「二次創作物」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 二次創作物とは

2022-04-01

anond:20220401192322

ほんま頭悪いな

この場合独自性が認められたってのは二次創作物にも著作権があるって意味

海賊版とは分けて考えてくれ」って事だよ?

A<私の同人誌無断転載してる

B<権利者はお前じゃないだろ

裁<いや、Aの権利物です

ただのこれだけの流れだぞw

独自性ってのは例えば俺がルフィを「俺の絵柄、俺の構図」で描いたらその限りにおいて俺の著作物

2022-02-22

紙の同人誌印刷代がかかるから公式からお目こぼしをいただいてる論


公式許可ない二次創作利益を発生させてはいけない←わかる

利益が発生しやすいので同人誌電子頒布はいけない←まあわかる

紙の同人誌印刷代等がかかるのでお目溢しをいただいてる←!???!!!


ここ2、3日でTwitterで上述のようなツイートをいくつか拝見しました

二次創作の在り方や二次創作ルールについて、SNS上で各人が各々の考えを表明するのはいいことだと思います

ある界隈での議論活性化することで、それが他界隈にも波及し、ひいては二次創作界隈全体の健全な発展につながってゆくかもしれませんし(健全か?)

しかし、明確に相手存在を予定した投稿によって、自己の主張を発信する場合は少し慎重になった方がいい気がしま

例えば、公式許可ない二次創作同人誌電子頒布されている方がいるとして、これに対しネガティブ感情を持たれる方が、リプライ機能アカウントの名指しによって非難する場合、などです

もしこの批判した方が同じコンテンツ二次創作活動を行っている方であるならば、その方は自己同人活動非営利性にどれほど気を使っていられるんでしょう?

頒布者側であれば、活動収支をSNSで公開するなりして利益が全く発生しなかったことを証明するための措置など講じていたりするんでしょうか

また、実際的非営利性の追求には購入者側の協力も必要不可欠なわけですが、受け手読み手)側の方であれば「頒布冊子数に対して、スペース代が○○円・印刷代が××円・その他諸経費が△△円だろうから利益は出てないだろうな、ヨシ!」というように相当の熟慮の上に購入しているんでしょうか

たかSNS上のやり取りとはいえ特定他者に諫言・苦言として当該主張する場合は、その主張した方は自分製作した(または受領した)二次創作物の非営利性について、徹底的に潔白である必要があるんじゃないかなと思います

というか、相当程度に潔癖性が担保されてる人が主張してはじめてその言葉に重みが増すような


で、まあ本題(?)なんですが、二次創作での利益発生の良し悪しや同人誌ダウンロード販売の可否なんかは正直どうでもよく(というかそんなことを判断する立場にも素養もなく)、ツイート群で本当に気になったのは、“紙の同人誌印刷代等がかかるので公式からお目溢しをいただいてる”ってやつですね

類似投稿内容として、“紙媒体同人誌印刷代等で利益が出ないから法的にグレーゾーンだけど、電子書籍は完全に利益になるからアウト”みたいなやつです

う~ん・・・

別にね、この「お目こぼし論」が何の法令の何条を根拠条文としてもしくはどんな判例司法判断をもとに構成されているのかなんてややこしい話をしたいわけではまったくなくて、タイトル普通に皮肉です、都合よすぎるなーって

玄人質問で最強ですが、そんなに利益発生に敏感なら、現状利益いちばん出にくそうな同人誌頒布形態って、広告収入投げ銭機能等のないサイトで、全ページ無料公開することじゃないんですか?(リ〇ナ描写がきつくてインターネッツ大海になんて放流できない・・等のなんらかの事情があるなら紙媒体での頒布も十分理解できますが)

なんというかこのお目溢し論・線引き論によって、紙媒体同人誌頒布不法とはいえ実質的に許されたものと解し、ましてや自分分別ある側だとでもいうような顔で、当該謎理論他者批判する道具として利用するのはちょっとキショいし、それに疑問を呈する方がいないコミュニティはなかなかにタチ悪い気しま

結局、公式許可ない二次創作活動をする者にとってできるのは、都合のいい情報をつぎはぎして自己活動正当性妥当性を高めることではなく、どう転んでも真っ黒なことを自分はしていると認めたうえで、それでも最低限のモラル(=過度な利益を発生させないために二次創作物の電子頒布または購入を控える、スケブ等の受付または依頼を控える等)は備えておこう・・とあくまで個々人で気を付けてくことのみなんじゃないですかね、つまり名指しでの他者批判なぞもってのほかだと思います

とはいえ二次創作活動はたったひとりの目に余る行いで界隈が破綻しかねない以上、明瞭なルールで統制を求む方の心理はわかります、たぶん


だらだら書きましたがまとめると、

真偽不明・所出不明の謎理論を展開して己の行為正当化しようとするな!!!!どちらにしたって真っ黒なことをやってるんだから、そのアウトオブアウトな世界で少しでも上の立場でいようとするな!!!!己ををわきまえている日陰者(笑)だと錯覚するな!!!!!!!!

ついでにいうと、あなた純粋な親切心から他者に進言しているのだとしても、さらにはあなたの持論が終局的には公式世間司法判断として正しいものであったとしても、ネット上の誹謗中傷トラブル顕在化深刻化している今、むやみやたらとSNS上の一個人にひつこく食い下がるのはよしたほうがええんちゃう・・・?って話でした

2021-12-25

anond:20211225154340

個人の消費の仕方というよりは社会的空気かな

7〜8割やばいってのがな。

二次創作物自主規制してくれるだろうとゆるく見逃しておいていたら、どんどん増長して市民は風紀や公序良俗を忘れ、むしろ表現の自由侵害だと権利主張するようにすらなってしまった

2021-12-08

二次創作は取り締まるべき

二次創作物権利者の許可なく頒布することは、全く解釈余地なく著作権侵害

他人漫画同人誌を売りたいなら、公式アンソロジーなどに寄稿すればよい。

なぜそうしない?

2021-12-07

anond:20211206201307

ちょっと釣りかもしれないと思うけどマジレスする 釣りだったら恥ずかしー

同じ気持ちはめちゃくちゃあるけど

・「面白いからOKにするべき」と「面白くなければNG」は無関係だし、「面白くなければNG」っていう主張があったとしてどういう風に「認められるべきでない」のかがよく分からない(いつのまにか権利の扱い方の話から創作の界隈の在り方」の話になっている 元々「権利を考えればこうするべきだよね」という話なのでは?)。

 そのため、「仮に『面白いならOK』なら『面白くなければNG』が成り立つが、『面白くなければNG』は認められるべきではないので『面白いならOK』という主張はまずい」という論法が成り立たない。論理証拠の両方に欠陥があり、うまく補強できていない

そもそも二次創作許可を取らないのは「原作者から禁止許可も出したくない状況がある」から二次創作物は悪質な場合には取り締まる必要があり、取り締まって貰うかどうかは権利者に委ねられているためにこういうことが起こる。あと仮にマジでよく思ってない場合規制が行われる 月姫ウマ娘がそう

「読者にどうこう言われる筋合いはない」っていう感情が先行してるなら感情を書けばいいのに、変に論理かぶれだからこういう無茶苦茶文章になるんじゃないですか。もし文字書きなら色々考え直した方がいい

2021-10-12

anond:20211012145215

オタクが散々叩いてる「ツイフェミお気持ち」とあんまり変わらない気はするよな。

二次創作の是非はどうなん?みたいな問題は置き去りだし。

二次創作物にも著作権があるのはそうなんだけど、転売違法アップロードみたいな著作権侵害じゃないしな。

倫理観問題で叩くならこっちの倫理観どうなってんのよ?とは思う。

2021-10-05

みんなそんなに二次創作物に金出してんの?

普通の女オタクだと自分では思ってる。

公式新刊出たら買うし、グッズもそれなりに厳選してだけど買う。二次創作をしてSNSに上げたりもするし聖地巡礼だとかもする。 

だけど、二次創作を金で買うのが理解できない。

やれ同人即売会衝動買いしただの。同人誌の値段なんて見ないだの、買った後悔はいときだけど買わなかった後悔は一生だの。そうだね〜って相槌は打つけどぶっちゃけからない。

別に二次創作利益出すのはダメかい思想を持ってるわけじゃないし、買いたい人は買えばいいんだけどさ。ほんとうに意味わからん

だってさ、公式じゃないんだよ?

どんなに絵や文が上手かろうが、(商業やってる作者もいるのかもしれないけど)素人だし個人解釈じゃん。

その解釈とやらだって同じ人間じゃないからぴったり合うわけないし、みんな自分解釈が一番でしょ?

正直二次創作なんかTwitterPixivに溢れてるしただ見すればいいだけの話だと思う。

面白い話、綺麗な絵、萌える推しカプのエロ、どれも大好きだけど、でも金を出すって別じゃない?

百歩譲って描き下ろしあるならともかく、マジで意味からないのがネットにあげたものをまとめただけの再録本とかいうやつ。

ネット上にあるのはいつ消えるかわからないんだからって言うけど、ローカル保存すればいいじゃん。自分だけで楽しむ分にはセーフでしょ。

でもこんなことTwitterで言ったら袋叩きなんだろうな。

絶対服とかコスメとか商業ちゃんとした本買った方が有意義だと思うんだけど。

理解できる説明をしてくれる人がほしい。

2021-09-21

大好きな推し公式絵をトレスした話

大好きな推し公式絵がある。

机の目の前の壁に貼っていつも眺めている。

ジャンルの特定になるのでぼかすが、推し公式絵はそう多くは無い。

からこそ次の公式から供給が来る日を心待ちにしながら、

大好きなその絵を眺めていた。言い過ぎだとは思うがどんな美術品にも勝ると思った。

幸か不幸か、私は絵が描けた。

新規絵を待ちわびるあまり自分でも推しを描くようになった。

色んな表情が見たい。色んな服を着て欲しい。穴が開くほど目の前の絵を眺めても、公式とは程遠い出来だったが、推しを想って描いた自分の絵は好きだった。

公式の絵を眺める時間も、絵を描いている時間幸せだった。

何年か経って公式の展開も少しずつ増えて、二次創作もよく見かけるようになった。

公式から供給が無い間にも二次創作を通じて心の隙間を埋めていける文化はとてもいいなと思う。

自分の絵も決して多いとは言えないが反応を貰えるようになった。大好きなものを人と共有出来たことに感動もした。

ある人がSNSで「上手い」イラストを公開した。上手いというのは完成度が高いという意味でもあるが、まるで公式の絵のように感じた。画力が高い人がごまんといるのはこの数年で痛感していたので、確かに公式の絵柄に近づく事が出来る人間もいるのだろう。

けれどその絵を見て「上手い」と思い確かに嫉妬もしたが、同時に違和感も感じた。

「似ている」というより「見た事がある」という感覚だった。

自分二次創作の歴は浅い方だと思うが、多少なりの知識ルール複数ジャンル公式ガイドラインやらSNSでの注意喚起やらで把握はしているつもりだった。

ジャンル注意喚起が流れてくる。あの人の絵だった。トレパク疑惑

私が最初に目にしたイラストでは無かったが過去に公開していたらしいイラスト

ラレ元と重ねてぴったりとハマる検証画像の数々。告発によると常習犯しかった。

気になってその人のアカウントを覗いた。

注意喚起されている事に気付いているのかいないのか分からないが、普通にイラスト公開を続けているようだ。一番新しいイラストは私の推しだった。

また、見た事があると感じた。

堂々と言える事では無いが、絵師愚痴を吐く掲示板があるのは知っていた。随分前に知人が教えてくれた。

件の注意喚起を見て掲示板を覗いた。やはりあの人の話題で持ちきりだったが、最新のイラストに触れている人はいなかった。

確信はあった。ソースなんか引っ張ってこなくても目の前にある絵だ。親の顔より見た。

かめたいだけだった。正直もう見たいとは思わないあの人のイラストを保存した。

私が飾っているのはグッズだったので、公式で公開されているいつもの絵を保存する。

手が震えた。こんな事で保存する事があるのかと思った。

あの人のイラストの上にその画像を重ね、透過させていく。涙が出そうだった。

推しトレスをされた事が悲しいだとか、疑惑はさておいて自分の絵の実力があの人に及ばない事が悔しいだとかそういう感情からのものではなかった。

大好きな推しの絵を透過している自分がただ悲しかった。

美術品の様な推しを透かして、何故、この正直どうでもいい人間の描いた絵に重ねなければいけないのか。

重ならなければいいとさえ思った。ただの一個人の取り越し苦労であればこの画像は無かったことになる。私が推しを透かした事も無かった事に出来る。

二枚はぴったり重なった。

私は、私が透かした推しを見て泣いた。

それからすぐには掲示板に書き込めなかった。自分画像を透過させたショックのあまり正義は何かとか自問したりしていたのだが、結局しばらく眺めても様子は変わらなかったのでそっと画像を貼った。きっと何事も無く掲示板は進み、告発も変わらず続いていくだろう。

身の一部がと言えば大袈裟かもしれないが、魂の一部、こころの一部が欠けた気分だ。悲しさと虚しさで気力が底をついた。

今日も眼前の推しは美しい。

元気になってまた描けたらいいなと思う。




透かしただけでなぞっては無いかトレースと言い切れないかもしれないけど、それと同じ工程体感してあまりにも悲しくて誰にも言えなくて。

タイトルに釣られた人はごめんなさい。

この文章は、決して、検証画像を作っている方々を咎めものではありません。

皆さんの勇気ある行動に感謝します。

トレパクをした人間あくま自作である事を貫き、全く謝罪をしなかったり、模写だなんだと理由をつける傾向にあるという記事を読みました。

自分がしている事自体を悪いとも思えず、それを教えてくれる人も蔑ろにして、反省も出来ないような人が存在している事はよく解かった。

でもね、お前が透かしてるその絵は誰かにとって唯一無二の物だって事。

お前が何も考えず誰かの愛するものベタベタと重ねて出来た作品で人を集めて、何百何千と評価されたとしても、その行為地獄みたいな思いをしている人間がいること。

パク絵だと疑わず純粋評価してくれていた人でさえ悲しませていること。

どれだけ目を逸らしてもその人達は消えない。

まりにも公式類似するような二次創作物は禁止をされる事もあるし、第三者公式と誤解されかねない作品は注意するべきだと思っています。重なったものに対して「トレスじゃない」と言うのは免罪符にはならない。

ラレ元をあえて公式企業版権物を使い「告発されなければ問題無い」と思っているタイプのトレパク。確かに公式企業はすぐに動かないかもしれない。

守られているのはお前の作品では無く、ルールの上で作られた二次創作です。

それらに甘んじて行う行為には敬意のかけらも感じる事は出来ません。

この世で天罰が下らなくても。

来世まで祟ってやる。

以上です。

長々と失礼いたしました。

2021-08-15

anond:20210815022514

著作権者判断すべきことを外野がギャーギャー騒いでることの方が違和感あるだろ

こういうのって権利者がすべての二次創作を把握してる前提じゃないと成立せん思考だと思うんだよね

現実的には権利者が把握してる二次創作物なんて極一部で

望まぬ二次創作物が大量に存在してるってことをどう思ってんの?

2021-08-14

anond:20210814195145

二次創作が見逃されているのは親告罪からで、公式が訴えることがなければ罪は問われない。

増田自分で書いてるけど基本的にはこれが全てだと思うよ。筆が乗ったのかしらんが勝手違法扱いしてるようだけど。増田には他者作品から派生した二次創作物を違法と断じる「権利」がない。(一次創作もされているようなので、それについては権利を持っていると思うけど)

各社ガイドラインを出しているところは出しているから、そういうのが安心ならそういうところでやればいいんじゃないかな。

2021-08-13

同性愛尊重するなら異性愛尊重してほしい

これからNLファン百合オタクがキツすぎると長々と語っていきます

二次創作物同性愛を取り扱い、キャラ崩壊と言えるものがここ数年で多く増えたと思います。そこで問いたいのですが、創作物百合or同性間の性欲が許されて異性間(特にから女に向けて)だと【汚らしい!】って言われるのは何故ですか?

自分の好きな男キャラ百合オタクから作品不要だと酷く叩かれた経験が忘れられません。特に劇場版響け!ユーフォニアムで秀一くんが大きいバッシングを受けたことを今でも思い出しては憤ります

作中では同性愛者と言われてないのに、なぜそういう性的嗜好を持っていると思い込んでしまうのでしょうか?そう扱うことはキャラの造形を無視する侮辱行為ではないでしょうか?

女の子女の子に向ける感情に限らず、人から人への想いは恋愛だけではなく、友情嫉妬、羨望、寵愛、尊敬敵対心などさまざまあります。これら全てを「百合」と捉え「恋愛感情であると一括りにすることの是非を問いたいです。それは本当にそのキャラのことを見ているのでしょうか。

二次創作で女キャラにいわゆるサイコレズ要素が添加されることについては(個人によると思いますが)黙認もしくは容認するのに、男キャラが同じように扱われると(これも個人によると思いますが)違う反応を示すのは何故でしょう。同性間では許されるのに異性間では許されない、の基準はどこにあるのでしょうか。

百合オタクに「なぜこの関係百合に見えるのか」と尋ねたことがあります。すると「百合しか見えない」と返されました。話を深掘りしていくと、ここまで関わりを深くしたり優しく接するのは相手が好きだからしか思えないからと述べられました。

私はその百合オタクが言ったカップリングを見てみましたが、そうは思えませんでした。女性女性に接する、人が人に対して行うコミュニケーションとしてかなり一般的な物だと感じられたからです。男は少し女に優しくされたら好意を持たれてると勘違いするという話を聞きます。それと同じことが起きてるのでしょうか。女性と関わりを持てず、創作中の女キャラ普通に優しくするところをみて「ここまで優しくするってことは好きなんだ」と勘違いしてしまうのでしょうか。

私は男女の恋愛ものが好きです。恋愛は男女ですべきものとは思ってません。同性愛を取り扱った創作物は多くあり、それに共感したり応援する楽しみ方もあると思います。同性間の恋愛否定するつもりはありません。ただ、同性間の恋愛尊重するなら異性間の恋愛尊重してほしいと思います。男キャラ不要だと言ってほしくないです。二次創作で好きなキャラサイコレズにしてほしくないです。

2021-07-16

二次創作物が好きで男性向けも女性向けもエロ少年漫画少女漫画もBLGLNLなんでも好きだけど、オタク同士のコミュニティだと腐女子界隈がどうしても苦手で、なんでそんなに苦手なのかが最近ようやくわかった。

無自覚差別意識持ってる人間が多いからだ。

地雷だとか好き嫌い作品を選り分けるだけならまだしも、作品をこき下ろして他人性癖否定してそれが当たり前かのように振る舞ってる連中が珍しくない、あれの根本差別的感情と似ている。

実際に行動で暴力振るったりしてるわけじゃないか現実問題視されることは無いレベル可愛いものだろう。だから差別と言い切ることはできないだろうけど、自分と違う他者の好みを容認できないという点で、もう感情はソレに近いものがあるよね。

なんなんだろう。なんで他人の好みをわざわざぶん殴りにいって普通な顔してんだろう。そこが苦手、っていうか嫌いなんだな。

2021-07-06

 ジャンプラに嫌いな腐女子のお手本みたいなキャラが出てて、読みながら笑っちゃった。せっかくなので主観嫌いポイント自分語りさせて頂く。

 何が嫌いがより何が好きかで自分を語れよ派の方や、腐女子お気持ち長文嫌いな人はただただ不愉快になると思うので見ないことをお勧めする。戦う気はないので。


 ジャンプラに載っていた読み切り漫画主人公が、私の嫌いなタイプ腐女子だった。その漫画をざっくりいうと「腐女子霊媒師主人公)が敵対する嗜好の腐女子怨霊と殴り合い、怨霊怨念を吐き出させて成仏させる」というストーリー。今誰でも読めるので気になる人は読めばいいと思う。詳しい内容は割愛する。


 まず一つ目の嫌いポイントとして、逆カプの説明

競馬で人が馬乗せて走ったらもう別の競技ですよね」

 というものがある。この例えがもう嫌い。

 いくら主人公主観による例えとはいえ受け攻めという概念の画一化がちょっと乱暴じゃないか

 受け攻めは全て個々人の好みである。受け攻めは人により違うので定義できるものではなく、唯一の共通認識ちんこ突っ込むか突っ込まれるかという基準である。逆カプが許せる許せないも人による。言うなれば酢豚パイナップルのようなの話じゃないか

 そんな好みでしかない話を競馬に例えてしまうと、”馬”と”人間”並みに受け攻めに乖離があるのが当然のように受け取れる。そんなことはない。受け攻めは見てる側の感覚しかない。素人に対して客観的説明ではなく主人公の好みを押し付けているところがもうすでに嫌いである。


 二つ目の嫌いポイントに、「正しさで殴り合い」をしようとしているところである。それは主人公が発した以下のセリフから読み取れる。

・「原作ちゃんと読め」

・「読解力磨いて出直してこい」

 また、素人カップリングの正しさの証明を聞かれた際に以下のようにも発言しているが、それはつまり「正しい正しくない」という感覚主人公が持っているということの証左ではないか

・「○×○が正しいと証明するにはどうしたらいい?!」→「正しい正しくないは関係ない!」

 そもそも二次創作物は全て正しくない。正しいのは原作だけだ。二次創作は全部個人幻覚だ。規模が大きくなりある程度市民権を得たとしてもそれは集団幻覚に過ぎない。

 「私の幻覚は正しい、私にとってはな」それは大いに結構であるしか主人公は、自らの幻覚の正しさの根拠原作を持ち出し、しかもそれで他人を殴っている。(これは怨霊に関しても言える)そんな行為の後に「正しさなんて関係ないよね!全てをぶつけ合おう!」なんていう河原ライバルと殴り合って真の友情が芽生えるみたいなノリをされても納得いかないのである

 ちなみに蛇足だが、現実にも逆カプ者同士で(言葉で)殴り合う腐女子はいるが、前提に互いへの信頼があるから殴り合っているのである思想感情問題で譲歩なく殴り合った結果に友情なんて普通芽生えないのではないでしょうか。わからんけど。


 三つ目の嫌いポイントに、主人公人間性が嫌いという点がある。もうこれはどうしようもない。主人公が可愛くて好きって人にはごめんね。

 まず、腐女子同士が互いの性癖で争うことは本当に無意味である。何も産まないどころか軋轢を生み界隈衰退の原因にまでなり得る。だからこそ互いに棲み分けをして平和にやっていこうとしているのであるしか主人公は、

・「超王道カプ」であることを理由に逆カプ煽りマウントを取る

過激派右固定総受上等左非固定 を主張

 これは平和にやっていこうとする者から見ればストレス以外の何者でもない。互いの性癖喧嘩するなんて労力の無駄しかなく、また腐女子同士なら思想の違いで実害が出るわけもなく、お互いノータッチでいれば済む話なのに、わざわざやっかみに来ることはもう「迷惑な人」でしかない。そんなことをやってしま主人公理解できない。が、実際にそんな腐女子はいる。頭によぎる過去出来事主人公が重なり、ああ、嫌いだなあと笑ってしまったわけだ。


 細かい嫌いポイントもっとあるけど、疲れたので終わる。

 蛇足の所感。今回の件、Twitterでは主人公受けに対するヘイト散見されたけど、どちらかというと主人公受けというよりオサムのような腐女子に対して苛立つのであって、主人公けが責められまくっているのはちょっと違うのではと思った。まあ気持ちはわかるけど。

 おしまい

2021-05-20

特定作品から離れるという話

その作品は、音楽ドラマCDを中心に作られている物だった。

「だった」と表記するのには、理由がある。

ある時、舞台化が発表された事…

そして、漫画化が発表された事により、音楽ドラマCD以外の場にも出る様になった為だ。

確かその後、アニメ化ゲーム化もしたと思う。

 

自分はその作品に携わる声優を好きで追っていた。

好きな声優担当するキャラクター雰囲気も好きだった。

しかし、流石にそれだけでは追い続けるのは難しかった。

 

別にこれは作品に非がある訳ではないと思うし、当然、作品に携わった人達に非がある訳でもない。

ただ、自分自身の情熱燃え尽きてしまっただけなのだ

 

そう思わないと、耐えられそうにない。

作品のせいにしようものなら、作品ファンから砂かけ行為と言われてしまうから

 

とはいえ自分が冷めてしまった原因は、作品にあるという事を言いたい。

もう一度、ハマった当初の様な盛り上がりが欲しいので、作品自体打ち切りになる様な事を言うのは避けるものの…

不満だと思う事は、書かせてほしい。

 

作品を出す上で、世界観の設定を徹底して作り込んでほしかった。

暦(元号?)が日本と異なる世界だというのに、曲の歌詞の中に当たり前に登場する「令和」という言葉

音楽物語には関係ないと言いたいのかもしれないが、声優声優の名で歌うのではなく、キャラクターとして歌うのだから歌詞キャラクターのいる世界に合わせてもらいたかった。

これは歌詞を書くアーティスト問題があるのかもしれないが、それで許可GOサイン)を出してしま制作陣にも問題があるだろう。

何故世界観を大切にした物を作らないのか、疑問だ。

二次創作物だって、こんな事はしない。

二次創作世界観を崩したら、晒されるわ荒らされるわの悲惨な末路を辿ったと思うが、公式がやると許されるんだな。

 

そもそも設定がガバガバ過ぎる。

母に貰ったお守りなのか、妹に貰ったお守りなのか、そのくらいは確立させてほしい。

ブラック企業に勤めているという割に、帰宅したり休日釣りに行ったりしているというのも、リアリティに欠ける。

女性ガッツリ権力を持っていった状態なら、警察官弁護士医師教師も、皆女性がやっていそうなものだが、何故どれも男性なのだろうか。

そもそも、後付けの設定が多過ぎて、初期にあった設定がいつの間にか消えているのは、どうかと思う。

つの間に女尊男卑が消えたのやら。

それがないなら、壁を壊す必要性もないのでは…?

金も権力も女も酒も楽しめるのだろう?

わざわざ面倒な壁を壊す必要、ないだろう。

 

あの手この手お金を集めたいのかもしれないが、キャラクター勝敗を決めるのは、CDを購入しないと得られないコード入力した人の投票というのが、色々と酷い。

iTunesの様な配信サービスで購入しただけでは、そのシリアルコードを得られないのだ。

CDを買わないといけない。

そして、CDを買いさえすればいくらでも投票出来るので、祭壇を築くくらいの財力がある人なら、CDを買い占めて大量に票を入れる事が出来てしまう。

お小遣い範囲内でやっている学生や、実家暮らしの人は、CDを買うのも一枚がやっとだろう。

そういう層に人気のあるキャラは、圧倒的に不利なのだ

 

キャラクター勝利しなければ、楽曲も出ない。

から配信サービスで曲を買うしかない、家にCDを置いておけない人は、キャラクター応援する資格すら得られない事になる。

CDを買うだけで「無駄な物を買い込んだ」と、周りから怒鳴られる人間には、キャラクター応援する資格が与えられない。

買える人が羨ましい。

配信サービスでこっそり音楽を楽しむ人は、駄目な人間なのだろう。

制作からそう思われている、としか思えない。

 

…金さえ集められればそれでいい、という事なのだろうか。

それなら、作品を追う気にはなれない。

声優個人応援する方がいい。

写真集を買ったり、他の作品での活躍応援したり、他の作品お金をかけたりした方がいい。

 

音楽ドラマCDだけでいいなら、同じ様な雰囲気作品が他にもある。

パクリかと思う程にサイトの中身さえ寄せている、あの作品がある。

そっちは曲で世界観を崩す事はしてこないので、安心して曲を楽しめる。

何故音源がメインだったはずの作品なのに、その音源世界観を壊しているのか、本当に分からない。

 

作品ファンからは降りさせてもらう。

自分には、ついていく事が出来そうもない。

 

応援するだけ虚しくなる。

ゲーム不具合連続でガタガタ、この間のVR配信配信アプリのものが既にガタガタ。

こんなのにかける時間は、自分にはない。

他の作品に触れる時間を削ってまで、今のこの世界観ぶち壊し楽曲聴く気にはなれない。

声優の演技というか、歌い方も、最初と今とでは違い過ぎて、パッと聞いても誰か分からないのもいるし。

それが新人なら分からなくもないが、十年以上前からやってる人だから…そういうのは本当に冷めてしまう。

それでGOサイン出してしまうなんて、音響監督も手抜きしているのだろうか。

2021-05-19

anond:20210426184734

すごく分かる

二次創作物でも主人公が一個のキャラとして成り立っているならキャライチャイチャしようが微笑ましく見れるんだけど、

明らかにプレイヤー(=漫画見る人)が主人公であるというのを意識して描いてる恋愛感情主人公キャラ性別関係なく気持ち悪くて無理なんだよな

自分なりに考えてみたけど、恋愛ってお互いのことを知ってこそのものだ、という前提で、

プレイヤー側はキャラのことをゲーム作品の中で色々見知りするのに対して、

キャラが知ってるのは主人公のことであってプレイヤー(自分)のことじゃないって点が原因なのかなって

主人公境遇などが似てたり主人公側をメインとして感情移入しまくってたりしてるプレイヤーなら疑似体験という意味では恋愛感情持たれることに対して悪い気はしないのかも知れない

だけど、主人公の中に入ってる自分が本位な側からすると「私はそんなこと思ってない、勘違い乙」になっちゃうんだよね

んで、主人公というキャラに惚れる要素があるならまだ分かるけど、

こう、大体の作品って割とチョロいキャラばっかりなのか、主人公人間として薄っぺらいのにキャラに惚れられてる謎の異空間になってるっていう

ていうか、恋愛ものじゃないもの主人公が絡む恋愛要素を入れないでほしい。あるとしても出来ればそれを突っぱねる選択肢を置いてくれ

2021-05-15

刀剣乱舞舞台がクソつまらなかった

2、5系舞台は全部網羅しておこうと思って見たオタク

はっきり言うが、中途半端演劇見せるくらいならやらなくて良かった。そりゃできれば開催してくれた方がお金回りが良くなるのは分かっている

なぜならDMMゲームにもう将来性はないからだ。

そもそもガチャゲーはとてもシビアで、手に入れたいキャラは入手期間が定められており、少しでも課金を躊躇すると機会を逃す、とても財布が軽くなる趣味だ。

なのに捻じ曲げられた二次創作物がそこら中にはびこっていて、舞台登場人物キャラクターには最早統一感が存在せず、やたらオリジナルキャラクターを出す、その癖自分けがキャラクターを独占したいとグッズを買い漁り、好きあらば運の良さをSNSで自慢したいというクソ野郎ばかりだ。

そもそも舞台でのグッズはランダム商品ほとんどだ。推しの物を手に入れるには膨大なハズレを引く必要がある。

そこに情弱初心者を受け入れてやろうという余地はない。

いくつかの同人誌ネット上で公開されていたりもする。何なら、このサービスに固定で付いている客は少なく

いまやイベントが催されていても誰も話題にはしていない。

なのに脚本家はその自由性に付け込んで、中身のない演劇原作者権利だと言わんばかりにやっていくんだ。マジ粛清されてくれ

引退して別ジャンルに移ったユーザも見受けられた。今はコロナにより中止している劇場ほとんどだ。

山姥切長義に関してはグッズの高騰が激しいらしい。駿河屋など中古ショップに出るだけで珍品だろう。運営キャラ格差社会を生み出してると自覚した方がいい。

頼むからオタク劇場に来ないでくれ。ゲーム課金の分だけ落としててくれ。

2021-05-14

MMD界隈の一貫性のなさ

数年前、MMDのモーションやモデルUnity界隈へ流用されたときMMD界隈がブチ切れてたことがあった。

その時のMMD界隈の主張は概ねこうだったように思う。

  1. ニコニコハブとしてネット投稿されたMMD界隈の膨大なデータは、あくまニコニコ投稿する金銭関係しない動画での利用を想定されたもの
  2. ニコニコ以外のコミュニティでの流用はデータ投稿者の意思に反している
  3. データ二次創作物だった場合には、流用先で拡散したとき二次創作にまつわる権利関係問題を起こす危険がある
  4. からニコニコハブとして投稿されたMMD界隈の資産無償公開の動画以外で使うのはやめろ

ところが現在MMD界隈を見てみると、Fantiaなど支援サイトMMD界隈の資産を借りた動画コンテンツで、あろうことか月額課金による収益を得ている人間が多数いる。

ニコニコ投稿された動画で馴染み深い誰が見ても流用が明らかなモデル・モーション・音源が使われた動画が、閲覧者が月額課金しなければ閲覧できないプランでのみ発表されているのである

数年前の主張は一体なんだったのだろう。

2021-05-02

行政文書みたいに、文化的事物も保存期限が来ると、原画フイルムに始まり、その販売物や二次創作物に至るまで全てを破棄しなくてはいけない、みたいな世界を設定として考えた。

保存期限の延長、そして公文書館への移管を目指して権利者側と国が対立するみたいな構造小説が書けそう。

2021-04-01

とある界隈のチワワ森に遭遇事件(2019)

ファイル整理をしていて勿体ないと思った記事第2弾です。

これで終了です。

前回記事『2018~2019年頃に執筆したwrwrd二次創作ガイドラインについての自己解釈』を執筆するきっかけとなった出来事についての記事なので一部同じ内容が含まれています

どちらか一方しか読んでいなくとも問題はないような作りとなっています

↓以下、本文

10月某日 某生放送にて

放送参加者リスナーMinecraftで『黒歴史ガチャ』と言うもの製作

それを先にTさんが回し、「貴方は○○番目のアリス」と書かれた紙が出て来た。

次にKさんが回したら「森頁」(実際は正式名称が書かれていた)とだけ書かれた紙が出て来た。

Kさんはその意味を知らなかったので知るためにそれを検索

端的に言えば、そのサイト現在ナマモノ半ナマと呼ばれる実在する人物を元にした二次創作が席巻していた。

そして、キーワードランキングは彼らの略語が1位となっていた。

さらに言えば内容は腐と呼ばれるちょっとあれなものが多数。

個人運営するサイトはその界隈を知る人達しかからないパスワードがかけられていたが、アピール文と言う『サイトの内容を示す文章』がサイト名の下には掲載されていた。

そこにはCP名やR系を示す内容、サイト運営者の趣向などが書かれていた。

実際には分からないが、恐らくKさんはそれらを見てしまったと思われる。

数分間の無言と困惑したような呟きから、「虚無の塊」と言う言葉が出て来た。

見た感じではかなり引いている様子で、フォローのような「世界は広い」と言う言葉も残した。

いつも明るくどんな事でも笑い飛ばす彼のテンションが明らかに下がっているのが見受けられた。

ナマモノと言うジャンルは隠れて行うべきもの”と”本人の目に晒しはいけない”と言うタブーが破られた。

この事でその界隈の人達ファンが荒れている。









黒歴史ガチャ』を作った人に、ナマモノを本人に見せる意図はなく、

「おや、見つけてしまいましたか。うんたらかんたら、ごゆっくりどうぞ」

(隠しリンク、大体イラスト小説日記)

貴方は○○番目のアリス」(キリ番)

などが盛んだった頃の話を想定したもので、今の20代・30代が過去に通ったであろう夢小説などオリジナルHP作成が盛んだったあのサイトは外せなかった。

黒歴史=あのサイトは分かる人には分かる、今の若い世代には分からない公式である

黒歴史ガチャ意図を汲めば、彼に悪意はなかった事が理解できる。

放送を見てもいないのに憶測勝手に決め付け、責めるのはお門違い。

責めるのであれば、

誰の目にも触れられる可能性のある場所活動していた、検索避けもろくにしていなかった、ランキング1位に躍り出ている危険性を理解できなかったサイト運営者達である


結果として、

黒歴史ガチャ製作した人はあのサイトの現状を知らず

Kさんが分からない事はきちんと調べる立派な大人であったこ

ナマモノの界隈ルールを明確に理解出来ていなかったサイト運営者たち

その全てが衝突して起きた事故であり、一部によっては自業自得である一連の出来事であった。










まず、この問題は”ご本人様の目に晒されてしまたこと”と”ナマモノ界隈のルールを守れていない”と言う点が一番の問題であると考えています

そして、もう1つは事態を正確に把握できていない人達憶測で話し合い、それを鵜呑みにしていることです。

ナマモノと言うのは非常にデリケートでつついてしまえばすぐに崩れてしまう。そんなものです。

何故かと言うと、現実世界で生きている生身の人間が、二次創作と言う人の想像によって自由に動かされているからです。

まり簡単に言えば他人自分想像の中で思いのままにしていると言うことです。

当然、その事に嫌悪を感じる方はいます

例えば、生身の人間二次元に置き換えて、動物の耳や尻尾を生やしたり、TS(性転換)をさせたり、同性同士で恋愛をさせたり、団体であればメンバー同士でそう言った関係にさせたり。

同性同士の恋愛と言うのは現代社会においても理解がされにくいものとなっています

嫌悪感を抱いたり、理解が出来ないと言う人もたくさんいます

同性愛でなくとも、身体的な改造に嫌悪を抱く方はいます

からこそ、他人不快な思いをさせないためにもナマモノと言うのは隠れて行うべきなのです。

当然、その他人の中には題材にされているご本人様達も含まれます

自分に置き換えて考えると分かりやすいですが、長く付き合いのある親しい友人と自分第三者の手によってカップルにされている。そう言った行為を描かれている。となれば不快に思うでしょう。

これは、友人が同性であろうと、異性であろうと同じだと思います

全然大丈夫、気にしない」など、強気発言をする方も中にはいるかと思いますが、それは相手にもよるでしょうし、誰とでも問題ないと言うのであれば、少々貞操概念見直した方がよろしいかと思います

自分自身が、顔も名前も知らない人に好きに描かれているのは不安や恐怖があるものです。

内容によっては嫌悪感を抱き、名誉を汚されたと訴えを起こす方もいるかも知れません。

我々だ内では公式ガイドラインが出されているので、それはないかも知れませんが。

万が一もありえますので。

そして、そのガイドラインですが。

曰く、

「○○の主役は我々だ!」に関するリアルネットを問わないあらゆる逸脱も含めた二次創作表現全面的に歓迎しています

利用者間では

・どんな創作表現にも、とてもおおらかに

・各人の解釈方針干渉しない

・作劇上、我々だの中の人感情事実配慮せず、忖度もしない

 という方針運用をお願いいたします。

と、書かれています

これを見て、何人かの方は「あぁ、自由にやっていいんだ」と思ったかも知れません。

しかし、よく見て欲しいのですが、

作劇上、中の人感情事実配慮せず、忖度もしない。

と書かれていますが、本人に見せて良い、不特定多数の人々の目に触れられる場所に無遠慮に置いても良い。とは書かれていません。

そして、重要なのは作劇上、と言う単語です。

作劇、と言うのは物語イラストの事です。現実世界ネット上の事ではありません。

この言葉を詳しく、分かりやす言葉に置き換えて書くならば

イラスト小説などの中では、実際の中の人感情事実(年齢や性別性格)などに拘らず好きに変えても構わない。また、それを製作するのに、自分たちへの配慮は要らない。』

と言う事になります

また、

“どんな創作表現にも、とてもおおらかに”と“各人の解釈方針干渉しない”ですが。

これら二つは利用者間、つまりこれらのジャンルを楽しむ人たちの間の決まりであり、作劇上の表現の仕方は自由である。と言うことにすぎません。

何が言いたいかと言うと、この3つは『多くの人の目に触れる場所ナマモノ二次創作をして良い』『これまでのナマモノ界隈のルール無視して良い』とは言っていないということです。

注意して欲しいことに、

コスプレなど「どこで何の表現をして良いか」はそれぞれの場を提供する主催者によって制限されていることがあります

そうした場で発表をする場合主催者の定めるルールを優先してください。

と、書かれていますが、これはコスプレを例に出しているだけで、限定している訳でもありません。

これまで何年にも渡り、先人様達が築き上げてきたルール無視して良いとは言っていないのです。

コスプレなど、と書かれていますが、言外にイラスト小説などの二次創作物も含まれています

その界隈のルールに則り楽しむように明記されているのです。

ですからナマモノを取り扱う際は検索避け、パスワードの完備、TwitterなどのSNSでは鍵垢にする。など、○○の主役以外のナマモノのを取り扱っている方達を倣って活動するべきなのです。

散々ナマモノと書きましたが、腐を匂わせるもの事実を大幅にねじ曲げたものは全てナマモノになります

ナマモノ定義実在する人物を元に作られた創作物です。

ファンアート、と言われてしまえばそうかもしれませんが明らかにファンアートの域を越えたものは全て鍵垢など大多数の目に触れない場所に隠すべきかと思います

これら全てが出来ていないから、他のナマモノに携わる方々やそうでない方々から民度が低いと言われるのです。

もちろん、きちんとしている方々がいるのは存じています

しかし、今回のことでそれを証明してしまった。守れていなかったことを露呈してしまった。

更には最悪の結果としてご本人様の目に晒されてしまったのです。

現状の我々だ内のナマモノの取り扱いを見直さなければ近い未来、確実に飛び火が多方面に行ってしまうかと予測できます

そうならないためにも、ご自身作品の取り扱いを今一度見直してください

2018年~2019年頃に執筆したwrwrd二次創作ガイドラインについての自己解釈

これは数年前に◯◯の主役は我々だ!にはまっていた頃に公式から出されていたガイドライン自分なりに噛み砕いて理解が追い付けていない人に向けて注意・警告を目的執筆したものです。

(当時は分別が出来ていない方が多かったため)

自己解釈が多分に含まれており、これが全て正しいと言うつもりはありません。

ファイル整理をしていた際に誰にも見せずに閉まっておくのは少しもったいない気がしたので自己満足のために放流しておきます

ちなみに私は2019年の冬辺りからとあることがきっかけで2年ほど彼らから離れていました。なので、現在とはガイドラインが違っているかも知れませんので、正しいガイドライン公式掲載されているサイトの閲覧をご覧下さい。

↓以下本文

ナマモノと言うものについて】

ナマモノと言うのは非常にデリケートでつついてしまえばすぐに崩れてしまう。そんなものです。

何故かと言うと、現実世界で生きている生身の人間が、二次創作と言う人の想像によって自由に動かされているからです。

まり簡単に言えば他人自分想像の中で思いのままにしていると言うことです。

当然、その事に嫌悪を感じる方はいます

例えば、生身の人間二次元に置き換えて、動物の耳や尻尾を生やしたり、TS(性転換)をさせたり、同性同士で恋愛をさせたり、団体であればメンバー同士でそう言った関係にさせたり。

同性同士の恋愛と言うのは現代社会においても理解がされにくいものとなっています

嫌悪感を抱いたり、理解が出来ないと言う人もたくさんいます

同性愛でなくとも、身体的な改造に嫌悪を抱く方はいます

からこそ、他人不快な思いをさせないためにもナマモノと言うのは隠れて行うべきなのです。

当然、その他人の中には題材にされているご本人様達も含まれます

自分に置き換えて考えると分かりやすいですが、長く付き合いのある親しい友人と自分第三者の手によってカップルにされている。そう言った行為を描かれている。となれば不快に思うでしょう。

これは、友人が同性であろうと、異性であろうと同じだと思います

全然大丈夫、気にしない」など、強気発言をする方も中にはいるかと思いますが、それは相手にもよるでしょうし、誰とでも問題ないと言うのであれば、少々貞操概念見直した方がよろしいかと思います

自分自身が、顔も名前も知らない人に好きに描かれているのは不安や恐怖があるものです。

内容によっては嫌悪感を抱き、名誉を汚されたと訴えを起こす方もいるかも知れません。

我々だ内では公式ガイドラインが出されているので、それはないかも知れませんが。

万が一もありえますので。



ガイドラインに関する考察

そして、そのガイドラインですが。

曰く、

「○○の主役は我々だ!」に関するリアルネットを問わないあらゆる逸脱も含めた二次創作表現全面的に歓迎しています

利用者間では

・どんな創作表現にも、とてもおおらかに

・各人の解釈方針干渉しない

・作劇上、我々だの中の人感情事実配慮せず、忖度もしない

 という方針運用をお願いいたします。

と、書かれています

これを見て、何人かの方は「あぁ、自由にやっていいんだ」と思ったかも知れません。

しかし、よく見て欲しいのですが、

作劇上、中の人感情事実配慮せず、忖度もしない。

と書かれていますが、本人に見せて良い、不特定多数の人々の目に触れられる場所に無遠慮に置いても良い。とは書かれていません。

そして、重要なのは作劇上、と言う単語です。

作劇、と言うのは物語イラストの事です。現実世界ネット上の事ではありません。

この言葉を詳しく、分かりやす言葉に置き換えて書くならば

イラスト小説などの中では、実際の中の人感情事実(年齢や性別性格)などに拘らず好きに変えても構わない。また、それを製作するのに、自分たちへの配慮は要らない。』

と言う事になります

また、

“どんな創作表現にも、とてもおおらかに”と“各人の解釈方針干渉しない”ですが。

これら二つは利用者間、つまりこれらのジャンルを楽しむ人たちの間の決まりであり、作劇上の表現の仕方は自由である。と言うことにすぎません。

何が言いたいかと言うと、この3つは『多くの人の目に触れる場所ナマモノ二次創作をして良い』『これまでのナマモノ界隈のルール無視して良い』とは言っていないということです。

注意して欲しいことに、

コスプレなど「どこで何の表現をして良いか」はそれぞれの場を提供する主催者によって制限されていることがあります

そうした場で発表をする場合主催者の定めるルールを優先してください。

と、書かれていますが、これはコスプレを例に出しているだけで、限定している訳でもありません。

これまで何年にも渡り、先人様達が築き上げてきたルール無視して良いとは言っていないのです。

コスプレなど、と書かれていますが、言外にイラスト小説などの二次創作物も含まれています

その界隈のルールに則り楽しむように明記されているのです。

ですからナマモノを取り扱う際は検索避けパスワードの完備、TwitterなどのSNSでは鍵垢にする。など、○○の主役以外のナマモノのを取り扱っている方達を倣って活動するべきなのです。

散々ナマモノと書きましたが、腐を匂わせるもの事実を大幅にねじ曲げたものは全てナマモノになります

ナマモノ定義実在する人物を元に作られた創作物です。

ファンアート、と言われてしまえばそうかもしれませんが明らかにファンアートの域を越えたものは全て鍵垢など大多数の目に触れない場所に隠すべきかと思います

これら全てが出来ていないから、他のナマモノに携わる方々やそうでない方々から民度が低いと言われるのです。

もちろん、きちんとしている方々がいるのは存じています

しかし、今回のことでそれを証明してしまった。守れていなかったことを露呈してしまった。

更には最悪の結果としてご本人様の目に晒されてしまったのです。

現状の我々だ内のナマモノの取り扱いを見直さなければ近い未来、確実に飛び火が多方面に行ってしまうかと予測できます

そうならないためにも、ご自身作品の取り扱いを今一度見直してください。

ご一読ありがとうございました。

2021-03-31

VTuberの“BL同人誌朗読”、BL以外の同人誌だったら「炎上」しなかった

BL同人誌の内容をVTuberであるさくらみこさんと宝鐘マリンさんが配信内で「朗読」したとして「炎上」した件ですが、当初から腐女子界隈とVTuber界隈の抗争の様相を呈しており、一方を装った愉快犯が現れたり、誤情報拡散されたりと、見るに堪えない状況です。

そこで、BLVTuber両方が好きで、腐女子界隈とVTuber界隈いずれにもつながりのある私が、できるだけ客観的彼女たちの「炎上」の経緯を整理しようと思いました。

以下では、この「炎上」の背景にある腐女子界隈の不文律としての「掟」や、一次情報であるVTuberの元配信について言及しつつ、実態を伝えられたらと思います

また、そのうえで、百合VTuber本人などBL以外の同人誌であれば「炎上」しなかったという考えの根拠説明します。

やや長めですが、3日前の「作戦会議」の配信から経緯を把握している方も、後半部分には目を留めていただけると幸いです。

BL同人誌までの経緯

元となった配信は、3月28日(日)13時から10時間以上にわたって行われた、『ときめきメモリアル2』というギャルゲーの実況配信です。

この日は前日同様、オフコラボで、さくらみこさんと宝鐘マリンさんは同じ一室にいて、ゲームを実況したり、サプライズプレゼントを贈ったりしていました。話題となったBL同人誌も、サプライズプレゼントとして贈られたものでした。

配信内でのサプライズやドッキリは、突発的なものではなく、事前にリスナーとともに作戦が練られたものでした。

この日の3日前にはみこさんが、2日前にはマリンさんが、それぞれ土日のオフコラボへの「作戦会議」と称した配信をしています

これらの配信は、オフコラボ相手へのサプライズ案をリスナーに募る内容でした。そして、みこさんの「作戦会議」のなかで、リスナーからBL同人誌冷蔵庫に入れてプレゼントする」というサプライズ提案されたのでした。

なぜ「BL同人誌」なのかというと、マリンさんがBL好きであることを以前から公言していたためです。

この件においてBL同人誌は、あくまサプライズプレゼントの一つとして、みこさんがマリンさんのために用意したものでした。

同人誌朗読スパチャを稼いだ」という意見拡散されていますが、配信の主目的あくまギャルゲー実況にありました。

BL同人誌が登場したのは、そのなかでの「サプライズプレゼント」のゆえであり、配信内で同人誌自体あくまで脇役でした。(ギャルゲー実況配信10時間以上ありましたが、BL同人誌への言及は数分間で、それも「スパチャを稼ぐ」ためではありませんでした)

VTuberによるBL同人誌の「朗読

さて、「BL同人誌冷蔵庫に入れてサプライズプレゼントする」という作戦は、みこさんのマリンさんへの、冷蔵庫飲み物を取ってきてという言葉から開始されます

そうして、マリンさんは冷蔵庫なかにBL本を発見することとなり、その遠回しすぎるシュールな渡し方に爆笑しながら部屋に戻ってきます

Twitterなどでは、BL同人誌の内容を嘲笑しているとの意見もありますが、あくまサプライズプレゼントとしてのBL本の「奇抜な渡し方」に対しての笑いでした。

続く笑いも、内容そのものに対してではなく、作品タイトルや2つの台詞の奇抜さに対してのものです。

陽キャオタク創作嘲笑した」という構図に見立て意見Twitter上にありましたが、両名とも二次元好きで、そもそもこの配信自体ギャルゲー実況です。

では、二人は、このBL同人誌の内容をどのように「朗読」したのでしょうか。

この後、VTuber二人は作品タイトルと2つの台詞言及します。

作品タイトルは、躊躇いながらもマリンさんが部分的に伏せつつ発音し、続いて裏表紙にある「シャトルの発射まで時間がある」という台詞をみこさんが低い声で発音、そして「中に出せよ」という台詞強気受けによる命令形であることに着目しつつマリンさんが発音します。

作品タイトルは、ガン●ムの登場人物名前を奇抜にもじったもので、それが二人の笑いを誘います。二人はBL本の「奇抜な渡し方」の時点からほぼ休みなく笑っており、ツボが浅くなっている状態です。

シャトルの発射まで時間がある」という台詞は、ガン●ムをある程度知っている人ならばわかりますが、印象に残る強烈なものなので、二人は笑います

BL同人誌の「朗読」の一部始終は、以上の通りです。

当然のことながら、作品タイトルと2つの台詞を発することが「朗読」に該当するかどうか、VTuber界隈から意見が上がります

それに対して、腐女子界隈では、元配信を視聴していないこともあり、事実とは異なる「朗読」という伝聞やそこから憶測拡散され、「炎上」が拡大していきます

当初、BL同人誌の「朗読」は(二次創作物であっても)著作権問題だとして批判されていました。

しかし、実際には「朗読」ではなく、著作権上も問題ないことが切り抜きなどからかめられ、法的な問題でないと明らかになります

そうして腐女子界隈の一部でも「朗読」でない点を認める意見が現れるようになるのですが、それでも否定意見はやみません。

朗読」ではないとしても、腐女子界隈の基準では問題があるということです。

以下では、腐女子界隈に特有規範について触れていくのですが、その前に「朗読」という認識形成過程確認しましょう。

いったい、なぜ、「朗読」したとして「炎上」したのでしょうか。

朗読」という言葉とともに拡散、「炎上

作品タイトル部分的に伏せられていたとはいえ配信内容から作品特定され、エゴサを経た作者さんがTwitterにて言及することになります

ツイートの内容は、「私の本朗読してスパチャ貰われてる」という報告に、「ぶいちゅばって何でこんなに人気なの……??」とVTuber自体への批判を含んだものでした。

朗読」という単語は、おそらくエゴサから引用したのでしょう。作者さんも「~っぽい」と表現を用いていたので、元配信確認したわけではなかったようです。

しか結果的に、この投稿は、腐女子界隈とVTuber界隈で急速に拡散され、腐女子界隈では次々と「朗読」が話題になり議論が紛糾する一方で、VTuber界隈では「朗読」は拡大解釈だという意見が上がります。また、「何でこんなに人気なの……??」という表現からVTuberのものを貶められたという認識が広がります

いずれの界隈にも感情的意見を書き込む層はいもので、決して一部とは言いがたい数の人々のあいだで、誹謗中傷の投げ合いにまで発展します。

作者さんは、まとめサイトへの対策などからTwitterアカウントに鍵をかけ、これが双方にさらなる邪推を生んだりもします。

作者さんのbioを見ると「早急に事態収束するよう祈ります」「訴訟しません」「キレてません」と記載されているのですが、争いは作者さんを置き去りにしてエスカレートしていきます

それから朗読」という言葉腐女子界隈の広範で用いられ、「min_retweets:500 朗読」とTwitter検索すると確かめられるように、「朗読」についていくつもの投稿拡散されていきます

伝聞が伝聞を呼び、人々の感情を逆なでし、「朗読配信という憶測ばかりが、噂の伝言ゲームのように一人歩きしていったのです。

それに対して、VTuber界隈では「朗読」というデマ拡散されているとして一次情報(元配信)の確認を求めます。ですがこの時点ですでに元配信は削除されていたので、一部の人々は切り抜き動画を視聴することになりますTwitter上でも切り抜きが投稿され、拡散されました)。

しかし切り抜き動画もまた文脈が省略されているために、あらぬ誤解を生み出すことになりました。

切り抜きを観ると、「朗読」の誤解は解けますしかし「BL同人誌が晒されて嘲笑された」ように受け取れることから、そのような認識腐女子界隈に広がっていきます

実際には、先述したように、VTuber二名作品嘲笑したわけではありませんでした。

このように、「朗読」による「炎上」は、もともと「朗読」だとして著作権的な問題とされていたのが、作者さんを置き去りにして、「晒されて嘲笑された」問題にすり替わっていきます

そうして、「朗読ではないとしても、読み上げたことが問題」「逆カプ表記をしたのが許せない」「影から引きずり出して明るみに出したのが許せない」という主張がなされるのです。

腐女子界隈特有規範が背景にある

朗読ではないとしても、読み上げたことが問題」とは言いますが、VTuber界隈をはじめとして、腐女子界隈以外では、作品タイトルや一部の台詞を読み上げたところで批判対象にはならない傾向があります

例えば、Twitter上で自分の入手した同人誌写真を、「戦利品ゲット!」という気分で投稿したとしても、問題視されることはありません。

しかし、腐女子界隈では、これは大問題です。にわかには理解しがたいかもしれませんが、作品を公の場に明るみにするのは事実上の禁忌とされる傾向があるのです。

同人誌写真のみならず、作品タイトルも、作品内容も、直接的な言及は控えられています

ですから配信内などでBL同人誌を取り上げるのは、以ての外ということになるのです。

こうした傾向は、女性オタク文化のなかでも特に腐女子界隈に顕著で、百合作品異性愛作品の界隈ではあまり見られません。

腐女子界隈はさまざまな事情から村社会化しているがゆえに、ほかにも数多くの特殊な掟があります。「逆カプ表記」もそうした禁忌の一つです。

件の配信内でも、BL同人誌について、あまりBLに詳しくないみこさんが「逆カプ」だと勘違いし、マリンさんが訂正する場面があり、Twitterでは「朗読」と併せて「逆カプ表記」が批判されていました。

結局のところ、BL同人誌サプライズプレゼントとしたみこさんとマリンさんは、このような腐女子界隈での規範に従っていないととらえられたがゆえに、作者さんを置き去りにして「炎上」につながったのでした。

ですが、そうは言っても、法的には問題のないことに対してまで、法律をさし置いて界隈独自規範によって判断するのは、あまりに強権的ではないでしょうか。

他の界隈にまで独自規範を遵守させようとする姿勢は、自国の法を他国内部にまで適用させようとするも同然の姿勢ではないでしょうか。

百合界隈であれ、異性愛作品の界隈であれ、またVTuber界隈であれ、配信内で同じ出来事があったとしても、批判は集中しなかったでしょう。また、BL同人誌でも、海外の界隈であれば同じく批判されることはなかったでしょう(海外の界隈では「逆カプ表記」が許されているなど、界隈としての特殊性はあまり見られません)。

以上より、本件は、腐女子界隈の特殊規範存在を前提に成立した「炎上」として理解できます

VTuber界隈の文化的感覚BL同人誌を取り上げたことこそが問題として「炎上」につながったのです。

この出来事は、VTuber界隈と腐女子界隈の文化性の相違による、ディスコミュニケーションだったと言えそうです。

(ところで、本筋から離れるので深入りはしませんが、「逆カプ」がだめということになっているのは、そもそもBL文化男性表象を用いた異性愛表現からです。BLは、男性同性愛者の作り手が極端に希少であることからも明らかなように、実際には男性表象を用いて異性愛を語り直す表現なのです。受け攻めは女性男性対応し、だからこそ受けの発言行為も表情も女性的に描かれているのです。

ですからこの場合、受け攻めの反転である「逆カプ」は、男女の反転同然であり、そのような意味合いにおいて「地雷」だとして非難されるのです。

しかし、いくら地雷」だとしても現在BL自体異性愛ジェンダーロールを同性愛に持ち込む点で、「強制的異性愛」一歩手前でLGBTQ的にグレーな行為ですし、また感情基準禁忌定義することは感情で法を定めるような危うさを含んでいます。あらかじめ論理性を劣位に退け、情動性を優位に配するのですから

「逆カプ」について、「地雷」だから言及禁忌とする規範は、盲目的に「好き」だけを肯定し「嫌い」を徹底して排斥する、同一性称揚かつ多様性全否定である点も見逃せません。

この点については、腐女子界隈の内部から批判もあるのですが、全体として賛成多数となっており画一的で抑圧的な趨勢は変わっておりません)

おわりに

VTuberさくらみこさんと宝鐘マリンさんが配信内でBL同人誌を「朗読」したとして「炎上」したこの一件は、そもそも朗読」という伝聞が拡散され、感情的憶測を次々に引き起こしたという、事実に基づかない「炎上」でした。

事実に基づいた批判であれば、VTuber界隈からの反発もこれほどまでに大きくならず、腐女子界隈とVTuber界隈による衝突の様相を呈することもなかったでしょう。

「min_retweets:500 朗読」などでTwitter検索すると、一次情報を知らずに噂に便乗した投稿が何件も拡散されています事実確認もせず、濡れ衣を着せることも躊躇わず、伝聞をもとに憶測から感情を爆発させられればそれで納得できてしまうのだろう――との印象を、VTuber界隈に広げることになっています

さらに、切り抜きなどを経て「朗読」という誤解が解かれたかと思いきや、被害者意識の先行か、「晒されて嘲笑された」と悪意的に読解し、またも事実とは異なる憶測で「炎上」を加速させていきます

そのうえ、作品への言及自体腐女子界隈独自規範に反しているとして、非難するようになります

しかし、界隈のルールを、界隈の外側にまで求めるのは、自国の法を他国にまで適用しようとするも同然の行為で、あまりに強権的です。他の界隈ではありえません。

それに、無知からとった行動が、たまたま界隈の規範に反するものだったとしても、悪意的にばかりとらえるべきではないでしょう。

この件でVTuber本人は、BL同人誌プレゼントとして用意し、サプライズのために冷蔵庫に入れ、そうした渡し方や作品タイトル台詞の奇抜さによって笑いを引き起こしたのでした。

そこに悪意は見られませんでした。

しかし、にもかかわらずTwitterを中心に、「朗読」という伝聞から悪意的に解釈され、事実とは異なる感情的憶測拡散され、切り抜きからも悪意的に誤読され、誹謗中傷を投げられるという被害を、VTuber本人が強いられることになったのです。

このような構図では、Googleアナティクスの仕様から台湾言及しただけでVTuber本人が大陸ネットユーザーから攻撃を受けた、昨年9月の一件と重ねてしまます(詳細は、「ホロライブ 台湾」などで検索してみてください)。

前々から気になっていたことですが、腐女子界隈は、この件に限らず、伝聞や憶測で悪意的に解釈するのではなく、事実に基づいて慎重に意見することが必要です。

事実とは異なる憶測や誤解で非難すれば、それは単なる誹謗中傷となり「ネットリンチ」につながります

続き:https://anond.hatelabo.jp/20210331233146

2021-03-25

ライスシャワーのあれ

ライスシャワー仏教徒じゃないかもしれないとか、バラは棘があるからとか、花言葉とかどうでもいいんだよ。キリスト教バラOKですとか知らないわよ。

なんとなくこれはマズイなと本人が分かっていながらも承認欲求のために慰霊碑の上に二次元キャラクター見立てたとわかるようなグッズ(今回は青いバラ)を置いて、写真を上げる行為が「オタクはさあ」って言われるんでしょうが

「他の人があげた写真がバズったあれは自分です! みてこの写真! すぐ片したけど!」みたいな写真、なんでTwitterにあげちゃうの? ウマ娘のお友達だけのLINEでもいいから内輪でやればいいじゃん。

競馬好きだからちゃんとやった上でウマ娘ってコンテンツがあまり魅力的ではないなって思ったんだけど、今回の一件でこんな人ばかりが競馬場に増えるならちょっと嫌だなって思ってしまった。

ウマ娘ユーザーが言うには、きっと他の馬主ウマ娘に出させてくださいって土下座しにくるんだって

金子オーナーCygames土下座してアパパネしますか? エロ同人誌にされちゃいますけど。(Cygames禁止してるけど、ゴールドシップエロ同人ふつうネットにありますよね)

そんなわけないじゃん、自意識過剰から

二次創作物原作は別物だと認識してほしい。

過度なマナー違反自分たちの首を絞めると自覚してほしい(エロ同人の件とか)。

そして億が一、アパパネウマ娘になってもエロ同人誌にはしないでね。原作ヲタからのお願いです。

2021-03-21

シン・エヴァンゲリオンは如何にしてシン話になったか

新劇エヴァンゲリオンは、エヴァンゲリオンという物語引き起こし現実事象トレースする、神話である

インフィニティ

首無しインフィニティエヴァに心を奪われた観客。

ケンスケがシンジに第三村を案内する場面。首無しインフィニティを指して「最近徘徊するようになった」と言う。これはシン・エヴァの公開が待ちきれず、そわそわしているエヴァ呪縛に囚われた哀れな人間の末路。

インパクト

劇中の首無しインフィニティが心待ちにしてるのは4thインパクトである

首無しインフィニティエヴァ呪縛に囚われれた哀れな人間の末路である

エヴァ呪縛に囚われれた哀れな人間が心待ちにしているのは新劇エヴァである

したがって、4thインパクト新劇エヴァである

自動的に、3rdインパクトは旧劇エヴァ(まごころエヴァ)、ニアサー新世エヴァとなる。

新劇では「破」のラスト予告枠で3rdインパクトが起きた。ならば、新劇Q以降のコア化した世界は旧劇エヴァ(=3rdインパクト)を観た者の心象風景に他ならない。

なお、2ndインパクト機動戦士ガンダムである。なぜなら、新劇エヴァ世界では2ndインパクトは「15年前」に起きたとされている(新世エヴァでは西暦2000年)。

ニアサー新世エヴァが放映されたのは1995年であり、その15年前は1980年。すなわち、機動戦士ガンダムが放映された年である

使徒信者

使徒福音(evangel)を非信者に伝えるものであるエヴァ福音配偶者や同僚へ伝えるエヴァ信者

最強の拒絶タイプとか、やっかい浸食タイプがいる。わかる。

考察YouTuber

三村の人々

エヴァンゲリオンに興味を持たない、あなたの隣人。使徒による布教やコア化を心から恐れている。

キャラクターへのあてはめ

ゲンドウ:庵野監督

ユイエヴァという作品の魂?

シンジゲンドウとユイの子エヴァという作品自体

レイ二次創作物

カオル:Qで使徒レッテルを張られるエヴァ信者

マリマグダラのマリア=亜使徒気持ち悪くないエヴァ信者

アスカ二次創作物蹂躙→闇堕ち(使徒化)

海岸アスカ二次創作物アスカ成仏

その他

槍:作品を作りたい気持ちと、やめたい気持ち

ゲンドウ、ユイガイウスの槍で死ぬ監督としてもうエヴァは作らない。作品の魂も死んだ。ガイナックスとも縁を切った。

宇多田ヒカル歌詞ファン気持ち

2021-03-20

著作権表現の自由関係ないのか?(ウマ娘おまけつき)

anond:20210317235416

これに著作権者の言うことだから聞くべきだと言っているブコメがあって驚いた。

著作権というのは憲法上の権利ではなくて、国が著作権法という法律で認めた権利だ。歴史的にも、憲法表現の自由規定されるようになった18~19世紀前半には著作権保護はろくすっぽされていなかった。そして、著作権国家保護するということは、ある著作物を利用して二次創作をつくる人を国家が抑圧する、という側面をどうしても持たざるを得ない。それが表現の自由に照らして問題ないと思うのはちょっと信じられない。それに著作者二次創作ダメだと言ったらそれでおとなしく諦める、という淡泊姿勢も納得がいかない。私は、(性的表現を含めて)二次創作者は、どうしても二次創作を書きたいから書くんだと思っていた。こんな淡泊姿勢をとる人が多いということは、実は単なる商売ネタに過ぎないのかな。訴訟になると面倒だから、ということならまだ分かるが。

私は著作権著作者人格権が必要ないとはまったく思わない。でも、パロディ事件しかり、ときめきメモリアルメモリカード事件しかり、日本著作権法や判例法理国際的に見ても原著作者保護が極めて強いわけで、それは表現の自由に照らして非常に問題があると思っている。著作権には表現の自由が及ばない、みたいなことを言っている人がいるのは驚きではある。原著作者が権利主張を始めたらいわゆる二次創作物を壊滅させることができる(コミケは単に目こぼしされているだけ)、それを国が著作権法によって認めている、それが問題だと思わないのか。そういう問題意識を持たない人には二度と表現の自由などと口にしてもらいたくない、とすら思う。

~おまけ~

ウマ娘 プリティーダービー』の「お願い」は、

キャラクターならびにモチーフとなる競走馬イメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮いただけますと幸いです。

作品には実在する競走馬モチーフとしたキャラクターが登場しており、許諾をいただいて馬名をお借りしている馬主のみなさまを含め、たくさんの方の協力により実現している作品です。

モチーフとなる競走馬ファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターイメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮くださいますようお願いいたします。

というものだった。

https://umamusume.jp/news/detail.php?id=news-0106

これは、そもそも著作権著作者人格から来る要求とは考えられない。競走馬著作物ではないから、著作権著作者人格権の客体ではあり得ない。馬主不快に思われる表現をやめよと要求する権利があるとすれば、おそらくは馬主名誉権などの人格利益保護となるだろうか。競走馬ないしキャラクターイメージを著しく損なう表現をやめよ、と要求する権利があるとすれば、知的財産権というよりは、商品化権ないしパブリシティ権キャラクターイメージ毀損については著作者人格権の問題になり得るが)といったビジネス上の権利問題になるだろう。これを概括して「著作権」による要求と解するのは粗雑に過ぎる。

キャラクターイメージ毀損については、一般的性的表現がすべてそれにあたると簡単に言うことはできないのではないか。たとえばどぎまぎイマジネーション事件※(ときめきメモリアルのもう一つのアレ)の東京地裁は、詩織ちゃんが「優等生的で、清純な、さわやかな印象を与える性格けが、本件ゲームソフト及び関連商品の売上げ及び人気の向上に大きく寄与している」という一方で、被告が「清純な女子高校生性格付けられていた登場人物藤崎詩織と分かる女子高校生男子生徒との性行為を繰り返し行うという、露骨な性描写を内容とする、成人向けのアニメーションビデオに改変、制作した」ということを問題にしているのであって、一般性的表現は許されない、と言っているわけではない。ある改変行為性的表現に限った話ではない!)によってイメージ毀損がなされているかどうかは、そのキャラクターがどんなキャラクターなのかということを考察してみないと始まらない。

モチーフとなる競走馬ファンの皆さまや、馬主さまおよび関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターイメージを著しく損なう表現」として、性的表現一般がそれにあたるのではないかと考えた人がそれなりにいたことは確かに興味深い。

もっとも、これに関するツイートを見ると、性的表現に限らず何が「不快に思われる表現」なのかはよく考えてみないといけないはずだというものもあって、結構冷静に考えている人がいるのが分かる。

例:https://togetter.com/li/1239211https://togetter.com/li/1673486

ただ、私自身は、これは「「何にエロを感じるのは人それぞれだし、どこからエロくてどこからエロくないか線引きなど出来ない」と噛み付いていた人々が「ウマ娘エロ絵は禁止」の一声で「何がエロだと受け取られ、馬主不愉快にするか」をきちんと自分達で考え始めたの笑う」(https://twitter.com/rtoiuyuiotyuijj/status/1371455240143212545)というのとは正反対事態ではないかと思う。先ほども言った通り、何がキャラクターイメージ毀損するかというのは、そのキャラクターがどんなキャラクターで、どんな描写をしたらイメージ毀損するのかを具体的に考えなければ分からないはずである(そして、そうするべきだ、という人も確かにいた)。むしろ性的表現一般を諦めるという態度をとった人が少なからずいたということは、「何がエロだと受け取られ、馬主不愉快にするか」を考えられないから、一般的性的表現はやめました、ということになったのではないだろうか? まあ、自分の描くものはあまたある性的表現の中でも確実に人を不愉快にさせる類のものからやめました、ということなのかもしれないが。

※どぎまぎイマジネーション事件では、東京地裁詩織ちゃんイメージ毀損によってどのくらいの損害が発生したのかという問題をあまり扱っていない。イメージ毀損という無形損害の賠償はどうしても裁判官裁量、つまりブラックボックスになりがちだとはいえゲームソフトの売り上げの損失(をコナミ証明することは困難だろうが)や、詩織ちゃんを使った事業にどのくらいの問題が生じたのかというような部分で争う余地があったのではないだろうか。それこそ表現の自由観点に照らせば、「被告行為によって受けた原告信用毀損は少なくないと解される」という短い言葉検討を終わらせて良いとは思えない。判決文の短さから察するに、被告法定代理人無能だっただけかもしれないが。

追記

ブックマークより)

解釈論と立法法政策)論は別物だからな。増田の言うことは「日本フェアユースを認めるべき」と前から議論されている。一方現行法サイゲの「お願い」は正当性がありそれは尊重されるべき。

そんなに厳然と区別できるものではないと思う。ある法解釈の結果、いかなる帰結が発生するかという帰結主義的な考慮を法解釈に持ち込むことは裁判所普通にやっているだろう※。著作者人格権については、著作権20条は、著作物の改変について、客観的名誉侵害から保護というよりも、主観的思い入れを強力に保護しているようにも読める規定になっているわけだけれども、著作権現実行使するのが、著作権管理している出版社レコード会社といった大資本であることに鑑みれば、その解釈は非常に大企業に有利な体制を作ることになる。立法によってテクストを変更する前に、解釈可能性が開かれているとき、まず解釈で争うことを諦めるべきではないと思う。

※もちろん、あまり政策的な考慮を重視するべきではないという立場はあり得る。特に刑法場合罪刑法定主義との関係上、処罰をする方向へと政策的な考慮を強力に効かせることには問題がある(古典的な例では、電気財物にあたるかという問題が良く採り上げられる)。ただ、政策的な考慮を一切しないというのは、それはそれで異様な考え方ではないか

なお、一見してみて、Cygamesの「お願い」が一理もないとは思わない。仮におうまさんのことは度外視しても、ファンコミュニティの維持は大事なことだろうし。単に、著作権には表現の自由は譲るという単純素朴な理解をしている人がいることが意外だっただけである

メタボ教授競走馬種牡馬)は法律上『金融商品』なので単純に損害賠償請求される恐れがある」https://youtu.be/o3glYqYwsHs

金融商品とは何のことだろうか。カッコつきで書いてあるということは、金商法上の金融商品有価証券預金債権等、通貨)ではないということかな? キャラクターないし商品イメージブランドイメージ毀損について不法行為による損害賠償請求がされうるというのはその通り。パブリシティ権との関係では馬名の使用について許諾はいらないということになるとしても、後からゲーム中の描写イメージ毀損になっているとケチをつけられると訴訟を抱えて面倒になるから、馬名の使用拒否する場合はその馬名を使わない、というゲーム会社経営判断理解できる。ただ、この金融商品という言葉遣いは唐突に感じる。

憲法上の権利である財産権幸福追求権を著作権著作者人格権という形で具体化しているので著作者権利基本的人権範疇では。おまけは113条11項的なアプローチと思うので著作者人格権の問題なんじゃないかと。

かに、あらゆる法律上の権利は煎じ詰めれば何らかの憲法上の権利に行き着く可能性が高い。ただ、憲法上の権利である表現の自由と、憲法上明示されていない著作権とをフラットに扱って、何も重み付けをせずに天秤に乗せるべきものなのだろうか? あと、おまけでは「お願い」が著作者人格権の問題ではない、ということではなくて、法的な権利性質主体・客体がバラバラな諸要求が一枚のお皿に盛られているので、著作権とひとくくりにするのはまずいということを言っている。

著作権表現の自由問題は多分学問的にもまだそれほど論じられてないので表現の自由戦士の中でもガッツリ法学系の人じゃないと考えるのも難しかろうとは。現状の著作権システム是認するのが不当とは言い切れんが

これは、知らなくてもしょうがいかなという気はする。ただ、こういう論点も考えられるようにしておかないで何が表現の自由かとも思う。実際には、超有名論点にすら関心は持たれていない(性的表現制限する刑法175条がまるで問題にされていないようだし)のでそんなのは無理、ということになるかもしれないが。

そもそも表現の自由戦士」はただのレッテルであって、何でもかんでも表現の自由ゴリ押す人たちのことじゃありません。法律に守られた権利を「お気持ち」でゴリ押そうとする人たちに抵抗しているだけです。

私は「表現の自由戦士」というレッテルは使っていないと思うのだが・・・。「法律に守られた権利」というけれども、ある表現に対する「お気持ち」表明(これもまた表現だ)を差し止め権利表現の自由に含まれているとは解されない(名誉毀損のような場合は別だが)。それとも、「お気持ち」に基づいて出版物差止訴訟を濫発した、みたいな事件があるのかな? せいぜいツイッターでボロクソに言われた程度の話しかないような気がするけれども、それが元増田言葉を借りれば「自由制限」とはまこと大仰な話だ。

※以下はこの方に対する直接のリプライではないが、関連する内容ではある。

性的表現(正確には、わいせつobscenityにあたるもの)というのは、日本アメリカ判例法理上、保護されない言論位置づけられている。なぜかというと、表現の自由について司法審査基準を厳しく設定する理由として、民主的過程の維持や人格の発展といった目的が持ち出されるわけだけれども、ということは、逆にいえばそういった価値との関わり合いが薄い表現は、別に手厚く保護しなくて良いということになる。となると、性的表現は「法律に守られた権利」とすら言えないのではないか。私は、それで良いとはまったく考えないけれども、それならそれで現在判例法理を覆す理由付けを考える必要がある。悲しいかな、私は専門家でもないトーシローだし、中々良い案が浮かばない。表現の自由について考えている人は、是非この問題について詳しく調べてみて、知恵を貸して欲しい。なお、定義的衡量(何が「わいせつ」にあたるかという論点で戦う)をいくら頑張っても、いわゆるハード・コア・ポルノにとっては役に立たないということは申し添えておく。

二次創作者やその支持者の大半は「表現の自由」を信奉してるわけでは無いと思ってる。その観点から表現の自由」という言葉を軽々に使うなというのは分かる / エロ即ち不快表現との理解はびっくりするよね

そう、私も性的表現ただちに不快表現にあたると解した人が少なからいたことが驚きだった。こういう短絡を起こしたということは、将来、あらゆる出版社ゲーム会社がこの手の「お願い」を出したら、性的二次創作表現は全部ピタリと止むということになるんじゃないかな・・・。

2021-03-19

シン・エヴァンゲリオンは如何にしてシン話になったか

新劇エヴァンゲリオンは、エヴァンゲリオンという物語引き起こし現実事象トレースする、神話である

インフィニティ

首無しインフィニティエヴァに心を奪われた観客である

ケンスケがシンジに第三村を案内する場面。首無しインフィニティを指して「最近徘徊するようになった」と言う。これはシン・エヴァの公開が待ちきれず、そわそわしているエヴァ呪縛に囚われた哀れな人間の末路。

インパクト

劇中の首無しインフィニティが心待ちにしてるのは4thインパクトである

首無しインフィニティエヴァ呪縛に囚われれた哀れな人間の末路である

エヴァ呪縛に囚われれた哀れな人間が心待ちにしているのは新劇エヴァである

したがって、4thインパクト新劇エヴァである

自動的に、3rdインパクトは旧劇エヴァ(まごころエヴァ)、ニアサー新世エヴァとなる。

新劇では「破」のラスト予告枠で3rdインパクトが起きた。ならば、新劇Q以降のコア化した世界は旧劇エヴァ(=3rdインパクト)を観た者の心象風景に他ならない。

なお、2ndインパクト機動戦士ガンダムである。なぜなら、新劇エヴァ世界では2ndインパクトは「15年前」に起きたとされている(新世エヴァでは西暦2000年)。

ニアサー新世エヴァが放映されたのは1995年であり、その15年前は1980年。すなわち、機動戦士ガンダムが放映された年である

使徒信者

使徒福音(evangel)を非信者に伝えるものであるエヴァ福音配偶者や同僚へ伝えるエヴァ信者

最強の拒絶タイプとか、やっかい浸食タイプがいる。わかる。

考察YouTuber

三村の人々

人間らしい生活を送る、あなたの隣人。使徒による布教やコア化を心から恐れている。

キャラクターへのあてはめ

ゲンドウ:庵野監督

ユイエヴァという作品の魂?

シンジゲンドウとユイの子エヴァという作品自体

レイ二次創作物

カオル:Qで使徒レッテルを張られるエヴァ信者

マリマグダラのマリア=亜使徒気持ち悪くないエヴァ信者

アスカ二次創作物蹂躙→闇堕ち(使徒化)

海岸アスカ二次創作物アスカ成仏

その他

槍:作品を作りたい気持ちと、やめたい気持ち

ゲンドウ、ユイガイウスの槍で死ぬ監督としてもうエヴァは作らない。作品の魂も死んだ。ガイナックスとも縁を切った。

宇多田ヒカル歌詞ファン気持ち

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