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2021-04-12

彼女ヤングケアラーなんだが

彼女は高3で、自分大学生。1年半くらい遠距離恋愛中。中学の後輩で、最近は会えてないけど帰省した際に会ったりしている。

最近、「ヤングケアラー」という言葉があるのを知って、彼女が完全にそれに当てはまることに気づいた。そして今の状況から抜け出すのが非常に困難だということも。


彼女母子家庭で、母親の両親も同居している。

彼女母親精神障害(適応障害)があり、仕事に就いていない。職業訓練も、朝起きれずに失敗してしまったらしい。彼女はそんな母親精神ケア毎日している。家で勉強をしようとしても、母親が部屋に入ってくると相手をしないといけない。それを拒否すると、段々と母親精神不安定になり、最終的にかんしゃくを起こしてしまうらしい。自分彼女通話しているときにも、母親叫び声が聞こえてきたり、母親相手をするために途中で通話を切らないといけないことがよくある。母親精神状態が悪いときは、介護の後で泣いているときもある。もちろん勉強など手につくはずもなく、成績はかなり下の方。

彼女祖父母は娘の介護をしない。それどころか、祖父彼女母親暴力をふるっていた過去があるらしい。彼女母親には姉がいるが、そんな家庭の事情が影響したのか、現在海外に住んでいて音信不通

母親の元夫は、養育費は渡しているらしいが、こんな複雑な家庭に首をつっこみたくないのだろう。


このような事情で、彼女けが精神障害である母親介護者となっている。そして、このような状況の子どもを「ヤングケアラー」と呼ぶというのを最近知った。

自分東京に住んでいて、彼女にも上京してもらって寮のある大学に進学してほしい。彼女の伯母のように、今の家の環境からは逃げ出すべきだと思う。

ただ,このような環境でどうやって受験勉強ができるのだろうか。なるべく家にいないようにして、学校で居残って勉強するようにしても、家にいるとき介護時間をとられるのは変わらない。あと学校課題がやたら多いので、塾に行って塾の授業も受けるとキャパオーバーにならないか心配田舎なので、まともに自習できるところが塾にしかないのだが。


家族介護勉強ができない、逃げるには勉強しなければいけないって、詰んでいるのでは?東京Fラン大なら勉強しないでも入れるのだろうか?


追記だけど、anond:20210411211737が参考になりそう。

「男の非モテ女性不妊」論

はてぶで意味わかんないとか言ってる人いるけど、

子孫を残せないという課題を抱えているという意味では両者は似たようなものでしょう。

もちろん、子孫を残せないだけなら、男性不妊も同じなんだけど、

社会からかかるプレッシャーが男女でまるで違う。


不妊女性には、不妊であることで人生すべてを否定するような言葉が投げかけられる。

それが非モテ男性の状況と似ているというだけ。

あら?子どもが産めないの?それじゃ生きている価値が無いじゃない。

→あら?女性にもてないの?それじゃ生きている価値が無いじゃない。

あら?子どもが産めないの?だったら、養子をもらうのはどう?

→あら?女性にもてないの?だったら、女性をあてがってもらうのはどう?

あら?子どもが産めないの?ちゃん若いから努力しないとだめよ

→あら?女性にもてないの?ちゃん若いから努力しないとだめよ

みたいにね。

相手は優しさから言ってくるつもりであっても、当事者としては、うんざりするだけでしょう。


ただ、元のツイッターで「女性非モテ子どもがいることが多い」というのは間違ってる。

どんな女性であれ子供がいるなら、少なくとも一度は求められた存在なのだから、本当の非モテじゃないと思う。

2021-04-11

いっそみんな高校生子供産んだらいいんじゃね?

そしたら就職活動までにある程度大きくなってるじゃない?

託児所だったら学校の空き教室

作れば休み時間授乳もできるし

校医さんもいるしさあ

追記

これは少女漫画逃げ恥」のコピペです。

個人的には高校じゃなくて大学のほうがいいと思う。

母子ともにリスクが最も少なく、かつ就職前に最も手のかかる乳児の育成が終わる。

そもそも就職っていうのが23歳で男女平等に、ってのがおかしい。

女性女性幸せがあるんだから28歳とかに引き上げるべきだろ。

そんときまでに2人でも作っときゃいい。これでキャリア子育ても両立でみんなハッピー

なあにが男女平等雇用機会均等法だよ。ていのいい人権無視だろ。アホか。

追記2>

男性なんでこれまで女性社会進出出産育児の両立、ってことにあまり興味がなかった。

しか匿名ダイアリーを見ていると、とにかく女性にとって

結婚出産育児は一大事で、かつ政治から社会進出しろと迫られている。

こりゃ大変だと。

なのでバイオロジカル性差立脚した女性権利を最大化しつつ、

ソーシャルには平等で公平に才能が発揮できる世界理想だと思う。

たとえば、原則として28歳までは出産育児をフルサポートする社会にする。

これは時短出勤といった中途半端ものではなく、

助成金の引き上げや、企業学校育児施設の拡充など、やれることはたくさんある。

28歳以降はそうしたサポートは受けられない。

となると出生率は爆上げになるだろう。

税金青色申告を100倍にしたようなもので、申請すればオトクだし、

申請しなければそれはそれでいいけど後がつらいよ、みたいなもんだろうか。

しか出生率の向上と早婚・早産によるデメリットが、女性教育水準の低下

であることは歴史的証明されている。

たとえば現在70歳以上で、大学にいけた人は少ない。

女性がその教育権利行使できるようになったのは、つい最近なのである

なので28歳以下への出産サポートという政策においては、おもに

教育水準キープというのが最重要課題となる。

それにはテレワークモデル一助となるだろう。

通信教育などで一般大学と同等の教育を行えるかがカギとなる。

反論として、「吸収することの多い大学生の間に育児をしたら留学などができない」

といった意見散見されるが、それは結局「遊びたいから」という言い回しを変えただけである

自分の近くにも、子持ちの留学生とかたくさんいたわけだが。

結局若いころに遊んでしまったがために、男に捨てられたり相手を決めきれなかったり、

その後の60年なりをフェミとして匿名ダイアリーにぶちまける人生になる。

一方で、出産育児という大イベント若いうちに早めにすませれば、

バイオロジカル幸福担保しつつ、ソーシャルキャリアは28歳から本格的に開始し、

女性としても人間としても成長し幸福人生を送ることができる。

企業としても子持ちであればセクハラ問題もなくなり平等視点採用できる。

いろんな企業を見てきたが、とくに東京に多いのだが、パワハラ気質企業は、

新卒女性秘書や小娘のように扱う。これに個人的に不満を覚えていた。

もし初期の子育てをすませた女性であれば、そうした問題は避けられるはずである

匿名ダイアリーを見ていると、本当に女性にとって結婚生活とは一大事なのだと知った。

そして多くのトラブルは、出産育児負担(とその過去記憶からきている。

もしそれが早期に解決できれば、という提言として、「逃げ恥」の作者は鋭敏な視点をもっていた。

さすがに漫画家として成功する人間は違う。

人生は一度きりでUターンができないがために、政府真剣にこの問題に取り組んで頂きたい。

anond:20210411132043

長いと切れるんだな、増田に長文お気持ち投稿したの初めてなので許してくれ。

大学1年生はここを読んでいないという正論も受け止めてはいる。

ポートフォリオ創作するな

ポートフォリオってのは作品集ことなエンジニアだと今まで作ったプロダクトの紹介を含めた自己紹介みたいなものを指していることが多い。

増田ポートフォリオ自体否定してるんじゃない。採用に向けて創り上げるのをやめろと言いたい。

本来ポートフォリオ自然と出来上がるやつだ。履歴書職務経歴書みたいなもんだしな。過去にすげープロジェクトを経験していたり、新人でも自主制作したプロダクトがすげーやつだったら「こいつはすげーぞ」と思われて採用に至る、そういうもんだ。


だが、ここを履き違えてしまったのか、ポートフォリオを作れば採用されると勘違いしている奴がメチャクチャ多い。

ポートフォリオを作ることが目的化しているせいかスクールの授業課題コピペすればそのまま動くやつ)をそのまま貼り付けているだけの奴もかなり居る。それはお前の作品じゃないぞ、スクール講師作品だ。

こういうコピペ作品技術や興味と不相応だからすぐ分かる。面接で聞いたらわかるしな。即刻落とされる場合が多いかマジでやめろ。


別に件数が多ければ通るって訳じゃない。逆に水増しされていると心象が最悪になる。

素直に自分で作ったことがあるプロダクトだけ載せるようにしろ

がんばれ

増田エンジニアコンピューターに関心があるオタクけがなるべき仕事だ、金目当てでエンジニアになる奴は邪道だ、などとは微塵も思ってない。金に目が眩んでエンジニアを目指したって構わない。その結果として優秀な人間が増えればIT業界にとってもプラスだ。

ただ、その過程で間違った道を進んでほしくないだけだ。2020年代プログラミング初心者にとってもあまりにも地雷が多すぎる。なんならこの増田だって地雷かもしれねえよ。人によっては全然当てはまらないアドバイスかもしれないからな。

色んな意見を見てお前の行動を決めてくれ。ただ、初心者から搾取するだけの人間に騙されるんじゃねえぞ。頑張ってくれよな。

先人のおかげで女性初の東京都知事誕生までは行けた

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210410/k10012967761000.html

イベントでは社会学者上野千鶴子さんが「女性政治家が増えないのは選挙権行使しても被選挙権行使せず候補者が増えないからだ。女性に関わる課題が山積する中で私たちの力で政治を変える一歩にしたい」と話しました。

また、現役の国会議員からは、候補者になること自体にさまざまな壁があることや、議員を続けながら妊娠出産育児をすることの難しさを指摘する声があがりました。

上野千鶴子先生ほか、フェミニズム支援もあって女性初の東京都知事誕生までは実現したが、依然女性候補は少なく、国政ではなおさら少ない。

思想信条党派は不問として、機械的にでも女性候補者を増やすところから始めなければならないだろう。

この際女性候補者の大半が自民党でも構わない。

女性議員全員自民党議員だったとしても人数が増えればジェンダーギャップ指標改善される。

2021-04-10

加藤純一の配信見てると、課題やる時間が無くなるお;;

ちな高2

anond:20210410144335

別に驚くようなことではなく、警察による性的二次被害はずいぶん昔から問題視されていて、警察内部としても「性犯罪被害者対応ハンドブック」などを作成して対応している課題です。女性警察官がいるからなんだと思ったのだろう?

anond:20210410110735

順番に紐解いていくと3つぐらいの世の中の問題に分解できるかなーと。

その1.正規雇用に対する信仰

その2.自分より恵まれ環境下の人の困っていることに同情ないしは支援できないという問題

その3.発達障害者就労に関する情報の欠如(情報存在するけどクローズコミュニティで留まってネットみたいなオープンな場に出てこない)

なにかい方法はないかと、課題点を紐解いてみたけど力になれずにスマヌ…

とくに2.に関しては「人間仕様レベルで、どうにも動かすことが難しいのだ。

3.に関しては、その手のコミュニティ構成員に発信するスキルが高い人が少ないことが一つの要因なので、そういう人間を加えるだけで多少は改善するとは思うが、じゃあ実際にそういう立場になってくれる都合のいい人間いるかという課題はあるんだよな。

1.は価値観の話なので、時間の経過でアップデートされるという望みはある(実際、最近は高い給料よりも希望通り休めることを重視する人も増えてきてるし良い兆しはある)が、まあ5年10年とか長い時間スケールなので明日とか来週に急激に改善することもないので辛抱するしかないといえばそうなってしまう。

他人を助ける前に自分を助けろよ、アフリカ飢餓を救う前に半径5mの人を救ってみせろよ

これはこれで正しいとも自分は思うのです

天は自らを助ける者を助ける、というのも事実でしょう

しかし、助ける余裕がなければ、なかなか人が他人を助けるという行為は困難なはずです

ビル・ゲイツ現在慈善事業がメインであり、貧困層などへ広く学習の機会を与える課題にも取り組んでいますが、

彼はその理由として、資本主義原理では実現できないから、といったことを語っています

といっても、これは彼がお金持ちになれたからであり、お金持ちになっても自分が欲しいコンピュータを作ることに情熱を注ぐだけの人もいるわけです

もちろん、色々な人が世の中にいて構わないわけですが、いずれにせよ、他人を救う余裕がなければ慈善事業は難しいはずです

もしくは他人を救うことに「狂信的」である必要があるでしょう

狂信というとテロのような悪い面もあるわけですが、良い面で狂信的である人は考え方がブレないのです

良い意味ドンキホーテとでもいいますか、理想を追い求めて金がなくなっても他人がついてこなくても損得勘定が欠如しているから折れないのです

現実的には、本当にそこまでの人がいるかは疑わしいですが、

まず、信念があるとか、自分の打ち立てたモットーに執着する、固執しているならば、周囲からノイズトラブルで折れにくくなるはずです

それが人として良いのか悪いのかは、周囲の人それぞれによって大きく分かれると思いますが、

慈善事業だろうが偽善だろうが、自分が死んでも他人を助けたい、と考える人も少ないと思います存在すると思います

しかし、現実的に考えるならば、基本は他人を助ける余裕がなければ他人を助けることは困難でしょう

10kgまで支えられる何かがあったとして、5kgは乗っけれる、20kgは余裕がないので無理、

でも耐荷重10kgに対して10kgの荷物だったらどうでしょうか?

しかしたら望んだところまでなら耐えて運べるかもしれません、でも、もしかしたら振動も加わって折れてしまうかもしれない

だったら10kgの荷物を分割できないか、5kgに分割して二回運べないか

もしくは10kgのところを8kgにして、2kgは諦めてください、というのも策かも知れません

これが私が他人を助けるという行為ベストエフォートであるという所以です

アフリカ飢餓を救うというのも、まあ募金とか寄付行為はありだとは思います(どうしても胡散臭い団体が多いと思うのが否めませんが

しかし、直接的に助けるとなるとアフリカまでの飛行機代だけでかなりの出費になります

そのお金で半径5mの人を救えるのに、なんでそれをしないでアフリカの人を救うの?という問いに対し、

色々な考え方の人が色々な答えを持っているかもしれません

例えば、私が毎日収入や食うにも困っている人だとしま

しかし、目の前に今にも死にそうな人が倒れていたとしま

それに対し、自分救急車を呼ぶ余裕はある、救急車が来るまでその人のそばにいる余裕はある、

自分には難しいと思いますが、医学素養がある人ならば応急処置をする能力がある人もいるかもしれません

まり最近話題になっている弱者男性だかのカテゴリー自分も十分含まれるとは思うのですが、

目の前に死にそうな人が倒れており、救急車を呼ぶ余裕があると思っている自分がいる、

にも関わらず、

自分弱者から他人を助けない、他人を助けるより自分を助けろよ、

みたいな極端な考え方に至るのも変な話であって、

それはあくま相対的ものにすぎないはずです

まり、端的に言うなら、なんだかんだ社会とはカーストではないが階層があるものであり、

強者弱者を救う余裕があるが、それはある弱者より上の階層がその弱者を救えるという話であり、

数学アルゴリズムの話ではないが、

そういうツリー構造があるならば、一つ上の層が一つ下の層をちょっと救う、

その連鎖で全体が救えるはずだとも言えるわけですが、

ここで問題になるのは、確実に全体を救うには一番トップ強者無限に余裕がなければいけなくなってしまうことであり、

現実無限はありえないし、もし、その一番トップの余裕が減少していけば、ツリー全体を救うことは困難になってしま

しかしながら、全体最適化とでもいうか、全体をある程度いい感じに救うためには、やはり一つ上のノードが一つ下のノードを救う、

その連鎖重要であるように思うわけです

こういった他人ちょっと助ける連鎖再帰的な連鎖があればちょっとは世の中も捨てた感じではないように思えるわけですが、

それがまた難しいのが人の世というものでもあるわけです

anond:20210410080347

そうかな?

「あてがえ」とか「結婚させろ」っていうコメントバンバン出てたよね。

中には「存在を知ってほしい」だけの人もいるかもしれないけど、それは「救済されるべき弱者として認知してほしい」という意味を含意してるよね?

「他の弱者は救済されているけど、なんで俺たちに救いの手が伸びてこないんだ」って。

「今後の社会問題として政策課題にあげてくれ、社会保障対象にすべきだ」って思ってるから社会に知ってほしいんじゃないの?

身体障碍のような外から判断できる属性でもないし、単なる貧困のような昔からある社会問題でもない。

普通の人」と地続きに見えて、どこに差があるかわかりにくい問題なんだからもっと困りごとを具体的に説明すべきだと思うんだよね。

それが増田ベストかはわからんが。書き込みやすいのは事実だしね。

anond:20210410070506

そちらが暴論を言わなきゃ、もっとましなことを言うけどね。

差別を訴えるなら、課題解決したり格差是正するための、もっと建設的で現実的方法提案はないのかい

日本死ぬ前に私が死んでしまます

日本死ね案件です。長文失礼します。

前提

私:30代、大学専門学校非常勤講師のかけ持ち

夫:30代、会社員

子:1歳6ヶ月

東京都23区内在住。

2020年度までの状況

区内の認可保育園に入れるには両親共フルタイム勤務が最低条件。年度によって異なりますが年間10コマ(週3日程度)ではこの条件に遠く及ばないため、認可外保育園検討し、産後7ヶ月で近隣の企業主導型保育園入園しました。

基本的な預かり時間は9:00〜16:00まで。授業の日程上、どうしてもこの時間内の送迎が難しいときは開始を30分早めたり、18:30まで延長してもらいました。

2021年度 預かれない問題勃発

前期は以下の日程で仕事をすることに。

月:2コマ 13:00〜16:10(片道1時間10分)

火:2コマ 13:00〜16:10(片道1時間40分)

金:1コマ 13:00〜14:30(片道1時間20分)

この日程に合わせて送迎時間の変更を園に打診したところ、勤務時間通勤時間しか預かりができないとの返答がありました。

勤務時間として拘束されるのは1コマ90分の授業時間のみですが、当然ながら授業準備等の時間労働があります。その旨保育園に訴えたものの、国から就労実態がない時間の預かりについて指導が入り、就労証明書記載されていない時間は預かりが認められないとのことでした(ちなみに企業主導型保育園内閣府所管)。

大学専門学校と交わしている労働条件通知書に記載される勤務時間は授業時間のみ。時間労働は「命じない」と明示している学校もあります

とはいえ実質的に授業を行うためには以下の時間外の業務必要します。

〈事前準備〉

〈事後の業務

〈期末の業務


上記業務について補足します。

補足1:資料作成について。基本的には前年度の資料再利用しますが、前年度に授業をやってみた感触学生の授業評価アンケート等を受けて、内容を精査し、手直しすることも多いです。また、新規担当する科目についてはイチから作らねばならないため、教科書論文等を読み込み、授業の構成を練るのに膨大な時間を要します。

補足2:出欠について。昨今、文科省が唱える単位の実質化の名の下、出欠を厳格に管理する流れがあります。出席回数が3分の2を下回ると評価を受けることができないと明示する学校もあり、毎回出欠をカウントする必要があります。(なお、学生証のタッチ認証自動的カウントする学校では、ありがたいことにこの業務から免れています

補足3:成績評価について。私の学生時代には試験レポート等の単一指標評価するのが一般的だったように思いますが、現在評価妥当性の観点から複数指標を用いて多面的に、ポートフォリオ的に評価することが求められています。このため、最終試験や最終レポートのみならず、授業内課題を合わせて総合評価を行なっています


以上より、授業1回につき、通勤+授業+時間業務で丸1日以上潰れることがご想像いただけるのではないでしょうか。個人情報保護観点から通勤電車内で課題を採点することも難しくなり、授業時間通勤時間上記業務をこなすの不可能と言えます

産前は土日を仕事に充てることができましたが、現在家事育児で手一杯になってしまます。このため、授業のない残り2日間は時間労働に充てるために何としても預かり時間を確保したいところです。

子どもが寝静まった夜間に時間を取れば良い、との意見も聞こえてきそうですが、私自身がロングスリーパー睡眠時間を確保しないと不調をきたすこと、長年患って最近ようやく回復したうつ病の再発が怖いことから、できるだけ無理をしたくない)

学校に対して「就労証明書に授業時間外の業務があることをせめて備考欄に書いてほしい」と伝えていますが、なかなか叶いません。

からは区による「保育の必要性の認定」を受ければ預かれると言われたものの、「週4日以上、1日当たり4時間以上の勤務時間」が区の認定基準…週3日、3時間未満の勤務ではこれを満たすことができません。


まとめると以下の2点の問題があると思われます

1. 保育園(国)や区が、会社員のように固定された労働時間しか想定しておらず、多様な労働のあり方を認めていない。したがって個人事業主であれば提出できる就労状況の自己申告すら受け付けてもらえない。

2. 大学専門学校雇用条件として授業準備等の時間労働を認めてない。

1.については内閣府意見を送ろうかと考えています。2.については地道な交渉必要なのでしょうが個人レベル交渉では埒があかず、すでに心が折れそうなので、非常勤講師労働組合に入ることを検討すべきなのかもしれません。

いずれも早期に解決できる見通しが持てず、頭を抱えています

仕事を全部辞めてしまおうかと自暴自棄に考えてしまうこともありますが、いずれは専任になりたい願望もあり、諦めきれずにいます

睡眠時間犠牲にして、勤務日の夜間+1日、適当バイトを入れて、区の認定基準をクリアするぐらいしか思い付きません。

それで授業をきちんと回せるのか、無理がたたって体やメンタルを壊さないでいられるのか正直自信がありません。

どなたかお知恵を拝借したいです。










日本死ななくていいから、希望する人全員に保育を提供してくれ……

2021-04-09

anond:20210409202707

から弱者同士連帯しようぜって言っても嫌がるじゃん。

男性野垂れ死にが深刻化して、弱者救済が喫緊課題なのに

下方婚とか明後日の話で遊んでるから、やる気あんのかよって思うよ。

絵本作家のぶみさんへ

のぶみさんは言っていましたね

絵本さえ描いていれば幸せ

のぶみさん、嘘をついていませんか?

出版できなくても、家で絵本を描いていれば幸せなはずですが

出版と売り上げにこだわるのは、

出版した絵本が世の中に受け入れられるのが幸せからじゃないですか?

のぶみさんは言っていましたね

「僕の絵本でお母さんと子どもの愛が大きくなって欲しい」

のぶみさん、現実をきちんと見ていますか?

のぶみさんが子どもの頃に感じた「お母さんにもっとかまって欲しかった、寂しかった」気持ち

子ども達に代わって、世の中のお母さんに伝えているんですよね

でも最近子どもの頃を振り返って

「お母さんなりに頑張っていた」

過去記憶を上書きしているのかもしれない」

「僕がお母さんの愛を受け取っていないだけだった」

と話すことが増えましたね

じゃあ、のぶみさんが伝えたい「寂しさ」って、誰の感情ですか?

なぜ、ご自分のお子さんの話になると

子どもに好かれたい、キライだと言われる、と愚痴いたこしか言わないのですか

なぜ、

お子さんが今よりずっと幼かったころのエピソードしかお話しされないのですか

お母さんにはかなわない、じゃないんです

お母さんと子どもの愛が大きいのは、お母さんが子どもと一緒に愛を育んだ積み重ねがあるからです

「大きい子ども

「産んだ覚えのない長男

家事育児に取り組まないお父さんを

そんな風に呼ぶお母さんが多いそうですが、なぜでしょうか

男の子脳」だから

お父さんはいつまでも心が子どものままで、家事育児に興味が持てないから?

でも、のぶみさんは仮面ライダー電車も興味がなくて、戦闘シーンのある漫画も苦手だったんですよね

少なくとものぶみさんは「男の子脳」ではないのでは?

のぶみさんは5歳の男の子じゃありません

43歳の成人男性で、プロ絵本作家で、お父さんです

のぶみさん、あなたが本当にするべきなのは

「お父さんと子どもの愛を大きくする方法」を考えて、それに自分で取り組むことではないですか?

のぶみさんが一番取り組むべき課題は、お父さん業の果たし方ではないですか?

幼い頃ののぶみさんが受け取りたかった「お母さんの気持ち」や、

実体あやふやな「子どもの寂しい気持ち」を代弁して書いている限り、

絵本作家として再生するのはとても難しいと思えてなりません

喪女プログラミングスクール行って彼女が出来た話など

すみません長過ぎて削れちゃったので再編集版です。

プログラミングスクールは良くないって話が多いので、人それぞれだよねっていうのと、何もやらないよりは何かしらあるんじゃないかなっていうお話です。

フィクションのつもりで聞いてください。


私は地方で育ち、地元女子中・女子高・駅弁大学卒業し、地元とあるテーマパーク就職しました。

比較的なんとなく生きてきたので、仕事って大変そうだからせめて面白そうな職場を選ぼう、くらいの気持ちでしたがすぐに辞めたくなりました。

toC接客、屋外での勤務、立ちっぱなし、友達休みが合わない、覚える事が多い、職場僻地ダンサーチームの揉め事仲裁契約社員組みから嫉妬大学生組の惚れた腫れた、田舎特有の異様なゲストの図々しさ・馴れ馴れしさ、どれも好きじゃないやつでした。

まあゲストイラつく事があっても、それはしょうがないと思ってます仕事から

でもスタッフも、とにかく感情で生きてる人間が多すぎます。私よりずっと大人なのに。

華やかな表舞台とは裏腹に仕事はそこそこハードで、給料の水準も高いとは言えない環境のため、人の出入りが激しく、トラブルを起こしたり、恨み辛みを吐きながら辞めて行く人が多いのもメンタルにきました。

最初に威勢のいい人ほどすぐ腹を立てて辞めていくので、個人的に警戒して距離をとるようにしていました。

理想現実ギャップが大きいからなのか、彼らの自己評価が高いからなのかわかりませんが、もしかしたら私のように、ドライ仕事しんどいものだと思ってる方が、色々受け入れられるのかもしれません。

そんなこんなで2年ほど勤めましたが、最後まで職場にも業務にも慣れる事もなく、花形着ぐるみポジションが空いた事によるダンサーチームの派閥争いの激化に伴って私の神経も擦り切れ、半ば衝動的に仕事を辞めてしまったのでした。


実家に住んでいたので、しばらくはニートしながら次に何をするか考える予定でした。

しかしそんな折、東京に住んでいる祖母怪我をしてしまい、介護を要する状態になってしまいました。

私は昔から祖母が大好きだったので、喜んで同居と介護の役目を担うことにしました。

祖母とは小学校低学年くらいまで同居していた期間があり、その頃から私の唯一の理解者でした。

私が真面目で、冷めていて、興味を惹かれると他のことが目に入らなくなって、

自分のペースで物事を進めたくて、少し融通が効かずに周りの子達と馴染めなかった頃、

その事に両親はお手上げで「みんなと同じように」「普通に」「お願いだから」としか言わなかった頃、

あなたちょっとだけ人より心が大人なんだよ。それでいいんだよ。賢くて真面目なあなたが好きだよ。

もも疲れたら、周りの子たちと同じくらいには、いい加減で、だらけて、失敗してもいいんだよ」

と、声をかけ、私が「もう大丈夫」と言うまで何十分でも抱っこしてくれた祖母

祖母のその言葉と、帰ったら祖母が家にいるという安心感で、私は少しずつクラスメイト達と打ち解け、誰かに心を許したり、自分が失敗することも他の人が失敗することも許せるようになっていったのでした。

東京には別の親戚もいたのですが、ペーパードライバーで頻繁に祖母病院に連れて行くのが難しかったり、仕事の都合だったりで他に候補者もいなかったので、私の立候補には関係者みな渡りに船という感じでした。

母に「おばあちゃんが好きってだけではできないよ。よくわかってないんじゃない?」とも言われたけど、私は祖母に関する事ならちゃん理解たかったし、自分想像が及んでいない事があるなら、それも知りたかった。

介護はまあ大変だったのですが、意外と祖母が元気で、怪我の経過も芳しく、家の中の生活においては一人で出来る事が多かったのもあり、私は徐々に暇になっていったのでした。

美術館博物館が昔から好きで、最初は狂ったように行っていたのですが、お金もそんなにないし、周りに友達もいないので、やや時間を持て余すようになってしまいました。

そこで、一念発起して、噂に名高いエンジニアとやらになろうと思いたち、プログラミングスクールを探し始めました。

テーマパークで働いていた私からしたら、エアコンの効いた部屋で座って作業できて、toC接客をしなくてよくて、給料が高い(らしい)なんて夢の職業だと思っていたのです。

東京での普段淡白ながら、楽しみ方の選択肢がとても多い生活も肌に合っていて、祖母介護を終えても田舎には帰りたくなかったので、こっちで就職して帰らなくていい理由を作りたかった、というのもありました。


色々調べて、とあるオンラインがメインのプログラミングスクールに決めました。

祖母の家が都内とはいえ西の方で、交通費も出ないのに電車都心に通うのは厳しかったのと、祖母用事が最優先なので時間の都合がつけやすいようにと、グループでやる課題とかがきっと向いてないだろうなと思ったからです。

(今になって思えば、git実践的な使い方に慣れられるし、どうせ働き始めたらチームでやるんだからグループ作業経験しておくのをおすすめしたい)

ニート期間が短かかったので貯金があまり減っておらずなんとか料金を捻出できたのですが、貯金はなくなりました。

プログラミングスクールでは、まず卒業後どういう職種や働き方を希望するかを聞かれ、それにはどんなスキル必要説明を受けながらカリキュラムを決めていきました。

授業は、エンジニア経験のある人とskypeを使ってマンツーマンで、テキストを進めたり、課題をチェックしてもらったり、デバッグを手伝ってもらったり、わからないところを教えてもらったり、実際の開発現場の話を聞いたりしました。

私はなにせ女子校育ちだし、喪女だしで、女性先生が良かったのですが、女性先生は数が少ない上にみなさん大変な人気でなかなか予約が入れられませんでした。

平日の日中に授業を受けられるので、働きながらの人よりはずいぶん有利な立場にはあったはずなのですが、できれば同じ先生にずっと見てもらいたいと考えると、なかなか厳しい状況でした。

ですが、一人だけ比較的予定が空いている先生がいました。そう、後の彼女である


彼女の予約が空いている理由は1回授業を受けたらすぐにわかりました。

早口だし、自分の言いたい事は最後まで言わないと気が済まないし、アイスブレイク下手くそだし、全然笑わないし、癖なのか10分に1回メガネを拭いてるし、説明が長いし、1回説明した事は完璧理解するはずだと思ってるし、なんか顔が怒ってるし、なんか厳しくて答えをなかなか教えてくれないし。

顔は結構美人なのに、性格きつい人だなあというのが無遠慮な私がもった第一印象でした。

まあでも予約を続けてとれる女性先生は他にいないし、私も生来かなり真面目な性分だし、授業が終わった時のやけに油断してホッとしてる顔がなんかちょっと可愛いし、実力をつけるには問題ないだろうという事で継続して予約を入れる事にしました。

しばらく授業を受ける事で、だんだん彼女の態度は軟化していきました。

プログラムも楽しかったし、彼女については保護猫をだんだんと慣らしていくような面白さもありました。

授業は丁寧だし、彼女フレームワークの細かい内部の挙動や、メソッドオプションなんかにもかなり詳しく、それらの点では優秀な先生だったので、私の心からはいしか懸念も不満も消えていました。

そんなある日、パソコンを買い換えたいと思っている話をしたら、意外にも彼女が付き合ってくれる事になりました。

(当時、なんか可愛いという理由で買った、やたらキーピッチのあるVAIOノートパソコン作業していたのですが、色々目が開いてきてMacに乗り換える事にしました)

買い物当日、MacWindowsの違いから丁寧に教えてくれた彼女私服はダサかったのですが、お礼も兼ねて新宿居酒屋に行く事になりました。

主に、Windowsで使ってたツール類のMacでの代替品を教えてもらうつもりだったのですが、いつのまにか梅酒2杯で饒舌になった彼女の身の上話を色々と聞かせてもらっていました。

ゲームが好きでプログラミングに興味をもったこと、

プログラミングが好きでシステムエンジニアになったこと、

新卒SES会社入社して働いていたこと、

同期の中で唯一の女性だったこと、

研修は同期の中で一番成績が良かったこと、

頑張って資格をいっぱいとったこと、

現場で役に立ちたくて色々な提案したこと

いい提案ができるように新しい技術を家でもたくさん勉強したこと

いいシステムを作る為にプロジェクトの良くない点はきちんと指摘したこと

それらを煙たがられて注意を受けたこと、

「女のくせに」って言われたこと、

空気をよめ」って毎日何回も何回も言われたこと、

自分が席を外したタイミングで夕会が行われるようになったこと、

プロパー+αの人だけの飲み会」にチームの中で自分だけ呼ばれてなかったこと、

契約期間を途中で切り上げて退場になったこと、

社内で待機している時、営業に「女でこんなに売れないのお前だけ」って言われたこと、

新卒もどんどん現場に出ていくのに自分は次のプロジェクトが決まらなかったこと、

「とにかく人が足りないから大歓迎です」って言われた案件でもチームの中で1番最初に退場になったこと、

同期で自分以外の全員が主任かPL以上になったこと、

飲み会で同期にそのことをイジられたこと、

男の人が怖くなってしまたこと、

円形脱毛症になってしまたこと、

声が出なくなってしまたこと、

病院に通ったこと、

会社を辞めたこと。

業界が向いてないのは身に染みてわかったけどプログラミングが好きで今の職についたこと、

スクール先生も向いてないのはわかっていること、

授業のリピート率の低さに会社からいつも小言をもらっていること、

SESが辛くて辞めたのに、多くの人が卒業SESに行くプログラミングスクール先生をしているということ、

自分のやってる事が人の為になっているのか信じきれていないこと、

本当はスクール先生じゃなくて開発がしたいこと、

SES以外の社内SEとかで転職を考えたけどどこにも受からないこと、

から人付き合いが苦手なこと、

親戚のおじさんに一人すごく嫌な人がいること、

成績は悪いが愛嬌のある弟ばかり親が可愛がること、

私が授業をリピートしてくれて、すごくすごく嬉しかたこと、

私となら雑談がうまくできて、すごくすごく嬉しかたこと、

私が授業以外で会ってくれて、すごくすごく嬉しかたこと。


「いや、まだそんな重い話を聞く関係じゃないですよw」って途中まではいつ言おうかタイミングを見計ってたけど、とうとう言えずに最後まで聞いてしまった。

気がついたら私は泣いていました。それは気持ちがわかってしまたから。

小学2年の春、誰かに一緒に帰ろうと誘われるまで教室で本を開いて待ち、みんな連れ立って帰ってしまいひとりぼっちになった後、仕方なく開いていた窓を閉め、カーテンを束ねていた、その風景を思い出してしまたから。

ああこの人は祖母出会わなかった私なんだな、と、どうしようもなく理解してしまたから。

私はこの不器用女の子を、放ってはおけなかった。


私が優秀だと彼女評価もあがるかもしれないと思って余計にがんばり、無事卒業を迎える事になりました。

プログラミングスクール卒業生の主な就職先はSESです。(今はわからないけど)

SESについて彼女に色々聞いていたので、客先企業に常駐して、多重下請け上等で、使い捨てで、人売りと呼ばれていて、残業が多くて、無理なスケジュール押し付けられて、仕様変更が頻発して、現場では肩身が狭くて、theITドカタっていうのは知っていました。(今はわからないけど)

でも私はなんでも知りたかった。彼女のことをもっと知る為に、SESについて身を以て知るつもりでした。

同じ時期に卒業を迎えた人の中には、断固SES拒否する人も何人かいました。

下請けじゃなくて上流工程ができて経営が安定していてまったり働ける社内SEか、自由先進的でフットワークが軽くて自社サービスのあるベンチャーがいいのだと。

いやいやいやと、社内SEがそんなにいいものなら、学業が優秀だった人か、SESで優秀だった人から順番に行くでしょうと、

ベンチャーがそんなにいいところなら、すごく優秀な人たちの少数精鋭なんでしょうと。

課題サンプルのプログラムをいくつか作っただけの私たちがどうしてそんなとこにいけるでしょうかと。

修行のつもりでありがたく、いろんな現場業界で実戦経験積めよと、1行でも多く実務でコード書けよと、色んなプロジェクトドキュメントとかプロジェクトマネジメント見て勉強しろよと、SESでもないと逆にそんな機会も無いぞと、そんなことを思っていました。

私の就職先は、2回面接をしただけで、スクール推薦のSES会社にあっさり決まりました。


祖母は、私が平日フルタイムで働いても差し支えない程度まで回復していました。

彼女とは頻繁に連絡をとったり、遊びにいく友人の間柄になりました。

彼女は私の職場についてすごく心配していました。

しかし、実際SESで働いてみると、覚悟していたような環境とは少し違いました。

基本的に自社のリーダーしかさない(プロパーが直接メンバーに指示を出すのはダメらしい)し、スケジュール変更や仕様変更もちょこちょこあるけど、その分の残業代もちゃんと出るし、なんだか全体的にいいところでした。(テーマパーク比較するとなおのこと)

彼女最初に働いた企業が、現場が、時代が、運が、悪かったのだとわかりました。

その事については奥歯が割れるくらい、悔しかった。

でも、「あなたのおかげでエンジニアになれて、人生が変わって、嬉しいよ」って、彼女に伝える事はできました。


数年はそのまま穏やかに、繁忙期には激しく、時が流れていきました。

祖母怪我は完治し、私はそこそこのスキルを身に付け、転職引越し検討し初めていた頃でした。

そんなある日彼女から東京を離れるつもりだという連絡が入りました。

彼女は私の卒業後もスクール先生をしていたのですが、それがあまりうまくいっておらず、だんだんと稼働が下がり、収入も下がり、公共料金生活費も滞納しかかっているような状況だったそうです。

そして、そのことが親御さんに伝わり、帰ってくるように言われたそうです。

私は彼女の唯一の理解者だったので、私が彼女幸せにしようと思いました。

彼女引越し先でのルームシェアと、当面の生活費の負担と、その代わり家事をしてもらう事を提案しました。

すったもんだの末彼女はなんとか承諾してくれました。

しか問題お金です。彼女お金がぜーんぜんないし、私も引越し料金(2人分)とルームシェアできる物件2LDK以上)の敷金礼金・初期費用を払うのは苦しい状況でした。(実家かに頼ると、生活できないならこっちに戻ってこいと言われてしまう)

そもそも転職先が決まらない事には物件を探す事もできません。

折り悪くコロナの影響が、転職市場や私の現職の稼働に影を落とし始め、「やっぱり私実家に帰るよ」などと彼女が言い出して、これはいよいよヤバイなと思い始めた頃、

事態は急転して、なんとお金問題転職問題唐突に片付きます

みなさまPayCareerさんをご存知でしょうか。企業面談するごとに3万円もらえる転職サイトです。

そこで数件のスカウトが届き、多額の臨時収入を得られ、トントン内定複数頂く事ができました。

みなさま是非PayCareerをお使いください。求職者に寄り添うお心をお持ちの採用担当者のみなさまも是非PayCareerをお使いください。

その後物件探しにも散々苦労するのですがなんとか新居が決まり私たちルームシェアを始めることができました。


ある土曜日の晩、ブラックスワンという映画がどんな内容かをよく知らずに、なんともなしに見ていた私と彼女関係は、日曜日未明に友人から恋人に変わりました。

彼女彼女になりました。

私は女子校だったので、女性同士でお付き合いしている人たちを長く近くで見ていた事、彼女過去経験から男性に恐怖心を抱いてしまうこと、ここ数年似たもの同士の2人がお互いを助けあって生きてきた事、要因はいくつもあったと思います

多分お互い、本当のところは男性の事が苦手ないしよくわかっていないだけで、もしかしたら男性と付き合おうと思えば付き合えるのかもしれませんが、この上なく安心できて、優しさを掛け値なしに注ぎあえるパートナーを得られた時、それは問題になりませんでした。

人の寝言って今まで聞く機会がなかったのですが、彼女はすごいはっきりと寝言で喋るので驚いています

私は転職する時に、自社サービスを持っていて、担当者裁量業務委託の採用発注ができる企業を探していました。

条件に該当する企業入社できたので、彼女は今、フリーランスプログラマーとして私と同じ職場で働いています

彼女はとても幸せそうで、私は大満足の日々です。

ということで、喪女プログラミングスクールに行って彼女ができた話などでした。

教師バトン の「文科省確信犯」説は妥当か?検証

はてブでは、「文科省の若手が、敢えてネガティブ意見を引き出した確信犯」説が大人気だが

私は違うと予想する

 

と、いうのも、「教師バトンプロジェクト文部科学省)」公式が、炎 上 前 にnoteにした

とあるエントリを拝見したからだ

文部科学省「#教師バトンプロジェクトを始めます

https://mext-teachers-gov.note.jp/n/n1effc43cd146

2021/03/26 08:50

 

こちらに書かれてあるプロジェクト説明一見はてブでバズッた内田良さんがYahoo!ニュース個人コーナーで語った内容と、ほぼ同じに見えるが

よくよく読むと、色々と気になる記述が多々散見するので

以下にまとめてみた

引用はじめ)

私たちは、プロジェクト検討する中で、多くの教職を目指す現役学生や、教職を断念した学生卒業生意見交換をしてきました。

教師の魅力・やりがいはわかっているけれど、報道されているような長時間勤務に耐えられるか不安

「実習先の学校で見た教師たちが保護者対応事務作業など、教える以外の業務対応忙殺されていて 教師になれるか自信をなくした」

彼ら、彼女からこうした切実な声が寄せられました。

 

学生生の声を聞き、私たちは考えました。【一部の報道や、実習先など一部の学校の印象で教職を諦めるのはあまりももったいない】し、現職の教師が行っている、全国の学校現場の日常の創意工夫や広がる改革の波について、教職を目指す学生社会人の方々に対して十分に発信できていないのではないかと。

  

・【教師子供たちの人生を変えるくらいに大切な価値ある職業であること、文部科学省も現状の課題をふまえ時代対応した制度改革を急速に進めていることを改めて社会に共有したい】と考えました

 

・こうして「#教師バトンプロジェクト の構想が固まってきました。

 

・また、教師だけでなく、【保護者地域の皆さまからも、例えば、「娘の担任のここが素敵」、「地域学校をつなぐ自慢の教師たち」など、教師へのエールシャワーをたくさん浴びせていただき社会全体で教師応援するという雰囲気をつくることができれば】、こんなにうれしいことはありません。

皆さまから投稿をお待ちしています

 

・このバトン教師だけでなく、【社会の多くの方々につなぐことで、教師社会全体で応援する雰囲気を醸成したい】という思いも込められています

引用おわり)

 

 特 に  【 】 で 括 っ た 箇 所 を 、 よ く よ く 読 ん で ほ し い

見比べると、かなり印象が変わるのではないだろうか

 

 

【疑問】

上記文章を読むと、文科省に対して、こんな疑問を抱くのではないだろうか

 

文科省は『一部の報道や、実習先など一部の学校の印象」で働き改革が進んでいないかのごとく受け取られているが、実際は急速に進んでいる』と印象づけたい?

 

文科省

教師子供たちの人生を変えるくらいに大切な価値ある職業であること」

保護者地域の皆さまからも、例えば、「娘の担任のここが素敵」、「地域学校をつなぐ自慢の教師たち」など、教師へのエールシャワーをたくさん浴びせていただき社会全体で教師応援するという雰囲気をつくることができれば」

社会の多くの方々につなぐことで、教師社会全体で応援する雰囲気を醸成したい」などの記述があるように

教師という職業やりがい社会価値の『誇示』に主眼を置いて、更にやる気を搾取する方向での解決を目指そうとしているのではないか

 

私は、文科省がこのプロジェクトを始めた意図はこの二つにあると強く感じた

 

 

〇更に「敢えてネガティブ意見を引き出した確信犯」を否定する状況証拠として「公式Twitter上での文科省の振る舞い」がある

炎 上 時 に彼らが「何をリツイートし、何にいいねを付けたか確認していきましょう

 

#教師バトンプロジェクト文部科学省】 (@teachers_baton) | Twitter

https://twitter.com/teachers_baton

・#教師バトンプロジェクト文部科学省】さんがリツイートした教員エピソード3月31日時点)

引用はじめ)

大野 睦仁

@m_tongarikids

3月26日

離任される先生の中で、ボクより経験を重ねてきている先生が「この学校に来て、授業研究が初めて楽しくなったことが一番の思い出です」とおっしゃっていた。確かに疲弊している学校研究だけど、やり方あり方次第で、まだまだ可能性は残っていると思う。若手大量採用時代からこそだ。#教師バトン

  

大野 睦仁

@m_tongarikids

3月26日

「この学校に来て、一番学んだことは、学ぼうと思えば、どんなことからも学べるということです。そして、どんなことからも学ぼうとする人は、カッコよくて、ステキな人だと思います。6年間ありがとうございました。どうぞお元気で」11人も異動者がいたボクの30秒ほどの離任の挨拶。#教師バトン

引用おわり)

 

う ん 、 働 き 方 改 革 と は 縁 遠 い ね ? 

 

 

・#教師バトンプロジェクト文部科学省】さんがいいねしたツイート3月31日時点)

↓ 

引用はじめ)

妹尾昌俊(教育研究家)

@senoo8masatoshi

3月26日

応援します。ネガティブ報道なども多いなかですが、当の先生たちの思いやがんばっている姿、なかなかニュースなどでは取り上げられない声も共有していこうという取り組みかと思います。もちろん、やりがいだけPRしてもダメで、働き方や職場環境などもよくしていくことと両輪です。

引用おわり)

【注】妹尾昌俊は、文科省公認』のプロジェクト応援団の一員(鼻から応援する立場人間)。一見中立的コメントを装っているが、その実全く中立ではない

 

ネガティブ報道も多いですが、当の先生たちの思いやがんばっている姿、なかなかニュースなどでは取り上げられない声も共有していこうという取り組み

→「ポジティブツイートネガティブな印象を払拭したい意図があった」

 「このプロジェクトやりがいPRが目的だ」という文科省のお考えが

この「いいね」(3月31日時点)から感じ取れる

 

 

結論】こうした文科省の動向をみると、やはり文科省は「敢えてネガティブ意見を引き出した確信犯説」ではなく「教師イメージアップを図ってやる気解決を目指してる説」の方が有力

 

少なくとも「はてブでバズッた内田良さんが投稿したエントリや、炎上後の文科省言い訳だけを読んで、文科省真意を読み取ろうとするのは避けるべき」と言えるのではないだろうか

どこかのタイミングでいつかネットに記さねばと思ってたことを今日こそ書けるかもしれない

個人的ことなので大多数の人には関係いかもしれない。

増田昭和生まれ名前さえ書ければ進学出来る典型的馬鹿工業高校卒業生

令和現在理解でき難いかもしれないが当然当時はネットは普及してない。あることにはあった。

で、その馬鹿工業の授業のお話を書きたい。

社会の話だ、どんな内容かと言うと毎回自習だった、

自習というか授業開始に先生プリント配って終わり。

その課題プリント増田は好きだったんだ。内容はと言うと

2枚のプリントが配られて1枚はYahooニューストピックスの記事をそのままプリントアウトしていてこの中で興味がある記事感想を書きなさい。ちなみにこれはアメとムチのムチに当たる。

そして2枚目はカウントダウンTVランキングキャプチャーしたプリントだ。そしてその中から好きな曲を選びなさいが課題だ。

これはわかりやすくアメだ。

こんな生ぬるい授業だがきちんとやるのは俺ぐらいだった。やってもやらなくても内容は関係なくて名前の所に自分名前を書いて提出できたらそれが満点だからだ。

補足として書かないといけないのは当時そのプリントを見てすげえって思うのが普通感覚なこと。

インターネット黎明期以前なのでYahoo高校生は知らないしカウントダウンTVテレビ番組でそれをプリントアウトすること自体が謎の技術であった。

当時の環境説明はこの辺にしないと文字数いくらあっても足りない。

で、その授業がその後社会に出た後役に立ったのかと言うと、役に立ってないし、寧ろその授業で身に付いたニュースチェックの習慣は膨大な人生無駄だった。単なる情報ジャンキーを生み出すだけの授業だった。

2021-04-08

メンタルクリニック簡単ストラテラを出してくれる

元々、理由があってもなくても、すぐに落ち込んだり、何でもできると思い込んだりする性格に悩まされていた。なんでもやりたいのに、どうしても継続ができなくて、苦手となんちゃってトラウマみたいなものけが増える人生だった。言い出しっぺの癖に手に負えなくなって迷惑を掛けるし、バイトシフトはいつも入れすぎて生活破綻していた。12時間寝るし、人の話もいつの間にか聞いていない。

これら全て、どうせ自分努力不足のせい、気合が足りないんだと思っていた。情けなさで肉体が消滅するかと思った。して欲しかった。

研究がしたくて、浪人してなんとか行けた第一志望だから、凄ぇ同期達とのギャップを思い知らされつつも、開き直って駆け抜けた。前期の成績は良かった。私は生還したんだ、と思った。

やっとゼミが始まった10月。何かが狂い始めた。実技の説明がわからない。何がわからないのかもわからない。まあ次回までに整理して振り返っておくか。それがずっと続いた。

そうだ、オンライン授業だし、今のうちに合宿普通二輪免許でも取るか、なんて、変なタイミングで予約した。月末に合宿代と学費家賃カードの引き落としが重なっていることに気が付いた。残高は足りなかった。分割払いが助けてくれた。結局、卒検に2回落ちて、大学単位が危ういために一時帰宅した。

あれ?おかしいぞ? でも、考えている暇はない。秒で履歴書を書き、キャンパス近くのコンビニで週に40時間ほど働き始めた。いつ寝ればいいのかわからない。もう何もできなくなっていた。期末が近づくにつれ課題が増える。そのうち幾つか諦め、シフトを減らしても間に合わなかった。勤務中、眠気のあまり幻覚まで見た。その直後、ケアレスミスでクビを言い渡された。最後までわからないままにしていた実技の試験も、後回しにしてしまった。長期休暇中は引きこもり、知らないうちに春が来ていた。

これでは駄目だと思い、メンタルクリニックに行き、今までのことを話した。話すことメモを用意していたけど、一度も開かなかった。

担当医師から「傾向というか、そうだと思います。」と告げられ、ADHD双極性障害の薬を処方してもらった。違ったらどう対策しようかと考えていたのに。本人の証言と簡易検査だけで診断って降りるんだ。

それでもまだ、何かのせいにして安心したいだけなんじゃないかと思い、5chで関連スレを見まくった。身に覚えのある内容の4コマに対して、「ここまでいってるとガチ病気」と書かれていた。覚悟を決めた。器用には生きられない。

思い返すと、過眠や飽き性、物忘れだけでなく、気分の浮き沈み、過食、Twitter依存時計を見たのに時刻を見てない問題 などなど、今まで悩んでいたことすべてが、「ADHD」で説明できるような気がした。私はそんな万能な言葉を手に入れてしまった。どうやって向き合っていこうか。望んでいるのは、他人から特別配慮や助けではなく、自らでどうにかしていく力をつけることだ。

私が必要なのは努力だということに変わりはなかった。努力をする上で、重大なヒントとなる自身特性を見つけたに過ぎない。

私は言い訳が好きだ。だからADHDを、目が滑っても、声が耳をすり抜けても、繰り返し食らい付くための言い訳にしようと思う。落ち込む前に一つフィルターが増えた。

P.S. 10時間以上お風呂から上がれないやつは本当に困っています

anond:20210408163950

整理してくれてありがとう

いままで「弱者男性」の立場で書き込んでいた人は、ぜひどの立場をとるのか&自分の抱える課題吐露してくれ。

2021-04-07

やばい

明日学校なのに

課題終わってないどころか手を付けてないのに

成績低いのに

全然やる気起きん

youtubeずっと見てる

anond:20210407181440

なりすましも含めて)いない、0人だとは言ってなくて、

たかも「あてがえ論」が弱者男性論の中心課題、全員が同意してる、山のようにいる、っていう主張がされてるからそれは違うよね、って言ってるだけなのに、

フォロワー1000人もいないような、リツイでもいいねでもほとんど回ってこないような人しか出てこないなら、そりゃ「見かけない」が正しいわな、と

2021-04-06

人間性問題がある

自分でも自分人間性問題があるなと思う。

どんなに仲のいい友達人間関係などで傷ついて涙を流していても、哀れだなとは思っても共感はできないし一緒に涙を流そうとも慰めてやりたいともまったく思わない。

うまく立ち回れなかったこの子にも悪いところはあるなとか私の前で泣いてこの子は何をしたいんだろうかとかいろいろ思ってしまうからだ。ただそれをストレートに告げたところで自分プラスになるものがないので言わず、とりあえず心にもない思いやりの言葉を投げかけたり心配そうな表情を作ったりする。

そうすると大抵相手安心した顔になって、話聞いてくれてありがとう。とか〇〇がいてくれてよかった。とか言ってくる。そして私はますます他人が信用できなくなる。本心からの行動でなくても簡単他人の心を動かせたりしてしまものなのか、と思ってしまう。

その友人をバカにしているとか見下しているとかそういうわけではない。私は私なりに友人たちを尊敬しているし、友人だと思っている。ただ、仲の良さに関わらず、精神的に他人に寄りかかろうとする人間のあり方が個人的に受け入れられないだけだ。

友人や知り合いからは口を揃えて「あなた人間ができている」と言われるが、周りからそう見られるように振る舞い続けているのだからそう言われても「ああ、私は少なくとも今のところはうまく社会生活を送れているのだな」としか思わない。課題レポートにS評価がつき、仕事で手がけたプロジェクト成功したのと同じような感覚である

しかたらみんな本当は私が心にもない振る舞いをし続けていることを見抜いているけど、面倒だから言わないだけでいるのかな?とかたまに思う。もしそうだったらそれは怖いけれど、そうであった方が楽だなと思う。

例の車椅子の人の態度について

強い言葉で言わないとわからいから仕方ないとか

そうは言っても言い方があるだろうとか

賛否両論になってますね。

弱者権利を訴えることは重要です。

特に問題認識されていないと感じるときは。

でも、訴える態度についてはよく考えた方が良いと思います

勘違いしてはいけないのですが、「正しい訴え方」があるわけではありません。

どんな態度をとれば、世間に最も素早く課題感が浸透していくか。

戦略を立てた方が良い、と言っているのです。

大声で口汚く罵り炎上すれば、一時は注目してもらえるかもしれませんが、

継続的な信頼感の醸成は難しくなるでしょう。

それは同じ課題で悩む人の敵にもなりかねません。

結論:売名目的でなく、世間に訴えたいことがあり、それが重要ことなら影響範囲や訴え方をよく考えよう

ある漫画家志望アラサーの話

※ひたすら胸糞話です。

知人が漫画家志望だった。諦めたとの言質取ったか過去形にする。

知人は10代のころからすでに漫画家になるんだ!って宣言してたと思う。

当時はまあまあ絵が上手かったと記憶している。知人はファンタジーバトルものが好きでサ●デーやジャ●プが大好きだった。よく当時連載していた漫画キャライラストを描いていたとも思う。高校では漫研に入っていたし、親が社長金持ちだったので、大学地元芸大漫画コースに進学していた。

私はグラフィックデザイナーになりたくて、地元から離れた都会の大学に進学。デザイン系のコースに入った。

大学3年生くらいまでは半年に一回程度(長期休みの時)は会っていたような気がする。その時も編集DTPの授業を一切受けずに漫画家デビュー向けのカリキュラムとりまくっていると聞いた。憧れていた集●社でデビューしたいと話してくれた。その時にはもう絵を見てないけど、記憶では絵が上手かったはず、と私は勝手に信じこんで無邪気に応援していた。

就活必死になってしまいそこから疎遠気味になり、大学卒業後、しばらく知人と会うことはなかった。

というのも、私は焦りから新卒でN●Kの取り立て代行の会社入社してしまい、5年を無駄にした。精神的にズタボロになって会社を辞め、今は1年半のニート生活を経て、地元求人チラシのデザイナーとして再就職している。

30歳目前になって、知人と久々に会うことになった。大学卒業後、連絡もしていなかったので卒業後のことをお互い話した。私はここには書けないくらいエグいことをわりと赤裸々に話したと思う。

驚いたのは知人が卒業してから7年近く「漫画家志望」だったことだ。

就職せず週3地元スーパーアルバイトをしながら漫画家の夢を追っていた。しかし、そのアルバイト半年前に辞めたという。

バイトやめたってことはもうデビュー目前なの?」

「いや、バイト先の店長が変わってシフト週5

でって言われたから、漫画描く時間ないなって思って辞めた」

「今どこかに応募してるの?」

「どこにも。でも新作のキャラは考えてるよ」

この辺で、私はちょっと違和感を覚えていた。

「これまでに描いた漫画見せてくれない?pi●ivとかやってるよね?」

pi●ivとかSNSはやってない。だって下手くそ二次創作とか見ても仕方ないじゃん」

ん?

「というか、ちゃんと描いたの卒業課題最後かも。面白いキャラクター設定とかストリーとかは次々浮かぶんだけどね。辞める直前、バイトリーダー任されてたんだ。だから描く時間がなくて」

「そうなんだ。どんな話なの?」

聞いてないのに答えてくれた内容に、最低だが内心爆笑していた。

いや、辞めてから半年なにやってたんだよ!

たぶんこのあたりから、なんだこいつクズかよおもしれーじゃん、みたいな感情が沸き上がっていたんだと思う。

すごいね、と適当に誉めて続きを促すと、知人はどんどん設定を語ってくれた。科学魔法が発達した和風スチームパンク世界観少年少女レジスタンス的に社会に立ち向かっていくバトル漫画なんだそうだ。(記憶の限り聞いたまま書き起こしたが、当時の私はこの時点で理解放棄したので正しくないかもしれない)

要素だけを分解すると、一つ一つはよくある設定だが、なんか盛り込みすぎてよくわからない。

知人はこの話を漫画にすると300pをゆうに越える超大作になるんだと息巻いていて、これをジャ●プで連載するつもりなのだと言った。

私はマスクの下でニヤニヤが押さえられなかった。

「これが最近描いた主人公ラフなんだけど」

知人はスマホ操作し、数枚の写真を見せてくれた。普通に罫線のあるノートに、キャラクターが鉛筆で描かれている。

骨格を無視した関節等各部位置。裸の状態アタリ想像できないポージング。どの角度も大きさが左右対象な目。体に対してやたらとデカい手指、男女共に不自然なまでのお腹の括れ。

あと、ラフなのにかなり線が濃い。写真なのに顔のアタリがはっきり見える。というか消しゴムで消した後もはっきり見える。いや、筆圧強すぎない?!

「すごいね…。そういえばジャ●プ、Web版のほうでストーリー設定から応募okの賞あったし、設定だけでも応募してみたら?」

webちょっとね…。私、デビューするなら絶対雑誌がいいんだよね」

「それか、今は同人とかでバズってデビューとかもあるし、同人誌として出してみたら?」

「うーん。面倒だし同人誌ってなんかかっこわるいじゃん」

想像通りの返答が面白すぎる。

仕事辞めたし、時間あるんでしょ?今、こういう設定の絵って週にどのくらい描いてるの?」

「月に2~3枚かなあ」

嘘でしょ。

週換算で小数点以下?

「いやいや…雑誌で連載してるプロだって毎日描いてるんじゃない?」

「やっぱ足りないと思う?」

地雷を踏んだ気配がするが、その時はもうブレーキがぶっ壊れてた。

「それ、とりあえず完成原稿にしてみたら?」

できるかな…終わりが見えない…」

なぜか急にしおらしくなったので、よくよく話を聞くと定職につかず漫画にも向き合っていない知人を両親は心配していたようで。

バイトも辞めたし、この機会に漫画家を諦めて就職したら?とつつかれるのが嫌なんだと。

「だから漫画スクール講師採用試験受けるつもりなんだ」

どこまで楽しませてくれるんだこいつは。

しかもこのラフとやらをポートフォリオとして持ち込むらしい。正気の沙汰ではない。

その後、2つのスクール不採用となり、それがトリガーとなったのか、先日「漫画家、諦める」というラインが来た。

最近共通の友人経由で聞いたところによると、就活に向けた準備をしているんだそうだ。なんの準備が必要なんだろう…。

さらに「自分が何に向いてるかわからないし、なにをすればいいのかわからなくなってる」と泣きながら相談された…とのこと。

まあ知人は実家が太いので、しばらくは大丈夫だろう。今後の近況報告が楽しみでしかたない。

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