25歳 一般職 基本給+地域手当(東京) 21万~

  25歳 コーディネーター職 基本給+地域手当(東京) 25万~

これは新規採用で、全体で見れば平均給与32万とのこと。かなりの専門性をもった仕事に見合っているかというと少ないのではないかと思う。   

実際移植コーディネーターの離職率は非常に高いようだ。

  

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183334.html

  

相川委員 前回のJOT理事をしていた関係発言を申し上げます。今、井内室長からお話があったようにネットワーク人員不足は非常に深刻で、実は昨年の12月から4月までにかなり多数のコーディネーターが離職しており、離職率が非常に高いのです。これは、もちろん、結婚退職もありますが、かなり多数の方が退職されているということで、何とか離職率を下げないと、実際に臓器提供も増えておりますので、ネットワーク運営ができなくなってしまうというおそれがあります。どうして離職率が多いのかということを、きちんと検証すべきだと私は考えます

これから移植が増えるであろう現場でこのような状況でJOTは円滑な臓器あっせん遂行できるのかというと、怪しい。

  

最期に、現在の待機患者と、施術件数の表を張る。

2019年の状況6月現在

移植希望登録者数 ・・・・ 13,619人

脳死下で提供された方 ・・・・ 42人

心臓停止後に

提供された方 ・・・・ 13人

移植を受けた方 ・・・・ 200人

日本臓器移植現場はかなり厳しい状況であると言わざる負えない。 

ここらへん朝日特集でも組んでくれたらなぁ。

  

 

2019-06-11

大綱化を巡る歴史修正主義

河野太郎氏の私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々

を読んだ。最後の方に次の一節がある。

これが分断統治であるということの意味は、「教養対専門」の対立は、「大学改革」を押し進めるための人為的対立だ、ということである

これは事実に反すると思う。「教養対専門」の対立は「大学改革」を押し進めるための人為的ものではなく、新制大学発足当初からある構造的なものである。そして、大学設置基準の大綱化を奇貨として大学側が旧教養部を解体したことで、むしろその対立が緩和されたと考えられる。

例えば、平成10年の大学審議会議事録に以下の認識が残されている。

大学審議会大学院部会(第102回)議事要旨

△ 教養部再編の時に各大学積極的になったのは、教官グループ内の差別がなくなるということがインセンティブになったから。これから大学専任学部専任という仕分けができてくるとすると、教養部の時に一度解決しているのに新たな差別を持ち込むこととなり、非常に強い抵抗があると思う。

また、旧教養部の成立から解体までを詳しく分析した第3章 教養部の形成と解体 一教員の配属の視点から 吉田文は、大綱化の背景を以下のように要約している。

P.61

一般教育に関わる規定大学設置基準から消えた背後には、一般教育のものに対する大学内外から批判不要論よりもむしろ一般教育のみを担当する教員やその所属組織存在に対する大学教員自身卑下格差解消の願望の歴史があったといってよいだろう。

もちろん河野氏も「とはいえ、大綱化によって、それまで存在しなかった教養対専門の分断・対立が生まれたという話ではない。その対立はずっとあった」と述べてはいるが、ではその対立とは一体どんなものだったのか。

吉田氏の論文から引用しよう。

P.65

民主化旗手のようにいわれて新制大学に導入された一般教育であるが、専門教育しか行ってこなかったうえに、新制度下の組織編成も専門教育を行う学部が中心であった旧制度下の大学には、一般教育根付く場がなかったのだといってよい。新制のもとでの教育スタートしてわずか数年のうちに一般教育の座りごこちの悪さは、どのようなタイプ大学にとっても問題となって、それぞれの方式解決策を見出そうとした。

で、一般教育の座りごこちの悪さはどのようなものだったかというと、

P.66

こうした(引用者注:教養部を法制化して学部格差を埋める)要望が出されるに至った背景には、教養部が劣悪な教育環境条件におかれていたことがある。名古屋大学場合では「学部だと・・・文科系教授三十二万五千円、助教授が十七万円。・・・理科系になると教授二十三万円、」助教授でさえ七十五万円になる。それが、教養部となると、教授でも文科系十三万五千円、理科系四十四万七千円。とても学部助教授諸君の足元にもよれない。」(名古屋大学、1989、p. 250)といった状況が記されている。こうした物質的な条件格差に加えて、「ごく最近のことだ。全学教授が顔をそろえた席上で『大学ではねぇー、こんな風にやっとるんだが、教養のはどうだね』と、・・・教養部の教授たちは、さぞくちびるをかみしめたことだろう」(名古屋大学、1989, p. 251)というような、条件格差身分格差とみなすような日常教員間には醸成されていたようだ。

