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はてなキーワード: 沈黙とは

2016-03-12

子どもって最強の言い訳ツールだよね

何か夢や目標を持ってた人がそれを諦めるときほとんどの人を沈黙させる最強の言い訳が「子どもができたから」だよね。

子どもができたから、起業留学キャリアの夢を諦めたよ」と言われたら、「そっか、大変だね」としか言いようがない。

でも本当はウソだよね。子ども存在を盾に、自分が何かを成し遂げようとする勇気がないことを誤魔化してるだけだよね。

保育園落ちて活躍できなくなった人も、遠回しに子どものせいでキャリアを諦めなきゃいけないって主張してる。

でも、本気で本気でどうしても仕事辞めたくなかったら、コスト高orリスク有りでも別の手段を使って子どもを預けられたはずだよね。

本当は面倒くさいことをしたくないだけなんだ。夢を追わない言い訳にしてるだけなんだ。

勇気が足りないのを政府のせいにしているんだ。




…みたいなことを経済学者ラリースミスTEDで語っていた。

https://www.ted.com/talks/larry_smith_why_you_will_fail_to_have_a_great_career?language=ja

2016-03-09

http://anond.hatelabo.jp/20160309133630

俺は精神年齢子供なのかな?

たとえば誰かと食事に行って、あまり話すことがなくて沈黙になる時間別に苦痛じゃない。

話すことがないなら黙っていればいいだけ。

2016-02-24

認可保育園に落ちてから7日間

0日目

区より認可保育園への入園不承諾の通知が届く。

見学に行ったあの保育園に入れないんだ、残念と気落ちする。

昨年2月に第一子が生まれ育休中の妻は4月から職場復帰予定。

我が家の点数は両親フルタイム共働き + 親族が遠方の加点くらい。

1日目

東京都では待機児童数が多いという耳にしていたし、

認可保育園に入れないことも覚悟していたので、認証保育園にも複数応募していた。

認証保育園見学職員の方から聞いた話だと、認可保育園はなかなか入れないので認証にも申し込むことが一般的

ちなみに、その園にはすでに申し込み数が数十件ほどあるそうで、定員をはるかにこえていた。

しかし、いずれ認可保育園に決まった家庭がごそっとキャンセルするので、認証保育園にいくつか申し込んでおけば

どこかしら入園できますよ、と説明してくれた。

というわけで、昨年の夏後半から秋にかけて認証保育園もいくつか見学し、3つほど申し込みをしていた。

そして認可に入れないことが確定した今、滑り止めの認証が頼りとなった。

認証保育園からの連絡はいつくるのかな、この保育園空いているといいな、など妻と話をしていた。

2日目

妻が認証保育園電話をかけてみることにした。

仕事の合間に携帯確認してみると妻からメッセージが届いていた。

認証保育園職員の方が申し込み家庭に順次電話してキャンセル確認をしている。

確認はしているけど、我が家に順番が回ってくる望みは極めて薄い状況らしい。

程度の差はあれ3つの保育園どこも難しい、ということだった。

家に帰ってから混乱気味の妻と話し合い。

こんなに厳しいなんておもわなかった。どうしよう。

もっと早く申し込むべきだった。もっとたくさん申し込むべきだった。

妊娠中に申し込む人もいるらしい。知らなかった。

話の収拾がついていないが、夜も遅くなってきたし明日仕事もあるしで就寝。

3日目

仕事に行って帰宅してからまた話し合い。

  • 申し込んでなかった認証保育園はもうだめかな?だめもとで連絡しよう
  • 区外でも通勤経路の途中なら送迎できるね。探そう。
  • 認可外保育園にも当たってみよう
  • 保育ママという制度があるらしい。区役所に行こう

そして、就寝時間になるまでひたすら区外の保育園ネットで調べる。

明日妻に電話をかけてもらう。

区外の保育園だと息子と一緒に通勤電車(混みあっている)に乗り、途中下車保育園に預ける、という感じになる。

朝の電車不安だが背に腹はかえられない。

4日目

やはり区内の認証保育園に空きはなかった。

そして区外の認証保育園も当然のように空きはなかった。300人待ちなんて凄まじいところもあったらしい。

しかし、いくつかの認可外保育園に空きが見つかった。

昨日、一昨日と妻は息子の保育園が決まら不安で眠れなかったらしい。

明日は妻と一緒に保育園見学に行くことにした。

5日目

会社には休みをとらせてもらった。

午前は妻と一緒に区役所へ。保育ママを申し込んだ。

午後は認可外保育園見学へ。


自宅の近くにあったのは認証保育園ばかりだったこともあり、

認可外保育園見学に行くのはこれが初めてだった。

1件目

スナックが立ち並ぶ通りを抜けて到着。古びたアパートの一室(広さは3LDKくらい)を利用していた。

職員の方には失礼かもしれないが、異様な雰囲気だった。暗く重苦しい。

これまで見た保育園の壁には可愛らしい飾り付けがあったりするが、そういったものは全くない。

しか壁紙は薄汚れ、ところどころ破れている。子どもがちぎって口にいれたりしないだろうかと思った。

「お昼ご飯はどうしているんですか?

調理師資格をもった保育士が一人います

人手不足、財源不足なのだろう。専属調理師はいないようだ。

アパート備え付けの年季の入った流し台に案内された。

認可保育園で見た調理室の設備とは天と地の差だ。

認可だ認証だと騒いでいた我が家世間知らずの甘ったれ、こういう現実があるんだ、と打ちのめされた思いがした。

最後に料金の話をしてその保育園を出た。

妻になんて話しかけていいか分からなかった。妻も口をひらかない。

自分のほうから沈黙を破った。

「どこも大変なんだね。次の保育園を見に行こうか。

妻が泣き出した。

「いやだ。認可外に預けたくない。

言い争いになり、妻は帰宅自分一人で2件目の見学先に向かった。

2件目

やはり古びた感じの保育園だったが活気がある。ほっとした。

お昼ご飯はそれぞれの家庭で用意したお弁当の持ち込み。

弁当用意の手間はあるが安心だ。 (実は息子には私のアレルギー体質が遺伝してしまっている。)

この保育園24時間、いつでも保育の対応をしているのだが、

それを6人くらいだったか、少ない人数で回しているらしい。

確かにどことな保育士さんに疲れが見えるし、部屋も散らかり気味。

一生懸命職員さんには申し訳ないが、少し不安を感じてしまった。

しかし1件目よりは断然こちらだ。

3件目

この保育園はすでに4、5人待ちの状態だが、4月ないし5月に空きがでるかもしれないとのこと。

最近できたので綺麗だったが部屋は一番狭い。

お昼はお弁当を外部に委託している。自宅から持ち込むことも可能。

1件目、2件目に比べて料金は少し高い。それでもこの3件目にお願いするかもしれない、と思った。

保育園まで自宅から徒歩40分弱、歩くか自転車にするか、とにかく電車に乗らなくて済むのは大きい。

見学を終え、複雑な気持ちで家に帰った。認可外もいろいろなんだな。

この状況でなお自分保育園の選り好みをしているなんて、とも思う。

それでも息子の通園の負担だったり、衛生面や安全面を考えたりすると簡単には決められない。

から2通メッセージが届いていた。読めということらしい。

http://irorio.jp/agatasei/20150204/202209/

http://matome.naver.jp/odai/2143771088211052101

それから妻と夜遅くまで話をして、とりあえず3件目の保育園見学には

改めて妻も一緒に行くという話になった。

6日目

こんな状況の中、今日は息子の誕生日

息子はまだケーキは食べられないしロウソクの火も吹けないが

それでも妻はケーキを作ってお祝いしたいらしい。

そうだね、1年前は大変だったね。無事うまれてくれてよかった。

誕生日プレゼントには靴を用意していた。

妻「似合う!保育園に履いていけるといいね

涙が出てしまった。

7日目

一昨日休んだ埋め合わせで休日出勤

ついつい保育園のことで頭がいっぱいになる。

妻は自宅で保育園探しを継続中。

思うところ

  • 引っ越すべきか否か
    • 今の生活の延長上に将来を見据えていた。
    • 仕事を辞めて田舎に帰っても新しい仕事にありつけるか、将来像がイメージできない。
    • 養う家族もいるのに一大決心すぎて正直踏ん切りつかない。
  • 子どもを生まなければよかったのか
    • 少しつまづいてしまっているが、そう思うことはない
    • 家族が増えることは喜ばしいこと。
    • 父母が私を育ててくれたように私も次の世代を育てたい
  • 結局どうすればよかったのか
    • アンテナを高くし「保活」を繰り広げればよかったのか
    • それはさらなる保活を加熱させ、入るべき児童の枠を潰すことにはならないのか

そんなこんなでぐるぐる考えて気づいたら1日がおしまい

保育園なんとかならいもんかな。

認可保育園に落ちてから7日間

0日目

区より認可保育園への入園不承諾の通知が届く。

見学に行ったあの保育園に入れないんだ、残念と気落ちする。

昨年2月に第一子が生まれ育休中の妻は4月から職場復帰予定。

我が家の点数は両親フルタイム共働き + 親族が遠方の加点くらい。

1日目

東京都では待機児童数が多いという耳にしていたし、

認可保育園に入れないことも覚悟していたので、認証保育園にも複数応募していた。

認証保育園見学職員の方から聞いた話だと、認可保育園はなかなか入れないので認証にも申し込むことが一般的

ちなみに、その園にはすでに申し込み数が数十件ほどあるそうで、定員をはるかにこえていた。

しかし、いずれ認可保育園に決まった家庭がごそっとキャンセルするので、認証保育園にいくつか申し込んでおけば

どこかしら入園できますよ、と説明してくれた。

というわけで、昨年の夏後半から秋にかけて認証保育園もいくつか見学し、3つほど申し込みをしていた。

そして認可に入れないことが確定した今、滑り止めの認証が頼りとなった。

認証保育園からの連絡はいつくるのかな、この保育園空いているといいな、など妻と話をしていた。

2日目

妻が認証保育園電話をかけてみることにした。

仕事の合間に携帯確認してみると妻からメッセージが届いていた。

認証保育園職員の方が申し込み家庭に順次電話してキャンセル確認をしている。

確認はしているけど、我が家に順番が回ってくる望みは極めて薄い状況らしい。

程度の差はあれ3つの保育園どこも難しい、ということだった。

家に帰ってから混乱気味の妻と話し合い。

こんなに厳しいなんておもわなかった。どうしよう。

もっと早くにたくさん申し込むべきだった。

妊娠中に申し込む人もいるらしい。知らなかった。

話の収拾がついていないが、夜も遅くなってきたし明日仕事もあるしで就寝。

3日目

仕事に行って帰宅してからまた話し合い。

  • 申し込んでなかった認証保育園はもうだめかな?だめもとで連絡しよう
  • 区外でも通勤経路の途中なら送迎できるね。探そう。
  • 認可外保育園にも当たってみよう
  • 保育ママという制度があるらしい。区役所に行こう

そして、就寝時間になるまでひたすら区外の保育園ネットで調べる。

明日妻に電話をかけてもらう。

区外の保育園だと息子と一緒に通勤電車(混みあっている)に乗り、途中下車保育園に預ける、という感じになる。

朝の電車不安だが背に腹はかえられない。

4日目

やはり区内の認証保育園に空きはなかった。

そして区外の認証保育園も当然のように空きはなかった。300人待ちなんて凄まじいところもあったらしい。

しかし、いくつかの認可外保育園に空きが見つかった。

昨日、一昨日と妻は息子の保育園が決まら不安で眠れなかったらしい。

明日は妻と一緒に保育園見学に行くことにした。

5日目

会社には休みをとらせてもらった。

午前は妻と一緒に区役所へ。保育ママを申し込んだ。

午後は認可外保育園見学へ。


自宅の近くにあったのは認証保育園ばかりだったこともあり、

認可外保育園見学に行くのはこれが初めてだった。

1件目

スナックが立ち並ぶ通りを抜けて到着。

古びたアパートの一室(広さは3LDKくらい)を利用していた。

職員の方には失礼かもしれないが、異様な雰囲気だった。暗く重苦しい。

これまで見た保育園の壁には可愛らしい飾り付けがあったりするが、

そういったものは全くない。しか壁紙は薄汚れ、ところどころ破れている。

子どもがちぎって口にいれたりしないだろうかと思った。

「お昼ご飯はどうしているんですか?

調理師資格をもった保育士が一人います

人手不足、財源不足なのだろう。専属調理師はいないようだ。

アパート備え付けの年季の入った流し台に案内された。

認可保育園で見た調理室の設備とは天と地の差だ。

認可だ認証だと騒いでいた我が家世間知らずの甘ったれ

こういう現実があるんだ、と打ちのめされた思いがした。

最後に料金の話をしてその保育園を出た。

妻になんて話しかけていいか分からなかった。妻も口をひらかない。

自分のほうから沈黙を破った。

「どこも大変なんだね。次の保育園を見に行こうか。

妻が泣き出した。

「いやだ。認可外に預けたくない。

言い争いになり、妻は帰宅自分一人で2件目の見学先に向かった。

2件目

やはり古びた感じの保育園だったが活気がある。ほっとした。

お昼ご飯はそれぞれの家庭で用意したお弁当の持ち込み。

弁当用意の手間はあるが安心だ。

(実は息子には私のアレルギー体質が遺伝してしまっている。)

この保育園24時間、いつでも保育の対応をしているのだが、

それを6人くらいだったか、少ない人数で回しているらしい。

確かにどことな保育士さんに疲れが見えるし、部屋も散らかり気味。

一生懸命職員さんには申し訳ないが、少し不安を感じてしまった。

しかし1件目よりは断然こちらだ。

3件目

この保育園はすでに4、5人待ちの状態だが、4月ないし5月に空きがでるかもしれないとのこと。

最近できたので綺麗だったが部屋は一番狭い。

お昼はお弁当を外部に委託している。自宅から持ち込むことも可能。

1件目、2件目に比べて料金は少し高い。それでもこの3件目にお願いするかもしれない、と思った。

保育園まで自宅から徒歩40分弱、歩くか自転車にするか、とにかく電車に乗らなくて済むのは大きい。

見学を終え、複雑な気持ちで家に帰った。認可外もいろいろなんだな。

この状況でなお保育園を選り好みしているなんて、とも思う。

それでも息子の通園の負担だったり、衛生面や安全面を考えたりすると簡単には決められない。

から2通メッセージが届いていた。読めということらしい。

乳児死亡事故は認可外保育施設に集中、保育施設の拡充は間に合うか?

http://irorio.jp/agatasei/20150204/202209/

高熱でも子供放置しひもで縛る…女児放置死疑いの保育所 驚くべき実態

http://matome.naver.jp/odai/2143771088211052101

それから妻と夜遅くまで話をして、とりあえず3件目の保育園見学には

改めて妻も一緒に行くという話になった。

6日目

こんな状況の中、今日は息子の誕生日

息子はまだケーキは食べられないしロウソクの火も吹けないが

それでも妻はケーキを作ってお祝いしたいらしい。

そうだね、1年前は大変だったね。無事うまれてくれてよかった。

誕生日プレゼントには靴を用意していた。

妻「似合う!保育園に履いていけるといいね

涙が出てしまった。

7日目

一昨日休んだ埋め合わせで休日出勤

ついつい保育園のことで頭がいっぱいになる。

妻は自宅で保育園探しを継続中。

思うところ

  • 引っ越すべきか否か
    • 今の生活の延長上に将来を見据えていた。
    • 仕事を辞めて田舎に帰っても仕事にありつけるか、将来像がイメージできない。
    • 養う家族もいるのに一大決心すぎて正直踏ん切りつかない。
  • 子どもを生まなければよかったのか
    • そう思うことはない
    • 家族が増えることは喜ばしいこと。
    • 父母が私を育ててくれたように私も次の世代を育てたい
  • 結局どうすればよかったのか
    • アンテナを高くし「保活」を繰り広げればよかったのか
    • それはさらなる保活を加熱させ、入るべき児童の枠を潰すことにはならないのか
  • 保育園増えてほしい
    • 例えば認可保育園の枠をオークションにして財源に充てたらどうだろう。
    • 全枠だとお金持ちしか入れないので枠の半分くらいをオークションで。
    • 裕福な家庭は余分な出費があってもあの園に入れたいと思ったりするだろう。それが新たな空き枠の増加につながる。
    • 加点のために離婚したり、不必要に認可外にいれ入園料支払うよりも健全な気がする。

そんなこんなでぐるぐる考えて気づいたら1日がおしまい

保育園なんとかならいもんかな。

2016-02-22

初めてSEXした日のこと

現在、30歳独身

酔っぱらったので、勢いで適当に。


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あれは僕が22歳社会人の頃。

ゲームチャットが好きなひきこもり系だった。

まりコミュニケーションが得意でないのを自覚はしていた。


当時の僕は、童貞であることにむしろ誇りを感じていて、

友達に「今日も俺は童貞を死守した」とか言ってしまうくらいの人間だった。

でも、言葉とは裏腹に、僕の気持ちは「早くセックス体験してみたい」というのでいっぱいだった。



そんな自分に、友達女の子を1人紹介してくれた。

紹介、と言っても、その日、昼間から友達の男と二人で遊んでた途中で、

友達が「出会い系で知り合った女の子と合流しよう」って言ってきただけなので、

紹介とか堅苦しいものではなく、ただのノリで会って話したくらいなもん。

当時、出会い系サクラしかいないものだと思ってたので、友達のことをすごく見直していたと思う。


夕方に合流して、僕と友達、そして出会い系女の子の3人で飲みに行った。

全然女子と飲みに行かない自分は、話のネタに困り、

普段見ないドラマの話を一生懸命ひねり出したのを覚えている。


2軒目に行くタイミングで、友達がなぜか帰宅してしまい、僕と女の子の二人きりに。

僕はチャンスだ、と思い、次に誘ってみたらOKだったので、ぶらり迷いながらお店探し。

正直、今考えればありえないんだけど、当時の僕はお金がなかったので、

シェーキ100円のセールをしていた近くのロッテリアが目について、

そのまま入り、シェーキポテト買いつつお喋り…みたいな流れだった。


二人きりで何話せばいいかわかんなかったけど、相手がすごく喋ってくれて、うんうん頷いていただけだった。

ロッテリアで2~3時間くらい喋ってたように思う。

話の流れで、彼女の家が割と近くにあるということらしく、

終電も近くなってきたし…ということで、礼儀として家まで歩いて送っていった。


19歳になる彼女は、地方から出てきて、一人暮らしをしていると言っていた。

若いのにえらいなぁとか、僕はずっと関心してたと思う。当時自分実家暮らしだった。


彼女の住むマンションまで送り届けて、すぐ帰ろうかと思ったんだけど、

なんだかんだ、話が尽きずにエントランスの前でも30分くらい喋ってたと思う。

まぁ、基本的彼女の話をずっと聞いてただけだったけど。

その時は10月だったので、夜の風が割と冷たくて、寒いねーって言いながら談笑してた。

さすがにそろそろ帰ろうと思ったタイミングで、彼女が「続きはウチで話そうよ」と誘ってくれた。



女子の家に行くとか初めてで、一人暮らし女子ってきちんとしてんだな、って思った。

普通の人って、部屋にあまりモノ置かないんだね。

ベッドに腰掛けて、彼女好きな音楽や、

とにかく家にあるものに対して話を見つけては頑張って喋ってたと思う。


話すことにも疲れ、声もすこし枯れてきて。

そこに訪れる少しの沈黙

なんかよくわからないけど、ベッドで隣あって座っていると、お互いすごく距離が近くなるんだね。

急に彼女からくすぐったりしてきた。


えっ、と思いながら、負けじとこっちからもくすぐってみたりして、

お互い笑い合って、わちゃわちゃしてたら、なんかベッドに二人で寝そべってて、

気づいたら向こうからキスされてた。


あっという間だった。

それが初めてのキスだった。

出会ったその日に。

こういうファーストキスを迎えるとは自分でも思ってなかったし、

出会った時にはこんなことになるとは全く予想していなかった。


それと同時に、「あー、こういうのが男と女自然な流れなんだな」って、その時初めて思った。

その辺のカップルってすごいよね。くすぐりあってキスとか意味わかんない。


キスから先に進む段階で、あまりにも意味がわからなかったので、

彼女に「僕は童貞ですのでよろしくお願いします」と告げて、その流れでセックスした。


ただただ意味がわからなかった。最後までイケなかったし。

フェラも思ったより気持ちよくないなと思った。

セックス気持ちいいのかどうかも、よくわからないままだった。


でも、確かに自分童貞を捨てた。



晴れた朝だった。

すがすがしく、少し冷える気温が逆に気持ちいい、そんな天気。

彼女と別れてマンションを出た僕。


とにかく、童貞を捨てた、という解放感で満ちていた。

晴れやかな気持ちだった。

大声で叫びたかった。「俺は童貞を捨てたぞー!」と。


でも、僕が童貞を捨てたからって、世界は何も変わらなかった。

電車はいつも通り動き、スーパーはいつも通り営業していて。

天道様も、いつも通り僕を照らしていた。

2016-02-17

人見知りです、と言っても、沈黙が平気かどうかでだいぶ違うよなー。

根本的な何かが違う。

2016-02-06

いまこのコーヒー

いまこのコーヒー世界の中心

カップはきみの手の中にあって

きみの手はぼくの手の中にある

それでも淋しかったら

おしゃべりでおぎないあおう


いまこのコーヒー世界の中心

立ち上る香りは懐かしいうたのひと

その一音一音をなぞる指は、

いまたがいの輪郭を消していく


くちびるは、いま

たがいに沈黙をもとめる

2016-02-04

今一番楽しいことはなんですか?という質問をされたらどう答えますか。

中1くらいのときに三者面談があって、教師にそんな質問をされた。なんだかんだ根が真面目なので真剣に考えた結果、妄想してる時間が一番楽しいな、という結論達した。

妄想は、主に自転車にのっているときが一番捗った。なので「自転車に乗っているときが一番楽しい」と答えたら、なんだか気まずい沈黙が流れ、たしか重ねて「他には?」というようなことを聞かれた。んん?と思いながらさらに考えた結果、次に妄想捗るのは寝る前布団に入っているときだな、という考えに至った。そのため「寝てるとき」と答えたらさらに気まずい沈黙が。

あ、これはあかんやつだったっとその段階でやっと気づき、いやいや、ゲームしたり友達遊んだりするのも楽しいですよ?って答えたんだけど、今にして思えば、一番はじめに質問意図を見抜けず無難な回答を出せなかったのが、いかにも子どもだったよなあと思う。

