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2024-07-09

anond:20240709154955

決勝五番勝負

一力遼(339.882)vs 謝科(18位 10.228)中国 決勝五番勝負#1 (8月12日)

一力遼(339.882)vs 謝科(18位 10.228)中国 決勝五番勝負#2 (8月14日)

一力遼(339.882)vs 謝科(18位 10.228)中国 決勝五番勝負#3 (10月24日)

一力遼(339.882)vs 謝科(18位 10.228)中国 決勝五番勝負#4 (10月26日)

一力遼(339.882)vs 謝科(18位 10.228)中国 決勝五番勝負#5 (10月28日)

anond:20240709123110

応氏杯ここまでの歩み

◯一力遼(339.882)vs 王元均(139位 8.759)台湾

◯一力遼(339.882)vs 屠暁宇八段(26位 10.023)中国

◯一力遼(339.882)vs 劉宇航(29位 9.986)中国

◯一力遼(339.882)vs 許嘉陽(1010.389)中国大会連続準決勝進出

●一力遼(339.882)vs 柯潔(3位 10.611中国 準決勝番勝負#1 (6日)

◯一力遼(339.882)vs 柯潔(3位 10.611中国 準決勝番勝負#2 (8日)

◯一力遼(339.882)vs 柯潔(3位 10.611中国 準決勝番勝負#3 (9日) ←28年ぶり決勝進出

一力VS柯潔 戦績

2014-11-01 白番 負け

2016-02-09 白番 負け

2018-02-06 黒番 負け

2019-04-11 白番 勝ち

2019-04-13 黒番 負け

2023-09-25 白番 負け

2023-09-28 黒番 負け

2024-07-06 黒番 負け ←New

2024-07-08 白番 勝ち ←New

2024-07-09 白番 勝ち ←New

通算 3勝7敗

勝率 0.300

レーティング差による期待勝率 0.317

囲碁応氏杯準決勝番勝負】一力遼(日本1位)VS柯潔(中国1位)今日勝てば日本勢として1996年以来28年ぶりの決勝進出

番勝負1勝1敗最終局

勝てば

応氏杯としては1996年以来、日本28年ぶりの決勝進出

・他大会含めると2018年LG杯の井山以来6年ぶりの決勝進出

https://www.youtube.com/watch?v=XMhPqdl9pqo

応氏杯とは?

4年に一度開催される囲碁オリンピックのような大会

応昌期という台湾富豪が始めた。

賞金は40万ドル(約6500万)

一力遼(339.882)河北新報御曹司取締役記者棋士二刀流日本1位

VS

柯潔(3位 10.611アルファ碁ZERO)とも打った元世界1位棋士中国1位

歴代大会優勝者

https://i.imgur.com/2DpaEVi.png

応氏杯ここまでの歩み

◯一力遼(339.882)vs 王元均(139位 8.759)台湾

◯一力遼(339.882)vs 屠暁宇八段(26位 10.023)中国

◯一力遼(339.882)vs 劉宇航(29位 9.986)中国

◯一力遼(339.882)vs 許嘉陽(1010.389)中国大会連続準決勝進出

●一力遼(339.882)vs 柯潔(3位 10.611中国 準決勝番勝負#1 (6日)

◯一力遼(339.882)vs 柯潔(3位 10.611中国 準決勝番勝負#2 (8日)

一力遼(339.882)vs 柯潔(3位 10.611中国 準決勝番勝負#3 (9日) ←今ここ

一力VS柯潔 過去の戦績

2014-11-01 白番 負け

2016-02-09 白番 負け

2018-02-06 黒番 負け

2019-04-11 白番 勝ち

2019-04-13 黒番 負け

2023-09-25 白番 負け

2023-09-28 黒番 負け

2024-07-06 黒番 負け ←New

2024-07-08 黒番 勝ち ←New

通算 2勝7敗

勝率 0.222

レーティング差による期待勝率 0.317

2024-07-05

朗報日本囲碁棋士さん、最近強い。井山に続いて一力も国際棋戦ベスト4進出

第二回爛柯杯 賞金4000万(180万元)

井山裕太(43位 9.747)vs 許皓鋐(2410.112台湾

井山裕太(43位 9.747) vs 楊冬(推定75~85位 推定9.2付近中国

井山裕太(43位 9.747)vs 范廷鈺(16位 10.314)中国

井山裕太(34位 9.807)vs 卞相壹(8位 10.467)韓国 ベスト8

井山裕太(34位 9.807)VS 辜梓豪(1210.359)中国 ベスト4敗退

10応氏杯(4年に一度開催) 賞金6500万(40万ドル

◯一力遼(339.882)vs 王元均(139位 8.759)台湾

◯一力遼(339.882)vs 屠暁宇八段(26位 10.023中国

◯一力遼(339.882)vs 劉宇航(29位 9.986)中国

◯一力遼(339.882)vs 許嘉陽(1010.389)中国大会連続準決勝進出←New!

応氏杯ベスト4メンバー

柯潔(3位 10.611)中国 アルファ碁ZERO)とも打った中国ナンバーワン

謝科(18位 10.228)中国

許皓鋐(2310.084)台湾 アジア大会シンジンソや柯潔を破り金メダル強者台湾ナンバーワン

一力遼(339.882)日本 河北新報御曹司取締役記者棋士二刀流日本ナンバーワン

準決勝番勝負7月6、8、9日)組み合わせ

一力遼(日本) vs 柯潔(中国日中ナンバーワン対決

謝科(中国) vs 許皓鋐(台湾

2024-03-04

令和のライダー基本的ダメだな

独創性に欠ける(無いとは言わない)

もう完全にパターン化して惰性で作ってる感じ

平成初期の「シリーズが続くかどうかわからない」という危機感がないからそうなる

Wのとき

新しい10年を切り開くという心意気を感じた

そういう気合みたいなものが令和ライダーからは感じられない

01はちょっと面白かったけどそれくらい(お仕事5番勝負を除く)

ここらでひとつカンと毛並みの違う作品が欲しい

でないとシリーズしりつぼみに終わってしま

まあオモチャが売れてるうちは終わらんのだろうけどさ

2024-02-22

anond:20240222180212

ちょっとしかったが

AIに勝つ可能性が出てくるから

という文脈を踏まえると、人間が「99敗1勝」できればヨシってこと?

トータルでの負けを認めず、「一回勝ったら人間の勝ち」?

番勝負とかどうなるんだよ……

2024-01-21

令和のライダーはだいたいダメだな

ゼロワンちょっと面白かったくらいで(お仕事番勝負を除く)

ギーツも一応完走した

あとはパッとしないなあ

完全にネタ切れやん

もう一回龍騎的な破壊作品を期待したいが

もう無理なんだろうなあ

惰性で作ってる感

戦隊はここのところチャレンジングな作品が続いているのに

どうして差がついた

慢心、環境の違い、、、

2023-09-29

anond:20230929163410

底歩はあれで難しかったらしいし、みんなが言っているように時間の使い方が課題だったんだろう

藤井の先手番2局とれそうってのは期待したけど、結局は……

個人的伊藤匠が一番近そうとは思うけど現状ではまだ番勝負で五分になるレベルではないね

anond:20230929161434

3局の飛車打ちで俺は泣いて、失着に気付いて焦って動かした歩で俺はむせび泣いた

藤井君の八冠を見たくないわけではないけど、誰かが死ぬ気で藤井君を止めるとこを見たいぞ

誰も藤井君には勝てないじゃん、単発ならともかく番勝負で勝つことは無理じゃん、ってのはあまりにさみしい

2023-09-25

anond:20230925114420

狙いすまして研究して勝ちに来たらチャンスあるやつだな

番勝負での勝ち越しは誰もできないけど、ここで一本みたいなのはわりと決めれるやつ

トーナメントリーグ番勝負

2023-09-12

囲碁】仲邑菫が韓国でこれから戦っていく相手

仲邑菫(14)日本国内95位、女子3位→韓国200位、女子13位

韓国女子1位(=女子世界1位) 崔精九段(26)

対戦成績 0勝2敗 内1敗は10歳時。直近ではSENKO CUP 2023であわや勝利と肉薄。

女子最強棋士韓国の男女混合一般棋戦でも番勝負に進むなど実力を発揮。

もし日本移籍したら一般タイトルを取れるであろう実力

https://i.imgur.com/LdLqYPp.png

韓国女子2位 金恩持六段(16)

対戦成績 0勝4敗

年齢が近く最大のライバルであり打倒目標カンニング事件過去がありアンチが多い

https://i.imgur.com/uOK2Kx6.jpg

韓国女子3位 呉侑珍九段(25)

対戦成績 1勝0敗 直近9月10日勝利

https://imgur.com/By1yU0r.jpg

https://imgur.com/0BpHle8.jpg

https://imgur.com/1MiwEa1.jpg

韓国女子4位 金彩瑛七段(27)

対戦成績 0勝4敗 内3敗は11歳時。直近9月11日に新たに1敗を喫する

https://i.imgur.com/Wm3nbX6.jpg

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韓国12位 許瑞玹四段(21)

対戦成績 1勝0敗

この人のひとつ下の順位が仲邑菫(日本女子3位、韓国女子13位)

https://i.imgur.com/k4uNBR6.jpg

https://i.imgur.com/MFOvg2x.jpg

https://i.imgur.com/98jsuiG.jpg

日中韓天才少女

韓国天才少女 金恩持(16) 対戦成績0勝4敗

中国天才少女 呉依銘(16) 対戦成績0勝4敗

日本天才少女 仲邑菫(14)

この3人がそれぞれ各国の天才少女って呼ばれてる

この二人への追撃が今後の楽しみ

2023-06-02

渡辺明という時代

 死んだように寝た。

 渡辺明が敗れて、私は死んだように寝た。

 第81期名人戦番勝負第5局。18時53分藤井聡太竜王が決め手となる一手を放つと、名人渡辺明はすぐさま頭を下げ、駒を投じた。この瞬間、名人戦番勝負が決着。藤井名人位を奪取し、史上最年少名人、そして七冠を達成した。一方の渡辺は、唯一のタイトルだった名人を失冠。2004年以来、約18年半ぶりに無冠へと転落した。

 重苦しい沈黙が対局室を支配した後、対局者へのインタビューが行われた。まずは勝者の藤井。いつもどおり、慎重に、丁寧に言葉が紡がれていく。一方、座して待つの渡辺藤井へのインタビューがひとしきり終わった後、ようやくマイクは向けられた。この将棋のこと、名人失冠のこと、そして無冠のこと。待ち続けた後に投げかけられる問いは、どこまでも厳しく、容赦がない。それでも渡辺は、こちらもいつもどおり、きっぱりと、はっきりと言葉を発していた。

 対局後の儀式を、半ば虚空を見つめるように眺めていた私だが、しばらくしてニュースに現れた「渡辺九段」の文字に心は決壊した。体と心の全部がそれを拒絶した。到底受け入れられないと思った。あらゆる思考強制的に断ち切りたいと思った。布団をかぶって、枕に顔をうずめた。そのまま、死んだように寝た。渡辺明が敗れて、私は死んだように寝た。

 翌朝になって、渡辺ツイッターを見た。なんと渡辺は、終局直後にツイートをしていた。しかもそれは、私を含む将棋ファンへの言葉だった。「長い間、タイトル保持者として充実した時間を過ごすことができたのは、将棋ファンのみなさまのおかげです。ありがとうございました」。

 どうして、終局直後に当人がこれだけの発信をできるのだろうか。無冠になった夜に。ただの一ファンがショックで不貞寝していた夜に。その胆力に打ち震え、「あなたファンでよかった」と思うとともに、無冠への転落もまた現実であることを同時に突き付けられるのだった。

 2004年に、弱冠20歳で初タイトルとなる竜王を獲得した渡辺。以降現在まで、一度も無冠となることなタイトルを守り続けてきた。渡辺の同世代に、渡辺ほど突出した棋士はいない。若き頃は、最強と呼ばれる羽生世代相手にまさしく孤軍奮闘、その剣を振るった。2015年になって、ようやく年下の棋士タイトル戦を戦うようになるが、ここも譲らない。奪取や防衛を重ね、後輩の棋士を寄せ付けなかった。渡辺は、「たった一人」を除いて、年下の棋士タイトル戦で敗れたことがない。竜王9連覇、棋王10連覇。圧倒的な戦績で、2つの永世称号資格を獲得。通算タイトル獲得数は31で、歴代4位を誇る。

 これだけの戦績を残す渡辺だが、早い段階から、自らの立ち位置を冷静に見つめていた。「羽生藤井の間」。つまり時代を築く絶対王者系譜に自らはいないということを公言して憚らなかった。時代のいわば谷間で、孤独に闘い続けた。残酷な言い方をすれば、「次の時代の到来を待っていた」そういうことになるのかもしれない。

 渡辺言葉裏付けるように、その「たった一人」がタイトル戦の舞台に現れたのは2020年の夏だった。それから今日まで、思い返せば一瞬のように過ぎた。「すごい人が出てきた」の棋聖戦自身初のストレート負けで散った翌年のリターンマッチ。2日制七番勝負王将戦で並んだ4つの黒星。「冬将軍」と呼ばれ、10連覇の強さを誇った棋王の失冠。そして名人戦。この間、ただ座して死を待っていた渡辺ではない。研究を深め、自らの将棋アップデートさせてきた。悲願の名人位を獲得し、3連覇を達成。「第二の全盛期」とも呼べるような充実ぶりだったが、たった一人、藤井がそれをあっという間に塗り替えていった。

 藤井20勝、渡辺4勝。気付けば、圧倒的な星の差が付いていた。藤井渡辺の対戦には、星の差が信じられないような名局が多い。中盤から終盤にかけての、白熱の競り合いと斬り合い。しかしそれらは、渡辺の敗局となっていった。星の差は、勝負の運で生まれものでないこと。紙一重の差は、とてつもなく大きなものであること。不思議の勝ちはあっても、不思議の負けはないこと。そのことは、渡辺自身が一番よく分かっているはずで、だから渡辺言い訳をしなかった。「実力不足」そうきっぱりと言い残して、名人戦舞台を去った。

 今回の名人戦渡辺が唯一勝利した第3局が忘れられない。終盤、渡辺が勝ちの局面になり、決め手となる一手が生まれた。その手自体は一瞬で見えていた渡辺だが、なかなか盤上に手が伸びない。勝利の一手を決断するまで、実に93分を要した。これは渡辺の勝局だが、ファンにとってはまるで負けを味わわされているような、非常に重たく、苦しい時間だった。藤井という圧倒的な存在。目の前にいる「時代」。そこに一矢でも報いるのはこれ程までに過酷ことなのかと、勝利したことで逆に思い知らされる一局となった。

 壮絶な戦いを終え、無冠となってしまった渡辺に、今どんな言葉がかけられるというのだろう。自分では、なかなか言葉を見つけることができなかった。しかし、しっくりくる言葉があった。今回、藤井に最年少名人の記録を破られた谷川浩司十七世名人言葉だ。

 「藤井さんを盤上で孤独にさせてはいけない」。

 将棋とは、対局者二人で創り上げるものである。そして、藤井に真の力を引き出させることができるのは、渡辺を含むほんの一部のトップ棋士しかいない。トップ棋士が諦めたとき藤井は盤上で孤独になる。七冠達成とは、類まれなる偉業であり、それと同時に、プロ将棋にとって存亡の機でもあるのではないだろうか。

 しっくりくる言葉とは言ったが、よく考えてみれば、こんなに残酷言葉はなかったかもしれない。なぜなら、これまで孤独に闘い続けてきた渡辺に、これからは「藤井さんを孤独にさせてはいけない」と言っているのだから。どれだけ過酷ものを背負わせようとしているのだろうか。残酷な響きに後ろめたさを覚えつつ、それでもなお、私はこの言葉を選ぶ。「無冠になったことで将棋への向き合い方が変わるわけではない」。失冠の日、こう言い残した渡辺にすがる。

 何が好きかと問われれば、その将棋の質、それに人柄と振る舞いだ。理路整然とした勝ちへの道筋。細い攻めをつなげ、厚い攻めをさらに分厚くしていく技術。「将棋仕事」とドライに割り切りながらも、その仕事できっちりと結果を出す仕事人ぶり。本質を包み隠すことのないきっぱりとした物言い。画面の向こうにいる将棋ファンのために行われる明朗快活な感想戦ツイート。そこにある第一人者としての責任感。弱さも含めて自分さらけ出す強さ。それらの全てだ。

 将来、将棋歴史がどう定義付けられようと構わない。渡辺明は、私にとっての「時代」だ。過去形にはしない。今はただ、渡辺次の一手が見たい。

 

2023-03-13

勝負師羽生善治

 第72期ALSOK王将戦7番勝負は、藤井聡太王将羽生善治九段を4勝2敗で破り、王将位の防衛を決めた。本当に、本当に面白かった。手に汗握る、ヒリヒリするような名勝負連続名実ともに歴史に残ることとなったこシリーズを振り返っていきたい。

 棋士は「勝負師」「研究者」「芸術家」の顔を持つ。そう唱えたのは永世名人谷川浩司である。この3要素は、どれか1つが10割というものではない。一流棋士は、これら全ての要素を持ち合わせ、盤上において切り替えながら戦っていく。それが、一流棋士の一流棋士たる所以である。そうはいっても、棋士によって個性、より強く出てくる要素というものは確実に存在する。私見だが、藤井聡太にとってのそれは「研究者」、羽生善治にとってのそれは「勝負師」だと考える。そして、羽生の「勝負師」としての側面が、何よりもこの番勝負を白熱させたように思う。

 6局が指された番勝負で、羽生勝利した第2局と藤井勝利した第5局は特に名局だった。第2局は羽生の先手番で相掛かり。59手目、盤上のそっぽに放たれた金が驚きの一手。どこから飛び出てきたのかという異筋の金打ちだが、浮かび上がってくるとこれがべらぼうに厳しい。簡単に指せる一手ではないが、羽生はこの手をノータイムで着手。凄まじい事前準備、乾坤一擲番勝負に懸ける決意をみた一手だった。しかし、この一手だけでノックアウトされる藤井ではなく、将棋はその後も難解な進行を辿る。羽生の本当に凄かった一手は、その後の銀打ちだ。盤上の中央で威張る藤井の馬にアタックする一手。理屈としては分かるが、それにしても怖い。この手を指すと、自らの玉頭に風穴が空く。無傷では済まされない変化だが、それでも羽生は果敢に飛び込んでいった。対する藤井、「許さん」とばかりに猛攻に出る。銀をかち込み、馬と角の睨みで羽生玉を一気に仕留めにかかる。危険まりない羽生玉だが、ここでほとんど唯一といってよい、絶妙な凌ぎの手順が存在していた。そして、羽生はそれを読みきっていた。これが本局のハイライト藤井の猛攻を正確にかわし続けた羽生が、シリーズ勝利ものにした。何という勝ち筋か。銀打ちの一手は、藤井をこの変化に誘い込んだ渾身の勝負手だったのかもしれない。羽生最後に放った香車は唯一の正解手である。持ち駒も打ち場所も多いが、ここにこの駒を打たなければ助からないのだ。傍目には怖すぎる変化にも果敢に飛び込んでいった勇者羽生投了図は、勝負師が生んだ最高の芸術であり、羽生の名局である

 第5局は藤井の先手番。戦型は羽生誘導して横歩取りとなった。飛車角が空中を乱舞するスリリングな戦型で、かくして本局も華々しい展開となる。激しいやり取りがあり、羽生陣は空中分解の寸前。玉が露出し、またしても危険まりない状態となった。戦況は藤井有利から優勢へ。このままじっくり勝ちを固めてもよさそうなところだったが、本局の藤井アクセル全開。防御を完全に放棄する驚愕の手順で、一目散に羽生玉に襲い掛かっていった。このまま押し切れば藤井の快勝譜だったが、その先で羽生が放った金が受けの妙手。藤井の攻めから逃れるために作った即興の囲いだが、この懐が妙に深い。アクセル全開だった藤井の手はパタリと止まり、戦況は混戦へともつれていった。本当に、妙なところに懐はあるものだ。将棋の奥深さ、恐ろしさ。羽生がどこまで狙っていたのかは分からないが、藤井の快勝に思われた一局は一気に混迷を深めていった。形勢は逆転し、むしろ羽生がよくなった局面もあったようだが、あまりに難解で、羽生はこれをつかみきれなかった。最後藤井が抜け出し、シリーズを一歩リードする3勝目。攻めの藤井と受けの羽生。互いの特徴がよく出た名局で、深淵羽生の受けは藤井の手をも止めさせた。藤井にとっては薄氷勝利だったといえるだろう。

 最終的には、4勝2敗で藤井が制した番勝負しかし、星の差以上に競っていた、紙一重局面が多かったように感じる。ここで冒頭の話題に戻るが、これは「研究者」と「勝負師」による名シリーズだったように思う。藤井は「研究者」。盤上の真理、最善を追求し、そのためには持ち時間を一気に注ぎ込むことも惜しまない。相手の戦法は全て受けて立ち、相手によって戦い方を変えるということをしない。横綱王者の戦い方である。一方の羽生は「勝負師」。もちろん将棋研究も超一級品には違いないのだが、羽生相手によって戦い方を変えることも多いように思う。相手を見て、その相手有効と思われる勝負手を果敢に仕掛けていく。勝負への抜群の嗅覚であり、勝負勘。「羽生マジック」と呼ばれる絶妙手の数々はまさにそれで、時には善悪を超越した一手で勝利をつかみ取ってきた。そして、本シリーズでもそんな「勝負師」としての一面を遺憾なく発揮した。特徴的だったのは羽生の戦型選択である。今期の藤井は、先手番で圧倒的な勝率を誇り、なんと一時は28連勝を記録。特に角換わりは絶対的エース戦法であり、付け入る隙がないという強さを誇っていた。これを踏まえた羽生は、後手番で戦型を工夫していく。第1局は一手損角換わり、第3局は雁木、第5局は横歩取り。苦しいとされる後手番で、羽生藤井絶対的エース戦法を避け、様々なコースボールを散らすことを選択した。何を投げるかというところから勝負は始まっている。球種の多さで、狙いを絞らせない。羽生勝負術は、「次は何を繰り出すのか」と将棋ファンを魅了し、この番勝負を白熱させた。もちろん、角換わりを避けたからといって簡単に勝たせてくれる藤井ではない。どこにボールを投げてもその応手は的確で、結果として羽生藤井から後手番で白星を挙げることはできなかった。それでも、羽生が後手番で繰り出した3種類のボールはどれも見応えがあり、複雑なねじり合いを生んだ。後手番で必死に食らいつきながら、先手番の2局では会心の内容で勝利をもぎ取った。心から、素晴らしい番勝負だったと思う。

 防衛を果たした藤井王将は、羽生九段との番勝負について問われ、「羽生先生の強さだったり自分課題を感じたところがあった」と振り返った。藤井インタビューで対戦相手名前を出すことは非常に珍しい。なぜなら藤井は、前述のように盤上の真理を追究するタイプであり、対戦相手がどうこうというタイプではないかである。今回、藤井が「羽生先生の強さ」と述べたのは、それを肌で強く感じたところがあったのではないかと推察する。羽生の強さ。すなわち、勝負術であり勝負勘。これまで何度も目にしてきたつもりだったが、本シリーズではその真骨頂を見せられた気がした。そんな羽生相手防衛を果たした藤井王将のことを、心から讃えたいと思う。

 五冠を堅持し、さらなる頂に向かって突き進む藤井王将将棋界の絶対王者であることは全く疑いようがない。その他の棋士は、極めて厳しい戦いを強いられている。しかし、厳しいからといって戦うことをあきらめてしまえば、その時に将棋界は終わる。今回、52歳の羽生がこれだけの戦いをみせた。勝負を仕掛けた。このことが、将棋界に良い化学反応を起こしてほしいと願う。選ばれしプロ棋士たちには、藤井という絶対王者に対し、果敢に「勝負」を仕掛けていってほしい。必死に戦い続けてほしい。そのように願う。

 羽生さん。敗れはしたが、あなたは本当にかっこよかった。藤井王将は、その勝負術に正面から触れ、この番勝負で吸収した。今後は「勝負師」としての要素も強め、さらに手が付けられなくなるほど強くなるのではないか。そういう確信に近い予感がある。それでも言う。さらに強くなった彼に再び挑むのは、あなたであってほしい。

2023-02-10

anond:20230210160601

タイトル通算100期に注目が集まる羽生善治九段が2勝目です。初防衛を目指す藤井聡太王将羽生九段が挑む王将戦7番勝負第4局は、先手番の羽生九段が勝ち、シリーズの成績を2勝2敗のタイに戻しました。第5局は25、26日、島根県大田市で行われます

https://twitter.com/bunkakobenp/status/1623940846012993538

もう、将棋は先手の勝ちってことでオワコンだろ

2023-01-15

anond:20230115085441

れい

マガポケでしか読めないFGOスピンオフ英霊剣豪番勝負」を不定期連載中

自由自在アングル漫画としてのケレンみは十分、メリハリもあってアクションで状況がわかりやす

画力が異常なのでFGOがわからなくても読んでて心地よい

主線がかすれているのはペンを寝かせてこするように少しずつ伸ばしているから(動画あり)

2023-01-08

anond:20230108011433

プロ将棋界の2023年は、藤井聡太王将羽生善治九段が挑戦する第72期王将戦挑戦手合七番勝負事実上の開幕を迎える。

1/3に上州将棋祭りやってたし順位戦竜王戦トーナメントも始まってるのだが。

何が事実上の開幕だよ。お前が考えてるのは藤井羽生のことだけでプロ将棋界には何一つ興味ないだろ。

羽生善治の「初」挑戦を前に

プロ将棋界の2023年は、藤井聡太王将羽生善治九段が挑戦する第72期王将戦挑戦手合七番勝負事実上の開幕を迎える。

2017年藤井デビューからの29連勝を達成した時、羽生は「檜舞台で顔を合わせる日を楽しみにしています」という言葉を贈った。

その時は、誰もが王者羽生に若き挑戦者藤井が立ち向かう構図を思い浮かべたはずだが、そこから5年半、ずいぶんと形を変えたものの、いよいよ1月8日静岡県掛川市でその幕が開こうとしている。将棋タイトル戦としては極めて珍しい、両対局者への前日記者会見がネットで中継され、ニュースに様々な記事が踊り、メディア空気はずいぶんとそわそわしている。

視聴法

先にこちらを書いておいたほうがいいかもしれない。王将戦は普段のようにabema将棋チャンネル無料で対局を見ることができない。CS囲碁・将棋チャンネルが独占放映権を持っているからだ。以下の方法のいずれかを選択することになる。

スカパー、またはCATV囲碁・将棋チャンネル契約する

すでにチューナーアンテナを持っている人、またはCATVに加入している人にとってはこれが一番確実だろう。CATVによっては、契約の基本セットに入っていて追加料金無しで視聴できるかもしれない。

abemaのPPVを購入する

今回はabemaでは「1局ごとの有料課金」というかたちで囲碁・将棋チャンネル番組をそのまま配信している。abemaのチャット欄が好きだという人はこれを選ぶのがよいかも。

YouTubeの「囲碁将棋プラス」で視聴する

囲碁・将棋チャンネルYouTubeの有料チャンネルhttps://www.youtube.com/@igoshogiplus 囲碁将棋プラス」でも月額390円の課金で視聴ができる。こちらは第1局が無料配信のため、おすすめできる。

番勝負展望

これについては、率直に言えば多くの将棋ファンはそこに期待していない。羽生の奪取を「信じている」ファンはもちろんそれなりの数がいるが、他方でそれを「期待している」ファンの数はそこまで多くない。メディアが沸き立つこの番勝負に、ファンが大きな楽しみを抱きつつも、熱量が沸騰しそうになっていないのもそこが理由である。両者の現在の実力を示す指標であるeloレーティングによる期待勝率が示す番勝負結果のケース別発生確率にそれがよく現れている(出典:第72期王将戦(シミュレーション) 将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)2023/1/7 現在)。

藤井聡太4-0羽生善治47.00%
藤井聡太4-1羽生善治32.34%
藤井聡太4-2羽生善治13.91%
藤井聡太4-3羽生善治4.78%
藤井聡太3-4羽生善治0.99%
藤井聡太2-4羽生善治0.60%
藤井聡太1-4羽生善治0.29%
藤井聡太0-4羽生善治0.09%

もしブックメーカーがこの勝敗で賭けをしようと思ったら、仮に本命である藤井4勝0敗のオッズを1.05倍に設定したとしても、控除率を50%にしないと儲けが期待できないことになる。もちろん本場イギリスブックメーカーはそんなに高い控除率は設定しないので、これはやるだけ胴元が損するたぐいの賭けにしかならない。

だが、往年の絶対王者が、競合揃いの王将リーグを6戦全勝で勝ち上がったのに、これほど圧倒的な差が本当にあるものなのだろうか?

2022年度、羽生復調の理由

2021年度にプロ入り後初の年度での負け越し経験した羽生が、2022年度に勝率を6割5分にまで戻してきた理由については様々な考察がされているが、ここでは明確な説明がされているものとして、プロ棋士https://www.youtube.com/watch?v=6PYg7IpYucg 中村太地解説を紹介したい。要約すれば次のようになる。

不利な後手番では、敢えて勝率が低いとされる戦術採用する
その上で、相手方に難しい選択を迫らせるようにしてミスを待ち討ち取る

スポーツファンなら、モハメド・アリジョージ・フォアマン相手に自らロープを背負う不利を負いながら、フォアマンの疲れを待って一気に逆襲に転じて勝った「キンシャサ奇跡」を想起するかもしれない。いかに自らが有利な条件にあるからといって、アリや羽生ほどの実力者を相手に有利をそのまま拡大していくのは極めて難しい。そこに逆転の余地が生じる。

羽生がこういう戦法を選択するようになったのは、「将棋AIが強くなった時代において、プロ棋士はいかに自らの身を処すべきか」というテーマに向き合った末のひとつの答えに辿り着いたという意味合いがある。将棋AIの示す最善を追求するだけではなく、敢えて不利とされる順に自ら入っていっても、それでも勝負に勝つことができる程度には将棋自由ものであるし、それを示すのが人間の生きる道であろうということを、自ら結果を出すことで証明しているようにすら見える。

藤井聡太の凄味

ところが、この方法藤井聡太には通じない。デビューから6年を過ぎてなお生涯勝率が8割3分を保つ藤井の強みは、たまに話題になる「AI超え」ではなくて、むしろ選択の難しい局面AIが最善とする手を正しく選び取っていくその確実さにある。こうなると、わざわざ自分を不利にしてまで複雑な場面を作っても意味がない。そのまま有利を拡大されて押し切られてしまう。

羽生2022年度、藤井と2局戦って2敗している。1局は後手番で、上記動画解説されていた「横歩取り」戦法を採用し、1手の疑問手を正確に咎められて完敗した。もう1局は先手番で正攻法を挑んだが、中盤戦の何気ない自然に見える1手、ただしAIに言わせれば選ばない、そんな手をきっかけにじわりじわりと藤井が優勢を拡大し押し切られてしまった。

かつて「コンピュータ人間」の対決として行われた電王戦ときに「コンピュータに勝つための準備は人間に勝つための準備と全く違う」と言われた。今、同じことが藤井について言われている。曰く「藤井さんに勝つには他の棋士に勝つのと全く異なる準備が必要になる」と。あくまでも現段階においては、羽生藤井相手にどういう手札を切ってくるのか、そこが最大の興味になっているのは、自然ことなである。もちろん、この先の成り行き次第で、そこは大きく変わることになる。

羽生の「初めての」挑戦

なので、あくまでも現段階では、勝敗以外のところにそれぞれの楽しみを見出すような状況になっている。私が楽しみにしているのは、138回目のタイトル戦にして、初めて羽生が「明確な挑戦者」として迎える、というそシチュエーションのものである

羽生は、タイトルを獲得する前の段階において、すでに実力では棋界でトップであった。以来、同格の相手と争うことはあっても、自分よりはるかに強い相手と戦うということはついぞここまでなかった。つまり、もうすぐ40年に届こうとする羽生の棋歴の中で、これはまぎれもなく初めての状況なのである。そういう未知の状況にあっては、過去のことを材料にした分析はそこまで意味をなさない、むしろ真っ白な頭でこの誰も見たことのない景色を楽しむに尽きる、そういう姿勢でこの第1局を見てみたいと思っている。

なお、逆のシチュエーション、つまり羽生が実力的に懸絶していると見られていた状況でタイトル戦に負けたことがあるか、というと、これがある。以下に、タイトル戦が始まった日において羽生が対戦相手よりeloレーティングで250以上上回っていて敗れた例を示したい(なお現在藤井羽生のレート差が273である)。

1996年度第67期棋聖戦:対三浦弘行(レート差272 )

羽生が七冠を独占し無人の野を進むがごとくの進撃を続け、誰が羽生の牙城を崩すのかに興味が集まっていた中、それをなしたのは当時としては意外な伏兵三浦弘行だった。2年連続羽生棋聖位に挑戦しており、すでに単なる有望な若手の域ではなかったにせよ、羽生に勝つにしてもここではないだろうという見方一般的な中での快挙だった。

2012年度第70期名人戦:対森内俊之(レート差283)、2013年度第71期名人戦:対森内俊之(レート差255)

前年の2011年度に羽生から4勝3敗で名人位を奪取した森内だったが、この年度は名人戦以外の成績が全くふるわず、年度勝率.345を記録して2ch将棋板では「3割名人」なる蔑称をつけられるに至った。これに対し捲土重来を期す羽生A級順位戦を9戦全勝で制して森内の名人位に襲いかかる。結果は火を見るよりも明らかと思われていたが、名人防衛の準備を進めていた森内が4勝2敗で防衛する。羽生は翌2013年も森内に挑戦するが1勝4敗で名人戦で3年連続で森内に敗れる。星数だけでなく年々内容も悪くなる一方で羽生の威光に翳りかとも見られたが、翌2014年に4年連続の顔合わせで羽生は4勝0敗のスイープで名人位を奪還する。

絶対的強者に対して「失うものがない」立場で応じる側が強者であるということを、羽生ほど経験してきた棋士はほかにいない。その立場羽生は今回初めて逆転して勝負に臨むことになる。これはきっと面白いことになる、それは間違いないだろう。

id:BigHopeClasicでした。

2022-10-29

anond:20221029122920

声優上坂すみれロシアソ連大好きキャラをもう辞めたのでしょうか。

ロシアと親交があり、クリミア半島併合後に「旧ソ連の復活を願っている」と発言するなど、彼女にとってロシアソ連は大きな存在だったはずですが、最近ロシアソ連について語ることはなくなったように思います

ロシア革命100年 声優上坂すみれソ連大好き」インタビュー#1 私とジダーノフ批判

https://bunshun.jp/articles/-/4789

声優にロシアっ子熱狂=上坂すみれ、公演&インタビュー

https://www.jiji.com/jc/v4?id=rus0001

速報】『政則十番勝負』3日目 初顔合わせ上坂すみれメタル・ゴッドが押されまくり!?

https://burrn.online/live-report/20190917_LIVE01.html

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13265129723

2022-09-06

王位戦7番勝負第5局 1日目の棋譜を見た。先手が指しやすそうに見えるが、形勢は互角らしい。

封じ手は81飛車と予想。

2022-07-10

anond:20220710143853

あのさ、藤井竜王ですら2割は負けるわけよ。10戦して10勝はし難いのが将棋と言うゲーム

長い長いトーナメント戦で、1010勝でいかなければ受験資格アマチュア棋士は得られないわけよ。それに比べたら本番勝負なんて全然楽よね。2回は負けられるんだから

その、楽な部分だけで比べて「同じでしょ」と言われても、全然違うわとしか言いようが無いんだけど。

2022-06-20

誰でも囲碁試合が楽しく観戦できるようになるカリキュラム

つらつらと書いているが棋士評価値観るだけなら1-7を飛ばして8からだけでOK

1. ルールを覚える

無料

やさしい囲碁入門でルールを覚える

https://yasashiigo.com/

有料

囲碁入門書籍を買って読む

2. とりあえずコンピューターと打ってみる

ぷよ碁(純碁ルール

https://puyogo.app/?size=7

囲碁道場(勝つ度にAIレベルアップ、純碁ルール

https://www.simplego.net/

Go-Up(レベル選択あり。ガチャ称号などのコレクション要素があってソシャゲ好きに最適)

https://go-up.online/

碁色(危ない石は△、もうほぼ死んでる石は☓が表示されるので、初心者でも非常にわかやすい)

https://goiro.net/

弱さ

ぷよ碁>>>道場Go-UP

3. 入門者から初心者ステップアップ

囲碁道場GO-UPで上のレベルに勝てなくなった時は詰碁や手筋の問題集をやると一気に棋力がアップする

無料

囲碁道場内の問題集

世界で一番やさしい囲碁問題集アプリ

有料

・棋書『囲碁手筋 基本のキ 正しい攻め方守り方』

・棋書『入門、初心者のためのはじめての詰碁』

あたりが初心者オススメ

4. 19路に移行

まずはCOM戦で慣れてみよう

『みんなの囲碁』で19路に9子置かせて始めて、徐々に石を減らすかAIレベルを上げていこう

5. 19路が広すぎる問題

必ずぶち当たる壁、広すぎてどう打っていいかからない

局所的な手は詰碁や手筋の問題集で鍛えられるが大局観は別物

じゃあどう学べばいいのか。

無料

Youtubeを見よう。

とくに飛田早紀の囲碁チャンネルオススメ

一手一手にどういう狙いがあってどうしてそこに打っているのか

19路における作戦を級位者にもわかりやす解説しながら打つ動画を上げている

https://youtu.be/VgWMPPQvx_o

有料

指導プロが教える 初段になるための囲碁上達法』

『有段者のための囲碁学』(他、金萬樹氏の著書シリーズ

あたりがとても19路の考え方や作戦の参考になる

6. 19路で対人戦デビュー

いよいよコンピューター相手卒業して人間と打ってみよう

いろんな対局場があるので好きな対局場を選ぼう

無料

囲碁クエストスマホで打てる、しか最初から強い相手と当たる。中国ルールなことに注意。)

KGS2ちゃん棋院やVIP囲碁部などがありコミュニティ機能が充実している。仲間を求めるならここ)

・野狐囲碁(一番人数の多いサイト

・OGS(ブラウザのみで対局できる。リアルタイムの他に通信碁もあり)

囲碁オンラインこちらもブラウザのみで対局できる。その上登録すら不要ですぐ遊べる。気軽さを求めるならここ)

有料

幽玄の間日本棋院公式の対局場。ここの段位で免状を申請できる。無料枠のままで月15局打てる)

パンダネット(老舗対局場。教育コンテンツが充実している)

7. いざ観る碁デビュー

ここまでのカリキュラムをこなしたらもうプロの碁を解説付きで十分理解できる。

こわい手や驚きの一手、ハラハラする空中戦や死活の心配

作戦の目論見など囲碁の対局を楽しめるようになっているはずだ

Youtube日本棋院チャンネルでは日々棋戦を中継しているのでぜひ観てみよう

8-0. 棋戦を知る

棋聖戦

賞金4500万。読売新聞主催

一番賞金が高く、昇降級ありのS、A、B、Cリーグがある。囲碁には順位戦はないがこれが実質順位戦のようなもの

Sリーグは6名で争い、成績下位の半分が陥落するとても厳しいトップリーグとなっている。

予選を勝ち抜くと一番下のCリーグ(32名)へ入り、4勝で昇格、3勝以上で残留。3敗したら陥落となり次年度はまた予選から勝ち上がらなくてはいけない。

リーグ優勝者ステップラダートーナメントを行い挑戦者を決める。

そのためトップリーグへ上がらなくても下位リーグ優勝者にも挑戦者になれるチャンスのある棋戦となっている。

名人戦

優勝賞金3000万円。朝日新聞主催

9人が参加するリーグ戦で挑戦者を決定する。

リーグは予選トーナメント勝ち抜き者3名、前期から残留者5名、七番勝負敗者1名から成る

本因坊戦

賞金2800万円。毎日新聞社主催

囲碁界で一番歴史の長い棋戦で、1934年最後世襲本因坊である21世本因坊秀哉が引退にあたり、その名跡を全棋士に開放して実力制本因坊戦が開始された。

本因坊タイトルを獲得したものは、本因坊○○と雅号を名乗ることができるのが他の棋戦にはない最大の特徴。

現在本因坊である井山裕太は『本因坊文裕』と名乗っている)

前年度の本因坊番勝負敗退者と前年度のリーグ戦二位から四位までの4人に加え、予選トーナメントによって4人を選出し、計8名によるリーグ戦を行って挑戦者を決定する。

リーグ戦の五位以下は陥落となり、翌年度は再び予選トーナメントからの参加になる。

このため、入りやすいが陥落もしやすいという特徴がある。

碁聖天元王座十段

これらを全て含めて七大棋戦という。

その中でも特に賞金の高い棋聖本因坊名人を指して三大棋戦(タイトル保持者は大三冠)と呼ぶ。

棋聖名人本因坊リーグは「黄金椅子」とも呼ばれ、この3大リーグに参加することが一流棋士の証とされている。

また、3つ全てのリーグに参加している棋士を俗にトリプルリーガーと呼ぶ。

その他、世界戦等
世界都市最強リーグ(開催中)

今年から新たに始まった日中韓都市ごとに選出された棋士によるチーム戦。

この棋戦が面白いのは通常のチーム戦では勝利数を競うところを、盤面で何目勝ったかという目差の合計で競うところである

そのため、100目でも半目でも1勝に違いのない通常の対局と違い、どれだけ大きな差をつけて勝つか、ということにゲーム性が変わり

他のチームメイトが負けていても最後の一人で一発逆転のあるとてもユニークな棋戦となっている。

https://www.toyo-igo.com/event/com2ustygem/2022/team.php

8-1. 棋士を知る(男性実力者編)

棋戦を楽しむにはやはり棋士を知っていたほうが何十倍も楽しめるので主要な棋士を知っておこう

井山裕太(32)名人本因坊王座碁聖

囲碁界のトップブトップ。七冠を二度達成し、現在も四冠を保持と圧倒的な強さを誇示する。

棋風は常に妥協しない最強手を選ぶので、乱戦になりやすく見てて非常に面白い

世界戦でも農心杯で4連勝をし日本勢を15年ぶりに最下位を脱し2位に導くなど世界戦でも活躍

一力遼(24棋聖

井山から棋聖を奪取。宮城県を牛耳る河北新報御曹司であり記者でもある。

河北新報記者読売新聞タイトルを獲得したのは前代未聞である

井山にめっぽう弱く、棋聖戦ではフルセットの末タイトルを奪取したものの、次の本因坊戦ではストレート敗退。

碁聖戦でも同じ顔合わせとなる。

あらゆる棋戦の挑戦者に進んでおり、井山と1、2を争うツートップ棋士だ。

余正麒(27)

棋聖本因坊名人の三大棋戦の全てのリーグに在籍するトリプルリーガーで、関西棋院ホープ

文句なしトップクラスの実力を持ちながら、ここ一番で勝てず、挑戦者挑戦者決定戦まで進むも全敗の憂き目を見ている悲哀の棋士

高尾紳路(45)

通称高尾山平成期にタイトルを四分した平成四天王一角。薄くなっても実力は健在。

師匠藤沢秀行の余計なところまで受け継いでしまお酒大好きの飲兵衛で競馬も大好き。千葉ロッテマリーンズファン

ヒカルの碁ヒカル対社の「初手5の5」「二手目天元」「3手目 また5の5」その後天元で切り違いという非常にユニークな碁を打った当事者天元側)

相手山下敬吾平成四天王の一人。ヒカ碁元ネタ棋譜は後のタイトルホルダー二人の若手時代の碁だったのだ。

芝野虎丸(22)

最年少タイトル獲得(名人位・19歳11か月)、最年少三冠20歳7か月)の記録保持者。今はすっかり無冠に。

将棋豊島に似ているのでたぶん入れ替えても気付かれない。

伊田篤史佐田篤史

名前も音も一字しかわず非常にややこしい。

しかも段位も八段、七段と似ている上に棋戦での実力や実績、年齢も似ている。

入れ替えても気付かれない。

8-2. 棋士を知る(女性実力者編)

藤沢里菜23女流四冠(@rinafujisawa)

破天荒エピソードで知られる棋聖藤沢秀行の孫で女流四冠。

無類の強さを誇る女性棋士で、女性初の一般棋戦でのタイトル挑戦者になりうる存在

国内レーティング23位と、ほとんどの男性棋士よりも強い。

天元戦では女性初のベスト8まで進出タイトル挑戦まであと3勝と迫った。棋聖戦Cリーグに在籍。

本因坊戦女性初のリーグ入りをかけて最終予選に残っている。

https://imgur.com/9GaV6W3.png

女流タイトル獲得の最年少記録保持者(15歳9か月)

上野愛咲美(20女流棋聖

大石を狙い殺して大勝をするのが棋風で、その棋風からくる愛称ハンマーパンチと呼ばれている。

先日のSENKO CUP世界戦でも相手大石2つをハンマーパンチでぶっ殺し勝利を収め、決勝でも勝利し見事日本勢の初優勝を果たした。

こちらも国内レーティング35位と、男性と遜色のないトップ棋士

妹の上野梨紗(15)も棋士で、姉に負けずおとらずの強さを持つ期待の若手だ。

棋聖戦Cリーグに一度入るも1年で陥落。

本因坊戦女性初のリーグ入りをかけて最終予選に残っている。

女流棋聖タイトルの最年少記録保持者。(16歳3か月)

仲邑菫(13)

特別英才枠で最年少で入段を果たし、最年少で女流タイトル挑戦者になった実力者。

レーティング的には同年齢の時の藤沢里菜井山裕太よりも成長が早いと言われている。

名探偵コナンが大好きで藤沢里菜とはコナン仲間。

棋聖戦Cリーグに最年少で進出。(12歳2ヶ月。菫ちゃんの前は福岡太郎の15歳4ヶ月なので3年も更新しかし1年で陥落)

韓国留学韓国テレビ番組に出演していたため韓国でもファンが多い。

https://www.youtube.com/watch?v=HMEoTbipcAQ

相手を睨むその鋭い眼光からついたあだ名スミレーザー。

日本でも「菫ちゃん焼肉のタレ」なるものが売っている。

9. カッコいい、可愛い女流棋士を知ってモチベをアップ

カッコいい

大西竜平 七段(通称ドラゴン

鈴木伸二 七段(通称ウニ)@uniigosauna

・鶴山淳志 八段(林漢傑八段とつるりんチャンネル運営リーグ在籍の実力者ながら普及にも力を入れている)@igo_mokkosu

張栩 九段平成期にタイトルを四分していた平成四天王の筆頭、最盛期は五冠に。妻はレジェンド棋士小林光一の娘の小林泉美。娘二人も棋士に)妻Twitter @cho_kobayashi

可愛い

稲葉かりん 初段(生田絵梨花っぽい)@ash__igo

三島 響 初段 (ダウンタウン松本を知らなかったうぶっこ)@hibiki_0202_15

安田明夏 初段 (バランスチャート

・黒嘉嘉 七段(台灣棋院) (台湾キリンCMにも出演)

・徐 文燕 初段

・兆乾 二段

2022-06-12

最近楽しんだコンテンツ感想

自分は38歳男性、こどおじ、工場契約社員年収は250万円程度。  

コミュ障恋人や友人はもちろん、気軽に話せる相手もいないのでここで私が最近楽しんだコンテンツ感想を聞いて欲しい。

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM 前編

10年前のテレビアニメ輪るピングドラム」のリメイク

私はそのアニメを見て楽しんでいたが、鬱的な要素が強い作品だったのでわざわざ映画館に観に行くのもと迷っていたが、観に行って正解!

久しぶりに会えるキャラクターたちやお馴染みの愉快な演出が楽しかった。

そして子供カンバとショウマが出ているのでテレビアニメ版の結末とは違うことになるのではと後編を期待している。

だが一番心に残ったのはエンディングクラウドファンディング出資者名前が載っていたこと!

私もやりたかった…と羨望と嫉妬を禁じ得ない笑

劇場版 五等分の花嫁

漫画「五等分の花嫁」のアニメリーズ完結編。

テレビアニメ2期が高速展開で失望し、観に行くか悩んだが観に行って正解!

予想通り高速展開でたくさんカットされていたが流石の原作力と美麗な絵、そして声優さんたちのおかげで終わった時は感動で胸いっぱいだった。

特に花嫁が明かされるところでは原作でそれが明かされた当時の興奮が蘇りたまらない気分に。

終わった時には原作読了時と同じくとても爽やかで充実した気分にさせられたのですが、それはこの作品テーマが良いからだと思う。

五つ子の均質的な閉じた世界が異物(=風太郎)との接触により多様性に富んだ開いた世界に変化したというのが現代の実情にマッチしているのがヒットの要因では、などと考えたり笑

感動して珍しくパンフレット(豪華版)を買ったのだけど、唯一キスしていない子はネズミのふりしてチューチュー鳴いていたのがキスメタファーだったという話しになるほどなと思った。

そして一花のグッズだけ売れ残っていたのを見たのはちょい悲しかった.

映画 ドント・ブリーズ2

映画館で観ようか悩んだ末に観なかったが、プライムビデオに来てたので観た。

弟に期待しない方がいいと言われていたが確かに毒にも薬にもならない感。

もっと主人公怪物性が見たかったなと。

結末からして汚いレオンといった感じ。

でも実の親が揃って自分の命のために実の娘の命を奪おうとするところは私には意外で少し良かったかなと思う。

小説 我々は、みな孤独である

著者貴志祐介には昔はまっており、久しぶりに彼の作品に手を出してみた。

タイトルからし辛気臭い作品かと思ったが、前世ヤクザVSメキシカマフィアの要素が絡まっていて面白かった。

主人公探偵で夢で見た自分前世を調べて欲しいという依頼を受けるのだが、その人の2つの前世がなぜか同じ時期に重なって生きていたり、ある人とある人が同じ前世人物視点の夢を見たり、さらにはある人の前世がなんとまだ生存していたりと不可思議な展開が好奇心をそそる。

マフィアの抗争に巻き込まれ、街に隠れ潜んだり捕まって拷問受けるのも良い。

そして最後はその二つの要素が合わさり、前世の意外な真実が明かされタイトルが回収されたところはさすが貴志祐介と脱帽!

なのだAmazonレビューでは駄作だなんだと叩かれていて悲しくてならない。

小説 ホテルピーベリー

次は何読もうかとAmazonアクセスしたらトップページに表示されていたので読んでみた。

著者近藤史恵作品はおそらく読んだことがないと思う。

事情があって教師を辞めた主人公が友人から紹介されたハワイの最高3ヶ月まで滞在できるが二度と利用できなくなるホテルに行くとゲスト不審死が起こって、というもの

ミステリ要素はあるものの、それよりも主人公の悩みや女主人との情事がメイン。

主人公内面描写辟易されたものの、常夏というイメージが強いハワイの別の側面や長いホテル暮らし、そして不審死真相が明かされたところは良かった。

私も長いホテル暮らしすることに憧れるが、周囲に馴染めず孤立して周りに気を遣わせてうんざりされるのではないかと考えて鬱になったり笑

漫画 カイジ

マガポケで途中から読み始めたが、チンチロ編の展開はすっかり忘れていたので楽しめた。

コメントスピンオフ班長とはギャップがあるみたいなことが言われていたが、スピンオフでも十分クズだろと思ったり。

17歩は初めて読んだけど負け必須の状況からよくぞ逆転したと感動。

そしてどちらからルールを守らせる仕組みがないと勝ってもなかったことにされるのだなと思った。

漫画 FGO英霊剣豪番勝負

マガポケで読み始めたが画力が半端なくて良い。

そしてやはり主人公自在英霊召喚できる方が格好良いなと。

アニメの方は主人公召喚できず存在意義が怪しいのが今一だった。

漫画 かぐや様は告らせたい

ヤンジャンアプリで連載追っている。

四宮家のお家騒動はあっさり終わって拍子抜け。

石上告白前後は毎回ギャグと切なさが神がかっていて筆が乗っているとはこういうことかと毎回感心させられていたので寂しい限り。

やはり作者が「推しの子」連載始めたのでそちらにエネルギーを割かれているのか。

でも会長留学当日がどうなるのか楽しみ。

GANTZ:E

ヤンジャンアプリで連載追っているが月一だと展開遅すぎ。

ヤンジャンアプリはマガポケと違ってポイント支払っても期限切れたらまたポイント支払わないといけないのが辛い。

でもマガポケよりこちらの方により課金しているので収益上げるにはこちらの方が正解なのだろうな。

でも主人公の嫁探しや作品の結末がどうなっているのか気になっているので続き楽しみ。

おそらくヒロイン千手観音にやられるだろうな…

楽しみにしているもの

今一番楽しみにしているのは映画 まどマギワルプルギスの廻天

どんなストーリーになるのか想像がつかないのだが、ほむらまどからと仲良くなれず孤独に過ごしているのは想像に難くない。

彼女に救いがあることを期待している。

あと来年公開の映画 デューン2。

砂漠の超巨大なワーム神殿などの映像が凄かったし、主人公予知夢のようなものを裏切ったっぽいので続き期待している。

でも観に行った時は上映時間長くてトイレ行かずにはいられなかったのが辛かった。

2022-04-30

令和ライダーがやばすぎる

仮面ライダーの新シリーズ、令和ライダーがやばすぎる

仮面ライダーゼロワン

お仕事5番勝負編という市民の人命を無視して、会社経営権をかけた茶番劇を4ヶ月に渡って放送し大不評

最後主人公社長を務める会社諸悪の根源でありながら、これから事業拡大していくぜ!で本編終了

仮面ライダーセイバー

・主演俳優放送開始から1ヶ月も立たないうちに「路上喫煙」「マスクオフパチスロ通い」「女性YouTuberの家に連日お泊まりデート」が文春される

・終始低品質ストーリー構成で視聴脱落者多数

セイバー坂と呼ばれるプロ仕事としてやばいレベルCGを全世界晒し失笑を買う(ネタ化には成功するがファンからはなぜか黒歴史圧扱い)

仮面ライダーバイス

番組制作中にアシスタントプロデューサーへのセクハラ労基法違反が発覚し、訴えられる、現在係争

・「仮面ライダーバイス大好きキャンペーン」という予告後のミニコーナーでごっこ遊びに興じる子供たちの写真イラスト放送していたが、大きなお友達イラストを公開したところ、作者に無断で投稿された著作権法違反が発覚し、キャンペーンが休止

2022-02-14

anond:20220214182936

変わるぞ。一日制だったり二日制だったり五番勝負だったり七番勝負だったり予選の方式が違ったりするぞ。

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