このように、大綱化のはるかから深刻な「教養対専門」の格差対立存在したのである上記名古屋大のエピソードは1950年代後半から60年代初頭の間のものと思われるが、そのエピソードをわざわざ1989年発行の大学史に載せるぐらいだから、大綱化直前の大学内の空気推して知るべきだろう。そして、大綱化によってカリキュラム編成の裁量拡大が大学側に与えられ、このような格差是正するために旧教養部を解体することを大学教員側が決断したのである

ツイッター上には大学設置基準の大綱化によって旧文部省大学教養教育破壊した、という言説が蔓延っている。しかし、教養教育破壊したのは1990年代の当の大学教員である。「教養対専門」対立に関する河野氏の主張も含めて、これらは大綱化を巡る歴史修正主義ではないか

2019-01-26

anond:20190126094309

よくわからないけど

部下の仕事が上がらないことに被害者面するアホ上司(プレイングマネージャーでもマネージメントもキミの仕事なので出来ないなら降りろ)や

加えて労務問題労働裁判になった時のことを考えないクソゴミカス上司(会社にとって負担なのは部下じゃなくてオメーだよ)はいるよね

これが零細やベンチャーブラックだけならば良いけど

コンプライアンスコンプライアンス騒いで社員研修リーダー研修もやってる大手でも普通におるから

日本はどうにもならねぇなわって思う

特に人事/労務お仕事する気あるのかな?って思う

人事を無くしたけど支障がなかったって会社あるけどでしょうねの気持ち

だって専任人事じゃなくてもメインの仕事しながら兼業出来たしな

2019-01-04

anond:20190104114612

教育担当者(先輩社員)が自分タスクでいっぱいいっぱいで新人にかまってる時間がないケースの方が多い印象がある。

新人教育専任者立てられれば良いんだろうけど、底辺IT企業だと望むべくもないだろうなぁ。

2019-01-02

学校図書館先生がどうこう

だいぶ前に、学校図書館にいる先生が内容で判断して借りるのを辞めさせるって話があったけど

そもそも自分記憶だと学校図書館での貸出のとき先生とか学校司書とか「大人」のチェックを受けた記憶がない(大学は除く)

だいたい同じ児童・生徒である図書委員」に手続きしてもらうだけで、先生が「これは10歳用なので11歳は駄目」とか口を挟む機会がなかったように思う。

そもそも先生方は忙しく、図書委員やらせればいいことをわざわざ自分でやる余裕があるようには思えなかったし、

余計なことに口出してるような暇はなかったように見える……

地方から人手やら予算やら不足でそうだったのだとしたら、

専任司書やらボランティアやらを配置する余裕がある地域に住んでいたせいで逆に自由がないのだということで皮肉だなあと

2018-12-16

文系消滅の始まり?(筑波大学文系で起こっていること)

筑波大学文系教員の数が激減していると知り合いから聞いた。少し調べてみた。

 

 筑波大学 日本語日本文化学類 の教員の数

  21人 → 16人 (2016年 → 2018年)

 

 筑波大学 グローバルコミュニケーション教育センター外国語教育部門 の教員の数

  32人 → 26人 (2016年 → 2018年)

 

過去の人数の確認https://web.archive.org/ でやった。

日本語日本文化学類 http://www.cegloc.tsukuba.ac.jp/page/page000061.html

コミュニケーション教育センター http://www.japanese.tsukuba.ac.jp/staff/

 

いずれも、わずか2年の間で、なかなかのペースで減っている。

・・・大丈夫なのか???

 

ちなみに、人文学類のページには次のように書いてある。

人文学類では、60余名の専任教員が充実した教育に当たります

http://www.jinbun.tsukuba.ac.jp/aboutus/04.html

しかし、実際数えると60余名もいない。しかも、名前リンククリックすると「研究者は既に離籍しています」と出る教員もいる。

時々刻々と人が減っているのか?

それとも、単に今だけたまたま減っているだけなのか?

 

文系は余裕のある時代のもので、そうでない時代になると・・

・・一番に切り捨てられる学問であるということがよくわかります。」

https://www.facebook.com/souryuu.kizu/posts/1137835473017267

この記事

「人文社会全教員が、ビジネス科学に吸収される」

に関してはデマということだったようだが、

筑波大学で(国立大学で)文系切り捨てがあるかどうか、大きな流れとしてどうなっているの?

2018-12-08

誰も悪くないか加害者になる

ADDHSP持ちの企業不適合者の自分奇跡的に大手企業の子会社に入って10年が経った。ITとは素晴らしいものだ。

その間に親から子会社整理の流れがあり気づけば一部上場会社の1人だ。人生ラッキーが続くものだ。

36協定はしっかり守られ、会社PCにしっかりログが残り休日仕事PCを触ろうものならしっかり休出時間がつけられる。完全に守られていて人いる。人によっては死ねって思われるだろう。

さて、自分は基本小さいプロジェクトが多く、自分ら+派遣数名で回す仕事をメインにしている。工数関係複数プロジェクトを掛け持ちみたいなこともよくある。

一方で隣の部署では億前後プロジェクトがよくある。これくらいの金額なので、大体良くても二次、人が足りなければ三次くらいまでの派遣さんと仕事をする。

で、この億単位プロジェクトが泥沼化した。結果、人が足りないからということで「手伝い」をお願いされた。まだCIとかは使われてなくて、依頼が来ると、ビルド環境ログインしてビルドをかけ、テスト環境に配置する簡単お仕事

その前にも炎上プロジェクトの手伝いをしていて、またかーと思ったが、とりあえず引き受けてしまった。

で、実際に作業をしてみたら結構作業ミスが起きそうな感じだったので、仕組みを変えたり、コマンド化したりして(こういう作業は好きなのでやってしまったりする)、まぁ自分はそれなりに貢献してるよねーと思っていた。

ただ、それが裏目に出たらしくなんか色々頼まれごとをされてしまったりしてプロジェクト専任作業していると思われはじめた。やばいなーと思っていたら環境構築の仕事なんかも頼まれ始めた。

で、まぁ、他の仕事兼任してるし、手伝いなんでと断ろうとしたら「いや、俺もだから」みたく言われてしまった。

なるほどなと。プロジェクトの上の方は倒れたか毎日上への報告、進捗管理で手伝いにそんなに気を回せない。専任メンバーも倒れるか目の前の対応で精一杯だ。そして、ヘルプはなるべく関わらないようにセクショナリズムを発揮、部分最適のために、自分たちのテリトリー以外には作業押し付けてくる。

なかなかひどい状況なのでみんななんでこんなひどい状況になったのかと聞いてくるが、答えは知らない。関わりたくないから聞かなかったし、答えは関係者各々あるだろう。

自分が悪いと思っているかもしれないが、体制自体めちゃくちゃなので、もうそういう問題じゃないだろう。

最近、判明したが、リリース仕事も掛け持ちの人が仕組みを作って、それを前任者が簡単な手順化をしたのだった。その前任者は自分にその手順書を渡し、簡単説明をしてプロジェクトアウトしてしまった。

多分、関わった全ての人が被害者だろう。さらにひどくならないようにみんな身を守っている。ここでいい顔をしてちょっと手を貸すとしわ寄せがやってくる。

自分HSPなので人の顔をひどく気にして、なんでもハイハイ言ってしまう。そして、ADDなので、仕事の切り替えがすごく遅くて下手だ。誰も悪くない。だけど疲弊していく状況だ。あと、数ヶ月持つだろうか。

2018-11-28

中学3年まで特別支援学級だった自閉症児の息子が大学合格した

 参考になるか知らないが、適当に綴ることにする。

 語尾がバラバラなのは許せ。(気が向いたら編集するが)

まずは生い立ちから

 3歳になっても言語を全く話せず、クレーン動作を始めとした典型的自閉症状を示していたため、児童センターを介して専門機関受診したところ、聴力も問題なく知的障害自閉症)との確定診断。

 そのまま知的障害者の扱い(療育手帳交付)。

 応募した私立保育園には全て断られたものの、自宅から少し離れた市立保育園へ無事入園

 「知的障害児」ということで、ほぼ専任のような保育士さんを増員していただき、時々奇声を上げて脱出を企むながらも、最後まで追い出されることなく何とか卒園

 保育園の間は、ずっと会話は不成立。

まずテレビを捨てました。

 3歳でビデオデッキ操作(VHSカセットの交換・スロー再生・逆再生等々)をマスターしていたものの、毎日テレビの前でビデオ操作しながら、全く同じシーンを延々繰り返しながら奇声を上げて踊ってる有様。

 確か「お母さんと一緒」のビデオだったと思いますが、キメのポーズのところで一緒にキメて、そりゃ見てて可愛いわけですが、親からの会話は理解できていない。

 テレビに映った、いわゆる芸人さんの笑いを(意味も分かってないくせに)オウム返しし始めたあたりで、これはヤバいと感じ、(当人は知らない)裏のコンセントをコッソリ抜いて「テレビさん壊れちゃったみたい」ってやってやりました。

 しばらくは寂しそうにしていたのですが、何ヶ月かしたら、直ったか試すこともしなくなったので、未練がなくなったのだろうとテレビごと廃棄。

 たしか4歳か5歳の頃だったと思いますが、この時から自宅からテレビがなくなりラジオだけの生活になりました。寝る時に子守歌かわりの童謡CDを流す習慣にしていたのですが、高校1年くらいまでは寝る時に自分操作して鳴らしてましたね。(ずっと川の字です)

 テレビがなくなると空いた時間を埋めるべく、絵本をめくったり、オモチャを手にしたり、パソコンに興味を示したりするようになりました。テレビは捨てて正解だったと今でも確信しています。(モニターDVDは視聴可)

小学校先生に恵まれました

 発語はあるが会話は成立しないのですから小学校は当然にしてストレート特別支援学級です。

 集団登校には親の同伴を求められたので、6年間ずっと同伴通学でした。(とは言え、後半は列の後方から見守る程度ですが)

 「環境の変化」と「予想しない事態」に極度のストレスを感じるのが自閉症児の特徴なのですが、特別支援学級の1年生~5年生まで、担当教諭の異動がなかったことが幸運安心すると精神状態が落ち着くんですね。

 特別支援学級教諭って、ナニかワケありで左遷ポストみたいな雰囲気があると思うんですが、1年生~5年生まで担当して下さった教諭は全く違ってました。

 言葉で書き尽くせないのですが、自閉症児では健常児以上に苦手なところが多いのですが、無理矢理に克服させようと正面突破させるのでなく、苦手なところを避けて歩く方法みたいなことを息子に伝授してくれたように感じます

 予期しないことが起きるとパニックに陥って奇行が始まるのですが、先に予定が分かっていて、その予定どおりに進行すればパニックは起きにくく、そういう特性最初から見抜いて下さって、本当に上手に導いて下さいました。

 伊藤先生、今でも感謝しきりです。(年賀状は欠かさず(息子に)出させてます

ほぼ毎週のように外出しました

 息子にはとにかく外界からの刺激が必要だと思って、ほぼ毎週、公園だの何だの、とにかく外へ連れ出しました。200キロ距離にある実家へは毎月通ったり、とにかく土日2日とも家に籠もっていたことは年に数えるほどだろ、という位に連れ出しました。

 電車が好きだったので、環状線一周(全ての駅で降りて看板写真を撮る)みたいな、そんなオタッキーなこと喜ぶ児童がいるのか?みたいなことやってました。時効から打ち明けますが、1区分切符でずいぶんと遠回りさせて頂いたこともあります

 地名や駅名とかはすぐに覚えましたね。

 実家へは(下道で行くと)幾つものトンネルをくぐるのですが「このトンネル最後」みたいなこと言ったり、いついつにこういうことがあった、みたいな何年も前のことを年月日まで揃えて呟いたり、とにかく記憶力だけは半端ない

 ちなみに息子と年子の妹(健常児)がいるのですが、彼女存在も大きかったように思います。友だちのいない息子にとって、唯一の同年代の子どもが妹だったのですから

 特に小さい頃の妹は兄の障害のことが分からないので、時々は手を繋いだり引っ張ったり(兄のほうは照れて逃げ回ったり)、それはそれは友だちのように接してくれたのですから

JRウォーキング企画に連れ出しました

 家族での外出のほか、JR沿線企画するウォーキングに猛烈に参加しました。

 参加するとスタンプが貰えるのですが、有効期限内にフルコンプリートして最上位の景品を貰えるくらい、1級障害者じゃないので運賃は安くならず、相当お金はかかりましたが。

 他の子達と同様、かならず電車最前列に張り付いて、運転手さんの呟き(点呼)をオウム返し。運転席に手が届くような、どこぞのローカル線に乗った時は、運転手さんが息子の点呼(出発シンコー)に合わせてマスコン操作してくれたりで、電車が大好きになったようです。

 あと英語ナレーションも覚えたみたいで、英語が流れないローカル線でも自分英語で This train ・・・ Bound for ××× Thank you! って大きな声で「通訳」すると、周囲の大人が褒めるもんだから、より調子に乗って・・・みたいな。

 10キロとかの健脚向けコースに参加しているときなんかは、おばちゃん達が「小さいのに偉いねぇ~」って飴ちゃんくれたりするものの、会話が成立しない(がんばって1往復)うえに当人は飴なるものを口に入れたがらず。

 食へのこだわりが強烈で、少しでも怪しいものは決して口に運びません。妥協なんてありえないのです。

パソコンに息子用のアカウントユーザー権限)を作って使わせました

 ヤフーキッズブラウザデフォルトにしたのと、使用時間制限(夜の9時だかを超えると使えなくなる)したくらいで、基本的にノンフィルターで使いたいように使わせました。

 パスワードはかけてなかった(息子も自分でかけようとしなかった)ので、時々何をしてるか監査してましたが、Youtube で馬鹿映像を見てるほかは名探偵コナンを追いかけてる風。あとドラえもんプリキュア(笑)

 年頃の男の子が興味を示すサイトへは立ち寄った形跡もなし。アニメ芸能関係Wikipedia更新もやってたみたい。

 基本的には「泳がせながら監査」という状態を続けましたが、ずっとパソコンで遊べるわけじゃありません。

 時々妹がやってきて「私もパソコンを使いたい」って言う話になれば、兄に勝ち目はないので、みすみすパソコンを奪われることに。

 まぁずっとパソコン漬けはよくないし、時々はパソコンを奪われたほうがいい(占有じゃなくて分け合う)と思うので、パソコンを追加することな喧嘩させる選択(妹相手喧嘩練習をしておけ、と)

5年生くらいか運動会で息子が見つけれなくなりました

 3年生か4年生くらいになると、少しずつ会話が成立し始めました。

 その奇行ゆえ、運動会では常に、どんな遠くからであっても、あれが自分の息子だ、って識別できていたのですが、5年生の運動会くらいからでしょうか、一生懸命に探さないと見つけれなくなりました。

修学旅行に息子だけで行けました

 小学校入学当初は「修学旅行へは親さんも同行してもらうことになりますから(同行できないなら修学旅行は無理です)」って言われていたのですが、伊藤先生の後任の女性教諭も「大丈夫でしょう」と。

 無事に一人で(同級生と)行ってきました。

 プラスチックの刀を土産に買って帰ってきましたが、どこが気に入ったのか今でも理解不能。

卒業式

 養護教諭フォローなしに壇上で卒業証書を受け取る息子を見て涙が出ました。

中学特別支援学級

 奇行も減って落ち着いてきたので、普通学級でも辛うじて何とかなるかも?って言われつつも、他の生徒さんに迷惑がかかるといけないと思い特別支援学級希望

 2人の学級で、これまでは異学年の混合授業だったのが、初めての同級生が出来ました。

 しか女の子! だけど家庭の事情引っ越し)で1年で転校して行ってしまいましたが、別れの日は私物を整理して親と一緒に帰る時間見送りに行ったようです。買って持たせた花束の中に、コッソリ前年の年賀状の余り(自宅の住所が印刷されている)を忍ばせておいたのは私なのですが、お礼状と共に今でも年賀状の往復だけ続いています

 その子もワケありなんだけど、息子とは特性が違う(不得意分野が違う)ので、嫁さんになってくれるといいんだけどなぁ~とは心の中の声。

同学年の女の子を好きになる

 気に入った女の子が出来たみたいなのですが、息子の挙動があまりキモかったらしく、当人から拒絶されたうえに親にも厳重注意

性的なことをやったわけじゃありません)

 当人は加減を知らないし、女の子のほうも自閉症児につきまとわれるのは嫌でしょう、分かります

混合授業を希望する

 中学校の特別支援学級担任は、父兄の間で評判の良くなかったらしい教諭が着任して翌年に異動とか、産休予定の教諭が数ヶ月だけ担当して交代とかアレな風でしたが、本人には良い意味で刺激になったよう。

 3年生になり進路が気になるころ、どこへ進学するかはともかく、特別支援学級という超少人数学級じゃなくて普通学級にも慣れておかないと選択肢がないと思い先生相談

 数学理科は進度が全く違うという理由NG が出たものの、それ以外は何とかなるだろうと(授業の妨げになるなら追い出す条件で) OK

 7割は同じ小学校から上がってきた生徒で一応は幼なじみ。1学年50人ちょっとギリギリ2クラス)という少人数な学校だったこともあり、先生の目が行き届きやすいという判断もあってのことだろう。

 JRウォーキング企画を始めとして外にばっか連れ出したおかげか、地名都市位置関係)に関しては健常児を超えていたと思う。

 理科小学校から全く履修していなかった(見込みなしと見捨てて他の教科に割り振られた)のだけど、履修してない教科があったのに卒業できてしまうとは。

偏差値40弱の普通高校合格する

 その下は定時制しかないというランクのところではあるものの、「荒れてない」という理由だけで選択した公立高校に無事に合格

 たまたま定員割れしていた年で、落ちた生徒はいなかったと思うのですが、翌年は定員超えしていたので1年ずれてたらヤバかったかも。

義務教育期間・無遅刻無欠席を達成

 9年間、無遅刻・無欠席ということで学校と市から表彰されました。

 ちなみに一つ下の妹のほうも同じく9年間無遅刻無欠席。

 4歳だか5歳の頃に妹のほうがキャンプに行きたいというので「キャンプ場は遠いよ」って言って大正池から徳沢まで歩かせたり、お山に行きたいと言われれば「山小屋売店であって泊まるとこじゃない」と諭してテント背負ってガチ登山に連れて行ったり、ロープウェイに乗ってみよう!って誘っておいて「入り口は上にあって登らないと乗せてくれない」って登らせて下りだけロープウェイとか、とにかく欺しまくりました。

 温泉に行きたいって言われて湯俣温泉に連れて行った(吊り橋の先の河原で掘って「これが温泉だ」って)のが最凶だったと自覚してます(小2+小1)

 よって、うちの子たちは本当に頑丈です。

高校普通学級で頑張る

 中学までの26~27人学級と違って、40人近い教室で、一人も知り合いのいない学校。つまり他の生徒も息子の特性を知らない。

 小学中学は通しの生徒が多いせいもあって、息子がワケありってのは全校生徒のみならず、その親にまで知れ渡っていて、わざわざ寄りついてくる奇特子どもはいなかったのだけど、高校では最初のうちは先入観なく普通に接してくれたみたい。

 同級生から寄りついて来られたことのあまりなかった息子は話しかけられただけで「友だちができたかも」って思い込んで家に帰ってニコニコ自慢してましたが、それが「ぼく友だちいない」に変わるのはそう遅くはありませんでしたけど。

 とはいえ、友だちが出来ないまま15歳まで過ごしてきてるので、全く気にならないようではあります

 年に数回、学校開放みたいな行事があって親も観に行っていい日には出かけたのだけど、偏差値が低い=ガラの悪い生徒が多い という先入観を見事に打ち破ってくれました。いやほんと、殺伐感の全くないノンビリした校風の良い高校で良かった。

 迷惑をかけるのだからせめてもの恩返しということで、学校保護者委員?(PTAに近いと思うが、もっとイージー)は進んでお受けし、時々校門にたって挨拶運動かに参加したわけだけど、先生命令に従って渋々挨拶してるような感じはなく、どの子自分言葉挨拶してくれて、挨拶運動に参加するのはとても楽しかった。

JRウォーキング企画に一人で参加するようになった

 高校になってから自我が芽生えたか、親と出かけるのを嫌がるようになり(本気で拒絶するほどでもないが)、親としても自立する方向に誘導しないといけないため、JRウォーキング企画に一人で参加することを許可

 前日までに行程(電車の乗り継ぎを含む)と予算を紙で提出すれば金は出すという条件で。

 コンビニの外ベンチにDSを置きっぱなしのまま買い物に行って、案の定その間に置引きされたときがあるんですが、ちゃん自分交番に行って遺失物届を出してきたり、普通じゃないながらも何とかなる次元には成長

大学見学会大学進学に目覚める

 学校行事か何かで、家から最も近い私大偏差値40~50クラスか?)の見学に行って、学食としてマクドナルドみたいなバーガー屋を含む何軒もあったりで感動したのか、コンビニなんてもの学内にあることに恐れ入ったのか、コナンに出てくる大学生のイメージと重なったのか、どういう訳でか知らないが大学なるものに興味を持った模様。ただし、最初に見に行ったそこだけが気に入ったみたいで、他の大学へは見学すら行かない。

最後文化祭の劇で一躍ヒーロー

 高校になると授業参観なるものが滅多にないのですが、高校3年の最後文化祭(平日)へは仕事を休んで観覧。

 劇で何の役をやるのか教えてくれなかったので、観に行くことも言わずに黙ってビデオ回しながら見てたのですが、ステージの袖からナレーター(司会だったらしく)として登場したところで目を疑う。

 名探偵コナンナレーション意識しているとハッキリと分かるのですが、恐らくは普段の息子と全く違うキャラだったこともあってか、会場の体育館は大爆笑の渦に。適度なアドリブ(意外性に沸く観客生徒に向かって「ありがとう!」って言ってみせたり)を交えたり、完全に自分世界に没入していたのだろう、とにかく凄かった。

 審査表彰式まではいなかったのだけど、息子のクラス最優秀賞を、息子は最優秀個人賞を、それぞれゲットした。

指定校推薦という優遇枠でありながらも大学合格しました

 進路指導先生からの「なりたい職業に応じて学科を絞って学校を選ぶべきだ」という助言を無視する形で、第一希望~第三希望まで全て前述の大学にある学科で、文系理系おかまいなく・・・という風に進路希望を出していたので三者懇談では「本当にいいのか?」って迫られたけど、「息子が大学に行きたいと思ったキッカケは、そこの大学出会たからです」なのだから仕方ない。

 いわゆる進学校ではないため、一般入試での合格絶望的だろう、と先生から言われ、最初最後のチャンスということで指定校推薦に応募

 そもそも、その下には定時制しかないような、こう言うと悪いんだけど学力的には良くない生徒の集まる学校だったのだけど、挨拶運動で感じたようにガラの悪い生徒はおらず、確かに当たりは少ないけど外れはいない、そんな学校ゆえにか「指定校推薦」という枠が設けられていたのは凄い幸運だった。(誰しも外れを引くことを恐れるわけで)

 第一希望学科(息子はパソコンが好きだったのでそういう系)は成績が足りないと言われ、第三希望くらいのパソコンとは無関係なところだったら・・・みたいなこと提案に乗って応募。ちょまどさんだって文系大学なのにプログラマやっててマイクロソフト行かれたんだから、その気があればどこの学科であってもパソコン仕事はできるのよ。

 劇のナレーターで最優秀個人賞をゲットした余韻もあってか、上手に面接をこなしてきたのと指定校推薦で落ちるのは難しいという条件が重なって、無事に合格の通知。

 

社会で自立できるか知らないが

 高校3年でやっと中学生?ってくらいの状態なので、大学卒業できるか知らないが、ちょうど卒業時点で高校生くらいの状態になるかもしれない。

 完治は無理、喋らなければバレない、くらいが限界なんだけど、健常児を遙かに超える得意な分野があるので、そこだけ見て、ダメなところは諦め。

 ただ普通の子に近づいたせいか、幼少期に感じた「ありえない記憶力」とかの特殊能力は徐々に衰え、ヒゲも生えだして、すぐに忘れる平凡なオッサンに近づいてることに寂しさも。

 仕事に就けるかどうかは分からないが、とにかく社会に出るまで大学生の身分に甘んじて時間稼ぎしてろよ、と

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