「妙味」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 妙味とは

2024-11-05

重要な〇〇n選

増田内で流行っていたが読んでない。つまらから。正確には最初の一つを斜め読みしてその他は全く読んでない。

重要な」っていうからには声価の定まったものになる。「ドラゴンボール」「ドラえもん」「スラムダンク」とか羅列されても、はあそうですねと言うしかない。

誰か端倪すべからざる人物による「俺の独断偏見による偉大なマンガ10選」なら読む価値がある。

あるいは匿名でも「知られざる傑作漫画10選」なら面白いかもしれない。

ーーーと、n選フォーマットをここまで否定してきたが、さすがにそんなことはわかったうえで楽しんでるんだと言いたいことだろう。

「☓☓が入ってないぞ!」とかガヤガヤ言ったりするのが楽しいんだと。それを見越して補遺言及するのが妙味なんだ云々。

それ以前に、どうやら人はわかりきった話が好きである。俺は嫌いだが。「3大〇〇」「〜〜四天王」みたいなフォーマットに意外なものが挙がってくることはない。みんな知ってるスゲーものをスゲースゲーと反芻するかのように賛美することは「おもしろい」らしいのだ。

あるいはレシプロ戦闘機最強は?野生動物タイマン最強は?三国志武将最強は?みたいな、決められた枠の中での格付け話もオタクは大好きだ。

江戸時代からの何でも番付文化というのもあったな。知らないやつのために書いておくと相撲番付体裁で(たとえば)日本各地の温泉地をランキングにするのだ。

ああそういえば投票なんかしてない謎の「ランキング形式」というのも番付の変種だな。

「格付けを喋喋する快感」の本質は何だろう。ある程度普遍的感覚のはずだが、俺はそういうのがわからないほうだ。お前らが大好きなことはたいがい俺はそうでもない

2024-07-31

Youtube動画観てて、変化球って言うほど曲がらないんだなって思った。打席に立てば大分曲がって感じるのかも分からんけど、傍から見るとプロ野球でもほんのりと曲がってるような曲がってないような……って感じ。

もっと卓球みたいにギュンギュン曲がるもんだと思ってた。卓球10年くらい前にプラ玉になってナーフされてたような気がするけど。

セルロイド危険性がどうのという建前はありつつ、なんか回転よりスマッシュ応酬の方が見応えあるから的な事も言われてた気がする。

興行的だな〜って思った。

まあ縛りプレイスポーツ本質だし、その縛りを目的に応じて都合良く変えられる柔軟さは強みなのかもしれんけど。

でもその目的が、ルール存在がもたらす戦術駆け引き妙味から、観客側の見応えにスライドしていくのもなんかな〜って感じがする。

まあガチを勝ちを狙いに行くあまり絵面が地味になったりセコい感じの戦術が主流になったりするのと、大味なプレイも見られて見応えはあるけど薄々プロレスめいた部分への自覚を抱きながら見るのとじゃどっちが良いんだろうって話で、セントラルパシフィック棲み分けでよく言われてそうなアレがある。

2024-03-13

anond:20240313003317

イシツブテ」に妙味がある

ポケモンなので相棒っちゃ相棒で、見た目の恋愛対象ではないです感も絶妙

でもイシツブテ♀には当然ヴァジャイナ付いてておかしくないのでイシツブテ側の悲哀も表現されている。

2024-03-03

anond:20240301190014

好みのストーリー進行が独自のものになるってほど、オタク向け作品ストーリーテリングが独自かというと全然、全くそんな事は無いので当然の話。

様々な古典やら過去流行った構造オタク向けディテールを乗っけてるだけってか、オタク向けに限らず世の中の創作の9割以上が類型存在するものベースに、それに乗っけるディテールの組み合わせの妙味を味わわせるって作り方をしてると理解しとくのが健全と思う。

2024-02-21

anond:20240217144643

暗号技術意味が無くなり

意味不明。きっとなにか重要なことが語らえてないだろうけども、暗号技術意味がなくなるステップがまるで見えないので意味不明。

SNSなりすましで溢れ、人類オフラインコミュニティ移行する

認証技術としての基盤である暗号技術が無いならそうかも。でも私には暗号技術がなくなるとは思え無いので、これも無いという結論になる。

> 今でも、インプレゾンビが湧いているが、あれが人間かどうか見分けが付かなくなる

迷惑アカウント人間だろうがAIだろうがどうっちでも良くないですか?どっちでも迷惑なことに変わりないうんこたかハエです。

> 優しい人や知人を装って、詐欺誘導するアカウントが増えると思う

フェイクは増えるので詐欺も増える。これは同意

> 3.デジタルな娯楽を作る人が居なくなる

それはないと思う。大量工業製品で溢れてる現代において陶芸裁縫結構趣味として確立している。AI無限データを作れることと人間が作らなくなることはイコールじゃない。

ただしここでのいなくなるが、少なくなると言う意味なら同意

ボタン一個押すだけで、ハリウッド映画無限に作れるようになるのに、わざわざ金使って映画撮る人おる?

いないと思う。想像の通り少なくなるでしょう。

> 他の分野もそうなるし、既に音楽イラストは手を引いてる人が出てそう

お金が稼げなくなると言う意味ならそうです。表現を辞めるかどうかは別の話。

人々は、音楽イラストも、スケボーとかダイビングみたいな自己表現趣味の一つであることを思い出すだけです。

AIを作っている会社がボロ儲け、AIを使う人が適度に儲け、使えない人は貧乏生活

> これは今の株価を見てもそうなると思う

そうだと思いますAIを動かす電気を作る人なんかはもっとかると思いますエネルギーセクター結構妙味があるかもしれません。(思いつき)

ゲームオンライン対戦なんかも機能しなくなるし、インターネット普及前の生活まで戻ると思う

対戦相手人間AIかわからないと言う意味ではそう。でもAIは十分人間と見分けがつかないレベルであれば、今までのオンライン大戦と何も変わりません。

なのでインターネット普及前までの生活に戻る。というのが意味不明で何を言っているのかわからない。同意できない。

なんか、もっとボロカスに書こうと思ったけどところどころ、同じ考えだった。

AI規制する必要はないと思う。ただし貧富の格差問題があるのでサポート必要。こんなところだろうか?

でも直近はAIが過剰評価されてる気もするので、社会ゆっくり変化していくから衝撃は限定的な気がしている。

2024-02-11

anond:20240211123433

自分は1だ。

インデックス投資にリターンが期待できることには疑いはないが、その期待が実現されることは常に疑わしい。

あと他の資産クラスに比べて上場株式の魅力が下がっていく懸念も常に感じてる。

上場株にしろクリプトしろ不動産しろ一般人投資機会が与えられる時の投資妙味推してしるべしやで。

2023-06-25

anond:20230624100935

税制面がクソだからトレード妙味もないんだよな

$MARAとか$RIOTとか関連銘柄トレードしてる方がまだマシ

2023-04-16

anond:20230415104550

興味を持ってくれてありがとう

私が考える「つまる人生」すなわち面白い人生とは、一言で言えば内発的な動機と偶然性に彩られたものです。

内発的な動機とは何か。

人はそれぞれ違った関心や性質を持っています。度肝を抜かれるほどの変人天才はほんの一握りだけれど、それでも誰もがそれなりにはユニークです。

大勢の人と社交するのが楽しい人がいれば、独りで黙々とこなすの好きな人もいる。競争勝負燃える人がいれば、それらに興味のない人もいる。絵を描かずにはいられない人、気がつけば星空を見上げている人、なぜか魚類に深く心を寄せる人。

そのような、その人だからこそ持っているものを突き詰めたり、大いに発露している様をとても興味深く感じるのです。

たとえそのような生き方が、世間的に評価されず、まったく金銭的な価値を生み出さず、場合によっては呆れられたり白い眼で見られるものであったとしても。

なぜ登るのかという問いに「そこに山があるから」(正確には「そこにエベレストがあるからであるようですが)と答えた登山家の話はあまりに有名ですが、内発的動機というのはまさにこれです。

