はてなキーワード: 小選挙区比例代表並立制とは
たしかに総裁選の行方を考える上で派閥は重要だ。ただ、派閥がどこまで重要かは注意すべき。
過去の例が参考になる。2001年4月、小泉純一郎は橋本龍太郎を破って総裁になった。橋本は最大派閥のリーダーで、政策通として知られ、首相経験者という申し分ないプロフィールだった。なぜ小泉が勝ったか。
それは、国民に人気のある小泉純一郎の方が好ましいと考えた大量の党員票で流れが変わったからだ。
この背景には、衆議院選挙で採用されている小選挙区比例代表並立制がある。特に小選挙区は政党本位の選挙になるから、党のリーダーが国民に人気か否かが選挙結果に直結する。派閥の力で自民党内に権力を轟かせても、党リーダーの国民人気がなければ選挙で勝てない制度だ。
派閥に縛られない党員票は純粋に国民に人気な(選挙で勝てる)総裁を選ぼうとするので、派閥の力学を動かすことがある。
国会議員票についても派閥の力は限定的になるだろう。今回は衆院選が総裁選後に行われることが決まっていて、今の自民党は当選3回(2012年の政権交代選挙で当選した組)以下の議員がすごく多い。
こういう若手は選挙基盤が盤石ではなかったりするので、選挙への不安感が大きい。となれば、国民に人気のある総裁を選ぶことが自らの議席死守に繋がると考える。派閥に従っていれば安泰という時代は終わった。
Twitterにもはてブにもいない「普通の市民」が共産党と連立を掲げてる候補者に投票する訳ないのよ。
この前の広島補選で勝利した宮口はるこは「立憲・国民民主・社民」の推薦を受けて当選した。ここに「共産」が入ってると勝てないのよ。だから推薦も応援演説も拒否するわけ。
長野補選で当選した羽田もそう。共産党の推薦がついてないでしょ?だから勝てた。
もうね、「共産」がついてると普通の市民は入れたくないわけよ。
立憲の中で共産党に親和的な議員(小川淳也とか)も、選挙出るときに「共産推薦」がついてると勝てないわけよ。
「連立組みます」って宣言するのはそれ以上に強い影響力がある。
京都市長で「大切な京都に共産党の市長はNO」って広告が出たのはそれだけ反共に効果があるから
「今の政権に不満があるし、今回は現職に入れるの辞めようかな」って層の受け皿にならない。
むしろ「共産党連立政権を阻止しないと」って気持ちが働いて自公に投票する。
今の選挙制度で立憲が票を伸ばすのは「共産党との連立を否定」+「共産党と選挙協力」しかない。
それが小選挙区比例代表並立制
とにかく共産党支持者は連立とか言うの辞めてほしい。めちゃくちゃ迷惑。
閣外も閣内もあり得ない。「与党外協力」でお願いしたい。
共産党内で連立の夢見るのは勝手だけど、それを公言されると立民の票が減るから。
共産党支持者が「とにかく自公政権を終わらせたい」なら、連立を口にせずに影で立憲のアシストをしてほしい。
連立組んだほうが良いとかいう立憲支持者は、Twitterのノイジーマイノリティに流されすぎ。
立憲民主、国民民主の主流には強い新自由主義緊縮派がいるから、そいつらに政権とらすとまた景気が墜落させられる。
MMTを踏まえたれいわ山本や国民民主で消費税減税研究会の馬淵あたりが主導権を握れば野党もいいだろう。だけど、前原とか野田あたりがなんかあったら偉そうに出てくるのじゃだめだ。
国民民主が割れる割れないとか言ってたけどさ、党を割るとか言ってたのは前原とかだろ?割って前原追い出せばよかったんだよ。そして前原のいない方の国民民主が立憲民主と合流すればよかった。
仮に前原が自民にいったとしても、それはそれで緊縮自民と反緊縮野党連合で対立軸が明確になっただろうにさ。そしたら次の選挙面白いことになってたと思うよ。
まあ、野党の新自由主義緊縮派を切れないことには野党はだめだわ。れいわが自力で野党首位、そして与党になる方がまだ経済がよく回ると思う。
小選挙区比例代表並立制で、流石に比例ではれいわは議席を伸ばすのは間違いないからな。どこまで伸びるかでもあるが。
今メディアで賑わっている森友問題の本質は「官邸主導」の行き過ぎだと個人的に考えていて、この官邸主導の仕組みが誕生した経緯をまとめてみた。今から30年ほど前の日本の政治は、霞が関の官僚と、官僚の利害を代弁する族議員たちの影響力が非常に強く、官邸や首相の力はそれほど大きくはなかったのだ。
1.1980年代後半のリクルート事件において、官僚と族議員、産業界の3者の癒着構造が批判された。
この事件の発覚によって、政官財の三者の癒着構造がメディアによって徹底的に批判された。このリクルート事件以前にも贈収賄事件は色々あったが、自民党の55年体制を批判するという意味において、国民的な議論が沸き起こった。この頃までの日本の政治は、官邸の影響力はそれほど強くは無く、中央省庁や族議員達の利害を調整する役割の方が重要であった。
2.1990年代前半に自民党が下野し、非自民の細川連立政権において政治改革が行われた
1993年、自民党の宮沢内閣は総選挙で大敗し、細川氏を中心とする連立政権が誕生し、自民党は野党に転落する。与党となった細川政権は、国民の期待の高かった政治改革を積極的に進める。具体的には、小選挙区比例代表並立制の制定、改正公職選挙法や改正政治資金規正法、政党助成法などの政治改革四法の制定など。これらの改革によって、党の幹事長職の影響力が強くなっていく。
3.1990年代後半、大蔵官僚による接待汚職事件問題などの官僚不信が頂点に達する。
1998年に明るみになった、大蔵官僚によるノーパンしゃぶしゃぶ事件を機に、世間による官僚不信が頂点に達した。1990年代後半から2000年代前半に掛けて、国民の官僚・公務員不信は続くことになる。これによって、官僚の影響力や権勢は著しく削ぎ落されることになった。
4.2000年代前半、小泉構造改革始まる。自民党内の派閥に一切属していない小泉総理の改革によって、自民党内の派閥の影響力が低下する。
2001年3月に小泉純一郎氏が総理大臣に就任し、小泉構造改革が始まる。国民の高い支持率を背景に、小泉総理は派閥の影響力を無視した改革を推し進め、国民から喝さいされる。
5.2005年の郵政解散において、派閥の影響力が選挙結果に左右されないことが明確になる。
2005年9月の郵政解散に伴う総選挙。当初は小泉総理は選挙に負けると、自民党内もメディアも野党も予想していたが、結果的には無党派層の国民を味方につけた小泉氏の圧勝に終わり、小泉劇場と称された。これによって、自民党内の派閥の影響力が更に低下する。
6.2009年、民主党政権が誕生。当時の小沢幹事長が、幹事長職に権限を集中させる手法を取ったことによって、党の影響力が低下する。
2009年9月、自民党に代わって民主党政権が誕生する。総理大臣となった鳩山由紀夫氏は「政策決定の内閣への一元化」を理念として、あらゆる権限を官邸・内閣に集中させる政策を取り始める。幹事長に就任した小沢一郎氏も、幹事長への権限集中を進める。最終的には、民主党政権の運営の失敗や、官僚の抵抗によって、民主党政権は3年半で崩壊する。
7.2012年には第2次安倍政権が誕生。民主党政権の残した官邸集中の仕組みを引き継ぎ、官邸によるトップダウンの政治が始まる。
2012年12月には、再び自民党が政権与党に復帰する。安倍総理は、民主党政権が作った官邸主導の仕組みを引き継いだ上で、約20年かけて完成した官邸主導の政治を始める。
これまでは、官僚主導で行われてきた幹部の人事権を内閣人事局に一元化し、官邸主導で審議官級以上、約600名の人事を決定することになった。これによって、霞が関の官僚たちは、官邸の意向を気にせざるをえなくなる仕組みが完成した。
俺の場合、
【埼玉5区】立憲民主党代表・枝野幸男の選挙区。複数のマスコミで、枝野リードが伝えられているが、一部メディアでは自民リードとなっている。枝野の場合、比例復活は確実だが、党首が小選挙区で落選してては、いくら党に勢いあっても、選挙後に野党のイニシアチブを握ることはできないだろう。ってなわけで、枝野が勝てるか、注目。
【千葉1区】自民と希望、どちらが勝つか自体に関心あるわけではない。維新の長谷川豊が何票取れるのか、維新は千葉・神奈川・山梨の南関東ブロックで比例議席を取ることができるのか、に注目。
【山口4区】安倍晋三総理大臣の選挙区。安倍勝利は変わらないが、加計問題を追及しているフリー記者の黒川が出馬しており、「安倍10万票阻止」を目標に選挙運動を展開。安倍の票自体は、拉致問題で名前が売れた2003年総選挙の14万票をピークに徐々に減らしており、2014年総選挙では10万829票。もし、10万票を切るようだと、小選挙区比例代表並立制になって初めて行われた1996年の総選挙以来となる。
言うほど自民党は近年の選挙の度に支持を減らしているのかどうか、衆議院選挙での得票数と得票率を見てみましょう。
第43回:小泉政権が誕生した選挙 44回:いわゆる郵政選挙 45回:民主党が勝った選挙 46回:第2次安倍政権が誕生した選挙 47回:この前の消費税選挙
第何回→ | 43回 | 44回 | 45回 | 46回 | 47回 |
---|---|---|---|---|---|
投票率 | 59.81 | 67.46 | 69.27 | 59.32 | 52.66 |
自民 | 2066 | 2589 | 1881 | 1662 | 1766 |
(得票率) | 34.96 | 38.18 | 26.73 | 27.62 | 37.63 |
公明 | 873 | 899 | 805 | 712 | 731 |
(得票率) | 14.78 | 13.25 | 11.45 | 11.83 | 13.71 |
民主 | 2210 | 2104 | 2984 | 963 | 978 |
(得票率) | 37.39 | 31.02 | 42.41 | 16.00 | 18.33 |
共産 | 459 | 492 | 494 | 369 | 606 |
(得票率) | 7.76 | 7.25 | 7.03 | 6.13 | 11.73 |
みんな | 0 | 0 | 301 | 525 | 0 |
(得票率) | 0 | 0 | 4.27 | 8.72 | 0 |
維新 | 0 | 0 | 0 | 1226 | 838 |
(得票率) | 0 | 0 | 0 | 20.38 | 15.72 |
というわけで、表を見て俺が思ったことは。
・公明党は流石に安定している。
・小泉政権が誕生したのは小選挙区比例代表並立制のおかげ(註:第43回衆院選で、小選挙区の得票は自民>民主)だが、むしろこの頃は「小選挙区は自民、比例は民主」という投票行動を取る中道層が多かったのではないか。
・郵政選挙以来、風の吹いた側が圧勝しているように見える。が、実は第46回衆院選で自民は圧倒的に勝っているわけではなくむしろ維新やみんなの分立に助けられた感が強い。
・第46回衆院選で維新やみんなに投票した人は、第47回選挙では約半数が継続して維新に投票し、100万人ほどが自民支持に流れ、民主支持にはほとんど流れず、700万人ほどが棄権した(結果投票率が下がった)
今回の民主党代表選だが、なんと3人も日本新党出身の政治家がいる。
90年代の「新党バブル」の頃に熊本県知事だった細川護煕によって立ち上げられた政党。当時は自民党・社会党などの既存政党に対する不信感が強く(今と変わらない)、選挙の度に勢力を拡大(まるでどこかの党みたいだ)。宮澤内閣の「嘘つき解散」により実施された第40回総選挙では35議席を獲得。武村正義の新党さきがけとともにキャスティングボートを握り、当初は分派により党制退潮した自民党と連立する予定だったが、細川が小沢一郎により総理大臣に担ぎ出され非自民非共産連立政権が誕生することとなる。
争点だった小選挙区比例代表並立制を実現させると、政権は目標を失い突如として「消費税を廃止し国民福祉税7%を導入」を連立与党の合意を得ないままぶち上げる。これにより連求心力を失い、更に細川の佐川急便からの借入金問題や、小沢一郎と武村正義の対立などもあり連立与党は分裂。263日で細川内閣は総辞職することとなる。
つまり政権ブン投げの元祖は、17年前の日本新党細川護煕首相が元祖というわけだ。
ご存知「政界渡り鳥」。所属政党の数では鳩山邦夫に及ばないものの、日本新党、新進党、自由党、保守党、自民党と「その時に調子がいい政党」を渡り歩き、細川護熙、小沢一郎、二階俊博、小泉純一郎、安倍晋三、中川秀直とその時の調子がいい権力者に取り入る。2009年の総選挙では幸福実現党/幸福の科学に選挙応援を依頼するも小選挙区落選。twitterでの発言がすごい。国会議員というよりもネット右翼のような発言。
名古屋市長。2009年に衆院議員を辞し名古屋市長選へ。住民税10%減税などをぶち上げるも、市議会と対立しさらには民主党とも対立するようになる。「市民に是非を問う」との理由で任期途中で市長を辞し、自らが先導した市議会リコール選挙に合わせて市長選に再び立候補し当選。その後リコールされた市議選にも自ら率いる「減税日本」から41名擁立し28名当選する。第一党はとれたものの過半数に届かず、自ら仕掛けた政局騒動により民主党とも対立している。更にほとんど政治経験のない「素人集団」の減税日本もまともな政党として機能していない状態である。「中京都構想」「減税」「議員定数削減・議員定数カット」「歳出改革」など派手に政策をアピールするが具体性はなく、市役所に丸投げ状態である。
元横浜市長。高秀秀信4選を阻止し市政の若返りをアピールし衆院議員を辞して市長選立候補。当初は箱物行政の転換、市立大学改革、住基ネットの任意参加など「改革派」のイメージで無難に市政を回していたが、2期目に「横浜開国博」を開くも入場者は伸び悩み巨額の負債をかかえて失敗、任期途中で市政を投げ出す形で辞任。市長辞任後は新党ブームにのり「日本創新党」を結成し参院選に立候補するも落選。近年は産経新聞への国防関連の寄稿など右旋回しつつ有る。また、高岡蒼甫の韓流にかんする発言に同調するなどしている。
元杉並区長。杉並区長時代は石原伸晃を支援する。2010年に中田宏と共に日本創新党を結成し参院選に出馬するも落選。区長時代からチャンネル桜に番組を持っており、維新政党・新風から推薦も受けている。
目立つ政治家だけ並べてみたが、この他にも荒井聡(キャミソール)、小沢鋭仁(中韓から電力輸入発言)、渡辺浩一郎(会派離脱騒動)など、とにかくひどい政治家ばかりだ。共通する特徴として
やはり、新党バブルに出てきたということでその程度なのだろう。そんな人達を総理大臣にしてはいけない。
枝野幸男という大物を忘れてたが、上に上げた面々と比べるとはるかにまともに見えるのは気のせいだろうか。
さきがけは…
うーん、鳩菅があんまりにも目立ちすぎて結構地味な印象。途中で新党日本から先に上げた前原・枝野・キャミソール荒井・電力輸入小沢が合流。
おー,そうなのか.とりあえずソース求む.
あと,中選挙区制と小選挙区比例代表並立制とで,
投票総数って変わらないのだろうか.
ちなみに下記は議席総数の推移.
選挙 | 内閣 | 議席総数 | 第一党 | 第二党 | 第三党 | 上位三党 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1983衆院 | 中曽根 | 511 | 250 | 112 | 58 | 自民,社会,公明 | |
1986衆院 | 中曽根 | 512 | 300 | 85 | 56 | 自民,社会,公明 | |
1990衆院 | 海部 | 512 | 275 | 136 | 45 | 自民,社会,公明 | |
1993衆院 | 宮沢 | 511 | 223 | 70 | 55 | 自民,社会,新進 | |
1996衆院 | 橋本 | 500 | 239 | 156 | 52 | 自民,新進,民主 | (こっから小選挙区制) |
2000衆院 | 森 | 480 | 233 | 127 | 31 | 自民,民主,公明 | |
2003衆院 | 小泉 | 480 | 237 | 177 | 33 | 自民,民主,公明 | |
2004参院 | 小泉 | 121 | 50 | 49 | 11 | 民主,自民,公明 | |
2005衆院 | 小泉 | 480 | 296 | 113 | 31 | 自民,民主,公明 | |
2007参院 | 安倍 | 121 | 60 | 37 | 9 | 民主,自民,公明 | |
2009衆院 | 麻生 | 480 | 308 | 119 | 21 | 民主,自民,公明 |