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2017-08-20

こういう日本終わった論を見て思うこと

https://anond.hatelabo.jp/20170820073454

俺のような大卒くらいしかにとりえがない一般人にとっては

海外に逃げるための方法なんて、海外コネがある上級国民に取り入るとかほぼ不可能に近い逆転狙うしかない絶望感だからひょいって海外にいけて生計立てられるって人は凄いうらやましいw

現状地方から東京に出てくるだけで精いっぱいだもんね

で、大体こういう意見に対して「終わってるのはお前の人生主語デカい」とかネトウヨが言い出し始めるけど

果たしてこの人の言っていることが本当なら、ちょっと準備して海外に行くだけで生計をたてられてその地に根付けるほどの能力を持ってるのに、どっちの方が人生終わってるレベルに近いんだろうねと思う

結局どこのコミュニティネトウヨが癌だねぇ、とマイナー趣味コミュニティネトウヨにぶっ潰された経験がある俺は言う

2017-08-11

いつなら終わっていいんだろうか

23で、仕事に慣れ、普通にミスをし、たまにまともに動いて、月末に給料をもらっている

生きてきてずっと満足したことがないし、高く評価されたこともないと思う

病気があってずっと薬を飲んでいるので年取ったらそれも悪化してるんだろうと思う

死にたいと考えたことがある人の割合は6割だそうだけれど、残りの4割の人はどうして死にたくないんだろうか

気まぐれに、10代を済ませるまでの話を人にすることがある

「苦労してきたんだね」「きっとこれから活かされるよ」と言われても、苦労なんて出来る限りしない方がいいと思いつつ、笑って労いに感謝を返す

そう言ってくれる人にはありがたいと思うけど、根付いたクソみたいな生活性格は変えられそうにないし、なにも生み出せない自分と動かないからだで人生無駄にしている

できるなら今死にたいけれど、奨学金とかで他人迷惑をかけることになる

そう思って、それならいつなら死んでいいのかよく考えるけれど、いつだって死ねそうなときがない

死ぬ人はどうやって死ぬ時を選んでいるんだろう

わたしいつなら終わっていいんだろう

はやく死んで終わりたい

2017-08-08

労働生産性サービスについて

日本労働生産性の低さという話題は定期的にネットに上がるわけだが、これについて私見であるが述べていきたい

ぶっちゃけ日本では無形のモノへの評価、つまりサービスに対する理解が低い

モノづくりに長けた国だけに、反面モノにしか価値を見ない風潮を生み出してしまったのかは知らん

日本にはチップ文化がない。これはサービスお金を払う価値がないとみなしているのと同じだ

チップ文化がないのが元凶とは思わない。でも、サービスがしてもらって当たり前と思うたびに、世の中に歪みが生まれることを自覚するべきだ

たとえば、ショッピングセンターとか無料の送迎バスがあるけど、運転手にお礼すら言わない人間がいるよね。無料サービスは当然だってことだね

そうした文化的根付いた深層意識は、企業サービス残業強要などにもつながってくるわけですよ。自分の身に降り掛かってくるんだ。当然するべきものとして

ようするにあなた方がいままで受けてきた無料サービスを、無料で当然だと思うことは、この国の利益にならない

生産性向上のためにサービス付加価値を追求するにもこれは障害しかならない。だって最初から価値がないものとみなされてるんだから。追求してもゼロゼロ

イノベーションうんぬん語る以前に変えないといけないモノがあるんだってこと

それでも、ドラクエはすげえよ

なんだかドラクエ時代最先端じゃないとかいう話が盛り上がっているが、それでもドラクエはすげえとしか思わない。

5のAI、あれさりげなく学習型だったんだぜ、SFCのやつ。プレイヤーやらせた行動をなぞるようなAIだったよ。

6は音楽がすごいよ。あそこまで印象的な音を出すのってなかなかできない。

7はローディングの鬼。シーク音を聞いていればわかるが、ディスク内のデータの置き方の最適化がぱないと思われる。戦闘中でもガンガンデータ読み込みまくり。扉に近づけば先読みロードが走る。覚えてるんだけど、最適化したら扉に入る音よりも早くロードが終わるようになってしまって慌ててディレイをかけた、って話は今でも俺内ドラクエ伝説5本の指に入る。

8は当然あのグラフィック。俺が5をリアルタイム体験した時は鳥山明の絵でドラクエを遊べるのは俺が死んでからじゃないかと思っていたが、すげー早く鳥山明世界再現は訪れた。

9の技術面はよくわかっていないが、すれ違い通信の盛り上がり方はすごかった。

10は当然相撲システムオンラインゲームで衝突判定とか正気の沙汰じゃないと思うがそれをやり遂げている。

11PS4版のルーラがやっぱりすごいんだろうな。俺がやったの3DSだけど。

まぁそんな感じで技術的にドラクエには見るものがありまくりだと思うけど(1〜4はリアタイ原作やってないので省いた)、そういう面を省いてもドラクエはすげーとしか思わない。

まず、RPGというジャンル日本根付かせた。それで色々尖ったRPGが出て来て、逆にドラクエ凡作みたいに見えるのかもしれないけれども、その凡作みたいに見えるのかもしれないポジションを貫き通すのもすごい。だって、色々最先端を目指したFFの行き着いた先はみなさんご存知の通りだ。

そして、その凡作みたいに見えるポジションにありながら、きっちり数字を出している。これもすごい。

ちなみに俺個人ドラクエ感想だが、ドラクエには捨て作がない。1から11まで、どれも全部面白い。俺の中では打率10割。

これ、相当すごいよ。

結論として、最先端かどうかなんて関係ねぇ。ドラゴンクエストは偉大なゲームだ。

2017-08-03

https://anond.hatelabo.jp/20170803011614

別に熱心な信者でなかろうと国や民族単位キリスト教ベース文化根付いてるのだから空気みたいなもんよ

キリスト教がどうでもよかろうとそのへんの価値観に大きな違いはでない

2017-07-31

ダーウィンが来た恋の季節がやってきました」

日本にすら根付いてるか怪しい恋愛概念動物ときにあるわけねえだろ。

2017-07-30

病気武器になる

 私は1型糖尿病だ。物心がつく頃には母に血糖値を測られインスリン注射を打たれ、3食きっちりバランスの良い食事を食べる生活をしていた。今でこそインスリンポンプという体の外に取り付ける膵臓β細胞を使ったりなんかすごい機器を使ったり医療恩恵あやかりながら好きなように生きている。そんな私は二十歳になった。私にとって持病「1型糖尿病」とは今や自分の一部である

 ある日、1型を発症したばかりだという女子高生出会った。インスリン注射をこれから始めるらしい。彼女は泣いていた。私には分からない。だって当事者じゃないから。もちろん病気自分構成する一部だと思う私の気持ちも、世界中のどこを探しても分かってくれる人なんていないだろう。だって当事者じゃないもん。私にはむしろいわゆる健康な人のことが分からない。

 分からいから、どうしようもない。正直向き合っていくしかいから頑張れとしか思えなくて、むしろ微笑ましかった。病院先生看護師さんも微笑ましそうにしていた。不謹慎なんかじゃない。みんな乗り越えていく壁なんだ、今は泣いてるけどそのうち笑い話になるから…というところだと思う。このへんの感覚は、なかなか理解しがたいだろう。

 1型糖尿病と生きていくには、それくらい軽くなきゃいけないというのが私のやり方だ。だって自分病気であるという事実に気を取られて生きていくの、息苦しいでしょ?

