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2024-09-13

anond:20240913143951

氷河期犠牲になった結果、氷河期低賃金になった

同じタイミングセクハラ規制により職場恋愛実質的規制が行われた

そのせいで氷河期世代の成婚率が下がり、仮に結婚できたとしても、お金がないので子育てができず、少子化につながった

なお、同じ時期にマタハラも行われ、それが産み控えにつながりました

雇用を維持せず、会社ごと崩壊するのに任せたほうがよかったかもしれないが、それだと生活保護世帯の増加と捨て子の増加にともなう半ぐれややくざの台頭により治安の悪化を招くので…

打つ手はなさそう

anond:20240913111911

小泉進次郎が勝つと思うぞ。

今回は特に党員人気が強い奴が勝つ。これは構造上そうなる。

自民党総裁選は普通選挙と違って、半分が地方票、半分が国会議員票と言う割り振りになっている。この両方で票を取らないと当選しない。

が、国会議員は推薦人制度があるため、その分実質的に票が減る。

今回はものすごい混線。既に9人出馬しているが、ひとりあたり20人の推薦人がないと立候補できないので、既に180人の国会議員票は投票先が均等に20票で、実質死に票になってる。

すると、地方票が国会議員票よりも半分以上多いと言う状況。それで各候補地方を回ってるという訳だ。


で、そのなかで一般党員の支持があるのが小泉進次郎。次が石破茂。この二人でほぼ7割ぐらい半々の情勢らしい。

これだけ見ると、どちらが総裁になってもおかしくはないんだが、石破茂は決定的に国会議員に人気がない。

まぁ今回は派閥の影響力が減っているから行けるかもしれないけど、それでも真っ正直に派閥解体してしまったので弱い。

一方で小泉進次郎国会議員の協力も取り付けている。例えば風見鶏クソ女こと野田聖子小泉進次郎についた。また元傀儡菅義偉などもついて実質派閥形成しているし

小泉進次郎は親父と同じで軽い神輿なので集まって担げば旨い汁が吸えると言う有象無象も集まってくるだろう。


以上から、一回目の投票小泉進次郎石破茂で残るのはほぼ確実。また国会議員票180票が固定されていると、相当な事がない限り一回目の投票では決まらない。すると次はどうなるかというと、決戦投票が行われる。

決戦投票になると、他の議員の推薦人の票が動く。そして今度は地方票が47票に激減するため、ここで石破茂の勝ち目はほとんど無いと言って良い。


ということで、小泉進次郎が恐らく勝つ。

これはもうどうしようもないので、後は衝撃に備えるしかない。

できることと言えば、組閣の時にどれだけ総裁選の公約有耶無耶にできるかということと、

周りをベテランの実務家で固める事ができるかで話が決まってくるが、バックが人望が皆無で傀儡裏工作寝技しかやったことがなく、王道政治ができない菅義偉なのでまた政治の停滞がおこるだろうな。

あーやだやだ。

[] 貨幣発行の無効性の証明

貨幣中立性と超中立性の理論

貨幣中立性と超中立性の概念を用いて、貨幣発行の効果を厳密に分析する。

貨幣中立

長期的には、貨幣供給量の変化は実質変数に影響を与えないという仮説である

定義:∀x ∈ X, f(λM, x) = λf(M, x)

ここで、

貨幣の超中立

貨幣供給量の成長率の変化も実質変数に影響を与えないという、より強い仮説である

定義:∀x ∈ X, g(μ, x) = g(μ', x)

ここで、

動学的一般均衡モデル

より厳密な分析のため、動学的一般均衡モデルを考える。

代表的家計効用最大化問題

max E₀[Σ₍ₜ₌₀∞) βᵗU(cₜ, mₜ/pₜ)]

制約条件:cₜ + mₜ/pₜ + bₜ/pₜ = yₜ + (mₜ₋₁ + Rₜ₋₁bₜ₋₁)/pₜ + τₜ

ここで、

貨幣発行のインパクト理論分析

1. フィッシャー方程式

i = r + π

ここで、i は名目利子率、r は実質利子率、π はインフレである

2. 貨幣需要関数(Cagan型):

ln(Mᵈ/P) = α - βi + γy

ここで、Mᵈ は貨幣需要、P は物価水準、y は実質所得である

3. 貨幣市場均衡条件:

Mˢ = Mᵈ

4. 貨幣成長率とインフレ率の関係(長期均衡):

μ = π

ここで、μ は貨幣供給量の成長率である

これらの方程式から貨幣供給量の増加が長期的にはインフレーションに直結し、実質変数に影響を与えないことが導出される。

数学証明貨幣発行の無効

仮定

1. 貨幣中立性が成立

2. 合理的期待形成

証明

Let M₀ be the initial money supply and M₁ = λM₀ (λ > 1) be the new money supply after monetary expansion.

Step 1: By monetary neutrality, ∀x ∈ X, f(λM₀, x) = λf(M₀, x)

Step 2: Let P₀ and P₁ be the price levels corresponding to M₀ and M₁ respectively.

Step 3: In equilibrium, M₀/P₀ = M₁/P₁ (real money balances remain constant)

Step 4: Substituting M₁ = λM₀, we get: M₀/P₀ = λM₀/P₁

⇒ P₁ = λP₀

Step 5: For any real variable x, its nominal value at t=1 is P₁x = λP₀x

Conclusion: The monetary expansion leads to a proportional increase in all nominal variables, leaving real variables unchanged.

この証明は、単純な貨幣発行が実質的経済問題解決しないことを数学的に示している。

2024-09-12

中華ゲーをやってるキ○ガイに告ぐ


今すぐやめろ。あんなのはやるだけ悪い。

別にゲームをやること自体が悪いって言いたいわけじゃない。

人間、生きていくうえでストレスを発散する場所必要だし、それがゲームでもスポーツでも本質的に差はないと思ってる。

それでも中華ゲーをやめろという理由は単純で、注いだプレイ時間と金がそのまま中華マフィア資金源になってるからだ。

人気タイトルで言うとブル○カとかニ○とか。ああいうのは大抵裏にそういうのがついている。

というのも、そうでもしなきゃあそこまでは大きくなれないから。

ある程度までは企業として成長できるかもしれないが、一定を超えると刈り取られるか潰される。誰によって?中華マフィアだ。


敵対的買収から換骨奪胎とか無理矢理な競合の押し出し連打とかされたくなければ、一旦は従ってる姿勢を見せるしかない。これはもう仕方ない。せっかく手塩にかけて育てた作品台無しされたい奴なんていないし。

最悪、身柄拘束されて事業をやめるって言うまで拷問にかけられるみたいな噂すらある。これは眉唾かもしれないが。

そうして実質的権限を握った中華マフィアは、よりプレイヤーから金を搾ろうと色んな策を練ってくる。所謂阿漕商売というやつだ。

それでも可愛いキャラクターとかゲームシステムが面白いかいう表面的なことに惑わされて遊ぶ馬鹿いるから、奴らはどんどん儲ける。その金の使い道は言うまでもない。

運営は悪くないじゃんって言いたくなるのもわかる。実際悪いのはマフィアの連中だし。

それでも、流行ってる(というか、日本語ローカライズされるくらいになってる)中華ゲーをプレイするのはそういう連中に加担することになるし、とにかくやめておいた方がいい。百害あって一利なし

ここまでの話は社名は伏せるが実際に潰された会社社長をやっていた俺の友達から聞いた話で、マフィア連中との会話の録音とか嫌がらせ証拠写真とか見せてもらったから間違いない。当人安全のためにここに証拠は出せないけど。

飲みの席で愚痴られた話だから多少の脚色はあるかもしれない。それでも大元の所は嘘ではない(最低限、会社は潰されてるし)。

まあ何が最終的に言いたいかというと、悪いこと言わないか和ゲー洋ゲーやっとけ。今度プレステ新機種も出ることだしさ。

anond:20240911175645

リベラル派と構造主義を慎重に区別し、自由意志の捉え方を整理することが必要です。

### 1. **リベラル派と構造主義は別概念**

まず、リベラル派(進歩主義社会的自由を重んじる立場)と構造主義社会構造人間の行動や思考に影響を与えるという理論)は、異なる哲学的背景を持っていますリベラル派は基本的社会正義個人自由平等を推進しますが、構造主義社会文化の背後にある深層構造個人意識や行動を形作ることに注目します。この二つは完全に相反するものではなく、リベラル派が構造的要因を考慮しつつも個人自由選択重要視することは矛盾しません。

### 2. **構造主義は必ずしも自由意志否定しない**

構造主義人間の行動や思考が、無意識のうちに社会的文化構造規定されていると考えますが、それが自由意志を完全に否定するものではありません。構造の影響を認めた上で、リベラル派はその構造認識し、改善や変革を試みることによって、個人がより自由選択をできるようにすることを目指しています。つまり構造に制約されている部分を解放し、自由意志を実現することがリベラル目標でもあります

### 3. **リベラル派の視点から自由意志**

リベラル派は、社会的な不平等や抑圧を批判する中で、個人自由意志尊重し、その自由が公平な環境行使されるべきだと主張します。構造主義的な視点から社会構造分析し、そこに潜む権力関係差別構造を変革しようとすることが、自由意志を促進する手段と見なされます自由意志が完全に構造から独立しているとはリベラル派も考えていませんが、構造意識的に変えることで、個人選択の幅を広げることを重視しています

### 4. **自由意志は実現のための社会的条件を含む**

リベラル派が自由意志を認めるのは、ただ単に「個人が好きなことをする権利」を言うのではなく、それが実際に機能するための社会的経済的条件を整えるという意味でもあります。たとえば、貧困差別存在する社会では、自由意志制限されますリベラル派は、これらの構造的な不平等を解消することで、すべての人がより実質的自由享受できると考えています

### 結論

リベラル派が構造主義的な社会分析採用しつつも自由意志尊重するのは、構造を変革し、個人がより多くの選択肢を持てる社会を作ることを目的としているためであり、必ずしも矛盾ではありません。構造認識し、そこに働きかけることで、自由意志範囲を広げるという考え方に立っているのです。

anond:20240912004211

物理暴力は人の尊厳を傷つけるからね。

精神的な陰湿イジメとかが世間で注目されすぎて忘れられてるけど、物理でやられるとモロに精神をやられるんだよね。

まず時間が経っても悔しさとか無力感が襲ってくるのは異常なことではなくそ自体当たり前のことなんだと認識しよう。

そして傷つけられた自尊心は「治癒」することはない。しかし別の何かでおおわれて実質的普段気にならなくなるのは可能

その「別の何か」はそれぞれ生活の中で試行錯誤して探すしかないものだ。

極端な話、じぶんも加害する側にまわるということが「キズをおおう」効果を持つこともありうる。あるいは表現創作ネタ昇華する人もいる。生き方と同じで人の数だけ正解がある。

2024-09-11

資産のあれがほんまにわからん

円安インフレ対策国内株買ってた場合

円高なったら株価実質的なのは上がるんだからちょっとマイナスでもトントンなのか

やっぱりもっと何もわかってなかった時に思いついた、20億円分ぐらいの資産を、10か所(なんていうの?)に分けておくぐらいまで安心できないのか

土地2億、円貯金2億、日本株2億、オルカン2億、S&P500、中国の元、豪米、金、ユーロ、BTC……

海外土地や、アフリカ系も抑えとく必要あるかぁ、まだまだ全然足りない

5か所ぐらいでなんとかならないか

ちなみに五か所縛りだったら何が強いんだ? あくまで防御力というかいざというとき力として

anond:20240911124347

マルチってそんなにいいかな。

ギューンという加速感はいいけど、実質的な速さはツインのほうが上だろ。

小泉進次郎学歴職歴

どうやら次期総理になりそうな塩梅小泉進次郎先生

その学歴職歴は非常に華々しくかなり特異だ。

 

まず中高大一貫校の関東学院中学から大学までを過ごしている。

高校での募集は行って居らず、大学偏差値は40台前半といったところ。所謂F欄。

 

ところがこの後の学歴職歴が凄まじい。

関東学院大を卒業した進次郎氏は東京大学よりも格式が遥かに高い、ニューヨークコロンビア大学大学院に入学するのであるコロンビア大はアイビーリーグの一つ、という説明も不必要な程の名門校である事は言うまでもない。日本人留学生の受け入れも多く、明石康氏も同校出身だ。(実は大島てる出身

関東学院からコロンビア大学院。すごい努力だ。すごい努力が見える。

しか知日派ジャパンウォッチャーとして名高い保守系国際政治学者、ジェラルドカーティスゼミ指名カーティス師事した。

 

卒業後はCSIS戦略国際問題研究所)の研究員として就職。ここも保守系シンクタンクの名門で、日本などの金融シンクタンク分析に留まるのに対して、アメリカ政治に影響を与える力を持つ。ぶっちゃけ、ここが「ここは戦争をした方が良い」と意見を出したら西側諸国戦争を始めるのである

そんな世界を動かすトップレベルなところに研究員として就職したのだ。

これもすごい努力である。すごい努力が見える。

 

そしてこれが唯一の職歴だ。エリート中のエリート仕事世界を動かす仕事以外した事が無い。因みにCSISは1年で退職した。

 

関東学院卒なのにこんなすごい経歴なんだが、週刊新潮がそのからくりを説明している。

 

小泉進次郎、名門「コロンビア大学院」留学は「特別プロセス」 関係者証言

https://www.dailyshincho.jp/article/2021/08200557/?all=1

 

まりカーティスゼミに入る事を前提に、関係者が色々手を回した。

そのキーマンマイケル・グリーンであったと。グリーンジャパンハンドラー日本転がし/日本の飼い主)の代表的人物だ。ブッシュ政権ではNSC国家安全保障会議)の日本朝鮮担当部長を務め、その後はCSIS上級顧問日本部長を務めている。日米関係の超重要人物だ。

 

こうして進次郎氏はコロンビア大学院に入学出来、卒業も出来た。

更にCSISにも入社出来た。マイケル・グリーン東亜担当部長やってるんだからそりゃ通るし部下として配属されるわな。

新潮記事ではビクター・チャ氏が骨を折ってくれたと書かれているが、この人は記事にある通りに後にNSCアジア部長となり、トランプ政権ではトランプ北朝鮮限定戦争を抑止した人物である

なんともすごい人物が続々登場して努力した結果、進次郎氏はコロンビア大→CSIS学歴職歴をゲットした。

 

CSISで進次郎氏のような人材必要だったんだろうか?普通に考えたら判るがそんな訳がない。

まりコネだ。それまでの自民党総裁は米側の要求はなんだかんだと有耶無耶にして結局日本が大損ならやらないし、吉田茂角栄を筆頭に憲法9条があるから再武装有耶無耶に断って出兵もしないし、経済成長に全振りするから低価格品質化した日本製品北米市場を喰われてしまう。米企業には、軍事機密に属する技術コピーは出来ないという縛りがあるのに、軍事産業が無いという建前の日本は、新技術軍事技術に属するかとか気にせず、それどころか米軍の装備の実物が無いのに機能だけから脳内アッセブリして応用技術として製品に組み込んでしまう。汚いな、流石日本汚い。

 

だが小泉純一郎総理比較アメリカ要求を聞いてくれるし、革新的であり、その革新さはアメリカネオコンサバティズム立脚している。

だったらその子供を純粋培養してやればクローンが作れる。

…という20年先を見込んだコネ入社ってことでしょな。

一般企業で数年以上働いてしまうと、経験思想のすり合わせが必要だ、とか直線的に目標達成すると周囲の環境を折り込めていない天ぷら的なものを作ってしまって全体としてはコストが余計に掛かったり、パイを縮小させてしまう、といった事を覚えてしまう。

進次郎氏も実質的な「一般的に認識される職歴」というのはゼロなので、全アイデンティティであるコロンビア大→CSISコースをやるしかない。これは歴史思想アイデンティティ問題であり、進歩主義の一つである

戦後政治史とかもどうせ頭に入っていない。

 

ただ、ネオコンサバティブで問題となる、戦争を引き起こす問題現在封印されてはいる。イラク戦争で大失敗して「change」を旗印にしたオバマ政権誕生し、色々妨害したがオバマは8年務め、足元の共和党トランプに塗り替えられてしまって居場所がない。

でもそれ以外のアメリカ要求が来た時に、それが日本国益を著しく損なわないか国際社会受益する以上甘受すべき不利益なのか、Winwinなのか、構造改革なら先行の効果測定結果があるのかという判断はどうせ進次郎には出来ないだろう。

 

この辺の魂胆は党内でも同じなんだろう。

岸田のように、カルト議員パージを行うかも?という不安裏金問題で公正や法治の方に舵を切るのでは?という不安を抱えなくて済む。

顔もいいので国民から批判も緩む。例えば大阪知事吉村洋文株券印刷業と揶揄されるアンジェス人間をすっかり信用して「大阪会社が初のワクチン供給する」と考えてしま補助金を出した。製薬業に無知過ぎた。するとそれを見たイソジン製造元の営業は怪しい話を吉村に吹き込む→信じて記者会見イソジン治療法を発表→イソジン爆売れというのをやらかした。明らかに製薬業周辺の知識がない所をつけ込まれているいるのだが、顔がいいのでスルーされてしまった。イケメンバカを超えるのだ。

これは利用しない手はないな。って事で、イケメンバカ純粋培養社会人経験なし、世襲という条件がたまらなく利用価値があるって事なんだろう。

コネ普通仕事回して貰えるとかの限定的な利益だが、進次郎さんのコネもっとスケールが違うので、実質はリモコンだと思われる。

そりゃ関係者努力しますわな。

道理ですごい努力が見える訳だ。

2024-09-10

初任給逆転現象の整理

初任給逆転現象とは?

初任給入社2年目以上の社員給与を上回る現象。高い初任給提示することで新卒採用が有利になる一方、逆転された社員士気を下げ、退職などの問題を引き起こす可能性がある。

逆転にまでは至らなくても、初任給と若手・中堅社員給与ほとんど変わらない状況(賃金カーブフラット化)が発生していることもあり、逆転現象に準じた問題を引き起こす。

なぜ最近よく騒がれているのか?

この現象自体は昔から起こっていたものであるが、今年は特に多くの企業で発生していると見られるため。賃上げ機運の高まりや、少子化による新卒採用競争の激化が原因と考えられる。

逆転の仕組みは?

初任給の大幅引き上げが行われている一方、その原資が中堅層以上の賃金抑制によって賄われていると見られる。この状況はデータでも現れており、内閣府調査によると、20代賃金が増加する一方、30代以上は賃上げ抑制される傾向にあり、一部はマイナスとなっている年代もある(※1)。エコノミスト永濱利廣氏は非組合員管理職賃金抑制し、若手に分配している可能性に言及している(※2)。

今は年功序列時代ではないのでは?

新卒採用はもっぱらメンバーシップ雇用特有ポテンシャル採用であり、新入社員入社後に育成されることを前提としている。育成は若手社員メンターとなって行われることが常であり、逆転現象問題視されるのは必然である

欧米のように「スキルは無給インターンで身に着けろ」の方針であれば、さほど問題にはならなかっただろう。

人事部経営陣は何を考えているのか?

以下の可能性が考えられる。

  1. 年次が上の社員は辞めないと思っている。
  2. 実質的減給として逆転現象を利用している。
  3. 何も考えておらず、逆転現象を想定していない。

逆転された社員が取れる方法は?

労働組合がある企業で、多くの社員で逆転が発生している場合は、労組を通した抗議活動を行うことが考えられる。

ただ、そのような条件が整った状況にあることは少なく、多くの人にとっては転職することが最善の選択肢になるだろう。

 

※1 https://www.nhk.or.jp/shutoken/articles/101/006/68/

※2 https://news.yahoo.co.jp/profile/commentator/nagahamatoshihiro/comments/1e5bec4a-94cc-44be-91d5-063040290e34

anond:20240910152134

日本実質的に米を貨幣として使う経済になっていて、統治する側もそれを前提にして検地 (土地測量) 技術が発展したという経緯がある。

税のために農地を測量するというのもあるけどそれ以上に灌漑設備を作る下準備でも測量しまくってた。

昔の日本にも素人が考えるよりは高い測量技術存在したよ。

平和江戸時代ころなら工事とはあまり関係ないところを測量する好事家もいただろう。

昔の人もランキングが大好きだ。 高さランキングだって売れただろう。

新人の方が俺より給料高い問題

なんか話題になってたけど、高卒から見るとそれ当たり前なんだよ。

年下の大卒初任給の方が自分給与より高いのは当たり前。

それをショックと言われても、世の中そんなもんだろうしか思えないんだが、感覚おかしいのだろうか。


まぁ、分かる。同じ学歴場合だと言いたいんだよな。

高卒初任給よりは流石に俺の方がもらってるけど、初任給は2万円違う。俺は20年以上前だけど、ここ数年で一気に上がって差が付いた。

初任給が上げられたとき初任給以下の若い従業員初任給上昇分と同じ金額現在給与に加わるという処置がとられた。ただしパート契約社員関係ない。

が、昇給会社の成果に連動して同"率"で上がっていくので、彼らが俺の年齢になる時には、今の俺の給与よりも数万円は多くもらう計算になる。

もっと言うと、日本は基本給を一定にして、できるだけ平等に見せる一方で、ボーナスで差を付けるという慣行が行われてきた。そこまで入れると、ただ指示に従って作業してりゃよいライン作業者と、それを動かす激務の生産企画の連中とは、ボーナスで1ヶ月分は違う。そう言うもんだ。


実は、それよりも理不尽だと思う事がある。

勤務先は昔(俺が入社する前)はある有名なコンピュータ屋の100%子会社が直接所有する工場だったそうなのだが、その後、人材派遣会社コンピュータ屋の合弁会社人材派遣会社が51%出資)が立ち上げられ、従業員ほとんどが移籍した。

ただ、その中でも元のコンピュータ会社の子会社100%子会社)に残った連中がいる。工場設備建物の所有と、コンピュータ会社が他の企業との契約関係でやらなければならない仕事を表面的に引き受けるためだけの会社だ。

実は100%子会社に残った連中と、それ以外の人たちとの間で、年収200万円近い差があるらしい。仕事移籍した人たちが実質的にやっている。子会社の連中は生産に関わる事は一切ないため、伝票処理や、たまに外から来るお客の対応と言った仕事だけをしているにもかかわらず、だ。

そうやって先輩たちが嘆いている。

とは言っても、ここそのものが、地域の平均よりはそれなりによい給与を得られているし、他に転職先などないのでみな黙って働くだけなのだが。


何が言いたいのかというと、一般労働者初任給新人という小さな所でガタガタと争うのではなく、もっと幅広い視点で考えた方が良いのでは無いかと言う事だ。

分かりやすいから分かりやすく不満が溜まるのだと思うが、もっと大きな理不尽があるのではないか? そちらのことを考えて、そしてどうにもならないと諦めることが出来れば、そんな小さな不満などに感情を揺さぶられることはなく、優秀な社畜として人生を終える事ができる。

2024-09-09

【結末】囲碁応氏杯、続報&詳報

【続報】ガチのマジで35年越しの偉業が成し遂げられるかもしれない囲碁...の続報。

なんとか無事世界一大会初優勝を飾ることができました

応援していただいた方々本当にありがとうございました

日本囲碁界悲願の優勝

今回の優勝は長らく優勝から遠ざかっていた日本囲碁界の悲願だった

日本所属棋士としては2005年LG杯 張栩以来19年ぶり

日本人としては1997年富士通杯 小林光一以来27年ぶり

本当に久々に優勝となった

そもそも国際棋戦の決勝進出ですら2018年LG杯の井山以来6年ぶりという快挙だった(決勝では謝爾豪に1勝2敗で敗れる)

試合内容

中央ポイントを上げ優勢を築き、一時は楽勝ムードが漂うも下辺でミスをし逆転を許し敗勢濃厚という形勢になった

囲碁は1目でも上回れば勝ちなので、形勢に余裕がある時はできるだけ局面を難しくせず簡単になるほうを選ぶのだが

1戦目と2戦目でやられている謝科は形勢に自信がなかったのか思いの外頑張ってきてそれが綻びとなった

終盤絶望ムードの中、相手ミスを見逃さず大逆転勝利となった。

詳しい内容についてはridoやJKGO氏の動画が出ているのでそちらを参照されたい

後々フワ氏が出す予定の解説動画がおそらく初心者でも一番なんとなくわかった気持ちになれるのでそちらをオススメしたい

大会総評

正直に言うと今大会日本棋士には全く期待していなかった

またどうせ見所なく一回戦、二回戦目で全滅だろう。そう思っていた

ところが蓋を開けると予想を裏切る展開の連続だった

結果的最後最後ミスして負けてしまったが、日本女性棋士きっての打ち手である上野愛咲美は世界大会で何度も優勝し現在でもレート3位の朴廷桓(パク・ジョンファン相手ほとんど勝利という大熱戦を見せファンを沸かせた

ヨセはあと3つだけ、上野半目勝ちか【応氏杯】上野愛咲美五段VS朴廷桓九段 28強戦

しか上野は並行して行われていた別の国際棋戦でも、日本棋士では井山しか土をつけたことがない謝爾豪相手大金星を挙げている(朝日新聞囲碁取材班ツイート))

準決勝番勝負では、元世界チャンプ、あのAlphaGoとも熱戦を見せた柯潔が相手で初戦で完敗し、ここまでかと覚悟したが見事に二連勝し今回の大会優勝まで成し遂げた

囲碁界の期待を一身に背負って見事ここまでたどり着いたのは本当にすごかった

海外からも祝福のコメントが続々

国際棋戦での優勝、世界一の座奪還は日本囲碁界の悲願であったが、日本だけの想いとは限らなかったようだ

【第3局】第10回応氏杯世界選手権決勝五番勝負【一力遼九段 vs 謝科九段】

【9.8 LIVE】우승 40만달러 응씨배 결승 0%에서 기적의 대역전~ 일본 이치리키료 응씨배 첫 우승 제10회

こちらのコメント欄、あるいは他の動画でもそうだが中韓台湾囲碁ファンからも一力の優勝に対して祝福のコメントが続々と寄せられている

競争相手勝利、それも(台湾はともかく)彼らにとって友好の相手とも呼べない日本勝利をなぜ喜ぶのか

本来的には競争相手ではあるが、中韓ばかりの決勝戦が行われるよりも日本がまた強くなったほうが業界は盛り上がる

中韓台の囲碁ファン日本囲碁を牽引していた時代を懐かしみ日本復権に期待してもいるのだ

中韓の人々が日本選手勝利を祝福するなど、他の分野では中々見られない光景

競いながらもナショナリズムの発露だけに終始しない国家間の真の友好の姿が囲碁にはあると思う

ここ最近台湾も力をつけてきていて2023年杭州アジア大会では台湾の八冠王・許皓鋐が世界1位の申眞諝(シンジンソ)、中国ナンバーワンの柯潔を破り堂々の金メダルに輝いた。

今年の国手山脈杯でも賴均輔が申眞諝を破り優勝するなど、長らく並走していた日本を置き去りにしていた

日本棋士は幼少期を除いて、申眞諝にまだ勝てたことがない)

そんな中での今回の一力の勝利であった

残念ながら報道限定的

度々ワイドショー特集してもらえる将棋界と違って、残念ながら数十年ぶりの快挙でもワイドショーでは取り上げてもらえずニュース社会面での限定的報道となりそうだ

プロフィールキャラ立ちしまくっている一力が世間女子に見つかればもっと人気が出ると思うのだが残念である

そもそも第一報を書いた動機としては、この異例の快挙をいつものように内輪の盛り上がりだけでは終わらせたくないという思いがあったからだ

望むような反響にはならなかったが、何もしないよりは一抹の助けにはなれたかと思う

まだまだ戦いは続く

今回本当に久しぶりに優勝を果たしたがもちろんこれで戦いは終わりではない

現在開催中の日中韓5人チーム勝ち抜き戦である農心杯』では2005年の初優勝を最後に優勝から遠ざかっている

そしてすでに日本広瀬、井山が敗れ二連敗中だ

残りは応氏杯通訳として同行した許さん、虎丸名人、そして一力遼である

(ところで農心杯はそろそろ台湾チームも混ぜてほしい。(日本チームが実質的日本台湾連合チームではあるが))

春蘭杯という棋戦では虎丸がベスト8に残っていて続きは12月に行われる

スター不在、人口・人気の低迷、賞金の低下、スポンサー離れ、PRの下手さ

ご存知の通り囲碁界には多くの課題が山積している

今回の優勝を機に日本囲碁復権し、もう少し盛り上がってくれることを祈るばかりである

anond:20240804165924

解雇規制って運用おかしいよね

こうしたら解雇合法ですよって書かれてることがもう全部主観的判断によるものから

実質的解雇は無理という状況になっている

痴漢冤罪証明と同じようなものだよ

どんなにやってない証拠を集めても判事主観的判断で覆される

司法が女と労働者をひたすらヨシヨシしたくて法の解釈を曲げまくるから

から主観の入らない金銭解雇を明文化しましょうってのはいいと思うよね

anond:20240909122330

から精神科医男性が多いんだろうな。

なぜ、タリバン女性への学問の道を実質的に閉ざし、家の中に閉じ込めるようなことをしたのかわかる。

女性弱者男性相手をすることに耐性がなく、他人権力を利用して排除しようとするからタリバン女性を家に閉じ込めるしかなかったんだよ。

(実はアフガニスタンも同じような考え方の女性は腐るほどいて、タリバンに「弱者男性排除してくれ」という嘆願状を送り付けていたらしい)

2024-09-08

anond:20240908135846

戦前優生保護法だとこの手の夫婦対象外

なので、優生保護法を復活させたければ、境界知能や発達障害や軽度知的障害対象にする必要があるけど…

あくまで本人の意思でやってもらう必要があるんで、不妊手術を受けたら、お金がもらえるみたいな形にして実質的強制したほうがいいと思う

それならフェミニスト文句は言わんだろ

うまくいけば、弱者男性はこの世から消滅するんやし

2024-09-07

牛角の「女性半額割引」が男女差別である理由

映画館レディースデー男性専用サウナ等、男女を理由サービス提供内容を変えたり制限する例はいくつでも見つかる。

最近ではレディースデー男女差別の誹りを受け廃止される流れにあるとはいえ、結局のところプランの内容自体会社経営方針戦略に過ぎず、

学生割引といった年齢による優遇などとさして変わりはない。法律が裁かないにしても、もしそれが不公平なら、自由経済が裁きうる範囲の話だ。

ただ黙ってやっていればよかったものの、牛角広報で大っぴらに次のようなことを言ってしまっていて、これは明らかな男女差別である

食べ放題での注文量が、女性男性に比べて肉4皿分少ないといった背景からスタートした本企画女性だけの利用はもちろんのこと、男性も含めたみなさまで、お得な焼肉食べ放題を心ゆくまでお楽しみください。

この一文で牛角広報は、食べる量を理由不公平感を減らそうとしたのかもしれないが、かえってこの一文こそが、これがまぎれもなく差別であることを示してしまっている。

なぜなら、もし本当に食べる量が根拠なのだとしたら、女性より食べる量の少ない一部の男性からも二倍の料金を徴収する事態という矛盾した状況を生じさせてしまうからだ。

男性女性より多く食べる傾向にある」というデータ自体客観的ものであるが、すべての男性から二倍の料金を取るというこのキャンペーン実質的な内容は、「ゆえにすべての男性女性より多く食べる」という差別判断のものである

これは「黒人白人より平均IQが低い」という客観的データ根拠に、「ゆえにすべての黒人白人よりIQが低い」を演繹してしまうのと同じ愚行であり、

もし食べる量が本当にその根拠、あるいは背景であるなら、食べた量そのもの個人差によって料金を調整すべきであり、この論理に則るならば、わざわざ性差を迂回して料金を決定することにはどんな正当性もない。

もし「女性男性に比べて肉4皿分少ないといった背景」がこのサービス正当性裏付けられると思っているのならば、少なくともその発想自体は紛れもなく差別主義であると言わざるを得ない。

問題は、けして男女に対して別種のサービス提供すること自体にあるのではない。ある人の発想が、性差上の差異個人差異とそのまま結びつけてしまとき、そこに差別という決定的な問題が生まれているのである

すくなくとも牛角広報が放ったこの一文は、当然のように受け取られるべきではない。

2024-09-06

企業の買収って言葉がよくないと思う

イメージ的に弱いものが強いもの強奪されてる感がある

審判の買収とかでも使われるし

実質的には資本提携みたいなものなのに、利害関係者の不安を余計に煽ると思う

はてなヤフーに買収された」とかなんか嫌っしょ?

から買受の方がいいと思う

はてなヤフーに買受された」だと、なんかはてなにそんな可能性あるのかな?って感じがする

実際には合意の上で等価交換してるのだから

今で言う敵対的買収、つまり合意を得ない買収を、たんに買収と呼べばいい

企業買受!これだ!

M&Aは長いのでいまいち

安倍さんが殺された結果

安倍さんが殺された結果、進次郎が総理大臣になったら笑ってしまうよ

ベガーは喜んでいたけど、普通に考えて権力ピラミッドの(実質的)頂点が強制排除されて

事態好転するなんて事はないんだよな

山上のせいで日本の政治は数十年分後退する事になる

野党だって魔王安倍)が居なくなったせいで存在が危ぶまれてるじゃん

2024-09-05

主にアビドス三章とプロジェクトKVについて

色々と情報錯綜しているプロジェクトKV関連について、内情に関する不確定な情報に関しては正直何とも言えない。

ただ一連の話の中でクリエイターは良い物さえ作ってくれれば構わない、という意見を見ることがある。これに関しては問題の内容にもよると思うのだが、出された物で評価するのであればライターの方が最後に携わった対策委員会編三章に関しても作った物であるし、アニメテキスト差し替えがあったイベント等への影響等も同様に評価するべきではないか

 

まず、対策委員会編三章に関して

ストーリーの根幹部分は本当に良かったとは思う。クジラのように息を止めていた=本音吐露できないでいたホシノ(アニメ水族館回のシロコとの会話より)が先輩に弱音を吐いた上でこれからも進んでいく覚悟をしたし、シロコ*テラーやプラナは自分たちが元いた世界では守れなかった人たちを守ることができた。最終編の続編的なストーリーとしては本当によかったと思う。

 

ただ、気になる箇所がいくつかある。これが単に尺や締切の問題ならまあ仕方ないとは思う(明らかに話数が多く、可能な限り設定にケリをつけようとしたことは分かるので)。ただ退社と新プロジェクト立ち上げの一連の流れを見ていると、その描写に関して何か含みがあるような気がしてしまう。

 

私募ファンド、ネフティスの執事さん、プレジデント対立のくだり

この辺りに関しては敵対者コロコロ変わるし執事は心変わりしたかと思うと反省してフェードアウトするし、プレジデント大人のやり方というわりに子供の癇癪めいた方法で話を反故にする。

この辺りは直近のイベント等でちゃん説明すれば協力してくれるアクアパークのオーナー反省してサオリを気遣ってくれるようになるDJ等が出てきていたのもあって、アビドス関係だけこうなの?となってしまう(エデン条約編三章〜四章のトリニティモブトラブル担当にされていたので、モブNPC性格が悪いのはライターの手癖なのかもしれないが)し、エピローグにも居たこともありコレがアビドスの生徒にとっての今後の隣人かぁ…と思うとなんとも言えない。

アニメや最終編でノノミ描写から実家問題の掘り下げを期待していたので肩透かしを喰らったのが正直なところだ。シナリオ単体だとそのくらいなのだが、退社の件と合わせて考えるとプレジデントとのやり取りは退社のきっかけとなる社内でのトラブルが元になっているのではないか…?という疑念が湧いてしまう。もちろんそんな明言はされていないし、退社の経緯に関しては知る由もないのだが。

 

シロコ*テラーがみんなの武器を捨てるシーンに関して

スチルを見た時の第一印象は捨て方が雑すぎないか…?というところで、ホシノがユメと言葉を交わして前に進む=きちんとお別れをする、大切な人を弔うというのがこの章の話であるなら、尚更砂漠に打ち捨てるのではなく、綺麗に埋めるとか溶かして別の武器にするとか、やりようはあったと思う。

果たして乱雑に打ち捨てる必要性があったのか、古巣を離れることに対する表現だとすると切り捨てられた感があるし、お話のコアになるキャラクター大事なシーンに変な文脈が乗ってくるのは正直かなり嫌な気持ちになる。

 

地下生活者に関して

今回の章での先生結論は、本当にざっくりした纏め方をすると大人として自分が今やれることをやる、というものだった。それに敵対する存在が、子供のように癇癪を起こし、無敵の空間から一方的に何の責任も負わず干渉し、チートめいた現実干渉本来あり得ない現象を起こすというのは対比がバッチリと決まっていたと思う。

だがその上で、どこまでが地下生活者仕業で、どこまでがそれぞれのキャラクターの動きなのかがハッキリ説明されておらず、よく分からない。先述の私募ファンド執事プレジデントに関して、心変わりが早すぎるのもあり、この辺りは操作されていたんじゃないか?と予想することはできる。朝霧スオウの挙動も、プレジデントを裏切って以降はホシノの強さ(キヴォトス最高の神秘としての、ゲマトリア視点のホシノの解釈しか見ていない様子で、地下生活者台詞呼応して動いているので何かしら干渉されているのは間違いない。ホシノへの精神干渉がどの程度なのかは分からない。テラー化直前かもしれないし、三章の合間に頻繁にホシノの回想が挿入されるのはこの時点で干渉を受けていて夢と現実認識曖昧になっていたのかもしれない。

しかし実際どこからどこまでがキャラクター本人の挙動なのかは明言されない。自己顕示欲の塊ゆえに全部説明してくれたベアトリーチェや暗躍しているシーンをキッチリ映している申谷カイなど、方向性の違う黒幕でもどこからどこまでが黒幕仕業でどこが本人の問題なのかはわかりやすかったのだが、単純に説明不足だ。

先生の爆破というファンコミュニティではさんざんアロナバリア無効化されてきた手段意気揚々と繰り出してきたり(よりにもよってそこで一旦シナリオ更新ストップするし)、先生の指揮の人数制限問題に関しても制約解除決戦以前からストーリー戦闘内で操作不可の味方が援護してくれる演出なんかもあったわけで、先生が打倒するにあたってのカタルシスが異様に弱かったように思う。対比構造とかモチーフにこだわるあまり動かし方が稚拙ではないだろうか。

メタ的な攻めをするわりに解釈が雑ですぐ癇癪を起こす大人なのに子供みたいなキャラクター、というとファンコミュニティでたまに見かける過激ユーザー揶揄しているようにも思える。先生への攻撃に関してもファンコミュニティでたまに発生する死ネタ・負傷ネタ風刺であるがゆえこういう手段になったのかもしれない。二次創作へのお気持ちで作られたキャラ造形、と言ってしまうのはさすがに邪推が過ぎるだろうが、ゲマトリアというメタ的な属性を与えられている立ち位置を考えればプレイヤー元ネタになるのも自然な話だし、それ自体別に良いと思う。しかユーザーの層を考えると、ある種の「チー牛」的な属性キャラを繰り出すのは不用意すぎるし、最後に関わったシナリオでそのキャラを地下へと追い返して退社というのはちょっと危険メッセージ性が生まれてこないだろうか。

ただ問題キャラクター設定よりもむしろシナリオ上での動かし方で、地下生活者が三章においてもたらしたもの説明不足なゴチャついた展開と列車砲やセトなどの扱いに困って途中で流れでサクッと処理した設定ばかりで、ホシノやシロコ*テラーの苦悩と決断など、三章の良かった部分とは関りが薄い。シロコ*テラーとプラナとは元の世界悲劇に関して因縁があるわけだし、アビドスの問題を一段落させたうえでプレナパテスの関係者メインできちんと対決するお話を用意してあげてもよかったのではないか

表現したいことがあるならそれでいいと思う。けれど実際何がしたかたかそもそもどこまでやらかしてるのかが分かりにくいし、ユーザーへの不快感の表明だけが文脈としてハッキリしてしまうのだとしたら、ちょっとさすがにどうなんだという感じだ。

 

朝霧スオウに関して

よくわからないといえば朝霧スオウだ。エピローグでの出番を見る限り確実に何か彼女彼女で設定がある筈なのだが、ホシノの台詞の通り本当に何だったのかよくわからないまま終わってしまった。最初対立関係にあると言われてたノゾミとヒカリ対策委員会との交渉時には遠ざけようとしていたり、ノノミ誘拐時には思うところがありそうだったり、なんやかんやノゾミとヒカリが助けているあたりホシノへの執着だけのキャラではないのは確かだろう。

ただ結局地下生活者がどこからどこまで操っていたのかわからないので、対策委員会編三章の動向だけでは本当によく分からないとしか言いようがない。雷帝関連が今後掘り下げられることもあり、シェマタ建造ぐらいの時期の話に関わってくるのかもしれないが……。

ただまあ思い返せばエデン条約編三章でも先の話を知らないとアツコを傷つけられて激怒するサオリのシーンなどはどの口で言っているんだ、と捉えられても仕方のない描写だったりするし、先のシナリオで裏事情を明かすキャラに関して事前には特にフォローが無い描き方をしているだけなのかもしれない。

 

セトに関して

ホシノのテラー化のついでに副産物のような形で出てきて、ホシノが復帰した後は何故か地下生活者切り札のような扱いになって、なんか凄いらしいけどそのまま倒されたのでよくわからなかった。

セトに関しては戦闘フィールド名前元ネタから明らかにアビドスに関係するボスとしてデザインされているし、新規コンテンツとして無からまれボスではなく三章実装にあたってデザインされたボスだろう。

それが新規コンテンツボスとしてはあまり歓迎された仕様ではなく、シナリオ的にもホシノの復活ついでに処理されているのは単に要素が渋滞したせいなのか、それともわざとなのだろうか。どちらにしろ無茶振り的な実装で調整不足なボスだと思う。

 

ホシノとヒナの対決に関して

スチルもアニメーションも潤沢な頂上決戦……の割には直前でホシノがシロコに一度競り負けているし、決着としても列車破壊による無効試合なので、演出は凄いのに脚本上の盛り上がりからは妙にズラされている。

ホシノの話に終始すると暗くなってしまうので派手なバトルでバランスを取ろうとしたのかもしれないが、心情的にそれどころではないタイミングで熱いバトルをされても集中できないというのが正直なところだし、その本人を巻き込んでるとなると尚更だ。

ヒナに関してはホシノのテラー化直前の台詞回しに関して、事実に即した言葉淡々提示して諭そうとしている。これは単にシナリオ上の都合の台詞ではなく、水着衣装のボイス等から推定するとヒナというキャラクターが確かな事実を礎にして動いており、不確定なものが苦手であるがゆえ、こういう台詞回しになっているわけだ。

事実真実に関する話はクライマックスでも再度言及されるわけだが、今回の章を経てホシノが辿り着いたのが真実であり、ヒナ重要視しているのは事実である。おそらくはこの対比関係を前提にした上でホシノとヒナをぶつけたかったのだろうが、戦闘時のホシノは絶賛迷走中で、ヒナゲヘナ編のシナリオがまだ来ていないので、関係煮詰まってないけどスケジュール的に不可能なのでとりあえずノルマでバトらせたようなバトルだ。正直なところ現状の描写だけではアニメで謎に往年のライバルキャラみたいな扱いをされていたシロコとアルと大差無い関係性だと思う。

頑張っていることを認めてくれると嬉しい、人助けが生きがい、確固たるものが心の拠り所……という、今は先生が適切な距離感で接しているので安定しているものの、ヒナ精神性はもともとコミュニケーション不安を覚えやすい子のそれだ。そういう部分でヒナの人柄を見て仲良くしてるキラキラ部の二人やまあ……偏愛を向けてるアコちゃんあたりの、頑張りとかが関係ない人間関係大事になってくる気がするのだが、その辺りは来たるゲヘナ編に期待したい。

 

後輩の成長に関して

ホシノを止めるために雨雲号を持ち出したり生徒会長立候補したりと、アヤネの凄さを感じさせるシーンが幾つかあったわりに、普通にそのまま撃退されたりプレジデントには発言無効にされたり結局会長職は返上したりとなんというか不憫描写が多かったように思う。

セリカに関してはあまりにも派手でスケールの大きいシナリオと相性が悪かったように思う。アニオリの水族館回でのノノミへのフォローなど、日常パートだといい立ち回りができるだけにもう少しなんとかしてあげてほしい。

今回の章で後輩メンバーたちがしっかり成長してしまうと、ホシノの未練が無くなってしまうので後輩の力で助ける・問題解決するというストーリーにしにくかったのだろうという推測はできる。だが見せ場を作った上でそれに水を差す形で否定する、という見せ方をする必要はあったのだろうか?

 

ユメに関して

ホシノの物語登場人物としては特に文句は無いのだが、プレイヤー視点としては先生として世界観測するゲームで、生徒には無限可能性があると示したのと同じ口でどうすることもできないと言うのは果たしてどうなのか。

全てを許してくれる聖母のような立ち位置先生として庇護すべき生徒を配置した上で、先生には責任がないと許してもらう(しか先生と会話したユメは本編の状況を何も知らず、先生とホシノと三人でアビドスにいるパラレル存在だ)のは些かグロテスクな構図に思える。ヒナの件も後出し列車砲の件で招集した、という描写で「先生は地下生活者と違って自分の生徒同士を将棋の駒みたくぶつけるようなことはしませんよ」と説明してるわけだが、そこを説明するより地下生活者干渉範囲ネタばらしとかもっと描写するところがあったんじゃないかと思う。

どうも三章は生徒に対する先生よりも「シャーレの先生」という立ち位置世界の命運を左右する存在としての在り方に寄った描写が多く感じた。描きたいお話と相性が悪かったんだろうか。でもまあ確かに最終編でアリスが命を賭けるシーンとかもプレイヤーとしては分かった上で生徒を送り出してるわけだし、セカイ系先生概念が相性悪いという話なのかもしれない。

ユメの死因に関してはそんなに明確に言及する必要があるか? と思うのだが、動いてないのに暑いよのミームへのカウンターとして描写したという説がどうもあるらしい。眉唾な話ではあるが仮にそういう意図だとすると三章完結後の現在、露悪要素のない二次創作に対して面白がってユメの死因をネタにしたコメントを書き込んで不謹慎大喜利をする風潮がミームの代わりに蔓延っているのだが、果たしてこれが望んだ光景だったのだろうか。結局ネタバレや不謹慎な内容を避ける流れでホシノサクサク代替としてバズったりしていたし、ミームは変わらず蔓延り、残ったのは悪ノリキャラを愚弄して面白がる空気感だけ。

しかギャグパートシリアスパートで同じ台詞がぜんぜん違う文脈になる、というのはブルーアーカイブお家芸なので何かしらの目的でわざとやってるのはそうなのかなぁとは思う。

ミームの件も合わせて考えると自分シナリオ以外で動かされるのが嫌だったから完全に死人として扱ってるんじゃないかと思わないでもない。そういう都合でキャラクターの結末が歪められたとしたら、三章の根幹部分のお話の受け取り方も変わってくる。

 

対策委員会編二章とエデン条約編の焼き増しではないか

対策委員会編に関しては正直初期のストーリーということもあるし、ホシノをメインに据えた話をするにあたってストーリーラインが似通ってしまうのは仕方ないのかもしれない。そこはおそらく三章の問題ではなく一章二章の方が未来でやる話と被ってしまった、というのが正しいのだろう。

ただ、先生の負傷による一時的退場でその間に加速する情勢、精神的に不安定な強い生徒が暴れてるけどそれとは別に対処しなきゃいけない問題がある、という構図はエデン条約編三章と四章そのままの構造だ。対策委員会編だけならまあホシノの問題は二章では何も解決していないから…と言えるのだが、これに関しては単に話のレパートリーが少ないだけではないだろうか。

本筋以外の部分はスケールが大きいが列車砲+スオウやカイザー軍勢は裏で片付けられているのもあり、ワンパターンを外そうとして派手な設定を入れ、結局扱い切れずに諦めた感もある。頻繁に挿入されてるスチルもこの後負けて即落ちするんだよな…とかカッコつけてるけど後輩の静止振り切って突っ走ってるだけなんだよな…と、シナリオを合わせて見ると微妙感想になるものが多く、手間と内容が釣り合っていない。

 

最近イベント

細部が気になるのは退社とプロジェクトの件だけが原因ではない。直近のイベントストーリーでは出来ている部分が出来ていないからだ。

ーve Alive!ではアイリ意図勘違いしながらもがむしゃらに手を伸ばすメンバーの姿が見られたが、このイベントでのアイリがいなければスイーツ部が存続する意味がない、という言葉こそ対策委員会編三章でユメの意思を継ぎアビドスの為に自分犠牲にしようとしていたホシノに対して、目的否定より何より先に掛ける言葉であったのではないか

say-bing!ではコノカ副局長の立ち回りがブルーアーカイブの根幹となるコミュニケーションであったように思う。カンナにとって大事ものを本人の意図関係なく尊重し、しかアクアパークから帰ってきたカンナが楽しそうだった理由はよく分かっていない、というのは他人はどこまでいっても他人である、だけどそれでも、という古則への回答そのものだ。

seaside outsideでは、人殺し教育しか受けてこなかったような生徒に居場所はあるのかという問いに対してアリウススクワッドのメンバーがそれぞれのやり方で他人と関わる様が見られ、彼女たちにも居場所はあるのだということが示唆されていた。栗浜アケミとそれを慕うスケバンが出てきたのが象徴的で、道を外れた生徒でも受け入れてくれる人がいるというお話を立体的に表現していたように思う。

月下夢騒に関しては続きがある以上結論は出せないし、実質的卒業済みの生徒=大人であるカイの処遇に関しては大きな不安が残る。しかし、黒幕であるカイが何を仕組んでいるかは明白であり、カグヤの暴走もキサキ門主就任仕事が手順を無視してのカイの追放だという部分を加味すると山海経の生徒がキサキ Permalink | 記事への反応(1) | 19:52

日本共産党「米寄越せ!デモするぞ!」

米が買えない、販売できない、安心してつくれない

政府国民主食・米に責任を持て!

9.10急行

https://i.imgur.com/wrWs9n4.jpeg

主催農民運動全国連合会新日本婦人の会実質的日本共産党下部組織衆院議員会館の会議室借りてるところからも明らかだね)

既に都内ですら新米が並んでるんだが何がしたいんや(https://i.imgur.com/YYkgbqo.jpeg

https://i.imgur.com/P1KrIbI.jpeg

スーパーで買えるようになったせいで通販の若干割高な米はキャンセルされまくってるのに。

元々不作ではなく通年の需要が急増したわけでもないのに共産党は何がしたかったのか。

普段からスーパー行っていれば白米以外の米(玄米、もち米)やパックご飯、その他の米より安価食料品は山ほど売ってて、食糧危機ではなく一過性のものだって理解できるでしょうに。いつもは消費者から遠いところにいるお貴族様たちは違うね、やっぱり

人生で初めて解雇通告を受けた

まりにも恥ずかしい話で私を知る人には誰にも話せないが、私を知らない誰かに話したいので書く。

人生で初めて解雇通告を受けた。

新卒入社した会社で勤続年数は3年に満たず、持病で何度か休職寸前にはなっていたが休職は今回が初めてだった。

休職中は仕事を休むだけで旅行には行けなくても軽い外出ならできると思っていたら、傷病手当関係で外出を実質的禁止され、収入もなく、正直休職中のほうが辛かった。

医者にゴネ倒し1ヶ月、ついに復職許可が降り人事に連絡した矢先の出来事だった。

休職直前にあなたラストチャンスですと言われていたため薄々察してはいたが、やはり解雇とのことだった。


入社当初は「この会社でうまくいかなかったら死にます!」と本気で思っていたし、人事にも伝えていたため、解雇通告を受けた面談では人事の方が泣きそうになっていた。

正直、勤務態度もすごくよかったわけでもないし、有給10日なのに年平均25日休んでいたし、解雇妥当だと思う。

会社都合での退職の形にはなるが、人事の温情により色々あって自己都合で退職になった。

どちらにせよあと半年退職検討していたため、少し早いが退職できてよかったように思う。


そりゃ復職できたら嬉しかったが、誰かに死ぬほど恨まれることもなく、また高校教師から晒し者にされていた状況で一身上の都合と書かされた過去に比べればとてもいい状況での退職ではないかと思う。

部門移動してから仕事が本当に面白くなかったが、初回配属先部門はとても面白く、正直辞めたくなかった。


でも、高校を辞めた経験を持ち、週5勤務では月1でほぼ必ず体調を崩す私には向いていなかった。

好きだけではどうにもならなかったし、気合いでもどうにもならなかったし、メンタルや体調を崩しやす社会不適合者の私はきっとこれからも同じことの繰り返しに思う。

高校転校してもなんとかなるって言った大人たちへ

結局私はアラサーになる前に解雇通告を受けました。回り道をして軌道修正しかけたと思っても、結局なんともなりませんでした。

2024-09-04

anond:20240904235715

消費税ってあれ実質的にも消費者認識的にも結局ただの価格から納税意識希薄だと思うけどな。

自分確定申告書書いて直接納税するほうが納税意識高まると思うけど。

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