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はてなキーワード: オンリーイベントとは

2022-01-01

32歳腐女子コロナ禍で己を省みる

私はとある地方都市で独り暮らし腐女子である

今年、32歳腐女子になったので何か書いてみたくて独りで紅白を見ながらこれを書いている。

我が地元は、東京までは新幹線夜行バス距離

そんな土地で私は生まれ、進学・就職し、今もこの街に住んでいる。

就職実家を出た頃から同人イベントサークル参加し本を作るようになった。

初めて行ったイベントで、同じ作品CP好きな人たちと実際に会って喋ることができて、本当に感動した。楽しかった。

学生時代、それなりに部活をしたり、サークルに入ってみたり、人と関わるように頑張ってきたが、いつでも楽しくなかったのだ。オタクであることは隠していたので、とにかく話題に困った。

田舎からだろうか。「漫画は読むよ、ナルト読んだことあるし」「アニメは見るよ、ワンピース面白いよね」という程度の人は周りにいたが、イラスト漫画を描く、二次創作を読む、まして書くようなひとは皆無だった。オタク友達が、もっと言うなら腐女子友達が心からしかった。

そんな人生を送ってきたので、初めて参加した同人イベントのアフターは心底楽しかった。初めて飲み会で「まだ帰りたくないな」と思った。

(つまり、それまではどんな飲み会でも、いつでも「早く帰りたい」と思っていた。友人だけの集まりでも、だ。みんな私を仲間に入れて誘ってくれる、紛れもないいい人たちなのだが、いかんせん私とは好きなものや興味のあるものが違ったのだ)

そして私は同人イベントにのめり込んだ。

本を出すのも勿論楽しかったのだが、何よりアフターが楽しかった。地方住みながら年に5~6回は参加して毎回新刊を出していた。一回のイベントで、ペーパーとは別に複数冊出すこともよくあった。

イベント前日に上京してフォロワーさんたちと遊び、イベント当日ももちろんアフター。次に参加するイベントや、出す本のネタのことを話して、スケブを描きあったりして、終電まで遊んで、夜はホテルで厳選戦利品を読みながらお疲れ様ツイート。楽しかった。本当に。心から

東京地元に無いものが沢山ある。街はギラギラキラキラしている。そんなところで、美味しいものを食べて、好きなものの話を、同じもの好きな人たちと語り合う。たまらなく楽しかった。

幸いなことに、発刊した本はそれなりに手にとってもらえたので、本の印刷代と交通費ギリギリ賄えていた(宿代やイベント参加費などの雑費がはみ出るくらい)。なので趣味として、金銭面では無理なく続けられた。続けられてしまった。

収入が無くなっては困るので勿論仕事は変わらず続けたが、それ以外。

例えば職場飲み会イベント地元の友人からの誘い、親戚付き合い、そういうもの可能な限り避けて、原稿をするか、アニメを見るか、フォロワーさんとスカイプ萌え語りするようになった。だってリアル同人イベントよりつまらなかったから。

あの頃の感覚として、私のリアル、つまり同人イベントに参加していない日常時間は「同人イベントまでやり過ごすだけの時間」になっていた。

イベントから帰る飛行機の中で、次のイベント8月か、はやく8月にならないかなあ、と考えている。

同人イベントがメインパートで、地元での日常は一刻も早く過ぎてほしい繋ぎパート。そういう感覚

職場ではすっかり付き合いの悪い人間となり、歓送迎会とかの大きな飲み会以外ははじめから誘われなくなった。

地元の友人ともみるみる疎遠になっていった。ちょうどメールからラインへの過渡期だったのだが、私はそんなこんなでグループラインはおろか、ラインの連絡先交換もあまりしていなかった。

私が知らないうちに友人たちはどんどん結婚したり出産したりしていた。私以外はちゃんとお祝いしてたらしい。ごめんなさい。

でもあの頃の私は毎日が本当に楽しかった。

わくわくしていたし、充実していた。

差し入れでいただいた東京のお洒落お茶を飲みながら原稿したりアニメ見たりするのが至福の時間だった。

喪女ゆえ結婚は縁が無さそうだけど、仕事はあるし家もあるし同人友達がたくさんいて毎日楽しい。私はこういう生き方でいいんだ、と思っていた。

そしてコロナ媧がやってきた。

同人イベントは中止と延期。

感染者数が落ち着いた時期に開催されても、アフターなんてする雰囲気じゃないし、勿論するべきでもない。

何より上京してコロナを持ち帰ったらと思うと、とても参加はできなかった。

別に二次創作イベントが無くたってできる。家にいればアニメも見られるし漫画も読める。

ツイッターではアフターしていたみんなと交流を続けていた。

でも、人と会うことは無くなった。

素直に寂しい。

今年のクリスマスも寂しかった。

いつもクリスマスに開催されるオンリーイベントに参加して、アフターでみんなとケーキ食べていたけど、今年は家でコンビニケーキを食べた。

一方で、アフターしていたみんなは、コロナ媧でも誰かしらとは会ったり話したりご飯を食べたりしているようだった。

まりリアルの(同人関係ない)ごく身近な友達とか、家族とか、配偶者とか、職場の繋がりとか、そういうものである

みんなは同人以外にも繋がりを持って、居場所を持って、日常というリアルパートも真面目にこなしてきたのだ。おそらく。

私にはそれがない。

かにしてしまった。

私が自分で捨ててしまった。拡げようとも思わなかった。

私は孤独だ。

同人イベントが無くなれば、私は誰とも会うことはないのだ。共にご飯を食べるひとは誰もいない。

今年、ちょっと病気が見つかって入院・手術したのだが、仮にコロナ媧でなかったとしても、私の見舞いに来るひとはいなかっただろう。入退院時に付き添ってくれたのは、唯一残った「リアル」の繋がり、両親だった。

仕事の細かい悩みとか、最近気になり出した老後の不安とかも同人友達にはなかなか話せない。

そういうことなのだ。

よく仕事以外にも、趣味などの居場所を作りましょう、と言う話を聞く。

私はそういう話を聞くたび、「私には全く関係ないな、仕事以外無いひとはかわいそうだな」とか思っていた。趣味が充実していたから。

だが、私も同人以外に居場所が無いのだから同じだ。

しろ同人なんていうのは、よく考えれば仕事より脆い繋がりだ。ジャンル移動とか、急な解釈違いや冷め、地雷とか、諸々あるのだから

もちろんきっかけは同人で、そこから生涯の親友になるケースもあるんだろうけど、それはよくある話、というわけじゃない気がする。

最近コロナ感染者数も減ってきて、同人イベントも活気を取り戻しつつある。冬コミもめでたく開催された。私も来年は参加したいな、と思っている。アフターが難しくてもイベント参加はしたい。推しCPが、絵を描くのが、二次創作が、本を作るのが好きなのは本当だから

でも、(縁起でもないが)また別の疫病が流行るとか、災害とか、世界には何があるかわからない。

そもそも私が同人を、アニメを、漫画を、ずっと変わらず楽しめる保証もない。

同人以外を捨てる生き方はやめたほうがよさそうだな、と私は思った。

から来年は(書いているうちに、もう今年になってしまったが)リアル日常も、もう少し真面目にこなしてみようと思う。大事にしようと思う。

少なくとも、結婚おめでとうと言えてない地元友達にはラインを送ろう。年賀状ラインを兼ねて。お詫びも添えて。許されるならお祝いもしたいけど、今さらって感じかな。ラインギフトとかなら相手も気軽に受け取れるのかな。

職場では人数分散して新年会すると言ってたから、それも誘ってもらえたなら参加してみよう。今さら参加してきたらみんな引くかな。少なくとも手術入院とき休暇とか色々便宜をはかってくれた上司、私がいない分フォローしてくれたみんなには丁寧にお礼を言おう。

という、これまでの振り返りと今年の抱負であった。

おわり

2021-11-30

プロセカ運営愚行まとめ【バチャシン編】

プロジェクト〇〇の名を冠しこのシリーズ正式な最新作と見せかけ、今までのようなボカロオンリー音ゲースマホでも出来ると期待させるも、実態オリキャラ混入のほぼバ〇ドリという実質的タイトル詐欺

②ミクが歌って踊る映像や、ボカロ達のイラストのみを切り抜いたCMを打ち出しボカロファン誘導、よく見る広告詐欺ゲームといい勝負

ボカロのお助けキャラクター化。

ボカロオンリーイベントの不開催。

⑤フルボイスと表記しているはずが、ボカロ達のみ感嘆詞で済まされている箇所がある。

⑥"プロセカの"ボカロ達ではなく、大元である初期衣装ボカロ達のカードが、星1と1周年のミクのみ。

オリキャラ+バチャシン歌唱のはずの書き下ろし楽曲で、ボカロ達の声がほとんど聴こえない調声。

MEIKOKAITO、ルカ推しから見ると、オリキャラ歌唱曲はもちろん、リンや他社ボカロなど他のボカロ歌唱楽曲追加が多く、ボカロ内でも格差がある。

ボカロ達のアナザーボーカルを使える場面が圧倒的に少ない。

⑩そして年長組は前回のワンダショちゃんねるでも曲追加無し、近藤プロデューサーのツイートで、年長組ファンの苦言が無ければ1.5周年にも追加を予定していなかったことが発覚。

次回オリキャラ編。

2021-10-30

二次創作を書くのは好きだけど「二次創作活動」は嫌い。

 そう思うようになった理由がほんと変。

 十数年前に、Web二次創作をすることを私は覚えた。同人活動という趣味があることは、もっと子供の頃から知っていたけど、顔の見えない相手交流しながらそれをやるという事は、自分パソコンを持つまで知らなかったのだ。たぶん2008年くらいの事だったと思う。

 その翌年くらいにpixiv二次創作オタクの間で爆発的に人気になって、民族大移動みたいに個人サイトからpixivに移っていった。当時の、個人サイト衰退末期くらいの頃に、私が「二次創作活動」が嫌いになった原因がある。

 携帯無料ホームページサービスにて、自分二次創作サイトを初めて持った時には、それなりに楽しんでいた。だが、ジャンルを通して交流の幅を広げていく度に、なんか変だな? と気づいた。ジャンル人達、猫も杓子も「かの国」の悪口ブログに書き込むのだ。日常雑記に隙あらば「かの国」disを書き込む。創作サボり萌語りを休んでも、「かの国」disだけは休まない。要は、ジャンル全体が広く浅く時にはかなりディープネトウヨ化していたのだ。

 二次創作という趣味の場で、それとは全く関係のない政治活動が活発に行われている。それ自体が私にはとても不快なことだった。私はネットの門戸が一般人にも開かれた時の2ちゃんねる文化に浸かり込んだ人間ではない。けれども、同世代自分よりも少し上の世代ネットにずぶずぶの人達が、2ちゃんねるを通して右翼思想にどっぷり浸かり込んでいることは一応知っていたので、まぁそういう人達Web上の二次創作オタクの多くがカブっているのだから二次創作界隈が右寄り(一時期はスーパーライトだったと思うけど)なのは仕方のないことなのかと諦めた。

 毎日のようにジャンルの仲間達のお友達サイトを見てまわる日々。多くの二次創作者がブログ脈絡もなく「かの国」disを紛れ込ませているのを目撃する日々。そんな日々の中で、最高にヤバいスーパーライト二次創作オタクサイト発見してしまった。ブログ開いて秒でそっ閉じ。一目見てコイツはヤベェと思うくらいの極まりっぷりだった。一体何がこの人を突き動かすのだろう? と疑問がむくむくと膨れあがった。当時は何だかよくわからねぇがヤベェなこの人……と思うだけだったけど、今思えばあれは一種布教活動のようなものだったのだろう。おかしブログ記事の数々は気の触れた者のご乱心ではなく、わざと信者獲得のために書かれたもので、二次創作の方はメインではなく釣り針だったのではないだろうか。

 同ジャンル者のサイト転々と見ていくと、ジャンルオンリーイベントの記録なんかが出てくるわけだが、キレキレスパーライトブログ主が、あんなにヤベェ言動ばかり繰り返している割に、他人から遠巻きにされるどころかむしろジャンルの中心でカプとか関係なくちやほやされており、記念写真のど真ん中に美少女コスプレをしてダブルピースで映っていたりする。アフターにも勿論参加していて、他のジャンル者とキャッキャと交流しているのがわかる。

 だが、スーパーライトスーパーライトとしての活動の手を弛めることはない。時々怖いもの見たさでその人のサイトを覗いたが、常にガンギマリ状態で一つもぶれないようだった。

 そんな人を平然と受け入れるジャンル。懐が深いとか、器がでっかいとか、言えるのかもしれない。が、些細なことで揉めては敗者を叩き出しているので、別に緩くて平和という訳でもなかった。

 ずっと、もやもやとした居心地の悪さにつける名前もなく、何となくこいつらと一緒にされるのは嫌だと思い続けてきた。だから私は二次創作はするけど二次創作を通して他人交流することはろくにせず、書いた作品pixivに投げ捨てるように投稿するくらいだった。

 最近ネットニュースやはてブを見て色々思うことがあった。色々端折って結論だけ言うけど、二次創作界隈という境界ぼんやりとした集団というのも、何か別の活動に使おうと思えば使えるのであり、ただ推しカプのエッチ二次創作が見たいという助平な私欲の為にポリシーも捨てるという人が多くいたりする、ということなんだと思った。

 そうとわかったので、二次創作からは本格的に足を洗うことにした。

 

2021-10-20

オタク女性ヘルプマーク

ヘルプマークをつけている女性アニメイト女性向けオンリーイベントコスプレ用品店ではかなりの頻度で見かけるのに繁華街ファッションビルなどではあまり見かけないのは何故なんだろう

体感ではヘルプマークをつけている人でオタク趣味の人が明らかに多いのだがそういう統計はあるんだろうか

個人的には、人混みの度合いや疲労度的には同人誌即売会も服を買うのも変わらない、というか即売会の方が疲れる気がするのだが。

あと、女性ヘルプマークをつけている人は街中でよく見かけるが、男性では明らかに手助けが必要そうなケース以外はあまり付けているのを見かけないのも何故だか気になる。

この絵師、絵へったくそやのにいろんな人にチヤホヤされてんなー

と思ってた絵師がいて、最近オンリーイベントたまたま見かけたんだけど

ちょっとかわいめの女だった

いや、お前女やったんかい

そらルールが違うわ

2021-07-27

anond:20210727125450

それは罪悪感というより劣等感なんじゃないの

オタクは群生体になったときに最高のパフォーマンスを発揮する

絵をかける人が絵をかき、小説をかける人が小説をかき、オンリーイベント主催できる人が主催し、買える人が買い、みたいなボランティア労働の持ち寄りでなりたってる以上、「私は絵はかけるけどあの人みたいな小説はかけない」っていう劣等感は(いわば無駄感情だが)持つことがあるのは理解できる

「私なんかこの群生体にいちゃいけないのでは」という罪悪感までがでてくるとしたら好きが荒らし行為なっちゃってるときくらいやろ

荒らさなきゃ済む。単純な話だ

2021-07-14

じゅ二次創作における最近のこと

ここ数日でざわついている件について、何が起こってるか分からずに不安になってる方の助けとなればと思い書きます

個人的意見感想なのでそこだけご了承ください。

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【1件目】海賊版騒動

とある絵師さん(以下Aさんとする)がオンリーイベントにて頒布するものの中にマグカップポーチがあった。

マグカップにはキャラ名が記載されていた為、界隈の注意喚起垢がAさんへ頒布中止を求めるDMイベント数日前に送る。

そのDMへの返信は行われていない状態でAさんがリプライの返信をしているのを注意喚起垢が確認無視をされている悪質(?)だと判断し、イベントも近いことから注意喚起ツイート

Aさん、経緯を記載した上でマグカップ頒布中止を告知。

DMの返信をしなかったことについては、承認のいるFFからDMへの対応(中身の確認)をするには時間が無かった為、先にリプライを返していたとのこと。

注意喚起垢、まだBoothでの出品が取り下げられていないこととポーチキャラ名が入っていることを糾弾

他の注意喚起垢がAさんを心配した方が送ったリプライ晒す

最初注意喚起垢にAさんのファンを名乗る人物DM凸し、Aさんは全面的に悪くない旨やその証明として公式に問い合わせた旨の文章注意喚起垢が公開。

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私が追って見ていた範囲簡単に書くとこのような流れでした。

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▼思ったこ

注意喚起垢が指摘した内容についてはその通りであり、二次創作に関してAさんの認識が甘かったのだと思いました。

しかし、ご本人ご対応後も必要以上の糾弾をし、類似注意喚起垢もそれに乗じたことは良くないことだなと感じました。

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誰にでも間違いはあり、指摘をすることは良いことです。でも間違いを正そうとする当人を許さず痛めつけ続けるのはいかがなものでしょうか。

Aさんの別垢のツイートも晒されていましたが、精神的にダメージを受けているのは明らかでした。

間違いを犯したのだから仕方がない、ショックを受けるなということでしょうか?

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対応に関しても、リプライよりDM時間がかかるため後回しにしてしまう事は分かります

また、Boothに関してもイベント直前ということもあり完璧に手が回らないこともあるかと思います。追撃されていたポーチについては、確かにキャラ名は記載されていましたがアンオフィシャル表記もありました(だからといってOKと言う訳ではないですが)

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そういった点に対し、Aさんのフォロワーファンは憤りを感じ、慰めるリプライなどをしていたのだと思います

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結果、情報錯綜して「Aさんが自身利益と楽しみのために著作権侵害公式凸が行われた」みたいな広がり方をしてしまったように思います

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▼一部ファン暴走

そういった中、全面的にAさんが悪くないと思っている方も見受けられました。

ファンを装ったアンチでなければ、きっとこの方は善意正義感によって自信を持って公式凸したのでしょう。

しかしそれはAさんは勿論のこと、二次創作のものの首を絞めることになってしまいました。

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Aさんを想うのであれば、当事者であるAさんを抜きにしてケンカをするようなことは避けるべきでもあります公式凸により、Aさんは更に精神的にダメージを負ってしまます

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公式ダメゼッタイ

企業様の中には表には出さないけど二次創作応援してくれている所もありますし、二次創作により作品が更に盛り上がるということも理解してくださってる所もあります

しかし、問い合わせが来てしまったら「アウト」と言わざるを得ないのです。

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現状、趣味範疇営利範疇の明確な線引きは出来ていません。ここで公式が「趣味二次創作ならいいよ」と言ってしまえば、本当の意味海賊版も許されてしま可能性があるのです。

から「アウト」と言うしかありません。

企業様の中には「アウトにしたくないから凸らないでほしい」と思う方も少なからずいらっしゃいます

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二次創作公式の温情で見逃されている「限りなく黒に近いグレー」です。

公式凸のはそれをはっきりと「アウト」にしてしまう恐れのある行為です。

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オタク文化は忍んで楽しむものだった。

少し本件と話がズレますが、ここ数年でオタク文化は随分市民権を得ました。

学校職場オタバレをしても問題がないという人も増えていますし、クールジャパンのように国自体オタク文化日本の立派な文化として扱うことも増えました。

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このような現象は全て先人のオタク達の努力結晶です。今の若い子には信じられないかも知れませんが、とある雑誌コミケが取り扱われた時は写真付きで「ネクラオタクが集まる異様な風景」といったように書かれ、オタク差別やオタク迫害は当然のように行われていました。

今でも何かの犯罪が起きて犯人マンガを持ってでもしたら、オタクだという部分を強調するようなことはよくありますよね。今はネット社会になりセンシティブに触れることはあまりなくなってきましたが、昔は「オタク=異常な犯罪者」という認識一般的だったといっても過言ではありませんでした。

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時々「オタクは立派な文化で国もそう言っている、だから認めろ」という思想の方を見ます

認めろという部分は「イベントでもないのに街中でコスプレをすること」だったり「TPOを弁えずにオタクグッズを広げること」だったり「二次創作を好き勝手やらせろ」だったりと人によって様々ですが。

昔のように忍べ隠れろ、とは言いません。

だけど、現状に胡座をかいて好き放題するのは先人達努力無駄にしてしまことなのだと知ってください。

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温故知新。昔からあるオタク文化二次創作ローカルルールを知り、尊重しつつも、この文化にとって良い新しい物事は取り入れて進化するオタクになりたいものですね。

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注意喚起垢について

後述するもう1件の騒動のように、本当に二次創作が危ぶまれるケースの場合はとても頼りがいのある味方だと思いますしかし今回のような必要以上の糾弾を行ったり、揚げ足取り重箱の隅をつつくようなタイプ注意喚起垢は逆に二次創作を根絶やしにしてしまう気がしています

いくつかの注意喚起垢さんを拝見しましたが、中には「二次創作をしている事自体を許せない」と見られる方もいました。言い方は良くないのですが、自治厨みたいなアカウントが多くなればまたこれも二次創作危機を呼ぶ気がします。

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【2件目】名前言ってはいけない例のあの人

数年前に二次創作界を震撼させた方がじゅに来るそうです。その方や当時の騒動についてはまとめがいくつかありますのでご参照ください。

下に1件貼らせていただきます

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FFアンソロ同人誌公式画像を加工して使おうとして炎上

https://togetter.com/li/1202241

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この時、本当に沢山の方がご本人への説得をしていました。ちゃんと分かりやす解説したりなど。しかし何一つ通じず、予想打にしない方向への理解に至る結果に。

最終的にオンリーイベント警察が出動する事態になりました。

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イベント自粛著作権に触れる本の頒布は中止」と宣言するも、当日普通にサークル参加をして人々を驚かせたのですが例の本の頒布はされてなかったそうです。しかTwitterなどでも目撃情報憶測が飛び交い、例の本を頒布しているというデマも流れ、第三者正義感により警察への通報が行われました。

会場は騒然となりましたが、結果的問題の本は頒布されていない以上、警察撤収しました。

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▼会場が借りれなくなる可能

このようなことがあれば会場側に「同人誌即売会に貸すと不利益になる」という認識を与えてしまい、最悪の場合今後会場が借りられなくなる可能性が出てきます

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ビックサイトでの同人誌即売会といえばコミケ世界的にも有名ですが、コミケですら借りられなくなるということもあり得るのです。

先述の通り、オタク文化日本が誇る文化として世界からも注目されています。だからその代名詞的なイベントであるコミケ大丈夫だろう、なんてことはないです。

実際コミケは元々別の会場で開催されていたものです(その話は本件と大きく話が逸れるので割愛します)

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▼今後、じゅ二次創作心配なこと

例のあの人が参入することにより、二次創作事態を許せないという方や愉快犯的な注意喚起垢にとっては格好の餌となります

1件目のAさんの時よりも大きく燃やされる可能性をどうしても考えてしまます

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例のあの人について私達が出来ることはありませんが、もし何かが起こってもどうか一旦冷静になってください。

Twitterは色んな情報が得られますが、その情報に踊らされすぎないよう気をつけてください。

先述の警察騒動のようなことが起こらないよう、一丸となって協力しあえたらと思います

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語彙力がなくて長々となってしまってすみません……じゅ二次創作平和であるように、色んな人が楽しめる日々が続くように私も常に気をつけたいと思っています

ここまでお読みくださった方、ありがとうございました。

2021-05-18

【求】人がいないジャンルに人を呼ぶ方法

人がいないジャンルはまっている漫画がすでに連載終了したとかではなく、ジャンル自体に人が少ない。

なんで少ないのか?

①連載の媒体ウェブ漫画

神の漫画に比べて、漫画自体の重さ?みたいなものが軽く見えがちな気がする。

「え、これにはまるの?」みたいな。

(昔コミコで連載していたナンバカという作品は、ウェブ漫画でありながらもオンリーイベントが開催されるくらいには人がいたみたいなので、これを理由にするのはずるいかもしれないが)

②作者がツイッターにいる。

これが結構かい。今時の漫画家はツイッターアカウントを持っている人が多いと思う。

別に持ってて告知するくらいだったらそこまで問題はないだろう(金カムの作者のように)。

しかし、この作者さん、結構ファンとの距離感が近い。エゴサしているらしく、作品名が付くツイートはいいねをし、ファンアートもいいね

しまいには、一番慕ってくれているファンのTLを見ているのか、作品名等何もついていないファンアートにもいいねする。バレたくないって気持ちを1ミリもわかってない。

こんな状態BLを垂れ流すなど言語道断なので、私は一応鍵垢にしている。

結果、ジャンルに人が増えない。もし人気ジャンルだったら、きっと大手CPになってるであろうCP推しているはずなのに。

ピクシブ作品をあげろ」って言われそうだから一応いうけど、上げたことはある。

でも、運悪く作品名がよくある一般名詞&ピクシブのよくわからない内輪企画タグ名称と被っていて、

作品名で検索しても全く関係のない女の子画像で埋め尽くされる。

くそ。どうすりゃいいんだよ。

はいるのか?私みたいに鍵垢にしてこっそり成人向けの絵を描きまくっているオタクが、いるんですか?

2021-04-20

anond:20210419034900

もちろんプチとかやってくれるにこしたことないしありがたいけども、お客様体質の人の気持ちわからんでもないなー

オンリーイベントとかアンソロとか何か企画ないとジャンルが緩やかに過疎っていったり人いなくなったりするから、やってくれると人が戻ってきたりしてありがたいんだけど、めんどくさくて自分じゃ絶対やらないしそんなに仲良くない人だったりするから見てるだけだわ…

見てるだけの人が口出しするのはいかんよね

2021-04-19

他人任せの同人女がジャンルを潰す

もう、時効だと思うので書かせてもらいます

数年前、私は某作品BL二次創作同人活動をしていました。

その作品は、作中のメインキャラとその親友(ここではA×Bとする)が腐女子にいたく受けて、とても人気が出た作品でした。

その作品オンリーイベントサークル参加・ともに一般参加満員御礼、その二人の同人誌もめちゃくちゃたくさん発行されていました。

かくいう私もその二人にどハマりし、A×Bで同人活動をはじめたのでした。

このカップリング公式から供給もすごく、この作品同人活動をする人はほとんどA×Bと言っても過言でもないカップリングでした。

ですが、なぜか赤豚さんでも貴様ちゃんでもカップリングオンリーがほぼ開催されなかったのです。

アンソロもたくさん出たけれど、有志でのプチオンリーもなぜか開催される気配が見られない。

めちゃくちゃA×Bのオンリーに出たい。

プチがないのであれば企画しよう、と私は考えました。

私は普段のメインジャンル(ややマイナーですが)でプチ主催経験があったし、別ジャンルオンリーの共催経験があったか大丈夫だろうと思っていたのです。

けれど、開催告知後、とても後悔することになりました。

企画アカウントメールボックスTwitter個人アカウントマシュマロに、匿名の人たちからの「ご意見」がたくさん届いたからです。

もっと早く告知して欲しかった。

開催イベントは△△あわせが良かった。

イベント主催をするなら、個人アカ仕事ソシャゲの話をするな。

当日企画もっと豪華にしたほうがいい。

アンソロに☓☓さんが呼ばれてないのはおかしい。

これらは一例ではありますが、匿名であることをいいことに言いたい放題でした。

皆、プチ主催ってボランティアなのを知ってます?というような「ご意見」ばかりだったと記憶しています

そして匿名じゃなくても、たくさん「ご意見」は送られてきました。

主催のくせに参加者全員のTwitterアカフォローしてないのはおかしい。

私のプチ参加の告知を主催さんの個人アカRTお気に入りをしてくれないのはなぜ?

そして、これらの「ご意見」に対して回答すると、今度は「そんな意見に返事をすると、このカプのイメージが悪くなるからやめろ」「好きで企画したんだろう?なら我慢しろ」と言われてしまったのです。

※昔やってたカスタマーサポート短期バイトで受けたクレーム電話と、これらのメッセージはほぼ同じノリだった気がします。

前に別ジャンルのプチの主催オンリーの共催をしたときはまだTwitter黎明期で、Twitterマシュマロが当たり前になった時代じゃないという違いはあるとは思いますよ。

でも、前はここまで言われなかったし、むしろ皆協力的だったけれど、今回はなんでここまで言われないといけないのか?と思ってしまいました…。

それでも友達や周りの方の協力もあって、頑張ってそのプチは無事に盛況で終わったのでした。

けれど、その後も酷かったのです。

なんと、何かイベントに参加するたび、色んな人に「またA×Bプチお願いしますね。私は何も手伝えませんけど開催希望してます」と言われたのです。

その言葉を聞いたときイベント開催前に「ご意見」をくれたひとたちや、このひとたちは「お客様」なんだな。

それもお金を払ったり、自分で苦労したりする気はなく、他人の頑張りにタダ乗りしたがる「お客様」なんだな、と感じました。

その後作品が完結し、徐々にジャンルから人が減り始めてからは、より強く「次のプチはまだですか?」と言われてしまう。

なんで、皆こんな他人任せなんだ?

誰かがやってくれるのを待つだけなのか?

そんなの、頑張って主催する人間が苦労したり嫌な思いをするだけじゃないか

なんだかバカバカしくて、結局そのカプの活動を私は辞めて、元のジャンルに戻ってしまったのでした。

それと前後するタイミングで、今までA×Bアンソロ企画主催してくれていた人たちもジャンルを移動し、大きなイベント企画主催する人たちがジャンルからいなくなりました。

深くは聞いてませんが、だいたい同じような状況だったようです。

結局、ありがたいという気持ちを持たず、何も手伝わない、何もしない他人任せの「お客様」…同人女たちの「あれやってくれ」「これやってくれ」という声やクレームが大きすぎるとジャンルからイベントを催してくれる人が去っていってしまうのではないでしょうか。

専業主婦と同じですよね。

家族が好きでも、作品カップリングが好きでも、家事や、主催をやって当たり前だと思われたら、やる気をなくしていなくなってしまうかもしれない。

多分、某新型ウイルス流行ってない時期のプチでもこうだったんだからウイルス流行してイベントが減ったりWEBイベントになったりしてる最近は、もっとこういう「お客様」が増えてるんじゃないかと推測してます

もしあなたジャンルに何かアンソロオンリーやワンドロ企画を率先して主催してくれる人がいたなら、匿名で「ご意見」を送るよりもお礼の気持ちをいっぱい伝えて大事にしてあげてほしい。

多分そのほうがあなたジャンルは長続きすると思うから

最後に。

何度も繰り返し「私何もできませんけど、二回目のプチ待ってますね」と言っていたうちの一人のTwitterアカを久々に見る機会がありました。(偶然です)

彼女も別のジャンルに移動していたんですが、そのジャンルでも「推しカプのイベントとかアンソロいかな〜」と言っていたんですよね。

どこに行っても受け身なんだな、と思って笑ってしまいましたよ…。

T○KI○を見てくださいよ、ラーメンを作るなら麦から作ってるじゃないですか。

結局のところ、ないなら自分で作るしかないんですよね。

最後に、こんな昔の思い出話に付き合ってくれた方、ありがとうございます

あなたと、あなたの好きなジャンルカップリング末永く盛り上がりますよう祈っています

ひとりの同人女より。

2021-03-15

anond:20210315133050

韓国ではアンチフェミだったりアンチ同性愛的な過激派男性が、オンリーイベント公序良俗に反していると警察通報するため会場はギリギリまで明かされず、また直前に変わることがある

2021-02-11

隣のサークルの売り子のレイヤーさん

数年前、某女児アニメオンリーイベントサークル参加した。アーケードゲームも人気で、毎年開催されているイベントだった。

設営準備をしていると、隣のサークルサークル主と思われる人と、売り子さんと思われる主人公枠のうちの1人のコスプレをしたレイヤーさんが来た。

おはようございます、と声をかけたが返事がなかった。あれ、聞こえなかったのかな…と思ってそのまま設営準備をすすめた。

そして会場。

隣のサークルにはレイヤーさんの友人と思われる人が入れ替わり立ち代わりやってきた。数分の談笑をして、いなくなるという感じだ。

そしてその間中、その人達は私のサークルの前まではみ出していた。

サークルの前に人がいるので、ほとんどの人はうちのサークルを避け通り過ぎていった。

はみ出さないで下さいと注意をしたほうがいいのか。でも話している最中だし、挨拶も返って来なかったので、(前述の通り聞こえなかっただけかもしれないが…)無視でもされたらどうしようと思って言い出せなかった。結局何も言えず、そのままの状態がかなり長く続いた。

売り子さんの隣に座っていたが、ドレスコス衣装だったので私の左半身にドレスゴリゴリに当たっていた。スパンコールフリル?が縫い付けられておりチクチクしたが我慢した。

しばらくすると、隣のサークルは片付けをはじめた。モヤモヤした気持ちで、正直やっと帰ってくれるんだと思った。

片付けが済んだあと、売り子さんと目があった。

すぐにくるりと後を向き、サークル主さんに帰りましょうか!と話しかけそのまま帰って行った。

売り子のレイヤーさんに、参加者さんが言った言葉脳みそにこびりついていた。

「本物のスミレちゃんみたいです…!」

スミレちゃん挨拶無視し、隣にいる人に配慮をせず、去り際に挨拶をしない子だろうか。

そんなわけあるか。

レイヤーさんの衣装はとても綺麗だった。作中でも印象的な林檎モチーフ可愛いドレス

それだけに、とても悲しかった。

2021-01-27

anond:20201205155542

女だらけの空間だとよりぶつかりが顕著らしい。

 

#レポ漫画 【レポ漫】創作BLオンリーイベント『J.GARDEN』初参加レポ - 牛帝のマンガ - pixiv

https://www.pixiv.net/artworks/55981580

2020-12-25

anond:20201225035117

本好きの下剋上

なろう/677部分/5,681,540文字

途中まで幼女で「私は恋愛なんかしない」と主張する主人公一人称で書かれているため全然恋愛小説に見えないけど、客観的に見ると後半は完全に恋愛小説。ただし、女性主人公ヒーロー相手男性ヒロイン(w

アニメ化され、女性向けのオンリーイベントが開かれるほど二次創作界隈でも人気が高い。作中にエロ描写ほとんどないが、設定だけは大量に盛り込まれており(魔力を持つ貴族特有の第二次性徴性交など)、そういう二次創作もおおい。

2020-12-06

売れない同人を描いている

売れない同人を描いている

増田は売れない同人描きだ。

二次創作BLメインにマイナージャンルマイナーカプの漫画を描き続けている。

オンリーイベントでは自カプのキャラクターの取り扱いすら他にない為、必然的オンリーワンサークルになる。これが本当のオンリーイベントである

絵が上手ならば売れる事もあるだろうが、

増田は絵がド下手くそである。お世辞にも上手いとは言えない。

しかも出すのは所謂エロ同人だ。

ド下手くそエロ同人なんぞ誰が欲しいと思うのか?

以前本が完売した事が一度だけあるが、ギャグ漫画である。基本はイベントのノリでついで買いされるようなサークルの為、コロナ禍の厳しいオンラインイベントではサークル参加しても本が一冊も売れた事は無い。

一冊もだ。ジャンルオンリーでさえ一冊も売れることは無いのだ。

正直とてもつらい。

周りの方々の

「お手に取って頂きありがとうございました!発送は〇〇日になります!」

文字を見るたびに嫉妬してしまう。

増田の言ってみたい台詞ナンバーワンだ。

オンラインイベントでは本が売れないと本当に何も無い1日になってしまう。誰がスペースに立ち寄ってくれただとか、全くわからいかである

現在新刊執筆しているが、これも一冊も売れる気がしない。過去に出した本はまだまだ在庫が余っている。それほど印刷数が多い訳ではない。30冊ほどだ。

そんなに売れないのならば30冊でも多いのでは?と思うだろう。

正直多いと思っている。一度だけ完売したギャグ漫画本の総印刷数が30冊だったせいでエロ同人も30冊刷ってしまっているのだ。

最初にも書いたが、ド下手くそエロ同人を誰が欲しがるのか。

誰も欲しがらないから一冊も売れないのだ。

2020-11-24

anond:20201122184253

増田の言うこと半分わかる。

自分もいわゆる原作者的な立場で、アニメ化もされたしありがたい?ことに二次創作もされてるけど、ちょっと嫌だな〜って思う部分はある。

大半の同人誌原作領域侵してこないけど、たまに僕(もしくは特定同人作家)の解釈が正解!とか本来創作意図ねじ曲げられた二次創作をみると、ちょっと複雑な気分になるなあ。

いやいや原作こっちだし。お前らの100万倍キャラ理解してるし、正解はこっちだぞ〜^^;って気分になる。

とはいえいわゆる関係者出版社とか委員会とか)の大半は二次創作歓迎だし、一部の人間に至っては勝手腐女子が喜ぶ宣伝とかブッこむし、原作立場からあんまり嫌とは言えない風潮あるのは確か。

基本的自分二次創作してもらう分には構わないし、顔出ししてないのをいいことにオンリーイベントにもこっそり行った。

作品が愛されるのはすごく嬉しい反面、変な解釈を声高に叫ばれるとなんだかちょっぴり気分悪い。

まあね。そんなこと、口が裂けても言えないけどさ。

でも一つ言えるのは、二次創作してる側の人間が、正当性とか権利とか叫んで欲しくないんだよね。

黙認してるだけであって、法律違反してるし、正直何割かの作品自分たち原作者の気分害してるし。

「いけないことしてる」って自覚だけは持っててほしいな。

2020-10-30

臨月妊婦備忘録

臨月というか、もう明日が予定日なんだけど。いまだに陣痛来なくて、ここ一週間はずっとソワソワしている。産まれたあとはまたバタバタしそうなので、今のうちに妊娠中に自分が感じていたことを書いておく。

 

私:30代後半、会社員地方都市在住、夫は1つ年上の自営業結婚5年目、実家義実家ともに車で3時間距離

  

  

・これから書くのは、あくまでn=1の話。

そもそも大前提として、「妊婦による」「子どもによる」「環境による」ことが多過ぎる。

アドバイスを求めてもないのに、「俺の奥さんがこうだったから、増田もこうなるはずだよ!絶対!」とか決めつけたことを言われるたびに「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」と思っていた。

・ただ、自分場合はどうするのが一番良いか都度考えなくてはならないので、判断材料としていろんな事例を知ることは大事だと思う。

・「うちはこういう環境だったから、これが役立ったよ」とか、単純な事例共有の話はありがたかった。

・だからこれも年間80数万ある出産のうちの、ただの1つの事例。私はこうだった、というだけの話。

 

 

仕事に追われていたけれど、年齢的にもも子ども欲しいなと思ったのが去年のこと。ゆるく妊活してて、今月ダメだったら不妊外来行こうかなとしていた時に妊娠発覚。運が良かった。

・早々につわりの症状が出始めたので、8週の時点で上司と一部同僚にだけ報告。

つわりは食べづわりと、匂いつわりと、げっぷつわり。吐かなかった。「じゃあ、しんどくないんでしょ」って思われそうだけど、二日酔いの時とか吐かなくてもしんどいでしょ?しんどいもんはしんどい

グレープフルーツジュースと、アイスの実と、キウイをよく食べた。酸っぱいものが食べたくなるというか、口の中が気持ちいかサッパリさせたかった。

ポテトが食べたくなる日もあった。げっぷつわりがあるから炭酸あんまり飲まなかった。

 

 

・どんどん体調が悪くなるうちに、コロナ非常事態宣言会社から在宅勤務にシフトするよう通達が出る。これがめちゃくちゃ助かった。

・一応、在宅勤務できる制度は元からあったけれど、部下には妊娠を報告できていなかったし、その時はうまく仕事を回せる自信が無かった。

会社からの指令ということで、PC等の環境も使いやすくなるよう上も素早く動いてくれたし、メンバーもうまく在宅で作業するために自分たちで工夫してくれて、格段に仕事がしやすくなった。

非常事態宣言が解除されたころにはつわりも落ち着いて、会社から会社に徐々に出勤するよう通達が出た。私も基本出勤するようにしたが、無理な時は在宅勤務した。

・安定期に入って頃合いを見てから、部下に報告。みんな「おめでとうございます!」と最初に言ってくれたのが嬉しかった。

取引先には「えっ・・・マジですか?」と言われたりもした。そう言った人のことは絶対忘れない。

 

 

通勤電車を使っていたが、体が触れ合う程度には満員電車だったので、時間はかかるが比較的空いてるバスに切り替えた。

マタニティマークは「変な人に絡まれるのでは・・・」と付けるのを躊躇していたが、次第に「それどころじゃねーわ、とりあえず座らせてくれ」となって、付けるようになった。

・心優しい人たちに席を譲ってもらえることもあった。高校生女の子、50代くらいのサラリーマンのおじさま、笑顔が素敵なおばさま。皆さんありがとうございました。いいことがありますように。

・気まずいのは優先座席に座っている時に、目の前にご老人に立たれること。譲れそうな時は譲ったけれど、無理な時は譲れなかった。ごめんなさい。

満員電車だとマタニティマークって難しいなって思う。距離が近いかマークに周りも気付かないと思うし、そもそも優先座席近くまで移動できない。

・結局、電車でもバスでも街中でも、変な人に絡まれることはなかった。同じ市内でも知人は絡まれたと話していたし、ほんと運が良かっただけだと思う。産後出会うかもしれんし。

 

 

・調べてみると思っていた以上にいろんな公的サポートがあることを知り、改めて今の自分社会的弱者なのだな~としみじみ感じた。

役所に行ったり、電話をかけることが多くなった。税金政治のことも、妊娠前より考える機会が増えた。

お金については出産入院費用が(出産育児一時金42万引いて)8万、無痛分娩に13万、これまでの検診が9万、交通費に1万、出産準備に20万。トータルで50万超えくらいになりそう。

行政から補助クーポン出るけれど、検診が全てタダになるわけではなかった。

出産手当金とか育児休業給付金は試算してみると、産後8ヶ月くらいまでは手取り給料の9割くらいはもらえる。非課税なのがありがたい。住民税はあるけど。

・ただ、これらの補助金産後すぐもらえるわけじゃなく3ヶ月くらいしないともらえないので、それまでの生活費は立て替えないといけない。

・各種サポートはあれど、実際問題出産には先立つものがないと苦しいなと感じた。

両親学級などはコロナのせいでほとんど中止になってしまった。私も受けられず、動画などを見て学んだ。

 

 

・産院の方は非常事態宣言からずっと、家族の付き添いができなくなった。

・通院も本来だったら2週間に1回のところが4週間に1回になったりした。胎動が感じられない頃はちゃんと生きてくれているのか分からなくて、産院に行くまで毎回不安だった。

・そして1人で先生から説明を受ける。怖かった。

出産の際も立会い不可だったが、出産直前・直後のみ立会い可に今はなった。でも、同じ市内でも立会い全面不可のところが今でも多い。

PCR検査は38週の時に受けた。2万円かかった。助成金がうちの市では出るけど、出ない行政もあるの辛すぎる。

Go Toで日常を取り戻そうと世の中が動いている中、産院だけが時間が春から止まっているみたい。

・ただでさえ出産前の時点で女と男意識の差が生まれやすいというのに、今年はコロナがそれに拍車をかけている感じ。産後うつにもそりゃなるわ、って思う。

 

 

コロナ禍で良かったのは、在宅勤務以外だと各種ライブイベントオンラインで開催されたこと。

ナンバガエルレライブなんて、コロナ禍じゃない世界線だったら妊婦な時点で絶対に行けなかった。チケット取れるかどうかは置いといて。

・他にもオンリーイベントとかもオンラインで楽しめたし、推し配信も多くて、妊婦の割にはいろいろと楽しめた。本当にありがたかった。

・現地の良さはもちろん重々分かっているけれど、これからも自宅で楽しめる配信サービスは並行して充実してほしい・・・お金は払うから・・・

 

 

体重は安定期に入ってから今日に至るまで、ほぼ一定のペースで増えてトータル9kg増。後期になって一気に増える人もいると聞いていたが、私はそうではなかった。

・ただ、お腹はかなり早い段階で大きくなっていた。今では腹囲も100cmに近いとこまで来てる。妊娠前は一応BMIが19.5とかだったので、すごく太っていた訳ではないのだけど。はちきれそう。

・「(予定日を伝えて) え、まだそんな先なの?その割にはお腹大きくない?」「(7ヶ月の時点で) もう臨月かと思ったwww」「子ども4㎏超えるんじゃない?」「実は双子でしょ!」とか言われまくった。

・人の!体型を!いじったらダメだって!習わなかったのですかね!!?

妊婦になった途端、体型のことを話題に出していいと思っている人が多過ぎる。「触っていい?」とも聞かずにお腹触ってくる人も同様。

・逆にお腹があまり大きくなっていない人も、それはそれで「赤ちゃんが週数の割に大きくなっていない」と気にしている場合もあるので、どちらにしろ体型のことは触れない方がいいと思った。

 

 

産休は早目に取りたかったが、結局34週からとなった。最後の方はもう出勤しているだけで息も絶え絶えだった。

産休が近づくにつれて復帰後の話をするようになったが、いくら「復帰後も変わらず頑張ります」という話をしても、上からは「いやいや、お母さんになるんだから働き方変えないと!」と言われる。

・「やっぱり産んだら家庭優先になるからね」「頑張れるって今は思っていても、絶対変わるよ」「だから今は話半分にしか聞けないな」などなど。言われるたびに脳がスッと冷える感じがした。

・それと同じ言葉男性社員には言ってないですよね。最近子どもが産まれ男性社員たち、誰も働き方変えてないですよね。

・うちはあくまでツーオペの予定。保育園の送りは私、迎えは夫。時短勤務にはせず、定時までフルで働くつもり。

・もちろん、妊娠前と100%同じ仕事ができるとは思っていない。試行錯誤必要子供がどんな子かにもよるし。産後に考えが変わることもあると思う。

・でも、“今”、がんばろうと思っている私の思いを汲んではくれないところに心底ガッカリした。たとえそれが善意から言葉だったとしても。

 

 

産休に入ってからの日々は穏やかそのものだった。

保活したり、出産準備でいろいろ買ったり、やることはたくさんあったけれど。仕事から離れてまず体調が安定して、心も安定した。

・検診も特に問題なく進み、今日に至る。

産後どうなるかは分からない。今想像していることと180度違うことが起こるかもしれない。覚悟100%できているかって言われたらそんなことはない。

・今願うのは、ただ無事に産まれてきてほしいということ。それだけです。

 

 

2020-10-24

ファンからアンチになるとき

アンチというほどでもないかもしれない

でも、もう少なくとも手放しにファンです!とは言えないし、それってどうなの?と思って、活動を見たくもなくなってきているかアンチなのかもしれない

ネット創作BL作品を公開している人、Aがいた。

絵は正直雑だし、鉛筆で描かれているのか読みにくいが、日常漫画寄りで着眼点面白く、楽しく読んだ。

それは私だけではなく、人気があるようだった。

そしてある日、Aは創作BLオンリーイベントに参加すると表明した

そのイベントでは他に買いたい本もあったし、ネットでは絵が粗くよみづらかったから、綺麗にリライトされている本なら是非欲しいと思って購入した。

帰って開くと、鉛筆で書いた画像を、そのまま取り込んだような本に驚いた。

読みにくさ、そのままだ。

内容も、そのままだ。

Twitterで書き直すといっていたから油断していた。

ネットで公開してる、とても綺麗だと思えない漫画をそのまま印刷するとは思っていなかった。

Twitter修羅場で大変!みたいなことを言っていたが、何の作業をしてたんだろう

もやもやした

ある日、Aはネットにあげていた男子高校生ふたり日常漫画を、少女漫画誌に投稿し、デビューした。

そして、漫画原作担当として連載を持つことになった

すると、同じTwitterアカウント少女漫画宣伝、同じ雑誌に載ってるAの作品でないものまでバンバン流すようになった。

もともと創作BLメインで作ったアカウントだったはずが、男女のキラキラした漫画宣伝し始めた

もちろん、創作BLをあげることはなくなり、過去漫画を再掲とは言わずに流すようになった。

せめて過去ツイートリツイートだったり、再掲だと言って欲しかったのは多分贅沢だ。

新作だと思って見るたびに、裏切られた気持ちになった

そう思い始めると、自分漫画キャラ自分見立て日常漫画をみるのもモヤモヤし始めた。

職場でドジをした、という内容ではあるが、ドジなAはみんなに可愛がられてるという感じに終始している。

妬みだといえばそうだけれど、私はAの作品を楽しめなくなっていた。

私はAをリムーブした。

Aが原作をする少女漫画も買わないだろう。

作画担当がついてあるだけあって、絵はとても綺麗だけれど

2020-10-10

オタクって何であんなにマナーが悪いの?

 と、限界オタクから問われた。彼が出掛けた先で女性向けコンテンツイベントも同時開催されていたそうで、その時の女オタクの振る舞いを見て、タイトルのような疑問をいだいたのだそう。

 まあ、私はイベントとか最近あんまり行かないから今のことは知らんけど、記憶では、コミケのような大きなイベントでも、女性率90%な何かの同人オンリーイベントでも、女オタク普通にマナーがいいと思うのだが。スーパーなどで日常的に見られる買い物客の様子よりはだいぶマナーがいいと思う。

 限界オタクに、では男オタクマナーの良さとはどんな感じ?と聞いたら、挨拶ちゃんとする、絶対列の順番抜かさない、列をトイレとかで途中で抜ける時、周囲の人(赤の他人)に声をかけておけば戻った時にちゃんと元の位置に入れてもらえる、マナーの悪い人がいれば諌めるマナーを知らない人には丁寧に説明する、事前調査や下準備を怠らず現場でモタモタしない、だそう。

 うーん、女オタク、同じイベントに参加するからって、列の前後の人にわざわざ挨拶するかといったらそこまではしないかもって気もするけど、大体男オタクと同じじゃね?と思って、マナーの悪い女オタクの群れの様子を詳しく聞いたら、それはジャニオタだった。とあるオタク向けコンテンツジャニーズが出演していたので、ジャニオタイベントに参戦してきたのだそう。その、ジャニオタ込みの女オタクの群れは、開場された途端に列なんか無視してわっと走り出し、物販に突撃し、ディスプレイを蹴散らし、昭和バーゲンみたいにグッズを我先にと漁り奪い合ってレジに走ったという。

 なるほどそういうこと。それって、たぶんジャニーズという広く一般に知られているジャンルなので、オタクイベントに慣れていない人達が多く含まれていたのではないだろうか?そういう人達自由過ぎる振る舞いに流される形で、本来マナーのいい女オタク合戦場に飛び込んで行ったのでは?

 それにしても、と、限界オタクは言った。

マナーが悪い人がいたら止めるなり注意したらいいのでは?そうはせずに一緒になってイベント開催側に迷惑をかけ、グッズの奪い合いをするなど……」

 そうだなぁ。目の前の欲に眩んだ、あるいはそれしか利益を得る手段がないという現実に屈している。簡単にいえば、多勢に無勢というやつだ。いくら紳士な男オタク達といえども、もしも同じ状況に少数派紳士として参戦しなければならないとなれば、やはり仕方ないと奪い合うのではないか

 結局、ジャニーズファン裾野が広すぎるというのが問題なのではないかオタクイベント慣れしている人しかまらないイベントならば、女オタクだってジャニオタだってちゃんと並んでマナーのいい買い物をすると思う。そう私は限界オタクに話した。

 そんな会話をした後考えたのだけど、本当に女オタクというか、女性の方がガチマナーの悪い可能性というのを考えた。男性だけの集団の方がマナーのいい可能である

 どうしてそうなるのかというと、男性の方は幼少期には振る舞いがモンキーである期間が長いぶん、ルールマナーを守ることが自分利益になること、守らないことが自分不利益になることを身をもって理解するのではないかということだ。

 一方女性の方は、幼い頃からきっちりルールを守って従順な傾向があるけれど、それはただ大人の言うことを鵜呑みにし、行動に反映させているだけのことで、ルールマナー価値というものを本当には理解しないまま育ってしまう、ということだ。失敗しないので学びがないということ。だから、上から偉い人が押さえ付けてくるという状況から離れると箍が外れて無法の限りを尽くして平然としている、ということもあり得るのでは?

 そんな推測もあるっちゃあるのだろうか、なんていうことも思ったが、本当のことはよくわからん。まず女性だってオタクけが集まる場では統制が取れている辺り、男性が特段にマナーがいいというよりは、オタクという属性の人々は性別わず特殊である可能性が高いじゃないか

2020-10-05

神字書きをブロックした

 まずはじめに、私はあるジャンル二次創作をしているオタクである名前はほぼ無い。

 タイトルからわかる通り、私のジャンルには神字書きがいた。(ここではAとしておこう)

 彼女アニメ放送されていた時から活動をしており、Twitterアカウントには質の高い考察解釈があった。そんなAが生み出す小説は一文字文字きらきらと輝いていて、まるでダイヤモンドダストのように綺麗だったことを覚えている。

 Twitterではしばらく私の片思い状態、いわゆる相手方からフォローはされていなかったのだが、そんなある日私はAにフォロバされた。神のように尊敬するAに認知されたのだ。その時の私は純粋に嬉しかった。

 その時はちょうど某通話アプリサービスが始まったこともあり、タイムライン上ではフレ募集ツイートが溢れかえっていた。そのアプリ友達登録の画面に相互自動的に表示するので元々誰かと交流するのも好きだった私はとりあえず今のジャンルで繋がった相互申請を送った。あまりよくは覚えていないがAと通話アプリで繋がったのもこの頃な気がする。

 数日後、私の推すジャンルオンリーイベントにAが参加表明をした。私はAの本を買いに行く決意をした。

 それからというものの、原稿作業用としてAがよく通話部屋を立ちあげるようになったため私はAの通話部屋に行っては彼女解釈を語り合ったりお互いの作品感想を伝えあったりした。今思うとこの頃が一番幸せだった。

 歯車が狂い始めたのはイベント直後のことだったと思う。最初違和感を感じたのは差し入れありがとうございますという文面で上げられた一枚の写真。数々のカラフルな小包の中に私が差し入れものが写っていたこと。ここだけ聞くとどこがおかしいのかと思うかもしれない。しかしその投稿をした者には私は差し入れをしていないのだ。私が差し入れをしたのはA。Aは私の差し入れを別の者に横流ししていたのだ。…と、まあこれだけならアレルギーや苦手なものがあったのかなと済ませられた。

 しか彼女の粗野な側面はこの後どんどんあらわになる。この頃からAの通話には愚痴のようなものが見受けられはじめたのだ。それは聞くに耐えないものだった。例えば「○○さんの本は落書きみたいな本だった」とか「△△さんの作品地雷を踏んだ」だとかそういう陰口めいたものだ。

 またAはその頃、発売された公式アンソロジーについても言及していたがそれに関しても酷いものだった。「公式アンソロジー女体化するなんて信じられない」「外伝を読まないで書くなんて信じられない」「(カプ名)を逆にするなんて」挙げればきりがない程だ。しまいにはAは「金を払ったのだから物申す権利はある」と言い出しAmazonレビュー欄を荒らし始めた。そこにもはや神の面影は感じられなかった。

 その後何回か会う機会はあったが、もうこの頃には神として尊敬する気持ち微塵も残っていなかった。神は死んだのだ。通話アプリ友達も解消し、私は神として尊敬していたはずのAをブロックした。

 コロナ次第だが今度のオンリーで私は彼女とまた会うことになるだろう。席番はまだ出ていないがAとは隣になりたくない。そのためには徳を積まなければ。

あーー明日から毎日原稿の合間にジョギングして近所の神社にでも参拝しようかな。

クソしんどい

2020-09-06

自分のハマるアニメ漫画ジャンルはなぜか女性が多い。

とくに作家側が女性であることが多い。

例えば今ハマってるのはボーカロイドだけど作り手に女性が多い。

しかオンリーイベント行ったら参加者全体で7割くらい女性だった。

自分も絵を描く人間だけどなんとなく肩身が狭い。

2020-08-20

二次創作オタクの繰り返すデビュー欲求

あらかじめ書き添えておくが、当記事はいわゆる「◯◯デビュー」といわれる“新たな環境における心理変化”の話であり、オタクによる二次創作界隈の話でもある。

我々には何かしら再デビューの機会が与えられている。進学、就職転職転勤。別れと出会い結婚離婚出産育児引っ越しなどなど、人生の節目というやつは言い換えればリセットであり、それまでの生活から心機一転だ。黒歴史封印し、面倒な人間関係を精算するにはうってつけのタイミングである。(ま、周りはそう手放したり忘れたりはしてくれないが)

それら「人生の転換期」ともいえるデカい状況は、自己都合でおいそれとは引き寄せられない。数が増えるとリスクも大きいし、単純に疲れる。それに引き換え、趣味はわりあい手軽な転換が可能だ。飽きたら変えればいい。やらかしたら離ればいい。(ま、周りはそう簡単に許してくれないかもしれないが)

簡単に言えば“逃げられる”世の中になった。

そこで、冒頭で書いた「二次創作」の話である

私は高校時代から25歳くらいまで、オタク活動を至上の趣味としていた。漫画アニメか何かしらのメディアにのめり込み、たぎる妄想武器に、同人誌を作ったり売ったり買ったりしていたのである。絵も描いたし文章も書いた。同志とつながり、内輪受け企画をしたりオンリーイベント主催したりして、それなりに楽しく仲間内での交流をしていたと思う。

そのうち、やりたいことがねじ曲がっていった。

原作ネタ元)が好きで、妄想の行き場を求めて創作に打ち込むのではなく、本を出して感想をもらったり企画をほめられたり、讃えられ、感謝される自分に酔いしれるようになったのである。よくある「承認欲求」というやつだ。

満たされているうちはいい。しかし、よほどの神作家でないかぎり、チヤホヤ曲線は必ず下降する。それに、ネタ作品への愛が薄れていることは、たぶんバレてる。

私は最初の一作が評価されやすく、ジャンル大御所の目にとまっていきなり浮上する。

新たなコラボイベントなど、注目を浴びるような企画打ち上げることも多い。

結果的に、その界隈でいきなり知名度が上がる。

しかし、すでにその時点でネタ元への妄想は枯渇している。

自分の中に残っているのは、それらをプロデュースする私、というコンテンツだけ。

惰性で出した創作物は、それなりの評価しか得られない。

知名度があるのに売れない。必要とされない。プライドが許さない。もう戻れない。

結果として、逃亡した。離れるよ、ジャンル移動するよ、と堂々と宣言するのではなく、さっと姿を眩ませた。オタクはもうこりごりだと砂をかけるようにして。

そして、かなりの年月が過ぎた今。

また、同じことを繰り返そうとしている。

そろそろいいだろう。ほとぼりは覚めたと。

あの頃の自分とつながっている人はいない。

個人サイトからSNS交流の場が移り、オンラインだけでもオタク活動可能になった。

同人誌頒布イベントに出なければいい。オン専文字書きになろう。交流もさして必要ない。誰か見知らぬ人に読んでもらえるだけでいい。

そして、支部ひとつ小説を上げた。

ジャンル内で知らない人はいないだろうという絵師の目に止まった。

ツイッターシェアされたのを知った。そこで箍が外れた。すぐにツイッターを始めて、その絵師とのコラボを開始した。

予想される結論から先に言おう。

あれから数ヶ月、その絵師との交流はない。

何を上げても反応はもらえない。

彼女が他の作家と楽しくやりとりしているのを悔しげに見つめるだけだ。

なぜなら、私の中でもうネタ元への妄想は枯渇しているから。

自分の中に残っているのは、それらをプロデュースする私、というコンテンツだけ。

今、承認欲求というやつの怖さをまじまじと感じている。

あくまでも二次創作だ。世の中の素敵な作品ネタ元なんかじゃない。原作へのリスペクトなしに認められる活動ではない。

でも、どうしようもないのだ。世の中の素敵な作品を“私が誰かに認められる表現のための素材”としか考えられない自分を変えるのは難しい。

潮時なのかもしれないと思いつつ、今の場所にしがみつきたい思いも捨てきれない。

辛い、虚しい。ちやほやされた自分過去を全部忘れて、すっぱりと切り捨ててしまいたい。

いっそ忘れてほしい。そして何食わぬ顔をして新規参入したい。

また私は、デビュー先を探すのだろうか。

2020-08-15

カゲプロの思い出

8月15日なのでカゲプロの思い出を語る。

カゲプロって何?

カゲプロもといカゲロウプロジェクト8月15日に起こる出来事を描いたメディアミックス作品で、

ニコニコ動画楽曲から派生し、小説漫画アニメ劇場版等で別々の展開をする面白さが売りだった。

ご存知かとは思うが、おそ松、鬼滅、今ならツイステとかに先駆けて、キッズが多くて民度が最悪、というイメージ代名詞だった。

私は当時成人していた社会人だったがこのジャンルにいたく執心した。

元々じん(自然の敵P)の作る音楽を気に入っていて、小説を出すというので興味本位で読んだ。ハマった。

正直お世辞にも上手とは言い難い小説だったが、楽曲動画も含めてアマチュアの手による一大作品というのは熱があった。

拙い所も含めてカッコいい!エモい支援したい!夢がある!割と珍しい感情ではないと思う。それが大人だろうと。インディーズバンドのようなイメージ

カゲプロ厨の様子

そういう風に素直にハマって、中に入ってみたはいものの、確かに実際自分より年下の人しかファンが居なかった。

沢山友人を作ったが、よくて高校生殆ど中学生小学生も多くて、成人していてお酒が飲めるような人は片手で数えるほどしか居なかった。

とは言え話が通じないなんて事は全くなかった。自分は大して創作などもしなかったけど、ツイッターで繋がった小学生敬語で話してくれた。

男の子も居た。CPとか担当みたいな概念も薄くてどんな趣味でも年齢でも人種でも仲良しだった。

コミュニティの中での喧嘩や、男の子も居る事で色恋沙汰が始まる事もあったけど、むしろ今まで自分経験してきたどのジャンルよりも平和だった。

かに痛い、と表現されるような事もあったかもしれない。でも人に迷惑をかけるような子は誰も見た事がなかった。

オンリーイベントの様子

カゲプロにハマった事で、コスプレ同人誌に初めて触れた子も沢山居た。どの子も知らないなりに、人に聞いたり調べたりしていた。

同人誌即売会(オンリー)では、親御さんと一緒に本を買いに来る人やスペースの後にお母さんが座っているサークルなどもあった。

本来即売会にはサークル側に年齢制限があったりするが、低年齢層のこのジャンルではイベントからきちんと許可があった。

別に子供趣味を楽しんじゃいけない訳でもないし、許可されているなら取りざたされる事でもない。

でも他のジャンル所謂大人たちからはとっても笑われた。まあ、珍しい事ではあるかもしれないけれども。

私はただの買専だったが、プラバンで作ったストラップだったりとか、手作り感のあるものも多くてそれはそれでよかった。

皆このジャンルが好きで、色んな工夫をして楽しみたいと思ってるのがすごく感じられた。

会議の様子

そんな風に内部に居ると、カゲプロ厨、なんて言葉を投げつけられる事もむしろなかった。

あれはカゲプロのことを特に好きではない人間が使う言葉から好きな人間とだけ過ごしていたら聞かない言葉なのだ

そういう中で、ニコニコ超会議が開催された。ニコニコ動画主催する一大イベント

カゲプロも当時大きなブースを作り、そのブース内で新曲を先行して聴く事ができた。私ももちろん朝から並んだ。

学生で中々会えない地方の友人達もこの日ばかりはみんな揃っていて、新曲を聞いたり、グッズを買ったり。とても楽しんだ。

会議はとっても広いイベントで、ほかにも回り切れないほど催し物があったんだけど、自分たちはずっとカゲプロのスペースに居た。

もちろん皆視聴ブースでは静かに並んでいたし、話す時も出来るだけ邪魔にならないように端っこに居た。

楽しい1日を過ごして家に帰ると、ネットが荒れていた。

なんと超会議カゲプロブース暴動が起きたらしい。視聴ブースが壊された、とか。

カゲプロ厨ではない大人の皆さんは、「カゲプロ厨こわw」「やっぱガキは・・・」みたいな事を言っていたが、

当のカゲプロである面々は皆揃ってクエスチョンマーク飛ばしていた。

なにしろずっとそこに居たのだ。そんな警備員が始末するような事態が起きたらさすがに気づくだろう。

当日そこに居た人間が誰一人としてそんなものは見ていなかった。でも、起きた事になった。

アニメの様子

待望のアニメが始まった。

まあ・・・出来・・・の話は置いておいて。

私はカゲプロに利用しているツイッターアカウントのほかに身内友人のアカウントを持っていたんだけど、理解のある友人からログインしない方がいい」と言われた。

カゲプロアニメが始まる前から、そちらのアカウントバカにするような文面で埋まっていた。

バカにしたいから今期はカゲプロ見る」等と堂々と言っている人も居た。何故全く内容を知らないのにバカにする前提なのか、腹が立つより悲しかった。

実際のアニメを見て、クオリティがどうだと言われたらそれは受け止める。でもガキが好きな作品からゴミ、という構図しかそこには無かった。

自分に向けられた作品でない事がわかるなら、ほっといてくれればいいのに

カゲプロの思い出

私はカゲプロが好きだということを殆どの人に明かさなかった。明かせばバカにされ、場合によっては引かれた。

カゲプロに興味があるけど、周囲がものすごく叩くから手が出せないと言われた事もあった。

いっそカゲプロ情報を何にも持たないおじさんとかの方が優しかった。前提条件が無ければ好まずとも「こんなんあるんだ」程度の気持ちで聞いてくれた。

カゲプロ厨の素行が悪いからだ」と言うには私はその悪い素行殆ど目撃したことが無かった。

若いからはしゃいで痛々しい事はあったかもしれない。でも流血沙汰とか、木の枝折ったとか、ブースを壊したとか、見ていない。

私の見ていない所であったと言えばそれまでだけど、でももうそなのは犯罪者は皆パンを食べている」理論で、カゲプロが悪いから何かをした訳ではないと思う。

ただ、私はカゲプロの事が今でも好きだし、人生で一番楽しい時間だったことに違いはない。

8月15日なのでそんなことを思い出した。

2020-07-18

anond:20200717213149

一年後にはジャンル移動している人だっていて、今と同じ情熱の本が出るか分からないのに。

それに、再開催ということは、今回参加者(欠席者含む)もまた申し込みをしなければなりません。

サークル参加費用はそこまで高額でもありませんが、無にするには惜しいお金です。

来夏に、はたして参加できる情勢になっているのかも分かりません。

返金や現実プチオンリーへのこだわりは知らん。だからこの一点のみについて言及する。

やる気があるなら、いますぐ、界隈の熱が冷めないうちに、オンラインでやれ。今いろんなサービスがでてきてる。

そりゃ腰が重いだろうな。わかるよ。手間もあるし、直接的なやり取りで得られたものや“右を見ても左を見ても、前を見ても後ろを見ても、お仲間しかいません。天国です。”という実感はきっとわかりにくくなりそうだしな。

でも推しカプへの情熱はそんなもんだったのか? 出るはずだった本がでなくなる未来と天秤にかけても?

オタクなら転んでもただでは起きるな。

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2020-07-10

底辺絵描きの昔話

おけパ漫画でふと思い出した、これは私が中学生だったとき不思議交流をしていた私(中島になりたかった七瀬)と神絵師(綾城)の話だ。SNS上の自分黒歴史でもある吐き出し

当時いたジャンルはまあまあメジャーで、今で言うキッズも沢山いた。民度問題で学級会も日常茶飯事だった

そんな時に神絵師(以下神)と出会った。神は推しカプが同じで絵柄がすごく好きで、ジャンル内では評価も凄くされていた。ツイートの傾向から、神も自分と同じくらいの中学生であることが分かった(本人も年齢は隠していなかった)

中学生底辺絵描きだった私は、同い年か年下で評価される絵を描く人にやたらに嫉妬や執着してしまう時期であった。だが評価されてずるいという感情はなく、何を思ったのか神と繋がりが欲しかった。

執着はしていたため神のツイートはもちろん、神の周りのツイートもよく見ていた。というかほぼ監視みたいな感じ。

神は交流を大切にする人で、相手が絵書きだろうとそうでなかろうと、絵についたリプにはもちろん返信、「繋がりましょう」とリプを送っている人には頻繁に交流しているようだった。

から見たら、神の周りはおけパ漫画中島に見えたし、自分中島存在になりたかった七瀬だ。

同い年ということもあり、私は神と友達になりたかったんだと思う。

私もリプを送ってみると、神はこんな底辺絵描きと繋がってくれた。その日から神と交流が始まり、神も沢山の人と交流しているためリプ返はすぐではなかったがフォローフォロワーのような関係になった。認知してくれたし、タメ口を聞く仲にもなった。

フォローフォロワーのような関係”というのは、神は繋がって認知はくれたが、フォロバをしてくれなかった。交流していたというのも、全て私からリプライで、神から送られてくることは一切無かった。(そりゃあフォローされてないならツイート見られないからね)でも私は中島立ち位置になれたこと、神が話してくれることが嬉しくてそんなことはどうでも良かった。

その時に神がイベントに参加すると言ったのだ。本ではなくグッズ参加だった。神のグッズが欲しかったし神に会えるなら、とどうしても行きたかった。

大きいジャンルオンリーイベントもあったが、神が参加したイベント都内個人主催、小規模のものだったが、わざわざ遠征して行った。

同人イベント自体は初めてではなかったが当時は支部くらいしかしていなかったので、支部で欲しかった本を買うだけ、ただ買い物に行くような感覚しかなかったが、SNS交流した事があった人が出るイベントは本当に初めてでメチャクチャ緊張してた

イベントが始まり、神のサークルスペースを確認した。神の絵柄の絵が置いてあったので神と間違いなかった。緊張していた私は他のスペースを回って最後に神のところに行った。交流の多い神は隣のスペースの仲良い絵師や、おそらく仲良いフォロワーと会話していた。並んで私の番が来た時、私も認知を貰っているはずだったがフォロバされていない事が脳裏をよぎりチキンすぎた私から出た言葉は「あの、ツイッターいつも見てます!」だった。いつもリプをしていた自分だという事が言い出せなかった。これじゃただのキモオタだ。神はありがとうございますと述べ、スケブを頼んだら描いてくれた。そんな感じでイベントは終了したが、イベントに参加したことを呟いたら同じ一般参加者の人たちが何人かフォローしてくれた。中には神とよくリプしてた人もいて、一方的に知ってる人だった。その人をAとする。ちなみにAは今一番長い付き合いになるフォロワーだ。

神以外にも交流が増え、SNSが楽しかった。そんなとき、Aが「神からフォロバされた!」と呟いた。私よりも前からよく神と会話していたのに、Aもフォロバされていなかったんだ、と思った。と同時に、神とはいえフォロバしてくれない相手になんでこんなに執着してたんだ???と我に帰った。

それからジャンルに飽きてきて呟く事がなくなり、SNSを離れた。しばらくしてから新しくアカウントを作って、仲良かったフォロワーだけフォローしてアカウントを消した。

今は神絵師は神絵師コミュニティがあるから無理に交流はしない、とかフォロワーになってくれた人と積極的交流する、として楽しくSNSをしているが、前垢でのこの話は本当に自分黒歴史だ。

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