 まあもちろん電車の中で低血糖になって立っているのが辛くなったり安くない医療費を支払ったりする時には悲観に暮れないこともないけれど、そうだけじゃない。

 高校生という多感な時期に突然病気になって自己注射をしなければならないって相当ダメージ大きいというか、まあ私には到底分からないけれど、泣くのも無理ないと思う。物心がつく前に発症した私は笑いながら肩を撫でてあげることしかできない。

 ただ、これだけは伝えたい。私はそんな大層な人間ではないからあの場で彼女本人に言うことはできなかったし、次会うことがあるのかも分からない。だからこうして匿名で書いているわけである

 病気は弱みなんかじゃない。

 私自身の話をしよう。

 私は現在コントロール良好で、HbA1cは6%台前半を保っている。(基準値は〜6.2%)低血糖が多いというのもあるが、血糖値が250より高くなることは滅多にない。7%台だった頃は血糖値が200切ればいい方だと思っていたけれど、今では150より高いとなんだか悔しくなる。100前後にしなければならない意識がすっかり根付いたのだ。それもあって6%台を保てているのだろう。心持ちというのは大事だ。(もちろんやたら低血糖になりやすいという個人的な体質みたいなものもある)

 たいして生活制限は加えていない。ごくごく普通に暮らしている。間食だってする。太るからやめたいけれど。おまけに運動不足だ。病気とか関係なく運動しなきゃなあと思っている。運動不足はよくないからね。

 友人と飲みに行くこともあるし、食べ物の種類に気を遣う必要なんてない。食べちゃいけないものとかないの?と知り合ったばかりの人にはよく聞かれるけれど、全くないよと答えている。そりゃそうだ。食べた分だけ、インスリンを打てばいい。

 インスリンは太るという認識を持つ若い女性コントロール不良に陥ることがあるらしい。私は物心がついた時にはインスリン注射をしていたのでそういった先入観は全くない。食べた分だけガンガン打つ、そして時々低血糖になる。低血糖になったら甘いもの補給する。だから太るんじゃないの?その通りだ。打ちすぎたインスリン+補食で太るに決まっている。

 でも食べた分だけ正確にインスリンを打てば、平気だ。何故なら膵臓健康人達だって食べた分だけインスリンが分泌されている。同じことじゃないか。…と合っているのか分からない考えがふと頭に浮かんだ時、頑張ろう…って思った。何をって感じだけれど。

 とにかく、食べた分だけインスリンを打てばいいのだ。

 インスリン必要量は人それぞれどころか、自分自身の中でもよく変化する。生理前後なんかは上がったり下がったりする厄介者だ。だから血糖値はちゃんと測る。面倒なときは測らないけれど、まあそんなぐうたらも続かなければいい。ちゃんと測るんだ。そして、食べた分のインスリン不足が原因ではない、今までになかった高血糖低血糖が起きたら、即インスリンの量を変える。もし医者に指示されている量があっても無視していい。1型糖尿病は、医者の指示を待っていてはいけない病気だと思う。もしも通院日の2〜3日後に血糖値が上がって、次の通院日まで待っていたら1ヶ月も高血糖状態だ。きつすぎる。自己管理が大切な病気なんだ。頭を使うんだ。私は要領が良くて比較的頭が回る方だと自負している。だから結構あっさりできちゃっている。血糖コントロールのためにいつどこで打つインスリンの量を変えるか、筋が通るように考えて、やっている。

 血糖値を記録することもやめた。負担になるからだ。高校時代まではなんとなく頑張ってたけど主治医に見せるためだけで自分で見返すことが無かった。記録したところで体って不規則から、その場その場で調節するのがなんだかんだ一番いい。意味もなく書かなきゃいけないという負担感は、体に良くない。最近の血糖測定器は履歴が見れるし平均値や傾向まで出してくれるし、ハイテクなやつだとリアルタイムグラフ化して血を出さずともいつでも確認できる測定器もある。医療は発展している。

 毎月の通院はいからか分からないことを聞いたり新しいやり方を教えてもらったりするためのものになった。なんでコントロールがうまくいかないんだろうって思ったら数値的なものを教えてもらうのではなくその原因と解決のコツを教えてもらう。新しい機器や、同じ1型糖尿病人達について教えてもらう。そういうところだ。

  

 これが私のやり方だ。血糖値を記録しないのは、それでコントロール良好だからいいのであって、誰しもがそうしていいわけではない。いろんなやり方がある。自分に一番適したやり方がいい。

 ただ、こんな風に気楽に生きている患者だっているんだよって伝えたい。病気とうまく付き合うんだ。悲観的になることなんて何もない。難病指定してくれよ経済的に超厳しいよ一生治らないから金かかるんだよって悲しみに暮れることはあるけれど。

 医療の目指すところはQOL生活の質)の向上だ。健康のために生きるのではなく、快適に生きるために健康でいる。

 私は病気生活を阻害されているとは思わない。快適な暮らしのためにしっかりコントロールを行っている。実際、ぐうたら楽しくやっている。好きな勉強をしてやりたくもない大学試験に嫌気が差しながら夜更かしして、お洒落して、食べて飲んで、趣味に打ち込んで、将来やりたいことを考える。

 人生の楽しみのために血糖コントロールをやっている。…なんて言うけれど、私にとって血糖コントロールは歯磨きと同じだ。朝起きて血糖値を測ってインスリンを打ってご飯食べて…という生活の流れは自然である

 さて、やたら長々と綴ってしまったけれど本題はここからだ。しかも短い。(本題ってなんだっけ?)

 病気武器になる。

 病気は立派な個性で、武器だ。

 こんなことを言うのは私がまもなく就職活動を始めなければならないからだ。就活において病気を隠す気なんてないし、むしろ最もアピールすべき点だと思っている。病気があるけれど、うまく付き合って楽しくいろんなことをやってきました!って。いわゆる健康な人には絶対に語れないことだ。

 自己管理をするので迷惑はかけない。血糖値を測らなければならないことと、万一低血糖で倒れたらとりあえず携帯している蜂蜜を唇に塗ってほしい、とだけ伝えて。今までだって自己管理で生きてきた。その証は私自身だ。

 もしも私に病気があることが障壁となって雇えないなんて言うのなら、そんなところはこっちから願い下げだ。無理に採用されたってうまくやっていけるはずがない。病気と共に生きる私を採用したいと思っていただけるところで働きたい。

 社会は厳しいところだって、甘く見てるって思われるかもしれないけれど、そんな社会で生きたくない。そんなのこっちから逃げてやる。自分ハッピーライフが最優先だ。そうさせてくれる社会がないわけない。あいにく私は自分が一番かわいいんだ。

 だから病気武器にしてやる。というか武器になることを知っている。

 何年か前に、自由テーマである原稿を書くという機会があった。それは数百人の中から優秀なものを選ぶものだった。

 私は自分病気テーマにした。病気と共に生きる私をテーマにした。そうしたら、最優秀に選ばれた。なんだか当然の流れだと思った。

 人間ってそういうのに惹かれる傾向がある。抗えないだろうから否定はしない。人の病気の話とか、大好きでしょ?否定はしないけれどそういうテレビ番組は嫌いだから見ない。とくにスタジオがなんか反応するやつ。分かったふりしてるやつ。分かることは不可能だってば。同情とかなんかへんな気持ちはいらないよ。前向きな番組は見るけれど。

 実際優秀として選ばれたのは身内の病気話やそれに類似するものが多い。私としては、歯磨きと同義病気生活テーマにして選ばれるよりも、もっと行動的で才能と彩りに溢れるテーマで選ばれたい。そういう人間になりたい。

 最優秀に選ばれた時に確信した。病気武器になる。他の人にはない私だけの武器だ。生き方武器にできるんだ。残念ながら社会はそういう風にできている。何とも言えない話である。やっぱり病気とは別のところで武器を見つけたいよ。才能って何だろうね。

 ねえあの時の女子高生、見てる?

 生活が一転して大変だろうけれど、生きる価値観とかそういうのが変わったんじゃない?こんな経験普通はできないよ。

 血糖コントロールは難しいけれど、やるしかない。神様がやれって言ってるんだから従うしかないよ。やらなきゃ死ぬもん。

 病気は隠さなくていい。理解を示さな人間はそれまでの人なんだ。むしろ病気と共に生きる私というのは大きなテーマ武器になる。

 私は外出先で堂々と血糖値を測るよ。さすがに血は見えないように机の下とかカバンの中とかで隠しながらやるけれど、針も測定器も人の目につくところに出している。隠すの面倒だし、やりやすいから。だって、意外とみんな見ていない。

 病気にならなきゃ気づけなかったこととか価値観ってたくさんある。いわゆる健康な人には見えないものが見える。自己管理さえすれば不自由なく生きていけるんだ。自分のやりたいようにやるのが一番だよ。

 10万人に1〜2人という発症確率世界は狭いからこれだけ書いたら私のことを知っている人は特定できちゃうかもしれないけれど、まあなんというか、探さないでください。

2017-07-29

もう核家族禁止にしようぜ

大家族なら誰か家にいんだから家事育児介護心配なんていらない

育児大変とか介護大変とかいう聞きたくない愚痴聞かなくてすむ

社会保障は大家族に対して一括支給、あとは自己責任でいいだろ

その方がなるべく家族で固まるようになるし、大切な人は赤の他人押し付けたりもしなくなる

実際、昔は大家族で支え合ってなんとかしてたんだから

なんで核家族なんて文化根付いちまったんだよ

反省しろ

2017-07-27

30才になってしまった。

30才になってしまった。

つくづく思う。若さがもたらすエネルギーはすごい。10代の頃を思い返すと、とても正気だったとは思えない。

誕生日の記念に自分人生ざっと振り返ってみたい。長くなるか、すぐに終るか、それは書いてみないとわからない。

2年前からイーストヴィレッジセントマークスで仲間達とバーをやっている。大抵はヒップホップがかかっている。客層は黒人日本人ヒスパニック

日本酒がメインのバーにするはずだったが、すぐにうやむやになってしまった。夏はフレンチスタイルパナシェがよく売れる。地元の人がこれを読んだら、もう場所特定できてしまうと思う。