私は登山どころかアウトドアに全く親しみがありませんが、彼が見事に言い表しているように「ただ、そうしたいからそうする」という生き方に心を打たれるのです。

もう一つ、偶然性とは何か。

人がそれぞれ違っているように、一人の人生の中で起こる出来事も様々です。何が起こるかを予測することはできません。

この時代日本に生を享けたという出生の偶然性に始まり、実に様々な偶然性に晒されながら人生は進行していきます。そういう偶然性の一片に、人生全体を方向付けるものがあったりするものです。

重い病気に罹った自分家族治療してくれた人への感謝畏敬の念から医療の道を志すとか。ある芸術作品に衝撃を受けて、創作研究活動にのめり込むとか。

もし、それに出遭っていなければそうはならなかったかもしれない、でもなぜかその出来事が起こって現にこうなっているという面白さ。似たような経験した人は他にもいるはずなのに、その人にとってはそれが決定的に働いて今があるという不思議さ。

偶然性そのものは何でも良いのですが、偶々起った出来事とか人や物との出会いによって人生が動かれていくというのが、また人生妙味だと思うのです。

こうやって考えていくと、内発的動機も偶然性の一つと言って良いのかもしれません。

(なぜか分からないけれど、それをしたい。そういう性質に生まれた、あるいはそういう経験をしたという偶然性。)

「激レアさんを連れてきた。」という番組がありますが、そこに登場する人にはそのような面白さを感じることが多いです。(たまたま何度か見たことがある程度で、特に熱心に見ているわけではないですが)

そんなにレアではなく、経歴や属性だけ聞くと凡庸に思えても、内発的な動機に突き動かされて、そして不思議な縁に引っ張られて生きていれば、それはとても面白いものです。

なので、元増田人生もつまらないものでは全くなく、とても面白いのかもしれません。普通の家庭を持ったサラリーマンとしての側面しか記述されていませんが、その仕事は(なんらかのきっかけで深い関心を寄せて)人生を捧げるようなライフワークとして取り組んでいるかもしれないし、あるいは賃労働とは別の社会貢献活動情熱を注いだり、何らかの創作に精力を傾けているのかもしれません。

ただ、大多数のレールとしてある学歴を重ね、就職するものからという常識就職して、結婚した方がいいという観念結婚して、子どもを産み育てるべきだという規範でそうする・・・そういう既定路線予定調和的なものを逸脱するもの見出したいという思いがあります

常識を逸脱するもの普通横溢するものを、(程度の差こそあれ本当は誰しも持っている・出遭っているはずなのに)無いことにした生き方を「つまらない」と思うのです。

そういうわけで、私は、ライフプランとか人生設計とかいう考え方が嫌いです。

何歳ごろに結婚して、何歳までに子供を何人産んで、それから家を建てて、教育費がこのくらいで、老後の生活費がこのくらいかかるから貯金がこのくらい必要・・・とか、そういうやつです。

(「一流のプレイヤーになる」とか「自分の店を持つ」とかの目標を持つことは良いと思いますが(持たなくても良いと思いますが)、それは志とか野心とか呼ぶべきもの所謂ライフプランとは別です)

中等教育くらいまではこの社会を生きていく前提としてレールの上を歩くということで良い(そうでなくても良い)と思いますが、そこから先は偶然性の織りなす世界自分の心の赴くように生きるものだと思っています

人生で何が起こるのかなど分からないし(極端に言えば明日死ぬかもしれない)、自分の考え方だって変わります貯金とか保険とかある程度の備えは必要と思います生き方によってはそれすら無くても良いけど)が、結局その場その時で決めていくしかないし、その方がきっと面白いはずです。

プランなど立てるのは偶然性を塗りつぶす所業であって、人生醍醐味毀損するものしか思えないのです。

最後に「つまる」人生ということで、私が大好きな映画を紹介しておきます

デヴィッド・フィンチャー監督の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』という映画です。

もちろんフィクションなのであまりドラマチックなのですが、この作品には人が生きるということの面白さ(内発的動機と偶然性)が詰まっていると思うのです。

この映画の中で何度か主人公が口にするセリフ(それがこの作品テーマでもあります)が、「人生、何が起こるかわからない(You never know what’s coming for you.)」です。

未見でしたらぜひご覧ください。

2023-04-03

ウイスキー妙味

ある日、バーで男がハイボールを注文した。バーテンダーは彼に「ウイスキーはどうですか?」と聞いたが、男は「いや、ハイボールがいいです」と答えた。

その男ハイボールを飲み始めたが、ふと「ハイボールウイスキーってどう違うんだ?」と疑問に思った。バーテンダーは彼に「どうですか、ウイスキーの方が良かったでしょう?」と笑いながら尋ねた。

男は呆れたように答えた。「ハイボールを飲んでいると思っていたのに、ウイスキーを飲んでいたとは!これは、まさにウイスキー妙味ですね」と言ったが、その会話の後でさえ、違いのわからない男であった。

バーテンダーは男の言葉苦笑いした。この男の馬鹿さ加減は並ではないと直感した。そして、彼はそれを見るのが面白かった。

人生もそうだよね。思っていることと現実が違うことって、よくあることだよね」と、男はつぶやいた。そして、彼は再びウイスキーを注文し、笑いながら飲み干した。もちろん、男にとってはもはやアルコールさえ入っていればどちらでも良かった。

バーテンダーは男の態度に興味深く、いやらしい目で見つめていた。彼は男に言った。「でも、それって結局どうなの?」

男は深く考えてから答えた。「それは、私たち自分自身人生について持っている予想や思い込みが、現実と違っている可能性があるということを示していると思うんです。だから自分の考え方を常に柔軟にし、開かれた心で物事を受け止めることが大切なんですよ。」

バーテンダーは男の言葉にうなずいた。「確かに、それはとても大切なことだね。わからないことはわからないと言うことも人生肝心だよね」

男は笑いながら、彼が自分人生で遭遇する可能性のある誤解や予想外の状況に対処するために、柔軟で創造的な方法物事に取り組むことを決意した。そして、彼は再びハイボールを注文して、バーテンダーとともに楽しい夜を過ごした。

「ところで、真実について聞き覚えは?」バーテンダーは唐突に言った。真実?何のことだと男は思った。「君が飲んだものにはね、僕のザーメンが入っていたんです。妊娠してくださいね。」

ハイボールウイスキーは、男が自分自身人生について学んだ大切な教訓を象徴している。それは、思っていることと現実が違うことがあるということを理解し、真実は知ってはいけないということである

anond:20230403202654

2023-02-08

[]日銀YCC修正なら世界金融市場に思わぬ影響も、ベーシス取引にとどまら

日本銀行イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の修正として長期金利の変動幅を昨年12月に拡大し、市場関係者を驚かせた。もう一つの誘導対象である短期金利の部分に手が加わると、内外金利差に着目したベーシス取引だけでなく、世界金融市場に予期せぬ大きな影響が出る可能性がある。

  日銀マイナス金利政策2016年に導入して以降、短期金利は0%を下回って推移している。海外中央銀行が利上げ方向へ転換する中、日本マイナス金利政策為替スワップ市場で円を担保外国通貨調達する際にプレミアム(上乗せ金利)を発生させ、円資金に対するある種の税金のようになっている。

  円と外貨を使ったベーシス取引海外投資家にとって実利を得る格好の場だ。ベーシス取引における円の置き場としての需要もあって、日本短期国債の64%は海外勢が保有している。

  日銀マイナス金利政策を解除すると、ベーシス取引での運用妙味は落ち、海外勢が短期国債保有する理由ほとんどなくなることになる。短期国債市場から資金流出すれば、日本政府は別の投資家を引き付けるためにより高い利回りを提供しなければならなくなろう。

  マイナス金利政策の導入で出来上がった現行のイールドカーブには上昇圧力が一気に高まり日本発の金利市場の混乱が米国から豪州フランス市場を越え世界に広がる可能性がある。