2016-01-28

親と一緒に過ごすのが辛い

一人娘だし顔を出さないと可哀想と思い、結婚後も数ヶ月に一度は顔を出してる。

けど、話すことがない。

毎回美味しいご飯をおごってくれるのはありがたい、けど、話すことがない。

実家にいた頃は仕事の話とか私の友達の話とか学校の話をしていたけど、

旦那もいる中でそんな話をしても旦那からしたらつまらないだろう。

からといって私一人で実家に帰ると親がとても心配するので一緒に行く。

これに関してはほぼ同じ頻度で私も旦那実家に帰るからあいこ

けど、どっちにしても話すことがない。

旅行に行った時の話をすると「私はいけないのにあんたらは楽しそうねー」とイヤミを言われるし、

からといってこんな二時間の食事すら苦痛なのに旅行一緒に行くなんて無理だし。

何話せばいいんだろう。沈黙気遣いがツラくて、最近実家に帰るとお腹痛くなる。

実家から帰ったあとは精魂使い果たして時間は昼寝して動けなくなる。旦那も同様。

親孝行だと思っていたけどこんなんならもう帰らないほうがいいのかな。

でも親は楽しそうなんだよな、自分はすごくしんどいけど。

子供がいれば子供の面倒見てもらうとかあるかもしれないけど、選択子無しの自分らには関係ない話だ…

親孝行 したくないのに 親がいる」

2016-01-26

沈黙は金、雄弁は銀」 というが

確かに人間関係においてはそうかもしれない

しか仕事をする上では逆だと思う。

日本人間関係における理念仕事のやり方と一体化していて嫌だ。

この話はフィクションです。追記

パート先で好きかもしれない人が出来た。

彼の真面目に取り組む仕事姿勢と、細やかな所に気付く優しさに私は久しぶりのトキメキを感じた。欠点があるとすれば、それは口数の少なさだろう。

周りから彼の話を聞くと、真面目だとか、無口だとか同じものばかりで。そんなある日に彼が既婚者だと知った。彼の乗る車には確かに子供が同乗している事を示すステッカーが貼ってあった。事実だ。

しかし私も家庭がある、パートから当然だ。そして彼にも。

けれど私は我慢が出来なかった。脳内で流れるback numberクリスマスソングに乗せて彼の事を延々と飽きもせずに考えた。歌詞にあるとおり、あれ、なんで恋なんかしてんだろう、とも思った。けど募り募る想いは萎む素振りなんて一切見せずに、まるで限界を知らない風船のようにぐんぐんぐんぐんと膨らんでいくばかりだ。

もう無理だ、と悟った私は思いきって踏み出してはいけない一歩を踏み出した。無口で真面目な彼に連絡先を聞いたのだ。このご時世LINEと言う簡単に繋がれて簡単に切れる便利なツールがある。それを利用した。

一瞬躊躇った彼だったが、私の「仕事で聞きたい事とかある時やお休みの連絡をする時に困ってしまうので」と言う言葉に渋々教えてくれた。

連絡先を手に入れてしまえばこちらの物だ。

それからというもの事ある毎にLINEを送った。返事のスパンも上々だ。私は更に踏み出した。

もしよかったら今度お休みの日にお会い出来ませんか?

震える手で打つ言葉に、こんな風にドキドキして誰かと連絡を取るなんていつぶりだろうと考えた。きっと主人と付き合っていた頃だろう。

そして家事なんて手につかず上の空で過ごしていた数分に返信が来る。

あ、はい大丈夫です

心の中でガッツポーズをした。私は飛び上がるくらいに嬉しくてそれから家事は素晴らしい早さで終わった。なんて単純なのだろうか。

約束の日は割とすぐにやって来た。久しぶりにメイクに力を入れて、洋服選びにも余念がない。あれでもない、これでもないと、数少ない洋服の中からこれだ!と思うものを選択する。果たして彼は気に入ってくれるだろうか。

約束時間指定された場所に到着する。スマートフォンを鏡代わりにセットした髪型を再チェックする。よし、大丈夫スマートフォンをバッグにしまった途端彼の姿が目に入る。初めて見る私服、こちらに歩み寄ってくる姿、そのどれもが私をドキドキとさせた。

待ちましたか?と申し訳なさそうにする彼に、いえ!さっき着いたところです。と笑うと大好きな笑顔が彼から放たれ、ならよかったです、と笑う。相変わらずその笑顔は反則だ。

特に何をするか決まっていなかったあの日。私達はとりあえず食欲を満たそうと、たまたま目に入った洋食屋さんに行った。そこのお店では二人共日替りを食べ、ライスを大盛りで注文した彼に内心でよく食べるんだなぁ、とホッコリした。

そこでは他愛もない話を沢山した。相変わらず無口な彼は私の話に乗ってきてくれるだけだが、それでも十分だ。家族の事を聞いても嫌な顔せずに話してくれる。彼が家族の話をする度に、胸にチク、と針で刺されたような痛みが走るがそれもまた愛嬌なのではないか。

食欲が満たされた頃、彼の方から次に行く場所はどうしようかと聞かれた。私は答えを決めていた。今日目的最初からこれだ。

彼を手招きでチョイチョイ、と呼ぶ。身を乗り出して来てくれた彼の耳元で周りに聞こえないように、囁く。

ホテルに行きませんか?

途端色白の彼の顔が真っ赤に染まった。ガタタ、と椅子が後ろに下がる音もした。

嫌、ですか?

首を傾げ尋ねる私に、彼はまだ頬を赤く染めたまま

嫌じゃ、ありません

と返事をくれた。

そこから洋食屋さんの会計を済ませ、歩いて行ける距離ホテルに向かった。

相変わらず毒々しい外見と下衆さに上品さを絶妙に交えた店名にドキドキとしていた心臓が逆に落ち着きを取り戻す。

久しぶりのホテルに戸惑いながらも気に入った部屋のボタンを押し、まだ曖昧距離感が二人を包んだまま部屋へと向かった。

部屋に入った途端今まで落ち着いていた心臓がまたバクバクと早鐘を打ち出した。自分から提案した事なのに、あまりの罪悪感とあまりのドキドキに目眩がした。しかしもう後には戻れないのだ。数時間前までの普通の私にはもう、戻れないのだ。

異様な空気感を変えるように彼が言葉を放つ。

シャワー浴びて来ます

いよいよだ。頭の中で私が私に指令を出す。ソワソワと落ち着きがなくなる。深呼吸を何度もした。

次どうぞ

そうこうしている内に彼がシャワーから上がってきた。備え付けのバスローブを身につけた彼は身長が高くバスローブの裾が足りなくなっている。そんな姿にも可愛さを見出ししまい、胸がキュン、とした。

シャワーに向かうため席を立つ。彼が使用した後の濡れたバスルームへと足を踏み入れる。勢いよくシャワーを出し、体に浴びる。体の隅々まで入念に泡立てたボディーソープで洗う。

漏れがないようにしっかりと洗うと私はバスルーから出た。

下着を身に着け、身に纏う洋服に悩む。先程まで着ていた服を着るのか備え付けのバスローブを着るのか。

悩んだ挙句バスローブを身に纏った。そして彼の待つ部屋へと戻った。


普段着慣れないバスローブ違和感を覚えながら、震える手で脱衣所の扉を開く。

キィ、という扉の音に反応してか彼がこちらを振り返った。

お、お待たせしました……って言うものなのかな…

こういう時になんて言えばいいか分からなかった私は、少し笑って戯けてみせた。

途端少し硬い表情をしていた彼が私の言葉でふふふ、と笑い

お待ちしてました

と言った。その笑顔に胸がキュンとした。そういう所が大好きなのだ

シャワーを浴びた後ソファに座っていたらしい彼の隣に人一人分空けて座る。微妙距離感は縮まらない。そして心臓の高鳴りはさっきからずっと止まらない。

またしても二人の間に微妙沈黙が流れ気まずくなった。

その空気を一掃しようと、なぜか私はリモコンを手にテレビを付けた。

するとその場に流れる大音量の喘ぎ声。しまった、ホテルには所謂そういう映像普通に流れる場所だった。随分来ていなかったのですっかり失念していたのだ。

あっ!ちょっと、あの、すみません!!

何にかは分からないが、謝りながら慌ててテレビを消そうとするが、上手く手が動かず床にリモコンを落としてしまった。

一人慌てている私を尻目に彼は快活に笑ってこう言った。

焦りすぎだから

あ、はいすみません

恥ずかしいやら居た堪れないやらで、小さくなってしまった私はとりあえず落ち着いてテレビを消そうとした。

床に手を伸ばそうと上半身を折り曲げた時だった。ソファが一瞬軋んだ気がして、リモコンを取ってから音の方へと振り返る。

すると、さっきまで人一人分空いていたはずのスペースがなくなり目の前には彼の顔。至近距離で見る彼の顔に一瞬息が出来なくなった。

あ、いや、あのっ……

言葉にならない言葉を紡ごうとした時、彼が私の唇を見つめている事に気付き黙った。途端彼の顔が更に近付き、キスをした。

もっとしてもいい?

軽い口づけの後、唇を離した彼が私の耳元でそう囁いた。私は小さくコクン、と頷く。後悔も罪悪感もこの頃にはとうになくなっていた。この時は二人を包んでいるこの空気けが現実だったのだ。

彼に手を引かれベッドに移動する。ふかふかとしたそこに寝転んだ。

彼が私の上に跨り見下ろして来る。その行為が堪らなく恥ずかしい。私は顔を掌で隠した。すると彼に掌を退かされ手を押さえつけられた。またしても顔が近付いて来て、キスをされる……と身構えた瞬間彼が私の耳元で囁く。

自分から誘ったくせに恥ずかしいんですか?

何も言えなかった。ただ顔を赤くする事しか出来ずに固まった。そんな私を見て彼はまた柔らかく笑い、さっきのとは違う長いキスをした。

久しぶりの感覚に背筋が粟立つ。主人としかした事のない行為はこの時に初めて人によって違うものなのだと知らされた。

優しい彼からの優しくも激しいキスに私はもう夢中になるしかなかった。ふと脳内に、いつもこんなキスをしてもらっている彼の奥さんが羨ましいなぁ、との考えが過ぎったがそれすらも今の私には自身燃え上がらせるスパイスしかなかった。

彼の首に手を回す。もっと、と強請るようにこちらも舌を絡ませれば、彼のキスもっと激しくなった。

キスが徐々に下へ降りていく。いくら照明を落としているとはいえ、裸を彼に見られてしまう事には抵抗があった。しかし彼は構わずバスローブの紐を解き、私の裸を露わにした。

慣れた手つきでブラジャーを外され、彼に裸が晒される。恥ずかしいと言う暇を与えられず、彼は愛撫を続けた。

主人とは全く違う愛撫に翻弄され、喘がされる。彼は時折柔らかく笑いながらも真剣な表情で続けた。

ショーツの中にまで手が浸入して来て身を捩る。しかしそんな些細な抵抗は彼には通用しない。彼の綺麗な白い少し太い指が私の陰部を触っている。そう思うだけで絶頂しそうになった。

彼の巧みな手淫に私の体はとろとろに溶かされていた。

彼の指が引き抜かれた頃、私は息を整えて今度は私が、と彼を座らせた。

彼のバスローブに手をかけ紐を解く。するすると脱がせて彼のトランクスが露わになった。

トランクスの上からゆっくりと、触れる。彼自身トランクスの中でぱんぱんに膨張していて、私との行為で興奮してくれたのだろうか、と思い凄く嬉しくなった。

恐る恐る脱がすと、勢いよく彼自身トランクスから飛び出した。毎回毎回比べてしまうがやっぱり彼自身も、主人のものとは形が違う。大きさも違う。今まで主人とAVしか見た事のなかったそれに少したじろぐ。

しかし先ほどまでのお返し!と言わんばかりに私は彼自身を躊躇いもせず口淫した。

最初は少し慌てた様子だった彼だが次第に目を閉じたり、顔をしかめたりしていて私がしている行為で感じてくれているのだと分かり、先ほどより嬉しさが倍増した。

彼の股関に顔を埋め、必死になっていると彼が私を制止した。

も、もう…

その一言で彼自身から口を離すと先ほどと同じように優しく押し倒された。

脚を開くように促され、言われた通りにすると私の脚の間に彼が割り込んだ。初めてする格好ではないのに極端な恥ずかしさに思わず目を閉じた。すると彼が近付いて来た気配がして薄く目を開けると

いれるよ

と彼が囁いた。

途端下半身が圧迫感でいっぱいになる。あまり質量に思わず彼の首に腕を回した。

私の上で切なげな表情で行為に耽る彼の顔に胸がドキドキとした。私で感じてくれているのだと、より一層思えて胸が暖かくなった。

これ程生産性のない行為にここまで魅力を感じた事は今までにないと思えた程だった。

彼が吐精して、行為が終わる。なんとも言えない沈黙がまた私達を包んだ。

脱ぎ捨てた下着を身につけ、バスローブ羽織シャワーを浴びに行こうとした時、私の腕を引き再びベッドに座らせると彼が沈黙を破った。

また、今日みたいに…

口下手で無口な彼の精一杯だろう。行為が終わって落ち着きを取り戻した彼の赤い頬がまた赤く染まり出す。

断る理由も嫌がる理由も私には一つもなかった。答えは勿論決まっている。

えぇ、是非。お願いします。

そう言って笑うと彼も大好きな笑顔で返してくれた。

あの日以来、彼との関係は続いているが体を重ねる以外に進展はない。お互いが好きだと言う事もなければ、好きだと言われる事もないのだ。けれど、それがいい。それでいいとすら思っている。

愛の言葉は私なんかじゃなく、彼の奥さんに伝えられるべきだと思っているからだ。

なんて、これは全てフィクションなのですけどね。

2016-01-21

anond:20160121000927

最近話題産業廃棄物排出責任について。

関係者ではないけど、ある事情バブル絶頂期の日本産廃事情について調べたことがある。

当時、日本はまさに絶頂期、飽食の時代地上げ屋跋扈し、きらびやか建物が次々と立ち上がり、札束が飛び交い・・・そして、その背後で排出される膨大な産廃は行き場を失い彷徨っていた。

これらの産廃は、大企業が託した「産廃事業者」と名乗る暴力団フロント企業によって、多くは大都市近郊の地方に持ち込まれ不法投棄された。谷や川は都市から持ち込まれ産廃で埋め尽くされ、取り締まるべき役人賄賂を渡されて黙認した。産廃によって住処を失った住民裁判で訴えようにも、長引く裁判の間に仕掛けられる、親戚を巻き込んだ有象無象嫌がらせ泣き寝入りをせざるを得なかった。それでも一部の産廃事業者逮捕されたこともあったが、彼らに廃棄物委託した企業は、遂に誰も逮捕されることはなかった。

一部のマスコミもまた、これらに対して沈黙を守った。今では多くの大手新聞社は、自社の過去記事を有料ではあるがデータベースとして提供している。これらを見比べることで、当時、どのマスコミ社会的正義を貫き、どの新聞社が「報道しない自由」を行使したの分かる。例えば独裁国家が揃って国の名前に「民主主義」を含めるように、自らを「社会の木鐸」と自称する新聞社ほど、これらの問題不思議なほど無視していた。(なお、自社の新聞の縮刷版すら発行しない新聞社は論外である。)

あの狂乱の時代から20年以上が経過した現在でも、地方ではまだ多くの産廃は残されたままである。多くはそのまま忘れ去られたが、例えば圏央道の某トンネルのように、ひょっこりと問題が浮かび上がる場合もある。

そして国会会議録で「産業廃棄物」で検索すれば、この状況に心を傷めた一部の与党野党国会議員の尽力によって、現在環境産廃関連の法律が整備されたことが分かる。これらの議員の一部には、後の民主党政権の失政でその名を地に落とした政治家もいる。

誰とは言いませんが、非科学的な反原発等の言動を吹聴して回るよりは、当時の回想録でもブログに書いた方が今なら少しは株が上がるかもしれませんよ。

2016-01-16

明石家さんま並に喋り続ける人に出会った

とにかく喋る。本当に喋る。こちらが話す間も与えないくらい喋る。

人の話を遮るような事はしないが、間を作らないので結果その人が喋り続ける。

数人でオフ会だったんだけど、その人の独擅場だった。

10年前の20代くらいの若い自分だったら「自分ばっかり話して嫌な奴!」とブリブリ怒ってただろうけど、今日思った事は「大して知らない人相手によく話題が尽きないな・・・すごい」だった。

あいう人ってどういう脳なんだろう。

すぐに会話が途切れるくせに、沈黙が苦手なので話題が尽きないコツ教えて欲しい。

2016-01-15

初恋の人で童貞切ってきたが死にたい

死にたい思考を止めたい。消えてなくなりたい。俺という存在最初からなかったことにしたい。なんでこんなことになった?何かが間違っている。おかしいだろう。こんなことは、あっちゃいけないはずなんだ。

事の起こりは数ヶ月前。20年来の付き合いの悪友が電話をかけてきた。その時俺は家で焼き鳥つまみビール晩酌していた。いつもはメールのくせに珍しく電話なんてかけてきて、なんだろうと思った。どうせくだらない話に決まっていた。あれに出なければよかったんだ。

「おい、『魔女先輩』がAVに出てるぞ!」

奴は勢い切って言った。ハゲ始まったおでこの下に目ん玉剥きだして、ビックニュースに大興奮のキモい顔面がありありと目に浮かんだ。通報モノだったに違いない。

魔女先輩』とは中学時代の1コ上の先輩で、すさまじい美人なのに、よく言えばエキセントリック、悪く言えばキチガイ奇行と相まって、学校有名人だった女に勝手につけたアダ名だ。直に話したこともない、俺の初恋の相手だ。

洋菓子みたいな語感の芸名を教えてもらって、ネット検索したらすぐに動画まとめが出てきた。もう20年近くも顔を見てなかったが、サムネイルだけで彼女だとわかった。独特の勝気な目つき、そのままだった。流れるような黒髪、長くなっていた。美少女は見事な美女に育ったらしかった。

奴が言うにはデビューは9年も前で、元同級生の間ではとっくに常識になっていたらしい。それを今まで知らなかったなんて、俺たち、まじで二人ぼっちだな、なんてホモさいことを言い合いながら、俺は電話を切った。そして、瞬間、俺はプライベート空間にいた。一人になった。パソコンの画面にはきらびやかサムネイル青春時代の憧れだった先輩の、あられもない姿が映っている。

一度ブラウザを閉じた。ついでにパソコンの電源を切った。トイレに行って小便を出して、ビールの残りを全部開けた。散らかった8畳間を無駄にうろちょろした。食いさしのポテチの袋を足にひっかけて中身をぶちまけた。

パソコンの電源を入れなおした。起動を待っている間に焼き鳥も平らげた。ついでに床にぶち撒いたポテチも拾って食った。罪悪感とも高揚感とも違う何かがへその下に溜まっていた。

震える指でおっかなびっくりブラウザを立ち上げ、検索窓にさっき聞いた女優名前を打ち込んだ。唐突高校生だった時に親父のパソコンエロ画像検索した時の事を思い出した。誰も居るわけがないが周囲や背後を確認して、検索ボタンクリック。どうしようもない背徳感。さっきのページを見つけ、居もしない誰かに心の中で言い訳をしながら動画再生が始まるまでの数秒感に、心臓が6回大きく脈を打った。

最初インタビューの場面だけで勃起した。中学のころの面影を残した、大人になった彼女がそこにいた。くりっとした挑戦的な瞳。黒くしなやかな長髪。華奢な体格。胸は大きくなっていた。最近ではオナニールーティン・ワークになっていたというのに、その動画だけで3回抜いた。

それから彼女ばかりでオナニーするようになった。ネット動画を漁ったのは初日だけで、翌日からDVDを買い揃えた。デビューから順々に。計算してみると、デビュー当時は22歳のはずだが、18歳の現役大学生というプロフィールデビューしていた。

普段は気にも留めないインタビュー部分も、食い入るように見た。俺は彼女について、少しずつ知っていった。初体験中学生の時、同級生と。経験人数は50人超え。性感帯は全身。クリ派。休みの日は3時間に一度オナニーする。中絶経験あり。今までにしたことがある一番の変態プレイ彼氏友達と宅呑みしてて女体盛りから乱交

最初アイドルイメージビデオみたいな内容だったが、年季が入るにつれだんだんハードな内容が増えていった。潮ふき。初アナル出血許可無し中だし。浣腸乱交SM。全身ぶっかけ100人斬り。最新作は喪服の未亡人モノだった。熟女というキャッチがついていた。

彼女は俺の中学ヒロインだった。学校中の男が彼女に恋をしていた。彼女は凛とした美少女だった。女だてらに生徒会長をやっていた。ハードル走の選手で、学校で一番足が速かった。しかも成績も良くて、まさに完璧お嬢様だった。

だけどなぜか魔術にハマっていて、放課後に空き教室を占拠して勝手に怪しげな儀式を執り行っていた。それでついたアダ名が『魔女先輩』だ。タロット星占い可愛い方で、床に魔法陣を描いたり、一度、鶏を殺して生き血を使った儀式を行って問題になったことがあった。

彼女らは日がな、何やら哲学的議論に明け暮れていた。その集団に混ざっていく勇気はなかったが、俺はそれを隣の教室ベランダから、聞き耳を立てて聞いていた。抜けるような青空だった。俺は彼女の事が好きだった。

魔女先輩』について、忘れられない思い出がある。その日もいつものようにベランダに身を潜めて教室内の会話を盗み聞きしていた。夏休み前の初夏の日差しの下で、汗をぶったらしながら、息を殺して部屋の中の様子を伺っていた。部屋の中には男女が5、6人はいたと思う。声だけしか聞いていないからはっきりとは分からないが。彼らの前で魔女先輩は高らかに宣言した。

今日は男女が組になってする儀式を行います

ことさらに男女を強調するのに、思春期の俺はいかがわしい何かを予感した。先輩らは教室の窓とカーテンを閉めきって中で何をしているのか見えないようにした。廊下側の扉も鍵を閉めて中を見えないようにしていたようだった。何が始まるのか、俺は全神経を集中して聞き耳を立てた。

音が聞こえた。衣擦れ。どよめき。裸足の足音。「みんなも脱いで」先輩の声。何かをしゃぶる音。「見たことある?」肉と肉の打ち合う音。男子生徒の唸り声。女生徒のすすり泣き。「血を集めて」

いつもと様子が違う。なにか、いけない事をしているというのが分かった。興奮。胃袋がひっくり返るような興奮。同時にひどい汚らわしさも感じていた。今すぐここから立ち去るべきだと思いながら、その実、体は石のようになって動かない。狭窄した視界の中で、先輩の艶めかしい声だけがはっきりと聞こえていた。

オンナの声だった。今では先輩達は人目をはばかるのも忘れて、本能のままに声を上げていた。その声を聞いているうち、俺の中に何かが降りてきて、そして過ぎ去った。青臭い臭いが鼻についた。射精していた。手で触れたわけでもないのに。これが俺の精通だった。汚れた、と思った。

濡れた制服ズボンを前に呆然としていると、がらっと窓が開く音が聞こえた。驚きのあまり心臓が飛び出すかと思った。心臓バクバクと脈打った。400m全力疾走の後のようだった。息もできなかった。誰が窓を開けたのかは分からない。『儀式』の終わった先輩達が、片付けを始めたのだ。逃げなければと思ったがぴくりとも動けなかった。『儀式』を盗み聴きして、射精までしたと知れたら。考えるだけで全身からおかしな汗が噴き出した。怒られるか、軽蔑されるか。自分の置かれた状況が、涙が出るほど汚らしかった。

結果的には何もなかった。臭いや気配で俺の存在はバレていたと思う。誰のものか、ぺたぺたと裸足の足音が遠ざかっていった時の安心感は、言葉では言い表せない。片付けの終わった先輩たちはそそくさと教室を後にしたようだった。脱力した俺はそのまま、日が沈むまでベランダ死体のようにうずくまっていた。その日から俺は盗み聞きをやめた。

さて、そんな彼女が俺の初めての相手になった話をしよう。俺は女に縁なくずっと今まで童貞だったが、なんとなく彼女作品を作っている制作会社ホームページを眺めていると、汁男優募集がかかっていることを知った。別に彼女作品のための募集とは書いていなかったが、軽い気持ちで応募してみることにした。俺は運がいいのか悪いのか当選した。

撮影は平日だったが、有給を使って会社を休んで制作会社へ向かった。身分証を見せて控室に通されると、パンツ一丁になるよう言われ、服を脱いだ。控室では同じようにパンツ一丁で待機する男達が20名ほどいた。なんというか、出荷前の養豚場の豚のようだった。スタッフから汁の出し方について簡単なレクチャーがあった。

この期に及んでも、俺はなんてことなく思っていた。不思議なほどに、これが俺の初めての女性経験になることに思い至らなかった。うまくできなかったらどうしようとか、自分の性行為撮影される不安もなかった。やがて男達は撮影用の部屋へ通された。

果たして彼女はそこにいた。

彼女は眩むような照明の中、マットの上で男に組み敷かれていた。白くか細い肢体を投げ出して。虎のような喘ぎ声を上げてイキ狂っていた。男の物とは違う、むせ返るような臭気がこもっていた。

男達は働き蟻のように整然と列をなして彼女の中に精を放っていった。彼女はその全てを受け入れていった。すぐに俺の番が回ってきた。

彼女の前に立った。男と女の、殴りつけるような臭気。肌の上に粒になって浮いた汗。白く浮き上がる手足。飲み込まれるような黒髪。目と目があった。磔にされた天使のようだった。

ふと見ると、画面越しでは気づかなかったが、うっすらと手首にリスカの跡があった。

俺は鉛のように重くなった性器彼女に挿入した。これが初めての挿入だったが、思いの外スムーズ彼女の中に入っていった。彼女の熱い胎動が俺を包み込んだ。

彼女と一体になっている間、俺の脳裏には中学校ベランダで盗み聴きした彼女言葉がよぎっていた。

先輩、『タナトスリビドー境界』は見つかりましたか

『語りえぬものについて沈黙するのは知性の方法論に対する隷属』ですか?

デカルトが分離してしまった物質と魂を融合させる、グノーシス主義実験』はどうなりましたか

光が見えた。

時間にしたら数秒だったのだろう。性器を引き抜くと、俺の精子他人のそれと混じり合いながら彼女の中からこぼれ出た。それだけだった。

そして気が付くと俺は家に帰ってきていた。ポケットに汁男優の謝礼の3000円が入っていたから、近くのコンビニビールつまみ唐揚げを買ってきて、泣きながらこれを書き上げて今に至る。死にたい

2016-01-01

今年が終わるまでにはまだまだ余裕があるので、読書がしたい

1冊で人生が変わるなどと思うな、と誰かがお説教していた記憶があるので、

ここ増田で今年読むべき50冊を募集したいと思います

あなた人生に一番インパクトを与えた1冊を教えて下さいませんか。

ジャンル不問!


(でもあんまり高価すぎない本のほうがいいかも。Kindleの本でもダイジョーブです)



ご協力に感謝しながら、並べてみました(ありがとうございます作業中です

  1. 城平京名探偵薔薇を』
  2. 筒井康隆『エディプスの恋人』(『家族八景』『七瀬ふたたび』)
  3. ティムール・ヴェルメシュ『帰って来たヒトラー
  4. 沼正三家畜人ヤプー
  5. レオナルド・サスキンド『宇宙ランドスケープ 宇宙の謎にひも理論が答えを出す』
  6. 佐藤優国家の罠外務省ラスプーチンと呼ばれて』『獄中記』
  7. 岩波文庫編集部世界名言集』
  8. リチャード・ドーキンス利己的な遺伝子
  9. 蓮實重彦『反=日本語論』
  10. 宮崎駿風の谷のナウシカ』(全7巻)
  11. 谷崎潤一郎春琴抄http://www.aozora.gr.jp/cards/001383/files/56866_58169.html
  12. ジェスパー・ホフマイヤー生命記号論宇宙意味表象
  13. ウィリアムフォークナー『アブサロム、アブサロム!』
  14. オリヴァー・サックス火星人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者
  15. 中島らもガダラの豚
  16. 孫武孫子http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/31_sonshi/
  17. 鷹家秀史『英語の構文150―UPGRADED 99 Lessons』??
  18. 石川正明『化学の発想法―原点から化学シリーズ
  19. 渡辺次男『数学I(なべつぐのあすなろ数学)』
  20. 山本周五郎橋の下」(『日日平安』所収)
  21. ロバート・B・チャルディーニ『影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか』
  22. 遠藤周作沈黙

実際に読み始める前の期待に胸膨らませてるこの感じのほうが好きかもしれません。

いや、読まなきゃ意味ねーですね。頑張って読んでみます

2015-12-26

惚れてるから

忙しくてなかなか会えない遠距離恋愛中の恋人に「年末は忙しいから会えないね」って言ったら、しばらくの沈黙の後「ウン」と返事。

どうやらかなり我慢しているようだな、と思ったので、「我がまま言ったら?」って言ってみたら、小さな声で「会いたい(;_;)」って返ってきて本当に可愛い人だなぁ、もう!って思う、この年の瀬

なんだかんだ行事はあるけど、合間を縫って大阪から北海道まで行くよ。ああ、そうだよ、惚れてるんだよー。

2015-12-13

http://anond.hatelabo.jp/20151212185432

全部に同意する訳じゃないけど、英語のほうが圧倒的に友達を作りやすいってことには同意

英語だと、

A「初めまして、Aといいます。よろしくお願いします。」

B「Bです。こちらこそよろしく。出身はどこですか?」

A「◯◯です。」

B「ほぉ、◯◯ですか。良いですねぇ。僕は××です。」

↑このあたりで既に友達雰囲気になる。

日本語だと、

A「最近寒いですねぇ。」

他愛もない話題で、話しかけていい相手か確認

B「確かに今週から寒いですねぇ。(ちなみに今日はどちらから?)」

場合によっては返しの質問がなく、それ以上話しかけるなオーラ出される事もあり。

A「…」B「…」A「…」B「…」

↑しばらく雑談の上、お互いのパワーバランスを探る。

A「ちなみにBさん、ご年齢は?」

B「◯◯です。」

年下の場合

A「ああ良かった。」

↑多分、間違っていなくて良かった、の意味

年上の場合

A「これは失礼しました。」

何となく、これまでの会話で失礼があったという前提で謝る

B「…」A「…」B「…」

↑やっとお互いの立ち位置が決まり、探り合いが終わる。上下関係をわきまえた上で会話が進む。

日本語場合最初の探り合いがひどく長い。

上下関係を定めてからでないと、まともに会話にならずお互い本題に入れないから面倒くさい。

日本人は失礼な質問をしないよう、質問しすぎないよう気をつけるが、

欧米人沈黙が流れるのを失礼と感じるのか、会話が途切れないよう気をつけるような気がする。

同じ仕事場だと、上司でも下の名前で呼ぶし、話づらさはほとんどない。(命令の方向は役職で決まるが。)

日本語禁止英会話クラスで知り合った仲間と、授業中は和気あいあいと話せたのに、

授業後に日本語に切り替えるときにやはり探り合いが始まってしまって変な感じになったので、

それからは明らかに年下でも「ですます」調で話すようにしている。

そうすると、なんか英語モードのまま話せるから、お互いの距離が近いままで話せる気がする。

2015-12-12

雄弁は銀沈黙は金

沈黙は本当に金ですか?

時々わからなくなります

知人から、「お前は沈黙が金であるということを知っている」と言われたことがあります

それからこのことわざ意識せざるを得なくなりました。

実は今日SNSで悪く書かれました。

だいぶ前に数人で考えぬいた決断否定されました。

まらなく何か言ってやりたい気持ちになりましたが、言葉が見つかりません。

やっと思いついた言葉稚拙感情的、つまり顔が赤くなってるのがバレバレものばかりでした。

でも、そういう人を非難したり、嫌な気持ち(逆も)をすぐ出してしまう人はどこか幼く見えます

良いか悪いかわかりませんが、器は小さそうだなと感じませんか。

から、本当はうまい返し方があったんですかね。

からないということは私が幼いということでしょう。

やはりわかりません。

沈黙は金ですか。

2015-12-05

離婚直後の人に元配偶者話題をふってしまった

 なにかといつも面倒を見てもらっている目上の男性と、つもる話もあり久しぶりにサシ飲みをした。

世間話のつもりで何気なく「奥さんはお元気ですか?」と聞いたら、「ああ、実は離婚したんだ」と返ってきた。彼の声色はいたって平静だった。まるで今日の日付でも聞かれたかのような。

 おしどり夫婦で有名な方々だったので、私は唖然としてしまった。地雷原を歩いていたことに無自覚だった。

 数秒間の間ののちようやく「すすすみません!その、知らなくて」と言うのが、そのときの私には精一杯だった。そうしたら驚きすぎだと笑いながら、「いやいいんだ。もう三ヶ月も経ってるし大丈夫だよ。それに別れたことを隠すつもりもなかったから。心配しないでほしい」と逆に気を使われてしまった。だが一般的に言って、三ヶ月という期間は離婚の傷を癒すのに十分長いとは言えなかった。そのうえ、大丈夫でないときしか大丈夫と言わない強がりな彼の性格を、私は経験上よく知っていた。罪悪感で胸が痛んだ。

 そんな私の心情を察したのか、彼は少し困ったような表情で私の顔を覗き込んできた。まずい、何か言わなくてはと必死に考えたが、何も浮かばなかった。

 幸いなことにちょうど料理が運ばれてきたため、気まずい沈黙は破られた。私は素晴らしくタイミングのいいウェイターに心の中で感謝しながら「美味しそうですね」と彼に言った。

 そのあとずっと、私も彼もその話題に触れることはなかった。

 目上の人から離婚の報告をされた場合、どのような反応をするのがベストなのだろうか。

 どうしてですか、は配慮がなさすぎる。大丈夫ですか、は大丈夫じゃないに決まっている。大変でしたね、を人生経験の少ない私が言うのは違和感がある。今時バツイチなんて珍しくないですよ、と相対化するのも失礼な気がする。力になります、と目下の人間が言うのもおかしい。向こうが詳細を打ち明けてこない以上は自分から水を向け聞くこともできない。励ますために元配偶者の悪口をいうのも心情や理由が判然としない状態では不可能だ。

 はてなの皆さん、特に離婚経験のある方、いいリアクションがあれば教えてください。

2015-12-04

コミュ障に対するアドバイス

をする人の言葉は信用してはならない

とくに「俺はコミュ障をこれで克服したよ」系のやつ

よくあるアドバイス

「とりあえず笑っておけばいいんだよ」

と言う人がいるが騙されるな

そいつは「笑ってはいけない空気を読める」か、「笑うことによって周囲の空気を良い方向に変えることができる」能力を持っている非コミュ障だ

まずそもそもとして笑う(笑顔)というのはものすごくテクニックのいる行為

俺みたいな本物のコミュ障実践しても

「(今は笑うところじゃないのに)何ヘラヘラしてんの?」

となるのがオチ

まり「笑ってればなんとかなる」レベルの人は元からコミュ障じゃない

他にも「相手の気持ち(要求)を考えろ」というのもある

そういうことができる人はどうやっているかというと

定規で測って「お、今右目が3ミリ開いて広角が5ミリ下がったな!この表情のときはこの人の表情感情対応表と照らし合わせれば……わかった!この人は今怒りかけてる!」

とやってるわけじゃない

この行程を直感的に一瞬で行っているのだ

こんなことができるのはやはり元からコミュ障ではない

コミュ障へのアドバイス?として一番「これ書いた人は本当にコミュ障だな」と思ったのは発達障害者処世術という2ちゃんねるコピペ

実に的確だと思ったので以下そのコピペを貼っておく



発達障害者処世術

・人並みの幸せは諦める

障害のことは人前では一切口にしない

・どちらに進んでも悪い方向にしか行かないのだから、悪い中でもマシなほうの選択肢を選ぶしかない

・親しげに近づいてくる奴は見下して優越感を感じようとする自己愛性人格障害者か、いいように利用したり

 搾取しようと企む性悪定型のどちらかしかいないと心得るべし

沈黙は金以上なり

飲み会や宴席にはなるべく参加しない。参加しても一切喋らない

冗談ジョークを言わない

・口に出すのは挨拶感謝謝罪だけにすべし

・人前で趣味や遊びの話は絶対に口にしないこと

雑学的な知識を人前では見せないこと

自分の得意分野の話題になっても一切口を開かないこと

・はしゃがない。笑わない。

・「心を開け」「自分を出せ」「言いたい事があるなら言おうよ」といった言葉に騙されるな

定型の言う事には必ず裏があると心得るべし

定型=嘘つき、二枚舌ということを心得るべし

・職探しは給料の額面よりも休日の多さ、残業の少なさ、一人作業が多い仕事かどうかを基準に選ぶ

・なるべく大規模な職場を選ぶこと

人間関係トラブルしか生まない

・人付き合いやコミュニケーションビジネスハウツー本発達障害者にとっては何の参考にもならない

発達障害者が「馬鹿になれ」を真に受けて実行すると怒りや恨みを買うか、さらバカにされるかしかないことを心得るべし

絶対自分を出さないこと

孤立孤独発達障害者運命だと思って諦めること

他人と会話がしたいならネット掲示板だけに留めておくこと

2015-11-24

twitterLINEFacebookのせいが友人達コンテンツ化してしまった

とるに足らない小さな出来事趣味の話はtwitter雑談グループチャットを作ってLINE身の回りで起こった大きな出来事イベントFacebook

SNSを通して、友人達日常ほとんど全てわかるようになった。空いた時間に読むのは楽しいし、気になることはすぐ聞ける。色々と便利だ。

しかし、そのおかげでいざ会った時、話すことがなくなってしまった。会話は「すでに知っている情報を改めて本人の口から確認する」作業になってしまった。

飲み会沈黙が訪れる度、周りの楽しそうな人達がどういう話題で盛り上がっているのか気になってしまう。

2015-11-14

車のチラシ見てたの。

赤も綺麗ねぇ。白はあんたに似合うわよ。

白いのに乗ってドライブ行こうか。

五十を超えてから教習所に通いだし、結局仮免も取れなかったおかんが呟く。

また、病気が出たのか?

悲しい気分になりながらも明るく、チラシ見ながらそんな想像してたの?と聞いてみる。

そうなのよ、と答えが返ってきたあと、しばらく沈黙が続いた。

あんたもしっかり生き。

突然の言葉ビックリした。

どうしたの、突然急に?

今日哲学の日なのよ。

電話を切った後も、おかん言葉を頭の中で繰り返す。

なんでそんなこと言うの?

今まで感じたことのない胸の感触とともに、

小さくなきそうな声が漏れた。

http://anond.hatelabo.jp/20151113193721

続きです

デカリボンちゃん拍手

デカリボンちゃんトランペット奏者です、当然同じパートである香織先輩と麗奈技量については熟知しているでしょう

香織先輩はもちろんのこと、デカリボンちゃん麗奈の個人練習を聴いている姿も作中で描かれています

デカリボンちゃんある意味では滝先生以上に二人のソロを聴き比べ、その力の差について知っているのです

からこそ、麗奈に対し当日の再オーディション前、教室において頭を下げ懇願したのです、わざと負けて欲しいと

しかしそれも失敗しました、もはや麗奈が本番直前に心変わりして手心を加えてくれる、そんな望みしかありません、が……おそらくそれも叶わないでしょう

まりデカリボンちゃん演奏が開始される前、最初から香織先輩が負けることは分かっていたのです、そして決めていました、その結果に関係なく香織先輩に拍手しようと

実際、滝先生拍手を促された時すぐさま拍手をすることが出来たのはデカリボンちゃんと久美子だけでした

別に反射神経が良いとか決断力があったとかそういうことではありません、この二人はもう始まる前から決めていたんですね、演奏の内容や結果に関係なく誰に拍手するのかを

ここまで、演奏が終わりデカリボンちゃんが香織先輩に拍手をすることまでは、ある意味デカリボンちゃん想像していた通りでした

しかし、その後、滝先生の問いと香織先輩のそれに対する答え、そしてそれを見たデカリボンちゃんが襲われた感情の波は、想像していたものとはおそらく違ったのでしょう

宇治高校吹奏楽部空気

それにしてもなぜ部員たちは拍手をしなかったのでしょう

香織先輩の方が上手いと思っていたのに麗奈の方が上手かった、その驚きからでしょうか、それとも香織先輩に気を遣ったから?

そもそも騒動の原因って何だったのでしょう、部員たちは本当に香織先輩の方がソロにふさわしいと思っていたのでしょうか

もちろん原因の一端は間違いなくデカリボンちゃんの言動にあります、あれがなければこんな騒動自体がなかったかもしれません

しかし、振り返って騒動最中部員たちが口々に言っていることを聞いてみると、それは多くが滝先生への不満であることが分かります

まりどういうことか、結局、この騒動の本当の原因は滝先生の実力制オーディションというやり方への不満であり、それがあることをきっかけに噴出したものしかないんですね

4月部員たちは滝先生に今後の北宇治高校吹奏楽部目標を問われた時、全国を目指すことを約束し、ある種強制的にではありますがそのために努力してきました

久美子はこのやり方に対して大人はずるいよと言っていましたが、サンフェスの成功を経て部内の空気は大きく変わります

オーディションの開催を告げされた時、多くの部員はその決定に反感を抱いたように見えました

しか部員たちにとって全国大会を目指すと約束してしまった以上、実力制オーディションに反対することは自分たちの言動に矛盾を生みます

オーディション自体全国大会を目指すという目標のためには明らかに必要なことですから、それを盾にされると言い返すことは出来ないのです

更に、4月のあの頃、まだ滝先生のやり方に異を唱えていた部員も多かったあの頃とは、もはや流れ、部の空気が変わってしまいました

約束人質に取られ、空気もそれを許さない、これでは誰もオーディションに反対など出来ません

ここに降って湧いたのが先生麗奈を贔屓したのではないかという疑惑でした

まり部員たちは疑惑それ自体よりも、そもそもオーディション自体に反対だったのですね

この事に部員達が自覚的だったかは人それぞれでしょう、しか自覚的かどうかに関わらず、部員達は自らの不満をソロオーディションへの不服という形でしか表明することが出来ないのです

オーディション自体麗奈のためだったらしいよ」という生徒がいますが、まさにその気持ちをよく表しています、そもそも実力制のオーディション自体が間違いだったと言っているんですね

彼ら彼女らは部活動方針の急速な変化、とりわけ上級生をも容赦なく落とすオーディションなどというものへの不満をここぞとばかりに爆発させているだけなのです

極端なことを言ってしまえば誰も香織先輩の方が上手いとは言っていないのです

からこそ再オーディションにおいて目の前で香織先輩と麗奈の実力差を見せつけられた時、多くの部員拍手をすることができなかったのです

香織先輩の演奏文句無しに上手ければ、麗奈より優れていれば何の問題もなかったでしょう、しか現実はそうではありませんでした

あの場面で、より劣った香織先輩に拍手すること、それはつまり実力制オーディション否定することであり、滝先生に問われ約束した全国大会を目指すという決意自体否定することになります

いくら影ではオーディションへの不満を言い募ろうと、あの場所で、部員全員の前で、さあどうするのかと問われればやはり反対など出来ないのです

しかしだからといって麗奈拍手することも出来ません、集団空気や流れというのは簡単に変わるものではないのですから

オーディション開始前、麗奈は久美子に対し勝てば私は悪者になると言っていますが、まさにその通りあの時点で麗奈悪者なのです

二人の特別

麗奈という女の子の言動を客観的に見てみると、先輩に向かって生意気な口を叩いたり、仲間を作らず一人浮いた存在であったりと余り好かれるような存在ではありません

もちろんキチンと謝るべきは謝り、その言動も悪意があったりするものではないので、好かれないながらも嫌われるという程のものでは無いのですが

あくま部員たちの目線として見てみると麗奈に対して好意的になる要素は余りないことが分かります

ではなぜ視聴者はそんな麗奈の肩を持ちたくなるのでしょうか

物語客観的に見ている視聴者麗奈の方が香織先輩よりもトランペット技術が優れていると知っているから?

それともオーディションにおいて滝先生不正などしていないと知っているからでしょうか?

違いますよね

それは、あの麗奈特別になりたいという想いを、久美子と一緒にあの甘酸っぱい告白を聞いてしまたからです

から視聴者麗奈に負けてほしくないと思うのです、久美子が麗奈のあの告白によって一瞬で心を奪われ麗奈に惚れてしまったように、視聴者もまたあの告白麗奈に惚れてしまったんですね

そして久美子と視聴者にとって麗奈特別であるように、デカリボンちゃんにとっても香織先輩が特別だったのです

オーディション当日、選考開始前の準備時間、「私が負けたら嫌?」そう問いかける麗奈に対し久美子は言います

久美子「嫌だ……

    いやだ!」

 麗奈「どうして」

久美子「麗奈特別になるんでしょう」

 麗奈「そうね……」

久美子「麗奈は他の人とは違う、麗奈は誰とも違う。
    人に流されちゃダメだよ、そんなのバカげてるでしょう」

――――「響け! ユーフォニアム」第11

久美子の想いは理屈ではありません、部活のためでも、それどころか麗奈のためでもありません

麗奈に対し特別でいて欲しい、自分では出来ない、だからこそ麗奈にそうであって欲しい、そんな我儘な想いです

そしてデカリボンちゃん彼女が香織先輩に抱く気持ちもまた、久美子のそれと同じものです

教室の窓際、デカリボンちゃんに対し「トランペットが好きなの」そう微笑み掛ける香織先輩

久美子がたった一言、一瞬の出来事麗奈に心を奪われてしまったようにデカリボンちゃんもあの瞬間あの場所で香織先輩に心を奪われました

なぜ大会前の大事な時に滝先生デカリボンちゃんあんな事を言ったのか、香織先輩が望まないと分かっていながら、なぜあんな騒ぎを起こしたのか

全ては香織先輩に特別であって欲しい、香織先輩は特別でなくてはならない、その想いゆえのことなんですね

リボン「諦めないで……

    香織先輩の……

    香織先輩の夢は絶対に叶うべきなんです!

    じゃなきゃ……」

――――「響け! ユーフォニアム」第10



香織先輩の想い

デカリボンちゃん絶対に叶うべきだと言った香織先輩の夢、それが叶うことはありませんでした

香織先輩が自らの口でソロ麗奈が吹くべきだ、そう言ったあの瞬間、その夢は潰えたわけですが

あの時、実は香織先輩には違う選択肢、可能性もありました

例えば自分が吹きます、吹きたいですと、そう言う選択肢

もしくはただ沈黙を貫く、そして麗奈気持ちを聞く、そういった可能性です

結果だけ見れば拍手の数は同数でした、多くの部員たちは投票するという権利放棄し、結果を他人に委ねたのです、文句は言えないでしょう

しかし香織先輩はそうしませんでした

なぜでしょうか、滝先生の言外の圧力に屈したから?それとも会場の、部員たちの空気を読んだからでしょうか?

