「オンリーイベント」を含む日記 RSS

はてなキーワード: オンリーイベントとは

2022-11-15

瓦解して焼け野原になった同人オンリーイベントの話

アニメ二次創作同人をやっていた人間の話。

女って怖いなぁと傍目から見て思った忘備録

ところどころにフェイクあり。


アニメにはAというキャラクターとBというキャラクターがメインにおり、A×Bというカップリングアニメ終了後も結構流行っていた。

ただ、某アニメは物凄く人気があったというわけではないため、AB同人活動者の人口が際立って多いわけではなかったが、同じ穴のムジナということもあり、それなりに仲良く活動していた。


同人イベント主催する大手はいくつかあるが、その中で某所が「一定得票数が得られたジャンルについてはオンリーイベントを開催する」という企画をしている。オンリーイベントはいわばそのジャンル単独お祭りだ。

今まで某アニメ全体の同人イベントはポツポツと開催されていたが、そのカップリングジャンルオンリーイベントは開催されたことがなく、ABを描いている人たちはオンリーイベントを開催させるために盛り上がった。

票を入れるためにはそもそも何かしらの同人物を作らなくてはならない。ABにいる人たちはこぞってABを描き、投票をしていった。


結果、一定数の得票を超えたため、ABオンリーイベントの開催が決定した。

ABで活動している人は大喜びし、中心人物Cがオンリー記念アンソロジーを発行すると立ち上がるくらいだった。


しかし、雲行きがおかしくなり始めたのはそのあたりからだった。

まず、中心人物と仲が良いと思われていた作家が、「私はCからはぶられている。無視されている」と言い始めたのだ。詳しい事情はわからないが、その作家はCが仲良くしている人間と一緒に活動していたにも関わらず、突然Cを目の敵にし始めた。

そして、Cに対する確執を一通りSNSでぶちまけた後、ジャンルから去った。作家はABの大手所属する方の人間で、開催されるABオンリーイベントに参加する予定だった。


その後、何もなく穏やかにすぎていたのだが、それから少しした所で、ABの大手絵師がCのグループの一人とSNSで大喧嘩をして、また去った。その絵師はABオンリーイベントに参加する予定はなかったが、開催に必要な票を集めることに尽力を尽くしてくれた人だった。


しばらくして、Cのグループが内輪揉めを起こし、Cと仲が良いと思われていた一人とCが互いに暴言を吐き合い、目に見える形で関係を断った。Cが企画していたABオンリーイベントで出す予定だったアンソロジーをその人に頼んでいた経緯もあり、アンソロジーは発行中止になった。

Cも喧嘩した人もオンリーイベントに申し込んでいたが、どちらも不参加だった。


開催されたABオンリーイベントには参加したが、とても閑散としていた。

ああ、これがみんなで頑張ろうと言ってきた結果かと、とても寂しくなった。


私は所詮野次馬で、既にジャンルを去った部外者だ。どうなろうと、知ったことではない。

ただ仲間内で仲良くやっていたジャンルとてもこうやって簡単に瓦解するんだなと、そのジャンルの人と喋る機会があり思い出したついでに意味もなく書いている。

2022-10-22

艦これ舞鶴市知財市長選挙のまあまあヤバい話(前編)

2022年9月中旬に注目を集めた、艦これ舞鶴市来年2023年に予定されている市長選挙に関わるお話をまとめました。

艦これユーザー視点なので、その点承知おき下さい。

事情をよく知らない人にも分かるように書いているため長いのと、当時深掘りした人にはあまり新しい情報はないと思うのでその点もよろしくお願いします。

舞鶴市長選にわりととんでもない人が出馬予定ですよ

京都府舞鶴市2023年2月現市長任期が終わり、市長選があります

それに関わり、既に立候補を表明している松本隆さんという人がいます

こういう話に個人名を出すのはあれかなとは思ったのですが、公人になろうという人ですし公開情報なのでいいかなと思い直しました。

選挙ドットコムにも掲載されていますしね。

さて、この松本さん、「やばい舞鶴 森本たかしならこう変える!」というYouTubeチャンネルを開設していまして、日々動画投稿されています

このチャンネル9月中頃に投稿した動画が軽く炎上したことで、にわかに一部界隈で注目されました。

いわく、舞鶴市には古くから海軍文化があり、KADOKAWAは「艦隊これくしょん -艦これ-」というコンテンツ文化盗用をしていると。

にも関わらず、森本さんの尊敬する「Aさん」に対し、知財侵害をやめるよう警告書を送りつけたと。

私は森本さんの動画に「それはKADOKAWAの方が正しいのではないか」という趣旨コメントをしていたのですが、この度ブロックされ、コメントができなくなりました(正確に言うとできることはできるのですが、YouTube仕様自分以外は森本さん含め誰も読めないのです)。

そこで、備忘録がてら今回のことをまとめておこうと思いました。

なにぶん市長候補とその周辺の不祥事なので、公共性があるものと考えています

特定個人や団体を批判的に扱っていますが、憎悪を煽る目的は一切ありませんのでよろしくお願いします。

*固有名詞がたくさん出てきますが、見やすさを優先し、初出の場合やおおむね5文字以上の長いものにだけかぎかっこを付けています

とても長いので1行でまとめると、舞鶴には艦これIP勝手に使って地域振興を目論む人たちがいて、そのお仲間の森本さんが市長選出馬しますよ、というお話です。

背景について

まず基本的な事項から

Aさんに警告書を送ったKADOKAWA(厳密にはグループ会社の角川アーキテクチャ)ですが、2013年から艦隊これくしょん -艦これ-」(以下、艦これ)というゲームをEXNOA(旧DMM GAMES)のプラットフォームで展開しています

ゲームアニメファンであれば、触れたことはなくても名前くらいは知っているでしょう。

そして「砲雷撃戦!よーい!」という、艦これオンリー同人イベントがありました。

さまざまな地域で開催されたイベントで、舞鶴も会場の1つだったのですが、2021年3月イベント最後現在廃止となっています

廃止理由は公開されていませんが、舞鶴市内で別の同人イベントは開催されており、別の地域艦これ同人イベントは開催されており、「砲雷撃戦!よーい!」運営の別のイベントも開催されていることから、「砲雷撃戦!よーい!」だけの事情があったと推測されています

要するに、KADOKAWAから怒られたのではないかと。

ただ、当時は誰も事情を知らなかったのではないかと思います

同人イベントって何?という人のために

同人イベントとは、主に個人制作した作品一般流通では販売しない(できない)ものを会場限定販売するというイベントです。

扱う作品が本だけの場合同人誌即売会とも呼ばれます

原作なしのオリジナル作品だけを扱う同人イベントもありますが、現在どちらかと言うと主流なのは二次創作、つまり既存作品モチーフにした作品を扱ったものでしょう。

オンリーイベントは、参加者が全員同じモチーフを使うというルールを設けたイベントです。

イベントではコスプレのように本やグッズ制作以外で参加できる場合もあります

既存作品モチーフにする以上当然なのですが、二次創作原則として著作権侵害します。

しかし、同人イベント販売される二次創作作品は見逃される傾向にあります

こうしたイベントクリエイティブ人材養成する場になっている面があり、多くの版元がそれを尊重しているからです。

権利者側がガイドラインを示し、その範囲二次創作を認めると宣言している場合もあります

ガイドラインがない場合は目安すらありませんが、版元が問題視すれば著作権侵害等を問われることになります

そのためOKNG境界あいまいで、二次創作活動は「版元に怒られないようにしよう」が大原則になります

常に議論のある部分ではあるものの、建前として「ファン活動であって営利目的ではない」というものがあり、二次創作では作品の「販売」ではなく「頒布」という言葉を使うことが多いようです。

大変盛り上がったけれども

往時の「砲雷撃戦!よーい!」は大変大きな盛り上がりを見せ、開催期間2日でのべ1万人以上を集めたこともあるようです。

最盛期には周辺のホテルが満室になり、地域を走る電車イベントのために増発するという事態にまでなりました。

ここまで盛り上がった要因の1つとして、地元商店街の協力がありました。

会場のすぐ近くで屋台村を形成し、地元の美味しいもの提供したのです。

好きな作品同人誌を買い、美味しいものを食べる。

最高じゃないですか。

ところが、ここで1つ問題が発生するのです。

普通同人イベント公式の許諾は出ません。

するとこの屋台村、艦これに便乗して商売している、法律用語で言うと「冒用」しているのではないか?という点です。

ごく初期は、これを誤魔化すために「同人イベントをやっていたら、たまたま近くに屋台村が出ていた」という体裁でいたと記憶しています

ところが、いつからか2つは一体化し、「砲雷撃戦!よーい!」は屋台村をイベントの売りの1つとして扱い始め、同じポスターで案内までするようになりました。

すると、次に気になるのは責任所在です。

屋台村は誰が主催しているのでしょうか?

MCAというNPO法人

ここで出てくるのが「舞鶴クリエイティブアソシエーションMCA)」というNPO法人です(マカと読むそうです)。

MCA2014年2月に開催された「砲雷撃戦!よーい!」のにぎわいを見たTさんMさんが発足した団体です(私人なので一応イニシャルにしておきますMCAを調べればすぐ出てきますが)。京都府への登録2015年7月になっています。一応、地域振興や文化振興を目的としたNPO法人ですが、ネット上に残っているインタビュー記事などを読む限り、発足のきっかけは「砲雷撃戦!よーい!」です。

このMCA地元事業者を誘い、「砲雷撃戦!よーい!」に併設する屋台村を作ったというのが実情のようです。

なかなか凄いな、と思ったのが、府に提出した活動報告書に堂々と「艦隊コレクションイベント」と記載していることです。

あれ、同人イベントなのでKADOKAWA許可は取ってないですよね?なんでNPO法人活動報告にゲームタイトルが出てくるんですか?しか表記が間違ってる?

というのが最初感想でした。

さらによく見ると「従事者の人数」という項目に「10人」とあり、MCAから人が派遣されていたことが分かります

ちなみに「砲雷撃戦!よーい!」の名前も出てくるので、「艦隊コレクション」であって「艦隊これくしょん」ではないという言い訳はできないですね。

また、「砲雷撃戦!よーい!」の前夜祭を委託事業として請け負って20万~30万円前後報酬を受け取っているので、完全に艦これ名前を使って商売をしてます

この時点でMCAによる知財侵害ほぼほぼ確定したと言ってよいかと思います

ゲームキャラクター第三者が描いていれば著作権のうち翻案権侵害になるでしょうし、艦これ名前を使って人を集めてイベントを行うのであれば不正競争防止法抵触するでしょう。

森本さんはTwitterで「私達の知識レベルでは一線を超える事は無いとは思います」と仰っていましたが、まあ嘘ですよね。

他社のIP勝手に使って商売していいなんて法理はありません。

スタート地点からアウトです。

余談ですが、IP知財知的財産)は著作権法や商標法不正競争防止法などいくつかの法律で守られるものをまとめた広い概念です。

今回の件は著作権だけでは語れないため、このワードがたくさん出てきます

もう1つ余談として、艦これ公式は「砲雷撃戦!よーい!」について発信したことほとんどありません。

会場でのトラブル逮捕者が出たという報道があった際に「これは…無許諾の非公式な催しですね。企業関係しているでしょうか。であれば、問題ですね。少し調べてみましょう。」とツイートしていただけです。

「砲雷撃戦!よーい!」廃止情報が流れたのはその約9ヶ月後なので、公式もそれまで全く知らなかったということはないだろうと思いますが、この事件が介入の呼び水になった可能性はあるかと思います

当初メディアに「艦隊これくしょんのイベントで…」と報じられたので、いい迷惑だったのは間違いありません。

同人法人

MCAがアウトなら「砲雷撃戦!よーい!」もアウトなのでは?という素朴な疑問が生まれると思います

結論としてはそうなると思いますが、実はもう少し面倒な背景があります

個人法人の扱いの違いです。

艦これ運営2013年の頃から二次創作IP利用に関するガイドラインを出しています

正式文書にはなっていませんが、DMMプラットフォーム内や公式Twitterアカウントで発信したものなので、正式ものとして扱うのが正道でしょう。

このガイドラインでは、個人が楽しむ範囲同人活動)で、他人や他社、運営関係者に迷惑をかけなければ黙認するということになっています

一方、法人自治体団体が利用する際は必ず運営相談するように、としています

MCAと「砲雷撃戦!よーい!」は、片方は法人、もう片方は個人と両方の要素を持っています

まりMCA屋台村と「砲雷撃戦!よーい!」が一体になった場合、同じイベントでありながらガイドライン上は屋台村はアウト、「砲雷撃戦!よーい!」はセーフということになります

まあ、実際は半分だけアウトとはならず、アウトの要素を持っている時点で個人側のガイドラインの「迷惑をかけない」に抵触するわけで、結果的に「砲雷撃戦!よーい!」そのもの廃止となったのは当然と言えば当然のことでした。

冷静に考えればNPO法人が他社のIP勝手に使って活動をしていいはずがなく、どうしてKADOKAWAにお伺いを立てなかったのかという疑問は残るのですが、残念ながらそうなってしまったのです。

MCA知財関連の知識運用はあまりにお粗末で擁護のしようがないのですが、1つだけ気の毒に思うのは、最初に触れたのが「砲雷撃戦!よーい!」という同人イベントだったことです。

実際のところ、MCAが利用したかったのは艦これIPではなく、舞鶴市内に市外の人が集まっているという状況だったわけです。

実際に人を集めていたのは「砲雷撃戦!よーい!」だったので、手を組むならこちらだという発想を持ってしまったのは仕方がないことだと思います

艦これ公式と組んでも、人が来なければ意味がないのですから

問題は、艦これKADOKAWAIPであるということは当然分かっていたのに、冷静になってIP侵害であるということに向き合えなかったことです。

同人イベント隠れ蓑にしているか安全だと思ったのでしょうか。

一緒に盛り上げた以上「砲雷撃戦!よーい!」は仲間であり、仲間を裏切ることはできなかったということでしょうか。

それとも、ここまで大きく育てたのだから、版元と言えども奪うことはできないという奢りがあったのでしょうか。

結果、(おそらくKADOKAWAの介入により)全てを失ってしまったわけです。

ただ、MCAは「砲雷撃戦!よーい!がなくなっても同人イベントとの協業を諦めなかったようで、その後は2019年から始まった「舞鎮駆逐隊」というイベントに傾倒していたようです。

この「舞鎮駆逐隊」は後でまた出てきますが、今年9月に6回目の開催を目前にしてKADOKAWAから盛大に怒られて中止になり、主催者は今後艦これイベントを行わないと誓約させられました。

そしてこの中止になったイベントサークルスペースに、MCA内部組織である舞鶴鎮守府実行委員会」が割り当てられていました。

KADOKAWAと「舞鎮駆逐隊」の間でどんな交渉が行われたのかは分かりませんが、MCAが絡んでいたことを責められた可能性もないとは言えないのではないかと思います

もっとも、それ以前に「舞鎮駆逐隊」は主催によるイベント内外におけるグッズ販売問題視された可能性も高く、確かなことは分かりませんが。

イベント主催個人でやるには負担が大きいので、組織を作る、法人主催になるというパターンが多く、主催二次創作グッズを販売する=同人活動の枠を超えたと判定されるリスクが高くなります。)

中編に続く

https://anond.hatelabo.jp/20221022145225

2022-10-09

マイナーCP界隈に人が増えない理由がわかった日記

二次創作界隈のぼやきを眺めていると、「マイナーCP」についての愚痴をよく見かける。

そのほぼすべてが「マイナーCP界隈の内側」からぼやきだろう。

曰く、人が増えない、生産者がいない、大手と比べて云々…

これを書いている人間は、界隈の人数とか生産数とか関係くその時ハマったものを好きなように生産している人間なので、そういう嘆きを見ても「わあ大変な思いをしている人もいるんだなあ」程度にしか考えていなかった。

持論としては、作品は描(書)いたら増える。それを見て魅力に感じた人がいれば界隈人数も増える。それはどのキャラクターCPも同じこと。

それでもマイナー大手の差が開くのは、純粋キャラクター人気の差とかその時の情勢とかもろもろが関わってくるものなのだから、そのCP並びに作り手や語り手が悪いわけではない。ただ運が悪かっただけ。

そう考えていた時代もあった。

しかしこの度、あるマイナーCPイベントに参加したこときっかけで

「いやマイナーCPマイナーのままなのは作り手も悪いわ」

と考えるようになったので、日記に残そうと思う。


--


上に書いた通り自分はその時ハマったものを好きなように生産する人間なので、今作っているものマイナーかどうかなんて全く認識していなかった。(そもそもマイナーとか大手とかでCPに優劣をつけて見たりもしない)

SNSでも仲のいい友達といくつかの無難公式アカウントしかフォローしていないので、そのCPに今どれだけ作り手がいてどれだけ盛り上がっているか、も知らない。

からその「マイナーCP」が人に飢えているマイナーということも、イベント中の参加者のボヤキで初めて知った。

そのイベントweb開催のオンラインイベントだった。

web上で品物のやり取りをし、アバター越しにチャット参加者交流をし、主催者が設定したデザインに彩られたイベント会場を楽しむ、というもの

イベントには交流のための時間場所が設けられていた。

リアルイベントとは違って対面での個人交流がしにくいのがオンラインイベントなので、そうした交流会を設けているイベントは珍しくないと思う。

似たようなwebイベントに何回か参加したけど、やはりどこも参加者同士が盛り上がるための交流会を設けていた。

webイベントというものは、そのように特定時間場所を設定しなくても会場のどこでもチャットでの個人交流ができる。

にも関わらずわざわざ交流会を開催する意味合いとしては、積極的コミュニケーションの場を通じてファン同士の絆を深めたりCPへの熱意を発散したりといった「界隈をより盛り上げたい」という村興し的な面が強いと私は考えている。

何度か参加した他イベント交流会でも、話したこともなかった相手言葉を交わせたり、好きなキャラクターCPの話だけで知らない相手友達友達まで巻き込んで大勢で盛り上がれたりして楽しかったので、その「マイナーCP」のイベント交流会も楽しみにしていた。

当然CPイベントの主軸はそのCP作品をめいいっぱい楽しむことにあるので、交流会だけがメインではなくあくまでおまけ程度。

例えるならスーパーの買い物でたまに引ける福引程度のものなので、「買い物ついでにこれも楽しめたらいいな」くらいの期待度。

ティッシュが当たろうが掃除機が当たろうが、目当ての買い物はクリアしているのでまあいいや、の感覚

それでもイベントに参加するなら「そのCPを取り巻く人々の空気感を味わいたい」のが個人的な趣向だ。

なのでるんるん交流会には参加した。

CP好きで集まった人々なら、CPキャラクターについての熱い萌え語りが聞けるかもしれない。

なんなら頒布作品の裏話とか、サークルの苦労話とかでもいい。

好きな作品同人に関わる人と交流ができることが楽しみだった。


しかしいざ交流会がはじまると、CPキャラクターの話はエッセンス程度。

発言しているのはほんの一部の人のみ。おそらく「界隈の中心にいる人」たちなのだろう。

(交流会には20人くらいが参加していたが、会話していたのは5人程度だったと思う。他の人たちは「お疲れ様です」「開催ありがとうございます」といった挨拶をはじめと最後にしているのみでほぼ無言)

その中心の人たちの話題も、「〇〇さん相変わらずですよねー!」「出た〜w ✕✕さんのこれ〜ww」といった『人いじり』がメイン。

界隈や人ではなくCPキャラクターが好きな私には全くわからない。

要は身内ノリが激しいのだ。

その「身内」の外側にいる人間には入る隙間がない。

先程福引で例えたが、福引を引きに行ったらスーパースタッフ個人的な話をずっとされて楽しいと思う人はいないだろう。

それでも折角交流会に来たのだから一緒に盛り上がろうと自分なりに入れる話題を見つけて乗ろうとしたりした。

たまにキャラクター中心の話になった時にそのキャラクターを掘り下げる発言をしたり、『界隈の人』の話でも頑張って乗って一緒に盛り上げようとしたり。

もちろん私の他にも同じように乗ろうと一生懸命発言している人もいた。

しかし私やその人の発言に対する共感も相槌もないまま、すぐ『界隈の人』同士の話に戻る。

こんなに虚無を感じる交流会もない、と思った。

交流会の会場設定もその狭い交流を加速させているように感じた。

とにかく狭いのだ。本来は広い会場を、デザインでかなり狭くしている。中心以外は入れないように真っ暗にされている。

そのままの広さなら、参加者があちこちに散らばってそれぞれ発言が誰かの邪魔をすることもなく個々人で交流ができただろう。というかこれまでに参加したイベントは全部その形式だ。

しかしこのイベント参加者全員が中心に押し込められる形になっているため、一つの話題しか盛り上がれない。他の話や個人的な交流をしようとすると、今盛り上がっている場にノイズを撒くことになる。

から今進んでいる話題に乗れない人間たちはみんな押し黙って、僅かに発言できる挨拶の瞬間に短いチャットを打つことしかできない。

主催もその『身内ノリ』を止めるどころか、進んで乗って盛り上げていた。

参加者全員を楽しませるように、ではなく、「自分自分と仲のいい相手と楽しめるように」そんな盛り上げ方しかしていなかった。

乗ることができない人間にとっては、他人同士の身内通話を延々と聞かされているような、そんな時間

なんのために参加しているのか、これはなんの時間なのかとさえ感じている頃、その『話題の中心』の人が発言した。

「まだまだマイナーだよね、ここ」

--

それで私が感じたのは、ああこれがマイナーCP界隈というものなのだな、という認識だ。

マイナーCP界隈者が時折自虐的に使う「村」とは、なるほど的を射た表現だったのだ。

人が少ない、だから少ない人々で身を寄せ合い生まれた村。

よその人を招くイベントを開催しても、村人たちが結束しすぎて、結局よその人が居着く隙がない。

私はこれまでマイナーCPとは「キャラクター露出が少ない、公式での絡みが少ないなどといった理由でどうしょうもなく人が増えない界隈」だと考えていたが、実態は違ったようだ。

「結託しすぎて排他的になっている界隈」これこそがマイナーCPであり、マイナーCPに人が増えない理由なのだ

このCPを嫌いになったわけではないので生産自体はやめないが、このCPオンリーイベントに参加することはもう二度とないだろう。

このCPリアルイベント参加も検討していたが、リアルはより一層身内とアウェイの差が開くと感じたため、参加を取りやめた。

(リアルイベントも「界隈の中心者」が開催に一役噛んでいるらしいのもその理由だ)

このイベントに関しては参加させてもらった以上は大人対応として「楽しかったです、運営お疲れ様でした」と主催に伝えたが、本音としては「楽しくなかった。二度と参加しない」が全てだ。さすがに本音は言えないので心とこの日記ナイナイした。

身内ノリが悪いと考えているわけではない。

同じ志を持つコミュニティ所属し仲のいい相手と絆を深めることは人間にとって最大の幸福なのだと某有名大学も発表している。

「界隈感」が嫌いな私の好みもある。

ただ、やはりマイナーCP界隈は自ら「ここはマイナーCPだ」と発信して界隈を狭めても得にはならないと思う。

マイナーであることに良さを感じているのなら好きに狭くなればいいと思うが、「人が増えてほしい」ならせめて公募イベントでの身内ノリを抑えたほうがいいのではないだろうか…。

そのイベントでも「もっと盛り上がってほしい」「人が増えて嬉しい、もっとたくさん来てほしい」と発言する「界隈者」たちに何度も心の中でツッコミを入れていた。

新参をちやほやしろと言いたいのではない。せめて身内以外が参加しているイベントなら、身内ノリを控えたほうがみんなで盛り上がれるんじゃないか…。

まあ、ことwebイベントに関しては開催者が全てなので開催者が身内ノリに賛成するなら、もういいのかもしれない。

私はそう諦めた。マイナー界隈とはそういうものなのだろう。

やっぱりイベント参加するなら、大手だな…。

そんな日記

2022-08-15

同人日記 同人イベントの基礎知識2022

https://twitter.com/nijico/status/1558838940257632256

みちゃったからにはやるしかねえな…。

 

ファンがつどって本を売るイベントの多くはカテゴリー名「同人誌即売会」です。

売り手を「サークル」、買い手を「一般参加者」といいます。本を買うときは通常サークル側で「出場、ブースを出す」するか一般参加者側で「当日買いに行く」どっちかの方法で参加します。(サークル一般あわせて全員が参加者であり、お店とお客ではないことにご留意ください)

今回は一般参加者側だけ説明します。

規模が大きい「同人誌即売会から順に説明していきます

まず同人誌即売会すべてがコミケではないのでご注意を。その行為は「準チョコレートスナック菓子すべてをタケノコの里と呼ぶ」ような行為。争いのもとです。

また参加にあたっては各運営サイトをよ~~~~~~く隅々までよんで参加してくれ。

ルールをまもらないと、犯罪トラブルに巻き込まれてもだれに責任をおしつけることもできないぞ。

自己責任でおねがいします。

 

コミケ」「C●●●」「夏コミ」「冬コミ

真名コミックマーケット。開催回数ごとにC●●●と数字をつけて特定して呼びます。「2022年の夏のコミックマーケット」=「こないだの夏コミ」=「コミックマーケット100」=「C100」です。秋コミはない。

年二回(盆暮れ)開催ですから次は2022冬コミのC101だね。

開催拠点現在東京ビッグサイトです。 

運営は「コミックマーケット準備会」の名でツイッターしてますオールジャンルで2~3日間の連日開催です。

※連日開催でも基本的には総入れ替え制(日付が違うと同じ場所でも違う店に代わっている)なので日付をまちがえてはいけない。

東京都から指導が入っておりコロナ下では事前に入場整理券を買えて時間通りに到着してないと一般入場者も入れません。つまりコンサートチケットみたいなやつが必要です。

 

「シティ」「スパコミ」その他多数

真名:「コミックティ」。 ※誤用でシティもなにもかもひっくるめてコミケと呼ぶ若い人も多い。

大きいの(拡大開催)を「スーパーコミックティ」「スパコミ」「超都市」などと呼びますスパコミは連日開催(総入れ替え)。他は1日のみの開催期日のことが多いです。

拠点となる会場は大阪インテックス東京ビッグサイトです。

他にもイベント冠名とかがいっぱいある。「スーパーコミックティ星に願いを2022」とか。この場合星に願いを」などと冠名のほうで呼ばれる場合があります

あとものすごく複雑な経緯のすえに、3月のコミックティだけは「春コミ」と略称するケースがある。(真コミケと紛らわしい)

コミケの1週間あとに大阪インテ会場でやるのが夏冬のスパコミ。

あと連休にあわせ年6回くらいやってます。10月(体育の日)3月(お彼岸)5月(ゴールデンウィーク)とかあるはずだ。

運営は「赤ブーブー通信社略称「赤ブー」です。男性向けの「青ブーブー通信社」ってもうやめたんだっけ?

オールジャンルではないです。赤ブーは女性向けジャンルメイン。

独自制度として「プチオンリー」というのがあります全然プチじゃない謎の包括イベントで、イベントインイベントです。

大事なことはジャンル者の中ではこのプチオンリー名称コミックティ代名詞になってたりします。「シティに出ます」といわずに「プチオンリーに出ます」というわけ。

それもジャンルごとに凝った命名があって、アニメ名称そのままではないので一度、赤ブーのサイトにいって自分ジャンルはなんというプチオンリー名でやってるのか用語をよく確かめてください。

と言っても原作名とプチオンリー名の対応が一覧表で載っているわけではなく、そのプチオンリーがあったイベントだけ「プチオンリーリスト」の形で載ってます

じゃあマイナー原作ファン作品をどうやって探せばいいかというと、「ケットコム http://ketto.com/ 」という同人イベント検索サイトでの横断検索が便利です。

なおシティへの一般参加コミケほどは入場制限が厳しくないです。企業ブースが少なく転売者が少ないせいかもしれない。

 

ティア」「コミティア

真名コミティア

東京で年に2回くらいやってるオリジナル系。つまり二次創作アニメ系のファンブックは一切売ってないです。

逆にいえば本人のオリジナル設定・オリジナルキャラでさえあればよい。

たまには商業誌オリジナルでBLやってる方の外伝とか打ち切られたやつの続編とか見ごたえあります

最近はTRPGシナリオゲームブックキャラシートとかも盛んなのかもですね。(見てきたかのように言う)

東京に住んでたら行くけど規模が小さめなので地方民には辛いやつ。

運営は上2つとは違うらしい。

感染対策状況などについて増田全然経験なくてわからない

 

「おでかけ●●」

運営者がスタジオYOU地方でやってくれるのでアニメ漫画の好きな中高生が気軽に出られる。

手作りグッズやコスプレによる交流も盛んで学校を超えた地方全体の文化祭のような雰囲気

感染対策状況や開催状況などについて増田全然経験なくてわからない。つぶれてないといいなぁ

 

各種オンリーイベント

男性向けなどに多い。コミケのない時期に、赤ブーもプチオンリー開催してくれないようなジャンルファンの集いをひらきたくて手弁当でやってるのが「オンリーイベント」。

とにかく会場まるごとそのジャンル東京が多い。

まり箱が小さいので知る人ぞ知る。ケットコムで同行の士を探してくれ。

それかコミケだの大規模イベントジャンルの人をみつけてその人にコミケ会場ではなしかけて尋ねろ「次どのイベントますか」と。

最近コロナから自腹オンリー減ってる。シティプチオンリーがやっぱり楽ちん。

 

オンラインイベント

上の各種イベントコロナで直前中止になったら一斉にかけこむ。

正直、ピクシブと虎とブースへのリンク集的。あまりまとまってなくて見づらい。執念と疲れない目が必要

ピクスクと、赤ブーオンラインが二大オンラインイベントサイト

ピクスクはなんと1サークルだけでもオンラインオンリーイベントを開催できてしまうのだ。力量さえあればだが。

正直今回のC100の鬼行列はもうオンラインイベでいいじゃんとみてておもった。

 

==============

 

今のところの規模感は

コミケ>シティコミティア>>おでかけ=赤ブーのオンラインイベント>各種オンリーイベントピクスク 

サークル作品をとりそろえて来場者様をおまちしております

2022-07-31

推しCP界隈の人間関係がめんどくさくて冷めそう

私はとあるジャンルマイナーCPが好きな女だ。

主にツイッターを使って好きな絵師や字書きを追っかけ続けているが、ここ最近、界隈の人間関係がめんどくさい。

まりにめんどくさいので推しCPから離れたくなってるけど、でも好きだし、ほかに吐き出すところがないのでここに書き捨てる。

推しCPは逆CPのほうがメジャーで、規模が10倍くらい違うし、両方いけます!の雑食/リバ派も多い。

あるとき、一人の推しCP固定過激派作家が逆CPに対して、冗談交じりに攻撃的な文面をオープンに呟いた。

それに対して固定穏健派作家が「脅迫だ、怖い」と彼女非難し、同意する固定穏健派および雑食派と、それに反発する固定過激派で界隈が対立してしまった。

固定過激派が逆CP攻撃に至った経緯は、作品拡散されていくうちに逆CPとして消費されたりコメントされたり、色んなストレスが重なってのことだろうと思う。

界隈の中には推しCP固定と名乗りながら実は別アカウントで逆CP創作してます、みたいな人もいて、そりゃー詐欺だよ良くないよ住み分け大事だよと私も思った。私も固定派なので、やっぱり生産元が逆も書くならそのことは誤魔化さないでほしいんだよね。明記しろとは言わないので。こっちでチェックかけるし本物の固定過激派は「危うきに近寄らず」で対処すると思う。アカ分けて「固定です」は詐欺ですやめてくださいブロックブロック

攻撃的なツイートと言っても冗談交じりの文面で、身内のノリを軽い気持ちで表に出しちゃったって感じだった。

でもどんな理由があっても冗談でも、「逆CP殺す」とかそれに類することを呟くのはダメだと思う。

そういう配慮のない呟きをオープンにした固定派も、それを宥めるでもなくいきなり「脅迫だ」と糾弾して騒いだ穏健派も、逆CP創作することを隠しながら活動していた自称固定派も、私は全員なんだかなあと思っていた。

そんなわけで逆CP絶許固定過激派と、そこまで言うのはちょっと引く固定穏健派(と逆OKな雑食派)で対立してしまった。それ自体はよくある「固定」と「ゆる固定」と「雑食」の小競り合いだと思うんだけど、めんどくせえことに固定派と穏健派CP解釈でも小競り合いを始めた。

どっちから吹っ掛けてるとか正直外野からはよくわからないけど、「この解釈地雷」とか「こういう推しCP解釈違い」とか「〇〇じゃないなら推しCPを名乗るな」みたいな、そういう呟きが界隈に散見されるようになって、えーいやだなー困ったな~~~って思ってる。私は固定派だけど、それが推しCPなら受けが姫化していようが攻めが鬼畜化していようが殺伐だろうがイチャイチャだろうが生きてようが死んでようが、なんでも構わないオタクから

「〇〇じゃないと推しCPじゃない」って言われても「いや〇〇じゃなくても推しCPですけど?」としか思えないし「原作設定が地雷とか言うのは原作への侮辱創作をするな」って言われても「そもそも無許可二次創作は全部原作への侮辱じゃん?」としか思えない。二次創作大好きな私が言うことじゃないけど、二次創作において「あの創作ダメ、この創作けが正しい」みたいな言い分って通用しないと思うんだよ。あれもこれも全部原作無視したファン妄想にすぎないでしょ。そういう色んな「もしもの世界」を原作者の知らないところで好き勝手に作って楽しむ趣味だと思ってた。

ていうか親友だって書かれてる二人について攻めとか受けとか言ってる時点で原作へのリスペクトとか微塵もないでしょウケルwwwwww

これは自虐だけど本当にそう思う。

から、正直、今の界隈の空気はとてもしんどいなーと思ってる。あれもこれも素敵な創作なのにいちいち「これが正解」とか「これしかない」みたいな呟きが目に入るたびに他の創作否定されているような気持になって憂鬱になる。

いいんだよ、身内同士で盛り上がってるぶんには。鍵かけてそういう褒め方するのは全然いいと思うんだけど、オープンにやられるとやっぱり気になる。ミュートすりゃいいんだけどさ、そうするとどんどん界隈が静かになっていく。

匿名箱への凸もお互いにあるみたいで、チクチクチクチクお互いに空リプやbioで嫌味を言い合ってるのも鬱陶しいし、当事者だけじゃなくて外野も含めて「この人は固定派さんの仲間」「この人は穏健派さんの仲間」みたいなのがうっすら見えちゃうのも鬱陶しい。中学生か。

お互いに「あいから一方的に凸られてる」って被害者ぶってるけど、お互いに推しCPの中では数字取ってるほうだからファン勝手に凸ってんじゃないの?って気もするし、もう泥沼。こんな状況で推しCPオンリーイベントやるとか正気か?なんか事件起こりそうで怖いよ。

なんかもうマジで面倒くさい。何も考えずに推しCPを楽しみたいだけなのに、ちょくちょく流れてくる人間関係の呟きがめんどくさい目に入れたくない。

あーあ。作品は好きなんだけどなあ・・・あーあ・・・

2022-05-01

anond:20220430215226

ナマモノやってた友達から聞いた感じ凄まじい隠れっぷりだったよ。

ネットオンリーイベント発見するのは困難とか、他の階のイベントに来た人が、こんなナマモノオンリーイベントやってたってSNSに上げるだけで大騒ぎとか、ホームページはいるのもとても難しいとか、めっちゃ面倒くさそうだった。

男性向けはシャイニング娘とか堂々とやってるのに格差すごいなと。

2022-03-08

初めての同人誌即売会の結果

つい最近オンリーイベントに初参加してきた。

フォロワー数は500程、ただし、フォローも似たような数なので、Twitterでの訴求力はない。

pixivこちらの不手際により直前で抹消されたため、作り直した結果フォロワー二桁。

成人向け漫画というブーストはあるものの、一次創作

何とかオンデマンド印刷したものの、勘違いしていて通常の漫画形式なのに左開き。

しかも出来上がったもの仕上がりはほぼコピー本。

ページは本文20ページもない。うっすい仕上がり。

更にギリギリ完成させたため、表紙はTwitterに載せたものの、最初数ページのサンプルを載せてなかった。

こんな絶望的な状況でいざ即売会に参加したんだ。

ネットで調べてとりあえず、30部。

売り切れた。即完売、と言うわけではなかったけど、閉会前一時間前には完売した。

なぜ売り切れたのか。多分エロブーストサークル配置運に恵まれたからだと思う。

今回初参加だったのになぜか壁配置だったのだ。何故かは未だに解らない(緩衝材?)

今回即売会に参加して嬉しかったのは、まず自分の本をお金を払ってでも欲しいという人がいることを肌で感じられたこと。

特に、一番最初自分サークルに来て買っていってくれた人がいたときには嬉しさで震えそうになった。

2022-01-01

32歳腐女子コロナ禍で己を省みる

私はとある地方都市で独り暮らし腐女子である

今年、32歳腐女子になったので何か書いてみたくて独りで紅白を見ながらこれを書いている。

我が地元は、東京までは新幹線夜行バス距離

そんな土地で私は生まれ、進学・就職し、今もこの街に住んでいる。

就職実家を出た頃から同人イベントサークル参加し本を作るようになった。

初めて行ったイベントで、同じ作品CP好きな人たちと実際に会って喋ることができて、本当に感動した。楽しかった。

学生時代、それなりに部活をしたり、サークルに入ってみたり、人と関わるように頑張ってきたが、いつでも楽しくなかったのだ。オタクであることは隠していたので、とにかく話題に困った。

田舎からだろうか。「漫画は読むよ、ナルト読んだことあるし」「アニメは見るよ、ワンピース面白いよね」という程度の人は周りにいたが、イラスト漫画を描く、二次創作を読む、まして書くようなひとは皆無だった。オタク友達が、もっと言うなら腐女子友達が心からしかった。

そんな人生を送ってきたので、初めて参加した同人イベントのアフターは心底楽しかった。初めて飲み会で「まだ帰りたくないな」と思った。

(つまり、それまではどんな飲み会でも、いつでも「早く帰りたい」と思っていた。友人だけの集まりでも、だ。みんな私を仲間に入れて誘ってくれる、紛れもないいい人たちなのだが、いかんせん私とは好きなものや興味のあるものが違ったのだ)

そして私は同人イベントにのめり込んだ。

本を出すのも勿論楽しかったのだが、何よりアフターが楽しかった。地方住みながら年に5~6回は参加して毎回新刊を出していた。一回のイベントで、ペーパーとは別に複数冊出すこともよくあった。

イベント前日に上京してフォロワーさんたちと遊び、イベント当日ももちろんアフター。次に参加するイベントや、出す本のネタのことを話して、スケブを描きあったりして、終電まで遊んで、夜はホテルで厳選戦利品を読みながらお疲れ様ツイート。楽しかった。本当に。心から

東京地元に無いものが沢山ある。街はギラギラキラキラしている。そんなところで、美味しいものを食べて、好きなものの話を、同じもの好きな人たちと語り合う。たまらなく楽しかった。

幸いなことに、発刊した本はそれなりに手にとってもらえたので、本の印刷代と交通費ギリギリ賄えていた(宿代やイベント参加費などの雑費がはみ出るくらい)。なので趣味として、金銭面では無理なく続けられた。続けられてしまった。

収入が無くなっては困るので勿論仕事は変わらず続けたが、それ以外。

例えば職場飲み会イベント地元の友人からの誘い、親戚付き合い、そういうもの可能な限り避けて、原稿をするか、アニメを見るか、フォロワーさんとスカイプ萌え語りするようになった。だってリアル同人イベントよりつまらなかったから。

あの頃の感覚として、私のリアル、つまり同人イベントに参加していない日常時間は「同人イベントまでやり過ごすだけの時間」になっていた。

イベントから帰る飛行機の中で、次のイベント8月か、はやく8月にならないかなあ、と考えている。

同人イベントがメインパートで、地元での日常は一刻も早く過ぎてほしい繋ぎパート。そういう感覚

職場ではすっかり付き合いの悪い人間となり、歓送迎会とかの大きな飲み会以外ははじめから誘われなくなった。

地元の友人ともみるみる疎遠になっていった。ちょうどメールからラインへの過渡期だったのだが、私はそんなこんなでグループラインはおろか、ラインの連絡先交換もあまりしていなかった。

私が知らないうちに友人たちはどんどん結婚したり出産したりしていた。私以外はちゃんとお祝いしてたらしい。ごめんなさい。

でもあの頃の私は毎日が本当に楽しかった。

わくわくしていたし、充実していた。

差し入れでいただいた東京のお洒落お茶を飲みながら原稿したりアニメ見たりするのが至福の時間だった。

喪女ゆえ結婚は縁が無さそうだけど、仕事はあるし家もあるし同人友達がたくさんいて毎日楽しい。私はこういう生き方でいいんだ、と思っていた。

そしてコロナ媧がやってきた。

同人イベントは中止と延期。

感染者数が落ち着いた時期に開催されても、アフターなんてする雰囲気じゃないし、勿論するべきでもない。

何より上京してコロナを持ち帰ったらと思うと、とても参加はできなかった。

別に二次創作イベントが無くたってできる。家にいればアニメも見られるし漫画も読める。

ツイッターではアフターしていたみんなと交流を続けていた。

でも、人と会うことは無くなった。

素直に寂しい。

今年のクリスマスも寂しかった。

いつもクリスマスに開催されるオンリーイベントに参加して、アフターでみんなとケーキ食べていたけど、今年は家でコンビニケーキを食べた。

一方で、アフターしていたみんなは、コロナ媧でも誰かしらとは会ったり話したりご飯を食べたりしているようだった。

まりリアルの(同人関係ない)ごく身近な友達とか、家族とか、配偶者とか、職場の繋がりとか、そういうものである

みんなは同人以外にも繋がりを持って、居場所を持って、日常というリアルパートも真面目にこなしてきたのだ。おそらく。

私にはそれがない。

かにしてしまった。

私が自分で捨ててしまった。拡げようとも思わなかった。

私は孤独だ。

同人イベントが無くなれば、私は誰とも会うことはないのだ。共にご飯を食べるひとは誰もいない。

今年、ちょっと病気が見つかって入院・手術したのだが、仮にコロナ媧でなかったとしても、私の見舞いに来るひとはいなかっただろう。入退院時に付き添ってくれたのは、唯一残った「リアル」の繋がり、両親だった。

仕事の細かい悩みとか、最近気になり出した老後の不安とかも同人友達にはなかなか話せない。

そういうことなのだ。

よく仕事以外にも、趣味などの居場所を作りましょう、と言う話を聞く。

私はそういう話を聞くたび、「私には全く関係ないな、仕事以外無いひとはかわいそうだな」とか思っていた。趣味が充実していたから。

だが、私も同人以外に居場所が無いのだから同じだ。

しろ同人なんていうのは、よく考えれば仕事より脆い繋がりだ。ジャンル移動とか、急な解釈違いや冷め、地雷とか、諸々あるのだから

もちろんきっかけは同人で、そこから生涯の親友になるケースもあるんだろうけど、それはよくある話、というわけじゃない気がする。

最近コロナ感染者数も減ってきて、同人イベントも活気を取り戻しつつある。冬コミもめでたく開催された。私も来年は参加したいな、と思っている。アフターが難しくてもイベント参加はしたい。推しCPが、絵を描くのが、二次創作が、本を作るのが好きなのは本当だから

でも、(縁起でもないが)また別の疫病が流行るとか、災害とか、世界には何があるかわからない。

そもそも私が同人を、アニメを、漫画を、ずっと変わらず楽しめる保証もない。

同人以外を捨てる生き方はやめたほうがよさそうだな、と私は思った。

から来年は(書いているうちに、もう今年になってしまったが)リアル日常も、もう少し真面目にこなしてみようと思う。大事にしようと思う。

少なくとも、結婚おめでとうと言えてない地元友達にはラインを送ろう。年賀状ラインを兼ねて。お詫びも添えて。許されるならお祝いもしたいけど、今さらって感じかな。ラインギフトとかなら相手も気軽に受け取れるのかな。

職場では人数分散して新年会すると言ってたから、それも誘ってもらえたなら参加してみよう。今さら参加してきたらみんな引くかな。少なくとも手術入院とき休暇とか色々便宜をはかってくれた上司、私がいない分フォローしてくれたみんなには丁寧にお礼を言おう。

という、これまでの振り返りと今年の抱負であった。

おわり

2021-11-30

プロセカ運営愚行まとめ【バチャシン編】

プロジェクト〇〇の名を冠しこのシリーズ正式な最新作と見せかけ、今までのようなボカロオンリー音ゲースマホでも出来ると期待させるも、実態オリキャラ混入のほぼバ〇ドリという実質的タイトル詐欺

②ミクが歌って踊る映像や、ボカロ達のイラストのみを切り抜いたCMを打ち出しボカロファン誘導、よく見る広告詐欺ゲームといい勝負

ボカロのお助けキャラクター化。

ボカロオンリーイベントの不開催。

⑤フルボイスと表記しているはずが、ボカロ達のみ感嘆詞で済まされている箇所がある。

⑥"プロセカの"ボカロ達ではなく、大元である初期衣装ボカロ達のカードが、星1と1周年のミクのみ。

オリキャラ+バチャシン歌唱のはずの書き下ろし楽曲で、ボカロ達の声がほとんど聴こえない調声。

MEIKOKAITO、ルカ推しから見ると、オリキャラ歌唱曲はもちろん、リンや他社ボカロなど他のボカロ歌唱楽曲追加が多く、ボカロ内でも格差がある。

ボカロ達のアナザーボーカルを使える場面が圧倒的に少ない。

⑩そして年長組は前回のワンダショちゃんねるでも曲追加無し、近藤プロデューサーのツイートで、年長組ファンの苦言が無ければ1.5周年にも追加を予定していなかったことが発覚。

次回オリキャラ編。

2021-10-30

二次創作を書くのは好きだけど「二次創作活動」は嫌い。

 そう思うようになった理由がほんと変。

 十数年前に、Web二次創作をすることを私は覚えた。同人活動という趣味があることは、もっと子供の頃から知っていたけど、顔の見えない相手交流しながらそれをやるという事は、自分パソコンを持つまで知らなかったのだ。たぶん2008年くらいの事だったと思う。

 その翌年くらいにpixiv二次創作オタクの間で爆発的に人気になって、民族大移動みたいに個人サイトからpixivに移っていった。当時の、個人サイト衰退末期くらいの頃に、私が「二次創作活動」が嫌いになった原因がある。

 携帯無料ホームページサービスにて、自分二次創作サイトを初めて持った時には、それなりに楽しんでいた。だが、ジャンルを通して交流の幅を広げていく度に、なんか変だな? と気づいた。ジャンル人達、猫も杓子も「かの国」の悪口ブログに書き込むのだ。日常雑記に隙あらば「かの国」disを書き込む。創作サボり萌語りを休んでも、「かの国」disだけは休まない。要は、ジャンル全体が広く浅く時にはかなりディープネトウヨ化していたのだ。

 二次創作という趣味の場で、それとは全く関係のない政治活動が活発に行われている。それ自体が私にはとても不快なことだった。私はネットの門戸が一般人にも開かれた時の2ちゃんねる文化に浸かり込んだ人間ではない。けれども、同世代自分よりも少し上の世代ネットにずぶずぶの人達が、2ちゃんねるを通して右翼思想にどっぷり浸かり込んでいることは一応知っていたので、まぁそういう人達Web上の二次創作オタクの多くがカブっているのだから二次創作界隈が右寄り(一時期はスーパーライトだったと思うけど)なのは仕方のないことなのかと諦めた。

 毎日のようにジャンルの仲間達のお友達サイトを見てまわる日々。多くの二次創作者がブログ脈絡もなく「かの国」disを紛れ込ませているのを目撃する日々。そんな日々の中で、最高にヤバいスーパーライト二次創作オタクサイト発見してしまった。ブログ開いて秒でそっ閉じ。一目見てコイツはヤベェと思うくらいの極まりっぷりだった。一体何がこの人を突き動かすのだろう? と疑問がむくむくと膨れあがった。当時は何だかよくわからねぇがヤベェなこの人……と思うだけだったけど、今思えばあれは一種布教活動のようなものだったのだろう。おかしブログ記事の数々は気の触れた者のご乱心ではなく、わざと信者獲得のために書かれたもので、二次創作の方はメインではなく釣り針だったのではないだろうか。

 同ジャンル者のサイト転々と見ていくと、ジャンルオンリーイベントの記録なんかが出てくるわけだが、キレキレスパーライトブログ主が、あんなにヤベェ言動ばかり繰り返している割に、他人から遠巻きにされるどころかむしろジャンルの中心でカプとか関係なくちやほやされており、記念写真のど真ん中に美少女コスプレをしてダブルピースで映っていたりする。アフターにも勿論参加していて、他のジャンル者とキャッキャと交流しているのがわかる。

 だが、スーパーライトスーパーライトとしての活動の手を弛めることはない。時々怖いもの見たさでその人のサイトを覗いたが、常にガンギマリ状態で一つもぶれないようだった。

 そんな人を平然と受け入れるジャンル。懐が深いとか、器がでっかいとか、言えるのかもしれない。が、些細なことで揉めては敗者を叩き出しているので、別に緩くて平和という訳でもなかった。

 ずっと、もやもやとした居心地の悪さにつける名前もなく、何となくこいつらと一緒にされるのは嫌だと思い続けてきた。だから私は二次創作はするけど二次創作を通して他人交流することはろくにせず、書いた作品pixivに投げ捨てるように投稿するくらいだった。

 最近ネットニュースやはてブを見て色々思うことがあった。色々端折って結論だけ言うけど、二次創作界隈という境界ぼんやりとした集団というのも、何か別の活動に使おうと思えば使えるのであり、ただ推しカプのエッチ二次創作が見たいという助平な私欲の為にポリシーも捨てるという人が多くいたりする、ということなんだと思った。

 そうとわかったので、二次創作からは本格的に足を洗うことにした。

 

2021-10-20

オタク女性ヘルプマーク

ヘルプマークをつけている女性アニメイト女性向けオンリーイベントコスプレ用品店ではかなりの頻度で見かけるのに繁華街ファッションビルなどではあまり見かけないのは何故なんだろう

体感ではヘルプマークをつけている人でオタク趣味の人が明らかに多いのだがそういう統計はあるんだろうか

個人的には、人混みの度合いや疲労度的には同人誌即売会も服を買うのも変わらない、というか即売会の方が疲れる気がするのだが。

あと、女性ヘルプマークをつけている人は街中でよく見かけるが、男性では明らかに手助けが必要そうなケース以外はあまり付けているのを見かけないのも何故だか気になる。

この絵師、絵へったくそやのにいろんな人にチヤホヤされてんなー

と思ってた絵師がいて、最近オンリーイベントたまたま見かけたんだけど

ちょっとかわいめの女だった

いや、お前女やったんかい

そらルールが違うわ

2021-07-27

anond:20210727125450

それは罪悪感というより劣等感なんじゃないの

オタクは群生体になったときに最高のパフォーマンスを発揮する

絵をかける人が絵をかき、小説をかける人が小説をかき、オンリーイベント主催できる人が主催し、買える人が買い、みたいなボランティア労働の持ち寄りでなりたってる以上、「私は絵はかけるけどあの人みたいな小説はかけない」っていう劣等感は(いわば無駄感情だが)持つことがあるのは理解できる

「私なんかこの群生体にいちゃいけないのでは」という罪悪感までがでてくるとしたら好きが荒らし行為なっちゃってるときくらいやろ

荒らさなきゃ済む。単純な話だ

2021-07-14

じゅ二次創作における最近のこと

ここ数日でざわついている件について、何が起こってるか分からずに不安になってる方の助けとなればと思い書きます

個人的意見感想なのでそこだけご了承ください。

.

.

【1件目】海賊版騒動

とある絵師さん(以下Aさんとする)がオンリーイベントにて頒布するものの中にマグカップポーチがあった。

マグカップにはキャラ名が記載されていた為、界隈の注意喚起垢がAさんへ頒布中止を求めるDMイベント数日前に送る。

そのDMへの返信は行われていない状態でAさんがリプライの返信をしているのを注意喚起垢が確認無視をされている悪質(?)だと判断し、イベントも近いことから注意喚起ツイート

Aさん、経緯を記載した上でマグカップ頒布中止を告知。

DMの返信をしなかったことについては、承認のいるFFからDMへの対応(中身の確認)をするには時間が無かった為、先にリプライを返していたとのこと。

注意喚起垢、まだBoothでの出品が取り下げられていないこととポーチキャラ名が入っていることを糾弾

他の注意喚起垢がAさんを心配した方が送ったリプライ晒す

最初注意喚起垢にAさんのファンを名乗る人物DM凸し、Aさんは全面的に悪くない旨やその証明として公式に問い合わせた旨の文章注意喚起垢が公開。

.

私が追って見ていた範囲簡単に書くとこのような流れでした。

.

.

▼思ったこ

注意喚起垢が指摘した内容についてはその通りであり、二次創作に関してAさんの認識が甘かったのだと思いました。

しかし、ご本人ご対応後も必要以上の糾弾をし、類似注意喚起垢もそれに乗じたことは良くないことだなと感じました。

.

.

誰にでも間違いはあり、指摘をすることは良いことです。でも間違いを正そうとする当人を許さず痛めつけ続けるのはいかがなものでしょうか。

Aさんの別垢のツイートも晒されていましたが、精神的にダメージを受けているのは明らかでした。

間違いを犯したのだから仕方がない、ショックを受けるなということでしょうか?

.

.

対応に関しても、リプライよりDM時間がかかるため後回しにしてしまう事は分かります

また、Boothに関してもイベント直前ということもあり完璧に手が回らないこともあるかと思います。追撃されていたポーチについては、確かにキャラ名は記載されていましたがアンオフィシャル表記もありました(だからといってOKと言う訳ではないですが)

.

.

そういった点に対し、Aさんのフォロワーファンは憤りを感じ、慰めるリプライなどをしていたのだと思います

.

.

結果、情報錯綜して「Aさんが自身利益と楽しみのために著作権侵害公式凸が行われた」みたいな広がり方をしてしまったように思います

.

.

▼一部ファン暴走

そういった中、全面的にAさんが悪くないと思っている方も見受けられました。

ファンを装ったアンチでなければ、きっとこの方は善意正義感によって自信を持って公式凸したのでしょう。

しかしそれはAさんは勿論のこと、二次創作のものの首を絞めることになってしまいました。

.

Aさんを想うのであれば、当事者であるAさんを抜きにしてケンカをするようなことは避けるべきでもあります公式凸により、Aさんは更に精神的にダメージを負ってしまます

.

.

公式ダメゼッタイ

企業様の中には表には出さないけど二次創作応援してくれている所もありますし、二次創作により作品が更に盛り上がるということも理解してくださってる所もあります

しかし、問い合わせが来てしまったら「アウト」と言わざるを得ないのです。

.

現状、趣味範疇営利範疇の明確な線引きは出来ていません。ここで公式が「趣味二次創作ならいいよ」と言ってしまえば、本当の意味海賊版も許されてしま可能性があるのです。

から「アウト」と言うしかありません。

企業様の中には「アウトにしたくないから凸らないでほしい」と思う方も少なからずいらっしゃいます

.

二次創作公式の温情で見逃されている「限りなく黒に近いグレー」です。

公式凸のはそれをはっきりと「アウト」にしてしまう恐れのある行為です。

.

オタク文化は忍んで楽しむものだった。

少し本件と話がズレますが、ここ数年でオタク文化は随分市民権を得ました。

学校職場オタバレをしても問題がないという人も増えていますし、クールジャパンのように国自体オタク文化日本の立派な文化として扱うことも増えました。

.

このような現象は全て先人のオタク達の努力結晶です。今の若い子には信じられないかも知れませんが、とある雑誌コミケが取り扱われた時は写真付きで「ネクラオタクが集まる異様な風景」といったように書かれ、オタク差別やオタク迫害は当然のように行われていました。

今でも何かの犯罪が起きて犯人マンガを持ってでもしたら、オタクだという部分を強調するようなことはよくありますよね。今はネット社会になりセンシティブに触れることはあまりなくなってきましたが、昔は「オタク=異常な犯罪者」という認識一般的だったといっても過言ではありませんでした。

.

時々「オタクは立派な文化で国もそう言っている、だから認めろ」という思想の方を見ます

認めろという部分は「イベントでもないのに街中でコスプレをすること」だったり「TPOを弁えずにオタクグッズを広げること」だったり「二次創作を好き勝手やらせろ」だったりと人によって様々ですが。

昔のように忍べ隠れろ、とは言いません。

だけど、現状に胡座をかいて好き放題するのは先人達努力無駄にしてしまことなのだと知ってください。

.

温故知新。昔からあるオタク文化二次創作ローカルルールを知り、尊重しつつも、この文化にとって良い新しい物事は取り入れて進化するオタクになりたいものですね。

.

.

注意喚起垢について

後述するもう1件の騒動のように、本当に二次創作が危ぶまれるケースの場合はとても頼りがいのある味方だと思いますしかし今回のような必要以上の糾弾を行ったり、揚げ足取り重箱の隅をつつくようなタイプ注意喚起垢は逆に二次創作を根絶やしにしてしまう気がしています

いくつかの注意喚起垢さんを拝見しましたが、中には「二次創作をしている事自体を許せない」と見られる方もいました。言い方は良くないのですが、自治厨みたいなアカウントが多くなればまたこれも二次創作危機を呼ぶ気がします。

.

.

.

.

【2件目】名前言ってはいけない例のあの人

数年前に二次創作界を震撼させた方がじゅに来るそうです。その方や当時の騒動についてはまとめがいくつかありますのでご参照ください。

下に1件貼らせていただきます

.

.

FFアンソロ同人誌公式画像を加工して使おうとして炎上

https://togetter.com/li/1202241

.

.

この時、本当に沢山の方がご本人への説得をしていました。ちゃんと分かりやす解説したりなど。しかし何一つ通じず、予想打にしない方向への理解に至る結果に。

最終的にオンリーイベント警察が出動する事態になりました。

.

イベント自粛著作権に触れる本の頒布は中止」と宣言するも、当日普通にサークル参加をして人々を驚かせたのですが例の本の頒布はされてなかったそうです。しかTwitterなどでも目撃情報憶測が飛び交い、例の本を頒布しているというデマも流れ、第三者正義感により警察への通報が行われました。

会場は騒然となりましたが、結果的問題の本は頒布されていない以上、警察撤収しました。

.

.

▼会場が借りれなくなる可能

このようなことがあれば会場側に「同人誌即売会に貸すと不利益になる」という認識を与えてしまい、最悪の場合今後会場が借りられなくなる可能性が出てきます

.

ビックサイトでの同人誌即売会といえばコミケ世界的にも有名ですが、コミケですら借りられなくなるということもあり得るのです。

先述の通り、オタク文化日本が誇る文化として世界からも注目されています。だからその代名詞的なイベントであるコミケ大丈夫だろう、なんてことはないです。

実際コミケは元々別の会場で開催されていたものです(その話は本件と大きく話が逸れるので割愛します)

.

.

▼今後、じゅ二次創作心配なこと

例のあの人が参入することにより、二次創作事態を許せないという方や愉快犯的な注意喚起垢にとっては格好の餌となります

1件目のAさんの時よりも大きく燃やされる可能性をどうしても考えてしまます

.

例のあの人について私達が出来ることはありませんが、もし何かが起こってもどうか一旦冷静になってください。

Twitterは色んな情報が得られますが、その情報に踊らされすぎないよう気をつけてください。

先述の警察騒動のようなことが起こらないよう、一丸となって協力しあえたらと思います

.

.

語彙力がなくて長々となってしまってすみません……じゅ二次創作平和であるように、色んな人が楽しめる日々が続くように私も常に気をつけたいと思っています

ここまでお読みくださった方、ありがとうございました。

2021-05-18

【求】人がいないジャンルに人を呼ぶ方法

人がいないジャンルはまっている漫画がすでに連載終了したとかではなく、ジャンル自体に人が少ない。

なんで少ないのか?

①連載の媒体ウェブ漫画

神の漫画に比べて、漫画自体の重さ?みたいなものが軽く見えがちな気がする。

「え、これにはまるの?」みたいな。

(昔コミコで連載していたナンバカという作品は、ウェブ漫画でありながらもオンリーイベントが開催されるくらいには人がいたみたいなので、これを理由にするのはずるいかもしれないが)

②作者がツイッターにいる。

これが結構かい。今時の漫画家はツイッターアカウントを持っている人が多いと思う。

別に持ってて告知するくらいだったらそこまで問題はないだろう(金カムの作者のように)。

しかし、この作者さん、結構ファンとの距離感が近い。エゴサしているらしく、作品名が付くツイートはいいねをし、ファンアートもいいね

しまいには、一番慕ってくれているファンのTLを見ているのか、作品名等何もついていないファンアートにもいいねする。バレたくないって気持ちを1ミリもわかってない。

こんな状態BLを垂れ流すなど言語道断なので、私は一応鍵垢にしている。

結果、ジャンルに人が増えない。もし人気ジャンルだったら、きっと大手CPになってるであろうCP推しているはずなのに。

ピクシブ作品をあげろ」って言われそうだから一応いうけど、上げたことはある。

でも、運悪く作品名がよくある一般名詞&ピクシブのよくわからない内輪企画タグ名称と被っていて、

作品名で検索しても全く関係のない女の子画像で埋め尽くされる。

くそ。どうすりゃいいんだよ。

はいるのか?私みたいに鍵垢にしてこっそり成人向けの絵を描きまくっているオタクが、いるんですか?

2021-04-20

anond:20210419034900

もちろんプチとかやってくれるにこしたことないしありがたいけども、お客様体質の人の気持ちわからんでもないなー

オンリーイベントとかアンソロとか何か企画ないとジャンルが緩やかに過疎っていったり人いなくなったりするから、やってくれると人が戻ってきたりしてありがたいんだけど、めんどくさくて自分じゃ絶対やらないしそんなに仲良くない人だったりするから見てるだけだわ…

見てるだけの人が口出しするのはいかんよね

2021-04-19

他人任せの同人女がジャンルを潰す

もう、時効だと思うので書かせてもらいます

数年前、私は某作品BL二次創作同人活動をしていました。

その作品は、作中のメインキャラとその親友(ここではA×Bとする)が腐女子にいたく受けて、とても人気が出た作品でした。

その作品オンリーイベントサークル参加・ともに一般参加満員御礼、その二人の同人誌もめちゃくちゃたくさん発行されていました。

かくいう私もその二人にどハマりし、A×Bで同人活動をはじめたのでした。

このカップリング公式から供給もすごく、この作品同人活動をする人はほとんどA×Bと言っても過言でもないカップリングでした。

ですが、なぜか赤豚さんでも貴様ちゃんでもカップリングオンリーがほぼ開催されなかったのです。

アンソロもたくさん出たけれど、有志でのプチオンリーもなぜか開催される気配が見られない。

めちゃくちゃA×Bのオンリーに出たい。

プチがないのであれば企画しよう、と私は考えました。

私は普段のメインジャンル(ややマイナーですが)でプチ主催経験があったし、別ジャンルオンリーの共催経験があったか大丈夫だろうと思っていたのです。

けれど、開催告知後、とても後悔することになりました。

企画アカウントメールボックスTwitter個人アカウントマシュマロに、匿名の人たちからの「ご意見」がたくさん届いたからです。

もっと早く告知して欲しかった。

開催イベントは△△あわせが良かった。

イベント主催をするなら、個人アカ仕事ソシャゲの話をするな。

当日企画もっと豪華にしたほうがいい。

アンソロに☓☓さんが呼ばれてないのはおかしい。

これらは一例ではありますが、匿名であることをいいことに言いたい放題でした。

皆、プチ主催ってボランティアなのを知ってます?というような「ご意見」ばかりだったと記憶しています

そして匿名じゃなくても、たくさん「ご意見」は送られてきました。

主催のくせに参加者全員のTwitterアカフォローしてないのはおかしい。

私のプチ参加の告知を主催さんの個人アカRTお気に入りをしてくれないのはなぜ?

そして、これらの「ご意見」に対して回答すると、今度は「そんな意見に返事をすると、このカプのイメージが悪くなるからやめろ」「好きで企画したんだろう?なら我慢しろ」と言われてしまったのです。

※昔やってたカスタマーサポート短期バイトで受けたクレーム電話と、これらのメッセージはほぼ同じノリだった気がします。

前に別ジャンルのプチの主催オンリーの共催をしたときはまだTwitter黎明期で、Twitterマシュマロが当たり前になった時代じゃないという違いはあるとは思いますよ。

でも、前はここまで言われなかったし、むしろ皆協力的だったけれど、今回はなんでここまで言われないといけないのか?と思ってしまいました…。

それでも友達や周りの方の協力もあって、頑張ってそのプチは無事に盛況で終わったのでした。

けれど、その後も酷かったのです。

なんと、何かイベントに参加するたび、色んな人に「またA×Bプチお願いしますね。私は何も手伝えませんけど開催希望してます」と言われたのです。

その言葉を聞いたときイベント開催前に「ご意見」をくれたひとたちや、このひとたちは「お客様」なんだな。

それもお金を払ったり、自分で苦労したりする気はなく、他人の頑張りにタダ乗りしたがる「お客様」なんだな、と感じました。

その後作品が完結し、徐々にジャンルから人が減り始めてからは、より強く「次のプチはまだですか?」と言われてしまう。

なんで、皆こんな他人任せなんだ?

誰かがやってくれるのを待つだけなのか?

そんなの、頑張って主催する人間が苦労したり嫌な思いをするだけじゃないか

なんだかバカバカしくて、結局そのカプの活動を私は辞めて、元のジャンルに戻ってしまったのでした。

それと前後するタイミングで、今までA×Bアンソロ企画主催してくれていた人たちもジャンルを移動し、大きなイベント企画主催する人たちがジャンルからいなくなりました。

深くは聞いてませんが、だいたい同じような状況だったようです。

結局、ありがたいという気持ちを持たず、何も手伝わない、何もしない他人任せの「お客様」…同人女たちの「あれやってくれ」「これやってくれ」という声やクレームが大きすぎるとジャンルからイベントを催してくれる人が去っていってしまうのではないでしょうか。

専業主婦と同じですよね。

家族が好きでも、作品カップリングが好きでも、家事や、主催をやって当たり前だと思われたら、やる気をなくしていなくなってしまうかもしれない。

多分、某新型ウイルス流行ってない時期のプチでもこうだったんだからウイルス流行してイベントが減ったりWEBイベントになったりしてる最近は、もっとこういう「お客様」が増えてるんじゃないかと推測してます

もしあなたジャンルに何かアンソロオンリーやワンドロ企画を率先して主催してくれる人がいたなら、匿名で「ご意見」を送るよりもお礼の気持ちをいっぱい伝えて大事にしてあげてほしい。

多分そのほうがあなたジャンルは長続きすると思うから

最後に。

何度も繰り返し「私何もできませんけど、二回目のプチ待ってますね」と言っていたうちの一人のTwitterアカを久々に見る機会がありました。(偶然です)

彼女も別のジャンルに移動していたんですが、そのジャンルでも「推しカプのイベントとかアンソロいかな〜」と言っていたんですよね。

どこに行っても受け身なんだな、と思って笑ってしまいましたよ…。

T○KI○を見てくださいよ、ラーメンを作るなら麦から作ってるじゃないですか。

結局のところ、ないなら自分で作るしかないんですよね。

最後に、こんな昔の思い出話に付き合ってくれた方、ありがとうございます

あなたと、あなたの好きなジャンルカップリング末永く盛り上がりますよう祈っています

ひとりの同人女より。

2021-03-15

anond:20210315133050

韓国ではアンチフェミだったりアンチ同性愛的な過激派男性が、オンリーイベント公序良俗に反していると警察通報するため会場はギリギリまで明かされず、また直前に変わることがある

2021-02-11

隣のサークルの売り子のレイヤーさん

数年前、某女児アニメオンリーイベントサークル参加した。アーケードゲームも人気で、毎年開催されているイベントだった。

設営準備をしていると、隣のサークルサークル主と思われる人と、売り子さんと思われる主人公枠のうちの1人のコスプレをしたレイヤーさんが来た。

おはようございます、と声をかけたが返事がなかった。あれ、聞こえなかったのかな…と思ってそのまま設営準備をすすめた。

そして会場。

隣のサークルにはレイヤーさんの友人と思われる人が入れ替わり立ち代わりやってきた。数分の談笑をして、いなくなるという感じだ。

そしてその間中、その人達は私のサークルの前まではみ出していた。

サークルの前に人がいるので、ほとんどの人はうちのサークルを避け通り過ぎていった。

はみ出さないで下さいと注意をしたほうがいいのか。でも話している最中だし、挨拶も返って来なかったので、(前述の通り聞こえなかっただけかもしれないが…)無視でもされたらどうしようと思って言い出せなかった。結局何も言えず、そのままの状態がかなり長く続いた。

売り子さんの隣に座っていたが、ドレスコス衣装だったので私の左半身にドレスゴリゴリに当たっていた。スパンコールフリル?が縫い付けられておりチクチクしたが我慢した。

しばらくすると、隣のサークルは片付けをはじめた。モヤモヤした気持ちで、正直やっと帰ってくれるんだと思った。

片付けが済んだあと、売り子さんと目があった。

すぐにくるりと後を向き、サークル主さんに帰りましょうか!と話しかけそのまま帰って行った。

売り子のレイヤーさんに、参加者さんが言った言葉脳みそにこびりついていた。

「本物のスミレちゃんみたいです…!」

スミレちゃん挨拶無視し、隣にいる人に配慮をせず、去り際に挨拶をしない子だろうか。

そんなわけあるか。

レイヤーさんの衣装はとても綺麗だった。作中でも印象的な林檎モチーフ可愛いドレス

それだけに、とても悲しかった。

2021-01-27

anond:20201205155542

女だらけの空間だとよりぶつかりが顕著らしい。

 

#レポ漫画 【レポ漫】創作BLオンリーイベント『J.GARDEN』初参加レポ - 牛帝のマンガ - pixiv

https://www.pixiv.net/artworks/55981580

2020-12-25

anond:20201225035117

本好きの下剋上

なろう/677部分/5,681,540文字

途中まで幼女で「私は恋愛なんかしない」と主張する主人公一人称で書かれているため全然恋愛小説に見えないけど、客観的に見ると後半は完全に恋愛小説。ただし、女性主人公ヒーロー相手男性ヒロイン(w

アニメ化され、女性向けのオンリーイベントが開かれるほど二次創作界隈でも人気が高い。作中にエロ描写ほとんどないが、設定だけは大量に盛り込まれており(魔力を持つ貴族特有の第二次性徴性交など)、そういう二次創作もおおい。

2020-12-06

売れない同人を描いている

売れない同人を描いている

増田は売れない同人描きだ。

二次創作BLメインにマイナージャンルマイナーカプの漫画を描き続けている。

オンリーイベントでは自カプのキャラクターの取り扱いすら他にない為、必然的オンリーワンサークルになる。これが本当のオンリーイベントである

絵が上手ならば売れる事もあるだろうが、

増田は絵がド下手くそである。お世辞にも上手いとは言えない。

しかも出すのは所謂エロ同人だ。

ド下手くそエロ同人なんぞ誰が欲しいと思うのか?

以前本が完売した事が一度だけあるが、ギャグ漫画である。基本はイベントのノリでついで買いされるようなサークルの為、コロナ禍の厳しいオンラインイベントではサークル参加しても本が一冊も売れた事は無い。

一冊もだ。ジャンルオンリーでさえ一冊も売れることは無いのだ。

正直とてもつらい。

周りの方々の

「お手に取って頂きありがとうございました!発送は〇〇日になります!」

文字を見るたびに嫉妬してしまう。

増田の言ってみたい台詞ナンバーワンだ。

オンラインイベントでは本が売れないと本当に何も無い1日になってしまう。誰がスペースに立ち寄ってくれただとか、全くわからいかである

現在新刊執筆しているが、これも一冊も売れる気がしない。過去に出した本はまだまだ在庫が余っている。それほど印刷数が多い訳ではない。30冊ほどだ。

そんなに売れないのならば30冊でも多いのでは?と思うだろう。

正直多いと思っている。一度だけ完売したギャグ漫画本の総印刷数が30冊だったせいでエロ同人も30冊刷ってしまっているのだ。

最初にも書いたが、ド下手くそエロ同人を誰が欲しがるのか。

誰も欲しがらないから一冊も売れないのだ。

2020-11-24

anond:20201122184253

増田の言うこと半分わかる。

自分もいわゆる原作者的な立場で、アニメ化もされたしありがたい?ことに二次創作もされてるけど、ちょっと嫌だな〜って思う部分はある。

大半の同人誌原作領域侵してこないけど、たまに僕(もしくは特定同人作家)の解釈が正解!とか本来創作意図ねじ曲げられた二次創作をみると、ちょっと複雑な気分になるなあ。

いやいや原作こっちだし。お前らの100万倍キャラ理解してるし、正解はこっちだぞ〜^^;って気分になる。

とはいえいわゆる関係者出版社とか委員会とか)の大半は二次創作歓迎だし、一部の人間に至っては勝手腐女子が喜ぶ宣伝とかブッこむし、原作立場からあんまり嫌とは言えない風潮あるのは確か。

基本的自分二次創作してもらう分には構わないし、顔出ししてないのをいいことにオンリーイベントにもこっそり行った。

作品が愛されるのはすごく嬉しい反面、変な解釈を声高に叫ばれるとなんだかちょっぴり気分悪い。

まあね。そんなこと、口が裂けても言えないけどさ。

でも一つ言えるのは、二次創作してる側の人間が、正当性とか権利とか叫んで欲しくないんだよね。

黙認してるだけであって、法律違反してるし、正直何割かの作品自分たち原作者の気分害してるし。

「いけないことしてる」って自覚だけは持っててほしいな。

2020-10-30

臨月妊婦備忘録

臨月というか、もう明日が予定日なんだけど。いまだに陣痛来なくて、ここ一週間はずっとソワソワしている。産まれたあとはまたバタバタしそうなので、今のうちに妊娠中に自分が感じていたことを書いておく。

 

私:30代後半、会社員地方都市在住、夫は1つ年上の自営業結婚5年目、実家義実家ともに車で3時間距離

  

  

・これから書くのは、あくまでn=1の話。

そもそも大前提として、「妊婦による」「子どもによる」「環境による」ことが多過ぎる。

アドバイスを求めてもないのに、「俺の奥さんがこうだったから、増田もこうなるはずだよ!絶対!」とか決めつけたことを言われるたびに「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」と思っていた。

・ただ、自分場合はどうするのが一番良いか都度考えなくてはならないので、判断材料としていろんな事例を知ることは大事だと思う。

・「うちはこういう環境だったから、これが役立ったよ」とか、単純な事例共有の話はありがたかった。

・だからこれも年間80数万ある出産のうちの、ただの1つの事例。私はこうだった、というだけの話。

 

 

仕事に追われていたけれど、年齢的にもも子ども欲しいなと思ったのが去年のこと。ゆるく妊活してて、今月ダメだったら不妊外来行こうかなとしていた時に妊娠発覚。運が良かった。

・早々につわりの症状が出始めたので、8週の時点で上司と一部同僚にだけ報告。

つわりは食べづわりと、匂いつわりと、げっぷつわり。吐かなかった。「じゃあ、しんどくないんでしょ」って思われそうだけど、二日酔いの時とか吐かなくてもしんどいでしょ?しんどいもんはしんどい

グレープフルーツジュースと、アイスの実と、キウイをよく食べた。酸っぱいものが食べたくなるというか、口の中が気持ちいかサッパリさせたかった。

ポテトが食べたくなる日もあった。げっぷつわりがあるから炭酸あんまり飲まなかった。

 

 

・どんどん体調が悪くなるうちに、コロナ非常事態宣言会社から在宅勤務にシフトするよう通達が出る。これがめちゃくちゃ助かった。

・一応、在宅勤務できる制度は元からあったけれど、部下には妊娠を報告できていなかったし、その時はうまく仕事を回せる自信が無かった。

会社からの指令ということで、PC等の環境も使いやすくなるよう上も素早く動いてくれたし、メンバーもうまく在宅で作業するために自分たちで工夫してくれて、格段に仕事がしやすくなった。

非常事態宣言が解除されたころにはつわりも落ち着いて、会社から会社に徐々に出勤するよう通達が出た。私も基本出勤するようにしたが、無理な時は在宅勤務した。

・安定期に入って頃合いを見てから、部下に報告。みんな「おめでとうございます!」と最初に言ってくれたのが嬉しかった。

取引先には「えっ・・・マジですか?」と言われたりもした。そう言った人のことは絶対忘れない。

 

 

通勤電車を使っていたが、体が触れ合う程度には満員電車だったので、時間はかかるが比較的空いてるバスに切り替えた。

マタニティマークは「変な人に絡まれるのでは・・・」と付けるのを躊躇していたが、次第に「それどころじゃねーわ、とりあえず座らせてくれ」となって、付けるようになった。

・心優しい人たちに席を譲ってもらえることもあった。高校生女の子、50代くらいのサラリーマンのおじさま、笑顔が素敵なおばさま。皆さんありがとうございました。いいことがありますように。

・気まずいのは優先座席に座っている時に、目の前にご老人に立たれること。譲れそうな時は譲ったけれど、無理な時は譲れなかった。ごめんなさい。

満員電車だとマタニティマークって難しいなって思う。距離が近いかマークに周りも気付かないと思うし、そもそも優先座席近くまで移動できない。

・結局、電車でもバスでも街中でも、変な人に絡まれることはなかった。同じ市内でも知人は絡まれたと話していたし、ほんと運が良かっただけだと思う。産後出会うかもしれんし。

 

 

・調べてみると思っていた以上にいろんな公的サポートがあることを知り、改めて今の自分社会的弱者なのだな~としみじみ感じた。

役所に行ったり、電話をかけることが多くなった。税金政治のことも、妊娠前より考える機会が増えた。

お金については出産入院費用が(出産育児一時金42万引いて)8万、無痛分娩に13万、これまでの検診が9万、交通費に1万、出産準備に20万。トータルで50万超えくらいになりそう。

行政から補助クーポン出るけれど、検診が全てタダになるわけではなかった。

出産手当金とか育児休業給付金は試算してみると、産後8ヶ月くらいまでは手取り給料の9割くらいはもらえる。非課税なのがありがたい。住民税はあるけど。

・ただ、これらの補助金産後すぐもらえるわけじゃなく3ヶ月くらいしないともらえないので、それまでの生活費は立て替えないといけない。

・各種サポートはあれど、実際問題出産には先立つものがないと苦しいなと感じた。

両親学級などはコロナのせいでほとんど中止になってしまった。私も受けられず、動画などを見て学んだ。

 

 

・産院の方は非常事態宣言からずっと、家族の付き添いができなくなった。

・通院も本来だったら2週間に1回のところが4週間に1回になったりした。胎動が感じられない頃はちゃんと生きてくれているのか分からなくて、産院に行くまで毎回不安だった。

・そして1人で先生から説明を受ける。怖かった。

出産の際も立会い不可だったが、出産直前・直後のみ立会い可に今はなった。でも、同じ市内でも立会い全面不可のところが今でも多い。

PCR検査は38週の時に受けた。2万円かかった。助成金がうちの市では出るけど、出ない行政もあるの辛すぎる。

Go Toで日常を取り戻そうと世の中が動いている中、産院だけが時間が春から止まっているみたい。

・ただでさえ出産前の時点で女と男意識の差が生まれやすいというのに、今年はコロナがそれに拍車をかけている感じ。産後うつにもそりゃなるわ、って思う。

 

 

コロナ禍で良かったのは、在宅勤務以外だと各種ライブイベントオンラインで開催されたこと。

ナンバガエルレライブなんて、コロナ禍じゃない世界線だったら妊婦な時点で絶対に行けなかった。チケット取れるかどうかは置いといて。

・他にもオンリーイベントとかもオンラインで楽しめたし、推し配信も多くて、妊婦の割にはいろいろと楽しめた。本当にありがたかった。

・現地の良さはもちろん重々分かっているけれど、これからも自宅で楽しめる配信サービスは並行して充実してほしい・・・お金は払うから・・・

 

 

体重は安定期に入ってから今日に至るまで、ほぼ一定のペースで増えてトータル9kg増。後期になって一気に増える人もいると聞いていたが、私はそうではなかった。

・ただ、お腹はかなり早い段階で大きくなっていた。今では腹囲も100cmに近いとこまで来てる。妊娠前は一応BMIが19.5とかだったので、すごく太っていた訳ではないのだけど。はちきれそう。

・「(予定日を伝えて) え、まだそんな先なの?その割にはお腹大きくない?」「(7ヶ月の時点で) もう臨月かと思ったwww」「子ども4㎏超えるんじゃない?」「実は双子でしょ!」とか言われまくった。

・人の!体型を!いじったらダメだって!習わなかったのですかね!!?

妊婦になった途端、体型のことを話題に出していいと思っている人が多過ぎる。「触っていい?」とも聞かずにお腹触ってくる人も同様。

・逆にお腹があまり大きくなっていない人も、それはそれで「赤ちゃんが週数の割に大きくなっていない」と気にしている場合もあるので、どちらにしろ体型のことは触れない方がいいと思った。

 

 

産休は早目に取りたかったが、結局34週からとなった。最後の方はもう出勤しているだけで息も絶え絶えだった。

産休が近づくにつれて復帰後の話をするようになったが、いくら「復帰後も変わらず頑張ります」という話をしても、上からは「いやいや、お母さんになるんだから働き方変えないと!」と言われる。

・「やっぱり産んだら家庭優先になるからね」「頑張れるって今は思っていても、絶対変わるよ」「だから今は話半分にしか聞けないな」などなど。言われるたびに脳がスッと冷える感じがした。

・それと同じ言葉男性社員には言ってないですよね。最近子どもが産まれ男性社員たち、誰も働き方変えてないですよね。

・うちはあくまでツーオペの予定。保育園の送りは私、迎えは夫。時短勤務にはせず、定時までフルで働くつもり。

・もちろん、妊娠前と100%同じ仕事ができるとは思っていない。試行錯誤必要子供がどんな子かにもよるし。産後に考えが変わることもあると思う。

・でも、“今”、がんばろうと思っている私の思いを汲んではくれないところに心底ガッカリした。たとえそれが善意から言葉だったとしても。

 

 

産休に入ってからの日々は穏やかそのものだった。

保活したり、出産準備でいろいろ買ったり、やることはたくさんあったけれど。仕事から離れてまず体調が安定して、心も安定した。

・検診も特に問題なく進み、今日に至る。

産後どうなるかは分からない。今想像していることと180度違うことが起こるかもしれない。覚悟100%できているかって言われたらそんなことはない。

・今願うのは、ただ無事に産まれてきてほしいということ。それだけです。

 

 

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん