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はてなキーワード: ホイッスルとは

2021-02-15

anond:20210215103109

今の5chってどんな場所になってるんだろう

一昔前はホイッスルとかリボーンとか明らかに女性が描いていて実際女性ファンが多い漫画は叩かれがちだった

それだけ男性読者が多かったって事なんだろうけど、あの時叩いてたおじさん達はどこに行ったのだろう

2021-02-14

カップル東所沢に来るな

KADOKAWAサクラタウンが来てからというもの観光客東所沢駅周辺に増えた。

東所沢西武線のお膝元にも関わらずギャンブル列車JR武蔵野線が通っており、車両基地があるせいか終点にもなる癖に、ビジホどころかマクドナルドさえない。

ヤオコー内に入っていたモス移転してやっと駅前一休みできる店ができたくらいだ。

KADOKAWAが来てから東所沢はどうも騒々しい。かといって浮足立つ程の楽しさもない。住人の年齢層は高くはないがオタクが少ないからだ。

光るキャラクターマンホール最初はみんなスマホで撮ったりしていたが、慣れた今はどうでもいい。

サクラタウンは千人階段ミュージアムがメインなので子供を遊ばせにくい。本屋絵本コーナーもあまり充実しておらず、グッズが多いので子供は鬼滅買って炭次郎買ってと騒ぐので難しい。有料のマンガ図書館児童図書コーナーはいつもがら空きだ。オープンした直後の寄せ書きにはママ世代らしき字で子供が遊びやすくなるようにとの要望複数あった。

隣の東所沢公園にも人が増えた。ほとんどは地元の住人のようだが以前よりも父母祖父母の大所帯で来ている人が多いようだ。

銀のエイリアンの繭玉のような物が数十個鎮座してカランコロン異音を出しているが、有料の時に入っている人をついぞ見た事がない。あそこは元は急斜面にコンクリ道が這う謎のゾーンで、あまり遊んでいる子供もいないので自分のような陰キャがこっそり秘密基地を作るのに向いていた。

バレンタイン当日の今日、昨夜の地震を受けてヤオコー百均懐中電灯を買い足しに行った。気まぐれで東所沢公園の中を通ると、カップルが何組もいた。

噴水が撤去された中央からヤオコー方面に抜けたが、勝手に駐車していく人が多いからかヤオコー駐車場を通り抜けられないようネットが張られていた。このネット自分サクラタウンの間に張られているような気がした。ネットの張られた駐車場をぐるりと回り込んで歩いた時、少し足首をひねった。

百均の緊急用ホイッスルは売り切れていた。お目当ての光量が強い懐中電灯を買ってポケットに入れた。ヤオコーバレンタインコーナーは値引きされながら半分程撤去され、そこに防災グッズコーナーができていた。

帰り道、東所沢駅に向かうのであろうカップルとすれ違いながらポケットの中の懐中電灯を触った。自分地震に怯えながら今夜この懐中電灯をベッドサイドに置いて寝るだろう。今日すれ違ったあの何組ものカップルたちがどう眠りにつくのかはわからない。

だが、東所沢で、あんなにたくさんのカップルを見たくない。

2021-01-05

30過ぎてからピアノヴァイオリンを習おうとしている

そこそこ貧乏家庭で育ってきてるので、習い事に憧れて人生やってきてた。恋愛結婚の類は完全に向いてないから諦めてるので、そこそこ稼げるようになった今、趣味以外にやることがない。

音楽が大好きで、大学ときから友人からもらったギターをぺんぺん弾いてたが、作曲を始めたら、鍵盤が弾けるようになりたくなってきた。ピアノ習いたい。好きな音楽ジャンルケルティック音楽なので、フィドル(ヴァイオリン)が弾けるようになりたい。ティホイッスル大学時代からちょいちょい吹いてた。安いからな。

あーーーー早くやりたい。上流ファミリーがメイン顧客のところに異常独身男性が殴り込みに行くの、恥ずかしい思いはあるけど、恥などに抑圧されている暇がないのだ。どこに出しても恥ずかしい異常独身男性なので、恥ずかしいのは当たり前なのだ明日問い合わせるぞ。拒否されませんように!

2020-10-18

anond:20201017174100

Bisque Dollと盗人講座、パレット特に面白くて、あと内容はほとんど忘れたけど、ムーンホイッスルクリアまで遊んだのを覚えている。

ゆめにっきとかのlbとか、上記作品より後期の有名作品もかなり以前からやりたいとか思ってるけど、いまだに手を出していない。

2020-10-13

1997年ジャンプ暗黒期」という間違い

0.まえがき

1990年頃に黄金期を迎えた週刊少年ジャンプは、黄金期を支えた『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』『ダイの大冒険』『幽遊白書』といった作品が終わるといったん低迷期を迎え、1997年には週刊少年マガジンに部数で抜かれるなどの暗黒期を迎えた」のようなオーラル・ヒストリーが語られることが多い。

が、現在になって見返してみると、これは若干の間違いを含んでいるといえるので書く。

1.部数面

ジャンプの部数1995年に653万部に達し、1995年ドラゴンボール』の連載が終わると1998年まで右肩下がりに落ちている。

1999年および2000年には微増しているため、部数面での暗黒期はむしろ1998年というべき(それでも現在よりは多い)だが、やはり「マガジンに追い抜かれた」という事実インパクトが大きいというべきか。

2.連載作品

まず、連載作品は4つに分けられる。『a.1997年を通して連載されていたもの』『b.以前からの連載が1997年に終わったもの』『1997年に連載が始まり1998年以降まで続いたもの』『1997年に連載が始まったが短期間に終わったもの』だ。カテゴリー別に見ると以下のようになる。

なお、b,cおよびdは区分曖昧になることがあるが、dに入れる基準は『連載期間1年未満』を目安とする

【a.1997年を通して連載されていたもの

こちら葛飾区亀有公園前派出所』『ジョジョの奇妙な冒険』『BφY-HARELUYA II-』『地獄先生ぬ~べ~』『遊戯王』『封神演義』『るろうに剣心』『真島クンすっとばす!!』『WILD HALF』『みどりのマキバオー

【b.以前からの連載が1997年に終わったもの

セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』『ろくでなしBLUES』『幕張』『とっても!ラッキーマン』『 キャプテン翼 ワールドユース編』『レベルE

【c.1997年に連載が始まり1998年以降まで続いたもの

BASTARD!!~暗黒の破壊神~(背徳の掟編)』『I"s』『ONE PIECE』『世紀末リーダー伝 たけし!』『花さか天使テンテンくん

【d.1997年に連載が始まったが短期間に終わったもの

『BE TAKUTO!!~野蛮なれ~(※厳密には、1996年50号で連載開始)』『魔女娘ViVian(※厳密には1996年49号で連載開始、97年43号で終了)』『Wrestling with もも子』『COWA!』『私のカエル様』『仏ゾーン』『きりん~The Last Unicorn~』『COOLレンタルボディガード>』『Merry Wind』

3.全体を見て

「過渡期であった」というならばその通りだ。『ろくでなしBLUES』『ラッキーマン』『キャプテン翼(※WY編の連載開始は94年だが、小中学生編まで含めれば黄金期の作品と言っていいだろう)』といった黄金期組が終わり、"黄金期に小学生で当時中高生だった”勢には読むマンガが少なかったのも確かだ。

一方で、現在看板マンガOne Piece』や、当時の少年を性に目覚めさせた『I's』が始まるなど、作品の質がそれほど悪かったということは実は無い。もちろん、新連載に固定ファンが付くのは時間がかかる(『I's』はそもそも作者の固定ファンがいるだろうけど)から落ち込んだイメージがつくのは仕方ないとはいえるが、そのイメージが実際と合っているとは限らないのだ。

ちなみにこの後、1998年には『ROOKIES』『ホイッスル!』『シャーマンキング』『HUNTER×HUNTER』が、1999年には『ライジングインパクト』『NARUTO』『テニヌ王子様』『ヒカルの碁』といった作品が始まりジャンプは再び盛り返していくことになる。

2020-09-05

ミステリーサッカー

主人公探偵プロサッカー選手試合開始のホイッスルと共にエースが死亡。ゴール時にキーパーが死亡。ハーフタイム後に戻ってこない審判レッドカード級のファールでなぜかファールした方が死亡。ロスタイムに追い込みをかけるように3人くらい死亡。更衣室に戻ると控え選手が死んでいる。ミーティングに現れないコーチあとがきハットトリック叙述トリックをかけてくるウザい作者。

2020-07-31

女性クリエイター男性向けの作品を手掛けている事が時々とんでもなく嫌になる。

女性が作った女性向けの作品が「ほら、男性向けでございますよ」って面をして男性向けコーナーにある事に時々どうしようもない嫌悪感を感じる

男性向けって事になってるけどその作品応援してるの大半女性じゃん、グッズも女性向けの物ばっかりじゃん…と思う

女性向け・男性向けってキッチリ区切られてるのに何でそこを乗り越えて男性向けにやってこようとするんだ…?と不思議で仕方がない

大昔に手塚治虫を始めとした大御所少年漫画家達が少女漫画を描いていた事は知っている。男性少女漫画を描いている・描いた事がある人が少なからず居る事も分かる。

でも女性漫画家ばかりが集まって作られたガンガンやその派生雑誌みたいに、「男性漫画家ばかりが集まって作られた女性向け雑誌」なんて聞いた事が無い。あったとしてもマイナーだろうし。

ホイッスルハイキューのような少年達が主人公スポーツ物は女性向けの漫画雑誌では扱えないと聞いた事はある。

女性向け」というジャンルでは自分の作りたい物が発表出来ないという事情があるんだろうな、と何となく想像もする。

でもそういう人が自分の作りたい物を作るために「男性向け」のジャンルに来る事にどうしようもない嫌悪感も感じてしまう。だって本当の意味男性が喜ぶために作られた作品ではないのだろうから

からこう「女性向け」「男性向け」という枠に囚われず自由作品を発表出来る場所があれば良いんだろうけど…無いんだろうなぁ、きっと。

明らかに男性がメインターゲットでない作品が「男性向け」コーナーに置かれている事に嫌な気持ちになるけど、この気持ちが解消される事はきっと生きてる内は無いだろう。

2020-06-05

ダイソーポーチで財布軽量化してみた

ほぼキャッシュレスにしたので財布を

小さくしたくなった。

肩が凝るので、荷物は極力軽くしたいし。

カード現金少々を最小限持ち歩ける

フラグメントケース探したけど

逆に薄すぎて、無くしそう。

むき出しでカードを持ち歩くのも

スルッと落ちそうだし。

まだ種類も多くなく、気に入ったデザインもなくて。

とりあえずお試しで何かないかダイソー

漁って見つけたのが

星柄のポーチ

持ち手に星のチャームがついて、中に仕訳

ポケットとマチつき。

カード5枚(スキミング防止フィルムケースつき)

お札3枚

小銭7枚

そして

車と家の鍵(防災ホイッスルつき)

色付きリップクリーム

まで余裕で収納

全部バラバラに入れてたもの

大きさは今まで使ってたミニ財布と同じ

大きさ&厚みで一つに。

これとスマホさえあれば、最低限が叶う!

読みかけの本、水筒エコバックなどは

忘れても大丈夫だし、ポーチスマホだけ

なら入れ忘れもないはず。

家族に見せたら「コ○バース?」って聞いてたか

そこまで安っぽくない?

因みに、美食探偵ドラマヒロインいちごちゃん

これと同じ財布持ってたんだけど、見間違い

かな?

一瞬だったけど、デザインが全く同じで

驚いた。

ダイソーファンなら気づきそうなのに

指摘する人居なくて悲しい。

話がそれたけど、総じてコスパが秀逸。

ダイソーすごいわ。

2020-04-30

そろそろハッカー漫画炎上問題について語っとくか

ハッカー漫画ジャンプに出ているらしくて、こういったコンピューター関係の話って昔はオタクしかやらないマニアック世界だったのに、王道少年漫画の題材になるまでメジャーになったんだな〜っていう感慨を感じますね。

こういった漫画お話が増えることを、ひとりのIT屋さんとして、喜ばしく思います

https://togetter.com/li/1297569

ただ、このまとめについては、私もいろいろ思うところがありますので、少し語らせてください。

はじめに断りますが、ここに書くことは、漫画に対する評価ではありません。

漫画に書かれた一部の表現について、作品を盛り上げるための表現であるのか、それともただの間違いであるのか。についての文章です。

勘違いしているコメントはてブ結構あるけど、問題の箇所やセリフは「漫画演出のための小さい嘘」じゃなくて「ただの間違い」です。

嘘をつくなら、存在しないサーバープログラム機能通信プロトコルを使えば良いだけですし、わざわざあの変な文章にする必要性はありません。

別に問題ね〜じゃん!っていう意見を見かけましたが、それは勘違いしているのかはたまた好意的解釈しているのかわかりませんが、問題セリフ一見技術用語っぽい雰囲気あるけど、文章になっていないレベル意味不明ものです。

例えば、テニプリの動きが物理法則を超越するのは、作品の根幹に関わる重要演出ですし、

そういう動きができるのスゲーってなります

ひるがえって、この問題にされているセリフ

DNSサーバーポートマルウェアを仕込む」

ってのは、

例えば「ボレーのデュースが決まった!奴めついにサーブに到達したか!?

コートホイッスルして敵をスクイズしろ」みたいなそもそもテニス」というものを作者が理解していないセリフです。

こういったものは、読者の感情を引き出すための演出ではなくただのデタラメです。

元ネタの、ツイートの言い方もトゲがありあまり褒められたものではないですが、

このレベルの間違いを「演出」などと言ってしまうのは、まさにアクロバット擁護です。

ゲームセンターあらしみたいに連打すると、メモリ内のビット配列が書き換わってゲーム挙動がかわる

みたいな超常現象演出にしとけばいいのに。って個人的には思います

ハッカーだと言われても、ITの基礎知識すらない主人公では、お話面白い面白くない以前に、読むのすら辛いっす。

全身骨折して、体のありとあらゆる靭帯も切断されているけど、根性があるので走り回れるし、天才のなので、全試合出場して毎試合500点のゴールを決めます陰湿いじめによってゴールポストがない試合でも、ボールがない試合でも、すべてゴールを決めることができました。奇跡ではありません、努力の賜物です。監督も彼の粉々に粉砕した両足を見ながら号泣しています。そんな天才少年主人公サッカーマンガ読んで納得できますか?

想像して書くっていうのはいいことですが、調べればわかるものを、調べずに書いちゃうってのは、作者の力量不足とか、能力不足だと思われてしまうのも、仕方ないですよね。

2019-09-17

ワールドカップバレーサーブ時 観客席からの掛け声について

単純に無いほうが選手にとって良いのではないかと思う。

スポーツテレビ放送されているものしかたことがないが

野球ピッチャーの投球ホームに合わせた掛け声は見たことが無い。

ピッチャー守備側だからかもしれないが。

テニスサーブの際もとても静かだ。

ゴルフも打つ瞬間とでも静かだ。

スポーツの観戦マナーは分からないが

バレー以外のスポーツで、もしマナーとして

プレイ開始時(投球・サーブティーショット等)に

声掛けしないことが求められているとしたら

その方が選手にとってフェアで良い環境

ということにならないだろうか。

プレイ開始のタイミング選手が決めるべきことだと思う。

そこに影響が出そうな、選手の動きに合わせた声掛けは

避けたほうが良いのではないだろうか。

サッカー等の他のスポーツ応援比較に入れなかったのは

プレイ開始時の選手の動きに合わせて声をかけること自体が難しそうだから

どんな状況でも勝てるのが強いチームだとしても、

環境を整えるに越したことは無いと思う。

チケット代を払って会場で応援している方々なのだ

サーブ許可ホイッスルの後はお静かにお願いします。

のような表示だけで済むだろう。

選手の皆様がどう考えていらっしゃるかは分からないが、

環境に対して思うことがあっても何か言う、ということは無いような気がする。

日本では環境に対して要望を出すことが、努力不足の甘えとか、

礼を欠いているとか言われることが多いからだ。

逆境を乗り越える努力があるなら、逆境をなくす努力があって良いはず。

観客席から応援がもれなく選手の後押しになる環境が整って欲しい。

もしすれ違いが起きているなら、変えていく必要があるのではないか

拙い文を最後まで読んでいただきありがとうございました。

2019-06-18

ぼっちストレス解消法って何だろうか。

酒が飲めなくなってしまった。眠剤飲んでるのもあるが。

ぱーっとしたいときに、独りカラオケか、スーパー銭湯まったりぐらいしか、思いつかない。

  

サッカー観戦も、したりだけど。負けると辛いし、勝っていても終了のホイッスルがなるまでの逃げ切りまでの選手の走りが大変そうで、見ててハラハラちゃう

風俗もはまっていたけれど、安いマッサージだと変なところを押されて痛めるし。イってスッキリも、なかなかないし、何よりも金が無い....。

享楽的刹那的な楽しみも、なくなってしまった。

  

家族と楽しく過ごすのが良いのだろうか。それにも、金がいる。

健康身体を、心を取り戻すには、どうしたら良いのか...。

  

瞑想は、良かったが、スッキリした後でもイライラ妄想止まることはない。 

スポーツも、しんどい。その日は良くても、次の日や一週間ぐらい不調になる。

  

ぐったり、休むのが最適なのかな。  

タピオカでも飲むのがいいのかな。  

2019-05-20

anond:20190520142452

から将棋はまだ二回爆死してのたった三回目やろ!

サッカーキャプ翼ホイッスル成功しとるから別に全部爆死ちゃうで!

2019-03-18

anond:20190316152849

体育の先生みたいに「ホイッスル」鳴らしたら振り向いてくれちゃうと思うよ😊

2018-11-26

[] whistleblower

ホイッスルブロワー

英語で「ホイッスルを吹く人」「警笛の吹き手」という意味の語、転じて、組織不正を(内部から)告発する者を指す語として

用いられる表現英語ももっぱら「告発者」「通報者」の意味で用いられる。

https://www.weblio.jp/content/Whistleblower

2018-11-06

anond:20181106134316

有料化には賛成だし、可能な限り高く設定するべきだと思う。

ジャンルライブで1000円程度で参加できるライブを見たことがある。

レベルの違う厄介は禁止されているペンライト使用どころか、肩車をしての観戦だったり、ライブであるにも関わらずホイッスルを吹いたりしていた。

そういった輩を排除するためにも、ある程度のハードルとしての価格設定必要だと思う。

2018-07-20

anond:20180720235130

そう

職員ホイッスルを鳴らしながら怒鳴るだけで

対策はしない

超うえから目線

奴隷命令してる気でいる

2018-07-19

anond:20180717162816

発電機もだけどモバイルバッテリーあれば便利だと思う

あと情報収集用に乾電池or手回し発電で動く携帯用ラジオ

生き埋めになった時に自分位置を知らせるためのホイッスル

2018-07-14

10巻以上単行本刊行された週刊少年ジャンプ連載作品の年譜

少年ジャンプが創刊50年(週刊として49年)と聞いたので何か調べてみようと思った。人気がなければ10打ち切りも珍しくないジャンプでおよそ2年以上の連載,単行本にして10巻を越えればそこそこのヒットと呼べよう。2018年7月14日現在において単行本10巻を越えた作品数は,年代別には次のとおりであった。

年代ヒット作数/連載開始数102030巻40巻50巻
1960年代3/2621000
1970年代25/159157102
1980年代29/152157421
1990年代28128127612
2000年代29/1151111322
2010年代15/10294200
年代129/68264371657

ヒット率60年代11.5%,70年代…15.7%,80年代…19.1%,90年代…21.8%,00年代…25.2%,10年代…14.7%(20102016…18.3%),と確定していない10年代を除いて右肩上がりに伸び,連載開始数は右肩下がりになっている。粗製乱造から脱却し,狙ってヒットを打てるようになったことがうかがえる。

10巻以上30巻未満の作品数は70年代から順に 22, 22, 19, 22,(13),と極めて安定している。30巻以上の作品数は70年代から順に 3, 7, 9, 7,(0),となっている。最近マンガは巻数が長大化しているという声をしばしば耳にするが,少なくともジャンプ作品については適当批判ではないように思われる。

年別の詳細は以下に記す
作者名等は割愛
※「父の魂」「はだしのゲン」「べしゃり暮らし」のように途中から週刊少年ジャンプ以外で完結した作品があるが,他レーベル単行本の巻数についてもそのまま取り扱う

連載開始年ヒット作数/連載開始数102030巻40巻50巻内訳
19683/721000ハレンチ学園…13,父の魂…17若木書房)(JCでは14巻),男一匹ガキ大将20
19690/1900000 
19703/3311100あらし!三匹…16,ど根性ガエル…27,トイレット博士…30
19712/2020000荒野少年イサム…12,侍ジャイアンツ…16
19722/1511000ぼくの動物園日記10,アストロ球団20
19734/1331000はだしのゲン10汐文社),大ぼら一代…11,包丁人味平12,プレイボール…22
19740/900000 
19753/10120001・2のアッホ!!…10,サーキットの狼…27,ドーベルマン刑事…29
19763/1611001東大一直線…13,悪たれ巨人…22,こちら葛飾区亀有公園前派出所200
19774/1531000太郎伝…11,すすめ!!パイレーツ11,ホールインワン…13,リングにかけろ…25
19782/1220000さわやか万太郎10,コブラ…18
19792/1610001テニスボーイ…14,キン肉マン…63*
19802/2020000激!!極虎一家12,Dr.スランプ…18
19813/1911100キャッツ・アイ…18,ブラックエンジェルズ…20,キャプテン翼…37
19824/1931000風魔の小次郎10,キックオフ12,よろしくメカドック12,ハイスクール!奇面組20
19834/1431000ウイングマン…13,シェイプアップ乱…14,銀牙 -流れ星 銀-…18,北斗の拳…27
19842/1110010きまぐれオレンジ☆ロード…18,ドラゴンボール…42
19853/1310200ついでにとんちんかん…18,魁!!男塾…34,シティーハンター…35
19862/1402000立海高校野球部員山下たろーくん…21,聖闘士星矢28
19873/1320001THE MOMOTAROH…10,燃える!お兄さん…19,ジョジョの奇妙な冒険…63
19884/1612010神様サウスポー12,まじかる☆タルるートくん…21,BASTARD!!…27,ろくでなしBLUES…42
19892/1310100電影少女…15,DRAGON QUEST -ダイの大冒険-…37
19904/1421100花の慶次…18,幽☆遊☆白書…19,新ジャングルの王者ターちゃん20,SLAM DUNK31
19912/1020000ペナントレース やまだたいちの奇蹟…14,アウターゾーン…15
19922/1410100ボンボン高校演劇部12,B0Y -ボーイ-…33
19932/1010100とっても!ラッキーマン…16,地獄先生ぬ~べ~31
19943/1721000みどりのマキバオー…16,キャプテン翼 ワールドユース編…18,るろうに剣心28
19951/1310000陣内流柔術武闘真島クンすっとばす!!…15
19963/1211100WILD HALF17,封神演義23,遊☆戯☆王…38
19975/1431001明稜帝 梧桐勢十郎…10,I"s…15,花さか天使テンテンくん17,世紀末リーダー伝たけし!…24,ONE PIECE…89*
19985/1112200ライジングインパクト17,ROOKIES24,ホイッスル!…24,シャーマンキング…32,HUNTER×HUNTER…35*
19993/1301011ヒカルの碁23,テニスの王子様…42,NARUTO -ナルト-…72
20003/1312000ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン17,BLACK CAT20,ピューと吹く!ジャガー20
20013/1102001ボボボーボ・ボーボボ…21,Mr.FULLSWING24,BLEACH…74
20022/1010100いちご100%…19,アイシールド21…37
20031/1110000武装錬金10
20046/1222011DEATH NOTE12,ムヒョとロージーの魔法律相談事務所…18,スティール・ボール・ラン24,D.Gray-man…25,家庭教師ヒットマンREBORN!…42,銀魂…73*
20052/911000べしゃり暮らし…19(YJC),魔人探偵脳噛ネウロ23
20062/1120000エム×ゼロ10,To LOVEる -とらぶる-…18
20071/1000100SKET DANCE…32
20085/1422010いぬまるだしっ11,PSYREN -サイレン-…16,バクマン。20,ぬらりひょんの孫…25,トリコ…42
20094/1412100保健室の死神10,めだかボックス…22,べるぜバブ28,黒子のバスケ…30
20100/800000 
20111/1001000ニセコイ…25
20124/1302200暗殺教室…21,斉木楠雄のΨ難…25*,食戟のソーマ…30*,ハイキュー!!…32*
20133/1130000SOUL CATCHER(S)11,磯部磯兵衛物語…16,ワールドトリガー…18*
20142/1611000僕のヒーローアカデミア…19*,火ノ丸相撲20*
20153/1330000背すじをピン!と10,左門くんはサモナー10,ブラッククローバー…16*
20162/1120000ゆらぎ荘の幽奈さん11*,鬼滅の刃11*
20170/1100000 
20180/900000 

2018-05-24

日大悪質タックル真相

怪我させるくらいやれ、との指示は本当だが、まさかホイッスルの後で突っ込むとは想定外だった、というのが真相か。

監督コーチ側】

 ・指示をした。壊すつもりで激しいタックルしろ、と。しかし、ホイッスルの後で突っ込むとは想定外だった。

  でも、壊れるくらいやったから、ルールは逸脱したが指示は実行したし、怪我してればラッキーと思った。

  

【該当選手】

 ・1Qでどうしてもやらないといけないという指示をなんとしてでも実行しなければならなかった。

  壊すことが至上命令なので、ルール度外視してでも実行した。

  

2018-04-25

オタク差別批判することを、やめることにします。

 趣旨は上の通り。

 自分オタクだと自認するようになってからこっち、10年以上にわたって、オタク差別けしからんと言い続けてきた。

 ここ数年、なんとなくそれに違和感を感じることが多くなってきたけれど、それでもやっぱり言い続けてきた。でも今回はっきりわかった。

 オタク差別批判とか、ただの害悪しかない。もうやめたほうがいい。

やはりオタク差別なんて(言うほど)なかったんじゃないのか。

 

 差別というのは、権力構造に根差すものであるという話をだいぶ前にツイッターで見た。

 つまらない約束事のように映ったけれど、まじめに考えるとこれを踏まえないから、差別を相対化して見せては矮小化言葉遊びにふけるような態度が出てくるのである日本人ヘイトだの専用車両男性差別だの在日韓国人による逆差別だの、差別者以外にとってはおもしろくもおかしくもない大喜利パズルでここ何年かでいったいどれだけ無駄な足止めにいそしんでいたというのか。ちゃんベースを踏まえてこそ、くだらない袋小路にはまらないで済む。これはちゃん物理を学んでいない人がブルーバックスくらいだけに目を通しただけで「矛盾」を発見し、相間さんと化すときに似ている。

 今まで自分存在していると思っていたオタク差別は、多分差別ではない。それは、いじめであり、パワハラであり、DVである

 そう視点を変えた方が、いろんなもの整合性をもって見える。中学校時代よくいじめにあっていた同級生は、オタクじゃなかった。正確に言うとオタク「も」いた。

 でもそれは、そいつと俺が割と仲が良いから知っていた話で、きっかけは別のところにあった。運動音痴から足手まといだという扱いだったり、成績がよくて生意気だという扱いだったり、DQN憧れの男の子彼女からだったりした。

 もちろんきっかけがオタクから」というケースもあるんだろう。でも、それはこういったきっかけのワンオブゼムでしかない。それを、民族差別女性差別と並べるのは、視野が広い人間ではなくただの雑な人間だ。

 「差別じゃない」というのは、多分そういうことなのだ。そして、差別じゃないか批判対象にする必要はないという話では、たぶんない。別の枠組で批判すればいい。

 なのにもかかわらず、熱心にじゃああれは差別じゃないんだーという大喜利ばかりをしているツイートばかりが「オタクから流れてくる。いや、どうしてもそこのところをわかりたくないのかもしれない。

 わかりたくないのか、わかろうとしないのか、本当にわからないのか、どれなんだ。

 いろいろ、「オタク差別の事例」というのが流れてきた。前なら、そうだそうだと怒りをぶちあげたであろうものがたくさんある。でもそれはどれもこれも、オタク差別の事例ではない。

 

 そういうものを引いて行って、ある程度確実にあったんじゃないかと思えるのは、「マスコミを通じたもの」だと思う。特にバラエティニュースを通したもの

オタへの偏見を植え付けたのは誰?

 それで思い出すのだけど、俺の中高時代あんまりオタクがいいとか悪いとかい意識を持つことじたいあまりなかった。今思えば自分の机でいつも小説を読んでいて、たまたまホームページの話になったとき「私も持ってる」と言ったのでURLは?と何の気なしに尋ねたらそれはちょっと……みたいに返してきた女の子なんかはオタクだったんだろう。自分だって漫画は好きだったしオタクだったはずだ、今にして思えば。

 じゃあ、そこにどうやってオタクキモイみたいな「偏見」の存在を知らされたかっつーと、漫画だったりインターネットだったり、そして「オタク自身の言説」からなんだよね。

 だってバラエティ番組なんて中二病まっさかり(高校になっても中二だったので)でほとんど見てなかったし。ニュースといってもこの手の話ってだいたいワイドショーである。やってる時間学校にいるんだから見るわけがない。

 金田一少年の事件簿には、小太りですぐキレ気味になる、「オタク」が登場した事件があった。こち亀で、美少女フィギュアを専門とする「色白でアニメ好き」なオタクが登場して、硬派フィギュアマニアのつもりな両津が逃げ出すという展開が「オチ」として機能していた回があった。名探偵コナンホームズフリークの回は……さすがにこの文脈で語るものではないか(でも動機の酷さは「オタクなんてそんなもんだろう」という共通認識が背後にあるような気がする。知らんけど)。

 テキストサイト一世を風靡していたころ、オタクオタクに向けられたコンテンツは叩かれる「べき」もの扱いだった。非オタク向けの、スポーツとかファッションを語るページに迷い込んだら叩かれたという話ではない。漫画感想サイトや、漫画ゲームをメインで扱う日記サイトでの話である

 何を言っているかからない人もいるかもしれない。例えば、ラブひないちご100%やBLACK CATは、軟弱な頭の弱いオタクのためのコンテンツであり、あんものにゲヘゲヘゆってるオタクマジキモイホイッスルミスフルテニスの王子様は腐狙いコンテンツであり、あんもの(ry そういう話である。この範囲結構広くて、らんま1/2H2ぐらいでもオタク向け扱いされることがあった(もちろん、当時これらが連載されてたわけではない。あれってオタ向けの駄作だったよね―みたいな扱い)。

 もちろん彼らが持ち上げるコンテンツというのもあったのだが、この文脈実例を挙げるの風評被害しかないので避ける。俺の好きな作家作品も混じるし。

 テキストサイトだけではなく、2ch(当時)もそんな感じだった。少年漫画板とかそのへんをよく覗いていたのだが、まあ当該作品スレは愛読者が集まるのでそうでもないこともあるのだが(そうであることもある)、総合スレでのオタクコンテンツ叩きはかなり強固だったし、漫画とか関係ないジャンルの板だとなおさらだった。

 そういうものにどっぷりつか……もとい接しているうちにオタクというのは叩かれるべき存在であるのだなというぼんやりとしたイメージ自分のなかで出来てきた。これにもう一つ後押しするように影響したのが、自分オタクだと称する人が、迷惑行為や触法行為のようなものを自慢しながら、「ホラ俺たちオタクからさ」みたいに語っている文章に接する機会があったのも、ああそういう人がオタクなんだなと認識させられた。

 ちょっと話はずれるけれど、当時は、オタクマニアの違いなんていう言い方があって、オタクはそういう迷惑ものを抱えた側の人間やハマりすぎて社会に順応できなくなっている人間、というような線の引き方もあった。

 これは、あくまで俺の話である。だから、他の人がどう偏見を植え付けられたかは、また別の話があるかもしれない。でも、オタク差別を煽ったものとして、「漫画」「インターネット」「オタク自身」という声を、この話でオタク差別に怒っている人の口から出てくるのを見ないのだ。

 ここで挙げたのは、知る人ぞ知るみたいなのじゃなく、だれもが知る有名漫画リドミで上位常連大手サイトオタク文化人として今でも名前を出せば通じる、みたいなのばかりを念頭においている(まあ当時のインターネット文化そもそも、知る人ぞ知るなものでしたけど)。みんな、俺とは違う漫画インターネットを見ていたんだろうか。ワイドショーバラエティばかりを見ていた「オタク」がそんなにたくさんいたんだろうか。

 本当に不思議なのだ。あそこでこんなオタクへの偏見に満ちた報道があったんですよっ!というようなツイートは大量に流れてくるのに。

加害者としてのオタク行方不明すぎる

 これが本当に、ここ数年で疑念として大きくなった末に、今回愛想がつきた一番のポイントなんだけど。

 オタク差別を受ける構造が、あったとする。それは、ネットで語られているほどは大きくないかもしれないけれど。

 それで、今、オタクってなんなんですか、と。特にネット上では、強者、抑圧する側、差別行使する側の「集団」として機能してませんか、と。

 腐女子叩きは昔からあったけれど、女叩き、中韓叩き、などは当たり前のように横行している。時々流れてくる、弱者権利をなんとかして奪ってやろう、人権思想じたいを矮小化してやろう、という意気に満ち満ちたツイッター漫画は誰によって大量RTされているのだろう。俺のところにはだいたいオタクさん経由で回ってくるんだけど。

 趣味、という切り口でみても、オタク文化を愛好する人が自分たちと関係のない趣味なら平気でdisる光景というのはそんなにたぐいまれだっただろうか。インスタ蠅なるイラストが回ってきたことがある。そもそもインスタに投稿するのが趣味になっているような女性を叩くようなツイートが回ってきたことがある。鉄オタは「池沼」「ガイジ」であるなんて言い方もある(「」内は原文の表記尊重)。ゴルフ車など老害趣味だとバカにしていたりもする。そうそう、スイーツ(笑)なる言い回しはいったいどこのどういう人によって流行したんだろうか。「リア充爆発しろ」というフレーズに何げなく込められた、自分関係ない集団への軽視に、どれだけの人が気づいてたんだろか(だって爆発しろ」だよ。あの連中、有明に15万人集まったタイミングで奴等爆発四散しねえかなーって非オタな人が言ってそれがそっちの界隈で大好評を博したら、インターネットな皆さんの間でどういう反応が起こるか考えてみたらいい)。

 そんなオタクばかりじゃないというのは分かる。というか俺がこういう文章を書いてる時点で分かれ。でも、個の話じゃないのだ。集団としての性質の話である。あれだけ、全共闘学生運動について冷笑ぶって叩く人が追いのに、そこに気づかないってどうかと思う。あとリア充爆発しろは使ってましたすいません。

 それに、そういったところで、こんなふうにちゃんと抵抗して、こんなふうに批判して、中から自浄する動きを作りました、このコンテンツからは離れましたと胸を張って言える事例、どれだけあるんですかね?俺が、ノットオールオタクと言い続けたところで、結局「自分批判対象から外してくださいあいつらは関係ない」と逃亡する以外に何の役回りも果たせなかったから、言っているのだ。この記事は違うよなあ~こういう作風は好きじゃないなあ~こういう物言いはよくないよなあ~と個別案件に不満ごちてみせ、自分は違うと思う、もっというなら思ってみただけで、肝心なところからは目をそらしていたんじゃないか? そう思うんである

 逆に、そこに自覚的になったんだろうな、と思える人も何人か知っている。そういう人は、結局C.R.A.C.やツイフェミのようなところに接近し、そのやり方すべてに同意はしないまでも、見解思想共感するようになっていく人がほとんどだ。おそらく今回「オタク差別」に怒っている人は、この人たちを敵であり、オタク仲間と認識していないと思う。

 つまりオタク文化加害者としての側面を見ないふりするか、オタク勘定してもらえなくなるか、二つに一つということだ。

 C.R.A.C.野間氏は個人的には大嫌いだし、たぶん単にオタクが嫌いなんだとは思う。でも今回ツイート応酬を見ていて、残念ながら主張にそれなりに同意せざるを得なかったのは、こういう背景について理解できてしまたからだ。そこで突然くっちゃべられる「オタク差別」。真面目に反差別を考えている人にとっては(多分そこは真面目なんだと思う。この人)、筆算の横棒がミニ定規で引かれていないから×、レベルの見当違い感があったんではないか野間氏の真意など知らないけれど。

 

 そういえばその昔、本田透の「電波男」に感銘を受けながら読み進めていて、後半のほうで腐女子フェミニストについてはずいぶん切り捨てたような言及の仕方なのに疑問を持ったことがあった。いや、フェミニストがオタク差別している、という文脈批判してるなら理解できるんだけど、そうじゃなかったから。権利意識を持つ女性自体が許せなさそうだった。その後「電波大戦」で喪女についての話題が出たとき、対談相手竹熊氏がわりと真面目に実態について話したりしているのに、「困ったモンですね」で終えているのを見て、クジャクママユを盗み出した同級生を見る眼つきになったのを覚えている。だってそこで語られてる喪女本田氏が救済しようとしてやまない喪男と違わないのに。

 そのあとしばらくは新刊も買って真面目に読んでたの、それもどうよって話だけど。

 10年くらい前に、俺たちの麻生なるムーブメントがあった。別に政治家を持ち上げること自体は好きにすればいいんだけど、そこでは当人が積み上げた迷言失言差別発言すべからく許容し、批判したマスコミへの叩きが横行していた。正直、あの政治家のどこがいいのかさっぱり分からなかった。

 当時はオタク個人ニュースが全盛期。そういったサイト管理人は、麻生氏を擁護するまとめブログエントリを紹介しては、叩かれていて困ったものですねぇ、正論なのに、というようなコメントをこぞってつけていた。オタク気質の知り合いなども、熱心に自ブログ擁護していた。

 あれから10年たった今も、麻生氏は差別発言侮蔑発言を繰り返している。あれを見ていて思うのは、この人は息を吸うようにハラスメントをする人なんだな、ということだ。それは、昔も同じだった。だから、どこがいいのかさっぱり分からなかったのだな、と腑に落ちたのだが、同時に当時持ち上げていた人たちにとっては、「だから良かった」んだろうかしら、とぼんやり邪推してしまう。

 今回オタク差別について怒っているツイッター主の中に、表現規制反対などをめぐっての発言をしばしばしているアカウントがいくつかいる。いずれもその界隈ではそれなりに大物だと思う。そして、俺のチェックしている反対派がぼんくら揃いなのかもしれないけれど、ヘイトスピーチの言論の自由を唱え、ポリコレで何も言えなくなることを憂い、自分関係ないところでの言論の自由に興味がないかしろ規制されることを望み、性差別についての提起が出てくるとそれについて考えるより先に提起者の揚げ足を取って袋叩きにするような人たちが勢ぞろいである。さすがに全部きれいに当てはまる人は少数だけれど。そんな反差別運動別にあの界隈に限らず、そういう発想自体)が大嫌いな人たちが、当然のように主張しだすオタク差別批判、いったいなんなのか。ただ、差別社会の中で特権階級になりたいだけじゃないのか。

 そういえば、これはある程度年配のオタクということになるけれど、昔(主に90年代くらい)のバラエティはこんなにおおらかだったのに、今はポリコレがうるさいせいでつまらなくなった、というような声が時々ある。なぜか、そういうつぶやきをしている人が「昔はオタクバカにする表現に寛容でよかったなあ」と語っている声を聴かない。今回オタク差別話題になって、バラエティなどでのオタクの扱われ方という話はけっこう出てきているのに、いない。どこへ行ったんだろう。

 オタク差別、という組み合わせでオタク文化っぽいものを思い返してみると、そんな案件ばかりが、思い出されてくるのだ。

 反差別のために立ち上がったオタク、というのはそれなりの数知っている。そういう人はオタクかそうじゃないかを越えたところのつながりで、反差別をやっている。でも、オタク差別けしからん以外の「反差別」がオタク文化の中心的な動きとしてあったところを、見たことがない。差別煽り偏見煽り強者に諂い(自分たち以外の)弱者嘲笑する、そんな動きならいくつも思い浮かぶのだけど。

 あ、一つ思い出した。(反差別とは少し離れるかもだけど)フリーチベットフリー東トルキスタン

 残念ながら、反中のダシ以上のものであった記憶はないけど。ああいうの、真面目なチベット東トルキスタンにおける人権運動家に失礼だったんじゃないか


 こんな「オタク差別批判」に大真面目に同意したところで、反差別には一ミリもつながらなさそう、むしろ後退させる役割しか果たせなさそうであるメディアを通した差別はもうかなり減ってるといわれるし、それ以外のものオタク差別というくくりより別のくくりで論じた方が有意義でより広い被害を論ずることができるようだ。となるとオタク差別なるものに拘る理由はない。

 もしかしたら、こんなことは本田透の2冊目の著書におかしさを感じた時点で、たどり着かなければならなかったのかもしれないけれど。

 そういう意味でも、失敗した責任を感じる。

2018-04-22

1万4千円

酒に飲まれた夜は人肌が恋しくなる。

酔いに任せて入店したオールハンドプライベートメンズエステサロンで、シャワーを浴びた私は、控えめな紙パンツを履いてうつぶせになる。

ショートヘアの彼女は私の両足をフェザータッチくすぐりながら、メンズエステなんて存在を知らなかったけど、友達に誘われて働きはじめたんです。

最初風俗じゃないの?なんて思っていたけど、ぜんぜんそんな変なものではなかったですね!たまに勘違いしてらっしゃるお客さんもいるけど。と笑う。

いちいち彼女の話に相槌をうってあげていると、次第に眠っていた理性も目を覚ましてくる。

わざとらしく配置された鏡越しに彼女の太ももが目に入る。ミニスカートの中に短パンを履いている。

仰向けになり、足の付け根の、神経が1本も通っていないところを丹念に撫でられているうち、ゲームセットホイッスルが鳴り響く。

紙パンツゴミ箱に入れてシャワーを浴び、愛想笑いもうまくできぬまま店を後にする。

酒に飲まれた夜は塩分が恋しくなる。

帰り道、テイクアウトした牛丼は380円だった。

2018-04-10

唐突自分語り

帰ってきた。すごく嬉しい。

 

2002年の話。

ワールドカップ日本であって、地元の会場で日本代表試合があった。

兄貴の伝手で会場でバイトすることになった。

会場の外にいたか試合は見てないんだけど、入場してくる有名人を見てウキウキしたり、お客さんの歓声や悲鳴を聞いてた。

試合が終わるころ、先輩が「もう一生見れないんだぞ」的なことを言ってくれて、ホントダメだけど試合を覗かせてもらった。

おお、中田浩二ってロングパスうまいんだなとか思ってたら、敗戦ホイッスルが鳴って、持ち場に戻った。

日当10000くらい?もっと少なかったかも。これがサッカーとの出会い

同じころ、友人関係でいろいろあって、自己嫌悪と罪悪感に押しつぶされながら将来への不安がはっきりと見えてきてた。

 

2006年くらいから、あとの話。

1年か2年くらいヒキニート的な生活をしたり、社会にご迷惑をお掛けする形ではありながらも、

バイトやなんかでそれなりに社会復帰を果たした。社員になろうかとも思った。

それでも大人になり切れなかったので、モラトリアムかいう知ったばっかりの概念を求めて海外へ飛んだ。

周りにはかっこいいこと嘯いても、逃げだというのは周知の事実だったと思う。歳も歳だし。

あっちに行ったら行ったでちっちゃい日本コミュニティの中で自己顕示欲をまき散らしてて、

将来がぽっかりなんにもないことをひた隠すように、社会の細々したこと権威を持ち出して知った風なこと言って過ごした。

たくさんのかっこいい人に出会った。その中でも、一人、仏像のような人に出会った。

言葉に惚れて、逸話に惚れて、仕事ぶりに惚れた。親や先生学校バイトでは教わらなかった行動規範を見つけたような気がした。

地元を離れての初めての一人暮らし。と言ってもルームメイトは常にいたけど。友達はすぐにできるけど、

それでも心細さはあった。お酒セックスに逃げた。あと、地元とあるプロスポーツチームにはまった。

 

地元にいる間は、できてすぐ名前が変わったり、区が違ったり、やってたスポーツも違うから親近感もそれほどなかった。

それが、貪るように情報をあさるようになった。

海外からネット地元スポーツニュースハイライトを見た。2ちゃんスレに入り浸った。

時間が合えばストリーミング試合を見た。チームの一人一人の顔やプレイぶりや練習風景が分かるようになると、

愛着がわくようになった。スタに足を運べるサポに比べたら、頭でっかちのふぁん(藁)だというのは理解してるんだけど、

それでも自分にとっては心細さを埋めてくれる存在になっていた。

チームの監督コロコロ変わって、ブラジル人頼みのクソサッカー笑のあと日本監督になった。

将来ある若手が移籍していく中、生え抜き選手元日本代表ベテラン活躍して、昇格争いをするようになった。

生え抜きの中に、やんちゃなやつがいた。スーパーサブ的に使われた後、チームの軸になった。

高校時代クズエピソードデマも、ああこいつならやりそうって思えるところが、なんとなく自分に重なって、

特に感情移入してたと思う。

 

いろいろあって心機一転帰国する年に、チームは一部への昇格を決めた。

チームの挑戦と自分の挑戦が重なって、涙が出るほどうれしかったし、心強かった。

 

1シーズン目、ワールドカップイヤー。うちの10番が代表に選ばれた。試合には出なかったけど。

ワールドカップのあと、新生日本代表あいつが選ばれて、試合に出た。出ただけだったが。

 

新社会人1年目の終わり、1部での2シーズン目が始まったころ、震災が起こった。

帰国したとはい地元から遠方にいたので、何もできなかった。

地元ではみんながあんな思いをしているのに、自分には募金することしかできない。

地元ニュースでは、チームの選手たちが自身被災しながらもボランティア活動をしていることを伝えていた。

あのやんちゃあいつも、いろいろとやっていたようで、心の底からうれしかった。

自分にできないことを、やってくれている。それも自分にはできないくらい大きな影響力で、

たくさんの人の支えになってくれていた。おこがましいけど、誇りに思った。

時間が流れ、なんとかシーズンが再開して、チームは好成績を残した。震災の笛wとか書かれても気にならなかった。

 

次のシーズンはずっと首位を走り、終盤まで優勝争いをした。その年の終わり、あいつは移籍していった。

さみしさと呆れと、ステップアップだったからうれしさもあった。

その後、チームは何とか残留し続け数年が経った。

 

自分にとってのチームは、2部時代海外の、1部での躍進期は歯がゆさの、外部記憶装置みたいなもんだ。

特に2部時代選手たちは、当時の心細さと相関して愛着が強い。妻と出会ったのもそのころだった。

当時のチームの中心にいたのが、あいつだ。

あいつは初めての移籍の後、さら移籍したり2部でプレーしたりしつつ、昨年末戦力外になっていた。

それが、今日、うちに帰ってくることが決まった。

海外に逃げていた自分を励ましてくれた、震災後の地元を支えてくれた、あいつが帰ってきた。

うちのバンディエラ笑顔で映ったツイッター写真を見て、涙がこらえきれなかった。

 

勝手自分を重ねて、勝手応援してるだけなんだけど、

おかえり関口、全力で応援するよ。

2018-03-22

2018年アニメ宇宙よりも遠い場所」を12話まで観た感想 その1

 1~12話まで観たけど、とても刺さった。私なりの観測範囲でよく話題に上がっていた作品なので、便乗して感想を書く。まだ観てない人向けにネタバレなしレビューも書いたので、リアルタイムで13話を観るキッカケにでもなれば。

 あと私はあまりリアルタイムアニメを見るのが得意ではない方の人のだけれど、コレはコレで楽しいな、と思った。制作者のインタビュー探しやすいし、それに対するファンの反応見れたり、各話ごとに視聴者の反応をリアルタイムで知ることも出来てより深く作品を知る機会に恵まれてる。何より楽しい。この感想もそういう色んな人達の発信した悲喜こもごものお陰で書くことが出来たので、日々感謝するばかりだ。ありがとう

 2018年冬アニメ「宇宙よりも遠い場所」を12話まで観た感想 その2

 2018年冬アニメ「宇宙よりも遠い場所」を12話まで観た感想 その3

全体的なレビュー(まだ観てない人向け)

初めて1,2話を見たとき感想

 ノゲノラスタッフによる作品というキャッチコピーだが、内容的にはいしづかあつこ作品ハナヤマタ」に近いものを感じる。ハナヤマタ中学生たちの優しい世界とするなら、こっちはもう少し、冒険をするときのワクワク感がある作品。両作とも「ギャグテンポが良い」「1話毎に話がまとまってる」「女の子がみんなかわいい」「すごく救いがある」と言う共通点がある。特に1話毎の完成度が非常に高く、好きな話を何度も見返したくなる作品だなぁ、と感じた。メインキャスト4人のメンツで既にざわざわしていたのだけれど、なんてことはない、高レベル喜劇を演じられる実力者揃えたからっていう。

12話まで観た感想
リアリティ

 協力:文部科学省国立極地研究所海上自衛隊、SHIRASE5002(一財)、WNI気象文化創造センターとあるように、すっごい詳しく取材した上で作られているアニメ。「JK南極を目指す」という触れ込みは軽くSFチックなんだけど、現実に即した物語と美麗な背景美術で描かれる世界はとてもリアリティがあって、それ目当てだけでも観ていて楽しい小ネタも満載で、「昭和基地施設内にある厨房の戸棚に書かれている落書き」まで再現していたりする。そういう世界の中で描かれるキャラクターたちは、監督メインキャスト4人の演技を「それぞれのキャラクターが本当に生きている」と評したように(公式ラジオ11回より、水瀬いのり談)すごく活き活きしていて、本当に生きた人間の成長過程を見ているようであるキャラデザも緻密に作られていて、鼻の形にまでちゃん意味が込められているんじゃないかと思わせるくらいのクオリティに仕上がっている。バカみたいに表情豊かなので、同じ話を何度観ていても飽きない。そんな彼女たちの心の機微徹頭徹尾とても丁寧に描かれている作品なので、非常に感情移入ハードルが低い。また絶妙音楽による演出はより作品への没入感を加速させるので、そのうち彼女たちが何気ないことでヘラヘラ笑ってるシーンでさえつられて笑ってしまうくらいシンクロ率が高くなる。もはや音楽に心を委ねているだけで自然と、面白いシーンで笑い、悲しいシーンで泣き、嬉しいシーンで泣けるようになるので、そこら辺に意識を向けながら観てほしい。ただハマりすぎると「むせび泣きながら大爆笑する」という稀有体験をすることになるけれど。

何回も見返したくなる

 この作品を観ていて強く感じたのは「何度も見返したい」という点。一つ一つのシナリオが高いクオリティで完結している、というのもあるのだけれど、加えて本作では「4人の成長」が大テーマになっていて、各話には彼女たちの成長を如実に感じられるよう伏線をたくさん張り巡らせてあるので、話が進めば進むほど彼女たちの行動一つ一つに宿る物語を思い出しては強く感動する…という構成になっている。なので、「このシーンでこの子がこういう行動を取ったのって…」と気づく度に過去回を見返したくなるような、非常に完成度の高いエンターテインメント作品だと思う。

宇宙よりも遠い場所

 (物理)という意味もある。物理的に行くのが困難な場所を目指す物語としてすごく完成された作品だし、「リアリティがあって、かつほんとに行けるか分からいくらハードルが高くてワクワクするような目的地」というつくり手の戦略はすごくハマってると思う。

 一方で心因性の「宇宙よりも遠い場所」ってあるよね、というもう一つの意味も丁寧に描かれている。例えばそれは誰かにとって「メッチャ高い目標」、あるいは「何も変えられない自分から、何かを変えられる自分への転身」、「誰かに依存し続ける自分との決別」、「まだ見ぬ友達のすぐ隣」なのだけれど、大切なのは勇気を持って最初の1歩を踏み出すことだよね、ということを描く物語がこの「宇宙よりも遠い場所」というタイトルに込められていると感じた。私が1~12話全部が好きな理由は、すべての話が「最初の1歩を踏み出す物語」になっているから。ED曲「ここから、ここから」もそれを象徴している。ちなみにEDタイトルは、作曲者が近所の散歩中に[ここから~]という道路標識を見つけたことが由来らしい(本人ツイッターより: https://twitter.com/higedriver/status/968006184413249536 )。

イッキ見非推奨

 とにかく笑って泣ける作品なので、イッキ見をすると顔中が痛くなる。普段表情筋を使っていない私のような人は体調に気をつけて観たほうが良いかも。

13話の放送情報

<<放送情報>>

AT-X・・・3/27 20:30~

TOKYO-MX・・・3/27 23:00

BS11・・・3/27 23:30~

MBS・・・3/27 27:00~

<<配信情報(最速のみ)>>

d'アニメストア・・・3/27 20:30~

AbemaTV・・・3/27 20:30~

本作を観る順番のオススメ

 上記の通り何回も見返したくなる作品なので、私なりに観る順番を決めてみた(数字は話数、その右にある()内は注目するポイント)。少しでも楽しむネタになれば。

1-2-3-

4-1(キマリの想い)-2(報瀬、日向観測隊の想い)-3(ゆづの想い)-

5-[1-2-3-4(キマリ一家)](めぐっちゃんの表情)-5-

6-3(報瀬と日向関係)-4(報瀬の想い)-

7-1(キマリの想い)-3(ゆづの想い)-4(報瀬と隊長)-5(冒頭撮影シーンのつながり)-

8-1(キマリ)-4(4人)-5(4人)-7(4人)-

9-[1-2-3-4(報瀬と隊長)-5-7(報瀬と隊長)](ほんとに南極行けるの?だって南極だよ?)-9-

10-1(報瀬にとっての友達)-3(ゆづにとっての友達)-4(4人の仲)-5(4人の仲、めぐっちゃん)-6(4人の仲、報瀬と日向)-8(4人の仲)-10-

11-2(日向)-3(日向)-4(日向)-5(日向)-6(日向)-7(日向)-8(日向)-9(日向)-10日向)-11-

12-1(報瀬)-2(報瀬)-3(報瀬)-4(報瀬)-5(報瀬)-6(報瀬)-7(報瀬、隊長)-8(報瀬)-9(報瀬、隊長)-10(報瀬)-11(報瀬)-12-

13

オススメの順番で見た場合の話数は合計67話になった。

各話ごとのレビューネタバレあり)

1話

「じゃあ、いっしょに行く?」が刺さりすぎた件

 私事になるのだけれど、ほぼおんなじことを言われた経験がある。何年か前に高校同窓会に行ったのだけれど、その中に青年海外協力隊に参加した経験者がいた。元々興味があったのでかなり前のめりに話を聞いていたのだけれど、そんな私を見た彼が「じゃあ、行く?知り合いに話してあげるよ」と言ってくれた。けど私は行かなかった。その場であれやこれやと行けない理由を話した覚えはあるけれど、要はそういうことなんだろう。だからこうして一歩踏み出そうとして出来なかったり、そのくせ踏み出そうとしてる友達応援してみたり、そんな自分が嫌いなったりしているキマリの姿を丁寧に描く1話は私に刺さりすぎた。

いしづかあつこスカート

 アニメを含むコンテンツに触れているとよく、「スカート体育座り」というシチュエーションを見る。…けど、私は「そそそそのスカートで座ったらパンツ見えちゃう!?」ってなってしまって結構苦手である最近アニメ作品では絶対パンツが見えないような工夫がされていることが多いけど、その多くは「神様視点では見えない(脚でパンツ隠すやつとか)」あるいは「重力無視したスカート」のどちらかである。どちらの手法でも非常にもやもやしてしまうので、「どうやってスカート履いてる女の子が座る姿を自然に描くか」という表現技法にずっと興味があった。

 そこで1話 14:05頃を見て欲しいのだけれど、キマリスカートの下に手を回してる座り方がすごいかわいい。自然仕草かつ可愛いだけでなく、キャラクター自身が見られないよう意識している事がわかり、それも含めて可愛い。とてもよく出来ているシーン。

 この手法は、監督いしづかあつこ絵コンテ担当した作品ハナヤマタ」(2014年)の1話 13:40頃でも見られることから監督のこだわりなのだろう。些細な事だけど、私が監督を好きな理由の一つである(余談だけど、同氏が絵コンテ担当したノゲノラ1話ではワンピースを着た”白”が自室でベターっと座ってパンモロしていて、彼女のだらしなさを簡潔に表現している。座り方一つでキャラクター性格を描くという点では一貫していてすごく好き)。

放課後学校の音

 色んなアニメで登場する「放課後学校の音」を比較するのが好きなんだけど、よりもい1話放課後の音がとても好きなのでぜひ聴いてほしい。男子生徒の会話する声、吹奏楽の音、陸上部あたりのホイッスル等、非常に音が豊か。

マリかわいい

15:05頃 「宇宙よりも遠い場所」を読むキマリかわいい

2話

「嫌になったのなら嫌になったって、そう言えばいいじゃない!」→即和解

 めぐっちゃんの「南極に聞いた?」を見た報瀬がムッとした表情になり、キマリ心配に対してつっけんどんに拒絶してしまうという流れから、今まで散々「南極」とからかわれたり、あるいは仲の良い人から諦めるよう説得されてきて、その度に彼女はどんどん強情になっていった報瀬の過去を思わせる。それでもすぐに和解できたこからいかに二人が1~2話の間に信頼関係を築けたかが分かる。また、二人が言い合った場所が敢えて交差点であることも強い印象を残していて(作品を通して交差点が登場するのはこの時のみ)、非常に好きなシーン。

歌舞伎町潜入→失敗→逃亡→捕まるくだりの作画がすごい

 目まぐるしく変わるシーンの背景がいちいちハイクオリティ。その中を複数キャラが、文字通り縦横無尽に走り回る本作で最も激しいアクションシーン。コマ送りで見ると楽しいアニメ作品において、キャラが奥→手前のように奥行きのある移動をする際、作画が安定してるって結構すごいことだと思う。

奥→手前

右→左

奥→右と左に分かれる

奥→手前

右→左

手前→奥

奥→手前

手前→奥

右→左

奥→手前→右

右→左 …みたいな。3人が歌舞伎町に来るまでは夜道=街灯もない真っ暗な道という描写だったけれど、このシーンでは対照的に明るい歩道きらびやかネオン、往来する人なんかが強調されてて、キマリ心象風景可視化されてるみたいで好き。

 加えて疾走感の演出がすごく良い。キマリ最初、すっげー速い隊員と日向に比べてヘナチョコ走りなんだけど、挿入歌の盛り上がりに合わせてどんどんフォームが良くなっていく。たった一人だけ笑顔で走ってるキマリの高揚感がすごく伝わってきて、胸がいっぱいになる。

1話と2話で変わる、100万円の意味

 1話100万円…報瀬の並々ならぬ覚悟象徴する舞台装置、またそれに応えるキマリ覚悟の大きさ

 2話の100万円…スポンサー料として提示した金額。ハッキリ言ってゼロが足りない。その申し出を断ったかなえからは、大人組が報瀬の「絶対南極へ行くという想い」を超えるくらい強い意志を感じさせる。

 だからこそ、追い返された帰りの電車内で報瀬がちっとも折れずに「こいつ、ポジティブちゃん・・・」ってなるやりとりが非常に効果的な演出になっていて好き。

 これ以降も重要舞台装置になっていて、ただの札束をここまで丁寧に描く作品ってすごいと思う。

マリかわいい

17:40頃 「私の青春、動いてる気がする!」のキマリかわいい

3話

リアリティ

 特に2~3話は「さもありなん」と思わせるシナリオになっていて、非常に面白い。この作品リアリティを感じた人はよりもい公式ページの「南極チャレンジ」や、観測隊の日記等を見て幸せになってほしい。

報瀬の家におけるやりとりから察する、ターゲット年齢の高さ

 報瀬家ではリーダーを解任された報瀬が不満を漏らすのだけれど、お茶を出しているところを見て「お茶くみに格下げか」と気づいた人はどれくらいいるだろうか。また、後ろにそっとおいてある南極観測船「宗谷」にも気づいた人って最低でも30代だと思うのだけれど、そこらへんがこの作品ターゲットなのかもしれない、と思った。私もアラサーだし。

報瀬(CV.花澤香菜)でよかったと思った

 同じく報瀬家でのやりとりにおける報瀬(CV.花澤香菜)の演技が抜きん出て面白い。本当に素晴らしいキャスティングディレクション&演技だと思う。

少ないセリフで描く心の機微

17:20

「変な夢…」→夢と違い、殆ど開かない窓→スマホを見て目を細める結月→バッジのないSNSアプリ(前日送ったチャットの返信がない)→退出しましたx2→後ろ姿→\コンコン/→一瞬窓を見る→\コンコン/→「おはよー!」

 この間セリフがないのに、それでも結月の心の浮き沈みが痛いほどわかる演出がすごい。本作の特徴である、丁寧な心理描写伏線の貼り方を象徴しているシーン。

マリかわいい

07:20頃 こんな事もあろうかと用意しておいた”二人羽織”(書・キマリ)の、”二人羽”に比べて小さい”織”

4話

高校ネタとして鉄板の「学力テスト回」がない理由

 高校生が主人公アニメ漫画では学力テーマにした回が定番だけれど、この作品ではキマリ家での悲劇が描かれるのみ。なぜかといえば、4人のうちちゃん学校に通っているのが2人だけだから。加えてゆづは通っている学校と学年も違うので、学力テストテーマにしにくい。てかそもそも女子高生を描くアニメ学校に通っていない子をメインにするという発想に惚れた。でも4人のスペックについてはうまく描かれていて、

マリ…部屋の片付けが苦手、一つでも赤点取ったら南極に行けない、コンパサー→基本はできない子

報瀬…キマリ説教する日向同意する、慎重に測量の訓練をする→できる子?

ひなた…高認(x大検)も取ってるし、合格判定もA→できる子

ゆづき…学校に行けない分ファミレス自習数学ノート(図形の作画が非常に丁寧、字が綺麗)→できる子

 南極での作業フェーズではそれぞれがいろんな作業をするので、できる子なのかできない子なのか分かるっていうのはそれなりに意味があるんだけど、それを「勉強の出来不出来を数字で表す」という無意味評価軸に頼らない演出にしてて好き。

マリが好きになった話

 「ここじゃないどこかへ」というモチベーションでここまで報瀬に付いてきたキマリ。それだけでもすごいのに、そのうえ報瀬の想いや大人組の想いを知った上で「みんなで行きたい!」と言ったキマリの鋼メンタルが描かれている。報瀬たちと同等の覚悟がないとこんなこと言えないはずで、物語の縦軸を担う報瀬ではなくキマリ主人公であることを再認識した大好きなシーン。

マリかわいい

16:35頃

マリうるかにしてください(キリッ)」

ひなた「いいからやめろキマリwww

マリうぇへへ…www」←かわいい

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