大儲けとはいえないが、店はそれなりに繁盛している。僕はほぼ毎日カウンターDJブースにいる。ちなみに趣味ボディビルで、アマチュア大会で2回ほど入賞したことがある。

まさか自分がこんな生活を送るようになるとは思わなかった。中学生の頃は、江戸川乱歩京極夏彦に傾倒していた。将来は図書館司書になるつもりだった。顔は青白く、ひどい猫背だった。ある女性との出会いが僕を大きく変えた。

そうだ、あの子について書こう。

最初彼女と遭遇したのは、高校に入ってまもない頃だった。校庭と校舎をつなぐ階段の途中ですれ違った。彼女ジャージ姿だった。背が高く、涼しげな目が印象的だった。かっこいい人だと思った。一瞬だけ目が合い、僕はあわてて逸らした。

当時の僕は最低だった。勉強も出来ないし、スポーツも苦手。しかクラスではパシリだった。どういう経緯でパシリになったのか、まったく思い出せない。梅雨の訪れのように自然な成り行きだった。

僕をパシリに任命したのはNというクラスメートで、彼は教室内の権力を一手に握っていた。髪を金色に染め、足首に蛇のタトゥーをいれていた。15才の僕にとって、蛇のタトゥーはかなりの脅威だった。

休みになると、僕はNを含む数人分のパンジュースを買いに行かされた。金を渡され、学校の近くのコンビニまで走らされる。帰りが遅かったり、品切れだったりすると怒鳴られる。そういう時はヘラヘラ笑いながら謝った。歯向かう勇気はなかった。そんなことをすればさらに面倒なことになるのは目に見えていた。

いじめられていないだけマシだ、パシリに甘んじてるのもひとつ戦略だ、そう自分に言い聞かせていた。

ある日、いつものようにパンジュースを買って裏門から教室に戻ろうとした時、また彼女とすれ違った。相変わらずクールな表情。今度は制服姿だ。ジャージの時より断然かっこいい。ネクタイをゆるく結び、黒いチョーカーをつけていた。目が合う。すぐに逸らす。前と同じだ。

僕はすっかり彼女に魅了されてしまった。教室に戻るのが遅れて、Nに尻を蹴られた。いつも通りヘラヘラ笑いながら謝った。

それから広場廊下で何度か彼女を見かけた。一人だったり、何人かと一緒だったりした。彼女は常にクールだった。それにどんどん美しくなっていくようだった。どうしても視線が吸い寄せられてしまう。そのくせ目が合いそうになると、僕はすぐに逸らした。

彼女のことをもっと知りたいと思った。気を抜くとすぐに彼女のことが頭に浮かんだ。できれば話してみたい。でも僕ごときにそんな資格は無い。きっと冷たくあしらわれて終わりだろう。遠くから眺めているのがちょうどいい気がした。

なんだか出来損ないの私小説みたいになってきた。こんなことが書きたかったんだっけ? まぁいいか。もう少し続けてみよう。

30才になった今、少年時代気持ちを思い返すのはとてもむずかしい。あの頃は恋と憧れの区別もついていなかった。おまけに僕は根っからの小心者だった。彼女の目を見つめ返す勇気もなかった。世界は恐怖に満ちていた。蛇のタトゥーが恐怖のシンボルだった。

1学期の最後の日に転機が訪れた。大げさじゃなく、あれが人生の転機だった。

よく晴れた日の朝。バスターミナルに夏の光が溢れていた。まぶしくて時刻表文字が見えなかった。僕はいものように通学のために市営バスに乗り、2人掛けのシートに座った。本当は電車の方が早いのだが、僕は満員電車が嫌いだった。それにバスなら座れるし、仮眠も取れる。僕は窓に頭をあずけて目を閉じた。

発車する寸前に誰かが隣に座った。僕は目を閉じたまま腰をずらしてスペースを空けた。香水匂いが鼻をくすぐった。

ふと隣を見ると、彼女が座っていた。目が合った。今度は逸らすことができなかった。彼女がにっこり微笑んだのだ。彼女は気さくに話しかけてきた。

校内でよく僕のことを見かけると彼女は言った。その時の驚きをどう表現すればいいだろう。うまく言葉にできない

さら彼女は僕の頭を指して「髪切ればいいのに」と言った。たしかに僕の髪は無造作だった。でもそんなに長いわけでもなかった。わけがからなかった。彼女が僕の髪型を気にかけるなんて。

彼女ひとつ上の2年生だった。ふだんは電車で通学しているが、初めてバスに乗ってみたという。色々なことを話した。幸福なひとときだった。なぜだろう、初めて喋るのに僕はとてもリラックスしていた。きっと彼女のおかげだと思う。人を安心させる力があるのだ。

車窓から見える景色がいつもと違った。こんなにきれいな街並みは見たことが無かった。行き先を間違えたのだろうか。ふたりであてのない旅に出るのか。落ち着け。そんなはずはない。もういちど景色確認してみる。いつもの道だ。たまに彼女の肘が僕の脇腹に触れた。スカートから伸びるすらりとした足が目の前にあった。目眩がした。

特に印象に残っているのは、彼女小学生の時に"あること"で日本一になったという話だ。でもそれが何なのか、頑なに言おうとしないのだ。絶対に笑うから教えたくないという。それでも僕が粘り続けると、ようやく白状した。それは「一輪車」だった。

一輪車駅伝全国大会というものがあり、彼女ジュニアの部で最終走者を務めた。その時に日本一になったらしい。僕はそんな競技があることすら知らなかった。

まり想定外だったので、どう反応すればいいかからなかった。でもこれだけは言える。彼女が恥ずかしそうに「一輪車」とつぶやき、はにかんだ瞬間、僕は本当に恋に落ちた。

彼女一輪車燃え尽きて、中学から一切スポーツをやらなくなった。部活に入らないのも体育を休みがちなのも、すべて「一輪車燃え尽きたから」。ずいぶん勝手理屈だ。なんだか笑えた。そんなことを真顔で語る彼女がたまらなくチャーミングに見えた。だいぶイメージが変わった。

会話が途切れると彼女はバッグからイヤホンを取り出して、片方を自分の耳に差し、もう片方を僕の耳に差した。ヒップホップが流れてきた。ジェイZだった。いちばん好きなアーティストだと教えてくれた。

僕はジェイZを知らなかった。そもそもヒップホップをあまりいたことがなかった。素晴らしいと思った。リリックなんてひとつもわからなかったが、極上のラブソングだった。本当はドラッグの売人についてラップしていたのかもしれない。でも僕にとってはラブソングだった。

あの日バスは僕を新しい世界へと導く特別乗り物だった。バスを降りて、校門で彼女と手を振って別れた瞬間から、あらゆる景色が違って見えた。すべてが輝いていた。空は広くなり、緑は深さを増していた。

次に彼女と目が合った時は必ず微笑み返そう。蛇のタトゥーはただのファッションだ。この世界はちっとも怖い場所じゃない。

新しい世界の始まりは、夏休みの始まりでもあった。僕は16才になった。(14年前の今日だ!)人生が一気に加速した。そう、書きたかったのはここから先の話だ。ようやく佳境に入れそうだ。やっと辿り着いた。

僕は髪を切った。坊主にした。そして体を鍛え始めた。近所の区民センタートレーニングルーム筋トレに励んだ。それから英語勉強に没頭した。図書館自習室で閉館まで英語と格闘した。単語熟語文法、構文、長文読解。最初暗号のように見えていた文字の羅列が、だんだん意味を紡ぐようになっていった。

英語筋トレ。なぜこの2つに邁進したのか。理由は至ってシンプルだ。ジェイZになろうと思ったのだ。彼女いちばん好きなジェイZだ。

①僕がジェイZになる

彼女は僕に夢中になる

ふたりはつきあい始める。

完璧シナリオだ。僕はこの計画に一片の疑いも抱かなかった。

できれば夏休みの間にジェイZに変身したかったが、さすがにそれは現実的では無かった。でもとにかくやれるところまでやろうと思った。僕は筋トレ英語に励み、ジェイZの曲を聴きまくり、真似しまくった。日差しの強い日には近所の川べりで体を焼いた。

夏休みが終わった時、僕の見た目はジェイZにはほど遠かった。当然だ。そう簡単に変われるわけがない。日焼けして、少しだけ健康的になっただけだった。でも内面は違った。ヒップホップマインド根付いていた。誇りがあり、野心があった。闘争心に溢れていた。

僕はパシリを断った。特に勇気を振り絞ったという感覚もない。単純に時間がもったいなかった。昼休み英文リーディングに充てたかった。誰かのパンジュースを買いに行ってる暇はない。

パシリを断ると、彼らは一瞬どよめいた。こいつマジかよ、という顔をした。Nが笑いながら尻を蹴ってきたので、笑いながら蹴り返した。教室全体がざわついた。Nはそこで引き下がった。

それからしばらくの間、 嫌がらせが続いた。机や椅子が倒された。黒板には僕を揶揄する言葉が書かれた。でも相手にしている暇はなかった。早くジェイZにならなければ。僕は黙って机を立て直し、Nをにらみつけながら微笑んで見せた。Nの表情にわずかな怯えが走るのを僕は見逃さなかった。

筋トレ英語ラップ筋トレ英語ラップ。その繰り返しだった。僕は少しずつ、でも着実に変わっていった。あの日からいちども彼女と会っていなかった。校内でも見かけなかった。でも焦ってはいけない。どうせ会うなら完全にジェイZになってからの方が良い。

そんなある日、柔道の授業でNと乱取りをすることになった。たまたま順番が当たってしまったのだ。組み合ってすぐにわかった。こいつは全然強くない。いつも余裕ぶった笑みを浮かべてるが、体はペラペラだ。とんだハッタリ野郎だ。絶対に勝てる。

Nが薄ら笑いを浮かべながら、足でドンと床を踏んで挑発してきた。腹の底から猛烈な怒りがこみ上げてきた。なぜこんなやつのパシリをしていたのだろう。さっさとぶちのめすべきではなかったのか?

僕はNを払い腰で倒して、裸締めにした。Nはすぐにタップしたらしいが、僕はまるで気付かなかった。先生があわてて引き離した。Nは気絶しかけていた。僕は先生にこっぴどく叱られたが、その日から誰も嫌がらせをしなくなった。勝ったのだ。

でも連戦連勝というわけにはいかない。ヒップホップ神様残酷だ。僕は恋に敗れた。いや、勝負すら出来なかった。なんと彼女夏休みの間に引っ越していたのだ。僕はそれをずいぶんあとになってから知った。

彼女とは二度と会えなかった。筋肉英語ヒップホップけが残った。なんのための努力だったんだろう。せっかく坊主にして、体つきも変わってきたというのに。仮装パーティーで会場を間違えた男みたいだ。マヌケ過ぎる。しかし、そんなマヌケ彷徨の果てに今の僕がいる。

高校卒業して、さら英語を極めるために外語大に入った。それからNY留学して、今の仕事仲間と知り合い、色々あって現在に至る。仲間達はみんなヒップホップを愛している。それだけが共通点だ。すべてのスタートあの日バスの中にある。

ずいぶん長くなってしまった。まさかこんな長文になるとは思わなかった。そろそろ止めよう。

僕は今でも週に3回は筋トレをしている。当時よりずっと効果的なトレーニング方法も身に付けた。知識も格段に増えた。でも本当に必要なのは、あの頃のような闇雲な熱意だ。

30才になってしまった。

つくづく思う。若さがもたらすエネルギーはすごい。10代の頃を思い返すと、とても正気だったとは思えない。

2017-07-25

不倫浮気を防ぐ唯一の方法

例の不倫話題になってるけどさ、朝起きたらほぼ全ての人間が歯磨きや洗顔をするように

男女関係なく、とりあえずシコって出社や登校って慣習を国民根付かせれば

おそらく90%異常な不幸な事案は防げると思うんだよね。

みんな盛んすぎるんだよ。物事はとりあえずシコって落ち着いてから考えろ。

神と宗教法人に挑んだ企業DMM

夏になり、もうすぐ8月になろうとしている。多くの商業施設が沢山の来場客を見込み、また期待に胸を膨らませるのはゲーム業界も同じである携帯端末の普及により、顧客(となりうる人たち)が増加し、今まででは考えられないスピードで新たなゲームたちが生まれ、その速度と同じくらい飽きが生まれ、開発企業ゲーマー共に「新しい」ゲームを求めている。

ここに寄稿するのは初めてだが、この状況は書くべきだろう。いいや、書かなくてはならない。DMMについて。

擬人化された女の子たちと戦うゲームは?」と、聞かれれば、まず最初に思いつくのは「艦隊これくしょん」であろう。2015年サービスが開始されたこのゲーム、旧帝国海軍艦船擬人化し、その彼女たちと一緒に自身は「提督」として、海に乗り出し戦うものであるサービス開始後物凄い勢いで人気が上がり、現在では多くのプラットフォーム媒体を通して発展した結果となった。特に戦艦軍事に興味がなく、なんとなく始めたと言う人も、その可愛さやゲーム性から軍事歴史が好きになったと言う人たちも多い。

擬人化を通してその先にあるものプレイヤーに見せた功績は、高く評価するべきだろう。

しかしこれと同時に、DMM含め多くの開発側は知ってしまった。擬人化の力を。

では今、彼らが次に女の子にしようとしているもの、それは何だろうか。神社である

神社と言えば日本には馴染み深く、その神々の歴史建国まで遡る。初詣七五三神道イベントであり、仏教と共に日本人生活根付いている。

そんな神社神道ターゲットにした"例の"ゲームサービス発表は、今年3月に行われた。

「社(やしろ)にほへと」と称されたそのゲームゲームの内容としては、日本中神社建物(この建物であると言う点が重要。)を女の子にして、よくわからないものたちと戦う、と言う設定だ。

筆者も公表がされたその日に、事前登録を済ませ、正式サービス開始を楽しみにしていたが、正直そのとき思った感想が「そう来たか。」である

艦これ前例の様に、上手く行けばもっと多くの人たちに神道に興味を持って貰える、今回は実際に存在している場所なので、ファンたちが聖地巡礼として実際に多くの神社を参拝してくれるかも知れない。そう個人的には期待していた。他の事前登録者たちも、今までにない宗教対象にしたゲームである事に様々思いつつ、運営の次の出方を待っていた。

しかし、私たちは突然、何の説明もなく、運営に待ったをかけれる事になった。

事前登録を済ませた待機者たちには、「事前登録おみくじ」が引けるようになっており、それぞれには初期メンバー女の子が割り振られており、一日一回ランダム大吉から凶までのおみくじが引けた。最初暫くはまだ安定して引けていたが、4月25日から、今まで行われていたおみくじが全てストップする。

Twitter公式アカウントによると、「不具合」が、発生したようである。筆者はそのような企業システムに詳しくないので、勿論最初は「ああ、いろいろスタートアップっで忙しくなって、改善の為に一度止めたのだな。」と、思った。プレイヤーも始まったばかりの企画のそのような自体の発生には慣れているので、特に大きく騒ぐ事なく復旧を待っていた。しかし、不思議、いつまで経っても治らない。そろそろプレイヤー不安になってくる。

この当たりで、匿名掲示板である噂がささやかれ始める。それは、「神社側の許可を取っていなかった。」と言うものである

有り得ない。そんな馬鹿な。そうかも知れない。様々な意見が飛び交う中、公式からは何の追加情報もない。そして、筆者も思うようになった。本当にそうかも知れない、と。

最初匿名掲示板の、このゲームスレッドが立ってから、今現在までも書き込みは続いている。はっきり言って事実だと断言できる答えはない。しかしながら、運営は何かを隠している…。大型アップデートサプライズにしては不自然過ぎる。

無許可説浮上については、全くの事実証明する事はできないので、その疑念あくまでも仮説として話を進めていく。

もし企業側、開発が、本当に神社本庁及び初期メンバー対象神社に何の許可趣旨の伝達、商業的利用の許可を取っていなかったとしたら、これは大変な事である。将来的に初期に約束した通り正式サービスに移行できなかったとしても、その神社キャラクタとして使うのだから、ひと言あって当然だ。事前登録した人たちも、そのゲームの将来性に期待して柱の一本になったのだから、開発続行が危うくなりそうな事態が起これば、Twitterなり公式サイトなりで事情説明するのが当たり前である。新着ゲーム一覧から消したりYouTube公式PVを非公開にしたり、そう言うみみっちい事は素早くやったのに、するべき事はしない。それでいてTwitterアカウントは残したままと言う謎である

擬人化手法は、受け手に取ってはとてもわかりやすい。なにせ自分と同じ人間のひとりになるのだから、会話もできるし、感情移入もし易い。又、擬人化対象限定しない。石ころもできるし、車からビル太陽系外惑星もできる。しかしながら、ひとつ絵を書いて名前をつければ、「かわいい。」の原理の前にもう何も考えなくて良い。そして、今回のこの事件は、森羅万象美少女主義事故だと考える。事態の進展は全くわからないが、最早ここまできて正式サービス開始したら、間違いなくDMMは神の民間企業である。彼らの前に吸収されない物事はない。

ポンと結論を書く終わり方にはできなかったが、皆様には筆者と共に、事の成り行きを見ていて欲しい。行き止まりまで行かないと、自分袋小路を進んでいた事すらわからない場合もあるから

お守りはオカルトから無くしていくべき!って人って…

初詣とか、神社お祭りとか、お神輿とか、お線香あげるとか、献花とか、やろうと思えばどこまででもオカルト認定出来てしまうよね?

どこまでをオカルト迷信と考えて、どこまでなくなるべきと思ってるんだろう?

個人的にお守りも上記のモノゴトも、オカルトとか宗教ってより、出所なんかどうでもいい生活根付いた文化に近いように思うんだけど。

ないはずの効能を謳って商売を行うニセ科学排除したい!って気持ちはわかるんだけど、生活基盤としての文化になってしまったものもすべて科学に置き換えようってのは、ずいぶん大きな野望だなぁと。

2017-07-18

都会のポピュリズム地方根付くか

端的に言って、維新小池一派みたいなのが田舎にまで勢力を伸ばせるかということだ。

現状、このままではかなり難しいのではないかと思っている。

そもそも日本ポピュリズムというのは海外とは異なり、都会側の被害者意識で成り立っている。

従来の自民党政権では、田舎から票を得る代わりに、田舎に金を流すというシステムがあり、

そこから「見捨てられた」都市住民が反逆し、既得権益を殴るというのが根底にあるらしい。

その点で、ある意味受益者である田舎とは、どうしようもなく相容れないのではないか

もちろん、田舎の中にも利権に縁がある奴とない奴がいるのだが、

ない奴は利権を叩こうとする以前に、クソな田舎に見切りをつけて都会に行ってしまう。

もし小池一派がよその地方や国政に乗り出すとなると、この矛盾をどうするのか。

どうしようもない。

根本的な部分で相容れないのだから、そんなものはなかったことにして押し切るしかない。

とにかく自民党を殴るポーズ既得権益を殴るポーズ、何かを変えるポーズを取りながら、

田舎老人の怒りを焚き付けていくしかないのだ。

そして仮に天下取り成功したとしても、矛盾点はそのまま残り、やがて亀裂となるのだろう。

2017-07-13

安倍不名誉退陣自民下野日本右傾化実験の失敗を意味する

2012年から安倍政権とは、日本における右傾化実験であった。長年左翼政権根付いていた日本右傾化させることで、欧米における右傾化モデルにしようとした。

右傾化ナショナリズム文化の台頭等をもたらしたが、人材資源の欠陥などが露呈し、2017年現在その実験は失敗しつつある。

都知事選における小池派の勝利の要因は左翼成功ではない。右翼の失敗である

2017-07-12

愛しい女の子菊地真ちゃんが好きな女の私の話。

忘れた頃に再び見た、まゆPの女性匿名ダイアリーが不意に胸に刺さった。そんなに嫌になるほど、キャラクターが人の心を動かすなんてすごい。多分少しずれた感想を抱いている。さすがまゆちゃんある意味きっと本当に恋で、彼女に、彼女は、恋をしていたんじゃないかって、そう思った。

勝手引用しちゃったので、リンク貼っとく。

https://anond.hatelabo.jp/20160831021105

なぜ私がそんなにも彼女に心を揺さぶれたのか、それは私が一重に同じく同性であるTHE IDOLM@STER菊地真が大好きだからだ。ある日気づいたらなんておかしな話だけど、もう6年間も片想いしている。いや、まだたかが6年なんだけど……。先輩はたくさんいるので、あんまり大きな口は叩けない。

初めて会った頃から真のプロデューサーは「俺」だった。私が出会った少女は、無邪気に私を見て微笑む。「プロデューサーって意外と男らしいんですね」なんて言われて、最初はすごく不思議だった。だって私、髪だって長かったし、ミニスカートが好きだったし。体はへにゃへにゃで筋肉なんてないし、男らしさの欠片もない。

真と出会ってから、真が私に微笑む度に真に見えている私は男であることを意識した。でもそこに嫌悪感が湧くことは意外にもなかった。真の目に映る私は、自分より大きくて色んなことを知っている大人の男の人。それが、私なんだ。

真が大人の男の人である「俺」を求めてくれる。真にとって「俺」は必要存在で。真を女の子扱いする唯一の「男」になって、真に恋をする。真が好きな、女の子の真が大好きな男の人。真に必要とされたい。頑張りやさんですごくかっこいい真が一番かわいい、恋する女の子なところ、甘えんぼなところを、俺が独り占めしたい。俺が先駆者になって、世界の男に知らしめたい。俺のアイドルはこんなにかわいい。愛しい。俺だけの女の子はこんなにかわいいだって、俺が知っていたい。

気がついたときにはすっかり、ゲームの中の自分は男だって信じて疑わなくなった。真に意識してもらえる異性。自分が男であることに、疑いがなくなった。

ふと冷静になったとき、色々考える。例えば、私は真に憧れていて真を抱き締められる大人の男の人みたいな人に好かれたいんじゃないか、とか、別にであることに理由なんてなくて女として真が好きでもいいんじゃないか、とか。

私は触れられない画面の向こうの少女に何を求めているのか、自分でもよくわからない。

実はかわいいものを愛でているだけ?ぬいぐるみキティちゃんとかを抱き締めているような?

オタク自己投影型、とかいうけれど、真をからかって拗ねられたいとか、真の特別になりたいとか、真に自己投影してるとも思えなくて悩んでしまう。

かといって女の子を好きになりたいかリアルの私が男になりたいのかと言われるとそうでもなく。かわいいもの好きでそうなると何かと女の身が楽だし、自分性別がとても気に入っている。

女として女が好きなのでは、とも考えたけど、リアルでは普通に男の人と恋愛したい。今までだって好きな人男性だったし、今だって彼氏がほしい。初めてできた彼氏は真の方が好きだって気づいて冷めてしまったけど。悲しい。

私の周りの女性Pさんは自分が女の世界自分なかにもっていて、そこでアイドル自分関係を更に育んでいる人もいるし、百合CPを好きになって片側に自己投影してる人もいる。全く自己投影せず百合を眺めている人もいるし、私と同じようにゲーム自分は男って人もいるらしい。

こういうことを考えていると、結局考えるのをやめようという結論に行き着く。悲しいことに画面の向こうの少女が異常なまでにいとおしくなってしまって、そこにその少女存在しない限り考えても追い詰められるだけだ。それならばむしろ彼女幸せにすることだけを考えたい。真が好きだから、真が世界で一番幸せアイドルになってほしいのだ。あーいくるーしーひとーにあえたからーふーふふーふふー。

結局華麗なるFall in Loveにヘイヘイ踊ることしか私にはできなさそうで、私がどんな存在で何を求めているのかなんてわからない。真が幸せになってくれればいいやと思うのだ。私の真が幸せなら、私が男でも女でもなんでもいい気がする。今の私にとって真が一番幸せになれるだろうと思ったのが、真を男として愛すこと、なのは間違えないのだ。

THE IDOLM@STERを好きになって自分が女であることは嫌でも悩んだ。そういう人ばかりじゃないけど、自撮りして上げてって言われたりとか、おぞましい写真が送られてきたりとか、思い出したくないことは沢山ある。

そういう意味ではこれなら男がよかったって何度も思った。女キャラが好きとかレズなの?って聞かれたことも沢山あった。Pやめたいなぁって思ったことを数えたらきりがない。

だけど、そういう煩わしさの何億倍も真がかわいくて幸せをもらった。真Pをやめられない。まごうことな真中毒だ。こないだだって扉開けてさあブランニューシアターしたら、振り向いて微笑む彼女に今ここで死んだっていいと思った。ちょこちょこ駆け寄ってくるのなんなん?天使さんなん?それにやなことばかりじゃなくて、沢山出会って良かったと思える方と出会たから、性別が気になることよりアイマス楽しいが勝った。ライブの時トイレ空いてるし。

勝手に悩んで追い詰められて、好きを曲げるのは嫌だ。面倒なこともあるし、納得いかなくて溶かしたお金に腹が立つこともある。でも結局アイマス最高って言ってみたくなる。本気で愛すのは楽しい。真が好き。私の真は私を好きでいてくれる。それだけで私は十分なんだ、って今は思えている。このままでいい。

沢山、女性PさんがPの性別に悩むのをみかけた。最近それが増えたのは、多分sideMのおかげだ。女性Pの生きやす環境ありがとうって感じだ。老害みたいなこというけど、前は女性Pってだけで態度変えてすり寄るみたいな人がいた。今は女のPさん珍しくないから、そういう人は見なくなった……気がする。

