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はてなキーワード: 人生とは

2024-10-13

anond:20241013151815

自分感情他人押し付けている

母親葬式で「寂しいのは自分だ」と主張しているが、感情個人ごとに異なるものであり、義姉の悲しみを無視して自分感情を優先している。これでは、他人感情を一切尊重していないに等しい。自分が寂しいからといって、他人が同じように感じるべきだという考えは傲慢まりない。

義姉の行動を悪意として捉えすぎている

義姉の行動をすべて悪意的に解釈し、否定しているが、それには根拠がない。結婚式での号泣20歳誕生日プレゼントの件も、全て「わざとやっている」と思い込んでいるが、証拠もなく悪意を決めつけている。こうした思い込みは、冷静な判断を欠いており、客観性がまるでない。

兄との関係性における自己矛盾

兄を「頼りになる自慢の兄」と持ち上げておきながら、義姉と結婚してから「妻>>>妹」という状況に対して不満を抱く。これは、兄が結婚という人生ステージに進んだことに対する嫉妬だ。兄が成長した結果、自分がその影響を受けたことに不満を感じているだけであり、単なる自己中心的な態度に過ぎない。

年齢差による過剰な期待

義姉との年齢差を強調し、「気を遣うべき」と考えているが、そんなものはただの幻想だ。年齢差を理由に義姉が特定の行動を取るべきだという考えは、現実からかけ離れている。人は年齢に関係くそれぞれの価値観や行動原則に従って生きている。13歳差があるからといって、何か特別配慮を期待するのは幼稚だ。

「仲良くしたい」との矛盾

「仲良くしたい」と言いながらも、義姉に対して非常に否定的な感情を抱いており、実際には歩み寄る気は全くない。口先だけで「仲良くしたい」と言う一方で、心の中では義姉を拒絶している。こんな矛盾した姿勢では、問題解決するはずがない。

自慢話について

増田さんはよくあの人の自慢話聞いていられるよね。」

はて?と、思った。

あの人と言うのは、休憩時間によくお喋りをしている職場パートさんのことである。話す内容といえば昔働いていた職場は儲かっていたとか、息子さんに旅行に連れて行ってもらったとか。私はお菓子を食べながら、そのような話を「へぇ〜、いいですね!」と聞いている。

冒頭、私にそう言ってきたのはあの人と同世代女性だ。あの人との付き合いは私よりも長く、あの人の話にも聞き飽きているらしい。(確かにあの人は何度も同じ話をするのは事実で、私も既に5回程聞いたことがある話はある。)

聞き飽きる、のと、自慢話に嫌気がさす、というのは違うよな?と思った。え?そもそもあの人が話していることって自慢話なの?自慢話ってつまり何?

まず、自慢話には「ネガティブな自慢話」と「ポジティブな自慢話」があるように思える。内容がではなく、感じ方がネガティブポジティブか。

ネガティブな自慢話」からまず思い浮かんだのはスネ夫。「スネ夫が自慢話をする時のBGM」があるくらいだ。スネ夫の自慢話といえば、…グアムに行ったとかスポーツカーに乗せてもらったとか?それを今の私が聞いたらどう思うだろう?おそらく、「へー!すごいな!いいねぇ!」だ。のび太のようにドラえもん愚痴ることもない。でも、私がスネ夫のび太と同世代だったら?あの人と同世代女性のように、近い年齢だと自分相手を比べてガッカリしたり羨ましい気持ちになることが「ネガティブな自慢話」になるんだろうか。

次に「ポジティブな自慢話」。スネ夫のようにこれといった例はないが、なんとなく思い浮かべるシチュエーションとしては、あなたの自慢を教えてくださいと聞かれる、といったもの。聞かれた人はきっとそれぞれの自慢話をするだろう。有名人に会ったことがあります財産がこれだけあります、とか。もっとささやかな自慢もあるだろう。それに対して、聞いた人は「ハ?自慢話してんじゃねーよ」とは思わないはず。だって自分で聞きたくて聞いてるんだもん。チャンネル登録しているYouTuber海外旅行に行ったブイログを見て、自慢かよクソと思う人は少ないだろう。だって見たくて見てるんだもん。

いろいろごちゃごちゃ考えたが、自慢話とは聴く側の人間立ち位置や、状況によって変わるものだと思った。同じ人から同じ話を聞いても、聴く側が変わればそれは自慢話すんなクソにも、へー!いいじゃん!にもなり得るのかな。

うわー自慢話されたー最悪ー!と人生で思ったこともあったかもしれないが、大体はへー!いいじゃん!と思う私にとって自慢話っていろいろ考えたけど…あんまりピンとこないなと思った。それと同時に、じゃあ私が過去に話したことも人によっては自慢話すんなクソだったのかな…と思うとなんだか憂鬱になってしまったのだった。

自慢話、奥が深いぜ。

anond:20241013170755

医療系っぽい人からのXへのポストで時々無意味治療の話が出るんだけれど、そういうのってまれってこと?
医療措置をしても本人が苦しむ期間が延びるだけで、やっても復活する可能性はないのに老人にその手の治療をして数か月・数年生かされるみたいな話を見るんだけれど
あいのはフェイクなんだろうか。それとも、その数か月の延命は安いものなのでどんどんやれって話?

まれだね。逆にまれで珍しい話になっているかバズると言うことになる。今は治る見込みがなく苦しむ場合には、医師から事前に話があって、これ以上延命治療はせずに、終末期医療に移行することを勧められ、それを受け入れる患者家族が大半。

で、玉木はその延命治療をせずに移行する先である終末期医療を見直すと言うと同時に、尊厳死と言う名の殺人例外事項を作ると言う。しかもそれでは社会保障費の削減には繋がらない。

あと、延命医療代表的ものは、胃瘻だよね。
スウェーデンとかだと胃瘻はあり得ない話で、自力で口から食事をとれなくなったら、あとは老衰を待つだけらしいのだが、日本だと胃から無理やり食事を入れる。
もちろん、そうならないためにかの国では老人に嚥下トレーニングを相当やると聞く。

この話は1990年代に一部で問題視された話が都市伝説みたいに残っているだけ。今ではこんなことは無い。というかそう言うガイドラインになって20年以上たつ。

患者QOLが向上すると言う時にしか胃瘻はしない。また胃瘻は無理矢理食事を入れている訳ではない。嚥下トレーニング日本でも徹底的にやる。というか、胃瘻嚥下トレーニングの補助として行われる。

スウェーデン例外すぎて(直る病気まで放置する低医療社会で、それ故に経済社会が低迷している)それが理想ではないこと、スタンダードではないこと理解してほしい。

そして、日本他国の参考になることはあっても、参考にできるような他国存在しないような状況になっており、比べられる国は存在しない。

若い人が胃瘻をしてでも生きていくはまあわかる。その人たちはそれから回復するかもしれんし、50年以上の時間がある。
平均寿命を超えたような人たちにその手術を1割負担でやるのは何?

状態改善し、QOLが向上し、回復するから。一割負担にするのは、その人がそれまでの人生で払ってきた社会保険税などよって得られた権利から

結果回復しない事もあるが、多くの医療回復またはQOLが向上する事も目的として行うし、そうでない場合は行ってはいけない…行っても保険適用されない仕組みになっている。

従って、よく「治療開始から半年で死んだから医療費が無駄だった。半年しかもたないなら安楽死させるべきだった」と言うような理論をみるが、これは結果論に過ぎない。

確実に半年死ぬ事が分かっていたら治療から看取りに切り替えたし、そう言うガイドラインになっている。

例えば癌などではもう治療不可能レベルというのがわかりきっていて、延命ではなく終末期の医療に切り替わっていく。最近患者が直前まで元気で働いていて、いきなり亡くなって驚くことがあるだろうが、これは延命治療ではなく苦痛を取り除き、QOL向上をメインとする医療の成果だ。こう言うことが今は可能だ。

しかし、看取りに切り替えなかったのは当時は治療することで回復QOLの向上が見込めるからだ。


神ではない我々はいつ誰が死ぬかわからなんてわからない。基準に従って全力で治療をする。しかし、死ぬこともある。

からといって死んだことをもって直前の医療無駄だったと言うのは、構造的に無駄議論なのである

人生終わってると言うには終わってなさすぎるし、終わってないと言うには終わりすぎてる

anond:20241013165607

ミュージカルパートは、ほぼ、アーサー・フレック妄想なので、

人生の行き詰まったおっさん妄想ばかりして暮らすんは普通のことだしょ。

ジョーカーの大冒険スペクタクルみたいなのを期待してゆくと大外れだと思うけど、

低能先生裁判を傍聴するつもりで見にゆけば、まぁまぁ納得感あるわな。

anond:20241012104506

バシャールはともかく、あらゆるオカルトスピリチュアル立場の人が、

物質的に実在しえない、高次のナニカの存在を語っているんだよ。

現代科学ですら、ダークマターダークエネルギーのような、光学的に検出不可能なのに、

その存在仮定しないと物理現象説明できない状態にあるわけ。

宇宙重力空間が歪むのだから空間のもの3次元より大きな次元の中に存在しているのは間違いない。

人の意識存在量子論的な存在ではないか?という考え方も出てきている。

ブクマカ常識では、意識脳内純粋化学反応であり、脳が機能停止すれば意識消失する。

前世も来世もなければ、幽体離脱もない。というものだけど、

そもそも宇宙3次元より高い次元である場合、その高い次元の側にだけ存在する意識があっても

ありえないとは言い切れないでしょう。

バシャールのことはよく知らないけど、ただの集金装置だったり、、自滅につながるカルト思想のようなものでなければ、

そういう存在を仮に実在すると仮定して生きることで、人生が充実したり生きやすくなるなら、

存在価値は十分にあると思うよ。

仇を恩で報ずる

当方中年男性

もう良い歳だしリアルで話をする場もないので匿名日記に吐き出してみる。

吐露目的駄文です。

物心ついた頃から両親は仲が悪く毎日喧嘩→そのストレス子供(俺)に当たり散らす、という環境だった。

小学校低学年までは八つ当たりと気付かず自分が悪いと思って怒鳴られたり引っ叩かれる度に泣いて謝っていた。

両親とも世間からは真面目で良い人と見られていた。が、家庭内では真逆というアレ。

父は親父(俺の祖父)が家庭内暴力を振るっていて嫌だったか自分絶対にやらないと誓っていて母にも直接手を上げたことは多分無い。その代わり暴言がひどく超えてはいけないライン(母を罵倒する際にその血筋まで否定するとか)を簡単に超えてくるのである意味暴力以上だったと思う。

母はヒステリーがすごく、普段からドアをものすごい音で閉めたり粗暴さが目立った。すぐ激昂し、物を叩きつけたり皿を投げたり、俺は何かあるとすぐ引っ叩かれた。暴力は手っ取り早く子供を黙らせることができる上に自分ストレスも解消できるということに気付いてしまったんだろうね。癖になってたと思う。母は口も悪くて本当に性格が悪いなと子供ながらに思っていたが、今にして思えば何かの病気だったんだと思う。ノイローゼというか。感情を抑えられなくなるやつ。

小3の頃、友達の家でその家族とお昼ごはんを食べた。

友達食事中にふざけたとき自分は反射的にビクっとなった。友達の親がブチギレると思ったから。

しかしコラっと注意されるだけでさして怒られず、お父さん・お母さん・妹さんも皆笑顔食卓を囲んでいるのを目の当たりにして衝撃を受けた。

うちだったら許されない。食事中に会話自体NGだ。「今日こんなことがあって〜」なんて話をすれば父から「うるせえ!」と怒鳴られるか母から無言で睨まれるかの二択。子供は黙って食え、親に感謝しろ、これがルール食卓光景と言えば父が聞く野球中継ラジオの音、それに対する父の罵声、それを見下すような目で横目に見る母。緊張感の中でコメを噛んでると砂みたいな味がするんだよな。味がしないというのかな。また食事中に水を飲むことも禁止されていがのが地味にきつかった。禁止する理由は「料理を水で流し込むのは作った人(母)に失礼だから」(母談)。意味がわからねえ。どんだけ性悪説なのか。

そんなわけで友人宅の食卓の明るい感じに驚き、同時に自分の家に疑問が生じ始めた。

後日その友達がうちに遊びにきた。

親共働きで不在だったので子供のみ。二人で座ってゲームをしていたが、そこに母が帰ってきた。

友達が若干緊張気味にお邪魔してますと言った側を「どけ!!」と罵声を浴びせて通り過ぎる母。

いきなり怒鳴られた友達顔面蒼白に。

申し訳なさと恥ずかしさで居てもたってもいられず外にいこうと言う俺。

その後もその友達とは親交が続いたが二度と俺の家にくることはなかった。

この件から俺は母に反抗しはじめた。おかしいと思ったらおかしいと言ったし、いつも食らってたビンタも落ち着いて見れば避けられることに気付き躱すようになった。ビンタを食らったときの頬骨の振動音とか目の前がブラックアウトする感じに耐えていたのがアホらしい。自分が悪いと思ってたからね。最初から避けてればよかった。

俺が生意気になったということで母の怒りゲージは数段上がって毎日さらに不機嫌に。

そして母があることないこと父に吹き込みそれを信じた父は問答無用で俺に「出ていけ!」ばかり言うように。それを無視していたら友達の親を悪く言い始め俺がブチ切れ。

そんな毎日の中、近所の人が通報したのか警官が来たこともあった。母がブチ切れて俺を警官自転車に無理やり乗せて「捕まえてもらう!!」とギャオった結果、警官のお兄さんがドン引き。あのひきつった顔は忘れられない。以降警官はこなくなった。

毎日これではさすがに身がもたない。

家庭の中で生きる術として、感情を無にすることに行き着いた。

怒鳴られても詰られても怒りで返さないし凹みもしない。とにかく反応しないこと。空気になること。

これがいちばんエネルギーを食わずに日々を過ごせる。

でも心の奥底に毒は溜まっていたんだろうね。

学校いじめっ子に標的にされ小突かれ始めたとき、毒の放出でとんでもないキレ方をしてその子ドン引きさせたりした。

日々蓄積した怒りを一瞬で解放するとすごい。向こうは子供のおふざけだがこっちは殺し合いスタート覚悟から。対・大人用の怒りだからしかしこの件が教師問題視され、親子面談→母が俺の悪口をあることないこと言う→教師「お前を叩き直す(使命感)」となり、俺の言うことは担任教師に信用されなくなった。いじめっ子調子に乗ってくるし中々しんどかったが、給食が食えるからいか...と開き直った。

中学生になり一転勉強するようになった。勉強は覚えたこと・考えたことを平等評価されるのが良かった。合ってるか間違ってるかが焦点で「お前の◯◯が気に入らないから減点」「今日は気分が良く無いかバツ」とかないのが良い。

から中学を出たら働け、調子に乗るな、自分で稼げとよく言われていた。

正直家を出たかったが何とか大学まで行った方がその後の人生プラスだと思った。

奨学金存在を知らなかったので親に金を出してもらうしか無いと思っていた。

しかしこれまでの経験上なにかをお願いすると調子にのるなと拒否られる。

そこで閃いたのが「普通の家はみんな子供高校に行っている」と言うことだった。

両親は世間体を何より気にするので普通という言葉に弱いことを知っていた。

それを利用するのは下衆、そしてさすがに小賢しいよな...と思ったがこれは両親にめちゃくちゃ効いた。

以降いっさい中学出たら働けを言われなくなった。

それから多少賢いとこに進学し社会に出て一人暮らしをはじめた。

周りは「親のありがたみがわかった」と言っていた。

俺は「一人のありがたみがわかった」と思った。

いきなり怒鳴られたり威嚇されることもない。自分のことを自分でやるだけで生活が成り立つ。こんな楽なことある

両親には産んでもらったこと、経済的な面で支えてもらったことを感謝している。

両親の不仲、子供への当たり方も悪気ではなく、そうしたくないのにそうなってしまっていたのかもしれない。

でもあの子時代はもう二度とやりたくないよ。大人自分でもメンタルがもたないと思う。

仕事で同僚の子時代を聞くと皆温かい時代を過ごしているんだよね。

それに何の疑いも持っていない。

から当然自分も家庭を持ちたいと言う。

俺も結婚はして普通人ぽく振る舞ってるけど心の奥底に毒が残ってるのを感じる。

ふとしたときに父のような度を越した暴言を吐きそうになったり、母のような感情のタガが壊れた言動に走りそうになって意識的に抑えてる。結構強烈な衝動。これをどう昇華させるか。

ネット自分と同じような経験をしている人は親への恨みつらみにかられ、介護の段階でやりかえしてやるなんて意見が少なくなかった。自分もその気持ちはとてもよくわかる。が子供時代に"子供"をやれなかったこと、他人を信用できなくなったこと、寂しいという感情がなくなったこと(これは利点もある)...それって親のせいも結構割合あるだろう?と言ってやりたいのだけど、俺は恩で反すことにした。

両親が憧れていたであろう、でも手が届かずぶつくさ言っていたものプレゼントした。

とても驚かれた。

両親の態度は一変した。

それからお互いに感謝のやりとりをするようになった。

子供の頃、毎日いるだけで苦痛だった実家。毎朝親の顔を見るだけで心臓がキュッとなった。自分が家にいて親が帰ってくるときドアの鍵音でビクっとなる感じ。

あれらが嘘のように過去になった。

正直心の毒はまだ残ってはいるが、恨みつらみのやり返しを選ばなくて本当に良かったと思う。

人生楽しいがもはや分からない

疲れたしんどい、やらなきゃ

これ以外で語れるものがない

anond:20241012104506

信じれる部分が1ミリもないのによくこんなの信じられるな

つらい人生だったのかな

何でそんなに小説を書く人間がいるのだろう

https://anond.hatelabo.jp/20241013042244

割と読みやす漫画ですら読まれない

物語供給過多だ

素人小説なんぞ読む人間なんていないだろう

明らかに書き手供給過多

供給が多いのは悪いことではないが

全く読まれないような人間時間をかけて

小説なんぞ書いたところでなにもならない

別のことをしたほうが人生楽しめる

自分の内側に逃げるな

外を向け

人と関われ

人生エンジョイしろ

なんとなくワンピースを見たら泣けて来た。

なんとなくワンピースを見たら泣けて来た。

ワンピースが好きなわけでは無い。

連載がこれだけ長く続いているのも知っている。

すごい事も認める。

ただ正直勧善懲悪

自称陽キャとか都合のいい時だけ仲間連呼とか

そういうファンがいるので、

そういう人間たちと同じ者を見たく無いという感情の方が強かった。

クズがド底辺が都合のいい事だけ楽しんでんじゃねーよと思えてならなかった。

しかし真面目に生きてきた自分人生は苦しくてたまらない状況だ。

それでもワンピースは売れづけている

仲間だなんだと言い続けている。

仲間の為に自己犠牲をみたいなストーリーを続けている。

オリジナル部分はあるがよくあるストーリーの組み合わせだ。

本当にそれがその通りなら良いけれど

上っ面の嘘っぱちで都合の良いことばかり言って

それに調子に乗った自称陽キャ達がそれを見て楽しんで

ウェーイとかやっているのだと思うと

それが悲しくてたまらない。

anond:20241013072611

まあさぞお苦労の多い人生を送っておられるんだろうことには同情するけど、ネットの論争にまでそれ持ち込む必要ある?

誹謗中傷をやろうってんじゃなくてたまにはまともに話し合ってみたらどうなんすか?って言ってるんだが?

まあそれは無理っていうのもここまで多々あったネット論争が物語ってるけど、それ誰が言ったかってことがわかったところでまた別の地獄になるだけじゃん。

大学のお偉い先生がたも劣勢になるとすぐ権威をチラつかせてきたり、インフルエンサーフォロワー数でフリーザしたりする人いるけど、そういうんじゃなくて理屈っていう腕っぷしだけで議論をやってみるのも悪くないと思うけどなー?

つかその方が権威とかのチート使ったり突然相手人格攻撃したりとかするより純粋議論が楽しくない?

今朝の礼拝

ブクマカ

はてなー

増田

誰かひとりでも人生に幕を下ろしますように。

追記

褒められると照れるやで。

言論の自由っていいなって思います

anond:20241013065159

自己紹介か?

たとえ誰からも褒められない人生であっても

そこまで自分人生卑下するなよ

anond:20241012181121

ボジョレーヌーボーとか、地下闘技場の最大トーナメントを思い起こすとにかくすごいやつら

好き。

以下、思うところ

1.ハレンチ学園

知らんけど、納得。マジンガーZのほうが親しみあるが(連載雑誌知らない)

見てないこれとマチ子先生の時は目覚めなかったが、後の月マガルナ先生の後の作品イクラ回が神だった。記憶がごちゃってる。双子のやつ。

月ジャンは瞳ダイアリー週ジャンだとバスタード二巻のシーンハリ。あたりで人生変わった(なんの話だ

2.男一匹ガキ大将

竜王の時に読んでて、大きなお風呂女性と入ってたシーンを何故か強烈に覚えている。

読んでない漫画だけど、勝手宮下あきら先生師匠だと思ってて(大師匠なのか)、納得してた。

流れ星銀牙も後続があれば入選してたと思う。画期的すぎた。

3.こち亀

異論が発生する余地がない

4.リンかけ

星矢だろとは思う。リンかけはスロで打ったこしかない。フォーマットが同じなら仕方ないと思う部分と、聖闘士星矢の設定部分などの後への影響(ブコメでもあったサムトー、天シュラ)考えたらやっぱり星矢か。ほとんどの男子(一部の腐女子)が星占い以外で星座に触れたし、あーゆー当てはめ系(ジョジョタロットとか)の元祖はどこだ?

5.キン肉マン

神。後期からリアタイしてた勢。唐突な特訓等男塾などと被ることも多いが、影響としてはこっちだなぁ。それはそれとして男塾も残したいが、入れ替え候補と比べると、フォロワーが……となるか。

6.キャプ翼(-さ)

異論はないねぇ。こないだ、最新作のネーム見て、泣いて笑って燃えてとチャンバしてしまった。ジャンプ外への影響が凄い。ブルーロック(他紙?)でFW人材戻せるか?

7.北斗

初代スロットしかったなぁ。あと北斗無双も。2部は読んでないかアイン知らなくて、ロッキー羽田好き勢。

ロッキーと言えば、師匠奇面組チェンソ(解説読んだら安易に外しがたいと思ってしまったが)外して、ギャグ2本で行きたさ

とんちんかんジャンプ系としては弱い(なぜならボンボンが最強だから

8.きまオレ

ラブコメなんてサンデーに任せとけば? とも思わないでもない。

入れるなら、桂さんのウィングマン電影少女とはいえ作品アニメも好きだったし、納得はできないが、反対投票あったら白票ぐらいの感じ。よくわからんから

よく知らんが、推しニセコイ好きだった。知人のショート好きがどこから始まるかで、本人はCBキュアブラック)と言い張ってるが、これとかみゆき、WM(ウィングマン)とかの可能性とかありあり。てんで性悪がなぁ……

9.ドラゴンボール

そりゃDrスランプと悩むだろうけど、リアタイしてなかったらこっち。

伝説のど真ん中。

10.ジョジョ

入るなぁ。

幽波紋スタンドからってのもよい着眼点だ。頂点ではないけど、色んなものの原点(後続作品の作者からしたら)ではあると思うし、そうじゃないなら、作品教えて欲しい。単一要素取り出したら色々あるんだろうけど、トータルパッケージとしたのが凄い

11.SLAM DUNK

好きだけど、ちょっとジャンプに飽き始めてた時期でもあるし、個人的にはほめたたえられすぎでは? とも思う。

作品としては、カメレオンジェイルの方が好き。

なんか、マイナー作好きなの後付けとか、古参ぶりとかネタとか言われるけど、熱さが違うんよ。いまだに、

烈火よりロケプリ、ハンタより幽白よりてんで。WMよりヴァンダー。ゴッドサイダーメタルKは微妙、短命漫画好き。最高峰魔神バリオンか、(後で思い出す)

12.るろ剣

大好きだし、支えたのもわかるけど、この作品が先発の集約って感じがする。ま、そういう意味では入れといてもよいか

13.セクシーコマンドー外伝

そだな。ジャガーのほうが好きだけど、こっちだな。

ギャグ枠でいえば、奇面組とんちんかん候補になると思うが、どちらも(さらに言えばこれも)ジャンプ(の未来を変える)的ではないか

それでいえばまだボーボボ

数ページの4コマを2作ぐらいでも載せとけば違ってたかもねぇ。どうしてもギャグってんなら……、ボーボボとほんまにめっちゃ悩むかな。

奇面組とんちんかん余所でもありそう。燃えるおにいさんが続いて流れが繋がってたらワンチャンとかも

14.遊☆戯☆王

完成度の評価わろた。これも初期のほうが好きだった。途中から読んでない(ジャンプの購読辞めたし)

15.ONE PIECE

完結して、どんなことになるのかわからんぐらいの巨大作品だよねぇ。

何度読み返しても60巻過ぎたあたりで完結待とうってなる

16.HUNTER

影響ない(特例すぎて)けど、レベルE推したい。好きなのは

てんで、幽白レベルEハンターの順だけど。

休んでもいい(文句わずに待つ)ってのを広めたのは偉いと思うし、凄い夫婦になったとか、腰大事にとか、世界を変えた人でもあると思う。

17.NARUTO

これと銀魂はなかなか読んでも進めなくて数巻で止まってる。

完結したらしい勢いでヒロアカ3度目で二桁巻行けたので、そのうち読めるようになるか?

18.DEATH NOTE

言われてみれば、こっち系はジャンプであれだが、ネウロは同じ人だっけ?(暗殺の方か)

面白い漫画だったが、ネウロ暗殺教室入れたい。バクマンなら大好きなので(バクマンはどっちだ)納得

ネウロ暗殺への道を拓いたとかならしゃーない

サスペンス主体としたマンガ

アウターゾーンメタルKも面白かったけど、なにかと繋がったわけではないからなー

全然関係ないけど、ワイルドハーフとか、GS美神(他紙)のシロ編とか好き。パトゴマとかも。

人化犬バディ探偵もの流行

19.鬼滅

異論ある人おらんだろうが、10年後どうなってるかな

アニメかいいもんを作って、視聴者多いとこに出すからそりゃ売れるもんは売れるんだろうけど、この方式ってどこまで通じるのか。

マガジンサンデーにも凄い作品いっぱいあったし、でも出会わない人が多くて……みたいなの、ちょっと感じてた。(チャンピオンは尖ってるから年代でも読む人選ぶのは薄々気づいた。そのかはり、ハマるとえぐい。そういう意味でも、ジャンプで慣らして、ジャンプを読ませてという戦略がずっと続いてるのか。なろうとかでのと同じだ。レべチけど)

20.チェンソーマン

フォロワーまれても人気で無さそう。

寄せた部分で人気って感じもするから。でもその核の部分を自分で広めたのか。今後要チェックやで!

追記

私は、小学校中学年(キン肉マンおわりかけ? ぐらい)から高校ぐらいまでジャンプ読んでてあとは単行本派。

入ってた新しめの作品は全部読んでて知ってたので、これ書く気になった。実はそんなに詳しくない人。

テニプリとかアイシ21とか読んでない。

以下、知らない作品には読んでないと書いときます

ブリーチ

入れるほどではないと思う。好きだけど。

銀魂

読んでない。(5巻ぐらいまでしか)行きつけのCGB(コスプレガールズバー)でカグヤ?の服着てる人が常に居た。

アニメブーストっていえば他の作品も該当しそうだけど

シティハンター→人気売上的にはあり、ただハードボイルドでもコメディでも上の作品複数あるように思う

HB(ハードボイルド)、コメディも上の作品はないが、数が少ないから影響が……というのはありそう。

悩むならキャッツアイかもだし、それも特筆すべき点がなさそう。影響的な意味

テニプリ

テニス人口の拡大とかはジャンプ関係ないので。ただキャプ翼が超えれなかった壁を安々と超えたところ。

ジョジョとか、キン肉マン(一応プロレス)との兼ね合い。他紙とかスポットとか、古きアニメではこっち系あったか

ハンタより幽白

働き方改革としては冨樫が最も偉大だと思う。好きなのはてんで(2~3回目)

ジョジョダービー編とか、ハンタGIとかと似たようなのだから、後から焼き直し、フォロアーてとこばっかなんだが、

読者信じて(編集に信じさせて)圧倒的好き勝手に話数使うのとかはほんと凄いと思う。対抗はアカギぐらい

リンかけより聖闘士星矢

リンかけ知らんから能力バトルのパイオニア感がわからん

三つ目とかほどオカルトではなく、真面目にってところのかけhあしなのかしら

Drスランプ

リアタイ勢じゃないかわからんアニメコミックス半分(中華料理屋とかで)しかだし

レースがとにかく好きだった

ひばりくん

ちょっとアニメ見たぐらいなので語れん

男塾

作品だが、後に続いてるかっていうと、パッと目にはなさそう。

男塾新規演出みたいなのもない?

民明書房もなにかのアップデートで……とか

個人的には超大好きだけど。チャンピオンなら当確かも?

名作といわれるドラマおしんをみたので感想を書く その4

https://anond.hatelabo.jp/20241010224911から続く

おしん物語根底を流れているのが、「恩」であり「仁義であるということをこれまでの感想でも書いてきた。おしんイコール辛抱する精神というイメージが広く流布するなか、金儲けに走った息子の根性を叩き直すために、田倉家を滅ぼしてでもライバル会社に利する行動に出た、という物語ハイライトは、意外にもあまり注目されていない。私も正直なところ、全話を通してみるまで知らなかった。

今回は、物語類型としての「おしん」をみてみたい。

流浪するおしん股旅物としての評価

おしんは一代記ものとしては、タイムスケールがとても長い。おしん1901年昭和天皇と同年に生まれた設定である

そしておしんが生きた少女時代から後期高齢者の83歳になった1984年まで、それぞれの時代があまりにも違い過ぎるので、1983年の田倉家のシーンから明治回想シーン時代を一気に2世代くらい遡るときタイムトリップ感が半端ない

1983年おしんが息子・仁を裏切って、並木商店への説得どころか、積極的大手スーパーへの並木土地の売却を進めてくれとお願いした背景には、並木商店隠居の大旦那並木浩太に対する並々ならぬ恩があるからである

それは、どのような恩だったのか。おしんは息子たちには何も過去を語ってこなかったので、仁には知る由もなかった。そもそも並木浩太とは何者なのか。

おしんも誤解されるのが嫌でそれまで息子には一度も語ってこなかった。しかし、前年の1982年17号店進出を知ったおしんが息子の行動を阻止しようとしたとき、仁は、それが母の初恋の人への配慮であることを悟る。そして、仁はいう。商売ってそういうものじゃない、「母さん、みっともないよ。」と。今風にいえばいい歳してエモいことを言い出してんじゃねえよと思われたのであろう。案の上、誤解されてしまったおしんであったが、なすすべなく工事は進み、ついに開店当日を迎える。おしんはこれまでの人生の回顧の旅に出るのである

おしんと人の縁

おしんと浩太のいきさつをかいつまんでかくのも、がっつり書くのもいずれもけっこうしんどいしかし、今回のテーマの「股旅物」がわかるように、ややガッツリ目に書いておこう。股旅とは、大正時代に生み出された物語類型ひとつで、一宿一飯の義理人情に従って流浪する物語であり、多くは渡世人やくざなどが主人公である股旅物の元祖長谷川伸は、その後の日本小説戯曲、そして映画テレビドラマに至るまで多大な影響を与えた人物である。「飢餓海峡」で知られる水上勉は、長谷川伸の「夜もすがら検校」を読んで作家を志したことはよく知られている。「夜もすがら検校」を発表したのは1924年である明治が遠く過ぎさり、大衆大正デモクラシー自由への過大な期待から人々が少しずつ醒め始め、もう一度生き方を見直そうしていた時代である

2000年代になると、日本映画ドラマの潮流は変わり、義理人情といったテーマ陳腐ものとして忘れ去られてゆく。20世紀末までのドラマでいえば、「北の国から」が長谷川伸的な一宿一飯の義理人情世界観でつくられた恐らく最後ドラマだろう。吹雪の中を助けに来る馬、泥付きの一万円札などに表現される世界は、まさに長谷川伸系譜なのである

おしん回想シーンだけをみると、浪花節にあふれた、まごうことな股旅であるしかし、おしん物語面白いところは、浪花節陳腐化し、古臭いものになってしまった現代1980年代)と交差している点である

キーワード加賀屋への恩】

並木浩太とおしん最初出会いは、おしん16歳、山形酒田の米問屋加賀屋奉公へ来てから7年が経った頃だ。おしんは、加賀屋の跡取りの長女・八代加代と姉妹同然に育ちながらも、大奥様・八代くにからは、肉親の孫娘・加代よりも商売イロハから茶道裁縫など良家の子女としての教養を徹底的に教え込まれていた。このときにの指導によって身に着けたものの考え方や教養が、のちのおしん人生で役に立つのである。加代はというと、将来は良家から婿をもらって加賀屋をどうせ継がさせられる自分のつまらない運命うんざりしていた。絵画が好きだった加代は、東京で別の”自由”な人生があるのではと夢をみる少女だった。そんな折、農民運動活動家・浩太と出会った。酒田訪問した際、官憲の目を逃れるためにおしんとお加代に助けを求めたのが最初出会いであるおしんとお加代は同時に、浩太に恋心をもってしまう。大正デモクラシー時代だった。インテリかぶれした加代は平塚雷鳥の本を手元におき、人形の家を著したイプセンなどに憧れを抱いていた。当時、大衆のなかで勃興していた人権運動先進的だと中身もわからず憧れていたのである農民運動、カッコいい!加代は浩太の活動ロマンを感じて恋に落ちてしまった。一方、おしんは、土地を持たない小作農民の自立を助けたい、という浩太の純粋な思いに心を打たれていた。おしん小作の娘であった。小林綾子が主演した「おしん少女編」では、おしんの母・ふじが冬の川に下半身を沈めて妊娠中絶を図ったり、小作農民の悲哀がこれでもかというくらい暗く描かれていた。そしておしんは冬の川に入った母の姿をみて、6歳で材木問屋奉公へ行く決心をしたのであるいかだに乗って、母ちゃんと叫ぶ、有名なシーンのアレである

ともあれ、加代とおしんは同時に同じ男性に恋をした。そしておおらかで情熱的な性格の加代は恋心を隠すことができず、おしんに打ち明けていた。そしてやがて加賀屋の跡取り娘でありながら、何もかも捨てて浩太へ会いに東京家出してしまう。しかし、おしんは、奉公先の跡取り娘であるお加代様の恋を大切に思い、自分の思いはそっと封印した。一方の浩太は、東京に出てきた加代の猛烈な求愛を受け止めつつ(東京で加代と同棲までした)、本心最初からおしんが好きだったのである

おしんは加代の家出理由加賀屋に伝えることが忍びなく、おしん加賀屋から暇をもらって帰郷する。帰郷したおしんを待っていたのは、おしん女郎部屋へ売り飛ばそうとする父・作造と口利きの男であった。さら実家で目にしたのは、奉公先の製紙工場の過重労働健康を害し、肺結核で放り出され、今や死を目前にした姉・はるの姿であった。いまわの際に、はるは女衒に騙されそうになっているおしんを救うべく、自分の夢が髪結いになることだったことをおしんに告げ、東京の知人の髪結い師匠長谷川たかの住所を訪ねるように、伝えて息絶えた。

一方、加代は、浩太の心がおしんしか向いていないことを悟り、浩太のいない東京を去り、加賀屋を継いで見合い結婚する。

キーワード日本髪結いのおたかへの恩】

こうして、はる姉ちゃんが叶えなかった夢を託されたおしん東京へ出た。女郎部屋を売り飛ばそうとした父のいる故郷に心を残すものはなかった。髪結い師匠たかは、江戸時代から続く髪結いの昔気質職業観を持った女性だった。一人前になるための6~7年の下積みの苦労は当然であり、弟子には甘えを許さなかった。

しかし、大正という時代は、江戸から明治まで続いてきた日本髪の伝統の衰退期であった。大正浪漫とか大正モダンと言われる時代が到来しており、洋髪が東京流行し始めていた。おしんが修業している3年間の間に大きく時代が変わりつつあったのである

大衆身分から解放され、より自由髪型を求めるようになっていた。髪型をみれば、人妻なのかそうでないのか、はたまた、その人の職業身分がわかる、という時代は終わりつつあった。弟子入りなんてせず洋髪の専門学校をでて、理髪を仕事にする時代がきていた。おしんには洋髪のセンスがあった。たかおしん独立をすすめる。たかはいう。「昔は厳しかったんですよ。6年も7年も修業してやっと一人前になったら、それからまた、お礼奉公をして。10年近くもただ働きをして覚えたもんなんですよ。そんなことは今は通んなくなっちまったけど。やっぱりご時世ってもんですかね」。これは紆余曲折を経ておしんたかの元から独立し、その後、客先で出会った男性・田倉竜三と結婚挨拶たかを訪れたとき言葉である。その時、5人いたたか弟子はついにたった一人だけになっていた。

田倉商店を竜三の妻として支えるようになったおしんであったが、商売は順風ではなかった。おしん夫婦を陰で支えていたのはたかであった。田倉の経営が傾くと、おしんたかを訪れ、髪結いをして夫を支えた。たかもまた、洋髪の時代おしんの才覚を必要としていた。客商売は人の縁、ひととのつながりを大切にすることだと心に刻んだのはこの頃である

一方、田倉商店開店休業状態に陥るほど経営悪化していたが、おしん髪結いで稼いでいたので竜三はプライドを傷つけられ、すっかりおしんが稼ぎ出した金で遊び歩くようになってしまった。師匠たか相談すると別れちまえという。「ダメな男はどこまでいったってダメなんだよ」とすっぱり切り捨てるが、おしんは亭主をダメにしたのは自分だとと気が付いた。夫の更生のために妻の自分は黙って夫についていく姿勢を示すことを決意し、長谷川洋髪をやめることをたかに申し出る。稼ぎ頭のおしんに辞められるのはたかにとってもつらいが、受け入れる。やがて蓄えもつき、明日食べるコメもないどん底におちて初めて竜三は再起を決意する。しばらくは順調に田倉商店再生が進んで、おしん洋裁の才能も手伝って、田倉は子供服店を開店することになった。しかし、その直後、関東大震災おしん夫婦の夢を完膚なきまでに打ち砕いてしまうのである工場火災で焼かれ、絶望した竜三は「佐賀ゆっくり休みたかおしん佐賀はいいとこばい。。。」といって佐賀への帰郷の心を固める。竜三は大地主の三男坊なのである。こうしておしんにとって地獄佐賀編がスタートすることになった。

さて、佐賀に三男の嫁として入ったおしんを待ち構えていたのは、姑による徹底的な虐待だった。数か月もすると、おしん佐賀地獄から脱出を心ひそかに誓い、東京師匠たかのもとに、東京に戻りたいと手紙を書くのであるたかの元にいけば助かる、自分の腕一本で生きていると信じた。必死の決意で脱出し、やっと髪結いを再開しようとするも、さらなる不幸がおしん絶望に突き落とす。佐賀で夫に振るわれた暴力が原因で、右手の神経に麻痺が残ってしまっていた。髪結いを諦めざるを得なくなった。

こうしておしん流転の人生が始まる。屋台出店からまり故郷山形酒田と流れ流れ、ついに浩太の紹介で三重伊勢の魚の行商に落ち着き先を見出すのである佐賀に残った夫といつかは一緒になれると信じて手紙を書き続けるのである

キーワード:浩太の恩】

浩太の実家貴族院議員の父を持つ、太い実家だと先に書いた。しかし、浩太にとって本当のやすらぎのふるさとは、おばの伊勢実家網元のひさの家であった。浩太は、流浪人生を送るおしんを見かねて、伊勢網元をやっているおばのところに下宿し、行商を勧めるのである。これまで米問屋での奉公に始まり、ラシャ問屋子供服洋裁、洋髪・日本髪、農家の嫁地獄酒田の飯屋をやってきたおしんめし加賀屋は加代とおしんが切り盛りし、おしんにとって加代の元気な姿をみた最後の思い出となった。その職業遍歴に今度は魚売りが加わることになった。

伊勢に来て、笑顔を取り戻したおしん。竜三もおしん魚屋をやる決意をしてくれ、おしん人生好転し始めていた。

一方、加代の人生は、暗転した。加賀屋本体が夫の先物取引の失敗で負債を抱え倒産した挙句、夫は自殺してしまう。八代家の両親は過労で衰弱、入院費を工面するために加代は借金のかたに売春宿に沈められてしまう。両親は相次いで亡くなり、生まれたばかりの希望を抱えた加代をみて、おしんは救出を誓うが、借金の額に手が出せなかった。加代は翌日酒を煽って死んでしまった。希望は田倉で引き取ることにし、加賀屋の再興を果たしたい思いから、養子にはせず、八代苗字も変えなかった。

一方、浩太は長く続けてきた農民運動に行き詰っていた。治安維持法により、弾圧が厳しくなり、ついに6年間も投獄され、苛烈拷問の末、転向を迫られた。敗北者となった浩太は、心身の傷をいやすために伊勢のおばのところに帰るのである。すっかり引きこもってしまい、おしんとも口を聞こうとしなかった。やがて、浩太は実家の縁談に応じて、並木家へ婿入りすることになって静かな人生を送るのである。やがて少しずつおしんとも再び心を開くようになるまで十数年を要した。

田倉家では、雄、次男の仁、そして希望がすくすくと育っていった。雄は戦争で亡くなるが、戦後も仁と希望兄弟のように母おしん魚屋を支えていた。大人になった仁が商才を発揮する一方で、希望商売に向いていない自分を見つめ直し、自己実現のために陶芸の道を歩みだす。

屈折10年、陶芸師匠の元で修業した希望がようやく独り立ちできる時期が来た。そのときに、希望のための釜・新居の支援をしたのは浩太である。お加代さんとの縁を思い出してのことである。浩太は、折に触れて田倉家のおしんを見守るように生きていた。おしんセルフサービスの店に挑戦するときも、銀行からの借り入れにあたって、浩太は並木の自宅を抵当にいれてくれたこともあった。

股旅物を取り込んだ現代劇~義理人情は古臭い観念かという現代人への問いか

さて、長いことおしんの半生を振り返ってきたが、一旦冒頭の仁のセリフ1983年の場面)に戻りたい。

仁が17号店の出店を並木商店の近くに計画していることを知っておしんが反対したときのことである初恋のひとに迷惑がかかる?「母さん、みっともないよ。」というのが仁の反応であった。しかし、もし仁が母おしんの半生をもう少し知っていればそんな言い方はなかっただろう。おしんは人の恩に深く支えられて生きてきたのである。田倉スーパーの出発点となったセルフサービスの店にしても浩太の支援があってこそであった。

ドラマ構成として興味深いのは、おしんの半生を、徹底的に(一年間のドラマの大半部分を費やして)一宿一飯の義理人情で「世話物」的に(つまり当時の生活感覚として)描いておきながら、おしん戦後現代にいたる高度経済成長おしん自身義理人情を忘れてしまたことに気が付く、というメタで重層的な構成であるおしんにしても、商売は食うか食われるかだ、という厳しい姿勢戦後を突っ走り、16号店までたのくらスーパー事業拡大させてきた戦犯なのである。それが今になって17号店は昔に世話になった人に迷惑がかかるから反対、はない。突然反対し始めた母を見た1983年の仁の目からは、義理人情なんて古臭いものだという感覚であり、母の物語は「世話物」ではなく完全に「時代物」なのである。大切なものを置き忘れてしまった気がしたおしん問題17号店開店当日、失踪する。この世話物時代物が交差する、ところもドラマおしんの魅力である

anond:20241009200639

もちろん2時間も3時間も泣きっぱなしにさせようってわけじゃなくて、1020分泣き疲れさせてる間にリフレッシュすればいいじゃんって話よ。

何も水をはった浴槽に沈めようってわけではなくて、浴槽内をおもちゃライト楽しい空間にさせてあげて泣き声からちょっと離れるのもアリかもねって話であってそこまでサイコパスとは思わないんだけどなぁ。

妻も泣き声に敏感でパニックになったりイライラする人だったから、子供もそんな怒鳴られるよりは放置されたほうがよっぽどマシだと思ったし、もう一人生まれてもまた同じ提案をすると思う。

anond:20241012204136

逃げて忘れて自分人生を楽しめばいいのに

人間、それも現代に生まれてなければいずれにせよ淘汰されていた弱い命なんだし、別に妹が美緒になったところで増田責任は無いんだから、絶縁状態なら尚更自分ごとのように心配するだけムダだよ

なんか考えるにしても妹が美緒になった時に自分迷惑を被らない対策をむしろ考えといたほうがいいかもな

2024-10-12

自分だけの真実学校図書文庫にも載ってた。

バカだと思ってた世の中の人間も割と色んな事を考えてたらしい。

人生かけて言いたいと思ってたことは大体手短にかっこよく言い尽くされてる。

自分だけのものだと思っていた思考の癖はネット共感を集めてバズってた。

勇気を出して口にしたそいつの真似して、自分も言ってみようか。異常者を露呈するだけかも。

陰キャの行動原理を露悪的に綴った「禁止カード」で説教たれてるアイツもきっと自爆テロ

借り物の言葉だけじゃ人は刺せないかもしれない。オーダーメイド言葉はまだ作れるのかも。

言語化が口癖のアイツ。そのツイートは本当に丸ごとおまえの気持ちの代弁か?

ありきたりな煽り文句スクショを添えるアイツ。負けたポーズを取るのが大人なんだと思って、顔色伺って「刺さった」フリしてないか

心の蓋の合鍵になるような言葉自分の中から探したいのかもしれない。綺麗にカチャリと開くような。ちょっと形の合う部分を使ってこじ開けるんじゃなく。

なんか実感とかそういうのってそこにある気がする。

彼氏/彼女ができました報告とか要らない

なんとなく観ていたYouTuberが、彼氏/彼女ができました、という報告の動画更新していた。

うわ、と思いつつも一応最後まで視聴。

視聴後も何とも言えない気持ちになったので、チャンネル登録を解除。SNSフォローも解除。自身が発したその人に関する直近の投稿も削除。(数件)

それでも何とも言えないモヤモヤが晴れないので、匿名ではあるが、ここに吐き出してしまおう。

国内大手YouTuberの側近という立ち位置のその人は、個人チャンネルでは日常Vlog)や、大手YouTuber撮影補助をした時のオマケ動画をアップしているというものだった。

異性で、少し年代も違うという人ともあり、自身とはまた違った目線での日常が見れて更新されているのに気がついたら観る、くらいに注目していた。

件の動画更新される前日に次の動画の内容を仄めかすような話が出ていたので、年齢的にも「結婚?報告かな」と思うくらい。

けれど、蓋を開けてみたら「彼氏/彼女ができました」という内容。

動画の内容を見るに、その彼女別にYouTubeや各SNSなどで発信しているような人ではないということ。(実はしていてただ今回の動画で話していないだけかもしれないが)

高校生などの10代、20代でもせいぜい現役大学生くらいの若い人が発信するならまだしも、30前後社会人が「彼氏/彼女ができました」という報告をわざわざ動画にするということ。

これがまだ「実は以前からお付き合いしている人と結婚することにいたしました」もしくは「婚約いたしました」という報告であれば「おめでとう!」と思える。

けれど、「恋人ができました」という報告は、そこまでもコンテンツにしていく人だったのかと思うと、気持ちモヤモヤしてしまったのだ。

古い考えなのかもしれないが、結婚人生を共にするある種の契約という感覚があるため、チャンネル運営していく上で今後今まで通りの更新頻度や内容ができないかもしれない。という話を含めての「結婚報告」なら、一つ人生ステージが変わっていくんだね、とその門出を祝えるのだけれど。

恋人ができましたの報告でも、例えばその恋人SNS活躍するインフルエンサーで「今後お互いのコンテンツに何かしら出演する機会が増えるかもしれませんが、特別関係性故のものなので応援してください。」という趣旨の話であれば、それはそれで応援と祝福を贈りたい。

けれど、そこまでプライベートを切り取ってまでコンテンツにしていくのは、大袈裟かもしれないけど気持ち悪いとまで思ってしまったのだ。

嫉妬だと言われる前に明言しておくが、書いている人間は充実している既婚者です。

思ったことを書き出しただけなので、おかし文章でしたが読んでくださってありがとうございました。

高校同級生漫画家として結構売れているらしく、大学同級生はこないだインタビュー受けてた

俺は何をしていると思う?

公務員になって平係員やってる。

笑うよね。

高校から15年、大学から10年、タップリあったはずの人生時間ちゃんと使った人達は結果を出しててビビってその場しのぎの逃げに走った奴は何も生み出せないで生きてる。

うんうんこれが現実だね。

マジで人生がつまらなすぎて毎日死にそうだ。

失敗したなら死ねばよかっただけなんだし挑戦するべきだったわ。

人生マッチの箱や一冊の本みたいなもんだってこういうことか。

どっちかというと利根川の「限りなく薄めてあるから気づかない」が近いのかなあ。

漠然漠然中央値ぐらいの収入を貰ってゲームでもやって暇を潰すために生きてきたのかなあ。

悲しいよ。

30年もしたら流石に課長とかやってるかもだけど、その時になっても「はぁ・・・疲れた・・・」って言いながら土日に発泡酒飲んでモンハンやることだけを楽しみに暮らしてそう。

生きてる意味あるんか?

妹が美緒になろうとしている(追記)

が、どうにもできない。

 

妹は発達障害を持っている。日常生活が困難なレベルで、高卒就職した工場でも自力で髪を結べず他の従業員に結ってもらっていたという。その他も指示の言葉が通じないレベルで、結局は解雇になった。作業所に一時期行っていたが、今は通院の他は外出せずニート生活を送っている。

 

何故こうなったか理由ははっきりしている。

娘が「障害者」になるのを拒んだ両親のせいだ。

  

彼らは発達障害の診断を受けた娘に療育を受けさせず、普通学級に通わせ続け、障害者手帳を取るべきだという教育者箴言無視し、クローズド高卒就職をさせた。その結果がこれだ。

 

自分は「貴方がたの感情彼女人生を滅茶苦茶にしてはいけない。妹は福祉と常に繋がっておかなければいずれ破滅する。せめて障害者手帳は取得させて作業所に通わせろ」と訴えてきた。

 

しかしその訴えは常に「家族障害者になるというのは辛いので、そういうことは言わないでほしい」と聞き入れられなかった。意味が分からない。本当に何を考えているのか分からなくて怖い。

 

そもそも暴力支配するタイプ機能不全家庭で、自分実家を出て妹を含めほぼ絶縁状態になっている。それでも口を出すのは、将来面倒を掛けられたくないのと、家族という関係無視しても社会的ネグレクト同然の扱いを受けている妹を見ていられないからだ。せめてグループホームに入れろと言ってはいるが、「障害者である娘を彼らは受け入れない。そして飼い殺しにしている。

 

このままでは妹は美緒48歳になってしまう。自分はあの漫画を見て笑えなかった。大震災の時、小学生だった妹は揺れる電灯の下で座り込んだまま「どうしようどうしよう」と繰り返していた。いずれ両親の死という災厄が来た時も同じことを繰り返すのだろう。

 

妹を美緒にしたくない。しかし両親が頑なに福祉との接続を拒んでいる状況でどうすればいいのか分からない。あの漫画の切り抜きが流れてくるたび、いずれ来る「その時」がリアル触感を持って迫ってきて怖い。生きていけないよおおおおおお。

 

追記

書き捨てのつもりでヤケクソに書いたので、反響に驚いています

匿名の場でもなければ相談どころか吐き出すこともできなかったので、長年抱いていた悩みと不安に誰かからの反応をいただけて本当に嬉しかったです。ありがとうございます

八方塞がりだと思っていたので今の状況で受けられそうな支援情報を貰えて有り難いです。今後調べさせていただきます。また自分に対しての言葉も有り難い限りです。

以下いただいたコメントに返信する形で追記します。

 

美緒って何だよ

□現状への危機感を抱かせてくれた作品なのに恩知らずでした。元ネタを貼ります

 https://togetter.com/li/2447737

 『セルフネグレクトゴミ屋敷ホームレスひきこもり

https://app-manga.line.me/app/periodic/S120886?_appstore=0

外に出ないで菓子ばかりを食べる、母親無尽蔵に甘やかして自活をさせない、この辺りが全く同じなために、近年の妹は外見もほぼ美緒になっており(唯一連絡を取っている母が写真を送ってくる)、あのコマの切り抜きを見た瞬間は息が止まりそうになった。

 

発達障害ではなく知的障害では?

自分もそう思う。

しかし妹を雇用していた会社から医者正式に診断を受けさせてくれ、その結果で通常の雇用を続けるか障害者雇用にするかを判断する(結局解雇)」と言われて受けた際の診断は『発達障害』だったそう。

また、幼児健診時受けた診断?によって「発達遅延」と言われていて、それによって療育を勧められていた記憶がある。こちらに関しては自分も当時小学生だった+母親愚痴で仔細を知ったため、記憶あやふや申し訳ない。

自分正式な診断時にはもう家を出ており、妹の障害を認めたくない母親経由で聞いた話なので、実は知的障害なのに発達障害と伝えられている可能性は十分あると思う。

 

作業所行ってたんじゃ?

手帳必要としないタイプ作業所に通っていたようだが、三ヶ月程度で辞めたと後に聞いた。原因は父親が「そんな所に通わせていたら本当に障害者になってしまう、辞めさせろ」と暴れ、母がそれに従ったため。妹本人の意向不明だが、両親の障害者嫌悪思想が強すぎるため、言ったところで聞き入れられなかったと思われる。

 

■妹は成人しているのに、障害者認定に親の許可がいるのか?

役所の仕組みや法的には可能でも、妹がそれをするのが難しい。

まず第一に、妹は自分で何かを考えて行動するのが難しい。言葉を選んだ上でこう表現するより他ないが、自我が薄いのだ。唯一彼女ポジティブな執着が見えるのがゲーム漫画で、自分の身の上や将来に関しては、電話越しに聞いても「わかんない」か、ふにゃふにゃした口籠るような声しか返ってこない。会社解雇された時でさえ。

第二に、妹に「障害者は恥ずかしいもので嫌なもの」という思想が植え付けられてしまたことがある。妹が奇声を上げたり庭を飛び回るといった行動を取ると、両親は「やめろ!障害者!」「障害だ!」と叱りつけ、宿題をやらずごね始めたら「そんな風にしていると障害者学級に行かなきゃいけなくなるよ!」と怒鳴った。

その結果、妹自身が「障害者」という言葉存在を嫌がり、自分がやんわりと支援グループホームの話を伝えても「それは障害者からいやだ……」と拒否するようになってしまった。酷すぎて実在を疑われそうだが、自分も家を出るまで自分の家庭環境の異常さを客観視できなかったし、異常すぎて親しい相手であればあるほど相談できなかったことはここに記させてほしい。

 

美緒48歳の元ネタを見せる/髪結いの件を引き合いに出して両親を説得できないのか?

自分の両親の人間性からして不可能だと考えている。

髪結いの件は両親も承知していて(企業の人事から激詰めされた事が堪えたらしい)その上で何の支援も受けさせず、福祉にも繋げないという今の状態なんです。今までも市町村や国が出しているパンフレットPDFを送ってきたが、そもそも妹が障害者であることを受け入れないから目に入れようとしない。

父に至っては機嫌を損ねると暴力を振るい始めるし、母は父の暴力に怯えて「もう障害の話はしないで」と言い始め、二人きりの環境に連れ出して資料を見せても「難しくてよく分からない」と言う。

 父母にしても支援必要なのではと考えている。だが自分問題として、絶縁までの20年間続いた心身への暴力によって傷が癒えていないし、許せもしないから助けたくない。

けれど彼らの死後、障害者である妹をどうするか?となった場合親族にせよ役所にせよまず電話を掛けてくるのは長子である自分だろうということと、単純に妹が『福祉の力を借りつつ自分の力で生きていく』ための縁や可能性を、両親の感情論によって奪われている理不尽をどうにかして取り除いてやりたいと思う。

 

気になったのは以上だろうか。

母は議論になるとよく「お前は子供を持たないか障害者の親になる気持ちが分からない(だから手帳は取らせない)」と話を終わらせた。

親であればなおのこと子の未来を思って行動すべきではないのですか? 子の未来よりいつか子より先に死ぬ自分感情の方が大事なのか? 自分はそこまでおかしなことを母に言ったのだろうか。

 

美緒元ネタのように両親が自分を頼りにしているというのは本当にそうで、幼少期から折に触れて「自分たちが死んだら妹ちゃんとは助け合って生きていってね」と言い聞かされ「そんなことはしない。障害のことを抜きにしても貴方がたが甘やかし、歯磨きもろくにしない教育を施してきた娘だ。その責任自分たちで取ってほしい」と返答してきた。

その度に「そんなこと言わないで、きょうだいなのよ」「お前は冷血の人でなし」と繰り返されてきた。本当に自分は人でなしなのかと今も疑っている。

 

お前はもう関係いか自分人生を生きろというコメントには少し泣いてしまった。結局突き詰めれば、せっかく絶縁しているというのに、自分自分感情によって家族を見捨てきれないのかもしれない。どんな形でもコメントを寄せてくれた人たち、本当にありがとう美緒漫画を描いてくれた人もありがとう。まだ全然生きていける気がしてきた。

 

アンチ村上春樹による「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」のレビュー

アンチ村上春樹です。

万が一傑作である可能性に賭けて一応読みましたが、そのギャンブルは失敗に終わりました。よくこんな話を恥ずかしげもなく世に出せたものだ、というのが率直な感想です。

以下ネタバレあり】

あらすじは「高校時代にできた男3女2の仲良しグループからあるとき絶縁された男がずっと鬱々と暮らしていたが、36歳になってやっと気が合うセフレめぐり逢い、昔のトラウマ解決するよう言われ渋々腰を上げたと思ったら全員にノーアポで会いに行き近況と当時の真相を聞いてまわる話」。

電話メールFacebookであらかじめ連絡を取れや何を眠たいことやってんねん阿呆か、と思うタイプの人にはこの小話はまったく向いていません。

鬱々とした心情描写が延々と続き、全然ストーリーが進まないため5ページ読み進めるごとに強烈な眠気との戦いに都度勝利する必要があります

以下、特に気に食わなかったことを記します。

"ディジタルウォッチ"

のような英語ネイティブかぶれの呼称

"「こんな時間に本当に申し訳ないと思う」

「こんな時間って、いったいどんな時間?」

「午前四時前だよ」

やれやれ、そんな時間が実際にあったことすら知らなかったな」"

といった気が利いてる風の間抜けな会話

"「フィンランドにいったい何があるんだ?」と上司は尋ねた。

シベリウスアキ・カウリスマキ映画マリメッコノキアムーミン」とつくるは思いついたことを並べた。"

この、「俗物の非インテリである貴様には知りもしない文化的なことがフィンランドにはこんなにあるし、それを当然俺は知っているし、さらもっと深遠な目的が俺にはあるのだが貴様には到底理解できんだろう」という衒学趣味の受け答え

悩み事があるからと、それが無上の理由であるかのように罪悪感の描写もなく自分で注文した料理をしゃあしゃあと残す思い上がり

…全編このような愚にもつかない内容で構成されておりいちいち上げつらうと宇治十帖よりも長くなってしまうのでこのあたりで切り上げるとして、根本的に気に入らないのは、自分の力で人生を切り開く気概主人公に無いことです。

改めてネタバレを含めてストーリーかいつまんで言うと以下の通りになるわけです。

1.仲良しグループ(男3女2)からハブられたか死にたい

2.でもなんとなく死ねなかった

3.孤独ぶってたら妙に男の後輩Zに懐かれ仲良くなるがある日急に去られて寂しい

4.幸運にも向こうからグイグイくるセフレXができて人生がマシになった

5.セフレXに「昔のトラウマにきちんとケリをつけてから改めて私との関係を構築せよ」と言われ旧友たちの連絡先を取りまとめて渡されて初めてやっと重い腰を上げる

6.「そうした方がいいと思った」という曖昧理由によりノーアポで旧友男A.男Bを尋ねてまわるが、かつて若々しい夢にあふれていた彼らも今やくだらない仕事をしており無常を感じる

7.なんとなくの想い人だった旧友女Cが主人公レイプされたと虚言を吹聴していたことが主人公が絶縁された理由であったことを知る

8.その旧友女Cは何者かに殺害されもうこの世に居ないことを知る

9.旧友を訪ねてまわる最中セフレXが別の男と心底楽しそうに街を歩いてるのを見かける

10.主人公のことをなんとなく好きだった旧友女D(人妻)にフィンランドまで出掛けて行って会い、改めて事件の内幕を聞き、さらに昔は好きだった的なことを言われて恥ずかしげもなくハグしてエモい気持ちになる

11.過去の話に一応ケリがついたので改めてセフレXが寝盗られてたことを思い出し「とくに理由はないけどほかに好きな人がいるんじゃない?」という声の震え丸出しクソダサ詰問を朝四時に電話で仕掛けるも「いやお前、いま早朝だし後日な」ともっともな事を言われて訳知り顔で引き下がる

12.特にオチはなく以上

ね?わかるでしょ?

IQが3ポイント以上ある人ならどなたでもお分かりだと思いますがこの本、最初から最後までクソダサ男のヘナヘナ日記帳しかありません。この本を読んで得られる人生真実は何一つありませんし、後に残る感想といえば「だから何?」に尽きるというものです。この文章を参考にして青春時代を過ごそうという若者が居たら絶対に制止したほうがよろしい。この主人公のような受け身精神性では、貴重な若い日々を無駄にすること請け合いからです。友達に絶交されて酒飲んで寝て起きてなんとなく暮らしてたらワンルームマンションと都合のいいセックスフレンド(EDでもまったく気にせず優しくヨシヨシしてくれる)が手に入っていた、なんてことは通常起こりません。「押し入れから巨乳美少女が出てこねえかなあ…」というニート妄想レベルが同じです。かかる程度の低い思考回路をさも深遠高尚であるかのような描写に仕立てて凡人の無能さ・非積極性肯定し甘やかすことは若者を含めたほとんどの人間に対し悪影響であり、社会経済上、および文化芸術の発展からして害悪であると言わざるを得ません。

以上の理由により本来は星0つですが、言論出版の自由、また「くだらない内容であるにも関わらずレビューは高評価である」という事実から導き出される「人間雰囲気物事判断している」という気付きを与えてくれたことに敬意を表して星1つです。

しか最後になりますが作者の翻訳したほかの作品群は本当に素晴らしい。それらを見るに作者は読解力と文章力は抜きん出た人物であると見受けられます。したがって、本当は彼には物事真実を見抜くセンスがあるはずです。いつの日かこのような茶番自己承認と小銭を稼ぐのをやめ、今の自分の軛を脱し、人生真実を描き出す傑作を上梓してくれることを願ってやみません。

自分が生きる理由

完全に天涯孤独になった今、働く理由がわからない。

なんで、生きるためにはお金必要で、

お金を得るためには働かないといけなくて。

でもなんで生きたくもないのに無理やり生きないといけないんだろうとか

なんで無理やり生きるために働かないといけないんだろうとか考えてむなしくなる

何のために自分は生きてるんだろう

母がいたころ しにたくなることいっぱいあった

でも、自分が先に逝ってしまったら…って、母一人を置いていくことの方が怖くて

まぁしぬ勇気もなかったんだけど

だけどある意味そういうしばるものがなくなって全部全部自由になったけど

生きる上で何も自由ではなくて

結局母に縛られて生きてるなって感じ

これも言い訳だとわかってるけど逃げずにはいられない

娘としてなにも孝行できずに終わって

何かしてあげたくても一生かなうことのない願いになってしまって虚しさしかない。

いいのか悪いのか

一人きりになってから役職に就くようになって

一人で生きていくにはとり得ず何も心配がいらなくなって

母が生きてる時にこれくらい働けていたら…何か変わったかもしれない

母はまだ生きていたかもしれない

そう思えて虚しさ倍増

仕事評価されるほど、頑張るほど、なんで今なんだろう…って。

お母さんに、今の姿見てもらえてたら…って。

そしたら急に頑張る意味が分からなくなって

自分生活のために頑張る?もうそんなのいらない。

頑張って働いたところで遊びに行くわけでもなく

何か趣味があるわけでもなく

毎日毎日家と仕事場との往復のみ。

こんな生活で歳だけ食っていく。

友達もいらない。パートナーもいらない。

ただお母さんさえいてくれたらそれでよかった…

自分人生?そんなのもいらないよ今さら

こういうこと言ってるのも全部母を逃げる理由にしてる気がして自己嫌悪になってる。

だけど逃げたい。

今はただ逃げたい。

「どうせ」とかい言葉も使うべきではないのだろうけど

どうせ自分人生なんてこれから巻き返しようがないんだから

もう何も考えず何も感じずただひたすら無になって

早く自分の生を終えてしまいたい。

だけど、生きて誰かとかかわりを持つ限り負の感情は消えなくて

でも人前では頑張って隠そうとしていて

独りになったときにどっと疲れる。

そしてむなしさ倍増する。

何のために生きてるんだか。生きてる意味なんかないよこんな自分

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