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はてなキーワード: 半月とは

2015-06-16

肩すかしくらった

発達障害検査の診断結果を聞きに遠方から母親召喚して病院に行ったらまさかの再検査&追加検査だった。

しかもあまりはっきり再検査理由を言ってくれないから納得がしづらい。

「より確実な診断の補助の為に~」ってそれは判るけど、

こっちとしてはなんで当初想定した検査では不足だったのかっていうとこが気になってるっていう。

多分検査が終わるまでは、言ってしまうと検査結果に影響が出るかもしれないから言えない、みたいなことなんだとは思うけど。

聞いた瞬間「ヒョォォォォ~」とか言いそうになるのをグッと我慢したけど、ちょっと漏れた。

結局その時は医者と心理士が親からヒアリング+俺はちょっと追加検査みたいな感じで終わって、

さらにもう一度別の再検査をした後、もう一週間ほど経ってからようやく診断という流れらしい。月末ぐらいまでかかってしまう。

そして親は休みが取れないのでもう来られないそうだ。

親も俺の異常性に振り回されて散々苦労してきたみたいなので、

医者の口からどう転ぶにしても何かしらの診断が出る時にできれば一緒にいさせてあげたかったんだけど、そうもいかなくなってしまった。ぐぬぬ

俺経由で聞くのと直接聞くのは多分だいぶ違うだろうからICレコーダーでも買おうかなあ……。

もう終わる、とりあえずケリがつく……!という気持ちでここ半月ほど頑張ってきたところがあったので、

検査!?今日は結果でない!?え?え?ウワアアァァァアアァァァァ!?!?ナンナンデアイェェェェ結果出るって言った前言ったじゃん!こないだ!ウワァアアァアァァァッ!?

ってパニック&癇癪モードになりかけたけど、

「仕方ない仕方ない……必要なこと必要なこと……今俺は予想外の展開にパニックになりかけてるだけ。大丈夫大丈夫……」

自分に言い聞かせてなんとか表出は避けた。けど、内心は完全にパニクってたので、多分目が据わってたと思う。

こういう予定の変更に弱いのとか、このテの診断を受けにくる人は結構割合で持ってるような特性なのに、ちょっとフォロー足りなくね?って思ってしまったけど、

自分の考える「普通」を信用できてないので、これが妥当要求なのかどうか自信がなくて表明できない。

2015-06-15

http://anond.hatelabo.jp/20150615220436

グッズと抱き合わせチケットがあれだけ売れるんだからそんな面倒なことする必要もないと思う。

前売り券押し付けるのは「業界の慣習」だから、やってないわけはないと思うが。

っていうかあと半月待って7/1の映画の日に見に行けば¥1000で見れるぞ。

2015-06-10

http://anond.hatelabo.jp/20150610001620

お父さん業もお母さん業もお互いまだ半月しか経験してない新人なんだから

うまくいかないよ、しょうがない!

いっぱいいっぱいで奥さんも増田フォローする余裕ないんだろうね

もうちょっとしたらなんとなく色々ルーチン化できるからそれまでの辛抱よ

2015-05-16

住宅街保育園に関する、情緒的ではなく、構造的な問題

もう、子供の声を「騒音」というのはやめようよ。

http://potatostudio.hatenablog.com/entry/2015/05/16/090000

これなぁ、行政公共施設と「地元」との関係であって、少子化の話とは分けて考えた方が建設的。

情緒的に「やめようよ」というのは本当に簡単だが、そうやって自分けが安全圏でご立派なことを言うこのブログの下衆さはひどいものだと思う。

っていうか、このブログ馬鹿が書いた馬鹿ブログで、中身ゼロ中学生感想レベル

本当に中学生だったらごめんなさい。っていうか中学生にしては文章うまいね。何か他のエントリ読んでも中身ないし本当に中学生かもしれないけど。

自分建設系のコンサルをやっている。土地利用や公共施設の設置についてああだこうだ資料作成したり、コンペ要項作ったり確認申請したりとか。

民間企業なのだが、大変ニッチ仕事なので自分がやってるブログでは書かずに増田に書くが、首都圏では保育園建設ラッシュである

行政によって、保育園区分とか手続き方法建設補助金額とかはちょっと違うのだが、

1都3県で保育園新設の仕事をいくつかしてる中で思うのは、特に民営保育園については、準備期間が短すぎる。

ひどい場合、そして多くの場合、設置希望時期(大体は3、4月)の半月前ぐらいに要綱が出たりする。

保育園業者は、役所から情報をもらいながら準備はするものの、申請時期は、建物設備を準備する時間を考えたらギリギリスケジュール

パターンとしては「この場所保育園作りたいので誰か手を挙げて」という場合が多いのだが、

その場合、近隣住民がそれを知らされるのは要綱が出て、入札があって落札された後だったりすることも少なくない。

本当は役所が、当該の土地保育園作るよって周知してほしいと思っているのだが、なぜかそれが全然周知されていない。

それは、役所がどこも人手不足で忙しいからだ。建設都市計画関連ももちろん、保育関連の部署死ぬほど忙しい。法に定められた以上のことが出来る余裕がない。

業者スケジュールがカツカツななかでやってるもんだから地元住民への周知や理解促進は後手後手である

地元住民はある日突然、保育園から「よろしくお願いします」とあいさつされに来る。それならまだマシな方で、

建設業者だけがタオル持って近隣説明をする場合や、もっとひどいと何も知らずに、いきなり保育園が出来てたりする。

保育園ママの送迎カーが多くなってこの通り何だか最近騒がしいねなんていって知る羽目になるケースもある。

もちろん建築に関する法律上近隣への説明義務はあって、その範囲のことは当然やっているので法的には問題はないのだ。

でも、地元民にとっては割と大きな変化なんだよね。

それがコンビニだったり自分にも恩恵があったり、完全に民間のものであれば環境変化に腹を立てる人もそのうち慣れる。

街の風景って大抵が、半年すると慣れてしまうので、色々あっても気持ちは収まる場合ほとんど。

でも、地元に住んでる人が、ただでさえ環境変化にナーバスになりがちな年寄りだったりすると、公共施設からこそ、納得できない思いが生まれしまうらしい。

そりゃ老害乙と言えばそれまでなんだけど、公共ってことは自分に害をなすことから一番遠いところにあると、誰でも思いたいものから

それが、急に毎日騒がしくなったり、朝の散歩するのに何だか車が多いなぁなんて思ったりしちゃうと、嫌悪感けが育ってしまう。

役所は、移動人口状況や窓口の相談件数や用地情報予算やら、色々な条件を見ながら「ここに保育園」と決める。

もうちょっと準備が早くならないかとは思うが、でも、人手不足と、それ以上に保育園は需給バランスを取るのが本当に難しい。

それに、昨今の「市民の目」によって一番厳しく監視評価される部門であるため、色々な問題もあるらしい。要するに市民団体あたりの外野がうるせー。

保育園業者は、自分たちがこれからそこで経営する責任があるんだから、近隣との円満関係形成は大切だよと、実際に仕事してて何度も説明してきた。

しかし、割と世の中から褒めそやされているような業者でも、その辺はおどろくほど無頓着だ。

善意の結果の悪意というか、自分たち絶対善をおこなっているという自負があるのか、近隣調整した方がと言ってもしてくれない。

人手不足金不足もあるのだが、今まで保護されてぬくぬくやってた業者なんかは、「近隣と調整」という問題があること自体理解できないらしい。

この辺は、まぁ元記事や、一部のお花畑ブコメ見たら、まさに「外野のいい子ちゃん」メンタリティと一緒だと思う。

そしてお前外野じゃねーんだぞ、って思うことは多いが。保育業者ってホント酷いところは酷い。世間ずれしてなすぎというか。

保育園利用者の人たち、99.9%の親御さんには何の罪もない。もちろん奇声を上げる子供には一ミリも罪はない。ただ、0.1%のひどい親はいる。

この本当に一握りのひどい親が、「よく分からないうちに近所の環境が急に変った…」とくすぶっていた地元の人の神経を逆なでするという構図は、

割と多くの保育園で、立ち上げの1、2年の間に起こっている。

後もう一つには、保育園って、ほとんどの用途地域で建てられるんですよ。ダメなのは工場しか建てちゃダメ工業地域ぐらいか。

一方で、第一種低層住居専用地域というのがあって、これに指定されているのは、基本的には「超良好な住宅地である

かいしかないような場所。物凄く厳しい建築規制がされているし大きな建物も建てられないが、保育園は建てられる。

なので、今までは学校とか幼稚園保育園がなかったような場所にも、保育園が増えてたりする。建蔽率40%なんて、園庭にちょうどいいしね。

問題になってるケースがどれに当てはまるかは、まぁ知ってるのもあるけど知らないモノの方が多いから何が誰が悪いとは言わないが

少なくとも、真面目な中学生程度の情緒的な感想では、問題の解決はできないどころか、

ブコメ参照の通りに似非善意現実の間の谷を深くしてるだけの罪深い文章である

ブコメを見ると、お金で解決すれという人と、お金でどうやって解決するん?という人がいた。

少なくともお金が潤沢なら、ある程度の防音設備は付けられる。

が、それ以上に、近隣の人への理解協調促進する時間が出来やすくなる。実は騒音問題ゴミ屋敷問題は、地域問題・老人問題である側面も小さくない。

地域の困った老人は、適切なコミュニケーション協調体制によって黙らせることができないこともない。

ただ、現状ではお金も人手もないので、それぞれの現場でそれを望むのはほぼ不可能だと思う。

少なくとも、外野中学生ライクな似非善意の輩は黙ってマスでもかいて寝てろと言いたい。

2015-03-06

http://oimoimomomo.sakura.ne.jp

 ねねは、清正の主たる秀吉の、糟糠の妻だ。

 清正がまだ虎之介と呼ばれた幼い頃から、正則と共に実の子のように可愛がってくれた、所謂母のような存在だった。

 ねねの存在があったからこそ、今この肥後25万石を納める加藤清正があると断言して良い。清正や正則と言った子飼いの将が、他の古参の将兵を差し置いて高禄を食める身分になれたのは、一重にねねによる推挙があったからだ。

 だからこそ清正は、大坂城登城する機会があればねね――いや、北政所となった彼女のご機嫌伺いを欠かさなかった。

 この度の出仕もそうだったはずだ。

 しかし、実はいつもといささか様子が違った。

「清正、今日あなたに紹介したい人がいるのよ」

 簡単な挨拶を済ませた(と言っても、ねね自身が堅苦しい挨拶を好まないので、形式だけのものでさえなかったが)すぐ後に、ねねが言った。

 一体なんだと訝る清正だが、それを面には出さずにただ頷くいた。

 ねねが名を呼ぶ。

 はい、と返事があって、軽い衣擦れの音が耳に入った。「……清正」

 聞いたことのない声が、清正の名を呼ぶ。しかも呼び付けで。

 何事だ、と眉をしかめて声の方向を無遠慮に見た清正は、ますます仏頂面になった。

 現れたのは、年若い娘だった。全くもって見覚えもなければ、呼び捨てにされる筋合いもない。

 とっさにねねの方に視線をやったが、彼女はただにこにこと笑っているだけで何の説明もなされない。

 そうこうしているうちに、娘が清正に駆け寄ってきた。

「清正!?え、本物…」

「おねね様」

 娘の手が清正の身体に触れようとした瞬間、耐えかねて清正は声を上げた。

 清正の拒絶する態度がわかったのか、そう言った瞬間娘は手を引っ込めてぴたりと止まる。

「…あの、説明していただけますか」

 少し不機嫌そうに清正が言うと、ねねはやや困ったような顔をした。ついで苦笑を浮かべて、おいで、と娘に向かって手を差し伸べる。

 すると娘は何の疑問もなくねねの隣に座った。ねねの隣…つまり上座だ。

 いよいよもって清正は訳が分からなくなる。

 恐らくこの天下で二番目に権力を持っているのは彼女関白秀吉の正室、北政所だ。

 余談ながら、秀吉が小身だった頃から夫をよく助けていた彼女に、秀吉は頭が上がらない。また、ねねは豊臣政権の内政や人事も把握し、秀吉によく助言している。秀吉の目に見えないところをねねがカバーしているような格好で、彼女によって取りたてられた者も少なくない。

