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はてなキーワード: 市長選挙とは

2024-11-21

名古屋市長選、

河村市政(民主系)に反対の立場

前回市長選挙自民市議の人に投票した立場からすると

有田芳生支援してる候補投票するってのもそれはそれで抵抗感がなあ

兵庫知事選挙で起こったこ

今回の兵庫県知事選挙で起こったことについて尼崎に生まれ育った人間として、発信したいと思う。XやYouTubeでは広がらない(後述)ので、一人でも多くの方に伝わればと思う。

稲村さんについて

兵庫県知事選挙に稲村さんが立候補すると聞いて、それは安心だと思った。

彼女は、あの尼崎暴力団追放し、遊郭を潰した。組合の強い市バス民間譲渡して将来の赤字リスクをなくし、財政改革もして学力も向上させた。

彼女は、決して断言したものの言い方をせず、対立構造を作らずに笑顔改革を進めてきた。はっきりものを言うのはカッコいいけど、対抗勢力が反発して改革できないのが日本社会。稲村さんは今の日本社会にあったリーダーだと思う。

一番すごいと思ったのは、遊郭をつぶした時の記者会見だ。

彼女はこういった「こんなに一斉に閉めるとは・・・」。

はっきりと「自分命令した」と発言すれば、大きな反発があり、また命の危険性もあったかもしれない。だから彼女はこんな発言をしたのだろう。でも、周到に準備をしていて、再開できないように、すぐに建物土地の買収を予算化した。遊郭はこれまでも何度か休業しては、時間がたてば再開していたからだ。

兵庫県知事選挙

知事選挙が始まり最初は楽勝と言われていた。ところが投票1週間前ぐらいから急激に風向きが変わりはじめた。

たくさんの間違った情報が発信された。

●稲村は極左

本人は中道左派と言ってるけど、実際の尼崎での政策維新より右寄りだったと思う。めちゃくちゃ改革してコストカットした。結果的に「汚い、危ない、学力が低い」という街のイメージ一新し、JR尼崎阪神沿線には多くのマンションが建った。

なのに市外の左翼が張り切って勝手選挙応援し始めたので、選挙対立構造が生まれ彼女実像が全く伝わらなかった。

幼稚園をつぶした

幼稚園は統廃合したが、ビルマンションの1階に小さな保育所がたくさんできた。尼崎市長選挙ならこんな情報が飛び交っても、みんな保育所ができているのを目にしているから「何を言っているのか???」となっただろうが、尼崎を知らない人は信じたのかもしれない

退職金が5倍

1期目は選挙公約で大幅カットしたが、2期目から審議会で慎重に検討して、従来規程の1/3をカットして中核市では最低レベル退職金にした。数字だけみたら5倍だけど、実態はこんなことだ。他の中核市で、満額の退職金をもらっている市長より少ないのに批判されるのは筋違いだし、あまりに安いと優秀な人が政治家をしなくなると思う。

そもそも自動小銃で乱射事件が起きる街から命がけで暴力団追放した人なのだから個人的には1億円払っても安いと思う。

ネット言論封殺

投票1週間前ぐらいから急激に風向きが変わりはじめたので、急遽、ネットでの発信を始めた。上記のような稲村さんの実績をXやYouTubeコメント欄記載した。Xで発信しても、アカウントブロック通報する人が大量にでてきて、他のアカウントからみると投稿が「この画像/動画センシティブな内容を含んでいる可能性があります。」となって、発信が表示されなくなった。

YouTubeでのコメント欄投稿しても数時間コメントが消えてしまった。YouTubeの発信者は明らかに管理者コメントを削除するような人ではなかったので、おそらく大量の通報があったのだと感じた。

SNS自由に発信できると言うが、このような手法を使えば言論封殺ができるので大変危険性をはらんでいると思う。SNS運営会社政治的発言では、AIで判定した誹謗中傷以外の発信は、通報が来ても削除しないアルゴリズムに変える必要があると思う。

この投稿が一人でも多くの方の目に届けばと思う。

2024-07-11

anond:20240711122829

そもそも石丸擁立してないし少なくとも安芸高田時代はただの個人だし

市長派と言われてるやつも別に石丸が何かしたわけではなく本人がそう言ってるからそう呼ばれてるだけ

それでもある程度票が取れる名声が前市長にあったというだけの話

東京と同じように考えてるのかもしれんけど、ただの田舎市長選挙なんて出たい奴が出る以上のものでもないよ

明確に組織だった意思があるのは敵対してた議員グループとそれらに応援されてた新市長だけ

2024-03-19

徳島市長と市長選挙に思うこと

4年前、最年少女市長として当選をした内藤市長。この内藤市長が突然の出馬取りやめを発表した。

まぁ応援してくれていた元衆議院議員対立に回り、前回の選挙で2000票程度の差だった元市長立候補している。

また、内藤市長本人の悪評もあり出馬取りやめは妥当なんだろうなと思うけど、なんでこの時期なんだろうか。

予算審議の間に不出馬を表明したのはなぜか。予算執行責任者が不在になることが確定である状況になる。それでも必要からと賛成に回る議員もいる。

しかもこれ、人件費の高騰や住民サービスなどあるとはいえ過去最大の40億をこえる予算らしい。

おそらくはこのまま賛成多数で予算は決まるだろうけど、遠藤氏にせよ福山氏にせよこの予算に縛られて市長を担わないといけない。

慣例通り、最低限の予算を決めて重要な部分は新しい市長が決まってから、となると自分の思った通りの市の方向にならないからやめても傷跡を残してやろうという想いもあったのかもしれない。

が、それなら市長を担いでくれる人たちが気持ちよく賛成をして、一通り議会が終わってから不出馬を表明したらよかったのではないかと思ってしまう。新聞社から問い合わせがあっても「議会最中なのでコメント差し控える」とでもしておけばよかっただろうに、新聞社メール第一報を送ったという。

あと、市議会の様子をぼーっと見ていると市長給与を満額もらっていることをだいぶ批判されている。4年前は給与半額だったかな。それを掲げて市長選を飼って、1年後には元に戻す。市の財源が回復たから、ということだったけど、コロナ助成金で潤った面もあるんじゃないかな。

まぁ、内藤氏の外面の良さから市長給与は半額のままでも十分だったろうに。講演会とかで稼いでくれば月50万くらいはした金でしょうに。

とにかく叩かれる理由を作って炎上を狙っているかのよう。

若い学歴がある、なんか賞を受賞している。などなど持ち上げて、68歳vs72歳で内藤辞退で残念、徳島は終わった、みたいな話も見るけど、若い学歴とかで変わるとか未来が、というも違うなという。

若い市長でも老害市議に取り込まれしまう、もしくは最初からそのつもりで市長になったのかもしれない。

アラウンド70がいいわけじゃないけど、高齢化や市の要職利権にまみれたうるさい爺さんばかりのところに若いからで変えられるものではないんだなという印象。

何期か勤めてれば、という人もいるかもしれないけど、期を重ねるたび利権にまみれていくだけだと思し、共産党をはじめ反対する勢力に対して、親の仇のように話すら聞くことなくなっていく。少なくともそう見える。

政治家には向いてなかったと思う

右往左往している市政は嘆かわしいが、前に進んでいくことを祈る。

2023-11-30

市長選挙前市長の後継候補が負けた。

理由としては「よそ者から(地元出身じゃないから)」と「前市長子育て支援にばかり力を入れて高齢者が大切にされてなかったから」の二つが中心だった。

田舎って本当に終わってんなと思った。

2023-10-31

anond:20231031181520

まあ、やる前から結果が見えてる選挙多いしな。

自民系現職と共産党一騎打ちとか。

そういうのは一票で動かすことはできないので絶対行けとは言えん。

でも、当選した人は反対票の数とか結構気にするし、無意味では無い。

あと、市長選挙とかは投票率によって結果が大きく左右される場合があるし、結果が生活に直結したりするので行った方が良いぞ。

2023-10-06

インボイスデモ東大阪選挙に見る、今後の政党勢力推移予想①

注意:この予想は、あくま2023年9月28日時点の情勢からの予想です。

面白い記事を見つけた

面白い記事を見つけました。

2023年9月25日首相官邸前 STOP!インボイスデモ

#STOPインボイス の署名受け取り拒否と、自民党に署名を渡す事に成功した人が語る「自民党に署名を受け渡すことの難しさ」 - Togetter
2023年9月25日(月)の晩に首相官邸前で行われた首相官邸前 STOP!インボイスデモというデモについてのまとめです。
2023年10月1日(日)からインボイス制度という税制が導入されます

これは、2016年11月18日(当時:与党-自民党)に国会で成立した改正消費税法によって、2023年10月1日(日)からの導入が決定された制度でした。
まり2023年10月1日(日)からの導入は2016年12月前には既に決定事項となっていた事でした。

インボイス制度導入決定までの流れ

そもそもインボイス制度は何故誕生したのか?
インボイス制度誕生きっかけは民主党政権時代2009年2012年)に遡ります

2010年6月、当時の内閣総理大臣菅直人(かんなおと)は、社会保障の充実や雇用創出、財政再建のためには消費税を5%から8%、8%から10%と段階的に引き上げざるを得ないと判断し、消費税増税について言及しました。
その後、2011年3月11日に起きた、東日本大震災東北地方太平洋沖地震、この震災復興等で、2012年以降に民主党政権は予想していたよりも予算を多く支出する必要に迫られる形となり、2011年8月30日より、菅直人の後を継いで総理大臣となった野田佳彦の下、2011年12月29日に、「消費税2014年4月に8%に、2015年1月10%に増税する」とする民主党案(この際に、インボイス制度の導入も民主党案内で提案を出すに至りました。

2012年12月衆議院議員選挙民主党が敗北し、再び自民党政権を獲る事になったものの、民主党政権時代消費税増税に関する法律は成立してしまっているため、消費税増税は避けることができなくなっていました
2014年4月消費税が5%から8%になった後、安倍政権下で、景気が復調してきた事等も踏まえて、8%から10%への引き上げは2014年11月2015年10月→2017年4月に)と2016年6月2017年4月2019年10月に)に二度延期された後、2018年10月には予定通り2019年10月に税率を10%に引き上げるこが決定され、2019年10月に消費税10%に引き上げられました

\この、2019年10月の消費税10%への引き上げの際、仕入税額のなかに標準税率10%と軽減税率8%の2種類の消費税が混在する形(複数税率制度)となり2016年11月18日に成立した改正消費税法によって、複数税率制度対応するために消費税10%に引き上げた後、2023年10月1日からインボイス制度という制度が導入される事が決定しました。

言わば、インボイス制度は、「民主党(現:立憲民主党)」と「自民党」の共同作業に寄って導入が決定された制度となります

「STOP!インボイスデモの不可解さ

ここまでの流れを踏まえてお聞き下さい。
インボイス制度の導入は2016年11月時点で決定していた
・それなのに、制度実施される直前のここ数か月になるまで、反対派はデモ等を行って来なかった
制度実施される1週間前になって、署名の手渡しを行おうと首相官邸前に押し掛けた

これで署名を受け取れというのが無理のある話でしょう。
そういう疑問の答えが前述のまとめには書かれていました。

インボイス制度実施直前の「中止が絶対に無いタイミング」でデモを行う事自体が、左翼政党立憲民主党日本共産党れい新撰組社会民主党)の「仕事やってますアピールなんですね、これ。

こういうのを見ると、左翼政党立憲民主党日本共産党れい新撰組社会民主党)って駄目だなと思います個人の感想です

特に立憲民主党議員先にも言いましたがインボイス制度は、「民主党(現:立憲民主党)」と「自民党」の共同作業に寄って導入が決定された制度です。
それなのに、自民党と一緒にインボイス制度の導入までの道を作った責任を取って他の左翼政党日本共産党れい新撰組社会民主党から非難される立場にならず、他の左翼政党日本共産党れい新撰組社会民主党)と一緒に政府自民党非難している立憲民主党は、特に信用に値しません

荒れる大阪政治

さて、左翼政党立憲民主党日本共産党れい新撰組社会民主党)が信用ならない」という話をここまで書いてきましたが、ここから日本維新の会と、大阪維新の会にも信用ならない部分が有る」という話を書くことになります

大阪万博に対して集まる非難

2025年に開催予定の「大阪関西万博」の会場の準備が悲惨な事になっているそうです。

元々、「大阪関西万博」の誘致が決定した時は「1250億円で会場は建設できる」という試算だったのが、2020年12月「1850億円必要です」となり、ついには、2023年9月26日「2300億円かかりますと発表されています

これについては、色々と思う所が有るので、いずれ別に記事を書きたいと思いますが、この予算の増額に対して、大阪では大阪維新の会(と日本維新の会)に対する非難の声が徐々に増えているそうです。

かと言って、大阪市民は、自民党立憲民主党(と日本共産党社会民主党)等も余り好きではないという人が多い土地であるそうで、次の国政選挙が行われるタイミングに寄っては、右翼自民党)と左翼立憲民主党日本共産党社会民主党)と維新とで浮動票割れ大阪は大荒れするかも知れません
国民民主党れい新撰組辺りは、それぞれの党首がうまく立ち回れば浮動票を取り込める可能性が有りそうな気がします。

記事主は、与党系(自民党日本維新の会国民民主党)寄りの立場ですが、それでもこれに関しては日本維新の会非難せざるを得ないと思っています
しかも、余分にかかる費用負担を国に求めている辺りに、「本当に開催するのか中止するのかを、一度立ち止まって改めて考えて欲しい」と思わざるを得ません。

東大阪市選挙東大阪市議会議員選挙

大阪関西万博問題話題になっている大阪で、2023年9月24日(日)に、東大阪市市長選挙市議会議員選挙が行われました。

前回2019年9月29日(日)に行われた東大阪市選挙投票率は38.91%だったのに対し、
今回2023年9月24日(日)に行われた東大阪市選挙投票率は39.86%と、上がっています
前回・今回共に現職の野田しかずさんが当選しています。ただ、野田さんは前回は、自民党公明党の推薦を受けて出馬していたのが、今回は大阪維新の会に入党し、大阪維新の会の候補として出馬していました。

そして、当選してはいものの、投票率は上がっているのに、得票数が前回よりも約8000票ほど減るという結果になっていました。

更に、東大阪市議会議員選挙では、大阪維新の会は14名の候補を立てていたのですが、3名が落選して、11名の当選という結果になっています
僅かながら、維新離れしている傾向が見て取れます

そして、今回の東大阪市議会議員選挙では、得票数の上位6位に、大阪維新の会の候補者達に混ざって、参政党の候補者が1名当選していることと、当選者の中では下から10番目の得票数ですが、れい新撰組候補者が1名当選していることが注目点と言えると思います

かに、僅かにではありますが、大阪から始まった政治団体である維新の会(大阪維新の会&日本維新の会から、離れて行っている人がいるのではないかと考えられます

インボイスデモと東大阪の選挙に見る、今後の政党勢力推移予想②に続きます

2022-11-07

anond:20221107135010

左翼Twitter虚像を作ってもらってただけ、ってのいい加減理解しなよ

そうじゃなきゃ国政選挙はおろか伝統的に左翼が強いはずの沖縄市長選挙であそこまで連敗しないでしょ

2022-10-24

ちょっと待って。もしかして沖縄市」が存在してること知らん増田おらんよな?

昨日市長選挙があったのは「那覇市」ね。

那覇市長選ね。

 

今日、何回か「沖縄市長選が~」って言ってる増田がいるんだけど、

沖縄市長選挙2022年4月24日に終わってるのね。

こっちでも現職で自公推薦の現職の市長が3選目の当選をしてるので

沖縄市長選で自公推薦の候補が勝ったのか」っていうのはおかしくないんだけど。

 

まさか那覇市長選」のことを「沖縄市長選」だと思ってる増田はおらんよな?

まさかおらんよな?

2022-10-22

艦これ舞鶴市知財市長選挙のまあまあヤバい話(後編)

中編からのの続きです。

https://anond.hatelabo.jp/20221022145225

舞鶴の「舞鶴クリエイティブアソシエーションMCA)」というNPO法人が 「艦隊これくしょん -艦これ-」のIP勝手に使って商売していて、KADOKAWAから警告書が届いたら市長候補森本さんが怒ったというお話です。

AさんってMCAの人ですよね?

森本さんはAさんの素性をはっきりと明かしていません。

ただ、警告書には「貴店その他における無許諾グッズの販売」とあり、まずAさんが店舗運営していることと、無許諾グッズ(同人グッズ)を販売していることが伺えます(すぐに思いつくのは「海軍御用達おみやげ館」ですが、果たして)。

さらに、「ルールを逸脱したイベントの開催の誘致」という文言があることから、「砲雷撃戦!よーい!」や「舞鎮駆逐隊」など同人イベントの誘致に深く関わっていることも分かります

警告書が届いたタイミングは正確には分からないのですが、1本目の動画の少し前なのであれば「舞鎮駆逐隊」の怒られが発生した時期と一致するため、KADOKAWAによる一連の対応の1つという可能性はありますね。

いずれにせよ、Aさんが舞鶴側の中心人物であるという理解KADOKAWAは動いたのであり、逆説的にAさんはMCAの人と考えて間違いないと思います

MCAの人ないしMCAに強い影響力を持っている人でないと、イベントのくだりが意味を成さないからです。

また、Aさんに関して森本さんは「舞鶴事業者たちとゲーム アニメファンの皆さんを繋ぐ大切な役割をされたキーマンなんです」と仰っています

普通に考えればMCAの人、それも役員級です。

そう考えると、派生して色々と思うことがあります

まず、森本さんは今回の件に絡んで4本の動画投稿していますが、いずれにもMCA名前は出てきません。

「砲雷撃戦!よーい!」は地元と協力して盛り上がったことが注目されたわけで、その地元の協力を取り付けたのがMCAです。

「砲雷撃戦!よーい!」のことを舞鶴から好意的解説するにあたって省略するはずがないんです。

しかも、動画へのコメントで聞いたところ、森本さんはMCAの人たちとはそこそこ付き合いが長く、尊敬しているそうです。

すると、あえてMCA名前を出さな理由があったと考えるのが自然でしょう。

森本さんは、自身のことを「外野」だと主張しました。

外野自分が、尊敬するAさんがKADOKAWAから理不尽なことをされていることに怒っている、という体裁でした。

しかし、それだけMCAと近しい関係なのであれば、MCAがやっていたIP侵害は当然知っていたはずです。

念のため知らなかった可能性も考え、活動報告書を見る限りMCAKADOKAWA知財侵害していたように見えると動画コメントで指摘し、見解を尋ねたところ、森本さんは回答しませんでした。

この時点で、森本さんはMCAかばっていることに確信が持てました。

そもそもなのですが、森本さんは知財関連に詳しく実務経験もあるそうで、そうなればMCAKADOKAWA知財勝手に使っていることやそれが問題だということはすぐに分かったはずです。

不正を見て見ぬふりをするということは、相当な忖度が働いていると見るべきです。

また、森本さんの1本目の動画が「舞鎮駆逐隊」中止で界隈がざわついたタイミングと一致したため、森本さんは「砲雷撃戦!よーい!」を念頭に話していたのに「舞鎮駆逐隊」を擁護したとして批判が集まりました。

「舞鎮駆逐隊」はKADOKAWAからダイレクトに怒られているので、それは擁護しないと森本さんも仰っています

しかし、先述の通り、森本さんの尊敬するMCAは「舞鎮駆逐隊」と深い関わりがあるんですよね。

舞鶴鎮守府実行委員会」のアナウンス部門と思われる「舞鶴鎮守府情報局」のSNSアカウントも、「舞鎮駆逐隊」をガンガン宣伝していました。

動画MCAへの言及がなかったのは、「砲雷撃戦!よーい!」と「舞鎮駆逐隊」の両方にMCAが関わっており、「舞鎮駆逐隊」に問題が発生したので名前を出すわけにはいかなくなったという事情もありそうです。

AさんがMCA関係者であり、森本さんがMCA忖度する関係である以上、森本さんがAさんを庇い立てするのは理解できます

ただ、その際にMCA存在を隠したり、自身外野だと無関係を装ってみたりと、客観性演出するために不利な事柄を隠すのはやり過ぎです。

挙句の果てには、「MCA問題MCA解決すればよく、自分関係ない」というようなことまで仰っていました。

AさんがMCAと完全に無関係であればそうかもしれないですが、ここまで整理するとそれは無理があります

100歩ゆずってMCA関係者でなかったとしても、「砲雷撃戦!よーい!」の発展に大きな役割を果たしたのであれば相応の責任がありますし、KADOKAWAが警告書を送るのにふさわしい人物であることは間違いありません。

偏向した情報他者批判するやり方は、バレた時のリスクが非常に大きいことは覚悟しておくべきでしょう。

ちなみにブロック直前の私のコメントは、MCA違法行為がある以上「砲雷撃戦!よーい!」の屋台村の売り上げは不当利得であり、あなた当事者ですよという内容でした。

ブロック直後の森本さんのコメントが「何度も言いますが法的な話は裁判されたら良いと思いますよ。」なので、どうしても当事者にはなりたくなかったようですね。

その他諸々

どうしてこんなことに

とりあえず、「砲雷撃戦!よーい!」に関わった地元企業コンプライアンス見直しをしてほしいですね。

コンテンツイベントであるにも関わらず、チラシ等の関連出版物コピーライトマークがどこにもないということに違和感を覚えないのであれば、そんな人が知財担当するのは企業リスクしかありません。

これは信用問題であり、コンプライアンスに弱いとなれば現在や将来の取り引きにも影響を及ぼす恐れがあります

メディア大丈夫なのか

もう1つ私が懸念しているのは、各種メディアが「砲雷撃戦!よーい!」のにぎわいを肯定的に報じていたこと、つまりコンテンツを利用した地域振興の成功例として扱っていたということです。

MCAインタビューを受けた記事では当然のように艦これ名前が出てきますし、「海軍御用達おみやげ館」が大阪テレビ番組で取り上げられた時も、あたか艦これ商店街コラボをしているかのような扱いでした。

メディアも、まさか版元の預かり知らぬところで勝手にやっているとは思わなかったのだろうとは思いますが…。

大丈夫だとは思いたいのですが、人気コンテンツ勝手に使えば簡単で安上がりだみたいな考えが他の自治体に伝染していないことを祈るばかりです。

舞鶴グルメ66艦隊」のこと

屋台関係ではもう少し気になることがあります

2019年中頃に「砲雷撃戦!よーい!」の屋台村の人たちで構成した「舞鶴グルメ66艦隊」というグループが発足しています

もちろん森本さんも参加しています

「砲雷撃戦!よーい!」の主催団体であるSDFは今年3月に赤れんがパークで別の同人イベントを開催しており、合わせてその「舞鶴グルメ66艦隊」が屋台を出しています

そして中止となった今年9月の「舞鎮駆逐隊」にも「舞鶴グルメ66艦隊」が参加予定になっていました。

過去に開催された「舞鎮駆逐隊」にもクレジットされていたので、「舞鶴グルメ66艦隊」に「舞鎮駆逐隊」とのお付き合いはあったようです。

「舞鎮駆逐隊」は中止の理由理由だったので擁護できなかったのか、森本さんもばっさりと切り捨てていましたね。

しかし「舞鶴グルメ66艦隊」として付き合いがあったことは隠していました。

もっとも、「舞鶴グルメ66艦隊」に森本さんが参加していたことは間違いないですが、具体的にどのイベント森本さんが出店していたかまでは詳しく分かりませんでした。

「砲雷撃戦!よーい!」が終わってから屋台は出していないとのことだったので、今年のイベントには関係ないのだろうとは思います

強心臓関係

それにしても、「砲雷撃戦!よーい!」がなくなってなおイベント会場に同じ赤れんがパークを使うSDFも、それにくっついて商売しようとする「舞鶴グルメ66艦隊」も、なかなか強い心臓を持っていますね。

まとめ

個人的には、今回の件はこんな流れなのかなと思っています

①「砲雷撃戦!よーい!」があまりイリーガルな発展の仕方をしてしまったのでKADOKAWAがやめさせた。ただし関係者に気を使って問題が表面化しないよう水面下で行った

②水面下で行った結果MCAが「同人イベントでもう一発当てられる」と勘違いしてしまい、「舞鎮駆逐隊」との関係を深めてしまった

KADOKAWAが改めて「舞鎮駆逐隊」と、今度はMCAにも釘を刺したところ森本さんがハッスルした

よく分からないのは、なぜこんな勝ち目のない戦いを森本さんが始めてしまったのかということです。

問題ほとんどがMCAのやったことなので、森本さんは言うほど関係ないんですよね。

しかしこんな関わり方をしてしまったら、もう完全に当事者じゃないですか。

せっかくKADOKAWAが一度目は水面下で、二度目も警告書という穏当な方法で済ませておいてくれたのに、騒ぎを大きくしてMCAIP侵害を表に出してしまったのはなぜなのでしょうか。

ゲームファンなんてアホしかいないのだから都合の悪いことは隠して被害者面すれば味方になってくれると思ったのでしょうか。

それとも、もしかすると自分ではMCAを止められないから、外部の人に介入してほしかったという義侠心だったのでしょうか。

何にせよ、もしこれでもMCA同人イベントを諦めないのであれば、次に届くのは訴状だと思います

当然2014年から活動を根掘り葉掘り調べられ、古い案件時効もあり得るでしょうが裁判名前が出れば参加企業や協賛企業にも影響は及ぶでしょう。

森本さんの態度からMCA反省しているとは思えないので、弩級爆弾が爆発しないよう舞鶴役所には頑張って抑えてほしいですね。

森本さんについては「え、この人本当にこんな黒い人脈を抱えて市長選に出るつもりなの?」なんですが、欠格事項に該当するわけでもなく、実際の選挙で誰を選ぶかは舞鶴市民の民意なので、それ以上はノーコメントにしておきます

最後

個人的に、本件まで「砲雷撃戦!よーい!」は好意的に見ていたため、終わったのは残念だけど色々あったんだろうなあくらいに思っていました。

そのぶん、こんなことになっていたのかとため息が出ました。

舞鶴市としては公式とのコラボを始めており、森本さんの話が本当なら赤れんがパークにKADOKAWAアンテナショップができるそうです。

本来あるべき姿に近づいているのでしょうか。

ただ、舞鶴にかなり嫌なイメージが付いたのは否定しがたく、本当に森本さんは何がやりたかったのだろう、と思わざるを得ません。

動画コメントでは私を市議会議員の○さんかな?とか、実名で発信した方がいいと思いますよ!とか、正体が分かったらリアルで黙らしたる!みたいな態度を取られ、怖くてちびりそうになりました。

コメントに出てきた方々の事務所に変な問い合わせが行ってないといいんですが。

艦これ舞鶴市知財市長選挙のまあまあヤバい話(中編)

前編からのの続きです。

https://anond.hatelabo.jp/20221022145133

舞鶴の「舞鶴クリエイティブアソシエーションMCA)」というNPO法人が 「艦隊これくしょん -艦これ-」のIP勝手に使って商売していて、KADOKAWAから警告書が届いたら市長候補森本さんが怒ったというお話です。


その他のまずそうな事象

協賛金の話

MCAと言えば、地元事業者に声をかけて「砲雷撃戦!よーい!」への協賛を集めていたというネタもありました。

もともとMCAと「砲雷撃戦!よーい!」の関係が既にアウトなので付加的な話ではあるのですが、二次創作同人イベント企業の協賛を集めるという「赤信号みんなで渡れば怖くない」的な行動力は目を見張るものがありますね。

協賛した銀行信金に関しては法務仕事しろと言いたくなります

もしKADOKAWA訴訟を起こしていたら影響範囲は図り知れず、商店街焼け野原になっていたことは想像に難くありません。

移動、宿泊飲食お土産と、艦これIP勝手に使って、8年の間に何億くらい舞鶴市内の経済を動かしたんでしょうね(参加者のべ1万人の市内での平均消費額が1万円なら、それだけで1億円です)。

「砲雷撃戦!よーい!」が廃止になった途端に舞鶴市と艦これコラボが始まったのは偶然ではないのだろうなと思います廃止2021年9月コラボ発表が同年12月)。

舞鶴からオファーだったそうなので、これは想像ですが、商店街を守るため訴訟を思いとどまらせる代わりに公式コラボ提案するというバーターだったのではないかなと。

せめてそのくらいはないと、何年にも渡ってフリーライドを続けてきたMCAに対してKADOKAWAは優し過ぎませんかね。

展開している場所が赤れんがパークなのも、MCAの関わる同人イベントへの牽制にも見えてきます(もちろん海軍ゆかり場所というのが表向きの理由しょうが)。

当のMCAは「舞鎮駆逐隊」で一発逆転を狙い、森本さんは市役所KADOKAWAとズブズブの関係だとか、市がアニメ提携するなんて論外だとか仰っているのですが、皮肉ものだなあと思います

森本さんの著作権侵害の話

その森本さんですが、動画では散々「著作権侵害はだめですよ」と仰っていたのですが、実は自身著作権侵害を行っていました。

正確には、著作権侵害イラストを利用していました。

2014年7月の「砲雷撃戦!よーい!」で森本さんは屋台を出しており、「提督」というワード名称に含めた艦これと直接関係のないアイテム販売していました。

そこで使われたポップに、艦これ二次創作イラストが使われていたんですね。

そのイラストの出処がMCAです。

屋台写真が残っているのですが、ご本人は認めていません(ノーコメントを貫いていました)。

ただし、MCAと言います地元事業者が「砲雷撃戦!よーい!」の運営で使っていたイラスト勝手転用したという話がちらほらあるため、そのイラストを描いた人が当時どのような意図で描かれたのかは分かりません。

また、同じ出処のイラスト森本さんの会社通販サイトに使われていたという事案がありました。

そのページに登録されていた製品上記の「提督」グッズ等で、値段までバッチリ入ったものでしたが、森本さんは「打ち合わせ用の仮デザインネット販売には使用していません」と仰っていました。

普通に考えて、イベント販売したアイテム販売ページを5製品分も作って売っていないとは考えにくいわけですが、残念ながら外部から確認できません。

イラストの詳細については、「おそらくネット上でアップされている絵師さんのご自由にお使いください的なイラストを使わせてもらった」と嘘をついています

動画へのコメントMCA提供ですよと教えたのですが、頑なにノーコメントを貫き訂正もしてもらえませんでした。

許諾に関しては「艦これ運営に許諾は取ってないです(8年前当時には許諾が必要認識が無かった)絵師さんを差し置いてこちらが独自に許諾を得ることはそれはそれで別の問題になります」とツイートしており、ご自身でアウト判定であることを証言しています

最高裁まで争った「キャンディキャンディ事件」で、二次著作物(いわゆる二次創作物)の著作権原著者と二次著作作者の双方に権利が発生し、利用の際には両方の承諾が必要という判決が出ています

森本さんは少なくとも原著者の承諾は得ていないわけですから著作権侵害にあたります

森本さんがツイートしたような「8年前の社内のコンポアライアンス的には問題は無いです」では済まないんですよね。

今になって法的に問題化できるかと言えば難しいような気もしますが、動画で「著作権侵害はだめですよ」と繰り返し仰っていて自分のことは「8年前だからセーフ」とは…。

海軍御用達おみやげ館」の話

舞鶴での著作権侵害と言えば、「海軍御用達おみやげ館」も外せません。

これはMCA運営している店舗なのですが、日常的に艦これ同人誌や同人グッズが販売されていたようです。

「舞鎮駆逐隊」の運営が「海軍御用達おみやげ館」にグッズ販売委託する旨のツイートをしていたなど、ここでも親密さが伺えます

同人誌や同人グッズの店売りは個人法人の線引きが難しくなるものではありますが、同人ショップ以外の店売りは相当高リスクだろうと思います

同人アイテム販路販売機会が限られているからこそ営利目的ではないという建前が成り立っている部分があります

常設の店舗で売っており、売り切れたら補充します、次の製品企画していますという話になれば営利目的と判定されるリスクは高くならざるを得ません。

同人ショップはどうなのかというのは難しいですが、あれだけ堂々と店舗を構えて公式とのコラボもやっていたりするので、関係者間でコンセンサスが取れているのであれば特に言うことはないかなとも思います

大手同人ショップコンテンツ業界にいれば知らない人はいないでしょうし、問題行為があればちゃん問題になります

海軍御用達おみやげ館」のスタンディングの話

あと、ここ2、3年は外していたようですが、「海軍御用達おみやげ館」は艦これキャラクターのスタンディング(キャラクターの大型立て看板)があったことでも有名ですね。

もちろんイラスト二次創作でした。

Googleストリートビュー写真が残っていると少し話題になりました。

「はまっこ夜の市」でのコスプレの話

今年(2022年7月に「はまっこ夜の市」という夏祭りのようなイベント商店街でありました。

そこでドールコスプレと言うのでしょうか、顔に被り物をしたコスプレの人がいまして、それが艦これキャラクターでした。

お祭りなので多少は多目に見られても良いだろうと思うのですが、今年の話なので、「砲雷撃戦!よーい!」がなくなった後にこんなことしてていいんですかね…、とは思いました。

森本さんと「Aさん」とMCA

さて、MCAの話ばかりしてしまいましたが、森本さんの話に戻ります

森本さんは、「砲雷撃戦!よーい!」の近くで展開された屋台村でモヒートボルシチ販売し、人気を博した名物おやじでした。

多分人柄は良い人です。

本業は建材屋の社長で、2023年2月に行われる予定の市長選に出馬するそうです。

この話の発端は、「Aさん」のもとに角川アーキテクチャ弁護士から警告書が届いたことです。

いわく、「ルールを逸脱したイベントの開催の誘致や貴店その他における無許諾グッズの販売等本件作品著作権商標権等を侵害する行為や本件作品やその登場キャラクター世界観等にフリーライドした不正競争行為等及びにこれらに加担する行為を行わないように本書を持って警告します」。

ここまで読んで頂けたのであれば、この警告書が何を表しているかは明白であろうと思います

しかし、これに森本さんが怒りました。

森本さんは商店街オリジナルキャラクターを持ち出し、「世界観等にフリーライドした不正競争行為等及びにこれらに加担する行為」のくだりをこれらのキャラクターの展開を阻害するためのSLAPP的な警告だと主張しました。

それどころか、艦これモチーフである海軍文化舞鶴ゆかりのある地元のものであり、艦これはそれにフリーライドし、文化盗用をしているのだと持論を展開したのです。

しかし、そもそも現在商店街オリジナルキャラクターの源流にある「軍艦通り擬人化キャラクター」群は、艦これをヒントにして生み出されたとMCA公表しています

他のもっとヤバそうな部分は無視して、自分たちのキャラクター元ネタに対して文化盗用とか言うんですか、そうですか…。

後編に続きます

https://anond.hatelabo.jp/20221022145357

艦これ舞鶴市知財市長選挙のまあまあヤバい話(前編)

2022年9月中旬に注目を集めた、艦これ舞鶴市来年2023年に予定されている市長選挙に関わるお話をまとめました。

艦これユーザー視点なので、その点承知おき下さい。

事情をよく知らない人にも分かるように書いているため長いのと、当時深掘りした人にはあまり新しい情報はないと思うのでその点もよろしくお願いします。

舞鶴市長選にわりととんでもない人が出馬予定ですよ

京都府舞鶴市2023年2月現市長任期が終わり、市長選があります

それに関わり、既に立候補を表明している松本隆さんという人がいます

こういう話に個人名を出すのはあれかなとは思ったのですが、公人になろうという人ですし公開情報なのでいいかなと思い直しました。

選挙ドットコムにも掲載されていますしね。

さて、この松本さん、「やばい舞鶴 森本たかしならこう変える!」というYouTubeチャンネルを開設していまして、日々動画投稿されています

このチャンネル9月中頃に投稿した動画が軽く炎上したことで、にわかに一部界隈で注目されました。

いわく、舞鶴市には古くから海軍文化があり、KADOKAWAは「艦隊これくしょん -艦これ-」というコンテンツ文化盗用をしていると。

にも関わらず、森本さんの尊敬する「Aさん」に対し、知財侵害をやめるよう警告書を送りつけたと。

私は森本さんの動画に「それはKADOKAWAの方が正しいのではないか」という趣旨コメントをしていたのですが、この度ブロックされ、コメントができなくなりました(正確に言うとできることはできるのですが、YouTube仕様自分以外は森本さん含め誰も読めないのです)。

そこで、備忘録がてら今回のことをまとめておこうと思いました。

なにぶん市長候補とその周辺の不祥事なので、公共性があるものと考えています

特定個人や団体を批判的に扱っていますが、憎悪を煽る目的は一切ありませんのでよろしくお願いします。

*固有名詞がたくさん出てきますが、見やすさを優先し、初出の場合やおおむね5文字以上の長いものにだけかぎかっこを付けています

とても長いので1行でまとめると、舞鶴には艦これIP勝手に使って地域振興を目論む人たちがいて、そのお仲間の森本さんが市長選出馬しますよ、というお話です。

背景について

まず基本的な事項から

Aさんに警告書を送ったKADOKAWA(厳密にはグループ会社の角川アーキテクチャ)ですが、2013年から艦隊これくしょん -艦これ-」(以下、艦これ)というゲームをEXNOA(旧DMM GAMES)のプラットフォームで展開しています

ゲームアニメファンであれば、触れたことはなくても名前くらいは知っているでしょう。

そして「砲雷撃戦!よーい!」という、艦これオンリー同人イベントがありました。

さまざまな地域で開催されたイベントで、舞鶴も会場の1つだったのですが、2021年3月イベント最後現在廃止となっています

廃止理由は公開されていませんが、舞鶴市内で別の同人イベントは開催されており、別の地域艦これ同人イベントは開催されており、「砲雷撃戦!よーい!」運営の別のイベントも開催されていることから、「砲雷撃戦!よーい!」だけの事情があったと推測されています

要するに、KADOKAWAから怒られたのではないかと。

ただ、当時は誰も事情を知らなかったのではないかと思います

同人イベントって何?という人のために

同人イベントとは、主に個人制作した作品一般流通では販売しない(できない)ものを会場限定販売するというイベントです。

扱う作品が本だけの場合同人誌即売会とも呼ばれます

原作なしのオリジナル作品だけを扱う同人イベントもありますが、現在どちらかと言うと主流なのは二次創作、つまり既存作品モチーフにした作品を扱ったものでしょう。

オンリーイベントは、参加者が全員同じモチーフを使うというルールを設けたイベントです。

イベントではコスプレのように本やグッズ制作以外で参加できる場合もあります

既存作品モチーフにする以上当然なのですが、二次創作原則として著作権侵害します。

しかし、同人イベント販売される二次創作作品は見逃される傾向にあります

こうしたイベントクリエイティブ人材養成する場になっている面があり、多くの版元がそれを尊重しているからです。

権利者側がガイドラインを示し、その範囲二次創作を認めると宣言している場合もあります

ガイドラインがない場合は目安すらありませんが、版元が問題視すれば著作権侵害等を問われることになります

そのためOKNG境界あいまいで、二次創作活動は「版元に怒られないようにしよう」が大原則になります

常に議論のある部分ではあるものの、建前として「ファン活動であって営利目的ではない」というものがあり、二次創作では作品の「販売」ではなく「頒布」という言葉を使うことが多いようです。

大変盛り上がったけれども

往時の「砲雷撃戦!よーい!」は大変大きな盛り上がりを見せ、開催期間2日でのべ1万人以上を集めたこともあるようです。

最盛期には周辺のホテルが満室になり、地域を走る電車イベントのために増発するという事態にまでなりました。

ここまで盛り上がった要因の1つとして、地元商店街の協力がありました。

会場のすぐ近くで屋台村を形成し、地元の美味しいもの提供したのです。

好きな作品同人誌を買い、美味しいものを食べる。

最高じゃないですか。

ところが、ここで1つ問題が発生するのです。

普通同人イベント公式の許諾は出ません。

するとこの屋台村、艦これに便乗して商売している、法律用語で言うと「冒用」しているのではないか?という点です。

ごく初期は、これを誤魔化すために「同人イベントをやっていたら、たまたま近くに屋台村が出ていた」という体裁でいたと記憶しています

ところが、いつからか2つは一体化し、「砲雷撃戦!よーい!」は屋台村をイベントの売りの1つとして扱い始め、同じポスターで案内までするようになりました。

すると、次に気になるのは責任所在です。

屋台村は誰が主催しているのでしょうか?

MCAというNPO法人

ここで出てくるのが「舞鶴クリエイティブアソシエーションMCA)」というNPO法人です(マカと読むそうです)。

MCA2014年2月に開催された「砲雷撃戦!よーい!」のにぎわいを見たTさんMさんが発足した団体です(私人なので一応イニシャルにしておきますMCAを調べればすぐ出てきますが)。京都府への登録2015年7月になっています。一応、地域振興や文化振興を目的としたNPO法人ですが、ネット上に残っているインタビュー記事などを読む限り、発足のきっかけは「砲雷撃戦!よーい!」です。

このMCA地元事業者を誘い、「砲雷撃戦!よーい!」に併設する屋台村を作ったというのが実情のようです。

なかなか凄いな、と思ったのが、府に提出した活動報告書に堂々と「艦隊コレクションイベント」と記載していることです。

あれ、同人イベントなのでKADOKAWA許可は取ってないですよね?なんでNPO法人活動報告にゲームタイトルが出てくるんですか?しか表記が間違ってる?

というのが最初感想でした。

さらによく見ると「従事者の人数」という項目に「10人」とあり、MCAから人が派遣されていたことが分かります

ちなみに「砲雷撃戦!よーい!」の名前も出てくるので、「艦隊コレクション」であって「艦隊これくしょん」ではないという言い訳はできないですね。

また、「砲雷撃戦!よーい!」の前夜祭を委託事業として請け負って20万~30万円前後報酬を受け取っているので、完全に艦これ名前を使って商売をしてます

この時点でMCAによる知財侵害ほぼほぼ確定したと言ってよいかと思います

ゲームキャラクター第三者が描いていれば著作権のうち翻案権侵害になるでしょうし、艦これ名前を使って人を集めてイベントを行うのであれば不正競争防止法抵触するでしょう。

森本さんはTwitterで「私達の知識レベルでは一線を超える事は無いとは思います」と仰っていましたが、まあ嘘ですよね。

他社のIP勝手に使って商売していいなんて法理はありません。

スタート地点からアウトです。

余談ですが、IP知財知的財産)は著作権法や商標法不正競争防止法などいくつかの法律で守られるものをまとめた広い概念です。

今回の件は著作権だけでは語れないため、このワードがたくさん出てきます

もう1つ余談として、艦これ公式は「砲雷撃戦!よーい!」について発信したことほとんどありません。

会場でのトラブル逮捕者が出たという報道があった際に「これは…無許諾の非公式な催しですね。企業関係しているでしょうか。であれば、問題ですね。少し調べてみましょう。」とツイートしていただけです。

「砲雷撃戦!よーい!」廃止情報が流れたのはその約9ヶ月後なので、公式もそれまで全く知らなかったということはないだろうと思いますが、この事件が介入の呼び水になった可能性はあるかと思います

当初メディアに「艦隊これくしょんのイベントで…」と報じられたので、いい迷惑だったのは間違いありません。

同人法人

MCAがアウトなら「砲雷撃戦!よーい!」もアウトなのでは?という素朴な疑問が生まれると思います

結論としてはそうなると思いますが、実はもう少し面倒な背景があります

個人法人の扱いの違いです。

艦これ運営2013年の頃から二次創作IP利用に関するガイドラインを出しています

正式文書にはなっていませんが、DMMプラットフォーム内や公式Twitterアカウントで発信したものなので、正式ものとして扱うのが正道でしょう。

このガイドラインでは、個人が楽しむ範囲同人活動)で、他人や他社、運営関係者に迷惑をかけなければ黙認するということになっています

一方、法人自治体団体が利用する際は必ず運営相談するように、としています

MCAと「砲雷撃戦!よーい!」は、片方は法人、もう片方は個人と両方の要素を持っています

まりMCA屋台村と「砲雷撃戦!よーい!」が一体になった場合、同じイベントでありながらガイドライン上は屋台村はアウト、「砲雷撃戦!よーい!」はセーフということになります

まあ、実際は半分だけアウトとはならず、アウトの要素を持っている時点で個人側のガイドラインの「迷惑をかけない」に抵触するわけで、結果的に「砲雷撃戦!よーい!」そのもの廃止となったのは当然と言えば当然のことでした。

冷静に考えればNPO法人が他社のIP勝手に使って活動をしていいはずがなく、どうしてKADOKAWAにお伺いを立てなかったのかという疑問は残るのですが、残念ながらそうなってしまったのです。

MCA知財関連の知識運用はあまりにお粗末で擁護のしようがないのですが、1つだけ気の毒に思うのは、最初に触れたのが「砲雷撃戦!よーい!」という同人イベントだったことです。

実際のところ、MCAが利用したかったのは艦これIPではなく、舞鶴市内に市外の人が集まっているという状況だったわけです。

実際に人を集めていたのは「砲雷撃戦!よーい!」だったので、手を組むならこちらだという発想を持ってしまったのは仕方がないことだと思います

艦これ公式と組んでも、人が来なければ意味がないのですから

問題は、艦これKADOKAWAIPであるということは当然分かっていたのに、冷静になってIP侵害であるということに向き合えなかったことです。

同人イベント隠れ蓑にしているか安全だと思ったのでしょうか。

一緒に盛り上げた以上「砲雷撃戦!よーい!」は仲間であり、仲間を裏切ることはできなかったということでしょうか。

それとも、ここまで大きく育てたのだから、版元と言えども奪うことはできないという奢りがあったのでしょうか。

結果、(おそらくKADOKAWAの介入により)全てを失ってしまったわけです。

ただ、MCAは「砲雷撃戦!よーい!がなくなっても同人イベントとの協業を諦めなかったようで、その後は2019年から始まった「舞鎮駆逐隊」というイベントに傾倒していたようです。

この「舞鎮駆逐隊」は後でまた出てきますが、今年9月に6回目の開催を目前にしてKADOKAWAから盛大に怒られて中止になり、主催者は今後艦これイベントを行わないと誓約させられました。

そしてこの中止になったイベントサークルスペースに、MCA内部組織である舞鶴鎮守府実行委員会」が割り当てられていました。

KADOKAWAと「舞鎮駆逐隊」の間でどんな交渉が行われたのかは分かりませんが、MCAが絡んでいたことを責められた可能性もないとは言えないのではないかと思います

もっとも、それ以前に「舞鎮駆逐隊」は主催によるイベント内外におけるグッズ販売問題視された可能性も高く、確かなことは分かりませんが。

イベント主催個人でやるには負担が大きいので、組織を作る、法人主催になるというパターンが多く、主催二次創作グッズを販売する=同人活動の枠を超えたと判定されるリスクが高くなります。)

中編に続く

https://anond.hatelabo.jp/20221022145225

2022-09-10

市議選がつらい

ワイ市の選挙珍獣揃いだ。

自治会頑張ってきました勢力。全員が二世議員実家太い。これが最大勢力で八割ぐらい。

税金不正公用車での事故市役所懲戒免職になった反ワクチン男。通学路でワクチン反対アピールすんな。

米軍反対以外の何も持ち合わせてない勢力。おまえそれ市議会で言ってどうすんの?

学歴職歴不明勢力おまえらなんの知識経験を持ってるんや。

同日の市長選挙ダメだ。

保守系市役所歴半世紀の70近いおじいちゃん

革新系PTA以外にキャリアの無いおじさん。民間経営を活かした市政改革ってってお前それ零細カラオケ店じゃねえか。

どれに入れろというのか。

2022-07-09

anond:20220709004140

最初から行かない前提で考えても意味がないと思うよ。

20年以上ずっと考えていたわけ?市長選挙とか細かい選挙を考えるとだいたい毎年選挙あるけど、その全部を考えていかなかったのかな。

そんなわけないと思うんだ。

結局、行かないこと自体正当性もたせたいから考えてるふりをしているだけだし、選挙投票の意義を問われても知識が主張がなにもない時点で自分では何も考えずに行動していたってのが露呈している。

他人から「行けよ」と言われたら「行かない」としか答えていない。子供じゃん。

考えた末にいかなかった人より、特に考えなくとも選挙に行った人のほうがちゃんとしている。

本気で投票しない理由があるのなら、投票所の前で演説でもしてみてはいかが?その方が有意義だと思うよ。

それもできないってことは、単に「動きたくない」だけなんだよ

2022-07-02

安芸高田市長は下手すぎる

安芸高田市市長議会対立。確かに市長の言ってることは正しいし、実際に市長応援する声が多い。

しかし、人口30,000人規模の市町村で、市長町長議会対立するのは絶対得策ではない。SNS市長応援してる殆ど人間市長選挙の選挙権がない。そして田舎であればあるほど、住民が「正しい」人間を選ぶとは限らない。

言いたいことが有れば、議長と居眠り議員市長の三人だけのオフレコの場で言うべきだったと思う。

思えば、千葉市長(現千葉県知事)の熊谷さんも改革派外様若い市長だったし、SNS自身批判する人とよくやり合ってた。しか議会長老達とは絶対喧嘩しなかった。これが熊谷市長の賢いところだと思う。

2021-08-13

法律バグみたいなのが好き

今度の横浜市長選、首長当選必要な法定得票率25%を誰も上回らず再選挙になる可能性があると言われているが、

公職選挙法では決選投票等の制度はないために候補者数は制限されず、得票率25%をこえる候補者が出てくるまで延々と市長選挙をやり直し続けなければならない

というのを知って完全に法律バグじゃねぇかと思った

こういうネタ聞くの好きなのでもし面白い法律バグ知ってる人いたら書き込んでほしい。

2021-05-05

anond:20210505100500

そういう話を信じて地元自民市議(元議長応援してたら普通に市長選挙に落ちてたなあと……

2021-01-02

現時点で「緊急事態宣言は出るんだろうか?」というように考えている人は徹底的なまでに頭が悪いことを自覚したほうがいい

例えば、どこぞで市長選挙があったとする。

そこで「現職 自民公明立憲推薦 A氏」と「新人 共産推薦 B氏」という二人の候補者出馬した場合に、「どちらが当選するんだろうか?」と真剣に考えている人と同じです。

もっとも、この例の意味理解できないような人が、標題のような頭の悪い人なんだろうけど……。

2020-03-04

市長選挙雑感メモ

徳島市長選挙メモ

個人的な雑感メモなので話半分程度で

候補者についてつらつらと

大きくは二人、現市長と30代女性

今の市政に対して不満を感じる若い女性が候補として名乗りを上げて市長候補として名乗りを上げた感じ。

現市長は市政をやりきるという立場だろうか。

今の市政に対して不満を感じている市民は多いようだけど、実態としては週刊誌ゴシップ的ないいがかりの報道が原因じゃないのかなと感じる。

何もしていない、阿波踊り独断ですすめて運営は県外に投げて市民の声を聴かない、とうアレ。対して女性候補は今の市民の声を聞かない市政に対して共に考え進めようという。

ここでいう「市民の声」とはなんなのか。

先に紹介した現市長への批判大本はどこから来ているのか。

この辺を整理しないと、あたかきれいごと花畑かつなんとなく実現可能雰囲気のある方に流れてしまいそうだなと思う。

それぞれの詳しい政策割愛するとして、聞きかじった感想では

現市長批判を受けながらも将来を見越したら必要なすみやかに施設を作り、環境整備をしていく

女性候補→県と仲良くして市民と考えながら必要施設への着手は後回し

そんな感想を受けた。

さて、たびたび出てくる市民という言葉。どこを指しているのかなと。

4年前、今の市長誕生した背景には新町西再開発事業問題があったと聞く。

一部の地権利権で住民を立ち退かせて巨額な費用を投じてホールを作る。これに対して批判を受け当時市長だった人は選挙惨敗再開発事業は無くなったとなる。

選挙惨敗というのはやはり民意が働いた結果なのだと思う。

その間、新町再開発を再開しろとたびたび市長質問をしてくる市議もおり、そのたび市長公約からと返していた。

なぜ民意に背いた再開発を進めようとしているのか。まぁ政治家から利権が絡んでいるのだろうなというは想像に難しくない。

そしてその市議女性候補のバックについているらしい。父親同士が友好関係とか週刊誌的なのも聞いたことあるけど、本当のところはわからない。

なるほど、たびたび女性候補が言う市民とは上級市民ことなんだなと思ってしまう。

なんとか委員会に参加していて納得できないことが多いとかなんとかで市長立候補して、当選した暁には利権目当ての市議とりまき、上級市民の力で政治をすすめ、自分を輝かせるのかなというのが見て聞いた感想

若いから女性から、で一定応援する人も出てくるし、きらびやか未来を語るのは旧民主党と同じようなやり方だよなー、と思ってしまう。

副市長ポストも決まっているらしく、やっていることは古い政治なんだよね



選挙運動についても両陣営比べるとなかなか面白い

現市長当選当時のバックの力はなさそうではあるが、市民運動が背景についているそう。

いわゆる古代の第十関運動とかなんとか。平均年齢は高そうだし、ネットSNSの展開には疎い感じをうける。

ただ、足を使った運動は強いだろうなと。ビラ配りをはじめ地道な活動口コミを広げていく。

県庁所在地といっても大半が田舎ポストに入ってるビラや、知り合いに言われて入れたみたいなのが強いんだろう。あとは支持が高齢者なのは強い。なにせ投票に行く層に支持されている。

女性候補側はなにより若い

SNSをはじめネットでの展開。自らの難病をもとに本を書いてたり、東大卒だったり、事業をしてたりと知名度は高い(らしい)。

背景のプロフィールから手伝う若い人も多いのだろう。女性関係団体から支持や、利権で暮らす団体からの支持も厚そう。車も最近よく見る。

しか若い層に広がっても投票いかないし、そもそも絶対数が少ない。

地上戦vs空中戦みたいな様相で、これからお互いどう展開をしていくのかが楽しみである

現市長陣営は古いやり方やこだわりにとらわれず、動画での展開、実績のアピール、4年間でどう立て直したのか。落ちてしまえば停滞ないし、戻ることになりかねねないことを訴えていくことも重要じゃないのかなと。

女性候補陣営は泥臭い選挙をし始めたら脅威になるだろうなと。市民が誰を指すのかを悟らせない勢いでガンガン突き進んで若い人を取り込んでいき、中高齢者へ媚びていけば奪還してもおかしくない。


選挙の結果、損をするのは利権の上に胡坐をかいている人だけという結果になればいいなと思いひとまず終わり。

2019-09-01

市長選挙で、一騎打ち対立構図があって、どっちに転んでもいまいちで。

うんこカレーか、カレーうんこかって感じ。

  

ところで、うんこ食べたことある人っているのかな?

  

2019-03-26

[] #71-4「市長市長であるために」

≪ 前

市長が『外来生物保護法』を考えたのか?」

「え、どうしたの、兄貴

「忘れたのか。ウチで飼ってるキトゥンは外来種だぞ」

「……ああっ、そうだった!」

キトゥンはジパングという国で生まれた猫だ。

俺のいる国では希少なウナギ稚魚が好物であるため、一時期は害獣指定にされたこともある。

それを緩和させたのが『外来生物保護法』なのだが、“動物を愛でて護りたい市民団体”の間ですら賛否両論というビミョーな代物だった。

ただ、それのおかげでキトゥンをのびのびと飼えている側面もあり、個人的には助かっている法なのだ

しかし、まさかそれに市長が大きく絡んでいたとは。

「じゃあ、もし市長が代わったらキトゥンは飼えないの?」

「バレないよう、家でこっそり飼わなきゃいけなくなるな」

「マジかよ、もー! 役に立って欲しい時に限って役に立たねえなあ、あの市長!」

さすがにその怒り方は理不尽だと思うぞ弟よ。

「ともかく、こうなると他人事って顔をするわけにはいかないな」


こうして些か不本意ではあるものの、市長市長でい続けてもらう必要が出てきてしまった。

といっても政治にあまり関心のない俺がとれる選択肢は多くない。

クマみたいな目立つ行動はとりたくなかったし、それを自分がやって効果的だとも思えなかった。

それにこれは市長の戦いであり、俺が前面に出て干渉するべきものじゃない。

別のアプローチが求められる。

そしてこういうとき、頼りになりそうなのはウサクだ。

クラスの中でも特に政治関連の意識が強い奴だし、学部社会やら何やら専攻だから色々知っているだろう。

以前からウサクと遊ぶ約束をしていた俺は、その時にそれとなく尋ねてみたんだ。

「なあ、ウサク。市長選挙だけどさ、お前はどっちを支持してるのかっていうの、ある?」

我ながら何とも歯切れの悪い言い方である

こういう話はいつもウサクがほぼ一方的にしていたので、どう切り出せばいいかからなかったんだ。

貴様からそういう話を振ってくるとは珍しいな」

「まあ、市長が久々に代わるかもしれないからな。ちょっと気になって……」

「ふぅん……このままだとフクマが勝ちそうではあるが、あまり喜ばしくはないな。彼奴の保守的態度は歪で肌に合わん」

ウサクが猛烈なフクマ支持者だったらどうしようかとヒヤヒヤしていたが、口ぶりからしてそうじゃないようでひとまず安心だ。

「ウサクは現市長を支持しているのか?」

「そう言うと語弊があるがな。市長リベラリズム安易世論に流されて上澄みしか汲み取っていないのが難点だ。しかし少なくとも柔軟であろうという姿勢は買いたいし、政策をすぐさま実行に移せる迅速さも結果に繋がりにくい点を除けば評価に値する。市長を長年やってきたという実績も、普段業務は卒なくこなしているということだからバカにはできない」

何だか面倒くさいことを言ってるが、とりあえずフクマよりは支持しているってことらしい。

これなら協力を仰げそうだ。

「そうか……でもこのままだとフクマ勝利が濃厚なんだろ。市長がここからつのは無理じゃないか?」

「やり方次第だ。フクマ活動は決して優れているわけじゃないし、隙はいくらでもある」

「ええ~、じゃあ何か? ウサクがその気になれば、市長御輿に担ぐのなんて簡単なのか?」

ウサクは真っ向から頼み込んで応じてくれるタイプじゃない。

あえて挑発的な物言いをして、焚きつけてやらなければ。

「ふん、やろうと思えばできる。やらないだけだ」

「つまりウサクにはやる気がないと。実はフクマ支持者なんじゃないかあ?」

もちろん、市長の味方をしない=フクマの味方だって解釈無理筋だ。

だけど俺はあえてその詭弁を使い、ウサクの神経を逆撫でさせた。

「そんなことは言ってないだろ」

「じゃあ、やる気があるんだな。だったら善は急げだ」

「……何だか我が担がれているような気がするが、まあ今回は乗ってやろうではないか

次 ≫

2019-02-25

anond:20190225102503

追記を見たが、そこは去年に宜野湾市名護市市長選挙で結果出ている

宜野湾市辺野古移転が勝ち、名護市は明確な反対では無い「どちらでも良い」な方が勝った(一応べったりとはしない。とか言ってるが、国と県の裁判次第ってのは実質容認なのだが)

市民民意はそこそこ出ているのに、デニー達が駄々こねて選挙して、結果は5割の投票率に全体の4割の反対。まだ駄々こねるの?正直、那覇の人って基地とかどうでも良いでしょ。むしろ県の財政どうにかしろよ。那覇以外は酷い状況だし

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