2017-07-18

都会のポピュリズム地方根付くか

端的に言って、維新小池一派みたいなのが田舎にまで勢力を伸ばせるかということだ。

現状、このままではかなり難しいのではないかと思っている。

そもそも日本ポピュリズムというのは海外とは異なり、都会側の被害者意識で成り立っている。

従来の自民党政権では、田舎から票を得る代わりに、田舎に金を流すというシステムがあり、

そこから「見捨てられた」都市住民が反逆し、既得権益を殴るというのが根底にあるらしい。

その点で、ある意味受益者である田舎とは、どうしようもなく相容れないのではないか

もちろん、田舎の中にも利権に縁がある奴とない奴がいるのだが、

ない奴は利権を叩こうとする以前に、クソな田舎に見切りをつけて都会に行ってしまう。

もし小池一派がよその地方や国政に乗り出すとなると、この矛盾をどうするのか。

どうしようもない。

根本的な部分で相容れないのだから、そんなものはなかったことにして押し切るしかない。

とにかく自民党を殴るポーズ既得権益を殴るポーズ、何かを変えるポーズを取りながら、

田舎老人の怒りを焚き付けていくしかないのだ。

そして仮に天下取り成功したとしても、矛盾点はそのまま残り、やがて亀裂となるのだろう。

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