人には自分が決めるではなく、空気の中でいつの間にか出来上がるそれぞれのラインがありますキャラクターと言ってもいいかもしれません

ドラえもんジャイアンは力持ちで気の強い男の子です、ジャイアンのび太喧嘩をしてもそこに驚きはないでしょう

一方のび太は、弱虫でいつもイジメられている男の子です、もしものび太がジャイアン喧嘩を挑んだら、勝ち負けは関係ありません、そこには驚きが生まれます

人は、誰かの行動がその想定値を超えた時、心を揺さぶられ感動するのです、

ジャイアン喧嘩を挑んだという事に驚くのではありません、のび太喧嘩を挑んだという事に驚くのです

からこそ香織先輩が再オーディションを望んだ時、香織先輩がそのラインを超えた時、多くの部員が驚き、それを見た人は心を揺さぶられました

オーディションの日、副部長あすかに対する想いを聞かれた香織先輩は部長に対しこう答えます

香織先輩「なんか、見透かされてるような気がするんだよね、

     私が思ってることなんでも……

     だからあすかを驚かせたい。

     あすかが思っている私の一歩先を、本物の私が行きたい」

――――「響け! ユーフォニアム」第11



デカリボンちゃんが泣いた日

香織先輩はあの時、「再オーディション希望します」と言ったあの瞬間、確かに一歩先を行ったのです、それはあすかに対してでは無かったかもしれません

しかし、間違いなく多くの部員が思う香織先輩という人物の一歩先を歩いたのです

それはデカリボンちゃん例外ではありません

そしてだからこそ、香織先輩にはあの場面、滝先生あなたが吹きますかと問われたあの時、あの場所

「私が吹きます」とそう言う選択肢もあったのです

今までの中世古香織であればしなかったかもしれない、部のためを想えばそんなことは言えないかもしれない

でも、あの時の香織先輩には、技術的には劣っていても私が吹きたい、吹かせてくださいという選択肢が、権利があったのです

あるいはデカリボンちゃんはそう言って欲しかったのかもしれません

もしくは麗奈なら、誰よりも特別になりたいと強く願う麗奈であったなら、そう言ったかもしれません

しかし、香織先輩はそれをしませんでした

あの日、あの瞬間、香織先輩は決めたのです、人に言って決められるのではなく、空気によって決められるのでもなく

自分判断によって、中世古香織という人間は、中世古香織のトランペットはここまでだと、他人ラインを引かせるのではなく、自分自身によってそこにラインを引いたのです

そして麗奈こそがふさわしいと、麗奈こそが吹くべきだと言い、優しく微笑みます、あの日、教室の窓際でデカリボンちゃんにそうしたように

デカリボンちゃんはそれを見て、香織先輩とはどんな人であったか、どれだけ優しい人であったかを思い出して泣くんですね

一歩先を行きたいと願った香織先輩の夢の終わり、そこにいたのはデカリボンちゃんの大好きないつもの優しい香織先輩でした

からデカリボンちゃんはあふれる涙を止めることが出来ないのです

涙って悲しいときにだけ流れるものじゃないですよね、怒った時にも笑った時にも流れます

まりそれが喜怒哀楽どんな気持ちであれ、その感情が大き過ぎて自分の中で抱えきれなかった時、必死に抑えようとしてもあふれ出てしまう時、それが涙となって瞳からこぼれ出していくのです

デカリボンちゃんを襲ったのは香織先輩の夢が叶わずに悔しいという気持ちであり、香織先輩の微笑みが思い出させてくれたあの時の胸の高鳴りであり

香織先輩の一歩先に行きたい願う高揚感であり、香織先輩のやさしさが与えてくれた安心感でした

そういったもの全てがデカリボンちゃんを襲い、満たしあふれたかデカリボンちゃんはあの時涙が止まらなかったのです

わんわんと声を上げ、ただこぼれ出る涙が止まるのを待つしかなかったのです

あそこまで泣くかと思うかもしれませんが、それは仕方のないことだったのですね

余談ですがこのシーンで流れているBGMはここまで劇中では1度しか使われていません

その1度目が香織先輩が再オーディション希望するシーン

そして、2度目がこの香織先輩が滝先生の問いに答えデカリボンちゃんが涙する一連のシーンとなっています

曲のタイトルは「重なる心」です

宇治高校吹奏楽部のその後

この後、北宇治高校吹奏楽部は滝先生指導のもと一つとなって全国大会という目標に向けて走っていきます

その熱量騒動以前と比べても明らかに上がっており、まさに雨降って地固まるということわざの通りです

物語としては、やはり終盤なので主人公である久美子に焦点を絞り

これまでいつも受け身だった久美子が麗奈という存在に感化され初めて真正からユーフォニアムという楽器に向き合い、「上手くなりたい」と心の底から願い必死努力する

そんな久美子の成長が細やかな演出と美しいアニメーション作画で描かれており、ラストまでワンシーンワンカット目が離せない文句無しで面白い作品となっています

二期に向けて

響けユーフォニアム空気ついて描いてると最初に書きました

この空気に明確に逆らった人物として描かれているのは葵ちゃんです、彼女と久美子の姉は部活に精を出す久美子のアンチテーゼとして作中何度も登場しま

逆に空気に流されやすい人物として描かれているのはポニテ先輩です、作中でも「私そういうのに弱くって」とチョコシェイクを飲みながら久美子に告げています

では主人公の久美子はどっちなのだろう、そんな視点で改めて久美子を眺めてみると

序盤、友人に流されて吹部や低音パートに入る部分は当然のこと、終盤、大会に向けて今までになく必死で練習する姿もある意味では部内や友人の空気に流されただけ、という風にも見えます

もちろんそれは上述したように久美子の成長でもありますし、空気にのせられること、みんなで一丸となって何かをすること、それが悪いという意味ではありません

しろ青春部活ものにおいては必須ともいえる要素でしょう

しか優柔不断な一面が久美子にはあるというのも事実であり、久美子自身もそれを自覚しています

からこそ麗奈という存在に憧れ、感化されたのです

葵ちゃんは「みんな傷つかないようにまとまっていく」と言いました、麗奈は「人の流れに抵抗してでも、特別になりたい」と言います

今の久美子にとって麗奈のように特別になるということはユーフォニアムもっともっと上手くなるということです、それは北宇治高校吹奏楽部が目指す全国大会という目標に完全に合致しま

しかし、もし久美子にも誰かとぶつかって傷付いてしまいそうなるという、優柔不断なままではいけない、人に流されるままではいられないという、そんな事態が来た時

久美子は特別になりたいという想いを貫くこと、そして集団空気に逆らうことができるのでしょうか

1期ではそういった場面は殆ど描かれませんでした

しか見方によっては美味しい部分をあえて残したとも表現できます

ですから続編となる2期ではそんな久美子の新しい活躍と成長の軌跡も見ることができるのではないかと、勝手ながら楽しみにしています

最後

吹奏楽集団の競技です

しかし、それを構成しているのはひとりひとりの部員たちです

全体では同じ方向を向いているように見えても、その実、ひとりひとりの部員の想いは様々なのです

響けユーフォニアムは、思春期特有友情とも恋愛ともいえない女の子同士の関係や甘酸っぱい男女の恋、そして部活に明け暮れる高校生青春と色々なものが描かれています

更に作画の美しさや演出の巧みさも素晴らしいの一言です

しかし、その中でも吹奏楽部というモチーフを使ったからこそ描くことのできる、思春期高校生達が作る空気感、そしてその空気に寄り添うひとりひとりの想い

そういったテーマに着目して視聴するのも響けユーフォニアムという作品の楽しみ方の一つなのではないかと思います

2015-11-13

【祝!2期】響け!ユーフォニアム空気デカリボンちゃんが泣いた日

要約すると

長くなってしまったので簡単にまとめます

響け!ユーフォニアムの2期が決まってうれしいです、とても面白い作品でしたね

・素晴らしい点を上げるとキリがないのですが、私はとりわけこの作品の描く「空気」が好きでした、作品テーマの一つでもあると思います

特に2話の葵ちゃん「みんな~問題のない方向へ~まとまっていく」というセリフ、8話の麗奈特別になりたい」というセリフ、この2つが重要なシーンではないでしょうか

・この空気に着目した上で10話、香織先輩が再オーディション希望するシーンを見ると、とても感動しま

・更に11話、デカリボンちゃんが泣くシーンも心を打たれます

・久美子の心の成長も見所の一つです、でも久美子って少し流されやすいような気もしま

劇場版、そして2期、本当に楽しみです

と大体このような感じ

最初

ユーフォニアム2期+劇場版総集編決定!うれしいです

しまだご覧になったことがないという方は、本当にオススメ作品です、ぜひぜひこの機会にご視聴ください

ところで、響け!ユーフォニアムってどこが面白いの?と問われたら、視聴済みの皆さんは何と答えます

作画の綺麗さや演出の巧みさ、声優さんの演技の上手さなど色々なものが思い浮かびます

答えは一つではないと思いますが、私には響け!ユーフォニアムのココが好きだ!という点がずばり一つあります

それは、今まで深夜アニメーションという媒体では余り描かれることのなかった部活学校という空間空気

引いては集団の中で発生する同調圧力的な側面について描き、それをしっかりとエンターテイメントとして見ていて楽しい物に昇華しているという点です

群れとスイミー

少し話は変わります

みなさんスイミーという絵本をご存知でしょうか

おそらく一度は聞いたことがある、どんな物語か程度なら知っているという方も多いと思います

ストーリー説明は省きますが、絵本の中でスイミーはたくさんの仲間達と一緒に大きな魚のふりをして泳ぎ、マグロを追い払いますよね

あのスイミーが案じた作戦、これはおとぎの世界の話だけではありません、現実世界でも類似の例を見つけることが出来ます

例えば、チョウチョウウオという魚です

沖縄方言ではカーサと呼ばれ、その意味は葉っぱ、名の通りほのかな橙黄色に色付いた木の葉のような魚です

一匹でも十分に綺麗なこのチョウチョウウオですが、海の中で生活する時は大きな群れを作ることが知られています

チョウチョウウオはそれほど大きくない魚ですので、単体ではすぐに捕食者に狙われてしまます

ですからまとまって大きな集団を作ることによって、捕食されることを回避しているわけですね

このようにして魚が群れを作るメカニズム、そこにあるシステム群知能といいます

群知能は魚の群れを説明するための用語というだけではありません、他にも自然界の様々な場面で見ることのできる普遍的概念です

ところでこのチョウチョウウオの群れですが、全体としては同じ方向を向いていても

中を細かく見てみるとそれぞれの個体や個々の集まりでは別の方向を向いていたりすることに気付きます

スイミーは全員が一丸となって戦うお話でしたが、現実世界チョウチョウウオでは少し違うわけですね

から全体を俯瞰して眺めるとみんなが同じ方向を目指しているように見えても、それぞれにはぞれぞれの想いがある

群れと人間

こういった群れの構図は人間社会でも随所に見られます

大きいものでは会社組織、小さい単位なら家族や友人関係かもしれません

そして多くの人が人生において最初にそれを経験する場所、それが学校であり、とりわけ部活動なのではないでしょうか

一概に部活動といっても様々あります体育会系ならサッカー野球文化部なら美術などが有名ですよね

そしてもう一つメジャーものの中に冗談めいて体育会系だとも文化部だとも言われる部活があります

そう吹奏楽部です

吹奏楽部サッカー野球と同じ、体を使った集団競技です

それが体育会系といわれる所以なのかもしれませんが、一つ他と決定的に違う点があります

それは圧倒的な力量を持った選手が一人や二人いたとしても、それが集団にとって即大きなアドバンテージとはならない、という点です

吹奏楽という競技においては、群れのレベルは全体の平均ではなく最も弱い個体能力度合いによって決まるからです

これは積極的底辺能力押上げようという助け合い精神、教え合いの動機ともなり得ます

いざという時には、底辺を全体のために容赦なく切り捨てるという残酷な選択を強いる結果にも繋がります

吹奏楽ほど、群れというもの意識する部活は他にはないかもしれません

そしてそこには、必ずしも絵本で描かれるスイミーのようなやさしさも海で群れをなすチョウチョウウオのような美しさも、あるとは限りません

そんな吹奏楽という部活

そこにスポットライトを当てたアニメーション作品

それが京都アニメーション制作の「響け! ユーフォニアム」です

響け!ユーフォニアム空気

吹奏楽舞台であるといっても、1話や序盤では多くの時間キャラクター紹介、人物の関係性やこれからの展開をほのめかす場面に割かれます

主人公である黄前久美子はどんな子であるのか

彼女高校生となって吹奏楽部に入部し、新しい学園生活、新しい友達上級生と馴染んでいく過程を描いています

そんな序盤のキャラクターのやり取り、シーンの一つにこんなものがあります

久美子の幼なじみであり部活の先輩でもある葵ちゃん彼女と久美子の会話です

久美子「でも今日みたいに聞かれたら、全国大会目指すっていう方に手挙げるでしょ」

  葵「そりゃあ…ねえ」

久美子「だからややこしくなるんだよ、大人はずるいよ」

  葵「それ言ったらどっちにも手を挙げなかった誰かさんが、一番ずるいんじゃない?」

久美子「それは……そうだけど……」

  葵「きっと、そうするしかないんだよ。みんな何となく本音を見せないようにしながら、一番問題のない方向を探ってまとまっていく、学校も吹部も、先生も生徒も」

久美子「どうして……?」

  葵「そうしないとぶつかっちゃうからだよ、ぶつかってみんな傷ついちゃう

――――「響け! ユーフォニアム」第2話



この言葉学校という世界しか知らなかった高校生の頃に立ち戻って考えてみれば、いっそう共感のできる言葉だと思います

そして、学生の時のみならず、社会人となってからもこの「空気」を読めという感覚は常についてまわるものです

集団、群れがあればそこには空気があります、そうして出来上がった集団の流れ、空気に逆らうことはとても難しいものです

特に思春期女の子にとって集団から抜け落ちたり弾かれたりすることは、死ぬほどに辛いことだと思います

2話の終盤、このシーンはさらっと流れます、その為とりわけ重要ではないシーンのように思われるかもしれません

しかし、深夜アニメにとって大事だと言われる1~3話において、2分以上の長尺を取り久美子との二人きりの会話を描いているのは、このカット以外にはないんですね

音楽通奏低音という言葉があります本来バロック音楽における用語ですが、転じて「常に底流としてある、考えや主張のたとえ」というような意味も持ちます

吹奏楽でいうならば久美子や友人である緑輝や葉月がいる低音パートですね

彼女たちの低音が吹部の演奏を支えてるように、葵ちゃんのこの言葉響け!ユーフォニアムという作品における通奏低音となっています

部長葵ちゃん

続く話数、これ以降の3~6話ではある意味葵ちゃんの言っていた通り、一つにまとまり

一致団結してサンライズフェスティバルという地域イベントに向けて頑張る吹部の様子が描かれます

しかし、当の葵ちゃんは今までとは違う、空気の変わってしまった吹部についていけず退部を決意しま

顧問の滝先生が赴任して来なければ、部のやり方が変わらなければ、葵ちゃん最後まで部活動を続けたかもしれません

ただ去年の出来事経験した葵ちゃんにとって今の空気はどうしても受け入れることの出来ないものだったのです

退部後の葵ちゃん部長の晴香がファミレスで二人、話し合うシーンがあります

葵ちゃん自分はそこまで吹部が好きではなかったと言った後、部長に対し晴香はどう?と問いかけます

部長は即答することが出来ません

今までの吹部とは違う、全国大会出場という大きな目標を掲げ、部員一丸となって全国という高みに向けて邁進する宇治高校吹奏楽部

ですが、一人ひとりが見ている方向は必ずしも一致していません、全体では同じ方向を向いているように見えても個々人の想いはそれぞれなのです

ここまでが7話でした

久美子と麗奈

そして続く8話、とても印象的な回ですね

放送当時一番話題になった回でもあると思います

この第8話終盤、麗奈と久美子の密会シーンは中盤のクライマックスです、その内容を憶えている人も多いでしょう

麗奈と久美子、二人以外は誰もいない小高い丘の上、眼下には楽しげなお祭りの光、麗奈はまっすぐと久美子を見据えて言います

 麗奈「ねえ、お祭りの日に山に登るなんて馬鹿なこと、他の人はしないよね」

久美子「うん、まあ……」

 麗奈「久美子なら分かってくれると思って。私、興味のない人と無理に仲良くなろうと思わない。誰かと同じで安心するなんて、馬鹿げてる。

    当たり前にできあがってる人の流れに抵抗したいの、全部は難しいけど。でも分かるでしょ?そういう、意味不明気持ち

久美子「うん、わかるよ。高坂さんの気持ち

 麗奈麗奈

久美子「麗奈……」

 麗奈「私、特別になりたいの。他の奴らとおなじになりたくない」

――――「響け! ユーフォニアム」第8話


麗奈の想いは誰しもが持っている気持ちです

特に未だ少年少女時の万能感から脱却しきれていないモラトリアム期の高校生ならば、それは多くの人が抱いた「本音」かもしれません

特別になりたい」

しかし、多くの高校生はその本音を隠します、他者とぶつからないよう、ぶつかって傷つかないよう、波風を立てず皆と同じように日々を過ごします、それが「普通」なのです

麗奈は違います、久美子にはっきりと言います特別になりたいと、他の人に流されたくないと

葵ちゃんセリフと対になるこの言葉、少し甘酸っぱく子供っぽい麗奈のこの告白は、久美子の心を大きくざわつかせました

そして続く9話、ここからやっと吉川優子ことデカリボンちゃんと吹部のマドンナ中世古香織先輩にスポットライトがあたっていきます

デカリボンちゃんと一度目のオーディション

去年までの熱意のなさが嘘のようにやる気を出し、ここまで大きなゴタゴタもなく順調に進んできた北宇治高校吹奏楽部

あとは大会に向けて全力で頑張っていくだけという感じですが、その前に一つ課題を乗り越えなればなりません

オーディションです

先生が事前に発表していたこの実力制メンバー選抜は、ことの成り行き次第では少々問題が起きそうな雰囲気です

さてオーディション視聴者としてはポニテ先輩のことも気になりますが、吹部として重要なのは麗奈と香織先輩、どちらがソロを吹くのかという点です

部員殆どは、麗奈が優れたトランペット奏者だということは知っていても、上級生であり、部内屈指の実力と人望を兼ね備えた香織先輩がまさか負けるとは思っていません

しか当事者である香織先輩の認識は少し違っています麗奈の実力を認め、負ける可能性を十分に考慮しているようです

さあ、結果はどうなるのか?と言うと……

意外にもあっさりと負けてしまます

この結果は当然ながら驚きを持って迎えられます、中には滝先生選考に内心疑問を呈した部員や不満を抱いた部員もいたでしょう

しかし、個々人の想いとは関係なくこの時の部内の空気オーディションの結果を受け入れるものでした、空気が異を唱えることを許さなかったのです

集団空気に逆らうというのはとても難しいことです、もしもこのまま何事も無く事が運べば、大した波乱などなく一致団結して大会まで進んでいたかもしれません

ここで爆弾を落とすのがデカリボンちゃんです、オーディションから少したった頃、滝先生に対し部員が見守る中、こう言い放ちます

リボン高坂麗奈さんと以前から知り合いだったって本当ですか?」

先生「それを尋ねて、どうするんですか?」

リボン「噂になってるんです、オーディションとき先生がひいきしたんじゃないかって、答えてください」

――――「響け! ユーフォニアム」第10

この出来事から急速に部内の空気は変化していきます、元々個々人の中ではオーディション結果に対しくすぶっていた所もあります

0から1に突然変わったというような変化ではありません、空気意図的誘導しようとするそんな人物がいたわけでもありません

それどころか自分たちが一体どこに向かっているのか、それさえ誰にも分からぬまま漠然と悪い方向へ流れが変わっていく、そんな様子が丁寧に描かれています

香織先輩と再オーディション

先生音楽の知識こそ豊富ですが、教員としての指導経験はまだ浅く、この事態に戸惑い苛つきます

かねた部長が、このままではいけない、そう覚悟を決めなんとか解決しようと動き出した頃、丁度時を同じくして滝先生は一つの解決策を見出します

部員たちが見守る中、滝先生が切り出したのはこんな提案でした

先生今日最初にお知らせがあります。来週ホールを借りて練習する事はみなさんに伝えてますよね。

    そこで時間を取って希望者には再オーディションを行いたいと考えています

    前回のオーディションの結果に不満がありもう一度やり直して欲しい人はここで挙手してください。

    来週全員の前で演奏し、全員の挙手によって合格を決定します。全員で聞いて決定する。これなら異論はないでしょう。いいですね?」

――――「響け! ユーフォニアム」第10

この言葉に対し、香織先輩は一歩を踏み出すように立ち上がり、高く手を掲げ、まっすぐと滝先生を見つめて言います

「再オーディション希望します」

香織先輩という人物についてはこれまでも何度か描かれています

葵ちゃんが退部し、部長がめげてしまった時にはおみやげを持参して励ましました

ポニテ先輩は、葵ちゃん部長に加え香織先輩だけが、去年の部内のゴタゴタに対して真摯に解決しようと頑張っていたと言います

公園で二人きり、デカリボンちゃんから本人や父との縁故理由に滝先生麗奈を贔屓した可能性を告げられた時も噂を止めるようお願いするだけです

これらのことから伺えるのは香織先輩のやさしさであり、部に対する想いです

部長と共に、損な役回りを引き受けてでも部内の空気を良い方向へ持って行きたいという、そんな心配りです

その香織先輩が、今まで吹部内の空気をなによりも優先してきた、そんな香織先輩が、初めて自分の想いに素直に寄り添って決意表明したのがこの場面なのだと思います

しかしたら吹部の嫌な空気、それを払拭するためにあえて希望した、もしくは香織先輩を推す部内の空気にのせられる形で希望しただけという穿った見方もできるかもしれません

しかし、友人を心配そうに見つめる部長眼差しや驚きを持って香織先輩に視線を集める部員達の表情からそうではないことが見て取れます

香織先輩はこのとき空気に反発したのでも迎合したのでも、そして沈黙したのでもありません、ただ自分の確かな意志を表明したのです

まっすぐに滝先生を見つめ、自分の想いを吐露する香織先輩のその姿は麗奈が久美子にした特別になりたいという告白に重なります

オーディションの結果

さあ再オーディションです

まずは香織先輩が、吹き始める前こそ緊張の面持ちでしたがいざ吹き始めると特にミスもなく、普段通りの演奏を客席に座る部員たちの前で披露しま

そして麗奈トランペットを構え、その音を響かせます

二人の演奏が終わり、よりふさわしいと思う方へ拍手するよう言われます殆ど部員はどちらにも拍手することが出来ません

そんな空気の中、滝先生は香織先輩に問いますあなたソロを吹きますかと

香織先輩は麗奈こそが、自分ではなく麗奈こそがソロを吹くべきだと、そう言い

それを聞いたデカリボンちゃんは泣いてしまます、大粒の涙を流しながら、わんわんと声を上げて

一度目のオーディションの時ではなく、二人の演奏が終わった時でもなく、滝先生麗奈を選んだ時でもありません

デカリボンちゃんは香織先輩が負けたことが、選ばれなかったことが、技量的に麗奈に劣っていたことが悔しかったのではありません

人を気遣い自分よりも他人を思いやり、誰よりも優しい先輩、その先輩がたった一度、自分のために、自分だけのために

宇治高校吹奏楽部中世古香織としてではなく、一人のトランペット奏者として初めて挑んだ、ぶつかって傷付くことを恐れずに挑戦した

その特別ものへの憧れが、それが叶えらなかった事が、デカリボンちゃんは何よりも悔しいのです

悔しくて仕方がなかった、だから泣いたのです

ただしそれは数ある理由の一つでしかありません

もしもその悔しさだけだったなら、こんなにも大粒の涙を流すことはなかったでしょう

なぜならば、デカリボンちゃんはおそらく再オーディションが決まったその日から自分がこの日再オーディションの当日、誰よりも悔しい思いをするという事は分かっていたからです

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