 雌鳥歌えば家滅ぶという故事もあるが、ねねはそんなものは知らぬとばかりに、秀吉を、国政を支えたのだ。

 ともあれ。

 そんな女性の隣に、図々しくも座れるようなこの小娘とは一体何だ。清正の疑念ますます膨れ、とどまることを知らない。

 さまざまな想像をする清正に、ねねが弾けるように笑い声を上げた。

「やだよ、清正。そんなに怖い顔をしちゃ」

「いえ、…そのようなことは」

「ごめんね、何も説明しないで。紹介したかったっていうのは、この娘のこと。夢子っていうのよ」

 その夢子が一体何なのだと、清正は喉元まででかかった言葉を飲み込んだ。

 無意識視線を動かすと、娘が清正を凝視しているのが目に入る。

 居心地の悪さを覚えて目を逸らすと、清正はねねの次の言葉を待った。

 若干いらいらとする清正に、ねねはどこまでもマイペースかつ笑みすら浮かべて楽しげだ。

「実はね、清正。もの相談なんだけど――」

 紡ぎだされたねねの言葉に、清正は絶句した。

 *** ** ***

 意味が分からない。

 というのが清正の正直な本音だった。納得出来ない。出来るわけがない。

 何故こうなった、と清正は頭を抱え込みながら――隣を歩く娘をちらりと盗み見た。何も考えてなさそうに、少し楽しげに、弾むようにして歩くこの娘。

 着物が変だ。丈が短すぎる。しかし、貧しいから丈を詰めていると言う風でもない。汚れてもいないし擦り切れてもいないし、何より露出した肌には貧困を表すものが何一つとしてなかった。思えば、南蛮人着物の形に近いものがある。

 夢子、というこの娘。

 ねねによると、突如として光の中から現れたという。そこからしてまず、信じることが出来ない。しかし、ねねは清正の大恩人。ここは素直に信じることにした。

 しかし、百歩譲ってこの娘が光の中から現れたとしよう。問題はその次だ。

 この娘が、今から4、500年先の世界からやってきたということ。

 ねねは信じたらしいが、清正には無理だ。第一、4、500年の未来がどうなっているか想像もつかない。

 秀吉やねねは、その人柄と広すぎる懐ゆえか、この怪しすぎる娘を稀なる客人としてもてなしているらしいが、清正には無理だ。

 なのに現状、清正はねねからこの娘を押し付けられてしまった。いや、“押し付けられた”というのは表現が悪い。ねねは無理にとは言わなかった。『出来れば』という表現をした。そして、他ならぬねねの頼みだから断れなかったのは、清正だ。今更この決定を覆していては男が廃るどころか、大恩をあだで返すことにもなりかねない。

 とは言っても、薄気味悪いとは思った。

 なんの変哲もない娘であるが、口を開けばおかしなことしか言わない。

 清正とこの娘が来世では恋人である、とか

 娘は初めから、清正のことを知っていた。

 ねねや秀吉との会話から発展していったらしい。どのような詳細があったかは知らないが、ともかく、娘が“会ってみたい”と言ったそうだ。

 そして今日に至った。

 ねねの言い分としては、『故郷をとても懐かしんでいるから、かりそめとは言え、知った人間の元で過ごすのが一番だろう』とのこと。暗に、その恋人とやらの役をしろと命ぜられているかのようだ。

 何より、本人の希望が強かったらしい。

 今はおとなしいが、先ほどまではうるさいくらいだった。

 清正、清正、と全く見知らぬ人間(それも小娘)から呼び捨てにされるのは、少々我慢がならない。

 しかし、ねねの頼みを断ることは出来ないし、粗略に扱うことも出来ない。お願いよ、なんて手を合わせて頼まれたら断るなんてとんでもない。

 (まったく、人がいい)

 と思わないでもないが、そんなねねが好きだからと思えばそれ以上は何も言えない清正だった。

 ともあれ、“客人の接待”と思えば良い。

 屋敷に戻れば、部屋を確保し、家臣侍女に説明をしなければならないのだが、なんと言ったものか。

 色々と考えをめぐらして、改めて面倒なことになったと思いながら清正は屋敷を目指したのだった。

 ともあれ清正の行動は早く、“北政所から客人をお預かりした。丁重に扱うように”とし、あとは黙殺していようと考えた。

 ねねは、可能ならそばに置いてあげて欲しいと言ったが、機嫌を取れとは言っていない。

 清正には他にも仕事があるし、この娘にばかり構ってはいられないのだ。

 そうやって放置して、半月まりが過ぎたときだった。

 自室にて政務を執る清正は、こっそりと忍び寄ってくる気配を察知した。

 普通なら何者だと人を呼ばうところだが、こんな白昼堂々、しかも気配だだ漏れでやってくる諜者がいるものか。何より、戦時でもないというのに。

 何だ、と思っていると障子戸の向こうから声がかけられた。

 一応返事をすると、控えめに開けられる。暫くぶりに顔を見た、あの娘だった。

 文机に向かう清正を一瞥すると、どこか忍ぶようにして部屋に入ってくる。

政務中だ」

 一言断ると、分かっていると娘はしゃあしゃあと言った。だったら早く出て行けと心の中で思った清正だ。

 娘はそんな清正など構いもせず、部屋の隅にちょこんと腰掛けると、どこから取り出したのか本を膝の上に置いて読む体勢を作った。

邪魔しない、静かにしてるから。いいでしょ?」

「…勝手しろ

 出て行く気配がないところを見ると、清正は嘆息をついてそう答えた。

 初めは娘の視線が清正に寄せられていたが、暫くするとそれもなくなる。

 しかし時折思い出したように娘の瞳が清正を見つめ、逸らされる。

 当然のように会話はなく、わずかな物音さえ許さないそこは沈黙に包まれた。

 それは、次の日も、その次の日も、その次の日もずっと続いた。

 こっそりとやって来ては声をかけ、部屋の隅で本を読む。

 読み終わっても出て行かず、ぼうっとしているか清正の後姿を眺めている。

 そんな日が、続いた。

 (何だ?)

 と清正は訝ったが、その疑問をぶつけるわけでもない。

 別に何かの邪魔になるわけでもなし、放っておくことにした。

 一度など、あまりにも静かで動く気配さえないので振り返ってみると、娘は打掛を布団代わりに部屋の隅で丸まって眠っていた。

 清正は呆れる思いだったが、これを機にと思って気配を忍ばせて近寄ってみた。観察ばかりされているので、観察し返してやろうと。

 よほど寝入っているのか気配に疎いのか、清正が近づいただけでは起きる様子も見せない。

 畳の上に、短い(当代比)髪が散らばっている。

 肌は白く、身体には傷ひとつなく、教養はないくせに読み書きは出来る。行儀作法は全くできていない(どころか常識にも乏しい)が、やはり下層民ということはないらしい。

 小さい顔だと、清正は己の掌と比べて思った。清正のそれで顔面が覆えるのではないかと、興味本位でそろそろと手を伸ばした時。

 折悪しくも娘が目を覚ました。

 慌てて清正が手を引っ込めると、娘はゆっくりと身体を起こして何をしているのかと尋ねる。

 狼狽した清正が正直に答えると、一瞬娘は目を丸くし、ついで笑った。

「同じことしてる」

 誰と、と問えば清正、と娘は答えた。清正が変な顔をして困惑を示すと、娘は手を振って違うと言った。

「私の恋人。来世のあなた?かな」

 それを境に、清正と娘は少しずつ会話をするようになった。

 といっても、大体にして娘がしゃべり清正が相槌を打つという格好。内容も大したことはない世間話から、二人の共通の人物である秀吉やねねのこと。この話題になると、清正も少しばかり言葉を話した。

 だが、一番多いのは“清正”のことだ。――娘の恋人であるという、清正のこと。これは、半ば娘の独り言のようにして語られることが多い。

 回想するように、懐かしむように。

 そして、いとおしそうに。

「……清正、今何してるのかなぁ」

 最後はいつもそれで締めくくられる。

 初めは興味なさそうに聞いていた清正であったが、次第にどんな人間なのか気になりだしてきた。娘の言うことには、清正と同姓同名で背格好人相もそっくり、声まで似ていて性格も類似しているとか。

 そして何より、娘が“清正”を愛していると言う。

 単純に、どんな男なのか気になった。

 しかしある日から、娘が清正の居室に来なくなった。

 最初は放っておいたが、こない日が三日、四日と続くと何かあったのだろうか思うようになった。

 七日連続でそれが続いたとき、とうとう清正は立ち上がった。

 それとなく家臣の者に聞いてみると、屋敷の外に出ているとのこと。供もつけずに。

 放っておこうかとも思ったが、よくよく考えてみると、あの娘は北政所から預かった客人だ。白昼、秀吉のお膝元である大坂武家屋敷で、妙な物がいるわけはないが、万が一ということがある。何より

あんな調子で他の者に話しかけていては、それが事情を知らぬ人間だったら命がいくつあっても足りない。清正は慣れたが。

 考えあぐねた末、清正は娘の部屋を訪れることにした。事情を聞いて、必要があれば供をつけさせるよう、釘をさすつもりだった。

「供もつけずに、屋敷を抜けているらしいな」

 突然の清正の来訪に、娘は驚いたようだったが、開口一番の清正の言葉もっと驚いたようだ。

 しかし驚いたのも一瞬で、はて、と言うように首をかしげてみせた。

「お供ってつけなきゃダメなの?」

 この調子だ。

 清正がため息を吐くと娘は、何よ、と戸惑ったような顔をする。

「だめも何も、普通身分の高い女性は供回りをつけずに出歩いたりしないもんだ」

「でも、私別に身分が高いわけじゃないし」

「それでも、北政所から預かった客人だろうが。お前に何かあっちゃ困るんだ」

 どこまでも暢気そのものといった娘に呆れながら清正が言うが、彼女はまるで聞いてはいない。

 嬉しそうな顔で、

「清正、私のこと心配してくれたの?」

 などと言い出す始末だ。呆れ果てたヤツだ。

 そんな言葉黙殺して、清正は話を先に進めた。

「とにかく、今度から外へ出るときは供をつけろ。世話役侍女がいるだろ」

あやのさんとお絹さん?」

「お前が勝手にふらふら出歩いて、怠慢だと叱責されるのはその二人だからな」

「え?!そんな、怒らないでね!私が勝手に…」

「これからはそうするな言ってるんだ。大体、何しに行ってんだ」

 清正の問いに、娘は、どこかもじもじしてはっきりと答えない。

 答えたくないのなら、と踵を返そうとした清正の裾を捕まえて、娘が、犬!と答えた。

「…散歩してたら、子犬が捨てられてたの。かわいそうだから、餌やりに行ってただけ」

 別に怪しいことしてないよ、と娘は付け加えたが最初から疑ってはいない。

 そうすると、確かに家臣の言葉と一致する。屋敷を出る前に厨によって、弁当を作ってもらっているというから尚更だ。


 俺も焼きが回ったかな、なんて清正は歩きながら考えた。

 供回りはなし、私的な用事で家臣を連れまわすことは出来ない。ごく軽装に身を包んだ清正は(といって、普段から質素であるが)、娘と二人で通りを歩いている。

 どんどんと入り組んだ道に入って行き、しまいには神社のようなところについた。

 こんなところもあったのか、としげしげと周囲を見渡す清正の視界の中で、娘が境内に走っていく。

 清正が娘の後を追うと、太い木の根元に、布に包まれ子犬がいた。生後三月といったくらいか、すでに顔つきは成犬のそれに近づいている。

 娘はそれを撫で、声をかけた。すると子犬の方も懐いているのか、かがんだ娘に飛びつきじゃれ付いた。

 子犬と戯れる姿は、無邪気そのものだ。そしてその笑顔は、今まで見たこともないほど輝いている。本来はこのように笑うのだろうかと清正は思った。

 むっつりと考え込む清正の名を、娘が呼ぶ。

「ねえ、清正も触ってよ。もう、可愛いんだよ、人懐っこくて」

 懐いているのは餌をもらったからだろうと思ったが、清正がアクションを起こすより先に、子犬の方から清正の足元にじゃれ付いてきた。

 今まで特別犬猫に何か思ったことはなかったが、懐かれて悪い気はしない。

 清正が屈んで手をかざすと、子犬は喜んでそれを舐める

「ほら、可愛いでしょ!名前はね、黒いからクロ」

「…まんまだな」

「いいでしょ、別に

 つっこみを入れた清正に、娘は少しばかり頬を膨らませて抗議した。

 暫く無言で犬を眺めていた清正だが、立ち上がって帰るかと娘を促す。

 一瞬、娘がなんとも言えないような瞳で清正を見たが、何も言わなかった。最後にクロをひとつ撫でて、また来るねと呟く。

 清正は腰に手を当てて、そんな様子を見ている。

 名残惜しそうにする娘に、やれやれ嘆息を吐いてから

「飼うんじゃねえのか?」

 と一言尋ねた。

 すると、弾かれたように娘が顔を上げ、清正を凝視する。

 清正がそれ以上何も言わないところを見ると、娘はありがとうと叫んだ。

「クロ、今日は一緒に帰れるんだよ!」

 娘の言葉に、クロは分かっているのかいないのか、一声鳴いた。

 *** ** ***

 ふと、通りがかった清正の目に、縁側に座り込んだ娘の姿が入ってきた。

 わざと足音を立てて近付くが、娘がそれに気づいた様子はない。相変わらず気配に疎いヤツだと清正は思う。

 娘は、縁の下に座っているクロを撫でながらぼんやりと空を見上げている。

 その視線の先、見事な満月があった。

 ――月からやって来たナントヤラ、というわけでもあるまい。

 しかしその横顔には、そこはかとない哀愁があって、望郷の念に駆られているのは明白だ。

 清正はそんなことを思って、羽織を娘の頭からかぶせるように掛けた。

 それでようやく、娘は清正に気づき、こちらを向いた。

「こんなところでぼんやりしてると、風邪引くぞ」

 清正が声を掛けると、娘は羽織を肩から掛けなおしてありがとうと呟いた。

 そして清正を見上げて、微笑む。

「優しいね

「…別に。おねね様から託された客人に何かあったら事だからな」

 嘘は言っていない。清正がむっつりとして言うと、娘は肩をゆらしてクスクスと笑った。

 そんな笑顔にほっとした己に気づいた清正は、誰から指摘されたわけでも、ましてやその安堵を悟られたわけでもないのに、

 (別に

 と心中言い訳をしている。一体誰のための弁明か。

 そんな狼狽を誤魔化すようにして、清正はどうしたんだ、と言葉を紡ぐ。

「月なんか眺めて。ゲンダイ、とやらが恋しくなったのか」

 紛らわすために適当に吐いた言葉であったが、娘は頷いた。

「分かる?さすがは清正、一心同体ね」

 なんでそうなるんだ、と清正は呆れたように口を閉じた。

 一瞬でも心配した自分が損だ。

 むすっとした清正に構わず、娘は言葉を続けた。

「あのね、考えたことがあるのよ。聞いて。…今、目の前に居る清正と、…あなたのことね。あなたと、私の恋人の清正は、やっぱり違うなって」

「当たり前だ。俺は俺以外の何者にもなった覚えはない」

「それは、そうだけどさあ」

 彼女曰く、清正は“来世の恋人”らしい。

 そして彼女の住まうニジュウイッセイキとやらには、清正とそっくりの“清正”が居て。…なんて途方もない話。

「でも、やっぱり似てる」

「…前にも聞いた」

「しゃべり方もね、むっつりした顔もね、全部全部。ご先祖様かな?それとも前世の姿かしら。不思議だわぁ…」

「俺は、俺だ」

 伸ばされた手が、清正の手に触れた。

 控え目な手つきは、清正の手の重さを測るように軽く持ち上げたあとさっと撤退していった。

「やっぱり、ここは戦国時代なのかぁ…。そうよね、あなた戦国武将で、私のことをお世話してくれたおねね様っていうのも、…北政所様ってやつみたいだし」

「だから最初からそう言ってるだろ」

「そうね。あなたは、清正!っていうよりもはや清正様って感じだもの呼び捨てなんて恐れ多いわ」

 と言うものの、娘は清正を呼びつけにする。

 当初それに抵抗があったものの、慣れとは恐ろしいものだ。今の調子で娘が“清正様”なんて言おうものなら、かゆくて仕方がないだろう。

 娘の話は続く。

「私の“清正”は、なんかちょっと尻に敷かれてる感じはあるし、似ててもやっぱり別人ね」

 どこか苦笑気味に娘が言う。

 清正はどこか違和感を覚えた。清正を呼ぶときのそれと、彼女の。。。清正を呼ぶ声音はまるで違うのだ。

 心なしか、清正の顔から表情が消えた。

「…お前の清正とやらは、よほど腑抜けらしいな」

 違和感をかき消すようにそう呟くと、娘がくわっと睨みつけてきた。

「そんなこと言わないでよ!別に腑抜けじゃない」

「女の尻に敷かれる男なんて、腑抜けだろ」

「そんなことない!っていうか、秀吉さまだっておねね様の尻に敷かれてるでしょ」

「愚弄する気か?!」

「愚弄じゃないもん、本人が言ってたの!“わしゃあねねには頭が上がらんでの~”って」

「……」

 想像するだにかたくない。それゆえ、清正は反論言葉を失った。

 黙りこんだ清正に、娘はすこしばかり申し訳なさそうにした。

「まあ、気分を害したのなら謝るけど。…でも、“清正”を他の人からそんな風に言われるのは、いやだなって」

「悪かったな」

「いいよ。そりゃあ、大名あなたから見たら取るに足らないかも知れないけど、それでも“清正”はい旦那様なんだからね。恋愛面ではちょっとヘタレだけど、それ以外だったら男らしいし、指圧うまいし、ノート超きれいに取るんだから!」

「そーかよ」

「そうよ」

 少しばかり意味の分からない言葉もあったが、清正は適当に流した。

 しかしそんな清正に構わず、娘は大いに胸を張る。自分のことのように誇らしげだ。

「まあ、オカルトちょっと苦手でちょっと照れ屋だけど、料理は出来るし、朝も起こしてくれるし、本当に結婚したいくらい最高なのよ。清正の作るモヤシ炒め、食べたいなぁ…」

「清正は、俺だ」

「そーだけど、でもあなた料理できないでしょ」

料理なんて女の仕事だろ」

ジェンダー!“清正”はそんなこと言わないもん。むしろ『お前料理、味薄すぎるんだよ。俺が作る』とか言ってくれるんだから。最高よねえ、ホント

「だから、俺が清正だ!」

 鼓膜をびびりと揺るがすような清正の声に、娘はびくりと肩を揺する。娘どころか、縁の下のクロまでもピンと耳や尻尾を立てて驚いている。

 覚えず大声を出してしまった清正は、彼女の反応でわれに返った。口をつぐみ、たまらず目を逸らした。

「…悪い」

「いや、大丈夫

 (何を馬鹿なことを)

 清正の心中、後悔の大嵐だ。こんな詮無いことで怒鳴っても仕様がないというのに。

 大体何を苛立っているのだと自問しかけて、清正ははっとした。

 一方で娘は、清正の胸中など少しも知らず悩ましげなため息を吐き、帰りたい、とこぼしながらクロを撫でている。

「お前とのお別れはさびしいけどね。きっと清正が責任持って育ててくれるから安心しな。…清正は、何してるんだろうか」

 清正は、その瞬間意識がとんだように錯覚した。

 無意識に繰り出した手が、娘の手を掴んでいる。驚いて清正を振り返る彼女の肩を、もう一方の手ががっちりと掴んで離さない。

 目を丸くした娘が何事か言葉を紡ぐより先に、清正が言った。

「俺は、ここに居る」

 清正の正面の丸い瞳の中に、清正の姿が映りこんでいる。そして、恐らく清正のそれにも彼女の姿が。

 言葉も出せずに固まっていた娘であるが、子犬が膝にもっとと言うようにじゃれ付いてきた拍子に、金縛りが解けたようだ。

 少し恥ずかしそうに目を逸らしてから、苦笑し、娘はかぶりを振った。

「…参ったな。少しドキッとしちゃった」

「清正は、俺だ。俺が清正だ。。。。。」

「でも、…私は、“清正”じゃないとダメだ。だってね、私の好きな清正は、あなたみたいにびしっと決められない。でも、そういう清正が、私は好きだから

夢子、」

 恐らく初めて、名前を呼んだ清正に娘が目を見開いた。

「…名前、知ってたんだ」

 当然だと、清正が答えようとしたまさにその瞬間。

 すっと娘の身体の輪郭がぼやけた。ぎょっとする清正の前で、娘の身体は色を失い、後ろの風景が透けて見えるまでになった。

「あ、来た。タイムリミットだ」

「どういうことだ…?」

「帰れるみたい。清正“様”、これまでお世話になりました。豊臣ご夫妻にもよろしくお伝えくださいませ。…クロ、元気でね」

 もう随分と薄くなった身体で娘はクロの身体に触れる。感触がないのか、クロは不思議そうな顔をするだけで。

 羽織が、ばさりと音を立てて廊下に落ちた。

 清正は思わず捕まえようとして手を伸ばしたが、透き通るだけで掴むことは出来ない。

ありがとう。清正の所に、帰るね」

 その言葉最後に、清正の前から人一人が消えた。「…っオイ!」

 蛍がいっせいに飛び立ったような光の残像だけを残して。

 どこか呆然として、清正は廊下に落ちた己の羽織を拾った。確かに暖かい。――体温はほのかに残っていると言うのに。

 何もなくなった虚空を見つめていると、縁の下からクロが顔を覗かせて鼻を鳴らす。主の不在を嘆いているようにも見えた。

 無意識に手を伸ばしてそんな子犬の頭をなでると、清正はぽつねんと言葉をこぼした。

「…清正って誰だよ…」








 ~fin

2015-03-02

パワハラ被害対策日常的にICレコーダーで録音してるって犯罪なの?

会社パワハラがあって、ICレコーダーポケット装備している。

同僚の見てる前で自分の家の場所部落だったとか、親兄弟親戚の職業収入とか勝手に嘘も織り交ぜて言いふらす上司がいて困っている。

あと、俺の卒業した大学名前をよく来客時に出されて「この人、こんな大学卒だけどここに就職できたんですよ」とか侮辱される。

周りの同期もそれを見て、最初はあの上司ひどいよねって同情してくれてたけど、だんだん馬鹿にしていいんだって空気になって俺はみんなからかわれてしまって、胃腸疾患で半月入院してしまった。

復職してから、おまえは男のくせに体が弱すぎるとかそんなんだから親御さんも泣いているんだろうよとかみんなの前で罵倒エスカレートしていった。

お茶会忘年会新年会送別会幹事や手伝いなど必死人一倍がんばってやったし、上司がだす(個人的に)年賀状会社でいっぱい頼まれて作った。

だんだん業務時間外の作業も増えてきてさすがに負担・・・・親には会社のことを怪しまれるばかりだ。

スタバコーヒー買ってこいとか専門店街のスコーンお茶菓子を買ってこいだの仕事関係ない時間帯の呼び出しもしょっちゅうだし、

タバコを吸わないから出世できないんだって叱責されて喫煙ルームでタバコ強要されたり、あまりに辛くて録音を始めた。

度を越えた呼び出しメールは保存してる。あとは音声だけ。

何か対策できないかと思ってさ。

でもこういうのは、してるほうが違法なのか・・・?もし録音してるの見つかったらどう言えば・・とふと思っているんだが・・・・・・・・・

現在進行形でばれたら俺のほうが逮捕されるの?

目的があって録音してるって言えばいいのか?

2015-02-24

[]20150224

○朝

サンドイッチ

○昼

サンドイッチ

○夜

うどん

体重

68.8kg

○食欲

Under control

筋トレ

なし

精神状態

ok

日記

食欲は完全に落ち着いて体重も徐々にではあるが減っている。炭水化物野菜中心食事に切り替えたのがよかったんだろう。

最近運動は減っている二週間に一回ぐらいの頻度。とりあえず64ぐらいまではだらだら体重減らそうと思う、後半月ぐらいか。


糖質制限ダイエットは2重の意味で引っ掛けがある。最初お菓子などの甘いものはとりすぎない方がいい事。二つ目

炭水化物制限ダイエットにおいて著しい成果を挙げるどころか害悪をもたらす可能性があること。

趣味サークル団体図書館業務を担う「科学史家」と復興イベント

東日本大震災が発生してから半月ほど経った頃である。或る趣味サークルサイト上で、被災地を元気づけるためのプロジェクトを立ち上げるという告知があった。内容は、趣味に関する書籍を集約して被災地の各地で無償配布すると共に、募金海外サークルメンバー日本に招待し、子供たちに様々な芸を見せて心の平穏を取り戻す一助となろう、というものであった。このサークル団体東京を中心に活動しており、地方にも幾つかの支部があって(東北には無い)、全体としては数百名の会員で構成されている。

当時、私は知人を何名か津波で喪ったにも関わらず、自分としては動くこともできず歯がゆい思いでいた。そこで、このイベント賛同し、大切にしていた書籍を何冊か団体に贈った。この団体と私の関係一方的もので、単にサークル機関紙を購読しているに過ぎなかったのだが、「自分と同好の人々が運営するサークルでそのような活動をしてくれるのならば、何某かの縁もあろうからそれに任せよう」と思ってサークルに託したのだ。後に、保管場所が確保されない状況下で古書を送る行為問題について色々と知り後悔したが、恥ずかしながら当時はそこまでの考えに思い至らなかった。当時は自分も何かの拍子で突然死亡する怖れが頭から離れず、死んだ場合は所有している書籍が活かされぬまま捨てられるということを恐れていた。そこで、所持していた書籍の多くは近所の市民図書館にも置いてあるのでそれを読むことにして、いつでも本を読みたいという若い子の手元に本があった方がいいのでは、と考えていた。書籍を送付後、サークル団体代表から書籍被災地での活動のために有効に利用させていただく」との返信があった。

サイトの報告によると、2011年4月最初活動があったらしく、趣味サークル内の数名と海外サークルメンバー数名が宮城県沿岸部にある数か所の避難所に赴いたようである東北縦断するイメージだったので、宮城県のみに限定した活動であったことに若干の違和感を覚えたが、その後も幾度か被災地へ向かうようであり、「落ち着くまでは様子を見ようという判断なのだろう」と思っていた。

この活動について違和感以上に不信感を抱いたのは9月頃だったと思う。その団体では例年8月に大きなイベントがあり、海外サークルメンバーが何名か来日するため、そのメンバーらと共に再び被災地へと出向いて活動したという報告が機関紙上でなされた。だが、その下に「なお、送付された書籍のうち入手が困難な貴重な書籍については、団体運営する有料の図書館に納入した」と書かれていたのである(この図書館というのは避難所地域図書館に納入したという話ではなく、団体が所有する蔵書を団体東京事務所において有料で読むことができるサービスのようである)。

これには目を疑った。最初の告知にはそのような記述は無く、代表から手紙にもそのような記述は無かった。これでは震災に乗じて個人の貴重な書籍サークルが吸い上げた格好になるのではないか。しかも具体的にどういう書籍を何冊納入したのかという記述も無い。貴重な書籍図書館に納入したというのに、閲覧する権利のある側にその内容を示さないというのはおかしな話だ(無理やり擁護する見方をすれば、一般的にこの手のプロジェクトにおいて自分史が持ち込まれ場合が多々あり、そうした配布しづらい物を自身図書館倉庫代わりに納入したという線はあり得なくもないのだが、もしそういうことがあったのだとしても何らかの説明は欲しいところだ)。そして、活動先は相変わらず宮城県のみであり、岩手県でも福島県でも活動していなかった。

宮城県での活動というのは、このボランティアイベント参加者の一人が宮城県内の教育機関に務める人物らしく、それ以外の地域においては土地勘が無いのかも知れないと思っていた。しかしその機関紙には、当団体とは別の団体組織に属する福島県サークル震災後の自身活動について述べた寄稿を寄せていたので、「寄稿を載せるくらいならばその団体メンバーにも声をかけて福島県で合流して一緒に活動をすればいいのではないか」とも思った(福島の人々に案内の負担を強いるのかということもあるが、そもそも既に宮城県内に在住する人物を連れて活動しているのだから福島県内の人を連れて活動することにさほど躊躇する理由は無いように思えた)。宮城県東北で最も津波被害の大きかった地域であるということは重々承知しているが、図書館の件とあわせて、「被災地に赴くと言いながら宮城県のみというのも少しおかしいのではないか」と若干訝しく思い始めていた。

少し話は変わるが、2011年10月ごろだったろうか。私は当団体活動に関わっている主要なサークルメンバーブログを幾つか覗いていた。そこで、サークル団体において有料図書館運営管理に携わっているという或るメンバーブログが目にとまった。

そのブログにはクリストファー・バズビー氏やアーニー・ガンダーセン氏の名が載っていた。ブログ記事を遡ってみると、LNT仮説に基づいて「福島県では年間千人が癌で死亡する」「トータルでは6桁もの人が死ぬ」などの記述があった。福島県だけではなく、当時千葉県で見つかったホットスポットについても、その周辺で7000人が死ぬと書かれていた。ブログ記事の日付を見ると2011年6月中旬ごろであり、まだまだ情報錯綜していた時期ではあったものの、ブログの内容は怖れによって混乱しているという様子ではなかった(LNT仮説に従ったとて、ガンが発生する人数の予防的な見積もりであって、ガンの発生が100%死に直結するという話ではない筈だ)。ツイッターアカウントもあったので見てみたが、「福島廃県」「日本核武装を目指している」などの字面が踊っていた。

この人物は機関紙上において度々評論を行っていたため、名前だけは知っていた。東京在住で、東京大学大学院において科学史科学哲学を専攻していたらしい(名前検索したところ、在学中に科学技術社会論若手の会に参加したこともあったようである)。また、サークルの有料図書館運営管理に携わるほか、海外メンバー通訳書籍翻訳作業も担っている。どうも他の主要メンバーからサークル入会当初から知的存在として一目置かれていたようで、未だにこの人物の評論サークル誌に載っていることを見ると、その状況はあまり変わっていないようである

ボランティアイベントの報告によれば、そのメンバー名前イベントスタッフの中には含まれていないため、この人物は被災地には訪れていないのだろう。しかし、有料図書館での管理業務を考えれば、貴重書の選別には関与していた筈である。また、仮にそのメンバーイベントに深く関与していなかったにせよ、ブログツイッターで垂れ流される内容やサークル内での立場を考えると、そのイベント活動に何等かの口添えをしている可能性は十分考えられ、イベントメンバー海外メンバーを連れながらも東京により近い福島県には訪問していないという事実個人的に気になるのである。この活動に全く関与していなかったにせよ、被災地のためと銘打った活動をする団体がこの人物の主張をどう考えているのかという疑問は残る。

2012年にもこの団体は同様のイベント活動をしたようであるが、結局今までに宮城県以外で活動したという報告は無い。何故それ以外の県に行かないのかという理由も明かされていない。「こちらが勝手東北縦断するようなイメージ想像していただけだ」と指摘されればそれまでなのだが、協力する側としては、被災地活動すると宣言していた以上、宮城県以外でもこのサークル団体活動することを期待した上で書籍を寄贈したのではないか(募金の一部については額が提示され、育英会に納入されているようである)。

はいえ、未確認なことも数多く、単に私の邪推だと指摘されればそれまでであるため、増田として具体的なサークル名や人物名を明かさずにここに述べた。愉快ではないが、こちらとしても寄付金書籍の使用用途サークルに任せた面もある。目論見には具体的な訪問先について特に記載は無く、書籍の利用方法も「子供に配布するなど」という風に書かれていたうように記憶しているため、最初から宮城県内のみで活動するつもりだった、あるいは有料図書館書籍を納入するのも有効な利用方法の一つだ、と言われてしまえば元も子もない。

件のメンバーはその後も、宮城県石巻市でのがれき処理の背景には巨大利権が絡んでいるとのブログや、甲状腺調査で嚢胞の数が異常に多く見られているというヘレン・カルディコット氏の主張を掲載したブログ不正選挙についてのブログリンクなどをツイートし、先の選挙において安倍首相福島入りをしていないというフェイスブック記事までリツイートしていたりする(なんでも福島水田の前で会見をした首相の影が不自然で明らかに合成なのだそうである)。先日のISISによる人質事件においては、日本において大政翼賛会形成がすでに始まっていると述べている。残念ながら、ここまでではないにしても、彼以外にもこの団体においてそうした主張に近い人物は何名かおり、先日も東海地方の支部で活動する人物がどこぞのブログの「福島県農産物安全ではない」というリンクツイートしていた。百人に一人くらいはこういう人はいるのだろうとは思っていても、少々心配するくらいにはこうしたものを目にする。福島県在住のメンバーがこうした主張を目にした時にどう思うのだろう。私としては混乱時に古書を贈る行為については恥じ入るところだが、敢えて述べれば、もし団体の中枢にこのようなメンバーがいることを事前に知っていれば、贈る前にもう少し検討しただろうとは思う。震災からもう4年近く経過している。周囲の人々も、もう少し目を開いて物を見て、自分で考えてもらいたいと思う。

2015-01-26

婚活はじめて二ヶ月経ったのでまとめる

備忘録

スペックは34歳男、関西在住、高卒、自営年収700万、顔面は並だと思いたい。彼女いない歴ほぼ年齢。ここ10年ほど女性とまともに話した覚えがない。ライトオタク

10月、きまぐれにツヴァイWEBアンケートに答える。回答するとあなた恋愛タイプがわかります、みたいなの。

しばらくしてツヴァイからでっかい封筒が届く。中身はサービスの案内と担当名刺だった。

恋愛タイプの結果はテンプレみたいな紙が一枚で特に興味を引く内容ではなかったので覚えていない。

さらにしばらくするとその担当から電話が来て一度支店にいらっしゃいませんかと言われる。

時間が出来たらとその場は断る。

11月、そろそろツヴァイに言ってみるかと近所の支店で説明を受ける。料金やシステムなど。

自分スペック希望の条件、性格診断やカラーテストとかよくわからんものも受けてあなたの条件だとこれぐらいの人数を紹介できますよ、と提示される。

確か70人ぐらいだった気がする。年齢ももう30代だし高卒だしそんなもんか。

大卒になると紹介人数が跳ね上がるんだが。世の中は高卒に冷たい。

家の近所の支店は小さいので、一度大きな支店の方にも来てください、掲示板PR用紙もたくさん貼り付けてありますよ!と言われる。一度行ってみるか。

大きな支店へ。

担当は到着するやいなや契約書を書かせる気まんまんだ。もう入会する前提で書類とかを書かせようとしてくる。

入ってみるつもりだったので問題ないけど、気軽にちょっと行ってみようかしら程度で来店した人にはウザいに違いない。

長々と説明を受ける。そんなにいろいろ覚えられないでしょ常考ツヴァイ内の用語とかも出てくるし。

この書類をいついつまでに書いて写真をどこそこで撮ってきて……みたいなやることをいろいろ指示される。つかれる。

プロフィール作成も行う。趣味はいろいろあげてはみたがあまり女性受けしないとかで書かない方がいいとか言われちゃう始末。女性受けしない。つらい。

掲示板PR用紙を帰り際に見てきた。量は確かに多いけど全体的に年齢層高め。希望するアラサーぐらいに搾るとたいした数はない。

案内が来て会員サイトログインできるようになる。

いろいろとメニューがあるが、相手を検索できるのは「価値観マッチング」ただひとつのみ。

住んでいる地域希望する年齢、あとは趣味などのキーワード絞り込みの三つしか入力項目はない。

出て来た結果は、相手の名前、年齢、趣味、簡単なPR文が表示されるのみ。

相手の顔もプロフィールも謎。これだけの情報で相手にマッチング申込を行わなければならない。情報少ない。

マッチングを申し込んで、相手が承諾すれば相手の詳しいプロフィールツヴァイではPIと言う)や顔写真が見られる、という仕組みらしい。

みると女性でも結構趣味の欄にマンガとかアニメとかゲームとか書いてる子がいる。

なんだよ女性受け悪いからとか言われて書くの躊躇して損したよ。趣味の欄にアニメゲームを書き足しておく。

12月ツヴァイからメールが。どこかの誰かがマッチング申込をしてくれたようだ。こんな自分でも存在してていいんだ、という気持ちになる。うれしい。

向こうから希望してくると相手のPIと顔写真を見られる(登録時に相手が公開に同意していれば)。

また、それとは別にツヴァイからこんな方はどうですか、という紹介のメールが来るようだ。そちらも相手が公開に同意していればPIと顔写真を見ることができる。

なのでマッチング申込二人とツブァイの紹介二人の計四人のPIと顔写真を見ることが出来た。

顔は正直四人ともあんまり好みではないのだが、マッチング申込してくれた一人は趣味がそこそこ会いそうな気がする。承諾するかどうか迷う。

返事は12日までで、返事しないと自動的にお断りになるらしい。

特に何もしないまま10日。

届いたツヴァイ会報誌を読んでいたらマッチング申込されたらお断りにしても承諾にしてもなるべく早くお返事してあげてください、相手は返答を待ってます!と書かれていた。そりゃそうだ。

ということで承諾の返答をする。

ツヴァイ会報誌「fill」には婚活アドバイスイベントパーティー情報出会い広場という会員がお金払って掲載申込するコーナーがある。

こちらは名前都道府県、年齢、職業趣味、簡単なPR文が掲載されている。PR文に会員番号を載せていれば、それを元に支店に出向いて支店の端末で顔写真を見ることができる。

掲載数は月によるが、男性の方が多い。女性は今のとこ毎月20人~35人程度か。もちろん、そんな程度の人数じゃ年齢・都道府県が一致する人がそもそも少ない。

しかPR文見てるとひどい。お前自己PR文でなんでそんな相手にいろいろ求めてんの?なんでそんな上からなの?みたいなのも平気で掲載されてる。

こういう人って実在するのかと戦慄する。

承諾の返答をした翌日、相手の名前メールアドレス携帯電話の番号が見られるようになった。

えっ、ということはこれで勝手に連絡しろよってことなんだろうか?

よくわからん

さらに二日後、相手の方からメールが。

度会ってお話しませんか、とのこと。日程を決めて会うことにする。

担当から電話が来る。

ツヴァイには自分マッチング申込する他に、担当に相手を探してもらう有料の「ペアメイキングサービス」というのがあるのだが、どこかの誰かがペアメイキングサービスを使って、担当がその子と会ってみないかと言う。

どんな子なのかと聞いてもかわいらしい子だとしか答えてくれない。相手の個人情報については言えないらしい。それでどう判断しろと。

ただ会員番号だけは教えてくれた。会員番号を使えば支店端末で写真だけは見ることができる。

さっそく支店に出向き、端末で写真確認。ほんとにかわいらしい子だった。好みのタイプ

とりあえず会ってみることにする。

マッチング申込の人と駅で待ち合わせして会う。

あいさつもそこそこにとりあえず喫茶店にでもと移動。

相手のことはPIを見てある程度はわかっているので、移動中の話もそこそこ盛り上がる。

喫茶店での会話もいいカンジに盛り上がった。性格結構違うと思うんだが、趣味では共通点結構あるし。

とりあえずまた会いましょうということに。何度か会ってみて考えよう。

ペアメイキングの人と支店で待ち合わせして会う。

写真通りかわいらしい。身長ひくい。140cm台らしい✘╹◡╹✘

とりあえずPI交換してそれを元にいろいろと話す。とりあえずPIがあるので話す内容には困らない。

支店は30分で追い出されるので、その後二人で喫茶店に。たまたまだが喫茶店は向かい合わせの席ではなくて丸テーブルで隣り合うカンジだった。先日、向かい合わせで座った時はなんか顔が合うとお互い気恥ずかしくなるカンジだったので、この方がいいと思う。

話したカンジでは性格結構いい子でおとなしめな印象。オタクはおとなしめの女の子が好きなのでストライクです。

ペアメイキングってどんなカンジなの?と聞くと担当さん(私の担当さんと同じ人)にお願いしたらこの人はどう?とすすめられただけで相手のことはほとんどわからない状態だったらしい。なんという担当次第。

連絡先交換してお別れ。メールして次の約束をとりつけておく。

マッチング申込の人と二回目。夕食を食べに行く。

今回も結構楽しく話せた。また今度は休日に会おうということに。

またツヴァイからWEBで紹介が来る。どうやら半月に一度来るらしい。

PIと写真を見たがあまり合いそうなカンジがしない。どういう基準で選んでいるんだろう。

12月ツヴァイのウェルカムパーティーに出席する。

ウェルカムパーティー新規登録者が優先的に参加できるパーティーらしい。新規登録者なので年齢もバラバラ。

といっても見たカンジはほとんど30台ぐらいの人が多く、次いで40代、一部50代といったカンジ。参加者は30人ほど。やや女性が多い。

立食形式で簡単なお菓子お茶だけ用意されている。5つのテーブルにだいたい6人ずつ、男2、3人女3、4人程度で分かれる。

そこで自己紹介の後好きに話して、15分ほど経ったら男性が次のテーブルに移動する、という形になる。

集団で話したり個人で話したりそれはまあ好きに展開することになるんだけど、一人相手だとどうしても話さない子というのに当たることもあるわけでそうするとすっげえ疲れる、ということに同じ組の男性陣が気がつき、集団でわいわい話す形式に落ち着く。これなら話さない子がいても平気だ。

しかしこんな集団10分程度話しても正直相手のことなんて印象に残らない。むしろ男とはテーブルを移ってもずっと一緒にいるわけで、女性よりも男のことの方がよくわかるという不思議な展開。

なんだか特に印象に残らず疲れただけの一時間半だった。何人か名刺(連絡先が記入されている)もらったりもしたけど帰ってきてから誰だっけ状態。

多分、たくさんの人と会えるのが魅力で、その中で興味のある子がいたらその子のことだけ覚えて名刺交換した方がいいんだろうな。

1月、相変わらず二人と会ったりしてる。

なんかどのへんで交際とかになるんだろう?ggったら三回目の面接で本交際とか、だいたい四ヶ月で成婚するケースが多いとか書かれてる。四ヶ月で早過ぎじゃねマジかよ。

まーでも漠然とやってたらなかなか成婚に至らないってことなんだろーなー。


※追記

費用書いてほしいってトラバがあったので書いておくけど、ツヴァイHPに載ってるのと変わらないので書く意味があるのかどうか。

入会金135000円で5000円割引があった。月会費は13392円。

ここらへんはコースによる。高いコースはもっと高い。でも正直私の使い方だともっと安いコースで良かった気がする。

一年以内(半年以内だったかも)に退会するとある程度入会金が戻ってくるらしい。早ければ早いほどたくさん戻ってくる。

あとは指定スタジオでの写真撮影任意)が5000円だったかな?割引があったので5000円は割引前の価格だったかも。わすれた。

ツヴァイ関係支出はそれだけ。

この他、セミナーパーティーに参加したりするとだいたいひとつあたり男性は5000円~7000円程度、女性は3000円~5000円程度かかる。

会報誌にPR載せるのが3000円で支店掲示板が一ヶ月500円だったかな?

ペアメイキングサービスは相手が会うのを承諾すれば5000円らしい。

いずれも使ったことがないのでわからない。

担当的には三ヶ月以内に出会いがない場合返金というルールがあるので手早くノルマ達成を目論んだんじゃないかとも思うんだが、ともあれいい人に会えたので感謝している。

指摘通り、めんどくさがりで筆無精で出不精です。生まれ変わったつもりでがんばります

2014-12-01

会社上司とか何人かにメッタメタのギッタギタにされて辞めた。仕事のがんばりを上手く誘導されて嵌められて立場を追い込まれた。

そいつら以外からはめちゃくちゃ慰留されて、関わらなくてもいい部署に異動させるからとまで言われたんだけどもう自分にパワーが残ってなかった。逃げるように辞めた。辞めても開放された気がしなかったけどもうあの会社に行かなくていいと思うとほっとする。

なのにもう辞めて半月立つけど全然ダメージが消えなくて、毎日おびえて暮らしてる。怯える相手はいないのに。

ルームシェアをしてて同居人が色々フォローしてくれるからまだいいけど、うまく喋れない、自分ダメ人間の気がする。何の仕事やってもダメな気がする。ネットで叩かれてる人の特徴が全部自分に当てはまる気がする。評価できないといってきたのはあいつらだけだったのに。(それも皆言わないだけで自分評価に値しなかったんじゃないかと思えてくる)仕事を辞めるようなことになった立ち回り方が悪かったと思ってしまう。自罰傾向が加速していくがそうでなければいけないような気がする。この世の中に自分にできる仕事はあるんだろうかと夜中眠れない。

いい年して何してるんだろう、ゆっくり癒すしかないのかなこの傷。病んでるのかもしれないと思うけど、認めたくない。

うまい汁吸い取られるのって辛いなー ダメージすげーなー。あいつらに合うまでに、一緒に仕事してきた人たちは皆いい人だったんだな・・・

2014-11-28

転職を現職場に伝える時期って?

どうしたらいいんだろうか

いまは書類審査面接プレゼンが済んで、第一候補者になって採用予定になってはい

しかし、事務手続き上まだ正式内定が出ていないっていう気持ち悪い状態になっている

あと半月ー1か月、最長で年明けくらい? には正式内定がでる見込み

でもそれまでの間は、変に邪魔されたくないから言わないほうが無難だと思っている

最近来年度の役職について打診があって、重めの雑用を任されることになった

俺はおそらくやめることになるのだが、いまの時点で来年度いませんとも言えず、返事だけはものすごい快諾

これ、俺が抜けた後に誰かにしわ寄せがいくんだろうな、とは思ってはいものの、離れる組織より自分処遇のほうが大事なのは当たり前だし

自分が抜けた後の迷惑を気にする人は、今の職場に恵まれているということ」らしいけど、うーん

転職を伝えた時点で悲惨職場になるかもしれんしなあ


とにかく、正式内定をもらうまではやり過ごす、ってことでおーけー?

2014-11-24

http://anond.hatelabo.jp/20141124120812

おう、自分以外にも増田卒論に悩んでる奴いた…

一応調査研究で解析までは終わってるんで、あとは緒言と考察書くだけなんだ。

ただ、論文いたこと無いし院生あんまり仲良くなくて聞けないので、どうやって書けばいいかわからなくてモニタの前で固まってる。

とりあえず、分からないなりに今は足りない文献集めながら、過去卒論や文献を見つつ見よう見まねで緒言のアウトラインを書いている。

あと半月で仕上がるのかマジで不安だが、一緒にがんばろうぜ…

2014-11-13

http://anond.hatelabo.jp/20141112231100

そのうち、一週間抜かなくても 全然平気になる・・・

というか、半月くらいガマンしないとぬけなくなる。。(T_T)

2014-10-09

ここ半月匿名ダイアリー活動結果

読みたいもののある空間を手にするためにやれることをやってみているに書いたのですけど、匿名ダイアリーにいろいろな記事が増えてほしくってここ半月ちょこちょこ活動してたのでまとめてみました(ステマ)。

みんなもたくさん匿名ダイアリーを書こう! だって私が読みたいんだ!(迫真)

貧乏はいいけど貧乏くさいのはイヤって彼女が言うから 24ブクマ

スーパーのレジ打ち女子高生のEOL 231ブクマ

「これは映画館で見たほうがいい映画」 41ブクマ

俺とシャンプーハットの話 22ブクマ

エンジニアズ=ハイ 2ブクマ

スマフォ漫画の未来というお話を読んで。 0ブクマ

目隠しの美学、京都まちあるき 2ブクマ

薄壁向こうの光のエージェント 1ブクマ

俺の高校の校長の送る言葉が結構微妙だった 1ブクマ

うすしおという生き方 69ブクマ

姉妹都市/擬人化百合で/町おこし (575) 2ブクマ

バーで声をかけてきた男をあしらう100の方法。 55ブクマ

子供がなぜ救急車の音が変わるのって聞いてきたら 2ブクマ

僕には年の離れた兄がいた。 1ブクマ

紙の本と電子本 29ブクマ

乙女って生き物はカフェとおしゃべりとマスキングテープでできてる。 6ブクマ

記憶障害をおこした彼女の話 5ブクマ

インタフェイスが堕落し、人類の堕落が始まる。 36ブクマ

あたしはアナウンサーになりたかった。 53ブクマ

2014-09-11

リラクゼーション整体と「この業界」についていろいろと私的にまとめてみた。

ども、ブクマでは散々突っ込みかましてる本業個人店経営チャレンジなう(死語)な、整体師のオバサンです。

なんだか、

乳幼児頚椎カイロ死亡事故
首ひねる独自マッサージ乳児死亡 NPO代表任意聴取朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASG9631WYG96PTIL003.html

から、

国家資格(あはき法免許)取得者による整体師やリラクゼーションのお店への批判
なぜ整体カイロ、無免許マッサージ放置されているか。 - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/716729

へと発展していったのを見て、

なんだかいろいろ考えてたことぶちまけたいなー、
と思ったので、
今までこの「リラクゼーション」と「整体」に身を置いてきた私から見た、いろいろなよしなし事を、まとめてみたいと思います

はいっても、反論とか言うんじゃなくて、自分が今まで知ってきた事見てきた事聞いてきた事感じてきた事をつらつらとまとめてみたものです。

あくまで参考に、という感じでとらえて頂けたらなぁ、と思います

いやぁ書いてるうちにめっちゃ長文になってもた。ごめんなさい。


始めに、
 私の経歴とスペックざっとまとめて見ます

長文の為、こっちにまとめました!
http://anond.hatelabo.jp/20140912223613
回り道、ありがとうございます
お騒がせしました(つД`)

次に、
 私から見たこの業界の全体像を、簡単にざっくりと説明してみます

1:整形外科

  大学に6年間通い、医学を修めた「お医者さん」です。

  身体の筋肉や骨格や関節の機能不全、いわゆる身体の器械機能故障
  つまりは、ヘルニアとか靱帯半月板の損傷、及び断裂、
  あとはすべり症とか分離症とか脊柱管狭窄症とかい
  小難しい名前の重症な傷病の時に行くのがここ。
  急性症であるぎっくり腰五十肩のなり始めのめっちゃ痛い時期なんかもこちらがお勧め

  レントゲンMRI、んでもってリハビリ(の理学療法士への指示は整形外科の先生から出ます。)
  そして手術はここでしか出来ません。

  基本保険効きます
  でも、保険が効かない時もあります

2:按摩マッサージ指圧鍼灸師など

  按摩マッサージ指圧
  鍼師、灸師、まとめて鍼灸師
   (“あんま、はり、きゅう”の頭文字を取った法律、通称「あはき法」が適用となる)
  柔道整復師(整骨院接骨院を開いてるのがこの人達です)

  主に専門学校に3年間通います
  通信制やってるところもあります
  お金は300万円くらいかかります
  実は学校自体が少なめです。
  (主に都心大都市圏に集中。もしくは視覚障害者専用の学校温泉地にあったりする)

  神経痛、リウマチ、頸腕症候群(いわゆる肩懲り)、五十肩
  腰痛症(つまり腰痛)、頚椎捻挫後遺症(むちうち)
  の治療(按摩針灸等の範囲内)が出来て、
  これらの治療に対して健康保険が使える。
  ただし、お医者さんの同意書が必要となる。

  詳しくはここ↓を参照で。
  はり・きゅう、マッサージ整骨院接骨院治療はどこまで健康保険が認められるか?
  |ダイヤモンドオンライン
  http://diamond.jp/articles/-/14026?display=b

  保険がかかる時は、けっこう回り道通り道な上に、
  かなりの治療行為制限があったりします。

  制限としてわかりやすいのが、
  「上記の6つの症状の治療しか出来ない”事」
   そして、
  「患部周辺に治療を施す事」
  例えば、整体リラクゼーションのように、
  「全身くまなく施術する事」に対して“保険適用は出来ない”という事になります
  (例えば、30分保険で治療したら、残りの時間は保険適用外の施術、という扱いになるんだそうで)

  あくまで「お医者さんの治療行為の補助」なんですね。

  そういった意味では、お医者さんみたいな治療をする人、ではなく、
  看護士理学療法士(リハビリの指導をしてくれる人)に近い立場なんじゃないのかなー?
  と考えられるんじゃね?と思うわけです。

 ━━━━━━━━━━国家資格の壁━━━━━━━━━━
      ここまでが「治療」になります

3:整体カイロプラクティック、その他民間療法代替医療

  個人が開いた学校に通って教えを受けての資格取得となりますが、
  お国の試験を経ないで資格免許取得となるので「民間資格」となります

  私は実務経験有りだったので、半年くらいで卒業できましたが、
  私の通っていた学校は「実技と知識がある一定の水準に達するまで卒業出来ない」
  方針で、
  なおかつ、「働きながら合間合間に学校に来るシステム
  を取っている為、卒業出来ない人はなかなか卒業出来なかったりしてました。

  基本50万円くらい(コースを増やすと料金もその都度お値段も上がる)払うのですが、
  それで最長二年の通学が許可されるんだけど、
  それでも卒業出来ない人もいたりしたり。

  学校によって教育内容や質、アフターケアピンキリです。

  最近流行りのアロマテラピータイ古式マッサージ
  既に社会的地位確立されているエステティック関連。
  そして悪名高い「ホメオパシー」も、実はここに入るわけです。

  「治療院」なんてのを開設してるいわゆる「民間療法」の場合もこの辺りかな?と。

4:リラクゼーション

  例えば、

  • 銭湯とかに入っている1時間6,000円くらいの手揉み屋さん。
  • スーパーデパートに入っている1時間5,000円くらいの手揉み屋さん。
  • 最近増えてきた大きい通り沿いにでっかく出来てる1時間2,890円(税別)の手揉み屋さん。
  • 有名どころだと、「て○みん」や「ら○ぃね」

  がここになります

  会社にもよりますが、
  会社、というか、企業が設けた研修所(学校の場合もあります)で、
  大体一週間から一ヶ月くらい(学校だともうちょい長いかも)の研修を経て、配下の店舗に配属。
  そのあと、店舗内研修を経て接客開始、となります

  継続的に店舗や企業で上達研修もあるところもあります
  「ら○ぃね」の研修は、めっちゃ厳しいと小耳に挟んだことがあります

  私個人として、これらは「企業資格」という言い方でいいんじゃないかなーと思ってます

  あ、あとそれと、
  リフレクソロジストリフレクソロジーhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC
  をやる人なので、混ぜ混ぜにしないでね。字面似てるけど。

で、

私はこのリラクゼーションからこの業界に入り、
「運良く」生き残る事ができて(ぶっちゃけると「しがみついた」が正解なんですが)
整体師やリフレクソロジー民間資格を得て、個人のお店を持つ事ができた。
そんな感じの流れだったわけです。

「あはき法」の、ちょっと深~い話。
ところで、上にちょこっと出てた「あはき法」。
なんで出来たか、という話を簡単に。
特に按摩師について。
ブコメで出てた「デリケートな話」をほんのちょびっと少し。

按摩というのは、昔々から中国から流れてきて、日本に定着したもので、
その主な成り手は、視覚障害者人達でした。
今でもそういう人達の事を「あんまさん」と呼んだりして、
ちょっとなんやかやとごたごたごたごた、
みたいなこともあったりします。

で、実は、太平洋戦争後、アメリカから来たGHQによって、
「按摩鍼灸非科学的だし不潔だから禁止ね!」
とされそうになったところを、
視覚障害者人達の猛抗議に遭い、

GHQ側が、
GHQ「わかった!認めるからその代わりに最低限の医学勉強は修めろよ!!」
と折れて、その和解案として、「あはき法」が制定された、という経緯があったりします。

その辺りの更に深~いお話はこの辺りを読んで下され。

あん摩マツサージ指圧師はり師きゆう師等に関する法律 - Wikipedia 冒頭文
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%82%93%E6%91%A9%E3%83%9E%E3%83%84%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%8C%87%E5%9C%A7%E5%B8%AB%E3%80%81%E3%81%AF%E3%82%8A%E5%B8%AB%E3%80%81%E3%81%8D%E3%82%86%E3%81%86%E5%B8%AB%E7%AD%89%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B

鍼灸 - Wikipedia>2 歴史>2.2 日本>2.2.2 近代
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8D%BC%E7%81%B8#.E8.BF.91.E4.BB.A3

東京ヘレン・ケラー協会|点字出版所|点字ジャーナル2007年10月
http://www.thka.jp/shupan/journal/200710.html
の中盤辺りに、
1947年GHQ連合国軍総司令部)の鍼灸按摩禁止問題に触れ、「この時の反対運動は凄まじかった。今はあはき法19条によって守られている(以上、引用)
とあります

昔々、アメリカさんに禁止されそうになった按摩鍼灸人達の中が、
時が経ち、アメリカ他欧米各国で科学的に研究され、法制化もされているカイロプラクティック人達を、

科学的じゃない!!しか危険!!!

と言って、科学的な研究の推進や、法による規定や規制や資格の制定化ではなく、「単なる排除のみ」をしようとしているという。

なんというか、歴史皮肉だなぁ、と思ってしま今日この頃です。

まあこれは、日本カイロプラクター達の性急な普及活動のせいでもあるので、
にんともかんともなんですが………。

■そんなわけで、実は、 鍼灸はともかく、按摩の技法に関しては細かく法律で規定されてるわけでは無いんですね。
というか、各流派に分かれてて、規定しようにも出来ないのが現状なんだそうです。

按摩 - Wikipedia>4 按摩の歴史
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%89%E6%91%A9#.E6.8C.89.E6.91.A9.E3.81.AE.E6.AD.B4.E5.8F.B2

吉田流あん摩|DVD|医道の日本社
http://www.idononippon.com/dvd/massage/ivd0063-7.html

ていうか、「マッサージ」の定義自体が、実にゆるゆるというね。

マッサージ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8

Wikipedia先生でさえもお手上げ状態。

一応、法律では「資格持ってない人は、マッサージって言葉使っちゃダメよ?」
となってるんですけど、
これだと普通の人は、わけわかんないけど使っちゃいますよね?マッサージって。

ほんとどうしましょうね、これ?

で、
現在、いろんな手揉み屋さんが多くなったのは、実はこの裁判が発端なのですが、

免許不要民間療法|HS無熱高周波療法
http://www4.ocn.ne.jp/~yanase3/hrk.files/900-iranai.html
免許不要民間療法判決を伝えた新聞記事
http://www4.ocn.ne.jp/~yanase3/hrk.files/901-shinbn.html
(ここでは主な部分をピックアップしてリンクしてます。深く知る為には全ページに目を通してみて下さい。)

件の裁判の被告人「この法律見ると、電気治療特に禁止されてないっすよね………?」
        「それに俺ら“職業選択の自由”っての持ってるんですよ、ね??」
裁判所     「ああー………、その通りですね。あんたの勝ち。」
厚生省     「うえっ??あーわかった、認めるよ。その代わり怪我させんなよ?」

他の人達    「そんじゃあ俺も」「じゃあ俺も」「じゃあ俺も」
厚生省     「」

こんな感じで、そこのところの「法律の穴」を突かれた結果、という訳なんです。

いや、もう、ほんと。
確かに「屁理屈」から始まったんですよね………。

しかも、次から次へ「新しい手法」が開発、導入されて、商い化され、
そして厚生省(今は厚生労働省ですね)が、その度に規制する為の通知や回答を出す。

見事なまでのいたちごっこ現在の状況、な訳なんです。

さて、
私、この業界に入って、自分の見識を広げる手段として、
いろんなお店に揉まれに行っているんですが、

その過程で、視覚障害者の有資格者の方の施術を受けた事がありまして。

あれは、当時、自宅の近所に出来たスーパー銭湯の手揉み屋でのことでした。

確か、力がめっちゃ強かった覚えがあります
上手かったかどうかは………?
私の身体には、力、強すぎたかなー?

で、その後、
同じ手揉み屋さんで受けた、とあるスタッフのおばちゃんの施術がかなり上手くて自分に合ってて気に入って、かなりの長い間、指名をさせて頂いてて、

しばらく経って、いろいろ聞いてみたら、
「この方、国家資格持ってるんですよー」という話になり、
そりゃあ上手いはずよなぁ、と納得した、そんな思い出もあります

ちなみにこの方は健常者の方でした。

ん?あれ?ちょっと待って?なんかおかしくね??

えーと、まぁ、つまりこういうことです。

手揉みのお店に、国家資格を持っている人がいる、事もある。

わけなんですね。

例えば、スーパー銭湯の手揉み屋にいるベテランさん。
あとは、大通りにあるリラクゼーションにいるベテランさん。

が、こういう人だったりする事もあります

他にも、温泉宿に泊まった時に、マッサージを頼んでみました。
そしたら、目に障害がある人で、按摩さんの資格も持ってる、ていう人が来ました。
保険?まぁ、かかんなかったねぇ。
お値段?まぁ、「観光地価格」だからねー。

なんてことを経験した事がある人もいるんじゃないでしょうか? ((まぁ温泉宿の場合は無資格の可能性も否定出来ない…げふんげふん))

この場合、「治療の補助」ではありませんので、もちろん保険は効きません。

でも、なんでこのお店にいるんですか?
というところの詳しい事情までは、そのおばちゃんには聞きませんでしたが、
いろいろとあったんだろなぁ、と考えてみたり。

上の方であたか境界があるように、段階的に説明しましたが、
実は業界内での境界はめちゃくちゃゆるいです。

国家資格を持っている人が、整体師の学校を開設したり、
国家資格を持っていて、なおかつ診療所を開いてた人が、リラクゼーションのお店に商売換えしたり、

こういうことが結構あります

ブコメにもありましたが、
整骨院(柔道整復師が開設)に整体師が勤めてる、なんていうこともあります
これはこれでまた別の問題があったりするんですが………。

それでは、
リラクゼーション整体は「どうやって事故を回避してるか?」

私がリラクゼーションのお店に入った時に、徹底的に指導されたのが、

「“マッサージ”と自称してはいけない」
事と、
「この施術は“治療である”と言ってはいけない」
事。

スタッフは皆、このようにお客さんには伝えてはいるのですが、
お客さん側はこのビミョーな状況を全く知らない&理解してもらえないもんですから、

「ああ、マッサージねー」

とまぁ気楽に答えられちゃう事多数………。
そのたびに、どう説明したらいいのか四苦八苦してました。
というか、今でも四苦八苦中という。とほほ。

そして、次に教えられるのが、

「こういう人達が来たときにはケアをお断りしないといけない」事。

例に挙げると、酔っ払った人。
妊娠中の方。
後は、心臓病の人やガンの加療中の方。
そして骨粗しょう症の方。
んでもって、ぎっくり腰になりたての人や整形外科で加療中の人

そして足つぼの場合は、水虫になっている人。
手から媒介感染してしまう恐れがありますので………。

あと、気をつけてケアをしなくちゃいけない人は、
血圧の人とヘルニア既往歴のあった人。

特にヘルニアの場合は、患部を触らないように施術していかないといけなかったりする。

ブコメにも、
「施術の前になんか書類に署名を書かされた」
とありましたが、

きっとこの書類の事ですね。

体調ご確認シートについて|一般社団法人日本リラクゼーション業協会|公式サイト
http://www.relaxation-net.jp/notes.html

この書類は、

「注意書きを全部読んで頂いて、お客様からの自己申告が無かったので、「私は施術を受ける事に問題はありません」とお客様自ら証明して下さい。」
「あと、身体に問題が起こったら(激しい痛みを感じたり、気持ち悪くなったりしたら)すぐに言って下さいね。遠慮なく言って下さいねお願いしまっす!!(念押し)」

という意味があったりします。

これはですね。

お客さんに注意書きを見せても、
ざっとしか見ないで自己申告無しで施術に入って、
施術後に「実はねぇ…」と、告白される事がたまにあり、
「いや、後から言われましても………」
という事が割とありまして。

これを防止する為の苦肉の策です。
面倒くさいですけども、ご協力下されば、と思います

そしてこれは、
お客さんが施術を受けていて、

「痛すぎる」「自分に合わない」「受け続けられない」「あかん」「やめて」

と思ったら、
途中で施術を中断するようお願いしちゃっても構わない、というわけでもあります

どうぞ遠慮なさらず言っていただければ………
といっても、心のどこかでブレーキがかかっちゃうもんなんですけどもね………。

次に整体のお話。

言ってはいけない事と施術禁忌事項は、リラクゼーションと同じでありまして、

それでも、整体は、
手揉み屋さんやリラクゼーションのお店と比べると、
文字の印象的に、「お医者さん」に近いものがあるらしく、

たーまに、かなり重い症状の方が見えられることがあります

例えば、ぎっくり腰五十肩になりたて、もしくはヘルニアの疑いのある人。
整体師の施術でも手に負えない、重い症状の方には、
整形外科へ行くよう勧める事を徹底するよう、整体学校で教えられました。

それは以前に、

「身体に支障を来たしている人が、医師治療を受ける機会を邪魔してはいけない。」

との、厚生省からのお達しがあった為です。

私も施術の前に、お客さんになるべく詳しく身体の状況を聞いて、
あ、これ不味いかも…という時には、とにかくまずはお医者さんへ、とお願いするようにしています

以上のことから、リラクゼーション整体は、
事故を起こさないように、石橋を叩きながら、注意しながら、お客さんに施術をしています
まあそれでもいろんなお客さんがいらっしゃいますので、かなりの綱渡りをしているような感覚ではありますが。

そんなわけで、「治療の機会を邪魔している」民間療法代替医療とかと一緒にされるとひじょーに困り果ててしまます

少なくとも赤ん坊の頸を変な風にいじったりしないです。
そんなの無理なのわかってるし。わかんないと仕事としてやってらんないし。

違うんや!!ワシら違うんや!!!
一緒にせんといてや!!!

ヽ(´Д`)ノ

まあ、
こんな風に、出来るだけ気をつけて事故を防いではいても、
いつかはこのお仕事できなくなる日も来るんだろうなぁ、
と、うっすらとした覚悟はしています

だって私ら、お国に認められていないんですから。
それに、真っ当な医学のお勉強も修めきっていないしね。

この、医学のお勉強、という点が問題で
国家資格を持っている人達に、危惧されてしまうのも当たり前ってもんですよ。

それでも、このお仕事が出来るうちは、
そう、「Xデー」がくるまでは、
やっていけるだけはやってこうかな、と思ってます

ちゃんと日々お勉強しながら、ね。

医者様と同レベルぐらいに解剖学対話が出来るようになるのがベスト、なんですが。
が、がんばります

その前に、お店、軌道に乗せ切らんと、なー。

以上、おしまいです。
これは私の経験と知識から来た、個人的な雑感です。
かなりの殴り書きで、あんまりまとまっておりませんが。

ほんとはね、

「なんでリラクゼーションは人気出たのか?(私の見解)」
整体リラクゼーションカイロプラクティックの(法規以外の)問題点(私視点)」
「施術者の腕の上達法と、“合う、合わない”」
エステティシャンの悲しい勘違い
癒し業界の職場は“女の戦場”」
「“癒し業界”は、実は超絶ブラックなんやで?」
「手揉み屋さん(医療界隈含む)は、お金大好きー」
「実はみんな、商売敵」
「割と事故率高いかも、○○○科」

と、これくらいネタいっぱいあるんだけど、
これ以上はさすがに更に超長文になってしまう&かなりヤバい領域に入ってしまうので、
とりあえずはここまで、ということで。

また機会があったら、よろしくです。

<

2014-07-30

艦これの演習レベリング楽しすぎる

春イベE5で嫌気がさして演習ばっかやってた。

戦艦重巡レベル底上げ

戦艦はもともと80くらいあったけど、半月で軒並み90。

1ヶ月半で重巡全員70くらいまで上がった。

重巡つかえねーと思ってたけど、レベル上げたら劣化戦艦くらいになるからかなりイケる。

ただ演習相手に戦艦が3枚以上あると勝利は厳しいけど。

重巡が強くなったら2-5も楽しくなる。

日々の演習でたまったキラでこれまたストレスフリーに月初めに攻略

減ったキラをまた演習で補充かつレベリング

楽しすぎますわ。

やっぱノーリスクってのがいいね

海域だとダメージとか疲労度とかでどうしてもストレスたまるから

ただ演習オンリーだと嫌がらせ編成にあたったときの憎しみがパナイ。

2014-07-25

あるコミックアライブ読者から見たリゼロのうざさ

Re:ゼロから始める異世界生活通称:リゼロ)というラノベがある。元は小説家になろう連載のウェブ小説なんだけど、内容はざっくりいうと「All You Need Is Kill」のファンタジー版。主人公死に戻り系という同じコンセプト。

作品自体は単に俺の好みから外れてるだけなんで思う所はとくにないんだけど、そのプロモーションは別。「しつこすぎてうざい」の一言に尽きる。

アライブ発のアニメ見てたら「書籍化不可能と言われていた~」と誇大広告CMをひたすら繰り返される。

アライブ買ったらコミカライズも始まってないのにほぼ毎月特典小説が付いてくる。

アライブ買ったらコミカライズも始まってないのに漫画雑誌なのに小説が載ってる。

もう、兎に角しつこい! アライブMF文庫Jコミカライズ雑誌というのはわかってるけど限度があるやろ!

ホンマもうええっちゅーねん! 推してるのは分かったから! メディアミックスが0な作品を別メディアでひたすら推すのはうざいだけなんや

そんなリゼロも先月からついにコミカライズが始まったので今月号のアライブからはしつこいプロモーションから解放されるのではと期待している。

まだ続くようならアライブを購読するのもうやめる。

好きな作品殆ど半月遅れでComic Walkerで読めるしな。

2014-07-01

http://anond.hatelabo.jp/20140701000627

相手が、付き合うかどうか迷ってる、脈がある証拠だと

あと半月位はその幸せ希望的観測で食いつなげ。

相手からの返事が、もうすぐ来るんだ。

2人でどこに行こうか?

夏休み?いいタイミングかな…とか。

希望を思いっきり楽しむんだ。

その半月を過ぎたら、大人しく諦めろ。

「わざと疎遠にしてるのに、気づけよ、皆まで言わせんなよ」って

相手の意思表示だと、厳粛に受け止めなさい。

そして、次に来る季節に思いを馳せなさい。

2014-06-21

http://anond.hatelabo.jp/20140619102732

半月くらいいったことがある。なんとなくわかる。

日曜に公園とか散歩に出たとき、始終声かけられまくって親しさがあふれる街だった。

だが、あそこは多民族すぎてほぼおなじ人種連続して擦違わないくらいな雰囲気だった。

声をかけて確認しあってるという雰囲気だと俺は感じた。

無視していたらなにをしている人間心配背中をむけられないという雰囲気を親切心でラッピングしたような。

2014-06-11

http://anond.hatelabo.jp/20140611164221

しかねぇよ、だからピル飲んで避妊してるし

一度中絶した時は土日潰すはめになったし、半月くらい出血あって下半身蒸れるし最悪だった

その日、行きたかった場所があってチケットもとってあったのに

旦那に頼んでヤフオクで放流してもらったかチケット代は回収できたけど、行きたかったわ

別に中絶することになんとも思ってないけど、あの面倒くささはもう二度と体験したくないわ

卵管結紮してくれよって医者に頼んでみたけどたとえ既婚者でも出産経験ないとだめなんだとさ

2014-06-06

食欲が落ちてきている

半月くらい前から

特に精神的な理由はない。むしろage

しかし前なら物足りなかったうどん玉が食べきれない。

なんなんだろうなあ。

2014-06-01

川口市ハローワーク失業保険保険じゃありません」

十年くらい前の話。

当時の自分は、人間関係がうまくいかず仕事を辞め、食い詰め者と化していた。

辞めた職場がなぜか離職票の用意とか一切してなくて、半月くらい遅れを取ったものの、ようやく失業保険受給申請へと漕ぎ着けた。

説明会があるという川口ハロワの二階集会室は超満員で、人いきれで窓が曇ってたのを覚えてる。

で、壇上に登場した若い職員がいきなり発した言葉が、上のタイトル

なんでも失業保険保険じゃないから失業したら必ず貰えるわけではないんだってさ。

え?って思ったね。

いや、言いたいことはわかるさ。制度とか支給条件とかな。

が、イヤなこと一杯あってもがんばって働いて、安い給料でも我慢して働いて、給与明細から天引きで引かれる失業保険の項目を毎月見てきた。

そして矢折れ刀尽き、職場を去らざるを得なかった敗北者が、窮して失業保険受給申請をしたら「失業保険保険じゃありません」。

わかる。

言いたいことは理解できる。

けど、もっと他に言い方はなかったのだろうか。

定職種に落ち着き平穏に暮らす今も、時々思い出す。

2014-05-26

http://anond.hatelabo.jp/20140526155355

23区内だけど駅まで15分以上かかるからバリバリ活躍してるわ。雨の日の送り迎えとか。歩いて10分のスーパー行くにも車。もちろん遊びに行くのにも終電気にせずに使える。

タクシー電話で呼んでも近くに車がいないとか言われて来てくれないから使えない。レンタカーはそもそも半月から予約してないと車がない。そんなの日常的に使えるか。

結局安い軽を買うことが正解と判断した。近場だとほとんど一通の狭い道を走るだけだからそれで十分。

2014-04-24

昨晩、十一時半過ぎまで残業が延びたが、ホテル代の申請のためには更なる非人道的な頑張りが必要らしく、仕方なくオフィスを後にした。

埼玉の自宅への終電はとうに出てしまい、帰れない。仕方なく、八ヶ月ぶりに実家に帰った。

学生時代、午前一時近くに池袋から終電が出る西武線を乗り過ごしたことはなくて、終電乗り過ごしちゃった///という台詞を言ったことは最後までなかったとどうでもいいことにあたる。男の私だが、一度くらいは言ってみたかった。

いつからか始まった駅の高架化工事はまだ終わっていないらしい。

来るたびにちょっとずつどこかが変わってる。前回は泥酔二日酔いろくろく周りを見る余裕はなかったから、さらに少し前、前々回から一年間の変化を目の当たりにしていたのだろう。

家路に着く。変わらない門戸を開けると、自分が知らない甘い香水香りがした。

今年から務め出した妹の'体質改善'だそうだ。その妹が後少しで帰ってくるというのでそれまで母と雑談する。

妹の年俸は、二年目で自分年収を超えるらしい。うわ、自分会社はやっぱりブラックだな。おどけて言うと、添削教師を務める母が、「十年以上続けてるが土曜に初めて出社することになったからあの会社も遂にブラック企業になった」と愚痴話を始めたので笑って流しながらも黒いモヤモヤを抱えずにはいられなかった。

実家だという安心感と何かしらのコンプレックスは、この家ではセットだ。それが苦しい。

その第一号にして、家を出る理由にもなった、今ボストンに赴任中の父……それを知って帰る気になったのだが……に会いに半月家開けるから、何かあったら宜しくねと楽しそうに予定を話す母に、自分はやはり何も言えない。相槌を打つしかない。

妹が帰ってきた。社会人になった妹は学生の頃よりさらにケバくなっていて正直ヒビった。お水とは無縁の業界のはずだと思っていたのだが、母は今娘は全身狩猟モードなのよと好意的目線。全く問題ないらしい。SEとして働くうち、自分の見識が遠く狭くなったのだろうか……

カビの巣と化した自宅のユニットバスに湯船を張ったのは数回しかなく、久々のお湯に、浴びるように浸かった。体を洗おうとしたが、ボディタオルは、父と母と妹の三枚しかない。石鹸も、シャンプーも。消去法で全て妹のものを借りた。

よくよく見れば至る所が"3"つのペアだった。歯ブラシタオルケット。マグカップ。いつの間にか新調されていた居間ソファセットの席の数。この家に男は今一人しかいないのだなと思った。

寝間着は、横も縦も大きい父よりも上背があまり変わらない妹の方がちょうどいい。何も言わなくても用意していただいた母の親切が心に響く。

朝、出かけに、実家に残していった本棚から軽く読めるものがないか探す。そこだけは自分が家を出た時から時間を止めていた。わざわざ持っていくまでもないと置いていったネットランナーズの表紙に2005年ネット用語と大きく書かれたポップが堪らなく懐かしい。あの時読みたいと段ボールで持ち出した単行本のいくつかは既に手放した。電子書籍化したけど、バックアップに失敗して誤って消した後それっきりの文庫もある。だが、ここにある本だけはあの日選り分けた当時のままだ。最近続編が出版された梨木香歩の家守綺譚(ハードカバーの方)と蟲師の5巻で迷った挙句、隣の父の書棚から冬目景漫画「ももんち」を抜き出して、鞄に入れっぱなしになっていたKindleWhitePaperを代わりに突っ込む。頭がどうかしていた。

電車の中で開くと、図らずも漫画の内容は家族の話だった。

2014-04-16

http://anond.hatelabo.jp/20140415132416

なんでそんなに腫れ物扱いしてるのかわかんないけど、「自分しかからない仕事」作ってるお局ポジションとかの人なのかな。

そういうことなら、その人が事故にでもあったら面倒なことになるわけだし、まずそこが問題だけどそれはさておき。

1)具体的に業務上不適切な行動の記録をきっちりとる(1週間でも半月でも)

2)面談

・なんでそういう行動取るのか問いただす。

・ごちゃごちゃ言い訳すると思うけど、

 「こういう行動を問題視してること」

 「繰り返すようであれば、相応の対処をしなければならないこと」

  を伝えて、それで改善しなきゃしかるべきところに話持ってくほかないでしょ。

男性の側に注意するとしたら、そっちも業務上不適切かどうかじゃないの。

その女性に気を使えとか言われて、使えるようになる人なら最初からこういう問題起きてないと思うし。

どっちにしても「あそこまでやったら社会人としてダメだよね」って雰囲気はできちゃってる感じなので、そんなに気を使うことないと思うよ。

そういうタイプの人って、男女問わず同じこと繰り返すので、穏便にお辞めいただく方向に考えた方がいいと思う。

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