2021-10-30

二次創作を書くのは好きだけど「二次創作活動」は嫌い。

 そう思うようになった理由がほんと変。

 十数年前に、Web二次創作をすることを私は覚えた。同人活動という趣味があることは、もっと子供の頃から知っていたけど、顔の見えない相手交流しながらそれをやるという事は、自分パソコンを持つまで知らなかったのだ。たぶん2008年くらいの事だったと思う。

 その翌年くらいにpixiv二次創作オタクの間で爆発的に人気になって、民族大移動みたいに個人サイトからpixivに移っていった。当時の、個人サイト衰退末期くらいの頃に、私が「二次創作活動」が嫌いになった原因がある。

 携帯無料ホームページサービスにて、自分二次創作サイトを初めて持った時には、それなりに楽しんでいた。だが、ジャンルを通して交流の幅を広げていく度に、なんか変だな? と気づいた。ジャンル人達、猫も杓子も「かの国」の悪口ブログに書き込むのだ。日常雑記に隙あらば「かの国」disを書き込む。創作サボり萌語りを休んでも、「かの国」disだけは休まない。要は、ジャンル全体が広く浅く時にはかなりディープネトウヨ化していたのだ。

 二次創作という趣味の場で、それとは全く関係のない政治活動が活発に行われている。それ自体が私にはとても不快なことだった。私はネットの門戸が一般人にも開かれた時の2ちゃんねる文化に浸かり込んだ人間ではない。けれども、同世代自分よりも少し上の世代ネットにずぶずぶの人達が、2ちゃんねるを通して右翼思想にどっぷり浸かり込んでいることは一応知っていたので、まぁそういう人達Web上の二次創作オタクの多くがカブっているのだから二次創作界隈が右寄り(一時期はスーパーライトだったと思うけど)なのは仕方のないことなのかと諦めた。

 毎日のようにジャンルの仲間達のお友達サイトを見てまわる日々。多くの二次創作者がブログ脈絡もなく「かの国」disを紛れ込ませているのを目撃する日々。そんな日々の中で、最高にヤバいスーパーライト二次創作オタクサイト発見してしまった。ブログ開いて秒でそっ閉じ。一目見てコイツはヤベェと思うくらいの極まりっぷりだった。一体何がこの人を突き動かすのだろう? と疑問がむくむくと膨れあがった。当時は何だかよくわからねぇがヤベェなこの人……と思うだけだったけど、今思えばあれは一種布教活動のようなものだったのだろう。おかしブログ記事の数々は気の触れた者のご乱心ではなく、わざと信者獲得のために書かれたもので、二次創作の方はメインではなく釣り針だったのではないだろうか。

 同ジャンル者のサイト転々と見ていくと、ジャンルオンリーイベントの記録なんかが出てくるわけだが、キレキレスパーライトブログ主が、あんなにヤベェ言動ばかり繰り返している割に、他人から遠巻きにされるどころかむしろジャンルの中心でカプとか関係なくちやほやされており、記念写真のど真ん中に美少女コスプレをしてダブルピースで映っていたりする。アフターにも勿論参加していて、他のジャンル者とキャッキャと交流しているのがわかる。

 だが、スーパーライトスーパーライトとしての活動の手を弛めることはない。時々怖いもの見たさでその人のサイトを覗いたが、常にガンギマリ状態で一つもぶれないようだった。

 そんな人を平然と受け入れるジャンル。懐が深いとか、器がでっかいとか、言えるのかもしれない。が、些細なことで揉めては敗者を叩き出しているので、別に緩くて平和という訳でもなかった。

 ずっと、もやもやとした居心地の悪さにつける名前もなく、何となくこいつらと一緒にされるのは嫌だと思い続けてきた。だから私は二次創作はするけど二次創作を通して他人交流することはろくにせず、書いた作品pixivに投げ捨てるように投稿するくらいだった。

 最近ネットニュースやはてブを見て色々思うことがあった。色々端折って結論だけ言うけど、二次創作界隈という境界ぼんやりとした集団というのも、何か別の活動に使おうと思えば使えるのであり、ただ推しカプのエッチ二次創作が見たいという助平な私欲の為にポリシーも捨てるという人が多くいたりする、ということなんだと思った。

 そうとわかったので、二次創作からは本格的に足を洗うことにした。

 

  • 自分で自分のことを「変=特別」とかいいたくなる厨二の自意識、さっさと捨てたほうがいいぞ。   普通だし。 普通の普通さを理解してないってことは、センスとか知識の不足でもあ...

    • 自分を変だと言ってるんじゃなくて、辞める理由を変だと言ってるんだよ。普通こんなことで辞めない。

  • 読みづらい文章だなあ

  • つまんねぇやつだな。

記事への反応(ブックマークコメント)

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