2021-07-06

 ジャンプラに嫌いな腐女子のお手本みたいなキャラが出てて、読みながら笑っちゃった。せっかくなので主観嫌いポイント自分語りさせて頂く。

 何が嫌いがより何が好きかで自分を語れよ派の方や、腐女子お気持ち長文嫌いな人はただただ不愉快になると思うので見ないことをお勧めする。戦う気はないので。


 ジャンプラに載っていた読み切り漫画主人公が、私の嫌いなタイプ腐女子だった。その漫画をざっくりいうと「腐女子霊媒師主人公)が敵対する嗜好の腐女子怨霊と殴り合い、怨霊怨念を吐き出させて成仏させる」というストーリー。今誰でも読めるので気になる人は読めばいいと思う。詳しい内容は割愛する。


 まず一つ目の嫌いポイントとして、逆カプの説明

競馬で人が馬乗せて走ったらもう別の競技ですよね」

 というものがある。この例えがもう嫌い。

 いくら主人公主観による例えとはいえ受け攻めという概念の画一化がちょっと乱暴じゃないか

 受け攻めは全て個々人の好みである。受け攻めは人により違うので定義できるものではなく、唯一の共通認識ちんこ突っ込むか突っ込まれるかという基準である。逆カプが許せる許せないも人による。言うなれば酢豚パイナップルのようなの話じゃないか

 そんな好みでしかない話を競馬に例えてしまうと、”馬”と”人間”並みに受け攻めに乖離があるのが当然のように受け取れる。そんなことはない。受け攻めは見てる側の感覚しかない。素人に対して客観的説明ではなく主人公の好みを押し付けているところがもうすでに嫌いである。


 二つ目の嫌いポイントに、「正しさで殴り合い」をしようとしているところである。それは主人公が発した以下のセリフから読み取れる。

・「原作ちゃんと読め」

・「読解力磨いて出直してこい」

 また、素人カップリングの正しさの証明を聞かれた際に以下のようにも発言しているが、それはつまり「正しい正しくない」という感覚主人公が持っているということの証左ではないか

・「○×○が正しいと証明するにはどうしたらいい?!」→「正しい正しくないは関係ない!」

 そもそも二次創作物は全て正しくない。正しいのは原作だけだ。二次創作は全部個人幻覚だ。規模が大きくなりある程度市民権を得たとしてもそれは集団幻覚に過ぎない。

 「私の幻覚は正しい、私にとってはな」それは大いに結構であるしか主人公は、自らの幻覚の正しさの根拠原作を持ち出し、しかもそれで他人を殴っている。(これは怨霊に関しても言える)そんな行為の後に「正しさなんて関係ないよね!全てをぶつけ合おう!」なんていう河原ライバルと殴り合って真の友情が芽生えるみたいなノリをされても納得いかないのである

 ちなみに蛇足だが、現実にも逆カプ者同士で(言葉で)殴り合う腐女子はいるが、前提に互いへの信頼があるから殴り合っているのである思想感情問題で譲歩なく殴り合った結果に友情なんて普通芽生えないのではないでしょうか。わからんけど。


 三つ目の嫌いポイントに、主人公人間性が嫌いという点がある。もうこれはどうしようもない。主人公が可愛くて好きって人にはごめんね。

 まず、腐女子同士が互いの性癖で争うことは本当に無意味である。何も産まないどころか軋轢を生み界隈衰退の原因にまでなり得る。だからこそ互いに棲み分けをして平和にやっていこうとしているのであるしか主人公は、

・「超王道カプ」であることを理由に逆カプ煽りマウントを取る

過激派右固定総受上等左非固定 を主張

 これは平和にやっていこうとする者から見ればストレス以外の何者でもない。互いの性癖喧嘩するなんて労力の無駄しかなく、また腐女子同士なら思想の違いで実害が出るわけもなく、お互いノータッチでいれば済む話なのに、わざわざやっかみに来ることはもう「迷惑な人」でしかない。そんなことをやってしま主人公理解できない。が、実際にそんな腐女子はいる。頭によぎる過去出来事主人公が重なり、ああ、嫌いだなあと笑ってしまったわけだ。


 細かい嫌いポイントもっとあるけど、疲れたので終わる。

 蛇足の所感。今回の件、Twitterでは主人公受けに対するヘイト散見されたけど、どちらかというと主人公受けというよりオサムのような腐女子に対して苛立つのであって、主人公けが責められまくっているのはちょっと違うのではと思った。まあ気持ちはわかるけど。

 おしまい

  • 主人公の姿勢が正しいという描かれ方には読めなかったが

    • 作品の是非を問いたいのではなくて単純に主人公が嫌いだったという話なので、主人公が作中や作者の意図的に肯定されてようが否定されてようがどちらでも関係ないかな

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