はてなキーワード: オンリーイベントとは
でも、もう少なくとも手放しにファンです!とは言えないし、それってどうなの?と思って、活動を見たくもなくなってきているからアンチなのかもしれない
絵は正直雑だし、鉛筆で描かれているのか読みにくいが、日常漫画寄りで着眼点が面白く、楽しく読んだ。
それは私だけではなく、人気があるようだった。
そしてある日、Aは創作BLのオンリーイベントに参加すると表明した
そのイベントでは他に買いたい本もあったし、ネットでは絵が粗くよみづらかったから、綺麗にリライトされている本なら是非欲しいと思って購入した。
帰って開くと、鉛筆で書いた画像を、そのまま取り込んだような本に驚いた。
読みにくさ、そのままだ。
内容も、そのままだ。
ネットで公開してる、とても綺麗だと思えない漫画をそのまま印刷するとは思っていなかった。
Twitterで修羅場で大変!みたいなことを言っていたが、何の作業をしてたんだろう
もやもやした
ある日、Aはネットにあげていた男子高校生ふたりの日常漫画を、少女漫画誌に投稿し、デビューした。
すると、同じTwitterアカウントで少女漫画の宣伝、同じ雑誌に載ってるAの作品でないものまでバンバン流すようになった。
もともと創作BLメインで作ったアカウントだったはずが、男女のキラキラした漫画を宣伝し始めた
もちろん、創作BLをあげることはなくなり、過去の漫画を再掲とは言わずに流すようになった。
せめて過去のツイートのリツイートだったり、再掲だと言って欲しかったのは多分贅沢だ。
新作だと思って見るたびに、裏切られた気持ちになった
そう思い始めると、自分の漫画のキャラを自分に見立てた日常漫画をみるのもモヤモヤし始めた。
職場でドジをした、という内容ではあるが、ドジなAはみんなに可愛がられてるという感じに終始している。
妬みだといえばそうだけれど、私はAの作品を楽しめなくなっていた。
私はAをリムーブした。
と、限界男オタクから問われた。彼が出掛けた先で女性向けコンテンツのイベントも同時開催されていたそうで、その時の女オタクの振る舞いを見て、タイトルのような疑問をいだいたのだそう。
まあ、私はイベントとか最近あんまり行かないから今のことは知らんけど、記憶では、コミケのような大きなイベントでも、女性率90%な何かの同人オンリーイベントでも、女オタクは普通にマナーがいいと思うのだが。スーパーなどで日常的に見られる買い物客の様子よりはだいぶマナーがいいと思う。
限界男オタクに、では男オタクのマナーの良さとはどんな感じ?と聞いたら、挨拶をちゃんとする、絶対列の順番抜かさない、列をトイレとかで途中で抜ける時、周囲の人(赤の他人)に声をかけておけば戻った時にちゃんと元の位置に入れてもらえる、マナーの悪い人がいれば諌めるしマナーを知らない人には丁寧に説明する、事前調査や下準備を怠らず現場でモタモタしない、だそう。
うーん、女オタク、同じイベントに参加するからって、列の前後の人にわざわざ挨拶するかといったらそこまではしないかもって気もするけど、大体男オタクと同じじゃね?と思って、マナーの悪い女オタクの群れの様子を詳しく聞いたら、それはジャニオタだった。とあるオタク向けコンテンツにジャニーズが出演していたので、ジャニオタがイベントに参戦してきたのだそう。その、ジャニオタ込みの女オタクの群れは、開場された途端に列なんか無視してわっと走り出し、物販に突撃し、ディスプレイを蹴散らし、昭和のバーゲンみたいにグッズを我先にと漁り奪い合ってレジに走ったという。
なるほどそういうこと。それって、たぶんジャニーズという広く一般に知られているジャンルなので、オタクのイベントに慣れていない人達が多く含まれていたのではないだろうか?そういう人達の自由過ぎる振る舞いに流される形で、本来はマナーのいい女オタクも合戦場に飛び込んで行ったのでは?
「マナーが悪い人がいたら止めるなり注意したらいいのでは?そうはせずに一緒になってイベント開催側に迷惑をかけ、グッズの奪い合いをするなど……」
そうだなぁ。目の前の欲に眩んだ、あるいはそれしか利益を得る手段がないという現実に屈している。簡単にいえば、多勢に無勢というやつだ。いくら紳士な男オタク達といえども、もしも同じ状況に少数派紳士として参戦しなければならないとなれば、やはり仕方ないと奪い合うのではないか?
結局、ジャニーズファンの裾野が広すぎるというのが問題なのではないか?オタクイベント慣れしている人しか集まらないイベントならば、女オタクだってジャニオタだって、ちゃんと並んでマナーのいい買い物をすると思う。そう私は限界男オタクに話した。
そんな会話をした後考えたのだけど、本当に女オタクというか、女性の方がガチでマナーの悪い可能性というのを考えた。男性だけの集団の方がマナーのいい可能性である。
どうしてそうなるのかというと、男性の方は幼少期には振る舞いがモンキーである期間が長いぶん、ルールやマナーを守ることが自分の利益になること、守らないことが自分の不利益になることを身をもって理解するのではないかということだ。
一方女性の方は、幼い頃からきっちりルールを守って従順な傾向があるけれど、それはただ大人の言うことを鵜呑みにし、行動に反映させているだけのことで、ルールやマナーの価値というものを本当には理解しないまま育ってしまう、ということだ。失敗しないので学びがないということ。だから、上から偉い人が押さえ付けてくるという状況から離れると箍が外れて無法の限りを尽くして平然としている、ということもあり得るのでは?
そんな推測もあるっちゃあるのだろうか、なんていうことも思ったが、本当のことはよくわからん。まず女性だって、オタクだけが集まる場では統制が取れている辺り、男性が特段にマナーがいいというよりは、オタクという属性の人々は性別問わずに特殊である可能性が高いじゃないか。
まずはじめに、私はあるジャンルで二次創作をしているオタクである。名前はほぼ無い。
タイトルからわかる通り、私のジャンルには神字書きがいた。(ここではAとしておこう)
彼女はアニメが放送されていた時から活動をしており、Twitterアカウントには質の高い考察や解釈があった。そんなAが生み出す小説は一文字一文字がきらきらと輝いていて、まるでダイヤモンドダストのように綺麗だったことを覚えている。
Twitterではしばらく私の片思い状態、いわゆる相手方からフォローはされていなかったのだが、そんなある日私はAにフォロバされた。神のように尊敬するAに認知されたのだ。その時の私は純粋に嬉しかった。
その時はちょうど某通話アプリのサービスが始まったこともあり、タイムライン上ではフレ募集のツイートが溢れかえっていた。そのアプリは友達登録の画面に相互を自動的に表示するので元々誰かと交流するのも好きだった私はとりあえず今のジャンルで繋がった相互に申請を送った。あまりよくは覚えていないがAと通話アプリで繋がったのもこの頃な気がする。
数日後、私の推すジャンルのオンリーイベントにAが参加表明をした。私はAの本を買いに行く決意をした。
それからというものの、原稿作業用としてAがよく通話部屋を立ちあげるようになったため私はAの通話部屋に行っては彼女と解釈を語り合ったりお互いの作品の感想を伝えあったりした。今思うとこの頃が一番幸せだった。
歯車が狂い始めたのはイベント直後のことだったと思う。最初に違和感を感じたのは差し入れありがとうございますという文面で上げられた一枚の写真。数々のカラフルな小包の中に私が差し入れたものが写っていたこと。ここだけ聞くとどこがおかしいのかと思うかもしれない。しかしその投稿をした者には私は差し入れをしていないのだ。私が差し入れをしたのはA。Aは私の差し入れを別の者に横流ししていたのだ。…と、まあこれだけならアレルギーや苦手なものがあったのかなと済ませられた。
しかし彼女の粗野な側面はこの後どんどんあらわになる。この頃からAの通話には愚痴のようなものが見受けられはじめたのだ。それは聞くに耐えないものだった。例えば「○○さんの本は落書きみたいな本だった」とか「△△さんの作品で地雷を踏んだ」だとかそういう陰口めいたものだ。
またAはその頃、発売された公式アンソロジーについても言及していたがそれに関しても酷いものだった。「公式アンソロジーで女体化するなんて信じられない」「外伝を読まないで書くなんて信じられない」「(カプ名)を逆にするなんて」挙げればきりがない程だ。しまいにはAは「金を払ったのだから物申す権利はある」と言い出しAmazonのレビュー欄を荒らし始めた。そこにもはや神の面影は感じられなかった。
その後何回か会う機会はあったが、もうこの頃には神として尊敬する気持ちは微塵も残っていなかった。神は死んだのだ。通話アプリの友達も解消し、私は神として尊敬していたはずのAをブロックした。
コロナ次第だが今度のオンリーで私は彼女とまた会うことになるだろう。席番はまだ出ていないがAとは隣になりたくない。そのためには徳を積まなければ。
あーー明日から毎日原稿の合間にジョギングして近所の神社にでも参拝しようかな。
クソしんどい
あらかじめ書き添えておくが、当記事はいわゆる「◯◯デビュー」といわれる“新たな環境における心理変化”の話であり、オタクによる二次創作界隈の話でもある。
我々には何かしら再デビューの機会が与えられている。進学、就職、転職転勤。別れと出会い。結婚離婚出産育児引っ越しなどなど、人生の節目というやつは言い換えればリセットであり、それまでの生活からの心機一転だ。黒歴史を封印し、面倒な人間関係を精算するにはうってつけのタイミングである。(ま、周りはそう手放したり忘れたりはしてくれないが)
それら「人生の転換期」ともいえるデカい状況は、自己都合でおいそれとは引き寄せられない。数が増えるとリスクも大きいし、単純に疲れる。それに引き換え、趣味はわりあい手軽な転換が可能だ。飽きたら変えればいい。やらかしたら離ればいい。(ま、周りはそう簡単に許してくれないかもしれないが)
簡単に言えば“逃げられる”世の中になった。
私は高校時代から25歳くらいまで、オタク活動を至上の趣味としていた。漫画かアニメか何かしらのメディアにのめり込み、たぎる妄想を武器に、同人誌を作ったり売ったり買ったりしていたのである。絵も描いたし文章も書いた。同志とつながり、内輪受け企画をしたりオンリーイベントを主催したりして、それなりに楽しく仲間内での交流をしていたと思う。
そのうち、やりたいことがねじ曲がっていった。
原作(ネタ元)が好きで、妄想の行き場を求めて創作に打ち込むのではなく、本を出して感想をもらったり企画をほめられたり、讃えられ、感謝される自分に酔いしれるようになったのである。よくある「承認欲求」というやつだ。
満たされているうちはいい。しかし、よほどの神作家でないかぎり、チヤホヤ曲線は必ず下降する。それに、ネタ元作品への愛が薄れていることは、たぶんバレてる。
私は最初の一作が評価されやすく、ジャンルの大御所の目にとまっていきなり浮上する。
新たなコラボやイベントなど、注目を浴びるような企画を打ち上げることも多い。
自分の中に残っているのは、それらをプロデュースする私、というコンテンツだけ。
知名度があるのに売れない。必要とされない。プライドが許さない。もう戻れない。
結果として、逃亡した。離れるよ、ジャンル移動するよ、と堂々と宣言するのではなく、さっと姿を眩ませた。オタクはもうこりごりだと砂をかけるようにして。
そして、かなりの年月が過ぎた今。
また、同じことを繰り返そうとしている。
そろそろいいだろう。ほとぼりは覚めたと。
個人サイトからSNSに交流の場が移り、オンラインだけでもオタク活動が可能になった。
同人誌頒布イベントに出なければいい。オン専文字書きになろう。交流もさして必要ない。誰か見知らぬ人に読んでもらえるだけでいい。
ジャンル内で知らない人はいないだろうという絵師の目に止まった。
ツイッターでシェアされたのを知った。そこで箍が外れた。すぐにツイッターを始めて、その絵師とのコラボを開始した。
何を上げても反応はもらえない。
彼女が他の作家と楽しくやりとりしているのを悔しげに見つめるだけだ。
自分の中に残っているのは、それらをプロデュースする私、というコンテンツだけ。
あくまでも二次創作だ。世の中の素敵な作品はネタ元なんかじゃない。原作へのリスペクトなしに認められる活動ではない。
でも、どうしようもないのだ。世の中の素敵な作品を“私が誰かに認められる表現のための素材”としか考えられない自分を変えるのは難しい。
潮時なのかもしれないと思いつつ、今の場所にしがみつきたい思いも捨てきれない。
辛い、虚しい。ちやほやされた自分の過去を全部忘れて、すっぱりと切り捨ててしまいたい。
いっそ忘れてほしい。そして何食わぬ顔をして新規参入したい。
また私は、デビュー先を探すのだろうか。
カゲプロもといカゲロウプロジェクトは8月15日に起こる出来事を描いたメディアミックス作品で、
ニコニコ動画の楽曲から派生し、小説、漫画、アニメ、劇場版等で別々の展開をする面白さが売りだった。
ご存知かとは思うが、おそ松、鬼滅、今ならツイステとかに先駆けて、キッズが多くて民度が最悪、というイメージの代名詞だった。
私は当時成人していた社会人だったがこのジャンルにいたく執心した。
元々じん(自然の敵P)の作る音楽を気に入っていて、小説を出すというので興味本位で読んだ。ハマった。
正直お世辞にも上手とは言い難い小説だったが、楽曲、動画も含めてアマチュアの手による一大作品というのは熱があった。
拙い所も含めてカッコいい!エモい!支援したい!夢がある!割と珍しい感情ではないと思う。それが大人だろうと。インディーズバンドのようなイメージ。
そういう風に素直にハマって、中に入ってみたはいいものの、確かに実際自分より年下の人間しかファンが居なかった。
沢山友人を作ったが、よくて高校生、殆ど中学生、小学生も多くて、成人していてお酒が飲めるような人は片手で数えるほどしか居なかった。
とは言え話が通じないなんて事は全くなかった。自分は大して創作などもしなかったけど、ツイッターで繋がった小学生は敬語で話してくれた。
男の子も居た。CPとか担当みたいな概念も薄くてどんな趣味でも年齢でも人種でも仲良しだった。
コミュニティの中での喧嘩や、男の子も居る事で色恋沙汰が始まる事もあったけど、むしろ今まで自分が経験してきたどのジャンルよりも平和だった。
確かに痛い、と表現されるような事もあったかもしれない。でも人に迷惑をかけるような子は誰も見た事がなかった。
カゲプロにハマった事で、コスプレや同人誌に初めて触れた子も沢山居た。どの子も知らないなりに、人に聞いたり調べたりしていた。
同人誌即売会(オンリー)では、親御さんと一緒に本を買いに来る人やスペースの後にお母さんが座っているサークルなどもあった。
本来即売会にはサークル側に年齢制限があったりするが、低年齢層のこのジャンルではイベント側からきちんと許可があった。
別に子供が趣味を楽しんじゃいけない訳でもないし、許可されているなら取りざたされる事でもない。
でも他のジャンルの所謂大人たちからはとっても笑われた。まあ、珍しい事ではあるかもしれないけれども。
私はただの買専だったが、プラバンで作ったストラップだったりとか、手作り感のあるものも多くてそれはそれでよかった。
皆このジャンルが好きで、色んな工夫をして楽しみたいと思ってるのがすごく感じられた。
そんな風に内部に居ると、カゲプロ厨、なんて言葉を投げつけられる事もむしろなかった。
あれはカゲプロのことを特に好きではない人間が使う言葉だから、好きな人間とだけ過ごしていたら聞かない言葉なのだ。
そういう中で、ニコニコ超会議が開催された。ニコニコ動画が主催する一大イベント。
カゲプロも当時大きなブースを作り、そのブース内で新曲を先行して聴く事ができた。私ももちろん朝から並んだ。
学生で中々会えない地方の友人達もこの日ばかりはみんな揃っていて、新曲を聞いたり、グッズを買ったり。とても楽しんだ。
超会議はとっても広いイベントで、ほかにも回り切れないほど催し物があったんだけど、自分たちはずっとカゲプロのスペースに居た。
もちろん皆視聴ブースでは静かに並んでいたし、話す時も出来るだけ邪魔にならないように端っこに居た。
なんと超会議のカゲプロブースで暴動が起きたらしい。視聴ブースが壊された、とか。
カゲプロ厨ではない大人の皆さんは、「カゲプロ厨こわw」「やっぱガキは・・・」みたいな事を言っていたが、
当のカゲプロ厨である面々は皆揃ってクエスチョンマークを飛ばしていた。
なにしろずっとそこに居たのだ。そんな警備員が始末するような事態が起きたらさすがに気づくだろう。
当日そこに居た人間が誰一人としてそんなものは見ていなかった。でも、起きた事になった。
待望のアニメが始まった。
私はカゲプロに利用しているツイッターアカウントのほかに身内友人のアカウントを持っていたんだけど、理解のある友人から「ログインしない方がいい」と言われた。
カゲプロのアニメが始まる前から、そちらのアカウントはバカにするような文面で埋まっていた。
「バカにしたいから今期はカゲプロ見る」等と堂々と言っている人も居た。何故全く内容を知らないのにバカにする前提なのか、腹が立つより悲しかった。
実際のアニメを見て、クオリティがどうだと言われたらそれは受け止める。でもガキが好きな作品だからゴミ、という構図しかそこには無かった。
自分に向けられた作品でない事がわかるなら、ほっといてくれればいいのに。
私はカゲプロが好きだということを殆どの人に明かさなかった。明かせばバカにされ、場合によっては引かれた。
カゲプロに興味があるけど、周囲がものすごく叩くから手が出せないと言われた事もあった。
いっそカゲプロの情報を何にも持たないおじさんとかの方が優しかった。前提条件が無ければ好まずとも「こんなんあるんだ」程度の気持ちで聞いてくれた。
「カゲプロ厨の素行が悪いからだ」と言うには私はその悪い素行を殆ど目撃したことが無かった。
若いからはしゃいで痛々しい事はあったかもしれない。でも流血沙汰とか、木の枝折ったとか、ブースを壊したとか、見ていない。
私の見ていない所であったと言えばそれまでだけど、でももうそんなのは「犯罪者は皆パンを食べている」理論で、カゲプロが悪いから何かをした訳ではないと思う。
ただ、私はカゲプロの事が今でも好きだし、人生で一番楽しい時間だったことに違いはない。
8月15日なのでそんなことを思い出した。
一年後にはジャンル移動している人だっていて、今と同じ情熱の本が出るか分からないのに。
それに、再開催ということは、今回参加者(欠席者含む)もまた申し込みをしなければなりません。
サークル参加費用はそこまで高額でもありませんが、無にするには惜しいお金です。
来夏に、はたして参加できる情勢になっているのかも分かりません。
返金や現実のプチオンリーへのこだわりは知らん。だからこの一点のみについて言及する。
やる気があるなら、いますぐ、界隈の熱が冷めないうちに、オンラインでやれ。今いろんなサービスがでてきてる。
そりゃ腰が重いだろうな。わかるよ。手間もあるし、直接的なやり取りで得られたものや“右を見ても左を見ても、前を見ても後ろを見ても、お仲間しかいません。天国です。”という実感はきっとわかりにくくなりそうだしな。
でも推しカプへの情熱はそんなもんだったのか? 出るはずだった本がでなくなる未来と天秤にかけても?
オタクなら転んでもただでは起きるな。
WEBオンリーイベント - とらのあな総合インフォメーション
検討済みならすまん。がんばれ。
おけパ漫画でふと思い出した、これは私が中学生だったとき不思議な交流をしていた私(中島になりたかった七瀬)と神絵師(綾城)の話だ。SNS上の自分の黒歴史でもある吐き出し
当時いたジャンルはまあまあメジャーで、今で言うキッズも沢山いた。民度問題で学級会も日常茶飯事だった
そんな時に神絵師(以下神)と出会った。神は推しカプが同じで絵柄がすごく好きで、ジャンル内では評価も凄くされていた。ツイートの傾向から、神も自分と同じくらいの中学生であることが分かった(本人も年齢は隠していなかった)
中学生底辺絵描きだった私は、同い年か年下で評価される絵を描く人にやたらに嫉妬や執着してしまう時期であった。だが評価されてずるいという感情はなく、何を思ったのか神と繋がりが欲しかった。
執着はしていたため神のツイートはもちろん、神の周りのツイートもよく見ていた。というかほぼ監視みたいな感じ。
神は交流を大切にする人で、相手が絵書きだろうとそうでなかろうと、絵についたリプにはもちろん返信、「繋がりましょう」とリプを送っている人には頻繁に交流しているようだった。
私から見たら、神の周りはおけパ漫画の中島に見えたし、自分は中島の存在になりたかった七瀬だ。
同い年ということもあり、私は神と友達になりたかったんだと思う。
私もリプを送ってみると、神はこんな底辺絵描きと繋がってくれた。その日から神と交流が始まり、神も沢山の人と交流しているためリプ返はすぐではなかったがフォローフォロワーのような関係になった。認知してくれたし、タメ口を聞く仲にもなった。
“フォローフォロワーのような関係”というのは、神は繋がって認知はくれたが、フォロバをしてくれなかった。交流していたというのも、全て私からのリプライで、神から送られてくることは一切無かった。(そりゃあフォローされてないならツイート見られないからね)でも私は中島の立ち位置になれたこと、神が話してくれることが嬉しくてそんなことはどうでも良かった。
その時に神がイベントに参加すると言ったのだ。本ではなくグッズ参加だった。神のグッズが欲しかったし神に会えるなら、とどうしても行きたかった。
大きいジャンルでオンリーイベントもあったが、神が参加したイベントは都内個人主催、小規模のものだったが、わざわざ遠征して行った。
同人イベント自体は初めてではなかったが当時は支部くらいしかしていなかったので、支部で欲しかった本を買うだけ、ただ買い物に行くような感覚でしかなかったが、SNSで交流した事があった人が出るイベントは本当に初めてでメチャクチャ緊張してた
イベントが始まり、神のサークルスペースを確認した。神の絵柄の絵が置いてあったので神と間違いなかった。緊張していた私は他のスペースを回って最後に神のところに行った。交流の多い神は隣のスペースの仲良い絵師や、おそらく仲良いフォロワーと会話していた。並んで私の番が来た時、私も認知を貰っているはずだったがフォロバされていない事が脳裏をよぎりチキンすぎた私から出た言葉は「あの、ツイッターいつも見てます!」だった。いつもリプをしていた自分だという事が言い出せなかった。これじゃただのキモオタだ。神はありがとうございますと述べ、スケブを頼んだら描いてくれた。そんな感じでイベントは終了したが、イベントに参加したことを呟いたら同じ一般参加者の人たちが何人かフォローしてくれた。中には神とよくリプしてた人もいて、一方的に知ってる人だった。その人をAとする。ちなみにAは今一番長い付き合いになるフォロワーだ。
神以外にも交流が増え、SNSが楽しかった。そんなとき、Aが「神からフォロバされた!」と呟いた。私よりも前からよく神と会話していたのに、Aもフォロバされていなかったんだ、と思った。と同時に、神とはいえフォロバしてくれない相手になんでこんなに執着してたんだ???と我に帰った。
それからジャンルに飽きてきて呟く事がなくなり、SNSを離れた。しばらくしてから新しくアカウントを作って、仲良かったフォロワーだけフォローしてアカウントを消した。
今は神絵師は神絵師のコミュニティがあるから無理に交流はしない、とかフォロワーになってくれた人と積極的に交流する、として楽しくSNSをしているが、前垢でのこの話は本当に自分の黒歴史だ。
毎日誰かが推しカプの話をしていた私のTLは別ジャンルの話題ばかりになり、不在のフォロワーも増え、寂しいものになっていた。
でも自分はこのジャンルが好きで、まだ描きたい話があるしとオンリーイベントへ向け原稿を描き、ツイッターでもそのジャンルやカプの話をしていた。毎回本の感想をくれるフォロワーが新刊楽しみですと言ってくれてとても嬉しかった。
無事脱稿し新刊情報を告知した時、フォロワー達は「いいね」を押してくれた。
でもイベントには遊びに来なかったし、通販も誰も利用しなかった。
イベントで本を買ってくれたのは普段付き合いのない別カプのご近所サークルさんくらいで、正直感謝よりは大丈夫でしたか…?が勝ってしまう。
イベント中「今日イベントなの?!A×Bサークルさん達楽しんで来てね!」とツイートされたりして、A×Bサークルは今回も私だけだからやめて差し上げろとスマホを裏向けたりもした。
楽しみだ、完成お疲れ、見たよ、後で読む、色々だ。押すフットワークも人それぞれ。
分かっていてなお「いいね」されることがとても怖くなった。
そして恥ずかしくなり寂しくなり、悲しくなり、申し訳なくなった。
今までもフォロワー達は空気を読んで「いいね」を押してくれていたのかもしれない。
多少拙くてもA×B本だから欲しいと飢えている人はもういないのかもしれない。
いいねってされるけど本当は、今は 『それほどでもないけど』が頭についている。
もっと上手い人が本を出せば皆本当に喜んで買いに来るのかもしれない
支部で無料公開したら私の新刊も読んではもらえるのかもしれない
力がないのだから
それをわきまえないと下を向くのに疲れて、描くのも呟くのも止めてしまった。
以前敬愛している作家だと言われた時に、嬉しいけどそれは盛りすぎでしょうと冷静に聞いていたけど、何分の一くらいに少なくして受け取るのが正解だったのか分からない。だから受け取ることをしたくなくなってしまった。
この界隈には、いわゆる「ボス」的な立場にいる人間がいる。よくオンリーイベントやアンソロジーなどの色々な企画を取り仕切ったり、学級委員として何かを回したりする立場の人間と言えば、ほどほどの規模の界隈なら心当たりがあるのではないか。
そんなやついねえよ。オンリーはやりたいやつが企画して参加したいやつが手を挙げてやるもんだろ。(中略)界隈で有名な人はいても界隈を取り仕切るやつなんていねえよ。お前の界隈おかしいよ。
私が通ったあるジャンルでは、オンリー主催経験・ノウハウを共有しているある種のコミュニティというか、人間関係みたいなものがあったよ。「オンリーをやりたい」と思った人が別のオンリーの主催にノウハウを教えてもらってたり、あるいは主催経験のある人たちが互いのオンリーに相互にスタッフ参加して手伝ってたり、そういう感じで「主催経験者」グループみたいなのがうっすらできてた。ジャンルも固定されてなくて、イベント運営に積極的な人たちが知見やスキル、マンパワーを交換しあってた感じ。
私が知っているものは全然閉鎖的なものではなくて、主催をやってみたい人は誰でも歓迎して親切にナビしてたし、誰も強権をふるってはいなかった。だからこそ、自分で主催まではしてない私でも知ってるわけで。
ただ、「嫌な思いをしたからもう自分での主催は乗り気じゃない」みたいな発言は聞いたことがあるし、こういう発言があったからには、「あの主催のオンリーは嫌だ」という逆側の感想もあっておかしくはなさそう。
さすがに「よく主催とかをやってる人間がいる/『この人は主催者側』というイメージがついてる人がいる」という程度のことだと思うんだけど、それに「お前の界隈おかしい」まで言うのは、ちょっとさすがに言葉がきつすぎない?
むしろ同人活動をしていると表明している人間が実際には「同人誌を描いてくれた方に感想を送る」という責務を果たしていないことにあるかもしれない。
そんな責務見たことも聞いたことも実感したこともねえよ。お前の界隈おかしいよ。
この界隈には、いわゆる「ボス」的な立場にいる人間がいる。よくオンリーイベントやアンソロジーなどの色々な企画を取り仕切ったり、学級委員として何かを回したりする立場の人間と言えば、ほどほどの規模の界隈なら心当たりがあるのではないか。
そんなやついねえよ。オンリーはやりたいやつが企画して参加したいやつが手を挙げてやるもんだろ。10年以上関わってきた界隈でこないだ新しいオンリー開かれたけど聞いたこともないサークルさんが主催だったよ。それでも毎度コミケにいるような古参から初めて見るような連中まで一堂に会してオンリーやってたよ。界隈で有名な人はいても界隈を取り仕切るやつなんていねえよ。お前の界隈おかしいよ。
ボス程ではないが、同人活動「ガチ勢」の中にはちょくちょくそのような人間がいる。Twitterでは自分の原稿や界隈の中で行儀が悪い人への愚痴がほとんど。それなのに自分がインターネットに適当なイラストを上げる時は「RTうれしいな」と言っている。もちろん他人のイラスト・小説はほとんどRTしない。
少なくとも俺のいる界隈では、自分の原稿の話ばっかりする人はいるし、厄介さんへの愚痴をたまに呟く人もいるけど、「行儀が悪い人への愚痴」ばっかり呟いてる「ガチ勢」なんて見たことねえよ。普通は作品の話とか自分の萌えの話とか自分にとっての創作論とかを主に呟くもんでしょ。お前の界隈おかしいよ。
「同人文化を支えていこう」などとお題目を唱えている割に自身の……率直に言って絵柄やストーリーが大して練られているわけでもない原稿に時間を割いて、お友達以外の他者にはほぼ無関心なのは、彼らの言う「同人文化」もたかが知れているのではないか。
同人文化は個々人が自分の好きなことをしてその集積として成り立つもんなんだから、自分の創作や友達との交流を最優先するのは当たり前でしょ。個々人が自分の好きなことを追求できる自由な場があって、その場にお出しされたものが同人文化であって、同人文化を支えるってことはその場を(書き続けるとか読み続けるとかの形で)維持するってことなんだよ。他人にベタベタ干渉することが支えるってことなんじゃねえよ。お前の「同人文化」像おかしいよ。
半分答え出てるじゃん。お前が勝手に義務だと思ってるだけでそれは義務でもなんでもないんだよ。そのくらいわかろう? 自分の中で縛りプレイするのは勝手だけどそれを他人に押し付けたら駄目だよ?
あと、感想送る→活動止まるは見えるけど、感想送らない→活動止まるはすぐには見えないから気づいていないだけじゃないですか。何もしなければ責任を取る必要はないけど、真面目に考えるなら見殺しにしてきた同人作家の数でも数えた方がいいんじゃないですか。感想を送らないことを正当化する人間が一番腹立つんですよ。
俺は最近小説をあんまり書いてないけど、それはショボい文字書き(&設定厨)なのでネタが尽きてきたのと、私生活の面で色々なものごとに追われて余裕がないからであって、感想の有無は関係ねえよ。かつての俺は感想がなくても書き続けていたし、ありがたいことに最近過去作への感想をもらってそれ自体はめちゃくちゃ嬉しかったんだけど、だからって書くのを再開する気にはなれない。創作は徹頭徹尾自分のためにやることで、感想はそりゃないよりもあった方が嬉しいけどそれで自分の創作意欲が左右されたりはしない。
お前が感想によって創作意欲を左右される人間であり、お前の周囲にそういう人間が多いことはわかったが、だから感想を送るべきとかいうクソマナーを作られても困るんだよ。そんなもん知ったこっちゃねえよ。お前のお気持ちを世の中の常識だと思うなよ。どうしても送ってほしけりゃ「私は感想によって創作意欲を左右されるメンタルよわよわ作家なのでなるべく感想ください」とでも本に書いとけよ。そう書いておけば送ってやろうかという気になるファンもいるんじゃねえの? してほしい配慮は口で言わねえと他人にはわかんねえんだからよ。
正確には、界隈の中で本当に仲がよい友人ふたり程、それに地方在住のおそらく主婦業をやられているフォロワーさんからは来た。この方々がいなかったらこんなもの書く前にさっさと同人誌のことは黒歴史にして畳んでいただろう。
は? 同人誌ってのは自分が書いた文章が形になる、それだけで嬉しいもんなんじゃねえの? これまでは自分の頭の中にしかなかった「ぼくが書いた一冊の本」を活字として手に取れるのが最上の喜びなんじゃねえの? 感想なんて来なくたっていいんだよ。お前は自分が生み出した初めての本のことをどう思ってるんだよ? 感想が来なかったから黒歴史なのか? 違うだろ? 感想が来ようが来まいが、自分の萌えと理想を詰め込んだ一冊の本がそこに存在している、そのこと自体に幸せは感じねえの?
お前、自分の本に来た感想のことは気にしてるのに、自分の本それ自体を気にしてるようには(少なくともこの増田からは)見えないんだよな。はっきり言って異常だよ。子供が学校に行きはじめたんですけどちっとも友達を家に連れてこなくて~って言ってるみたいに見える。いや子供が毎日元気に学校でお勉強してるだけでめちゃくちゃ偉いだろ! 子供を褒めてやれよ!
二次創作オタクの道に迷いこんでから、人生の1/3くらいになる。インターネットでは小説らしきものを書き散らかしていたが、同人誌は買うものでしかなかった。
「同人作家には感想を送るといい」という言葉を素直に受け取って、ありがたく読んでは神々に感想を送っていた。全員ではなかったが、買う時点でセレクションをかけていたのもあって半分以上の本には少なくとも原稿用紙1枚相当以上の何かしらをお送りしていた。
それからしばらくして、はまり込んだとある界隈、ある推しカプの威力があまりにも凄まじかった。私はとうとう読み専を卒業し、同人誌を印刷することでサークル参加デビューを果たした。それが、1年程前のことだった。
初めてではあったが、本自体はなんだかんだ出せた。だが、同人活動はそこから先こそが試練だったということを、知らなかった。
最初の本を刊行するのにかかった時間は4ヶ月程。平日は仕事の後、休日は日中の半分程度、原稿に時間をコツコツと割いてきた。そのおかげで、人生で初めて出した本は文庫だが200pを越えたし、まあまあ満足するものができた。そんな本が印刷され、世に出たことによって、自分の想定程度には売れた。だが、感想はほとんど来なかった。
正確には、界隈の中で本当に仲がよい友人ふたり程、それに地方在住のおそらく主婦業をやられているフォロワーさんからは来た。この方々がいなかったらこんなもの書く前にさっさと同人誌のことは黒歴史にして畳んでいただろう。しかし、それ以外の、いわゆる同人仲間やフォロワーからは来なかった。
自分が同人誌を読み捨てるタイプのオタクだったら、まあそんなもんだろうと納得が行ったのかもしれない。
だが、今まで感想は書くものだと思っていたオタクにとって、この状況はまあまあキツい。通話しながらあつ森やポケモンではわいわい楽しんでいたフォロワーは、本は買ってくれたものの「良かったですよ」の一言すら来ない。こっちは付き合いも兼ねて読んで感想を送っているのに……と、最初の感想が来るまでは恩着せがましい感情まで抱く程、ダークサイドに落ちかけた。
私一人が書いていた量よりも、自分で本を出版してもらった感想の方が少ないなんてことがあるのか。自分が良かれと思ってしていた経験に復讐されるなんて、そんなのひどくないか。その思いに苛まれつつ、今日もイベント中止にも負けず本を出してくださった方に感想を書いている。
ただ、この増田で書きたかったことの主題は、むしろ同人活動をしていると表明している人間が実際には「同人誌を描いてくれた方に感想を送る」という責務を果たしていないことにあるかもしれない。
このジャンルを仕切るいわゆる同人ガチ勢がいかにも「わたしら誇り高き同人サークル、インターネットの木っ端とは違うんですよ」みたいな面を下げていながら、同人誌に対する感想についてはサボりまくっていることを臆面もなく表明しているのが、ここ最近の精神的苦痛に拍車をかけている。
この界隈には、いわゆる「ボス」的な立場にいる人間がいる。よくオンリーイベントやアンソロジーなどの色々な企画を取り仕切ったり、学級委員として何かを回したりする立場の人間と言えば、ほどほどの規模の界隈なら心当たりがあるのではないか。オフライン活動がメインだと公言しており、インターネットで描いてた頃は反応すらなかったのに、サークル参加を表明してからは急に「あなたの書くものいいですよね〜ファンでした〜〜」と接近してきた。
「ネットで送るよりも生の感想を即売会で本人に伝えるのが醍醐味だから」を言い訳に、この人が感想を書いているのは見たことはない。そして結局当日打ち上げで伝えてくる感想も「こないだのあの本めちゃくちゃ良かったですよ! やっぱり〇〇はかわいいですよね〜」くらい。
ボス程ではないが、同人活動「ガチ勢」の中にはちょくちょくそのような人間がいる。Twitterでは自分の原稿や界隈の中で行儀が悪い人への愚痴がほとんど。それなのに自分がインターネットに適当なイラストを上げる時は「RTうれしいな」と言っている。もちろん他人のイラスト・小説はほとんどRTしない。
「作者の解釈をきちんと言語化して感想として送れるの、本当すごいですよね」と言いながら、この間まではポケモン(自作の刊行直後、TLはこれ一色だった。わたしのような木っ端な作家よりも世界的タイトルが話題になるのは当たり前だが、それが辛くてミュートした)、最近はあつ森の進捗をTwitterにせっせと上げている。
「同人文化を支えていこう」などとお題目を唱えている割に自身の……率直に言って絵柄やストーリーが大して練られているわけでもない原稿に時間を割いて、お友達以外の他者にはほぼ無関心なのは、彼らの言う「同人文化」もたかが知れているのではないか。
界隈にとある方がいる。フォロワーは私の30倍以上、ボスの10倍以上いる、いわゆる神絵師だ。でも、物腰は柔らかだし、私がインターネットに投稿していた頃からちょくちょくお褒めの言葉を頂いていた。上で述べた友人……と、本当に今でも言っていいのか分からないが、恐れ多くも自分が出した同人誌に感想をくださった方のひとりでもある。
その方がかつて、原作について非常に深い考察を繰り広げたものをまとめた、商業の単行本並の厚さ・クオリティの同人誌を出したことがあった。ジャンルバレが惜しくなければ所構わず宣伝したいくらい、本当にすごい本だった。当時読み専だった私は、どうしたらいいのか分からずとりあえず長文の感想を送りつけた。その方はいたく感激してくれた……のが、少しずつ仲良くなることができたきっかけだったような気がする。
それから私は初めてイベントにサークル参加し、Twitterで繋がっていた人たち中心に打ち上げに参加した。ボスが企画してくれたもので、カラオケの一室を貸し切って(何故ならオタク女は人目を憚る話を大声でする必要があるため)わいわいと推しについて語りあっていた。
中盤に入ったあたりだった。ボスが思い出したかのように言った。
「〇〇(神)さん、こないだの本読みましたよ! あんなに(原作)をきちんと捉えてこれが出せるの、本当すごいですよね〜私の本でもそういうの大事にしてて〜」
それで終わりだった。後は自分の本語り。その本が出たのは数ヶ月も前のことだったのに。数人が神の本に話を戻したことで、とりあえずしばらくの間はその本について盛り上がることができた。
その方は、それでも微笑みながら受け止めていた。ただ、それ以降あまりボスのイラストをRTすることはなくなった気がする。
最近、神が主催する推しCP(コンビ)アンソロジーへの寄稿を打診されたので喜び勇んで引き受けた。執筆者にはグループDMで連絡が来たが、同じCPがメインのはずのボスは参加していなかった。それを確認した時、私は暗い喜びを内心に感じながらも素敵なメンバーの皆様に挨拶をお送りした。
……と、まとめてみたら「これ、感想を書いて得してるのでは?」と気づいた。どちらかというと、感想書きのシンデレラストーリーとして自慢できることの方が多いかもしれない。それでも界隈でのさばっている奴らへの心象は悪いままなので、記念として増田に投稿しておこうと思う。
猿山のボスへの愚痴が大半を占めてしまったが、逆に言えば感想をコンスタントに書いている人はどれだけ書き手から感謝されているのか、忘れないでほしい。
この間の新刊にも原稿用紙5.5枚の熱い感想をくれた人のおかげで、今も生きている。ご家庭の都合でイベントには来られなくても感想をくれるあなたのために、次の新刊も頑張ろうと思う。
(20200618追記)
放置していたらはてぶに上がっていた。おかえりなさいという気分です。見てくれた人、ありがとう。色々言われているけど、反応してくれた時点で今日もあつ森をやってるフォロワーの100倍マシです。
@pikopikopan 文字書きってなんでこういうタイプ多いんだろ。/私は描く側だけど壁打ち上等だし、読むけど身悶えするほど好きで何度も読み返した本ほど感想送れないし送らない。/感想送ったら活動止まった人が居てな後悔したわ
私は性格悪いとは思いますけど性格のいい文字書きの方も多いので、主語でかくするのやめた方がいいんじゃないですか。私もやりますが。
あと、感想送る→活動止まるは見えるけど、感想送らない→活動止まるはすぐには見えないから気づいていないだけじゃないですか。何もしなければ責任を取る必要はないけど、真面目に考えるなら見殺しにしてきた同人作家の数でも数えた方がいいんじゃないですか。感想を送らないことを正当化する人間が一番腹立つんですよ。
https://w.atwiki.jp/abhurikae/pages/1.html
とうとうこのようなまとめが作られてしまった
非難しているわけではない。
ただ、みんなが、どうなんだろう、と思っていたことが、結局これだけ長い期間放置されるとこういう声も出てくるわな、という印象
赤ブーブー通信社というのは、同人誌の即売会イベントをやっている会社である。営利企業である。
オールジャンルイベントとしてはほぼ女性向けはここ一択となっている
コミケの一週間くらい後に、大阪でイベントを開き(コミケの本を関西で売るために&買うために人が来る)
コミケのない10、3月くらいにビッグサイト東を埋めるくらいのオールジャンルイベントを開き、後の期間はオンリーイベントを複数同日同場所で開催しているのがほぼ大きめの収入源といえるだろうか
当然コロナでそれが吹っ飛んだ
https://www.jgarden.jp/html/48announce.html
https://www.comitia.co.jp/html/132henkou.html
上記はそこそこの規模を持つ老舗のイベント運営だが全部中止&返金である
だが赤ブーだけはほぼ全部延期だ。中止になったのはコミケと共同開催予定だったGWだけだ
3月頃からイベント参加が全部延期、延期だから返金はない。しかも延期日程が分からないから参加できるかどうかもわからない
とはいえみな、女性向けオールジャンルを開催するのがここしかないこともあり、声高に、返金&中止にしてくれとはいえなかった
潰れたら困る、というのがあるんだろう
だが、あんまりにも長いこと放置な上に他社と違って延期連発では、不満が渦巻くのもわかる
とうとう噴出したんだろう
延期にして、返金をしない=金がないのでは、とみなうすうす思っている
返金をしたら潰れるんじゃないの、という危惧があるんだろう
赤ブーは赤字だろうな、というイベントも開催してくれていたので、その分の赤をでっかいイベントで補填していたと思われる
地方のイベントや時季外れのイベントなんて人全然いなかったし。
ただ補填できる巨大イベントが潰れてしまい、そこそこ儲かりそうな旬ジャンルオンリーも潰れたら、しゃれにならない損害なんだろうという予想はつく
エア新刊出しました!ってツイが大量にまわってきて複雑な気持ちになったので。
昨今急に人気になったジャンルにいるけど、
ジャンルの需要と供給が釣り合ってなくて、サークル参加者がかなり少ないのに需要だけは大きいという状態になっている。
サークル参加者はイベント1週前からお品書きや、ギリギリまでコピー本やペーパーを準備して、イベント前日まで必死になって作ってる。
そんな状況で、先日開催されたオンリーイベントではイベント開催1週前からエア新刊が出回り、
実際のサークル参加者のお品書きや本物の新刊サンプルが埋まる状態になっていた。
前日までペーパー作成やコピー本作業してるサークル参加者も多く、
DISCORDで「エア新刊ちょっと自重して欲しい」という話題が出た。
私も思った。
手の込んだネタが入れ込まれたデザインも美しいお品書き(だが実際には出ない)。
それが本当にサークル参加する息も絶え絶えな告知と一緒に流れてくる地獄。
勘弁してくれと思った。
イベント準備で混乱してる中、これからサークルチェックしたいのに、エアと本物が見分けづらいTLをこれから漁らないといけないのかと思った。
実際にサークル参加するサークルが20なら、エア新刊ツイートが50近く流れてくる。そんな状況だった。
(サークル参加の中には告知を一切出さずに当日を迎える人もいる)
エア新刊自体は喜ばれるジャンルも多い、というか大半だと思うけど、せめてイベント前日は避けて欲しい。
または適宜その場の空気を読んで欲しい。流れが速いときは放流するのを待って欲しい。
わがままかと思うが、実際にイベント参加する人の告知を優先させてほしい。
お祭り気分に乗りたいのは分かるけど、
サークル参加費も交通費も宿泊費も出さずに、オンリーイベントがあるという状況だけにタダ乗りされるのは正直かなりイライラした。
そんなきれいなマンガやお品書き作れるなら現地に来いよ!スペース取って本出せよ!という気持ちだった。
これが未成年の若い人メインのジャンルなら、お金ないだろうし、ごっこ遊びの域だからしょうがないよね。まだ本出せないだろうし…と、寛容な気持ちにもなれるが、
前述のジャンルは成人済み女性がメインなので、もう少し考えて行動して欲しい。
専業同人でもないただの人間が、オンリーイベント開催までの数ヶ月、私生活の時間のかなりを割いて新刊原稿執筆してると言うことを。
実際のイベントに参加して実物の新刊を出す人がいるから、エア新刊なる催しも開催できるのだと、アップロードする前に一度考えて欲しい。
だが、舞台は沢山観に行ける待遇でもないので、配信やライブビューイングを駆使したりもしている。
とても真面目で素敵な人だと思った。
その人の出てる作品はなるべく観にいきたい。他の人物を生きている推しを観にいきたい。
とチケットを取って毎作品1度はなんとか…くらい観にいけてる。
半年の新参者であるが、沼の落ち方が尋常ではなく、オンリーイベントにも足を運んだ。
ここで立ちはだかってくるのが
稽古現場や公演後の写真をその役でSNS等で拝見するのはOK!
その人の生きているそのキャラが嫌いな訳でもない。が好きーともなれない。
世界観がどうしても受け入れられない。
推しが出てるからと割り切れるタイプなら悩みもせず、推しだけ見てかっこいいー!と言えるのだけれど、物語大好き人間に取っては、世界観の意味不明さは致命傷なのである。
推しを拝みたい……でもその作品の世界観が意味わからん……こんな私がチケットを取ってしまったら本当にその作品が好きな人の席がなくなってしまう……と思い、まぁ配信きたらみてみよう、円盤出たら悩もう…くらいに治まってる今日この頃です。
この
舞台大好き俳優大好き沼の方は、1度はぶつかると思うのですが、どうでしょう?
コミティア130で40Pの漫画が1部しか売れなかった人のお気持ち表明
30部刷って手元に残っているのが15部くらい。精算合わない理由は後に。
・なぜ売れなかったのか
・隣の芝こと隣のフォロワー
同人約3年目で過去に出した同人誌は8冊くらいとSNSの漫画を少々。
ここ1年くらいで人気が急上昇し、pixivの2次創作漫画はブクマ20,000代が2件、
10,000代が1件などで、フォロワー数は9,000を目前にしていた。
ファンからは通販は無いかとか、サインを求められたりとか、まるで人気作家になった気分だった。
そんな私がコミティア(オリジナルオンリー)で1部しか売れなかった。
なぜ売れなかったのか、泣きながら考えた。理由はこうだと思う。
・売れていた2次はギャグ路線だったのに急に1次はバトルものへのシフト
・浅はかな知識による、その道のオタクが見たら鼻で笑うような展開
・pixivのフォロワーが求めているのが2次であり1次ではない
書いてて悲しくなってきた…
事前にある程度予想していたけど
今年の夏コミでは100部刷って5冊くらいしか出なかったし(これもまた闇)、
OLだし自分の時間や赤字面を考えても利口な人なら今回のコミティアで撤退するだろうな。
今回編集部に持っていたた時は人生で初めて漫画やめたいと思った。
部数が全く動かないし完全に心が折れたので、14時からは全て編集部と買い物に時間を使うことにした。
売りたいならその場にいるべきなんだろうけど、数部売れるかわからないしじっとしていられなかった。
1人参加なのでご自由に見ていってくださいと書き残して見本誌の隣に置いた。
何も褒められるところが無かった。以前の2次ギャグで出した時の方がよっぽど評判が良かった。
自分の浅はかさ、オリジナル漫画描いてすいません…って気になってしまった。
私何か悪い事したんか?
堂々と胸張って外を歩ける人が羨ましくなった。
冒頭の30部刷って手元に15部の理由は、編集にばらまいてきたからだ。
各出版社ブースに設置してあるBOXに投函すれば後日メールで感想を頂けるのだ。
編集と対面するメンタルがもう無かったので、後日の自分にダメージを負ってもらうことにした。
「オリジナル漫画を描けるなんてすごい!」と言う友人たち、結局DL販売でも買わないし、こんな苦い思いするなら友人たちのように時間と金をゲームに使っていた方が幸せなんだろうな、と思った。前に歩かなければ転ばないんだよな~。
応援はするけど買ってもくれないし本当に1次創作とは孤独なものだと実感した。
買うほどの魅力が無いってのは十分わかる。皆まで言うな。
そして過去に頭も画力も足りなくて親に大反対されて美大に行かなかったことを思い出してなおさら死にたくなった。
美大出身に負けない気持ちでやってきたので、もっと絵と向き合う時間があればとも思ったけど
絵描きって絵を描くの特化型だから、絵と向き合ったらまた死にたくなるんだろうな。
周りの2次絵描きの友人を見渡せばツイッターのフォロワー数は1,000人を越える人ばかり、自分は垢をころころ変えるのとツイッターには漫画を投稿しないのとでフォロワーが増えなかったし増やそうという努力もしていなかった。自分のフォロワーは1垢500人くらい。
2次創作はフォロワー増やすために好きな1次キャラの漫画を描いているような気がして気が引けていた。
バイト先で「おすすめのお酒は?」と聞かれて、とにかく売れ残りを薦めろと店長に言われたことを思い出した。
人を騙しているような気になってできなかった。店長には嫌われた。
フォロワーを戦闘力としてイキってる友人たちが気持ち悪かった。過去の自分を見ているようで。
だが漫画を描かずしてフォロワーを増やそうとするなんてとんだ甘ちゃんだ。
もう2次で同人誌を出せない気がする。
漫画を描くために土日も昼休みも仕事終わりも費やしてもまたダメかもしれない。
今は傷が癒えてないけど諦めたくない。
PMSと重なって鬱っぽくなってるので、冷静な判断ができるようになったら今後を考えたい。
とあるフォロワーは伸び悩んでいたがコミティアに何度も出て、担当がついたという。
新刊の漫画は見違えるほどうまくなっていて、商業デビューが決まったらしい。
聞いた時はおめでとうと言ったが、内心は悔しい気持ちだった。
友人より漫画を描いていない自分が悔しがるなんてほんと哀れだな。
やめね~~~~~~~~~~~~~よ!!!!!!!!!!!!!!!!
今年のコミケとコミティアの成績を見たらやめろと言いたくなる。
でも1本の漫画を締切り内に描き切れること、過去イベント8回くらいで1度も原稿を落としたことが無いこと。
良い漫画を描けば自然と増えるものだろうから。(ウケる漫画は描くけどフォロワー増やしの漫画は描かない。難しいけど伝われ。)
甘い考えってわかる、でもしばらくはこの気持ちでいたい。
この文章も見る人はいないかもしれないけど、自分と同じように挫けそうな人に向けたい。
漫画描くって神経削るけどやめられないね。かっこよく言うと呪いだと思う。
私も頑張るから君も頑張ろうな。
おわり
コミティア130で40Pの漫画が1部しか売れなかった人のお気持ち表明
30部刷って手元に残っているのが15部くらい。精算合わない理由は後に。
・なぜ売れなかったのか
・隣の芝こと隣のフォロワー
同人約3年目で過去に出した同人誌は8冊くらいとSNSの漫画を少々。
ここ1年くらいで人気が急上昇し、pixivの2次創作漫画はブクマ20,000代が2件、
10,000代が1件などで、フォロワー数は9,000を目前にしていた。
ファンからは通販は無いかとか、サインを求められたりとか、まるで人気作家になった気分だった。
そんな私がコミティア(オリジナルオンリー)で1部しか売れなかった。
■
なぜ売れなかったのか、泣きながら考えた。理由はこうだと思う。
・売れていた2次はギャグ路線だったのに急に1次はバトルものへのシフト
・浅はかな知識による、その道のオタクが見たら鼻で笑うような展開
・pixivのフォロワーが求めているのが2次であり1次ではない
書いてて悲しくなってきた…
事前にある程度予想していたけど
今年の夏コミでは100部刷って5冊くらいしか出なかったし(これもまた闇)、
OLだし自分の時間や赤字面を考えても利口な人なら今回のコミティアで撤退するだろうな。
今回編集部に持っていたた時は人生で初めて漫画やめたいと思った。
部数が全く動かないし完全に心が折れたので、14時からは全て編集部と買い物に時間を使うことにした。
売りたいならその場にいるべきなんだろうけど、数部売れるかわからないしじっとしていられなかった。
1人参加なのでご自由に見ていってくださいと書き残して見本誌の隣に置いた。
何も褒められるところが無かった。以前の2次ギャグで出した時の方がよっぽど評判が良かった。
自分の浅はかさ、オリジナル漫画描いてすいません…って気になってしまった。
私何か悪い事したんか?
堂々と胸張って外を歩ける人が羨ましくなった。
冒頭の30部刷って手元に15部の理由は、編集にばらまいてきたからだ。
各出版社ブースに設置してあるBOXに投函すれば後日メールで感想を頂けるのだ。
編集と対面するメンタルがもう無かったので、後日の自分にダメージを負ってもらうことにした。
「オリジナル漫画を描けるなんてすごい!」と言う友人たち、結局DL販売でも買わないし、こんな苦い思いするなら友人たちのように時間と金をゲームに使っていた方が幸せなんだろうな、と思った。前に歩かなければ転ばないんだよな~。
応援はするけど買ってもくれないし本当に1次創作とは孤独なものだと実感した。
買うほどの魅力が無いってのは十分わかる。皆まで言うな。
そして過去に頭も画力も足りなくて親に大反対されて美大に行かなかったことを思い出してなおさら死にたくなった。
美大出身に負けない気持ちでやってきたので、もっと絵と向き合う時間があればとも思ったけど
絵描きって絵を描くの特化型だから、絵と向き合ったらまた死にたくなるんだろうな。
周りの2次絵描きの友人を見渡せばツイッターのフォロワー数は1,000人を越える人ばかり、自分は垢をころころ変えるのとツイッターには漫画を投稿しないのとでフォロワーが増えなかったし増やそうという努力もしていなかった。自分のフォロワーは1垢500人くらい。
2次創作はフォロワー増やすために好きな1次キャラの漫画を描いているような気がして気が引けていた。
バイト先で「おすすめのお酒は?」と聞かれて、とにかく売れ残りを薦めろと店長に言われたことを思い出した。
人を騙しているような気になってできなかった。店長には嫌われた。
フォロワーを戦闘力としてイキってる友人たちが気持ち悪かった。過去の自分を見ているようで。
だが漫画を描かずしてフォロワーを増やそうとするなんてとんだ甘ちゃんだ。
もう2次で同人誌を出せない気がする。
漫画を描くために土日も昼休みも仕事終わりも費やしてもまたダメかもしれない。
今は傷が癒えてないけど諦めたくない。
PMSと重なって鬱っぽくなってるので、冷静な判断ができるようになったら今後を考えたい。
とあるフォロワーは伸び悩んでいたがコミティアに何度も出て、担当がついたという。
新刊の漫画は見違えるほどうまくなっていて、商業デビューが決まったらしい。
聞いた時はおめでとうと言ったが、内心は悔しい気持ちだった。
友人より漫画を描いていない自分が悔しがるなんてほんと哀れだな。
やめね~~~~~~~~~~~~~よ!!!!!!!!!!!!!!!!
今年のコミケとコミティアの成績を見たらやめろと言いたくなる。
でも1本の漫画を締切り内に描き切れること、過去イベント8回くらいで1度も原稿を落としたことが無いこと。
良い漫画を描けば自然と増えるものだろうから。(ウケる漫画は描くけどフォロワー増やしの漫画は描かない。難しいけど伝われ。)
甘い考えってわかる、でもしばらくはこの気持ちでいたい。
この文章も見る人はいないかもしれないけど、自分と同じように挫けそうな人に向けたい。
漫画描くって神経削るけどやめられないね。かっこよく言うと呪いだと思う。
私も頑張るから君も頑張ろうな。
おわり
コミティア130で40Pの漫画が1部しか売れなかった人のお気持ち表明
30部刷って手元に残っているのが15部くらい。精算合わない理由は後に。
目次
・なぜ売れなかったのか
・隣の芝こと隣のフォロワー
同人約3年目で過去に出した同人誌は8冊くらいとSNSの漫画を少々。
ここ1年くらいで人気が急上昇し、pixivの2次創作漫画はブクマ20,000代が2件、
10,000代が1件などで、フォロワー数は9,000を目前にしていた。
ファンからは通販は無いかとか、サインを求められたりとか、まるで人気作家になった気分だった。
そんな私がコミティア(オリジナルオンリー)で1部しか売れなかった。
■なぜ売れなかったのか
なぜ売れなかったのか、泣きながら考えた。理由はこうだと思う。
・売れていた2次はギャグ路線だったのに急に1次はバトルものへのシフト
・浅はかな知識による、その道のオタクが見たら鼻で笑うような展開
・pixivのフォロワーが求めているのが2次であり1次ではない
書いてて悲しくなってきた…
事前にある程度予想していたけど
今年の夏コミでは100部刷って5冊くらいしか出なかったし(これもまた闇)、
OLだし自分の時間や赤字面を考えても利口な人なら今回のコミティアで撤退するだろうな。
今回編集部に持っていたた時は人生で初めて漫画やめたいと思った。
部数が全く動かないし完全に心が折れたので、14時からは全て編集部と買い物に時間を使うことにした。
売りたいならその場にいるべきなんだろうけど、数部売れるかわからないしじっとしていられなかった。
1人参加なのでご自由に見ていってくださいと書き残して見本誌の隣に置いた。
何も褒められるところが無かった。以前の2次ギャグで出した時の方がよっぽど評判が良かった。
自分の浅はかさ、オリジナル漫画描いてすいません…って気になってしまった。
私何か悪い事したんか?
堂々と胸張って外を歩ける人が羨ましくなった。
冒頭の30部刷って手元に15部の理由は、編集にばらまいてきたからだ。
各出版社ブースに設置してあるBOXに投函すれば後日メールで感想を頂けるのだ。
編集と対面するメンタルがもう無かったので、後日の自分にダメージを負ってもらうことにした。
「オリジナル漫画を描けるなんてすごい!」と言う友人たち、結局DL販売でも買わないし、こんな苦い思いするなら友人たちのように時間と金をゲームに使っていた方が幸せなんだろうな、と思った。前に歩かなければ転ばないんだよな~。
応援はするけど買ってもくれないし本当に1次創作とは孤独なものだと実感した。
買うほどの魅力が無いってのは十分わかる。皆まで言うな。
そして過去に頭も画力も足りなくて親に大反対されて美大に行かなかったことを思い出してなおさら死にたくなった。
美大出身に負けない気持ちでやってきたので、もっと絵と向き合う時間があればとも思ったけど
絵描きって絵を描くの特化型だから、絵と向き合ったらまた死にたくなるんだろうな。
■隣の芝こと隣のフォロワー
周りの2次絵描きの友人を見渡せばツイッターのフォロワー数は1,000人を越える人ばかり、自分は垢をころころ変えるのとツイッターには漫画を投稿しないのとでフォロワーが増えなかったし増やそうという努力もしていなかった。自分のフォロワーは1垢500人くらい。
2次創作はフォロワー増やすために好きな1次キャラの漫画を描いているような気がして気が引けていた。
バイト先で「おすすめのお酒は?」と聞かれて、とにかく売れ残りを薦めろと店長に言われたことを思い出した。
人を騙しているような気になってできなかった。店長には嫌われた。
フォロワーを戦闘力としてイキってる友人たちが気持ち悪かった。過去の自分を見ているようで。
だが漫画を描かずしてフォロワーを増やそうとするなんてとんだ甘ちゃんだ。
もう2次で同人誌を出せない気がする。
漫画を描くために土日も昼休みも仕事終わりも費やしてもまたダメかもしれない。
今は傷が癒えてないけど諦めたくない。
PMSと重なって鬱っぽくなってるので、冷静な判断ができるようになったら今後を考えたい。
とあるフォロワーは伸び悩んでいたがコミティアに何度も出て、担当がついたという。
新刊の漫画は見違えるほどうまくなっていて、商業デビューが決まったらしい。
聞いた時はおめでとうと言ったが、内心は悔しい気持ちだった。
友人より漫画を描いていない自分が悔しがるなんてほんと哀れだな。
やめね~~~~~~~~~~~~~よ!!!!!!!!!!!!!!!!
今年のコミケとコミティアの成績を見たらやめろと言いたくなる。
でも1本の漫画を締切り内に描き切れること、過去イベント8回くらいで1度も原稿を落としたことが無いこと。
良い漫画を描けば自然と増えるものだろうから。(ウケる漫画は描くけどフォロワー増やしの漫画は描かない。難しいけど伝われ。)
甘い考えってわかる、でもしばらくはこの気持ちでいたい。
この文章も見る人はいないかもしれないけど、自分と同じように挫けそうな人に向けたい。
漫画描くって神経削るけどやめられないね。かっこよく言うと呪いだと思う。
私も頑張るから君も頑張ろうな。
おわり
東京都に住むようになって15年近く経とうとしているし、何度も来たことのある街だ。
思えば初めて経験したアルバイトでの初めてのお給料を全て落として、電車代もないから家に帰ることもできず途方にくれたのもこの池袋だった。
5回くらいだけ通って嫌になって辞めたボーカルレッスンの教室があったのも池袋だった。
人生で初めて浮気をした相手とラブホテルに入ったのも池袋だった。
きちんと思いだそうとすれば、きっとまだまだあると思う。
今回はお金を落として途方に暮れているわけでもなく、身になっている気がしないボーカルレッスンに来たのでもなく、浮気をしに来たのでもない。そもそも僕にはしばらく恋人がいない。なぜだ。
ともかく、今日はいわゆる「位置ゲー」であるスマホアプリ「駅メモ!」の同人誌即売会、「フットバーしま~す!!9」(以下、フットバ9)に、サークル参加するためにこの池袋にやってきたのだ。
なお、ここから先の内容については、僕個人を特定されないために所々にフェイクが…というかもうほとんど創作の域に達するレベルでフェイクが織り込まれております。レポートとは思わないでいただきたい。フットバ9に参加してないくせに参加した体で書かれた妄想日記と思っていただきたい。やばい奴である。
フェイクのための設定が、偶然当日参加していた方にマッチングしてしまった場合はご容赦ください。できるだけそうはならないようにしてはいますが、リアルな雰囲気も欲しいため、当日会場で耳にした・目にしたことや、ツイッターで見かけたことなどを参考にして構成しております。
さらにそれを結構失礼な感じでいじっていたりするので、不快な気持ちになりたくない方はご覧にならないほう賢明です。
また、「駅メモ」や同人イベントはをご存じでない方にもできるだけわかりやすく書こうとは思いますが、キャラクターの名前などいちいち説明しているといくらなんでも大変なので、その辺はご容赦ください。
もちろん、フェイクがあるのは「ここから先の内容については」なので、僕にしばらく恋人がいないことは紛れもなく事実である。なぜだ。
朝家を出る前に、お釣りを用意するのを忘れていることに気が付いていた僕は、本来はダメなことではあるのだが、池袋駅から会場となるサンシャインシティの展示ホールまでの道中にあるゲームセンターで、両替をさせてもらおうと考えていた。どうもすみません。
立ち寄ったゲームセンターは開店直後ということもあってか、お客さんの数はごく僅かで、否が応でもキャリーケースを引きながら入店した僕は少し目立ってしまう。
同人イベントがよく開催されている池袋において、この時間帯にキャリーケースを引いて入店してくる人間は釣銭用の両替目的ですと自己アピールしているようなものだ。
僕は必死に取り繕おうと、UFOキャッチャーの景品のリラックマに顔をほころばせたり、エナジードリンクが景品になっているゲームの前で小銭入れを取り出して100円玉が入っていないことに気づいた振りをした。完璧な演技である。
もっとも、5000円札を入れ100円玉20枚と1000円札3枚に両替したのを誰かに目撃されていたら、
「エナジードリンクを手に入れるために2000円の投入を想定している男」
と思われてしまったかもしれない。同様の人を見かけた場合は、そっと優しくコンビニに行けば200円ちょっとで買えることを教えてあげて欲しい。
ともあれ両替を済ませ、退店する。本当にすみませんでした、ア〇〇ーズサ〇シャ〇〇店さん。
でも、一応何もせずに店を出るのは悪いと思い、エナジードリンクを狙ってみるかと2回ほどプレイしたのですが、1ミリたりとも惜しいと思える瞬間がありませんでした。この恨みは死ぬまで忘れませんよ、アドアーズサンシャイン店さん。
ゲームセンターを出て少し歩くと、サンシャインシティの入り口が見える。会場となるホールへはここからもう少し歩くので、初めて会場に向かう僕は迷わないか少し不安だった。が、僕の横を迷いのない様子で颯爽と通り過ぎて行ったキャリーケースを引く女性を見て、彼女についていけば安心だと確信した。オタク系のイベントに限らず、目的地までの道順に不安がある場合は明らかに同じ目的であろう人達についていけばいいだけなのである。同人イベントの場合、サークル参加者は高確率でキャリーケースを引いているのでなおさらわかりやすい。あと気持ち早足。
10時40分頃には無事に会場に到着。サークル入場証を2枚もらった。
本当であれば売り子をお願いしていた友人と一緒に来る予定だったのだが、友人の勤め先で集団食中毒が発生し、多くの社員が急な休みを取ったらしい。原因はどうも某社員の家で開催された飲み会が原因だったようなのだが、飲み会に誘われなかったため食中毒を回避した友人は、急遽フォローのために出勤することになってしまったのだ。飲み会には誘われないわ休日出勤することにはなるわで、可哀そうな友人である。
というわけでサークル入場証は1枚でよかったのだが、事前に引き換え用紙に必要数2枚と書いてしまっていたので、コミュ障な僕は何も言わず2枚受け取ってしまった。受付の人に「何コイツ。貰えるもんは貰っとくタイプの人?あさましい!」と思われてしまったかもしれない。
会場は思っていた以上に広かった。
同時開催であったボーカロイドのオンリーイベントとスプラトゥーンのオンリーイベントは、比較的サークル参加者も一般参加者も多い人気イベントの様で、3つのイベントの中で駅メモのイベントスペースは一番小規模だった。
しかし僕が入った時間はすでにサークル入場時間から1時間近く経っていたわけで、既に多くのサークルさんが到着しており、賑わいはボカロにもスプラトゥーンにも負けていませんでした。
(´-`).。o0(ボカロとスプラトゥーンと比べると年齢層が高くリア充度が低く見えるな)
おっと、すみませんなんでもないです忘れてください。
自分のサークルスペースに到着。俗に言う「島中」である。両隣のサークルさんはすでに到着していて設営もほぼ完了していた。
今日はよろしくお願いします、と軽く挨拶を済ませ、早速テーブルの下に届いていた段ボール箱に手をかける。今回僕が作った本が、印刷会社から会場に直接届いているのだ。
カッターを持って来ていないことに気づいた。段ボールを開封したり、不要となった段ボールを解体するためにも必要なアイテムだろう。今後機会があったら参考にしよう。
ひとまず、某倉庫でアルバイトしていた時に培ったボールペンで段ボールを開封するテクニックを駆使して開封。我ながら見事である。多分、今後機会があってもカッターは必要ない。
本はとてもきれいに印刷されていた。自分で描いた絵なのだから嫌になるほど眺めたはずなのに、きちんと本になっているとなぜだかちょっとだけ割増しでいい感じに見えた。
設営作業に入る。俗に言うサークル布を敷き、本を並べる。見本誌も用意する。そして、こちらも頒布するために用意した、駅メモのキャラクターをモチーフにしたバッジやストラップ、キーホルダーやシールを、ワイヤーネットを使って陳列する。ちなみにこれら、全部僕のハンドメイド品である。可愛い小物を夜な夜な生産するおっさん。絵的にはかなりきついものがあると思う。
いかんせんこういったレイアウトを考えるセンスがないので、自分でもだっさいなあと思いながらも、なんとか設営を完了した。
時刻は11時15分頃。ようやく少しだけ余裕ができたので、改めて会場を見回してみる。やはり、思っていたよりも広い。もう何年も前に某アニメのオンリーイベントに参加したことがあったが、その時の会場よりも全然広いような気がする。
サークルのスペースには、俗にいう「島中」「誕生日席」「壁」という種類がある。詳しい説明は省略するが、「島中」<「誕生日席」<「壁」の順で、サークルの人気度や知名度などがある程度現れている。
もちろんこれは絶対ではない。僕の主観も入っているし、あくまでも「そういう傾向がある場合がある」程度に思っていただきたい。
その中で「壁」に配置されるサークルを「壁サークル」と言ったりする。人気度や知名度が高いサークルで、そうなると当然作品のクオリティも高い場合が多い。
この「壁サークル」は、「島中」に配置されたサークルと違って、背後にある壁にポスターなんかを掲示することができたりするというメリットがあったりするし、「壁」に配置されることは大変名誉なことなのである。
が、しかし。
フットバ9の壁サークルのエリアは、島中や誕生日席が集まるエリアから若干離れているのだ。さらに、壁サークルの半分くらいはそこからさらに離れた場所に存在していた。
一般参加者がまだ来場していない時間、いくら知名度や実力のあるサークルとはいえ、サークルスペースの前に人が集まることはない。閑散としている。壁に貼ったポスターすらどこか悲壮感が漂っている。なんだったらヤマト運輸の受付と勘違いされかねない。
案の定ツイッターでこのエリアに配置されたサークルさんがもの申しててそりゃそうだよなって思った。
さて、いよいよ一般参加者の入場時間5分前、つまりイベント開始5分前だ。
この時、一人の男性が僕のスペース前にやってきた。
この方も僕と同じく一人でサークル参加されているようで、いざイベントが始まるとなかなかスペースから離れられないので開場前に購入しても良いか、と聞かれた。実際のマナー的なものはどうなのかわからないが、僕はとりあえず本が売れる喜びでOKした。ついでにキーホルダーも買ってくれた。
「宣伝見て、絶対買おうって思ってたんで開場前に来ちゃいました」
そしてすぐに一般開場。イベント開始のアナウンスがあり、サークル参加者たちが一斉に拍手する。僕もドキドキしながら拍手する。
やはりボカロ・スプラトゥーンエリアが目的の人たちが多いようではあるが、駅メモエリアにも早速人が押し寄せる。人気サークルの新刊や新作は、開始早々売切れる可能性もあるのだ。一般参加者はあらかじめカタログやイベントの公式サイトで目当てのものを探しておいて、開場後一番にそのサークルスペースに向かう。「走らないでください!」とアナウンスもあるほど、この開幕時の争いはそれなりに熾烈なのである。
僕がその昔、初めてとあるオンリーイベントに一般参加したときは、カタログをチェックするとかそういうことすら知らずに、ただなんとなく好きなアニメの同人誌が売ってる、くらいの感じで来場してしまった。そのため、開幕後のダッシュを目の当たりにして何が何だかわからず「とりあえずみんな急いでるんだからついていかないと!」って思ってついて言ったら全然興味ない作品のサークルに行きついた苦い経験がある。爆笑間違いなし。抱腹絶倒のエピソードである。今これを読んでいる方たちもスマホやPCの向こうで腹を抱えて笑っているに違いない。
さて、開幕して駅メモエリアにも一般参加者が流れてきているが、僕はというと過去のことを思わず思い返してしまうほど、ただ静かに座っていた。
開場して10分、15分が経過するが、僕のスペースには未だ誰も訪れない。
しかし、僕も過去にオンリーイベントではないが同人誌即売会自体には何度かサークル参加したことがあるから、さほど焦ってはいなかった。
開始直後に人が訪れるのは、大手サークルや人気サークル、もしくは同ジャンルのイベントに何度も参加していて、参加者同士で交流が多い人たちである。
今回駅メモのオンリーイベントに特に何の繋がりも盛ってない状態で参加した僕のサークルには、大手サークルで目的の買い物をあらかた終えた人が「さて、ブラブラと見て回りましょうかね」となるのを待たなければいけないのだ。
「今は大手タイム…今は大手タイム…」と心の中で繰り返していたが、少し口に出てしまっていたようで、心なしか両隣のサークルの方との距離が開いた気がした。
しばらくすると、予想通りチラホラと僕のサークルにも訪れてくれる人が現れ始めた。本やグッズがちょこちょこと売れていく。ものすごく嬉しい。
本を買っていってくれる人は2つのタイプに別れる。やってきてすぐ、見本誌も特に手に取ることなく「新刊1部ください」などと言って購入してくれる人と、見本誌を見た上で買ってくれる人だ。
前者はさらに4パターンに分けられるように思えた。以下の通りだ。
カタログや宣伝などを目にしていて、最初から買うつもりでいてくれた可能性はある。
まず売切れたりする可能性のある大手や人気サークルを回った後に、僕のサークルにきてくれた、というわけだ。
うららが好きだから、とりあえずうららが描かれているから買う、というのは大いにあり得る話だ。内容はどうだっていい。そこにうららがいるから買うんだ。
(´-`).。o0(ちょっとやべー奴じゃん)
おっと失礼、なんでもありません。
③ もうとりあえず本なら買うって人
会場では色んなサークルが様々な駅メモに関するものを頒布している。
漫画や小説、イラストなどの本や、キーホルダーや缶バッジや色紙、タオルなんかも売ってたりする。
そんな中でもうとりあえず本ならすべて買ってるっぽい人がいた。もちろん稀なタイプではあるが、一人ではないと思う。
おっとこりゃまた失敬、なんでもありません。
④ とりあえず全部買う人
(´-`)<間違いなくやべー奴じゃん
しかし、僕のサークルスペースがある島で、おそらく端から端まですべてのサークルでなにかしらを購入していた。両手を本やグッズでいっぱいにしながら。
と、まあふざけてはしまったが、買ってくれる以上僕にとっては大歓迎な、感謝すべき人たちである。
そして、後者の、見本誌を見た上で購入してくれる人。
この場合は、中身を見た上で購入を決断してくれているわけだから、ある程度の評価をもらえたのだと思うと、ノールックで買っていってくれた場合とはまた違う嬉しさがある。
もちろん、最初から買うつもりではいたけれども、一応流れとして見本誌をチェックしている人もいるだろう。中身が漫画なのかイラスト本なのかを確認しただけ、という人もいるだろう。
それでも、中身を見た上で買ってくれるというのは、なんだかちょっと嬉しいものなのである。
また、当然だが中身を見た上で買わずに去っていく人も多い。もちろん買ってくれるのが一番嬉しいが、意外と買ってもらえなくても、見てもらえただけで嬉しかったりもする。手に取って見ようと思える何かがあったのかな、と思う。
今回の本は、イラストを数ページ載せた後に4コマ漫画が数ページ、という構成であった。ペラペラとめくってくれている人の顔をこっそりうかがっていると、イラストのページを終えて4コマ漫画に至った後、少ししてふっ、と笑顔になってくれたりするときがあった。
勘違いの可能性もあるけど、4コマ漫画を読んで顔をほころばせてくれたのだろう。本の内容にリアクションをとってくれる人がいる、その事実が嬉しいのだ。
しかし僕は、見本誌を見てもらうことに、ちょっとした悩みがある。
僕のつたない画力が露呈してしまうということももちろんだが、個人的にはそんなの比べ物にならないくらいに、悩んでいる。
それは、「見本誌を見てもらっている間僕はどうしていればいいんだろう問題」である。
気まずい。とにかく気まずい。そしてやっぱり自分の漫画を目の前で見られていることが少し恥ずかしい。しかもつたない画力だし。
話しかけるコミュ力は持ち合わせていないし、そもそも見本誌をチェックしているのに話しかけられたら邪魔だ。かといって、何事もないようにスマホをいじっていたり何か作業をしているというのも感じが悪いように思えるし、あからさまにリアクションをうかがうようにじろじろ見ているのもなんだかプレッシャーを与えてしまうような気がする。
結果、僕はというと、「スッ…」である。
みんな、あの時間どうやって過ごしているのだろう。今度機会があったら気を付けて見てみようと思う。
そんなこんなで本もちょこちょこと売れていく。
僕程度の本でも買っていってもらえるのは、やはりオンリーイベントの恩恵だなと感じた。
そして、本よりも好調に売れていったのはグッズ類だった。
開始前にフォロワーさんが買ってくれたキーホルダーに続いて、本と一緒に買ってくれたり、グッズを単品で買ってくれたりで、初参加のサークルの割にはまあまあなペースで売れていたと思う。
「ストラップってここにある分だけですか?」と尋ねてきた方がいた。
「そうなんです、手作りで用意したので、数が少なくてすみません」と伝えると、ツイッターで見てリトのストラップが欲しい!って思ってきたんですけど…残念だ!と悔しがって、本だけ買っていってくれた。欲しがってくれたことがなんとも嬉しかった。
その後も、本もグッズも少しずつではあるが売れていった。
当日のイベント時間中もツイッターに写真を上げ宣伝をしていたので、おそらくそれを見て買いに来てくれているのか、まっすぐ僕のサークルスペースにやってきて、ノータイムで「○○ください」みたいな感じで言ってくれる人が多かった。
また、うららのバッジを買ってくれた人は本も一緒に買ってくれたのだけど、スペース前に来てまず「うららメインの本ですか?」と聞いてきた。「はい、うららメインです」と言うと、「じゃあ1部と、あとうららのバッジもください」とのこと。
思わず「うらら推しですか?」と聞くと、力強く「はい!うらら推しです!」と答えてくれた。中学の野球部かよ、と言いたくなるような、ピュアな力強さだった。
さて、会場には駅メモのキャラクターである「でんこ」のコスプレをした人が、 Permalink | 記事への反応(7) | 17:38