「エンドロール」を含む日記 RSS

はてなキーワード: エンドロールとは

2023-08-02

星乃結美さんに恋してる

星乃結美さんは必ず私が幸せにすると誓った可憐少女だった

アニメキミキス pure rouge」視聴後の絶望、当時はまだ幼く購入できなかったPS2、一向に移植されないゲームソフト

私は長きに亘り待ち続けた

星乃さんとの正当な出会いを求めていた、清く真剣交際を始めたかった

姉妹作「アマガミ」の新作ハード移植を知る度に、まだだ、まだ、まだ必ずや希望があると私は待った

青二才だったのだ

どんなに待ち侘びても沙汰はなく、アーカイブスにも登場はなく、純朴な感情だけでは星乃さんには届かない

結局、私は大人になってしまった

日南高校の生徒になった私は、真っ先に星乃さんの元へと駆けた

星乃さんが喜ぶ話題は何だろうかと考える毎日は楽しかった

星乃さんはどこにいるだろうかと校舎を歩くのが楽しかった

星乃さんに会えるのが嬉しかった、星乃さんと話せるのが嬉しかった、星乃さんが笑っているのが心から嬉しくてならなかった

だが、私が手にした古びたPS2は次第に様子がおかしくなった

度重なるフリーズ、週末まで辿り着けない

セーブポイントを超えられず、繰り返される魔の第4週

何度も聞いた会話、覚えてしまリアクション、もってくれ私のPS2

無情にも、何度も何度も何度も何度も、目の前で景色が途切れてしまった

本名プレイが悪いというのか、好きな子本名名乗って何が悪い

星乃さんを独りきりにさせたくない

私こそが星乃さんの恋人になりたかった

9月の最終週、嵐の前の静けさのように、星乃さんと過ごせる残り僅かな学校生活は穏やかに過ぎていった

文化祭前日には恐怖に襲われた

また悲劇が起きるのではないかと気が気ではなかった、不安しかなかった

盟友は、最後の力を振り絞って私の期待に応えてくれた

太陽眩しい青空の下、私の青春は止まらなかった

loopすることのない奇跡のような1日を迎えた

Kiss Kiss 君に恋し続けて、私の思いはようやく星乃さんに届いたのだ

歓喜と焦燥、相反する情緒で眺め終えたエンドロールが忘れられない

星乃さんに出会えたのはあの夏たった1度きりだった

いつかまた、願わくば星乃結美さんに告白がしたい

2023-07-18

君たちはどう生きるか」の好きなシーン7選

まり同じような感想レビューが無かったので共感できる人を探している。

この作品からは、幻想理想の世界から現実に引き戻そうというメッセージ性を感じた。「意味がありそうなことも重要ではなかったりする」、「価値観は人それぞれ正義も悪もない」、「個人想像力努力世界に大きな影響を与えることはない」。こんなメッセージが散りばめられているのに、重く押し付けるわけでもない。そんな雰囲気がとても心地よかった。私が好きだったシーンを挙げる。

1. 我を学ぶものは死す

門と墓があり、墓には「我を学ぶものは死す」と書かれている。ファンタジー世界では危険オブジェクトであるペリカンという不可抗力に巻き込まれて門を開けてしまった。門を開けてしまったがゆえに何か恐ろしい者が目覚め命からがら逃げ出す、という鉄板な流れを期待するものの、そうはならない。キリコが炎を使った謎の儀式をして、墓を見た方向のまま後退する。結局何も起こらない。

ここで最初メッセージを感じた。

「門を開けてはならない」、「怒りを鎮めるには儀式必要」、「儀式には細かい作法がある」、現実にもこんな類の知らない人には全く理解できないルールが沢山ある。守ってもいいし守らなくてもいい。世の中には様々な価値観がある。眞人は肯定否定もない。そんな世界で生きていくことを考えさせられる。

2. 触れてはいけない人形

眞人は何故か机の下で寝ている。自分の周りには人形が置かれていて、何故か触れてはいけないというルールがある。しかし眞人はルールを破って触れてしまう。この時点で薄々勘付く。何も起こらないと。

これは子供1人遊びだ。

何故か自分自分によくわからない制約を課す。理由はない、面白いからだ。狭い空間人形に触れないで外に出られたら面白い成功したら自分を褒める。失敗したら悔しがる。それだけ。

墓のシーンと似ている。子供1人遊び大人儀式も根は同じか。そんな感覚を持った。

3. ヒミ対ペリカン

ワラワラという赤ちゃんの源である可愛いキャラクターペリカンに食べられそうになる。そこにヒミがやってきてワラワラもろとも焼き尽くす。全滅するより誰かが助かった方がいい。ペリカンは生きるためにワラワラを食べるしかない。

小学生の授業でやるような道徳的なシーンだ。

ありきたりな童話のシーンといえばそうなのだが、個人的に好きだったのは焼き尽くしているのが母親のヒミということだ。

戦争で言えば爆撃機もしくはアメリカイメージするその役割を、空襲死ぬ予定の母親がやっているのだ。本人に悪気は無い。良かれと思ってやっている。将来の生命のために、今ある生命を焼いている。その先には因果応報のような結末が待っている。このバランス面白い

4. 裂けた羽根

アオサギの弱点は羽根であるアオサギ自身がそう言っていた。羽根を見せられると慌てた雰囲気になる。そんな中唐突羽根が裂けてしまう。しかし何も起こらない。心の中で突っ込んだ人は多いんじゃないだろうか。

「それも嘘なんかーい!」

弱点が本当だったのか嘘だったのかはよくわからない。眞人もアオサギもそれに言及しない。そう、この時点で2人はすでに仲良くなっていて、弱点ゲームをずっとやっていたのだ。懐かしい気持ちになった。

5. 理不尽な産屋不可侵ルール

ここまではフラグが立ったのに何も起こらなかったというものだが、産屋に入ってはいけないという制約は、入った後に知らされた。今度は過剰な罰を受ける。もはや謎なレベルだ。このシーンは最も現実に近い。よくわからない知らない人が考えた謎ルールで特大の罰を受けてしまう事が現実にはたくさんある。

「知らんがな」

眞人はそんかセリフを心で叫んだかもしれない。眞人には同情するが、そうやって大人になっていくんだよ、頑張れ!と応援したくなる。これは眞人の成長ストーリーだ。現実というファンタジーの中でどう生きていくのかを考えさせる。構造面白い

6.意味の無い努力をしている叔父さん

この叔父さんは可哀想だ。理想的世界自分が維持していると思っている。私のおかげであと1日保つ事ができる。そう言う使命感を持って積み木をしてたらしい。しかし、彼の努力誰も知らないし、現実世界には何も影響を与えていない。そのことに本人は気がついているのだろうか。ぶっちゃけ小学生でも悪意のない積み木を積み上げても理想的世界にはならないことは容易にわかるだろう。

その後、ファンタジー世界崩壊しても、世の中は変わらなかった。戦争が始まりやがて終戦する。1人の想像力努力だけでは世界は変わらない。そんな世界でどう生きるか。そんな事を考えさせられる。眞人の目にはどう映ったのだろうか。尊敬軽蔑、哀れみ、複雑な感情があっただろう。

7. 無駄のないエンディング

ファンタジー世界崩壊してからの流れは早い。

ファンタジー世界崩壊と、終戦後の家族の様子を見れば、メッセージは全て受け取った気持ちになった。もうこれ以上のメッセージはいらない、そんなタイミングでのエンドロール。たまらん!

皆さんはどのシーンが好きでしたか

2023-07-16

anond:20230715194206

別に、あの映画を作るのにそれほど莫大な予算をかけた訳じゃないと思うよ。「広告しない」というのも、「広告しても売れないだろうし、広告費は節約して、ジブリブランドの威光に頼って赤字にならなきゃ十分」くらいの判断じゃないか邪推

「2日で描いた絵を1000万円で売るなんて」と非難された画家は、「この絵を2日で描くために、人生を掛けた」と反論した。

エンドロールを見ればわかるが、「君たちはどう生きるか」の作画スタッフはそれほど多くない。ただ一流の人だけを集めている。

この映画一本を作るために殊更苦労したってわけじゃないと思う。ただ、「アニメ」を作るために人生を捧げて、これからも「アニメ」を作るために人生を捧げ続ける人が、この映画を作ったんだと思う。

2023-07-15

宮崎駿とのお別れ (映画ネタバレあり)

君たちはどう生きるかを見てきた。すごく悲しくて寂しい、でも幸福映画だったと思う。

宮崎駿と同じようなおたくの子(あるいはジブリを見て育った子供だった大人でも)は是非見るべき。

ようするに宮崎駿が作った異世界アニメ世界から何か少しでも持って帰って、自分たちで生きていってほしいという宮崎駿遺言・お別れのメッセージ

エンディングエンドロール最後で少し泣いてしまった。


ジブリ宮崎駿に少しでも感謝気持ちがある人は受け取るものがあると思う。あとやっぱ単純に作画がすごいわ。

邪推だけど、アオサギ鈴木敏夫ことなの?

君たちはどう生きるかネタバレ感想

いや~面白かった!

絶対面白いのは分かってたけどやっぱり嬉しい


ネタバレはなるべく回避してたが、昨夜ははてブタイトルキャストバレ食らい、増田にも感想が出てきたのでSNSは避けるようにしてた。

とうじ5時に起きたが、飯食ったあと寝てしまい、起きたら10時。歳取ったせいか睡眠コントロールできない。徹夜なんてもうできんな。

車を飛ばして5分前に劇場へ着く。

客席はかなり埋まっていて、年配の方も多い。

斜め前の席の長身爺の頭が画面に被っているうえ、メトロノームのごとく揺れるねが気になってしょうがない。尻の下に本を敷くが、その分椅子が沈むので意味がないように思う。

子供連れもいるせいか、多少私語が煩い我慢

予告編ゴジラ、くれしんなども面白そうなのが揃っていてよい。

原作(漫画の)は貰って読んだが、面白くなかったのですぐ売ってしまった。そういう意味では不安もあったが、風立ちぬ堀辰雄そのままじゃなかったし、ファンタジーと言う話も聞いてたのである程度は楽観していた。



開幕サイレン空襲かと思ったが火事だった。

戦時下生活描写がいい。

妊娠でうん?なったが、ヤったのか父!亡妻の妹孕ませるのは業が深いすぎる…

ジブリババアズ登場。

車で登校は悪手だろ父。案の定喧嘩になるが、いじめって感じでもなく、こっちも手を出してるから不快な感じはあんまり

やりやがった!マヒトさんもしかしてやべーやつなのでは…免罪しなかったのは偉いが

寄付じゃねーよ糞親父!

音立ててキスすんな!

ちょくちょく母親の死のトラウマ描写があるが、ファンタジーではないっぽい…いやファンタジーだこれ!

爺さんはあからさまに黒幕ですね

水の波紋とか、草むらに入ったら意外と深いみたいな、こういう細かいこだわりがなんか嬉しい。

ダイナミックバード!?ダイナミック足跡!?

ジブリババアとのバディなの!?

ジブリババアとのバディじゃなかった…

ジブリババアとのバディじゃん!

ヨットの細かい描写いい…

ワイはインテリなので、暗い森見たときグスタフマーラーの死の森じゃん!ヒトラーが好きだったやつ!って分かったけど、後で調べたら全然違った。石が浮いてるやつも元ネタあると思うけどわからんマグリットではないと思う

やたらかわいいのが出てくる。木霊よりかわいい

奴隷が回すやつじゃん!

母親焼死してエンチャントファイアになったんか…?

ペリカンの死は意味深やな

ロリママンかわいひ

夏子さんのあれ、すずめの親子喧嘩思い出した

血を継いだ者にしか引き継げないってアレじゃん!なんか自虐ネタみたいな面白さがあった

インコ大王独裁者かと思いきや名君

パッパが塔に突撃するとこすき

石で自傷したの罪の自覚あるのすき

現実に戻ったら焼死するとこ、ママンのエキセントリックさが全面に出ちゃってるけど、戻らないとマヒトも生まれないんだよな…

ママンが過去行方不明になって戻ってきてたのも含めて、すずめの後ろ戸っぽさがある

夏子にもウンコつけるのにこだわりを感じる

エンドロール、青で手書きなのがいい。米津っぽいなと思ったら食いしん坊だった。

鈴木Pはい仕事したね…タイ人ハーレム作っても俺は許すよ

インコ大王、ポッと出の悪役とおもっら交渉でも紳士的だし、部下帰らせて自分突撃するし

積木でちょっと株下げるけどちゃっかり生き残ってるし

原作に出てこないくせに良キャラすぎんだろ…

で、パンフ買おうとしたらまだ発売してないらしい

そこまで徹底しなくても、とは思うけど、そこまで拘らないとこうはできんやな

2023-07-09

アニメに登場する「ポッキー(のようなもの)」について

公開中のアニメ映画青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」では、主人公の妹・梓川花楓が猛勉強するシーンで机の上にポッキーの箱が登場している。

それもアニメでよくある「Rocky」とか「Pochy」みたいな架空の商品名ではなく、ちゃんと「Pocky」のロゴ確認できる形で。

……が、エンドロールの「協力」の欄に、ポッキーメーカーである江崎グリコ名前はない。

同じく商品実名で登場している伊藤園名前はあるのに、である

……一体なぜ?


