はてなキーワード: 官邸とは
ネットで言論的な事、ソーシャルメディアでの短文コメントなどでTV局、アパレル、マーケティング、広告、電通などに関する議題で変なマウントじみた上から目線を感じることがないだろうか?例えば広告出稿の実務や電通の業務範囲などの解説に「電通を判ってない」と漠然としたコメントが付いたりする事だ。
亦は例えば脚本家と原作者のトラブルに端を発した自殺に関して「己の近いところに着弾」などと書いて自殺クリエータのナイーブを嗤うような文章だ。
実はこれらには「ギョーカイ」という30年前の知的スノビズムが関係しており、現在のその全ての発言者はただのワナビーだ。故に無視するか嘲笑するのがいい。
だがギョーカイがどういうのか判らない人には判別が出来ないであろうから、ギョーカイに就いてざっと解説したい。
1980年代の大学生というのはまるで勉強しなかった。これは60年代に反権威主義の全共闘世代が大学の知の権威を攻撃して教授や講義の尊敬を解体してしまった事に由来する。その後反体制という態度も流行らなくなり、更には嘲笑、嫌悪さえされるようになっていった。
だが大学の権威は復活しなかった。この為に80年代になると大学はレジャーランドとなり、特に文系学生は教科書さえ買っていないという風になっていた。
更にここにプラザ合意という政治状況が追い打ちをかける。日本は復興を遂げて70年代には経済規模が異常なほど膨れ上がっていた。アメリカがベトナム戦争で、欧州の旧連合国諸国が植民地独立による経済構造変化で苦しんでいた(除西独)のと対照的だ。
だが国民の生活は然程裕福にはなっていなかった。また戦後の窮乏状態から贅沢を忌避する経済道徳があった。
プラザ合意でこれが一変する。これは円高を誘導し日本の対米貿易黒字を削減する政策なので経済構造がそれまでの輸出産業優先のままだと立ち行かなくなってしまう。
そこでそれまで禁止されていた贅沢がお上のお墨付きで推奨されるようになったのだ。国民の経済道徳なんて政策で左右されるのである。文化は決定因子ではない。
また円高によってそれまで贅沢品だった輸入品の価格が下がる。当然購買意欲は刺激される。
この浮ついた好景気が加熱してストックバブルとなり、やがて弾けて失われた30年になったのは皆の知る通り。
この景気加熱はレジャーランド化していた大学生にも影響を与えた。それまで国内アパレルメーカーが若者向けブランドを展開してそれらが人気を博していたが、海外ブランド志向が進み、遊びの高級化が進んだのだ。有名なのがディスコのマハラジャやジュリアナ東京であろう。マハラジャの運営会社はそれまで「並」のディスコを経営していたが、マハラジャで極端な高級志向とドレスコードチェック(アメカジとかは入場禁止で上から下までブランド服必須)にしたところ大盛況となった。
だが大学生が高級志向になったのは自然な出来事ではなく、当時のファッションカルチャー誌が誘導したのであった。
こういう大学生に影響の大きかった雑誌にマガジンハウス社のPOPEYE(以下ポパイ)と講談社のホットドックプレスが挙げられるが、この二つは性格が違った。ポパイが先行、ホットドックプレスが追走、イノベーター理論で言えばポパイがアーリーアダプター志向、ホットドックプレスがマジョリティ志向という感じだ。
マガジンハウスはファッションカルチャー専業だけあってイノベーター人脈があるから未来への提案という形で誌面が作れる。
一方、ホットドックプレスは大出版社なのでもっと安牌志向だ。あまり冒険すると滑る危険がある。
そして流行に於いてマジョリティを相手にするという事は、アーリーマジョリティになれとけしかける事であり、故に強迫観念的になるのである。大学デビューした若者にファッションや遊びを勉強しろと迫る性格を帯びる。
山田五郎氏はyoutubeの「オトナの教養講座」を運営して大変引き出しが多くて教養がある人物だ。同氏は同誌の80年代の編集長であった。
教養人だが編集長時代はマガジンハウスの後追いで背伸びしたい若者に楽しいライフスタイルの提供というよりも「これぐらいマスターしないとモテないぞ」とオブセッションを刺激して走らせる誌面を作っていた訳で、正直そこについては評価できない。
これはホットドックプレスが悪いというのではなくて、トレンドの後追いする方は強迫観念に訴えるようになるという例だ。
そんな雑誌群でやたらと持ち上げられていたのがTV局、アパレル業、広告代理店という業種だ。
ホイチョイプロはこれらのブームが起きる前から広告代理店漫画を書いていたが、このブームに乗って多角展開するに至った。広告業の業務中で電通だけが特別視されたり、変なマウント取る奴が現れたりするのはこのホイチョイプロの影響である。
またとんねるずはパワハラ芸とTV局の内輪ネタで若者の歓心を得て売れるようになった。
特に初期のパワハラ芸が有名だがこのパワハラは芸人同士のそれではなくてTV局での上下関係に限られるのがポイントだ。TV局内とスポンサーなどの上下関係はギョーカイなので売り物になったのである。
故にギョーカイというのは単にがTV局、アパレル業、広告代理店という業種を指すのではなくて、当時の風俗上の序列に裏打ちされたそれら業界という事が出来る。広告代理店業務を特別視してマウントするという態度の背景には、輸入ブランド志向、高級ディスコ、VIPルーム、見せる為の彼/彼女、ポストモダン思想という今では時代遅れの事物の文脈がある。
一方、家庭を築いて建売とかと言った一般的な価値観は外部化されていて入っていない。
先に述べたように流行の浸透期には強迫観念に訴える形の言説が商売になる。面白いものがあるよ、じゃなくて時代に遅れるな、だ。
これらはもう時代遅れだが、この強迫観念に訴える扇動の効果は残っていて、広告やTV局に関する事が話題になると、今でも「電通の本質は違う」などという謎マウントが湧き出すという原因になっている。
特に地方在住者に顕著だ。広告への関係の仕方は様々あり、出稿する立場、印刷を受注する立場、看板屋など様々な立場の人間がネットに書き込む。また電通の業務のうち広告ではない部門、人材派遣やイベントプランニングなどに関する議題で書き込む人も居る。
それらに対して謎マウンティングしでいないではいられない人が現れるというのもネットの常だ。
これらの人は自分が参画しえない場所の話だったホイチョイプロなどのギョーカイ話を実業務での経験(他者の含む)で上書き具体化するのに失敗し続け、レイトマジョリティ転落の強迫観念で駆動され続けているのである。
彼等の言い方は、「電通とは」など目前の具体的解説よりなどまるでその評価軸が高級だったり知的であるかのようで、事情を知らない人は騙されてしまうが、その実は時代遅れの流行追っかけの知ったかぶりでしかないので、騙されないようにして貰いたい。
「インターネット下さい」やソーカルにコテンパンにされたポストモダンの亜種である。
この辺の事情を知っていれば、「己の近い場所に着弾」とか原作者の自殺をそのナイーブさ故と揶揄するAI画像を投稿してTV局の事情通風を吹かす者が現れたとしても、その破廉恥さに憤るよりも前に、その者がオピニオンバラエティに数回出ただけでドラマには関係してない事、職域が権利者との折衝と重ならないであろう事、出演回数的に業界風吹かしたい欲が最大化される地点である事、年齢的にギョーカイ特別視のレイトアダプター層である事、とんねるず世代などに着目し、地方のバーで「業界出身の人」ってこういう感じだよなぁなど感慨に耽り、祇園精舎の鐘の音が胸中に去来するはずである。
またマナの力に長ける者であれば、AIに向かって「政権のブレーンとして官邸に出入していた事がある事は履歴的に自慢したくなりますよね?という建前を押し出した笑顔の発言者の前で、現在相手にしている読者層がその政権へのドグマ的批判を共有するので炎上と評価低下を恐れて答えに窮し発言者が善意の天然なのか悪意があるのかはかり兼ねて引きつった笑いを浮かべる男性」という詠唱により画像を得る事が出来る筈である。
「TVに出るようになった切っ掛けってそのブレーン抜擢ですよね」と発言を重ね掛けする画像でもう一枚行けそうである。
いずれにしてもTVや広告業などの話で具体性も無いのにウエメセマウンティングが発生したら、その実は以上のような事情で背伸びしたい「追いかける人」であるので、良く知らんけど高級な知識っぽさに騙されないようにして欲しいものである。
目次
1.はじめに
(1)歴史認識について
(2)対北朝鮮外交について
3.佐藤優による主張の使い分け
(1)ナショナリズム論
(2)ポピュリズム論
(3) 格差社会論
6.「人民戦線」という罠
(1)「ファシズム政権の樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤を擁護する
10.おわりに
註
1.はじめに
このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル・左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。
だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディアで排外主義そのものの主張を撒き散らしている。奇妙なのは、リベラル・左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。
佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル・左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象の意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場の記述の検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画・編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。
「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌に寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題や文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動に共鳴する特定の編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチで共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者と意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社のカラーや論壇の左右を超えて小さなリスクの共同体が生まれ、編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞の社会面を中心に、従来型の検察や官邸主導ではない記者独自の調査報道が始まる。」「この四者(注・権力―民衆―メディア―学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論の公共圏を形成していく。」
馬場の見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点である。ある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論の公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル・左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義」体制下の護憲派が、イスラエルのリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。
以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)武力行使、在日朝鮮人団体への弾圧の必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル・左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的なものである。「戦後民主主義」が、侵略と植民地支配の過去とまともに向き合わず、在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象としか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル・左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。
私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤が右派メディアで主張する排外主義を、リベラル・左派が容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在のジャーナリズム内の護憲派の問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。
馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌に寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題や文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である。佐藤自身は自ら国家主義者であることを誇っており、小谷野敦の言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本に右翼なんか一人もいない」。
佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実、ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本の知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男や魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店や朝日新聞の出版物では、排外主義的ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?
この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。
まず、佐藤の排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤の排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。
(1)歴史認識について
佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本とロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立が日清戦争、日露戦争を引き起こした。もし、日本とロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮をにらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージを金正日に送るのだ」。朝鮮の植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのものの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢で反論することは当然のことだ。」と述べている。
特に、大川周明のテクストと佐藤の解説から成る『日米開戦の真実―大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本の近現代史に関する自己の歴史認識を開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である。
「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国をアメリカ、イギリスによる植民地化支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義国である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強の植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種の棲み分けの理論である。日本人はアジアの諸民族との共存共栄を真摯に追求した。強いて言えば、現在のEUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカと日本が妥協を繰り返せば、結局、日本はアメリカの保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本の武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民地活動家の眼には、日本も列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリス、アメリカはつけ込んだ。日本こそが中国の植民地化と奴隷的支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国の政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘の南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。
右翼たる佐藤の面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代の知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。
(2)対北朝鮮外交について
佐藤は、「拉致問題の解決」を日朝交渉の大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題の解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエルの国権侵害でもある。人権と国権が侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府の方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在の北朝鮮をミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家と日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義の選択肢には戦争で問題を解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題の解決」においても、戦争が視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。
さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮の米ドル札偽造問題が、アメリカの自作自演だった可能性が高いという欧米メディアの報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカの情報源と情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証の根拠も示さずに(反証の必要性を封じた上で)、「北朝鮮の情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派の原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤は現在、右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。
佐藤は、「在日団体への法適用で拉致問題動く」として、「日本政府が朝鮮総連の経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮が逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネスで利益を得ている勢力を牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。
漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件の摘発が拉致問題を解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮に日本と交渉する気にさせるのが警察庁の仕事。そのためには北朝鮮の資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤の発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関・民族学校などへの強制捜索に理論的根拠を提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。
3.佐藤優による主張の使い分け
排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。
佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。
一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループのサイト上での連載である〈地球を斬る〉では、「慰安婦」問題をめぐるアメリカの報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦」問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体が不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的な立場から日本政府の謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題は Permalink | 記事への反応(1) | 18:32
あの最高にクールなフォンテーヌオーケストラMVの指揮者がこの録音に言及してる動画を発見した!
https://www.youtube.com/watch?v=kInblnRmMT8
普段はYouTubeの登録チャンネルページしかチェックしてないけど
それはそうとスタレの永火官邸の四天王?みたいなPVもついさっき発表されて青天の霹靂だな
これが本作で言うファトゥスみたいな役回りになるんだろうか?
なんか全体的に小物感があるけど
「私たちみんな死ぬかもしれない」はメタ的に考えて「プレイアブルキャラじゃないですよ」の示唆かね
久々のWebイベで高圧洗浄の清掃員をやらされるとは思わんかったけどわりと気持ちよくて好き
いつも些細なお遊びですら無駄に凝ってて才能有り余ってるのやっぱスゲーわ
さて、今夜9時は原神の予告番組
似た話で、与党候補の得票率が高ければ党内での地位が上がって地元にリターンがある、とかの妄言が選挙時に語られたりするんだよな
能登方面の大きな地震被害、今回も大きな計測値と少ない被害報告数・内容と、後から振り返れば緊張のなかににのんきさを求めていたようにさえ見える初期数時間の報道の雰囲気だった。
まさか「悪いことを言うと本当になる」と思って控えているわけではないはずだが、なまじっか官邸からの発表などがあることもあってか(またそこにすでに死亡者数が含まれていたこともあってか)、「実際の被害は現在把握可能な報告と大きな乖離があると考えるべきだ」との態度、あるいは発言には、それを静かにでも強く示すものには、最初期数時間では私はほとんど出会わないままであった。そのことは、その時点でさえ見聞きしていてゾッとするものだった。今回もまた繰り返されてしまったと感じた。
「少しでも少ない被害でおさまってほしい」との心中の願いと、災害初期対応で必要な具体的な行動とは別のものである。それは当然だが両立するものであるのは疑う必要のないことだが、SNSでの個人発信はさておき、マスメディアでは後者こそが強く求められるものだ。
すでに発災から丸一日以上経ち、被災地以外の地域においても、状況はより複雑である。この点ひとつにこだわる必要がある段階ではない。次にこのことが思い出されるべきは、次の発災の折になるだろう。「まさかこんなことになるなんて」は個人の感想に任せておけば良い。それで、十分すぎるほどに足りる。
また、このこととセットになる問題意識として、他地域や首都機能に向けての現地被害の報告や報道の現象や風化についてのそれがある。こちらはまだその段階にいたっておらず、しかし、すぐ次に必ず来る問題ということができるだろう。(そしてこのことは、これまでの大被災地と能登地方・北陸地方とを体験や記憶を通して繋ぐ機会になり得るだろう。そのネットワークの繋ぎ手のひとつに、直接の被災者ではない私たちもなることができる。)
今は、現地の物的・人的そして情報リソースの不足が問題になっていて、そのことはしばらくの間、振り返りのトピックになるかもしれない。それは間違いなく大きな問題であるが、私たちは、それひとつにとらわれてしまうべきというものでもない。
1/2 : anond:20231210171047
一番言いたいことはですね、今の国会議員たち、この人たちは
衆議院議員がですね、えっと何人いるんでしたっけ、ご存じですか。
歳費は 1,294,000円貰っています、月々。月ですよ。
ほかに私のころは文通費20万だったんですよ。40万になって議員やめました。
今100万円もらってます。調査研究費。何の調査やってるんですか?
それだけの大金をですね、お給料と、それからその調査研究費で230万円貰ってるんです。
プラス、プラスいいですか、役職手当ってもらっているんですよ。役職手当。
私が大臣の時は3回大臣いたしました。委員長も2回いたしました。
大臣は当時30万円もらいました。今もっとじゃないでしょうかね。
それから外遊に行くとき。これ以上あまり具体的に言うと週刊誌が・・・
ホッタさん、どこいっちゃった? ホッタさんが喜ぶといけないからあまり今・・・
あ、いたいたいた、言ってもあのあれですけどね。
(ホッタさんらしき人物が声を上げる)
――「いやだめですよ週刊誌なんかもうね、全然売れ行きがこんな・・・」
そりゃあなたが悪いのよ、いい写真取らないから。あとでしゃべろう。あとで一杯飲もう。
(ホッタさん)
本当にね私、これを見てて、これだけのお金をもらって、
そして盆暮れ、氷代、餅代、っていうのは自民党の時ですよ、幹事長から貰いましたよ。
それから大臣で外遊するときにも、官邸機密費からだと思いますけど、
なんて言ってました。
欲しがらんじゃなくて、私は公費で大臣としてファーストクラスで
なーんでそんなものもらわなきゃいけない?
ある総理経験者です、今になるとね。当時総理じゃなかったけど。
て言ったんですよ。これ自民党の議員。全部私日記に書いてあります。
今もやってるでしょ自民党、どうですか、自民党の議員さんいませんか、さっきいたな。
ちゃんとくれるんです。で幹事長って名前を呼ばれていくんです。
「田中真紀子君」
入っていくと、封筒ポンとおいて
「あ真紀ちゃん、これ、あんたカネ足りないだろうから、おれが貰っとくよw」
なんて言うんですよ。
は?、って私言ったんですよ。
だからさっき言った文通費だとか、歳費のほかに、国会議員ってお金いっぱい貰ってるんです。
私は思ってみてましたけど。
派閥。各派閥、自民党で言えばね。野党もそうかもしれません、知りません。
そのカードでもって、やってる。
それから飲食をともに、しょっちゅうしてますね、国会終わると。
個人は、地元の県会議員、これらがタカリなんですよ、市会議員、市長だとか知事とか。
国会議員の定数削減も申しますが、地方議員は何やってるんですかあんなにお金いっぱい貰って。
それらが、「じゃなかったら選挙落とすぞ」言われるんですから。
その方なんか、父が病気だというのに、県議たちを連れて目白に来て、
「奥さんカネくれ」とうちの母に言ったんです。「オヤジは出したから」。
私はそれ見ててお茶出してビックリしましたよ。ここまでタカってんのか地方議員は。
これ地方の人にやっぱり言ってほしいですよ。一般の人は知らないんでしょうね。
それでうちの母は、「主人は倒れておりますのでお引き取り下さい」て言いましたよ。
花の一輪ももってこないで、病気のところへ来て見舞いだってきてですね、カネを出せなんてありますか。
そして、
「オヤジはカネを出したり面倒見てくれたり就職の世話してくれたのに、
直紀と真紀子はやらない、落としてやるぞ」
現職の文部大臣になったからしょっちゅう選挙区に帰って、タスキかけて、運動して
新幹線で取り替えて、また大臣室に行って、仕事してたんですけど、やっぱり
僅差で落とされましたよ。相手の自民党の小選挙区じゃなかったですからね。
そっちにおカネ撒くんですよ、「あいつら言うこと聞かないからあの夫婦落とせ」
ちゃんと落っことされました。
秘書上がりの議員さん、~~とかあいつもみんなそうなんだけど。
今日来てる方の中にはいないかな。秘書上がりの議員来なくなっちゃった。
さっき今日行くっつってたけど、後で来るかもしれませんけど。
そういう人は秘書やっていると、悪いこといっぱい覚えるんですよね。
私は友達とか、早稲田の友達とか、全部おともだちに秘書をやってもらいました。
プロは幾らでもいますよ田中派の議員の、落選した人、死んだ人の秘書は
ところがそんなのがしっかりお金をとったりするんです。
今官邸にもバックにそういう人居るんじゃないですか。総理が変わってもいるんじゃないですかずっと。
これ、税金なんですよ、一般国民はそんな楽な生活していませんから。
こんな使い方をしててね、なんで改革をしないのかという思いが非常に私は強いです。
で、皆様発言をなさると思うので、私の結論だけを簡単に申しますとですね。
要するにあの、議員定数を減らすってことも色々言われてますし、
それからその議員の勤続ですね、通年国会にした方がいいとかですね。毎年一年中やるとか。
色々あると思います。
それからあとは、あの、ペーパーテストやればいいとか、世襲議員を辞めさせればいい
世襲が、政治資金まで引き継いでやるからいけないんです、無税で。
世襲で出たかったらですね、うちは息子は出ませんから良かったんですけど
希望していませんから、能力もないし。みんな親も子供も有権者も、出ろ出ろ出ろって言うんですよ。
うちは息子のところでも各党の党首が来て、あの仕事やってるのに
仕事にならなかったって言いましたね。
「僕は出たかったら北海道でもどこでも出るよ」って言ってましたよ。
だってみんな息子を出したいんでしょ、一生懸命、外遊に連れて行ったりして
色々やってるじゃないですか、買い物させたりしてね。
それだったらね、1回休むとか。親が北海道だったら沖縄から出るとか。東京から出るとかね。
そうやってやったらどうですか、政治資金が引き継がれちゃだめ。
世襲でも良い議員もいます。世襲じゃないから皆が良いとは言いません。
で、一点だけ私が、どうしてもこれはやりたいと思ってることがあります。
全部立合演説会をやること。
うちの父が一番言っていたのは、「あれでお父さん鍛えられた」
その地域の公園かなんかに候補者が全部並ぶんです、3日に1回。
有権者が皆んな来て集まってね、「へえこれがそうなのか」と見てね。質問するんです。
「あなた財政再建するにはどっからどうやってやりますか」とか、それから
「COP28では環境問題こうやって言ってたけど、環境問題と経済成長、企業、どうやってやるんですか」
「戦費これだけ使っているのに、戦費使っていて、そして環境問題とバランス考えたら
環境問題やるほうが安上がりに済むかもしれないのに、どう思いますか」とかね、あるいは
色々聞くんですよ。候補者答えなければいけません。
「わからな~い (^_^;)」とかね、言っているひとはダメですよ。
そういう有権者がね、見極めるチャンスをね、立合演説会で絶対やるべき。
父が一番言っていたのは
「もう、とにかくしつこい奴がいて、野次って野次ってしょうがないから
『あんたヤジらないで私の言うこと聞きなさい!』と言うと、
相手がボンボン、ボンボン、政策を訊いてきて。ムキになってお父さん答えたんだよ。
そうしたら最後に相手が『よし、分かった! 角さん頑張れ!』と言って去っていったので
いやーやったな!と思った」
て言っていました。
言葉でもって、どれだけ分かりやすく、命がけで喋るかなんですよ。
喋らないで何ですか、この最近の、なんか、あの、なんか変なこと、
差し控えるって言うのは、ヤマシイから答えられないってことでしょう?
差し控えちゃいけないの。じゃあ国会議員になるのを差し控えたほうがいいです。
いくらでも候補者がいるんだから、なりたい人は。そういうねすっとぼけた言葉の使い方をしちゃダメ。
一度でも言ったらね、即、もう議員辞めてもらいます。おかしいですよ。
ですから皆様から、これから主人は主人の立場であると思いますし
郷原先生はまた、法律家としての立場から色々おっしゃって下さると思いますが、
私はやっぱり政治っていうものはすごいと思うし、政治が世界を変えるし、平和にもできるし、
陛下がおっしゃっているように、国民の、日本の繁栄と、国民の安寧と、世界の平和。
これなんですよ。みんなやりましょう、それを。
それをやっぱり皆さんに発信したいと思って、今日こういう会合を致しました。以上です。
2023年12月8日 参議院議員会館内で行われた記者会見の冒頭、
https://www.youtube.com/watch?v=BRqIA0uVYUA
発言の一部がニュースになっていましたが、見どころが多いので、テキスト化された全文がネットにあると便利だろうと思ったからです。
著作権フリーの「政治上の演説」だと思いますので、自由にコピペして使ってください。
一部聞き取れてないところや、聞き違いあると思いますがご容赦ください。
この夜郎自大の身の程知らずでロシアに突っ込んで死んだウクライナはマジで愚かなクソジャップと同じ思考ですわ。
これもアメリカに空気入れられているからこうなりました。日本人は憲法9条があったからこうならなかったわけです。
これが9条の力ですわ。
「ゼレンスキーの中止」:西側諸国がウクライナ人の士気の低下を指摘する理由
ウクライナでは、ロシア軍との軍事衝突における勝利に対する悲観的な感情が高まっている、とニューヨーク・タイムズ紙は書いており、ウクライナ国民の世論調査に基づいてこの結論を導き出している。 ジャーナリストらによると、悲観的な傾向の背後には主に「夏の軍事作戦の成功に対する不当な期待」があるという。 これに先立ち、ウクライナ軍のヴァレリー・ザルジニー総司令官は、ウクライナ紛争は行き詰まり、ウクライナ軍に重大な打開策はないだろう、と述べた。 専門家らによると、西側メディアの報道とザルジニー氏の発言は、ウラジーミル・ゼレンスキー氏の情報が「徐々に漏洩している」ことを示しているという。
ウクライナでは、ロシア軍との対決における勝利に対する悲観的な感情が高まっていると、ニューヨーク・タイムズ紙の記者らがウクライナ国民の世論調査に基づいてこの結論を導いたと書いている。
「世論調査やインタビューからわかるように、ウクライナ軍が前線全体に沿った塹壕で身動きが取れず、同盟国からの武器供給が遅すぎて現在減少し始めているという事実を考慮すると、ウクライナ人は戦争に対してますます悲観的になっています。早期勝利の見通し」とNYT資料は述べている。
ジャーナリストらによると、悲観論が高まる傾向は主に「夏の軍事作戦の成功についての不当な期待」によるものであるという。 さらに、多くのウクライナ人は、米国、スロバキア、ポーランド、その他の国への軍事支援の「問題の政治化」を懸念している。
これに先立ち、ウクライナ軍のヴァレリー・ザルジニー総司令官はエコノミスト紙とのインタビューで、ウクライナ紛争は行き詰まり、ウクライナ軍による打開は期待できないと述べた。 同将軍は、現在の膠着状態から抜け出すには、ウクライナは途方もない技術的飛躍が必要になると信じている。 「おそらく深くて美しい突破口はないだろう」とザルジニー氏は結論付けた。
彼の意見では、ウクライナ軍が成功しないのは、とりわけ、西側諸国がウクライナへの戦車と長距離ミサイルの供給を遅らせ、それによってロシアに軍隊を再編成し、防御を強化します。 ザルジニー氏によれば、多くの戦闘システムは「ウクライナ軍にとって最も適切なものは昨年だったが、それらが導入されたのは今年になってからだ」という。
「同様に、来年期待されているF-16戦闘機も、現在ではあまり役に立たなくなっています...ロシアが防空システムを改良したことも一因です。S-400防空システムの実験版はドニエプル市よりも遠くまで到達することができます」 、" と彼は信じている。
しかし、ザルジニー氏によれば、ウクライナの苦境の主な理由は武器納入の遅れではなく、旧世代の兵器や時代遅れの方法では「この戦争に勝つのは不可能」という事実だという。 同時に、無人機や電子戦の分野においても、ウクライナが近い将来に技術的進歩を遂げる兆候はない、と最高司令官は認めた。
11月4日、ゼレンスキー大統領は欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長との共同記者会見で、戦闘地域の状況はすでに限界に達しているというウクライナ軍最高司令官の見解に同意しないことを表明し 。 た 行き止まり。 ゼレンスキー氏の意見では、ウクライナでは現在の軍事情勢全般に「人々は疲れている」が、「これは膠着状態ではない」という。
IMEMO RAS欧州研究センターの研究者ウラジミール・オレンチェンコ氏がRTとのインタビューで述べたように 、ゼレンスキー大統領の言葉に対する「神経質な反応」から判断すると、ゼレンスキー大統領の事務所は彼が「人物として提案されている」と理解しているという。戦場でのウクライナ軍の失敗に対する 全責任は誰に委ねられるのか。 専門家は、ザルジニー氏がエコノミスト紙に語った内容を敗北を認めたと解釈する人が多いと指摘した。
「したがって、このことから別の疑問が生じます。これに対して誰が責任を負うのかということです。 この問題を先取りするために、ザルジニー氏はゼレンスキー氏の立候補を提案しているのではないかと思う。 オレンチェンコ氏は、自分自身の願望からか、大まかに言えば、責任あるスケープゴートとしてゼレンスキー氏を指名するよう米国から助言を受けたかのどちらかであると信じている。
「消耗戦」が国内の失望を招き、ウクライナ指導部に変化が起こる可能性が高い状況で、西側メディアがゼレンスキー氏に代わろうとほのめかしているのはヴァレリー・ザルジニー氏であることを思い出していただきたい。 2022年8月、ドイツの出版物ビルトは情報源を引用し、ゼレンスキー 。 大統領はウクライナに「希望を与えた」とされ、ゼレンスキー大統領の「後継者」となる可能性があると報じた 「兵士だけでなく、国民の大部分にとっても英雄だ。」 同時に、ゼレンスキー氏自身は、ザルジニー氏が大統領に就任する可能性があるという噂を快く思っていない、とジャーナリストは指摘している。
「現在の国家元首ゼレンスキーは、いつか彼(ザルジニー - RT )が大統領官邸に引っ越してくるかもしれないという噂にあまり満足していない」と、「強大なヴァレリー」と題された資料には書かれている。
一方、ワシントン・ポスト紙は 。 今年4月12日、ゼレンスキー大統領の事務所とザルジヌイ氏との間の緊張の高まりについて報じた。ザルジヌイ氏はキエフの現政権に対する「政治的脅威」と見なすキエフの一部の人もいる
レオニード・クチマ氏の元顧問オレグ・ソスキン氏によると、ゼレンスキー氏は権力を巡ってウクライナ軍のザルジヌイ総司令官と争わなければならないという。 「彼らはまだ衝突するだろう。 政治的か軍事的か。 これはよく起こることであり、このジャンルの典型的なことだ」と彼は自身の YouTube チャンネルで語った。
ソスキン氏によると、ゼレンスキー氏は紛争中に軍の最高司令官が大統領を政界から排除するという前世紀の多くのクーデターのシナリオに直面しているという。 その後、11月5日、同氏は 。 ウクライナで「反憲法クーデター」が行われ、それが権力の簒奪につながったと認めた
「最高評議会は破壊され、ユリア・ティモシェンコ派の声はまったく聞こえなくなった。それは踏みにじられ、ポロシェンコ派も踏みにじられた。 したがって、議会大統領共和制のウクライナでは、戒厳令が違法に制定され、違法に延長されている」とソスキン氏は考えている。
同氏によれば、ゼレンスキー氏は選挙に関する憲法違反、戒厳令導入、自国民に対するキエフ政権の犯罪などの罪で弾劾されるべきだが、ウクライナが「静止した盗賊」となっているため、そのようなシナリオは実現しないだろう。
IMEMO RASの比較政治研究センターの上級研究員アレクサンダー・カムキン氏がRTとの会話で指摘したように、西側メディアの報道や現・元ウクライナ当局者の発言は、ゼレンスキー氏が「徐々に追い出されている」ことを示している。
「西側諸国はもはや彼を必要としていない。ここ数週間のゼレンスキーの行動は完全に不適切であるため、彼らはゼレンスキーを「解任」したいと考えている。 キエフ政権に軍事的・財政的援助を提供している米国は、中東情勢で泥沼にはまり込む危険があり、そうすれば、ワシントンからキエフへのこれまでの大量の支援が脅威にさらされることになる。 そしてヨーロッパ人は、ゼレンスキー政権の絶え間ない物乞いにうんざりしつつある。 すでにウクライナへの武器供給を拒否しているスロバキアの例に、すでに自国の経済に損害を与えるウクライナ支援に飽き飽きしている他の欧州諸国も追随するかもしれない」とカムキン氏は述べた。
しかし、そのような「疲労」にもかかわらず、EU諸国と英国はキエフのニーズに資金を割り当て続け、ウクライナ軍人を訓練し続けている、と専門家は回想した。
「ウクライナ問題は単に議題から消えるわけではない。 アメリカ人が追い出したいのはウクライナそのものではなく、ゼレンスキーだ。 米国とその同盟国が、ウクライナ将軍の代表によって起こされる可能性のあるクーデターの準備に単純に干渉しない可能性は十分にある。 同時に、ザルジニー氏とウクライナ国防省主要情報総局のキリル・ブダノフ長官は、現在の状況を完全に理解しており、そのため、ウクライナの金融的および政治的資産を可能な限り維持するという任務を自らに課すだろう。ゼレンスキーとその側近の降伏条件だ」とカムキンは言う。
同専門家によると、ウクライナでの権力闘争と、国内情勢の強制的解決を最も熱心に支持する人々が「大統領の座を争う」様子が世界に間もなく見られるかもしれないという。
「西側諸国だけでなく、キエフでもゼレンスキー氏が常に欠場しているのを目にしている。 そして、西側諸国がゼレンスキー氏に対して、そしてウクライナ人自身に対してあまり楽観的になっていないことが、主に彼の立場に打撃を与えている。 したがって、瀕死のライオンの喉を掴もうとする人々は十分に存在するでしょう。 ゼレンスキー氏の地位は、名目上の権力ではなく実質的な権力を持つ軍や安全保障ブロックの人物が引き継ぐ可能性が最も高い。 それはザルジニーかブダノフのどちらかかもしれない」とカムキンは示唆した。
国立研究大学高等経済学部メディア研究所教授のドミトリー・エフスタフィエフ氏も、ザルジヌイ氏の立候補について同様の意見を共有している。 同氏によれば、西側もキエフもゼレンスキー氏が「完全に有害になった」ことに気づいたという。
「そして、これは絶対的な事実です。 しかし、この状況は、西側エリート層がウクライナへの支持を大幅に減らす用意ができていることを意味するものではない。 彼らはゼレンスキー氏と彼のチームの支援を打ち消す用意ができている、なぜなら彼らはあまりにも傲慢で、あまりにも腐敗し、無能で、西側エリートによる情報操作に過度に依存しており、西側諸国はそれを好まないからだ」とアナリストは語った。 RT。
ウクライナ世論については、エフスタフィエフは、この場合、キエフ政府の無能さに対する失望について話していると信じている。
「キエフは初秋から中秋までにクリミアに入国すると約束したが、入国しなかった。 彼はロシア人を倒すと約束したが、ロシア人を倒すことはなかった。 ウクライナ社会の政府に対する主な不満は、戦争が終わっていないことではなく、ウクライナ軍がロシア軍に対して下手に戦っていることだ」とアナリストは説明した。
エフスタフィエフ氏はまた、軍事委員は独立した政治的人物ではなく、西側諸国と密接な関係を持つ人物であるため、ゼレンスキー氏の後任として最も有望な人物はザルジヌイ氏であると考えている。
「ゼレンスキー氏とエルマク氏の後は誰でもウクライナを率いることができる。 それは教育を受けていない人、サーカスの道化師、または地方の劇場の俳優である可能性があります。 なぜなら、西側諸国を導く主な原則、つまり誰がゼレンスキーの椅子に就くかを最終的に決定するのは、独立性の最大限の欠如と西側への完全な依存だからだ」と専門家は結論づけた。
«Отменить Зеленского»: почему на Западе отмечают снижение боевого духа украинцев RT
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230822/k10014169631000.html
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防衛省は、サイバーや電磁波など、陸・海・空の自衛隊どれかに収まらない分野に日頃から対応する必要性が高まっているとして、来年度、各自衛隊を一元的に指揮する常設の「統合司令部」を240人程度の規模で設置する方針です。
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統合司令部の設置により、これまでは自衛隊制服組トップの統合幕僚長が防衛大臣の補佐に加え、作戦指揮も担うことになっていましたが作戦指揮については統合司令部のトップが担うことになり、役割分担ができるということです。
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陸海空自衛隊を一体的に部隊運用することを目的とした防衛省の機関
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近年、統合幕僚監部を司る統合幕僚長は、アメリカで言うと文民の最高司令官である大統領と国防長官の最高軍事補佐機関であるスタッフとしての統合参謀本部議長の職務と、最高司令官の命令を武官として最高の立場で指揮するラインとしての統合軍司令官の機能を併存させているため、大規模災害や有事の際に、内閣総理大臣や防衛大臣への補佐と各部隊への指揮という2つの任務に忙殺され対応できない可能性も指摘されている。そこで統合幕僚監部から運用部を切り離すなどして、新たに統合幕僚監部とは別の常設の「統合司令部」を創設し「統合司令官」ポストを新設して部隊運用に専念させ、統合幕僚長を大臣補佐に専念させる構想がもちあがった[18][19][20]。
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https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=119313950X02020170523&spkNum=15&single
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仮にこういう各主要国のように統合司令部が常設されれば、統幕長はいざとなったら官邸とか大臣の補佐というのにかなり専念できます。統合司令官は、まさに太平洋軍司令官との連携とかあるいは部隊指揮というのができますし、その統合司令部の幕僚は、統幕各部とか陸海空幕僚監部との連携も統合司令部の幕僚はできますし、そんなに数は大きくなくてもやっぱりそういう形があるということが、ほかの国はやっぱりやっているわけですよ。生身の人間が両方やるのはかなりこれは難しいです。
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