「仮の姿」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 仮の姿とは

2019-04-01

anond:20190401211056

この増田の言う、世を忍ぶ仮の姿というのの元ネタ

デーモン小暮のことです。

日本を影から牛耳っている奴ら

カズレーザーエロ絵師

世を忍ぶ仮の姿にも程があったな

あいつら結局何者なんだよ

2019-02-21

ワイITエンジニア、というのは世を偲ぶ仮の姿でその正体は派遣労働者

ITエンジニア35歳定年説などという俗説もあるが、

この仕事をしていると中年壮年層の派遣エンジニアなんてのもチラホラ見かける

すでに白髪も目立つ爺さんが若いプロパーにこき使われているのだ

彼らには共通する性質がある

言い訳身体に染み付いているのだ

作業の手を抜く言い訳ミスした時の言い訳、嫌な仕事を断る言い訳

とにかく口を開けば言い訳ばかりである

それを責めたいわけではない

下手すりゃ自分の孫ぐらいの年齢の若造に、あれやこれや指示されて、

ミスったら言いたい放題言われ続けてきたのだろう

そりゃプライドも傷つく

きっと自己防衛続きの人生が、彼の言い訳癖を作ったのだ

うちの親父もそうだった

親父は万年社員で一度も出世しないまま職業人生を終えた

話を聞いていても、普段の振る舞いを見ていても、仕事はできなさそうだった

そもそも家でもロクに仕事の話などしなかった

何となく会社に行って、夜帰って来れば生きていられる。ぐらいの意識だったのだろう。

若い頃はそんな親父が嫌だな、かっこ悪いなと思っていたが、

今はもうそういう気持ちもない

親父は親父なりに一生懸命やったのだろう

鶏口となるも牛後となるなかれという諺があるが、

それはきっとこういう事を言ってるのだろう

人間、小さい集団でも自分で考えて動ける人生を送った方がいい

ずっと人に指図をされる人生人間を卑屈にする

やかん金も貰えるし、今の安穏とした生活も悪くないしと踏ん切りがつかなかったが、そろそろ転職しようと思った

2018-12-19

anond:20181219232354

同じく。ロングスリーパーといっても良いほど睡眠必要としている。

また、眠ること自体が好きだ多分。

でもときどきショートスリーパーの人がうらやましい。

日々会社になんとか辿り着いてはいるけれど。

人生でしばらくなにもしていない時期があったこともあり、今の自分仮の姿のような気がすることがある。

毎日毎日同じ方向の電車に乗り、同じ場所に、同じ時間に通うこと、奇跡みたいだ。

どうしてそのうち一度でも反対向きの電車に乗らないで済んだのだろう。

自分をほめたいし、あなたもほめたい。

2018-10-04

キズナアイデーモン閣下追記あり

性的云々は置いといて「TPOにそぐわない」という意見にずっともやもやしてたんだけど、NHK(その他メディア)におけるキズナアイ立ち位置ってデーモン閣下だと考えれば結構しっくりくる人が多いんじゃないかな。

閣下悪魔人間ではない)

キズナアイインテリジェントなスーパーAI人間ではない)(さほどインテリジェントではない)

閣下人間界においてフォーマルとは見做されない衣装を纏っている

キズナアイ人間界においてフォーマルとは見做されない衣装を纏っている

閣下:その衣装を纏った上でNHKコンテンツに出演している

キズナアイ:その衣装を纏った上でNHKコンテンツに出演している

閣下10万55歳

キズナアイ:2歳

でも閣下TPOが…と言う人は殆どいない。それはもちろん偉大なる閣下人徳のなせるところでもあるが、要は人々が「世を忍ぶ仮の姿」という文脈を受け入れているからなんだろう。

いつになるかは分からないけど、キズナアイも同様の文脈が受け入れられた時に「そういうタレント」として認められるんであって、今はその過程なんだろうなと思う。

からその文脈を持たない人が予備知識なしに見てびっくりするのは理解できる。ただそこで一気に論理飛躍してしまたか炎上してしまったんだと解釈している。

本来であれば文脈の保持者・非保持者の間を仲立ちする言説が必要だったのかもしれないが、今のインターネットは断絶が深まりすぎてそれも難しいんだろうなと半ば諦めている。

で、それはそれとして、衣装意匠のものTPOにそぐわないのだ、という意見もあるだろう。

ノースリーブホットパンツという組み合わせ自体は確かに軽装だが、件のコンテンツあくまノーベル賞のゆるい解説がコンセプトであって、授賞式に出るわけでもないし個人的には許容範囲かなと思う。女性タレント衣装としてもよくある組み合わせではないだろうか。それらもひっくるめて問題視するのであれば理解できる。

ただ、二次元から3Dモデルから駄目だというのであれば、未知のものに対する感情が許容度を狭めている可能性も考慮してほしいなと思う。

あ、「閣下好角家としての知見が評価されて起用されている」的なのは勘弁な。

専門知識の有無はタレントに求められる資格ではないと思うし、何より閣下自身が事あるごとに角界へのコメントを求められることをあまり快く思っておられないようなので…。

追記

閣下相撲専門家として実力と実績=大義があるので。身もふたもない大義の有無は割と大事だと思うなぁ。あと別のブコメにも記したが、あの格好リアルならかなり露出度高い方だよ…麻痺してるんじゃね? 』

大義というと大袈裟だと思うが、起用に見合った価値提供するのがタレント仕事なので前半部分は同意

ただ、キズナアイ地上波露出が始まったばかりの新人タレントだと私は解釈しているので、閣下が長年積み上げてこられた光輝燦然たる実績と比較してキズナアイ起用の是非を語るのは公平ではないと思う。

キズナアイキャリアはまだまだこれから。今後視聴者独自価値提供できるようになるといいね

後半部分、個々人の主観によるとしか言いようがない。アニメ表現親和性があるかどうかでも見解が変わり得るだろう。

ただ一点、「麻痺」という表現はいただけない。あなた個人意見を以て、他者認知能力問題があるかのような表現を使うことを私は許容しない。

もちろん、キズナアイ批判に対する下品なまぜっかえしも私は許容しない。

あなたあなた個人として堂々と「露出度が高く、不適切である」と主張すればよい。(これは私の解釈なのであなたの主張とずれがあったらすまない)

個人としては「露出度は高いが、他タレントと比すると突出して高いとまでは言えず、メディア出演を制限されるほどのものではない」と考えている。

_

>「閣下好角家としての知見が評価されて起用されている」的なのは勘弁な。←これずるくない?閣下評価されNHKに出演できてる部分ってまさにここじゃん。ただのイロモノタレント枠で語るのは片手落ちだよ。 』

→確かにこのスタンスデーモン閣下について語るのは片手落ちだが、私は今「新人タレントキズナアイ」の話をしている。

これの意図は「専門的知識の有無はタレント評価必須ではないということ」を強調するためにあった。

なぜなら、「キズナアイ解説役で起用すればよかった」という意見散見された際、キズナアイのようなタレントメディア出演において何らかの専門的知識というハードルを課されるべきではないと考えたからだ。

先程も述べた通り、起用に見合った価値提供できればそれは知識でもルックスでもトークでもいいわけだ。

それはキズナアイ自身がこれからブラッシュアップして提供していくものであって、

ミュージシャンでありながらベテランタレントでもあらせられる閣下の偉大な実績を持ち出して新人の間口を狭めないでくれというだけの話でさほど深い意味はない。

_

増田閣下に対する気の使い方はなんだwww

→私は閣下を心から敬愛しておりますので、当然のことでございます

2018-09-24

クローン人間

クローン人間である公言したミュージシャンが居るらしい。私は海外音楽事情には疎い。

カナダ工場から逃げ出してきたらしい。この発言の真偽は近いうちに明らかになるだろう。

個人としては世を忍ぶ仮の姿音楽活動を続ける10万57歳ぐらいの閣下のような話であってほしいと思う。

2018-09-01

アバターあくま仮の姿で本当の姿が別にあること

流行りのVチューバーや、VRchatで別の姿になることに妙な寒々しさを感じるのは、

自分がそこに没入できるほど若くないからなんだろうか

キャラ設定がありどんなに可愛いVチューバー

"~という体のキャラをやっている人"として見てしま

ぼくは若者の流れについていけないおじさんということなんだろうな

楽しそうだな、と思いつつ外から見てるくらいが丁度いい距離なんだと思った夏の終わり

2018-03-17

アホしかおらん問題

デーモン小暮が世を忍ぶ仮の姿だったら、彼の世を忍ぶ仮の戸籍を全公開しても何のプライバシー侵害にも当たりはしないのだ。

2017-11-12

幻想芸術集団Les Miroirs公演『アルラウネの滴り -改訂版-』

ダス! イスト! デア! トロプフェン! デス! アルラウネ!

アイネ! クライネ! ナハト! フランケンシュタイン

イッヒ! リーベ! ナツィオナル! ソシアリスティッシェあわわわわわ! この辺で。

.

“幻想芸術集団 Les Miroirs(レ・ミロワール)” という豪快な源氏名を名乗っているが、つまりは都内の小劇団だ。

んーむ、どういうことなんだろ、また芝居を観に来てしまった。

これまでの人生で演劇なんて片手の指にあまるくらいしか行ったことないのに。

ひょんなことから、とある小劇団の芝居に行ったのが先月。

劇場でダバっと大量のフライヤー(チラシ)を渡されるので、眺めているうちに妙に気になって今回はこの劇団の演目『アルラウネの滴り -改訂版-』を観に行ってきた。

.

観劇後の印象がなかなか良くて、それで妙に語りたくなったので記録の意味でレビューを残しておくことにする。

当方、舞台観劇はズブの素人なので、マニアから見たら噴飯モノの印象がバンバン飛び出すことと思われるが、そこはヌルく見逃してほしい。

あと、上演も終わっていることだし、ネタバレ上等で書くので、そこは4649!

それでは、行ってみよー!

.

■全体として

先入観が無かったといえばウソになるわけで。

幻想芸術集団という大迎なプレフィックス

おフランス語の劇団名でミロワール(鏡たち)というのは、つまりキャスト達のことだろう。

豪奢な近世ヨーロッパ風衣装。

小洒落たサロンで撮った宣材写真

キレイどころの若い女性を中心に固めたキャスト

中央には男装の麗人

「これはきっと、『ベルばら』風にお嬢様たちがキラッキラにやりたいことだけをやりたおした豪華絢爛、欧州絵巻だろうな」と。

それで、「どれ、どれだけ背中とオシリが痒くなるか、いっちょ見てやろう」くらいの気持ちで足を運んだのだが。

.

これが。

開始10分で背筋を伸ばして、

脳を総動員して、

つまりは本気でストーリーを追いかけることになった。

.

近世ドイツを舞台にしたバリバリに骨太なサスペンススリラーになってる。

そりゃそうだよな。

単なるキラキラ少女漫画ワールドだけで、旗揚げから10年以上も劇団が存続できるワケないもんな。

幻想的な要素は “アルラウネ(マンドラゴラ)の美女を集めた娼館” というキー・ガジェット一点のみ。

あとは細部まできっちりと整合したダークなクライムストーリーで。

(このへん、『スリーピー・ホロウ』(ティム・バートン)に通じるものがあるな。

 あれも超現実はデュラハン首無し騎士)の一点だけで、あとはストレートな推理モノだった)

.

そして、今さらながら。

自分がなんで演劇を面白いと感じるか、分かった。

ミニチュアジオラマを見ているのと同じだ。

右から左から、見ても見ても、どこまで見ても情報量が尽きることがない。

これはフレームで切り取られた映画にはない楽しみであって。

.

この舞台にしても。

ブリンケン伯爵が実に俗物らしくロゼマリー嬢を相手に大笑しているときに、うしろでフローラ嫌悪感をまる出しにしていたり。

カスパルが客前で気取った口上を並べているときに、後ろでオリヴィアペトラクスクス笑っていたり。

ふとカスパルが来歴をほのめかすときに、バックでアルマアラベスクをキメていたり。

.

どこに視線を固定しても、漏れる情報がある。

これが脳にすごい負担がかかる。

決して不快ではない負担が。

これが自分的な芝居の楽しみだと、劇場を出るときに気がついた。

.

作劇について、もうちょっと書くと。

衣装がキラッキラなのは舞台が娼家だからであって、ここを誤解していた。

実際の登場人物はというと、全員が第三身分。

(脇役の伯爵、伯爵夫人、王様の3人をのぞく

それも、ドラマにしやすい貧民でもなければブルジョアでもなく、中間層知識人というのがニクい。

.

そしてデカダンス

スパイス程度の頽廃なんてもんじゃない。超頽廃。超デカダンス

なにせ純愛がまったく出てこない。

娼館。

仮面夫婦

父を求めて得られなかった少年は長じて若いツバメ(愛人)となる。

例外はアルマカスパル気持ちが通じるところ、それにヘタレ青年が主人公に想いを寄せるところだが、どちらも一方通行に近い。

.

さらに設定考証がすげぇ。

神聖ローマ帝国時代のバイエルンの片隅にある架空の歓楽街、というか売春窟を中心に時代と風俗をガチガチに作り込んである。

おそらく、俺の気が付かないところもガチガチだろう。

唯一、気になったのは

「あれ、ドイツ語圏ならネーデルランドじゃなくてニーダーランドじゃね?」

ってところくらいで、これも観客のアタマへの入りやすさを選択した結果だろう。

.

うん。正直に言うと、作り込みすぎじゃね? っていうところもあった。

具体的に言うと、ダイアログが文語中心で、若干だけど苦しい。

当方、語彙力にはそこそこ自信があるオッサンだが、それでも、

「じい(侍医)」とか、

「せんていこう(選帝侯)」とか、

会話をトレースして理解するのにアタマを総動員する必要があった。

かと言ってなぁ。

そこを「侍医」→「お付きの医者」とか、「選帝侯」→「偉大なる領主さま」とか言いかえるとテイストがどんどんボヤけるしなぁ。

時代のフレーバーとして、いたしかたなしか。

.

ほかにも上に書いた「若いツバメ」とか、娼館ではロウソクがタイムチャージに使われていたりとか。

ともかく文学的で含みのある表現を多用していて、ターゲット年齢が高いか、あるいはマニアックな層か、ともあれコレくらいのレベル普通なのかな?

.

あと、要求水準の高い批判をすると。

階級社会不条理に対する怒り” というのを冒頭に打ち出した割には、通底するというほど通底していない。

21世紀の今から見て付け足した感じ。

フレーム全体の仇役としてエーヴェルス先生を立てて、カール殿下の誅殺を5分のエピローグとしてサラっと流したので余計にそんな感じがする。

.

もう1つ細かいことを言うと、カスパルとエーヴェルス先生がクライマックスに対峙するまでハチあわせしないのは、苦しくないか?

それを言うのはヤボというものか。

.

ま、ともかく。

全体として、チケット代以上に大いに楽しみ、没入し、満足した。

見て損はなかった。

ほかの演目については保証しかねるけど、再演のときには是非とも足を運んでみてください。(繰り返すけど、俺は関係者じゃないよ)

.

以下は、キャストと演出について

※普段は「役者は顔じゃない」というのがポリシーなんだけど、ここまでビジュアルにこだわった劇団と演目に対しては、しゃーない、キャストビジュアルについても言及させてもらいます。あしからずぅ。

.

■男優3人

劇団と演目を全体として俯瞰すれば。

耽美で退廃的なテイスト

きらびやかな衣装と意匠。

おそらく女性中心の運営で女性中心の企画立案で女性中心のキャスティングをしている集団だと推察するけど。

.

自分にウソはつけない。正直に言う。

観劇後の印象は男優三人組が大部分かっさらって行った。

全員が客演。

おそらく、3人が3人とも、キャスティング担当者が選びに選んで一本釣りで連れてきたのだろう、と、思う。

.

 エーヴェルス先生の狂気、

 フランツの怯懦と勇気、

 ブリンケン伯爵の俗物さ。

.

多分それは、つまりこういうことだろう。

女性陣、主人公2トップをふくめ、大部分のキャラクターは何らかの葛藤や二面性を抱えていて、心理に微妙な綾があるのに対して、男性陣3人は完全にバイプレイヤーとしてストーリーの進行装置以上のキャラクターが割り振られていない。

あとはそれを渾身のパワーで演じれば良いだけで、結果としてものすごい強烈でシンプルな印象をこっちに叩きつけてくることになる。

これが観劇初心者の俺みたいな人種にはビンビン来るのよ。

ある意味三者三様にヨゴレで良い役をもらってるとも言えるわけで。

こればっかりは、しょうがない。

こういう観客もいるということで、ひとつ

.

■高山タツヤ(エーヴェルス先生)

いやしかし、悪役ってオイシイよな。

自分的には今回の演目でこの人がNo.1。

最初はシャーロック・ホームズ的な近代合理精神の尖兵として事件に切り込んでいくのかと思いきや。

途中からどんどんマッドサイエンティストの素顔が出てきて、終盤すべての黒幕という正体が明らかになって、最後はムスカ大佐みたいに天誅がくだる。

宣伝スチルでは “生に倦み疲れた貴族” みたいな立ち位置かなーと思っていたら、もっとパワフルだった。

理性的で狂人、策謀家で紳士、もうテンコ盛り。

唯一の難としては、演技とキャラクター作りが設定より若干、若く感じた。

そのせいでカスパルとの対比が弱い。

しかし、それにしても、実験体のときにカスパル13歳、エーヴェルス24歳。

最後に対峙した時点でカスパル31歳、エーヴェルス42歳か。

これまた描写の難しい年齢差を持ってきたな、とは思う。

.

■谷英樹(フランツ

普段は剣戟主体のアクション俳優さんらしい。もったいない(と言ったら失礼か)。

ねぇねぇ、性格俳優やりましょーよ。

できますって絶対。実際できてたし。

高い鼻筋、シュッとした輪郭ともあいまってヨーロッパダメダメ青年を完全に演じきっていた。

迷い、失敗し、バカにされ、それでもフローラへの思い一徹。

というか、この劇中、唯一の未熟者役で、これは配役としてよいポジション

.

■杉山洋介(ブリンケン伯爵)

たぶん、この人はただの色ボケ爺ぃじゃないよ。

宮廷の権謀術数

複雑な典礼プロトコルの知悉、

家門の切り盛り。

そういったシンドイ大事や雑事を乗り越えて、やっとこさトレッフェン通りで馴染みの嬢を片手に思いっきりハジけているところに腹上死。

涙を禁じえません。

そういう想像が働くところが、杉山氏のキャラクター作りのなせる技かと。

いや、たんなる家門だよりのアーパー伯爵っていう設定かもしれないけどさ。

ともかく、そんな感じがした。

.

■武川美聡(オリヴィア)・小川麻里奈(ペトラ

ストーリーも半ばを過ぎたところで、ハタと気がついた。

カスパルフローラが客から評価をもぎとってくるフォワードだとしたら、オリヴィアペトラ役のこの2人が失点を防ぐディフェンダーなのね」

アルラウネだけじゃない、葬儀の席のゴシップ婦人、伯爵家の侍女と、早着替えをしながら、縦横無尽に八面六臂。

よほどの高能力者じゃないと、こうはいかない。

逆に言えば。

ストーリースケールに比してジャスト10人という少数精鋭のセッションで。

もしもこの2人が「私たちモブよ、モブよ、モブなのよ~」と手を抜いたり段取りが悪かったりしたら?

それこそ目も当てられないほど悲惨なことになるのは想像できる。

.

この芝居を観た人がいたら聞きたいのだが。

ストーリー展開のつなぎが悪かったところがあったか?

会話のリズムと展開がギクシャクしたところがあったか?

状況の説明が足りないと感じたところがあったか?

少なくとも、俺にとっては無かった。

これ全部、彼女たちの仕事であって。

.

こうも言える。

「観客を40人と仮定して、80個の目玉とその批評眼の猛攻を、2時間近くの上演中、ゼロ失点でしのぎきった」と。

しかも、それだけじゃない。

「それじゃ、ここはカスパルを見ていよう」と視線を切ったままにしておくと、いつの間にか “弱気なオリヴィア” と “地味に辛辣なペトラ” がシャドーストライカーとしてヌッっと認知の前景に割り込んでくるから油断がならない。

専属キャストスポットを浴びて歌い踊る後ろで、 “舞台成立請負人” として劇団を渡り歩くって、ックーッ! シビれるっすねぇ(想像のしすぎか)。

特にオリヴィア役の武川さんはホームチーム無しのフリーランサー

次にどこで会えるかもわからないという、この西部劇カウボーイ感。

.

■マリコ(伯爵夫人クロリス)

政略結婚で異国に嫁ぎ、政治のあおりで幽閉状態。

夫に先立たれ、あとは家門を守る化石となりつつある中、若いツバメとともにふと訪れた春。

でも心の底では彼が自分を利用しているだけと気がついていて、寂しさがつのる人生の晩秋。

っていうメロドラマ的挿入話を、たった1人でゴリゴリ成立させてしまった。

オフショットを見たら、周囲に負けず劣らずの美人さんなのに、哀切よろめき婦人にサクッと変身するあたり、地味にスゴいよ、この人。

.

■中村ナツ子(ロゼマリー)

加東大介(『用心棒』)といい、中村梅雀(『八代将軍吉宗』)といい、馬鹿キャラってオイシイよな。

と、思いつつ、可愛い子チャンで馬鹿キャラってのは失敗例が山ほどあるワケで。

美人馬鹿キャラ、厳密に言うと “短慮と衝動、それに浅知恵で状況を悪化させるキャラ” っていうのは、全世界のホラーパニック映画ファンが怒りまくってることからも分かるとおり劇薬であって、書くのも演るのも本当に難しくて大変で。

フィクションで最近の成功例だと、『デスノート』の弥海砂とか。自分の中では『ウォーターシップダウンのうさぎたち』のネルシルタとか)

その中でも彼女ロゼマリーの配役と演技は大成功と言っていい。

シナリオ、人物造形、演技の巧みさ、3つが合体して、ストーリーを停滞どころかグイグイ展開させる存在として実に効いている。

アルラウネたちが、それぞれどこか華美な中にもダークさを感じさせる装いの中、ひとり明るい髪色でキャるるンッとしたバービー人形のような出で立ちも良い。

彼女を舞台で見るのは実はこれが初めてではなくて、かなりの美形なことは知っていたけど、作りようによっては、なんというか、 “こういう美人” にもなるのか、と今さら驚く。

(彼女の第一印象については、

https://anond.hatelabo.jp/20170925212923

 の中村ナツ子の項を参照のこと)

というあたりで。

最後に。

あー、業務連絡、業務連絡。中村さん、編集者やってみる気はありませんか? 原稿ライティングができてAdobe製品が使える最強のマルチ編集者になれますよ。その気になったら、いつでも当方に声をかけてください。

.

■麻生ウラ(アルマ

うー、うーうーうー。モゴモゴ、わかった、言う。

えー、強烈な声優声なのは、演出上の要請か、それともそれ以外の発声メソッドを持っていないのか。前者だと信じたい。

さて。

最古参のアルラウネ、そしてカスパルの右腕として気持ちを交わし、動き、嘆き、そして踊る。

ちょうどキャプテン・ハーロックにおけるミーメみたいな立ち位置

ただし彼女の場合は愛と忠誠心一方通行気味なのが哀しい。

キレイどころ揃いのキャストの中でもアタマ1つ抜けているビジュアルダンスを買われての登板か。

(「ビジュアル充実で演技とダンスが良いなら文句ねーだろ」という方は、この項の2行目を参照のこと)

休眠状態の彼女のポーズを見て、開場のときに舞台においてあったオブジェの意味がやっとわかった。

それにしても。

アイライン抜きでもアニメキャラ級の大きなお眼々。

とんでもなく整ったマスク

スレンダーで柔軟な身体は恐ろしく妖艶に動く。

世を忍ぶ仮の姿バンドヴォーカル兼ヨガ・インストラクターとのこと。

ドュフフフフ、オジサンに勤務先教えてくれないかなぁ。

(この6行、後でカット)

.

■乃々雅ゆう(フローラ

アイライナー(と、おそらくカラコン)を差し引いても深い情熱的な眼、意志の強そうな頬からおとがいライン

なんというか、豪華欧州絵巻を演るために生まれてきたような。

実際、ブルボン王朝の末席にいて、ベラスケスが肖像を描いてそうだ。

(なぜブルボン王朝(スペイン)かというと、黒髪だから)

その意味では、この劇団の申し子みたいな雰囲気。

立ち上げからのメンバーかと思った。

そのくらいピッタリの所属先を見つけたと言えるんじゃなかろうか。

宣材写真を見たときはもっと毒のある雰囲気で、「ふむ、このヒトが超々々毒婦をやったら面白そうだ」と思って劇場に行ったんだけど。

なんというか、キャラクターもご本人も想像より瑞々しい感じの人だった。

“運命と戦うヒロイン” という、もう本人の雰囲気そのままの役回りを手堅く好演。

娼館の女主人のときはもっと毒々しくても良かった気がする。

.

■朝霞ルイ(カスパル

どんなに声のトーンを落としても客席まで声が届いていたのは彼女だけだった。

ベテランの風格。

打ち棄てられた実験体児がどこでどうやって成長すれば、こんな艶やかでピカレスクトリックスターに育つのか、そこを見てみたかった気もするが、そこを書いたらタダでさえ2時間ちかくある上演時間がさらに伸びるので、いたしかたなし。

この俳優さん、眉頭にいい感じに険が出ていて、男装の麗人からリアル美丈夫への過渡期にある感じがする。

男役としては、これからが一番いい時期なんじゃなかろうか。

ダークヒーローカスパルを好演。

カスパルがどんな人物かというと。

ん。

待てよ……整理すると!

.

1)娼館の影のNo.1として女主人をウラからあやつり、朗々と艶やかな口上を述べるトリックスターで、

2)火災その他のカタストロフから巧みにサバイバルし、言葉巧みに未亡人の情夫におさまる冷徹ピカレスクで、

3)非人道的な実験の結果として対アルラウネ耐性を有する厨二病キャラで、

4)それでいて不幸な幼少期から、どこかはりつめた脆さを感じさせ、

 (それは例えて言うならば、ラインハルト・V・ローエングラム的な)

5)そして、こころ疲れた時には情を交わす女アルマが影に寄り添い。

.

なんてこったい! 男装女子の演りたいこと、全部入りじゃねーか!

どうなってるんだ朝霞さん! アナタの配役が一番オイシイよ!

旗揚げメンバー特権か!?

観劇前はフローラカスパルが互いのカウンターパートをつとめるセッティングかと思ったら、終わってみれば伯爵から先生からアルラウネ達からフローラから、もうもう全員が彼との関係性を軸に話が展開するという、まさにザ・主人公・オブ・ザ・主人公

しかし考えてみれば、そのぶん舞台上でも舞台裏でも負荷は並大抵では無かったはずで、本当にご苦労さまでした。

良かったっす。

.

■a-m.Lully

あの役がオイシイ、この役がオイシイ、と書いていて気が付いたが、

全者全様にオイシイ役ばかり。

調べたら当然のごとく、当て書き脚本だった。

この辺が座付き作家、というか作家が率いる劇団の最っ高のアドバンテージだよなぁ。

と、同時に。

「このストーリー、映像化してもイケるんじゃね?

 というか、ヨーロッパあたりに売り込んでもいいんじゃね?」

と思ったのだが。

脚本、キャスト、演出のケミストリー化学反応)による名演と脚本単体のポテンシャルの見分けがつくほど、俺は観劇に強いわけではないので、この印象は保留しておく。

.

大道具・セット

背景と大道具がすごい。なんてったって “何もない” んだから。

物理的に必要な長椅子が脇においてあるだけ。

これ、大英断だと思う。

.

メインの舞台となるのは近世ヨーロッパの娼館で。

自分がイメージできるのは『ジェヴォーダンの獣』(クリストフ・ガンズ)くらいだけど、あれを雰囲気だけでも匂わせるには1千万円あっても足りない。

その後の場面展開を考えたら、そこはバッサリ切り落として、そのかわり衣装と装飾品にガッツリリソース(金と時間と手間)をかける。

キャストこそが情景の担い手という戦略。これ大正解

少なくとも自分はそう思った。

.

で、板の上には何もない代わりに、ステージ背面全体を三分割して並んだ3つのセル(部屋)。

ライティング次第で中のキャストを浮かび上がらせて、複数のストーリーラインを同時に進行できる空間なんだけど、これが実に効いてる。

回想、視点の移動、娼館の部屋それぞれ。もう大活躍。

.

白眉はエーヴェルス先生が娼館に潜入するシーン。

ライティングを目まぐるしく切り替えて、それこそ『ミッションインポッシブル』か『オーシャンズ11』かっていう高速カットバックを実現している。

(いや実際、照明さんは胃に穴が空いたんじゃなかろうか?)

実を言うとアタマのスミでは「それをやりたいなら映画でやったら?」と思わないでも無かったけど、映像作品と舞台の良いとこ取りをした意図は買うし、実際、効果的だった。

.

と、同時に。

こうも思った。

「ああ、そういうことか。エイゼンシュテイン以降の変革は舞台にも及んで、自分はいま変革後の作品を見てるのね」と。

MTV以降、ライブコンサートに巨大モニターが導入されて各種フレーミングが可能になったように、舞台も律儀に単一フレーム(場の一致)なんて守ってる場合じゃないよね。

.

■最後に、気がついたこと、気になったことをまとめて

・会場の音響が悪すぎ!

 卓かアンプが、どこかでバチバチに歪んでる。

 せっかく古典派の交響曲ストイックなまでにかためた選曲が台無し。

 客席横では四六時中、空調がプシュープシュー鳴ってるし。

.

キャパ、狭すぎ!

 ねえねえ、次はもっと大きい小屋でやりましょーよ。

 大丈夫。大丈夫だって

 連日満員でエクストラシート用意するくらいなんだから。

 ぜったい大丈夫だって!(←無責任

.

・ハッキリとした開演ベルが欲しかったところ。

 カスパルがおもむろに登場してアルラウネのオブジェを撤去して暗転ってのは、演出としてどうかと思った

.

プログラムの誤植。

 コーヒー愛飲の習慣のところ、 “嫌遠” は “嫌厭” の間違い。 

.

・余談だけど、今回の上演『改訂版』の前の上演回をみんな『祈念』と呼んでいる。

 理由を調べようと思ったけど、まーいーか。

.

キャスティングの軽重に関係なく、みんな多かれ少なかれセリフが飛んだり、噛んだりしていた。

 最終日の最終回、疲労のピーク。

 ステージハイっていったって、限度があるわね。

 その中でもディフェンダー2人(武川、小川)は、自分が見る限り

 挙動とセリフに一切のミスがなかったことを記録しておく。

.

.

……んー、こんな感じか。

.

ともかく、まとめとして言うならば。

幻想芸術集団レ・ミロワールの『アルラウネの滴り -改訂版-』良かったっす。

次もタイミングが合えば観に行こうと思いつつ、このテキストを終わる。

2017-09-28

「『君の名は。ハリウッド実写映画化」その内容は…

東宝が、米パラマウント・ピクチャーズとバッド・ロボットと共に実写化に向けて開発を進めていることを明かし、テレビシリーズLOST』や映画スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15年)などを手がけたJ.J.エイブラムス氏がプロデュースする。

 脚本は『メッセージ』で2017年アカデミー賞脚色賞ノミネートされたエリック・ハイセラー氏が担当。また、アニメ版映画プロデューサー川村元気氏が、実写版でもプロデューサーとして開発に参加し、日本配給は東宝担当する。


アフガニスタン派兵戦場に取り残されたハル黒人兵)は、焦土と化したタリバン制圧下の集落で偶然出会ったマチコ中国系アメリカ人ジャーナリスト)と生死をかけた脱出をともにする。

九死に一生米軍支配地域にたどり着いた2人だが、すぐに諜報機関によって別々に「保護」される。「半年後にゴールデンゲートブリッジのたもとで会おう!生きていたら!」と声をかけるのが精一杯だった。

除隊後、PTSDに苦しみ、生活苦に陥ったハルだが、唯一の心の支えはマチコとの約束

しかし、そのハルを追う謎の組織

一方のマチコは、ジャーナリストとは仮の姿、実はCIAエージェントとしていまはハルを追う立場にあった。

追う者と追われる者との息詰まる死闘。その中で揺れ動く男と女の心の動き。

果たしてハルマチコは再会できるのだろうか?

期待したい。

2017-09-05

なぜ鶴は美女仮装して恩返しをしたのか

亀は浦島太郎に助けてもらってすぐに竜宮城に連れて行った。

地蔵は、諸説あるうちの1つでは、七福神となって夫婦のもとに来た。恐らくこれは本来の姿。閻魔大王仮の姿という説は聞かないでおこう。

先に自身の羽と織機を使って反物を作ってから訪問すればいい。美女になってリスクを負ってまですることではない。

2017-07-06

増田の96%はおっさん

いまさらなにをアタリマエのことをと言われそうですけど、エビデンスが出たので一例報告までに。増田の96%はおっさんです。

かくいう自分[音楽]増田。しばらく前、ミニアルバム「きみは増田、ぼくも増田」を増田に発表した増田です。

増田に発表したとはいえ実際にはYouTube音源があるので、アクセスデータYouTube管理ページから見ることができます増田以外には情報は出していないので(誰かが一回Twitter拡散してくれたらしいことを除けば)アクセス元はまちがいなく増田です。ということは(クリックしたのが平均的な増田はいえないというバイアスがかかるとはいえ)、その統計増田実態を反映しているはず。

視聴者性別

視聴者の年齢 総再生時間 男性 女性

18~24 3.2% 92% 8.2%

25~34 32% 98% 2.1%

35~44 41% 96% 4.4%

45~54 14% 93% 7.2%

55~64 7.3% 99% 0.6%

65 歳以上 3.1% 88% 12%

総計 95.8% 4.2%

すなわち、総再生時間87%を25歳から54歳までが占め、その年齢層の95%以上が男性。つまり増田の大部分はおっさん属性

もちろんGoogle情報収集能力完璧ではなく、女子高生おっさんと誤認されているアカウントもあるでしょう。しかし、Googleが誤認するような行動パターンをとっているような女子高生など本質おっさんしかありません。人間本質を決めるのは、そのひとの生まれもったものでもなく、アイデンティティでもなく、Googleです。

ということで、結論は、増田の96%はおっさんです。

たまに見かける女増田は、この4%であるのか、あるいはおっさん仮の姿であるのか、そこには議論余地があると思いますしかし、増田おっさんであることはほぼ証明されていると思います。いじょ

2016-10-31

医学界をも侵食しつつあるいらすとや

俺ははてなー

はてなーだけでは食べていけないので日銭を稼ぐために世を忍ぶ仮の姿として医者をしている。

先日、年に一度の学会に行ってきた。土日二日間缶詰めになってお勉強してきた。

医者学会ってイメージ湧かないと思うけど、会場内のいくつかの部屋で同時進行的に発表が行われている。参加者プログラムを見て、自分が聞きたい発表を聞きに行く。発表内容は大きく分けて、自分治療した珍しい病気患者さんについて発表する「症例報告」と、その分野の最新の情報をまとめて話す「セミナー形式の2種類がある。症例報告は主に若手の医師がやる。質疑応答ベテラン医師から突っ込まれて苦労するのだけど、これはみなが通るべき道。

一方のセミナー形式の発表は主に基幹病院部長大学病院講師レベル以上の功なり名を遂げた医師たちが担当して大体30分くらいの講演をする。自分場合セミナー形式の発表を聞くことが多いんだけど、今回あるセミナースライド中にいらすとやイラストを多用している先生がいた。重鎮クラス医師が発表しているので、スライド内容にも自由度があるのだ。若手の医師スライドいらすとやを使ったりしたら上司から大目玉を喰らうだろう。

いらすとやには医療関係イラストも多くあるから使いやすいと言うのはあると思うけど、まさか医学界にまで侵食してくるとは驚いた。

今度自分も発表で使って見ようと思った。

そんじゃーね

2016-07-06

http://anond.hatelabo.jp/20160705224433

しつこくてすみません。(謝る気ないw)


なんか聞いてるとデータモデルをちゃんと押さえられていない気がします。

根底」にあるモデル(大抵の場合DBにいるやつ)を抑えていれば、それ以外のデータ構造はそれらの変換からできているので、世をしのぶ「仮の姿」ですよね。

根底」にあるやつがどんな風に変装して「仮の姿」になっているのかを調べて頭に入れて、ついでにメモっておけばOKですね。


インターフェース齟齬がでるのは、何が「根底」にある『変わらないやつ』で、何が世をしのぶ「仮の姿」(『いかようにも変わる』)なのか、

『変わらないやつ』からいかようにも変わるやつ』にどんな風に変身(変換)しているのかを整理できていないことが原因のような気がします。。

仮の姿から「別の仮の姿」へ変換するときも、『変わらないやつ』とそいつらがどんな風に変身した関係なのかを抑えてないと、変な設計になるのではないでしょうか?


要するに「仮の姿」と「別の仮の姿」だけで考えてはダメ!だと。

常に「根底」にある『変わらないやつ』を意識しろ!っていうことですね。


上から目線すみません。。


追記:

他人設計した「根底」にある『変わらないやつ』が残念なものだった場合は、なんとも言えないです。。

2015-07-10

まんじゅうこわいメソッド

我は魔王である

世を忍ぶ仮の姿こそNNT(無い内定)就活である

貴社らはまんまと騙されているようだな

我の志望順位高し三英傑の祈り揃いし時

世界は闇に包まれ!!!

さあ、祈りを捧げよ…!!!


こんな増田なんかやってっから内定出ないんだわ

内定しかったなあ

2015-05-27

魔王世界統一したあとの魔王界の運営 その3

仮に、平和に暮らす人々の「恐怖心」が魔王軍団活動の源泉だとしたら

部下「最近、「恐怖心」の貯金も減ってきてますし、まだまだ当分は大丈夫ですが、その他の収益源の確保など……」

魔王「う~ん、確かにね、派手に世界統一して当分は大丈夫でも、それは困るね」

部下「いかがでしょう「信仰心」も一つの我々の活動源泉としては?」

魔王魔王信仰とか、普通の人がやってたらヤバイでしょ、周りからおかしい人と思われるよ。

それに、仮にそういう人たちがいてもそんなに多くの「信仰心」あつまらないかもよ、困ったね」

部下「良い考えがあります

我々の中から選抜して、人の姿になり彼らの世界魔王信仰流行らせるようにします」

魔王「直に行って、魔王信仰流行らせようと?」

部下「そうです!人の仮の姿になり、恐ろしい出で立ちの格好で人々にこういう考えもあるよ、と解くのです」

魔王「我々の中から、人の姿になってそこからまた我々みたいな格好になるっこと?ややこしいなw」

部下「ややこしいですが、そういうことです」

魔王「世をしのぐ仮の姿かー。でもそれ見掛けヤバくて、おまえ幾つだよって聞かれたらどうするの?」

部下「10万42歳ですと答えます

魔王「それ聖飢魔IIだよね、あるし!実際!w」

部下「歌を歌って魔王信仰流行らせます

魔王「それ聖飢魔IIだしそれ!なに?バンドしたいの?」

KISS誕生である

それはさておき、

「恐怖心」だけじゃ足りないので多角経営もせざるおえないかもね。

部下、魔王信仰とはなかなかよく考えた?

2014-11-12

思いつく好きな映画リスト

暇だったので書いた。

アクションとかSFとかアドベンチャーとか、B級って呼ばれるものとかがすきだったりするけど、そのジャンルなら絶対にハマるかって言われるとそーでもないので、自分で好き傾向を把握するためにもちょっと書き出してみた。

(周りであまりにも被らないから……)

別に好きな順番でもなくて、思いついた順。際限なくなるので10個くらい。

なので最近のが多め。

バトルシップ

何かの映画の予告で見ておもしろそうだから見に行ったらドハマり。映画館で6回位見た。

何がいいって、砲撃戦ですよ最高だよ! 戦艦ドリフトから砲撃燃える燃える

話は宇宙人が攻めてきて、地球側は戦力を隔離されて動かせるのは三隻の駆逐艦のみ、ってところから始まるあれこれ。なのでよくある話。

ツッコミどころはまあ色々あるけど、冒頭からピンクパンサー(パロ)だし細かいことは気にするな! って言われてる気がしたから気にしなかった。

金髪モデル系(実際モデルらしい)彼女が頭緩くないどころかインテリ系だったり、好感度高い。

あとクソどうでもいいことに凝ってたりして(実際NAVYとか、冒頭のシーンはほんとに自衛隊の人映ってるとかw)作ってるのもたのしそうだなあーと思った。

何も考えずに燃えられるのでテレビ放送を待ってるんだけどいつなんすかね。これめっちゃ実況向けだと思うんだけどな。

パシフィック・リム

テレビCMでは声優推ししかしてなかったので見に行くつもりじゃなかったけど、偶然ようつべの本場版トレーラーを見てなんだこれくっそ面白そうって見に行ったら(ry

IMAXにつぎ込んだ。最初デデデデデデン♪でローリーパイロットスーツジプシーデンジャーロゴがアップになるシーンがぞくぞくする。

マコ日本語が拙かったり、ローリーが『壁』の建築場面で命綱つけてなかったり、どうでもいいといえばどうでもいいけど、映画の中で生きてるキャラがどうやって生きてきたのかみたいな片鱗が見える小さなシーンが見えるのも好き。

あと男女パートナーとかすごく好きなので言いようのないそわっとした気持ちもわく。そわっ

パイロットみんな、動きがフィードバックされてるのガッツリわかってそこも燃える香港戦でのタンカー釘バットもとてもいいですね! チェルノの重量級な戦いをもうちょっとたかった。

ちなみに吹き替えの「ロケットパンチ」は許せない派。あそこは「Elbow Rocket」『Elbow Rocket』「Now!!」っていうAIとの掛け合い含めて燃えどころだと思うのになんてことをしてくれたんや

これも実況向けだと思うので、テレビ放送が楽しみ。

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー

なんだかんだマーベルヒーローもの自分の中で外れがないのですごい楽しみにしてた。ら、楽しかった!

最初タイトルロゴのところで心を持って行かれた……あのOPだけでも繰り返し見たい。

具体的にどこ……って挙げるとなると難しいけど(でもならず者軍人の協力みたいな展開はすっごい燃える)すき。円盤早くほしい。

ラストというか決着シーンもあれすっごい好き。

そしてグルートは大も小もかわいすぎる。

ハムナプトラ

なんかもうよくわかんないけどすごい好き。テンポのせいかな……。

エヴリン叫び容赦なく絶叫なのもいい。美人なのに(笑)

よく見てるとリックが拗ねてたりなんだりがあってなんだこのカップルかわいいなってなる。かわいいね。

血がブシャアーとかもないのでいいなあースプラッタとか痛そうなのは苦手。

あと吹替は、テレビ版よりDVDの方があってると思うけどどうだろう。

3はレイチェル・ワイズ降板したのが残念なので見てない。

+思い出した追記。

2は1のセルフパロが多いのも楽しかった。ドミノとか、あとリックがまた「We!? What We!」って言ってたりする

イムホテップが情けないのも多分見どころ

オッドトーマス

幽霊とかが見えちゃうだけの青年主人公 なので地味ではあるけど、その地味さがよかったな~。

ホントその辺にいるふつーの青年なんだけど、見て見ぬふりが出来ないっていう……。

これは多くを語るとあれだけど、ラストは途中から察してたとはいえすごい泣かされた。

↑と監督が一緒なので、しれっとイムホテップ(の中の人)が出演してる。

カメオ出演といえばやっぱり監督同じG.I.ジョーでもリック(の中の人)が出てたなあ。

クロニクル

ふっつーの三人の男の子が偶然力を得て、ちょっといたずらしたりとかやってるうちに一人が段々ずれ始めて、それが全員の破滅に向かっていく感じがなんともいえない。けど嫌いじゃない……。特にスカートめくったり、空飛んだりしてるところはちょーたのしそうで微笑ましい。

デイン・デハーンは、危うい感じになっていく過程めっちゃうまいな……と思った(ああー落ちるんだろうなーまで含めて)

病院ダメ親父が重体の息子を罵るんだけど、そこで目を見開くシーンがすごい好き。あとあのシーンは、多分息子は嫌だろうけど、母親似じゃなくてダメおやじ似なんだな……って思える。

しか能力があろうとなかろうと、あれに似た結末にはなってたんだろうねえ、あそこまで悲惨な結果にはならなかっただろうけど世知辛いねえ。でも嫌いじゃない

ガメラ ギャオス/レギオン

燃える。2の巨大レギオンVS自衛隊のところの特撮すっごい

しかし3はなんか好きになれない……。

RED

2もすきです。じいちゃん最高ですわ。一番好きなシーンはスタイリッシュ車降りと、空港手榴弾ノックかも。

でもCIA若手派のカール・アーバンもすっごいいい!!

エンドロールまでモーガン・フリーマンが裏切って出てくるんじゃないかと疑いまくっててほんとすいません。

カール・アーバンといえば、オールモスヒューマンもすっごい面白かったんだけど打ち切り残念すぎる……。

R.I.P.D.

ラストの銃撃戦(特にカメラが回りながらのところ)がすごい好き。主人公がいいやつかクズかって言われるとクズ寄りだけど、まあw

現世だと仮の姿金髪ねーちゃんと中国じいちゃんになっちゃうのと、ドライヤーバナナなのもすきだよw

本当にラストベタはいえ、しんみりしたしよかった。

ケヴィン・ベーコンもすごくおいしい。悪い笑顔がにあうぜ! しかしこの人ある時期から顔変わってなくない……?

映画館でも終わるのめっちゃ早かったしコケてたけどすごいすきなんだけどな……笑

金髪ねーちゃん(中身じいちゃん)とようじょ(中身おっさん)のコンビも見てみたかった。

トレマーズ

最初ケヴィン・ベーコンのやつ。↑書いてたら思い出した好きだった(笑)

本体出てくるまでがいいよね、畑の真ん中に顔が……は子供の頃に見てちょっとしたトラウマだった。ヘルメットからこぼれてる……も。

ディザスタームービーモンスターパニック系でグロくなければすきだわ。

グランド・イリュージョン

原題違うんだっけ? これは話の構成から伏線の回収の仕方までなんだか自分の中ですごいツボに入ってスッキリ!だった。

ラストシーンもすきだけど、どうなってるのか判らないトリックのところとかもいい。

もしかして、見てる側が結構解りやすく立てられてるフラグ(FREEZE!とか、うさぎトリックとか)を見て、こうなるんだろうなっていうのを逆手に取ってる感じが爽快感あるのかな、とも思ったけども。いやーしかし本当にこれは何故かスカッとする。

これのモーガン・フリーマンは詰めの甘い悪い人だった。よく考えたらいい人のモーガン・フリーマンもそこそこ見てるはずなんだけど(REDとかアウトブレイクとかオブリビオンとか)なんで悪い人の印象が強いんだろうか。

チェーン・リアクションはどっちとも言えなかったかな……。

アイアンマンとかキャプテン・アメリカ辺りも好きですよもちろん。ソーもあそこのカップルかわいい

ありきたりでもバック・トゥ・ザ・フューチャーも好きだし、インディ・ジョーンズジュラシックパークも好き。

ディザスタームービーならツイスターとかデイ・アフター・トゥモローとか2012(ただし中国大陸到着まで)とか。

平成ゴジラもいいな~、今年のゴジラはほんとゴジラで感動した。

ドラマだとドハマりしてるのがBONESで、次いでクリミナル・マインドNCISだろうか。CSIは飛び飛びで見ると面白いけど、続けて見ると逆にもにょるw続けて見るならマイアミのほうが好きかも。

今は飛び飛びつつBSナンバーズとコバート・アフェアをちらちら見てる。

こう並べるとベタな展開が好きなのかなーやっぱり。

あと燃え萌え)展開。これら全部合うわーって人がいたらオススメを聞いてみたい

エドガー・ライト監督作品どうだろ?ショーンとかピルリムとか

ピルリムは気になってたので見てみます

ショーンはこわそうなのやだ(´・ω・`)って見てなかったので、こっちもちゃんとパッケを見てみよう……

ウォーム・ボディーズくらいの感じなのかな。

2013-06-03

コピペ

 「最近の若者ダメだ」は昔から言われているが、特に今の若者はひどい。

まず、当事者意識が完全に欠如している。さらに、独り立ちをしようとせず、常に何かに依存し、

消費し、批判するだけの「お客さま」でいつづけようとしている。これはゆゆしき事態であり、

日本社会のありかたにかかわる重大な問題である

最近の若者は、定職に就きたがらない。

あるいは、会社に入っても一定ポジションで身を立てようとしない。

なぜなら、社会的なかかわりを、全て暫定的・一時的なものと見なしているからだ。

彼らに言わせると、本当の自分は別のところにあり、現実自分仮の姿に過ぎないんだそうだ。

本当の自分は棚上げしておいて、いつまでも立場を替え、考えを変え、

自分自身をも変身させる余地を残しておく。一貫した主義主張をもたないか、もたないふりをする。

特定の党派、集団に全てを賭けることを避けようとする。

↑これ1977年に書かれた論評な 1997年じゃないぞ 今から30年以上前の文章だ

ああ、でも、今の若者も同じだよなwww

この国滅ばないかなぁ。。。。。特に若年層を中心に大量死しないかなぁ。。。。。

2013-04-01

http://anond.hatelabo.jp/20130331164539

わかるよ。わたしもそう。美人だなんてどこ行っても言ってもらえる。それは嬉しいよね。

けど、あなたも本当は分かっているでしょ?あなたが男と付き合えないのは貧乳から

別にあなたの行動に責任はない。

きっとあなたも、わたしと一緒だね。

クラスの、気持ちが悪い男から異様に好かれたり、

秋葉原エスカレーター乗ると、ものすごいローアングル盗撮系のなにかをいろいろな方向から感じたりするでしょ。

彼らのような、腹が立つほど姑息な男らしくない男の種族が、実は、わたしたち、貧乳美人供給を満たす役割

彼らは、本当にあなたを愛してくれる大切なひと。

今は、まだ、その勇気の使い方を知らないだけ。

でも、あなたを守る為に、いつかそれに気づく日が来るよ。

あなたも、いつかそれに気付く日がくるよ。

なお、あなたが一番ドキドキする、爽やか系男らしい明るいイケメンは、みんな巨乳美人の虜。

嘘だと思うなら、一度、胸パッドを入れてみなさい。

5秒で落とせるから

でも、あなたはより深く、男に幻滅するでしょう。

ましてや、あなた仮の姿

そのまま抱かれる訳にもいかないでしょう。

ちょっとキモいかも知れないけど、ぎこちない程度にあなたに優しくしてくれるオタク系の

なおかつ将来性のあるお友だちと仲良くしておきなさい。

あ、盗撮するバカと付き合えって話じゃないよ。

あれは、例えね。

2012-01-26

めも

色即是空・・この世の存在は空であり仮の姿である、執着するなかれ

2010-01-17

枕営業をさせてるメイド喫茶

秋葉原メイド喫茶競争が激しくなりすぎて、最近はその集客がいかがなものかとまわりでも話題だったのだが、

風俗店じゃない、メイド喫茶として営業してる店でもついにここまできたらしい。

秋葉原メイド喫茶で働く娘も娘で、あんなオタクに視姦されるような仕事に、

よくもあんな安いバイト代でやる気になるなと不思議に思っていたのだけど、

友人に内情を知らされて納得した。

全てが全てでないのは、一般的な枕営業も同じだ。

保険外交員のお姉ちゃんのどれくらいが枕営業したことがあるかといったら、どうなんだろうな。

実はほとんどの人にその経験があったら、そもそも保険外交員は仮の姿、実質売春婦みたいなものだが、そんなこともなかろう。

ただ、メイド喫茶は店によっては、もともと風俗嬢を集めて始めたような店もいくらかあるそうだ。

ちょっと調べれば、メイド喫茶経営者風俗店も持ってるのは珍しくないらしいが、

その筋の世界の人が多いから、店の名前ばらしたりしたら、調べられて、しばかれるだろうな。

隠したくて働いてる子もいっぱいいるだろうから、店の名前は出しませんよ、そもそも俺はそこまで聞いてないから知らないし。

風俗嬢側にニーズが有るらしく、風俗やってた経歴をメイド喫茶にいたとしてごまかすことが目的らしい。

そんなのでごまかせるとも思えないんだが、アリバイ産業の側面があったとは知りませんでした。

メイド喫茶労働問題の話を聞いたとき、風俗業界と似たシステムなんだなとは思ってたが、似てるんじゃなくてそのものだったんだ。

でも、枕してたら結局風俗嬢と変わらないな。

そういうメイド喫茶もあるらしいよって話でした。

2008-12-22

大臣スカウト

俺は大臣スカウトが言う言葉を疑った。

「アイツは素晴らしい。あれほどの大臣はもう二度と出ない。アイツを絶対大臣にすべきだ!」

俺は日本のとある省庁に勤務するうだつのあがらない万年ヒラ公務員。で、それはお約束通りの世を偲ぶ仮の姿で、実際はアンダーグランドな省庁の仕事をこなす影の仕事人と言ったところだ。役人隠語で『請負稼業』と呼ばれている。

主な仕事としては、自分が属する省庁の予算を死守する事が目的で、文字通り、『どんな仕事でも』やるのだ。予算の取り合いが激しくなった相手省庁のスキャンダル、例えばタクシーチケットの使いこみなどをマスコミ野党にリークしたりするのも俺の役目だし、天下り税金無駄遣いを調査するのも俺の仕事だ。だが、省庁間の争闘は熾烈を極める。敵対する省庁の『請負稼業』を抹殺するのも仕事のうちだし、その争いの末に命を落とすものも少なくない。ただ、こういう各省庁の仕事を請け負う『請負稼業』の者が死んでも死体は出てこなかったり、過労死として処理されたりする。まさしく死して屍拾う者無しだ。

そういう俺達『請負稼業』が最も気を遣うのは、大臣の人選だ。もちろん表向きは首相内閣組閣する時に大臣を選ぶのだが、日本首相がそういう権限を持っていると信じているのは、高校生くらいまでだろう。組閣の際、各省庁の大臣を決めるのは官僚だ。官僚がゴーサインを出した人選の中から、首相派閥力学考慮して大臣を選ぶに過ぎない。そういうわけで、一時期サプライズ人事とか言われていたあのかつての首相組閣も『請負稼業』がもちろん一枚噛んでいた。そうでなければここまで省庁の利権が丸残りするわけは無い。

請負稼業』の俺は、組閣に際して、これはと思う人物を選び、調査して、省庁のトップに情報を送る。それこそ、小学校時代の作文から、今まで付き合った行きずりの女まで全て調べ上げるのだ。なるべく最初から省庁にたてつかず、弱みの多い人物が大臣にはふさわしい。そういう人物をリストアップして調査するのだ。

大臣の人選で大事な三原則がある。「無能」「従順」「人気」だ。もちろん「無能」でなくてはいけない。省庁に対して機転を利かせて予算を削ったりするような輩は死んでも大臣に出来るわけがない。そして、省庁に対して「従順」でなければならない。これも言わずもがなだ。そして、一番大事なのは、意外と「人気」なのだ。大臣に人気があれば、その省庁は叩かれなくなる。しかも無能で従順大臣が人気があって、二回三回と留任したりすると省庁はおいしい事この上ないのだ。

そういうわけで、『請負稼業』の俺達は大臣人事には非常に気を遣う。ところが、ここ数年で新しい流れが出始めた。これまで『請負稼業』に一任されていた大臣人事なのだが、『請負稼業』と同じく、アンダーグラウンドな役割の専門家が出現し始めたのだ。その名も『大臣スカウト』だ。もちろん、隠語だが。

俺はこの『大臣スカウト』を最初は信用していなかった。死ぬ気でやってきた自分仕事が取られたのが面白くないと言うのももちろんある。どこの馬の骨かわからない『大臣スカウト』にこの道の事が簡単にわかってたまるかという反骨心が先に立ったのだ。だが、俺は結果的にトップの命令に従い、『大臣スカウト』の意見を訊く事にした。トップの命令は絶対だし、また、トップの命令が間違っていた事は無かった。国民危険にさらされるようなどんな失敗でもやらかす俺の省庁だが、予算を守る事に失敗した事なんて一度もないのだ。

こうして、俺は指令を受け、『大臣スカウト』に会った。どこぞの小汚い中年禿げデブなオッサンは脂でテカテカ光った顔で微笑みながら握手のために手を差し出したが、俺はゴルゴ13に倣って小学校以来握手はした事ないんだとその場で考えた嘘で本能的に握手を断った。そして、仕事でなければ絶対に話をしないであろう『大臣スカウト』に「無能」で「従順」で「人気」のある大臣候補の人選を仰いだ。『大臣スカウト』は、良い人材が見つかったら連絡する、と言ったまま一週間何の音沙汰も無かった。

大臣スカウト』から連絡があったのは、俺が大きな仕事に区切りをつけ、久しぶりの安眠を貪っている時だった。寝ぼけながら携帯電話を取った時、ディスプレイ時計の表示はAM2:13だった。受話器から聞こえるオッサン声が『大臣スカウト』でなければ、逆探知してトドメを刺しに行っているところだ。俺は不機嫌を隠さない声で『大臣スカウト』に聞いた。

「候補は見つかったんだろうな?」

携帯電話の受話器の向こうから『大臣スカウト』は言った。

「アイツは素晴らしい。あれほどの大臣はもう二度と出ない。アイツを絶対大臣にすべきだ!」

アイツはこうして俺の省庁の大臣になった。

俺は最初『大臣スカウト』の言葉を疑っていた。確かにアイツは人気があったが、元々うるさい評論などで活躍をしていた奴だ。とても無能で従順などとは思えなかった。そこが『大臣スカウト』の慧眼だった。「何度もビデオを見て、アイツが如何に無能で目先の事しか見ていないか、自分の人気の事しか考えていないかがよくわかってきたんだ。目をつぶれば俺達の言いなりになってくれるという姿がありありと浮かんできたんだ。アイツしかいない、とすら思えた。天啓に近い確信だったよ」

俺は『大臣スカウト』の自信に満ちた神がかり的な声を聞いて、アイツの周辺調査を行い、叩くほどに出てくるスキャンダルの多さに半ば感心しながら、調査報告書をまとめてトップに提出した。自分で言うのもなんだが、これだけのスキャンダルの材料があれば、従順どころか傀儡人形だな、と少しアイツに同情するほどの充実した俺のレポートだった。

こうして俺と『大臣スカウト』が自信を持って世に送り出した大臣は、三回の留任をして、俺達の省庁に多大なる貢献をしてくれた。圧巻は、うまく世論の攻撃を交わしながら、行政改革をしてると見せかけて、俺達の省庁の天下りの巣窟の一つを完全に残すという離れ業をやってのけてくれた事だ。人気のない大臣だったら、一回目で首をすげ替えられ、こんな大仕事は成し得なかっただろう。まさしく、俺達のための大臣オブ・ジ・イヤーだった。省庁のトップから臨時のボーナスが出たほどだ。

俺は早めの仕事納めして、『大臣スカウト』に最高級ズワイガニ3匹セットをクール宅急便お歳暮に送り、年末年始ハワイで過ごすための飛行機に乗った。

2008-05-22

http://anond.hatelabo.jp/20080522183212

きっとそれは「世を忍ぶ仮の姿」なんだぜ!

時代劇における、チャラチャラした遊び人風の男が剣を抜くと一転、凄腕の持ち主だった・・・みたいな。

あ、「能ある鷹は爪を隠す」でもいいんだぜ!

 
アーカイブ ヘルプ
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん