はてなキーワード: 日本ダービーとは
その日、私は東京競馬場のスタンド席にいた。JRA(日本中央競馬会)が開催するG1レースは人気のある芝コースのレースがほとんどでダートのG1レースは稀なのだが、
その日はたまたまダートのG1レースであるフェブラリーステークスを観戦するために東京都府中市の東京競馬場に来ていたのだった。
2月のレースなので屋外スタンドでの観戦は少し寒い。メインレースである第11レースの本馬場入場の時間になって、各馬がレース場に入場する度にジョッキーや馬に対して
観客から声援が送られる。1頭の馬が馬場に入場した時に、どこからかおっさんの声で「みかもとー!」という聞き慣れない声援が聞こえてきた。
「みかもと?」「おかもと?」、岡本にしても聞いたことのないジョッキーの名前だなー、と思ってネットで調べてみたら御神本(みかもと)さんという地方競馬に所属するジョッキーの方だった。
競馬には中央競馬と地方競馬というのがあって、通常は別々にレースが開催されていて一緒のレースで走ることはない。そもそも中央競馬は週末の土日に、地方競馬は平日の午後から夜にかけて
レースが開催されるのが一般的だ。フェブラリーステークスは交流戦なので中央競馬のレースではあるが、地方競馬の馬も出走できる特別なレースなので普段目にする機会のないジョッキーも出場しているのだ。
私は地方競馬に行ったことがなかったので知らなかったのだが、交流戦に出てくるくらいなのだから地方競馬では成績のよいジョッキーなんだろうなとその時は思った。「みかもと」という聞き慣れない音の響きがなぜか記憶に残った。
そうこうしている内にメインレースが始まり、私が軸にしていた馬が飛んだので肝心の馬券はハズれてしまった。
その後数ヶ月が経ち、大井競馬場で開催された羽田盃という地方競馬のレースで4番人気のミックファイアという馬が2位に6馬身(1.2秒差)の大差をつけて強い勝ち方をしたという記事をネットで目にした。
鞍上はあの御神本訓史ジョッキー。「おぉ、あのみかもとさんだ!」と思いつつミックファイアという馬にも興味を惹かれた。競馬ウマというのは血統がよいと何億円という値がつくのだがこの馬は550万円で落札されているので、
正直それほど注目されていなかった馬ということになる。その馬が1着賞金3,500万円のレースに優勝しているのだから大したものだ。ミックファイアという馬名も私の記憶に残った。
また数ヶ月が経ち、ふとしたことから6月に東京ダービーと言うレースがあることを知った。東京ダービー?、日本ダービーとは違うの?、ややこしいのだが、ここでも中央競馬と地方競馬の二重構造が関係してくる。
日本で「ダービー」というと5月に開催される日本ダービーのことを指す(世界的には違うがもっとややこしくなるので割愛)。で、中央競馬では3歳馬限定のクラッシック三冠レースは皐月賞、日本ダービー、菊花賞の3つのレースを指す。
地方競馬にも3歳三冠レースというのがあって、南関東地区では、羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートダービーの3つが3歳三冠レースということになっているらしい。
つまり先の羽田盃は三冠レースのひとつ目でありミックファイアは地方三冠馬になる可能性を持った馬ということになる。ちなみに中央競馬のクラッシック三冠レースは皐月賞と日本ダービーで違う馬が勝ち馬になったので、今年はクラッシック三冠馬が誕生することはない。
今まで大井競馬場に行ったことがなかったのと、ミックファイアという馬に興味が湧いたので当日現地に行ってみることにした。こうやって話題性のある馬が出て客が増えることはよいことだと思う。
仕事を早めに切り上げて大井競馬場へ向かう。最寄り駅から近いのは北門なのだが初めての大井競馬場なので正門から入場する。正門はとってもレトロな建物。
日本ダービーはものすごい人で身動きが取れないような状態だったが、東京ダービーはそこそこの人出で比較的快適に競馬が楽しめる感じ。当日入場制限もなく余裕。
ミックファイアは単勝1.4倍の1番人気に推されていたものの、競馬ファンからは「羽田盃はフロックなんじゃないか」という声も多く聞こえていた。
パドックでミックファイアと初めてご対面したのだが、走る前から汗びっしょりなのに加えてめちゃめちゃチャカついていて正直「こりゃだめだ」と思った。最終的に単勝倍率が1.5倍に上がったのはパドックの見栄えの悪さが影響したのではないかと思う。
でもまあこの馬を見に来たんだからと単勝馬券を買ってスタンドで観戦。スタートよく飛び出して2番手の好位につけて3角から4角にかけて先頭に立ち、後は馬なりで2位に6馬身(1.2秒差)つけて圧勝した。今回もとても強い競馬だった。
私もあのおっさんの真似をして「みかもとー!」とゴール前で夢中に叫んでいた。これで無敗の5連勝。獲得賞金も9,250万円になった。夢がある。
ミックファイアとみかもとさんのファンになってしまったので、次のジャパンダートダービーが楽しみになってきた。「みっくー!」「みかもとー!」と大きな声を上げて応援したい。
【日本ダービー】スキルヴィング、レース中に心不全で急死に衝撃を受ける人多数「競馬は動物虐待」の声も
https://news.yahoo.co.jp/articles/845aeac2235c840d9bcf4906f61c850460991aa1
非難が集まる「競馬」...ギャンブルのためなら虐待は許されるのか?
https://shuchi.php.co.jp/article/9350
心不全も珍しくないってさ
競走馬がレース中に心不全を発症することは、それほど珍しいことではないという。
「心不全とは、心臓が機能不全に陥り、心臓の動きが弱まるか停止してしまうこと。競走馬が心不全を起こすケースは、レース中では年間平均4.9頭というJRAの調査があります。近年では2021年、ユニコーンSのレース中にピンクカメハメハが発症し死亡。投げ出された騎手は、足を骨折しています。心房細動はさらに多く、年間平均34.2頭が発症。4月30日に行われた天皇賞・春でも、アフリカンゴールドが心房細動を発症し、競走を中止しています。心不全は、サラブレッドが“究極のアスリート化”していることも一因ではないかという説があります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/845aeac2235c840d9bcf4906f61c850460991aa1
じゃあ日本ダービーの優先出走権なんて付けんといてください!
日本人の平均肩幅を基準に作られているだろうけどそれって旧国鉄時代、GHQ統治による規格化のせいだろ?どうせ
話が逸れたが座席小さすぎてコロナ終わって人流が戻って電車の座席が目一杯になって隣の席の奴と領域の奪い合いになってウザいという話がしたかった
男aは嫁の影響でキャンプが趣味、今度サップボードをしてみたい
男bはサーフィンをしておりサップもしている。彼女がおり最近記念日だった。大学四年から付き合い11年目。当時相手は大学一年生。結婚は考えておらず子供は要らず、同棲は6年目。プレゼントにエルメスのバッグ30万を彼女にあげた。ちなみに男bはcoachのビジネスバックを持っていた。彼女からの結婚の圧は無いという。
さっさと結婚すりゃいいのに。
ウマ娘プリティーダービーとは。
実在した競走馬をモデルとして擬人化した少女、ウマ娘を育成する育成レースゲームである。
魅力的なキャラクターが多数登場し、100人を超えるウマ娘たちの中には一癖も二癖もあるキャラクターたちがたくさん存在する。
※地雷…オタク界隈で、「苦手だったり嫌いだったりで、避けて通りたいし出来れば視界に入れたくないもの」を指す。
先に説明しておくと、当ゲームはウマ娘のデビューしてからの大事な3年間をプレイヤーがトレーナーとして育成する、というのが基本的なシナリオとなっている。
その中で、日本ダービーや有馬記念をはじめとした実在のレースに出走したり、夏合宿でトレーニングをしたり、時にはウマ娘とお出かけしたり、オフの日をあげて休ませたり。
季節イベントとして、クリスマスを一緒に過ごしたりバレンタインにチョコを受け取ったりするものもある。
私が嫌いなのは、こうした描写から「このウマ娘は俺(トレーナー)に気がある」と思い込んでいる二次創作がなんとも多いことだ。
ウマ娘が、あるいは選手が、学生が自身の夢を叶えるために頑張るのを、共に目標を立てて大事な最初の3年間後押しする存在である。
先生にだってお世話になっていて校則で許可されていたらチョコも渡してもおかしくないだろう。
……それで自分のことを好きと思い込むのはいささか早計ではなかろうか。
「いや、○○ちゃんはこんなふうにも言ってたし」そんなことは聞いていない。そんなふうに世の中のウマ娘だの女性だのがトレーナー、先生とやらに好意を持っていると勘違いする人が教師になるから生徒を襲うんだよ。
二次創作には「トレーナーのことが好きすぎる○○」「トレーナーと結婚して人妻となった○○」「俺と○○の娘が〜〜」とかこういうものが多すぎる。
ウマ娘の二次創作のガイドラインとして、実馬の名誉を傷つける創作やエログロは禁止されている。
……数々の苦境を乗り越えてきて栄光を掴んだ優駿がそんな一般トレーナーサマと結婚とは、名誉を傷つけているとも取れないだろうか。
実馬には種付け等の問題があるゆえ、確かに様々な相手と交配を行う。しかし、「こいつ俺のこと好きに違いない」マインドですぐに「結婚」「人妻」「うまぴょい」だの言うのは脳みそチンポである。
※うまぴょい……ウマ娘を代表する楽器「うまぴょい伝説」より。うまぴょいにこれといった意味はないが、脳みそチンポトレーナーは「セックス」の意味だと思い込んでいる。
で。
私は上述したように、トレーナーとウマ娘の恋愛描写は脳みそチンポだと感じる。地雷である。
しかしながら、二次創作のマジョリティはこのトレウマないしウマトレと呼ばれるカップリングである。
男性ファンが多いジャンルなのはわかるが、流石になんというか画面の中に愛を求めすぎていて気色が悪い。
かくいう私も男なのだが、センシティブなエログロが禁止された世界にも結婚だの抱いてくれないだのそういう概念を持ち出すのは流石に顔面チンポとしか言いようがないだろう。
そのため、ウマトレの二次創作を行う人はとりあえず片っ端からブロックしている。
視界に入れたくないので。
なんなら、トレーナーとのカップリングにすぐに結びつけられるウマ娘に対しては警戒している。このキャラクターの二次創作ならやりかねん、と。
そうしたら。
2023年のバレンタインイベントで何人かのウマ娘が「やりやがった」のだ。
トレーナーへの恋愛要素と取れるようなメッセージをチョコに添えるだのなんだの。
Cygames公式の脳みそもおチンポになられてしまったのでございましょうか。
ウマ娘、ひいては優駿達は自称トレーナー(男性、チー牛、瞬足、ベリベリ財布、英字シャツ)に自ら媚を売り、股を開くキャラに成り下がっても良いのだろうか。
私はそのようなことはあってはならないと感じる。名馬の尊厳や栄誉を盾にするようだが、尊厳を傷つける創作に近しいものを、「地雷」と公言することは許していただきたい。
いよいよ菊花賞が近づいてきましたね
今回、G1馬は参戦していないため、実績だけで言えば皐月賞、ダービーともに掲示板に乗り、G2弥生賞を勝ったアスクビクターモアが最上位となります
しかし、ご存じの通り、前哨戦のセントライト記念で新星ガイアフォースに敗れ2着になったため、下馬評ではビクターが2番人気、ガイアフォースが1番人気となるかと思います
セントライト記念のレースそのものはガイアフォースが非常に強く、いくら贔屓目を発動させても、このレースに関してはビクターよりガイアフォースの力が上だろう、ということになります
では、その力関係が菊花賞でもそのまま変わらないのか?が最大の問題点となります
結論からいうと、みんなが初めて3000mを走るレースなので、確たることは言えません
長距離適正もわかりません
全馬、適性はあると思うしかないし、逆に現代では全馬に適性はないとも言えるかもしれません
ただ、コントレイルのように適性はなくとも、2200-2400m前後で強い競馬ができる能力の高い子を、3000m持たせるようにして勝たせるのが現代の長距離レースなので、2400で弱いのに3000mだけ強い、のような馬は、よほどの長距離の申し子みたいな馬を見落としてない限り、ほぼいないと思っていいです
なので、これまでのレース結果は、十分参考になるはずです
で、その持っている絶対的な力で言えばガイアフォースとアスクビクターモアの2頭が抜けてます
よほど長距離が嫌いで途中でやる気無くしたり、調整過程で疲れやダメージが出てない限りはこの2頭はまず馬券内に来ることでしょう
そして有力馬の状況については話は出てきています
現状の様子を見ていると、伝え聞くところによるとどうやらガイアフォースはセントライト記念の反動が出ている様子です
よくてセントライト記念の状態を維持していて、悪ければそれよりパフォーマンスが落ちます
が、それでも持っている絶対的な能力が高いので、馬がやる気を失いさえしなければ、掲示板は外さないのではないかと思っています
それに対してビクターのほうは、ダービーのころ並みに絶好調か?と言われると疑問符が付くようです
しかし、休み明けで調子も上げていない中、セントライト記念では3着を突き放してのガイアフォースに頭差2着でしたし、やはり調子に関わらず能力が突出していることは疑いようもありません
そして狙い通り、セントライ記念から調子を上げており、ちゃんとステップアップして菊花賞に迎える様子です
持っている力は出せることでしょう
しかし、それを踏まえても、確実にビクターがガイアを上回れる、とは言い切れないです
ガイアフォースは、少なくともセントライト記念では田村先生、田辺騎手の想定を大きく上回るだけ強かったのは間違いないです
今回、前回並みの強さをガイアフォースが発揮した場合、それを上回るための作戦は当然ビクター陣営は用意してくることと思いますが、距離も変わるしそれでも足りないという可能性もあります
2500m以上の成績(2600-2900のデータが見れなくて、2500、3000、3200-3600の成績ですが)は、
田辺騎手が7-9-14-112なのに対して、松山騎手は1-2-3-30です
さらに、田辺騎手は長距離重賞は2500mと3600mで1勝ずつしています
松山騎手は、重賞勝利の最長距離は2400mで、2勝していますが、2500m以上の重賞で勝利はありません
G1での実績は?関西での成績は?と言われると松山騎手が優勢ですが、少なくとも長距離の田辺騎手はそんなに悪いわけではない、というのは知っておいてください
過去にG1の1番人気で結果が出なかったことが何度かあるので、「田辺は不安」のように言う人がいるのはわかります
が、今回は田村先生がみっちりと作戦を考えて、「細かいんで…」と田辺騎手が会見で苦笑いするほど綿密な打ち合わせがあるはずなので、「無策でやらかす」可能性は今回ほぼないと思います
田辺騎手も別に阪神で勝ってないわけではないので、そこはまあ、信じましょう
ビクター君の今までの戦いを見ていくと、「負けた相手には必ずやり返す」という、リベンジ力の高さがあるかと思います
新馬で負けたジオグリフにはダービーで、アサヒには次の未勝利で先着しています
アイビーステークスで負けたドウデュースには弥生賞で勝っています
皐月賞で叩きあって負けたダノンベルーガにはダービーでも同じく叩きあって雪辱しました
ビクターに一度も先着されてない馬は、アイビーステークスで2着だったグランシエロと、皐月賞ダービーで負けたイクイノックスだけです
今回も、セントライト記念で叩きあって競り負けたガイアフォースには、今回で必ずリベンジすると信じています
というか、菊花賞を仮に勝てなかったとしても、ガイアフォースにだけは先着してこいと思っています
菊花賞編を盛り上げるために新ライバルのガイアフォースの登場は歓迎です
枠は、京都と阪神では違うし、阪神大賞典と比べてもフルゲートにならないから、何とも言えないのだけど、今回は最初の直線が長いし、14番は過去20年の菊花賞でも2勝しています
枠が不利ということはないでしょう
ガイアフォースも1枠の怖さはなくはないですが、有利と不利を比べればそれは有利です
輸送に関してはわかりません
当日パドックを見ましょう
中継見れる人は細江さんがなんていうか聞いておいてください
しかしですよ
菊花賞は2人で走るわけではないので、伏兵に持っていかれる可能性もあります
前哨戦でよかったジャスティンパレス、ヤマニンゼストをはじめ、プラダリアやセレシオンも不気味
そして何といっても、ボルドグフーシュの評価が非常に高いみたいです
強敵は多いです
それは誰にもわからないけど、ビクターくんがG1馬になるところを見たいので、はるばる阪神競馬場まで行くことにしました
勝てば、グッズもたくさん発売されて、来年の菊花賞のポスターにもなるので、絶対に勝ってほしいところですね
また気が向いたら書き足します
熱いレースだった、、、やっぱりスーパースターが勝つと盛り上がりますね。
というわけで、行ってきました日曜府中。
府中本町からフジビューウォーク(駅から競馬場西門への直通通路)を歩いていたところ、右手に富士山が見えました。
冬の開催ではよく見えるんですが、暑い日はなかなかお目にかかれないので吉兆ですね。
私が入手した入場券は8時30分入場開始だったため、8時10分組の横に並びます。
大阪からわざわざやってきた後輩を場所取りに走らせ、私は悠々と歩いて向かいます。
確保したのはスタンドの端っこで馬券売り場やトイレ、喫煙所が近くにある便利な場所。
これで急にもよおしても大丈夫です。
あとはいつも通りの競馬スタイル。持ち込んだビールや焼酎を飲みながら競馬場グルメをつまみ、淡々と馬券を買います。
ちなみに私がいつも食べるのはフジビュー4階にある「馬そば」のカレーそば。
同行者は最近できた二郎インスパイアの「俺の生きる道」を食べてました。
そして時間と金を溶かしているうちに、その時がやってきました。
レースは皆さん見られたと思いましたが、2013年のキズナを彷彿とさせる見事な騎乗でしたね。
彼ほど大レースを勝ちまくっている人間でも日本ダービーは特別なのだと、その笑顔弾けるインタビューが印象的でしたね。。
その後、目黒記念でその日のマイナスをやや取り返して本日終了。
今週は日本ダービーだね
もはや予想しても馬券とれるかわからないのが今年の競馬なので、今週はただ推しについて語ろうと思う
アスクビクターモアというと中山専用機なのに皐月賞負けた子、みたいなイメージしかない人もいるかもしれない
とりあえず今までの彼の経歴を語っていく
騎手は戸崎
この新馬戦は、第三章クラシック編のボスになるジオグリフ、第一章デビュー編でライバルになるアサヒが出ている
そしてアサヒに直線で幅寄せされてぶつけられ、ラフプレーをされて激しく競り合うという、漫画にしても描きごたえのある展開になった
2人は激しく競ったもののゴール手前でビクターは力尽きるという結果に…
しかし、勝ったのは競り合う2人を横目に鋭い差し足で交わしていった後の皐月賞馬ジオグリフ
クラシック編で倒す敵ジオグリフは強大だったものの、とにかくアサヒには借りを返さねばならぬ!
騎手は戸崎
前走で因縁のついた相手、アサヒの出走に合わせたリベンジ戦となった
2人は中団以降からの競馬を選択し、どちらも3コーナーから大外まくりを仕掛けて競り合うのだけど、ビクターは最後までアサヒに並ばせずに最後1馬身半つける完勝を見せる
2着アサヒは3着に5馬身差をつけたので、この2人の力が抜けていた
騎手は戸崎
未勝利から抜けてレースレベルは高くなるが、ここで1番人気に推される
レースは3番手に控えて順調に進むが、3コーナーではビクターのすぐ後ろの外側に位置取り、ぴったりビクターをマークしていた2番人気の馬がいた
ビクターにとって生涯のライバルとなるこの漫画のラスボスである
最終直線で前2頭の狭い隙間を一瞬で突いてビクターは伸びていくが、ビクターより速くスピードに乗せたドウデュースに追いつけず、再び屈辱を味わったビクター
ビクターがクラシックで勝つには、このドウデュースを超えなくてはならない
ドウデュースに力の差を見せつけられ悩むビクターの前に現れたのが、第一章のライバル、アサヒの鞍上にいた田辺騎手
あのライバル、アサヒの元相棒とパートナーになることで、ビクターは新たな境地に進んでいく
次の3戦目は年明けての3歳1月
新たなパートナー、田辺はビクターを信頼し切った騎乗を見せ、それほど着差はなかったものの、ステッキを打つことなく勝ち切った
これで中山は2戦2勝
ドウデュースへの借りを返す日を待つ
しかし、その間にあのライバル、ドウデュースは無敗のまま年末の朝日杯を勝ってG1馬となり、最優秀2歳牡馬に選出されていた
だが、田辺という相棒を得たビクターも、以前のビクターではない
ドウデュースへのリベンジの舞台はビクターにとって初めての重賞レースとなる報知杯弥生賞ディープインパクト記念
ドウデュースは1番人気、ビクターは3番人気とすっかりビクターは追う立場
レースでは、中団に控えるドウデュースより早く4コーナーで仕掛けて直線で先頭に立つと、やはりドウデュースも追ってきた!
最後は抜け出した2人の競り合いとなるも、今度はビクターが並ばせない!
無敗の2歳王者にビクターが初めて土をつけ、ビクターは重賞馬となった
負けた分はきっちり返す、これがビクター!
「世代の頂点の18頭に名を連ねられたのは嬉しいこと」
「今度はG1馬(ドウデュース、キラーアビリティ)も出てくる、東京の前哨戦を勝った馬(ダノンベルーガ)も出てくる」
「中山競馬場というビクターのホームグランドで、そういう超一流の馬と一戦交えられるのは光栄なこと」
「最後の直線でそういう人気馬と全開で叩き合えるような状況にしたい」
ライバルのドウデュース、新たなライバルとなるダノンベルーガ以外にも、ビクターが新馬戦で負けた因縁の相手ジオグリフもここに出てきている
この4強にビクターはどう立ち向かえるかが皐月賞の様相となった
この日、馬場は内が荒れて、内枠が不利となったが、ビクターは2番という内枠を引き、前に出る馬がいないために先頭でレースを引く形になる
この展開はビクターにとっては不利な流れ
それ以外の3強は先団後方に並んで控える
2コーナーではダノンベルーガは枠が1枠1番のため最内を通り、ジオグリフがその外、大外スタートのイクイノックスがその外につける
その形のままレースが流れ、最終直線手前から各々ついに仕掛け始める!
残り200m地点になって、最内をついたダノンベルーガ、先頭を引いていたビクター、外にかぶせたイクイノックス、大外を選んだジオグリフが4頭ぴったり並ぶ!!
だがそれを追ってジオグリフが伸びる
これはもう、馬場の加減で仕方がない…
だが、なんと最内を通したダノンベルーガもビクターを交わしていく!
同じく内を走った者同士、勝ちは無理でもお前にだけは負けられない!
奮起したビクターは最後の力を振り絞って、一度開いた差を縮めにかかる!
差し返して先着する!
ビクターはベルーガを差し返すか、という地点でゴールが来てしまい、クビ差負けての5着となった
ベルーガ、このままでは終われねえぞ…
少年誌的な展開からすると、ここでのビクターのライバルはダノンベルーガ
皐月賞で内を通った者同士の決着をビクターはつけなきゃいけない
そして皐月賞馬となったジオグリフには新馬戦を含めてこれで2敗、まだ借りを返してない
ジオグリフ、お前にもここで決着をつける!
本編の続きが楽しみだね!
少年誌的には舐めてかかってくるベルーガとジオグリフに対し、ドウデュースだけがビクターを認めている会話がレース前に行われる
そしてレース結果として一番少年誌っぽいのは、ビクターはベルーガとジオグリフに先着して2着か3着になるんだけど、ドウデュースにはまたも届かない、という展開かな
クラシック編としては一応、ここでジオグリフとベルーガとは決着をつけておきたいね
清々しいような覚悟がいつも見て取れる
見た目ヤクザみたいでちょっと怖いけど、にじみ出る覚悟が美しい師匠
皐月賞前の会見でも、
https://www.youtube.com/watch?v=P0J4Pk3iuQU
前述したけど、「ホームグランドで、そういう超一流の馬と一戦交えられるのは光栄なこと」のような痺れる言葉を放っている
そして、
この18頭に名を連ねられるのは光栄なこと
馬はクラシックだとか、これが大きいレースだとか知らないし、皐月賞を取りたいだとかそんな個人的なことは終わってから考えること
気分良く走らせてあげて、ビクターには、田村君、楽しかったよ、って帰ってきてくれたら
のようなことを言っている
ダービー前の今回も、
https://www.youtube.com/watch?v=pQMGeyiraoE
https://www.nikkansports.com/keiba/news/202205250000483.html
グラム単位で絞ったりして、ものすごい緊張感の中で仕事をさせてもらえる幸せを実感している
まずは無事に走ってほしいと思うし、ジョッキーに楽しかったって言ってほしいし、馬にも一生懸命頑張ったねって言ってあげたい
こんな感じで、いつも心にグッとくるんだわ
カスタディーヴァというニュージーランド産の突然変異の白毛の牝馬がいてですね
この子が日本に来て、ゴールドシップとの間に生まれたのがアオラキという白毛馬
ソダシを含むシラユキヒメ一族とはまた違う血統の白毛馬が日本に登場したので、これはワクワクするね!
アオラキ君も今は田村先生のところで頑張っていて、この夏にデビューしてくると思う
ぜひ応援したいですね
お父さんディープは2年前に亡くなって、今年のディープインパクト産駒の2歳馬は6頭しか登録されてないらしい
実質的に、ディープインパクトの子供がダービーを走るのはこれが最後ということになりそう
プラダリア、
ロードレゼル
最後の年に亡き父に勝ち星をささげる孝行息子はきっとこの中にいるはず
キラーアビリティは、ディープの意思を継ぐ者同士、盟友と言えるかもしれない
母カルティカのお父さん(つまりビクターの母父)はレインボウクエストというアメリカの馬で、現役時代は凱旋門賞を含む2400mのG1を2勝した馬
レインボウクエストはサクラローレルのお父さんでもあるので、父系だから言い方違うかもしれないけど、ビクターの伯父がサクラローレルということになる
カルティカの初仔はケマーというアイルランド調教の活躍した牝馬
2番仔以降は
Niedziela(IRE)姉(8戦1勝?)
Qaabil(IRE)兄(19戦0勝?)
と生まれている
そこからは
その下に未デビューの妹が2人
下の妹はキズナ産駒、そしてその下にブリックスアンドモルタルの子を受胎中
もう生まれてるかも?
ビクターのお姉ちゃん、ケマーはフランスの桜花賞にあたる1000ギニーで3着となり、イギリスの牝馬限定NHKマイルカップのようなコロネーションステークス(G1)とフランスのヴィクトリアマイルのようなロートシルト賞(G1)を勝ち、G1を2勝した名牝
お兄ちゃん、セブンフォールドは父親がディープインパクトなのでビクターの全兄
今は1勝クラスで芝で走っているけど、中央ではまだ勝てていない
ビクターの兄弟は、4人が勝ち抜けて、2人が重賞馬なのはすごい
毛色は鹿毛と言われているけど、栗毛かと思うような明るい茶色で、ちょうどエフフォーリアと同じような色
鼻筋には白い筋があって、鼻のあたりまで白い
足元は4本とも、ソックスを履いているかのように足先が白くなっている
レースではメンコをかぶっているから鼻筋の特徴はわかりにくいけど、足元のソックスっぽいのはよくわかるよ
とりあえずビクターのこと語ったよ
2枠3番に決まったようだし、内も有利な馬場になりそうと聞いている
これはもう、負ける要素ないんじゃないかな
思えば皐月賞もビクターとドウデュースの2頭軸だったけど、馬連だったから外したんだった
今回も一貫させるで!
競馬というものに全く興味はなく、「土日の昼過ぎにテレビでやってるやつでしょ?」くらいの印象しかなかった。
当時多摩地区の大学に在籍していた私は、春・秋の日曜は運動系の部活の大会のシーズンに重なっており
ある日曜、多摩川沿いのグラウンドで試合を終えた後、同じ寮の同級生の競馬ファンから連絡をもらう。
ユニフォームやら道具やらが詰まったカバンをぶら下げて東京競馬場に入ると、そこは人、人、人の大集団。
馬鹿でかいスタンドに収まりきらない10数万人の大集団だった。
今までプロ野球やJリーグの試合観戦で大きな競技場は何回も行ったことがあったが、それとは比べ物にならないレベルの大集団がそこにいた。
「〇〇番柱の中段にいるから探して」と連絡がきたが、柱に番号が振ってある建物なんて初めて見た。効率的だと思った。
ビールを浴びるように飲み、言われるがままに馬券を買い、そして大損した(当時はお金がなかったのに)。
こうして競馬キチガイとなった私は同年のジャパンカップや有馬記念にも現地に赴くようになってしまった。
そうして迎えた2013年の日本ダービー。水曜日から正門の列に並び、開門ダッシュで場所を取り、一日中酒と馬券に溺れる。
幸せだった。
今でも覚えている、買った馬券はエピファネイアとロゴタイプのワイド1点。
直線で武豊が福永を差した瞬間、自分の馬券のことなど忘れ大絶叫していた。
ドゥラメンテのすさまじい斬れ脚、レイデオロのロングスパート、福永家悲願のダービー制覇、ロジャーバローズの大掛けで静まり返る競馬場もこの目で見てきた。
それなのに、、、新型コロナウィルスの大流行。競馬場には気軽に行ける状態ではなくなってしまった。
というわけで今年のダービー当日の入場券が当たりました。
競馬の祭典、皆さん楽しみましょうね。
「ディープ産駒で牡馬クラシックを勝った馬は古馬になってGIを勝てない」というジンクスについて検証する。
というか「牡馬クラシック勝利→古馬になってGI勝利」という例がどれだけ少ないかを見ていく。
2000年から2020年までで「牡馬クラシックで勝利したうえで古馬になってGIを勝った馬」は52頭中19頭。
特にダービー馬は、三冠馬たちとメイショウサムソン・ウオッカ・エイシンフラッシュの6頭のみ。
(追記:レイデオロが秋天勝ってるのを失念していた。合計7頭だ)
(追記:1990年代はトウカイテイオーとスペシャルウィークのみ)
早熟でなければクラシックは勝てず、早熟であれば伸び悩むことも多い、ということだろう。
むしろアルアイン・フィエールマン・ワールドプレミア・コントレイルと、
条件に当てはまる馬を4頭も輩出しているディープはよくやっていると言える。
ちなみにサンデーは5頭(ジェニュイン・スペ・マンカフェ・ダメジャ・ディープ)である。
そもそもなぜ「牡馬クラシックで勝利したうえで古馬になってGIを勝った馬」なんて奇妙な条件が設定されたかというと、
ディープ産駒はGIを2勝できない→ジェンティルドンナがGI 7勝
ディープ産駒の牡馬はGIを2勝できない→ミッキーアイルがNHKマイルとマイルCSを勝利
ディープ産駒の牡馬は王道距離のGIを2勝できない→サトノダイヤモンドが菊花賞を勝ってから3歳で有馬記念を勝利
ディープ産駒の牡馬でクラシックGIを勝った馬は古馬になってからGIを勝てない→アルアインが皐月賞と大阪杯を勝利
ディープ産駒の牡馬でクラシックGIを勝った馬は古馬になってから王道GIを2勝できない→フィエールマンが菊花賞を勝ってから天皇賞春を連覇
ディープ産駒の牡馬でダービーを勝った馬は古馬になってからGIを勝てない→コントレイルが三冠達成してからジャパンカップを勝利
こうしてディープ産駒に何とかケチをつけようとして条件を複雑化していったためで、こんなもの最初からイチャモンにすぎないのである。
競馬では、牝馬牡馬が同レースで出られるように牝馬に斤量減の有利が与えられているのだけど、日本ダービーをウオッカが64年ぶりに牝馬制覇して以来、アーモンドアイのように牝馬優位が続いているのね。牝馬クラッシック三冠(桜花賞、オークス、秋華賞)には牡馬は出られないのだけど、牡馬クラシック三冠(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)には牝馬は出られるのね。で、ジャパンカップ、有馬記念とかでも、牝馬が勝つことが結構増えてきた。これは牝馬育成方法の確立などのせいと言われている。有馬記念はこの10年の内、3頭も牝馬が優勝しているし(ジェンティルドンナ、リスグラシュー、クロノジェネシス)、ジャパンカップは牝馬優勝率が50%(ブエナビスタ、ジェンティルドンナ2回、アーモンドアイ2回)。
マルゼンスキーの父ニジンスキーの名前はヴァーツラフ・ニジンスキー (Vaslav Fomich Nijinsky) というロシア人の名前から取られている。ロシア的名前のスキーは「~生まれの」「~の人」という意味である。英語では Maruzensky と表記されている。雪のスキーではないといえる。
マルゼンスキーと同じニジンスキー産駒のヤマニンスキーも sky なのだろうと思ったら、ヤマニンスキーの同い年にヤマニンスカイ ( https://db.netkeiba.com/horse/1975z01496/ ) という全然血統が違う馬がいるらしい。英語表記するとしたら Yamaninsky と Yamanin Sky で区別つけるの?
なんとかスキーという馬はみんな sky なのか? ところが桜花賞馬アグネスフローラの父ロイヤルスキーは Royal Ski である。ニジンスキーと無関係なように見えて母が Coz o'Nijinsky というニジンスキーのいとこなので完全に無関係ではない。
日本ダービー馬メリーナイスの父コリムスキーは Kolymsky (人名) なので ski ではなく sky であるが、ニジンスキーと無関係そうである。
ホクトベガの父ナグルスキーはニジンスキー産駒だが、Nagurski (人名) なのでこちらは ski である。雪の上を滑りながら殴り合う格闘技ではない。
スキーパラダイス (Ski Paradise) は母父ロイヤルスキー母 Ski Goggle なので、雪のスキーの方でよさそうだ。
その3歳時の熱戦、真のライバルたちとの激闘はどうやっても描かれそうにないから、ここに書いておく。
「この馬は強い」「GI級だ」と誰もが思った。
そのシュウジをデイリー杯2歳ステークスで一蹴したのが、
シュウジと一騎打ちの様相を呈したレースでなんと3馬身半差の快勝。
きっと来年のクラシックはこの馬を中心に回っていくに違いないと思われた。
しかしエアスピネルが満を持して挑んだ年末の2歳GI・朝日杯フューチュリティステークス。
最後方から大外一気の豪脚でエアスピネルを差し切ったのがリオンディーズだった。
エアメサイアと同世代のオークス馬・シーザリオの仔、すなわちGI2勝馬エピファネイアの半弟という超良血。
「シーザリオ産駒からまたも大物が出現した」と皆が色めき立った。
年が明けて2016年、リオンディーズが始動戦に選んだ弥生賞。
直線で早め先頭に立ったリオンディーズだったが、
なんとディープインパクト産駒・マカヒキに差し切られてしまう。
マカヒキはこれで無敗での3連勝。
ただエアスピネルよりも、リオンディーズよりも、マカヒキが強いだけなのだ。
そしてさらに、まだマカヒキともリオンディーズとも対戦していない無敗馬がいた。
2億3000万円という高額で落札されたことが話題となったディープインパクト産駒。
うっとりするような馬体に優等生の走りでデビューから危なげなく3連勝。
「実はこの馬がいちばん強いかもしれない」とまことしやかに囁かれていた。
迎えた皐月賞。
巻き返しを期すエアスピネル。
その2頭を倒して未だ無敗のマカヒキ。
例年ならば確実に1番人気だったであろう実力馬が並んでいた。
しかし、勝ったのはそのいずれでもなかった。
他馬が止まって見えるような驚愕の末脚で抜け出したのはディーマジェスティ。
年明けの共同通信杯から直行してきた人気薄のディープインパクト産駒であった。
代わって4着に入ったのはエアスピネルだった。
人気馬たちがすんなりと上位に来ているのである。
決して荒れたレースだったわけではない。
これはディーマジェスティの実力を示しているように思われた。
ハナ差の2着はサトノダイヤモンド。3着はディーマジェスティ。
そして5着にリオンディーズ。
やはり実力どおりに決着したレースだった。
他の年ならマカヒキもサトノダイヤモンドも無敗のままだったに違いない。
いやリオンディーズやエアスピネルだって例年なら間違いなくGI馬だろう。
「今年は三冠馬が三頭いた」と誰かが言った。
結局のところ、2016世代が古馬になって活躍することはなかった。
シュウジは結局マイル以上ではいいところなしだったが、古馬スプリント路線でも善戦マンで終わった。
重賞でときおり好走するもGIは勝てず、ダートに転向したがそれでも勝てていない。
リオンディーズは、3歳秋に屈腱炎・屈腱断裂を患い、早々に引退してしまった。いまは種牡馬となっている。
ディーマジェスティは3歳で挑戦したジャパンカップで惨敗、古馬になって2戦するもいいところなく、電撃引退して種牡馬となった。
マカヒキもリオンディーズもいない菊花賞を制したサトノダイヤモンドが、
年末の有馬記念で当時の現役最強馬キタサンブラックを下してひとり気を吐いたが、
古馬になってからはフランス遠征して凱旋門賞で惨敗、帰国後もなかなか振るわず引退した。
そしてマカヒキは9歳となった今年も走り続けている。
3歳で凱旋門賞に挑戦して惨敗したことで心が折れてしまったのか。
古馬になって勝利したのは昨年の京都大賞典での奇跡の復活のみ。
栄えあるダービー馬が勝てないまま引退すらさせてもらえないのは哀れですらある。
「最強世代」だったはずの2016年世代は、いまや「最弱世代」とさえ言われるようになった。
それでも、あのときの楽しさは、次々と有力馬が出てくるワクワク感は、決して錯覚ではなかったと思うのだ。
「最強」ではなかったが「最高」のクラシックだった。
世代の穴を埋める追加ばかりで、競馬ファンの自分としてはかなり満足している。
今後も新規参戦は続々と増えるだろうと考えると、膨らむ妄想が抑えきれなくなったので、
参戦可能性がある程度ありそうで、実際参戦したら主に俺が喜ぶウマたちを、
メジロドーベル、シーキングザパール、サイレンススズカ、タイキシャトル、マチカネフクキタルと同期で、
5戦4勝で迎えた桜花賞で、前年の2歳王者メジロドーベルをぶっちぎって優勝。
オークスでも1番人気になるが、距離が長すぎたのかメジロドーベルに惨敗。
秋は始動戦で2000Mを克服するも、秋華賞では再びメジロドーベルに敗北。
次走は牝馬限定戦のエリザベス女王杯ではなく、距離を縮めて牡馬混合戦のマイルCSを選択。
タイキシャトルにかわされ2着に敗れた。
以降、短距離・ダートを中心に使われGIII勝ちやGIでの好走もあったが、
当時、ヴィクトリアマイルがあれば……
ウマ娘としては、快速馬のイメージからバクシンオーみたいな猪突猛進型のキャラになるかも。
対戦の多かったメジロドーベル、シーキングザパール、タイキシャトルや、
ダンシングブレーヴのつながりで、キングヘイローやカワカミプリンセスとの絡みはぜひ見てみたい。
2002年の第69回日本ダービー馬。ウオッカの父として有名(馬主も同じ)
中2週で行われる春の3歳GI3戦全て出走してすべて1番人気に支持されている。
(現状、一流馬はまず選択しないローテーション)
勝ったのはダービーだけだったが、皐月賞は、主戦の武豊が負傷で乗れず差し遅れて3着、
NHKマイルCは直線で勝ち馬の斜行で致命的な不利を受けての3着と、
歯車がかみ合っていれば春3冠を成しえる強さは間違いなくあった。
ダービーの後も飛躍が期待されたが、
秋シーズン始動前に不治の病と言える浅屈腱炎を発症し、引退することとなった。
大変残念ではあったが、4歳まで現役を続けていたら初年度産駒であるウオッカは生まれず、
父娘ダービー制覇も達成しなかったことになるので、なんとも複雑な話である。
ウマ娘としては、ギムレットの由来から軍医っぽい雰囲気のキャラや勝負服になりそう。
ウオッカとの絆はもちろん、
父が同じナリタブライアンやマヤノトップガンとの絡みも期待できる。
シナリオでは、春3冠達成の隠し要素、3歳秋、4歳のローテーションなど、
IF要素を多く盛り込めそう。
秋の天皇賞と有馬記念を3,4歳時に連覇し、2年連続年度代表馬に輝いており、
種牡馬としてエピファネイア(その産駒に昨年の年度代表馬エフフォーリア、ルヴァンスレーヴといった芝ダートそれぞれで大物を生んでいる。
有馬記念は1番人気のファインモーションらを下して制するなど、
ウマ娘としては、大型かつ漆黒の馬体、やや体質が弱い、アメリカ生まれのシンボリ系ということでキャラを立てやすそう。
同厩舎の後輩ゼンノロブロイや、後述タップダンスシチーとの関係も描きやすい。
ダービー制覇、2年連続3着だったJCを制覇しての秋3冠などのIFシナリオも考えられる。
特に佐藤哲三騎手と出会ってからの逃げ・先行戦法でファンを魅了した。
実績不足で全く人気がなかったものの、
1番人気だったファインモーションにトラウマを植え付けるようなレースぶりで、
強さの片りんを見せつけるものだった。
6歳時には、金鯱賞1着、宝塚記念3着と前年有馬記念がフロックでないことを示し、
失意の中出走した有馬記念では、秋3冠を達成したゼンノロブロイの2着に入り力を見せている。
ウマ娘では、職人肌だった鞍上の印象から、ナカヤマフェスタみたいな無頼系、
ジャパンカップへの思いの強さもシナリオで強調されるかもしれない。
また、シンボリクリスエスとのライバル関係(4回戦って2勝2敗)、
ファインモーションの敵役、ゼンノロブロイにとっての最後の壁など、
菊花賞、春の天皇賞、宝塚記念をそれぞれ10番人気、7番人気、6番人気で勝利したミラクルホース。
宝塚記念時に出現したヒシミラクルおじさんの存在(同馬の単勝を1222万円分購入し、約2億円を獲得したといわれている)で、
以降勝ち星を重ね、抽選で滑り込み出走した菊花賞で1度目のミラクル勝利。
なおこの年の菊花賞は、タニノギムレット、シンボリクリスエスが参加しなかったこと、
断然1番人気の皐月賞馬ノーリーズンがスタート直後に落馬して競走を中止したこと、
16番人気のファストタテヤマが2着に突っ込んできたことなど、
その後、余勢をかって出走した有馬記念でいいところなし。
翌年阪神大賞典、大阪杯とGIIを連戦するも、ここでもいいところなし。
叩き3戦目で挑んだ春の天皇賞で、菊花賞を再現するかのような2度目のミラクル勝利。
続戦となった宝塚記念では、
前年の年度代表馬シンボリクリスエス、同年クラシック2冠馬のネオユニヴァースをはじめ、
安田記念で復活勝利を遂げた2刀流アグネスデジタル、有馬記念2着後2連勝中のタップダンスシチー、
といった超豪華メンバーが参戦。
先述のおじさんによって単勝オッズが急激に下がり、前日の時点ではなんと1番人気(最終的には6番人気まで落ち着いた)
おじさんの期待に応えるレースぶりで3度目のミラクル勝利を飾った。
(タップダンスシチー3着、ネオユニヴァース4着、シンボリクリスエス5着、アグネスデジタル13着)
この勝利で秋の飛躍も期待されたが、
長期休養を経て復帰するも精彩を欠き、再び繋靭帯炎を発症したため引退した。
同馬主のヒシアケボノとの絡み(ステイヤーとスプリンターで凸凹コンビ感ある)
父が同じで菊花賞馬という共通点もあるナリタトップロードとの絡みも面白そう。
お母さんがツルマルガール(母父サッカーボーイ)で息子がツルマルボーイ。
安易というなかれ。
4歳時に頭角を現し、中長距離GIで互角の勝負を続けたが、2着3回と中々勝ちきれなかった。
(この中にはヒシミラクルの宝塚記念、シンボリクリスエスが連覇を果たした秋の天皇賞がある)
悲願を達成したのは、2年半ぶりのマイル戦となった6歳時の安田記念。
元々左回りコースで強かったことや、スタミナを要する馬場になったことに加え、
初コンビとなった安藤勝己騎手の「マジック」があったのかもしれない。
そのままボーイッシュな見た目になる予感。
同じく女の子で「キング」なキングヘイローともいい関係を築けそう。
中々GIを勝てずに6歳時に悲願を達成したというところも共通しているので。
サッカーボーイつながりで、ナリタトップロードらとも絡んでほしい。
ツルマルと同じくアグネスタキオン、マンハッタンカフェと同期の牝馬。
2000年の阪神ジュベナイルフィリーズ(当時阪神3歳牝馬S)を制し、
2冠目のオークスも断然1番人気だったが、3着に敗れている。
4歳時、エアグルーヴも勝った札幌記念に勝利(しかも前走比+38kgで)したことで、
秋の天皇賞では1番人気に推された。
(13着敗退。1着シンボリクリスエス、2着ナリタトップロード)
マイルで強かった印象もあり、中距離路線に行かなければ…と今でも思わされる存在。
キョウエイマーチ同様、当時ヴィクトリアマイルがなかったことが悔やまれる。
デビュー2戦は1200Mで連勝しており、ひょっとしたら短距離でも強かった可能性がある。
なお、JRAでは2001年から年齢表記が数えから満年齢に変更となったため、
JRA賞の「最優秀3歳牝馬」を2年連続で受賞するという珍記録を持っている。
ウマ娘としては、同馬主テイエムオペラオーとの絡みが面白くなりそう。
他には先述した血統的に縁のある3人や、
厩舎・主戦騎手が同じで、キングヘイローの血を引くカワカミプリンセスとの掛け合いも見てみたい。
まだまだ書き足りないけどキリがないのでここまでにする。
二歳牝馬 | 阪神ジュベナイルフィリーズ |
---|---|
二歳マイル | 朝日杯フューチュリティステークス |
二歳中距離 | ホープフルステークス |
牝馬三冠第一戦 | 桜花賞 |
---|---|
クラシック三冠第一戦 | 皐月賞 |
三歳マイル | NHKマイルカップ |
牝馬三冠第二戦 | オークス |
クラシック三冠第二戦 世代最強馬決定戦 | 日本ダービー |
牝馬三冠第三戦 | 秋華賞 |
クラシック三冠第三戦 | 菊花賞 |
上半期ダート | フェブラリーステークス |
---|---|
上半期スプリント | 高松宮記念 |
上半期中距離 | 大阪杯 |
上半期障害 | 中山グランドジャンプ |
上半期長距離 | 天皇賞(春) |
上半期牝馬 | ヴィクトリアマイル |
上半期マイル | 安田記念 |
上半期グランプリ | 宝塚記念 |
下半期スプリント | スプリンターズステークス |
下半期中距離 | 天皇賞(秋) |
下半期牝馬 | エリザベス女王杯 |
下半期マイル | マイルチャンピオンシップ |
年間最強馬決定戦 | ジャパンカップ |
下半期ダート | チャンピオンズカップ |
下半期障害 | 中山大障害 |
下半期グランプリ | 有馬記念 |
みなさんお久しぶりです
私はダビスタを買ってしまったのでめちゃくちゃプレイ時間が減りました
さて、凱旋門賞が近づいてきましたね
再来週10月3日だそうです
ディープインパクトの娘のスノーフォールが出走するし、ディープボンドが前哨戦のフォア賞を勝ったし、日本現役最強馬のクロノジェネシスも派遣されるので、なんだか盛り上がってきましたね
JRAのネット投票や場外馬券場で、日本でも凱旋門賞の馬券が買えるようですし、ぜひ当てたいですよね
しかし、欧州の馬の実績なんて見てもようわからない、どのレースが格式高いの?どのレース勝ったらえらいの?って感じの人も多いかと思いますので、ちょこっとだけ凱旋門賞に向けて解説をしていこうと思います
色んな国で競馬が行われ、色んな国で勝手にG1と称されると、馬の実績の比較が難しくなるため「国際競馬統括機関連盟」という機関とその下部組織が、国やレースの国際的な格付けを行っています
パートI国の初期メンが、アイルランド、アメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、フランスなので、これらが競馬名門国と考えてよいかと思います
2016年に香港が加わったのが最後で、今はパートI国は16国あることになります
今は日本の競馬もレベルが高いですが、パートI国初期メンのG1レースは日本のG1と同等かそれ以上の質がある、と考えておいてよいかと思います
もちろん年による出来不出来もあるので一概には言えないですけどね
では、国ごとではなく、レースごとの格付けです
一般的には、ダービーステークス、キングジョージ6世andクイーンエリザベスステークス、凱旋門賞の3つがヨーロッパ最高峰のレースとされています
しかし、そのようなイメージとは別に、レースにも毎年変動する国際格付けがあります
主な2000-2500m級のレースの格付けは、2020年版では
(右スクロールあるよ→)
1位 | インターナショナルステークス | (イギリス、2063m、有力な国際競走) |
2位 | アイリッシュチャンピオンステークス | (アイルランド、2012m、アイルランド2000m級最強決定戦) |
3位 | ジャパンカップ | |
4位 | ブリーダーズカップ・ターフ | (アメリカ、2400m、アメリカ芝中長距離最強決定戦) |
4位 | 天皇賞(秋) | |
6位 | エクリプスステークス | (イギリス、2002m、ヨーロッパ上半期2000m級最強決定戦) |
10位 | 有馬記念 | |
11位 | 凱旋門賞 | (フランス、2400m、ヨーロッパ下半期2400m級最強決定戦) |
21位 | パリ大賞典 | (フランス、2400m、3歳限定クラシック三冠レースの一角(フランスの菊花賞?)) |
23位 | キングジョージ6世andクイーンエリザベスステークス | (イギリス、2406m、ヨーロッパ上半期2400m級最強決定戦) |
26位 | 大阪杯 | |
38位 | オペラ賞 | (フランス、2000m、フランス2000m級牝馬最強決定戦) |
43位 | 宝塚記念 | |
47位 | 日本ダービー | |
60位 | 皐月賞 | |
93位 | ダービーステークス | (イギリス、2420m、イギリスのダービー) |
ということになっています
出走馬の偏りによる質の差で変動するから、必ずしも納得できるわけではないですけど、ひとつの参考にはなると思います
また、2000-2500m 以外の距離か、2000-2500mだけど上記の100位以内に入ってはいないものの有力なレースはあるのでいくつか紹介しておきます
フランス ロンシャン2400m
ただし4歳以上も参加できる
凱旋門賞の前哨戦でもあるし、フランスの2400m級牝馬最強決定戦でもある
イギリスの牝馬三冠は1000ギニーステークス、オークスステークス、セントレジャーステークスなので、ヨークシャーオークスはいわゆる三冠レースではない
イギリスは牡馬も牝馬も三冠目はセントレジャーなので、牡馬牝馬同時に三冠馬が出ることはない
イギリスのみならず、欧州中の2歳馬限定レースの中で特に重要とされる1戦
勝てば欧州最優秀2歳馬に選ばれるチャンスが高くなる
フランス ロンシャン2400m
真に有力な馬は前哨戦に出ずに直接凱旋門賞に出てくるので、フォア賞に勝ったから本番の好走を約束される、というわけではない
日本で言えばジャパンカップが凱旋門賞なら、フォア賞はアルゼンチン共和国杯みたいなもの
G2で完勝するのは立派だし、すごいことだと思うけど、アルゼンチン共和国杯勝ったならジャパンカップもいけるで!みたいなテンションにはならないように、フォア賞の結果で何かを語れるほど甘くはないという認識でいたほうがよい
ディープボンドはコースへの適性も示したし、足切りもクリアでひとまず安心、くらいの気持ちで
今年1月以降の実績のみで評価されており、世界ランクトップ36頭までが発表されていますが、1位3頭、4位1頭、5位2頭、7位4頭、11位7頭、18位19頭という同率順位が多すぎる評価となっています
レート121 | 世界11位タイ | グランアレグリア |
レート120 | 世界18位タイ | クロノジェネシス、エフフォーリア、グローリーヴェイス、シャフリヤール |
となっており、
レート121 | 日本1位 | グランアレグリア |
レート120 | 日本2位タイ | クロノジェネシス、エフフォーリア、グローリーヴェイス、シャフリヤール |
レート119 | 日本6位 | ワールドプレミア |
レート118 | 日本7位タイ | ディープボンド、ダノンキングリー、ユニコーンライオン、ラヴズオンリーユー、レイパパレ |
となっています
上記のレースの特性をもとに「フランス牝馬チャンピオン」のような肩書で紹介をしているけど、実際にはフランスのレースに外国馬が来て優勝すると「アイルランド馬だけどフランスチャンピオン」のようなことが起きています
レーティング127 世界1位タイ 6戦3勝(G1 2勝、重賞 2勝、イギリス3勝)
3頭しかいない現時点で世界最高レーティング127を持つ最強馬の一角
欧州最高峰の格のある3レースのうち2つ、イギリスのダービーとキングジョージ6世andクイーンエリザベスステークスの両方を今年勝った3歳馬
これはアダイヤーのお爺ちゃん大種牡馬ガリレオ以来の20年ぶりの快挙らしい
イギリス最強と言って差し支えないし、世界最強に片脚突っ込んでるとも言える
このまま凱旋門賞を勝てば名実ともに2400m級の世界最強に、もっと言えば史上最強になる
フランス遠征経験がないのだけが心配だけど今年の実績で言えば本命でいい
本当は前哨戦のニエル賞に出す予定だったのが後ろ脚の感染症で回避となって凱旋門賞直行になった
予想の意味では難しくなったけど、凱旋門賞への影響はないと思われる
ちなみに日本でダービーとジャパンカップの両方を勝った馬はシンボリルドルフ、トウカイテイオー、スペシャルウィーク、ジャングルポケット、ディープインパクト、ウオッカの6頭しかいないらしいが、同年で両方勝っているのはジャングルポケットだけ
イギリスのダービーでは内ラチ沿いの狭い隙間も構わずぶち抜いた
まさに怪物だと思った
お父さんのフランケルはマイラーだけど、14戦14勝、G1を10勝、重賞12連勝の特別な化け物
日本ではソウルスターリング、モズアスコット、グレナディアガーズのお父さんもフランケル
レーティング127 世界1位タイ 9戦6勝(G1 5勝、重賞 5勝、イギリス2勝、アイルランド2勝、フランス2勝)
2400m級以上は経験なし、フランスはロンシャン1600m、シャンティイ2100mのみ出走経験あり(ともに1着)
G1を5連勝中
3頭しかいない現時点で世界最高レーティング127を持つ最強馬の一角
欧州で最も価値のある2歳馬G1デューハーストステークスに昨年勝った2歳チャンピオンで、今年もフランスのクラシック三冠レースの最初の2つ(プール・デッセ・デ・プーラン、ジョッケクルブ賞)を勝っている
その後、三冠目のパリ大賞典へは出走せずに古馬戦線へ移行し、今年7月のヨーロッパ上半期2000m級最強決定戦のエクリプスステークス、今月のアイルランド2000m級最強決定戦のアイリッシュチャンピオンステークスを勝っている
朝日杯FS、桜花賞、皐月賞を勝ってクラシック卒業して、そのまま宝塚記念と天皇賞(秋)を勝ったような感じ
このアイリッシュチャンピオンステークスでは2400m級の女王タルナワに勝っている
2400mは経験がないのでわからないけど、父と母父が昨年の凱旋門賞馬ソットサスと同じなので、2400mも別に問題ない気はする
最終列より少し前で控えておいて、最終直線でえげつないスピードでぶち抜く
瞬間の切れ味で言えば現役最強だと思う
2400m女王タルナワのラストの切れ味も相当やばいけど、アイリッシュチャンピオンズステークスではタルナワの切れ切れの伸びでも差を縮めさせなかった
レーティング127 世界1位タイ 13戦7勝(G1 3勝、重賞 4勝、イギリス3勝、UAE1勝、サウジアラビア1勝、フランス2勝)
2400m級は2戦1勝(2着1回)、フランスはドーヴィル2000m、シャンティイ2100mのみ出走経験あり(ともに1着)
3着以内を5連続中
3頭しかいない現時点で世界最高レーティング127を持つ最強馬の一角
昨年のフランスのダービー馬(ジョッケクルブ賞(2100m)勝利)
サウジアラビア出走2回、UAE出走1回の経験があり、今年春のドバイシーマクラシックではクロノジェネシス、ラヴズオンリーユーの3頭で叩きあいになり、勝ったのがこのミシュリフ
ただし、イギリス帰国後7月に欧州上半期2000m級最強馬決定戦のエクリプスステークスに出走するも2000m最強馬セントマークスバシリカに3馬身差以上つけられ3着
さらに欧州上半期2400m級最強馬決定戦のキングジョージ6世andクイーンエリザベスステークスに出走するも欧州最強馬アダイヤーに1馬身差以上つけられ2着
しかし、直近の8月のイギリスで最も格式ある2000m級の国際戦、インターナショナルステークスでは2着に6馬身差をつけての完勝
これを見ると、クロノジェネシスは当然欧州の格式あるG1で勝つことは可能だろうけど、セントマークスバシリカやアダイヤーに勝負できるのか?と言われると、うーん、となってしまう
ドバイシーマクラシックでは最後方から追い込みをかけて、ラヴズオンリーユーやクロノジェネシス以上の伸びを見せた
キングジョージ6世andクイーンエリザベスステークスでも追い込んで、素晴らしい伸びを見せた
アダイヤーがそれ以上だっただけ
エクリプスステークスでは先行2番手から、インターナショナルステークスでは中段前目に控えていた
レース展開やペースに応じて色んなレースが可能な器用な馬だと思う
どんな展開になっても、最終直線はぐんぐん伸びる
続きます
以前書いた増田(anond:20210511094138)ではタウラス杯に育成失敗ウマ娘ちゃんたちを持ち込んでオープンリーグでワンチャン狙うとか書いてたけど、すまん見通し甘すぎたな! オープンリーグも十分に魔窟だったわ! なのでジェミニ杯からはグレードリーグに本気の育成のウマ娘を出してるよ! まあ、A+には一度も届いたことがないんだけど! 競技場ではクラス5とクラス6を行ったり来たりしてる感じというかたまにクラス6に上がってボコボコにされて叩き出される感じです!
個人的にチャンミがありがたいのは定期的に育成のやり方をアップデートする機会が訪れるっていう点かなと思う。
ジェミニ杯、正直長距離育成のメソッドをまったく体得できていなかったので、SSD+ADCみたいな短距離用ステのウマ娘を長距離育成でも作ってしまっていて、なまじ評価点だけは高いもんだから競技場のエースに据えてたんだけど、おかしい、なかなか勝てない……って不思議に思ってたんだよね。そんでもってサークルメンバーに意見を求めたら「スタミナが弱すぎて逆噴射してるんじゃないの」という指摘を受けて、初めて自分の育成方針が間違っていたことを悟ったという次第。
そこから長距離育成に着手し、SSB+AD+DのAランクスペちゃんをなんとか作ることができたのでエースに据えたけど、これよりも評価点では負けるB+ランクのA+B+B+DDゴルシの方がよっぽど強いという。なんなら競技場でA+ランクのウマ娘を撃破したりする。一にスタミナ二にスタミナ三四がなくて五にスタミナなんやなあ……まあ結局ジェミニ杯では61戦3勝でブロンズ称号しかもらえなかったけれど、この経験は良い勉強になった。
続くキャンサー杯、自分のようなサポカが揃ってないトレーナーでもマイル路線なら何とかなるかなという甘い見通しで本気をかけて挑むことを決意。セイウンスカイは最後の1ジュエルまで注ぎ込んでガチャを回したけど手に入らなかった一方、スマートファルコンはPU期間中に10連で一発ツモできたので、蓋兼エースとしてスマートファルコン育成に注力することにした。結果としてSSC+S+DDというそこそこ強い芝Sファル子ができたので彼女をエースに据えることに。セイウンスカイ絶対塞ぐウーマン。最終的にファル子だけで10勝くらいすることができた。
先行枠として手に入れたばっかりのフジキセキを試してみたけど、ちょっとうまく走ってくれなかった。これは完全に育成方針のミス。フジキセキ、イケメン系女子かと思っていたらなんかトレーナーの世話をやたらと焼いてくる尽くす系女子だったし、さらにトレーナーには弱いところも見せてくれたので情緒が夢女モードと俺嫁厨モードのあいだでぐるぐるしていた。育成2回目で温泉旅行に誘ってきたのでこれは卑しか女杯。このでけぇエトワールが。俺は今からポニーちゃんにされる。まあフジキセキは外してエルコンドルパサーに走ってもらうことにしたわけですが……
なかなかうまく育成できなかったのが差し枠で、「乗り換え上手」がつよつよだという評判を聞いてグラスワンダーの覚醒Lvを最高にまで上げたんだけど、ちっとも育成が上手くいかなかった。あれだけのマニーを注ぎ込んだのに……と腐りかけていた決勝ラウンド前日の深夜になってようやくSS+CSCE+の絶対差し殺すグラスちゃんが完成。でも遅かりし由良之助だったようで決勝では2着に終わってしまった。いや、Bグループ決勝にSランクのゴールドシチーがいるのおかしくない!? 最終的に61戦16勝でシルバー称号ゲット!
そんなこんなでレオ杯だけど……なんかもう「キャンサー杯に全てを出し尽くした増田は 続くレオ杯ウソのようにボロ負けした」って感じになってる。完全に燃え尽き症候群。あとガチャでメイショウドトウとゴールドシチーとメジロマックイーンを立て続けに手に入れてしまって彼女たちの育成をしないといけないのでレオ杯の準備にまで手が回らない感。やー一応ドトウもチョロい方のゴルシもレオ杯狙って中距離育成頑張ってるんですけどねー、なかなか。
ただ一応メイショウドトウはA+BACCでAランクのを育成できた。一見するとショボい評価点だけど、金回復スキル3つ(円弧のマエストロ・レースプランナー・食いしん坊)と金加速スキル2つ(全身全霊・弧線のプロフェッサー)に加えてスペちゃん固有もつけたので競技場では勝ちまくっている。複勝を外すのをほとんど見たことがない。現状うちの競技場で一番勝率が高いのが一番新参のメイショウドトウだという。レオ杯もこのドトウを10回出走させたんだけど見事なシルバーコレクターになっちゃってますね……
オグリキャップもシンボリルドルフも持っててメジロライアンの覚醒Lvも5にできたので、このへんの育成も頑張ってるんだけど、なかなか良い出来にならんのですわ。俺の彼女の方のゴルシちゃんはLv5にすると乗り換え上手を入手できるらしいからコツコツおマニーを貯めて覚醒Lvを上げようかなと思っているところです。
ところで、うちの厩舎には今のところ30人のウマ娘がいる。このうち10人と温泉に行けたので(エアグルーヴ、サイレンススズカ、グラスワンダー、フジキセキ、ハルウララ、ゴールドシップ、スーパークリーク、キングヘイロー、メイショウドトウ、スマートファルコン)、残り20人と温泉に行くことを当面の目標にしている感じ。スマートファルコンの温泉エピは急に湿度マシマシになって最高でしたね……。なお、ナイスネイチャとヒシアマゾンとマチカネフクキタルとの温泉旅行券は紙屑と化した模様。いや、20人と言わずもっと増えてくれていいんだけどね……はぁ、エイシンフラッシュに隅々まで管理されたい……
っていうかメイショウドトウの育成ストーリーめっちゃ良くなかったですか。スマートファルコンの育成ストーリー以上に泣いてしまった。周囲から愛される少女が傷ついた友人のためを想って才能を開花させ、自分の前に立ちはだかる憧れに挑むという王道少女漫画展開に涙が止まらない。アヤベさんの病室を走り去るドトウが「私の2人が」って言うシーン好き好き大好き超愛してる。っていうかテイエムオペラオーめっちゃ良いやつだよね……度量が広すぎる。大阪杯・天皇賞(春)・宝塚記念・天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念を全勝したら『君の名は。』パロが始まって大草原(大阪杯は別に要らないと後になって知った)。そしてもうエンディングで涙ボロボロでしょ……オペラオーがいたから、ドトウがいたから、2人だったから輝けた、という結論に持っていくの最高すぎるのでは。……信じられない。ウマ娘に、泣かされた。
ゴールドシチーの育成ストーリーもいいよね……周りの評価に振り回されながらも「本当の自分」を見つけようともがく良い青春ストーリーだった。天皇賞(秋)に勝ったあとの爽やかな笑顔が魅力的にすぎる。あとスマートファルコンの育成ストーリーは熱血☆アイドル☆スポ根という感じで素晴らしい。どけ! 俺はファン第一号だぞ!
って感じだと思うんだけど他のトレーナーさんはどう思います?(最近になってハルウララの育成ストーリーの元ネタがオジュウチョウサンだと知ったマン)(日本ダービーはエフフォーリアを応援しながら観て、宝塚記念はレイパパレとメロディーレーンの応援馬券を買いました。キーンランドカップではメイケイエールの応援馬券を買う予定)
日本のレースは「芝」「中長距離」「牡牝混合」「伝統」といった要素で価値が決まる。
なので皐月賞・菊花賞・桜花賞・オークスあたりの「クラシック」は、ダービーと比較すれば落ちるというだけで基本的に格が高い。
天皇賞も格が高い。
「クラシック(皐月・ダービー・菊花・桜花・オークス)+天皇賞(春・秋)+有馬記念」が、かつて八大競走と呼ばれていた伝統と格式のあるレース。
いまだ無敗。今年の大本命。
父エピファネイアはジャパンカップ&菊花賞馬だし、産駒の傾向から言っても距離は大丈夫な感じがする。
まだ22歳の若手で経験の浅さが気になるが、彼が勝てば「戦後最年少のダービージョッキー」ということになる。
これまでの最年少は「僕はダービーに乗ったんじゃない、ヒカルイマイに乗ったんだ」で知られる田島良保か。歴史ですねえ。
これまで6頭のダービー馬を出しているディープインパクト産駒だし、
もともと末脚が自慢で桜花賞よりオークス向きだと言われていた馬だが、
これほど人気しているのはもちろん14年前のウオッカを想起するからだろう。
はたして勝利の美酒に酔えるか、それとも。
あのフォイヤーヴェルクの弟、というだけで競馬ファンはドキッとするのではないか。
デビュー前には「別の生き物」「凱旋門賞を意識している」などと絶賛されつつ、いざ走り出したら負け続けでがっかり、ということで有名な馬である。
ちなみに今でも現役で、障害重賞まで勝っているのだから、普通に考えるとなかなか優秀なのだが、さすがに前評判が高すぎた。
というわけで、「フォイヤーヴェルクのように騙されるんじゃないか…」という不安の意味でも、
「もしかしたら真の怪物は弟のほうなのかも…」という期待の意味でも、実績以上に注目されているのがグレートマジシャンなのだ。
ちなみに母系はドイツ血統で、産駒の傾向から見ても、距離は伸びるほど良いのではないかと思われる。
鞍上は和田竜二。あの覇王テイエムオペラオーの主戦だった男である。
その彼が「オペラオーに近い」と絶賛する馬こそ、このワンダフルタウンなのだ。
本当なの? マジでオペラオー? だったら鼻差圧勝してしまうじゃないか?
青葉賞の勝ち馬はダービーで勝てない、というのが競馬界のジンクスなのだが、はたしてどうなるか。
やはり見逃せないディープインパクト産駒。牡馬ではこの馬が筆頭格か。
兄に皐月賞馬アルアインがいる良血で、共同通信杯ではエフフォーリアに敗れるも、毎日杯で驚異のレコード勝ち。
鞍上は福永祐一。3年前に悲願のダービー制覇を果たし、昨年は三冠馬でダービーを勝った男が連覇を狙う。
母クロウキャニオンは、毎年のようにクラシック戦線を賑わせる仔を産む名牝だが、
今年こそGIを、それもダービーを勝って、兄姉たちの無念を晴らせるか。
ちなみに馬主は金子真人で、もしヨーホーレイクが勝てば、なんと5度目のダービー制覇である。
ウマ娘的には…