私もPとしての性別についてはまだ悩んでいるけど、考えるだけ無駄とも思う。でも、ゲーム内のPが性別不詳がいいとは私は思わない。その私の考えが完全に正しいとも思えない。

でも、それに悩みすぎて病むのは勿体ないと思う。これを読んだめんどくさい女性Pの同士が少しでもまぁあの子が好きならそれでいいか、って思ってくれたら嬉しい。男性Pさんはそんな人もいるのかって流すくらいで。

私は真が好きです。大好きです。



追記

初めて投稿たから誰の目にも留まらいかと思ってました。ブクマコメントありがとうございます。同じ考え方の方や、私の愛し方を是としてくださる方がいてとても嬉しいです。違う考え方にも触れられて、大変興味深く思っています

コメントに少しお返事をしてみようかと思いまして、再び筆を執ります

あえて言葉にしてみたいところだけの抜粋ですので、全員拾いきれなくてすみません

>http://b.hatena.ne.jp/entry/341704767/comment/tkysann

そもそもまゆPの方も私も含めて、その意見はPじゃなくてファンなのでは?という感じで良いでしょうか。間違っていたらすみません

アイドルに恋をする」のは、プロデューサーではなくファンのやることだ、って意見なのだと思われます。それならばプロデューサーがすべきことは本来アイドルとしていかに輝かすかの戦略を練ること。Pは王子様ではなく魔法使いに徹してこそだ。そういった意見の方が沢山いるのも承知しています

実際、アイドルに手を出すPはアイドルを育てるという物語の目指す場所を、自ずから壊す存在、ということなのでしょう。だからこそ、プロデューサーアイドルを好き、という筋を避けていらっしゃる方もいますよね。

SideMのPさんとか性別不詳ですし、夢を追う男の子物語って感じですし、そういった路線想像するのも楽しいです。きっとそういう可能性を残す意味があってのことなんだと思います

一方で、アイドル恋愛することを真ん中におくPって確かにいると思うんです。元々アイドルマスターというジャンル自体が育成シュミレーションゲームでありながら恋愛シュミレーションに近しい要素をもっているのは間違いありませんし。SPあずささんのEDなんてまさに、って感じですよね。

きっとそれはもう、彼女人生プロデュースしたい、みたいな。もうトップアイドルは経由なのかもしれません。彼女幸せにするために、彼女を一番のアイドルにするんです。

シンデレラ的にいうなら、魔法使いにも、そして王子さまにもなる。私はそんなプロデュースがしたいです。

それはきっと、ファンではないと思います。真と一緒にトップアイドルを目指して、共に歩んだからこその道。

ちゃんは誰より女の子らしさに憧れている女の子です。少し表現の仕方が残念で、そこもたまらなく愛しいんだけど、元々彼女はとってもかわいいんです。

すっごく素直ですぐ誰にも甘えて来ます。端正な顔立ちが、へにゃって崩れたとき、すっごくドキドします。

かっこいいとこもあります。同性の目から見ても彼女はとてもかっこいいんです。待ち受けプリンスセリフ聞いたとき、あまりのかっこよさに鳥肌が立ちました。

真が輝ける女の子になってほしい。だからこそ、色んな真の魅力を知って、世界に発信したい。真だけのトップアイドルの形を目指したい。なぜなら真が最高に幸せアイドルになってほしいから。アイドル菊地真に恋をしているから。

まゆちゃんPだった方もそうだったんだと思います。私はまゆPじゃないかあくま想像なんですけど……。

まゆちゃんはPに惚れてPのためにアイドルを初めます。そしてPはそんな風にアイドルをする彼女に惚れてしまうんです。一緒に厳しいアイドルの道を歩んで、互いを想うけれど「Pとアイドル」だからそれを口にはしない。

しかしたらいつかアイドルをやめたときドレスを脱いでやっとガラスの靴をPから受けとるのかもしれません。

からこそ、まゆちゃんPの方は壁ドンに腹がたったのでしょう。まゆは私を愛してくれて、だからアイドルなのだと。アイドルのまゆは私のことが大好きなまゆなのに、どうしてまゆが私を裏切るの?って。私のまゆは私のことを好きじゃないの?って。

から私の回答としては、私やそのまゆPさんはファンではない、です。だって彼女アイドルで、私がプロデューサーからまれ感情ですし。

私にとって、アイドルマスターはそんなPとアイドル関係性の物語です。他のアイドルゲームにはないのはそこなんだ、と信じています

もちろんPの性別が不詳であればその可能性も内包しているかいいんじゃないか、という意見は大いにわかます

その通りなのかもしれないですけど、寧ろPが男でアイドル女の子からこその物語があると思うんです。女の子らしさを夢見た真をお姫様にできる王子様の存在になることが本筋であることに、大きな意味を感じているんです。

あくま個人意見ですので、改めて再度注釈しますがこれが間違いなく正しい訳じゃないと思います。私の中の王道ってだけで、他の人の王道には色んな可能性があっていい。Pがアイドルに恋をしない方がいい、Pの恋は報われなくていい。そんな考え方だって恋愛シュミレーション要素のようなものを含む本家に持ち込んでも構わないと思います


>http://b.hatena.ne.jp/entry/341704767/comment/c_shiika

とうらぶは花丸では女審神者、活撃では男にしているのが良かった。あえて性別を明瞭にしないほうが色んな想像ができて面白いと思う。

という感じでしょうか?

そうなんですね!私まだ花丸しか見てなくてあまりきちんと答えることができないかもしれませんが、そんな方針だったんだ、と少し感心してしまいました。

ちなみに私も弱小ですが審神者をやっております。そちらでのスタンスは女審神者なのですが、まあここではあまり深く掘り下げずにおきますね。

同じ女性向けジャンルSideMでも思ったのですが、やっぱりBL存在がおっきいですよね!それでカプ固定!って方もちらほら。

いかんとも言い難いのですが、プレイヤー自己投影する方としない方の溝があるように私は感じました。

でもそれって男性向けでもあって、特にうちの真さんとか、あまり掘り下げるとみんな戦争ですよ。GL派とどちらも派と俺だけ派がドンパチです。怖い。

しかアニメって、キャラクター世間からイメージの大きな部分を占めてしまますよね!どちらかに寄ったポジションアニメをすると、そのイメージけが根付いてしまう。そういった意味では確かに双方を拾うことができる性別不詳、って大正解である気もして……

でもそんな風にあまりにぼやかすと、物語性もなにもない日常アニメとかしかできなくなっちゃうかもしれないじゃないですか

それはそれでかわいいけど!ぷちますとかシン劇とか、かわいくて仕方ないですよね!個人的にはミリオンライブコミカライズバックステージも大好きです!真も出して~っ!

色んな人の地雷を踏まないようにと、丁寧に拾いすぎると物語性を失う。それは勿体ない。私はそう思ってしまます

アイドル同士の熾烈なバトルをしてほしい!とかだって、この子達はそんなことしないって言われたら潰されちゃいます。それに恋している真ちゃんかわいいって知ってほしいとも思うし。

でもだからといって片側を否定する考え方には腹が立ちます百合でもいいだろって!

……ううむ、感情的になってしまいました。腹が立ちますなんて、私の方がそういう人を否定しているかもしれないですね。

気持ちはわかる気がしてるんです……。だってやっぱり、プロデューサーに恋する女の子かわいいって気持ちがその根幹であろうわけで。難しい。

やっぱり私には何がいいかなんてわかりません。色んな意見がある方がいいですよね。こういう文って断定した方が受けもいいのかもしれないですけど、きっとプロデューサーごとにアイドルとの関係があると思いますし。だから「私の真」は男の俺と恋をするのが幸せなのだろう、って言い回しをしています

思ったより長くなってしまいました。なんにせよ、皆様、よきプロデューサーライフを。あと菊地真ちゃんが微笑んでくれるシアターデイズをよろしくお願いします。

7/19加筆と修正

https://anond.hatelabo.jp/20170712002801

都心部なら深夜だろうが駅前タクシーがいない訳がないし

田舎なら零時に電車が走ってるわけがない&

タクシー電話して呼ぶもの」という習慣が根付いている筈だし

創作にしても雑

https://anond.hatelabo.jp/20170712071301

散々言われている事だが

日本宗教的自殺禁忌とされておらず、むしろ「死んで償う」など自殺を美化する文化があるために

自殺禁忌としている宗教根付いている地域より自殺率が高いのは当然

男性女性より自殺率が高いのは、自殺成功」率が高い為で

女性自殺「失敗」率(=自殺未遂率)が高い

その理由は、衝動自殺においては男性暴力的手段を選ぶ事が多いが

女性暴力的手段回避して服毒など失敗しやす手段を選ぶ事が多く、

(これは女性暴力を好まないという性差から来ている)

また暴力的手段を用いた場合も力の差で女性だと致命傷にならない事が多い為

計画的自殺場合は男女とも確実に死ね手段を調べて選んで自殺する人が多い為、男女の自殺率(=自殺成功」率)の差が少なくなる

中国農村部女性自殺率が高いのは、致死率が高い農薬簡単に手に入る環境な為

日本自殺率比較的男女差が少ないのは、首吊り自殺女性の力でも成功やすい)が多い為

エレベーターでは車椅子ベビーカーに譲ろう

この前車椅子エスカレーターに乗ろうとして転落し人を巻き添えで死なせた事故が起きた。

これに車椅子の人が、エレベーターはどれも満員で誰も譲ってくれないかエスカレーターに行くしかない事件の背景に不寛容さがあるとコメントしていた。

確かに今の日本エレベーター車椅子ベビーカーに譲る文化殆ど無い。

特に中間の階で下りしまったらどのエレベーターも満員でずっと乗れなくなってしまう。

ベビーカー車椅子専用や優先エレベーターでもかまわず乗り込み譲らない。

中でずっと「このエレベーター車椅子ベビーカー専用です」と流れているエレベーターですら普通に乗っている。

普通の人はエスカレーター安全に動けるが、車椅子ベビーカーは動けない、ベビーカーは最悪子供を抱いて畳んで持ち運ぶ手もあるが不安定な畳んだベビーカーを片手でエスカレーターに乗せるのは危ないし車椅子には無理だ。

車椅子が増える高齢化社会までに譲る文化根付かないと車椅子エスカレーターを利用する人が増えてしまヤバいなと思う。

2017-07-11

https://anond.hatelabo.jp/20170711175749

酒もドラッグと考えると、オランダみたいに大麻が吸えるカフェみたいなところで「飲み会」の代替手段として機能する文化根付けばそのほうがいいと思うけどな。「酒飲めないし飲み会いきたくない」という人にとっても「じゃあ今日仕事帰りにみんなで大麻吸おうぜ!」っていうほうがいいだろ。

酒飲んで暴れるやつよりマシだと思う。

2017-07-10

うそう、「自民にお灸を据える」なんて稚気じみた理由ではなく、「日本の政治政権交代根付かせる」という断固たる決意のもとに民主党投票しなかったのがダメなところよね。

2017-07-05

日本独身賃貸はクソなので一人暮らしはしないほうがいい

これに尽きる。

どうしてもしたいなら家族移住

そろそろ家族移住する文化根付かせる必要がある。

2017-07-02

サクラクエストアニメ町興し批判アニメだった

一時的イベントブーム認知度を上げてもリピーターは増えず、結局以前の状態に戻るというお話

これは安易アニメ町興しへの批判だ。成功例だけを取り上げ夢見たが散っていった作品地方真実を伝えようとしている。

そもそもアニメ成功する事自体が難しい。よく言われるが10本作りその内1本の成功で他の赤字カバーするとまで言われるほど成功率が低い。2015年アニメ新規作品数は233タイトル。単純にクールごとに分けても1クール58タイトルの新作。その全てを見ることの出来る人間なんて果たしてどれだけいるか

そして50本近くある新作の中で成功し、さら舞台となった土地まで行ってみようと思わせるほどパワーのあるアニメ。一体どれだけあるか?しかも「一時的ブーム」ではなく長い期間リピーターを呼べるほどのアニメなんて片手で数えられるくらいだろう。

こういう批判2012年からあり別に珍しくもないんだが、地域に根ざしたアニメを作るP.A.WORKSがやるから説得力生まれる。

ちなみに今年もぼんぼり祭りが開催されるが、今年は「花咲くいろは」の名前キャラクターも使われていない。最初こそアニメとのタイアップだったがその必要も無くなるほど地域根付いたということだろう。凄い。

2017-06-24

アイドルエピソードがつまらなさすぎる

俺はラジオが聞くのが好きで、特にTBSラジオが好き。

で、TBSはある特定の分野に詳しい人がよく出演して、それについて熱弁する番組が多いのだが

それまで全く興味のなかった分野がテーマでも熱がある分、聞いていてすごく面白い

俺はスポーツ音楽にまるで興味が無かったのだが、

野球でこんな伝説試合があったとか、昔のプロレスはこうだから面白かったんだよとか、それまでダサい馬鹿にされていた日本語ラップはこうやって根付いたとか、

話が面白いので、それまで全く興味が無かったのに聞き終わった後は少し好きになっているくらいだ。

だが、ことアイドルの話になると一気につまんなくなってしまう。

TBSラジオ出演者アイドルファンが多く、どの番組でもよくアイドルの話になちがちなのだが、どれもまあ面白くない。

熱弁はしているのだが、なにか外している感が否めない。

アイドルグループ伝説ライブの話になり、

「野外ステージでのライブだったんですけど、あいにくの雨で…それでもファンは雨に打たれながら待っていたんですよ。

そして、そのアイドルステージに出てきた瞬間、嘘のように雨があがって晴れたんです!」

はぁ?何それ?って思うよね。

その話の何が面白いのか…

あとは、芸能人の裏の顔みたいな話をするコーナーで、某大物俳優が裏では金の話しかしねえ汚い奴だったとか、某大物司会者は片っ端から共演者の女に手を出してるとかの話を普段しているのに、

ある週はアイドルテーマになり、出てきた話が

「某アイドルグループ女の子楽屋で輪ゴム飛ばして無邪気に遊んでいる」

何それ?って思うよね。そんなショボい話は喋るべきではなかったよね。

ラジオやるくらいの喋りのプロが、俺の興味のない話をしてもとても面白いんだけど、

そんなプロですらアイドルの話はつまんなくなってしまう。

おそらくそアイドルファンなら面白いんだろうけど、アイドルに興味のない人からすれば、「だから何なんだよ」としか思えない話しかしないんだよね。

TBSラジオって、どの番組面白いのに、どの番組アイドルの話をしがちで

しかもそれが頻繁なので、アイドルの話になったら「またか~」と思って聞くのをやめてしまう。

やっぱ、アイドルって何が面白いのかわかんないわー

2017-06-21

アニサマレギュレーションに端を発した『コール禁止論争』について

少し時間が経ってしまったが、アニサマレギュレーションに端を発した『コール禁止論争』について持論を書き殴ってみる。

中立立場で書いているつもりだが、中立ゆえに少々過激な内容となってしまっているのでご了承いただきたい。

自己紹介

興味なければ読み飛ばしてください。

私自身はアニソンライブに年15~30回程度参加して10年以上になるアラサー男性である

最近では特定タレントを追いかけるというよりも、作品推しスタンスで参戦する事が多くなっている。

渦中のアニサマについては代々木時代に1回、さいたまスーパーアリーナに箱を移してからはほぼ毎年参加している。

いわゆるオタ芸については遠い昔に嗜んでいたこともあったが、色々あって今では現場で打つことはない。

それゆえに近くでオタ芸を打たれることや過激コールに対しての嫌悪感は他の参加者より小さいほうだと自認している。

この論争における一番の問題点

この件の一番の問題点は、『言葉定義曖昧であること』だと感じている。

人間というのは文章を読んだ際、自分に都合の良いように解釈する動物だと常々思っており、「周囲への迷惑となるコール」だとか「いわゆるオタ芸」なんていう曖昧言葉を使っている限り、全員が納得する形で議論収束することは永遠にありえないと断言できる。

オタ芸」の定義

ネット上でこの件について言及している方の意見に目を通していて気付いた事として、オタ芸に見識のある人の言う「オタ芸」と、オタ芸に疎い人(忌避する人、規制する側の人を含む)の言う「オタ芸」にズレが生じている事が散見される。

(余談だが、「オタ芸」と「ヲタ芸」は異なるものだ!という意見も見かけたが、個人的には表記ブレ範疇かと考える)

例えば、オタ芸の一つに「タイガー」というものがある。(タイガーファイアー…と叫ぶアレとは別物なのであしからず

これは、直立不動で動かずにステージ演者に熱い視線を送る行為のことを指し、虎視眈々と獲物を狙う虎の様相語源としている。

参考⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%BF%E8%8A%B8

オタ芸禁止と明示された際に、オタ芸を嗜む人が規制側に対して「タイガー」もしては駄目なのかと質問すると、

「ここで言うオタ芸とはそういう言葉遊びの事ではなく、腕を大きく振りまわす等の迷惑行為の事を指している」という回答が返ってくる可能性が極めて高い。

(誰とは明言しないが、実際にそういう回答をした人を見かけたことがある)

オタ芸忌避する方々もこのような一見不毛と思われる似たようなやり取りを見たことがあるのではないか

ここで私が疑問に思うのは、オタ芸に見識のある人が「タイガーオタ芸」と定義しているのに対して、

オタ芸に疎い側が「タイガーオタ芸ではない」と断定し、あまつさえその認識のまま公のレギュレーションに明言してしまう。

このいい加減さ、傲慢さは何だろうか?

前項にも記したが、人間とは自分に都合の良い解釈をしてしまものである

運営もっとオタ芸勉強しろ!などと言う気は毛頭無いが、せめてこの差を認識し、万人が納得できるような言葉使いを意識して頂きたい。

『周囲への迷惑となるコール』とは何か

自己紹介でも述べたが、私は過激コールに対しての嫌悪感はあまり感じないほうだ。

平たく言ってしまうが、近くでイェッタイガーと叫ばれても全く不快だとは思わない。

(もちろん綺麗にキマっている事が前提だが)

一方で、広く浸透しているが私は不快だと感じるコール存在する。

具体的に一例を上げるのであれば、THE IDOLM@STERAメロの「フワ*4」が有名だろうか。

少なくとも2ndライブぐらいまでは裏打ちで「ッハイ!ッハイ!」だったが、いつの間にか前述の「フワ*4」に変化し、定着していた。

Aメロで「フワ*4」を入れること自体比較的珍しいゆえに型破りの感があり、個人的には当時のコールの方がしっくりきており、現場現在主流のコールを聞くといまだに強烈な違和感に襲われる。

乱暴に言い換えると、私の周囲で「フワ*4」する行為は『周囲への迷惑となるコール』に他ならない。

今回主張したい事とは主旨がズレるため、この曲のコールとしてどちらが正しいか・相応しいかを論ずる気はないが、そういった考えを持つ人がいることを知っておいてほしい。

結論としては、『周囲への迷惑となるコール』という言葉は非常に曖昧で、個々人によって定義がまったく異なるという事である

前項と同じく、万人が納得できるような言葉で記さないことには根本解決には至らないだろう。

ライブイベントにおけるコールに対する持論

最後に、ライブイベントにおけるコールというものに対して、持論を述べさせてもらう。

コールという文化地域風習によって異なる『言語』に特性が似ていると感じている。

遠い異国に行けばまったく異なる言語コミュニケーションを取っていたり(V系ヘドバンあたりが顕著だろうか)、

別の地域や閉じられたコミュニティには『方言』や『スラング』というもの存在する。

若者言葉が時を経て全ての世代に定着するように、コール時代とともに少しずつ変化している。

かつてPPPHアイドルライブから声優ライブに輸入され定着したように、時には外来語が定着することもあるだろう。

よく話題に挙がるイェッタイガーも新語の一つとして認知を広めつつあるが、使い勝手が悪ければ大衆には根付かず廃れる、

あるいは一部の人けが使用するスラングのような立ち位置になるのではないか、などと根拠もない憶測をしている。

自身が新しい言葉を使わないまでも、古きに固執し、新しい文化を受け入れない頑固な人物

いわゆる『老害』そのものではないだろうか。

自分自身が変化を受け入れられていないことを棚に上げつつ理想を言わせてもらえば、文化の違いを認識し、変化を受け入れる柔軟さを持ち合わせた上で、それぞれ自分スタンスで好きなようにライブを楽しめればみんな幸せになれるのになぁ…なんて思っている次第だ。

2017-06-11

バンドマンと付き合いたい全女子に捧ぐ

「あのバンドマンと付き合うにはどうしたいい?」

人類永遠テーマであり、きっと街角ライブハウスにはこんなエフェクターボードみたいな重ったい悩みを抱えた、ボロボロのおんなのこが立っています

自己紹介が遅れました、増田です。

しがない地方都市でしがないバンドマンを追いかけるしがないOLです。

学生の頃からバンドマンを追いかけ全国へ、就職してから対象は変われどライブは全通し、かけられるお金が増えこれ幸いと差し入れしまくっています

お陰様ですっかりバンドマンとも近い距離に居られるようになり、たくさんの話をしてきました。

わたしはどちらかというと好きなバンドマンと肩を組んで飲みに行きたい!という欲求が強い方で、付き合うというよりは仲の良いおともだちになりたい派でした。(ここに関しては賛否両論あるかと思いますが、わたしの話は楽屋の端っこにでも置いておきましょう)

はいえ、ライブハウスにはやはり恋をしているおんなのこが多い。身近な友人たちは揃ってなんやかんやと裏アカで、小競り合ったり意味深なことを呟いてみたり。

彼女たちをみていると、バンドマンが話してくれた恋愛について想起せざるを得なくなってしまうので、この場を借りてご紹介したいと思います

まずおひとり。彼はゴリゴリベースボーカルで、作詞作曲を担う、名前を田淵くんとしましょう。そんなタブチくんは学校出会った可愛い女の子に恋をしました。彼は言いました、

「あの子と付き合えたら、バンドを辞められる気がする。」と。

どうもその彼女は、バンドなんか興味がなく、ライブなんかほぼ観に来たこともないそうです。

タブチくんはわりとモテるので、ファンの子同業者からアプローチは受けまくっている(しかし誰とも親しくなってはいない)んですが、そんな彼のハートオリオンをなぞったのは、ライブハウスの外のヒロインでした。

もうお一方。見る者全員がイケメンと口を揃えて言ってしまう、高身長帰国子女系、川上くん。ちなみにカワカミくんはギタリストです。彼にはCanCamから出てきたような、細くてキレイライブハウスには来ない人種と思しき彼女がいました。彼は言いました、

バンドを通して知り合う人と、付き合おうとは思えない。」と。

なんでも昔、ファンの子交際を申し込んだところ、ステージ普段がちがいすぎるという理由でフラレたとか。なんたるぺいん。

こうなってくると、われわれファンというもの未来永劫救われないのではないか錯覚してしまますね。

しかし世の中には、それでもバンドマン真剣交際をしている人間がいます。(もちろんズルズルの関係で腐敗しきっている界隈も少なくないですが)

次はそんな子たちの生き方をご紹介して、少しでも枕を濡らすファン女の子が減ることを祈ります。ちなみにわたし10年来ライブハウスに通い詰めた、独自サンプルですので悪しからず。

①1人で来ている

 ライブハウスでお友達をつくること、それ即ちデート家族が付いてきていることと同義です。バンドマン立場になれば、やりづらいことこの上ないでしょう。この子に何か言ったら周りのファンにも筒抜けになってしまう、そんな意識根付いてしまうと、付き合うどころか打ち解けることもままならないかもしれないですね。

 言い換えれば、逆も然りです。一対一の関係性を築ければこっちのもんです。わたしの友人は、ふらっと1人でやってきては、物販のスキを狙って話しかける。喫煙所に行ったスキをみて、そそくさと追いかける。そうしていつの間にかLINEを交換していて、いつの間にか飲みに行っています。あな恐ろしや。

②超絶かわいい

待ってください、読み飛ばしたくなる気持ち1000%わかりますしかしこればっかりはどうしようもないです。昔大勢バンギャの会を仕切っていた頃、ライブ後に、小動物のように小さくて可愛らしい子にだけ、メンバーからDMが届いたことがありました。ヨノナカカオかよ、滅べよ。

③チャンスを逃さな

友人に、追いかけていたバンドマンとめでたくお付き合いをした人間がいます彼女ライブに足繁く通い、ある日ライブ中に彼を撮った写真SNSで使いたいと、DMで連絡したそうです。すると「ずっと応援してくれていてありがとう、気になっていた子から連絡をもらえてうれしい」と返答が来て、そのままエンダァァアです。そんな起死回生ストーリーあるんすね。

書いていて気付きましたけど、どれも真似するにはあまりに高度ですね。

音楽番組出演で話題バンドマンさんも、大学のころからずっと付き合っている彼女は一度もライブを観に来たこともないそうですし。

我らはいっぺん死んで生まれ変わってバンドマンと同じクラスに転生しないといけないんですかね。

タブチくん、カワカミくん、共に共通していたのは「バンドの外に価値見出していること」でした。対して我が友人たちは、「バンドを通して遭遇した人もひっくるめて出会いだ」という考えのバンドマンと上手くいっている。

まりはそういう人物か見極めができる人、またはそんなバンドマンに運良く出会う人、というのが、バンドマン彼女ポジションをゲットしているのではないでしょうか。

バンドマンを1つの人種であると、ひと括りにできないことは重々承知でありますが。

ライブハウスという狭い世界の中で、優劣を付けられながらも必死に歌う姿に恋をする。それもきっと世の理。

わたし今日も、「あのバンドマンと付き合いたい」という相談に、「まずはライブハウスで抜きん出て見えるように、めっちゃコンサバな格好してみたら?」と、ツアーグッズにまみれた彼女たちに言い放つのです。なんと無力な。

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