「夢想」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 夢想とは

2021-04-30

anond:20210430233855

公平とか平等とかって言ってる奴らだって自分の利害が一番大事

自分利益があれば協力してあげればいい

いつか誰かが助けてくれるなんて甘いことを夢想しているからいつまでたっても敗者なんだ

勝者体質の奴しか活動家なんて続けられないよ

2021-04-09

ブコメ返信part3】「議席をあてがえ論」フェミニスト弱者男性

ブコメ返信part3】

anond:20210408111121

さて、本日も返信の時間だ。

フェミニスト弱者男性を笑う資格はない(元増田)

www6 フェミニズムが明確な差別撤廃を出発点にしているのに対して、弱者男性論がそのフェミニズムへの揶揄から始まってる以上このレベルに落とし込まれるのは必至。「悪から生じたものは決して善にはならないのだ。」

本邦フェミニズムは明確に被害妄想からスタートしている。そしてやっていることは他者人権侵害に終始している。

弱者男性論はその過剰かつ的外れ攻撃へのカウンターから始まっており、「揶揄」というのは認知のゆがみというほかない。

弱者男性論が善というつもりはないが、フェミニズムも全く善ではない。

Ayrtonism 「弱者男性」もクオータ制を主張すればいいんじゃないの? 内容によっては自分は支持するよ。

そもそも弱者男性」に300万もあると思うか?

更に言うなら、差別差別で対抗するのは悪手。色々な属性のクォータにクォータを重ねて選挙形骸化しかねない。

ブコメ返信】「議席をあてがえ論」フェミニスト弱者男性に憤る資格はない

ktasaka なんだ。自身の部※への反論同士が矛盾してるので「まぜっかえすのが目的」ならさもありなん。/そういえば台湾ではわざわざ選挙クォーター制導入してるし成功しつつあるね。

矛盾」とだけ書いたら矛盾してることにはならんぞ。

IkaMaru 弱者男性にも議席を、とは言わないのね。ちなみにそれを実現するなら収入基準だと抜け穴だらけで機能しないので、いっそランダム選抜される裁判員のようなクジ引き方式の方がいい

言わない。選挙機能しなくなるから

muryan_tap3 こういうデファクトを"重んじる"奴は格差の固定を肯定するからこそ論外だと思うが。私も大人になるまでは女性差別とか努力次第なのではと思ってたが、年を取れば取るほどあらゆるところにある蔑視と無力化装置に驚く

年を取ればとるほどボケてないものが見えるようになるんですね。

格差の固定も何も、3年に一回リセットかかるし、その決定権は女性のほうが多く持っている。

Domino-R 参政権とは選挙権および被選挙権で、「当選権」などありはしない。/例えば貧困失業などに現金を「あてがう」のは当然の生存権。「女をあてがえ論」は単に女の人権無視されているか批判されているだけよ。

論外。

正当な手段に他の候補者より得票した候補に「当選権」がないとするなら、

被選挙権」なんてないのと同じだろうが。

議席をあてがえ」論は上記のように参政権を著しく侵害する。

論外。

Aion_0913 エロ文句言うフェミカウンターと言うけど、レイプ痴漢したいや女体や二次元エロを見てサカる危険な俺を見て欲しいという欲望が無くて貞淑に善良な生き方をしてれば弱者男性攻撃なんかしてないんだよな。

法の下で保障されている権利享受しているだけの者が、このような言い分を聞き入れる謂れはない。

妄想はいい加減にしてもらおう。「貞淑」?それはフェミニストこそが撥ね退けてきたもののはず。

歴史人権も知らぬ者、論外。

daisya どこが同程度なのか。鬱陶しいからもうこれから職場弱者男性っぽいオドオドした男に話しかけられたらあからさまに嫌な顔してやろうか。…となるのが狙いなのか?

どこが同程度なのかは元増田でも返答でも嫌になるほど説明している。

日本語が読めないうえに、脅し文句とは。論外。

Cunliffe この下水匂いのするバカキツネアイコン辺りなのかな? これはひどい あたまがわるい こいつバカ しねばいいのに あほ

論外。

子供にはインターネットは早いぞ。

agricola フェミニストの考える「議席をあてがわれない不利益」と、女をあてがわれない弱者男性不利益が同等and/or同質だから「笑えない」んじゃないのか?女がいない弱者男性議員になれないとか、何かあるだろ(嘲笑

そもそも議席をあてがわれない不利益」などない。

あれば立候補してるはずだからな。投票権男女平等だ。というか女性のほうが票数多い。

lawikakog まず女をあてがってほしいのかどうか、結局なにがやりたいのか、弱者男性で集まって方針を決めてくれ

現実的不可能提案をする詭弁論外。

フェミニストですら言うことが個々人バラバラだろ?

greenbuddha138 ただの対立煽りしか思えない。

対立煽り」というか積極攻撃をしてるのはフェミニスト側。

というか、別に対立は悪いことじゃない。

ブコメ返信part2】

aa_R_waiwai 議席社会の縮図であるべきなので、議席割当は賛成。

議席有権者選択によるものなので、「あてがえ論」は論外。

選挙制度のない国に行ってどうぞ。

greenT 真面目に弱者男性論とクォータを絡めるなら、弱者まり一定年収未満の区切りをつけた男のクォータを女と一緒に割りあて要求したらいいよ。弱者男性女性は同じ困難を共有してるんだから。俺は属性で縛るの反対だが

本文の主旨がわかっていないとしか言いようがない。

属性で縛ったり「あてがえ論」を唱える愚を語ってるのに、この返答はナンセンス

Ayrtonism 何だかよく分からないなあ。「まともな論者は『弱者男性に女をあてがえ』と言ってな」くて、かつクォータ制人権上の重大な問題があるのであれば、クォータ制に強固に反対する運動だけをすべきじゃないかな。

からないなら、分かるまで読め。同意不同意に限らずそれが当然だろ。

論外。

unnmo 選挙権は平等なのにここまで差がつくのは機会の不均衡以外の何物でもなくそ是正人権侵害とは言わない。男女問わず持たざる者へ富は再分配されるべきで、女は富ではない。機会損失が嫌なら雑だけど議員定数増やせ

選挙権が平等でも差がつくことは当然ある。有権者選択からな。

「結果はこうなるはず」というのは現実無視した非論理的夢想論に過ぎない。

有権者選択民主主義を「是正」などとは論外。

ブコメ返信part2-2】

B2igwzEE 「『議席をあてがえ』といわなきゃならんような切実さなら、もっと立候補する」つまり弱者男性論も議員立候補者が唱えるもの以外は切実ではないので増田あたりの意見スルー推奨だと。同意はしかねるが了解した

文章読む能力なさすぎ。

「『議席をあてがえ』といわなきゃならんような切実さなら、もっと立候補する」

この部分の「切実さ」が「議席」に係ってるとわからないのは義務教育の敗北。

論外。

vkara そのうち男女だけじゃなく年齢とか障害者とかマイノリティの定員もあればいいと思うけどね。国のこと決めるのが有名人二世三世金持ちしかも大半がおじいちゃんって偏りが続いてるのだから

偏りを是正するなら有権者に訴えよ。

それが絶望的に下手糞なことを、有権者権利を奪うことっで解消しようとするべきでない。

keytracker 制度が不完全で、今の社会では参政権侵害されてるって理屈やろ。女あてがえ論が同じだと言うなら、せめて今の社会弱者男性婚姻に関する権利侵害されてる理屈女性側の権利侵害されない方法とかがないと

制度が不完全」?普通選挙だぞ?

しろ「あてがえ論」のほうが参政権侵害することになる。

別の阿呆が書いていたが、「当選権」などない。単に有権者の集められてないだけ。

それは「弱者男性」がパートナーにしたい者の好意を得られていないのと全く同じだ。

voodoo5 正直、弱さで他人を殴るのって好みじゃない。論外かな?ごめんよ。

女性マイノリティ」と言い張るフェミニストに言っておくれ。<storng>論外だ。

msukasuka あら、また返信いただいてるわ。/完璧な男社会というのはね、女の大半も男の都合の良い思想に絡め取られてる社会のことだよ。洗脳というと物騒だけどね。若い子ほどその洗脳は薄いから死に絶えるのを待つことになる

「都合のいい思想からめとられてる」ことを客観的証明してください。

「絡め捕られていない」という幻想を抱いてる一部の人が正しいという証明を。論外。

spark7 普通選挙達成=男女平等達成って頭涌いてんのか。選挙は金、金は男女で偏ってる。論外やろ。差別格差のある環境下で取った統計能力差を示すのではなく差別格差の現状を表すにすぎないのだよ。

普通選挙格差などない。選挙は票。

金がいくらあっても票は買えない。

そしてその票はむしろ女性のほうが持っているという現実を見ろ。

論外。

ブコメ返信part2-3】

worris 異常な執念深さ。相手方が疲れて諦めるまで続けるんだろうな。シーライオニングを指摘したら、シーライオニングの定義がどうのこうの言い出しそう。

お前、「シーライオニング」の意味知らないだろ。

俺の増田のどこに質問がある?繰り返してる?

知ったかぶり論外。

hellshake おススメの映画ある?

最近見たのでは、

netflixの「オールド・ガード」面白かったよ。

あとはタイ映画の「チョコレート・ファイター」もよかった。阿部寛ヤクザやってる。




本日は以上。

2021-03-31

anond:20210331214700

良識あったら異性の同性カップルやらその性交やらを夢想してかつおおっぴらに語りあったりはせえへんやろー

2021-03-18

anond:20210318082654

典型的夢想ブクマーだな

そういう感想勝手に抱くのは勝手だけど、ルールが変わらない以上は現実は何も変わらない

2021-03-17

「夢の第11レース」見ないで、ウマ娘してんの?

JRACM「夢の第11レース」を見たことがあるだろうか。

https://youtu.be/kcv3D26GjWA

スターホース時代を超越して、同じレースで激突するー。競馬ファンなら誰もが一度は夢想することを、JRAが本気でCM化したものだ。

何が「本気」か。CMに登場する18頭を集結させるために、過去レースの馬番をもチェックしているのだ。

例えばウオッカ日本ダービーときの3番、ディープインパクト皐月賞14番が使われている。実際のそのゼッケンを付けていたのだから映像に全く違和感がない。一方で、同じ馬番の被りは避けねばならず、丁寧な調査必要だったと思う。

そのあとも時代の違う名馬を共演させる「夢のVS.」が放送されたが、「夢の第11レース」の衝撃には及ばない。

ドリームレースアニメ表現した「ウマ娘」もいいけど、5年前(?)のこのCMは再評価してほしい。

2021-03-15

 最近年度末進行で帰宅がこんな時間だ。家にあるインスタント食品休みの日にイヤイヤ作った作り置きを貪り、シャワーおざなりに浴びて、布団にくるまっていると涙が出てくる。

 こんな時に、可愛いお嫁さんがいたら、と夢想する。家に帰ると明かりがついてて、部屋は暖かいキッチンにはお嫁さんがいて、ビールを飲んで待ってると体に優しい野菜たっぷり使われた和食なんかが出てくる。テーブルに2人でついて、気持ちの優しいお嫁さんが「今日はどうだった?大変だった?」なんて聞いてくれるから仕事が終わらないだとか上司が無茶しか言わないとか愚痴を言う。そのあとはわかしてもらったお風呂にゆっくり入って、ほかほかのままベッドに入って、となりには柔らかくていい匂いがするお嫁さんがいる。そして、おやすみなさい、明日も頑張ろうね、なんて言ったくれたらどんなにいいか

 驚くべきことに、こんなことを夢想しているのはヘテロセクシャルの女だ。女の私でさえ激務にやられるとこんな旧時代的なジェンダー感のお嫁さんを求めてしまうのだから男性はいわんやだろう。このまま満たされない日々が続くと、内面KKOになりそうで怖い。

2021-03-14

https://anond.hatelabo.jp/20210314105300

いや、俺もウマ娘FGO三国夢想みたいな作品も嫌いだぞ。

ただ、苦々しく思うからといってこういうダサすぎるマウントかますオタクアニメオタクだろうが競馬オタクだろうが鉄道オタクだろうが💩だって話な

2021-03-08

エヴァンゲリオンって「ぼくは勉強ができない」だったのな。

テレビ、旧劇、シンでヒロインがちがう。

で、シン以外はアンハッピーエンドにしてるね。旧なんて「気持ち悪い」エンドだったしな。

からむしろ庵ハッピーエンド

そしてシンがシンになったのは新キャラがいたからこそなんだな。

現実から迎えにきてくれたひとが、中二病が授業中夢想する空から飛んでくる女の子だったのな。

シンは大団円というのともちょっとちがうけど。

あと、ラストホームの向こうはもうちょっとみておきたかった。あそこから別のホームに移ったってことなんだ。

あと劇中の歌、みんなかなり重くて意味深ものだったね。

歌のメッセージを久しぶりに強く感じた。

とくに坂本真綾が歌う一連。

あれを集めた音源化ってしねえかな。オールアカペラでいいんだけど。

ネタバレごめんね。

こんなタイミングはてな匿名ダイアリーなんかみてるあなたが悪いのよ。

2021-03-02

anond:20210302003925

なんか「高学歴」にやたら高潔さを夢想してる人っているよな。ほとんどの高学歴たまたま積んでる脳味噌スペックが高かっただけの普通の俗人だぞ。

2021-03-01

必読書コピペマジレスしてみる・自分オススメ41冊編(2)

戻る→anond:20210301080105

倉橋由美子聖少女

まり男性女性がとは言いたくないのだが、女性作家の描く知的早熟少年たちというのは、エルサ・モランテの「アルトゥーロの島」なんかでもそうなんだが、男性が描くときはまた違った魅力を発する。サリンジャー知的論理的自分を追い詰める子供たちとはまた別の硬さがあってよい。新城カズマサマータイムトラベラー」の高度に知的でありながら情緒は年相応な少年少女もいい。

さておき、これは近親相姦お話なのだが、印象に残っている描写は次の通り。主人公たちの仲間に大食漢の男がいて、しばしば生肉弁当の代わりに食らっている。回りの女子生徒たちも面白がって彼に餌付け(?)していたのだが、ある女子生徒がブルマーを入れていた袋の中に隠していたウサギを、生きたままで彼に与えた。血まみれで凄惨な場面でありながらも、大食漢は実においしそうに平らげていた。

例の文学少女から薦められて読んだことでも思い出深い一篇。

ミラン・クンデラ存在の耐えられない軽さ」

頭が良くてモテる男が主人公なのでいけ好かないモテること、たくさんセックスすることこそが人生の目的になっているような奴は理解できない。なんか知らないやつにいきなり人の部屋をのぞきまれ、「お前の人生にはエロスが足りない!」と叫んで出ていかれるような気分がする。しかし、これもまた祖国を追われた人間が、知性と皮肉現実適応しようとした姿なのかもしれないのだ。

それと、この本で感謝しているのは、さまざまな政治的活動に対して感じていた居心地の悪さを、「キッチュ」をはじめとしたさまざまな言葉言語化してくれたことだ。ポリコレを正しいと信じているのに、そこにあるどうにも解消できない居心地の悪さが気になる人が読むといいんじゃないかな。

あとは頭が良すぎて、多くの人が無視したり忘れていたりしていることが見えてしまい、幸せになれない著者みたいなタイプが読むと幸せになれそう。イワンカラマーゾフとか御冷ミァハみたいに、頭が良すぎて不幸になるというか、自分の知性をどこか持て余してしまタイプキャラクターが好きだ。

メアリーシェリーフランケンシュタイン

死体から作られた怪物がただただかわいそう。容貌醜悪なだけで化け物として追われ、創造主からも拒絶された彼の孤独を考えるだけで悲しくなる。まったく同じ理由で「オペラ座の怪人」も好きだ。どちらも間違いなく殺人者ではあるのだけれども、容姿馬鹿にされたことがあるのなら共感せずにはいられないだろう。関係ないけど、オペラ座の怪人ヒロインから振られたことを受け入れられたのって、やっぱり正面から振ってもらったからだよな、と思う。音信不通フェードアウトされたら怨念はなかなか成仏しない。

それと、これはSF的な感覚かもしれないが、人間離れした(時としてグロテスクな)姿を持つ存在が、非常に知的であるというシチュエーションがとても好きで、その理由から後述の「時間からの影」や「狂気山脈にて」も愛好している。

ロード・ダンセイニ「ぺガーナの神々」

架空神話ショートショート形式で述べられていく。ただそれだけなのにこんなに魅力的なのはなぜだろう。彼の作品基本的に短く、しょうもないオチ作品も割とあるのだけれども、時に偉大で時に卑小な神々の物語は、壮大な架空世界に連れて行ってくれるし、すぐ隣に隠れているかもしれない小さな妖精魔法も見せてくれる。

テッド・チャン「息吹」

あなたの人生の物語」とどっちにするかやっぱり迷った。映画メッセージ」の原作が入ってるし、増田で盛り上がってるルッキズムテーマ作品だってある。だが、寡作な人なのでこの2冊しか出していないし、片方が気に入ったらきっともう片方も読みたくなる。

表題作は、意識を持ったロボットのような存在がいる宇宙お話なのだけれども、そのロボット自分の脳をのぞき込んでその複雑な仕組みに心を打たれる。そして、世界を観察することで、何万年も経てばこの世界は滅んでしまうことを悟る。人間とは全く似ても似つかないロボットたちだが、やっていることは人間サイエンス、真理の追求という営みと本質的には同じだ。何かを知ろうとする営為の尊さについて語っている。得られた知恵で、自分たちも世界もいつかは終わってしまうと知ることになろうとも、知識を求める崇高さは変わらないのだ。

イワンセルゲーヴィチ・ツルゲーネフ「初恋」

学生時代自分女性に冷たくされる文学が好きだった。からかわれたりもてあそばされたり馬鹿にされたりする作品のほうが好きだ。そのほうがリアリティがあったから。寝取られ文学が好きなのもそれが理由だし、谷崎潤一郎作品も同様の理由で好きだ。

自分馬鹿にしていた少女が突然しおらしくなり、自分に近づいてくる。いったいどうしたことか、と思って期待しながら読んで、絶望に叩き落されるがいい。

イサク・ディネセン「アフリカの日々」

ライ麦畑」でホールデン少年が感動した本。アフリカ植民地で暮らす女性視点からその生活を書いている。友人のイギリス人が亡くなったとき、まるで故郷をしのぶかのように墓が深い霧に包まれたシーンがとても美しい。

個人的には、当時の基準からすればアフリカの人々に対して丁寧に接しており、評価も概して公平であるように感じた。ところどころ「有色人種特有の」といった表現があったり、アフリカ前近代社会とみなしたり、古い進歩史観は見られるし、植民地支配者側から視点批判的に読まなければならないが、色眼鏡比較的少ない観点に心を動かされてしまったのは事実だ。

植民地時代アフリカって、宗主国以外の人もたくさんいたこともわかって面白い。当時は英領東アフリカだが、そこにはスウェーデン人もいればノルウェー人もいる。古くから貿易相手としてのインド人だっている。独立後、彼らは日本人満州朝鮮半島台湾などから引き揚げたように、撤退したのだろう。植民地について理解するためにもおすすめ

J・R・R・トールキン指輪物語

はまった。十代の頃にとにかくどっぷりとはまった。今でも表紙のエルフ文字を使って誰にも読まれたくないことをメモするレベルではまった。

かに話の展開は遅い。重厚に過ぎる。設定を語るためのページも多い。しかし、この長大小説を読むことで、開始数ページで読者をひきつけなければならない現代小説からは得られない、長い旅をしたという実感を得られるのは確かだ。小説家には良き編集者の助言は必要だが、今のように急ぐ必要のなかった時代もあったことは忘れたくない。

中島敦「狼疾記」

李陵」や「弟子」や「山月記」じゃなくてなんでこれなのか、という声もするのだけれど、自意識過剰文学少年の思っていることをすべて言語化してくれているので推さずにはいられなかった。十代の頃の感受性は、何よりもこうしたものを求めていた。親の本棚にこれが積んであったのは幸運だった。

これは「三造もの」と呼ばれる中島敦私小説的の一つであり、世界の滅亡や文明無意味さに対する形而上学的な恐れや不安意識の片隅にある人間なら確実に刺さる内容だ。最後説教パートもさほどうっとうしくない。なぜなら、きっと文学少年文学少女たちは、その言葉無意識のうちに自分に投げかけてきたからだ。

ウラジーミル・ナボコフロリータ

膨大な知識と華麗な文体を背景にして、あらゆる性的な乱行を正当化してしまうのがナボコフ作品の一つの特徴である。語り手ハンバート・ハンバートは十代前半の少女を性の対象とする中年だ。自分初恋の思い出がどうこうとか述べているが、それだって言い訳だ。

しかし、この作品はただの小児性愛者の物語ではない点が油断ならない。少女ロリータはただ性的搾取されるだけの存在ではなく、自ら性の冒険に乗り出す。清純で清楚な少女という幻想は、最初からハンバート夢想の中にしか存在しない。ハンバートにはロリータ内面や考えなど最初から見えていなかったし、見ようともしてこなかった。

ただのスキャンダラスな本ではない。これは一人の身勝手男性心理の解剖である

新美南吉「屁」

ごんぎつね」の作者として知られるが、こんなふざけたタイトルの話も書いている。しかし、これは「自分は常に正しい、正しく道徳的であらねばならない」としてきた子供挫折を描いた小説であり、この社会弱者にあらゆる責任を擦り付けている様子を全く卑近話題から告発した話なのだ自分がした屁の責任かぶらされた、いつも屁をこいている少年への同情と軽蔑は、僕らの弱者への姿勢のものじゃなかろうか。

短いし、青空文庫で読めるのでオススメ

https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/3040_47823.html

仁木稔「グアルディア」

遺伝学の発展が少し早かったパラレルワールド未来舞台にした愛憎劇であり、変身ヒーローものでもある。ただのSFと違うのは、さまざまな文化が変容を受け、再解釈を受けて受容されることまでもプロットの一部として組み込んでいるところだ。さらには疑似科学陰謀論社会関係も描いている。今、読まれてほしい作家の一人だ。

仁木稔作品は僕の好み、ストライクど真ん中なんだけど、世界史や文化史、自然科学物語論の素養がないと(かじるレベルでいい)作者の構想を味わい尽くすのが難しいので、滅茶苦茶売れる作品にはならなそうだというのは認めざるを得ない。現に舞台ラテンアメリカ日本人になじみが薄いし、シリーズの別の作品中央アジアだ。それでも、伊藤計劃と並んで、社会学なんてつまらないって誤解を解いてくれた大きな恩がある作家だ。早くこのシリーズ最新刊が出ないか、今か今かと待っている。

イザベラ・バードイザベラ・バード日本紀行」

明治一年日本都市から農村を実際に歩いて見聞した手記である。率直に衛生状態の悪さやはびこる迷信批判している箇所はあるものの、その率直さが当時の日本がどんなだったか身びいきなしに教えてくれる。現代日本人が近隣の、例えば東南アジア諸国を見聞して不満がる、偽ブランドの横行や衛生状態の悪さ、家畜との同居や騒々しさなどが明治日本ではごく普通だったってことは知っておいていいと思う。

著者は北海道にも足を延ばした。アイヌ民族について日本人よりも好意的に描いている場面もある。しかし、当時の西欧人の感覚でよくわからないのだが、「粗野な外見だけどとても優しい目をしている」と褒めた民族のことを、別のところでは「将来の可能性を閉ざされ民族である」と書く点だ。もしかして、かつての人々が持っていた、文明と野蛮の間にある壁・差異イメージは、僕らが直観するよりもはるかに深刻な差別意識内包した、強固な偏見に根差しものだったのかもしれない。単純な軽蔑どころではない、もっとひどい無理解に基づいた恐ろしい何か。同じように、キリスト教によってこそ日本の悪習は絶えるという発想がどこから来たのか。そういうことを考える意味でもおススメしたい。

ハン・ガン菜食主義者」。

とても面白かった。父の暴力を遠因として、あらゆる動物的なもの嫌悪するようになった妹と、ただやり過ごすことで生きてきた姉を軸に描かれた三連作。壊れた夫婦描写に優れる。

妹は最後には精神を完全に病んで、何も食べられなくなるのだけれども、彼女が持つ植物になりたいという妄念が、本当に精神病の患者さんを観察したんじゃないかってくらい、細部にリアリティがある。

姉はおとなしいのだが、自分はただ忍従し、やり過ごしてきただけで、自分人生を全く生きていなかったのだと、夫の裏切りによってやっと気づく。夫は夫で、そのおとなしい妻に対して息苦しさを感じている。他の家庭のように、怒鳴り散らしてくれたらどれほど楽か、と嘆くのだ。

韓国ってよく叩かれているけど、日本と同じように家族のしがらみとかとかで苦しむ描写が多いので、意外とわかりやすい気がする。

進む→anond:20210301080225

必読書コピペマジレスしてみる・自分オススメ41冊編(1)

日本文学編(anond:20210222080124)があまり注目されなかったけれども、記憶を頼りに続きを書く。

芥川龍之介河童

どの作品を入れるべきか迷った。古典翻案に見られる知性とユーモア晩年作品にみられる迫害的な不安、どちらの傾向を持つ作品であっても、元文学少年の心をひきつけてやまない。特に歯車」などの持つ、すべてのものが関連付けられて迫ってくる凄味は、学生時代に再読したとき、行き詰まりかけていた学生生活不安と重なり、ただただ恐ろしく、読み終わってからしばらくは寝床で横にならされた。

河童」を選んだのは中高生の頃で、河童の国を旅する要素に心を惹かれたことを思い出したからだ。それは、大学生の頃よりも不安が弱かったからなのか、この作品に潜む女性への憧れと恐れが自分に響いたのか、あるいは架空世界架空言語に魅せられたのか、その理由はわからない。

ハンス・クリスチャン・アンデルセン雪の女王

アンデルセン小説を読んでいると、きっとこの人モテなかったんだろうなあ、ってのがひしひしと伝わってきて、何だったら今晩一杯つきあうよ、的な気分にさせられる。一人寂しいときへの痛みと、女性への復讐心が入り混じっていて、読んでいて心がきりきりとする。

で、この作品の中でひたすら「いいなあ」と思うのは、悪魔の鏡のかけらが心の中に入ると、どんな良いものもその欠点ばかりが大きく見えてしまうという設定だ。

ところで、ディズニー作品価値貶めるつもりはないけれど、原作とは全然違う話に似たタイトルをつけて世界中に広げるのってどうなんだろう。デンマーク人は怒らないんだろうか(「人魚姫だって原作改変をやってるし……。いや、ディズニー普通に好きなんですけど、最近こうした異文化の扱いって難しいですし……)

グレッグ・イーガン祈りの海」

「白熱光」にしようかと思ったのだが、これはエイリアンニュートンアインシュタイン物理学自力発見していく過程が延々述べられるだけの話で、燃えるけれども物理学の基礎をかじっていないとちっとも面白くないのでやめた。ついでに、彼の欠点として「科学者エンジニア最高、政治家宗教家文学者は役立たずのクズ」という態度を隠そうともしないところがある。要するに理系の俺TUEEE小説なのだ。それに、しょっちゅうヒロインから説教されるし、作者はいったいどういう恋愛経験をしてきたか非常に心配になる。

そうしたえぐみ比較的少ないのがこの短篇集で、最初に読んだ本だから愛着がある。それに、上の隠しきれない欠点にも関わらずイーガンが嫌いになれないのは、科学的な真理に向き合う姿勢と果てしのない好奇心がかっこよく、さらに己に課した厳しい倫理に身が引き締まるからだ。

カズオ・イシグロ日の名残り

友人と富士山に登るときに持っていったこともあり、これも自分にとって思い出深い小説だ。これは、大戦後の新しい時代適応できない英国執事物語である

彼の小説の語り手は基本的には何かを隠していることが多いので、いつも歯に物の挟まった言い方をする。そのうえ、誰もが自分の信念にしがみついているものから登場人物同士の会話は勝手な主張のぶつけ合いになり、実のところ会話になっていない。

カズオ・イシグロはそうした気持ちの悪さを楽しむ作家だ。そして、「日の名残り」は自分の本当の気持ちに蓋をして生きている人、やりたいことよりもやるべきことを優先してしまう人に、刺さる作品であるに違いない。

ミシェル・ウエルベック素粒子

彼の作品不快だ。主人公のボヤキは原則として次の通り。俺は非モテから思春期の頃には思いっきセックスできなかった(2023年10月3日追記。「処女と金銭のやり取りなしでイチャラブできなかった」が近いか?)。中年になって女を金で買えるようになったが、ちっとも楽しくない。子供も老人もみんな大っ嫌いだ、バーカ! これはひどい

作中に出てくる西欧文明の衰退だのなんだの宗教への逃避だの一見知的に見える議論も、すべて上記の嘆きを補強するためのダシに過ぎない。それでもなお、なぜオススメに入れたのかというと、人をエゴ抜きで愛することの難しさを逆説的に語っているからだ。そして、自分が愛されておらず、必要ともされていないと感じたとき人間がどれほど孤独とみじめさを感じるかを緻密に描いている。皮肉なことに、これは性と愛について真摯思考した書物である

ただ、どの作品も言っていることが大体同じなので何冊も読んではいない。

ヴァージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人

僕がウルフのことが好きなのは、単純に文章が美しいというだけじゃなくて、迷っている人間の頭の中で浮かぶ複雑な段階が細かいところまでよく見えているからだ。例えば親しい人への憎悪が浮かび、言葉ではそれを否定して見せるが、態度にふとこぼれ出てしまう。そうした過程子供が貝殻を見つけたときのように、ひとつひとつ並べている。

そして、意識の流れとでもいうのか、ある人物意識から別の人物意識へと、外界の描写連想を経てシームレスに移行していく感じが、本当に巧みな脚本映画みたいで、やっぱり映画って文学から相当影響を受けてるんじゃないかって勘ぐったりするのだけれど、本当のところどうなのかは知らない。眠る前の自分意識もふと過去に飛び、すぐに現代に戻り、夢想し、眠りに落ちていく。

灯台へ」とどっちにするかこれも迷った。

ミヒャエル・エンデはてしない物語

さえない少年万引きした小説を読んでいると、いつしかその物語の中に取り込まれしまう。これは主人公異世界に行き、そこでなりたい自分になるが(まさに公式チートだ)、その報いとして自分自身が本当は何者であったかをどんどん忘れてしまう。何よりも面白小説なのに、その小説現実に向きあう力からではなく現実逃避の手段となることの危険性を訴えている。主人公が万能チート野郎になってになってどんどん嫌な奴になっていく様子は必見。また、後半で主人公を優しく包み込む人物が、私の与えたものは愛でなく、単に私が与えたかったものに過ぎない、という趣旨台詞を言うシーンがあり、これが作品の中で一番自分の心に残っている台詞だ。

ちなみに子どものころ映画版を見て、原作とは真逆メッセージストーリーになっているのにショックを受け、初めて原作破壊行為に対する怒りを覚えた。僕が大人商業主義を信用しなくなったのはこれ以来かもしれない。

円城塔文字渦」

基本的自分は何かを知ることが好きで、だから知識の物量で殴ってくるタイプの彼の作品も好きである。それでいてユーモアも忘れないところが憎い。フィクションとは何だろう、言葉文字物語を語るってそもそもどういうことだろう、そうしたことをちらりと考えたことがあるのなら楽しく読めるはず。「Self reference Engine」で抽象的に触れられていたアイディアが、漢字という具体的な文字によって、具体的な形を与えられている。

元々SFの人だけれども、最近日本古典にも守備範囲を広げ始めていて、SFが苦手な人も楽しいと思うし、慣れたらSFにも手を出してほしいとこっそり思っている。

遠藤周作沈黙

どうしてこれほどあなた信仰しているのに、手を差し伸べてくれないのですか。せめてささやか奇跡あなたがいらっしゃるということだけでも示してください。そういう人類が何千年、何万年も悩んできたことについて。神に関しての抽象的な疑問は、具体的な舞台設定を与えないと机上の空論になる。

以前も述べたが、ここに出てくる仲間を裏切ったりすぐに転向したりしてしまう情けないキチジローという人物がとても好きで、彼の「迫害さえなければまっとうなキリシタンとして生きられたのに」という嘆きを、情けないと切り捨てることができない。

ただただ弱くて情けない人物遠藤周作作品にはたくさん出てくる。だから好きだ。僕が文学にすがらねばならなかったのは、それなしには自分の弱さ、愚かさ、卑怯さ、臆病さ、ひがみを許せなかったからで、強く正しい主人公たちからは救われなかった。

イタロ・カルヴィーノ「冬の夜一人の旅人が」。

男性読者」という名の作中人物が本を買うが、その本には落丁があった。続きを探すために彼は同じ本を手に取った別の読者である女性読者」を探し求める。彼はいろいろな本を手に取るが、目当ての本は結局見つからない。枠物語の内部に挿入されるつながらない小説の断片は、それだけでも完成度が高く、まるで本当に落丁のある文学全集を読んでいるような楽しみがある。

世界文学パロディー化した物語のページをつないで作った「鏡の中の鏡」かと思わされたが、それ以上のものだった。語りの文と物語関係とは、新作と偽作とは、そんなテーマ物語レベルメタレベルの二つの層の間で錯綜して語られている。

ダニエルキース「アルジャーノンに花束を

知的障害者チャーリーゴードンが脳手術で天才になるが、その知性は長続きしなかったという悲劇として知られている。けれども、僕はこれをただの悲劇として読まない。障害者セックスについて正面から向き合った最も早い作品の一つだからだ。

チャーリー女性の裸を考えるだけで罪悪感からパニックになってしまう。それは母からの過度な抑圧と体罰が原因だったが、それはチャーリーの妹を彼の性的好奇心から守ろうとするが故の行動だった(チャーリーの母が、周囲からもっと支援を得られていたら、あれほどチャーリーにつらく当たらなくて済んだんではないか、とも思う)。

天才になったチャーリーは恋をし、トラウマを乗り越え、苦労の末に愛する人と結ばれ、やがて元の知的障害者に戻ってしまう。一見すると悲劇だが、彼にはセックスに対する恐怖がもはやなくなっている。彼がただの障害者に戻ってしまったという感想は、その視点が抜けているのではあるまいか

ナタリア・ギンズブルグ「モンテ・フェルモの丘の家」

素晴らしかった。中年の仲良しグループというか、ツイッターでいうクラスタの間を行き交う書簡を通して話が進む。居場所をなくすこと、愛情を失うこと、自分の子供をうまく愛せないこと。そして、友人の死。テーマは深刻だ。なのに、読後感は良い。それは視点距離を取っているからか、登場人物を公平に扱っているからか、それとも愛を失う/奪われる過程だけじゃなくて、そのあともちゃんと書いているからなのか。長い時間の中で、家族や友人が近づいたり離れたりする感じ、これこそ人生だ、みたいな気持ちになる。

アーサー・C・クラーク幼年期の終わり

子供の頃、太陽が五十億年も経てば地球を飲み込んでしまうと知って、非常に恐ろしかったのだけれど、それ以来人類運命について書かれた物語がずっと好きだ(H・G・ウェルズの「タイムマシン」も何度も読んだ)。

人類は滅んでしまうかもしれない。生き延びるかもしれない。しかし、宇宙に出て行った結果、ヒトとは似ても似つかないものになってしまうかもしれない。彼らは人類の何を受け継ぐのだろうか。そして、今しか存在しない自分は、果たしてこの宇宙意味があるのか。

人類運命が気になるのと同じくらい、僕はきっと遠くへ行きたいと思っている。だから、ヒトという形から自由になってどこまでも進化していく話に魅了され続けるのだ。


進む→anond:20210301080139

2021-02-23

https://anond.hatelabo.jp/20210222233810

1.MMT信奉者ではないか

MMT論者なら、五輪賛成もありだろう。公共投資リソースに余裕があるなら五輪もありだ。

MMTは行ける証拠ダメ証拠もない、ゆるふわ仮説段階の経済理論というのが自分認識。今やるなら大博打になる覚悟必要だ)


2.公共投資としてやや筋悪だから

建設投資自体別にいい。だが五輪のような一過性イベントへの建設投資は、日本の現状では優先順位が低い。

承知の通り、五輪は一地域、一時に需要が集中する。需要自体はいいが、こういう需要増は中長期的な効果投資額の割に低い。

一気の需要増では建設コストが高くなるので作られたインフラコスパが悪く、一時の特定需要に合わせたインフラである以上、流用すれば無駄ではないにせよどうしても効用が落ちる。

同じ額の建設投資をするなら、日本全国津々浦々の老朽化インフラの中期的な修繕整備に廻した方が、フロー乗数効果ストック効果も高いはずだ。

衰退国家必要経済政策は絶えざるデフレ圧力需要減少の中で軟着陸するための撤退戦戦略

「強力な需要喚起で、そこを経済成長起爆剤に!」みたいな考え方は成長過程では妥当政策だが、ファンダメンタルマイナス気味の国家では通用しない。


最も重要な「経済成長」を達成する手段がもはやない、「不幸の中でマシなものを選べ」というのが、日本経済政策選択肢の現状、という認識が前提。

ゆえに財政出動としての効率の悪さから、開催決定前から五輪招致自体に反対している。

緊縮は自殺行為だが、五輪開催のような根底に「どこかに低成長脱出経路があるはずだ」という夢想がある政策も、延命治療リソースを減らす寿命を縮める行為に変わりはない。

本邦には「プラスからいいじゃん」というような余裕はない。限られたリソースを最適に運用しなければ、衰退まっしぐら崖っぷち国家なのだ

(繰り返すが、もしMMTが正しければ、という点に一縷の望みがあることは認める。)

2021-02-22

anond:20210222015226

オリエンタルなすでにあるロボットもググらず

それらはまだ十分に元増田の求めるような機能を持っていない。未来夢想することで可能性はあるか、どんな問題があるかを議論するのは意義があるし、何より楽しい

テレビ漫画みてそれが標準とおもいこんでるやつからしたら

メディアの影響でルッキズムが育つという根拠はない。マンガキャラクター美人ではなく顔のディティールを省略して表情をわかりやすくするように、デフォルメしたもの

とくにこういう青臭いことかくやつ、高確率で回り中女子高生だらけのくせにこういうKKOになりすまし文章をかっこよく書いてみたかっただけの釣り師志望工房とかなんだよな

そういう知り合いがいるのか? 自分がそうだったとしてもそれは n = 1 の少数例に過ぎない。「凄まじくモテる姉さん」も個人の例で、ブス = モテるの構図を導くには無理がある。

以上四箇所で空想を前提として叱責している。口を開くたびに牽強付会になるあなたこそ、労力を割いて書いた自分文章バカさを自己証明してしまっているアホだろう。唯一、馬脚でた、って指摘だけが読む意味があるように思える。さほどの長文ではないにせよ、S/N比がとても低い虚しい成果を残してるね。

あるいは自分が愉しめればそれでいいのか。もし誰でもいいかネットで気兼ねなく殴れる奴を探して鬱憤を晴らしているのなら、あなた現実にこそ向き合うべきだし、目の前のソイツだって心のある人間だってことを忘れないでとアドバイスしたい。同じ人間から、殴られれば傷つく。誰かに傷つけられた痛みは、そう簡単には消えない。

2021-02-21

絵描きが消えるのが辛い

最近絵描きが「絵描くのが辛い」って言ってみんな消えてしまう。

私が支援しなかったせいなのかなって思ったけど、それは絵描きのみんなどう思ってるんだろうか。

でも、そんなこと言っても私は相互の絵RTするbotじゃないし、相互のこと有名にしたくてフォローしたわけじゃないし、互いの絵に胡麻すったり傷の舐め合いしたくて「フォローありがとうございますよろしくお願いします」って言ったわけじゃないし、でも、私のRT一つで寿命伸びるんだったら、変な意地張ってないで機械にでもなりゃよかったのかなあ、どうなんだろう。でもそれは私のTwitterの楽しみ方に反している気がする。

キモイ意地張ってないでRTしろクソカス」といわれても仕方ないと思う。目に見える結果でやる気が出るのはマジでそうだし、自分もそういう時期あったし今でもちょっと思ったりするし、その気持ち肯定したい。でも、それのせいでSNSが住みづらい場所になってしまうならもうやめてほしいって、思う。相互の絵が悪いわけじゃないし、相互の絵好きだし、相互が気に入らなくて貶めたいわけじゃない、ただ、「相互支援しなきゃ」って言ってTwitter開くなんておかしいだろって。相互の絵一つ一つに引用RT一生懸命胡麻すって(ほんとうに本心だったらごめんなさい)、それ楽しいですか。どの界隈でも同じくらいそういう人がいると思うだろうから、私のようなクソザコごときが何言ったって何も変わらないだろうけど、でも、ずっとずっと引っかかってた。

いいねRTしなきゃ、相互じゃないんですか。絵描かなきゃ人権ないんですか。

自分の事有名にしてくれないなら興味もないんですか。

絵が伸びなきゃこんな垢ゴミだと思ってしまうんですか。

繋がりたいタグは、友達じゃなくて支持者を増やすためのものだったんですか。

相互にとって、わたしはどこまで行っても「1RT1いいね」でしかなかったんでしょうか。

それが間違ってるとは思わない。だけど、きっと正しくもないんだろう。

私はただ、相互がたしかに同じ日本国内存在していてそれぞれの生活をしていて、働き遊び気が向いたら好きなだけ絵を描いて、私とおなじジャンルに夢中になっているところを、別のジャンルを楽しんでいるところでさえ、見ていたかった。(さすがに全員に対してそうとは言えないけど)

でも相互はそうじゃなかったんだなって思ったら、なんだか悲しい気持ちになってしまった。それはもちろん勝手夢想してる私が悪いけれど。

いや、でも、正直気持ちマジでわかる!!!!!!!!何日も何時間もかけてエスキースたくさんして、ラフ時間の許す限りブラッシュアップして、配色も塗りもめちゃくちゃにこだわって、時折エゴイスティックになってみたりして、そんなふうにしてようやく完成した絵があまり見てもらえないとさすがにつらい!!!!それは私もわりとあるしせっかく描いたんだからもっと見てよーとは思うし、見てもらうために恥ずかしながらアップする時間とか考えたりハッシュタグつけたり、はずかしい話だけどあんまりにも「これはめっちゃうまく描けた!!」と思う絵だったら時間たってから自分RTしたりしてる!!!

でもやっぱり私たちがやってることってどこまでいってもファンアートで、二次創作で、人の作品を借りているだけでしかいから、そういうことは声を大にしてまで言えない。言わない方がいいと思っている。

高校1年生の時いろいろ教えてくれたり仲良くしていただいた方に一度お𠮟りを受けたことがあって、「見てもらえるだけの努力が足りていない」という言葉を私は今でもずっと覚えているし、それが人並みとは言えないかもしれないけど努力はしてきた。それでも伸びなかったときは、次は何描こうかなって前を向くことにしてる。みんなそうすればいいとは言えないけど、数字という無機質で無感情ものに縋らないでいることはそんなに難しいのかな、とは思っちゃう

今日、「消えるけど垢は残すしいつか戻ってくると思う」と言っている人や、おそらく息をしていない人、絡みがあんまりにも少ない人、合わない人などを何人か相互から外してしまったけれど、正直めちゃくちゃに迷った。インターネットはいってもその向こう側にいる人は生身の人間だし、リアルでもSNSでも壊してしまった人間関係が多すぎる故、関係を断ち切るって結構すごい事だと思っている。だからいくら「またどこかで会えたらいいね」という軽い気持ちだったとしても罪悪感がつきまとってすごく、すごくつらかった。

でも、「戻ってきてくれるかもしれない」という希望を捨てたかった。もう終わりにしたかった。絵描きたまごとして、絵を学んで生きている人間として、「伸びる伸びない」で絵を描く人を見ていたくなかった。絵やフォロワーを、承認欲求を満たす完全な道具にしている人を見たくなかった。絵が伸びなくて苦しんでいる姿だってもう見たくない。

やっぱり、私のせいだったんだろうか。私のせいでもあったかもしれないのに、関係を断ち切ってしまってよかったんだろうか。ってずっとずっとそれが離れない。

よほどの努力をしない限り「努力が報われる」とか微塵も思ってないしそんなこと言うつもりない、お願いだからもう、こんなことで苦しまないでほしい。こんなことで、いなくなったりしないでほしい。もちろん人間関係が辛いとか嫌がらせをされるとかもうこのジャンル飽きたとか、垢分けしたいとか、疲れたとか、それで消えるのはその人の強い意志からいいけど、でも承認欲求が満たされない事を理由に病んでしまう、なんてことが最近まりにも多い気がする。もちろんそれが全てだと思っている人もいるかもしれないし、私の悩みこそくだらないと思っている人の方が多いだろう実際。

でも私は、ずっとずっと疑問に思ってる。絵が伸びないから消えてしまった相互にとって私ってなんだったんだろう。私は、ただ自分性癖をひけらかしてそれについてきてくれる人と楽しく話がしたかっただけ。相互とは、リアルともSNSとも違う近くて遠い友人でいたかった。誰にも言えない事を円になってこっそり打ち明けるような温かさが好きだった。時にお互いの事を褒めてえへへってするのもちょっとしかった。それで、どこか別のジャンルに旅立ちたいからとブロ解する相互バイバイってポジティブ気持ち見送りたかった。(あまりにも理想的過ぎるけど)

なんか、私も相当に参ってて感情的でまとまらない文章になってしまったけど、今日バイバイした相互とまたどっかで会えるといいなって思いながらSNSがまた居心地の良い場所になることをちょっとどこかで祈ってたりもしてる。

2021-02-20

君たちがつまらないって言ってるカレカノめっちゃ好きでごめんねごめんね・・・

https://anond.hatelabo.jp/20210220173238

言われてみると、他の人が書いてる通りで優等生人間自尊心をくすぐられたから、なのかな?

私がこのマンガ読んだのは私が大学入学してからです。

私は高校時代有馬君や雪乃と違って学園のトップではなくて

関西トップクラスの進学校の中で中間くらいの順位というポジションでした。

私には有馬君やら雪乃のような青春は全くなくて灰色学生生活を送ってました。

学校内ではパッとしないけれど、それでも進学校の生徒であるというプライドだけは中途半端に持っていて、

羽目を外して遊んだりみたいなことができなくて悶々としてたのね。

リアルは充実どころかプアだった。

色々と自分を押し殺しながら、未来目標に対して頑張らないとって鬱屈した学生生活を送ってたの。

から雪乃優等生であることのコンプレックス他人と共有して、

そこから自分解放していく展開は、灰色学生生活を送っていたものとしてはすごくキラキラしたものに見えたのよね。

ちなみに、たぶん作者さんは進学校に通った経験がないんだと思う。

本当に進学校の中でもトップ優等生だった人にとってはばかばかしいって思うような作品なんじゃないかな。

私みたいに進学校には通ってるけど中途半端ポジションにいたり、

自称進学校ではそこそこ頑張ってた優等生かに刺さってたんじゃないかな。

うちの高校トップの生徒はむしろ高校生活エンジョイしまくってたから。

自分は幸いに大学受験には成功たから、

自分を押し殺して高校生活勉強文化部を行き来してただけの高校生活を完全に後悔してるわけじゃないのだけれど

あの時自分がその気になればこんな生活も送れたのかなって可能性を夢想するきっかけにはなったよね。

きっと私みたいな感覚の人多かったと思うよ。

もちろんだけれど、後半の方が好き。

まさか有馬君側が単なる雪乃にとって都合のいいだけの男じゃなくてむしろこっちがメインだなんて最初想像してなかったなぁ。

ちなみに、エヴァみたいだって言ってる人が多いみたいだけれど、私はその意見は全くピンとこないです。

そもそも私は旧エヴァンゲリオンのなにが面白いのか全然からない人間なので。

エヴァンゲリオンは面白いけど、旧劇場版は何が面白かったのか逆に説明してほしいかも。

2021-02-15

anond:20210214225156

よくフィクションで悪役が夢想する、他者が居ない偽物の楽園やね。

 

友達とかもその建物に入れてあげて。

anond:20210215104850

麻薬を広めて金を儲けるのと、僕でも勝てる魔法のお薬についてのフィクション夢想するのは、違うから

2021-02-13

anond:20210213184151

夢も多様だからね。

仕事で夢を追うべきか?という話に絞るならば、現実的な勝ち目があるのならばチャレンジするのもあり、と答えるし。

もちろんリスクヘッジはしったりしたうえで、期限を切ったり、失敗した場合リカバリープランもあるうえで、という感じ。

ただ、仕事を離れたところでは、人間夢想すべきだと思っているし、夢、つまり想像力を失って生きるのは辛いだろうとも思う。

今日政治状況を鑑みれば、議員が本当に民意を反映した行動をしている、などと考えるのは無邪気にすぎる。

 

従って投票率を上げれば民主主義が良くなるとか言う言説も無邪気にすぎるのだ。

 

投票率がいま40%だとして、議員がその40%を反映した行動をするというのか? それが100%になると何が変わるか?

議員所詮個人であり、彼自身が正しいと夢想することをなすのだ。民が望むことをなすのではない。

2021-02-08

anond:20210208110501

所詮他人事だと無意識に思ってるゆえに、無責任被害者立場夢想してるだけかと

想像力の欠如というよりも、承認欲求ねじ曲がりという印象かな

元増田くらいの危機管理があればそもそも不特定多数の前、身元が割れ状態相手一方的糾弾するような真似はしないでしょう

自分は弱い立場被害者になるという妄想快感を覚える輩は多いものです

そして、いざ実戦になったら何も出来ない輩でもある

2021-01-30

anond:20210130121844

竹中なんざ自分利益のためのレントシーカーだからいうことはコロコロ変わるぞ。一方で風見鶏から世論自分の言ってる方向を向かなかったら平気で前言を捨てる。

からこそベーシックインカムなんざ崇めてたら社会扶養の劣悪化につながるんだが。ほとんど無視したり反論したら結構簡単に黙るのが竹中あんな奴の言うことに耳を傾けてたか日本おかしくなった。

新自由主義改革のなの元日本をド派手に弱体化させた。新自由主義最後の拠り所がベーシックインカムに見える。

新自由主義は何もしないと理想的になるという夢想から新自由主義からベーシックインカムは、その代わりの公的扶養を削減することから成り立つ。

ベーシックインカムより、景気が良くて労働需要が高い状態と、食うのに困ったら間違いなく生活保護が受けられる状態のほうが望ましい。働ける状態だったらベーシックインカムなんざちょっと小金はいる以外の何物でもないのだから

2021-01-28

anond:20210128182319

はあ、夢想ね。

夢想しない実利的な人間的な方が空想的って話なんだけど、まあお前みたいのがいるのもまた現実人間っでもんだな。

2021-01-27

anond:20210127181018

Gmailとか招待制だった頃から使ってたような人種だもんな

格安SIMなんかが出てくるずっと前から日本通信とかが出してたb-mobileだのAirH"だののCFカードノートPCに挿してユビキタス社会夢想してた人種のはずだよな

2021-01-26

オタクNTRに走るのは合理的

理想美少女がなぜかいきなりボクを好きになってくれて…!」←なってくれるわけがない。オタクキモいし、人格も人並みかそれ以下なんだから惚れる理由がない。リアリティがなさ過ぎて、虚しい。

 

「死んだら異世界に転生したボク。そこで能力容姿を手にしたボクは、モテモテになって…!」←まったくありえない、という根拠はないが(死後のことだし)、まあナイだろう。たぶん死後は虚無だ。あとやっぱり虚しい。今生を捨て切ってるのがどうしようもなく虚しい。

 

「ボクの好きな娘が、いけすかないアイツと付き合っている!興奮する!」全然ありうる。というか、事実に即していると言っても良い。自分に都合のいいことが起きるのを妄想するんじゃなくて、現実に起きることに良さを見出す、そういうスピリットがある。

 

NTR趣味、強いんだよな。これまで、恋やぶれて落ち込むみたいな常人しぐさをやっていたオタクが、恋破れたときにも「脳が破壊される(ニチャア)」つって受け流す能力を手に入れることになる。

同人サイトの売れ行きでもNTR勢力伸ばしてる感じあるが、メインストリームになったら結構影響デカいんじゃないかと思う。

ツンデレ美少女好きが母性ある「ママ」好きに変わる、っていう次元の変化じゃないからな。もっとメタ的な、根幹部分の変化だ。自分相手恋愛夢想するんじゃなくて、相手他者恋愛を目撃することを夢想するわけだ。それだとリアルにある程度再現できてしまうんだよな。オタク妄想現実になる世界がやってくることになる。

俺は全オタク趣味NTR方向に行って欲しいと思っている。なろう小説トレンドが、「キモくてナヨナヨした主人公が、カッコいい男がモテモテなのをただ眺める」話になったらめちゃくちゃおしろいと思う。

キショいオタク女性にいきなり告白して、女性はキショいアンド怖い思いをし、オタク逆恨みミソジニストになる…そういう哀しい出来事も減るんじゃなかろうか。

オタクかわいい子が恋愛しているのを見て、勝手に「僕が先に好きだったのに!」とかいって興奮して射精し、誰にも迷惑をかけない。最高やんけ!

いけいけNTR!がんばれがんばれNTR

2021-01-22

anond:20210122114706

反政権じゃなくて「反権威」と考えれば思想的には一貫しているよ

与党は悪しき権威だし、主流派科学も悪しき権威

から非主流派による「革命」を夢想する

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん