2024-09-10

新人の方が俺より給料高い問題

なんか話題になってたけど、高卒から見るとそれ当たり前なんだよ。

年下の大卒初任給の方が自分給与より高いのは当たり前。

それをショックと言われても、世の中そんなもんだろうしか思えないんだが、感覚おかしいのだろうか。


まぁ、分かる。同じ学歴場合だと言いたいんだよな。

高卒初任給よりは流石に俺の方がもらってるけど、初任給は2万円違う。俺は20年以上前だけど、ここ数年で一気に上がって差が付いた。

初任給が上げられたとき初任給以下の若い従業員初任給上昇分と同じ金額現在給与に加わるという処置がとられた。ただしパート契約社員関係ない。

が、昇給会社の成果に連動して同"率"で上がっていくので、彼らが俺の年齢になる時には、今の俺の給与よりも数万円は多くもらう計算になる。

もっと言うと、日本は基本給を一定にして、できるだけ平等に見せる一方で、ボーナスで差を付けるという慣行が行われてきた。そこまで入れると、ただ指示に従って作業してりゃよいライン作業者と、それを動かす激務の生産企画の連中とは、ボーナスで1ヶ月分は違う。そう言うもんだ。


実は、それよりも理不尽だと思う事がある。

勤務先は昔(俺が入社する前)はある有名なコンピュータ屋の100%子会社が直接所有する工場だったそうなのだが、その後、人材派遣会社コンピュータ屋の合弁会社人材派遣会社が51%出資)が立ち上げられ、従業員ほとんどが移籍した。

ただ、その中でも元のコンピュータ会社の子会社100%子会社)に残った連中がいる。工場設備建物の所有と、コンピュータ会社が他の企業との契約関係でやらなければならない仕事を表面的に引き受けるためだけの会社だ。

実は100%子会社に残った連中と、それ以外の人たちとの間で、年収200万円近い差があるらしい。仕事移籍した人たちが実質的にやっている。子会社の連中は生産に関わる事は一切ないため、伝票処理や、たまに外から来るお客の対応と言った仕事だけをしているにもかかわらず、だ。

そうやって先輩たちが嘆いている。

とは言っても、ここそのものが、地域の平均よりはそれなりによい給与を得られているし、他に転職先などないのでみな黙って働くだけなのだが。


何が言いたいのかというと、一般労働者初任給新人という小さな所でガタガタと争うのではなく、もっと幅広い視点で考えた方が良いのでは無いかと言う事だ。

分かりやすいから分かりやすく不満が溜まるのだと思うが、もっと大きな理不尽があるのではないか? そちらのことを考えて、そしてどうにもならないと諦めることが出来れば、そんな小さな不満などに感情を揺さぶられることはなく、優秀な社畜として人生を終える事ができる。

  • これこそ差別だよねぇ。

    • 差別というから呑み込めない人がでてくる ちゃんと「分断政策」と言え 「上みて暮らすな、下みて暮らせ」がその中味だ

    • マクロで考えた時、給与の査定は仕事の内容ではなくて立場で決まると言うこと または、金の出所の源泉に近いほどもらえるということだよね そっちの差の方がよほど大きくて、初任給...

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