  理論的に言えば、日本金利上昇は同国の投資家が大量に保有する外債から資金を引き戻すきっかけになり得る。

  三菱UFJ銀行関戸孝洋チーフジャパンストラテジストは、マイナス金利を止めた場合「ベーシス短期がかなりタイトになってきやすくなって、海外勢が日本短期国債を買うインセンティブがかなりそがれる。海外勢が日本短期国債を買ってきてくれたのは、ベーシスフォワードプレミアムのおかげだ」と言う。

  為替スワップ取引を通じて元手のドル資金を円に替えて利回りが約マイナス0.1%の1年物短期国債を購入した場合、5.24%程度の運用利回りが見込める。ドル資金類似の満期の米国債を購入した時に得られる運用利回りを約50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回る水準だ。

  オーストラリア準備銀行中央銀行)はこうした利回り格差の違いか利益を得ている投資家の一つだ。同行の報告書によると、他国通貨とのスワップ取引による追加的な円建て資産保有額は昨年6月時点で238億豪ドル(約2兆1678億円)相当に上る。

  ブルームバーグ市場調査によると、大半のエコノミスト日銀マイナス金利をすぐに廃止するとはみていないが、当局長期金利操作を終了すれば、次は短期金利政策変更の対象になるという観測が浮上しやすくなるだろう。昨年12月長期金利の変動許容幅が修正された際は、日本金利が大きく上昇し、米国債は下落した。米国株の先物から豪ドルや金にまで幅広く影響が出た。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-02-08/RPPHWQT0G1KW01

2022-12-12

anond:20221212092424

頭が高い 朕のちんちん 控えおろう

夏井「これは本当に良い句で。素直に読むとね、皇帝なのかな?王様なのかな?大国権力者が、側近なのか、それとも参賀に詰め掛けた国民に対する勅言なのか。とにかく下々の者たちを集めて、自らの権威を誇示している。それも、これは男性器を誇示しているように思われる。やはり限界まで充血して屹立し、どくんどくんと脈打っているのか。それとも、平常の状態のものをぶらんと無造作に揺らしているのか。いずれにしても、どういう状況なのかな?どっちなのかな?って読者が想像する余地があるのね。ここに豊かさがある」

フワちゃん「これ季語なくない?」

夏井「音の面から見ても、朕とちんちんで韻を踏んでいる。ちんちんそもそもちんが重なっているので、ちんちんちんでトリプルちんなのね。これがまた妙味を醸している。すこしコミカルな感じがしますでしょ?状況からしても、どこかユーモラスな空気がある。その意味で行くとこれによって「朕のちんちん」はもしかしたら「控えおろう」なんて言うような立派なものじゃないんじゃないかと、そうも思えてくる。とっても慎ましやかで、それでもこう「ひかえおろう」とやることで、いわば人間宣言じゃないですけども、民に寄り添う権力者の姿を象徴しているのかなと…」

梅沢「いやぁ、そうかなあ?」

浜田「もう、今度は何?」

梅沢「だってよ、そんな王様だか帝だか知らないけど、居るか?みんなにちんちん見せて「控えおろう」って。どんな愚王でもそんなことやらないと俺は思うんだけどな」

夏井「あのね、あなた……」

梅沢「やるとしたらね、狂ってるよこのちんちん野郎はさ。でも君主が狂ってたらさ、普通止めるよな家来が。いや王様、直接顔を出してはお命を狙われますとか言って、表に出さないと思うんだよ。でも言ってる。「頭が高い 朕のちんちん 控えおろう」って言ってる」

浜田「まあ、そうですねえ」

梅沢「ってことはよ、狂ってるけど、誰にも止められない。そういう状況での発言なんじゃねぇかこれは。でも王様プライバシーなんてないよ。風呂だって便所だって、必ずお世話係がいるんだからしかもそういう召使いがいちいちちんちんに控えてたら仕事にならない。だからやっぱり、寝床だろうなと。眠るまでは楽師か何かがいたりするかも知れないけど、眠っちまったらベッドにまでは誰も入ってこない。入ってくるとしたらお妃か側室か……でもも王様は狂ってるから、女どもも寄り付かなくなってるんだよ。これは、早朝だろうな。朝早く目覚めて。うーんいい朝だな今日国民のために頑張ろうとか、そういうふうにはならないよな。こいつの心は狂気に蝕まれちまってんだから。ああ今日も殺されずに目覚めることができたと、そう思うわけ。誰も信じられないんだから、もう。殺すとかもうこの王はだめだとか、ずっと幻聴も聞こえるから、目に見える全ての人間を憎み、蔑んでいるわけ。実際皆がひれ伏すんだけど、この日朝早く目覚めて、ふと下に目をやると、傅かない者が居る。頭を下げない奴が居る。まあ、朝勃ちだよな。もう錯乱してるからちんちんが、むくりと、ぎんぎんに立ち上がってるのを見て、何だこいつは。なぜ朕の前にあってひれ伏さぬかと。激昂したのかな、それとも恐れのままにした発言だったのか。たぶん誰かが耳にしていたんだろうね。本当のプライバシーなんてないんだから君主に。もうこいつは駄目だと、その家来は思っただろうよ。そんで王様も、かすかに残っている理性で、誰かが自分言葉を聞いていて、そう思っていることを察している。それがまた幻聴になり、狂気を強めて心に食い込んでく。そういう悲しい一句なんじゃないかと。俺はそう思うよ」

浜田先生先生どうですか」

夏井「(涙を流しながら)……俳句っていうのは人それぞれ、いろんな受け取り方、解釈があっていいと思うんです。でもね、解釈するのと、こじつけるのは違うの。私は人間というものに、希望を持ちたかった。でもそのせいで盲目になっていたのです。お見事です梅沢さん。心を鎮めれば、今ではたしかに聞こえてきます。朕のちんちんが泣いているのが」

フワちゃん「ねえこ季語なくない?」

夏井「だからね、これはこうしましょう

  朝露、陽 砦 濡らしぬる つとめて

遠くの稜線から朝日が昇り始める早朝(つとめて)、朝露がお城の城壁に雫を作っている。白い陽光差し込んで、きらきらとそれが輝く。でも遠からず、朝露は陽の光に熱せられて乾いて消えてしまうだろう、朕のこの治世と同じように……という辞世の句であると同時に、朝、布団の中で一人で(陽・砦)孤独に目覚める、そうして朝勃ちの先走り汁でぬるぬると夜具を濡らすという、君主としてではない、このちんちんさんの人間の部分を表現する。このようにして、魂の平穏祈りましょう」

2022-11-15

anond:20221115105532

動画見ると食べた時に「うまっ!」みたいな反応が多いのが気になる

形状の妙味なんだろうな

2022-11-03

anond:20221102221741

ストーリーなんて実は大して幅も種類もない」ことも知らないで、ブコメはよくここまで偉そうに一言ぶてるな。

漫画に興味ない奴の知ったかぶりだろ。

「連載」漫画なんだからストーリーの大筋が「編集に主導権がある」のは当たり前でしょ。

会社で考えればわかるだろ。

逆に、「連載の無駄な引き延ばし」とか言う話題はお前ら好きじゃん。

あれこそが「編集ストーリーを決めている」ことの紛れもない証拠だろ。

進撃の巨人」だのなんだのは異例なわけで、

「他に例がない」、普通は作者に全ストーリーを決める権限が薄いから「異例」なんだろ。

(実際に例はあるが少ない)

ていうか、「10打ち切り」が編集側で決まってる漫画で、作者が「100巻越えのストーリー」を考える意味なんてあるか?

そういう前提が「現実として」ある話だろ。

理解してる?

100巻分のストーリーなら膨大な設定も必要だわな。

「こういう設定が明かされて、それが次の展開に繋がって、さらにその設定を掘り下げたところでドンデン返しがあって、そこから始まる戦闘は2巻分の大ボリュームで。。。」

「ほーんでもお前の漫画、人気ないから来月で終わりだけど」

で終了じゃん。

そうさせないために編集がいるのに、このレベル馬鹿な持ち込み新人が多くて話通じないって記事だろ。


じゃあなんで編集に主導権があるのかって言ったら、仕事としての構造だけじゃなく、

新人作家にとってはそれが「初めての作品」だけど、編集側にとっては「何十本目かの担当作品」だから

経験値がまるで違うの。

編集側は、ジャンルの異なる複数漫画を同時進行で担当して、いろんな角度から読者の反応を俯瞰で見てるんだわ。

「読者からダイレクトな反応」の蓄積が、文字通り1000倍違うんだわ。

で、その結果「魅力的なキャラクター大事」って結論に至ってる。

何もこれは編集だけの意見じゃない。

漫画自身創作論みてみなよ。

絶対に「キャラクターストーリーよりも大事」って書いてる。

ストーリーが読みたい読者はそもそも小説読む」「漫画に求められてるものストーリーじゃない」ってな文言が頻繁に出てくるぞ。

(それもどうかと思うが、でも有名になって本書けるレベル連載漫画からはそう見えてる)

お前らの好きな「ドラゴンボールだって、「打ち切り候補」だったんだぞ?

それを「キャラクター」の魅力を磨きまくって前面に押し出すことで、あの超人漫画になった。

漫画に興味ありゃ、有名すぎて知らない奴はいない話だろ。

ドラゴンボール」ヒットの秘訣は「ストーリー」でも「設定」でもない、「キャラクター」なんだよ。

(後から見直せばよくできてる部分もあるかもしれないが、連載読者はそこまで見てない)


あと「進撃の巨人」でジャンプ編集小馬鹿にしてる人ばっかだけど、そんなの結果論しかない。

ほんと事後諸葛亮だけは得意だよな。

そもそも連載当初の絵を見て見ろよ。相当な準備期間を経た後での「月間連載で」あの絵だぜ?

週間連載だったら「倍は酷く」なる。

10打ち切りに耐えられるかどうかすら怪しいわな。

しかも週刊だとアシスタントをどう動かせるかも大事で、「クオリティ」に割ける時間なんてほぼなく、実際に週刊連載だったら「進撃の巨人」が今の完成度になっていたかからない。

ジャンプなんて特に「読者の反応で打ち切りを決める」傾向の雑誌なんだよ。

進撃の巨人」が話題である、っていう先入観を捨てて、ただの一読者として週刊であの漫画を、ワンピースやら何やらの合間に読んでる所を想像しろよ。

面白がれる自信があるか?いつの間にか消えてそうじゃないか

いくら壮大な構想、面白どんでん返しがあろうと、「あの絵じゃ、ジャンプ説得力を持たせるのは辛い」となるだろ。

それこそ「デスノート」みたいな「作者二人に実績とジャンプ編集との関係と信頼があって、原作作画が別」の例ならともかく

(あれですら読み切りでの手応え確認から始まってる)、

ぽっと出の、絵があれな新人なら普通は無理だろ。

そういう意味での「逃した魚はデカい」の妙味だろ。

表面的にしか理解できないのはアホすぎる。


素人そもそもストーリー」という言葉を都合のいいマジックワード扱いしすぎて、キャラクターとか本来別の要素のものまでストーリーに含めるから、まともな議論ができないんだよな。

ストーリーってのは器とか盛りつけみたいなもんなんだよ。

コース料理メニューみたいなものと思っていい。

シェフが心血注ぐのは料理のものなんだが、シェフが器もつくるべきだと素人は思ってる。

または、シェフが編み出した絶妙な味付けも、メニューの一部だと素人は思ってる。

で、器がどうとかメニューがどうとか知ったかぶりだけは一丁前にしてる。

めちゃくちゃ過ぎて話が通じてないんだわ。

2022-10-13

anond:20221013113602

単に日本株投資妙味がないって話を「どこで給与もらって~」とか小理屈付けてるのが

ナンセンスって話

2022-09-02

地下室のヘンな穴

意味が無いもの面白がるのがフランス人らしいが、それにしても「地下室のヘンな穴」は酷かった。

邦画以上に低予算のみすぼらしさが出ていて、描かれるのは家と小さなオフィス無駄な会話ばかり。

主人公が務める会社社長電子ペニスの修理で日本に行くんだけど、手術室は殺風景の極みだし、

日本語のテキスト発音おかしかった。一体何を見せたいんだ。

要点である妻の若返りも、特殊メイクで徐々に若返っていくんじゃなくて、突然若い女優と入れ替わるだけだし、

そもそも冒頭の古いPCゲーム電話80年代舞台の話かと思いきや現代の話というのも意味不明。

強いて言うなら、夫と社長不動産屋のキャラクターホモソーシャル性には妙味があったかも。だからだって話だが。

とにかく知的な仕掛けやスペクタクルがどこにも無かった。こんなのフランス人だって見ないだろ。

2022-05-23

anond:20220522163908

ラテン語古代ギリシャ語・サンスクリット語のうち、最低どれか1つは読めるようになった方が良いとは思う。

少し前に、ギリシア詞華集に出てくる女性詩人ヒロインにしたマンガが一部で流行って、それで古典ギリシャ語に手を出した人が相当数いたみたいだが、何らかのきっかけでこういう古典言語に入ると広い世界が拡がってる。

それはともかく、たとえばHaskell勉強して遅延評価関数型言語妙味を知り、Rustを勉強してメモリ管理の大変さを知り、Go勉強してCSP代数面白さを再認識する、などの知的好奇心を満足させる意味で、各言語の特徴を把握した上で勉強するのはすごく楽しいんじゃないだろうか。

さらバックグラウンドとして、簡単でも良いので半導体ゲートと同期回路がどうCPUメモリを作り出していったか、を知ると、よりこれらの「プログラミング言語」というもの妙味を味わえるだろう。

金を儲けたければ、浅く広く勉強した上で、どれか1つの言語に絞って、深く、深く、ライブラリと同じ機能は自前で用意できる程度まで深められたなら、おそらく食いっぱぐれはない。

2022-04-10

レクサス 新型NXを購入した話。

 ちょうど車の買い換えの時期が来るな、と意識したのが令和3年の8月。何かと維持費がかかる某輸入車精神衛生上よろしくなく、たまたまティザー広告が目に付いたNXに乗り換えた。今回が初めてのレクサスである最近半導体不足やプーちゃん大暴れにより随分と納車は遅れたが、先日なんとかうちのNXは納車された。しかし、現状としてもっと長くかかる方が多いようである

 

 

 自身SNSアカウントであれこれ書いてもいいんだけど、何かとNXについて発信する車好きのアカウントは変な人が多い、というか、レクサスファンに変な人が多い。既に納車された層も変な偏りがある印象で、普通人間によるものとみられるレビューが少ない。絡まれたくないし、言いっぱなしにしたいこともあり、匿名ダイアリーに記すことにした。正直に言えば、せっかく新車を買ってウキウキしているので何か言いたいだけだし、こうやって何か書く私も彼らと実際変わらない。

  

 ただでさえまとまりに欠けるので、いくつかの項目に分けて記載したい。なお、納車3週間目の感想である。長期はわからん

 

 これから購入を検討される方が知りたいであろうオプションに関することは後半に記載するのでスキップを推奨する。

 

 購入グレードはNX350h AWD Ver.Lである。なお、特定を避けるためボディカラー記載は避ける。

デザイン

 

 もともと個人的に見た目は欧州趣味なのだが、今回のNXは十分に食指が動いた。先行受注のため実車を見ずに広告カタログのみで評価して購入したのだが、国産車ありがちなガチャガチャ感(例えば、トヨタならどこかのプリウスからヤンキー顔、ホンダなら少し前のガンダム顔)が和らぎ、詰め込まれる要素の数が小さくなったことにまず驚いた。先代のNXヘッドライトの下の「隈取り」的なウインカーが頗る嫌いであの(クソダサいアヴァンギャルドから見向きもしなかった。あれを欲しいと思ったことは今も含めてない。今回もフロントグリルは過剰なインパクトがあるが、ヘッドライト内にだいたいの光る物は収まり眺めたとき視線が散らず落ち着いた印象になった。また、線よりは面の構成が主になったことでゴロンとした、金属の塊から削り出されたような存在感のあるデザインに変化した。スピンドルグリルは残ったが、アイコンとしての機能は十分で、全体的に「良い取捨選択がなされたな」と思った。車の印象というものはボディカラーによって大きく変化するので納車されるまでは不安が大きかったが、初見でそれは吹き飛んだ。ちゃんとかっこいいのである。なお、ここまで書いたらおわかりかもしれないが、グリルの加飾が好きではなくそれだけの理由でFスポは避けた。NAVI-AVSパフォーマンスダンパーは魅力的であったが、本当にただそれだけの理由で見送った。見た目は大事

 

 

内装

 

 やたらとデカいナビ画面が最初に目に付くが、それ以外は概ねシンプル構成になっている。以前のモデルアナログ時計や様々な加飾があったようだが、必要ものに目がいくような、チラチラ余計なものが見えず実用の上で快適だ。契約前にディーラーで現行RXと初代NXを見たが、現行RX居住空間の余裕からラグジュアリーで加飾が多くとも伸びやかな印象で違和感がなかったが、NXでは少し小さくなるだけでゴチャゴチャして狭さを感じていたので、なんとなく「広くなったな」という印象である。TAZUNAコンセプトとして必要ものにすぐ手が届くように設計されているとのことで、確かに必要スイッチ類にはすぐに手が届いてそれも快適である構成もさることながら、リアルフェイク織り交ぜた全体としてのレザーの品質やその他部品工作精度など、全体的な製品としてのクオリティも高く「なんかいもの買ったな」と素直に思える仕上がりになっている。世間で実写をまだ見かけることが少ないのでわかりにくいが、カタログ写真よりも圧倒的に実物の印象が良いことは特筆しておきたい。

 

 

運動性能・燃費など

 

 そもそも、そんなに車の性能について詳しくないことを事前にお断りしたい。Ver.Lは標準のサスペンションモードエコノーマルスポーツに限られるが、そもそも私はスポーツ走行がわからないので十分である。前者はディーゼルターボで小型のわりに強大なトルクを発生する仕様であったために、単純に街乗りでは頗る速かった。信号が青になったときなんか、油断するとドカーンである。それと比して随分と「ジェントル」になったのだが、静かで振動が少なく、発進時はモーターの比率が高いので、遅いとか、重たいとかと感じることはまずない。ハンドリングを含めて車の挙動としてはスッスと動くので気兼ねなく車を流すのには快適だ。ある程度の余裕を以て機敏に動く印象で、峠を限界まで攻めるとかサーキットを走るとかで無い限りは全く問題にならないだろう、というか、そんなことはしたことがないのでわからない。また、見た目よりも車重が軽い印象で、剛性の高さも動かしたらすぐにわかる。私は車について素人なのだが、素人が動かす街乗りの車で言えば最強なのではないかと思わせてくれる感がある。車の素性がいいとはこういうことなんだろうなと思う。

 燃費については先代程度だろうなと思っていたが、8km程度の渋滞を含めた通勤路で14km/L、信号渋滞の少ない郊外路では20km/Lにも到達するので想像以上に良かった。また、走行データ確認すると、60-70%はEV走行しているそうだ。ラバーバンドフィールはごくわずかにないこともないが、注意を向けなければアクセルの反応は良好だし、ハイブリッドカーも以前とは比べものにならないくら進化したと思うし、ハイブリッドからこそ得られる走行妙味もある。主にエコモードで動かしているが、燃費優先というわけではなく、回生ブレーキ挙動や速度コントロールが非常に楽なので積極的にそうしている。特に説明書などに記載はないが、GPS地図情報から法定速度情報を得たり、ITSで他車の速度情報を得たりしてコントロール干渉している気はする。実際は不明だが、そんなに運転中はゴリゴリ感覚を研ぎ澄ませているわけではないので、なにかと気を抜けて(抜くな)ありがたい。なお、なんとなくウェイウェイしたいときノーマルにするし、めっちゃウェイウェイブーンしたいときにはスポーツにしている。そうするとだいたい気分に合う走りになってくれる。

 今回は個人的に初めてAWD設定にしたのだが、普段はわからないが、大雨の中で高速入り口カーブが続くなかで加速を行うシチュエーションで圧倒的な接地感を感じた時にはうっかり爆笑した。「なんだこれ、全然滑らねぇ。」と。むしろこれまでのFF車が低μ路でいかに浮くように滑っていたか、を思い知らされることになった。とても安心感がだが、これが新型NXからいいのか、AWDからいいのかどうかは私にはわからない。だが、AWDにして良かったと既に満足している。

 

 

#静粛性

 

 前車と比して随分と静かになった。ディーゼルと比べたら当たり前なのだが、ただ、それ以上に風切り音や外音の遮断がよく効いていてふと窓やルーフを開けたときに「外こんなにうるさかったの?」と驚くことが多い。極端な遮音がなされると自身の体内から発生する音が気になったり、どことな不安になる感覚経験したことがあるが、絶妙不快な音だけをフィルタリングしているかのようで自然かつ快適である。また、若干のエンジン音やモーター音は入るようになっているが、それがないと車の動きが把握出来なくなって個人的には不安になるので丁度いい。もしかしたら、音というよりはハンドルアクセルペダルから伝わる振動からよく把握できるという方が正確かもしれない。この点はパフォーマンスダンパーが入ったりすると少し違ったりするだろうか。乗り比べる機会がなかなか無いのは残念だ。

 

 

運転支援装備について

 

 今回は外付けドライブ以外の実質フルオプションとしたので走行支援に関する装備も全て装着している。新世レクサスとして特盛になっているので全てに対して記載をするとキリがないし、良いと思った機能について記載する。まず、街乗りのシチュエーションではプロアクティブドライビングアシストPDA)は意外によく働く。先行車の車速などを関知して車速を調整したり、車線からの逸脱を防いだりなど、注意がふと切れるタイミング作動してくれる印象だ。初期設定では過剰な介入を感じたので設定から「遅め」を選択しているが、慣れれば程よいと感じる程度になった。

 今回の目玉装備であるアドバンスパーキングだが、期待せず面白そうだからという呑気な気持ちで導入したが、意外に使える仕様になっている。正確な画像認識のため駐めたい場所の周辺に近付いたら可能な限り徐行する、車が十分に動けるスペースを確保して周辺に柱などの障害物がないことを確認するといった多少のコツさえ身につければバシッと綺麗に駐車してくれる。そりゃ自分で入れたほうが速いのだが、自分であくせくとハンドル切り返しシフトチェンジする必要がないので気持ちは楽である。一部から怒られるかもしれないが、最近は駐車をNXに任せている間に降車の準備としてマスクを装着していることが多い。また、リモートパークも入れたら出られない駐車場使用したが、さすがに不安だったもののきちんと駐車してくれた。どちらかと言えば駐車している間に隣の車両が変な幅寄せをしてきたときに乗り込むために車をスペースから出す目的で使うシチュエーションが多そうだと思った。

 高速道路ではオートクルーズコントロールとレーントレーシングアシストでほぼ走ることにはなるが、基本的機能として問題なく軽くハンドルの一部を握っているだけで作動してくれるので感覚的には自動運転に近い。また、レーンチェンジアシストオプションで装備しているが、ウインカー一定時間保持することで周囲を認識自動車線変更してくれる。ただ、3-4秒かけてじわぁ...と車線変更するので横向きのGが発生しにくいので主たる同乗者である妻には好評だが、若干じれったく、この間に道路状況が変わらないか少々不安にもなる。そのために急な障害物や割り込みなどに対して車線変更による回避への対応もできないのでそこからLTAが作動している状況で車線変更しようとすると車が抵抗するし、その後に「もしかしてぼんやりしてますか」とナビに煽られるのは少しイラッとする。自身車線変更する際にはLTAを切る癖をこれからつけなくてはならないだろう。ただ、ネガティブな点はそれくらいで総じてよくできており、未来が来たなぁ、と感じた。

 

 

コネテッドカーとしての魅力

 

 今回のNXに限らないんだろうけど、車自体モバイルネットワーク接続できるのって使ってみると相当に便利。離れてても車の施錠などの状況が確認できたりエアコンを事前に動かしたりすることもできる。地味に楽しいのがマイカーログで、運転経路や燃費なんかも確認できる。これまでは車で直接ナビをいじってみることはできたけど、面倒くさくて見ることは正直なかった。これならどこでも手元で確認できるのはお手軽でついつい見ちゃう。あと、これはいいなと思ったのは事前にスマホで経由地や目的地を設定して車に送っておける機能。車に乗ってからナビ設定するのって時間がかかるしすぐに車出さなきゃならない時とかにうんざりするけど、例えば出先のお店で食事を摂りながら次はどこに行って...みたいな話をしながら入力して、あとは車に乗り込むだけというのは実際に使ってみると実に心地良い。ちなみにまだオーナーデスクにお世話になったことはないのでそのうち使ってみたい。

 

 

オプション装備について

 

 運転支援については記載した通りなので、パノラマルーフプレミアムオーディオマークレビンソンについて。パノラマルーフはツートン調になることに若干の抵抗があり、特に必要性も感じなかったが換気やリセール意識した際の人気オプションである説明され導入した。実際には「開けると楽しい気持ちになる」程度であるが、朝の日差しが心地よい時や、ふと信号待ちで天井からの町並みを見上げた時には良い開放感があって装着してよかったなと思える。

 ちょっとだけオーディオ趣味なのもあってマークレビンソンの装着はあまり迷わなかった。自分オーディオ装置を選定するととんでもない手間と金銭がかかることは目に見えていたので、お手軽にメーカー純正オーディオシステム最初から入ってること自体が魅力的だった。納車まで試聴する機会はなかったのだが、カーオーディオに詳しくはないもの20万円程度のオーディオシステムとしては十分良いレベルを確保していた。具体的には解像度や定位感が良好でノイズレスダイナミクス表現にも優れており小さい音量の楽器までしっかりと表現する「普通に良い音」だった。過剰なサラウンドや低音をブーストするような安っぽい演出ではなく、どこの座席に座っても2chオーディオらしく自然に聴けるというのは実はそんなに簡単な事ではない。とてもよく練られたDSPが入っていると思う。音量を上げた時にありがちな内装共振は抑えられてる印象で、キックドラムや超低域のシンセベースフレーズでもスピード感があって無駄残響がなくキレがいい。難点があるとすれば、ピュアオーディオ的な良い音の作り方でもあるので音源に左右されがちなこと。当初はiPhoneからBT接続にしていたんだけど、有線でのApplCarPlayや、妻のXperiaでのLDAC接続では歴然とした差があったし、録音自体が良質なものは心地よいけど、そうでないものは荒が目立って気になってしまう。聴くものを選ぶようにはなってしまうけど、それはオーディオ世界では普通のことだと思うので「スピーカー自体に金をかけたことがある」層のためのオプションなのかもしれない。ただ、この音を自分であれこれ買って再現しようと思ったら3倍出しても得られない可能性はあるし、ある意味コスパには優れているし私個人では大満足で、これ以上はいらないと思ってる。キリがないから。

ネガティブポイント

 完璧な車なんてないと思ってるけどネガティブポイントは新型車なのもあってないことはない。例えば、ナビの音声認識。初期設定ではヘイレクサスで起動してあれこれ操作やナビ設定ができたりするんだけど、エアコンルーフ、窓の操作はだいたい失敗する。AlexaGoogle Assistantほど賢くもなく、反応も最近音声認識端末で経験するよりは圧倒的に遅い。なんとか使えるのは目的地設定でこれはわりと精度高くできるんだけど、まぁ時間かかるのでオーナーデスクに繋いだ方が早く設定できる可能性すらある。いや、どうせならそっち使えばいいんだけど、人間の手を直接煩わせるのに若干の抵抗があるのでナビ側でなんとかならないかなと。

 あと、エアコンやナビの地図を動かしたりという場面でナビは見やすい高い位置にあって、更に巨大なので意外に操作していると手が疲れる。リモートパッドが評判悪かったみたいで廃止されたようだけど、あっちの方が楽だとも思う。見やすさや表示範囲は圧倒的に良いのでもっと音声操作スムーズで高精度だと手を伸ばさなくとも使えて本来開発者意図した形になるのではないか。あと、再生中の楽曲情報については小さい窓でいいので地図と同時に表示できたらいいのになと思う。

 あと、デジタルキー。実は初期登録がうまくいかず、使用できていない。ただ、使う状況もいまのところないのでそのままにしてる。もうこのままでいいと思ってるくらいにどうでもいい機能だったのかもしれない。うちは運転するのが私ひとりなので共有する相手もいないからこれでいいんだけど。まぁ、いらなかったな。

 

 

 

#総じて

 イマイチな面もあるが車の素性が大変良いので吹き飛んでしまう、というのは素直な感想。なんだかんだ走らせてナンボなので現状では大変満足している。内装においてはこれまでのレクサスと比してスイッチが多い高級感とかアナログ時計とかの特徴は廃されたけど、要素を絞って現代的でシンプルに徹した品の良さは所有していると好ましく思えてくる。ただ、こう書くと北欧テイストなのかと思われそうだけど、そんなにデザインコンシャスなわけでもなく、日本的な割り切り方や合理性をうまく良い形に落とし込んだ、という感じです。まぁ、前車はボ○ボだったんだけど、正直なところ内外装はボ○ボのほうが好きだった。あれは良すぎるんですわ。でもNXはこれでいいんですよ。マイナー輸入車のあれこれに正直なところ懲りた僕は、天下のトヨタ様がパッケージングした車を買ったんです。

 これまで乗ったトヨタ車や、代車で乗ったレクサス車と比べると乗り味が欧州車っぽくなった印象だけど、個人的にはそっちの方が好ましい。メルセデスGLCと購入検討していたけど、やや世代が古めになるのとシートベンチレーターやらの欲しいけどあまり装着例がないオプション在庫車もあまりないし、注文者納期未定で値引きもないし、なんだかんだお高いんですよね。その点でNXはずいぶんとコストパフォーマンスは良いと思います。まぁ、高いんだけど。

 輸入車はそれなりにブランド力があって、レクサスイメージ的に御三家に及んでないところはあるかもしれない。ただ、実車が明らかに劣っているかと言われたら全くそんなことはなく、総合しての商品力はすごく高い。とくにNX価格でみれば価格以上の出来だと思う。トレンチコートを買うときバーバリーアクアスキュータムの名門の定番を買うのか、三陽商会の百年コートを買うのかを迷ったときに、GLCやGLBを買う層は前者だと思うし、Permalink | 記事への反応(1) | 23:58

2021-10-05

anond:20211005160813

オタク生き方として表面上の自由、奔放、高潔さを支持しつつ、けれども精神的には依存をするようなこじれた関係からまれ妙味を愛するものから

犬のようなシンプル従属、盲従は味気ないんだよねフィクションライン的に

2021-07-27

転売はなぜ腹立たしいのか

転売話題である

なぜこの話題がこんなに盛り上がるのか考えてみることにする。


正しい価格

世の中には「正しい価格」というもの存在するのでは?という気がする。

「正しい価格」というのはつまり、みんながハッピーになれる価格ということである

普段ぼくたちはメーカー商品につけた「希望小売価格」で商品を買っていて、それで満足しているわけなので、「正しい価格」=「希望小売価格」のような気がする。

そうすると、転売というのはここに転売をする人のマージンが乗ってしまい、それだけ値段があがってしまう。

ハッピーな値段で買えないのでぼくたちはイライラするわけである


しかちょっと待ってみよう。

転売する人から商品を買った人というのは、とても高い値段で買ったわけではあるが、買った以上その値段で満足しているのである

そして売った人も、仕入れ値より高く売れたわけだから、満足しているわけである

まり転売がおこなわれているまさにその場所では、売った人も買った人も満足している。

当事者がそれでよいと言っているのに、売買に携わっていないぼくが外野から、「その価格は正しくないですよ!」というのはあまりにもヘンな話である

買いたくないなら買わなければいいんであって、ひとの買い物にいちゃもんつける権利はぼくにはないのである



本当に欲しい人

転売問題でよくいわれるのは、「本当に欲しい人に商品が渡らなくなってしまう」という問題である


1000円で売られているおもちゃが、転売によって5000円に値上がりしたとしよう。それをぼくはのどから手がでるほど欲しいとする。

しかしぼくにはお金がそんなにない。

そうすると、しかたなく値段が下がって転売するひとたちの妙味がなくなるのを待つしかない。非常に腹立たしいのである

商品必要としていない転売屋さんに商品が買われてしまい、本当に必要としているぼくに買うチャンスがめぐってこない。


しかしこの問題も冷静に考えてみると、転売屋の向こうには、ぼくと同じようにそのおもちゃを欲しているどこかの誰かがいるのである

かたやそのおもちゃに1000円を払う気でいるぼくと、5000円を払ってでもいいから手に入れたいとおもっているどこかの誰かさん

こうしてみると、その人のほうがぼくよりはるかにそのおもちゃを手にいれたいとおもっているはずである

まり、「本当に必要としている人」にはきちんとおもちゃが渡っているのである


しろ、その「本当に必要としている人」は近所におもちゃ屋さんがない田舎に住んでいるかもしれない。

ずっとずっとほしいと思っていたものの、お店でいけない事情のある人に商品が届く仕組みが、転売という利益を追求する誰かの行為によって実現したともいえるのである


日本の商習慣

転売問題でぼくらが腹立たしくおもう根本には、「日本では希望小売価格販売する」という習慣の存在があるとおもう。

メーカーがこの価格で売りたいですよ、というと、おおむねその価格小売店販売するわけである

そのため、特定商品が買い占められ、値段が吊り上げられると、その習慣を破壊する行為に感じるわけである

ぼくたちが丁寧に守っている習慣を壊すひとに対して、ぼくたちには人間本能として敵愾心がうまれているのである

しかし、希望小売価格というもの希望であって、値段を決める権利消費者販売するひとにゆだねられているはずである

これは法律上もそういう建付けのはずである

ゆだねられているはずなんだけれど、習慣としてどの小売店も、おおむね希望小売価格販売するがゆえに、

希望小売価格本来あるべき価格よりも低い価格がついてしまっている商品については、日本的商習慣を守るつもりのない個人転売屋が

差益をとるビジネスチャンスがうまれているのである

転売がおきている商品というのは、それが "正しい価格" ではないことが、マーケットによって暴き出されたともいえるのである

要は、小売店希望小売価格無視して、自由きままに値段をつけて販売していたら、転売問題も、そしてそれでぼくらがイライラすることも、そもそも起きなかったんじゃないの?と思うのである

2021-07-11

anond:20210711232842

まあ今度はどこの国も利上げ方向やから債券の方が妙味があるな。

元はと言えばケインズ政策金利生活者安楽死させるものであったわけだが、それが転換点を迎えるとなれば金のある人間はただの金利生活者に戻るだけのことや。

その方が雇用にも繋がらないしよっぽど格差は広がる一方だと思うがな。

まあ一回富を築いたらどっち転ぼうと儲かって笑いが止まらんで。

2021-06-16

小説想像することを楽しむ娯楽ではない

小説の情景描写には読者として苦労させられる。

具体名挙げてしまって著者には申し訳ないのだが「未来からのホットライン」の核融合炉の施設内部の描写がてんで理解できない。説明が緻密なのがむしろネックになってる感じで、キャットウォークとかトンネルとか配線とかの位置関係三次元的に脳内構成されていかないんだよ。本当に上下左右という程度の確度でしか把握できない。

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

小説漫画とかと違ってイメージ押し付けられないのがいいという意見を聞くことがある。個人的にはこれはイメージという単語の前に「自分が気に食わない(特に人物容姿)」という文言が省略されているように思える。

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

想像することって、はっきりいえば単に手間でしょ。小説想像することを楽しむものって手段目的が逆転してる感じで、本来は「筋書きを楽しむもの」だと思う。筋書きさえ面白ければ、そして挿絵とかが適切なら、想像しなくて済むのならそれに越したことはない。

くだんの小説建物の「構造」について図があるからといってイメージ押し付けられたと感じる人は例外的だと思うから文章で全て言い尽くそうとしないで見取り図ぐらい添付してもよかったと思うんだよね。

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

私と同じ考え方っぽい人を二つ挙げとく

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

情景描写小説は、すげえ小説だが、すげえ読みにくい

https://modernclothes24music.hatenablog.com/entry/2014/02/21/090746exit

小説風景描写が苦手なんだが

https://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1514063554/exit

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

そしてどうしてもこれだけは抜粋ときたい(5chのレスから)

既存文章を組み合わせるとか

文章だけで考えてると「この馬はどこから走って来てどこに行ったの?

なんでそんなとこから馬が走ってくるの?」

みたいな変な部分が必ず出てくる

読む側からしてもまさしくそういう感じで、結論としては始点と終点が一致したループだと言っていても、今までも風景説明から本当にそのことが導けるのだろうかという感覚になることがある。

各部分の描写から全体を統合できない感じで、整合性を認められないことがある。

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

前記の小説施設見学するシーンでも各区画主人公たちの足取りに沿って説明していってるのだが、いつのまにか前いたところが主人公達の頭上にあることになっている。

かにエレベーターで地下に降りる描写はあったけど、上下関係で足取りが立体交差できるような文章だったか

区画という各部分の風景だけは十二分に頭に浮かび上がってくるんだけれど、ジグゾーパズルでいうならそれはピースの凹部や凸部があやふやになっている状態にたとえられる。

なのでそのパズルを組み合わせる=建物全体の構造を把握することもできないとなる。これが読後感にもやもやを生む。

そもそも自然言語というものねじれの位置とか含めた抽象的な位相関係表現するのに不向きなのかもしれない。

そうでないにしてもせめてPISAとかは単純な論理パズルで読解力を測るんじゃなくて風景説明文に対して、少なくともこれは与えられている文に矛盾しないという図を選択させる問題も導入してほしい。

ネックが読者側にあるかもしれないかもしれないのにその問題が十分には剔出すらされていないように思われるから

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

そもそも情景(風景)描写側に難があるという場合もある。

「船べりに足をぶらぶらさせていた」文学事典に載ってるような作家の手になる表現だ。しかし「船べりに」とは一体どういう状況なのか。

「船べりで~」であれば人がデッキの手すりでも背にして寄りかかって片足をぶらつかせる風景が想定される。

この話は作家自身航海記であって大西洋を横断できるような鉄の船の話だから「船べりに」何かをするにはへりは高すぎると思われる。和船の小舟のように足をへりに置けるような状況じゃない。

たとえれば無理に腰よりも高い塀の上に片方の足を足の裏を外側に向けて乗せるイメージでただでさえ不安定姿勢から、せいぜいへりをかかとで擦るようなことはできても、重力に逆らってぶらつかせるとは描写として不自然と言わざるをえない。

思い込み文章を書くとそういうことになると聞いたことがあるからちゃんと正確に書いてほしい。

正確に書けば書くほど想像余地が少なくなるから小説としてつまらなくなる、というものではない。

想像する楽しみと小説の楽しみ方としては二次的なものだとは前にも書いた。限定的で端的な例だが、泥のように眠るという慣用句を小石のように眠るアレンジすることで生まれるような詩的な妙味を味わうことも小説の楽しみ方の一つだ。

酒などを希釈しないで飲むことを生一本といっても、水で薄めずにといっても、神の創りたもうたままにといっても、どれも全く「希釈しない」という全く同一の事態を指しているうえでにその同一性こそがその描写が正確であることを示す必要条件でもあるわけだが、こうした同義フレーズが畳みかけられている箇所にも、同じ事態概念への落とし込み方の多様さに面白みが認められるだろう。

俳句小説じゃないけれど、あれなどは兼題写真があるのが普通だ。写真というこれ以上なく正確な像を前提としているからといって、そこから派生される俳句の数々に「想像余地がないからつまらない」と批判する人間がいるだろうか。

しろ想像喚起を重視する人のブログとか見ると「容姿描写ほとんどされてないのを逆手にとってわざと金髪美少女イメージで読んだ」とか言ってるような人もいて、想像するのを楽しむというやり方は小説カップ麺の重しにするのと同じぐらいひねくれた本の使用法なのではないかとさえ思えてくるわけだ。筋書きを楽しむ、表現のものを味わうというのが文句なく一義的な意義であるとすればなおさらだ

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ

必要だと思ったとこだけ読み込んで不必要だと思ったところは読み飛ばせばいい、授業だって教師の言うこと全部覚えてない、それと同じだというような人もある。

しかし授業内容と違って小説は内容を問い合わせることができない点で致命的に異なる。

不十分だと思って読み込もうとした箇所も独力では一生かかっても理解できないかもしれない。

作者は思い描いた風景必死に文に落とし込もうとしたかもしれない。作者は情景を読者と共有したがってる。なのに十分に伝わらない。こんな悲惨なことがあっていいのだろうか。

小説には攻略本ITの専門書にありがちなサポートダイヤルもないんだ。

二重回しとか大島紬みたいな名詞の指すものが単に想像できないとかだったら画像検索すれば済むことだけど、実際に読んでてつまづくことが多いのは文や文章という総体がどういう具象や抽象を指し示しているかとことで、でもこうなったときには打つ手がない。

人工知能は与えられた文章イメージに接地させずに意味理解できるが、人間としてはイメージ還元できないことには文章を味わうことはできない。

もちろん読者側の能力問題かもしれないからそこは見極めなければならない。

先述のようなPISAなどの結果によりそういう能力が不十分と分かれば、出版業界小説には抽象的な構造に関して図解を挿入するよう働きかけるか、さもなくば教育刷新するか、そういう判断の指針が得られる。

教育刷新するというのは単に文章多読すれば読解力を身に着けさせられるはずだという今の態度が不十分という意味で、一つ文を読ませたらその文が一般的に指し示すことになる図を提示するといった訓練を導入するべきだと思うということ。

単文が示す風景(あえて情景とはいわないでおく)すらもまともにイメージできないようでは複文や文章の指し示す風景もまたイメージできるはずがない。

基礎(単文)を固めることでしか応用(文章)を扱えるようにはならないということではむしろ数学と同じだ。そういう心持で読解の養成には取り組むべきだ。

これはあくまで娯楽として小説を読むのに役立つのみではない。

たとえば百聞は一見に如かずといっても社会生活のうえでいつも文章が指し示す現物を持ってこさせられるとは限らないから、文章イメージ還元する力は実務的な能力でもあるわけさ。

2021-02-07

anond:20210207164500

つうか今のタイミングからわざわざビットコインに参入する動機が良く分からない

年末に急騰したのは、ペイパルのようなフィンテック企業ビットコインの取り扱いを始めたことや

コインチェックIPOが控えているということへの期待を織り込んでのことで、特に需給が劇的に

改善したわけではまだない

それに最近機関投資家ビットコインを買い付けるようになってきたんだが、その理由

ハイパーグロース株より値動きがマイルドから」という

リスク資産として投資妙味があるのは株(特にグロース株)だぞ

2020-07-24

冷奴ってマズいよね

なんで夏の定番みたいなツラしてるの?

追記

冷奴ってさ、豆腐の青臭さがモロに出るよね

いい素材を使った豆腐なら青臭さが妙味になるのは真理だとしても、それが3個100円の充填豆腐を皿に乗っけて「夏の定番冷奴でござい」みたいな嗅覚に対する暴力行為肯定する理由にはならんよ

冷奴の臭さも気にしないような劣等嗅覚の持ち主が大手を振るってるせいであんなもの市民権得て嫌になる

[再追記

高い豆腐冷奴食ってみろとかいう奴。俺じゃなくて安い冷奴で満足してるアホに食わせてやってくれよ。

あと特定薬味乗せれば旨いとか言ってる奴。お前は豆腐薬味を乗せる台かなにかと勘違いしてるだろ。薬味だけ食ってろ薄らトンチキ。

2020-06-02

ネット投票をしてみて思うこと

自分は昔から公営ギャンブルが大好きで、3競オート(競馬競輪競艇オートレース)はどれも一通りやったし旅打ちにも行ってきた。現金で紙の投票券を買って現金をもらうのが醍醐味だと思ったので電話投票ネット投票には加入していなかったが2月末からどの競技も無観客開催にったので3月からネット投票に加入した。(JRA南関競馬はやってないのでオッズパークとテレボートにだけ入った)ネット投票を始めて3か月して思うことを書こう。

ネット投票は買うごとに入金する必要があるが、オッズパークは100円単位で入金指示できる。テレボートは1000円単位しかできないのが不便。

ネットで購入金額や収支がリアルタイムでわかるのは便利。ネットだと窓口に行かなくても毎日買えるので、お金をかけすぎないように自制心が必要だと思った。

・回収率もわかる。的中率より回収率が重要だと思う。競技や賭け式により違うが、25%(30%)の控除率の壁を突破プラス収支にするためにはついつい次から次に買いたくなるが買うレースはよく検討して絞ることが必要。買う回数が増えると回収率は75%(70%)に収斂していく。

・だから、あまりガチガチレースには手を出さないことが大事3連単で3桁配当は当てても儲からない。

ネット投票は紙の券や現金をなくす心配がないか安心して楽しめる。馬や選手の欠場やボートのFL変換でも窓口に並ばずすぐ返金されるので便利。

・本場派だったので、日帰りしやすいデイレースの場が好きだったが、ネット投票を始めてからなぜどこの場もナイター化するのかわかるようになった。やっぱり在宅投票やすいのがナイターレース。もともと無観客のミッドナイト競輪やオートがそうだし、観客を入れる開催でも本場よりネット投票での売り上げ向上が第一時代なのでどんどんナイター化するし、レース場の立地の不便さをナイター開催と電投会員向けキャンペーン挽回できる時代になったと思った。名古屋競馬郊外移転するのもネット投票時代からだろう。

・でもやっぱり現金を窓口に突っ込んで買った紙の券を握りしめてドキドキしたい!今月から競馬以外の競技は密になりにくい田舎から競技場や場外売り場が再開されているか地元の場が再開したら行きたいと今になって思うようになった。

自分公営ギャンブルで一番好きな競艇ボートレース)で舟券を買う時に思うこと

ボートは今はどこの場も電投会員向けに当てやす番組作りをしているが、1号艇A級、2-6号艇がB級のシード番組には個人的には手をだせない。1号艇の1着を当てるのは簡単だが、2-3着はB級選手同士のドングリの背比べなので展開が読みづらく絞れない。順当に予想すれば3連単1-2-3で500円とかいガチガチの低配当で旨味がなく、荒れる時は大本命の1号艇がインをとられたり捲られたりとまともに予想できない展開で当たらない。

・そういうレースを買うなら、3連単で6点買うにしても1-234-234の組み合わせより1-23-2345の組み合わせのほうがいい。ボートは3着を当てるのは難しくどの艇が来てもおかしくないので。(6号艇は枠なり進入だと一番不利だし、新人とかB2級ばかりが乗るので買わなくていい)

ボートレースはインがとれる1号艇が華だが、現代ボートレースセオリーではインを脅かすのは3コースに入る選手。4̚コースの̚カド捲りにかつてほどの破壊力はないし、2コースは意外と捲るのも差すのも難しい。

・展示タイムは意外と当てにならない。展示タイムバックストレッチ直線150mを計測するが、直線で伸びきった足のコンマ1秒の差は6艇が同時に走る中での展開を突いて抜け出す速さとは関係がない。手動計測は人が手で測っているのでなおさら自動計測はそれよりは参考になり、福岡タイム信頼性が高い。

・行き足や伸び足はスタート展示で6艇が一斉にスタートを決める時の勢いの差を見比べるといい。本場が再開したらスタンドの上から生で見てみると見ごたえがあるだろう。

・周回展示でのターンの差は本番レースでの予想の参考にならない。2回走りの選手場合は前走リプレイVTRでの走りを参考にしたほうがいい。

選手に惚れるな、モーターに惚れろ。選手持ちプロペラではない現在モータ格差が大きいのので、好調モーターを引いた人気薄のB級選手が不調モーターを引いたA級選手を負かすレース配当での妙味がある。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん