「からむし」を含む日記 RSS

はてなキーワード: からむしとは

2019-03-18

anond:20190318164836

開拓した土地汚染していってるからむし開拓されてないほうがまだ健全な発展の余地がある分俺はマシだと思うけど

2019-03-14

anond:20190314224938

現金ないのはしんどそう。バイト強行してはどうか。離婚となったら財産分与されるからむしOKなのでは

2019-02-28

無党派層に期待してる野党支持者ってナンセンスだと思う

国政選挙投票率が5割弱で自公合わせた得票率が2割弱だから残り5割の無党派層選挙に行けば自公1強体制が崩れるかもしれない、という指摘があるじゃん

でも俺が思うにこの【選挙に行かない無党派層】の実態ってその8割以上は漫画ウシジマくんに登場する様な生活苦低所得者やノーモラルマイルドヤンキーDQNだと思うんだよな。

それで残りの2割程度の無党派層の内訳は国外在住者や知的身体精神障害者認知症患者後期高齢者等の選挙権の行使に際して一般的な人々より多少なりとも困難が生じる人々や、何かしら自分なりの考えがあって意識的選挙権を行使しない人々だと思うわ。

それでさ、無党派層に期待してる野党支持者に聞きたいんだけど、本当に無党派層政治参加したら自公1強体制に変化が生じると思ってるわけ?

俺の考えではこの無党派層の大半は第二次安倍内閣以降の政府経済政策恩恵を受けていない層が大半を占めてるとは思うんだよ。

でも彼らはそれを認識できるだけの知識も逆に自分達を利する選択肢提供してくれる政党判断する知識も備わっていない人達だと思うんだよな。

から肉屋を支持する豚よろしく政治参加を促されて仕方なく投票に向かったとしても自公投票すると思うよ俺は。

からむしろ今の状況は野党支持者に有利な状況だとすら思うね俺は。

彼ら無党派層政治参加しないおかげで野党支持者は「自公有権者の2割の支持しか得ていない」っていう批判ができるわけじゃん。

俺は半分断言するけど例えば今後法改正がおきて選挙義務化されたりしたら彼らの大半は自公投票するよ。

からさ、いい加減無党派層とやらに期待するのはナンセンスだよナンセンス

2019-02-26

anond:20190226084704

それ男性版をキモイって判断した自分がそうなだけやぞ

あと本気フェミさん的には女の性が価値を持って珍重されるのは性の公平化開放って面からして不平等の結果やからむし男尊女卑案件やぞ

そうなるともう何かよう分からんけど

2019-02-19

ドラミングかい威嚇行為

音がぽこぽこ言ってカワイイからむし挑発行為として捉えかねないような気がするんだが

2019-02-17

anond:20190216154041

 はてな匿名ダイアリーには3000文字文字制限があるらしい(?)ので、そのくらいを目安とした。

 ついでに言うと良いアイディアが浮かんだとして個人的メリットがないのだし書く必要がない。

 情報を出し惜しみする社会を実現するためには仕方のないことだ。

 まぁ、せっかくなので少しぐらいは書いておいてもいいかもしれない。

 しかし、読み返してみればアイディアはすでに書いてあるも同然では?

書店図書館漫画喫茶改善

・有料サイン会

競技化して対戦する(スポーツのように)

 まず書店図書館漫画喫茶改善については、いくつかあるだろう。

 サイン会を有料とするのは、すでに書いたとおりだ。

 今検索してみたが「有料サイン会」は海外スターは行っている様子ではある。

 (隠語として「交通違反」を指す意味もヒットする)

 「サイン会作家負担となっている」という話を聞けば、ファンとして作家のことを考えているほど行きづらくなるような気がする。

 タダ働きで疲れるサイン会よりは閑古鳥が鳴くぐらいが丁度いいとすら言えるだろう。

 もしかすると報酬は出ているのかもしれないが、明言しない限りは基本的にタダ働きと思われているような気がする。

 サイン会で作者に直接支援できるとなればファンは気兼ねなく駆けつけるのではないか

 ついでにTシャツなどを販売してもいいかもしれない。

 他には直接的な支援ではないが「元作家従業員として優先的に採用する」というシステムはどうか?

 作家の中には書店図書館漫画喫茶が衰退しようが構わないと思っている者も少なくはないだろう。

 特に図書館漫画喫茶に関しては、商売の妨げとなるのだからむし積極的にそれを望んでいるのでは?

 このとき、こういった店舗が将来的に自らのセーフティーネットになるのであれば無下にはできないだろう。

 元作家従業員とする方針を持てば店舗同士の競争において「作家生活を支えたい」と思うファンの来客を促すことができる。

 作家を目指すには引退後がネックだが、このような流れができれば挑戦しやすくなるはずだ。

 次に競技はどんなものになるだろうか?

 競技には得点を競うものだとかタイムを競うものだとかがある。

 今回は「本」と「タイム」の組み合わせで考えてみよう。

 そうすると、とりあえず「本の即売」を競技化するということが思いつく。

 「競技即売大会」とでも言うべきだろうか?

 チームに分かれて対戦して先に本を売り切ったほうの勝ち。

 勝利チームの購入者は栞のようなちょっとしたグッズが貰えたりする。

 ブックカバーを装着しなければならないなどのレギュレーションによってバリエーションが作れる。

 もっと競技について言えば、流行らせようと思って流行らせるのは難しいだろう。

 良い感じの競技自然発生することに期待するしかあるまい。

 その他にも挙げておこう。

 とりあえずシンプルに「直接会って仕事の依頼ができる」ような施設がないように思える。

 その場所に足を運びさえすれば、適当仕事にありつけるというような施設だ。

 漫画なんかでは○○ギルド的な仕組みがよく登場するような気がする。

 それは漫画家が「なんかそういう仕組みが欲しい」と思っているからなのかもしれない。

 既にこのような施設存在していてもおかしくないように思えるが、あまり話を聞かない。

 まぁ、挙げはしたが出版社立ち位置としては難しいだろう。

 こういった施設を作るとしたら出版社関係のない人間だろうか?

 それを警戒して、やっぱり出版社が先手を打って囲い込みを狙う可能性もなくはない。

 実物とテジタルの違いを考慮するなら「その本とセットとなる読書空間」というのはどうか。

 映画などは自宅でも見ることができるが多くの人間映画館に足を運ぶ。

 違いはどこか? 「没入感に違いがあるのだ」と映画愛好家は言う。

 では本の没入感を高めるための仕組みを考えるなら、どうなる?

 トータルコーディネート的に「その施設で読むことで最大の没入感が得られる」というシステムだ。

 例えばファンタジー風、サイバーパンク風の内装を持つ部屋で、その世界観人物になりきった状態で本を読むのだ。

 他には「人が住んでいる部屋」という設定の施設と「住居者が残した日記帳」という設定の本を組み合わせるなど……。

 当然ではあるが本の内容も、そのように考えられている。なんならコスプレも組み合わせる。

 本のスタンドアロンで消費可能性質は利点ではある。

 その利点を捨て、環境との組み合わせで最大の効果を得られる方向での優位性を獲得するのだ。

 施設がメインならば施設にあわせて作品を仕上げることとなるだろう。

 逆に作品がメインなら簡単内装を変更できるような仕組みの施設となるだろう。

 本などを「布教」という言い方をすることがある。

 この布教という概念も、もっとうまく使えば良いように思える。

 現状ではファンが本を2~3冊買って身近な人間に配る程度だろう。

 そこで「本を布教したい人」があらかじめ料金を支払い本を確保する。

 「この本を欲しい人はいいか?」と問いかけると「欲しいです」という人が出てくる。

 転売されるかもしれないので布教したい側も相手を選べるようにすべきだろう。

 そこで希望者の中から大丈夫そうな相手を選べるというような仕組みだ。

 これは実際の施設でやってもいいしネット上でも実現はできそうだ。

 「ほしい物リスト」はあっても「布教したい物リスト」はないように思える(※未調査)。

 他にも、

道の駅にある「蕎麦打ち体験」のような作家による「作文体験」「漫画執筆体験

特定飲食店食事をすると収益作家還元されるシステム(協賛店?)

外国人観光客向けの持ち込んだ絵本漫画などを翻訳してくれる施設

 のような仕組みが思い浮かんだ。

 施設という方向性を挙げさえすれば、この程度のアイディアならすぐに思いつくと思ったのだが……。

 なにも思いつかないのか?と逆に聞きたい。

 まず前提として「画期的な万能の施設により全員の作家がどうにかなるとは到底思えない」というのがある。

 作家性との相性もあるのだし、一種類のいい感じのアイディア解決するのは不可能だろう。

 結局は「なんか施設を使ったら」という曖昧方向性の話以上にはならないはずだ。

2019-02-13

クソ田舎で実質スマホいじってるだけの事務というか電話バイト

誰かやりたい人いない?代わってくれない?

フルタイム12万くらいしか貰えないけど仕事してないんだからむしろお得じゃない?

2019-02-10

「ブスは性格いいわけじゃない」「美人は優しくされるからむし性格が良い」

って「ブスだけど性格美人」って話へのアンチテーゼなんだろうけど

事実ブスだからこそ笑いにしてムードメーカーになるタイプの子もいるし

あっけらかんとした明るい性格美人さんが、なんの悪気もなくブスを嗤ってるというのも見たことあり

「ブスは性格いいわけじゃない」「美人は優しくされるからむし性格が良い」の反論一面的だよな

美人は苦労知らず、ブスは苦労を知ってる それくらいの差だと思う

苦労知らずのままお姫様性格美人はやっぱりいるし

苦労してうまく生き延びる術を身につけたブスはいるし

美人故の明るい性格でたくさんの人と関わって、結果配慮できるようになった美人もいるだろうし

苦労を知って引きこもってしまうブスもいる

2019-01-28

ブギーポップ視聴者が笑えない糞ラノベアニメ

さらセカイ系(笑)の出来損ないみたいな90年代ラノベ引っ張りだしたところで、ガキが食いつくわけもないと分かりきってるのがクソ。どうせ昔のファンも大半はとっくに趣味変わってるだろ。

無意味時間が行ったり来たりするのがクソ。カッコイイとでも思ってんのか?分かりにくいだけだわアホ。

キャラデザ全員モブ過ぎて誰が誰だか分からないのがクソ。ブギーポップは分からない(爆笑

ラノベ業界もそろそろ弾切れで苦しいのは分かるけどさあ、さすがにこんなもん引っ張り出してくるぐらいなら、他にもっといい原作あるだろ。たとえば……お留守バンシーとか!





 そこまで打ち込んだところで〝増田〟は確認画面に進み、実際に表示される際の見え方をチェックする。特に問題のないことを確認して「この内容を登録する」ボタンクリックした。

 大きく息を吐き、しばし目を閉じて時間が過ぎるのを待つ。ヘッドホンからは、路地裏の秘密クラブについて女性ボーカルが歌うハスキーな声が流れているが、別に増田〟の趣味ではない。無音よりは多少の「雑音」があった方が集中しやすいという程度の理由で、適当にまとめて違法ダウンロードしたファイルランダム再生しているだけだ。

 曲が終わったのを合図に目を開き、さきほど投稿した「記事」のページをリロードした。夜の10時過ぎというお誂え向きの時間だけあり、セルクマなどという姑息な真似をせずともブックマークが既に30ほど集まり始めている。トラックバックも、上から目線傲慢評価への反発が7割、同意が2割、元記事ほとんど無関係独りよがりのつまらないネタが少々という予想通りの傾向で、活発に反応してくれている。

 当然だ。〝増田〟の書く記事が狙いを外すことは有り得ない。

 たった今書き込んだ記事で扱ったアニメにも、その原作ライトノベルにも、〝増田〟は特に興味がなかった。ただ、SNSなどでの他人発言を眺めていて、こういうことを書けば「バズる」だろうなというイメージが、なんとなく頭に浮かんだのだ。あとは、このアニメを叩きたい人間の「設定」に自分を重ねるだけで、溢れるように文章が湧き出してくるのだった。

「……」

 自分がそれを書いたという証が何一つない文章が、回線の向こうで人々の注目を集めるさまを、〝増田〟は静かに見つめた。

増田〟は昔から、「自分」というものを持たない人間だった。

 自己主張が少なく控えめな性格、という程度の話ではない。何が好きで何が嫌いなのか、何が得意で何が苦手なのか、人に聞かれるたびに例外なく言葉に詰まった。単にそれを表現するのが下手というだけではなく、自分がどんな人間なのか〝増田自身どうしてもよく分からないのだった。

 そのため、自己紹介はいつもひどく苦労させられた。胸の内を語ることのない秘密主義人間と見なされ、親しい友人を作ることも難しく、いつも孤独に過ごすこととなったが、それが嫌なのかどうかすら〝増田〟には判断ができなかった。

 その感覚は、対面での音声によるコミュニケーションだけではなく、ネットでの文字を介したやり取りでも特に変わりがなかった。たとえ単なる記号の羅列に過ぎないとしても、自分を表すIDが表示された状態で、何か意味のあることを言おうという気にはどうしてもなれなかった。

 そんな〝増田〟がある時、一つの匿名ブログサービス出会った。

名前を隠して楽しく日記。』

 良識のある人間ならば眉をひそめるであろう、その醜悪な売り文句に、増田はなぜか強く引きつけられた。

 そこに書き込まれる、誰とも知れぬ人間の手による、真偽のさだかならぬ無責任言葉たち。数日の間、寝食を忘れてむさぼるように大量の匿名日記を読みふけった後、それらのやり方を真似ることで、〝増田〟は生まれて初めて自発的文章を書き出したのだった。

 特に書きたい内容があったわけではない。ただ、睡眠不足と空腹でからっぽになった頭を満たす、得体の知れない衝動に従いキーボードを叩いた。

 出来上がったその文章は、保育園の子供の入園申し込みをしていたが落選してしまった母親、という「設定」で、政治批判もまじえつつ全体としてはどうにもならない怒りを乱暴な口調で八つ当たり気味にぶつける、といった感じの記事になった。

 実際には、保育園への申し込みどころか、当時から現在に至るまで〝増田〟は結婚すらしてはいないのだが。

 これを軽い気持ち匿名ブログ投稿したところ、予想外の爆発的な大反響を呼んだ。ブクマは2000以上付き、「記事への反応」は100を超え、ニュースサイトどころか国会で取り上げられる事態にさえ発展した。

 遂には記事タイトルがその年の流行語大賞トップテンにまで入ってしまたこの一連の動きに、もちろん驚きはあった。だがそれ以上に、自分の指を通して生まれ落ちた自分のものではない言葉、という捩れた存在自体に、〝増田〟は震えるような感動を覚えたのだった。

 ここでなら、自由に「言葉」を操ることができる。

 その確信を得てからは、坂を転がり落ちるように、この匿名ブログへとのめり込んでいった。

 様々な立場人間になったつもりで書いた記事投稿し続けるうちに、〝増田〟は奇妙な現象に気がつく。ひとたび題材を決めて書き始めてしまえば、それまで全く知識も関心も無かったどんな分野についても、どういうわけか淀みなく言葉が湧き出すのだ。

 ある時は、フリーランス13年目のWebデザイナーだったり。

 ある時は、新人賞を受賞してデビューしたもの限界を悟って引退を決意した兼業作家だったり。

 ある時は、セクシーキャバクラの元女性接客係だったり。

増田〟は、記事を書くたびにありとあらゆる種類の人間に「なった」。そしてそれらの「設定」の元に、このwebサービスの読者たちに、感動や、怒りや、笑いを提供してきた。〝増田〟にとって、読者から引き出す感情の種類はなんでもかまわない。自分の書いた言葉が、多くの人間に読まれることだけが重要なのだ

 実際、〝増田〟の書いた記事には、著名人ブロガーですら不可能なほどの高確率100を超えるブクマが次々と付いた。SNSでも拡散され、ネット上の話題を取り上げる(といえば聞こえは良いが他人の褌で相撲を取るしか能がない)ニュースサイト元ネタにもなり、つまり――「バズって」いた。

 本格的に活動を始めてから、〝増田〟は毎日多数の記事投稿し続けている。〝増田〟以外の利用者は誰一人気づいていないが、今ではこの匿名ブログサービスにおける人気記事の、実に九割以上が〝増田〟一人の手によるものなのだった。もはやここは〝増田のしろしめす王国なのである

 そして、〝増田〟の支配電脳空間にとどまらずより大きく広がろうとしている。〝増田〟の記事が読者から引き出す強感情。これを利用し、流されやすい一部の読者の行動を誘導することで、〝増田〟は既に現実でも大小さまざまな事件を引き起こす「実験」を成功させていた。だが、それぞれの事件自体に関連性は全くなく、膨大な投稿量を多数のID分散しているため、運営会社ですら事件の背後にいる〝増田〟の存在には手が届いていなかった。

 この影響力の、深く静かな拡大。これが順調に進めば、いずれはサービス運営会社の中枢に食い込むことすら時間問題だった。

 匿名ブログ支配過程で〝増田〟の掴んだ情報によれば、この運営会社はただのIT企業ではない。その実態は、途方もなく巨大なシステム下部組織なのだ。そこを足がかりに、「世界」にまで手が届くほどの――

「……っ……っ」

 果てのない野望の行く先に思いを馳せ、〝増田〟は声もなく笑った。

 そこに、

――♪

「……?」

 ランダム再生にしていたメディアプレイヤーから、奇妙な曲が流れ始めた。

 口笛である

 音楽に興味のない〝増田〟でさえ聴き覚えがあるほど有名なクラシック曲を、どういうわけかわざわざ口笛で演奏しているのだった。それは、アップテンポで明るく力強い原曲を巧みに再現してはいものの、しかしやはり口笛としての限界で、どこか寂寥感のある調べとなっていた。

「……」

 これのタイトルはなんだっただろうかと〝増田〟にしては珍しく気にかかり、プレイヤーの最小化を解除して現在再生中の曲名を表示した。そこにはこうあった。

 John Cage『4'33"』

「!!」

 違う。この口笛は、ヘッドホンから流れている音ではない。

 その事実に気づいた〝増田〟はヘッドホンを頭からむしり取り、音の出どころを探った。

「――♪」

 耳を澄ますまでもなかった。口笛は、明らかに増田〟の背後から聴こえてきている。それも、ごく至近距離で。

「……!」

 背筋を貫く寒気を振り払うように、〝増田〟は回転式のデスクチェアごと素早く振り返った。

 片付いているというより極端に物の少ない部屋の中央。そこに、それは立っていた。

 金属製の丸い飾りがいくつか付いた、筒のような黒い帽子。全身を覆う黒いマント。男とも女ともつかない白い顔に浮かぶ唇までが、黒いルージュで塗られている。

 まったく見覚えのない顔であり、衣装だった。

 普通に考えれば、異常な格好をした不法侵入者ということになる。今すぐに警察通報するべきだ。だが〝増田〟は、そんな常識的思考をこの黒帽子適用することが、なぜかできなかった。

 部屋のドアには鍵を掛けておいたはずだが、こじ開けられた様子もなくきれいに閉じている。いくらヘッドホンから音楽が流れていたとはいえ人間がドアを開け閉めして部屋に侵入した物音に全く気づかないということがあるだろうか?

 カーテンを閉め切り照明の消えた部屋の中、ディスプレイの微かな灯りに照らし出された黒帽子の姿は、床から突然黒い柱が生えてきたようにも見えた。

匿名アノニマス)、か――」

増田〟の当惑をよそに、黒帽子は口笛を止めて言葉を発した。黒い唇からこぼれる声は澄んだボーイソプラノで、やはり性別特定することはできなかった。

「人には、自分にとって切実な何かを伝えるために、敢えて何者でもない立場をいっとき必要とすることもある。だが、『匿名』こそが本質であり立ち返るべき『自分』を持たない存在――それは『自分』という限界に縛られないが故に、無目的にただ領土だけを広げ続け、遠から世界を埋め尽くすことだろう。その新世界では、根拠となる体験を欠いた空虚感情けがやり取りされ、真の意味での交流永遠に失われる……間違いなく、世界の敵だな」

 人と世界について語りながらその声はどこまでも他人事のようだったが、最後の断定には一点の迷いも無かった。

 世界の敵、という言葉が指す意味の本当のところは分からない。だがこいつは、〝増田〟こそが「それ」だと言っているのだった。

 なぜ初対面の異常者にそんな決めつけをされるのか。そもそもこいつは一体何者なのか。

 そんな疑問を込めて、〝増田〟は目の前の怪人物を睨み付けた。黒帽子にはそれだけで意図が伝わったらしい。

「人に名前を訊ねる時は、まず自分から名乗ったらどうだい?」

増田〟の耳にその言葉は、それができるものなら、という挑発を含んで聞こえた。

 できないわけがない。変質者に名前を教えるのは危険だが、自宅に押し込まれている時点で大差ないだろう。

増田〟は椅子から立ち上がって息を吸い込み、自分名前を告げようとした。

 しかし、

「…………!」

 声が出なかった。いくら喉に力を込めても、最初の一音すら形にならずに、ただかすれた吐息漏れるばかりだ。

「それこそが、君が世界の敵である証なんだよ」

 そう言った黒帽子が肩ほどの高さに上げた右手を、ついっと振った。その指先から細い光の線が伸びてきて、空気を切るような鋭い音がしたかと思うと、〝増田〟の首の周りに熱い感触が走った。

「?」

 次の瞬間には、〝増田〟の視界はゆっくりと下降――いや、落下し始めていた。

 途中で回転した視界の中で〝増田〟が目にしたのは、頭部を失ったまま直立する、肥満した成人男性身体だった。

「……っ!?

 直前までまとっていた「自称アマチュアアニメ批評家」の「設定」が霧散したことで、〝増田〟は意識を取り戻した。思わず首の周りに手をやるが、傷一つ付いてはいない。

「なるほど。君の能力にはそういう働きもあるわけだ」

 感心したように言って、黒帽子は宙空をかき混ぜるように右手の指を動かした。そこにまとわりつくように、光の線が見え隠れする。目を凝らして見れば、それは極細のワイヤーだった。

増田〟の首に巻き付けたあれを素早く引くことで、瞬時に切断を行なったのだと、遅れて事態を把握する。

「……」

 いま首を斬られたのは、あくまで〝増田〟の「設定」に過ぎない。だが、味わった「死」の感覚は本物だった。それを実行した黒帽子は、今も平然とした顔をしている。

 目の前の怪人が何者であろうと、もはやこれだけは間違いがない。こいつは〝増田〟を殺しに来たのだ。無慈悲に、容赦なく

「……!」

 黒帽子と向き合ったまま〝増田〟は、後ろ手に恐るべき速度でキーボードを叩いた。わずか数秒で4000字超の記事を書き上げると、そのまま確認もせず匿名ブログ投稿する。

『現役警察官ですが、容疑者を射殺したことがあります

 記事はすぐさま炎上気味に100オーバーブクマが付き、新たな「設定」が〝増田〟の全身を覆った。そこに立っている姿は既に、制服を着た男性警察官そのものだった。

 実のところ〝増田〟にとっても、匿名ブログのこのような使い方は初めてのことだった。だがその事実意識することすらなく、〝増田〟はこの応用をごく自然に行っていた。まるでこれが本来用法だったかのように。

 警察官の〝増田〟は、いかにも手慣れた動きで腰のホルスターから素早く拳銃を引き抜いて安全装置を外すと、黒帽子の頭に狙いをつける。この距離なら外すことはないだろうし、さすがに銃弾を正面から受けても平気ということはあるまい。

 しか弾丸が発射されるより早く、引き金にかけた〝増田〟の指をめがけて光が走った。

「そんな危ないものは下ろした方がいい」

 切断された指がぽろぽろと床に転がり、〝増田〟は拳銃を取り落とした。重い金属が床に叩きつけられる、ごとん、という音が響く。

「!」

 失った指の痛みにのたうち回る間もなく、再び飛び来たワイヤーが〝増田〟の首に絡みついた。鋼糸はそのまま、いともたやすく肉に食い込み――

「……!」

 一瞬のブラックアウトの後、警察官の「設定」もあえなく消え去ったことを〝増田〟は悟る。

増田〟は、次の「設定」を求めて、慌ててキーボードを叩き始めた。殺されないためにはそうするしかない。

 黒帽子がワイヤーを一振りするたびに、現在の〝増田〟の「設定」が消滅する。〝増田〟は超スピード匿名ダイアリー記事書き込み、新たな「設定」を得る。その繰り返しが続いた。

 格闘家ヤクザ猟師力士刃渡り50センチ牛刀で前足を切り落として熊を倒した撮り鉄、1200万ドル機械義手を身につけ「捕らわれざる邪悪」の二つ名を持つ元アメリカ特殊部隊員……

 考えうる限りの、個人戦能力の高い人間立場で書かれた記事投稿し、その「設定」を使って制圧を試みる。だが、いずれの力をもってしても、〝増田〟は黒帽子の体に触れることさえできなかった。

「……」

 異常なまでの適性ゆえに普段意識せずに済んでいたが、この匿名ブログサービス本来、少しでも油断すると「あれ?増田さん、この話前にもしませんでしたっけ?」と指摘を受ける、投稿者に厳しい場だ。いかに〝増田〟の記事とはいえ、短時間に似たようなネタを続けて投稿したのでは、ブクマPVを稼ぐことなどできない。「設定」を定着させるためには、読者からのそういった「承認」を得なくてはならないのだ。

 少なくとも同じ職業ネタにすることは避ける必要があった。とすれば、「設定」を潰されるたびに書ける記事選択肢は少しずつ限られていく。

増田〟は、徐々に追い詰められつつあった。

 その焦りが引き金となったのか。

「!!」

――字数制限

anond:20190128020421

2019-01-25

anond:20190125005058

half Japanese の子日本国籍ならネイティヴ日本人からむしろ遅すぎたくらい

あと突然別人種肌色で生まれてきたりするしね

黒人夫婦アルビノではない白人の特徴を持ったお子さんが生まれたり、その逆もあったり

なお、祖先にそれらの血が入っていなくても突如そうなるらしい、原因は不明だが、こうやって肌の色は作られた?とか推測されてる

https://www.legit.ng/1090594-black-couple-birth-a-white-baby.html

2019-01-18

anond:20190118155345

私もメンヘラーで通院してるけど、プリントアウト有効からむしろ広めてほしい。通院の日は休み仕事終わりで、気持ちが楽なので調子のいいことをついつい話してしまう。

2019-01-15

anond:20190115131230

・「NGTに関してフェミがだんまりなのはなぜ?」とか言ってるのがいるが、当初から結構騒いでる気がする

しろ「だんまりなのはなぜ?」といってるやつ、いるか

・むしろこれがフェミ案件になることのほうが意味不明

女が絡んだら何でも顔を出して被害者ヅラ、それがフェミ

・シュナムル氏、実行犯の男が全て悪いと安定のフェミちんぽ仕草を発揮

いつものことじゃん。

アイドル名誉男性業だからフェミ保護対象から外れてる可能

アイドル美人でそれを売り物にしてる(できる)からしろフェミルサンチマン対象でしょ。

2019-01-07

しろ今の任天堂ってPSよりお子さんの教育に悪いよな

国内需要&根強いニンテンドーナード層&枯れた技術で低予算ゲーム作れるから

欧米ポリコレコードガン無視できるじゃん?

 

から任天堂ゲームには黒人モブキャラすらいないし

キャラはみんなエッロいビキニアーマー着て、男に助けを求めてる

 

LGBTは単なる趣味扱い、FFヘテロ矯正するエピソード日本版は削られなかった

PSパンツ規制も当然無いし、戦乱カグラは人気コンテンツ

 

女やマイノリティ主人公ゲームは全くないか、休眠状態

小さいけど、ブレスオブワイルドにもやっぱり

特定層への侮蔑的描写が割と散見したりする

 

からむしろ今の任天堂って尖りに尖ってるんよ

2018-12-17

anond:20181217120417

妊娠中は脳内麻薬出るからむしハイだよ

遺伝相手との作用と運で決まるから個人のせいじゃないよ

睡眠不足で辛かった記憶睡眠不足の功労により記憶に残らないよ

ネガティブ要素は他人に諦めさせようとしてる奴らの罠が混ざってるよ

指摘できるのはこんくらいかなあ。

総合的に産んでしまった方が人生に得だよ。

2018-12-12

anond:20181212104133

そうだな。でも増税と逆に積極財政すれば税収が増えて……とか、ユーロなんか採用するから国債じゃなくて造成する羽目になって……いう話ともからむしな。話が広くなりすぎる。

あと、イスラムじゃねーの、とかは普通に違うぞ。

もとの統計……とまではいわんでも、関連の新書ネット記事でも探してみなされ。

フランス出生率はまじでホットトピックから簡単に見つかるよ。

2018-12-08

anond:20181208221615

ADHDだったら指導できなくても教師責任ではない

からむしろ周囲が率先してそいつ障碍者にしたがる

クレーマー

クレーマーは客ではないか店員が正しいことになる

しろ店員マウンティングできるクレーマーであってほしいんだ

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