2021-04-11

経験大学1・2年生がエンジニアとして就職するための現実的な話

エンジニアって給料高いしホワイトらしいじゃん。大学卒業したらエンジニアになりたいかプログラミング勉強しよう」と考えてるタイプの、大学1~2年生に向けた話を書こうと思う。

学部や専攻が情報系じゃない奴を想定している。

実のところ、お前らはギリギリなんとかなる可能性があるんだが、詐欺みたいな情報商材やスクールに騙されてやすい層でもある。

頼むから騙されないでくれ。見ていて心が痛む。


これ以外の層、例えば転職しようとしてる奴らには少なくとも増田からまともなアドバイスはできないが、参考になるところはあるかもしれない。

あと、情報系の奴は素直にそのままCSを学べ。学部勉強を頑張ってくれ。

お前らが目指すべき道

大学時代で長期インターンアルバイト経験を積み、現場ノウハウを身に着けてから新卒Webベンチャー給与は並程度だが、ホワイトで今後のキャリアにも繋がる)に就職


これが唯一の正解というわけじゃないが、現実的路線の1つとして推しておく。要は完全未経験の人がまともなエンジニア職に就くのは難しいため、未経験状態を脱してから就活に臨もうというプランだ。

今回はこれを達成するための話をする。

前提知識を得ること

まず基本的にお前らははカモ扱いされている。前提知識があれば詐欺みたいなスクールに引っかからなくて済むので最低限でいいので把握しろ

年収1000万円は無理だぞ

エンジニア給料が他の仕事より高い部類だと思う。だが、それでも平均で500~600万円台だ。普通に1000万円もらえると思ってた奴はまずこの現実を受け止めろ。

平均でこれなんだから、未経験者が1000万円で雇用されることなどまずありえない。

何の仕事でもいいから雇う立場を考えてみろ。未経験者に1000万円出すか?冷静になって考えれば分かると思うけどな。


もちろん、働きやすさや将来性などを鑑みるエンジニア職を目指す意味はあると思うが、夢を見すぎないことは大事だ。

フリーランスに夢を見るな

年収1000万とはいかなくても、フリーランスなら高収入かつ自分のペースで働けてウハウハなんでしょ?」とかいう奴も時々見かける。

馬鹿を言うな。これも未経験者には無理なんだよ。未経験者が目指すべきは就職、これ一本で考えろ。


至極当然の話だが、フリーランスはどこかの会社から仕事発注してもらうことで報酬をもらっている。発注者にとって魅力的な人材じゃないと仕事はもらえない。

仕事発注する会社はどういうフリーランスを選びたいと思う?そりゃ経験者だよな。スクール自習くらいの経験しかない未経験者に頼むわけねーじゃん。

IT業界人手不足から経験者にもチャンスが」とか言われてるけどさ、それは「ちゃんとしたスキルを持った人材が足りてない」という意味であって、人がいれば誰でもいいという訳じゃないからな。

日曜大工犬小屋しか作ったことないような人に家を建ててほしくないだろ?エンジニアもそれと同じだよ。


とにかく、いくら社会就活が嫌でも「フリーランスになればいい」という甘言だけは真に受けるな。痛い目を見るぞ。

会社エンジニアの分類を知ってくれ

ここはフロントエンドエンジニアバックエンドエンジニアとかそういう話じゃない。

お前ら、「稼げて楽な仕事」「将来性がありそう」だと思ったかエンジニアを目指してるんだよな。まずはその関心に基づいた分類を知ったほうがいい。

IT企業には大まかに言って、自社でサービス企画・開発してリリースしてる企業(自社開発企業)と、顧客から受託開発をする企業の2つに分けられる。

みんなが憧れるキラキラホワイトエンジニアは大抵が自社開発企業だ。受託開発の会社は俗に言うIT土方になることが多いが、どちらも職種としては「ITエンジニア」扱いされる。

エンジニア」という雑なカテゴリしか仕事認識してないやつは、上手く騙されてブラック受託開発の会社に吸い込まれていく。


当たり前だが、ブラックな方が人手不足なので未経験でも就職やすい。

そこで、「就職保証」をやっているプログラミングスクールの多くは、キラキラホワイトエンジニアイメージで人を集めておいて、ブラック会社に送り込むようなことをやっているケースがある。

最低でもこれには引っかからないようにしてくれ。

ちなみにブラックなところは延々と単純作業をやらされ、転職するためのITスキルすらつかない例もある。

そういう環境に放り込まれると基本的には詰むので、1回でも足を踏み入れてはいけない。


もちろん自社開発が100%ホワイト受託開発が100%ブラックだとは言わない。

それぞれ例外はあるし、あくまで傾向にすぎないが、受託開発と聞いたら一旦は身構えるくらいの心構えではいてほしい。

適性

プログラミングスクールは「未経験でも頑張れば誰にでも出来る」としか言わないし、広告でも未経験者の体験談を列挙して誰にでもできるような雰囲気を醸し出している。

こういうのを見ると「自分も出来るのでは」と思うかもしれないが、残念ながら物事には適性というものがある。プログラミングは万人が習得できる奇跡のシロモノでもなんでもない。


頑張っているのに何も習得できない人も実際に多く存在する。逆に未経験なのに恐ろしい勢いで理解する人もいる。これらは単純に適性の問題であるしか言いようがない。

体育が苦手、歌が苦手、数学が苦手、古文が苦手、それと同じで、プログラミングが苦手というだけだ。

苦手な奴が苦しみながら長時間頑張ったとしても、得意な奴には楽勝で追い抜かされている。そんなことを仕事にするメリットはあるのか?

他の分野については得意・不得意が存在することを受け入れているはずなのに、何故かプログラミングだけは「誰でも短期間で出来るはず」と思いこんでいる人が多い。

これはプログラミングスクールPR手段詐欺まがいなのが悪いのかもしれないけどな。


もし適性がなかった場合プログラミング自体に魅力を感じているわけじゃなければ素直にエンジニア以外の道を進む方がよい。ITに関心があるなら、IT企業企画職みたいな携わり方もある。

別にエンジニアになれなくたって高給・ホワイト仕事はいくらでもある。なんならエンジニアを超える待遇仕事だってあるわけだ。

適性がないのに無理してエンジニアになろうとしたところで、先程書いたようなブラック企業しか入れないかもしれない。それよりは別職種ホワイトものを探すほうが絶対に良いと思う。

どんな仕事でも就活突破したら終わりではない。その先にその仕事が続くことを考えると、自分の得意分野で勝負するほうが良いだろう。

プログラミング習得

文法覚えて終わりだと勘違いするな

語学学習雰囲気でやってんのかな。プログラミング言語文法を覚えたらもうプログラミング習得したと思いこんで、現場に入ろうとする人がいて驚くときがある。

文法っていうのはツールの使い方みたいなもので、それ自体エンジニア価値じゃない。プログラミング勉強に終わりはないか表現として正しくはないかもしれないが、文法ってのは10%未満に過ぎない。

例えば、ひたすら包丁の使い方だけ練習してても凄腕シェフにはなれないじゃん?プログラミングもそれと同じ。


エンジニアってのはプログラミングをするだけの人じゃなくて、プログラミングによって何かを作る人だからな。

プログラミングのための環境構築みたいな周辺知識もしっかり鍛えて、ちゃんと何か作れるようになろう。

環境構築なしでプログラミング勉強できます」と謳っているサービスは便利だけど、そこだけで勉強を終わるのは絶対ダメだぞ。必ず自力で何かをリリースできるようになってくれ。

スクールに通うべきかどうか

金があったら好きにしろとでも言いたいが、入る前によく考えてほしい。

スクールに入ろうとしている奴は「先輩エンジニアたちはみんなスクール卒業してエンジニアになった」と勘違いしているのかもしれないが、そんなことはない。

経験エンジニアになれているのは、だいたい自主的勉強して才能を伸ばした奴だ。スクールきっかけだった奴もいるかもしれないが、あくまきっかけだ。スクールの修了=エンジニア就職と考えてる奴はブラック企業に吸い込まれると思うぞ。


とはいえ完全に独学するとなると、何から始めていいのかわからないという問題はあると思う。そういう意味で何かしらカリキュラムが設定されているスクールが便利なのはわかる。

ただし、数十万するようなスクールに行く必要があるのかは甚だ疑問である

まずは1ヶ月数千円くらい、格安で利用できるオンラインの教材からスタートするといいだろう。

オンライン教材でも質問サービス提供しているところはあるから、完全に1人というわけじゃない。


もし、オンライン教材だけで能力が身につけられないと思ったら、その段階になってからスクール検討すれば十分だろう。

ただし、エンジニア自分で調べて自分習得するスキル必要仕事だ。もしオンライン教材ですら難しいのであれば、適性が無い可能性を少しは考えておいた方が良いかもしれない。

駆け出しエンジニアと繋がらなくてよい

#駆け出しエンジニアと繋がりたい 的なハッシュタグがあるんだけど、粗悪スクールのカモみたいな奴がやたら多い。

以前定期的に観察していたが、何やら教材の数をこなすのがメインになっている人が多い。

本を読んだりスクールに行ったりといったことでいってエンジニアの力が身につくわけじゃないので、これを見ていると悪い影響を受けやすいと増田自身は思っている。

心細いか初心者同士で繋がりたいと思う気持ちはわかるが、詐欺師まがいの粗悪スクールが紛れ込んでくるハッシュタグで傷の舐めあいをするのはリスクしかない。

競技プログラミングはお前らには早すぎる

競技プログラミングほどのアルゴリズム能力を求められる会社はまだまだ一握りだ。しかもそういう企業トップクラス人間を求めている。

トップクラス人間東大京大情報系を専攻しているような人間で占められており、悲しいが「未経験文系競技プログラミングで大逆転」みたいな事例は聞いたことがない。

趣味としてやる分には全然良いが、競技プログラミングさえやれば就活で安泰だとは思わない方が良い。

それよりも、未経験レベルであれば、自分で何かプロダクト(Webアプリスマホアプリ)を一通り作れる方がよほど評価される。

時間が限られているなら、開発スキル養成を優先した方がいいだろう。

アルバイト・長期インターン

実はこれがあるから大学生なら未経験からでもエンジニアを目指しやすい。1年・2年でなるべく早い段階でアルバイトインターンで実績を積み始めるといい。

「未経験から転職」ではこの手が使えないので厳しいという事情もある。

経験としてカウントされる

一般的就活アルバイト職歴経験としてみなされにくいが、エンジニア新卒採用では経験としてきちんとカウントされる場合が多い。

ただし、短期インターンだとプラスにはなりづらいので、インターン≧長期アルバイト>>短期インターンくらいに捉えておくといいと思うぞ。

バイト探し

Webエンジニア求人バイト情報サイトバイト情報雑誌には掲載されていない場合も多い。載っていても微妙なケースだったりする。

各社の採用サイトWantedly等だけに掲載されている場合が圧倒的に多いと思うので、そちらをメインに探せ。

まずは自分が知っているWeb企業名前と「アルバイト」みたいな検索を掛けてみたら、案外見つかると思うぞ。

希望バイトインターンからスキルを逆算しても良い

初心者はどの言語から始めればいいのか」というのはよく見かける疑問だが、特に答えはない。別にPythonから始めてもいいし、Rubyで始めてもいい。PHPも悪くない。どれでも正解だ。

とはいえ、正解が多いからこそ困ってしまうのは分かる。


そこで、自分希望するバイトインターン候補からスキルを逆算するのも一つの手だと増田は思っている。

例えば、ちょっと興味あるけど採用されるかは分からない、というレベル企業が「PHPRubyPythonJava等によるWebアプリの開発経験」をアルバイトに求めていたとする。

このような場合特に注意書きがない限りどれか1つの言語で条件を満たせばよい。一番最初に書いているくらいだからPHPを中心にしているんじゃないだろうか?とアタリを付けて、PHPを中心にした開発スキル習得を目指せばよいだろう。

就活

これらはアルバイトインターンでも同様ではある。

学部のディスアドバンテージが少ない

良いことなのか悪いことなのかわからないが、日本Webエンジニア新卒採用学部足切りされることが少ない。

要は文系学部出身でも、アルバイト個人開発で実績があれば問題ないケースが多いということだ。


海外だとCS学位要求されることも多いので、これに関してはお前ら日本学生やってて運が良かったなとしか言いようがない。

もちろん機械学習など専門性の高い分野は別だがな。


ただ、この風潮いつまで続くかわからない。今後5~10スパンくらいで考えるとCS学位を重視するブームが来てもおかしくはないと思う。

プログラミングスクール卒を掲げるのは恥だと思ってくれ

実は結構いるんだけど、プログラミングスクール卒をまるで学歴のように誇示している奴はかなり不利となる。

正直なところ、採用であるエンジニアプログラミングスクールに対してネガティブイメージを抱いている人が多いのだが、スクール卒の人間はそれを誇りに思っている事があるらしくミスマッチが生じている。

これだけ書くとスクール馬鹿にするなと言われそうだが、ネガティブイメージには2つ理由がある。


まずは質が悪いスクールが多いこと。さっきから言っているが、昨今のエンジニア志望者は楽して稼ぎたいかエンジニアを目指すという奴が増えている。

その結果として情報商材のパラダイスとなっている。再生するだけで英語力が身に付くCD絶対に株で儲かる方法、そんなレベルプログラミング情報商材が大量に出回っている。

これはスクール例外ではなく、そのレベルの教材だけで生徒をエンジニアとして送り出すところが多い。エンジニアはこの状況を知っている。

それに、プログラミングスクール無限にある。採用側はそれらのカリキュラムを調べるほど暇ではないため、スクール卒となると全体的にそういう扱いをせざるを得なくなる。



もう1つはスクール出身者の問題。わざわざスクール卒と書く奴は書くことが他にない。

経験者の採用における理想像は「エンジニアとしての就業経験はないが、これからOJTで学んでいけるだけの基礎知識があり、技術に興味があって今後も新しいことを学ぶ意欲のある奴」という辺りになる。もちろん会社文化へのフィットなどもあるがな。

ただ、新しいことを学ぶ意欲というのは評価しづらい。誰だって聞かれたらそう答えるじゃん。そこで実質的には、自主的に何か作った経験があるか否かがその指標として機能している。

技術に興味があれば、習得した技術をより深めて自主的に何か作るもんじゃないの?」という考えを持っているエンジニアが多い。

もちろん、インターンバイト経験があればそんなこと書く羽目にはならないけどな。

インターンバイトに応募するときには書かないようにしろよというアドバイスだ。

  • 大学1-2年生はこんなとこ見てないと思うよ

  • 長いと切れるんだな、増田に長文お気持ちを投稿したの初めてなので許してくれ。 大学1年生はここを読んでいないという正論も受け止めてはいる。 ポートフォリオを創作するな ポー...

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