これは「おでかけシスターからではなく、TVシリーズ青春ブタ野郎バニーガール先輩の夢を見ない」では第2話・梓川咲太と桜島麻衣初デート電車内で

麻衣「もし嘘だったら、鼻でポッキー食べてもらう」

咲太「1本?」

麻衣「1箱」

の会話とともに、「Pocky」ロゴだけではなく箱の左上の「glico」ロゴまで視認できる形で登場している。

また、同じく第2話・大垣への逃避行で泊まったビジホの部屋の机の上、第3話・咲太が自室で麻衣勉強を見てもらっているシーンでも登場。

そして、第2話・コンビニで買い物を済ませてビジホへ帰るシーンで

咲太「絶対、忘れない」

麻衣「もし、忘れたら…?」

咲太「鼻からポッキー食べる」

と、先程の天丼みたいな会話でも実名が登場している。

…が、TVシリーズでもやはり「協力」欄に江崎グリコ名前はない。


少し前にシャープの公式ツイ垢が「ウチの製品をマンガに描いてもいいよ」宣言をしてちょっと話題になった。

逆に言うと、それが話題になるということは「(現状では)実在商品(名)は避けるのが常識」ということであろう。

実在商品メーカーに無断で登場させたからといって、(それが商品イメージを低下させるような形でなければ)ただちに法的な問題があるとは言えない……たぶん。(それともあるのか…???)

が、実際に無断で出してクレームが付いたりするリスクは避けたい…と考えると、別にヘンな使い方じゃなくてもとりあえず適当にもじって出しとけ…となりがちである

事前に許可を取って出せばクレーム等のリスク回避できるが、「いや、交渉の手間かかるし…。それに、そこまでして実名使いたいというほどこだわりがあるわけじゃないし…。」というケースがほとんどなのではないだろうか?


上で貼ったリンクアニメでの「ポッキーっぽいなにか」の例を集めたページで、青ブタ以外だと唯一実名で登場しているのが「喰霊-零-」。

先行研究によると、

(ポッチー等に名前をもじると)作り物感が出てしまう。ふたりの絆を示すキーアイテムなので逃げたくなかった。

クライマックスで使いたかったので、印象に残る、架空のものではないものを使いたかった。

なのでグリコ交渉して登場させた、とのこと。


ブタでも、もし上で挙げた会話が「鼻でポッキー食べてもらう」ではなく「ロッキー」とか「ポッチー」だったら……?と考えると、変にもじらず実名で登場させたのは賢明判断だったと思う。

この「会話の中に実名で出た」というのが重要で、もしそうでなければ(咲太のバイト先のファミレスが「Benny's」になったみたいに)適当にもじって処理してたのではないだろうか?

喰霊-零-ちゃん許可を取って出してたということは、青ブタの方も同様に許可を取ってた、と考えるのが自然である

…で、「商品名使用許可を得たので、せっかくだからセリフだけじゃなくて映像にも出そう」となった……と考えると一応の納得はできる。

(冒頭で挙げた「おでかけシスター」では会話(セリフ)には商品名は出てこなくて、映像にのみ1カットだけ登場している。TVシリーズとは違い、敢えて登場させる必然性はないのだが、「せっかくなので今回もお願いします」…みたいなことだろうか?)


しかし、「協力」欄に名前がない件は…?と思って、dアニメストアで「喰霊-零-」の方を確認してみたら……なんと、こちらの方も特にクレジットはなかった…!

……あれ?

じゃあアニメEDの「協力」欄って「実名使わせてくれてありがとうの欄」じゃなくて、単に「タイアップ企業の欄」だったってこと……?(伊藤園とはタイアップしてるが、グリコとは特にしてない)

だとしたら単なる盛大な勘違いじゃねーか!!!

(おしまい)

 

2023-07-07

風の谷のナウシカイメージソング

映画上では聞いていないとか、映画館の中では流れていた、とかあったけど、今日テレビナウシカみてエンドロールにはオープニングソングとして名前がでてたね。

2023-07-04

anond:20230703220445

そんなayaseの2年ぶりのボカロ新曲HERO』(初音ミクライブマジカルミライ2023」テーマ曲)の歌詞がこれ

かにボカロ曲にしてはちょいクドめの歌詞かも(もっと初音ミク16歳の誕生日という明確なテーマがあるからかもしれない)

姿を見せた凶悪なエネミー 行き場無くした心に湧いてくる

流れ出す憂鬱は餌に このままじゃ呑み込まれ

もう四六時中さいつでもkick off 囲まれてんだどうしたら良いの

逃げ場を無くした部屋の隅っこ エンドロールが迫る

H.E.R.O

where is the HERO!

H.E.R.O

where is the HERO!

そんな時目の前にひらりと舞い降りた 君は僕にとってのヒーロー

突然現れた光 堪え切れず零れてたSOS

(HERO!)

キャッチしたみたいに

(HERO!)

駆け付けた途端 飛び出したパンチに目が覚めたそんな夜に

夢中で書き出した物語かに残っていた祈り

久しぶりに明日も生きたいと思えた

(HERO!)

救われたんだよ

(HERO!)

君の声に

さあこの先は 僕もその手を引くよ

サンキューここからは僕たちの番だ にわか雨じゃ全然足りないのさ

一面に広がってきた緑に水を撒けここは愛の惑星

めきめき育った新芽にまたがり秘密基地を抜けて進め進め

救われてばかりじゃいられない 君も知らない場所見つけに行くよ

H.E.R.O

You’re the HERO!

H.E.R.O

You’re the HERO!

それでも今日も誰かのため歌う君は紛れもない本物のヒーロー

共に歩んできたこの日々が僕たちで紡いできた物語

いつか君の未来もっと沢山の拍手に繋がっていきますように

君は僕にとってのヒーロー 突然現れた未来

生きる意味をもう一度与えてくれた

(HERO!)

どんな時だって

(HERO!)

隣を見れば共に闘ってくれた君が居たからなんとかここまで来れたんだよ

この先は僕にも任せてよ 君が望む未来を教えてよ

どんな

(HERO!)

景色を見ようか

(HERO!)

夢を見ようか

さあ改めてどうぞよろしく

ハッピーバースデー 親愛なるヒーロー

2023-07-03

【青ブタ】かえでと花楓に(少しだけ)人生を変えられた話

映画1作目(2019年6月

TVシリーズスルーしてたけど観に来たやで!

……なんかループものの亜種みたいな話なんやな?

シリアスなシーンのはずなのに、この主人公の格好は滅茶苦茶シュールやな…。

オチ、というか「ミクロではなくマクロに働きかける」という最終的な過去改変の方法はなかなか捻りが利いてるな……まあまあ面白かったやで。

映画2作目(2023年6月

1作目は観たけど、前作から4年も経ってるとほぼ忘れてるな…。

この『花楓』って子が今作のメインヒロイン主人公の妹なんか……前作に出てたっけ?

あー、不登校してて学力が足りてなくて、それでもお兄ちゃんと同じ高校に行きたいと。滅茶苦茶勉強してる……健気な子やな…。

……あ、この不穏な電話は、まさか……あああ、そんな……あんなに頑張ったのに……でも、自分不登校経験があるから解るわ……え、2年間記憶を失ってた…? そうやったんか…。

……また電話が…。……え? …いやいやいや、そんなことってある…????? 花楓、それでもお前は…お前ってやつは…。

……こ、このエンドロール曲は……こんなん泣くわ……久保ユリカ凄すぎひん???

TVシリーズ(dアニメストアで)(2023年6月

映画で、自分人生史上かつてないぐらい感情をグチャグチャにされてしまって、映画ストーリーに至るまでの花楓が気になりすぎたのでTVシリーズを履修するやで……。

……え、この子は花楓……じゃなくて『かえで』? あー、日記帳の表紙の名前ひらがなだったのはそういう…。ものすごくリアルな「今どきの女子中学生」だった花楓とは打って変わって、かえでは天真爛漫でお兄ちゃん大好きっ子で、「ザ・ラノベの妹」って感じの子やな…。

あー、いじめが原因で不登校になって、思春期症候群発症して……しかし他のヒロインの「存在認識されなくなる」「同じ日を繰り返す」「二人の自分が同時に存在する」「二人の姿が入れ替わる」という超常的な症状とは違って、花楓/かえでのは(体に突然現れるアザは別にすれば)「別の人格が現れて、それまでの記憶もなくなる」という、現実でも解離性同一性障害として起きそうな症状やな…(性格言動が幼くなってる気もしたけど、知能や一般常識は年相応みたいだし、「幼児退行」とは違うんかな…?)。

……お、かえでのエピソードTVシリーズ最後なんやな。おお、あんなにお家大好きっ子だったかえでが、外に出たい、動物園に行きたい、学校に行きたいと…。咲太が次々と新しい女を家に連れ込んだ(←言い方)のが良い方に影響したんやな…。しかし、咲太もかえでが言うことを絶対に頭ごなしに否定したりせずにちゃんと聞いてくれる、いいお兄ちゃんやな…。

……あああ、家の外に出るだけでそんなに……でも、自分不登校経験があるから解るわ…(2回目)。

…本人の決意と咲太の支えで外には出られるようにはなったけど、やっぱり学校ハードルいか……でも、自分不登校の(略)。

……え、ここは……かえでが行きたがってた…咲太、お前ってやつは……洗ってないなすの臭いwww 良かったな、かえで……からの、え、ここは……かえでが行きたがってた…咲太、お前ってやつは…(2回目)。

明日はきっと……って待て待て、この展開はどう考えてもフラグ……あああああ、やっぱり……。かえで……かえで……。

そりゃ咲太も、それまでの40日間(10/16~11/26)必死に頑張ってたのをそばで見てた、そしてそれまでの2年間一緒に過ごして、自分が誰なのかも解らず不安に押しつぶされそうな状況なのに「妹になってくれた」『かえで』のことを思うと喪失感が大きくて、単純に「『花楓』が帰ってきた!」という気持ちにはなれないよな…(父ちゃんはわりとそういう感じだったが……まあ2年間妻の看病のために咲太・かえでとは別居してたし、それはしょうがないのか…)。

……いや、それはわかるけど、病室の『花楓』と父親を置き去りにして雨空の下を走り回るのはちょっと…。『花楓』はわりとあっけらかんとはしてたけど、気がついたら2年経ってるっていうし、自宅も引っ越してて、両親とは別居してて…という状況に戸惑わないわけはないんだからそばに居てやれよ……(という感想自分が持ったのは、映画2作目→TVシリーズという順番で観たからなんだろうな。普通にTVシリーズから観てたら、『かえで』のことはよく知ってるけど、それまで劇中でほとんど描写がなかった『花楓』の方に感情移入することはなかなか無いだろうから…)。

からの、翔子さん。咲太をよしよししてあげるのはいいとして、かえでの日記帳勝手に読み上げるのはどうなんだろう…と思わなくもない。

いやしかし、この日記は泣くわ……。目が覚めたら記憶がなく、自分が誰なのかも解らず、父親も状況を受け止めきれず、母親に至っては心を病んで入院してしまった。そんな状況で唯一、咲太だけは自分のことを認めてくれて、一緒に暮らしてくれた。さっき『かえで』が「妹になってくれた」って書いたけど、それ以上に『かえで』にとっては咲太が「お兄ちゃんになってくれた」ことが救いだったんやろうな…。

そして、『かえで』の最後の日のことまで日記に書かれてる…。動物園夜の学校に行って、翌朝目覚めた『花楓』が筋肉痛を感じるほど肉体的な疲労があったはずなのに、帰宅してから寝るまでの間に日記を書き上げたということは、『かえで』は、これが自分に残された最後時間だということを解ってて、咲太に自分の想いを伝えなければいけないと思って、力を振り絞って……うう……。

翌朝、とりあえず立ち直って再び見舞いに訪れた病室で「退院したら動物園に行くぞ」と『花楓』に言ってしまう咲太さん…。なんか「元カノ面影を今カノに見てる」みたいな…。まあ、ちゃんとしたお別れもできないまま行ってしまたから、気持ちはわからなくもないが…。

からの、麻衣さん。撮影の合間を縫ってわざわざ金沢から駆けつけるという理想彼女ムーブ。…からの、翔子さんの書き置きが見つかって修羅場…。で、怒ってトンボ返りした麻衣さんを追いかけて金沢まで行ってしまう咲太さん……いや、そんなことしとる場合か!!? 言い訳謝罪は後日にして! お前は!! 今は!!! 『花楓』の!!!そばに居てやれ!!!!!(自分麻衣さんというキャラクターに対してそれほど魅力を感じないので、このへんの咲太の行動に対してあまり共感できなかった…)

映画1作目(dアニメストアで)(2023年6月

花楓、登場シーン数は少ないけどちゃんと出てたんやな…(当たり前)。

注目すべきなのは美容院で髪を切るシーン。咲太、お前、もうちょっと感慨とかないんか…? 髪型が変わって、またひとつ『かえで』の面影が薄くなってしまうシーンやぞ…。(まあ「TVシリーズの続き」ではなく「1本の映画」として考えると、本筋とは関係ないそういう描写を入れるとブレるからしょうがないのかもしれんが…)

しかし、髪を切ったあとの「ど、どう…? 調子に乗ってるように見えない…?」というセリフいじめに遭ってた花楓の過去を考えると結構重いセリフではあるよな…。

映画2作目(2回目)(2023年7月

青春ブタ野郎アニマルランドの夢を見る(映画2作目の来場者特典小説)(2023年7月

1回目に観に行ってもらってたやつ。……あああ、これこれ! このエピソードが読みたかった!! 咲太と花楓(と麻衣豊浜)が動物園に行くやつ!!!

行ったのは映画2作目のあと、3月ということだけど……まあ、そう簡単に『かえで』のことを忘れられるわけはないよな、咲太…。一方で、いつまでも『かえで』の面影を『花楓』の中に見てしまうのは、『花楓』に対してどうなんだ…?と思わなくもないし……う~ん……。

かえでと花楓に(少しだけ)人生を変えられた←イマココ

最近はずっと、かえでと花楓のことを時折考えて、そのたびに泣きそうになってしまう…。これは『かえで』ときれいな形でお別れができなくて、咲太も未だに未練があって、でも『花楓』を受け入れていないわけではなくて……という複雑な心情が続いていて、(少なくともアニメで描かれた範囲では)解決していないからだと思う。咲太、お前、『花楓』を動物園に誘ったのは、もしかしたらそれをきっかけに『かえで』が帰ってくるかも…という期待が、ほんの僅かでもあったんじゃないのか……?

かえでと花楓、2人が(何らかの形で)直接会うことができれば、一番いいわだかまりの解消になると思うんだけど……まだアニメ化されてない原作小説にそういう展開があったりしないのかな……と気になって、Kindleで全巻ポチってしまった(まだ読んでないけど)。今まで電子書籍ってほとんど買ったことなかったんですよ…。

それだけじゃなくて、コミカライズ版、BD全巻、OPEDサントラCD、前売り券の特典についてたグッズ、劇場販売グッズ、予約受付中の花楓のフィギュア……この数日間で一体何万円を使ったただろうか? でも後悔なんてしてない、するわけがない。

特定アニメ作品にハマったことは何回もあったけど、あるキャラクター実在人物のように感じたのは初めて。

今はそう……藤沢に行きたい。かえでが生きた、花楓が生きてる街の空気を感じてみたい。それと上野動物園に行って、洗ってないなすの臭いを嗅ぎたい。

今まで「聖地巡礼」って「ふーん、世の中には物好きな人がいるんやな」くらいの冷めた感じで見てたけど、こういう気持ちやったんやな…。

……薄給だし、休みあんまり取れないけど……。…新幹線で片道○時間切符代が×万円…。日帰りだと流石にしんどいので1泊…いや、2泊…。となると宿泊費も…。

それを捻出するためには、今の支出見直して…。買うだけ買って積むだけだった漫画書籍Steam、利用頻度の少ないサブスク

それほど興味がなくてもわりと頻繁に行ってた映画……いや、でも青ブタ出会えたのはそのおかげだし…うーん……。


それと、かえでと花楓があんなに頑張ったんだから自分ももう少し頑張って、今のただれた生活をなんとかしなきゃな…と思っている(部屋めっちゃ汚いんです…)。

(おしまい)

 

2023-06-23

[][] 青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない



2023-05-28

『THE WITCH 魔女-増殖-』

前作『魔女』(2018)

”改造され超能力を身につけた主人公秘密研究所から抜け出し、追手と戦う”という『ファイヤースターター』に源流を持つお約束物語。 『サルまん』でお馴染みの”嫌ボーンものにも連なる系譜で、日本漫画でもかなりたくさんあり(『サイボーグ009』もそうだ)五十嵐浩一槇村さとるも描いていたりする。

ふつうは「抜け出す」と「追手が現れる」の前に「普通生活をする」の描写が入るが、短編だといきなり追われている超能力者と戦うシーンからまったりする。)

魔女』(2018)はお約束をひっくり返す大きなネタがあって、これが人々に愛される作品足り得た最大の理由だと思われる。

いわゆる韓流スターも出ておらず公開館数も少ない映画だった。

で、続編『THE WITCH 魔女-増殖-』

今回は製作費も大変増加し、それに伴いリクープのために宣伝も大規模。必然的に起こるのが、「前作を知らずに観に行く観客」、そして、まだ続きがあると知らせない宣伝のおかげでエンドロールが始まって「決着ついてないと気づく観客」の大量発生可哀想・・・




前作のアバンの、実在ナチス時代人体実験や脳手術の白黒ストックフォトや実際の生物学実験写真の小刻みカットバックに、秘密研究写真を白黒加工して混ぜ込んで虚実皮膜の間をあいまいにして「伝奇モノ」を刺激する手法を今回もやっているが、今回のは画像のチョイスがいまいちなんで(銅版画の魔女とか、下手くそな原始人のイラスト)初手からテンションが上がらない。


出てくる車がBMWダッジピックアップシボレーハリウッド映画で悪役が必ず乗ってるアレ)、ボルボ…とほぼ全部韓国車以外になってた。予算が上がった分そこに行くのか、と。

で、今回のストーリー、前作の最大の魅力であった「意外性」がない。(今作で終わらせる気がないのでテンポも悪い)

その分、お約束クリシェに振られていて

・「ほぼミュウツー」みたいな意見もあるほか

主人公AKIRA in 綾波(無口無感情常識

超能力描写はわりと童夢

研究所育ちなので「こんな美味しいもの初めて食べましたわ~」ムーブ(無言)

・(鯨飲)馬食の食いしん坊キャラ

改造人間ズは超再生能力(鬼滅)※日光も平気

改造人間(一部?)はヘッドショットされても死なないで再生(鬼滅)

一般人ヤクザ)の命は改造人間の前に鴻毛よりも軽くて弱い

一般人ヤクザ)がドーピング超能力で参戦するも結局ホンモノ同士の争いの前にちいかわ並みに「アァァ…」





「こんな美味しいもの初めて~」の描写ちょっと新味があるけど、そこに高評価するのは一部の人だけだろう

あとは韓国の観客が見れば上海改造人間ズは「中国語外国語」をしゃべっているってすぐわかるけれど、日本人観客にとってはどっちも「外国語」なんでね…(前作は韓国語と英語まじりのキャラーー米国から帰ってきた敵ーーだったのでそこまで混乱しなかった)同じ黒ずくめ同士だから区別つかんのよ(同じ会社の別派閥から、同じような服装しているのは必然なので、ハイローみたいにコスチュームでチームが瞭然てわけにはいかなかった)

黒服と言えば、クライマックスバトルも闇夜(+花火大会)なんでそこもちょっと

血がドバドバ出ても黒服が濡れてるようにしか見えなくて、白日の下でいかにも絵具っぽい血糊が、というよりはいいのかもしれないが


で、ストーリーの話に戻るともっと大きな問題があって主人公に軸がない。

主人公が何も求めていない」「主人公が何も(悩んで)選択しない」

生き残りたい、逃げのびたい、追手を倒したい、自分の出生の謎を知りたい、家族を守りたい、復讐したい、敵組織を壊滅させたい…

そういうのがないの

から追手側のキャラクターや主人公を助ける牧場ファミリー感情移入するしかない


自動車を使ったバトルとか、アクションはいいので、流血が苦手でなくて仮面ライダー好きな人は見に行くといいと思います

2023-05-22

昨日気が付いたこ

映画エンドロール見て「たくさんの人が関わっているんだなー」って思っていたけど、よく見ると同じ名前が何回も出てくる。

多いのには変わりないけど。

2023-05-07

anond:20230507131415

元増田の拘りや考えには理解できないが、昨日の消された増田やこの増田ブクマカについても同様に

相手のために別れるべき

→拘りを持ち、或いは全てを受け入れられない元増田と別れることが元増田彼女にとって利になる根拠は?

元増田が別れたことによって、元増田彼女と別の男性幸せになった

→⁇⁇

という点があり理解できない。

根拠のない拘りや主義は持たない方が人生楽になることに間違いはないが、拘りや主義に基づく選択をしたからと言って、相対的不幸・幸福バランスが決定されるわけではない。

映画アニメにおいて、主人公対立或いは敵対していたキャラクターエンドロールで不幸になっている図を見せることによって観客にルサンチマンを解消させるという歪んだ演出に通じるものを感じる。

もちろんそう捉えること自体自由なんだが、インターネットSNSテレビなどにおいて、「自分幸福の最大化」よりも「自分と相容れない人間或いは自分不利益をもたらした人間の不幸の最大化」を願う傾向が見られていて薄気味悪い。我々は全て父なる主の愛すべき創造物なんだから、お互いに全てを愛さなければならないはずなのに。

もちろん処女厨非処女を愛さなければならない。処女厨嫌悪者も処女厨を愛さなければならない。例え愛すことはできなくても、お互いに憎んだり相手の不幸を願うことは最も唾棄すべきものである

2023-05-05

マリオ映画感想ネタバレないと思う

キャラクタ作画違和感、あっちのCGアニメに馴染みあったらそうでもないの?

後半のピーチのお尻がエッチで内容入ってこない

クライマックスあたりから眠くなってきた、エンドロールほとんど寝てた

あの星のやつ、謎の存在

お子様が多い上映だった

2023-04-15

anond:20230414134641

「チ。」が如何に優れていたのかを改めて感じた。

悪いけどこれが俺の第一印象だ。

まず最も違うのが主人公キャラクター造形だ。

チ。の主人公は嫌な奴だ。聡明で物分りが良いいが故に他人を見下しがちだが、同時に自分の頭で納得したものに対して半端な曲げ方をしない暑苦しいエゴイズムを持っている男だ。合理的に嘘を付いて暮らしてきたくせに、合理的でないと分かった上で自分には嘘をつけないと人生直感に捧げてしまう。物語主人公として求められるある種の異常さを納得感のある形で作り上げている。ぶっちゃけ漫画キャラクターなんて多少嫌な奴であっても、行動に納得が出来れば許されてしまう。むしろ変に良い奴すぎると読者が期待するような善行を常に取らなければいけない縛りが邪魔になる。嫌な奴かどうかよりも、行動に納得ができるかが重要なのだ

アナトミアの主人公は良い奴だ。だがそれだけで終わっている。医学に対する熱意は善人だから現状を変えたいと思っているというただそれだけで終わりだ。善人のテンプレートだ。薄い。奥行きがない。癖がなさ過ぎて自分物語が動かせないから、ダ・ヴィンチに付き従うだけの従者のようになってしまっている。

もう一人の主人公としてのダ・ヴィンチだが……こちらもよくある「奇行の目立つ天才」というキャラクターテンプレートそのまますぎる。この漫画ダ・ヴィンチしか出せないものがないんだ。強いて個性をあげるならBLムーブを乱発することだが、それもまたBLテンプレをなぞるばかりで個性が見えてこない。

総じてキャラクター個性がなく、同時に行動に対して信念が見えてこない。描きたい物語BL的な見せ場の都合ばかりが優先されてしまっていて、作品全体に流れる登場人物精神エネルギーを全く感じ取れない。

既製品台本をそのまま読み上げているだけの学芸会のような、どう転がっているのかが分かりきった物語棒読み再生するだけの光景は実に退屈だ。

扱っている題材は珍しいが、それ以外の強みがない。

娯楽漫画キモキャラクターだ。キャラクター内面にある感情機微だ。恋愛漫画で描かれているのはキス告白のものではなく、その瞬間に湧き上がる感情であり、そこに至るまでの気持ちの流れだ。バトル漫画頭脳戦が盛り上がるのは、知恵を絞ってこの状況を打破しようとする生存本能や執念にこそ共感するからだ。題材は本質ではない。

もちろん、勉強についての漫画であるなら題材こそが本質になることはある。たとえばマンガでわかる◯◯なんかだと、キャラクター内面の動きなんてものは実際には重要ではなく、題材となるものが実際に用いられるシチュエーション等を上手く想定させてくれればよい。(最近読んだ菊水電子マンガでわかる 直流安定化電源を例として貼っておきますオタクはこういうの好きそうだよね https://kikusui.co.jp/comics/

この漫画解剖学歴史を学ぶための勉強漫画なのか?それとも物語を楽しむ娯楽漫画なのか?おそらくは娯楽漫画の方だろう。それならばもっとキャラクターを描かなければいけない。テンプレBLムーブをする変人×善人のお医者さんごっこを求めている読者はBL本コーナーに来る客であり、この漫画想定読者は違うんじゃないのか?

なにも「海が走るエンドロールからすべての顧客を引っ剥がしてこのマン1位取ります!」程の気合を入れろとまでは言わないが、自分がどういった相手に向けて漫画を描きたいのかはちゃんと想定した方がいい。

テンプレBLイチャイチャ漫画を書きたくて解剖学を題材にしただけだとしても、それならもっと解剖学というシチュエーションを助平な妄想へと昇華させていくべきだ。中途半端ものを出して生き残れる時代ではないぞ。

2023-04-07

[][] プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第3章


(2023/04/17 追記)

2023-04-01

anond:20230401212344

90年代00年代10年代それぞれの年代で、日本でヒットした洋画の上位50作品(計150作品)を対象にすると、エンドロール後にオマケのある確率は27.7%だってさ。

今はあんまりないのかもな。

エンドロール後におまけ映像が出る映画なんてあるか?

映画エンドロール話題になると必ずこれを言う奴がいるけど、そんなの「MCUで大流行りしてた時代ですら」、一部のポップコーンムービーしか存在しなかったんだが?

割合で言ったら余裕で0.01%以下だろ。

これって普通に映画を見てればわかる話で、要はこれを言ってるやつは映画なんて全っ然見てないし興味もなくて、イメージだけで適当こいてるんだよな。

なんでそんな奴が知ったかぶりコメントして、星が大量につくんだ?

2023-03-29

シン・仮面ライダーストーリーが腑に落ちないので中二妄想した

<緒戦>

都市に夕暮れが落ちる、風もなく穏やかで、待ちゆく人々は皆一様に笑顔で街を歩いている。人々の顔や体にところどころ羽虫が這いまわっているが誰も気にしていない。同じ街の商店街を一人の男が血相を変えて走っていく。クモオーグが後ろ手を組みながら歩いて追いかけている。異様な光景だが人々は気にもかけず談笑を続けている。まるで視界に入っていないような素振りだ。「あなたは選ばれた個体なのですよ」とクモオーグが呼びかけるが男は聞こうとしない、そのうちに壁際に追い詰められ、クモオーグはゆっくりと男に近寄ると首を追って殺す。「Be Happy」とクモオーグは呟く。

「ブウン」という機械の電源が切れたような音がした後、夕暮れの町並みは徐々に暗転する。周囲の街並みがモザイク状に散らばり、やがてその裏から廃墟のような建物露出する。注意深く見ると小さな昆虫型の機械廃墟に張り付くことで街並みを再現していたようだ。クモオーグが呟く。「サーバーが落ちたのか…?まさか…?」、すると遠くの暗がりにバイクが停車し、乗っていた男が下りヘルメットかぶったままゆっくりと近づいてくる。ぼおっとピンク色の複眼が浮かび上がる。「お前は・・・!」クモオーグが憤る。「バッターオーグ!・・・完成していたのか!」「違う」男が言う。

仮面ライダー」「今からそう名乗らせてもらう」男は両手を左斜め上に掲げポーズをする(ここでタイトルが出る)

「またやってる・・・双眼鏡ポーズを決める仮面ライダーの姿を覗くルリ子、ため息をついてPCを開き索敵を開始する。

「裏切者に死を。殺せ!」クモオーグが叫ぶと、Shockerのマスクが張り付いた市民がぞろぞろと集まりクモオーグの横に一列をなす。次のカットでは全員がマシンガン拳銃を所持した、黒スーツ戦闘員の姿に変わり、仮面ライダー銃口を向ける。「この世界から武器存在は抹消したはずでは?」ルリ子が遠くのビル屋上から双眼鏡越しに呟くと、クモオーグがその声を聞き取り双眼鏡スコープを見据えながら言い返す「緑川ルリ子…あなた黒幕ですね。我々は用意周到なのですよ。バッタオーグの次に殺すのは貴様だ」

武器を構える戦闘員を前にした仮面ライダー戦闘員を前に威嚇するように大きく両腕を広げた後、真下に一気に手を下ろす。すると強烈な突風戦闘員の頭上から足下にかけて吹きおろし携帯していた重火器が全て地面に叩き落とされる。「その力は!?」とクモオーグが叫ぶと、仮面ライダーは右ひじをぐっと引き「ライダー・・・・!」「パンチ!」と叫ぶ。右ストレートと共に強烈な突風が吹き、戦闘員たちは吹き飛び、壁にぶつかって血しぶきを上げ全員が死滅クモオーグは自ら足に吐いた糸により風圧に耐えている。クモオーグは感嘆の声を上げる「プラーナの風力への転用…?その逆か?」「オーグメンテーション技術の新たな進化ではないか?私にもその力を!」クモオーグが糸を吐きかけると、一旦しゃがみこんだ仮面ライダーはそのまま垂直に跳躍して糸を躱し15mの高さに飛び上がる。

ライダーキック!」その掛け声で空中に飛んだ仮面ライダーの背面から爆風が起き、クモオーグ目掛けて蹴りこむ態勢のままミサイルのように空を切る。慌てて糸を吐いて飛び上がったクモオーグであったが、仮面ライダーの足は彼の体を捉え、そのまま地面に着弾して血しぶきが上がり、クモオーグは絶命する。直後、クモオーグの死骸を見下ろし、本郷猛マスク外してその死骸を見つめる。

「ひどいわね」近づいてきたルリ子がクモオーグの死骸を一瞥して言う。「死んでも泡にならない」と本郷が問うと、ルリ子はあきれたような顔で言う「このエリアの町の擬態が解けたのよ。死体死体のまま、いずれ野犬に食われバクテリアに溶かされる、これが生命本来の姿なの」本郷呆然としながら言う「人を殺した…だけど…全く躊躇いを感じなかった」「ところであれ何なの?」「何が」「あのへんなポーズ」「あれは、体が自然と動いて…なんだか気合いが入るんだ」「プラーナをより有効に使うためのプラシーボ効果のようなものしらねゆっくり近づいて本郷首に赤いスカーフを巻く。「ヒーローの証。似合っているじゃない」「僕はどうすればいい」「気にすることないわ。あんなのただの害虫よ」立ちすくむ本郷

「次はハチオーグよ」


世界真相

人類地球温暖化による異常気象で、文明を維持することが出来ず絶滅の一途にあったのだが、外星人の力により、過酷環境に耐えうる昆虫の力を全ての人類に組み込むことで、人類判断能力を低下させ、昆虫ホログラム擬態した架空都市に人々をつなぎ止め、外星人の用意した管理システム(Shocker)を核に人類社会を再形成するに至っていた。尚、統制された人類共同体に属しているという強烈な多幸感を感じている。(※尚、外星人は超常の存在として存在しているため、あえて人類を救済した意図は描かない)

ほとんどの人類がそのシステムに飲み込まれたが、まれプラーナ保有量が多く洗脳を受け付けない個体が発生するため、そうした個体オーグメンテーション手術により強化された個体として生まれ変わり、Shockerのシステムエラーを防ぐ警備兵として存在することになる。

尚、人類の首脳がその権限を外星人に託す際、人類最後テクノロジーによって生まれた、外世界観測用ロボット「K」を仮初めの人類社会の行く末を見守る存在としてShockerに預けている。


真相を知った仮面ライダー

ルリ子の衝撃の告白絶望に打ちひしがれ言葉を無くす一文字自分が無く、何故戦うのかもわからず、どうしてもいいかからない本郷は泣き笑いのような顔を浮かべ、顔を見られたくないのでマスクを被る。


<最終決戦>

飼われた人類永遠幸福を与えることを決意した緑川イチロー本郷・一文字の最終決戦。一文字人類洗脳を説くことが本当に幸福なのかまだ迷っている。

「どうするつもりだ本郷」(一文字

大丈夫、僕の心と体が皆を取り戻すはずだ」(本郷

「いったい何を…」「奴を引き付けておいてくれ」と言うや否や、本郷サイクロン号に飛び乗り、イチローの有する巨大なスキャナ装置の光線を受ける。「本郷!」一文字が叫ぶ。本郷が一文字をまっすぐ見据えてかすかに笑う。途端に本郷の全身が泡となって消えてしまう。

直後、仮初めの人類社会異変が起こる。ショッカー戦闘員が「イー!」と叫んで平和な町を破壊し、人々は個々の生存を守るため、希望を求めて逃げまどう。仮初めの世界人類感情が戻ったかのようだ。「馬鹿な!本郷、いや仮面ライダー存在をShockerのプログラムに書き込んだのか!?」狼狽するイチロー、遠くで傍観する「K」に向かって叫ぶ「この事態人類の行く道ではない!想定外だ、プログラムひとつ前に戻せ、K!」Kが言う。「私はShockerを抜けたルリ子と本郷の姿を興味深いと思った。人は孤独で、自分感情がわからないほど矛盾していても幸せだと知った」「馬鹿な、ついに人類の究極の幸福見出したというのに!」「この寂しい世界を受け入れようイチロー

「そんな…馬鹿な…!」(イチロー

「そういうことかよ本郷勝手な奴だな」(一文字

Shockerのサーバーが異常値に耐え切れずヒートダウンする。最終決戦の空間もこれまでの戦闘に耐え切れず瓦解し全てが暗転する。



ラストシーン

「聞こえるか本郷

「ああ」

「生きていたんだな」

文字は新型のサイクロン号に乗り、廃墟と化した現実地球を疾駆する。

一方、再起動したShockerプログラムの中、仮初めの人類社会の中に怪人が現れ、仮面ライダー1号がサイクロン号に乗ってやってくる

人々はヒーロー存在を信じている。

「僕はこの世界で風を起こすよ、人々の平和のために」

「ああ、いい風だ、共に力を合わせてShockerを倒そう!」

つのバイクエンジン音が高まる

ジャーン!!


エンドロール

2023-03-19

すずめの戸締まり24周目+シン・仮面ライダー感想(ネタバレあり)

すずめ(午前)

券売機で小銭をぶちまける。店員さんに助けてもらう。誠にごめんなさい。

シネコンは予告が長いのは嫌だけどスクリーンが大きくていい。見慣れた東京MERの予告でなんか安心する。コナン最近スピッツ版になったからまだ新鮮

・序盤は画力で押し切ってるところもあり、大スクリーン高画質でないとキツさが出るのかも。真水の質感がいい。

・港のシーン、走るすずめの腕がループなのに気付く。ここは違和感ないのに、学校の戸締まりだと腕の振りが一定なのがなんか気になる

なんJ民と突然興奮する患者役KOUSHIROUさんが銀幕で共演しているという事実

・相変わらず面白かった


シン・仮面ライダー(午後)

子供の頃、偶然初代の再放送を見たことがあって、改造シーンとかでホラー映画だと思い込んで怖がってた。これまで昭和ライダー見たのはその一回だけ。戦闘シーンとか切り抜きはあるけど。平成アクションとかCGが洗練されてて、昭和爆薬とか無茶なスタントが凄いという認識

映画館方針か知らんが、予告編アニメからホラーから洋画から何でもあり。ホラー予告はあまり見ないから驚いた。あっPG12から

ネタバレ回避してきたのにコラボCMクモ怪人が出てきて怒。まぁ最初の敵がクモってのはお決まりからいいけど。

・序盤は説明抜きで畳みかけてる感じ。CGかと思ったがミニチュア

クモ怪人がメフィラスっぽい

アマゾンズみたいな血飛沫。延髄ぶっこ抜く方のシン?か

仮面脱ぐと崖っぷちマクスウェルしか見えない

・クソ博士、割とすぐ死ぬグロ死かと身構えたがそんなことはなかった。

クモの隠し腕かっこいい。

・おーバイクかっけー、変形かっけー、なんじゃこの超カッコいい変身は!!?個人的に今までで一番カッコいい変身だった

クモ人間態見れるかと思ったがそうでめなかった。

自動運転サイクロンくんかわいい

コウモリ、闘技場シーンでパラロスじゃん!と思ったら違った。究極の選択かと思ったら違った。線路いいよね…

サソリケレン味が強すぎる!人間が頑張るのはいいけど勝てるのか!?……あれ、勝ったの?

ハチ戦、さっきのサソリなんだったんだ…という気持ちを抱えながら見る。キャンプ道具急いで片付けるとこ、ギャグわからんが好き。サソリ伏線回収されたけど、まぁそれで泣くパターンだよね…アララァ…

ルリルリポスターで見た時はコスプレっぽいなって印象だったがすげー可愛い片桐はいり擬人化みたいな髪型しやがって…老けたチビノリダーみたいな本郷もカッコいいし、後で出てくる2号も藤井隆の出来損ないみたいな印象だったが終盤はカッコいいし。

イチロー兄さん、それって人類保管…

・2号、いいキャラしてるし洗脳じゃなくて素だと思ってた。

・ウォズが梯子下りてきた場所か?違うか…

クモ先輩の後輩、ここで来るんか…

プラーナ移すとかで治せるでしょ?あっ…

遺言バーニィ思い出したが黒波か。あっちは生だけど

ライダー軍団、偽ライダーかパラロスか、ちょっとギャグになってない?共闘とか名前呼び合うの好き

・お前が変身言うのか…Vスリャー!とか名乗ったらどうしようかと。

・正直、弱体化か洗脳のためのマスク剥がしかと思ったらなるほどそう使うのか…

プラーナ体で残るのはいいけど、それって何とか計画あんまり違わないんじゃ…と少し思う

・お前死ぬ!?

・なるほど主役交代…

・ダディーヤナザン!?

ラスト好き。ルリルリも入れてワチャワチャしてほしいとこもあり。

・あのロボが敵ボスなんかね?

エンドロールラブ守永、お前すずめにも出てただろ!

結論、ずっとニヤニヤして見てた。楽しかった。

シンウルトラマンはそうそウルトラマンってこんなんだったよなー、って楽しさがあったが、こっちは自分昭和ライダー詳しくないだけかもだが、仮面ライダー本郷猛の物語として予測不能面白さがあった。

ライダーも怪人つーか、怪人もライダーっぽいというか、ショッカー方針世界征服じゃなくて世界幸福だったりするとこによるかもだが、怪人としての悲哀というより社会不適合者の哀しみみたいなとこはあり。ちょっと極道っぽい。

やたらいい発音英語ギャグでやってないか

そういやマスター役いなかった?警察の人がその枠なんだろうか(追記:他の人の感想読んでて気付いた。橘じゃなくて立花か!滝つっても君の名はの方が…ってかニワカなんで滝の存在知らなかった。あとウルトラマンなのも気付かなかった)

で、テーマコミュニケーションだったり対話なんよね。

シンエヴァの第三村パートみたいな、他者との関わりについて。本郷コミュ障無職だし、緑川家も家族コミュニケーションがアレだし。それでも信頼しあうことは出来るっつー、ミスチルの掌みたいな。

[][] 【推しの子Mother and Children

2023-03-08

NHK党にNHKを潰して欲しかっただけだったんだけどな…

最初は期待してたんだ

途中からよくわからん人が加入しはじめてサーカス団みたいになり始め

最期ドラマ最終回じみた最高潮から無常感への落差

エンドロールの後のエピローグ立花辞任…

まるで夏の終わりの花火のような儚い出来事だったな

2023-03-05

すずめの戸締まり21周目感想

スーパー面白かった…


昨日はつまんなかったのになんでェ~?

から二列目右端のベストポジションに座れたからだろうか

なんか、つまんない回の次はめちゃくちゃ面白いんだよな

最序盤の廃墟ガラス飛び越えるとこから面白

楽しいなぁ幸せだなぁしか考えられない

昨日は気合い入れて、開場前に来て前列に座るために整理券も貰ったんだよな

でも今日ギリギリだったし、なんなら間に合わなきゃいいやみたいな、義務感だけで期待値0だったんよね

うーん、複雑でメンドクサイのかギャップでコロッとやられてしまう単純人間なだけなのか

いずれにせよ観る側の問題なんだよな


その他

最近活字ダメになったか小説はいいやと思ってたけど、特典小説がいけたので買ってみた

ジンジャーエール乾杯とかカット(改変かもだけど)されてたとこも補完できて、楽しめた

要石抜くとこ、皮膚がやられてるだけかと思ったら結構深刻だったり

ここが綺麗?のシーンは驚いただけで不快感はない?のかな。トラウマには触れてる感じだが

地の文全部すずめ視点なのはちょい無理出てるとこも感じたり

あん関係ないけど、予告のしちゃん映画で、しゅびっち違和感ないやんとか

エンドロール男と女のラブゲーム魔界小路先生作曲なんかとか

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん