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はてなキーワード: 実質的とは

2024-09-27

anond:20240927101349

俺が喚くとかそういう話じゃなく、実質的に(アメリカを間に挟んで)べったり協力してるって話なんだが

ネトウヨって「韓国は信用できない」って言ってそういうの全部止めるのが正解だと本当に思ってるのかね

どう考えても半島前線拠点があったほうがいいと思うんだが

anond:20240924164210

悪くないと思うよ。少子化都市化世界的傾向で避けられない。勝ち組産業時代によって移り変わるのは世の常。

人口多くて国内市場結構あったし、日本語という天然障壁もよかった。

強いていえば、間に太平洋挟むアメリカとつるむのは地理的にムリが大きいので、日中韓でもうちょい実質的政治・経済同盟できたらよかったなーと思うけど、その方向に動いたらアメリカにつぶされてたかもしれない。角栄みたいに。

2024-09-25

anond:20240925212756

呂布カルマがツイフェミかどうかで言えば違うんだろうけど、過去にツイフェミにこびへつらう発言で繰り返し炎上してたりするので実質的にツイフェミみたいなモンってところがあるんだよな

マイナ保険証は強引な計画のせいで弥縫策を散らかしたのが最大の問題

自分現場的に言うと、中小企業の加入する協会けんぽ実質的に今の保険証と同じ感覚で使えるカード(4~5年の期限)を発行することになったので、当面の間、マイナ保険証はどうでもよくなってます

 

インボイス制度もNTTの明細すらインボイス番号をつけない(つまり完全に制度無視)で突っぱねてるなど、もはや死に体実質的に骨抜き、形骸化で流されてるわけだけど、マイナ保険証への移行も同様に形骸化で流されるのでしょう

 

そうなると、複数システムが同時並行で維持される最悪の状態を続けるしかない

弥縫策で慌ててでっち上げ制度でも、このさき何年も継続してけば、そのための現場レガシーも積み上がっていくでしょう

マイナ保険証が最悪なのはそうやって負債レガシーを積み上げ、将来の制度設計をより困難にしたことです

未来への布石どころではなく、完全に未来を潰す負債のものです

 

1億人を同じ方向に動かそうと思ったら小手先に走らず、移行のためのスタッフを公が直接雇用して大幅増員し、もっと汗を流せと思いますね。短期間だけ支持者に飯おごって金ばらまいて投票の1割も取れればいい選挙と同レベルしか行政制度を考えてないかポイント付与なんて無策に走る

 

夢想の完成形だけ口先で語ってマイナンバーカード称揚するのと、欧州のEV推進の理想論と、どっちもどっちだけど、EVバカにしつつマイナカードは便利だよしか言わないインフルエンサーやtuberやブクマカいくらでもいそうなのが残念です

anond:20240925053922

なろう系異世界転生の系譜の話が基本的にごちゃつくのは、今からすると実質的に追うことができるのが

無職転生や転スラ以降(なんならSAO電撃文庫化、ログホラ以降でもいいが)の流れに限られてしまっているのが原因で、

本当はゼロの使い魔からいわゆるなろう系までの間にあったはずの、ルイズ召喚モノから型月リリなのネギま等々の二次創作クロスオーバー大量生産時代と、そこからのゆるやかなオリ主興盛までの流れを汲んでないからだ。

VIPSS、創作板、にじファン理想郷、そして個人ブログ

すぐに見つかるものもあるが、ネット海の藻屑と消えたものがあまりにも多すぎて、ここが大きすぎるミッシングリンクとなってしまっている。

なろう系のテンプレートほとんどは、そもそも小説家になろう誕生する以前からほぼほぼ出来上がっていて、

なろう最大の功績はいわゆる異世界生モノストーリーラインの構築じゃなく、ナーロッパのような仮想プラットフォームの整備だということが分かっていないと、

まるで異世界生モノというジャンルがなろうで醸成されたかのように錯覚してしまい、結果として時系列矛盾が生じることになる。

2024-09-24

元増田さんの世帯年収帯は増税が良いと思うanond:20240924115307

累進課税で少しずつ税率が上がっていくとしたら、世帯年収800-1000万円あたりはもう少し増税したほうがバランスが良いと思う。

年収層はさらなる減税か恒久的な手当を考えたほうが良い。

 

扶養しているこどもについては税控除より手当の方が良い

元増田さんが書いている控除枠って低所得者にはメリットが少なく、高所得者ほど得になる。

こどもを育てるのには親の所得関係なく一定お金がかかるわけだし、控除よりは手当で考えたほうが良い。

必要であれば控除を創設するより、こども手当を増額する方が低所得者に優しくて良い。

高所得者にとっては税控除の方がメリットが大きいだろうけど)

 

年収世帯への手当は増額したほうが良い

年収世帯への手当をもう少し増やしてあげないと生活が厳しいと思う。

一時的な減税や給付を時々行っているけど、これでは安心して生活できない。

特に年収世帯生活生活不安定なわけだし、制度として毎年確実にもらえる手当を増額すべき。

 

手当の所得制限の上限の撤廃

良いと思う。

現状の手当って、ある年収を境に急にもらえる/もらえない変化して、実質税率が急に変化するので上限の撤廃はしたほうが良いと思う。

このため年収1300-2000万円あたりの世帯の実質税率が重くなっている(対象となる世帯は少ないと思いますが)

累進課税については、所得税などのなだらかに変化する税制の方で、精緻に行なうべき。

 

元増田さんの年収帯は増税したほうがバランスが良い。

理想的累進課税制度は、年収が上がると実質的な税率が少しずつ上っていくのが望ましい。

ただし現状は世帯年収800-1000万円あたりでは、各種手当は上限以下でもらえるし、税率もあまり変化せず実質的に税率がやや優遇されている。

このあたりの年収帯の所得税の累進課税はやや強化して、増税をするとバランスが良くなる。

 

各種手当の上限撤廃による給付増加や低所得者への永続的な給付増加を、この年収帯の増税でまかなうようにすれば、国の収支としても問題がいない。

 

ずるい・ずるくないって話には意味がない。

ずるいってのは、相手への攻撃性が含まれ言葉なので議論の前提として違う言葉の方が良い。

税制については不公平でなく公正に決めるべきだと思う。

  

人って客観的になれないものだなあと思う。

元増田さんは自分属性の層に対して有利な事をたくさん並べていて、公正な視点に欠けているなあと思ったので書いてみました。

その自覚があるのなら良いけど。

anond:20240924100338

アメリカをはじめとして実質的領土拡大というか植民地化を進めとるやろ。

anond:20240924002617

横だが「バーチャル」を正しく使ったわかりやすい例文を挙げよう。

ある部活で、監督が全く指示を出さないのにある選手が指示を出しまくってるとする。

その時に「あの選手バーチャル監督だなぁ」のように使う。

実際は監督じゃないけど、役回り的に実質的な(事実上の)監督だってことだ。

バーチャル日本人想像する「仮想」という意味で取ると全然違うニュアンスになる。

2024-09-23

anond:20240923064442

電子計算機がなかった時代のvirtualという英単語意味は「事実上の、実質的な」だが

IT技術者やIT起業家コンピューター上の「仮想のもの」を指すのにvirtualという語を用いたのが誤用(というか過大表現)なんだよ

コンピューター用語のvirtualを「仮想」と正しい意味和訳したのは名訳だから定着してok

コンピューター関係ない場面でのvirtualは「事実上の」と訳せばよい

コンコードが死んだ理由キャラのダサさだと思ってる奴ら、マジで無知すぎるから5年ぐらいROMってて欲しい

試しに敗因を%順に並べるならこんな感じ

・多人数対人ゲームなのに基本無料じゃなかったから 60%

既存の5v5ゲーと比較して目新しい所がなかったから 30%

キャラの魅力がない 10%

とにかく最大の問題点は「基本無料じゃなかった」に尽きる。

何故これが問題なのか、それは「10人揃わないとゲームが始められないから、過疎りだしたら『待ち時間が長いから』という理由で人が離れるループが始まる」ということ。

これはあらゆる多人数系対戦ゲームが抱えていた大きな問題

そこに現れた銀の弾丸が「とにかく基本無料にしてプレイヤーの数を増やそう」っていう現代方針

まあ確かに基本無料ってのはチートプレイヤーが何度も垢を作り直して戻ってきたりする諸刃の剣なんだけど、それ以上に過疎はヤバイ

だってそもそも遊べないからね。

試合が極端に短いとか、2v2で人数が少ないとか、身内でワイワイやることに特化しているとかではなく、通常のOWクローンで初手フルプライス自信過剰だったね。

そもそも現状でOWクローン徒手空拳で始めることそのもの狂気

ガンダムOWみたいな「このゲームしかない絶対的な魅力」がないと話にならない。

コンコード多様性キャラデザを売りにしたのもそんな「このゲームだけの何か」をでっち上げるための戦略だったんじゃなかろうか。

まりコンコードは結果として多様性心中したけど、多様性のせいで殺されたと言うよりも「多様性という話題性さえなければもっと悲惨な死に方をしていた」と捉えるほうが正解だと俺は考えている。

というか、このゲームはその多様性さえもロクに発揮できてなかったように思えてならないんだよね。

キャラクターは宇宙人ばかりだからそもそもマイナーな外見」とか言われているほどマイナーかと言えば「よくある宇宙人」の枠に収まっている程度だ。

なんで宇宙人ばかりにしたんだろうね。

思い切って地球人ばかりにした上で「世界各国の色んな人間が好き放題に集められた多国籍コロシアム」ってことにすれば良かったのに。

だってさ、多少デブだろうがブスだろうが肌が緑や青の時点でもうどうでもよくなるでしょ?

これじゃあ「このゲームは多様な価値観を認めてますよ!」なんて言っても誰もついてこないよね。

ここまで読んで「つまりコンコードの敗因はやはり多様性だったんだな」と思った奴はマジで頭が悪いから15年ぐらいROMってて欲しい。

コンコードそもそもの敗因は「何の個性もなければ、原作となるIPもない、多人数プレイのOWクローンが、基本無料にもせずいきなり殴り込んでしまった」という部分が主であって、「それを誤魔化すための小手先多様性も失敗した」というのは極めて弱い要因でしかない。

そもそもの間違いは後ろ盾のない奴らが、思いつきで無個性ゲームを作り、あまつさえそれを多人数プレイしたこと

これがまだ3人協力プレイPvEとかだったら、適当にお友達同士で集まってプレイすることも出来ただろうけど、5v5ってなるとこのゲームを買った人間が10人集まらないと何も始まらいからね。

フルプライスの新作多人数でも勝てるゲームってのは、スプラトゥーンみたいに「個性的」「大手後ろ盾」「入りやすそう」という条件を揃える必要がある。

実はコンコードの無個性さには隠れた問題点として「OW系のゲームをやりこんだプレイヤー実質的初心者狩りをされそう」ってネガティブな印象を与えてしまってるんだよ。

フルプライスで買ったのに初心者狩りをされまくってはチームメイトに「おいおい。FPSは初めてか?今すぐ中古屋に売りに行けよ。お前がいるとゲームにならねえから」とハラスメントされてしまリスクなんて負いたくないでしょ?

じゃあもうOWでいいやってなるし、OWをやりまくったらもうこのタイプゲーム飽きてるしコンコードはやらないでいいやとなってしまうわけ。

ね?商品のコンセプトから失敗しているでしょ?

ぶっちゃけキャラデザって案外オマケしかないんだよ。

比較としてあげたガンダムOWも一通り皆がしゃぶり終わったら「キャラガンダムって理由でやってたけど、やっぱキャラゲーって程度が低いわ」と皆が飽きていなくなってしまったわけでさ。

最初ブーストにはなっても最終的には続かないんだよね。

いいゲームキャラクターを全部棒人間にしても売れるような要素があるわけ。

そして、コンコードにはそれがない。

まりキャラデザ以前の必然の失敗なの。

ここまで聞いてまだわからない人は50年ぐらいROMってからゲームを語ってほしいか

anond:20240923064442

単語意味はわかるんだけど、それなら何でバーチャルリアリティにvirtualを当てたんだろうか。実質的な=本当はそうじゃない、みたいなニュアンスか?

anond:20240923012145

犯罪スレスレ生活を強いられている彼らにとって、「マッチングによる結婚」は最後の頼みの綱となっていた。

これに参加しなければさら社会底辺に押し込まれるという暗黙の圧力存在していた。

タケルとミサキ――希望なきマッチング

タケルはそのプレッシャーを感じながらも、特別な期待を抱くことなくこのマッチングに参加することを決めた。

参加しなければ仕事人間関係ますます行き詰まり、どこにも居場所がないまま犯罪と失敗を繰り返すしかないという現実が目の前にあったからだ。

彼のマッチング相手ミサキという女性だった。

彼女もまた、家庭崩壊経済的困窮の中で育ち、社会の隅に追いやられた一人であった。

ミサキ最初結婚には興味がなかったが、周囲の空気や、もはや他に選択肢がないという感覚に押され、タケルとの結婚を受け入れることにした。

二人は特別感情もなく、ただ「お互いにこれしかない」と思い込んだまま、形式的結婚を進めた。

社会に溢れる「形式的家族

この新たなマッチング制度のもとタケルとミサキのような家庭は次々と作られていった。

しか実質的支援愛情が欠如しているままのこの結婚制度はかつてのカズキたちの時代と同様に、愛情共感のある家族関係を築くことがほとんどなかった。

結婚することで「何かが変わる」という期待は、早々に裏切られる

社会には形式的結婚した夫婦が増え続け表面的には家族という形が保たれているが、その裏には感情的な空白が広がっていた。

貧困孤立の中で結婚を強いられた若者たち経済的にも感情的にも余裕がなく、ただ日々の生活をやり過ごすだけだった。

愛情や信頼を築く時間はなく育った環境そのままに、次世代にも同じ無感情絶望が受け継がれていく。

子どもたちの犯罪スレスレ生活

タケルとミサキの間にもやがて子どもが生まれた。しかし、この子どもたちが育つ環境さら悪化していた。

タケルもミサキ仕事を見つけることはできず収入が少なくなる一方で、家族を支えることができない状況が続いていた。

子どもたちは物心がつく前から経済的困難にさらされ、親から愛情支援ほとんど受けることなく育っていった。

彼らが成長すると、学校にも通わなくなり、友達も作れず、社会との接点を失ったまま犯罪スレスレ生活突入していった。

盗みや詐欺闇市場での売買などに手を染めるが、時代さらに厳しくすべてがうまくいくわけではなかった。

成功を期待して計画した犯罪がことごとく失敗し、追いつめられる彼ら。社会底辺にいる多くの若者が同じ状況にあり、競争は激化し、成功ますます遠のいていった。

社会に溢れる絶望

タケルとミサキの子どもたちのような人々が社会に溢れ、街には犯罪と失敗が日常の一部となっていた。

犯罪すらうまくいか無力感絶望感が蔓延している。この社会では、形式的結婚によって新たな世代が生まれるたびに、さらに深刻な問題が積み重なり、底辺の層は広がる一方だった。

人々は次第に「結婚さえすれば未来が変わる」という幻想を捨て、ただ生き延びるために無感情日常を繰り返すだけの存在となりつつあった。

家族という形があるにもかかわらず、誰もが孤独で、社会全体が崩壊の一歩手前にあるような不安定な状況が続いていた。

この未来社会は、犯罪と失敗で溢れるだけでなく、希望のない結婚生活と無感情人間関係が続き、次世代にわたって繰り返される運命にあった。

スラムに響く「マッチングによる結婚」の喧伝

スラムは、かつて活気に満ちた都市一角朽ち果て放置された区域だった。

ボロボロアパートが密集し街のあちこちゴミが風に舞い、人々は疲れ果てた顔をして道端に座り込んでいた。

タケルとミサキの子どもたちのような若者や、その親たちが溢れかえるこの街には、希望などかけらもない。

犯罪に手を染めるも失敗し日々の生活に追われる人々の間では、もう将来への期待を語る者はほとんどいなかった。

仕事もなく、金もなく、社会の中での居場所もない。彼らはただ、目の前の苦しみを紛らわせるために酒を飲み時には薬物に頼り、現実から逃避しようとするがその努力すら無駄に終わることが多かった。

そんな絶望の中、街角の大きなスクリーンが再び輝きだす。

政府広告が流れ、きれいなスーツを着たアナウンサー笑顔で語りかける。

未来をつかみましょう。マッチングによる結婚が、あなたに新たな道を開くかもしれません。お互いを支え合い、明日をともに作るパートナーを見つけましょう。」

明るい音楽が背景に流れ、完璧家族笑顔スクリーンに映し出されている。

この喧伝は、スラム街の人々にとって既に耳慣れたものだった。何度も聞かされ、何度も信じては裏切られた言葉

マッチングによる結婚」という響きは、もはや希望ではなく、虚無感を伴ったものしかない。

彼らの多くがその制度に従い、形式的結婚をしてきたが、待っていたのはさらなる絶望貧困だった。

若者たち視線スクリーンに向けられるが、そこにはかつてのような期待はない。

結婚によって何も変わらなかった過去が、彼らの心に刻まれている。

タケルの子どもたちのように、犯罪すら成功しない無力感に押しつぶされている人々にとって、この広告はただの幻想しかなかった。

それでも、別の選択肢存在しないという現実が、彼らを再びその「希望」に誘い込む。

結婚すれば、少しは楽になるんだろうか…」誰かがぼそっとつぶやいた。

しかし、その声には信じる気持ちは感じられない。ただ、何も変わらない日常をどうにかするために、また同じ道を歩むしかないという諦めだけがそこにあった。

スラム街は暗く沈み、スクリーンの光だけがその一角を照らしている。

絶望の中にいる人々の顔には何の表情もなく、彼らはただ同じ日々を繰り返しながら、そのまま虚無の未来に流れ込んでいく。

マッチングによる結婚という虚像が再び喧伝され続けるこの世界で、救いの光はどこにも見つからなかった。

弱者男性弱者女性マッチングして6年が経った

失われた時間

夜9時、カズキが眠りについた後、家の中には静寂が訪れた。

しかし、その静けさの中で、リビングにはスマホの画面をタップする音が断続的に響いている。

夫はソファに横たわり、スマホ操作している。妻もまた、ダイニングテーブル椅子に座り、同じようにスマホ凝視していた。

彼女視線は画面の中のSNSに釘付けだ。友人たちの投稿コメント、次々と流れる他人生活に触れ、時間を忘れてスクロールし続ける。

そこで彼女現実の不満や孤独一時的に忘れられるのだ。

母親として、妻としての役割を一旦棚に上げ、ただ画面の中で過ぎ去る時間に身を任せる。育児という責任はすでに頭の片隅に追いやられ、彼女虚構世界に浸る。

カズキが泣き声をあげても、彼女は反応が鈍い。夜中に子どもが寝室からさな足音を立ててやってきたときも、彼女スマホの画面から目を離さない。

父親は、ちらりと子どもを見ただけで、何も言わずにまた画面に目を戻す。結局、カズキは二人の間に挟まれ、静かにソファに座って彼らの顔を見上げたが、誰も何も声をかけることはなかった。

家族としての絆はもはや形骸化しており、親子の間には実際の対話交流ほとんど存在しない。

ただ、スマホの明かりに照らされる無言の時間が過ぎていく。それはまるで、彼らが現実から逃げるために自ら作り出した、無感情牢獄のようだった。

弱者マッチングの始まり

数年前、彼らが「マッチング」された日のことを思い出す。

政府主導の新たな社会政策が大々的に発表された時、孤立し、結婚を諦めていた弱者男性と女性が、一度に大量にマッチングされ、結婚を促進されるというプログラムだった。

そこには理想未来が描かれ、少子化対策経済的な安定・社会全体の調和を目指すという美辞麗句が並べられていた。

彼女はその時、仕事に追われ、将来の見通しに不安を抱いていた。

孤独生活の中で、社会の期待や周囲からの無言のプレッシャーに押されるようにして、参加を決めた。

彼もまた、社会的に疎外され、職場での孤立感に耐えきれず、希望が薄れていく中でこのプログラムに乗り込んだ。

彼らが最初出会ったのは、淡々としたマッチングイベントの会場だった。まるで品定めされるように、テーブル越しに数分間だけの会話を交わした。

しかし、そこでのやり取りは極めて表面的なものだった。互いに特別な印象を持つこともなく、ただ社会的な期待に応えるための形式的時間が流れた。

彼女は彼に対して特別な魅力を感じることはなかったが、経済的な安定や社会的な孤立を避けるためには「結婚」が必要だという思いに駆られていた。

彼も同様に自分未来に対する不安孤立から、この結婚が何かの救いになるかもしれないと考えていた。

結婚という名の契約

彼らの結婚は、愛情感情的なつながりを伴わないまま始まった。

結婚式は小規模なものだったが、それでも形式的に行われ、家族や親しい友人たちが集まった。

笑顔を作り、記念写真を撮り、社会的には「成功」と見なされた。しかし、二人の間にはほとんど会話がなく、結婚という大きな決断に対する感情曖昧なままだった。

彼らは新婚生活を始めたもの感情的な絆は深まることなく、時間が経つごとにお互いの存在が重荷になっていった。

子どもが生まれることで何かが変わるかもしれないという淡い期待もあったが、実際には彼らの関係さらに複雑にするだけだった。

子どもは彼らの生活に新たな責任をもたらしたもののその責任を共有する意識希薄だった。

互いに育児負担押し付け合い、疲れ切った日々の中で、二人とも現実逃避にスマホ世界に没頭するようになっていった。

崩れかけた家族

こうして、建前だけで作られた家族の絆は、日に日に薄れていった。

子どもが何を感じているのか、何を求めているのかに対して、二人は気づこうとしない。

育児という責任あくまで「社会的な役割」であり、愛情を注ぐことはなく、ただ義務感だけが残っていた。

カズキは、そんな家庭の中で日々を過ごしながら、両親の愛情を感じることなく成長していく。

無言の時間と無関心の中で、彼の心の中に小さな孤独の種が静かに芽吹いていた。

孤独クラスルーム

カズキは5歳になり、ついに小さなランドセルを背負って学校に通い始めた。

彼が通う学校は、政府弱者マッチング政策によって生まれ子どもたちが集まる場所でもあった。

同じように、家庭の中で愛情や関心を受けることなく育った子どもたちが大勢まり学校教室には独特の空気が漂っていた。

教室一見すると普通小学校と変わらない。先生が黒板に向かい子どもたちは机に座り、ランドセルを下ろして教科書を開く。

しかし、そこにあるのは静かな孤独空気だった。クラスメートの多くは、家庭での愛情ケアを十分に受けておらず、どこか無感情で無表情。誰も他人積極的に話すことはなく、ただ時間が過ぎるのを待っているような雰囲気が漂っている。

カズキもまた、その一人だった。教室の隅に座り、他の子どもたちとあまり目を合わせることなく、無表情で机に向かっている。

先生が何かを質問しても彼はただ小さくうなずくか、返事をすることな視線を落とすだけだった。彼にとって学校もまた家と同じように、感情のない無機質な場所になっていた。

クラスの子どもたち

クラスメートたちも同様に、家庭での愛情を知らず、感情を抑圧されたまま育った子どもたちだった。

友達同士の会話はほとんどなく、遊び時間ですら誰かが楽しそうに笑うことはほとんどない。まるで、大勢の子どもたちがそれぞれの小さな殻に閉じこもっているかのようだ。

授業中、カズキ先生の話をぼんやりと聞いているが、心の中では何かが欠けていることを感じていた。

家では両親から十分な会話や接触を受けていないため、彼にとって他人との交流信頼関係の築き方がわからない。クラスメートもまた、同じように孤独存在であり、互いに心を開くことができないため、自然と静寂が教室支配していた。

休みになっても、誰かと遊ぼうとする子は少ない。カズキは、ランドセルの中に入っているお弁当を一人で静かに食べる。誰も彼に話しかけず、彼もまた、誰かに声をかけることはない。彼の周りでは、他の子どもたちも同じように無言で食事をしている。カズキはその無表情な顔のまま、スプーン一口ずつ弁当を口に運んでいく。

カズキの心の中

家でも学校でも、カズキ孤独を感じているが、それを言葉にすることはできない。

彼の心の中には常に空虚さがあり、何かが足りないという感覚が消えることはない。しかし、彼にはその感情表現する手段がなく、ただそれを胸の奥に押し込めるだけだ。

学校友達を作る方法も知らず家では両親と感情的なつながりがないまま育ったカズキにとって、周囲の世界はどこか冷たく、無意味に感じられることが多い。

クラスメートも同様に自分たちの孤独を抱えており、互いに心を開くことができない。

それは、家庭の中での愛情不足が原因となり、感情表現信頼関係の築き方を学べなかった子どもたちに共通する問題だった。

放課後になると、カズキランドセルを背負って黙って帰り道を歩く。

家に帰っても両親との交流は期待できず、ただまた同じ日々が繰り返されるだけだ。

彼の頭の中には、誰とも交わらない日々が続き、心の中にある小さな孤独の種が、静かに大きく育っていくのだった。

カズキ学校では彼のような子どもたちが多数を占めているため、クラス全体がどこか感情のない機械的集団のように見える。

彼らは互いに関心を持つことなく、先生が指示するままに動き、誰も積極的自分意思表現しようとはしない。

孤独感や無力感が漂う教室では、笑顔や楽しさ、友情といった感情希薄で、日常淡々と過ぎ去る。

成長したカズキ未来

カズキは15歳になり中学卒業して高校に進学するか、あるいは早々に働きに出るかという選択を迫られる年齢に差し掛かっていた。

しかし彼の中には将来に対する明確なビジョン目標ほとんどなく、家族との感情的な疎遠さや学校での無感情な日々が彼の意欲をすっかり失わせていた。

家庭環境も依然として冷え切ったままで、両親から進路についてのアドバイスや励ましがあるわけでもない。

父親は今も不定期な仕事を続け、母親も相変わらずパート仕事を掛け持ちしている。

彼らの生活経済的に安定しておらず毎月ギリギリ生活費でやりくりしている。

家族全体が経済的な困難に直面していることは、カズキにとっても避けられない現実だった。

働くことへの不安

カズキ学校での成績も特に優秀ではなく、勉強に対する興味を持つこともなかった。

周囲の同級生たちも同じように、家庭や社会からサポートほとんど受けることなく育ってきたため、将来について真剣に考える者は少なかった。

クラスほとんどの生徒は、進学よりも早く働いて家計を助けることを選ぶか、非正規仕事に流れていくのが現実だった。

カズキもその例外ではなく社会に出ることに対する不安と無関心が入り混じった状態だった。

彼の家族は彼がすぐに働きに出ることを期待していたが、それは経済的理由からであって、カズキの将来を心配してのことではなかった。

両親は息子がどのような仕事に就くかに関心を示すことはなく、ただ「家計の足しになるならそれで良い」という態度だった。

カズキ自身も、将来の夢や目標がないまま、やがては自分も両親と同じように、不安定な職に就いて日々をやり過ごす未来ぼんやりと受け入れていた。彼の心には「どうせ自分は何も変えられない」という諦めの感情が根強く存在していた。

経済的問題現実

成長したカズキ社会に出たとき、彼が直面する最も大きな問題は、まさに経済的不安定さだった。

彼は学校卒業してすぐに安定した職に就くことができず、非正規雇用やアルバイト転々とする生活が始まった。

日本全体では弱者男性や女性社会の周縁に押しやられ、正規雇用に就くことが難しい状況が続いており、カズキもその波に飲み込まれていた。

カズキ収入は低く生活費を賄うのがやっとで、将来的な貯蓄や投資などは夢のまた夢だった。

家賃光熱費、食費、そして時には両親から経済的支援を求められることもあり、彼の手元にはほとんど何も残らない。

彼の労働は、社会必要とされるが正当に報われることのない単純作業が多く、心身の疲労が募る一方だった。

また、カズキ家族から社会からも十分なサポートを受けることなく育ったため、将来に対する不安経済的問題対処する力を持っていなかった。

彼は、経済的問題だけでなく、感情的な孤独自己肯定感の欠如にも苦しみ続け、ストレスが重なっていく。

社会との断絶と孤立

カズキが直面するもう一つの大きな問題は、社会との断絶感だった。

彼は家庭でも学校でも十分な愛情支援を受けられなかったため、人間関係の構築やコミュニケーションに対して強い抵抗感を抱いていた。

仕事でも職場人間関係にうまく溶け込めず、孤立したまま日々を過ごしていた。

こうした孤立感はカズキにとって大きなストレスとなり、結果として職場でのモチベーションパフォーマンスにも悪影響を及ぼしていた。

彼は仕事に対する満足感を得られず、ただ生きるために働くという消極的姿勢に陥っていた。

彼のような若者たち社会全体に増え続けており、同じように家庭環境経済的な困難、そして社会的なサポート不足に苦しんでいる。

多くの人々が非正規雇用に追いやられ、低賃金で働くことを余儀なくされ、将来に希望を見出すことができないまま、現実と戦い続けている。

カズキの早期結婚――無感情未来

カズキは、社会との断絶感に押しつぶされながらも、弱者男性と弱者女性マッチング政策によって20代前半でユウコという女性結婚した。

両者とも愛情幸福を求めることなく、ただ社会の仕組みに従い自分たちの未来に対して諦めを抱いていた。

彼らの結婚生活形式的感情的なつながりは希薄で、ただ「結婚している」という事実けが彼らを繋ぎ止めていた。

ユウコカズキと同様に愛情のない家庭で育ち、社会との接点をほとんど持たない女性だった。

彼女もまた孤独を抱えたまま仕事に就き、カズキとともに経済的不安を分かち合うことなくただそれぞれが生きるために必死で働いていた。

カズキ低賃金非正規雇用に押し込まれユウコもまたパートタイムの仕事を掛け持ちする日々。二人の間に交わされる会話は少なく、家の中には沈黙が漂っていた。

カズキの子ども――犯罪の縁で生きる

カズキユウコの間に早くも子どもが生まれ、彼らはその子を「タケル」と名付けた。

しかカズキ自身経験した孤立経済的困難は、さらに厳しい形でタケルに受け継がれることになった。

タケルは幼少期から十分な食事も満足な環境も与えられずに育った。

家には物が溢れ乱雑なままで整理されることはなく、学校では友達を作ることもできなかった。

カズキユウコはどちらも仕事に追われタケルの世話をする時間がなく、彼は放任されるように育っていった。

タケルが中学卒業する頃にはすでに家庭での居場所を見失い、社会からも完全に疎外された存在となっていた。

彼は学校卒業しても就職先が見つからず、社会の隅に追いやられるようにして犯罪スレスレ生活に足を踏み入れていた。

タケルのような若者はこの時代には増え続けており、彼らは生き延びるために小さな詐欺や盗み闇市場での売買に手を染めていたが、それらすらもうまくいかないことが多かった。

犯罪の失敗と絶望

タケルは盗みや詐欺を何度か試みたが、成功することはほとんどなかった。

彼が属する社会底辺は同じような境遇の人々で溢れており、競争は激化していた。

彼が盗もうとした小さな金品はすでに別の誰かに奪われていたり、詐欺を試みる相手もまた騙され慣れていたりするためうまくいかず、むしろ危険さらされることの方が多かった。

ある日、タケルは仲間とともにコンビニ強盗計画したが、あっけなく警察に察知され失敗に終わる。

彼の仲間の一人は逮捕されタケル自身はかろうじて逃れたものの、失敗の連続で心身ともに疲れ果てていた。

彼は犯罪ですら成功しない自分の無力さに絶望し、社会の中で何の価値も持たない存在だと感じていた。

社会に溢れる「タケルたち」

タケルのような若者は、もはや社会の一部を構成する主要な層となっていた。

経済的な困難や家庭崩壊教育の欠如がもたらす無気力若者たち犯罪に手を染め、失敗を重ねながらもその場しのぎで生き延びていた。

街には、そうした「タケルたち」が溢れ、どこに行っても犯罪が起こりそうな張り詰めた空気が漂っているが、実際には成功する犯罪すら少ない。

仕事の機会は減り、低賃金非正規雇用や闇市場での労働を強いられる若者たち

犯罪に走るがすべてがうまくいかず、どんどん貧困の深みにはまり込んでいく。彼らは家庭でも社会でも愛情を受けることなく、常に孤独無力感に苛まれながら、社会底辺で苦しみ続けていた。

タケルはその典型的な一人であり彼もまた未来希望を持てず、犯罪の失敗と絶望の中で、ただ何とかその日を生き延びるだけの生活を続ける。

カズキが直面した孤立感や経済的困難は、さら悪化し、次世代にわたって連鎖的に続いていた。

弱者男性・弱者女性マッチングの再導入

タケルが20代に入った頃、彼が育った社会には新たな「弱者男性・弱者女性マッチング」の仕組みが再び広まっていた。

この制度は表面的には自由意志による選択として進められていたが、実際には経済的不安社会的な孤立に直面する多くの若者にとって、結婚を通じて「安定」を得る以外の選択肢がほとんど残されていなかった。

政府はこのマッチングを「未来への一歩」「パートナーと共に新たな人生を切り開くためのチャンス」として宣伝し、若者たち積極的に参加を促した。

制度のもの強制ではなく形式的には自由参加であったが、現実的には低賃金非正規雇用や Permalink | 記事への反応(1) | 01:21

2024-09-20

anond:20240920155951

正しい部分

借金実質的軽減: インフレが進むと、貨幣価値が下がるため、固定金利借金をしている人にとっては実質的負担が軽くなります。これにより、個人企業借金を返済しやすくなる場合があります

資産価値変動: 不動産株式などの資産インフレによって価値を増すことがあるため、これらの資産を持っている人には富の再配分が起こることがあります

間違った部分

貧困層への影響: インフレ一般的生活必需品価格を上昇させるため、特に収入が固定されている低所得者層には大きな負担となります。このため、インフレが富を平等に再配分するわけではありません。

資産格差の拡大: 資産を持っている人はインフレ恩恵を受けやすい一方で、資産を持たない人はその影響を受けにくいです。これにより、逆に富の格差が広がる可能性があります

結論

インフレが富の再配分に寄与する側面はあるものの、その影響は一様ではなく、特に経済的に弱い立場の人々にとっては負担が増すことが多いです。したがって、インフレの影響を評価する際には、様々な視点から考える必要があります

2024-09-18

anond:20240918160550

居酒屋は前から男性店員多かった気がする

一般飲食店は昔は調理が男でホールが女という実質的な均等法アウト行為をやってるとこが多かったが、

徐々にホールに男も出るようになったし、直後にタブレット注文→配膳猫ロボ→セルフレジ時代が来てホール店員自体が減った

スーパーは前から男女半々くらいで働いていた気がする

変化があるとすれば品出しは男でレジは女という区別があったのがレジの男が増えたことだろうか

カルディルピシア以外の店で男性店員を当たり前にみるようになったからこそカルディルピシアの女100%っぷりが浮いて見える

採用過程どうなっているんだろうって

anond:20240918160106

カルディルピシア、あの雰囲気でそんなに待遇悪いのかなあ

100均とか格安系の店でも男性店員は多いのに

扶養内で働きたい人にターゲティングされた待遇だと実質的男性NG主婦だらけになってしまうだろうね

2024-09-16

「〜〜してくれるから好き」と言う彼女

いつものように彼女に「私のどういうところが好き?」と言う風に聞かれた

僕がいつものように「顔も好き、声も好き、性格も合っていると思うし」といった具合のことを答えると、やはりいつものように期待はずれというような反応だった

ふと、逆に彼女が僕のどこを気に入ったのかを知らないことに思い至り聞き返してみると

返ってきたのは

好意言葉で伝えてくれるところ」とか

「体調を気遣ってくれるところ」とか

荷物を持ってくれるところ」とか

他には他にはと聞いてみても返ってくるのは「〜〜してくれるところ」

悪く言えば「あなた自分にとってどう役立っているか」というところばかりに尽き、僕の実質的な点は一切触れてくれなかった

それが正直全く嬉しくなくて、彼女と同じように不満げな顔をしてしまたかもしれない

お互い期待するところが違ったのだろうか

褒められを待っていたことや、別に顔も声も性格すごく好きというわけではないことがバレてしまうのを恐れて、その話はそれ以上深掘りしなかった

2024-09-13

anond:20240913143951

氷河期犠牲になった結果、氷河期低賃金になった

同じタイミングセクハラ規制により職場恋愛実質的規制が行われた

そのせいで氷河期世代の成婚率が下がり、仮に結婚できたとしても、お金がないので子育てができず、少子化につながった

なお、同じ時期にマタハラも行われ、それが産み控えにつながりました

雇用を維持せず、会社ごと崩壊するのに任せたほうがよかったかもしれないが、それだと生活保護世帯の増加と捨て子の増加にともなう半ぐれややくざの台頭により治安の悪化を招くので…

打つ手はなさそう

anond:20240913111911

小泉進次郎が勝つと思うぞ。

今回は特に党員人気が強い奴が勝つ。これは構造上そうなる。

自民党総裁選は普通選挙と違って、半分が地方票、半分が国会議員票と言う割り振りになっている。この両方で票を取らないと当選しない。

が、国会議員は推薦人制度があるため、その分実質的に票が減る。

今回はものすごい混線。既に9人出馬しているが、ひとりあたり20人の推薦人がないと立候補できないので、既に180人の国会議員票は投票先が均等に20票で、実質死に票になってる。

すると、地方票が国会議員票よりも半分以上多いと言う状況。それで各候補地方を回ってるという訳だ。


で、そのなかで一般党員の支持があるのが小泉進次郎。次が石破茂。この二人でほぼ7割ぐらい半々の情勢らしい。

これだけ見ると、どちらが総裁になってもおかしくはないんだが、石破茂は決定的に国会議員に人気がない。

まぁ今回は派閥の影響力が減っているから行けるかもしれないけど、それでも真っ正直に派閥解体してしまったので弱い。

一方で小泉進次郎国会議員の協力も取り付けている。例えば風見鶏クソ女こと野田聖子小泉進次郎についた。また元傀儡菅義偉などもついて実質派閥形成しているし

小泉進次郎は親父と同じで軽い神輿なので集まって担げば旨い汁が吸えると言う有象無象も集まってくるだろう。


以上から、一回目の投票小泉進次郎石破茂で残るのはほぼ確実。また国会議員票180票が固定されていると、相当な事がない限り一回目の投票では決まらない。すると次はどうなるかというと、決戦投票が行われる。

決戦投票になると、他の議員の推薦人の票が動く。そして今度は地方票が47票に激減するため、ここで石破茂の勝ち目はほとんど無いと言って良い。


ということで、小泉進次郎が恐らく勝つ。

これはもうどうしようもないので、後は衝撃に備えるしかない。

できることと言えば、組閣の時にどれだけ総裁選の公約有耶無耶にできるかということと、

周りをベテランの実務家で固める事ができるかで話が決まってくるが、バックが人望が皆無で傀儡裏工作寝技しかやったことがなく、王道政治ができない菅義偉なのでまた政治の停滞がおこるだろうな。

あーやだやだ。

[] 貨幣発行の無効性の証明

貨幣中立性と超中立性の理論

貨幣中立性と超中立性の概念を用いて、貨幣発行の効果を厳密に分析する。

貨幣中立

長期的には、貨幣供給量の変化は実質変数に影響を与えないという仮説である

定義:∀x ∈ X, f(λM, x) = λf(M, x)

ここで、

貨幣の超中立

貨幣供給量の成長率の変化も実質変数に影響を与えないという、より強い仮説である

定義:∀x ∈ X, g(μ, x) = g(μ', x)

ここで、

動学的一般均衡モデル

より厳密な分析のため、動学的一般均衡モデルを考える。

代表的家計効用最大化問題

max E₀[Σ₍ₜ₌₀∞) βᵗU(cₜ, mₜ/pₜ)]

制約条件:cₜ + mₜ/pₜ + bₜ/pₜ = yₜ + (mₜ₋₁ + Rₜ₋₁bₜ₋₁)/pₜ + τₜ

ここで、

貨幣発行のインパクト理論分析

1. フィッシャー方程式

i = r + π

ここで、i は名目利子率、r は実質利子率、π はインフレである

2. 貨幣需要関数(Cagan型):

ln(Mᵈ/P) = α - βi + γy

ここで、Mᵈ は貨幣需要、P は物価水準、y は実質所得である

3. 貨幣市場均衡条件:

Mˢ = Mᵈ

4. 貨幣成長率とインフレ率の関係(長期均衡):

μ = π

ここで、μ は貨幣供給量の成長率である

これらの方程式から貨幣供給量の増加が長期的にはインフレーションに直結し、実質変数に影響を与えないことが導出される。

数学証明貨幣発行の無効

仮定

1. 貨幣中立性が成立

2. 合理的期待形成

証明

Let M₀ be the initial money supply and M₁ = λM₀ (λ > 1) be the new money supply after monetary expansion.

Step 1: By monetary neutrality, ∀x ∈ X, f(λM₀, x) = λf(M₀, x)

Step 2: Let P₀ and P₁ be the price levels corresponding to M₀ and M₁ respectively.

Step 3: In equilibrium, M₀/P₀ = M₁/P₁ (real money balances remain constant)

Step 4: Substituting M₁ = λM₀, we get: M₀/P₀ = λM₀/P₁

⇒ P₁ = λP₀

Step 5: For any real variable x, its nominal value at t=1 is P₁x = λP₀x

Conclusion: The monetary expansion leads to a proportional increase in all nominal variables, leaving real variables unchanged.

この証明は、単純な貨幣発行が実質的経済問題解決しないことを数学的に示している。

2024-09-12

中華ゲーをやってるキ○ガイに告ぐ


今すぐやめろ。あんなのはやるだけ悪い。

別にゲームをやること自体が悪いって言いたいわけじゃない。

人間、生きていくうえでストレスを発散する場所必要だし、それがゲームでもスポーツでも本質的に差はないと思ってる。

それでも中華ゲーをやめろという理由は単純で、注いだプレイ時間と金がそのまま中華マフィア資金源になってるからだ。

人気タイトルで言うとブル○カとかニ○とか。ああいうのは大抵裏にそういうのがついている。

というのも、そうでもしなきゃあそこまでは大きくなれないから。

ある程度までは企業として成長できるかもしれないが、一定を超えると刈り取られるか潰される。誰によって?中華マフィアだ。


敵対的買収から換骨奪胎とか無理矢理な競合の押し出し連打とかされたくなければ、一旦は従ってる姿勢を見せるしかない。これはもう仕方ない。せっかく手塩にかけて育てた作品台無しされたい奴なんていないし。

最悪、身柄拘束されて事業をやめるって言うまで拷問にかけられるみたいな噂すらある。これは眉唾かもしれないが。

そうして実質的権限を握った中華マフィアは、よりプレイヤーから金を搾ろうと色んな策を練ってくる。所謂阿漕商売というやつだ。

それでも可愛いキャラクターとかゲームシステムが面白いかいう表面的なことに惑わされて遊ぶ馬鹿いるから、奴らはどんどん儲ける。その金の使い道は言うまでもない。

運営は悪くないじゃんって言いたくなるのもわかる。実際悪いのはマフィアの連中だし。

それでも、流行ってる(というか、日本語ローカライズされるくらいになってる)中華ゲーをプレイするのはそういう連中に加担することになるし、とにかくやめておいた方がいい。百害あって一利なし

ここまでの話は社名は伏せるが実際に潰された会社社長をやっていた俺の友達から聞いた話で、マフィア連中との会話の録音とか嫌がらせ証拠写真とか見せてもらったから間違いない。当人安全のためにここに証拠は出せないけど。

飲みの席で愚痴られた話だから多少の脚色はあるかもしれない。それでも大元の所は嘘ではない(最低限、会社は潰されてるし)。

まあ何が最終的に言いたいかというと、悪いこと言わないか和ゲー洋ゲーやっとけ。今度プレステ新機種も出ることだしさ。

anond:20240911175645

リベラル派と構造主義を慎重に区別し、自由意志の捉え方を整理することが必要です。

### 1. **リベラル派と構造主義は別概念**

まず、リベラル派(進歩主義社会的自由を重んじる立場)と構造主義社会構造人間の行動や思考に影響を与えるという理論)は、異なる哲学的背景を持っていますリベラル派は基本的社会正義個人自由平等を推進しますが、構造主義社会文化の背後にある深層構造個人意識や行動を形作ることに注目します。この二つは完全に相反するものではなく、リベラル派が構造的要因を考慮しつつも個人自由選択重要視することは矛盾しません。

### 2. **構造主義は必ずしも自由意志否定しない**

構造主義人間の行動や思考が、無意識のうちに社会的文化構造規定されていると考えますが、それが自由意志を完全に否定するものではありません。構造の影響を認めた上で、リベラル派はその構造認識し、改善や変革を試みることによって、個人がより自由選択をできるようにすることを目指しています。つまり構造に制約されている部分を解放し、自由意志を実現することがリベラル目標でもあります

### 3. **リベラル派の視点から自由意志**

リベラル派は、社会的な不平等や抑圧を批判する中で、個人自由意志尊重し、その自由が公平な環境行使されるべきだと主張します。構造主義的な視点から社会構造分析し、そこに潜む権力関係差別構造を変革しようとすることが、自由意志を促進する手段と見なされます自由意志が完全に構造から独立しているとはリベラル派も考えていませんが、構造意識的に変えることで、個人選択の幅を広げることを重視しています

### 4. **自由意志は実現のための社会的条件を含む**

リベラル派が自由意志を認めるのは、ただ単に「個人が好きなことをする権利」を言うのではなく、それが実際に機能するための社会的経済的条件を整えるという意味でもあります。たとえば、貧困差別存在する社会では、自由意志制限されますリベラル派は、これらの構造的な不平等を解消することで、すべての人がより実質的自由享受できると考えています

### 結論

リベラル派が構造主義的な社会分析採用しつつも自由意志尊重するのは、構造を変革し、個人がより多くの選択肢を持てる社会を作ることを目的としているためであり、必ずしも矛盾ではありません。構造認識し、そこに働きかけることで、自由意志範囲を広げるという考え方に立っているのです。

anond:20240912004211

物理暴力は人の尊厳を傷つけるからね。

精神的な陰湿イジメとかが世間で注目されすぎて忘れられてるけど、物理でやられるとモロに精神をやられるんだよね。

まず時間が経っても悔しさとか無力感が襲ってくるのは異常なことではなくそ自体当たり前のことなんだと認識しよう。

そして傷つけられた自尊心は「治癒」することはない。しかし別の何かでおおわれて実質的普段気にならなくなるのは可能

その「別の何か」はそれぞれ生活の中で試行錯誤して探すしかないものだ。

極端な話、じぶんも加害する側にまわるということが「キズをおおう」効果を持つこともありうる。あるいは表現創作ネタ昇華する人もいる。生き方と同じで人の数だけ正解がある。

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